JP2001288428A - 裾上げテープ - Google Patents

裾上げテープ

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JP2001288428A
JP2001288428A JP2000104449A JP2000104449A JP2001288428A JP 2001288428 A JP2001288428 A JP 2001288428A JP 2000104449 A JP2000104449 A JP 2000104449A JP 2000104449 A JP2000104449 A JP 2000104449A JP 2001288428 A JP2001288428 A JP 2001288428A
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JP
Japan
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tape
hemming
main body
coating layer
hot
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JP2000104449A
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English (en)
Inventor
Katsuji Nakatani
勝司 中谷
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Captain Kk
Original Assignee
Captain Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラックスやスカート等の外衣類に対して強
固に接着させることができるようにした裾上げテープを
提供することである。 【解決手段】 トリコット編みの編組織から成るテープ
本体1の片面コート層2を設け、そのコート層2の表面
全体に低融点のホットメルト型接着剤層3を設ける。テ
ープ本体1をアイロン掛けし、溶融する接着剤によりテ
ープ本体1を外衣類の裾部の折り返し片と本体部に跨が
るよう接着して折り返し片の端を止める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スラックス、ス
カート等の外衣類の裾を止める裾上げテープに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】スラックスやスカートの丈の寸法直しの
ため、裾を折り返し、その折り返し片の端を裾上げテー
プで止めることは普通に行なわれている。
【0003】上記裾上げテープとして、編物から成るテ
ープ本体の片面側両側部に、そのテープ本体より融点の
低い複数の合成繊維から成る熱溶融糸を編み込んだもの
が知られている。
【0004】上記裾上げテープにおいては、テープ本体
が裾の折り返し片と本体部とに跨がるようにして重ね合
わせ、その表面からアイロン掛けすることにより、熱溶
融糸が溶融して、折り返し片と本体部とに跨がる状態で
裾上げテープが接着されるため、裾の折り返し片を簡単
に止めることができるという特徴を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記裾上げ
テープにおいては、テープ本体の片面側両側部に複数の
熱溶融糸を設けた構成であるため、テープ本体の接着時
には、熱溶融糸が編み込まれた両側部のみが接着される
のみであって、テープ本体の幅方向中央部は遊離状態に
あり、接着の信頼性が低く、外衣類の着脱の際や洗濯の
際にテープ本体が剥れるおそれがある。
【0006】この発明の課題は、外衣類に対して強固に
接着させることができるようにした裾上げテープを提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、テープ本体の片面全体にコ
ート層を設け、そのコート層の表面全体にテープ本体お
よびコート層より融点の低いホットメルト型接着剤層を
設けた構成を採用している。
【0008】ここで、テープ本体は、厚みのある腰の強
いものであると、外衣類の柔軟性が阻害されるため、繊
維糸をトリコット編みした薄手の柔軟性を有するものを
用いるのが好ましい。前記繊維糸として、ナイロン、ポ
リエステル、ポリウレタン等を挙げることができる。こ
のような繊維糸は単独で使用してもよく、2種類の糸を
交編みしてもよい。
【0009】前記コート層として、ポリウレタン樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹
脂等の非ホットメルト樹脂を使用することができる。
【0010】テープ本体に塗布するホットメルト型接着
剤は、アイロンの熱によって溶融する融点の低いものを
用いるようにする。そのような接着剤として、ポリアミ
ド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオ
レフィン樹脂を挙げることができる。
【0011】上記の構成から成る裾上げテープは従来の
裾上げテープと同様に、裾上げされた折り返し片の端部
と本体部とに跨がるようにして重ね合わせたのち、その
表面からアイロン掛けを行なう。この場合、裾上げテー
プは、接着剤層が外衣類と対向するように重ね合わせて
アイロン掛けを行ない、熱溶融する接着剤により裾上げ
テープを接着させて、折り返し片の端を固定する。
【0012】裾上げテープに設けられた接着剤はテープ
本体の片面全体に設けられているため、裾上げテープは
片面の全体が外衣類に接着されることになり、裾上げテ
ープをきわめて強固に接着させることができる。
【0013】上記のような裾上げテープの接着時、テー
プ本体とホットメルト型接着剤層との間にはコート層が
設けられているため、溶融したホットメルト系接着剤が
テープ本体の表面側に浸潤して、アイロンの加熱面に接
着するのを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1(I)、(II)に示すよう
に、テープ本体1は、繊維糸から成るトリコット編みの
編組織とされて、厚みが薄く、柔軟性を有している。
【0015】繊維糸として、ナイロン繊維糸、ポリエス
テル繊維糸、ポリウレタン繊維糸等を採用することがで
きる。この繊維糸は、単独で用いるようにしてもよく、
2種類の繊維糸を交編みするようにしてもよい。
【0016】テープ本体1の片面には、全体にわたって
合成樹脂から成るコート層2が設けられ、そのコート層
2の表面にホットメルト型の接着剤層3が設けられてい
る。コート層2として、ポリウレタン樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂等の非ホ
ットメルト樹脂が使用されている。接着剤はテープ本体
1を形成する繊維糸およびコート層2より融点が低く、
アイロンの熱によって溶融するホットメルト型の接着剤
が用いられている。そのようなホットメルト型接着剤と
して、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、ポリオレフィン樹脂を挙げることができ、テー
プ本体1を形成する繊維糸およびコート層2の融点に応
じて適宜に選択して使用する。
【0017】実施の形態で示す裾上げテープは上記の構
成から成り、スラックスやスカート等の外衣類の裾上げ
に際しては、図2に示すように、外衣類10の裾部を折
り返して丈の調整を行ない、その折り返し片11の端部
と本体部12とに跨がるようにして裾上げテープTを重
ね合わせる。
【0018】このとき、裾上げテープTの接着剤層3が
折り返し片11および本体部12と対向するように裾上
げテープTを重ね合わせ、その表面からアイロン掛けを
行なうようにする。
【0019】上記裾上げテープTをアイロン掛けを行な
うと、接着剤層3が溶融して折り返し片11および本体
部12に接着し、前記折り返し片11の端を止めること
ができる。
【0020】ここで、裾上げテープTに設けられた接着
剤層3はテープ本体1の片面全体に設けられているた
め、テープ本体1は全体が外衣類に接着することにな
る。このため、裾上げテープTの接着はきわめて強固で
あり、外衣類の着脱の際や洗濯の際に剥れるというおそ
れは全く無く、折り返し片11の端を長期にわたって保
持することができる。
【0021】上記のような裾上げテープTの接着におい
て、テープ本体1とホットメルト型接着剤層3との間に
はコート層2が設けられているため、溶融したホットメ
ルト型接着剤がテープ本体1の表面側に浸潤してアイロ
ンの加熱面に接着するのを防止することができる。
【0022】また、裾上げテープTの接着において、そ
の接着部位がミシン掛けされてミシン糸が外衣類の表裏
に刺通されていると、溶融した接着剤はミシン糸が刺通
する糸孔に侵入して、その糸孔を塞ぐことになる。この
ため、外部から糸孔を通って内部に水が侵入するのを防
止することができ、ウェットスーツのような防水性を有
する外衣類の縫製部の簡易防水処理用としても用いるこ
とができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、テ
ープ本体の片面にコート層を設け、そのコート層の表面
全体にホットメルト型接着剤層を設けたことにより、ア
イロン掛けを行なう簡単な作業によって接着状態を保持
することができ、裾上げによって折り返された折り返し
片の端をきわめて簡単に止めることができる。
【0024】また、接着剤はテープ本体の片面に設けら
れたコート層の表面全体に形成されているため、裾上げ
テープは片面の全体が外衣類に接着されることになり、
裾上げテープをきわめて強固に接着させることができ、
剥離が生じる等の不都合の発生はきわめて少なく、折り
返し片の端を長期にわたって保持することができる。
【0025】さらに、テープ本体とホットメルト型接着
剤層との間にコート層を設けたことにより、溶融した接
着剤がテープ本体の表面に浸潤してアイロンの加熱面に
接着するのを防止することができ、裾上げテープの加
熱、接着作業をスムーズに行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る裾上げテープの一部切欠斜視図
【図2】図1に示す裾上げテープの使用状態を示す断面
【符号の説明】
1 テープ本体 2 コート層 3 接着剤層
フロントページの続き Fターム(参考) 3B035 AA06 AB15 AC10 AD04 4F100 AK01B AK07B AK41A AK41B AK41G AK48A AK48B AK48G AK51A AK51B AK51G BA03 BA07 BA10A BA10C CB03C DG07A DG13A GB72 JA04C JL11 4J004 AA07 AA14 AA15 AA16 AB03 CA06 CB01 CC02 CC03 CD05 CD06 FA08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ本体の片面全体に合成樹脂から成
    るコート層を設け、そのコート層の表面全体に前記テー
    プ本体およびコート層より融点の低いホットメルト型接
    着剤層を設けた裾上げテープ。
  2. 【請求項2】 前記テープ本体がトリコット編みの編組
    織から成る請求項1に記載の裾上げテープ。
JP2000104449A 2000-04-06 2000-04-06 裾上げテープ Pending JP2001288428A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003200544A (ja) * 2001-10-30 2003-07-15 Pilot Ink Co Ltd 熱圧着型水変色性シート材及びそれを用いた水変色性加工体

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JPS4837011U (ja) * 1971-09-01 1973-05-04
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