JP3374017B2 - 画像形成システム - Google Patents
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Description
に応じて画像処理又は記憶した後、画像形成部にてシー
ト上に画像を再生するための画像形成装置において、画
像データ等を通信手段を介して相互に送受信可能なよう
に複数台接続し、任意の画像形成装置を介して、他の画
像形成装置にて必要に応じて画像処理を行わせ、その処
理後のデータを任意の画像形成装置にてハードコピーと
して出力可能にした画像形成システムに関する。
取り、この読取画像データ(画像情報)を適宜設定され
る条件に従って画像処理を行い、これをシート上に再生
し、ハードコピーとして出力するようにしている。
介して複数の画像入力装置と接続し、該画像入力装置よ
り送られてくる画像データを、デジタル複写機にてシー
ト上に再生しハードコピーとして出力するようにして
る。
には、画像読取装置を複数備え、これと画像情報(デー
タ)を再生するための複数の画像形成装置とを情報通信
可能に接続し、上記読取装置にて読取られた画像データ
を1つの制御部を経由させて、画像形成装置へと画像デ
ータを転送し、転送先の画像形成装置にて再生させるよ
うにしたものである。従って、いずれかの画像読取装置
(スキャナ)にて読取られた画像データを、いずれかの
画像形成装置へと転送し、画像形成装置側にて画像デー
タを再生し、ハードコピー出力するようにしいてる。
画像読取装置、画像処理部、及び画像形成部とを備えた
画像形成装置を通信手段を介して複数接続した画像形成
システムにおいて、設定された原稿複写モード(コピー
モード)に応じて複数の接続された画像形成装置へ、再
生すべき画像データを分散させて転送し、複数の画像形
成装置側でそれぞれ画像データのハードコピーを並行し
て出力するようにしたものである。
像形成システムにおいては、ハードコピーとして出力さ
せる場合、必要となる画像形成装置を利用するなどし
て、出力時間を短縮する等のメリットがある。しかし、
画像形成装置が、例えばデジタル複写機にて代用させい
る場合、まだ数多くの問題を抱えることにもなる。
理部が複写機内にユニットとして組み込まれているだけ
で、ユーザが購入した時点では最高の処理機能を備える
ものであったとしても、新たな機能を、その複写機に追
加できない。そのため、新たな機能による画像出力処理
を希望する場合には、そのデジタル複写機を新たに購入
する必要がある。そのため、複数のデジタル複写機を一
度に買い替えることはユーザにとっては非常に大きな経
済的な負担になる。
えるデジタル複写機が販売されれば、その機能を利用し
た所望の画像出力処理を得たいといった要望が強くな
る。
を新しい機能を備えたものと交換することなく、一つの
画像形成装置を購入することで、該新しい機能を備えた
デジタル複写機等のもつ機能を他のデジタル複写機にも
利用できるようにした画像形成システムを提案した。こ
れにより、古い機能のみを備えデジタル複写機において
も、新しい機能による処理が可能なように画像形成シス
テムを構築でき、よって少なくとも一台のみ新しい機能
を備えたデジタル複写機を有効活用できるようになっ
た。
を備えたデジタル複写機にアクセスし、その新たな機能
を活用したハードコピーを出力させる場合、この間は新
たな機能を備えデジタル複写機が拘束された形になり、
他のデジタル複写機からのアクセスを不可能となる。そ
こで、アクセスしたデジタル複写機側でトラブルが発生
すれば、アクセスされたデジタル複写機はそのトラブル
解除が行われるまで他のデジタル複写機とのアクセスが
不可能になるばかりでなく、自身でのハードコピーの出
力処理が不可能になる。
コピー出力が不可能になり、アクセスされたデジタル複
写機の使用が不能になることは、ハードコピーの出力処
理、また画像処理による利用効率が落ちることになり、
効率的にデジタル複写機を利用できなくなる。
装置側で処理不能な場合に、他の画像形成装置が処理可
能な場合、その画像形成装置を代用させて所望する出力
処理を可能にしたものにおいて、画像形成装置側の負担
を軽減させると同時に、システム内でのトラブル発生に
よる画像出力動作が停止しないような処理が可能なシス
テムを提供する点にある。
像形成装置の負担、特に依頼元に占有される負担を軽減
し、画像形成装置の全体として利用効率を高める処理を
可能にすることを目的とする。
達成するための画像形成システムは、画像データを設定
された条件に従ってシート上に再生しハードコピーとし
て出力処理できる複数の画像形成装置を、通信手段を介
して接続し、依頼元の画像形成装置により処理できない
画像データを処理可能な依頼先の画像形成装置へと転送
して処理を行わせ、ハードコピーの出力が可能になった
段階で、依頼先より画像データを返送して設定された条
件に従ったハードコピーを依頼元の画像形成装置で出力
処理するようにした画像形成システムであって、上記依
頼元の画像形成装置は、トラブル状態を検出する検出手
段を備え、該トラブル検出手段によるトラブル状態に応
じて依頼先の画像形成装置側での今後の処理条件を確定
してなり、依頼先の画像形成装置では依頼元で確定した
条件に従った処理を行うものである。つまり、トラブル
が発生すれば、依頼元の画像形成装置においては、依頼
先の画像形成装置の占有状態を解くか、その占有状態を
維持させて今まで転送したの画像データの処理を継続さ
せるようにさせることができる。
画像形成装置の処理が確定されるが、特に、トラブル状
態が即座に解除可能なものであれば、依頼先の画像形成
装置側にいままでの画像データに基づく処理の継続を指
示すると同時に、トラブル解除の解除を待つように指示
できる。また、トラブル状態が即座に解除不可能な時に
は、依頼先の画像形成装置に転送した画像データ等をク
リアするように指示できる。これにより、依頼先の画像
形成装置は、依頼元の画像形成装置に占有されることな
く、他の画像出力処理を行うことが可能となる。
た時に、トラブル状態が即座に解除されるものであって
も、そのトラブルが解除されない場合もある。その場
合、この解除が行われなければ、上述したように依頼先
の画像形成装置が自由に他の画像形成装置と、また単独
での利用が不可能になる。そのためにも、トラブル発生
に応答して、時間計測を行い、該時間計測が所定時間経
過した後に、上記トラブル解除が行われていない場合に
は、依頼先の画像形成装置の待機状態を解除するように
できる。従って、依頼先の画像形成装置は自由に、備わ
った機能に基づいて出力処理を行え、利用効率を落とす
ことはない。
発明の目的を達成する画像形成システムであるが、依頼
先でのトラブル発生において、その目的を達成するため
にの構成は、画像データを設定された条件に従ってシー
ト上に再生しハードコピーとして出力処理できる複数の
画像形成装置を、通信手段を介して接続し、依頼元の画
像形成装置により処理できない画像データを処理可能な
依頼先の画像形成装置へと転送して処理を行わせ、ハー
ドコピーの出力が可能になった段階で、依頼先より画像
データを返送して設定された条件に従ったハードコピー
を出力するようにした画像形成システムであって、上記
依頼先の画像形成装置は、トラブル状態を検出する検出
手段を備え、該トラブル検出手段によるトラブル検出に
応答して、依頼元の画像形成装置にトラブル状況を知ら
せ、上記依頼元の画像形成装置は上記トラブル状況を知
ることで、依頼先の画像形成装置の今後の処理条件を確
定してなり、依頼先の画像形成装置では確定された条件
に従った処理を行うように構成する。このような構成に
おいても、トラブル発生により依頼元の画像形成装置
は、依頼先の画像形成装置による拘束を解くか否かを確
定する。
条件を所定時間経過しても受け取らない時には、依頼さ
れている画像データの処理をクリアすることで、依頼先
の画像形成装置はトラブル解除に専念できる。そのトラ
ブル解除後には、画像形成装置による画像処理を単独又
は他の画像形成装置との間で出力処理を行えるように待
機する。
ブル発生した依頼先の画像形成装置側の画像データを返
送してもらうか、あるいあ依頼先の画像形成装置と同等
に処理できるその他の画像形成装置へと転送指示を行う
ことができる。そのため、トラブル発生した画像形成装
置に転送されている画像データ等を有効に活用できると
同時に、他の画像形成装置へとそのまま転送させて処理
を継続されることができる。この転送が完了すれば、ト
ラブル発生した画像形成装置側の占有状態が解かれ、ト
ラブル処理に専念できる。また、画像データを無駄にせ
ずに、他の画像形成装置にて画像処理を継続させてば、
その処理時間が長くなるのを抑制できる。
って処理するものは、各種機能に応じた画像処理や、画
像データを記憶する等の処理を含む。
の実施形態について、以下に図面を参照して詳細に説明
する。
画像入力装置と画像形成装置とを接続し、特に画像形成
装置としてデジタル複写機を例に以下に説明する。図1
は、本発明により画像形成システムの一実施形態におけ
る処理制御にかかる制御フローチャートであり、図2は
本画像形成システムの他の実施形態における処理制御に
かかる制御フローチャートであり、また図3は本画像形
成システムのその他の実施形態における処理制御におけ
る制御フローチャートである。そして、画像形成システ
ムを構成するための画像形成装置であるデジタル複写機
については、図4のその一例を示している。
力手段の画像形成装置であるデジタル複写機について説
明する。このデジタル複写機1本体は大きく分けてスキ
ャナ部2と、レーザ記録部、つまりプリンタ部3から構
成されている。
置台2−0、原稿載置台2−0上へ自動的に原稿を供給
搬送するための両面対応自動原稿送り装置(RADF)
2−1、及び原稿載置台2−0上に載置された原稿の画
像を走査して読取るための原稿画像読取ユニット、すな
わちスキャナユニット2−2から構成されている。この
スキャナ部2にて読取られた原稿画像は、読取画像デー
タとして後述する画像データ入力部へと送られ、画像デ
ータに対して所定の画像処理が施される。
レイ上に複数枚の原稿を一度にセットしておき、セット
された原稿を1枚ずつ自動的にスキャナユニット2−2
の原稿載置台2−0上へ給送する装置である。またRA
DF2−1は、オペレータの選択に応じて原稿の片面ま
たは両面をスキャナユニット2−2に読取らせるよう
に、片面原稿のための搬送経路、両面原稿のための搬送
経路、搬送経路切り換え手段、各部を通過する原稿の状
態を把握し管理するセンサ群、および制御部などから構
成されている。このRADF2−1については、従来か
ら多くの出願、商品化がなされているので、これ以上の
説明は省略する。
ためのスキャナ部2を構成するスキャナユニット2−2
は、原稿面上を露光するランプリフレクタアセンブリ2
−3と、原稿からの反射光像を光電変換素子(CCD)
に導くため、原稿からの反射光を反射する第1の反射ミ
ラー2−5aを搭載してなる第1の走査ユニット2−6
a、また第1の反射ミラーユニット2−6aからの反射
光像を光電変換素子(CCD)に導くための第2、第3
の反射ミラー2−5b,2−5cを搭載してなる第2の
走査ユニット2−6b、原稿からの反射光像を上述した
各反射ミラーを介して電気的画像信号に変換する素子
(CCD)上に結像させるための光学レンズ2−7、お
よび原稿からの反射光像を電気的画像信号に変換する上
述したCCD素子2−4から構成される。
キャナーユニット2−2の関連した動作により、原稿載
置台2−0上に読取るべき原稿を順次載置させながら、
原稿載置台2−0の下面に沿ってスキャナユニット2−
2を移動させて原稿画像を読取るように構成されてい
る。特に第1走査ユニット2−6aは、原稿載置台2−
0に沿って左から右へと一定速度Vで走行され、また第
2走査ユニット2−6bは、その速度Vに対してV/2
の速度で同一方向に平行に走査制御される。これによ
り、原稿載置台2−0上に載置された原稿の画像を1ラ
イン毎に順次CCD素子2−4へと結像させて画像を読
取ることができる。
取ることにより得られた読取画像データは、後述する画
像処理部へ送られ、各種処理が施された後、画像処理部
のメモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリ内の
画像データを読出してレーザプリンタ部3に転送して記
録シート上に画像を形成させる。このレーザプリンタ部
3は画像を形成させるための記録材であるシートの搬送
系、レーザ書き込みユニット30、および画像を形成す
るための電子写真プロセス部31を備えている。
スキャナユニット2−2にて読取った後のメモリから読
出した画像データ、または外部の装置から転送されてき
た画像データに応じて、レーザ光を出射する半導体レー
ザ光源、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、
等角速度で偏向されたレーザ光が電子写真プロセス部3
1を構成する感光体ドラム32上で等角速度で偏向され
るように補正するf−θレンズなどを有している。
る感光体ドラム32の周囲に帯電器、現像器、転写器、
剥離器、クリーニング器、除電器をこの順序で配置して
おり、これらを制御することでシート上に画像を形成す
る。
成を行う電子写真プロセス部31の特に転写器が配置さ
れた転写位置へとシートPを搬送する搬送部33、該搬
送部33へとシートPを送り込むためのカセット給紙装
置34a、34bまたは、必要なサイズのシートを適宜
給紙するための手差し給紙装置35、転写後のシートP
に形成された画像、特にトナー像を定着するための定着
器36、定着後のシートPの同一面又は裏面に再度画像
を形成するためにシートPを再供給するための再搬送経
路(再搬送路)38とを備えている。また、定着器36
の下流側には、画像が記録されたシートPを受け取り、
このシートPに対して所定の処理を施す後処理装置5が
配置されている。
プロセス部31において、画像メモリから読出された画
像データは、レーザ書き込みユニット30によってレー
ザ光線を走査させることにより、感光体ドラム32の表
面上に静電潜像として形成され、この潜像が現像器にお
いてトナーにより可視像化される。可視像化された感光
体ドラム32表面のトナー像は、上述した多段給紙ユニ
ットのいずれかのカセット給紙装置34a,34bある
いは手差し給紙装置35から給送されてくるシートの一
方の面上に静電転写され、最後に定着器36にてシート
上に定着される。
は、定着器36からシート処理装置5内へ排出ローラ4
を介して送り込まれる。
ル複写機1における、読取られた原稿画像情報に対して
画像処理を行う画像処理部の構成及び機能について説明
する。
いる画像処理部のブロック図である。このデジタル複写
機1に含まれている画像処理部は、画像データ入力部4
0、画像処理部41、画像データ出力部42、RAM
(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスク等から構
成されるメモリ43及び中央処理装置(CPU)44を
備えている。
ヒストグラム処理部40b及び誤差拡散処理部40cを
含んでいる。画像データ入力部40はCCD2−4にて
光電変換された原稿の画像データを2値化変換して、2
値のデジタル量としてヒストグラムをとりながら、誤差
拡散法により画像データを処理して、メモリ43に一旦
記憶するように構成されている。
各画素信号に対してその濃度に応じたアナログ電気信号
がA/D変換されたのち、MTF補正、白黒補正または
ガンマ補正が行われ、256階調(8ビット)のデジタ
ル信号としてヒストグラム処理部40bへ出力される。
40aから出力されたデジタル信号が256階調の各画
素の濃度別に加算された濃度情報(ヒストグラムデー
タ)が得られるとともに、必要に応じて、得られたヒス
トグラムデータはCPU44へ送られ、又画素データと
して誤差拡散処理部40cへ送られる。
の一種である誤差拡散法、すなわち、2値化の誤差を隣
接画素の2値化判定に反映させる方法により、CCD部
40aから出力された8ビット/画素のデジタル信号が
1ビット(2値化)に変換され、原稿における局所領域
濃度を忠実に再現するための再配分演算が行われる。
a及び41b、合成処理部41c、濃度変換処理部41
d、変倍処理部41e、画像プロセス部41f、誤差拡
散処理部41g並びに圧縮処理部41hを含んでいる。
この画像処理部41は、入力された画像データをオペレ
ータが希望する画像データに最終的に変換する処理部で
あり、メモリ43に最終的に変換された出力画像データ
として記憶されるまでこの処理部にて処理するように構
成されている。但し、画像処理部41に含まれている上
述の各処理部は必要に応じて機能するものであり、機能
しない場合もある。
は、誤差拡散処理部40cで2値化されたデータが再度
256階調に変換される。
算、即ち、論理和、論理積又は排他的論理和の演算が選
択的に行われる。この演算の対象となるデータは、メモ
リ43に記憶されている画素データ及びパターンジェネ
レータ(PG)からのビットデータである。
データ信号に対して、所定の階調変換テーブルに基づい
て入力濃度に対する出力濃度の関係が任意に設定され
る。そのため、オペレータにて設定された濃度に応じて
た画像濃度を出力できるように画像処理されることにな
る。
に応じて、入力される既知データにより補間処理等を行
うことによって、変倍後の対象画素に対する画素データ
(濃度値)が求められ、副走査が変倍された後に主走査
が変倍処理される。これにより、オペレーラが指定した
倍率に応じた画像を出力すようにしている。
素データに対して様々な画像処理が行われ、又、特徴抽
出等データ列に対する情報収集が行われる。
力部40の誤差拡散処理部40cと同様な処理が行われ
る。
う符号化により2値データが圧縮される。又、画像デー
タの圧縮に関しては、最終的な出力画像データが完成し
た時点で最後の処理ループにおいて圧縮が機能する。
2a、多値化処理部42b、誤差拡散処理部42c、及
びレーザ出力部42dを含んでいる。この画像データ出
力部42は、圧縮状態でメモリ43に記憶されている画
像データを復元し、もとの256階調に再度変換し、2
値データより滑らかな中間調表現となる4値データの誤
差拡散を行い、レーザ出力部42dへデータを転送する
ように構成されている。最終的には、レーザプリンタ部
3のレーザ書き込みユニット30へと送られ、画像形成
が実行されることになる。
hによって圧縮された画像データが復元される。
の多値化処理部41a及び41bと同様な処理が行われ
る。
力部40の誤差拡散処理部40cと同様な処理が行われ
る。
いシーケンスコントロールからの制御信号に基づき、デ
ジタル画素データがレーザのオン/オフ信号に変換さ
れ、レーザ書き込みユニット30における半導体レーザ
がオン/オフ状態となり、感光体ドラム32上に静電潜
像が書き込まれる。
タ出力部42において扱われるデータは、メモリ43の
容量の削減のため、基本的には2値データの形でメモリ
43に記憶されているが、画像データの劣化を考慮して
4値のデータの形で処理することも可能である。
図6はデジタル複写機1の装置全体の各部を中央処理ユ
ニット(CPU)44により動作管理している状態を示
す図である。
像処理部41、画像データ出力部42、画像データの記
憶部(メモリ)43、及びCPU44は、図3と重複す
るので説明は省略する。
理ユニット44は、RADF2−1、スキャナ部2、レ
ーザープリンタ部3などデジタル複写機1を構成する各
駆動機構部をシーケンス制御により管理すると共に、各
部を制御するための制御信号を出力している。
る操作基板ユニット45が相互通信可能な状態で接続さ
れており、オペレータが設定入力した各種モードに応じ
て制御信号を中央処理ユニット44に転送し、デジタル
複写機1を設定モードに応じて動作させるようになって
いる。
の動作状態を示す制御信号を操作基板ユニット45へと
転送して、操作基板ユニット45側ではこの制御信号に
より装置が現在どのような状態にあるのかオペレータに
示すように表示部などにより動作状態を表示するように
なっている。
り、デジタル複写機1により出力される複写物を仕分け
たりするシートの後処理装置の動作を管理する制御ユニ
ットである。
他のデジタル画像機器との情報通信を可能にするために
設けられた画像データの通信ユニットである。
た操作基板ユニット45に設けられる操作パネルを表し
たものである。この操作パネルの中央部分には、タッチ
パネル液晶表示装置6が配置されていて、その周囲に各
種モード設定キー群が配置されている。
には、常時画像編集機能を選択するための画面に切り換
える画面切り換え指示エリアがあって、このエリアを指
で直接押圧操作すると各種画像編集機能が選択できるよ
うに液晶画面上に各種編集機能が一覧表示される。
ペレータが所望する機能が表示されている領域を指で触
れることにより編集機能が設定される。
ー群について簡単に説明すると、7は液晶表示装置6の
画面の明るさを調整するダイヤルである。
定する倍率自動設定キー、9は複写倍率を1%きざみで
設定するためのズームキー、10と11は、固定倍率を
読み出して選択するための固定倍率キー、12は複写倍
率を標準倍率(等倍)に戻すための等倍キーである。
は、写真モードへと切り換えるための濃度切換キー、1
4は手動モードまたは、写真モードの時に濃度レベルを
細かく設定するための濃度調整キー、15は複写機の給
紙部にセットされているシートサイズの中から希望する
シートサイズを選択するためのカセット(トレイ)選択
キーである。
キー、17は複写枚数をクリアしたり、連続コピーを途
中で止める時に操作するクリアキー、18はコピーの開
始を指示するためのスタートキー(プリントスイッ
チ)、19は現在設定されているモードの全てを解除し
て標準状態に復帰させるための全解除キー、20は連続
コピー中に別の原稿に対するコピーを行いたい時に操作
する割り込みキー、21は複写機の操作が分からない時
に操作することで複写機の操作方法をメッセージ表示す
るための操作ガイドキー、22は操作ガイドキー21の
操作により表示されたメッセージの続きを表示させるた
めのメッセージ順送りキーである。
面モード設定キー、24は複写機から排出される出力物
(画像形成済みシート)を仕分けるためのシート後処理
装置5の動作モードを設定するための後処理モード設定
キーである。
クシミリモードに関する設定キーであり、25は送信原
稿を一旦メモリに蓄えてから送信するメモリ送信モード
キー、26はデジタル複写機のモードをコピーとファッ
クス、プリンタの間で切り換えるためのコピー/ファッ
クス・プリンターモード切換キー、27は送信先電話番
号を予め記憶させておき送信時にワンタッチ操作で送信
先に発信させるためのワンタッチダイヤルキーである。
ル上に配置される各種キーは、あくまでも一例であり、
デジタル複写機1に搭載される各種機能により操作パネ
ル上に設けられるキーは異なってくることはいうまでも
ない。
に、デジタル複写機1に備えられる画像形成等に関連す
る条件設定のついて説明する。この条件設定とは、例え
ば画像形成装置に備わる各種機能の設定のための操作で
あり、その説明をする。そこで、上記タッチバネル液晶
表示装置6を利用した、各種機能設定による具体例を、
図8に従って説明する。
る遷移状態を示したもので、まず液晶表示装置6には、
最初に基本画面が表示され、この表示状態において、各
種表示領域、例えば機能設定領域、画質設定領域、後処
理設定領域、或は初期設定領域の何れかの領域を示す状
態が表示装置6上に表示され、それらの領域を操作(タ
ッチパネル液晶表示装置上をタッチ)すれば、表示装置
6にてそれぞれに対応する画面に遷移するようになる。
(a)に示すように表示されており、上述した機能設定
画面6a、画質設定画面6b、後処理設定両面6C、初
期設定画面6d等が表示される。
を軽く押圧(タッチ)することで、第1機能設定画面に
切り替わり、この画面において次頁画面への遷移のため
の操作領域が操作されると、画面が第2の機能設定面面
(NEXT機能設定画面)に遷移する。一方、基本画面
への遷移のための操作領域が操作されると画面が基本画
面に戻る。
能設定領域6aが操作されると、図9(b)に示すよう
に画像編集を行える各種機能選択を行える第1機能設定
画面が表示される。そこで、基本画面領域を操作すれ
ば、先に説明したように基本画面に戻り、機能設定面面
ヘの遷移操作、つまり次頁領域の操作により図8(C)
のような第2機能設定画面が表示される。
に第1機能股定画面においては、鏡像、斜体、反転、影
付け、トリミング及びマスキングの各種編集機能を設定
するための領域が表示されている。これらの各表示領域
6e〜6nは、各機能設定キーであり、条件設定入力手
段を構成する。例えば、斜休の表示領域をタッチするこ
とで、図9(f)に示すように文字等における画像を任
意の角度に設定できる表示画面に切り替えられ、その設
定を可能にする。
処理設定領域の示す表示部をタッチすることで、図9
(d)及び(e)のような表示が行われ、所望の設定を
行える。さらに、初期設定領域6dを操作することで、
図10に示すように、指紋登録、部門管理、シミュレー
ション等を任意に設定できる。
編集を行える機能を参考のために、下記表1に、画像形
成に関連する条件設定のための機能と該機能における処
理の概要を例示する。しかし、表1に示す画像編集(処
理)機能の内容に限られることはないことはいうまでも
ない。
成装置の接続例)図11は、本発明にかかるデジタル画
像形成システムにおける各種画像形成装置の接続状態を
一例を示す図である。例えば複数のデジタル複写機1A
乃至1Cが通信回線50及びその手段を介して接続され
ている。このオフィス内に存在する情報機器としては、
カラースキャナ51、カラープリンタ52であり、これ
らは通信回線50を介してデジタル複写機1A〜1Cに
接続されている。
などの汎用のI/Fによって、それぞれが接続されてお
り、データのやり取りが可能となっている。そのデータ
の内容としては、制御用のコマンドコードや、画像の濃
度データ等のビットデータがある。複数接続されている
デジタル複写機1A〜1Cとしては、その処理機能が異
なっており、また同−の機能を備えたものを接続される
こともある。
所定頁分記憶することができないメモリレスの低機能、
低価格のデジタル複写機であり、基本的な編集機能を備
えている。ここで言う基本的な編集機能とは、例えば白
黒反転、斜体、鏡像などメモリを必要とすることなく実
行できるものある。このデジタル複写機1AのI/F1
aとしては、画像データを高速に転送できるイーサネッ
ト等をもっており、コピー速度は、2OCPM(CP
M:A4サイズのシートに1分間でプリントアウトする
枚数)程度のものである。
Bのメモリ(例えば4OODPI、8bit/pix,
A4:4頁分を記憶可能/記憶部43)が備えられてお
り、基本編集機能に加え、合成、リピート等の多彩な編
集を可能にできる。そして、デジタル複写機1BのI/
F1bとしては、デジタル複写機1Aと同様に高速面像
データ転送仕様となっており、プリントアウトの速度は
4OCPM程度の中級クラスである。
5OOMBの大容量メモリ(例えば4OODPI、8b
it/pix,圧縮率1/4,A4;100頁分を記憶
可能)を備え、デジタル複写機1Bの編集機能に加え
て、頁順を変えたり、各種フォマット原稿データをも記
憶しておくことが可能となっている。さらに、読取った
データから文字を認識できるソフトも搭載されており、
ビットデータのコード化も可能となっている。プリント
アウト速度は6OCPMの高速エンジン(画像形成部)
を備え、そのI/F1cとしては、デジタル複写機1A
及び1Bと同様に、高速画像データ転送ラインはもちろ
んのこと、汎用のI/F(SCSI、RS−232C)
も備えており、第2の情報機器とのI/Fが可能とな
る。
に、情報機器としては6OODPIの読取解像度を有す
るカラースキャナ51、記録密度6OODPIで画像記
録を行えるフルカラープリンタ52などもI/F5la
及び52aを介して接続、特にデジタル複写機1Cと接
続されており、画像情報の相互通信を可能にしいる。
構成する中で、最も多くの画像処理機能を備え、かつ大
容量面像メモリを備えたデジタル複写機1Cを、第1の
複写機として設定することで、I/F及び通信回線50
からなる通信手段を介して接続されたデジタル複写機1
A及び1Bからでも、多くの画像処理機能や、画像メモ
リを有効に活用させることができる。
を構成するための各種画像形成装置を接続することな
く、図12に示すように構成することもできる。これ
は、大容量の画像メモリを備えた主デジタル複写機1−
D1及び豊富な画像処理機能を備えた主デジタル複写機
1−D2を一組として、これを第1のデジタル複写機1
Dとして設定し、他のデジタル複写機1E〜1Hとの間
で通信手段53を介して接続し、これらデジタル複写機
1E〜1Hにて上記主デジタル複写機1Dが有する機能
及びメモリを有効に活用させることができる。
量の画像メモリを有する側が、画像データの管理、多く
の画像処理機能を有するデジタル複写機側が、画像処理
を分担するようにしている。そして、この組合わせによ
るデジタル複写機1Dがシステム全体を管理すること
で、大きなシステムとなっても効率よく処理を行うこと
が可能となる。
ように、複数のデジタル複写機1I〜1Mをループ状の
ネットワークとして接続することも可能である。これに
より、特定のデジタル複写機1Iに所望する画像処理機
能を備えていない場合においても、他の複数のデジタル
複写機1J〜1Mに所望する画像処理機能が存在する
と、その画像処理機能を実行可能なものとして選択し、
デジタル複写機1I側で読取られた原稿画像データを、
選択した画像処理機能を備えたデジタル複写機1J〜1
Mの何れかへと転送し、そこで選択された画像処理機能
による画像形成を行わせることが可能になる。
ておく。まず、通信データの種類としては、画像データ
であるイメージデータなどのビットデータ(1画集単位
の階調データ、例えば8bitによる256階調)によ
り、高階調画像(自然画など)を高精細に伝送可能であ
る。また、文字などのデキストデータをコード化して少
ないデータ量で高速伝送することも可能である。特に自
然画などの階調を有する画像データについては、一般的
にデータを圧縮することを目的とした面積階調手法の一
手法であるディザ法や、誤差拡散法で表現されたデータ
として伝送することも可能である。この誤差拡散画像ヘ
の変換は、各複写機内で事前に行われる。
又はプリンタの設定により決まるものである。よって、
各スキャナからの読取画像データは、指示した機器であ
るプリンタ部に転送され、画像処理部にて書く込み(例
えばレーザによる書き込み走査)時に必要となるデータ
列に変換され、これにより画像が再生されハードコピー
が出力される。
ロトコルと通信速度により定義されたおり、伝送するデ
ータの内容(データ量)や、それぞれの機器の位置関係
(距離など)により選択される。また、各I/Fは、機
器毎を1対1で接続されていることに限らず、デジーチ
ェーンのように共通のラインに各機器かぶら下がってい
るため、伝送相手先を判別できるように各機器にはアド
レスが設定されている。
側から通信手段を介して送られてきた画像データは、画
像制御信号に基づいて選択されたデジタル複写機側によ
り所望する画像処理が施される。その後、再び通信手段
を介して画像処理後の画像情報を依頼元のデジタル複写
機側に転送する。依頼元のデジタル複写機側では、転送
されてきた画像処理済みの面像処理データ、画像形成部
を介してプリントアウトすることで、所望の画像を簡単
に得ることができる。
形成システムを構成する各デジタル複写機1A〜1Cに
て処理できる画像処理(編集)機能について、下記表2
にその一例を示す。
多くの画像処理を行える機能を備えており、他のデジタ
ル複写機1A,1Bについては、その機能を有効に活用
できる。そのため、図10に示すような各デジタル複写
機1A〜1Cにおいては、搭載されている画像編集機能
が、それぞれの複写機において把握されることになる。
例えば、デジタル複写機の電源投入時において、機能デ
ータを含む各種データの送受信を行うことで、互いにそ
の機能を把握することができる。それらの機能は、表示
装置6上に表示される。
る機能は、価格的な問題、画像メモリの容量などに大き
く左右されるので、先に説明したデジタル複写機に限ら
れることはなく、商品化にあたっても、商品のラインナ
ッブから様々な仕様のデジタル複写機が提案されてい
る。これら様々なデジタル複写機の商品群のなかから、
オペレータが表1に示す機能を選択することで、その機
能を実行するデジタル複写機が、操作した自機または接
続された他のデジタル複写機側で処理できるかを把握し
て、所望のハードコピーを得ることができる。
成システムを利用して、オペレータが所望する原稿の画
像に対して加工し、そのハードコピーを得る手順につい
て詳細を説明する。その動作手順を図14のフローチャ
ートを参照に表している。
成装置をデジタル複写機1Aとし、複数の原稿画像毎に
画像を強調させるための「シャープネス」処理を施す場
合について説明する。
タッチパネル液晶表示装置6による基本画面の所定の領
域を操作することで、「シャープネス」機能を選択てき
る機能設定画面が表示され、この表示画面により上記機
能設定を行う(ステップn1)。
すように、機能設定画面にて「シャープネス」の表示領
域を操作することで選択される。そのため、先に説明し
たように、図9(a)に示す基本画面の状態から機能設
定領域6aを操作することで、図9(b)に示すように
第1の機能設定画面が表示される。特に図9(b)にお
いては、“斜体”領域6fが表示されているが、図15
(a)においては、「シャープネス」を示す機能設定領
域が表示された状態を示す。そして、その機能を設定す
るために、その表示領域がタッチ(選択)されること
で、反転表示にて選択されたことを表示している。
選択されると、システムとしてこの機能が処理可能なデ
ジタル複写機を確定するために、その機能を備えたデジ
タル複写機を、自機を含めて判別(ステップn2)し、
その機能がオペレータが操作している自機(デジタル複
写機1A)にて処理可能な否か(ステップn3)が確認
される。
に表2にもあるように画像処理機能として「シャープネ
ス」処理機能を備えていない。そこで、ネットワーク接
続された画像形成システム内で、画像処理機能として
「シャープネス」処理機能を備えているデジタル複写機
1Bと1Cが確認され、それが選択される。
は、オペレータ自身が操作したデジタル複写機1Aでは
処理不可能であり、システム内で「シャープネス」機能
を処理できるデジタル複写機、たとえは1B,1Cに画
像処理を依頼する形となる。そのため、確認の意味で図
15(b)にあるように表示装置6の表示部に表示して
オペレータの意思確認(ステップn4→n5)を行って
いる。
を行うために、デジタル複写機1Aの表示装置6に表示
されてる“システム”の表示領域をタッチすれば、シス
テム内の複写機を利用して画像処理すべく、デジタル複
写機1A側で読取った画像データを一時的にデジタル複
写機1B又は1C側(あるいは両者)へ転送するように
以下の処理が実行(ステップn10〜n16)される。
ャープネス」機能を備えていれば、自機だけで処理する
のか、本機(依頼元の複写機)も含めてシステム内で処
理するのか、その内容をオペレータに知らせて意思確認
を行う(ステップn6→n7)ようにする。この状態を
図15(c)に示している。そこで、本機にて行う場合
には、その領域を操作することで、反転表示される。こ
れによりステップn8にて、デジタル複写機1A側で設
定された機能に従った画像処理を行い、読取った画像デ
ータを再生し、ハードコピーとして出力処理する。
理をオペレータが希望しない場合、それをキャンセルす
る。そのため、図15(b)において取り消し領域をタ
ッチすれば、ステップn9へと移行し、機能設定、ここ
では「シャープネス」による処理モードがキャンセルさ
れ、デジタル複写機1A側で備わる機能選択等を再度行
うことになる。
ャナ部2にて読取られたデータは、図5のデータの流れ
のごとく、入力処理を施され記憶部43に記憶される。
そして図7の操作部(タッチパネル液晶表示装置6)に
て設定された機能内容(ここではシャープネス)は、デ
ジタル複写機1Aにて処理可能な機能である否かが判別
され、処理を行うデジタル複写機が決定される(ステッ
プn10)。そして、図15には表示されていない“実
行”キーを操作すれば、図15(d)のシャープネスの
度合いを設定するための設定画面に切り替わり、シャー
プネスにより画像を強調するレベルの入力を行う。
から画像データを通信ユニット47を介して、モデムに
画像データを送信する。その際、送信する内容として
は、画像データ以外に依頼する処理内容の「シャープネ
ス」機能を示す処理コードも合わせて送信する(ステッ
プn11)。
調をかけられた後、通信手段にてデジタル複写機B又は
C、あるいは両方ヘ転送される。その際、汎用のネット
ワークにより外部に画像データが流れてしまうこともあ
り得る。よって、そのデータが非常に重要な原稿の画像
であり、機密事項が含まれている場合などには、その内
容が漏れないように十分配慮する必要がある。
定多数の人が任意にアクセス可能であり、ハッカーなど
の犯罪のように、ネットワーク上を走るデータを盗み見
られる可能性がある。よって、そのように盗み見られて
も内容が分からないように、ネットワーク上に流す画像
データは、スクランブル処理等のデータ変換を施してお
くようにしてもよい。
者)側では、デジタル複写機1Aより送られてきた受信
データのスクランブルを解除)すると共に、画像データ
と依頼された処理内容(「シャープネス」機能)を確認
する。そこで、依頼内容に従って受信した画像データ
を、処理内容、例えば「シャープネス」による画像処理
を行う(ステップn12→n13)。
揃った時点で、再度スクランブル処理をかけて、先程と
は逆にデジタル複写機1Aに送信手続きを行う(ステッ
プn14)。そしてデジタル複写機1Aでは、受信した
「シャープネス」の機能により画像処理が完了した画像
データのスクランブルを解除(ステップn15)し、こ
の画像データはページ毎に記憶部43に一時的に記憶さ
れ、その後、記憶されている画像データは、先に説明し
たようにプリンタ部3にてハードコピーとして出力処理
(ステップn16)される。
おけるオペレータ側の複写機として、原稿を読取るため
のスキャナと、画像を再生するためのプリンタ(画像形
成部)のみを1組としてシステムに接続して使用するこ
とも可能である。例えば図11に示すように、解像度6
OODPIのカラースキャナ51にて読取ったカラー画
像データを、通信回線を介して一且デジタル複写機1C
に転送し、デジタル複写機1Cにて所望する画像処理を
行つてもらった後、再び通信回線を介して画像処理後の
画像データを受け取り、送られてきた画像処理後の画像
データを記録解像度6OODPIのカラープリンタ52
側で再生を行い出力すれば、デジタル複写機と同様のこ
とが行える。
モリ(記憶部43)を有効活用した画像処理機能につい
て図16に示す制御フローチャートを参照に説明する。
べージメモリ(記憶部43)が搭載されている。この6
4Mバイトのページメモリには、例えばA4サイズの原
稿で256階調の画像データとして、4枚分の原稿が連
続読み込み可能である。
に記憶して複写を行うには十分なメモリ容量であるが、
例えば、10枚の原稿を20部複写する場合に活用する
電子RDHモード機能が設定されれば、6枚分のページ
メモリが不足することになる。
頁の原稿の画像を複数部再生する時に、原稿毎に同時に
複数部を出力するのではなく、原稿の頁順に1枚ずつ再
生していき、これを設定された部数繰り返す処理のこと
である。そのため、排出されるハードコピーは、原稿の
頁順に揃った状態で積載されていくため、後で頁揃えを
行う手間を省くことができる。
DH機能が選択されると、原稿の枚数分のメモリ容量が
必要となる。しかし、上述したように10枚分の原稿の
画像データを処理する場合な容量不足となる。この不足
分を他のデジタル複写機に備わっている記憶部43、つ
まりページメモリを利用し、効率よく処理をおこなうよ
うにしている。
ト(n20)し、スタートキーを操作(n21)する。
この前に、上述したように電子RDH機能が選択操作さ
れている。ADF2−1を介して順次原稿を搬送すると
同時に、それらの原稿の画像を順次読取り(n22)、
その画像データを必要応じた画像処理、特に濃度や変倍
処理を行った後に記憶部43に順次蓄積していく(n2
3)。そして、本機でのページメモリ(記憶部43)の
容量が一杯になったか否かを確認(n24)する。もし
一杯でなければ、本機への記憶部43への記憶処理(n
25)を実行する。
杯になっており、読取った画像データを記憶できない場
合には、ステップn26へと進み、事前に外部メモリの
使用有無を入力しているか否かを確認する。ここで外部
メモリの使用状態を入力していないと、例えば図17
(a)に示すように表示装置6の表示画面にてオペレー
タにその状態を知らせる(n27)。従って、電子RD
H機能を選択し、原稿の画像の読取を開始しても、本機
のページメモリ43では処理しきれなくなる。そのた
め、オペレータは図17(a)に示す表示に従って、外
部メモリの使用して、当該機能を続行するか否かを決定
する。続行させるためには、“外部メモリ”の表示領域
(キー)を操作(タッチ)すれば、その使用状態が入力
(図17(b)参照)され(n28)、“続行”キーを
操作すれば、図17(c)のように外部メモリを使用
し、読取処理を続行(n29→n30)していることを
オペレータに知らせる。
写機Bは通信手段を用いて他のデジタル複写機に対して
読取った画像データを転送する。他のデジタル複写機
は、転送されてきた原稿画像を順次ページメモリ(4
3)に記憶することになる。そのために、今まで読取っ
た画像データ、例えば1頁〜4頁の画像データを転送す
る。これにより、原稿の残り6枚分の画像の読取処理が
継続する。この場合、他のデジタル複写機は、図11に
おいて1Cであり、上述したように転送されてくる画面
データをページメモリに一時的に記憶する。
ータが望まなければ、n31→n32を経由し、今まで
に記憶した画像データを本機であるデジタル複写機1B
側で出力処理を行い、ページメモリ43に記憶された画
像データをクリアにする。つまり、画像データの出力を
行って、ページメモリ43を空にする。出力処理が完了
すれば、残りの読取原稿が存在することを確認(n3
3)し、ステップn22に戻って上述の処理を繰り返
す。
るデジタル複写機1Bが、原稿枚数の関係で、そのまま
では処理できない時に、外部メモリの使用を拒否すれ
ば、本機での電子RDH機能による出力処理を行うこと
になる。そのため、まず、原稿の画像データが一杯にな
れば、その時点で出力処理を行う。この出力処理は、画
像データ毎に1枚のハードコピーが出力され、4頁分の
ハードコピー出力された時点で、残りの原稿の画像読取
を開始する。そして次の4頁分の画像データを読み込め
ば、再度その4頁分の出力処理を行った後、最後に2頁
分の画像の読取、及び出力処理を行い、1部のハードコ
ピーを得る。これを、設定される部数分繰り返す処理が
必要となる。
モリ43のみでは、その電子RDH機能によるハードコ
ピーを出力するための処理時間が非常に長くなる。特に
原稿の読取を、設定部数分繰り返すと同時に、出力処理
するための時間も非常に長くなる。しかも、各原稿を読
取位置へと設定部数に対応する回数だけ循環搬送する必
要があり、読取原稿を再度原稿セット位置へと戻す原稿
循環搬送装置(RDH)が必要となる。
RDH機能による処理を行う場合には、読取った画像デ
ータを外部メモリ、例えば本発明のシステムにおいて
は、他のデジタル複写機のページメモリを使用し、その
ページメモリに記憶させることができる。このデジタル
複写機としては、デジタル複写機1Cである。
い、本機でのページメモリ43が一杯になる毎に、その
データを外部メモリであるデジタル複写機1Cのページ
メモリへと転送させて記憶させる。
部メモリを使用しているか否かを確認(n33→n3
4)する。外部メモリを使用している場合、ステップn
35にて、外部メモリからのデータをデジタル複写機1
B側に転送(送り戻)してもらい、出力処理を行う。こ
の場合、出力処理においては、全ての原稿の画像データ
が一旦ページメモリに記憶されているため、再度原稿の
画像読取処理を行う必要はなくなる。そのため、出力ま
での処理時間を大幅に短縮できる。
能を処理していない場合には、デジタル複写機1B側の
ページメモリ43に記憶されてる画像データの出力処理
(n36)を行う。この場合においても、備わっている
ページメモリにて全ての原稿の画像データを記憶できる
場合であり、設定された部数に応じて、再度原稿の読取
処理を行う必要はない。
原稿画像データの読出しも、書込みと同じことで、複写
機側の記憶部から読み出す場合は、複写機内のデータラ
インを介して、また他のデジタル複写機のページメモリ
(記憶部)からは通信手段を介して、記録される頁の画
像データが順次読出されて出力処理される。
ージメモリが、64Mバイトを全部利用するように説明
したが、装置の制御の関係で、一部を画像出力作業用メ
モリとして数枚分のページメモリを常に確保しておく構
成としてもよい。特に出力処理するたには、少なくとも
画像データの1頁分を記憶できる領域を確保しておき、
外部からの画像データをそこに一旦記憶し、処理するよ
うにしておけば非常に便利である。
て、画像処理機能が、本来装置として保有している処理
能力を越えて、外部の装置に対して画像の処理、記憶を
依頼する場合は、そのことを伝えるために、操作パネル
上の表示装置6に表示する構成としてもよい。つまり、
上述したように外部メモリを利用する場合には、その状
態を表示させる。
オペレータが操作している複写機側として、原稿を読取
るためのスキャナと、画像を記録するプリンタのみを1
組としてシステムに接続して使用することも可能であ
る。例えば図11に示したように、解像度6OODPI
のカラースキャナ51にて読取った原稿画像情報を、通
信手段を介して組のデジタル複写機1Cに転送し、他の
デジタル複写機にて所望する画像処理を行ってもらった
後、再び通信手段を介して画像処理後の画像データを戻
してもらい、送られてきた画像処理後の画像データを記
録解像度6OODPIのカラープリンタ52側で出力処
理すれば、デジタル複写機1Cと同様のことが行える。
に活用して、各種条件(画像処理及び記憶等)設定に応
じた画像処理を行い、その処理が完了した後に、依頼元
の画像形成装置、実施例では複写機にて出力処理を行っ
た場合の説明である。
ステムにおいて、画像を処理しているデジタル複写機に
異常等(トラブル等)が発生すると、関連した画像を処
理している他のデジタル複写機にそのことを伝え、全体
として関連した画像を効率よく処理すると共に、外部の
機器から送られてきた画像が複写機に長期に渡って蓄積
占有されて、複写機自身による処理に負担となることの
ないように考慮したものである。
よるトラブル発生時の処理について図1から図3のフロ
ーチャートに従って説明する。
述したように画像データの記憶または特殊な機能による
画像処理を依頼した側、つまり依頼元でのデジタル複写
機にてトラブルが発生した場合の処理方法について説明
する。これは図1にその制御フローを示している。
機1Aが、画像形成システムを通じて、他のデジタル複
写機、例えば1Cに画像処理又は記憶処理を依頼してい
る時に、依頼元であるデジタル複写機1A側でのトラブ
ルの発生を確認(ステップs1)する。このトラブルの
発生がないことが確認されれば、通常の処理ルーチン、
つまり図14又は図16の処理ルーチンへ移る。
のトラブル発生が検出されれば、そのトラブルが即座に
復帰できるトラブル(軽故障)であるか、サービスマン
を必要とするトラブル(重故障)であるかの判定を行う
(ステップs2)。
ビスマンが故障の原因となった箇所を修理するまで、画
像処理後の再生を行う出力処理が継続不可能であり、サ
ービスマンが修理にきてくれるまでの時間も予測できな
い。そのため、この場合には今までの処理を中断(ステ
ップs3)することとなる。この時、他のデジタル複写
機に画像処理や画像データ記憶を依頼した状態で中断し
てしまうと、他のデジタル複写機の処理中の画像が残さ
れてしまうので、画像処理等を依頼したデジタル複写機
1A側は、本機の記憶部に記憶している画像を消去する
と共に、画像処理を依頼した先のデジタル複写機に対し
ても画像データの消去を指示する(ステップs3)。
ビスマンを呼ぶほどのことでもなく、例えば原稿搬送路
中のジャムの原因となった原稿の除去、トナーの補給、
ハードコピーを出力するためのシートの補充など操作者
が簡単に復旧させることができる場合、複写処理を中断
させることなく継続又は待機させるように依頼先のデジ
タル複写機に対して指示を出す(ステップs4)。
理を継続又は待機させるように指示したものの、トラブ
ルが発生した複写機が所定時間内に復旧されるとは限ら
ない。そのため、タイマ管理により所定時間内に復旧さ
れるか否かを確認(s5〜s7)する。上記タイマによ
る所定時間内での復旧が確認されれば、中断していた処
理を再開する。この場合、画像の読取処理中であれば、
読取処理を再開し、依頼先で画像処理された画像データ
を受け取り、その出力処理を行っている場合での中断で
あれば、その出力処理を再開する。
なければ、依頼先のデジタル複写機側に処理中の画像デ
ータが残されてしまうので、画像処理等を依頼した依頼
元のデジタル複写機1Aは、本機の記憶部に記憶してい
る画像を消去すると共に、画像処理を依頼した依頼先の
デジタル複写機に対しても画像の消去を指示(ステップ
n8)する。これにより依頼先のデジタル複写機は通常
の待機状態となり出力処理能力を十分に発揮させること
が可能となる。また依頼元のデジタル複写機1A側にお
いても、トラブル復帰を待って正常な処理を行うことが
できる。
トラブル検出については周知の手段による行える。例え
ば、原稿の画像読取りのために原稿を1枚ずつ読取位置
へと搬送し、この搬送中に原稿ジャムを検出するジャム
検出手段、ハードコピーを出力する場合において、搬送
されるシートのジャムを検出する検出手段、シート上に
画像を形成するために現像器等に備わるトナーがない状
態を検出するトナー検出手段、搬送するためにトレイや
カセット等にセットされたシートが存在するか否かを検
出する有無検出手段等が備えられており、これらの検出
手段がトラブル検出手段を構成する。つまり、該検出手
段がジャムや、シートなし、トナーなしを検出すれば、
読取及び出力処理を一時的に行えなくなるが、オペレー
タ側で、このようなトラブルは簡単に解消できる。その
解消する時間も比較的短時間で済む。
ドコピーを出力するためのプリント部3において、感光
体32への画像形成が行えない状態を検出できる。つま
り、帯電できない場合、露光が行えず画像が形成できな
い場合、クリーニング不良により正常な画像が形成でき
ない場合等における画像形成プロセスによるトラブル状
態を検出することができる。また、原稿の画像を読取れ
ない場合もある。これは、原稿を照射するランプのトラ
ブル、原稿を読取走査する走査系のトラブル、読取素子
2−7自身の故障等が考えられる。そしてデジタル複写
機側では、このような事態に陥れば、デジタル複写機自
身による自己診断が行われトラブル状態を検出する。
の状況の確認においては、上述したようにシートや原稿
のジャムトラブル、シート無しのトラブル、トナー無し
のトラブルによる軽トラブルに対し、画像形成プロセス
にて画像形成を行えなくなるトラブル、原稿の画像を読
み取れなくなるトラブルによる重トラブル状態かを簡単
に確認できる。
ば、そのトラブル状況に応じて、依頼先に画像データ等
の保持と待機させるか、一旦処理を解除するためにクリ
ア指示を行うようにしている。そのため、不必要に今ま
で処理された画像データをクリアすることがないため、
トラブル解除後に即座に継続処理を行える。
依頼先でのデジタル複写機においては、トラブル解除さ
れるまで依頼元に拘束(占有)状態から開放されるた
め、効率よく画像処理及び出力処理を行える。しかも、
依頼先のデジタル複写機にて無駄な画像処理を継続して
行うのを避けることができる。
先での画像処理等を継続させておくことができるため、
トラブル発生による時間的なロスを軽減できる。
いては、依頼元によるデジタル複写機1Aによるトラブ
ル検出に基づく処理である。しかし、依頼元のトラブル
だけでなく、依頼先でのトラブルが発生することも考え
ておく必要がある。このトラブルとして、転送されてく
る画像データを処理する場合のトラブルである。例えば
記憶部43の一部が使用できなくなる場合や、依頼され
た機能処理ができない場合等が考えられる。
出に基づく、本発明の画像形成システムの処理について
図2の制御フローチャートを参照して説明する。
実行中に、依頼先のデジタル複写機、例えば1Cにてト
ラブルが発生した場合について説明する。そこで、依頼
先のデジタル複写機1C側で、トラブル状態が発生した
か否かを確認(ステップs11)する。このステップs
11において、トラブル発生が確認されなければ、通常
の処理ルーチンに戻る。これは、図14又は図16の処
理である。
トラブル状態が確認されると、依頼元に対して、トラブ
ル内容に関する情報と、そのトラブルが発生した依頼先
のデジタル複写機(1C)を認識するための識別情報と
を転送(s12)し、依頼元側からの指示を待つ(s1
3→s14)。
トを開始(s13)させ、その時間内に依頼元からの指
示を待つ。しかし、所定時間内に依頼元からの指示がな
い場合には、画像処理等を放棄したものと判断し、画像
に関する情報(画像データや、画像データの処理に関す
る指示情報)をクリアする。よって、依頼先のデジタル
複写機1C側では、トラブルが解除された後は、通常の
待機状態となり、ハードコピーの出力処理能力を十分に
発揮することができる。
頼元のデジタル複写機1A側から、依頼した画像データ
及びそれに関する各種情報を返送指示がくると、依頼さ
れた画像に関する情報を依頼元のデジタル複写機1Aに
対して返送(ステップs17)する。該指示が、他のデ
ジタル複写機、例えば1Bへの転送指示(ステップs1
8)であれば、さらに依頼先から、依頼された画像に関
する情報を、他のデジタル複写機1Bに対して転送(s
19)処理を実行する。そして、依頼された画像の処理
を他のデジタル複写機1Bにて処理させるようにする。
合、依頼先より受け取った画像データ及びその他の関連
情報については、転送処理(s17又はs19)を行っ
た後、依頼先のデジタル複写機1Cに記憶されている画
像に関する情報を全て消去し、依頼先のデジタル複写機
1C側ではトラブルを復旧させるための処理を行うこと
ができる。
ジタル複写機1C側でのトラブル発生により、今までの
画像処理を行ったデータ等を一旦依頼元へ返すか、ある
いは同等の画像処理等を行える他のデジタル複写機1B
へと転送し、その処理を継続させることができる。その
ため、画像データを無駄にすることなく、効率よく画像
処理を行える。
より、依頼先で今まで受け取った画像データを全て消去
する前に、依頼元の指示に従って処理を行うことにな
る。そのため、無駄に画像データ等を消去することな
く、トラブル発生した画像形成装置と同等の処理を可能
な画像形成装置側へと再転送させることで、効率よく処
理を継続できる。もし、トラブルが通信回線によるもの
であれば、画像データ等の転送が行えないため依頼元に
て処理させることができる。
処理又は画像データの記憶等を依頼する依頼元のデジタ
ル複写機の処理方法について説明する。特に、図2に示
す依頼先でのトラブル発生に関連する依頼元での処理で
ある。
写機1Cが、図2において説明したステップs11での
トラブル発生検出に基づき、依頼元のデジタル複写機1
Aにトラブル状態が転送されてくる。このトラブル状況
が転送されてくると、依頼元のデジタル複写機1A側で
は、図3に示す以下に説明する処理を行う。しかし、依
頼先よりトラブル発生による情報が転送されていなけれ
ば、通常処理ルーチンを継続する。
態に陥っていることを確認(s21)すれば、そのトラ
ブル情報を履歴情報として記憶(s22)する。この履
歴情報は、以後のハードコピーの出力処理を行う際に、
依頼するデジタル複写機を決定するときの条件として利
用することができ、例えば選択する優先順位を決め、複
数のデジタル複写機が存在する場合の自動選択等に用い
ることができる。また、あまりにもトラブルの発生が多
いマシンは選択対象外とすることなどが考えられる。
は、画像データの画像処理を含めハードコピーとしての
出力処理を自機で行うかを判定(s23)し、自機で画
像の処理を行う場合には、依頼先のデジタル複写機1C
側に対して、依頼した画像に関する情報を返送するよう
に指示を出す(s24)。これは、図2におけるステッ
プs16による返送指示として依頼先のデジタル複写機
1C側が受けてとり返送を開始する。
間内に返送されてくるか否かを管理するためにタイマに
よる設定時間の計測動作が開始(s25)される。そし
て依頼先から画像データ等が上記タイマの設定時間内に
返送されてくるか否か確認(s26→s27→s26)
を繰り返す。画像データ及びそれに関するその他の情報
(画像データや、画像データの処理に関する指示情報)
が返送されてくると、画像データ等が正常であるか否か
をチェック(s28)し、正常であれば画像に関する情
報を記憶部に記憶し、自機で画像の処理を行う(s2
9,s30,s31)。
が正常でない場合、及びタイマによる設定時間内に画像
に関する情報が返送されてこない場合には、表示装置6
の表示部にメッセージを表示(s32)する。この表示
を行うことで、オペレータに対して原稿の再読取りを行
うか(s33)、または画像処理をクリアするか(s3
5)の判断を仰ぎ、その判断に基づいてそれぞれの処理
(s34,s36)を行うようにする。
理をしない場合は、他のデジタル複写機1Bにて画像処
理等を行うものと判断し、依頼していた画像処理を行う
のに適した他のデジタル複写機を決定(s37)する。
この決定においては、先に説明したが、「シャープネ
ス」の機能選択に対し、処理できるデジタル複写機とし
ては、デジタル複写機1B及び1Cであり、当初の依頼
先デジタル複写機1Cが選択されていた場合、残りのデ
ジタル複写機1Bが次の依頼先のデジタル複写機として
決定できる。
れたデジタル複写機1Bに画像に関する情報を転送する
ように、トラブルが発生している当初の依頼先であるデ
ジタル複写機1Cに指示を行う(s38)。
で発生したトラブル処理が実行され、必要に応じて継続
して画像処理や記憶処理を行わせ、効率よくハードコピ
ーによる出力処理が可能となる。
写機1B側では、デジタル複写機1C側より画像データ
等を受け取り、この受け取ったデータ等の画像チェック
を上述したように同様に行い、該データを全て受け取
り、処理を完了した時点で依頼元に、トラブル発生時点
で停止してる画像データの受け入れ態勢が整ったことを
知らせる。これにより、依頼元では図14又は図16で
示す処理が再開されることになる。
に依頼先と同等の機能処理を可能な他のデジタル複写機
へと転送させることができ、今まで処理した画像データ
を無駄にすることがなくなる。しかも、今まで処理した
画像データが、返送又は転送後にチェックするようにし
ておけば、その処理後のデータをそのまま利用できるか
否かを確認できる。
の画像処理部や記憶部を利用した処理を可能として、処
理完了後にはハードコピーとして依頼元で出力処理を行
う場合、依頼先の画像形成装置を拘束することになる。
この場合、画像処理や出力処理を行う上での障害となる
トラブル、つまり異常が確認されると、依頼先における
処理不能な状態で待機する依頼元が占有時間が長くな
る。そのため、発生したトラブル状況に応じて依頼先の
画像形成装置による拘束を解くか否かを決定する。特に
トラブルが即座に解消される場合には、今までの処理が
無駄になるのを避けるためにも、トラブル解除まで待機
させている。
には、依頼先での処理を解除し、依頼先の複写機を拘束
状態から解除する。これにより、無駄に画像形成装置を
占有することがないため、その他の画像装置側では通常
の出力処理を効率よく行うことができる。また、依頼先
でのトラブル発生によれば、今までの処理が無駄になる
のを避けるために他の依頼先へと転送させるか、依頼元
へと返送させように指示でき、依頼先での拘束状態を解
除する。これにより、依頼先での画像形成装置は、ハー
ドコピーを処理する状態に待機することができ、通常の
処理能力を十分に発揮できると同時に、無駄に画像デー
タ等をクリアすることがなくなり、再開時に即座にトラ
ブル発生による時点から処理できる。
真方式を利用したプリンタ部を例に本実施例を説明した
が、このような電子写真方式だけでなく、サーマル方式
やインクジェット方式を利用したプリンタ部(画像形成
部)を備える画像形成装置であっても実施できることは
勿論である。
ば、画像データが処理不可能な画像形成装置において、
その画像処理や記憶を他の装置が持つ処理機能を有効活
用して、所望の再生画像を得ることができる。そのた
め、画像形成装置を全て買い替えるといった経済的な負
担を軽減できる。
て接続し、依頼元において依頼先の画像形成装置を拘束
することが多くなり、特にトラブル発生においては、そ
れが解除されるまで拘束(占有)されることなが、これ
を必要に応じて解除し、個々の画像形成装置の持つ処理
機能を十分に発揮さることができる。
続させることなく、トラブルが発生した画像形成装置側
でのトラブル処理を行え、他の画像形成装置はそれぞれ
の機能を相互に利用活用させて処理できるため、利用効
率を高めることも可能になる。
による処理制御を示すフローチャートである。
態による処理制御を示すフローチャートである。
施形態による処理制御を示すフローチャートである。
画像形成装置であるデジタル複写機の概略構成を示す断
面図である。
タ部にて出力できる状態に画像処理を行うための画像処
理部の詳細を示すブロック図である。
示すブロック図である。
部の一例を示す平面図である。
晶表示装置における各表示画面が遷移する過程を示す説
明図である。
各表示例を示す平面図であって、(a)は液晶表示装置
における基本画面を、(b)は同第1機能設定画面を、
(c)は同第2機能設定画面を、(d)は同画質設定画
面を、(e)は同後処理設定画面を、(f)は同機能設
定がめんい設定された機能の条件設定を行う画面をそれ
ぞれ示すものである。
る各表示例を示す平面図であって、(a)は液晶表示装
置における初期設定画面を、(b)は同指紋登録画面
を、(c)は同部門管理画面を、(d)は同リミッタ設
定画面を、(e)は同シミュレーション設定画面をそれ
ぞれ示すものである。
形成装置であるデジタル複写機の接続状態の一例を示す
図である。
形成装置の接続状態の他の例を示す図である。
形成装置の接続状態のその他の実例を示す図である。
制御動作示す制御フローチャートである。
機能設定による一例を示す表示例を示す平面図である。
DH機能を設定した時に、他のデジタル複写機側の記憶
部に画像データの記憶を依頼する場合における制御動作
を示すフローチャートである。
タル複写機側での記憶部を利用する時に液晶表示装置側
に表示される表示例を示す平面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 画像データを設定された条件に従ってシ
ート上に再生しハードコピーとして出力処理できる複数
の画像形成装置を、通信手段を介して接続し、依頼元の
画像形成装置により処理できない画像データを処理可能
な依頼先の画像形成装置へと転送して処理を行わせ、ハ
ードコピーの出力が可能となった段階で、依頼先より画
像データを返送して設定された条件に従ったハードコピ
ーを出力するようにした画像形成システムであって、 上記依頼元の画像形成装置に、ドラブル状態を検出する
検出手段を備え、該トラブル検出手段が、依頼元の画像
形成装置側で即座に解除できるトラブル状態を検出した
時に、該依頼元の画像形成装置側では依頼先の画像形成
装置側に処理の継続を指示すると同時に、トラブル解除
の解除を待つように指示する一方、トラブルが即座に解
除不可能な時に、依頼元の画像形成装置側では依頼先の
画像形成装置に転送した画像データをクリアするように
指示することを特徴とする画像形成システム。 - 【請求項2】 上記トラブル検出手段にてトラブル検出
が行われた時に、トラブル解除が即座に行われる場合、
そのトラブル解除にかかる時間計測を行い、該時間計測
の所定時間経過後、上記トラブル解除が行われていない
時に、依頼先の画像形成装置の待機状態を解除するよう
にしたことを特徴とする請求項1記載の画像形成システ
ム。 - 【請求項3】 画像データを設定された条件に従ってシ
ート上に再生しハードコピーとして出力処理できる複数
の画像形成装置を、通信手段を介して接続し、依頼元の
画像形成装置により処理できない画像データを処理可能
な依頼先の画像形成装置へと転送して処理を行わせ、ハ
ードコピーの出力が可能となった段階で、依頼先より画
像データを返送して設定された条件に従ったハードコピ
ーを出力するようにした画像形成システムであって、 上記依頼先の画像形成装置は、ドラブル状態を検出する
検出手段を備え、該トラブル検出手段によるトラブル検
出に応答して、依頼元の画像形成装置にトラブル状況を
知らせ、 上記依頼元の画像形成装置は上記トラブル状況を知るこ
とで、依頼先の画像形成装置の今後の処理条件を確定
し、これを依頼先に指示し、依頼先の画像形成装置では
確定された条件に従った処理を行う一方、 上記依頼先の画像形成装置は、上記依頼元の画像形成装
置側で確定した条件を所定時間経過しても受け取らない
時には、依頼されている画像データの処理をクリアする
ことを特徴とする画像形成システム。 - 【請求項4】 画像データを設定された条件に従ってシ
ート上に再生しハードコピーとして出力処理できる複数
の画像形成装置を、通信手段を介して接続し、依頼元の
画像形成装置により処理できない画像データを処理可能
な依頼先の画像形成装置へと転送して処理を行わせ、ハ
ードコピーの出力が可能となった段階で、依頼先より画
像データを返送して設定された条件に従ったハードコピ
ーを出力するようにした画像形成システムであって、 上記依頼先の画像形成装置は、ドラブル状態を検出する
検出手段を備え、該トラブル検出手段によるトラブル検
出に応答して、依頼元の画像形成装置にトラブル状況を
知らせ、 上記依頼元の画像形成装置は、トラブル発生した依頼先
の画像形成装置側の画像データを返送してもらうか、あ
るいは依頼先の画像形成装置と同等に処理できるその他
の画像形成装置へと転送指示を行うことを特徴とする画
像形成システム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24008196A JP3374017B2 (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 画像形成システム |
US08/865,600 US6081342A (en) | 1996-07-22 | 1997-05-29 | Image forming system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24008196A JP3374017B2 (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 画像形成システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1093798A JPH1093798A (ja) | 1998-04-10 |
JP3374017B2 true JP3374017B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=17054209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24008196A Expired - Fee Related JP3374017B2 (ja) | 1996-07-22 | 1996-09-11 | 画像形成システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3374017B2 (ja) |
-
1996
- 1996-09-11 JP JP24008196A patent/JP3374017B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1093798A (ja) | 1998-04-10 |
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