JP2001285096A - 受信機 - Google Patents

受信機

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JP2001285096A
JP2001285096A JP2000090050A JP2000090050A JP2001285096A JP 2001285096 A JP2001285096 A JP 2001285096A JP 2000090050 A JP2000090050 A JP 2000090050A JP 2000090050 A JP2000090050 A JP 2000090050A JP 2001285096 A JP2001285096 A JP 2001285096A
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音切れを最小限に抑えて効率良くマルチパス
発生時に生じるノイズ成分を削減する。 【解決手段】 電界強度検出器6で受信信号の電界強度
を検出し、電界強度検出器6の出力信号のエッジ波形状
の変化を電界変動検出器9で検出して減衰器駆動信号を
発生させ、減衰器駆動信号に応じて減衰器8で復調器7
の出力信号を減衰させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等の
移動体に設けられて、マルチパス妨害を受けたときに発
生するマルチパスノイズを低減することができるマルチ
パスノイズ除去回路を備えたFMラジオ受信機等の受信
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は従来のFMラジオ受信機の構成
を示すブロック図である。このFMラジオ受信機は、ア
ンテナ1と、RF増幅器(RF−Amp)2と、混合器
(Mix)3と、局部発振器(OSC)4と、IF増幅
器(IF−Amp)5と、電界強度検出器6と、FM検
波器(FM−Det)7と、減衰器(Mute)8と、
交流(AC)レベル検出器12とで構成される。
【0003】図18は電界強度検出器6のアンテナ入力
レベルに対する出力特性を示している。
【0004】図19にはFMラジオ受信機におけるマル
チパス発生時の電界強度検出器6の出力と、交流レベル
検出器12の出力と、減衰器8の入力および出力の各波
形を示している。
【0005】以上のように構成された従来のFMラジオ
受信機の動作を説明する。
【0006】図17において、アンテナ1で受信された
放送局信号は、RF増幅器2で増幅され、混合器3で局
部発振器4からの局部発信信号と混合されてIF信号に
変換される。IF信号は、IF増幅器5で増幅され、F
M検波器7でFM復調(検波)されて減衰器8へ入力さ
れる。
【0007】電界強度検出器6は、IF信号のレベルに
応じた信号を出力し、その特性としては図18に示すよ
うにアンテナ入力レベルに比例した電圧を出力する。
【0008】マルチパス妨害が発生している場合、電界
強度検出器6の出力は、図19(19a)に示すような
エッジ波形(デジタル信号の立ち上がりもしくは立ち下
がり波形)となり、これによってFM検波器7の出力、
すなわち減衰器8の入力には、図19(19c)に示す
ように電界強度検出器6の出力(図19(19a))の
エッジと同じタイミングでノイズが増加する。
【0009】交流レベル検出器12は、電界強度検出器
6の出力(図19(19a))から交流信号成分のみを
取り出してピーク検波するため、その出力は図19(1
9b)に示すようになる。減衰器8の減衰量は、交流レ
ベル検出器12の出力(図19(19b))によって変
化する。よって、減衰器8の出力の波形は、図19(1
9d)のようになり、交流レベル検出器12の出力電圧
(図19(19b))に応じて減衰量を変えて出力され
るため、マルチパス時のノイズを低減することができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図17のように構成さ
れた従来のFMラジオ受信機では、マルチパス妨害が発
生している間、FM検波器7の出力を減衰させてノイズ
を低減するが、減衰器8の減衰量が大きいと音切れが起
こるといった問題が発生する。また、音切れを改善する
ために減衰器8の減衰量を小さくした場合にはノイズを
低減する効果が少なくなってしまうといった問題が発生
する。
【0011】したがって、本発明の目的は、音切れを最
小限に抑えて効率良くマルチパス発生時に生じるノイズ
成分を低減することができる受信機を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本願の請求項1記載の発明の受信機は、受信信号を
復調する復調器と、受信信号の電界強度を検出し出力す
る電界強度検出器と、電界強度検出器の出力信号のエッ
ジ波形状の変化を検出して減衰器駆動信号を発生する電
界変動検出器と、減衰器駆動信号に応じて復調器の出力
信号を減衰させる減衰器とを備えたことを特徴とする。
【0013】この構成によれば、電界強度検出器の出力
信号のエッジ波形状の変化を検出して復調出力を減衰さ
せるため、電界強度検出器の出力信号のエッジ波形状に
変化した部分だけ減衰器によって復調出力を減衰させ、
それ以外の部分では復調出力の減衰を行わないようにで
きる。その結果、従来例のようにマルチパス発生期間中
継続的に復調出力を減衰させるのとは異なり、音切れを
最小限に抑えて効率良くマルチパス発生時に生じるノイ
ズ成分を低減することができる。
【0014】また、本願の請求項2記載の発明の受信機
は、請求項1記載の受信機において、電界強度検出器の
出力の直流成分信号を抽出するローパスフィルタをさら
に備え、ローパスフィルタの出力レベルの高低に応じて
電界変動検出器の検出感度を高低に変化させるようにし
たことを特徴とする。
【0015】この構成によれば、電界強度検出器の直流
レベルに応じて電界変動検出器の感度を変化させるた
め、弱入力時のノイズ(熱雑音等)による電界変動検出
器の誤動作を防止することができる。
【0016】ここで、弱入力時のノイズについて説明す
る。弱入力時(もしくは無入力時)には、受信機で発生
する熱雑音等のホワイトノイズが増幅されて電界強度検
出器の出力となって現れる。(受信電波が強い場合に
は、受信機のリミッタアンプによりノイズ成分が抑圧さ
れるため、弱入力時に比べその出力は小さくなる。)出
力されるノイズは、ランダムな動きをするので、対策を
施さない場合には、このノイズによって電界変動検出器
が動作してしまうことになる。
【0017】また、本願の請求項3記載の発明の受信機
は、請求項1記載の受信機において、電界強度検出器の
出力信号から変調信号成分を遮断しマルチパス発生時に
生じるノイズ成分を通過させる交流信号フィルタと、交
流信号フィルタの出力レベルを検出する交流レベル検出
器とをさらに備え、交流レベル検出器の出力信号のレベ
ルの高低に応じて電界変動検出器の検出感度を高低に変
化させるようにしたことを特徴とする。
【0018】この構成によれば、交流信号フィルタによ
り電界強度検出器の出力成分から変調信号成分を遮断
し、マルチパス時に発生するノイズ成分のレベルのみを
交流レベル検出器によって検出し、そのレベルに応じて
電界変動検出器の感度を変化させるため、過変調時に発
生する電界強度検出器の変調信号成分による電界変動検
出器の誤動作を防止することができる。
【0019】また、本願の請求項4記載の発明の受信機
は、受信信号を復調する復調器と、受信信号の電界強度
を検出し出力する電界強度検出器と、電界強度検出器の
出力信号のエッジ波形状の変化を検出して保持器駆動信
号を発生する電界変動検出器と、保持器駆動信号に応じ
て復調器の出力信号を保持する保持器とを備えたことを
特徴とする。
【0020】この構成によれば、電界強度検出器の出力
信号のエッジ波形状の変化を検出して復調出力を保持す
るため、電界強度検出器の出力信号のエッジ波形状に変
化した部分だけ保持器によって復調出力を保持し、それ
以外の部分では復調出力の保持を行わないようにでき
る。その結果、従来例のようにマルチパス発生期間中継
続的に復調出力を減衰させるのとは異なり、音切れを最
小限に抑えて効率良くマルチパス発生時に生じるノイズ
成分を低減することができる。
【0021】また、本願の請求項5記載の発明の受信機
は、請求項4記載の受信機において、電界強度検出器の
出力の直流成分信号を抽出するローパスフィルタをさら
に備え、ローパスフィルタの出力レベルの高低に応じて
電界変動検出器の検出感度を高低に変化させるようにし
たことを特徴とする。
【0022】この構成によれば、電界強度検出器の直流
レベルに応じて電界変動検出器の感度を変化させるた
め、弱入力時のノイズ(熱雑音等)による電界変動検出
器の誤動作を防止することができる。
【0023】ここで、弱入力時のノイズについて説明す
る。弱入力時(もしくは無入力時)には、受信機で発生
する熱雑音等のホワイトノイズが増幅されて電界強度検
出器の出力となって現れる。(受信電波が強い場合に
は、受信機のリミッタアンプによりノイズ成分が抑圧さ
れるため、弱入力時に比べその出力は小さくなる。)出
力されるノイズは、ランダムな動きをするので、対策を
施さない場合には、このノイズによって電界変動検出器
が動作してしまうことになる。
【0024】また、本願の請求項6記載の発明の受信機
は、請求項4記載の受信機において、電界強度検出器の
出力信号から変調信号成分を遮断しマルチパス発生時に
生じるノイズ成分を通過させる交流信号フィルタと、交
流信号フィルタの出力レベルを検出する交流レベル検出
器とをさらに備え、交流レベル検出器の出力信号のレベ
ルの高低に応じて電界変動検出器の検出感度を高低に変
化させるようにしたことを特徴とする。
【0025】この構成によれば、交流信号フィルタによ
り電界強度検出器の出力成分から変調信号成分を遮断
し、マルチパス時に発生するノイズ成分のレベルのみを
交流レベル検出器によって検出し、そのレベルに応じて
電界変動検出器の感度を変化させるため、過変調時に発
生する電界強度検出器の変調信号成分による電界変動検
出器の誤動作を防止することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態におけるFMラジオ受信機につい
て図1から図5を用いて説明する。
【0027】図1は本発明の第1の実施の形態における
FMラジオ受信機の構成を示すブロック図であり、従来
例と同一部分には同一符号を用いる。
【0028】FMラジオ受信機は、図1に示すように、
放送局信号を受信するためのアンテナ1と、アンテナ1
で受信した放送局信号を高周波増幅するRF増幅器(R
F−Amp)2と、放送局信号を中間周波数信号に周波
数変換する混合器(Mix)3と、混合器3へ周波数変
換用の局部発振信号を供給する局部発振器(OSC)4
と、混合器3の出力信号を中間周波増幅するIF増幅器
(IF−Amp)5と、IF増幅器5の出力信号を基に
受信信号の電界強度を検出し出力する電界強度検出器6
と、IF増幅器5から出力される中間周波変換された受
信信号を復調するFM検波器(FM−Det)7と、減
衰器駆動信号に応じてFM検波器7の出力信号を減衰さ
せる減衰器(Mute)8と、電界強度検出器6の出力
信号のエッジ波形状の変化を検出して減衰器駆動信号を
発生する電界変動検出器9と、電界変動検出器9の検出
感度を設定するための感度設定用電圧源10とで構成さ
れる。
【0029】図2は本発明の第1の実施の形態における
電界変動検出器9の構成例を示すブロック図である。電
界変動検出器9は、DC(直流)レベル検出用抵抗90
1と、DCレベル検出用コンデンサ902と、PNPト
ランジスタ903,904で構成される差動回路と、負
荷抵抗905と、NPNトランジスタ907,908で
構成される感度変更用差動回路と、定電流源906,9
10,911と、定電圧源909とで構成される。そし
て、入力端子912には電界強度検出器6の出力端子が
接続され、出力端子913には減衰器8の制御端子が接
続され、調整端子914には感度設定用電圧源10が接
続される。
【0030】図3は電界変動検出器9の特性例を示して
いる。図2に示した電界変動検出器9において、マルチ
パス発生時の入力が入力端子912に加えられると、P
NPトランジスタ903のベース電圧は例えば図3(3
a)のように変化する。また、PNPトランジスタ90
4のベース電圧は、図3(3b)のように抵抗901と
コンデンサ902で構成されるLPF(ローパスフィル
タ)により平滑化された信号を所定量シフトした電圧に
なる。このシフト量は、NPNトランジスタ907のコ
レクタ電流と定電流源911の電流が抵抗901に流れ
ることによって発生する電圧降下により決まる。このと
き、上記のシフト量は電界変動検出器9の調整端子91
4に印加される感度設定用電圧源11の電圧値によって
調整される。
【0031】電流源906の電流は、NPNトランジス
タ903,904により構成される差動回路により、P
NPトランジスタ903のベース電圧(図3(3a))
がPNPトランジスタ904のベース電圧(図3(3
b))よりも低くなった時に抵抗905に流れ、電界変
動検出器9の出力は、図3(3c)のように、電界強度
検出器6の出力のエッジ波形部分のタイミングでハイレ
ベルとなる。
【0032】図4は本発明の第1の実施の形態における
減衰器8の構成例を示すブロック図である。減衰器8
は、直流カット用コンデンサ801と、入力バイアス電
圧源803と、バイアス用抵抗802と、差動回路用N
PNトランジスタ806,807,808,809と、
gm(相互コンダクタンス)回路(電圧電流変換回路)
用NPNトランジスタ804,805と、gm設定用抵
抗810,812と、負荷抵抗811と、定電圧源81
3とで構成されている。そして、入力端子814にFM
検波器7の出力端子が接続され、出力端子815から減
衰された復調信号が出力され、制御端子816には電界
変動検出器9の出力端子が接続される。
【0033】この減衰器8の回路構成では、定電圧源8
13と制御端子816に印加される電圧の差によって、
NPNトランジスタ806,807,808,809で
構成される差動回路のバランスが変化し、減衰量が変化
する。
【0034】図5はマルチパス発生時の電界変動検出器
9の入力および出力と、減衰器8の入力および出力の各
波形を示している。
【0035】以上のように構成された本発明の第1の実
施の形態におけるFMラジオ受信機の動作を説明する。
【0036】図1において、アンテナ1で受信した放送
局信号は、RF増幅器2で増幅され、混合器3で局部発
振器4からの局部発信信号と混合されてIF信号に変換
される。IF信号はIF増幅器5で増幅され、FM検波
器7でFM復調(検波)されて減衰器8へ入力される。
【0037】マルチパス妨害が発生している場合、電界
強度検出器6の出力、すなわち電界変動検出器9の入力
は図5(5a)に示すようなエッジ波形となり、FM検
波器7の出力、すなわち減衰器8の入力は図5(5c)
に示すように電界強度検出器6の出力エッジと同じタイ
ミングでノイズが増加する。
【0038】電界変動検出器9は、図5(5b)に示す
ように、出力として、電界変動検出器9の入力(図5
(5a)のエッジに同期したパルス信号を出力する。減
衰器8は、電界変動検出器9の出力(図5(5b)に応
じてFM検波器7の出力、すなわち減衰器8の入力(図
5(5c)を減衰させるため、出力は図5(5d)のよ
うになり、ノイズを低減することができる。
【0039】この実施の形態のFMラジオ受信機によれ
ば、電界強度検出器6の出力信号のエッジ波形状の変化
を電界変動検出器9により検出してFM検波器7の復調
出力を減衰させるため、電界強度検出器6の出力信号の
エッジ波形状に変化した部分だけ減衰器8によって復調
出力を減衰させ、それ以外の部分では復調出力の減衰を
行わないようにできる。その結果、従来例のようにマル
チパス発生期間中継続的に復調出力を減衰させるのとは
異なり、音切れを最小限に抑えて効率良くマルチパス発
生時に生じるノイズ成分を低減することができる。
【0040】(第2の実施の形態)以下、本発明の第2
の実施の形態におけるFMラジオ受信機について図2と
図3と図6と図7を用いて説明する。
【0041】図6は本発明の第2の実施の形態における
FMラジオ受信機の構成を示すブロック図であり、従来
例および第1の実施の形態と同一部分には同一符号を用
いる。
【0042】このFMラジオ受信機は、図6に示すよう
に、図1の感度設定用電圧源10に代えて、ローパスフ
ィルタ(LPF)13を設けたものである。このLPF
13は、電界強度検出器6の出力の直流成分を抽出する
もので、LPF13の出力端子は電界変動検出器9の調
整端子914(図2参照)に接続される。これによっ
て、LPF13は、電界強度検出器6の出力の直流成分
信号のレベルの高低に応じて電界変動検出器9の検出感
度を高低に変化させることになる。つまり、電界変動検
出器9は、LPF13の出力に応じて感度を変化する機
能を有することになる。
【0043】図7は本発明の第2の実施の形態における
FMラジオ受信機において、電界強度が強い場合と弱い
場合のそれぞれの場合におけるマルチパス発生時の電界
強度検出器6の出力、すなわちPNPトランジスタ90
3のベース電圧(図2参照)と電界変動検出器9の出力
とPNPトランジスタ904のベース電圧(図2参照)
とを示している。図7(7a)は電界強度が強い場合の
電界変動検出器9の入力、すなわち、PNPトランジス
タ903のベース電圧を示し、図7(7b)は電界強度
が強い場合のPNPトランジスタ904のベース電圧を
示し、図7(7c)は電界強度が強い場合の電界変動検
出器9の出力を示し、図7(7d)は電界強度が弱い場
合の電界変動検出器9の入力、すなわち、PNPトラン
ジスタ903のベース電圧を示し、図7(7e)は電界
強度が弱い場合のPNPトランジスタ904のベース電
圧を示し、図7(7f)は電界強度が弱い場合の電界変
動検出器9の出力を示している。なお、図7において
は、原点がGND(グラウンド)レベルを示している。
【0044】図6のFMラジオ受信機において、電界強
度が強い場合、LPF13の出力電圧が電界変動検出器
9を構成する定電圧源909の電圧値よりも大きくなる
ため、NPNトランジスタ907のコレクタ電流は流れ
なくなり、PNPトランジスタ904のベース電圧は図
7(7b)のようになり、電界変動検出器9の出力は図
7(7c)のようになる。
【0045】また、電界強度が弱い場合、LPF13の
出力電圧が電界変動検出器9を構成する定電圧源909
の電圧値よりも小さくなるため、定電流源910の電流
がNPNトランジスタ907のコレクタ電流となって流
れ、電界強度が強い場合に比べ抵抗901の電圧降下が
大きくなり、PNPトランジスタ904のベース電圧は
図7(7e)のようになるとともに、電界変動検出器9
の出力は図7(7f)のようになり、電界強度が強い場
合に比べ電界変動検出器9の入力波形のエッジに対する
感度が低下する。
【0046】この実施の形態のFMラジオ受信機によれ
ば、電界強度検出器6の出力の直流レベルに応じて電界
変動検出器9の感度を変化させるため、弱入力時のノイ
ズ(熱雑音等)による電界変動検出器9の誤動作を防止
することができる。その他の効果は、第1の実施の形態
と同様である。
【0047】ここで、弱入力時のノイズについて説明す
る。弱入力時(もしくは無入力時)には、受信機で発生
する熱雑音等のホワイトノイズが増幅されて電界強度検
出器の出力となって現れる。(受信電波が強い場合に
は、受信機のリミッタアンプによりノイズ成分が抑圧さ
れるため、弱入力時に比べその出力は小さくなる。)出
力されるノイズは、ランダムな動きをするので、対策を
施さない場合には、このノイズによって電界変動検出器
が動作してしまうことになる。
【0048】(第3の実施の形態)以下、本発明の第3
の実施の形態におけるFMラジオ受信機について図2と
図8から図11を用いて説明する。
【0049】図8は本発明の第3の実施の形態における
FMラジオ受信機の構成を示すブロック図であり、従来
例および第1の実施の形態と同一部分には同一符号を用
いる。
【0050】このFMラジオ受信機は、図8に示すよう
に、図1の感度設定用電圧源10に代えて、交流信号フ
ィルタとしてのHPF(ハイパスフィルタ)11を設け
るとともに、HPF11の出力レベルを検出する交流レ
ベル検出器12を設けたものである。HPF11は、電
界強度検出器6の出力に含まれる変調信号成分を遮断
し、マルチパス時に電界強度検出器6の出力に発生する
ノイズ成分をとり出して交流レベル検出器12へ入力す
るようにカットオフ周波数が設定されている。交流レベ
ル検出器12は、ノイズ成分のレベルを検出するもので
あり、その構成は従来例の交流レベル検出器12と同様
である。交流レベル検出器12の出力は電界変動検出器
9の調整端子914(図2参照)に接続される。これに
よって、HPF11および交流レベル検出器12は、交
流レベル検出器の出力信号のレベルの高低に応じて電界
変動検出器の検出感度を高低に変化させることになる。
つまり、電界変動検出器9は、交流レベル検出器12の
出力に応じて感度を変化する機能を有することになる。
【0051】図9は本発明の第3の実施の形態における
交流レベル検出器12の構成例を示す回路図である。交
流レベル検出器12は、直流カット用コンデンサ121
と、入力バイアス電圧源123と、バイアス用抵抗12
2と、ピーク検波用NPNトランジスタ124と、ピー
ク検波用コンデンサ125と、電流源126とで構成さ
れる。そして、入力端子127がHPF11の出力端子
に接続され、出力端子128が電界変動検出器9の調整
端子914に接続されている。
【0052】図10は本発明の第3の実施の形態におけ
るFMラジオ受信機において、マルチパス発生時におけ
る各部の信号波形を示しており、図10(10a)は電
界強度検出器6の出力、図10(10b)はHPF11
の出力、図10(10c)は交流レベル検出器12の出
力、図10(10d)は電界変動検出器9を構成する定
電圧源909の電圧値、図10(10e)はPNPトラ
ンジスタ904のベース電圧、図10(10f)は電界
変動検出器9の出力を示している。
【0053】図11は本発明の第3の実施の形態におけ
るFMラジオ受信機において、過変調時における各部の
信号波形を示しており、図11(11a)は電界強度検
出器6の出力、図11(11b)はHPF11の出力、
図11(11c)は交流レベル検出器12の出力、図1
1(11d)は電界変動検出器9を構成する定電圧源9
09の電圧値、図11(11e)はPNPトランジスタ
904のベース電圧、図11(11f)は電界変動検出
器9の出力を示している。
【0054】図8のFMラジオ受信機においてマルチパ
スが発生している場合、HPF11は電界強度検出器6
の出力に含まれる変調信号成分をカットし、マルチパス
時に電界強度検出器6の出力に発生するノイズ成分をと
り出して交流レベル検出器12へ入力するようにカット
オフ周波数が設定されているため、その出力は図10
(10b)のようになる。
【0055】また、交流レベル検出器12は入力信号を
ピーク検波して出力しその出力は図10(10c)のよ
うになる。交流レベル検出器12の出力電圧が図10
(10d)に示す定電圧源909の電圧値よりも大きく
なるため、NPNトランジスタ907のコレクタ電流は
流れなくなり、PNPトランジスタ904のベース電圧
は図10(10e)のようになり、電界変動検出器9の
出力は図10(10f)のようになる。
【0056】図8のFMラジオ受信機において過変調の
場合、電界強度検出器6の出力には変調信号成分が重畳
されて図11(11a)のようになる。HPF11は電
界強度検出器6の出力に含まれる変調信号成分はカット
するため、交流レベル検出器12の出力は図11(11
b)のようになる。
【0057】また交流レベル検出器12の出力は図11
(11c)のようになり、交流レベル検出器12の出力
電圧が図11(11d)に示す定電圧源909の電圧値
よりも小さくなるため、定電流源910の電流がNPN
トランジスタ907のコレクタ電流となって流れ、マル
チパス発生時に比べ抵抗901の電圧降下が大きくな
り、PNPトランジスタ904のベース電圧は図11
(11e)のようになるとともに、電界変動検出器9の
出力は図11(11f)のようになり、マルチパス時の
場合に比べ電界変動検出器9の入力波形の変化に対する
感度が低下する。
【0058】この実施の形態のFMラジオ受信機によれ
ば、HPF11により電界強度検出器6の出力成分から
変調信号成分を遮断し、マルチパス時に発生するノイズ
成分のレベルのみを交流レベル検出器11によって検出
し、そのレベルに応じて電界変動検出器9の感度を変化
させるため、過変調時に発生する電界強度検出器9の変
調信号成分による電界変動検出器9の誤動作を防止する
ことができる。
【0059】(第4の実施の形態)以下、本発明の第4
の実施の形態におけるFMラジオ受信機について図12
から図14を用いて説明する。
【0060】図12は本発明の第4の実施の形態におけ
るFMラジオ受信機の構成を示すブロック図であり、従
来例と同一部分には同一符号を用いる。
【0061】このFMラジオ受信機は、図12に示すよ
うに、図1の減衰器8に代えて、保持器14を設けたも
のである。この保持器14は、通常はFM検波器7の出
力信号をそのまま通過させ、電界変動検出器9の出力に
応答して、そのときのFM検波器7の出力信号のレベル
を保持するものである。
【0062】図13は本発明の第4の実施の形態におけ
る保持器14の構成例を示すブロック図である。保持器
14は、抵抗1401と、エミッタフォロワ用NPNト
ランジスタ1406と、差動回路用NPNトランジスタ
1402,1403と、定電流源1404と、定電圧源
1405と、出力保持用コンデンサ1407とで構成さ
れている。そして、入力端子1408にFM検波器7の
出力端子が接続され、出力端子1409から減衰された
復調信号が出力され、制御端子1410には電界変動検
出器9の出力端子が接続される。
【0063】この保持器14では、制御端子1410に
入力される電圧が定電圧源1405の電圧よりも低い場
合は、定電流源1404の電流はすべてNPNトランジ
スタ1403に流れるため、エミッタフォロワ用NPN
トランジスタ1406は動作状態となり、入力信号の交
流成分はそのまま出力端子1409に現れる。また、制
御端子1410に入力される電圧が定電圧源1405の
電圧よりも高い場合は、定電流源1404の電流はすべ
てNPNトランジスタ1402に流れるため、抵抗14
01で電圧降下が起こり、エミッタフォロワ用NPNト
ランジスタ1406のベース電圧が低下してエミッタフ
ォロワ用NPNトランジスタ1406はオフ状態とな
り、出力信号は出力保持用コンデンサ1407にチャー
ジされている電荷によって保持状態となる。
【0064】図14はマルチパス発生時の電界変動検出
器9の入力および出力と、保持器14の入力および出力
の各波形を示している。
【0065】以上のように構成された本発明の第4の実
施の形態におけるFMラジオ受信機の動作を説明する。
【0066】図12において、アンテナ1で受信した放
送局信号は、RF増幅器2で増幅され、混合器3で局部
発振器4からの局部発信信号と混合されてIF信号に変
換される。IF信号はIF増幅器5で増幅され、FM検
波器7でFM復調されて保持器14へ入力される。
【0067】マルチパス妨害が発生している場合、電界
強度検出器6の出力、すなわち電界変動検出器9の入力
は図14(14a)に示すようなエッジ波形となり、F
M検波器7の出力、すなわち保持器14の入力は図14
(14c)に示すように電界強度検出器6の出力エッジ
と同じタイミングでノイズが増加する。
【0068】電界変動検出器9は、図14(14b)に
示すように、出力として、電界変動検出器9の入力(図
14(14a)のエッジに同期したパルス信号を出力す
る。保持器14は、電界変動検出器9の出力(図14
(14b)に応じてFM検波器7の出力、すなわち保持
器14の入力(図14(14c)を保持するため、出力
は図14(14d)のようになり、ノイズを低減するこ
とができる。
【0069】この実施の形態のFMラジオ受信機によれ
ば、電界強度検出器6の出力信号のエッジ波形状の変化
を電界変動検出器9により検出してFM検波器7の復調
出力を保持するため、電界強度検出器6の出力信号のエ
ッジ波形状に変化した部分だけ保持器14によって復調
出力を保持し、それ以外の部分では復調出力の保持を行
わないようにできる。その結果、従来例のようにマルチ
パス発生期間中継続的に復調出力を減衰させるのとは異
なり、音切れを最小限に抑えて効率良くマルチパス発生
時に生じるノイズ成分を低減することができる。
【0070】(第5の実施の形態)以下、本発明の第5
の実施の形態におけるFMラジオ受信機について図15
を用いて説明する。
【0071】図15は本発明の第5の実施の形態におけ
るFMラジオ受信機の構成を示すブロック図であり、第
4の実施の形態と同一部分には同一符号を用いる。
【0072】このFMラジオ受信機は、図15に示すよ
うに、図12の感度設定用電圧源10に代えて、ローパ
スフィルタ(LPF)13を設けたものである。このL
PF13は、電界強度検出器6の出力の直流成分を抽出
するもので、LPF13の出力は電界変動検出器9の調
整端子914(図2参照)に接続される。これによっ
て、LPF13は、電界強度検出器6の出力の直流成分
信号のレベルの高低に応じて電界変動検出器9の検出感
度を高低に変化させることになる。つまり、電界変動検
出器9は、LPF13の出力に応じて感度を変化する機
能を有することになる。
【0073】この第5の実施の形態と第4の実施の形態
の違いは、先に説明した第2の実施の形態と第1の実施
の形態の違いと同様であるので、その詳しい説明は省略
する。
【0074】この実施の形態のFMラジオ受信機によれ
ば、電界強度検出器6の出力の直流レベルに応じて電界
変動検出器9の感度を変化させるため、弱入力時のノイ
ズ(熱雑音等)による電界変動検出器9の誤動作を防止
することができる。その他の効果は、第4の実施の形態
と同様である。
【0075】(第6の実施の形態)以下、本発明の第6
の実施の形態におけるFMラジオ受信機について図16
を用いて説明する。
【0076】図16は本発明の第6の実施の形態におけ
るFMラジオ受信機の構成を示すブロック図であり、第
4の実施の形態と同一部分には同一符号を用いる。
【0077】このFMラジオ受信機は、図16に示すよ
うに、図12の感度設定用電圧源10に代えて、交流信
号フィルタとしてのHPF(ハイパスフィルタ)11を
設けるとともに、HPF11の出力レベルを検出する交
流レベル検出器12を設けたものである。HPF11
は、電界強度検出器6の出力に含まれる変調信号成分を
遮断し、マルチパス時に電界強度検出器6の出力に発生
するノイズ成分をとり出して交流レベル検出器12へ入
力するようにカットオフ周波数が設定されている。交流
レベル検出器12は、ノイズ成分のレベルを検出するも
のであり、その構成は従来例の交流レベル検出器12と
同様である。交流レベル検出器12の出力は電界変動検
出器9の調整端子914(図2参照)に接続される。こ
れによって、HPF11および交流レベル検出器12
は、交流レベル検出器の出力信号のレベルの高低に応じ
て電界変動検出器の検出感度を高低に変化させることに
なる。つまり、電界変動検出器9は、交流レベル検出器
12の出力に応じて感度を変化する機能を有することに
なる。
【0078】この第6の実施の形態と第4の実施の形態
の違いは、先に説明した第3の実施の形態と第1の実施
の形態の違いと同様であるので、その詳しい説明は省略
する。
【0079】この実施の形態のFMラジオ受信機によれ
ば、HPF11により電界強度検出器6の出力成分から
変調信号成分を遮断し、マルチパス時に発生するノイズ
成分のレベルのみを交流レベル検出器11によって検出
し、そのレベルに応じて電界変動検出器9の感度を変化
させるため、過変調時に発生する電界強度検出器9の変
調信号成分による電界変動検出器9の誤動作を防止する
ことができる。
【0080】上記の説明では、FMラジオ受信機につい
て説明したが、本発明はこれに限らず、他の受信機にも
適用できる。
【0081】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の受信機によれ
ば、電界強度検出器の出力信号のエッジ波形状の変化を
検出して復調出力を減衰させるため、電界強度検出器の
出力信号のエッジ波形状に変化した部分だけ減衰器によ
って復調出力を減衰させ、それ以外の部分では復調出力
の減衰を行わないようにできる。その結果、従来例のよ
うにマルチパス発生期間中継続的に復調出力を減衰させ
るのとは異なり、音切れを最小限に抑えて効率良くマル
チパス発生時に生じるノイズ成分を低減することができ
る。
【0082】本発明の請求項2記載の受信機によれば、
電界強度検出器の直流レベルに応じて電界変動検出器の
感度を変化させるため、弱入力時のノイズによる電界変
動検出器の誤動作を防止することができる。
【0083】本発明の請求項3記載の受信機によれば、
交流信号フィルタにより電界強度検出器の出力成分から
変調信号成分を遮断し、マルチパス時に発生するノイズ
成分のレベルのみを交流レベル検出器によって検出し、
そのレベルに応じて電界変動検出器の感度を変化させる
ため、過変調時に発生する電界強度検出器の変調信号成
分による電界変動検出器の誤動作を防止することができ
る。
【0084】本発明の請求項4記載の受信機によれば、
電界強度検出器の出力信号のエッジ波形状の変化を検出
して復調出力を保持するため、電界強度検出器の出力信
号のエッジ波形状に変化した部分だけ保持器によって復
調出力を保持し、それ以外の部分では復調出力の保持を
行わないようにできる。その結果、従来例のようにマル
チパス発生期間中継続的に復調出力を減衰させるのとは
異なり、音切れを最小限に抑えて効率良くマルチパス発
生時に生じるノイズ成分を低減することができる。
【0085】本発明の請求項5記載の受信機によれば、
電界強度検出器の直流レベルに応じて電界変動検出器の
感度を変化させるため、弱入力時のノイズによる電界変
動検出器の誤動作を防止することができる。
【0086】本発明の請求項6記載の受信機によれば、
交流信号フィルタにより電界強度検出器の出力成分から
変調信号成分を遮断し、マルチパス時に発生するノイズ
成分のレベルのみを交流レベル検出器によって検出し、
そのレベルに応じて電界変動検出器の感度を変化させる
ため、過変調時に発生する電界強度検出器の変調信号成
分による電界変動検出器の誤動作を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるFMラジオ
受信機の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における電界変動検
出器の構成例を示す回路図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における電界変動検
出器の特性例を示すタイムチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態における減衰器の構
成例を示す回路図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるFMラジオ
受信機の特性例を示すタイムチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるFMラジオ
受信機の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における電界変動検
出器の特性例を示すタイムチャートである。
【図8】本発明の第3の実施の形態におけるFMラジオ
受信機の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態における交流レベル
検出器の構成例を示す回路図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態におけるFMラジ
オ受信機の第1の特性例を示すタイムチャートである。
【図11】本発明の第3の実施の形態におけるFMラジ
オ受信機の第2の特性例を示すタイムチャートである。
【図12】本発明の第4の実施の形態におけるFMラジ
オ受信機の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態における保持器の
構成例を示す回路図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態におけるFMラジ
オ受信機の特性例を示すタイムチャートである。
【図15】本発明の第5の実施の形態におけるFMラジ
オ受信機の構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の第6の実施の形態におけるFMラジ
オ受信機の構成を示すブロック図である。
【図17】従来のFMラジオ受信機の構成を示すブロッ
ク図である。
【図18】従来のFMラジオ受信機における電界強度検
出器の特性例を示すタイムチャートである。
【図19】従来のFMラジオ受信機の特性例を示すタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 RF増幅器 3 混合器 4 局部発振器 5 IF増幅器 6 電界強度検出器 7 FM検波器 8 減衰器 9 電界変動検出器 10 感度設定用電圧源 11 ハイパスフィルタ 12 交流レベル検出器 13 ロウパスフィルタ 801 直流カット用コンデンサ 802 バイアス用抵抗 803 入力バイアス電圧源 804,805 gm回路用NPNトランジスタ 806,807,808,809 差動回路用NPN
トランジスタ 810,812 gm設定用抵抗 811 負荷抵抗 813 定電圧源 901 DCレベル検出用抵抗 902 DCレベル検出用コンデンサ 903,904 差動回路用PNPトランジスタ 905 負荷抵抗 907,908 差動回路用NPNトランジスタ 906,910,911 定電流源 909 定電圧源 121 直流カット用コンデンサ 122 バイアス用抵抗 123 入力バイアス電圧源 124 ピーク検波用NPNトランジスタ 125 ピーク検波用コンデンサ 126 定電流源

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号を復調する復調器と、前記受信
    信号の電界強度を検出し出力する電界強度検出器と、前
    記電界強度検出器の出力信号のエッジ波形状の変化を検
    出して減衰器駆動信号を発生する電界変動検出器と、前
    記減衰器駆動信号に応じて前記復調器の出力信号を減衰
    させる減衰器とを備えたことを特徴とする受信機。
  2. 【請求項2】 電界強度検出器の出力の直流成分信号を
    抽出するローパスフィルタをさらに備え、前記ローパス
    フィルタの出力レベルの高低に応じて電界変動検出器の
    検出感度を高低に変化させるようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の受信機。
  3. 【請求項3】 電界強度検出器の出力信号から変調信号
    成分を遮断しマルチパス発生時に生じるノイズ成分を通
    過させる交流信号フィルタと、前記交流信号フィルタの
    出力レベルを検出する交流レベル検出器とをさらに備
    え、前記交流レベル検出器の出力信号のレベルの高低に
    応じて電界変動検出器の検出感度を高低に変化させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の受信機。
  4. 【請求項4】 受信信号を復調する復調器と、前記受信
    信号の電界強度を検出し出力する電界強度検出器と、前
    記電界強度検出器の出力信号のエッジ波形状の変化を検
    出して保持器駆動信号を発生する電界変動検出器と、前
    記保持器駆動信号に応じて前記復調器の出力信号を保持
    する保持器とを備えたことを特徴とする受信機。
  5. 【請求項5】 電界強度検出器の出力の直流成分信号を
    抽出するローパスフィルタをさらに備え、前記ローパス
    フィルタの出力レベルの高低に応じて電界変動検出器の
    検出感度を高低に変化させるようにしたことを特徴とす
    る請求項4記載の受信機。
  6. 【請求項6】 電界強度検出器の出力信号から変調信号
    成分を遮断しマルチパス発生時に生じるノイズ成分を通
    過させる交流信号フィルタと、前記交流信号フィルタの
    出力レベルを検出する交流レベル検出器とをさらに備
    え、前記交流レベル検出器の出力信号のレベルの高低に
    応じて電界変動検出器の検出感度を高低に変化させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項4記載の受信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008010950A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Sanyo Electric Co Ltd マルチパスノイズ検出装置及びfm受信装置
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