JP2001288310A - 導電性樹脂組成物及びその成形品 - Google Patents

導電性樹脂組成物及びその成形品

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JP2001288310A JP2000105354A JP2000105354A JP2001288310A JP 2001288310 A JP2001288310 A JP 2001288310A JP 2000105354 A JP2000105354 A JP 2000105354A JP 2000105354 A JP2000105354 A JP 2000105354A JP 2001288310 A JP2001288310 A JP 2001288310A
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conductive
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Junichi Yoshioka
淳一 吉岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械物性、流動性のバランスのとれた導電性
樹脂成形品を得ること。 【解決手段】導電材料と結晶化度が40%以下であるポ
リエチレンを含有する導電性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性樹脂組成物
及びその成形品に関する。更に詳しくは、引っぱり破断
点伸び、アイゾット衝撃強度、メルトフロ−レ−トが良
好な成形品を提供し得る導電性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】導電材料として特にカーボンブラックを
配合した導電性ポリプロピレン樹脂組成物は、安価であ
る点、成形性が良好である点、軽量である点、耐候性、
耐薬品性、耐食性が良好な点からICトレイ、マガジン
レール等、電子部品の静電破壊対策用としての輸送及び
保管用容器として広く用いられてきた。
【0003】しかしながら、ポリプロピレン樹脂は本来
絶縁性樹脂であるため、これに導電性、例えばカーボン
ブラックの場合、その比表面積にもよるが、概ね10〜
30重量%程度配合しないと静電破壊防止用として必要
とされる108 Ω・cm以下の導電性は得られないこと
が経験的にわかっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、導電性樹脂の
配合によりポリプロピレン樹脂の各種機械特性は大幅に
変化する。引張強度、曲げ強度、加熱変形温度はポリプ
ロピレン樹脂のみに比較し一般的に高くなるが、引張破
断点伸び、アイゾット衝撃強度、メルトフローレートは
低くなる。この現象は導電性向上のために導電材料の配
合量が多くなればなるほど上記3特性は低下するという
問題があった。
【0005】これらの欠点を補うため、従来からエチレ
ンプロピレンジエンゴム(EPDM)等のゴム成分を添
加し、引張破断点伸び、アイゾット衝撃強度を向上させ
つつ、ポリプロピレン樹脂をハイフロー化することで対
処してきた。しかしながらEPDMもしくはEPDM含
有サ−モエラスチックポリオレフィン(TPO)は高価
であり、また成形品の耐熱老化性が低下してしまうため
必ずしも満足できる方策とはなっていなかった。
【0006】この理由としてEPDM含有エラストマー
は、そのゴム弾性よりポリプロピレン/カーボンブラッ
ク配合系に対しての柔軟性付与効果は顕著であり、ポリ
プロピレン樹脂に対する均一な相溶効果も得られるが、
柔軟性を向上させるためEPDMの配合量を増加させる
と、流動性がそれに比例して悪化するという欠点があっ
た。
【0007】これらの特性を考慮すると、柔軟性と流動
性はある程度バランスさせながら配合処方を決定する必
要があり、優れた柔軟性と高い流動性を同時に得ること
には無理があった。
【0008】上記事実はポリプロピレン樹脂以外の場合
であっても当てはまることであり、例えばABS/カー
ボンブラック配合系の場合であっても、その柔軟性を向
上させるためブタジエンゴムの配合量を増加させると、
流動性が悪くなることから、架橋ゴム弾性体を柔軟性成
分として使用する以上、柔軟性と流動性の両立は困難と
考えられる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
カーボンブラック、カーボンファイバー、グラファイ
ト、金属繊維、金属粉、金属フレ−クから選ばれる導電
材料の少なくとも1種類以上と、結晶化度が40%以下
であるポリエチレンを含有することを特徴とする導電性
樹脂組成物である。
【0010】第2の発明は、ポリプロピレン樹脂と、カ
ーボンブラック、カーボンファイバー、グラファイト、
金属繊維、金属粉、金属フレ−クから選ばれる導電材料
の少なくとも1種類以上と、結晶化度が40%以下であ
るポリエチレンを含有することを特徴とする導電性樹脂
組成物である。
【0011】第3の発明は、結晶化度が40%以下であ
るポリエチレンが5〜30重量%含有されていることを
特徴とする第1又は第2の発明に記載の導電性樹脂組成
物である。
【0012】第4の発明は、結晶化度が40%以下であ
るポリエチレンがメタロセン系触媒により重合された直
鎖状低密度ポリエチレンであることを特徴とする第1乃
至第3の発明いずれか記載の導電性樹脂組成物である。
【0013】第5の発明は、第1乃至第4の発明いずれ
か記載の導電性樹脂組成物を用いてなる成形品である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明で用いられるポリプロピレ
ン樹脂としてはホモポリプロピレン、ブロックポリプロ
ピレン、ランダムポリプロピレン等が挙げられる。尚、
本発明における「ポリプロピレン樹脂」とは、JIS
K7210に準拠してMFR測定ができるものをいい、
JIS K7210に準拠してMFR測定ができない
「ポリプロピレンワックス」は除く。
【0015】本発明で用いられる導電材料としてはカ−
ボンブラック、導電性カ−ボンブラック、カ−ボンファ
イバ−、グラファイト、鉄、銅、黄銅、亜鉛、鉛、チタ
ン、アルミニウム、ステンレス、タングステン及びこれ
らの合金等の金属繊維や金属粉及び金属フレ−ク等が挙
げられ、これらは単独で用いても良いし、また2種以上
組み合わせてもよい。特に導電性カ−ボンブラックは少
量の添加で効果が得られるため好ましい。
【0016】カーボンファイバーや金属繊維のような繊
維状導電材料は、少ない添加量で優れた導電性を発揮出
来る材料であるが、過剰な剪断力を加えて繊維の切断を
進行させると結果として導電性が低下してしまうので、
ポリプロピレン樹脂等との混練時は特に注意が必要であ
る。
【0017】本発明で用いられるポリエチレンは、その
結晶化度が40%以下の低結晶化度でかつ良流動性であ
ることが必要である。また、成形性の点から結晶化度が
15%以上であることが好ましく、ワックスは好ましく
ない。
【0018】尚、本発明でいう結晶化度とは、結晶領域
の密度と無定形領域の密度とから密度の加成性を仮定し
て求める密度法を用いて得られたものである。
【0019】なかでも直鎖状低密度ポリエチレン、特に
メタロセン系触媒により重合された直鎖状低密度ポリエ
チレン(以下、メタロセンLLDPEと記す)は分子量
分布を狭く制御出来るので、低結晶化に伴うベトツキ
性、融点の必要以上の低下、成形時の発煙が抑えられ、
エラストマ−的性能を具備しており好ましい。
【0020】メタロセン系触媒とは、例えばチタン、ジ
ルコニウム、ニッケル、パラジウム、ハフニウム、ニオ
ブ、プラチナ等の四価の遷移金属に、シクロペンタジエ
ニル骨格を有するりリガンドが少なくとも1つ以上配位
する触媒の総称である。
【0021】シクロペンタジエニル骨格を有するリガン
ドとしては、シクロペンタジエニル基、メチルシクロペ
ンタジエニル基、エチルシクロペンタジエニル基、n-若
しくはi-プロピルシクロペンタジエニル基、n-、i-、se
c-、tert- ブチルシクロペンタジエニル基、ヘキシルシ
クロペンタジエニル基、オクチルシクロペンタジエニル
基等のアルキル一置換シクロペンタジエニル基、ジメチ
ルシクロペンタジエニル基、メチルエチルシクロペンタ
ジエニル基、メチルプロピルシクロペンタジエニル基、
メチルブチルシクロペンタジエニル基、メチルヘキシル
シクロペンタジエニル基、エチルブチルシクロペンタジ
エニル基、エチルヘキシルシクロペンタジエニル基等の
アルキル二置換シクロペンタジエニル基、トリメチルシ
クロペンタジエニル基、テトラメチルシクロペンタジエ
ニル基、ペンタメチルシクロペンタジエニル基等のアル
キル多置換シクロペンタジエニル基、メチルシクロヘキ
シルシクロペンタジエニル基等のシクロ置換キルシクロ
ペンタジエニル基、インデニル基、4,5,6,7-テトラヒド
ロインデニル基、フルオレニル基等が挙げられる。
【0022】シクロペンタジエニル骨格を有するリガン
ド以外のリガンドとしては、例えば、塩素、臭素等の一
価のアニオンリガンド、二価のアニオンキレートリガン
ド、炭化水素基、アルコキシド、アミド、アリールアミ
ド、アリールオキシド、ホスフィド、アリールホスフィ
ド、シリル基、置換シリル基等が挙げられる。上記炭化
水素基としては、炭素数1〜12程度のものが挙げら
れ、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、イソブチル基、アミル基、イソアミル基、ヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、セ
シル基、2−エチルヘキシル基等のアルキル基、シクロ
へキシル基、シクロペンチル基等のシクロアルキル基、
フェニル基、トリル基等のアリール基、ベンジル基、ネ
オフィル基等のアラルキル基、ノニルフェニル基等が挙
げられる。
【0023】シクロペンタジエニル骨格を有するリガン
ドが配位したメタロセン化合物としては、シクロペンタ
ジエニルチタニウムトリス(ジメチルアミド)、メチル
シクロペンタジエニルチタニウムトリス(ジメチルアミ
ド)、ビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジクロ
リド、ジメチルシリルテトラメチルシクロペンタジエニ
ル-tert-ブチルアミドジルコニウムジクロリド、ジメチ
ルシリルテトラメチルシクロペンタジエニル-p-n- ブチ
ルフェニルアミドジルコニウムジクロリド、メチルフェ
ニルシリルテトラメチルシクロペンタジエニル-tert-ブ
チルアミドハフニウムジクロリド、ジメチルシリルテト
ラメチルシクロペンタジエニル-tert-ブチルアミドハフ
ニウジクロリド、インデニルチタニウムトリス(ジメチ
ルアミド)、インデニルチタニウムトリス(ジエチルア
ミド)、インデニルチタニウムビス(ジ-n- ブチルアミ
ド)インデニルチタニウムビス(ジ-n- プロピルアミ
ド)等が挙げられる。
【0024】これらの重合は、上記した四価の遷移金属
を含むメタロセン系触媒の他に、共触媒として、例え
ば、メチルアルミノキサンや硼素化合物等を加えた触媒
系で行うことができる。この場合、メタロセン系触媒に
対するこれらの触媒の割合は、1〜100万mol倍で
あることが好ましい。
【0025】メタロセンLLDPEが非架橋樹脂である
にも係わらず、その柔軟性が優れている理由は、結晶部
分同志を結合するポリマー鎖(タイ分子)の存在がある
ためと考えられる。架橋ゴム弾性体は常温・成形時を問
わずポリマー分子間にて3次元網目構造であるため、柔
軟性は向上するものの流動性に関しては悪化させる原因
となっているが、メタロセンLLDPEの場合、成形温
度では通常のポリエチレン同様、ポリマー鎖は自由に運
動出来る状態にあるため、結果として流動性を悪化させ
ないことが大きな差となっている。しかしながら常温付
近では結晶成長と同時にポリマー結晶同志を結合させう
るタイ分子が生成するため、結果として擬似的な架橋構
造を有したプラスチックを形成し、ゴム弾性が向上する
ため柔軟性が得られるものと考えられる。
【0026】導電性樹脂組成物におけるポリエチレンの
配合量は5〜30%が好ましい。配合量が5%未満であ
ると、ポリエチレンが組成物に付与すべき柔軟性である
アイゾット衝撃値、引張破断点伸びが無添加のものと殆
ど変わりなく、配合効果が期待出来ない。また配合量が
30%を越えると、加熱変形温度、ビカット軟化点の低
下が激しく、ポリプロピレン樹脂成形品が本来有する軽
量性、剛性、耐熱性等の特性を悪化させるおそれがある
ため好ましくない。
【0027】本発明の導電性樹脂組成物は、上記ポリエ
チレンと導電材料、又はポリエチレンと導電材料とポリ
プロピレン樹脂とを、例えば加圧ニーダー、バンバリー
ミキサー等のバッチ式混練機や単軸及び2軸押出機、F
CM、コニーダー等の連続式混練機を用いて混練した
後、球状、円柱状等のペレット化することによって製造
される。
【0028】本発明の導電性樹脂組成物は、そのままの
組成で成形品に供し得るコンパウンド方式でも、導電材
料を高濃度に混練し、成形時にナチュラルレジンと希釈
するマスターバッチ方式で得られるものであってもよ
い。ナチュラルレジンとしては、マスターバッチに用い
られたポリプロピレン樹脂と同一である必要性はない
が、相溶性のあるポリプロピレン樹脂が好ましい。
【0029】マスターバッチ方式の場合には、ポリプロ
ピレン樹脂を用いずに、結晶化度が40%以下のポリエ
チレンのみを樹脂成分として用いてマスターバッチを得
ることが出来る。特にメタロセンLLDPEのみを用い
ると、導電材料の分散が容易になり好ましい。
【0030】本発明の成形品は、導電性組成物がコンパ
ウンド方式・マスターバッチ方式のいずれかを問わず、
一般的な熱可塑性プラスチック成形方法、例えば射出成
形、異形押出成形、Tダイ押出成形、コンプレッション
成形等によって得られる。成形品としては、電子部品の
静電気による静電破壊を防止するための容器等が挙げら
れ、その体積固有抵抗値が108 Ω・cm以下であると
実用的であり好ましい。
【0031】また、本発明の導電性樹脂組成物及びその
成形品は、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応
じて酸化防止剤、熱安定剤、滑剤等のプラスチック用添
加剤を配合することができる。
【0032】
【実施例】本発明について、実施例に基づいて更に詳細
に説明する。 (実施例1)平均粒子径=35mμの導電性カーボンブ
ラック(電気化学工業社デンカブラックビーズ)24重
量%、メルトフローレート45g/10min.のブロ
ックポリプロピレン(グランドポリマー社 グランドポ
リプロJ708)70.8重量%、メルトフローレート
60g/10min.、結晶化度22%のメタロセンL
LDPE(日本ポリケム社 カーネルKJ740)5重
量%、酸化防止剤(チバ・スペシャリチィケミカル社
イルガノックスB225)0.2重量%をBR型バンバ
リーミキサーにて混練後、口径30mmの単軸押出機に
てペレット化し、導電性樹脂組成物を得た。このペレッ
トのメルトフローレートを測定した。また、このペレッ
トを射出成形し、引張試験片、曲げ試験片、加熱変形温
度(HDT)試験片、アイゾット試験片(いずれもAS
TM準拠)を作成し、ASTM規格に基づいて評価試験
を行った。結果を表1に示した。
【0033】(実施例2)実施例1と同じ導電性カーボ
ンブラック24重量%、実施例1と同じブロックポリプ
ロピレン60.8重量%とメタロセンLLDPE15重
量%、実施例1と同じ酸化防止剤0.2重量%を配合し
た。他の所作は実施例1と同様である。
【0034】(実施例3)実施例1と同じ導電性カーボ
ンブラック24重量%、実施例1と同じブロックポリプ
ロピレン50.8重量%とメタロセンLLDPE25重
量%、実施例1と同じ酸化防止剤0.2重量%を配合し
た。他の所作は実施例1と同様である。
【0035】(実施例4)実施例1と同じ導電性カーボ
ンブラック24重量%、実施例1と同じブロックポリプ
ロピレン40.8重量%とメタロセンLLDPE35重
量%、実施例1と同じ酸化防止剤0.2重量%を配合し
た。他の所作は実施例1と同様である。
【0036】(比較例1)実施例1と同じ導電性カーボ
ンブラック24重量%、実施例1と同じブロックポリプ
ロピレン55.8重量%、メルトフローレート2.1g
/10min.、結晶化度53%のフィルム用LLDP
E(三井化学社 ウルトゼックス3021F)20重量
%、実施例1と同じ酸化防止剤0.2重量%を配合し
た。他の所作は実施例1と同様である。
【0037】(比較例2)実施例1と同じ導電性カーボ
ンブラック24重量%、実施例1と同じブロックポリプ
ロピレン55.8重量%、メルトフローレート25g/
10min.のEPDM含有PPエラストマー(三井化
学社 ミラストマ−M3800N)20重量%、実施例
1と同じ酸化防止剤0.2重量%を配合した。他の所作
は実施例1と同様である。
【0038】(比較例3)実施例1と同じ導電性カーボ
ンブラック24重量%、メルトフローレート30g/1
0min.のランダムポリプロピレン(日本ポリオレフ
ィン社 PM940M)75.8重量%、実施例1と同
じ酸化防止剤0.2重量%を配合した。他の所作は実施
例1と同様である。
【0039】(比較例4)実施例1と同じ導電性カーボ
ンブラック24重量%、実施例1と同じブロックポリプ
ロピレン75.8重量%、実施例1と同じ酸化防止剤
0.2重量%を配合した。他の所作は実施例1と同様で
ある。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明の導電性樹脂組成物を用いること
により、ポリプロピレン樹脂に導電性を付与させるため
に起こりうる弊害である、引張破断点伸び、アイゾット
衝撃強度、メルトフローレートの低下を抑制することに
より、樹脂流動性と機械物性のバランスのとれた成形品
を廉価で提供することが可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 7/02 C08K 7/02 C08L 23/10 C08L 23/10 H01B 1/22 H01B 1/22 Z 1/24 1/24 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーボンブラック、カーボンファイバ
    ー、グラファイト、金属繊維、金属粉、金属フレ−クか
    ら選ばれる導電材料の少なくとも1種類以上と、結晶化
    度が40%以下であるポリエチレンを含有することを特
    徴とする導電性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 ポリプロピレン樹脂と、カーボンブラッ
    ク、カーボンファイバー、グラファイト、金属繊維、金
    属粉、金属フレ−クから選ばれる導電材料の少なくとも
    1種類以上と、結晶化度が40%以下であるポリエチレ
    ンを含有することを特徴とする導電性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 結晶化度が40%以下であるポリエチレ
    ンが5〜30重量%含有されていることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の導電性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 結晶化度が40%以下であるポリエチレ
    ンがメタロセン系触媒により重合された直鎖状低密度ポ
    リエチレンであることを特徴とする請求項1乃至3いず
    れか記載の導電性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4いずれか記載の導電性樹
    脂組成物を用いてなる成形品。
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