JP2001285651A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2001285651A
JP2001285651A JP2000093697A JP2000093697A JP2001285651A JP 2001285651 A JP2001285651 A JP 2001285651A JP 2000093697 A JP2000093697 A JP 2000093697A JP 2000093697 A JP2000093697 A JP 2000093697A JP 2001285651 A JP2001285651 A JP 2001285651A
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JP2000093697A
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Mari Murata
真理 村田
Kenichiro Imayoshi
賢一郎 今吉
Shinya Kishi
信哉 貴志
Takateru Yamamoto
隆照 山本
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】送信原稿の内容と送信先との整合性を容易かつ
正確に確認することができるようにし、機密情報が第三
者に漏洩することを確実に防止する。 【解決手段】操作パネル65における送信者の操作によ
って入力された入力送信先番号と、画像読取部2が送信
原稿の所定位置から読み取った原稿送信先番号と、が一
致しない場合に、記憶部62に記憶されている送信原稿
の第1ページの画像データを乱数データに展開して入力
送信先番号のファクシミリ装置に送信する。送信原稿に
おいて予め定められた送信先番号以外のファクシミリ装
置に発呼した場合には、判読できない状態にして送信原
稿の第1ページの画像を送信し、送信原稿の内容が第三
者に漏洩しないようにする。また、判読不能状態の画像
を1ページ分のみ送信するため、送信先のファクシミリ
装置において大量の用紙が無駄に浪費されることもな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、送信原稿から読
み取った画像を公衆電話回線を介して送信先に送信する
ファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】公衆電話回線を介して送信原稿の画像を
送受信するファクシミリ装置では、送信開始時に送信先
のファクシミリ番号が入力され、さらに、送信開始ボタ
ンが操作された際に、送信原稿の画像を読み取り、入力
されたファクシミリ番号に発呼して画像の送信を開始す
る。また、送信頻度の高い送信先のファクシミリ番号を
予め特定の登録ボタンに割り当てて記憶しておき、送信
先のファクシミリ番号の入力に代えて操作された登録番
号に割り当てられているファクシミリ番号に発呼するよ
うにしたものもある。
【0003】一方、ファクシミリ装置は、一般に、受信
した画像の全てを自動的に印刷して出力するが、受信し
た画像をメモリに一旦記憶しておき、選択入力に応じて
必要とされる画像のみを出力するようにしたものもあ
る。
【0004】このようなファクシミリ装置においては、
発信者が送信先のファクシミリ番号の入力操作や登録ボ
タンの選択操作を誤る可能性があり、このような場合に
は画像を送信すべき送信先に対して画像が送信されない
だけでなく、画像を送信すべきでない送信先に画像が送
信されてしまい、機密文書の内容が第三者に漏洩してし
まう問題がある。また、送信先においても不必要な画像
が出力され、用紙が無駄に浪費されてしまう問題があ
る。このように誤送信された画像を受信した場合には、
受信した画像をメモリに一旦記憶しておく機能を備えた
ファクシミリ装置であっても、発信者や受信者が不明で
あるために画像の必要性を判断することができず、結果
的に誤送信された画像を出力することになり、用紙が無
駄に浪費されてしまう。
【0005】そこで、従来のファクシミリ装置として、
特開平7−240823号公報には、各装置に予めID
を付与しておき、送信側の装置は、画像の送信に先立っ
てID送信コマンドとともに送信先IDを送信し、ID
送信コマンドに応じて送信先の装置が送信したIDと送
信先IDとが一致する場合にのみ画像の送信を継続する
とともに、受信側の装置は、送信側の装置から送信され
た送信先IDと自己のIDとが一致する場合にのみ画像
の受信を継続するようにした構成が開示されている。こ
の構成においては、送信側の装置及び受信側の装置のい
ずれにおいても、IDが一致しなかった場合には回線を
切断するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−240823号公報に開示された従来のファクシミ
リ装置では、送信先のファクシミリ番号の誤入力による
機密情報の漏洩や用紙の浪費を防止するために各ファク
シミリ装置に予めIDを付与しておく必要があるだけで
なく、画像の送信に先立ってIDを送受信する処理、及
び、IDが一致するか否かを判定する処理を行う必要が
あり、装置の処理作業が煩雑化するとともに、画像の送
信が開始されるまでに長時間を必要とし、装置の稼働効
率の低下や回線占有時間が長時間化することによるラン
ニングコストの上昇を招く問題がある。
【0007】また、上記従来のファクシミリ装置の機能
は、付与されたIDを記憶することができるファクシミ
リ装置同士の間でのみ利用できる機能であるため、異な
る機種間での画像の送受信には適用することができない
問題がある。
【0008】さらに、上記従来のファクシミリ装置で
は、送信先のファクシミリ番号の入力とともに送信先の
装置のIDを入力する必要があり、送信者に煩雑な作業
を強いる問題がある。また、登録ボタンに割り当てて送
信先のファクシミリ番号を記憶する機能を備えた装置に
おいても、ファクシミリ番号のそれぞれに対応したID
を予め入力しておく必要があり、送信者の作業負担の増
加を招く。
【0009】加えて、上記従来のファクシミリ装置で
は、送信原稿の内容と送信先との整合性を確認すること
はできないため、送信者が画像を送信すべき装置と異な
る装置のファクシミリ番号及びIDを正確に入力した場
合には、画像を送信すべきでない装置に対して画像が送
信されてしまうことになり、機密情報の漏洩を確実に防
止することができない問題がある。
【0010】この発明の目的は、回線が接続された送信
先のファクシミリ装置から送信されたファクシミリ番号
(入力送信先番号)と送信原稿の所定箇所から読み取っ
た送信先ファクシミリ番号(原稿送信先番号)とが一致
しなかった場合に、送信原稿から読み取った画像の送信
を制限することにより、各装置に予めIDを付与してお
くことなく、送信原稿の内容と送信先との整合性を容易
かつ正確に確認することができ、機密情報が第三者に漏
洩することを確実に防止できるファクシミリ装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
【0012】(1) 送信原稿の所定箇所から読み取った送
信先ファクシミリ番号が送信先から送信されたファクシ
ミリ番号と一致するか否かを判定し、一致しない場合に
送信原稿から読み取った画像の送信処理を制限する送信
制御手段を設けたことを特徴とする。
【0013】この構成においては、送信原稿の所定箇所
から読み取った送信先ファクシミリ番号と回線が接続さ
れた送信先のファクシミリ番号とが一致しない場合に、
送信原稿から読み取った画像の送信処理が制限される。
したがって、各ファクシミリ装置に必須のファクシミリ
番号に基づいて、送信原稿の内容と回線が接続されたフ
ァクシミリ装置との整合性が確認され、送信原稿の内容
に整合しないファクシミリ装置に回線が接続された場合
には、送信原稿から読み取った画像がそのままの状態で
送信されないようにし、送信すべき送信先に対してのみ
送信原稿から読み取った画像がそのままの状態で送信さ
れる。
【0014】(2) 前記送信制御手段が、送信原稿の所定
箇所から読み取った送信先ファクシミリ番号が送信先か
ら送信されたファクシミリ番号と一致しない場合に、送
信原稿から読み取った画像を判読不能画像に変換して送
信することを特徴とする。
【0015】この構成においては、送信原稿の内容に整
合しないファクシミリ装置に回線が接続された場合に、
送信原稿から読み取った画像に代えて判読不能画像が送
信される。したがって、送信原稿の内容を送信すべきで
ないファクシミリ装置に対して、判読できない画像が送
信され、送信原稿から読み取った画像がそのままの状態
で送信されることがない。
【0016】(3) 前記送信制御手段が、判読不能画像に
変換した送信原稿の第1ページの画像のみを送信するこ
とを特徴とする。
【0017】この構成においては、送信画像の内容に整
合しない送信先のファクシミリ装置に回線が接続された
場合には、判読不能画像に変換した第1ページの画像の
みが送信される。したがって、回線が接続された受信側
のファクシミリ装置において判読できない1ページ分の
画像のみが受信され、判読できない画像によって多数の
用紙が浪費されることがない。
【0018】(4) 前記送信制御手段が、判読不能画像を
送信した旨を送信結果として保存することを特徴とす
る。
【0019】この構成においては、送信原稿から読み取
った画像を判読不能画像に変換して送信した旨が送信結
果として保存される。したがって、送信終了後に送信結
果を確認した送信者が、送信原稿の内容に整合しないフ
ァクシミリ装置を送信先として送信処理したことを容易
に認識する。
【0020】(5) 前記送信制御手段が、送信原稿の所定
箇所から読み取った送信先ファクシミリ番号が送信先か
ら送信されたファクシミリ番号と一致しない場合に、送
信原稿から読み取った画像を送信するか否かの選択入力
を受け付けることを特徴とする。
【0021】この構成においては、送信原稿の内容と整
合しないファクシミリ装置に回線が接続された場合に、
送信原稿から読み取った画像をそのままの状態で送信す
るか否かの選択を受け付ける。したがって、送信原稿の
内容と整合しないファクシミリ装置に対する画像の送信
を行うか否かについての送信者の意思が確認され、送信
者の意思にしたがって送信処理が実行される。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態に係
るファクシミリ装置であるディジタル複写機の構成を示
す図である。ディジタル複写機1は、画像読取部2、画
像形成部3及び用紙搬送部4を備えている。画像読取部
2は、上面に透明ガラス体からなる原稿台21を備え、
原稿台21の下方に露光ランプ22、ミラー23a〜2
3c、レンズ24及び光電変換素子(以下、読取センサ
という。)25を配置して構成されている。露光ランプ
22は、ミラー23aとともに原稿台21の下面を往復
移動し、原稿台21上に載置された原稿の画像面の全面
を露光する。ミラー23b,23cは、露光ランプ22
及びミラー23aの1/2の速度で原稿台21の下面を
往復移動する。ミラー23a〜23cは、露光ランプ2
2の光の原稿の画像面における反射光をレンズ24に配
光する。レンズ24は、原稿の画像面における反射光を
読取センサ25の受光面に結像させる。読取センサ25
は、受光部における受光量に応じた電気信号を読取信号
として出力する。
【0023】なお、画像読取部2は画像処理部を備えて
おり、読取センサ25から出力された読取信号を2値化
して画像データに変換した後、画像形成部3に供給す
る。
【0024】画像形成部3は、表面に光導電層を形成し
た感光体ドラム31の周囲に帯電器32、スキャンユニ
ット33、現像ユニット34、転写器35及びクリーナ
36等を配置して構成されている。感光体ドラム31
は、矢印A方向へ一定速度で回転する。帯電器32は、
感光体ドラム31の表面に単一極性の電荷を均一に付与
する。スキャンユニット33は、画像処理部から供給さ
れた画像データによって変調した画像光を感光体ドラム
31の表面に照射する。これによって、感光体ドラム3
1の表面には光導電作用によって静電潜像が形成され
る。現像ユニット34は、感光体ドラム31の表面に現
像剤を供給し、静電潜像を現像剤画像に可視像化する。
転写器35は、感光体ドラム31との間に搬送された用
紙の表面に感光体ドラム31の表面に担持された現像剤
画像を転写する。クリーナ36は、転写工程を終了した
感光体ドラム31の表面に残留している現像剤を除去す
る。
【0025】用紙搬送部4は、ディジタル複写機1の最
下部に装着された給紙カセット41から画像形成部3を
経由して排紙部5に至る間に主搬送路4a、給紙搬送路
4b及び排紙搬送路4cを構成している。給紙カセット
41は、同一サイズの複数枚の用紙Pを収納する。主搬
送路4aは、レジストローラ45及び定着ローラ46を
備え、画像形成部3内の転写位置を経由して給紙搬送路
4bと排紙搬送路4cとの間を連結する。給紙搬送路4
bは、ピックアップローラ43を備え、給紙カセット4
1と主搬送路4aとの間を連結する。排紙搬送路4c
は、排紙ローラ51を備え、主搬送路4aと排紙部5と
の間を連結する。
【0026】なお、給紙カセット41において、給紙方
向の前端部には、図示しない用紙捌き部材が備えられて
いる。用紙捌き部材は、一例として、ピックアップロー
ラ43及び48に対向して配置された摩擦シート又は逆
転ローラによって構成されている。
【0027】また、レジストローラ45は、給紙カセッ
ト41から給紙された用紙に選択的に搬送力を供給す
る。即ち、レジストローラ45は、感光体ドラム31の
回転に先立って給紙された用紙を一時停止させ、感光体
ドラム31の回転に同期したタイミングで感光体ドラム
31と転写器35との間の転写位置に導く。これによっ
て、用紙の前端と感光体ドラム31に担持された現像剤
画像の前端とが転写位置において一致する。定着ローラ
46は、転写工程を終了した用紙を加熱及び加圧し、現
像剤画像を溶融して用紙の表面に堅牢に定着させる。定
着ローラ46を通過した用紙Pは、排紙搬送路4cを経
由して排紙ローラ51により、排紙部5の排紙トレイ5
2上に排出される。
【0028】図2は、上記ディジタル複写機の要部の構
成を示すブロック図であり、ファクシミリ機能に係る部
分の構成を示している。上記のディジタル複写機1をフ
ァクシミリ装置として使用する場合、記憶部62、画像
読取部3の読取センサ25、画像データ圧縮再生部6
4、操作パネル65及び画像形成部3を備えた制御部6
1と、この制御部61に接続された送信先判定部68及
び乱数展開部69と、が機能する。送信先判定部68及
び乱数展開部69は、通信制御部70によって制御され
る。通信制御部70は、図外のモデム等を介して公衆電
話回線網71に接続されている。
【0029】制御部61は、ディジタル複写機1の各部
の動作を制御する。記憶部62は、外部のファクシミリ
装置72との間で送受信する画像データを記憶する。画
像データ圧縮再生部64は、外部のファクシミリ装置7
2に送信する画像データを符号化して圧縮するととも
に、外部のファクシミリ装置72から送信された圧縮デ
ータを元の画像データに復号化する。操作パネル65
は、ディジタル複写機1の上面に配置されており、送信
者が入力したデータや送信者に対するメッセージ等を表
示する表示部66、及び、送信者による送信先のファク
シミリ番号等の入力操作を受け付ける操作部67を備え
ている。送信先判定部68は、送信原稿に表記されてい
る送信先ファクシミリ番号と送信者が入力したファクシ
ミリ番号とが一致するか否かを判定する。乱数展開部6
9は、記憶部62に記憶されている画像データを乱数デ
ータに展開する。通信制御部70は、公衆電話回線網7
1を介して外部のファクシミリ装置72に発呼し、画像
を送信する。
【0030】図3は、上記ディジタル複写機の通信制御
部における外部ファクシミリ装置との間の送受信の手順
を示す図である。上記ディジタル複写機1においてファ
クシミリ機能を使用し、外部ファクシミリ装置72に対
して送信原稿の画像を送信する際には、通信制御部70
が、送信者が操作パネル65の操作部67の操作によっ
て入力した送信先ファクシミリ番号に発呼し(s1)、
回線が接続された外部ファクシミリ装置72は画像の送
信の開始を許可する送信許可信号をディジタル複写機1
の通信制御部70に送信する(s2)。通信制御部70
は、送信許可信号を受信した後に、外部ファクシミリ装
置72に対する画像の送信を開始する(s3)。
【0031】この画像の送信は、送信原稿の1ページ毎
に行われ、画像を正常に受信した外部ファクシミリ装置
72は、通信制御部70に対して受信確認信号を送信す
る(s4)。通信制御部70は、受信確認信号を受信す
ると、次ページの画像を送信する(s5)。通信制御部
70が送信原稿の最終ページの画像に対する受信確認信
号を受信するまで、上記s3〜s5が動作が繰り返され
る。外部ファクシミリ装置72は、送信原稿の最終ペー
ジの画像を正常に受信すると、最終ページの画像につい
ての受信確認信号を送信する(s6)。通信制御部70
は、最終ページの画像についての受信確認信号を受信し
た後に外部ファクシミリ装置72との間の回線を切断し
て画像の送信処理を終了する。
【0032】図4は、上記ディジタル複写機の通信制御
部の処理手順の一例を示す図である。ディジタル複写機
1の通信制御部70は、送信者により、原稿台21に送
信原稿が載置され(101)、送信先ファクシミリ番号
が入力されると(102)、操作パネル65に設けられ
ているスタートキーの操作を待機する(103)。送信
者がスタートキーを操作すると、通信制御部70は、デ
ィジタル複写機1の制御部61を介して画像読取部2を
動作させ、送信原稿の画像の読取処理を開始する(10
4)。この時、制御部61は、画像読取部2が読み取っ
た送信原稿の画像を符号化して圧縮した状態で記憶部6
2に格納する。また、送信原稿の少なくとも第1ページ
には、図6(A)及び(B)に示すように、予め決定さ
れた所定の位置に送信先ファクシミリ番号81が表記さ
れている。制御部61は、画像読取部2が送信原稿にお
ける予め設定された位置から読み取った送信先ファクシ
ミリ番号を、符号化することなく原稿送信先番号として
記憶部61に記憶する。
【0033】通信制御部70は、制御部61による送信
画像の読取処理が開始された後、送信者が上記102の
処理で入力した送信先ファクシミリ番号(入力送信先番
号)に発呼し(105)、入力送信先番号のファクシミ
リ装置から送信許可信号が送信されることを待機する
(106)。この送信許可信号には、回線が接続された
ファクシミリ装置自身のファクシミリ番号が含まれる。
入力送信先番号のファクシミリ装置が他の回線に接続中
である場合や故障している場合等において、発呼から所
定時間を経過しても送信許可信号を受信しない場合に
は、通信制御部70は、予め定められた時間毎に予め定
められた回数だけ発呼を繰り返す(106→105)。
【0034】通信制御部70は、所定時間内に送信許可
信号を受信すると、入力送信先番号のファクシミリ装置
に回線が接続された旨のメッセージを操作パネル65内
の表示部66に表示し(107)、送信者が機密送信機
能を設定しているか否かの判別を行う(108)。機密
送信機能は、送信原稿の内容を第三者に対して秘密にし
ておく必要がある場合に、送信者が操作パネル65の操
作部67内に設けられている特定の操作部材を操作する
ことによって設定する。制御部61は、機密送信機能が
設定されているか否かの状態を、記憶部62内に割り当
てられた所定の記憶領域に格納する。したがって、通信
制御部70は、制御部61を介して記憶部62の所定の
記憶領域に格納されている状態を読み出すことにより、
上記108の処理を実行する。
【0035】機密送信機能が設定されている場合には、
通信制御部70は、送信先判定部68を動作させて送信
者が入力した送信先ファクシミリ番号である入力送信先
番号と、送信原稿の所定位置から読み取った送信先ファ
クシミリ番号である原稿送信先番号と、が一致するか否
かの判別を行い(109)、入力送信先番号と原稿送信
先番号とが一致する場合には、記憶部62に記憶されて
いる正規の圧縮画像データを1ページずつ外部ファクシ
ミリ装置に対して送信する(110)。機密送信機能が
設定されていない場合には、通信制御部70は、入力送
信先番号と原稿送信先番号とが一致するか否かの判別を
行うことなく、記憶部62に記憶されている正規の圧縮
画像データを1ページずつ送信する(108→11
0)。通信制御部70は、送信原稿の全てのページにつ
いて画像データの送信を完了すると(111)、送信処
理が完了した旨のメッセージを表示部66に表示し(1
12)、外部ファクシミリ装置との間の回線を切断す
る。
【0036】上記109の処理において、入力送信先番
号と原稿送信先番号とが一致しない場合には、通信制御
部70は、乱数展開部69を動作させて記憶部62に記
憶されている画像データのうち送信原稿の第1ページの
画像データを乱数データに展開する(113)。この
後、通信制御部70は、1ページ分のみの乱数データを
回線が接続されている外部ファクシミリ装置に送信する
とともに(114)、入力送信先番号が原稿送信先番号
に一致しないために送信処理を中止した旨のメッセージ
を表示部66に表示して処理を終了する(115)。
【0037】以上のようにして、この実施形態に係るデ
ィジタル複写機1における機密送信機能を使用したファ
クシミリ送信時には、回線を接続した外部ファクシミリ
装置のファクシミリ番号が送信原稿に表記されている送
信先ファクシミリ番号と一致するか否かを判別し、両者
が一致しない場合には送信原稿から読み取った後に記憶
部62に記憶されている画像データを乱数データに展開
して外部ファクシミリ装置に送信する。このように、入
力送信先番号と原稿送信先番号とを比較することによ
り、送信者が機密を保持すべき画像データをについての
送信先ファクシミリ番号を誤入力した場合に、誤入力の
発生を正確に認識することができる。また、この場合に
は送信原稿の画像データを乱数データに展開して送信す
ることにより、送信原稿に表記されている送信先ファク
シミリ番号と異なるファクシミリ番号のファクシミリ装
置に対して判読不能な状態のデータを送信するようにし
て機密を保持すべき送信原稿の内容が第三者に漏洩する
ことを確実に防止できる。
【0038】なお、上記114の処理において、通信制
御部70は、送信原稿に表記されている送信先ファクシ
ミリ番号と異なるファクシミリ番号のファクシミリ装置
に対して1ページ分のみの乱数データの画像を送信する
ようにしているため、誤って回線が接続された外部ファ
クシミリ装置においても、多量の用紙が無駄に浪費され
ることがない。
【0039】また、上記115の処理において、通信制
御部70が、画像形成部3及び用紙搬送部4を動作させ
て、入力送信先番号と原稿送信先番号との不一致によっ
て送信処理を中止した旨を表記した機密送信結果を出力
するようにしてもよい。
【0040】図5は、この発明の別の実施形態に係るフ
ァクシミリ装置の通信制御部における処理手順を示すフ
ローチャートである。この実施形態に係るディジタル複
写機1では、通信制御部70は、送信者が原稿台21に
送信原稿を載置し(201)、送信先ファクシミリ番号
を入力し(202)、さらに、スタートキーを操作し
(203)、送信原稿の画像の読取処理を開始した後に
(204)、機密送信機能が設定されているか否かの判
別を行う(205)。
【0041】機密送信機能が設定されている場合には、
通信制御部70は、送信先判定部68を動作させて入力
送信先番号と原稿送信先番号とが一致するか否かの判別
を行う(206)。入力送信先番号と原稿送信先番号と
が一致する場合には、通信制御部70は、入力送信先番
号に発呼し(207)、入力送信先番号のファクシミリ
装置から送信許可信号が送信されることを条件として入
力送信先番号のファクシミリ装置に回線が接続された旨
のメッセージを表示部66に表示した上で(208,2
09)、正規の圧縮画像データを1ページずつ外部ファ
クシミリ装置に対して送信する(210)。
【0042】機密送信機能が設定されていない場合に
は、通信制御部70は、入力送信先番号と原稿送信先番
号とが一致するか否かの判別を行うことなく、入力送信
先番号に発呼して画像データの送信を行う(205→2
07)。通信制御部70は、送信原稿の全てのページに
ついて画像データの送信を完了すると(211)、送信
処理が完了した旨のメッセージを表示部66に表示し
(212)、外部ファクシミリ装置との間の回線を切断
する。
【0043】上記206の処理において、入力送信先番
号と原稿送信先番号とが一致しない場合には、通信制御
部70は、送信先番号が一致しない旨のメッセージを表
示部66に表示した後に(213)、送信者による画像
データを送信するか否かの選択入力を受け付ける(21
4)。通信制御部70は、送信者が画像データの送信を
選択した場合には入力送信先番号に発呼して画像データ
の送信を行い(214→207)、送信者が画像データ
の送信を選択しなかった場合には待機状態に戻る(21
4→201)。
【0044】以上のようにして、この実施形態に係るデ
ィジタル複写機では、第三者に対して秘密を保持すべき
送信原稿を送信するにあたって、送信原稿の所定位置に
表記されている原稿送信先番号と異なるファクシミリ番
号を送信者が入力した場合には、送信者の選択操作に基
づいて画像データの送信を実行するか否かを決定する。
これによって、機密文書の送信に際して、入力送信先番
号と原稿送信先番号とが一致しないことを送信者に確実
に認識させることができるとともに、原稿にファクシミ
リ番号が表記されたファクシミリ装置以外に、その原稿
を送信すべき新たな送信先が生じた場合等に、送信者の
意思を尊重して送信処理を実行することができる。
【0045】また、入力送信先番号に発呼する前に入力
送信先番号と原稿送信先番号とが一致するか否かの判別
を行うため、外部のファクシミリ装置に回線を接続する
前に画像データの送信処理を中止することができる。こ
のため、送信処理の中止が決定された後に画像データが
送信されてしまうことがなく、画像データを判読不能に
する必要がない。
【0046】さらに、上記の実施形態では、通信制御部
70により送信先判定部68及び乱数展開部69の動作
を制御するようにしたが、通信制御部70内に送信先判
定部68及び乱数展開部69を構成することもできる。
また、通信制御部70を送信先判定部68及び乱数展開
部69とともに、又は、これらと別にディジタル複写機
1の制御部61内に構成することもできる。
【0047】加えて、上記の実施形態では、ファクシミ
リ装置として複写機の機能にファクシミリ装置の機能を
追加したディジタル複写機を例にあげて説明したが、さ
らに、プリンタの機能を追加したディジタル複合機やフ
ァクシミリ装置においてもこの発明を同様に実施するこ
とができる。
【0048】
【発明の効果】この発明は、以下の効果を奏することが
できる。
【0049】(1) 送信原稿の所定箇所から読み取った送
信先ファクシミリ番号と回線が接続された送信先のファ
クシミリ番号とが一致しない場合に、送信原稿から読み
取った画像の送信処理を制限することにより、各ファク
シミリ装置に必須のファクシミリ番号に基づいて、送信
原稿の内容と回線が接続されたファクシミリ装置との整
合性を容易かつ正確に確認することができ、送信原稿の
内容に整合しないファクシミリ装置に回線が接続された
場合には、送信原稿から読み取った画像をそのままの状
態で送信しないようにすることができ、送信原稿の画像
を送信すべきファクシミリ装置以外のファクシミリ装置
にその画像が送信されることがなく、機密文書の内容が
第三者に漏洩することを確実に防止できる。
【0050】(2) 送信原稿の内容に整合しないファクシ
ミリ装置に回線が接続された場合に、送信原稿から読み
取った画像に代えて判読不能画像を送信することによ
り、送信原稿の内容を送信すべきでないファクシミリ装
置に対しては判読できない画像を送信し、送信原稿から
読み取った画像をそのままの状態で送信することがな
く、機密文書の内容が第三者に漏洩することを確実に防
止できる。
【0051】(3) 送信画像の内容に整合しない送信先の
ファクシミリ装置に回線が接続された場合には、判読不
能画像に変換した第1ページの画像のみを送信すること
により、回線が接続された受信側のファクシミリ装置に
おいて判読できない1ページ分の画像のみが受信される
ようにし、判読できない画像によって多数の用紙が浪費
されることを防止できる。
【0052】(4) 送信原稿から読み取った画像を判読不
能画像に変換して送信した旨を送信結果として保存する
ことにより、送信終了後に送信結果を確認した送信者
が、送信原稿の内容に整合しないファクシミリ装置を送
信先として送信処理したことを容易に認識することがで
きる。
【0053】(5) 送信原稿の内容と整合しないファクシ
ミリ装置に回線が接続された場合に、送信原稿から読み
取った画像をそのままの状態で送信するか否かの選択を
受け付けることにより、送信原稿の内容と整合しないフ
ァクシミリ装置に対する画像の送信を行うか否かについ
ての送信者の意思を確認することができ、送信者の意思
にしたがって送信処理を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るファクシミリ装置で
あるディジタル複写機の構成を示す図である。
【図2】上記ディジタル複写機においてファクシミリ機
能に係る部分の構成を示すブロック図である。
【図3】上記ディジタル複写機の通信制御部における外
部ファクシミリ装置との間の送受信の手順を示す図であ
る。
【図4】上記ディジタル複写機の通信制御部の処理手順
の一例を示す図である。
【図5】この発明の別の実施形態に係るファクシミリ装
置の通信制御部における処理手順を示すフローチャート
である。
【図6】この発明の実施形態に係るファクシミリ装置に
使用される送信原稿における送信先ファクシミリ番号の
表記状態を示す図である。
【符号の説明】
1−ディジタル複写機(ファクシミリ装置) 2−画像読取部 61−制御部 68−送信先判定部 69−乱数展開部 70−通信制御部(送信制御手段) 71−公衆電話回線網 72−外部ファクシミリ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 貴志 信哉 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 山本 隆照 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5C075 BA15 CE05 CE14 EE03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信原稿の所定箇所から読み取った送信先
    ファクシミリ番号が送信先から送信されたファクシミリ
    番号と一致するか否かを判定し、一致しない場合に送信
    原稿から読み取った画像の送信処理を制限する送信制御
    手段を設けたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】前記送信制御手段が、送信原稿の所定箇所
    から読み取った送信先ファクシミリ番号が送信先から送
    信されたファクシミリ番号と一致しない場合に、送信原
    稿から読み取った画像を判読不能画像に変換して送信す
    ることを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装
    置。
  3. 【請求項3】前記送信制御手段が、判読不能画像に変換
    した送信原稿の第1ページの画像のみを送信することを
    特徴とする請求項2に記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】前記送信制御手段が、判読不能画像を送信
    した旨を送信結果として保存することを特徴とする請求
    項2又は3に記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】前記送信制御手段が、送信原稿の所定箇所
    から読み取った送信先ファクシミリ番号が送信先から送
    信されたファクシミリ番号と一致しない場合に、送信原
    稿から読み取った画像を送信するか否かの選択入力を受
    け付けることを特徴とする請求項1に記載のファクシミ
    リ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008193328A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Canon Inc データ通信システム、データ通信方法及びプログラム

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