JP3266801B2 - 画像形成システム - Google Patents

画像形成システム

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JP3266801B2
JP3266801B2 JP16005296A JP16005296A JP3266801B2 JP 3266801 B2 JP3266801 B2 JP 3266801B2 JP 16005296 A JP16005296 A JP 16005296A JP 16005296 A JP16005296 A JP 16005296A JP 3266801 B2 JP3266801 B2 JP 3266801B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを必要
に応じて画像処理した後、画像形成部にてシート上に画
像を再生するためのデジタル画像形成装置において、画
像データ等を通信手段を介して相互に送受信可能なよう
に複数台接続し、任意のデジタル画像形成装置を介し
て、他のデジタル画像形成装置にて必要に応じて画像形
成を行わせること可能にし画像形成システムに関する。
【0002】
【従来技術】デジタル複写機は、単独で原稿の画像を読
取り、この読取画像データを必要に応じて適宜指定され
る条件に従って画像処理を行い、これをシート上に再生
するようにしている。そのため、上記設定される条件に
より、必要な画像のみを残し、他の画像を消去したり、
画像位置を他の位置への移動する等の画像編集を簡単に
行えるため、それらの画像編集機能を備え、画像を適宜
ユーザ側で簡単に編集できるといった価値が非常に高く
なってきた。
【0003】そこで、上記デジタル複写機の複数台を通
信手段を介して接続し、画像データ等を含めた情報を互
いに通信し、他のデジタル複写機を利用して画像形成を
簡単に行える画像形成システムが提案され、また実施さ
れるようになってきた。
【0004】このような画像形成システムは、構内ファ
クシミリ的に使用することが可能であり、一台のデジタ
ル複写機で読取った画像データを、他のデジタル複写機
に送信し、該デジタル複写機側でもその送信されてきた
画像データによる再生したシート(ハードコピー)を出
力するようになっている。
【0005】例えば、特開昭62−176262号公報
には、画像データに複写枚数を追加して送信する際、画
像データを含む情報を受信した側のデジタル複写機が、
受信した画像データに基づいて画像を再生した1枚のハ
ードコピーを出力し、これを原稿として指定された枚数
のハードコピーを得るようにし、他のデジタル複写機側
で指示された枚数のハードコピーを出力させるようにす
る技術が提案されている。この場合、複数枚のハードコ
ピーを出力させる場合、受信した画像データをメモリに
一旦格納し、これによる画像形成を行う必要がないた
め、画像データを記憶するメモリを必要としなくなる。
【0006】また、特開平2−254849号公報に
は、使用するデジタル複写機が、複写動作中、ジャム、
シート切れなどのトラブル状態にあって、使用できない
時には、他の使用可能なもう一台のデジタル複写機に画
像データを転送し、そのデジタル複写機にてハードコピ
ーを出力する動作を実行させる画像形成システムが開示
されている。この場合、オペレータは、使用可能なデジ
タル複写機を探す時間を省くことができ、デジタル複写
機の利用効率を向上させる効果を奏する。
【0007】さらに、画像データを読取後に、上述した
トラブルの発生により、画像形成を実行できない場合、
一旦読取った画像データを無駄にすることなく、他の使
用可能なデジタル複写機へと転送できるため、さらに利
用効率を高める効果が助長される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上の構成による画像
形成システムは、構内ファクシミリ的に、別のデジタル
複写機に画像データを送信したり、使用するデジタル複
写機の画像形成動作を、これに接続されている他の使用
可能な、一つのデジタル複写機に代替えさせることは可
能であるが、ハードコピーの生産能力は、ハードコピー
を出力するそのデジタル複写機に限定されてしまうとい
う問題がある。
【0009】また、使用されているデジタル複写機以外
にも、同じ画像形成を行う条件(モード)で、使用可能
なデジタル複写機が存在する場合であっても、接続され
ている各デジタル複写機の中で利用効率を十分に向上さ
せていないという問題がある。
【0010】この場合、各デジタル複写機は、そのデジ
タル複写機特有の画像形成に関連する条件、例えば画像
を形成するための各種機能を有し、同一の機能を持つデ
ジタル複写機ばかりでなく、様々な機能を有している場
合が多いが、それらの中からオペレータが所望する機能
を備えたデジタル複写機を選択して効率よく利用するこ
とはできなかった。
【0011】つまり、デジタル複写機全体の利用効率が
悪くなり、また各種機能を有するデジタル複写機の存在
を理解していないと、効率よく所望のハードコピーを得
ることができなかった。特にデジタル複写機を通信線で
接続しても、特定のデジタル複写機の有する機能を活用
することは到底できず、せっかく備えられた機能の有効
な活用を図ることができない。
【0012】これに対し、本願出願人により特願平06
−328441「画像形成システム」において提案した
ように、複数の接続されたデジタル複写装置の中で、特
定の一台のデジタル複写機にて、他のデジタル複写機が
有する各種機能を表示部に一覧表示させるようにしてい
る。これにより、特定のデジタル複写機が持たない機能
を他のデジタル複写機に代替えさせてハードコピーを出
力させることが可能になる。ここで、重要なことは、い
くら接続されたデジタル複写機の機能を一覧表示させて
も、この機能を有効に活用するには、オペレータ自身が
その機能に熟視しているか、デジタル複写機についてよ
く理解しているものでないと、有効な利用を図ることが
できないことにもなる。
【0013】特に、オペレータは、どのデジタル複写機
を利用し、その機能設定を行えるのか、配置されている
各デジタル複写機の機能等を充分に把握しておかないと
機能設定及びデジタル複写機の選択を行えない。そのた
め、有効な利用を図ることができない。
【0014】本発明は、オペレータに対する負担を軽減
し、目的のハードコピーを得るための条件設定等を含
み、効率よく出力処理できる画像形成システムを提供す
ることを目的とする。
【0015】また、本発明は、上述した問題点に鑑み、
画像形成動作における生産性及び各デジタル画像形成装
置の利用効率を向上させることを目的とする。
【0016】特に、本発明の目的は各デジタル画像形成
装置が備える画像形成に関連する条件、例えば機能をも
含めて、簡単に有効活用を行い、上述したオペレータの
負担を軽減する画像形成システムを得ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の上述した各目的
を達成するための画像形成システムは、画像データを予
め設定された条件に応じてシート上に再生し出力してな
る複数の画像形成装置を通信手段を介して接続し、特定
の画像形成装置による画像データを、該画像形成装置と
接続された他の画像形成装置にて出力処理できるように
した画像形成システムにおいて、画像形成に関連する1
又は複数の条件を入力する条件設定入力手段と、上記接
続された画像形成装置の中から上記条件設定入力手段に
て入力された条件に基づく出力処理可能な画像形成装置
を選び出す判別手段と、該判別手段にて選び出された画
像形成装置を表示する表示手段と、該表示手段にて表示
された画像形成装置の中から任意に画像データを出力処
理する画像形成装置を選択する選択手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0018】また本発明の目的を達成するための別の画
像形成システムは、画像データを予め設定された条件に
応じてシート上に再生し出力してなる複数の画像形成装
置を通信手段を介して接続し、特定の画像形成装置によ
る画像データを、該画像形成装置と接続された他の画像
形成装置にて出力処理できるようにした画像形成システ
ムにおいて、画像形成に関連する1又は複数の条件を入
力する条件設定入力手段と、該上記条件設定入力手段に
て入力された条件に基づいて該条件設定入力を行った画
像形成装置(本機)での出力処理が可能か否かを確認
し、出力処理不可能な場合には他の接続された画像形成
装置の中から出力処理可能なものを選び出す判別手段
と、該判別手段にて選び出された画像形成装置を表示す
ると表示手段と、該表示手段にて表示された画像形成装
置の中から任意に画像データを出力処理する画像形成装
置を選択する選択手段と、を備えたことを特徴とする。
【0019】以上の画像形成システムの構成によれば、
オペレータが画像形成に関連する条件設定を行うこと
で、その条件にて出力処理できる画像形成装置を選び出
す(リストアップ)。この場合、特にオペレータが操作
している画像形成装置自身である本機での出力処理可能
な場合には、本機そのものが優先して選択させることが
できる。
【0020】しかも本機での出力処理が不可能であれ
ば、接続された他の画像形成装置より出力処理できるも
のがリストアップされ、それが表示されることになる。
そのため、その表示に従って画像形成装置を選択するこ
とができ、オペレータはどの画像形成装置を利用して出
力処理させるかを考えることなく、簡単に選択操作でき
る。そのため、選択した画像形成装置にて出力処理でき
ないといった不都合は発生しなくなる。
【0021】そこで、上述した画像形成システムにおい
て、上記表示手段にて、上記条件設定入力手段にて入力
された設定条件をも合わせて表示させるようにすれば、
条件設定に対応させて出力処理できる画像形成装置をオ
ペレータが容易に把握でき、今後の出力処理の参考にも
なる。
【0022】また、上述した画像形成システムにおい
て、上記判別手段にて、上記条件設定入力手段を介して
設定条件が入力される毎に、それまで入力された設定条
件による出力処理を行える画像形成装置をリストアップ
させるようにすれば、設定される条件が増すに従って、
出力処理可能な画像形成装置の状態が変化し、オペレー
タが条件選択に応じた出力処理可能な画像形成装置を知
ることができ、利用しやすい画像形成装置にて出力処理
させることが容易に行える。この場合、複数設定された
条件の一部をクリアしていくことで、残りの設定条件に
て、画像形成装置をその都度リストアップさせることも
可能であり、またクリアされた設定条件を再度復帰さ
せ、復帰された状態での設定条件による画像形成装置を
リストアップさせることもできる。これにより、設定条
件に応じた画像形成装置を知ることができ、オペレータ
が利用しやすい任意の画像形成装置を容易に選択させる
ことができる。
【0023】特に、上述した画像形成システムにおい
て、上記選択手段が、上記判別手段にて条件設定の入力
を行った画像形成装置にて出力処理が可能であることを
判別した時に、該画像形成装置を優先して選択させるこ
とで、オペレータによる選択操作を省略でき、オペレー
タに対して最も効率よく出力処理を行える。
【0024】さらに上述した画像形成システムにおい
て、上記判別手段は、各画像形成装置に設けられた動作
停止を検出し他の画像形成装置に知らせる状態出力手段
からの出力信号により、出力処理可能なリスト対象より
除外させることができる。画像形成装置のトラブル、例
えばジャム、用紙切れ、トナー切れ、メンテナンス等に
おいては、動作停止を行う。この状態において、その画
像形成装置は選択リストより除外される。そのため、出
力処理を行えない画像形成装置をリストアップされるこ
とがなくなる。そこで、上記トラブル解除された状態に
おいて、それを各画像形成装置に知らせるようにすれ
ば、トラブル解除した画像形成装置をリストアップの対
象装置とすることができ、オペレータがその画像形成装
置を選択することがなくなる。
【0025】なお、画像形成装置のリストアップの対象
外より除外する場合、上述したトラブル状態に限られる
ものではなく、条件設定による出力処理を行えるものに
おいても、その選択装置より除外した方が効率よく出力
処理させることが可能な場合がある。それは、出力処理
を効率よくするために、出力速度の速いものをリストア
ップし、遅いものを対象外とする。また、オペレータが
操作している画像形成装置の配置位置より離れる画像形
成装置を除外したりすることもできる。さらに、画質に
劣るもの、例えばメンテナンス時期ともなれば画質が劣
ることも考えられ、メンテナンス時期の近い画像形成装
置を除外するようにすることもできる。
【0026】本発明による上述した画像形成システムに
おいて、さらに上記判別手段は、上記条件設定入力手段
にて入力された設定条件による出力処理可能な画像形成
装置を選び出す(リストアップ)時に、最も効率よく出
力処理できる順に優先順位を設け、上記表示手段は優先
順位に基づく表示を行うことで、画像形成装置の利用効
率をより高めることができる。
【0027】ここで、効率よく出力処理できる状態と
は、出力処理の速いもの、画質の高いもの、操作した画
像形成装置に近いものを順位を優先させる。画質の高い
ものとは、当然高画質の再生画像を得られるもの、また
メンテナンス時期になった時に画質低下を招く惧れのあ
るものは、その優先順位を下げるようにする。これによ
り、オペレータが選択する画像形成装置は、最も効率よ
く出力処理を行えるようにできる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明における画像形成システム
の実施形態について、以下に図面を参照して詳細に説明
する。
【0029】本発明は、ネットワーク接続された画像形
成装置、特にデジタル複写装置の中から、現在設定され
ているモードを実行可能なデジタル複写装置を一覧表示
させ、この表示をオペレータが確認しながら実際に画像
形成を行わせる装置を選択することのできるデジタル画
像形成システムである。
【0030】図1は本発明におけるデジタル画像形成装
置を複数接続した状態において、任意の画像形成装置よ
り他の画像形成装置を任意に選択し、設定した機能に従
った画像形成を行わせるための画像形成システムにおけ
る制御フローを示し、図2はその制御における表示状態
及び、選択状態を示す図である。また、図3は画像形成
システムを構成するための画像形成装置であるデジタル
複写装置の全体構造を示す断面図である。
【0031】上記図3において、画像形成装置の構造に
ついて説明しておく。この画像形成装置はデジタル複写
機1であり、該デジタル複写機1本体は大きく分けてス
キャナ部2と、レーザ記録部(プリンタ部)3から構成
されている。
【0032】スキャナ部2は透明ガラスからなる原稿載
置台2−0、原稿載置台2−0上へ自動的に原稿を供給
搬送するための両面対応自動原稿送り装置(RADF)
2−1、及び原稿載置台2−0上に載置された原稿の画
像を走査して読取るための原稿画像読取ユニット、すな
わちスキャナユニット2−2から構成されている。この
スキャナ部2にて読取られた原稿画像は、読取画像デー
タとして後述する画像データ入力部へと送られ、画像デ
ータに対して所定の画像処理が施される。
【0033】上記RADF2−1は、図示しない原稿ト
レイ上に複数枚の原稿を一度にセットしておき、セット
された原稿を1枚ずつ自動的にスキャナユニット2−2
の原稿載置台2−0上へ給送する装置である。またRA
DF2−1は、オペレータの選択に応じて原稿の片面ま
たは両面をスキャナユニット2−2に読取らせるよう
に、片面原稿のための搬送経路、両面原稿のための搬送
経路、搬送経路切り換え手段、各部を通過する原稿の状
態を把握し管理するセンサ群、および制御部などから構
成されている。このRADF2−1については、従来か
ら多くの出願、商品化がなされているので、これ以上の
説明は省略する。
【0034】原稿載置台2−0上の原稿の画像を読取る
ためのスキャナ部2を構成するスキャナユニット2−2
は、原稿面上を露光するランプリフレクタアセンブリ2
−3と、原稿からの反射光像を光電変換素子(CCD)
に導くため、原稿からの反射光を反射する第1の反射ミ
ラー2−5aを搭載してなる第1の走査ユニット2−6
a、また第1の反射ミラーユニット2−6aからの反射
光像を光電変換素子(CCD)に導くための第2、第3
の反射ミラー2−5b,2−5cを搭載してなる第2の
走査ユニット2−6b、原稿からの反射光像を上述した
各反射ミラーを介して電気的画像信号に変換する素子
(CCD)上に結像させるための光学レンズ2−7、お
よび原稿からの反射光像を電気的画像信号に変換する上
述したCCD素子2−4から構成される。
【0035】スキャナ部2は、上記RADF2−1とス
キャナーユニット2−2の関連した動作により、原稿載
置台2−0上に読取るべき原稿を順次載置させながら、
原稿載置台2−0の下面に沿ってスキャナユニット2−
2を移動させて原稿画像を読取るように構成されてい
る。特に第1走査ユニット2−6aは、原稿載置台2−
0に沿って左から右へと一定速度Vで走行され、また第
2走査ユニット2−6bは、その速度Vに対してV/2
の速度で同一方向に平行に走査制御される。これによ
り、原稿載置台2−0上に載置された原稿の画像を1ラ
イン毎に順次CCD素子2−4へと結像させて画像を読
取ることができる。
【0036】原稿画像をスキャナユニット2−2にて読
取ることにより得られた読取画像データは、後述する画
像処理部へ送られ、各種処理が施された後、画像処理部
のメモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリ内の
画像データを読出してレーザプリンタ部3に転送して記
録シート上に画像を形成させる。このレーザプリンタ部
3は画像を形成させるための記録材であるシートの搬送
系、レーザ書き込みユニット30、および画像を形成す
るための電子写真プロセス部31を備えている。
【0037】レーザ書き込みユニット30は、上述した
スキャナユニット2−2にて読取った後のメモリから読
出した画像データ、または外部の装置から転送されてき
た画像データに応じて、レーザ光を出射する半導体レー
ザ光源、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、
等角速度で偏向されたレーザ光が電子写真プロセス部3
1を構成する感光体ドラム32上で等角速度で偏向され
るように補正するf−θレンズなどを有している。
【0038】上記電子写真プロセス部31は、周知であ
る感光体ドラム32の周囲に帯電器、現像器、転写器、
剥離器、クリーニング器、除電器をこの順序で配置して
おり、これらを制御することでシート上に画像を形成す
る。
【0039】一方、シートの搬送系は、上述した画像形
成を行う電子写真プロセス部31の特に転写器が配置さ
れた転写位置へとシートPを搬送する搬送部33、該搬
送部33へとシートPを送り込むためのカセット給紙装
置34a、34bまたは、必要なサイズのシートを適宜
給紙するための手差し給紙装置35、転写後のシートP
に形成された画像、特にトナー像を定着するための定着
器36、定着後のシートPの同一面又は裏面に再度画像
を形成するためにシートPを再供給するための再搬送経
路(再搬送路)38とを備えている。また、定着器36
の下流側には、画像が記録されたシートPを受け取り、
このシートPに対して所定の処理を施す後処理装置5が
配置されている。
【0040】レーザ書き込みユニット30及び電子写真
プロセス部31において、画像メモリから読出された画
像データは、レーザ書き込みユニット30によってレー
ザ光線を走査させることにより、感光体ドラム32の表
面上に静電潜像として形成され、この潜像が現像器にお
いてトナーにより可視像化される。可視像化された感光
体ドラム32表面のトナー像は、上述した多段給紙ユニ
ットのいずれかのカセット給紙装置34a,34bある
いは手差し給紙装置35から給送されてくるシートの一
方の面上に静電転写され、最後に定着器36にてシート
上に定着される。
【0041】このようにして画像が形成されたシート
は、定着器36からシート処理装置5内へ排出ローラ4
を介して送り込まれる。
【0042】(画像処理部の回路説明)次にこのデジタ
ル複写機1における、読取られた原稿画像情報に対して
画像処理を行う画像処理部の構成及び機能について説明
する。
【0043】図4は図3のデジタル複写機1に含まれて
いる画像処理部のブロック図である。このデジタル複写
機1に含まれている画像処理部は、画像データ入力部4
0、画像処理部41、画像データ出力部42、RAM
(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスク等から構
成されるメモリ43及び中央処理装置(CPU)44を
備えている。
【0044】画像データ入力部40はCCD部40a、
ヒストグラム処理部40b及び誤差拡散処理部40cを
含んでいる。画像データ入力部40はCCD2−4にて
光電変換された原稿の画像データを2値化変換して、2
値のデジタル量としてヒストグラムをとりながら、誤差
拡散法により画像データを処理して、メモリ43に一旦
記憶するように構成されている。
【0045】即ち、CCD部40aでは、画像データの
各画素信号に対してその濃度に応じたアナログ電気信号
がA/D変換されたのち、MTF補正、白黒補正または
ガンマ補正が行われ、256階調(8ビット)のデジタ
ル信号としてヒストグラム処理部40bへ出力される。
【0046】ヒストグラム処理部40bでは、CCD部
40aから出力されたデジタル信号が256階調の各画
素の濃度別に加算された濃度情報(ヒストグラムデー
タ)が得られるとともに、必要に応じて、得られたヒス
トグラムデータはCPU44へ送られ、又画素データと
して誤差拡散処理部40cへ送られる。
【0047】誤差拡散処理部40cでは、疑似中間処理
の一種である誤差拡散法、すなわち、2値化の誤差を隣
接画素の2値化判定に反映させる方法により、CCD部
40aから出力された8ビット/画素のデジタル信号が
1ビット(2値化)に変換され、原稿における局所領域
濃度を忠実に再現するための再配分演算が行われる。
【0048】また画像処理部41は、多値化処理部41
a及び41b、合成処理部41c、濃度変換処理部41
d、変倍処理部41e、画像プロセス部41f、誤差拡
散処理部41g並びに圧縮処理部41hを含んでいる。
この画像処理部41は、入力された画像データをオペレ
ータが希望する画像データに最終的に変換する処理部で
あり、メモリ43に最終的に変換された出力画像データ
として記憶されるまでこの処理部にて処理するように構
成されている。但し、画像処理部41に含まれている上
述の各処理部は必要に応じて機能するものであり、機能
しない場合もある。
【0049】即ち、多値化処理部41a及び41bで
は、誤差拡散処理部40cで2値化されたデータが再度
256階調に変換される。
【0050】合成処理部41cでは、画素毎の論理演
算、即ち、論理和、論理積又は排他的論理和の演算が選
択的に行われる。この演算の対象となるデータは、メモ
リ43に記憶されている画素データ及びパターンジェネ
レータ(PG)からのビットデータである。
【0051】濃度変換処理部41dでは、256階調の
データ信号に対して、所定の階調変換テーブルに基づい
て入力濃度に対する出力濃度の関係が任意に設定され
る。そのため、オペレータにて設定された濃度に応じた
画像濃度を出力できるように画像処理されることにな
る。
【0052】変倍処理部41eでは、指示された変倍率
に応じて、入力される既知データにより補間処理等を行
うことによって、変倍後の対象画素に対する画素データ
(濃度値)が求められ、副走査が変倍された後に主走査
が変倍処理される。これにより、オペレーラが指定した
倍率に応じた画像を出力すようにしている。
【0053】画素プロセス部41fでは、入力された画
素データに対して様々な画像処理が行われ、又、特徴抽
出等データ列に対する情報収集が行われ得る。
【0054】誤差拡散処理部41gでは、画像データ入
力部40の誤差拡散処理部40cと同様な処理が行われ
る。
【0055】圧縮処理部41hでは、ランレングスとい
う符号化により2値データが圧縮される。又、画像デー
タの圧縮に関しては、最終的な出力画像データが完成し
た時点で最後の処理ループにおいて圧縮が機能する。
【0056】そして画像データ出力部42は、復元部4
2a、多値化処理部42b、誤差拡散処理部42c、及
びレーザ出力部42dを含んでいる。この画像データ出
力部42は、圧縮状態でメモリ43に記憶されている画
像データを復元し、もとの256階調に再度変換し、2
値データより滑らかな中間調表現となる4値データの誤
差拡散を行い、レーザ出力部42dへデータを転送する
ように構成されている。最終的には、レーザプリンタ部
3のレーザ書き込みユニット30へと送られ、画像形成
が実行されることになる。
【0057】即ち、復元部42aでは、圧縮処理部41
hによって圧縮された画像データが復元される。
【0058】多値化処理部42bでは、画像処理部41
の多値化処理部41a及び41bと同様な処理が行われ
る。
【0059】誤差拡散処理部42cでは、画像データ入
力部40の誤差拡散処理部40cと同様な処理が行われ
る。
【0060】レーザ出力部42dでは、図に示していな
いシーケンスコントロールからの制御信号に基づき、デ
ジタル画素データがレーザのオン/オフ信号に変換さ
れ、レーザ書き込みユニット30における半導体レーザ
がオン/オフ状態となり、感光体ドラム32上に静電潜
像が書き込まれる。
【0061】尚、画像データ入力部40および画像デー
タ出力部42において扱われるデータは、メモリ43の
容量の削減のため、基本的には2値データの形でメモリ
43に記憶されているが、画像データの劣化を考慮して
4値のデータの形で処理することも可能である。
【0062】(デジタル複写機全体の制御構成の説明)
図5はデジタル複写機1の装置全体の各部を中央制御ユ
ニット(CPU)44により動作管理している状態を示
す図である。
【0063】CCD2−4、画像データ入力部40、画
像処理部41、画像データ出力部42、画像メモリ4
3、及び中央処理装置(CPU)44は、図3と重複す
るので説明は省略する。
【0064】図4において説明したCPUである中央処
理装置(ユニット/CPU)44は、RADF2−1、
スキャナ部2、レーザープリンタ部3などデジタル複写
機1を構成する各駆動機構部をシーケンス制御により管
理すると共に、各部を制御するための制御信号を出力し
ている。
【0065】さらにCPU44には、操作パネルからな
る操作基板ユニット45が相互通信可能な状態で接続さ
れており、オペレータが設定入力した各種モードに応じ
て制御信号をCPU44に転送し、デジタル複写機1を
設定モードに応じて動作させるようになっている。
【0066】また、CPU44からは、デジタル複写機
の動作状態を示す制御信号を操作基板ユニット45へと
転送して、操作基板ユニット45側ではこの制御信号に
より装置が現在どのような状態にあるのかオペレータに
示すように表示部などにより動作状態を表示するように
なっている。
【0067】46はソーターコントロールユニットであ
り、デジタル複写機1により出力される複写物を仕分け
たりするシートの後処理装置の動作を管理する制御ユニ
ットである。ここでは、本発明によるシート後処理装置
5の制御を主に行うことになる。
【0068】47は画像情報、および画像制御信号など
他のデジタル画像機器との情報通信を可能にするために
設けられた画像データの通信ユニットである。
【0069】図6は、デジタル複写機1における上述し
た操作基板ユニット45に設けられる操作パネルを表し
たものである。この操作パネルの中央部分には、タッチ
パネル液晶表示装置6が配置されていて、その周囲に各
種モード設定キー群が配置されている。
【0070】このタッチパネル液晶表示装置6の画面上
には、常時画像編集機能を選択するための画面に切り換
える画面切り換え指示エリアがあって、このエリアを指
で直接押圧操作すると各種画像編集機能が選択できるよ
うに液晶画面上に各種編集機能が一覧表示される。
【0071】その表示された各種編集機能の中から、オ
ペレータが所望する機能が表示されている領域を指で触
れることにより編集機能が適宜設定できる。
【0072】上記操作パネル上に配置された各種設定キ
ー群について簡単に説明すると、7は液晶表示装置(表
示装置)6の画面の明るさを調整するダイヤルである。
【0073】8は倍率を自動的に選択させるモードを設
定する倍率自動設定キー、9は複写倍率を1%きざみで
設定するためのズームキー、10と11は、固定倍率を
読み出して選択するための固定倍率キー、12は複写倍
率を標準倍率(等倍)に戻すための等倍キーである。
【0074】13はコピー濃度調整を自動から手動また
は、写真モードへと切り換えるための濃度切換キー、1
4は手動モードまたは、写真モードの時に濃度レベルを
細かく設定するための濃度調整キー、15は複写機の給
紙部にセットされているシートサイズの中から希望する
シートサイズを選択するためのカセット(トレイ)選択
キーである。
【0075】16は複写枚数を設定するための枚数設定
キー、17は複写枚数をクリアしたり、連続コピーを途
中で止める時に操作するクリアキー、18はコピーの開
始を指示するためのスタートキー(プリントスイッ
チ)、19は現在設定されているモードの全てを解除し
て標準状態に復帰させるための全解除キー、20は連続
コピー中に別の原稿に対するコピーを行いたい時に操作
する割り込みキー、21は複写機の操作が分からない時
に操作することで複写機の操作方法をメッセージ表示す
るための操作ガイドキー、22は操作ガイドキー21の
操作により表示されたメッセージの続きを表示させるた
めのメッセージ順送りキーである。
【0076】23は両面複写モードを設定するための両
面モード設定キー、24は複写機から排出される出力物
(画像形成済みシート)を仕分けるためのシート後処理
装置5の動作モードを設定するための後処理モード設定
キーである。
【0077】25から27は、プリンターモード、ファ
クシミリモードに関する設定キーであり、25は送信原
稿を一旦メモリに蓄えてから送信するメモリ送信モード
キー、26はデジタル複写機のモードをコピーとファッ
クス、プリンタの間で切り換えるためのコピー/ファッ
クス・プリンターモード切換キー、27は送信先電話番
号を予め記憶させておき送信時にワンタッチ操作で送信
先に電話を発信させるためのワンタッチダイヤルキーで
ある。
【0078】今回提示した操作パネル及びその操作パネ
ル上に配置される各種キーは、あくまでも一例であり、
デジタル複写機1に搭載される各種機能により操作パネ
ル上に設けられるキーは異なってくることはいうまでも
ない。
【0079】(画像形成に関連する条件設定の一例)次
に、デジタル複写機1に備えられる画像形成等に関連す
る条件設定のついて説明する。この条件設定とは、例え
ば画像形成装置に備わる各種機能の設定のための操作で
あり、その説明をする。そこで、上記タッチパネル液晶
表示装置6を利用した、各種機能設定による具体例を、
図7に従って説明する。
【0080】図7は表示装置6における遷移状態を示し
たもので、まず表示装置6には、最初に基本画面が表示
され、この表示状態において、各種表示領域、例えば機
能設定領域、画質設定領域、後処理設定領域、或は初期
設定領域の何れかの領域を示す状態が表示装置6上に表
示され、それらの領域を操作(タッチパネル液晶表示装
置上を押圧)すれば、表示装置6にてそれぞれに対応す
る画面に遷移するようになる。
【0081】上記基本画面については、例えば図8
(a)に示すように表示されており、上述した機能設定
画面6a、画質設定画面6b、後処理設定画面6c、初
期設定画面6d等が表示される。
【0082】上記基本画面において、機能設定領域6a
を軽く押圧(タッチ)することで、第1機能設定画面に
切り替わり、この画面において次頁画面への遷移のため
の操作領域が操作されると、画面が第2の機能設定画面
(NEXT機能設定画面)に遷移する。一方、基本画面
への遷移のための操作領域が操作されると画面が基本画
面に戻る。
【0083】例えば、図8(a)を例に説明すれば、機
能設定領域6aが操作されると、図8(b)に示すよう
に画像編集を行える各種機能選択を行える第1機能設定
画面が表示される。そこで、基本画面領域を操作すれ
ば、先に説明したように基本画面に戻り、機能設定画面
への遷移操作、つまり次頁領域の操作により図8(c)
のような第2機能設定画面が表示される。
【0084】また、基本画面領域や次頁領域の表示の他
に第1機能設定画面においては、鏡像、斜体、反転、影
付け、トリミング及びマスキングの各種編集機能を設定
するための領域が表示されている。これらの各表示領域
6e〜6nは、各機能設定キーであり、条件設定入力手
段を構成する。例えば、斜体の表示領域をタッチするこ
とで、図8(f)に示すように文字等における画像を任
意の角度に設定できる表示画面に切り替えられ、その設
定を可能にする。
【0085】一方、基本画面において画質設定領域、後
処理設定領域の示す表示部をタッチすることで、図8
(d)および(e)のような表示が行われ、所望の設定
を行える。さらに、初期設定領域6dを操作すること
で、図9に示すように、指紋登録、部門管理、シミュレ
ーション等を任意に設定できる。
【0086】なお、上述した個々の機能設定により画像
編集を行える機能を参考のために、下記表1に、画像形
成に関連する条件設定のための機能と該機能における処
理の概要を例示する。しかし、表1に示す画像編集(処
理)機能の内容に限られることはない。
【0087】
【表1】
【0088】(本発明の画像形成システムにおける画像
形成装置の接続例)図10は、本発明にかかるデジタル
画像形成システムにおける各種画像形成装置の接続状態
を一例を示す図である。例えば複数のデジタル複写機1
A乃至1Cが通信回線50及び手段を介して接続されて
いる。このオフィス内に存在する情報機器としては、カ
ラースキャナー51、カラープリンタ52であり、これ
らは通信回線50を介してデジタル複写機1A〜1Cに
接続されている。
【0089】これらの情報機器は、周知の通りSCSI
などの汎用のI/Fによって、それぞれが接続されてお
り、データのやり取りが可能となっている。そのデータ
の内容としては、制御用のコマンドコードや、画像の濃
度データ等のビットデータがある。複数接続されている
デジタル複写機1A〜1Cとしては、その処理機能が異
なっており、また同一の機能を備えたものを接続される
こともある。
【0090】例えばデジタル複写機1Aは、画像情報を
所定頁分記憶することができないメモリレスの低機能、
低価格のデジタル複写機であり、基本的な編集機能を備
えている。ここで言う基本的な編集機能とは、例えば白
黒反転、斜体、鏡像などメモリを必要とすることなく実
行できるものある。このデジタル複写機1AのI/F1
aとしては、画像データを高速に転送できるイーサネッ
ト等をもっており、コピー速度は、20CPM(CP
M:A4サイズのシートに1分間でプリントアウトする
枚数)程度のものである。
【0091】また第2のデジタル複写機1Bは、64M
Bのメモリ(例えば400DPI、8bit/pix、
A4;4頁)が備えられており、基本編集機能に加え、
合成、リピート等の多彩な編集を可能にできる。そし
て、デジタル複写機1BのI/F1bとしては、デジタ
ル複写機1Aと同様に高速画像データ転送仕様となって
おり、プリントアウトの速度は40CPM程度の中級ク
ラスである。
【0092】さらに、デジタル複写機1Cに関しては、
500MBの大容量メモリ(例えば400DPI、8b
it/pix、圧縮率1/4、A4;100頁)を備
え、デジタル複写機1Bの編集機能に加えて、頁順を変
えたり、各種フォマット原稿データをも記憶しておくこ
とが可能となっている。さらに、読取ったデータから文
字を認識できるソフトも搭載されており、ビットデータ
のコード化も可能となっている。プリントアウト速度は
60CPMの高速エンジンであり、そのI/F1cとし
ては、デジタル複写機1A及び1Bと同様に、高速画像
データ転送ラインはもちろんのこと、汎用のI/F(S
CSI、RS−232C)も備えており、第2の情報機
器とのI/Fが可能となる。
【0093】また、上述したデジタル複写機1とは別
に、情報機器としては600DPIの読取解像度を有す
るカラースキャナ51、記録密度600DPIで画像記
録を行えるフルカラープリンタ52などもI/F51a
及び52aを介して接続、特にデジタル複写機1Cと接
続されており、画像情報の相互通信を可能にしいる。
【0094】以上説明したように、画像形成システムを
構成する中で、最も多くの画像処理機能を備え、かつ大
容量画像メモリを備えたデジタル複写機1Cを、第1の
複写機として設定することで、I/F及び通信回線50
からなる通信手段を介して接続されたデジタル複写機1
A及び1Bからでも、多くの画像処理機能や、画像メモ
リを有効に活用させることができる。
【0095】また図10に示すように画像形成システム
を構成するための各種画像形成装置を接続することな
く、図11に示すように構成することもできる。これ
は、大容量の画像メモリを備えた主デジタル複写機1−
D1及び豊富な画像処理機能を備えた主デジタル複写機
1−D2を一組として、これを第1のデジタル複写機1
Dとして設定し、他のデジタル複写機1E〜1Hとの間
で通信手段53を介して接続し、これらデジタル複写機
1E〜1Hにて上記主デジタル複写機1Dが有する機能
及びメモリを有効に活用させることができる。
【0096】特に図11に示すシステムによれば、大容
量の画像メモリを有する側が、画像データの管理、多く
の画像処理機能を有するデジタル複写機側が、画像処理
を分担するようにしている。そして、この組合わせによ
るデジタル複写機1Dがシステム全体を管理すること
で、大きなシステムとなっても効率よく処理を行うこと
が可能となる。
【0097】さらに、本発明においては、図12に示す
ように、複数のデジタル複写機1I〜1Mをループ状の
ネットワークとして接続することも可能である。これに
より、特定のデジタル複写機1Iに所望する画像処理機
能を備えていない場合においても、他の複数のデジタル
複写機1J〜Mに所望する画像処理機能が存在すると、
その画像処理機能を実行可能なものとして選択し、デジ
タル複写機1I側で読取られた原稿画像データを、選択
した画像処理機能を備えたデジタル複写機1J〜1Mの
何れかへと転送し、そこで選択された画像処理機能によ
る画像形成を行わせることが可能になる。
【0098】上記通信手段の内容に関して詳細に説明し
ておく。まず、通信データの種類としては、画像データ
であるイメージデータなどのビットデータ(1画素単位
の階調データ、例えば8bitによる256階調)によ
り、高階調画像(自然画など)を高精細に伝送可能であ
る。また、文字などのデキストデータをコード化して少
ないデータ量で高速伝送することも可能である。特に自
然画などの階調を有する画像データについては、一般的
にデータを圧縮することを目的とした面積階調手法の一
手段であるディザ法や、誤差拡散法で表現されたデータ
として伝送することも可能である。この誤差拡散画像へ
の変換は、各複写機内で事前に行われる。
【0099】伝送データの形式は、各デジタル複写機、
又はプリンタの設定により決まるものである。よって、
各スキャナからの読取画像データは、指示した機器であ
るプリンタ部に転送され、画像処理部にて書く込み(例
えばレーザによる書き込み走査)時に必要となるデータ
列に変換され、ハードコピーが出力される。
【0100】また、各I/Fは、それぞれ規定されたプ
ロトコルと通信速度により定義されたおり、伝送するデ
ータの内容(データ量)や、それぞれの機器の位置関係
(距離など)により選択される。また、各I/Fは、機
器毎を1対1で接続されていることに限らず、デジーチ
ェーンのように共通のラインに各機器がぶら下がってい
るため、伝送相手先を判別できるように各機器にはアド
レスが設定されている。
【0101】上記構成により、依頼元のデジタル複写機
側から通信手段を介して送られてきた画像データは、画
像制御信号に基づいて選択されたデジタル複写機側によ
り所望する画像処理が施される。その後、再び通信手段
を介して画像処理後の画像情報を依頼元のデジタル複写
機側に転送する。依頼元のデジタル複写機側では、転送
されてきた画像処理済みの画像処理データ、画像形成部
を介してプリントアウトすることで、所望の画像を簡単
に得ることができる。
【0102】そこで、図10に示す本発明における画像
形成システムを構成する各デジタル複写機1A〜1Cに
て処理できる画像編集機能について、表2にその一例を
示す。
【0103】
【表2】
【0104】表2に示すように、デジタル複写機1Cが
多くの画像処理を行える機能を備えており、他のデジタ
ル複写機1A,1Bについては、その機能を有効に活用
できる。そのため、図10に示すような各デジタル複写
機1A〜1Cにおいては、搭載されている画像編集機能
が、それぞれの複写機において把握されることになる。
例えば、デジタル複写機の電源投入時において、機能デ
ータを含む各種データの送受信を行うことで、違いにそ
の機能を把握することができる。それらの機能は、表示
装置6上に表示される。
【0105】なお、通常デジタル複写機に搭載されてい
る機能は、価格的な問題、画像メモリの容量などに大き
く左右されるので、先に説明したデジタル複写機に限ら
れることはなく、商品化にあたっても、商品のラインナ
ップから様々な仕様のデジタル複写機が提案されてい
る。これら様々なデジタル複写機の商品群のなかから、
オペレータが適切なデジタル複写機を選択でき、またデ
ジタル複写機側で選択表示させるようにすることで複写
機の利用効果を高めることを可能にしている。
【0106】(一実施形態)以下に、上述した構成をよ
り理解しやすくするために、画像形成に関連する条件設
定、特に機能設定及び画像形成装置であるデジタル複写
機の任意の選択操作について一例を示して説明する。
【0107】そこで、図1の制御フロー及びそのフロー
に従った図2に示す表示例を参照に説明する。
【0108】オペレータがデジタル画像形成装置、すな
わちデジタル複写機の電源と投入すれば、図1の制御フ
ローを実行し、まずデジタル複写機は、立ち上げ動作を
実行する。これは、加熱定着装置における定着可能な温
度に立ち上げる制御、デジタル複写機1内の状態チェッ
ク、例えばトラブル等の有無をチェックしたり、感光体
や、操作パネル上の状態を初期状態に設定する。
【0109】また、同時にこの立ち上げ動作中に、通信
手段を介して接続されてる各デジタル複写機に搭載され
ている各種処理機能、例えばソータ、ステープル、両面
等の各種編集機能を備えているか否か、また給紙可能な
状態にある用紙サイズ、トナーの有無等を、各デジタル
複写機間におけるデータの授受により把握し、立ち上げ
の完了によりコピー可能であることを示す表示を表示パ
ネル上に行う。
【0110】これにより、デジタル複写機1は待機状態
(S1)となり、そのステップを抜けプリントスイッチ
の操作(S6)に応答して所望の画像データを本発明に
おいて選択確定されたデジタル複写機へと、転送し、そ
れの出力動作を実行させることができる。
【0111】デジタル複写機1の待機状態において、オ
ペレータによりデジタル複写機の所定の位置、つまりス
キャナ部2の原稿台上にセットされたか、また操作パネ
ル上の操作により複写モード等の設定状態や、プリント
スイッチの操作状態等のチェックを常時行っている。
【0112】そこで、操作パネル上の表示装置6には、
先に説明したように基本画面より機能設定を行うために
オペレータが操作すれば、その機能設定画面が表示され
る。図2(a)には、その機能設定を行うための本発明
による表示画面の一例を示しており、この表示された状
態において、オペレータが表示されてる各種機能を設定
操作する。ここで、表示される各種機能は、当然操作し
ているデジタル複写機が備えない機能をも含まられてお
り、他のデジタル複写機を利用して出力処理できる。こ
の表示される機能については、先に説明したように、電
源投入に応答し、立ち上げ動作時にデータの授受により
他のデジタル複写機の機能を把握し、表示されることに
なる。
【0113】ここで、図2(a)に示す機能設定の表示
画面において、設定操作された各機能については、例え
ば白黒反転表示される。ここでは、片面原稿に対し両面
複写を行う機能、ステープル及びソート機能が選択され
たことを示す。
【0114】上述のように、オペレータが所望する各種
機能の選択操作が完了すれば、それらの設定操作された
各種機能が複写モードのデータとして記憶される。この
設定された条件に基づいて、タンデム処理部(表示領
域)を操作(S2)すれば、画像形成可能(出力処理可
能)なデジタル複写機が図2(b)に示すように表示
(S3)される。この場合、設定された各種機能と同時
に、画像形成を行える確定(リストアップ)された複数
若しくは単独のデジタル複写機(配置位置)が合わせて
表示される。
【0115】ここで、白黒反転表示されたデジタル複写
機、つまりオペレータが操作しているデジタル複写機
(本機)が自動的に決定された状態を示す。これは、オ
ペレータが操作したデジタル複写機でハードコピーの出
力動作を実行できる状態であり、そのデジタル複写機を
優先させて選択することは非常に重要なことである。つ
まり、オペレータが処理しようするデジタル複写機が、
優先して選択されなければ、他のデジタル複写機を選択
する操作を行う必要が生じ、本機以外のデジタル複写機
を選択すれば、出力されたハードコピーを取りにいく手
間が生じる。これを本機において処理可能であれば、そ
れを優先して決定指示しておれば、このような問題が解
消される。
【0116】一方、画像形成可能なデジタル複写機がオ
ペレータが操作した本機で処理できない場合には、本機
の表示はなく、その他の出力可能なデジタル複写機の配
置位置を示す表示が行われ、その表示中からオペレータ
が選択操作しデジタル複写機が決定(選択)される。こ
の場合、処理可能なデジタル複写機(配置位置)が表示
されているため、それを決定するための操作が非常に容
易に、かつ確実なものとなる。
【0117】上記デジタル複写機を決定する前に、出力
処理可能なデジタル複写機が確定され、その表示(S
3)がなされ、その表示に従ってデジタル複写機を決定
するための指示(S4)がなされると、指示されたデジ
タル複写機、例えばその配置位置を示す表示部が白黒反
転表示(S5)される。そして、プリントスイッチが操
作(S6)されると、原稿台に載置されている原稿の画
像の読取動作を実行(S7)し、上述にて決定(選択)
したデジタル複写機に、オペレータが事前に設定した各
種機能によるモードデータと共に読込んだ画像データを
転送(S8)する。この場合、本機であれば、転送は、
本機そのものである。
【0118】なお、ステップS4にてデジタル複写機の
選択指示がなければ、優先されたデジタル複写機が決定
される。これは、上述の説明では、オペレータが操作し
ている本機に限られることにもなる。また、出力処理可
能なデジタル複写機が単独の場合には、そのデジタル複
写機が優先して決定されることにもなる。
【0119】そして、決定選択された本機を含めたデジ
タル複写機側では、外部指示があったか否かを確認(S
11)し、指示があれば画像データを受信処理(S1
2)し、画像データに基づいて出力動作を開始し、ハー
ドコピーを出力(S13)する。ここで、外部指示がな
ければ、該デジタル複写機側においては、通常の画像形
成のためにプリントスイッチの操作を確認し、プリント
スイッチの操作(S14)に応答して複写処理を実行
(S15)する。
【0120】以上説明したように、デジタル複写機にお
ける各種処理機能を設定することで、該設定された機能
を全て処理可能なデジタル複写機が表示装置6に表示さ
れる。これにより、出力処理可能なデジタル複写機をオ
ペレータが任意に選択でき、そのデジタル複写機にて画
像データをハードコピーとして出力させる状態を決定で
きる。そのため、オペレータとしては、デジタル複写機
の各種機能を事前に設定する時に、設定された機能の画
像処理を行えないデジタル複写機を選択することがなく
なり、非常に簡単に所望のデジタル複写機を選択でき
る。この場合、設定した機能をオペレータが操作した時
に、本機において行える場合には、それが優先して選択
され決定されるようにすれば、より便利となる。
【0121】この実施の形態においては、オペレータが
機能設定を行い、この機能を確定させた状態において、
タンデムの処理キーを操作すれば、処理可能なデジタル
複写機が表示装置6に表示されるようになっているが、
ステップS2にて画像編集のための機能設定の操作が行
われた時に、その都度、該設定したすべての機能を処理
できるデジタル複写機(マシン)をリストアップ(確
定)し表示(S3)させるようにしてもよい。その表示
例を図2(c)に示す通り、機能を選択操作した時に、
その機能を全て処理できるデジタル複写機(設置場所)
を表示する。このようにすれば、設定機能が増加する毎
に、出力処理できるデジタル複写機の状態が変化するた
め、設定機能を選択し、本機や、本機に近いデジタル複
写機で処理できる機能設定を容易に行える。
【0122】また、図2(b)や(c)の表示において
は、処理可能な確定されたデジタル複写機を単に表示し
ているだけで、本機以外の処理可能なデジタル複写機を
選択し、決定させる場合、その決定したデジタル複写機
においては、オペレータの拘束時間等が短く、効率よく
出力できるデジタル複写機を選択し、決定させることが
できない。そのため、図2(d)に示すように、オペレ
ータが居る同一フロア(同一階)または非常に近いフロ
アのデジタル複写機を選択する方が利用効率等を向上で
きる。そこで、処理可能なデジタル複写機の配置位置を
も含めて優先させて表示させるようにすれば、最も効率
よく出力できるデジタル複写機を選択し、決定させるこ
とができる。
【0123】さらに、本機以外の他のデジタル複写機を
選択し決定する方法としては、画像データを基に画像処
理からハードコピーが出力されるまでの時間(出力速
度)がほぼ同一となる複写機を確定させるようにして表
示させることもできる。従って、オペレータは、どのデ
ジタル複写機を選択し決定させても、同時期にハードコ
ピーを得ることができる。
【0124】なお、図2に示す表示状態、例えば(b)
ないし(d)においては、設定機能が決定されると同時
にデジタル複写機を決定し、その状態を保持させるため
の実行表示領域(キー)、一旦設定した機能設定状態を
クリアするクリア表示領域(キー)、そして一つ前の設
定機能をクリアし、該機能設定前に戻す戻し表示領域
(キー)が配置(表示)されてる。
【0125】そこで、クリア表示領域を操作して、特定
の設定機能をクリアする場合、例えば図2(b)の設定
されたモードの内、不要なモード表示部を操作し、クリ
アキーを操作することで、その不要なモードが設定状態
から除外され残りの設定モードが表示される。この時、
残りの設定モードにて出力処理可能なデジタル複写機を
改めて表示されることもできる。
【0126】また、戻しキーが操作された時において
は、上述のクリアキーの操作と同様に、最後に設定され
たモードがクリアされる。例えばソートモードが上記戻
しキーの操作によりクリアされ、そのモードを除く残り
の設定機能に応じてた処理可能な確定されたデジタル複
写機が表示される。この場合、上記戻しキーを再度操作
すると、クリアされた設定機能が再度復帰、例えばソー
トモードが復活され、そのモードが表示されると同時
に、そのモードを含めた出力処理可能なデジタル複写機
が表示されることになる。
【0127】この戻しキーは、所望するモードを複数選
択したことにより使用可能なデジタル複写機が限られて
しまったり、あるいは任意のモードをクリアした後に、
その機能を復活させたい場合に再度機能選択操作を行う
手間を省くことができる。しかも、処理可能なデジタル
複写機の状態を機能がクリアされる時の設定されている
ときとで区別でき、機能設定により選択するデジタル複
写機を任意に決定できる。
【0128】一方、オペレータにて選択設定された各種
機能によるモードを条件に、そのモードを全て実行処理
できるデジタル複写機を全て表示させ、その表示された
デジタル複写機を任意に選択し、決定できるようにして
いるが、処理可能な状態が表示されている全てのデジタ
ル複写機において分散させて出力動作を実行させるよう
にしてもよい。これは、1枚の原稿のコピー枚数が多い
場合や、原稿枚数が非常に多い場合には、読取った画像
データを処理可能なデジタル複写機に順次送り同時にハ
ードコピーとして出力するようにしている。これによれ
ば、出力処理が早くなり、効率的な処理を行える。
【0129】(他の実施形態)以上説明した一実施形態
においては、画像を形成するための機能における複写モ
ードを任意に設定した段階で、ネットワーク接続された
デジタル複写機を対象に設定されたモードを実行可能な
ものを表示させ、この表示されたなかから任意のデジタ
ル複写機をオペレータが選択し、ハードコピーを出力さ
せる複写機を決定させている。これであれば、オペレー
タがデジタル複写機を選択する操作が簡単になり、オペ
レータが操作したデジタル複写機で処理できない機能を
も任意に設定でき、その操作が非常に簡単、かつ正確に
行える。
【0130】これに対し、図13の制御フローに示すよ
うに、所望する機能のモードを設定操作したデジタル複
写機自身(本機)において、設定されたモードが実行可
能であるか否か確認(S3a)した後、処理可能でなけ
れば図1における制御フローと同様の処理が実行され
る。つまり、図13においては、ステップS3aの処理
を行う点が、図1と異なるだけで、その他の処理は全く
同一であり、その説明は省略する。
【0131】そこで、本機において設定された機能によ
るモードの処理が可能でることが確認されれば、図2
(b)に示すように接続された他のデジタル複写機につ
いての表示を行わずに、本機の表示のみを行い、オペレ
ータにおける操作を強要するような表示を行わずにすま
せることができる。そして、プリントスイッチが操作さ
れれば、本機において原稿に応じた画像がハードコピー
として出力される。
【0132】一方、本機において処理不可能であれば、
設定されたモードに応じて他のデジタル複写機をリスト
アップし表示させる。この時、図2(b)において、当
然本機の表示がなく、他の処理可能なデジタル複写機が
表示されることになる。そして、その表示されたデジタ
ル複写機のなかから任意の複写機を選択することにな
る。図2(b)の表示でなく、図2(c)や(d)に示
す表示を行うようにしてもよいことは勿論であり、本機
の表示は行われない。
【0133】(その他の実施形態)上述の各実施形態の
説明においては、デジタル複写機の配置位置を表示させ
るようにしているが、デジタル複写機の番号で表示させ
るようにしてもよいことは勿論である。しかし、デジタ
ル複写機の番号を表示させても、その番号のデジタル複
写機が何処に存在するのかが不明であれば、出力された
ハードコピーを取りにいくことができなくなる。また、
出力されたハードコピーが無駄になることもある。
【0134】そのため、本発明においては、デジタル複
写機の番号、例えばID等にて表示させることなく、設
置場所を代表させて表示させ、その処理をより簡単に行
えるようにした。
【0135】そこで、この実施形態においては、各デジ
タル複写機において配置場所の入力手段について説明す
る。この配置場所を示す情報は、電源投入に応じて各デ
ジタル複写機に対して処理機能や、画像データの送受信
を行う時に必要となる情報の一つとなる。そのため、デ
ジタル複写機が設置されている場所に関する情報として
処理され、画像形成可能なデジタル複写機を表示させる
ために各デジタル複写機のメモリに記憶されることにな
る。
【0136】このメモリに対しデジタル複写機1の位置
情報として設定記憶させるために、各デジタル複写機に
は、図14に示すように位置情報入力手段を備えてい
る。この入力手段は、表示装置6がそのまま利用される
ようになっており、図14に示すように表示装置6に必
要な情報が表示され、これにより必要な情報を入力す
る。この表示画面を表示させるために、先に説明した基
本画面において初期設定領域6dを操作し、例えば出力
装置の選択キーを操作すれば、図14のような表示が行
われる。
【0137】この図14の表示部には、設置場所等の位
置情報を入力するための50音キー、及び文字変換キ
ー、文字採用キー、後退、削除、音訓キー、さらに数
字、記号キーを備え、入力した情報を登録させるための
入力キーが表示(配置)されている。この表示部におい
て、オペレータが必要な情報を入力する。この文字入力
等においては、ワードプロセッサ等にて周知であり、そ
の入力及び変換、採用等の説明については省略する。
【0138】図14において、まずデジタル複写機本体
は、該デジタル複写機の配置場所にである先に説明した
ようなオフィスのどこの部門に配置されているのかを入
力するように「表示される位置情報を入力して下さ
い。」のメッセージに対して、管理部門等の入力を要請
する。この要請に基づいて、例えば“営業第2課”なる
部門入力を行い。これを一旦登録させると、次に「設置
場所を入力して下さい。」なるメッセージに対して、そ
のビル名及び設置階数等、例えば“本社2階”を入力
し、それを登録する。この位置情報は、位置情報記憶手
段に記憶されており、電源が遮断されても記憶内容が消
去されないように保護される。
【0139】以上のようにしてデジタル複写機の位置情
報が入力されることで、その設置位置がデジタル複写機
に代わって、要求情報に基づいて、その位置情報を相手
側(要求側)デジタル複写機へと送り、これにより図2
に示すように表示されることになる。これにより、その
デジタル複写機の配置位置が明確になり、オペレータに
よる処理をより簡単にしている。
【0140】(別の実施形態)次に、本発明におけるデ
ジタル複写機を通信手段を介して接続した時の交換され
る情報の活用法について説明しておく。つまり、図2
(a)に示すように機能設定画面において表示される各
種機能は、情報の交換により表示されることにもなる。
【0141】ここで、デジタル複写機間で交換される情
報としては、各デジタル複写機の状態、設置されている
上述した場所である。上記デジタル複写機の状態とは、
先に説明したように各種機能を示すモードデータとは別
に、複写機におけるトラブル状態等の情報である。この
デジタル複写機のトラブル状態を除き、上述した情報の
交換を行うことで、図2(a)に示す機能設定や図2
(b)のように画像形成可能な複写機の選択表示を行う
ことが可能となる。
【0142】特に、上述したような位置情報の交換を行
うことで、図2(d)に示すように、設置場所による優
先順位を決定することもできる。例えば、本機に一番近
いデジタル複写機の配置位置を上部に表示させ、それよ
り徐々に離れるデジタル複写機を下部に表示させること
が可能となる。
【0143】また、図2(d)の表示に加え、各デジタ
ル複写機の処理能力、例えばハードコピーとして出力す
る速度、画像処理レベル、画像形成の画質などの情報を
複写機(配置位置)に併せて表示させるようにすれば、
オペレータが最も効率のよいデジタル複写機を容易に選
択操作できる。
【0144】一方、上述の説明は、機能やデジタル複写
機の選択操作による情報の交換であり、デジタル複写機
がトラブル状態になれば、そのデジタル複写機が選択さ
れると、ハードコピーの出力処理を実行できない。これ
を防止するために、上述したようにデジタル複写機によ
るトラブル検出が行われた時点で各デジタル複写機にト
ラブル状態であることを連絡し、トラブル状態のデジタ
ル複写機を選択状態、つまり確定表示の状態から除外す
るようにするとよい。
【0145】そのため、本発明による画像形成システム
によれば、各デジタル複写機において、状態変化、例え
ばトラブル、電源のダウン、メンテナンスによる一時的
な装置の停止などが発生すれば、この状態を通信手段を
介して接続された各デジタル複写機に伝える。
【0146】そして、その停止状態を示す信号を各デジ
タル複写機が受信すると、データを受信したデジタル複
写機側では、画像形成可能なデジタル複写機として確定
する場合、そのデジタル複写機を確定対象から除外し、
また画像形成可能なデジタル複写機としてリストされて
おれば、そのリスト表示から消去させるようにすること
ができる。
【0147】例えば、図15の制御フローに示すよう
に、任意のデジタル複写機において、トラブル状態のチ
ェックを行い、トラブル状態が確認が行われれば、S2
0→S21にてデジタル複写機の動作を停止させ、接続
されている他のデジタル複写機へと、そのトラブル状態
を知らせる(S22)。この後に、トラブル状態のデジ
タル複写機側では、トラブル処理(S23)を、トラブ
ル解除が行われるまで待機(S23→S24→S23)
させる。そして、トラブル解除されれば、他のデジタル
複写機にトラブル解除が行われ、通常に画像形成動作を
実行できる状態であることを知らせる(S25)。
【0148】そこで、トラブル状態を知らされた他のデ
ジタル複写機側では、トラブルによる停止信号の受信か
否かを判別し(S26)、停止信号に関する情報(信
号)であれば、トラブル状態のデジタル複写機がリスト
中(S27)か否かをチャックし、リストされているデ
ジタル複写機であれば、そのデジタル複写機を除外(S
28)し、その表示を消去(S29)する。もし、リス
トされていなければ、確定対象、つまり画像形成処理を
行えるか否かを確定(リストアップ)の対象より除外
(S30)する。
【0149】もし、ステップS26にて停止信号を受信
しない場合で、他の情報を受信した時には、ズテップS
31へと進み、トラブル状態の複写機が復帰し、画像形
成可能になった状態を確認すれば、ステップS32にて
復帰されたデジタル複写機を確定対象に追加し、この状
態でリストアップできるか否かの再確認を行い、その結
果を表示(S33)させる。
【0150】このようにすれば、トラブル状態や電源が
投入されていない停止中のデジタル複写機を出力処理可
能である対象より除外でき、そのデジタル複写機へと画
像データを転送することはなくなる。
【0151】次に、オペレータが所望する各種機能設定
により、画像形成(出力)可能なデジタル複写機をリス
トアップ、つまり確定するための方法について説明して
おく。特に、出力処理等を最も効率よく行えるデジタル
複写機の確定について説明する。
【0152】まず、デジタル複写機に搭載されている画
像処理機能に関する情報と、オペレータが設定した機能
に基づいて、画像形成可能(出力処理可能な)なデジタ
ル複写機を確定(リストアップ)している。しかし画像
形成可能であっても、場合によっては選択するに値しな
いレベルの複写機であることも考えられる。このような
時に、そのデジタル複写機が出力装置として選択された
場合、例えば画像形成速度が非常に遅く、出力に相当時
間を要する場合、また画質レベルの差により出力された
画質が非常に悪い場合、オペレータに対して不快感を与
えかねない場合がある。
【0153】そこで、本発明においては、上述した画像
形成可能なデジタル複写機を確定(リストアップ)し、
図2(b)等に示したように表示されるのではなく、通
信手段を介して得られたそのデジタル複写機の能力及び
現時点での状態に関する情報に基づいて、さらに効率よ
く画像形成の処理を行えるデジタル複写機を確定し、図
2(b)等に示すように表示させることができる。
【0154】この場合、表示装置6にリスト表示される
各デジタル複写機の確定表示方法としては、通信手段を
介して送られてくる各デジタル複写機の状態を示す情報
を常に管理しておき、設定機能を条件として確定する場
合の選択肢から除外しておく方法や、機能設定に基づく
画像形成モードを条件に画像形成可能なデジタル複写機
としてリスト表示を規制する方法などがある。
【0155】例えば、オペレータが操作したデジタル複
写機にて得られる画質と同等又はそれ以上の画質を得ら
れるデジタル複写機を選択対象してリストアップするこ
とができる。
【0156】また、各デジタル複写機の能力および現時
点での状態とは、複写機の画像形成速度、画質レベルな
どであり、画像形成速度があまりにも遅い複写機であれ
ば、複写完了までに要する時間が長くなり、画質レベル
が劣っていれば出力されるコピーの画質に不満が生じ
る。この画質レベルは例えば、複写機が定期点検(メン
テナンス)時期にあるときに、通常の画質を得ることが
できない場合があり、このような状態を含めてリスト対
象から除外することもできる。特に複写機の枚数カウン
トを管理するようにしておけば、定期点検の時期を把握
でき、その時期に近くなればデジタル複写機を対象外に
することは容易に行える。
【0157】しかも、リスト表示を規制する条件として
は、デジタル複写機の設置場所情報に基づいて、画像形
成可能なリストとして表示させるか否かを確定すること
もできる。これは、操作しているデジタル複写機と離れ
ており、オペレータが出力されたハードコピーを即座に
取りに行くことができない場合には、リストから外すこ
とが考られる。
【0158】このように、出力処理が最も効率よく行え
るデジタル複写機の優先順位を高くして表示させるか、
優先順位の高いものをリストアップし、それ以外の処理
効率が劣るものについてはリストアップ対象から除外す
るようにでき、オペレータによる選択操作等をより容易
に、かつ効率のよいデジタル複写機の選択を可能にでき
る。
【0159】以上説明したように、本発明の画像形成シ
ステムにおいては、デジタル複写機を対象して説明した
が、デジタル複写機でなくデジタル画像を処理し、ハー
ドコピーとして出力できる画像形成装置であれば実施で
きる。つまりパーソナルコンピュータや、カラースキャ
ナ等に接続されるプリンタやカラープリンタ等、画像デ
ータが送られてくる装置において、その装置で出力処理
できない場合には、接続された他のデジタル複写機やプ
リンタ等において処理できる装置を選択し、そこで画像
データを転送させればよいことである。
【0160】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における画
像形成システムによれば、オペレータは任意に画像形成
を行わせるための条件設定を行えば、その条件設定に基
づく出力処理を実行できる画像形成装置がリストアップ
され、その中からオペレータが所望する装置を選択でき
るため、オペレータ自ら画像形成装置を特定する手間を
省け、オペレータの負担を大きく軽減できる。またオペ
レータが選択した画像形成装置にて出力を行えないとい
った不具合が発生することはなくなる。
【0161】また、オペレータが使用する画像形成装置
側で出力処理できる場合には、それを優先させるように
すれば、選択操作を不要にできる。また、出力処理でき
る画像形成装置の優先順位を確定させる等することで、
より画像形成装置に利用効率等を高めることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成システムにおける設定機能に
応じた画像形成装置の選択を容易にするための一実施の
形態の制御動作を示すフローチャートである。
【図2】図1の制御動作における選択操作の表示例を示
す図である。
【図3】図1の画像形成システムを構成するための画像
形成装置の一例を示すデジタル複写機の内部構造の概略
を示す断面図である。
【図4】図3のデジタル複写機における画像処理部の構
成を示すブロック図である。
【図5】図3のデジタル複写機における画像出力処理を
含み複写機全体の制御を行うための制御系を示すブロッ
ク図である。
【図6】デジタル複写機が備える本発明における機能選
択や複写機の選択操作を行わせるための操作パネルの一
例を示す平面図である。
【図7】図6に示す操作パネルに備わる液晶表示装置に
おける各表示画面が遷移する過程を示す説明図である。
【図8】図7における表示画面が遷移する過程における
各表示例を示す平面図であって、(a)は液晶表示装置
における基本画面を、(b)は同第1機能設定画面を、
(c)は同第2機能設定画面を、(d)は同画質設定画
面を、(e)は同後処理設定画面を、(f)は同機能設
定画面に設定された機能の条件設定を行う画面を示すも
のである。
【図9】図7における表示画面が遷移する過程における
各表示例を示す平面図であって、(a)は液晶表示装置
における初期設定画面を、(b)は同指紋登録画面を、
(c)は同部門管理画面を、(d)は同リミッタ設定画
面を、(e)は同シミュレーション設定画面をそれぞれ
示すものである。
【図10】本発明の画像形成システムを構成する各画像
形成装置であるデジタル複写機の接続状態の一例を示す
図である。
【図11】本発明の画像形成システムを構成する各画像
形成装置の接続状態の他の例を示す図である。
【図12】本発明の画像形成システムを構成する各画像
形成装置の接続状態を示す他の事例を示す図である。
【図13】本発明における他の実施の形態を示す制御フ
ローチャートである。
【図14】本発明の他の実施形態におけるデジタル複写
機の位置情報等を入力する入力手段を示す平面図であ
る。
【図15】本発明の別の実施形態におけるデジタル複写
機のトラブル状態での画像形成処理を示す制御フローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 デジタル複写機(画像形成装置) 1A〜1M デジタル複写機(画像形成装置) 2 スキャナ部(画像データの出力部) 3 プリンタ部(画像の再生出力部) 6 液晶表示装置(表示手段) 6a〜6d 表示画面の選択キー 6e〜6n 機能設定キー(条件設定入力手段) 44 CPU(判別手段) 50 通信回線 53 通信手段(通信回線を含む)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを予め設定された条件に応じ
    てシート上に再生し出力してなる複数の画像形成装置を
    通信手段を介して接続し、特定の画像形成装置による画
    像データを、該画像形成装置と接続された他の画像形成
    装置にて出力処理できるようにした画像形成システムに
    おいて、 画像形成に関連する1又は複数の条件を入力する条件設
    定入力手段と、 上記接続された画像形成装置の中から上記条件設定入力
    手段にて入力された条件に基づく出力処理可能な画像形
    成装置を選び出す判別手段と、 該判別手段にて選び出された画像形成装置を表示する表
    示手段と、 該表示手段にて表示された画像形成装置の中から任意に
    画像データを出力処理する画像形成装置を選択する選択
    手段と、を備えたことを特徴とする画像形成システム。
  2. 【請求項2】 画像データを予め設定された条件に応じ
    てシート上に再生し出力してなる複数の画像形成装置を
    通信手段を介して接続し、特定の画像形成装置による画
    像データを、該画像形成装置と接続された他の画像形成
    装置にて出力処理できるようにした画像形成システムに
    おいて、 画像形成に関連する1又は複数の条件を入力する条件設
    定入力手段と、 該上記条件設定入力手段にて入力された条件に基づいて
    該条件設定入力を行った画像形成装置(本機)での出力
    処理が可能か否かを確認し、出力処理不可能な場合には
    他の接続された画像形成装置の中から出力処理可能なも
    のを選び出す判別手段と、 該判別手段にて選び出された画像形成装置を表示すると
    表示手段と、 該表示手段にて表示された画像形成装置の中から任意に
    画像データを出力処理する画像形成装置を選択する選択
    手段と、を備えたことを特徴とする画像形成システム。
  3. 【請求項3】 上記表示手段は、上記条件設定入力手段
    にて入力された設定条件をも合わせて表示させることを
    特徴とする請求項1または2記載の画像形成システム。
  4. 【請求項4】 上記判別手段は、上記条件設定入力手段
    にて設定条件が入力される毎にそれまで入力された設定
    条件による出力処理を行える画像形成装置を選び出すこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成システ
    ム。
  5. 【請求項5】 上記選択手段は、上記判別手段にて条件
    設定の入力を行った画像形成装置にて出力処理が可能な
    状態を判別した時に、該画像形成装置を優先して選択さ
    せることを特徴とする請求項2記載の画像形成システ
    ム。
  6. 【請求項6】 上記判別手段は、各画像形成装置に設け
    られた動作停止を検出し他の画像形成装置に知らせる状
    態出力手段からの出力信号により、出力処理可能なリス
    ト対象より除外することを特徴とする請求項1又は2記
    載の画像形成システム。
  7. 【請求項7】 上記判別手段は、上記条件設定入力手段
    にて入力された設定条件による出力処理可能な画像形成
    装置を選び出す時に、最も効率よく出力処理できる順に
    優先順位を設け、上記表示手段は優先順位に基づく表示
    を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成
    システム。
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