JP2002044394A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2002044394A
JP2002044394A JP2000219627A JP2000219627A JP2002044394A JP 2002044394 A JP2002044394 A JP 2002044394A JP 2000219627 A JP2000219627 A JP 2000219627A JP 2000219627 A JP2000219627 A JP 2000219627A JP 2002044394 A JP2002044394 A JP 2002044394A
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Akihiro Tanaka
章広 田中
Iwakazu Honda
岩一 本田
Shinji Matsuda
臣司 松田
Hiroaki Nakamura
中村  浩章
Kimihisa Okubo
公寿 大久保
Atsushi Tanaka
篤史 田中
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データのソートと確認と管理とを、簡単な構
成で効率的に行う。 【解決手段】 ファクシミリ装置1において、出力管理
テーブル17には、出力の緊急性の無いデータを送信し
てくる相手先端末毎のデータの出力タイミングが予め設
定登録されている。制御部3は、出力管理テーブル17
に登録済の相手先端末から送信されていてかつ通信部5
が受信したデータを、受信直後に出力しないで蓄積部6
に記憶させておく。さらに制御部3は、登録済の相手先
端末毎に、該相手先端末から送信されていてかつ蓄積部
6に蓄積記憶されている1件または複数件の受信データ
を、該相手先端末に係る設定登録済の出力タイミング到
来時に、出力部7にまとめて出力させる。これによっ
て、受信されたデータの相手先端末単位のソート、確
認、および管理が容易に可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信されたデータ
を分類する機構を備えるファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一台のファクシミリ装置を複数のユーザ
によって使用する状況下において、データが受信される
毎に該データを用紙に印刷する場合、様々な相手先端末
から送信されたデータを印刷した印刷用紙がトレイ上で
混在するため、受信したデータの管理に問題が発生す
る。
【0003】そこで、特開平6−338966号公報
は、データの送信側である相手先端末から送られてくる
発信元情報を自動的に識別して、相手先端末毎に受信情
報を印刷した記録紙の分類を行うファクシミリ装置を開
示している。特開平6−338966号公報のファクシ
ミリ装置は、詳細には、画情報を送信してくる相手先端
末に応じて、排紙部に設けられたソータの複数のビント
レイを使分けて、受信されたデータを印刷した用紙の分
類を行うものである。たとえば、A社から送信された原
稿データを印刷した用紙はソータの1段目のビントレイ
に収納され、B社から送信された原稿データを印刷した
用紙は2段目のビントレイに収納され、その他の相手先
端末から送信されたデータあるいは相手先端末が不明の
データが印刷された用紙は3段目のビントレイに収納さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−33896
6号公報のファクシミリ装置では、相手先端末から送信
されてくる発信元情報(相手先端末識別情報)を自動的
に識別して、相手先端末毎に受信されたデータの分類を
行うことは可能である。しかしながら、データの分類
は、あくまで、受信されたデータの印刷後に、データが
印刷された用紙を、データを送信した相手先端末毎にソ
ータの各ビントレイに仕分けて排出することによって、
行われる。したがって、個々の相手先端末専用の複数の
ビントレイを設ける必要があり、装置構造が複雑にな
る。また、相手先端末から送信されてきたデータを逐一
印刷するので、緊急性の低いデータと緊急性の高いデー
タとが混在していても、各データが受信順に印刷される
ことになる。したがって、印刷されたデータの緊急性に
応じたソート、確認、および管理が面倒である。
【0005】本発明は、データの効率的なソート、確
認、および管理を、簡単な構成で可能にするファクシミ
リ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、相手先端末と
の間でデータを送受する通信手段と、データを出力する
ための出力手段と、通信手段によって受信されたデータ
を蓄積記憶するための蓄積手段と、通信手段によって受
信されたデータの出力管理に用いられる出力管理テーブ
ルを備えている出力管理手段と、通信手段によって受信
されたデータの出力を、出力管理テーブルに基づいて管
理する制御手段とを含み、出力管理テーブルには、出力
の緊急性の無いデータを送信してくる相手先端末と、該
相手先端末毎のデータの出力タイミングとが、予め設定
登録されており、制御手段は、出力管理テーブルに登録
されている相手先端末から送信されていてかつ通信手段
が受信したデータを、蓄積手段に記憶させておき、出力
管理テーブルに登録されている相手先端末毎に、該相手
先端末から送信されていてかつ蓄積手段に蓄積記憶され
ている1件または複数件のデータを、該相手先端末に対
応づけて出力管理テーブルに予め登録されている出力タ
イミングで、出力手段に出力させることを特徴とするフ
ァクシミリ装置である。
【0007】本発明に従えば、ファクシミリ装置は、通
信手段と出力手段との他に、蓄積手段と出力管理手段と
制御手段とを含む。出力の緊急性の無いデータを送信し
てくる相手先端末について、該相手先端末からのデータ
の出力タイミングが出力管理テーブルに予め登録されて
いる。出力の緊急性の無いデータを送信してくる相手先
端末とは、たとえば、ファクシミリ通信によってデータ
を定期的に送信してくるが、送信されたデータの内容を
受信側のユーザがすぐに知る必要がなく、送信されたデ
ータが一定量蓄積された状態で処理すれば充分であるよ
うなことが予め判っている相手先端末である。
【0008】制御手段は、出力管理テーブルに基づい
て、出力管理テーブルに登録された相手先端末から送信
されたデータを受信する毎に、該データを蓄積手段に蓄
積記憶させ、かつ該相手先端末に対して予め設定登録さ
れている出力タイミングが到来する度に、蓄積記憶され
ている該相手先端末からのデータをまとめて出力する。
したがってファクシミリ装置において、出力管理テーブ
ルに登録されている相手先端末毎に、該相手先端末から
送信されて通信手段が受信したデータの相手先端末単位
のソート、該データの確認、および該データの相手先端
末単位の出力管理が容易に可能になる。
【0009】本発明のファクシミリ装置は、指示入力の
ために操作される操作手段をさらに含み、前記出力管理
テーブルには、該出力管理テーブルに記述された出力条
件に従って前記データの出力を自動的に開始させるべき
自動出力タイミングと、操作手段への手動操作に応答し
て前記データの出力を開始させるべき手動出力タイミン
グとのうちのいずれか一方が、相手先端末毎の出力タイ
ミングとしてそれぞれ設定登録されていることを特徴と
する。
【0010】本発明に従えば、ファクシミリ装置におい
て、相手先端末毎に、自動出力タイミングと手動出力タ
イミングとのうちのいずれか一方が、出力タイミングと
して出力管理テーブルに設定登録されている。自動出力
タイミングが設定されることによって、ユーザが所望す
るタイミングで自動的に出力を行うことができるので、
データ出力を効率的に行うことができる。また手動出力
タイミングが設定されることによって、ユーザがデータ
の出力を必要とする時点にすぐに応答して該データを出
力することができる。
【0011】本発明のファクシミリ装置は、前記出力タ
イミングを規定する出力条件として、予約日時が相手先
端末毎に予め前記出力管理テーブルに記述されており、
前記制御手段は、相手先端末毎に、前記出力管理テーブ
ルに該相手先端末に関連して記述されている予約日時が
到来する度に、該相手先端末から送信されていてかつ前
記蓄積手段に蓄積されているデータを自動的に前記出力
手段に出力させることを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、ファクシミリ装置におい
て、登録済の相手先端末毎に、自動出力タイミングの基
準となる出力条件として記述されている予約日時が到来
する度に、該相手先端末から送信されていてかつ蓄積さ
れているデータが自動的に出力される。これによって、
データの出力管理がしやすくなる。
【0013】本発明のファクシミリ装置は、前記出力タ
イミングを規定する出力条件として、データの最大蓄積
量が、相手先端末毎に予め前記出力管理テーブルに記述
されており、前記制御手段は、相手先端末毎に、相手先
端末から送信されていてかつ前記蓄積手段に蓄積されて
いる全件のデータの蓄積量が前記出力管理テーブルに該
相手先端末に関連して記述されている最大蓄積量に達す
る度に、該相手先端末から送信されていてかつ前記蓄積
手段に蓄積されているデータを自動的に前記出力手段に
出力させることを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、ファクシミリ装置におい
て、自動出力タイミングの基準に成る出力条件として、
データの最大蓄積量が相手先端末毎に記述されている。
相手先端末毎に、相手先端末から送信されていてかつ蓄
積手段に蓄積されている全件のデータの蓄積量が出力管
理テーブルに該相手先端末に関連して記述されている最
大蓄積量に達する度に、該データが自動的に出力され
る。これによって、たとえば、データの自動出力を予定
日時に基づいてもう少し後に予定していたとしても、登
録した相手先端末からの最大蓄積量以上のデータが受信
された時点で、該データが自動的に出力される。ゆえ
に、各相手先端末から送信されて通信手段によって受信
されたデータの記憶に単一の蓄積手段を共有して使用し
ている状況下であっても、該蓄積手段のメモリ容量を超
えない安定した受信を常に行うことができる。
【0015】本発明のファクシミリ装置は、前記出力タ
イミングを規定する出力条件として、該相手先端末から
送信されているデータの保管期間が、前記出力管理テー
ブルにさらに設定登録されており、前記制御手段は、前
記相手先端末から送信されているデータの受信時から該
相手先端末に関する保管期間が経過した場合、該相手先
端末から送信されていてかつ前記蓄積手段に蓄積されて
いるデータを自動的に前記出力手段に出力させることを
特徴とする。
【0016】本発明に従えば、ファクシミリ装置におい
て、自動出力タイミングの基準となる出力条件として、
相手先端末からのデータの保管期間が、出力管理テーブ
ルにさらに設定登録されている。相手先端末からのデー
タの受信時から該相手先端末に係る保管期間が経過した
場合、蓄積されている該相手先端末からのデータが自動
的に出力される。これによって、予約日時等に基づく自
動出力タイミングが設定登録されておらず、受信されて
いるデータを操作手段への手動操作に応答して出力する
ように設定されている場合においても、データの受信時
から保管期間が経過すると該データが自動的に出力され
るので、受信されたデータの取忘れの発生が防止され
る。
【0017】本発明のファクシミリ装置は、前記制御手
段は、前記蓄積手段の蓄積残量が予め定める基準残量以
下に到った時点において、データの自動出力タイミング
が該時点以後に到来する相手先端末のうちの該タイミン
グが最も早い相手先端末から送信されていてかつ該蓄積
手段に蓄積されているデータを、自動的に前記出力手段
に出力させることを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、ファクシミリ装置におい
て、蓄積手段の蓄積残量が所定の基準残量以下に到る
と、データを自動的に出力すべき相手先端末のうち出力
タイミングが最も早い相手先端末のデータの出力が自動
的に指示される。これによってファクシミリ装置におい
て、蓄積手段のメモリ容量を超えない安定した受信を行
うことができる。
【0019】本発明のファクシミリ装置は、前記制御手
段は、前記出力管理テーブルに登録されている相手先端
末から送信されたデータの受信に際し、該データの出力
の緊急性が有る旨を示す信号が送信されてきた場合、受
信された該データを即座に前記出力手段に出力させるこ
とを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、ファクシミリ装置におい
て、出力管理テーブルに登録されている相手先端末か
ら、出力の緊急性の高いデータが送信されてくることが
ある。このために、出力管理テーブルに登録されている
相手先端末から、データの出力の緊急性が高いことを示
す信号が該データ自体と共に送信されてきた場合、制御
手段は、該データを蓄積手段に蓄積しないで即座に出力
させる。これによって、ファクシミリ装置の受信形態に
柔軟性が加わる。
【0021】本発明のファクシミリ装置は、前記出力手
段は、データを画像化して記録紙に印刷する印刷手段を
含むことを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、ファクシミリ装置におい
て、出力管理テーブルに基づいて出力が管理されている
データは、出力に際し、画像化されて記録紙に印刷され
る。これによって、データの受信時にデータを逐次印刷
し、かつ該データを印刷した記録紙をソータによって相
手先端末毎に分類する従来技術のファクシミリ装置より
も、受信された1件以上のデータを一旦蓄積記憶して、
かつ相手先端末毎に規定される印刷タイミング到来時に
まとめて印刷する本発明のファクシミリ装置のほうが、
相手先端末毎のデータの分類が容易であり、さらに出力
手段の構成が簡略化される。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態にお
けるファクシミリ装置1の機能的な構成を示すブロック
図である。図2は、図1のファクシミリ装置1の機械的
構造を示す側面図である。図1と図2とを合わせて説明
する。図1のファクシミリ装置1は、制御部3と、シス
テムメモリ4と、通信部5と、蓄積部6と、出力部7
と、操作部8とを最低限含み、時計回路10と、原稿読
取り部11と、符号/復号部12と、表示部13とをさ
らに含む。
【0024】制御部3は、ファクシミリ装置1全体を制
御している。システムメモリ4は、制御部3が実行すべ
き処理プログラムを最低限記憶しており、かつ該制御プ
ログラムの実行時に必要なデータをさらに記憶している
記憶部である。具体的には、制御部3は、中央演算処理
装置(CPU)で実現され、システムメモリ4に記憶さ
れている処理プログラムに従って動作することによっ
て、各種の制御処理を実行する。時計回路10は、受信
されたデータの管理等、制御部3における各種制御のた
めに、日時を計時している。
【0025】システムメモリ4は、具体的には、処理プ
ログラムおよび処理プログラム実行に係る不変のデータ
を予め記憶しているROM(Read Only Memory)15
と、処理プログラム実行に係る可変のデータを記憶して
いるRAM(Random AccessMemory)16とを含んで実
現される。RAM16の代りに、EEPROMまたはフ
ラッシュメモリ等、データ書換えが可能な記憶素子が用
いられても良い。
【0026】処理プログラム実行に係る可変のデータ
は、たとえば、図1のファクシミリ装置1との間で通信
を行う相手先端末の電話番号、および通信部5によって
受信されたデータの出力管理に用いられる出力管理テー
ブル17を含む。すなわちシステムメモリ4は、出力管
理テーブル17を記憶している出力管理部18を兼ねて
おり、かつ制御部3は、前記受信されたデータの出力を
出力管理テーブル17に従って管理している。
【0027】表示部13は、制御部3からユーザへの情
報提示のために用いられる。操作部8は、制御部3への
指示入力のためにユーザによって手動操作される。表示
部13は、液晶表示素子等を含んで構成される。操作部
8は、各種の操作キーおよびスイッチを含んで構成され
る。表示部13および操作部8は、図3の平面図に示す
操作パネル20を構成する。原稿読取り部11は、原稿
を読取って画像のデータを生成する。
【0028】通信部5は、図1のファクシミリ装置1に
おける通信の相手先端末との間で、データを送受する。
通信部5は、網制御回路(NCU:Network Control Uni
t)21とモデム22とを含む。網制御回路21は、フ
ァクシミリ装置1が接続されている通信回線網の網制
御、たとえば電話回線網へのダイヤル信号の送出等を行
う。モデム22は、画像のデータをファクシミリ通信規
格に基づいて相手先端末との間で送受するために、該フ
ァクシミリ通信規格に基づくデータの変調および復調を
行う。またファクシミリ装置1が音声通話およびデータ
通信をそれぞれさらに実行可能であれば、モデム22
は、音声のデータおよび任意のデータを音声通話規格お
よびデータ通信規格にそれぞれ基づいて相手先端末との
間で送受するために、該音声通話規格またはデータ通信
規格に基づく該データの変調および復調を行う。符号/
復号部12は、データの符号化の処理、および符号化さ
れたデータの復号化の処理を行う。
【0029】蓄積部6は、通信部5が受信したデータを
蓄積記憶するための記憶部である。図1において、蓄積
部6は、ファクシミリ通信規格に基づいて送受される画
像のデータを蓄積するための画像メモリで実現されてい
る。データを出力するための出力部7は、データを画像
化して記録紙に印刷出力するための印刷部23を含む。
またデータを記録媒体に書込む書込み部を出力部7が含
んでいても良く、データ転送用の出力部7として通信部
5を利用してもよい。
【0030】図1のファクシミリ装置1は、画像のデー
タの送信時には、原稿読取り部11で読取られた画像の
データが符号/復号部12によって符号化され、符号化
されたデータが通信部5から電話回線網を通じて相手先
端末に送信される基本動作を成す。さらにファクシミリ
装置1は、画像のデータの受信時には、相手先端末から
電話回線網の回線を通じて送信されてきた符号化済の画
像のデータが通信部5によって受信され、受信された画
像のデータが符号/復号部12によって復号されて、復
号されたデータが印刷部23によって印刷出力される基
本動作を成す。
【0031】図1のファクシミリ装置1から相手先端末
を呼出す際には、ファクシミリ装置1が発呼側端末とし
て機能し相手先端末が被呼側端末として機能する。相手
先端末がファクシミリ装置1を呼出す際には、ファクシ
ミリ装置1が被呼側端末として機能し相手先端末が発呼
側端末として機能する。発呼側端末から被呼側端末にデ
ータが送信されるならば、発呼側端末がデータの送信側
端末を兼ね、被呼側端末がデータの受信側端末を兼ね
る。ポーリング通信等、被呼側端末から発呼側端末にデ
ータが送信されるならば、発呼側端末がデータの受信側
端末を兼ね、被呼側端末がデータの送信側端末を兼ね
る。
【0032】図4は、図1のファクシミリ装置1と相手
先端末との間において、発呼側端末が被呼側端末を兼ね
ている場合のバイナリ符号信号方式のファクシミリ通信
手順を示すシーケンス図である。発呼側端末から被呼側
端末に対してデータを送信する場合、最初に発呼側端末
から被呼側端末に対し、コーリングトーン(CNG:Ca
lling Tone)が送信される。被呼側端末は、発呼側端末
からのコーリングトーンを検出すると、まず被呼局識別
信号(CED:Called StationIdentification signa
l)を送出し、続いて、非標準機能信号(NSF:Non-S
tandard Facilities signal)と被呼端末識別信号(C
SI:CalledSubscriber Identification signal)とデ
ィジタル識別信号(DIS:DigitalTransmit Command
signal)とを送出することによって、被呼側端末の機能
を発呼側端末へ知らせる。すると、これらの信号に応答
して、発呼側端末が、送信端末識別信号(TSI:Tran
smitting Subscriber Identification signal)とディ
ジタル命令信号(DCS:Digital Command Signal)と
を送出する。
【0033】続いて、発呼側端末から送信されたトレー
ニングチェック信号(TCF:Training Check signa
l)を被呼側端末が受信すると、受信準備確認信号(C
FR:Confirmation to Receive signal)が被呼側端末
から発呼側端末に返信される。返信後、発呼側端末から
被呼側端末に対して、画像のデータ(PIX)が1ペー
ジ分ずつ送信される。1ページ分の画像のデータの送信
の度に、マルチページ信号MPS(Multipage Signal)
が発呼側端末から送信されて被呼側端末に受信され、メ
ッセージ確認信号MCF(Message Confirmation signa
l)が被呼側端末から発呼側端末に返信されて、次ペー
ジの画像のデータが発呼側端末から送信されて被呼側端
末に受信される。図2の例では、2ページ分の画像のデ
ータが送受されている。
【0034】全ページ分のデータの送信終了後、手順終
了信号EOP(End of Proceduressignal)が発呼側端
末から送信されて被呼側端末に受信されることによっ
て、全ページ分の画像のデータを受信したことを被呼側
端末が確認すれば、メッセージ確認信号が被呼側端末か
ら発呼側端末に返信される。最後に、切断命令信号DC
N(Disconnect signal)が発呼側端末から送信されて
被呼側端末で受信されると、ファクシミリ通信が終了す
る。
【0035】図1のファクシミリ装置1は、予め登録さ
れている相手先端末を発信先とするデータが送られて来
た場合、受信された該データを該相手先端末毎に仕分け
て蓄積部6内に記憶させるのと共に、蓄積記憶されてい
る相手先端末からの受信データの出力タイミングを出力
管理テーブル17に基づいて管理する構成を特徴とす
る。このために、基本的には、出力の緊急性の無いデー
タを送信してくる相手先端末と、該相手先端末毎のデー
タの出力タイミングとが、出力管理テーブル17に予め
設定登録されている。出力の緊急性を必要としないデー
タを送信してくる相手先端末とは、たとえば、定期的に
ファクシミリ通信によってデータを送ってくるが、送信
されたデータの内容を図1のファクシミリ装置1のユー
ザが即座に知る必要がなく、送信されたデータが一定量
蓄積された状態で処理すれば充分であるようなことが予
め判っている相手先端末である。
【0036】制御部3は、出力管理テーブル17に登録
されている相手先端末から送信されていてかつ通信部5
が受信したデータを、蓄積部6に記憶させる。登録済の
相手先端末毎に、予め設定されているデータの出力タイ
ミングが到来するまでに2件以上のデータが送信されて
きたならば、該2件以上のデータが順次受信されて蓄積
部6に順次記憶される。さらに制御部3は、出力管理テ
ーブル17に登録されている相手先端末毎に、該相手先
端末から送信されていてかつ蓄積部6に蓄積記憶されて
いる1件または複数件のデータを、該相手先端末に対応
づけて出力管理テーブル17に予め登録されている出力
タイミングで、出力部7に出力させる。この場合、単一
の相手先端末から送信されてかつ蓄積部6に蓄積記憶さ
れている全件のデータが一括して出力される構成がより
好ましいが、該全件のデータのうちの少なくとも1件分
のデータが出力される構成であっても良い。出力済のデ
ータは、好ましくは、蓄積部6から消去される。
【0037】制御部3によって出力タイミングが管理さ
れるデータは、図1のファクシミリ装置1と相手先端末
との間で送受されるデータであれば、ファクシミリ通信
規格に基づいて送受される画像のデータに限らず、デー
タ通信規格に基づいて送受される各種のデータであって
も良く、音声通話規格に基づいて送受される音響のデー
タであっても良い。さらに、出力管理テーブル17に基
づくデータの出力は、具体的には、画像化されたデータ
の印刷部23による記録紙への印刷に限らず、通信部5
から他のファクシミリ装置、単体の印刷装置、またはコ
ンピュータ端末へのデータの転送でもよく、記録媒体へ
のデータの書込みでも良く、画像化されたデータの表示
部13への表示でも良い。
【0038】データ出力時に該データが記録紙に印刷さ
れる場合、上述したように相手先端末毎に規定される出
力タイミングに応じて相手先端末からのデータがまとめ
て印刷されれば、データを受信時に無条件に逐次印刷す
る場合よりも、相手先端末単位のデータのソート、確
認、および管理が容易になる。さらには、データが印刷
された記録紙をソータによって相手先端末毎に機械的に
ソートする従来技術よりも、相手先端末からのデータの
出力タイミングを制御したほうが、印刷部23の排紙ト
レイが1つで済むので、印刷部23の構成が簡略化され
る。
【0039】相手先端末毎の出力タイミングとしては、
出力管理テーブル17に記述された出力条件に従って相
手先端末からのデータの出力を自動的に開始させるべき
自動出力タイミングと、ユーザによる操作部8への手動
操作に応答して相手先端末からのデータの出力を開始さ
せるべき手動出力タイミングとのうちのいずれか一方
が、それぞれ設定登録される。自動出力タイミングが設
定されているならば、ユーザが所望するタイミングで自
動的にデータを出力することができるので、データを効
率的に出力することができる。かつ、データが印刷され
るならば、印刷物を効率的に提供することができる。ま
た手動出力タイミングが設定されるならば、データの出
力が必要になったとユーザが判断した時点にすぐに応答
して該データを出力することができるので、使い勝手が
向上する。
【0040】制御部3は、上記の出力管理テーブル17
に従って、登録済の相手先端末からのデータを受信する
毎に、蓄積部6内において、受信されたデータを相手先
端末毎に仕分けて記憶させる。ただし、受信されたデー
タが受信時に相手先端末毎に仕分けられて蓄積部6内に
記憶される代りに、受信されたデータが、受信時には無
条件に蓄積部6内に記憶され、出力タイミングの到来時
に相手先端末毎に仕分けて出力されてもかまわない。受
信時にデータが相手先端末毎に仕分けられていれば、出
力タイミング到来時の処理が簡略化されるので、出力処
理の待ち時間が短縮される。出力タイミング到来時にデ
ータが仕分けられるならば、受信時の処理が簡略化され
るので、相手先端末から見て通信待ち時間が短縮され
る。
【0041】図5は、出力管理テーブル17の構成を示
す模式図である。出力管理テーブル17は、通信の相手
先端末の識別情報を管理番号別に登録しており、かつ、
登録済の相手先端末に係る出力条件を、該相手先端末の
管理番号および識別情報に対応付けてさらに記憶してい
る。また出力管理テーブル17は、出力条件を管理番号
毎にユーザが自由に設定可能に構成されている。相手先
端末の識別情報としては、たとえば相手先端末の電話番
号が用いられる。
【0042】登録済の相手先端末に係る出力条件は、該
相手先端末から送信されて通信部5で受信された後に蓄
積部6に蓄積記憶されているデータの自動出力タイミン
グを規定するための基準になる。出力条件としては、デ
ータを出力すべき予約日時と、データの保管期間と、デ
ータの最大蓄積量とのうちの少なくとも1つが用いられ
る。予約日時と保管期間と最大蓄積量とのうちの少なく
とも1つが管理番号に対応づけられて出力管理テーブル
17に設定登録されている場合、該管理番号に対応づけ
られる識別番号の相手先端末に、自動出力タイミングが
設定登録されていることになる。
【0043】予約日時が設定されている場合、制御部3
は、予約日時が到来するまで、相手先端末から送信され
てかつ通信部5に受信されたデータを、蓄積部6に蓄積
記憶させる。かつ該予約日時が到来すると、該予約日時
までに受信され蓄積記憶されている相手先端末からのデ
ータを、制御部3がまとめて自動的に出力部7に出力さ
せる。これによって、受信されたデータの相手先端末単
位のソート、確認、および管理を容易に行うことが可能
なので、相手先端末単位のデータの管理がしやすくな
る。予約日時の到来の有無を判定するには、たとえば、
時計回路10が計時している現在日時と登録済の予約日
時とを制御部3が比較して、現在日時が予約日時と一致
または現在日時が予約日時を越えた場合に予約日時が到
来したと判定すればよい。
【0044】また、図5において管理番号「3」に関し
て記述するように、管理番号に対応する予約日時が設定
されていない場合、該管理番号に対応づけられる相手先
端末に関して、手動出力タイミングが設定登録されてい
る。すなわち、予約日時が未設定ならば、基本的に自動
出力が行われず、ユーザがデータの出力を望むときに出
力指示操作が手動で行われ、制御部3は該出力指示操作
に応答してデータを出力部7に出力させる。
【0045】ただし、全ての相手先端末からのデータの
記憶に単一の蓄積部6が共用されている状況下で、手動
出力タイミングが設定登録されている場合、受信された
データをいつまでも放置しておくと、蓄積部6の全容量
のうちのデータを新たに記憶可能な蓄積残量が少なくな
る恐れがあり、または受信されたデータを出力し忘れる
恐れもある。このために、好ましくは、予約日時を設定
しない場合、データの受信時点から該データの記憶が許
容される上限の保管期間を相手先端末毎に定めて、該相
手先端末の管理番号に対応づけて出力管理テーブル17
に予め設定登録しておく。保管期間が経過したか否かを
判定するには、たとえば時計回路10が計時しているデ
ータ受信時からの経過期間と登録済の保管期間とを制御
部3が比較して、経過期間が保管期間以上になった場合
に保管期間が経過したと判定すればよい。
【0046】保管期間が設定されている場合、或る登録
済の相手先端末からのデータの受信時点から該相手先端
末に係る保管期間が経過すると、蓄積部6に蓄積されて
いる全受信データのうちの該相手先端末から送信されて
いるデータを、制御部3が自動的に出力部7に出力させ
る。この場合、いずれか1件分のデータ受信時から相手
先端末に係る保管期間が経過した時点において蓄積部6
に蓄積記憶されている該相手先端末からの全件のデータ
のうち、少なくとも1件分のデータが出力されれば良
く、たとえば受信時から保管期間経過済のデータだけが
出力されれば良い。これによって、手動出力タイミング
が設定登録されている場合においても、データの受信時
から保管期間が経過すると該データが自動的に出力され
るので、受信されたデータの取忘れの発生が防止され、
かつ蓄積部6の蓄積残量の不要な低下を防止することが
できる。
【0047】さらに、予約日時あるいは保管期間を決め
ておいても、予約日時またはデータ受信時から保管期間
経過後の時点までに余りに多くのデータが受信される
と、受信された全データの総量が蓄積部6の全容量を超
える恐れがある。このために、好ましくは、記憶が許容
されるデータの最大蓄積量を相手先端末毎に定めて、該
相手先端末の管理番号に対応づけて出力管理テーブル1
7に設定登録しておく。最大蓄積量は、データのバイト
数でもよく、データの受信件数でも良い。図5の例で
は、記憶が許容されるデータの受信件数が、最大蓄積量
として設定されている。或る登録済の相手先端末から送
信されて蓄積部6に蓄積されている全件のデータの蓄積
量が該相手先端末に係る最大蓄積量を越えたか否かを判
定するには、該全件のデータの蓄積量と該最大蓄積量と
を制御部3が比較すればよい。
【0048】最大蓄積量が設定されている場合、或る登
録済の相手先端末から送信されて蓄積部6に蓄積されて
いる全件のデータの蓄積量が該相手先端末に係る最大蓄
積量に達すると、制御部3は、自動的に、予約日時前あ
るいは保管期間経過前であっても、該相手先端末からの
データを強制的に出力部7に出力させる。この場合、最
大蓄積量到達時までに蓄積部6に蓄積記憶されている相
手先端末からの全件のデータのうちの少なくとも1件分
のデータが出力されればよい。これによって、登録済の
相手先端末からの最大蓄積量以上のデータを受信した時
点において、たとえ予定日時によって出力を該時点より
ももう少し後に予定していたとしても、該時点で自動的
に該データが出力される。ゆえに、各相手先端末からの
データの記憶に単一の蓄積部6を共有して使用している
状況下であっても、該蓄積部6のメモリ容量を超えない
安定した受信を常に行うことができる。
【0049】次に、出力管理テーブル17への相手先端
末の登録手順について説明する。出力管理テーブル17
への相手先端末の登録は、図3に示すような操作パネル
20を用い、図6のフローチャートに従って行われる。
なお本明細書において「○○キーが入力される(○○と
は任意の文字列)」とは、○○キーのユーザによる押下
に応答して、該○○キーの押下に対応する信号が制御部
3に与えられることを指す。
【0050】登録処理開始後、ステップA0からステッ
プA1に進む。ステップA1において、操作パネル20
の操作部8内の登録キー31が入力され、ステップA2
において操作部8内の管理キー32が入力されると、ス
テップA3において、ファクシミリ装置1が出力管理テ
ーブル17への登録モードに入る。登録モード移行と同
時に、出力管理テーブル17への相手先端末の登録に関
連する情報を表示するための画面が、操作パネル20の
表示部13に表示される。
【0051】登録モード移行後、ステップA4におい
て、登録すべき相手先端末の管理番号が入力される。次
いでステップA5において、相手先端末の識別情報とし
て、相手先端末の電話番号が入力される。ステップA6
において、電話番号入力後にデータを出力すべき予約日
時が入力されたならば、ステップA7を飛ばしてステッ
プA8に進む。電話番号入力後に予約日時に代わって矢
印→キー33が入力されたならば、ステップA6からス
テップA7に進み、保管期間を入力するための画面が切
換え表示される。ステップA7において、保管期間、す
なわちデータの受信日から該データを保管すべき最大日
数が入力される。保管期間を入力しない場合は、矢印→
キー33が入力される。図6の例では、蓄積部6のメモ
リ容量を有効利用するために、予約日時もしくは保管期
間の少なくとも一方が必ず入力されるようになってい
る。このために、保管期間が未入力である場合、ステッ
プA7からステップA6に戻る。
【0052】予約日時または保管期間の入力後、最大蓄
積量を入力する画面が切換え表示される。ステップA8
において、最大蓄積量を示す受信件数が入力される。上
述した管理番号、相手先端末電話番号、予約日時、保管
期間、および最大蓄積量は、それぞれ、操作パネル20
の操作部8へのユーザによる操作に応答して入力され
る。最後に、操作パネル20の決定キー34が入力され
ると、ステップA9で出力管理テーブル17への登録が
終了する。
【0053】以上の処理によって順次入力された各種の
パラメータが、最初に入力された管理番号に対応づけら
れて、出力管理テーブル17に登録される。最初に入力
された管理番号が出力管理テーブル17内に既に存在し
ていれば、該管理番号に対応付けられて記憶されている
パラメータに、新たに入力されたパラメータが上書き記
憶される。このようにして、データ出力を管理すべき相
手先端末、および各相手先端末に係るユーザが所望する
出力条件を、出力管理テーブル17に容易に登録するこ
とができる。
【0054】次に、本実施の形態のファクシミリ装置1
における受信時の動作内容を説明する。概略的には、フ
ァクシミリ装置1に対して着信があった場合、発呼側端
末から送られて来た識別信号(TSI)に基づいて判別
される発呼側端末の電話番号が、出力管理テーブル17
に予め登録されているか否かが、判定される。発呼側端
末の電話番号が出力管理テーブル17に登録されていな
い場合、受信されたデータがそのまま即座に出力され
る。発呼側端末の電話番号が出力管理テーブル17に登
録されている場合、受信されたデータが出力の緊急性を
有するならば、該データが即刻出力される。発呼側端末
の電話番号が出力管理テーブル17に登録されていて、
かつ、受信されたデータが緊急性のない通常のデータで
あるならば、受信された該データを蓄積部6に蓄積記憶
させると共に、受信されたデータに係る管理情報を登録
済の相手先端末の管理番号に対応づけて出力管理テーブ
ル17に登録する。
【0055】受信されたデータに出力の緊急性があるか
否かは、たとえば、操作部8に備えられている#キー3
5など、出力の緊急性がある旨を示すと予め取決められ
ているキーが、発呼後に相手先端末において押下された
か否かによって判定する。出力緊急性有りを示すキーが
相手先端末において発呼後に押下された場合、図1のフ
ァクシミリ装置1に対する着信後に、該キー押下に応答
して発信される信号が相手先端末から該ファクシミリ装
置1に対して与えられるので、着信後に該信号が受信さ
れたか否かによって、該キー押下の有無を判定すること
ができる。
【0056】管理情報登録時には、たとえば、相手先端
末毎の現在の受信件数を管理情報として管理番号に対応
づけて登録可能になるように出力管理テーブル17が構
成されている場合、受信されたデータを蓄積記憶するの
と同時に、該データを送信した相手先端末に係る現在の
受信件数を1つ増やす。さらには、受信されたデータが
蓄積部6のどの領域に記憶されているかを示す情報も、
管理情報として出力管理テーブル17に登録させておい
てもよい。このような管理情報を出力管理テーブル17
に登録させておくことによって、蓄積部6にデータが分
類されずに蓄積記憶されている場合であっても、出力時
にデータを管理しやすくなる。または管理情報を登録す
る代りに、登録済の各相手先端末に対応するメモリエリ
アを蓄積部6内に設定し、受信されたデータを送信元の
相手先端末に対応するメモリエリアに分類して記憶させ
ても良い。
【0057】図7は、図1のファクシミリ装置1におけ
る受信動作を説明するためのフローチャートである。フ
ァクシミリ装置1の起動後、まずステップB1におい
て、ファクシミリ装置1自身に対する着信が待たれる。
発呼側端末からの着信信号が通信部5に受信されれば、
通信部5がファクシミリ通信の呼設定シーケンスを開始
して、発呼側端末と通信部5との間の回線を接続させ
る。
【0058】前記着信があった場合、ステップB2およ
びステップB3において、制御部3が、発呼側端末から
送られてきている識別信号(TSI)によって得られる
該発呼側端末の電話番号と、出力管理テーブル17に登
録済の1以上の各相手先端末の電話番号とを比較し、該
今回の発呼側端末の電話番号が出力管理テーブル17に
既に登録されているか否かを判定する。発呼側端末の電
話番号が出力管理テーブル17に登録されていない場合
は、データの即時出力を含むステップB4〜ステップB
7の手順が実行される。すなわち、ステップB4におい
て、最新の着信に応答したデータの受信シーケンスが開
始され、ステップB5において受信されたデータが蓄積
部6に一時記憶され、ステップB6においてデータの受
信シーケンスの終了手順が実行されて回線が切断され
る。最後に、受信されたデータがステップB7において
即座に出力される。
【0059】発呼側端末の電話番号が登録済であるとス
テップB3で判断された後、ステップB8において着信
に応答して送信されてくるデータに出力の緊急性がある
か否かが判断される。着信に応答して送信されてくるべ
きデータに出力の緊急性が有る場合、ステップB4〜ス
テップB7の手順が実行されるので、受信されたデータ
が即時に出力される。着信に応答して送信されてくるデ
ータに出力の緊急性が無い場合は、データの蓄積記憶を
含むステップB9〜ステップB12の手順が実行され
る。すなわち、ステップB9〜B11においてステップ
B4〜ステップB6と同様の処理が行われた後、最後に
ステップB12において蓄積記憶されたデータに係る管
理情報が出力管理テーブル17に登録される。ステップ
B7で受信されたデータが出力された後、またはステッ
プB12で管理情報が登録された後、ステップB13で
1連の受信動作が終了する。受信動作終了後、送信先か
らのデータをさらに待受ける場合、ステップB0に戻っ
て受信動作を再開する。
【0060】以上の処理動作によって、データの即時出
力とデータの蓄積出力とを発信側端末毎に適宜切換えて
実行することができる。また、図7のデータの受信処理
動作において、ステップB8の判断分岐が加えられてい
る結果、出力管理テーブル17に登録済の相手先端末か
ら緊急性の高いデータが送信されてきたならば、出力管
理テーブル17に設定登録されている出力条件に関わら
ず、データを蓄積記憶しないで受信直後に該データが出
力される。ゆえに、登録済の相手先端末から送信されて
くるデータを、出力の緊急性に応じて分類して、該緊急
性に合わせて出力することができる。これによって、図
1のファクシミリ装置1の受信形態に柔軟性が加わる。
【0061】次に、蓄積部6に蓄積記憶されているデー
タの出力動作について説明する。ファクシミリ装置1起
動後、登録済の相手先端末から送信されて通信部5に受
信されてかつ蓄積部6に蓄積記憶されているデータを出
力すべきか否かを、制御部3が出力管理テーブル17に
基づいて常時判断している。このために制御部3は、出
力管理テーブル17内の各相手先端末の出力条件が満た
されているか否かを時間経過に伴って繰返して判定して
おり、いずれかの相手先端末のいずれか1つの出力条件
が満たされた時点で、蓄積記憶されている該相手先端末
からのデータの出力要求信号を出力する。出力条件の判
定動作とデータの出力制御動作とデータの受信動作と
は、ファクシミリ装置1起動後に、制御部3において、
時分割処理等を用いて、巨視的に見て相互に同時並行的
に実行されている。
【0062】データ出力動作時において、制御部3は、
蓄積部6に蓄積記憶されている受信データの出力管理テ
ーブル17に基づく出力要求信号の発生を検出すると、
検出された出力要求信号が出力管理テーブル17のどの
管理番号におけるどの出力条件に基づいて発生したかを
確認する。この場合、検出された出力要求信号は、通常
は、前述したように予約日時と保管期間と最大蓄積量と
のいずれかに基づく。しかしながら、いずれの出力条件
にも当てはまらない状況下であっても、蓄積部6の蓄積
残量がわずかになると、以後の受信が不可能になる可能
性がある。そこで、蓄積部6の蓄積残量が予め定める基
準残量以下になると、次に最も早く出力されることにな
っているデータを出力する。このようにして、出力要求
信号を発生させた出力条件に従って、蓄積記憶されてい
る受信データを出力する。
【0063】図8は、図1のファクシミリ装置1の制御
部3における蓄積部6内のデータの出力制御動作を説明
するためのフローチャートである。ファクシミリ装置1
起動後、ステップC1において、蓄積部6に蓄積記憶さ
れている受信データの出力管理テーブル17に基づく出
力要求信号の発生が待受けられる。出力要求条件の発生
が検出されると、ステップC2〜C4において、検出さ
れた出力要求信号がどの出力条件に基づいて発生したか
が確認される。検出された出力要求信号が予約日時と保
管期間と最大蓄積量とのうちのいずれかに基づいて発生
していれば、ステップC2〜C4からステップC5に進
む。ステップC5においては、蓄積部6に蓄積記憶され
ている受信データのうち、検出された出力要求信号が基
づく出力条件に対応する登録済の相手先端末から送信さ
れている受信データを出力部7に与えて、該受信データ
の出力を開始させる。
【0064】検出された出力要求信号が、予約日時と保
管期間と最大蓄積量とのうちのいずれにも基づいていな
ければ、ステップC2〜C4からステップC6に進む。
ステップC6においては、蓄積部6の全メモリ容量のう
ちの新たにデータを記憶可能な容量である蓄積残量が予
め定める基準残量以下であるか否かが、制御部3によっ
て判断される。蓄積残量が基準残量を越えていれば、ス
テップC6からステップC10に進み、データ出力手順
が中途終了される。蓄積残量が基準残量以下であれば、
ステップC6からステップC7に進む。
【0065】ステップC7においては、蓄積部6に蓄積
記憶されている受信データのうち、蓄積残量が基準残量
以下に達したと判断された時点の次に自動出力する予定
の受信データを出力部7に与えて、該受信データの出力
を開始させる。蓄積残量が基準残量以下に達したと判断
された時点の次に自動出力する予定の受信データとは、
データの自動出力タイミングが該時点以後に到来する登
録済の相手先端末のうち、該自動出力タイミングが最も
早い相手先端末のデータである。この場合、自動出力タ
イミングは、予約日時と保管期間と最大蓄積量とのうち
のどの出力条件に基づくものであっても良い。
【0066】ステップC5,C7における受信データの
出力開始後、ステップC8において該受信データの出力
が終了したならば、出力された受信データが蓄積部6か
ら消去される。受信データの出力終了後、ステップC9
において、蓄積記憶されている他の受信データの出力管
理テーブル17に基づく出力要求信号の発生が、再び待
受けられる。出力要求条件の発生が検出されると、ステ
ップC2に戻る。図8のデータ出力処理は、ファクシミ
リ装置1全体の動作が停止するまで続行され、ファクシ
ミリ装置1全体の動作が停止した時点で中断終了され
る。
【0067】以上の処理によって、出力要求信号を発生
させた出力条件に基づいて、蓄積記憶されている受信デ
ータが相手先端末単位で出力される。さらに図8では、
全ての相手先端末の全出力条件がどれも満たされていな
い状況下であっても、蓄積部6の蓄積残量が所定の基準
残量以下に到ると、データを自動的に出力すべき相手先
端末のうち出力タイミングが最も早い相手先端末のデー
タの出力が制御部3によって自動的に指示される。これ
によってファクシミリ装置1において、蓄積部6のメモ
リ容量を超えない安定した受信を行うことができる。
【0068】次に、本実施の形態のファクシミリ装置1
の原稿読取り部11および印刷部23の具体的な構成
を、図2を参照して説明する。図2は、図1のファクシ
ミリ装置1の正面側の側面図であり、かつ筐体の側面部
の一部が切欠かれている。
【0069】原稿読取り部11は、ファクシミリ装置1
本体の筐体上面に設けられる透明な原稿台41と、ファ
クシミリ装置1本体内部の原稿台41下方に設けられる
スキャナ部42と、画像処理部43とを含む。原稿台4
1は、たとえば平板状のガラス体で実現されており、フ
ァクシミリ装置1本体の筐体上面部に嵌込まれている。
スキャナ部42は、露光ランプ44、1枚以上の反射鏡
45、レンズ46、および光電変換素子を備えた撮像素
子47を含む。撮像素子47は、たとえば、いわゆるC
CDイメージセンサまたはCCDラインセンサで実現さ
れる。
【0070】原稿台41の上面には、読取り対象の原稿
49が、読取るべき一方面を原稿台41に対向させた状
態で、載置される。露光ランプ44および少なくとも1
枚の反射鏡45は、相互の位置関係を保ったまま、原稿
台41下面の下方において、原稿台41の上面と水平な
方向に往復移動する。これによって、原稿台41の上面
に載置された原稿49の一方面が、露光ランプ44から
照射された光によって露光走査される。露光ランプ44
からの光の原稿一方面における反射光は、全反射鏡45
によって反射されてレンズ46に導かれ、かつ該レンズ
46によって撮像素子47の受光面に結像される。撮像
素子47の受光面に並ぶ各光電変換素子は、該光電変換
素子上に結像した光を光電変換して、自己が受光した光
の受光量に応じたレベルのアナログ信号を出力する。撮
像素子47の全光電変換素子から出力されるアナログ信
号の集合体が、デジタルデータに変換された後に、画像
処理部43において所定の処理が施されて、画像のデー
タとして出力される。
【0071】図2の例では、印刷部23は、電子写真方
式の印刷装置で実現されている。この場合印刷部23
は、感光体ドラム51、帯電器52、画像書込みユニッ
ト53、現像槽54、転写器55、およびクリーナ56
を含む。ファクシミリ装置1本体の内部中央部に、円筒
形状の感光体ドラム51が、中心軸線を中心として矢印
Aでしめす周方向に回転自在に支持されている。感光体
ドラム51の側面の周囲に、感光体ドラム51の回転方
向上流側から下流側に向かって、帯電器52、画像書込
みユニット53、現像槽54、転写器55、およびクリ
ーナ56が、この順に配置されている。
【0072】さらに印刷部23に関連して、給紙カセッ
ト57と排紙トレイ58と用紙搬送路59とが、ファク
シミリ装置1の本体内部に配置されている。給紙カセッ
ト57は、ファクシミリ装置1の本体内部において、印
刷部23および用紙搬送路59よりも下方の位置、図2
では本体内部の最下部に装着されており、白紙の記録紙
Pを複数枚収納している。用紙搬送路59は、給紙カセ
ット57から印刷部23を経由して排紙トレイ58に至
るように、形成されている。用紙搬送路59は、給紙カ
セット57から印刷部23を経由して排紙トレイ58に
到る方向である搬送方向に、記録紙Pを搬送する。用紙
搬送路59の印刷部23よりも搬送方向上流側の部分に
は、搬送方向上流側から下流側に向って、給紙ローラ6
1と搬送ローラとレジストローラ63とがこの順で配置
される。さらに、用紙搬送路59の印刷部23よりも搬
送方向下流側の部分には、搬送方向上流側から下流側に
向って、定着ローラ64および排紙ローラ65が、この
順で配置されている。なお図2では、搬送ローラの記載
を省略している。
【0073】画像形成時には、まず、矢印A方向に回転
している感光体ドラム51の側面表面に対して、帯電器
52が単一極性の電荷を均一に付与する。次いで、電荷
付与後の感光体ドラム51の側面表面に対して、画像処
理部43から出力された画像のデータに基づいて変調さ
れた光である画像光を、画像書込みユニット53が照射
する。この結果、感光体ドラム51の表面に、光電導作
用による静電潜像が作成される。次いで現像槽54が感
光体ドラム51の表面に現像剤を供給することによっ
て、静電潜像が現像剤画像に顕像化される。
【0074】感光体ドラム51の回転に先立って、給紙
ローラ61の回転によって、給紙カセット57内の白紙
の記録紙Pが1枚ずつ用紙搬送路59内に給紙されてい
る。給紙された記録紙Pは、回転している搬送ローラに
よって、レジストローラ63へ搬送される。静電先像が
顕像化されるまで、記録紙Pは搬送方向の前端部をレジ
ストローラ63に当接させた状態で停止している。レジ
ストローラ63は、給紙ローラ61から感光体ドラム5
1と転写器55との間隙までの区間内に配置されてい
る。記録紙Pの前端部が感光体ドラム51の表面に担持
された現像剤画像の前端に対向するタイミングで、レジ
ストローラ63が回転を開始し、記録紙Pが印刷部23
に導かれる。
【0075】転写器55は、感光体ドラム51の側面表
面に担持されている現像剤画像を、転写器55と感光体
ドラム51との間に導かれた記録紙Pの表面に転写す
る。クリーナ66は、現像剤画像転写後に感光体ドラム
51の側面表面に残留している現像剤を除去する。現像
剤画像が転写された記録紙Pは、回転している1対の定
着ローラを通過する間に、加熱および加圧される。この
結果、現像剤画像が溶融されて、記録紙の第1面、すな
わち記録紙の片面に固着される。第1面に現像剤画像が
固着された記録紙Pは、回転している排紙ローラ65に
よって、用紙搬送路59端部から排紙トレイ58に排出
される。これによって、片面に画像が形成された記録紙
Pである印刷物が、ユーザに提供される。
【0076】以上のように説明した本実施の形態のファ
クシミリ装置1は、本発明のファクシミリ装置1の例示
であり、主要な構成および動作が等しければ、他の様々
な形で実現することができる。特にファクシミリ装置1
の各構成部品の詳細な構成および動作は、同じ効果が得
られるならば、上述の構成および動作に限らず、他の構
成および動作によって実現されてもよい。たとえば、出
力管理テーブルに基づくデータの出力管理のための処
理、すなわち、図6の全処理、図7のステップB3,B
8,B7,B12の処理、出力要求信号の導出処理、お
よび図8の全処理を実行する出力管理部19を、ファク
シミリ装置1全体を管理する制御部3とは別個に設けて
も良い。
【0077】また図1のファクシミリ装置1は、制御部
3とシステムメモリ4と通信部5と印刷部23と蓄積部
6として機能する画像メモリとを最低限備える一般的な
ファクシミリ装置に、図6〜図8で説明した動作を制御
部3に実行させるための処理プログラムと図5で説明し
た出力管理テーブル17とを含む制御プログラムをイン
ストールして、該処理プログラムを制御部3に実行させ
ることによって実現されてもよい。
【0078】上述した制御ソフトウエアは、記録媒体に
予め記憶されていて、一般的なファクシミリ装置に備え
られる媒体読出し部によって該記録媒体から読出されて
システムメモリ4にストアされてもよく、伝送媒体を介
した通信によって一般的なファクシミリ装置に与えられ
てシステムメモリ4にストアされてもよい。記録媒体と
しては、フロッピー(登録商標)ディスクに代表される
磁気記録媒体、CD−ROM(Compact Disc−Read Onl
y Memory)およびDVD(Digital Video Disc)に代表
される光記録媒体、およびMO(Magneto-Optic Disc)
に代表される光磁気記録媒体が挙げられる。伝送媒体と
しては、電話回線網の伝送路、LAN(LocalArea Netw
ork)およびWAN(Wide Area Network)等を用いたコ
ンピュータネットワークの伝送路、ならびにコンピュー
タを接続する伝送ケーブル等が挙げられる。
【0079】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ファクシ
ミリ装置において、予め設定されている出力管理テーブ
ルに基づき、出力管理テーブルに登録された相手先端末
から送信されたデータを通信手段が受信する毎に、該デ
ータが蓄積手段に蓄積記憶され、かつ登録済の相手先端
末に対して予め設定登録されている出力タイミングが到
来する度に、蓄積記憶されている該相手先端末からのデ
ータがまとめて出力される。したがって、受信されたデ
ータのソート、該データの確認、および該データの出力
管理が、登録済の相手先端末毎に、容易に可能になる。
【0080】また本発明によれば、相手先端末毎に、出
力条件に基づく自動出力タイミングと手動出力タイミン
グとのうちのいずれか一方が、出力タイミングとして出
力管理テーブルに設定登録されている。これによって、
自動化によるデータ出力を効率化と手動化による使い勝
手の向上とのいずれかを、ユーザが任意に選ぶことがで
きる。
【0081】さらにまた本発明によれば、出力条件とし
て予約日時が出力管理テーブルに記述されているなら
ば、登録済の相手先端末毎に、予約日時が到来する度
に、該相手先端末から送信されていてかつ蓄積記憶され
ているデータが自動的に出力される。これによって、デ
ータの出力管理がしやすくなる。
【0082】また本発明によれば、出力条件としてデー
タの最大蓄積量が出力管理テーブルに記述されているな
らば、登録済の相手先端末毎に、相手先端末から送信さ
れていてかつ蓄積手段に蓄積されている全件のデータの
蓄積量が該相手先端末に係る最大蓄積量に達する度に、
該データが自動的に出力される。これによって、蓄積手
段のメモリ容量を超えない安定した受信が常に可能にな
る。
【0083】さらにまた本発明によれば、出力条件とし
て相手先端末からのデータの保管期間が出力管理テーブ
ルに記述されているならば、相手先端末からのデータの
受信時から該相手先端末に係る保管期間の経過後に、蓄
積されている該相手先端末からのデータが自動的に出力
される。これによって、受信されたデータの取忘れの発
生が防止される。
【0084】また本発明によれば、蓄積手段の蓄積残量
が所定の基準残量以下に到ると、データを自動出力すべ
き相手先端末のうち自動出力タイミングの到来が最も早
い相手先端末からのデータの出力が自動的に指示され
る。これによって、蓄積手段のメモリ容量を超えない安
定した受信が可能になる。
【0085】さらにまた本発明によれば、出力管理テー
ブルに登録されている相手先端末から、データの出力の
緊急性が高いことを示す信号が該データ自体と共に送信
されてきた場合、制御手段は、該データを蓄積手段に蓄
積しないで即座に出力させる。これによって、ファクシ
ミリ装置の受信形態に柔軟性が加わる。
【0086】また本発明によれば、ファクシミリ装置に
おいて、出力管理テーブルに基づいて出力が管理されて
いるデータは、出力に際し、画像化されて記録紙に印刷
される。これによって、相手先端末毎のデータの分類が
容易であり、さらに出力手段の構成が簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるファクシミリ装置
1の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】図1のファクシミリ装置1の側面図である。
【図3】図1のファクシミリ装置1に備えられる操作パ
ネル20の正面図である。
【図4】図1のファクシミリ装置1におけるファクシミ
リ通信手順を示すシーケンス図である。
【図5】図1のファクシミリ装置1が備える出力管理テ
ーブル17を示す図である。
【図6】図1のファクシミリ装置1の制御部3における
出力管理テーブル17の登録手順を示すフローチャート
である。
【図7】図1のファクシミリ装置1の制御部3における
データの受信手順を示すフローチャートである。
【図8】図1のファクシミリ装置1の制御部3における
データの出力手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 3 制御部 5 通信部 6 蓄積部 7 出力部 8 操作部 10 時計回路 17 出力管理テーブル 19 出力管理部 23 印刷部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 臣司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 中村 浩章 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 大久保 公寿 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 田中 篤史 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5C073 BC04 CD22 5C075 BB06 CD07 CD25 CF05 5K101 KK01 NN22 PP03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手先端末との間でデータを送受する通
    信手段と、 データを出力するための出力手段と、 通信手段によって受信されたデータを蓄積記憶するため
    の蓄積手段と、 通信手段によって受信されたデータの出力管理に用いら
    れる出力管理テーブルを備えている出力管理手段と、 通信手段によって受信されたデータの出力を、出力管理
    テーブルに基づいて管理する制御手段とを含み、 出力管理テーブルには、出力の緊急性の無いデータを送
    信してくる相手先端末と、該相手先端末毎のデータの出
    力タイミングとが、予め設定登録されており、 制御手段は、 出力管理テーブルに登録されている相手先端末から送信
    されていてかつ通信手段が受信したデータを、蓄積手段
    に記憶させておき、 出力管理テーブルに登録されている相手先端末毎に、該
    相手先端末から送信されていてかつ蓄積手段に蓄積記憶
    されている1件または複数件のデータを、該相手先端末
    に対応づけて出力管理テーブルに予め登録されている出
    力タイミングで、出力手段に出力させることを特徴とす
    るファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 指示入力のために操作される操作手段を
    さらに含み、 前記出力管理テーブルには、該出力管理テーブルに記述
    された出力条件に従って前記データの出力を自動的に開
    始させるべき自動出力タイミングと、操作手段への手動
    操作に応答して前記データの出力を開始させるべき手動
    出力タイミングとのうちのいずれか一方が、相手先端末
    毎の出力タイミングとしてそれぞれ設定登録されている
    ことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記出力タイミングを規定する出力条件
    として、予約日時が相手先端末毎に予め前記出力管理テ
    ーブルに記述されており、 前記制御手段は、相手先端末毎に、前記出力管理テーブ
    ルに該相手先端末に関連して記述されている予約日時が
    到来する度に、該相手先端末から送信されていてかつ前
    記蓄積手段に蓄積されているデータを自動的に前記出力
    手段に出力させることを特徴とする請求項2記載のファ
    クシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記出力タイミングを規定する出力条件
    として、データの最大蓄積量が、相手先端末毎に予め前
    記出力管理テーブルに記述されており、 前記制御手段は、相手先端末毎に、相手先端末から送信
    されていてかつ前記蓄積手段に蓄積されている全件のデ
    ータの蓄積量が前記出力管理テーブルに該相手先端末に
    関連して記述されている最大蓄積量に達する度に、該相
    手先端末から送信されていてかつ前記蓄積手段に蓄積さ
    れているデータを自動的に前記出力手段に出力させるこ
    とを特徴とする請求項2または3記載のファクシミリ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記出力タイミングを規定する出力条件
    として、該相手先端末から送信されているデータの保管
    期間が、前記出力管理テーブルにさらに設定登録されて
    おり、 前記制御手段は、前記相手先端末から送信されているデ
    ータの受信時から該相手先端末に関する保管期間が経過
    した場合、該相手先端末から送信されていてかつ前記蓄
    積手段に蓄積されているデータを自動的に前記出力手段
    に出力させることを特徴とする請求項2〜4のうちのい
    ずれか1項記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記蓄積手段の蓄積残
    量が予め定める基準残量以下に到った時点において、デ
    ータの自動出力タイミングが該時点以後に到来する相手
    先端末のうちの該タイミングが最も早い相手先端末から
    送信されていてかつ該蓄積手段に蓄積されているデータ
    を、自動的に前記出力手段に出力させることを特徴とす
    る請求項2〜5のうちのいずれか1項記載のファクシミ
    リ装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記出力管理テーブル
    に登録されている相手先端末から送信されたデータの受
    信に際し、該データの出力の緊急性が有る旨を示す信号
    が送信されてきた場合、受信された該データを即座に前
    記出力手段に出力させることを特徴とする請求項1〜6
    のうちのいずれか1項記載のファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 前記出力手段は、データを画像化して記
    録紙に印刷する印刷手段を含むことを特徴とする請求項
    1〜7のうちのいずれか1項記載のファクシミリ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016119721A (ja) * 2016-03-15 2016-06-30 シャープ株式会社 データ送受信装置及びデータ印字ソート方法

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