JP2001286898A - 有機質汚泥の脱水方法 - Google Patents
有機質汚泥の脱水方法Info
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Abstract
汚泥を脱水する場合、高分子凝集剤を添加することによ
り生成した汚泥凝集物の良好な濾水性とプレス後の良好
な濾布よりの剥離性の得られる脱水法を提供する。 【解決手段】 有機質汚泥に対し、カチオン性重縮合物
及び/またはジアリルアミン系(共)重合体を添加、混
合後、塩水溶液中でイオン性高分子分散剤を共存下させ
る分散重合法により製造した高分子分散液からなるアニ
オン性水溶性高分子を添加、混合し、脱水機で脱水する
ことにより達成できる。
Description
法に関するものであり、詳しくは特定のカチオン性物質
とアニオン性高分子を組み合わせることにより、従来、
添加した凝集剤が汚泥中に分散しにくく、その結果、処
理状態が不良であった有機質汚泥を脱水する際、効率良
く脱水することが可能な有機質汚泥の脱水方法に関す
る。
ルタ−プレスにより脱水する際、良好な剥離性を得るた
めにカチオン当量の高く、比較的分子量の低い、すなわ
ち数十万から300万程度の高分子凝集剤が使用されて
いた。しかし、高濃度汚泥の場合、すなわち全SS濃度
として2.0重量%以上であると、汚泥中に添加した凝
集剤が拡散し難く、その結果、凝集状態が不完全になり
固液分離の不良や、濾布からの剥離の悪化がみられ、汚
泥脱水処理プロセスの効率を低下させてしまうことがし
ばしばであった。
分子量を低下させた処方が開示されている。たとえば特
願平11−47800号公報は、無機凝集剤と縮合系ポ
リアミンを使用し、カチオン物質の溶液粘度を低下さ
せ、公知のカチオン性、ノニオン性またはアニオン性高
分子凝集剤、あるいはこれらの混合物と組み合わせ使用
している。しかし、この場合、カチオン物質の分子量が
低すぎ処理効率は必ずしも向上しないと推定される。ま
た、高分子量カチオン性または両性凝集剤と低分子量ア
ニオン性凝集剤を組み合わせた処方も開示されているが
(特願平10−249399号公報)、アニオン性凝集
剤の分子量が低く十分な処理が行えない。すなわちこれ
らは、分散性を向上させるため分子量を下げたが、結果
的には効果不足となったものである。
ュ−プレスあるいはフィルタ−プレスで汚泥を脱水する
場合、高分子凝集剤を添加することにより生成した汚泥
凝集物の良好な濾水性とプレス後の良好な濾布よりの剥
離性が求められる。本発明の目的は、上記の課題を解決
するため、汚泥中への分散性が良好でしかも、上記脱水
機により脱水する場合、適した凝集状態を実現するため
の処方を開発することにある。
解決するため鋭意検討した結果、特定のカチオン性物質
と特定の形態を有するアニオン性水溶性高分子とを組み
合わせることにより、ベルトプレス、スクリュ−プレス
あるいはフィルタ−プレスで汚泥を脱水する場合、良好
な濾水性と濾布剥離性を有する凝集状態を実現できるこ
とがわかり本発明に到達した。すなわち、本発明の請求
項1の発明は、有機質汚泥に対し、カチオン性重縮合物
及び/またはジアリルアミン系(共)重合体を添加、混
合後、塩水溶液中でイオン性高分子分散剤を共存下させ
る分散重合法により製造した高分子分散液からなるアニ
オン性水溶性高分子を添加、混合し、脱水機により脱水
することを特徴とする有機質汚泥の脱水方法に関する。
アニオン性水溶性高分子を構成する単量体が、(メタ)
アクリル酸5〜100モル%、アクリルアミド0〜95
モル%からなることを特徴とする請求項1に記載の有機
質汚泥の脱水方法である。
がカチオン性であることを特徴とする請求項1あるいは
請求項2に記載の有機質汚泥の脱水方法である。
がアニオン性であることを特徴とする請求項1〜3のい
ずれかに記載の有機質汚泥の脱水方法である。
のイオン当量が1.5〜15meq/gであることを特
徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の有機質汚泥の
脱水方法である。
アニオン性水溶性高分子の分子量が100万以上、20
00万以下であることを特徴とする請求項1〜5に記載
の有機質汚泥の脱水方法である。
(共)重合体を構成する単量体が、ジアリルジメチルア
ンモニウム塩化物20〜100モル%、アクリルアミド
0〜80モル%からなることを特徴とする請求項1〜6
のいずれかに記載の有機質汚泥の脱水方法である。
(共)重合体の分子量が1万以上、500万以下である
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の有機
質汚泥の脱水方法である。
が、メチル、エチルあるいはベンジルのうち二つのアル
キル基を有するジアルキルアミン/エピクロロヒドリン
/ポリエチレンポリアミンあるいはアンモニア重縮合物
であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載
の有機質汚泥の脱水方法である。
濃度が、1.5〜7.0重量%であることを特徴とする
請求項1〜9のいずれかに記載の有機質汚泥の脱水方法
である。
ス、スクリュ−プレスあるいはフィルタ−プレスである
ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の有
機質汚泥の脱水方法である。
り製造された高分子分散液からなるアニオン性水溶性高
分子は、(メタ)アクリル酸を含有する水溶性単量体
を、塩水溶液中で該塩水溶液に可溶なイオン性高分子か
らなる分散剤共存下で分散重合法により製造された高分
子分散液である。使用するアニオン性単量体としては、
メタクリル酸、アクリル酸あるいはイタコン酸などであ
る。さらにこの高分子分散液からなるアニオン性水溶性
高分子は、他の非イオン性の単量体との共重合体でも良
い。例えば(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル
アクリルアミド、酢酸ビニル、アクリロニトリル、アク
リル酸メチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、ジアセトンアクリルアミド、N−ビニルピロリド
ン、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド
などがあげられ、これらアニオン性単量体あるいは非イ
オン性単量体のうちから一種または二種以上と組み合わ
せ共重合が可能である。最も好ましい組み合わせとして
は、アクリル酸とアクリルアミドである。これらアニオ
ン性単量体が(共)重合体中でしめる割合は5〜100
モル%であり、好ましくは10〜100モル%である。
は、100万〜2000万であり、好ましくは、500
万〜2000万である。100万以下では凝集力が不足
し歩留率が低下し、2000万以上では、フロックが巨
大化して脱水性が返って悪化する。また、溶液粘度も高
くなり過ぎ分散性も悪くなるほか、水溶液の取り扱いも
悪くなる。
ニオン性水溶性高分子を製造する際、分散剤としてはア
ニオン性、カチオン性のいずれの高分子でも使用するこ
とができる。アニオン性高分子としては、アニオン性単
量体の単独重合体あるいアニオン性単量体と非イオン性
単量体との共重合体が使用可能である。非イオン性単量
体の例としては、アクリルアミド、N−ビニルホルムア
ミド、、N−ビニルアセトアミド、N−ビニルピロリド
ン、N、N−ジメチルアクリルアミド、アクリロニトリ
ル、ジアセトンアクリルアミド、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレ−トのなどである。アニオン性単量体
は、アクリルアミド2−メチルプロパンスルホン酸、ス
チレンスルホン酸、(メタ)アクリル酸などであるが、
最も好ましい組み合わせは、アクリルアミド2−メチル
プロパンスルホン酸(塩)とメタクリル酸(塩)との共
重合体である。また、カチオン性高分子としては、(メ
タ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム
塩化物、ジメチルジアリルアンモニウム塩化物、(メ
タ)アクリロイルアミノプロピルトリメチルアンモニウ
ム塩化物などの単独重合体、これらカチオン性単量体と
上記非イオン性単量体との共重合体である。好ましく使
用されるのは、アクリロイルオキシエチルトリメチルア
ンモニウム塩化物の単独重合体である。
やカリウムのようなアルカリ金属イオンやアンモニウム
イオンとハロゲン化物イオン、硫酸イオン、硝酸イオ
ン、リン酸イオンなどとの塩であるが、多価陰イオンと
の塩がより好ましい。塩類溶液の濃度としては、5重量
%以上、飽和濃度以下である。
物)を(共)重合するには、ラジカル重合開始剤を用い
る。使用する開始剤としては、アゾ系,過酸化物系、レ
ドックス系いずれでも重合することが可能である。油溶
性アゾ系開始剤の例としては、2、2’−アゾビスイソ
ブチロニトリル、1、1’−アゾビス(シクロヘキサン
カルボニトリル)、2、2’−アゾビス(2−メチルブ
チロニトリル)、2、2’−アゾビス(2−メチルプロ
ピオネ−ト)などがあげられ、水混溶性溶剤に溶解し添
加する。水溶性アゾ系開始剤の例としては、2、2’−
アゾビス(アミジノプロパン)二塩化水素化物、2、
2’−アゾビス〔2−(5−メチル−2−イミダゾリン
−2−イル)プロパン〕二塩化水素化物、4、4’−ア
ゾビス(4−シアノ吉草酸)などがあげられる。またレ
ドックス系の例としては、ペルオキシ二硫酸アンモニウ
ムあるいはカリウムと亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナ
トリウム、トリメチルアミン、テトラメチルエチレンジ
アミンなどとの組み合わせがあげられる。さらに過酸化
物の例としては、ペルオクソ二硫酸アンモニウム、過酸
化水素、ベンゾイルペルオキサイド、ラウロイルペルオ
キサイド、オクタノイルペルオキサイド、サクシニック
ペルオキサイド、t-ブチルペルオキシ2−エチルヘキサ
ノエ−トなどをあげることができる。これら開始剤で最
も好ましいものは、レドックス系であり、ペルオクソ二
硫酸アンモニウムと亜硫酸水素ナトリウムである。
れた分散液からなるアニオン性水溶性高分子は、水溶液
重合法、油中水型エマルジョン重合法、油中水型分散重
合法により製造されたアニオン性高分子に較べ、水に溶
解した場合の見かけ粘度が非常に低い。たとえば、アク
リル酸ナトリウムとアクリルアミドを30/70のモル
比で含有する共重合体の場合、分子量約1300万で
0.2重量%の水溶液の粘度は、水溶液重合法、油中水
型エマルジョン重合法、油中水型分散重合法による重合
物では、400〜800mPa・sであるのに対し、本
発明で使用する分散重合法により製造された分散液から
なるアニオン性水溶性高分子は、20〜100mPa・
sである。これは重合時共存させる無機塩類の影響もあ
る。また、重合時使用する単量体の酸のうち10〜20
モル%を中和するのみであることも一因である。しかし
これらの影響を差し引いても、これだけでは説明できな
い。この現象は、塩水溶液中で生成した高分子を析出さ
せながら重合していることも原因していると推定される
が、詳細な機構は未解明である。そのため、見かけ粘度
が低いということは、それだけ汚泥中での分散性が良
く、十分な凝集効果を発揮でき、アニオン性水溶性高分
子の添加量を削減できることになる。
分子と組み合わせて用いるジアリルアミン系高分子とし
ては、ジアリルジメチルアンモニウム塩化物の単独重合
体あるいは非イオン性単量体との共重合体である。非イ
オン性単量体の例としては、アクリルアミド、N−ビニ
ルホルムアミド、、N−ビニルアセトアミド、N−ビニ
ルピロリドン、N、N−ジメチルアクリルアミド、アク
リロニトリル、ジアセトンアクリルアミド、2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレ−トなどである。重合体中
のジアリルジメチルアンモニウム塩化物の共重合モル%
としては、20〜100であるが、好ましくは50〜1
00モル%である。重合方法としては、任意の方法で行
う。水溶液重合法、逆相乳化重合法、散重合法など適宜
使用可能である。重合温度は0〜100℃で可能だが、
ジアリルアミン系単量体の反応性からして30〜80℃
が適している。重合は中和した状態で行うのが一般的
で、pH2〜8の範囲で、レドックス系開始剤よりもア
ゾ系開始剤のほうが好ましい。また油溶性の2、2−ア
ゾビス(2−メチルブチロニトリル)、水溶性の2、2
−アゾビスアミジノプロパンニ塩化水素化物や2、2−
アゾビス[2−(5−メチル−2−イミダゾリン−2−
イル)プロパン]ニ塩化水素化物など開始剤が使用可能
だが、水溶性のほうが好ましい。
エピハロヒドリン/一級あるいは二級の脂肪族モノアミ
ン/ポリアルキレンポリアミンあるいはエピハロヒドリ
ン/ポリアルキレンポリアミン重縮合物であり、重縮合
をして分子量数千から数万の縮合体を生成して、処理対
象の汚泥pHで範囲でカチオン性に解離するものであ
る。たとえば、モノメチルアミン、ジメチルアミン、モ
ノエチルアミン、ジエチルアミンなどエピクロロヒドリ
ンとの縮合物、あるいは、上記脂肪族アミン/エピクロ
ロヒドリン縮合物をさらにエチレンジアミン、ジエチレ
ントリアミン、トリエチレンテトラミンあるいはヘキサ
メチレンジアミンと縮合させたものなどである。脂肪族
アミンとしては、ジアルキルアミンが好ましい。
水溶性高分子の汚泥に対する添加量は、アニオン性高分
子凝集剤とカチオン性高分子凝集剤とを組み合わせて処
理する場合、従来のアニオン性高分子凝集剤の添加量に
較べ、減少させることが出きる。これは、溶解液の粘度
が低く汚泥に分散しやすい結果、凝集性能が高まること
にも起因しているが、別の要因も関係しているようだ
が、まだ解明されていない。添加量が少ないことは、そ
れだけ汚泥の「べとつき」が少なく脱水ケ−キの含水率
を低下させることが可能になる。そのために、添加した
凝集剤の分散が悪くなる高濃度汚泥の処理時、特に効果
を発揮する。すなわち、一般的な汚泥濃度である800
0〜10000mmg/Lでも処理は行えるが、100
00〜15000mg/Lと高くなるにつれその効果が
顕著となる。したがって、汚泥濃度が20000〜70
000mg/Lにおいても十分効率良く脱水処理を行う
ことが可能である。
アミン系(共)重合体の添加量としては、汚泥の固形分
に対し、0.5重量パ−セント〜2.0重量パ−セン
ト、好ましくは0.8重量パ−セント〜2.0重量であ
る。高分子分散液からなるアニオン性水溶性高分子の汚
泥に対する添加量としては、汚泥中の全ssに対し0.
2重量パ−セント〜1.0重量パ−セント、好ましくは
0.5重量パ−セント〜0.8重量パ−セントである。
ス、ベルトプレスあるいはスクリュ−プレスなど従来か
らの機種を用いて脱水処理が行えが、好ましくはフィル
タ−プレス、スクリュ−プレスあるいはベルトプレスで
ある。また、汚泥としては、下水の生汚泥あるいは余剰
汚泥、その他工業排水の生物処理汚泥、製紙工業におけ
るパルプスラッジ、総合排水汚泥などがあげられる。
さらに詳しく説明するが、本発明はその要旨を超えない
限り、以下の実施例に制約されるものではない。
計および窒素導入管を備えた4つ口500mlセパラブ
ルフラスコに脱イオン水:107.7g、硫酸アンモニ
ウム26.8g、硫酸ナトリウム17.9g、60%ア
クリル酸:32.7g、50%アクリルアミド:90.
3gを加え、30重量%の水酸化ナトリウム5.8gに
よりアクリル酸の16モル%を中和した。また15重量
%のメタクリル酸/アクリルアミド2-メチルプロパン
スルホン酸=3/7(モル比、酸の90モル%を中和)
共重合体水溶液(溶液粘度42、600mPa・s)1
8.9gを添加した。その後、攪拌しながら窒素導入管
より窒素を導入し溶存酸素の除去を行う。この間恒温水
槽により30℃に内部温度を調整する。窒素導入30分
後、0.1重量%のペルオクソニ硫酸アンモニウム及び
亜硫酸水素アンモニウムの0.1重量%水溶液をそれぞ
れこの順で0.6g添加し重合を開始させた。重合開始
後3時間たったところで前記開始剤をそれぞれ同量追加
し、さらに6時間後にそれぞれ3.0g追加し15時間
で反応を終了した。この試作品を試作−1とする。この
試作−1のアクリル酸とアクリルアミドのモル比は3
0:70であり、粘度は200mPa・sであった。な
お、顕微鏡観察の結果、5〜35μmの粒子であること
が判明した。また、静的光散乱法による分子量測定機
(大塚電子製DLS−7000)によって重量平均分子
量を測定した。結果を表1に示す
ルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物ホモ重合
体(20重量%粘度8300mPa・s、25℃)に代
えた他は、合成例1と同様にアクリル酸とアクリルアミ
ドのモル比10:90の試作−2を合成した。この試作
品の粘度は250mPa・sであった。なお、顕微鏡観
察の結果、10〜30μmの粒子であることが判明し
た。また、合成例−1と同様に分子量を測定した。結果
を表1に示す。
酸とアクリルアミドのモル比50:50の試作−3を合
成した。この試作品の粘度は130mPa・sであっ
た。なお、顕微鏡観察の結果、5〜20μmの粒子であ
ることが判明した。また、合成例−1と同様に分子量を
測定した。結果を表1に示す。
酸とアクリルアミドのモル比20:80の試作−4を合
成した。この試作品の粘度は250mPa・sであっ
た。なお、顕微鏡観察の結果、5〜30μmの粒子であ
ることが判明した。また、合成例−1と同様に分子量を
測定した。結果を表1に示す。
して油中水型エマルジョン重合法による製品として比較
−1(ハイモ株式会社製、V−330)および粉末品と
して比較−2(ハイモ株式会社製、SS−130)を用
いた。各物性は表−1に示す。
ss分26、500mg/L)200mLをポリビ−カ
−に採取し、ジメチルジアリルアンモニウム塩化物ホモ
重合体(表2のカチオン性凝集剤リスト、C−1)を対
液500ppm添加し、ビ−カ−移し変え攪拌10回行
った後、試作1〜4(表1)をそれぞれ対液を150p
pm添加し、ビ−カ−移し変え攪拌10回を行った後、
T−1179Lの濾布(ナイロン製)により濾過し、4
5秒後の濾液量を測定した。また濾過した汚泥をプレス
圧2Kg/m2で1分間脱水する。その後ケ−キ自己支
持性(脱水ケ−キの硬さ、含水率と関係)、ケ−キ含水
率(105℃で20hr乾燥)および濾布剥離を測定し
た。結果を表3に示す。
り、C−1と比較1〜2(表1)のアニオン性水溶性高
分子の組み合わせ、及びメタアクリロイルオキシエチル
トリメチルアンモニウム塩化物のホモ重合物(表2のカ
チオン性凝集剤リスト、C−3)と試作1〜4の組み合
わせを比較試験として行った。結果を表3に示す。
り、ジメチルアミン/エピクロロヒドリン/ペンタエチ
レンヘキサミン重縮合物(表2のカチオン性凝集剤リス
ト、C−2)と試作1〜4(表1)のアニオン性水溶性
高分子の組み合わせ試験を行った。結果を表4に示す。
り、C−2と比較1〜2(表1)のアニオン性水溶性高
分子の組み合わせ、及びアクリロイルオキシエチルトリ
メチルアンモニウム塩化物のホモ重合物(表2のカチオ
ン性凝集剤リスト、C−3)と試作1〜4の組み合わせ
を比較試験として行った。結果を表4に示す。
ド 0.2重量%粘度:mPa・s 組成はモル比
モニウム塩化物 DMQ:アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニ
ウム塩化物 AM:ジメチルアミン、EP:エピクロロヒドリン HA:ペンタエチレンヘキサミン
Claims (11)
- 【請求項1】 有機質汚泥に対し、カチオン性重縮合物
及び/またはジアリルアミン系(共)重合体を添加、混
合後、塩水溶液中でイオン性高分子分散剤を共存させる
分散重合法により製造した高分子分散液からなるアニオ
ン性水溶性高分子を添加、混合し、脱水機により脱水す
ることを特徴とする有機質汚泥の脱水方法。 - 【請求項2】 高分子分散液からなるアニオン性水溶性
高分子を構成する単量体が、(メタ)アクリル酸5〜1
00モル%、アクリルアミド0〜95モル%からなるこ
とを特徴とする請求項1に記載の有機質汚泥の脱水方
法。 - 【請求項3】 イオン性高分子分散剤がカチオン性であ
ることを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の
有機質汚泥の脱水方法。 - 【請求項4】 イオン性高分子分散剤がアニオン性であ
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の有
機質汚泥の脱水方法。 - 【請求項5】 イオン性高分子分散剤のイオン当量が
1.5〜15meq/gであることを特徴とする請求項
1〜4のいずれかに記載の有機質汚泥の脱水方法。 - 【請求項6】 高分子分散液からなるアニオン性水溶性
高分子の分子量が100万以上、2000万以下である
ことを特徴とする請求項1〜5に記載の有機質汚泥の脱
水方法。 - 【請求項7】 ジアリルアミン系(共)重合体を構成す
る単量体が、ジアリルジメチルアンモニウム塩化物20
〜100モル%、アクリルアミド0〜80モル%からな
ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の有
機質汚泥の脱水方法。 - 【請求項8】 ジアリルアミン系(共)重合体の分子量
が1万以上、500万以下であることを特徴とする請求
項1〜7のいずれかに記載の有機質汚泥の脱水方法。 - 【請求項9】 カチオン性重縮合物が、メチル、エチル
あるいはベンジルのうち二つのアルキル基を有するジア
ルキルアミン/エピクロロヒドリン/ポリエチレンポリ
アミンあるいはアンモニア重縮合物であることを特徴と
する請求項1〜8のいずれかに記載の有機質汚泥の脱水
方法。 - 【請求項10】 有機質汚泥の全SS濃度が、1.0〜
7.0重量%であることを特徴とする請求項1〜9のい
ずれかに記載の有機質汚泥の脱水方法。 - 【請求項11】 脱水機がベルトプレス、スクリュ−プ
レスあるいはフィルタ−プレスであることを特徴とする
有機質汚泥の脱水方法。
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