JP2001284987A - 差動増幅装置、半導体装置、電源回路及びそれを用いた電子機器 - Google Patents

差動増幅装置、半導体装置、電源回路及びそれを用いた電子機器

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JP2001284987A JP2000098917A JP2000098917A JP2001284987A JP 2001284987 A JP2001284987 A JP 2001284987A JP 2000098917 A JP2000098917 A JP 2000098917A JP 2000098917 A JP2000098917 A JP 2000098917A JP 2001284987 A JP2001284987 A JP 2001284987A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 差動増幅装置の出力電圧を早期に安定させる
こと。 【解決手段】 差動増幅回路10は、N型トランジスタ
16とN型トランジスタ18とを含み、入力電圧VIN1
により動作する。差動増幅回路30は、P型トランジス
タ36とP型トランジスタ38とを含み、入力電圧V
IN2により動作する。差動増幅回路10からの信号S1
により動作するP型トランジスタ50と、差動増幅装置
30からの信号S2により動作するN型トランジスタ5
2とが設けられ、このトランジスタ50,52の間の電
圧が出力電圧VOUTとなる。P型トランジスタ50のゲ
ート電圧を、差動増幅回路30からの信号S3に基づい
て早期に変化させるN型トランジスタ62を含む電圧制
御回路60が設けられている。N型トランジスタ52の
ゲート電圧を、差動増幅回路10からの信号S4により
早期に変化させるP型トランジスタ72を含む電圧制御
回路70が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2組の差動増幅回
路を有する差動増幅装置、半導体装置、電源回路及びそ
れを用いた電子機器に関する。
【0002】
【背景技術】図8に、従来の差動増幅装置を示し、2組
の第1,第2の差動増幅回路210,230を有する。
第1,第2の差動増幅回路210,230には、オフセ
ットのある第1,第2の入力電圧VIN1,VIN2がそれぞ
れ入力される。第1の差動増幅回路210の後段には、
第1の差動増幅回路210からの第1の信号S1によっ
て駆動されるP型MOSトランジスタ250が設けられ
ている。同様に、第2の差動増幅回路230の後段に
は、第2の差動増幅回路230からの第2の信号S2に
よって駆動されるN型MOSトランジスタ252が設け
られている。これらP型MOSトランジスタ250及び
N型MOSトランジスタ252が引き合うことで、出力
電圧VOUTが定まるようになっている。
【0003】第1の差動増幅回路210は、図8に示す
ように、P型MOSトランジスタ212と、P型MOS
トランジスタ212と共にカレントミラー回路を構成す
るP型MOSトランジスタ214とを含む。
【0004】第2の差動増幅回路230は、N型のMO
Sトランジスタ232と、N型MOSトランジスタ23
2と共にカレントミラー回路を構成するN型MOSトラ
ンジスタ234とを含む。
【0005】第1の差動増幅回路210はさらに、電源
電圧VDD,VSSの間にて、P型MOSトランジスタ21
2に直列接続されたN型MOSトランジスタ216と、
電源電圧VDD,VSS間にてP型MOSトランジスタ
214に直列接続されたN型MOSトランジスタ218
とを有する。なお、N型MOSトランジスタ216,2
18は定電流源220を介して電源電圧VSSと接続され
ている。これらN型MOSトランジスタ216,218
は、サイズが同一で同一能力を有するため、差動対を構
成する。
【0006】第2の差動増幅回路230も同様に、電源
電圧VDD,VSS間にてN型MOSトランジスタ232に
直列接続されたP型MOSトランジスタ236と、電源
電圧VDD,VSS間にてN型MOSトランジスタ23
4に直列接続されたP型MOSトランジスタ238とを
有する。なお、P型MOSトランジスタ236,238
は定電流源240を介して電源電圧VDDと接続されてい
る。これらP型MOSトランジスタ236,238は、
サイズが同一で同一能力を有するため、差動対を構成す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図8に示す出
力電圧VOUTをある電圧に安定させるために、その安定
電圧より低い電圧から出力電圧VOUTを上昇させる場合
と、その安定電圧より高い電圧から出力電圧VOUTを下
降させる場合とがある。
【0008】前者の場合には、図8のP型MOSトラン
ジスタ250にてより多い電流を流し、N型MOSトラ
ンジスタ252にてより少ない電流を流す必要があり、
後者の場合にはその逆の動作をさせる必要がある。
【0009】ところが、出力電圧VOUTが安定になる過
程では、P型MOSトランジスタ250及びN型MOS
トランジスタ252のゲート電圧の上昇または下降が遅
く、P型MOSトランジスタ250及びN型MOSトラ
ンジスタ252にて流れる電流の変化が遅くなるという
問題があった。
【0010】そこで、本発明の目的は、出力電圧が速や
かに安定状態に向かうように動作させることができる差
動増幅装置、半導体装置、電源回路及びそれを用いた電
子機器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る差動増幅装
置は、第1の第1導電型トランジスタと、前記第1の第
1導電型トランジスタと共に差動対を構成する第2の第
1導電型トランジスタとを含み、第1の入力電圧に基づ
いて動作する第1の差動増幅回路と、第1の第2導電型
トランジスタと、前記第1の第2導電型トランジスタと
共に差動対を構成する第2の第2導電型トランジスタと
を含み、第2の入力電圧に基づいて動作する第2の差動
増幅回路と、前記第1の差動増幅回路からの第1の信号
に基づいて動作する第3の第1導電型トランジスタと、
前記第3の第1導電型トランジスタと直列接続され、前
記第2の差動増幅回路からの第2の信号に基づいて動作
する第3の第2導電型トランジスタと、前記第2の差動
増幅回路からの第3の信号に基づいて、前記第3の第1
導電型トランジスタの制御端子の電圧を制御する第1の
電圧制御回路と、を有し、前記第3の第1導電型トラン
ジスタと前記第3の第2導電型トランジスタとの間の電
圧を出力電圧とすることを特徴とする。
【0012】本発明によれば、第1の電圧制御回路は、
第2の差動増幅回路からの第3の信号に基づいて第3の
第1導電型トランジスタの制御端子の電圧を制御するこ
とができる。これにより、第3の第1導電型トランジス
タの動作が早まり、出力電圧を安定状態に向けて速やか
に変化させることができる。
【0013】第1の電圧制御回路は、前記第1の差動増
幅回路の定電流源と並列接続された第4の第2導電型ト
ランジスタを含み、前記第3の信号が前記第4の第2導
電型トランジスタの制御端子に供給される構成とするこ
とができる。
【0014】第3の信号により第4の第2導電型トラン
ジスタがオンすることで、前記第3の第1導電型トラン
ジスタの制御端子の電圧を制御することができる。
【0015】この場合、第3の信号は、前記第3の第2
導電型トランジスタの制御端子に供給される信号と同じ
信号とすることができる。
【0016】第2の差動増幅回路からの第4の信号に基
づいて、前記第3の第2導電型トランジスタの制御端子
の電圧を制御する第2の電圧制御回路をさらに有するこ
とができる。
【0017】こうすると、第3の第2導電型トランジス
タの動作が早まり、出力電圧を安定状態に向けて速やか
に変化させることができる。
【0018】第2の電圧制御回路は、前記第2の差動増
幅回路の定電流源と並列接続された第4の第1導電型ト
ランジスタを含み、前記第4の信号が前記第4の第1導
電型トランジスタの制御端子に供給される構成とするこ
とができる。
【0019】第4の信号により第4の第1導電型トラン
ジスタがオンすることで、第3の第2導電型トランジス
タの制御端子の電圧を制御することができる。
【0020】この場合、第4の信号は、第3の第1導電
型トランジスタの制御端子に供給される信号と同じ信号
を用いることができる。
【0021】本発明の他の態様によれば、上述した差動
増幅装置を少なくとも含んで1チップの半導体装置を構
成できる。
【0022】このような差動増幅装置を少なくとも一つ
含んで電源回路を構成することもでき、あるいはその電
源回路を含んだ電子機器を構成することもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0024】<第1の実施の形態>本発明の一実施の形
態に係る差動増幅装置の構成及び動作について、図1〜
図4を参照して説明する。
【0025】(差動増幅装置の構成)図1は、本実施の
形態に係る差動増幅装置の回路図である。この差動増幅
装置は、第1の入力電圧VIN1に基づいて動作するボル
テージフォロア型の第1の差動増幅回路10と、第2の
入力電圧VIN2に基づいて動作するボルテージフォロア
型の第2の差動増幅回路30とを有する。
【0026】第1の差動増幅回路10は、図2に示すよ
うに、P型のMOSトランジスタ12と、P型MOSト
ランジスタ12と共にカレントミラー回路を構成するP
型MOSトランジスタ14とを含む。これらP型MOS
トランジスタ12,14は、サイズが同一で同一能力を
有するため、カレントミラー回路を構成する。
【0027】第2の差動増幅回路30は、N型のMOS
トランジスタ32と、N型MOSトランジスタ32と共
にカレントミラー回路を構成するN型MOSトランジス
タ34とを含む。これらN型MOSトランジスタ32,
34も、サイズが同一で同一能力を有するため、カレン
トミラー回路を構成する。
【0028】第1の差動増幅回路10はさらに、電源電
圧VDD,VSSの間にて、P型MOSトランジスタ12に
直列接続された第1導電型例えばN型MOSトランジス
タ16(第1のN型トランジスタ)と、電源電圧VD
D,VSS間にてP型MOSトランジスタ14に直列接
続されたN型MOSトランジスタ18(第2のN型トラ
ンジスタ)とを有する。なお、N型MOSトランジスタ
16,18は定電流源20を介して電源電圧VSSと接続
されている。これらN型MOSトランジスタ16,18
は、サイズが同一で同一能力を有するため、差動対を構
成する。
【0029】第2の差動増幅回路30も同様に、電源電
圧VDD,VSS間にてN型MOSトランジスタ32に直列
接続された第2導電型例えばP型MOSトランジスタ3
6(第1のP型トランジスタ)と、電源電圧VDD,V
SS間にてN型MOSトランジスタ34に直列接続され
たP型MOSトランジスタ38(第2のP型トランジス
タ)とを有する。なお、P型MOSトランジスタ36,
38は定電流源40を介して電源電圧VDDと接続されて
いる。これらP型MOSトランジスタ36,38は、サ
イズが同一で同一能力を有するため、差動対を構成す
る。
【0030】図1及び図2に示すように、第1の差動増
幅回路10からの第1の信号S1に基づいて動作するP
型MOSトランジスタ(第3のP型トランジスタ)50
と、第2の差動増幅回路30からの第2の信号S2に基
づいて動作するN型MOSトランジスタ(第3のN型ト
ランジスタ)52とが設けられている。
【0031】これらP型MOSトランジスタ50とN型
MOSトランジスタ52とは、電源電圧VDD,VSS間に
て直列に接続され、P型MOSトランジスタ50とN型
MOSトランジスタ52との間の電圧が、差動増幅装置
の出力電圧VOUTとなる。なお、P型トランジスタ50
は出力電圧VOUTが下がった場合の負荷が大きいた
め、大きなサイズで形成され、ゲート容量は大きくなっ
ている。
【0032】また、図2に示すように、第1,第2の増
幅回路10,30には、発振防止用容量C1,C2と、
静電気保護用抵抗R1,R2とが設けられている。
【0033】第1の差動増幅回路10は、定電流源20
と並列に設けられたN型トランジスタ(第4のN型トラ
ンジスタ)62を含む第1の電圧制御回路60を有す
る。このN型MOSトランジスタ62のゲートには、第
2の差動増幅回路30からの第3の信号S3が入力さ
れ、結果として第1の電圧制御回路60は、第1の信号
1の電圧を制御することで、P型MOSトランジスタ
50のゲート電圧を制御する。
【0034】同様に、第2の差動増幅回路30には、定
電流源40と並列に設けられたP型MOSトランジスタ
(第4のP型トランジスタ)72を含む第2の電圧制御
回路70を有する。このP型MOSトランジスタ72の
ゲートには、第1の差動増幅回路10からの第4の信号
4が入力され、結果として第2の電圧制御回路70
は、第2の信号S2の電圧を制御することで、N型MO
Sトランジスタ52のゲート電圧を制御する。
【0035】なお、N型トランジスタ62及びP型MO
Sトランジスタ72は、差動増幅装置の出力電圧VOUT
の安定時にあってはオフ状態であり、ほとんど電流は流
れない。
【0036】(差動増幅装置の動作)第1,第2の入力
電圧VIN1,VIN2に基づいて動作する差動増幅装置の出
力電圧VOUTは、安定状態にあっては、図3に示すよう
に、中間電圧(VIN1−NIN2)/2で安定するか、ある
いはその中間電圧を境に電圧VIN1と電圧VIN2との間で
振れる電圧となる。
【0037】本実施の形態の差動増幅装置は、出力電圧
OUTを早期に安定状態の電圧に設定することができ
る。その動作を、安定状態の電圧に向けて出力電圧V
OUTを早期に上昇させる場合と、下降させる場合とに分
けて説明する。
【0038】(1)安定状態の電圧に向けて出力電圧V
OUTを早期に上昇させる場合 図4に示すように、安定状態の電圧をV1と仮定する。
タイミングtoの以前では、出力電圧VOUTの出力線は
例えば他の電圧線とショートされ、電圧V1よりも低く
なっているものと仮定する。
【0039】この場合、N型MOSトランジスタ18と
P型MOSトランジスタ38のゲート電圧は、本来の安
定状態の電圧より低くなる。
【0040】ここで、第1の差動増幅回路10では、定
電流源20にて定電流が流れる一方で、N型MOSトラ
ンジスタ18のゲート電圧が低下することから、N型M
OSトランジスタ18に流れる電流I18は減り、その分
電流I16は増えることになる。
【0041】このため、第1の差動増幅回路10では、
電流I16が増える結果として、P型MOSトランジスタ
50のゲート電圧S1が下がって、P型MOSトランジ
スタ50にてより多い電流が流れるように変化する。
【0042】一方、第2の差動増幅回路30では、定電
流源40にて定電流が流れ、しかもP型MOSトランジ
スタ36,38は差動対を構成するため、P型MOSト
ランジスタ36,38を流れる電流I36,I38は、I36
+I38=一定である。そして、上述の通りP型MOSト
ランジスタ38のゲート電圧が低下することから、P型
MOSトランジスタ38に流れる電流I38は増え、その
分電流I36は減ることになる。
【0043】このため、第2の差動増幅回路30では、
電流I36が減る結果として、N型MOSトランジスタ5
2のゲート電位が下がって、N型MOSトランジスタ5
2により少ない電流が流れるように変化する。
【0044】このように、P型MOSトランジスタ50
にてより多い電流が流れ、N型MOSトランジスタ52
により少ない電流が流れる結果、これらP型MOSトラ
ンジスタ50,N型MOSトランジスタ52が引き合い
ながら、プッシュプルタイプの差動増幅装置の出力電圧
OUTが図4の安定電圧V1に向けて上昇する。
【0045】上記の説明による出力電圧VOUTの上昇過
程は、図4にて細線80で示す変化であり、時間(t3
−to)の比較的長い時間を要する。
【0046】この理由は、上記の動作のみでは、P型M
OSトランジスタ50及びN型MOSトランジスタ52
のゲート電圧の上昇または下降が遅く、P型MOSトラ
ンジスタ50及びN型MOSトランジスタ52にて流れ
る電流の変化が遅いからである。
【0047】すなわち、P型MOSトランジスタ50の
ゲート電圧は、図2に示す発振防止用容量C1と、P型
MOSトランジスタ50のゲート容量と、ゲート線L1
の配線寄生容量とにチャージされる電圧である。そのチ
ャージ時間は、ゲート線L1の配線容量と定電流源20
の能力とで定まる。
【0048】同様に、N型MOSトランジスタ52のゲ
ート電圧も、図2に示す発振防止用容量C2と、N型M
OSトランジスタ52のゲート容量と、ゲート線L2の
配線寄生容量とにチャージされる電圧である。そのチャ
ージ時間は、ゲート線L2の配線容量と定電流源40の
能力とで定まる。
【0049】そこで、本実施の形態では、第1,第2の
電圧制御回路60,70により、P型MOSトランジス
タ50及びN型MOSトランジスタ52のゲート電圧を
速く変化させている。
【0050】すなわち、第2の差動増幅回路30では、
電流I36は減る結果として、第3の信号S3の電圧(こ
れはN型MOSトランジスタ52のゲート線L2の電圧
と等しい)が低くなる。この結果、第1の差動増幅回路
10に設けられたN型MOSトランジスタ62はそゲー
ト電圧が低くなって、N型MOSトランジスタ62を流
れる電流I62は減る。このときは、P型MOSトランジ
スタ50の動作は、定電流源20に流れる電流によって
定まることになる。
【0051】一方、第1の差動増幅回路10では、ゲー
ト線L1の電圧がより低くなるため、このゲート線L1
の電圧と等しい第4の信号S4の電圧が低くなる。この
結果、第2の差動増幅回路30に設けられたP型MOS
トランジスタ72のゲート電圧が低くなって、P型MO
Sトランジスタ72を流れる電流I72が増える。
【0052】このため、第2の差動増幅回路30の差動
対及びカレントミラーに流れる電流が多くなる。このと
き、ゲート線L2に寄生するトータル容量は変わらない
が、P型MOSトランジスタ72の電流I72が定電流源
40に加わるため、N型MOSトランジスタ52の動作
を早めることになる。
【0053】この追加の動作に基づく出力電圧VOUT
上昇過程を、図4にて実線82に示す。図4に示すよう
に、本実施の形態では、N型MOSトランジスタ62が
オンするタイミングt1にて出力電圧VOUTの上昇率が高
まるため、安定に至るまでの時間を(t2−t0)に短縮
でき、出力電圧VOUTを速く安定させることができる。
【0054】(2)安定状態の電圧に向けて出力電圧V
OUTを早期に下降させる場合 この場合、N型MOSトランジスタ18とP型MOSト
ランジスタ38のゲート電圧は、本来の安定状態の電圧
より高くなる。
【0055】従って、N型MOSトランジスタ18に流
れる電流I18は、そのゲート電圧が増加することから増
え、その分N型MOSトランジスタ16に流れる電流I
16は減ることになる。
【0056】このため、第1の差動増幅回路10では、
電流I16が減る結果として、P型MOSトランジスタ5
0のゲート電位が上がって、P型MOSトランジスタ5
0にて少ない電流が流れる。
【0057】一方、第2の差動増幅回路30では、P型
MOSトランジスタ38に流れる電流I38は、そのゲー
ト電圧が高くなることから減り、その分P型MOSトラ
ンジスタ36に流れる電流I36は増えることになる。
【0058】このため、第2の差動増幅回路30では、
電流I36が増える結果として、N型MOSトランジスタ
52のゲート電位が上がって、N型MOSトランジスタ
52に多い電流が流れる。
【0059】さらに、第1の差動増幅回路10では、電
流I16が減る結果として、ゲート線L1の電圧と等しい
第4の信号S4の電圧が高くなる。この結果、第2の差
動増幅回路30に設けられたP型MOSトランジスタ7
2のゲート電圧が高くなって、P型MOSトランジスタ
72を流れる電流I72が減る。
【0060】このとき、N型MOSトランジスタ52の
動作は定電流源40の電流により定まることになる。
【0061】一方、第2の差動増幅回路30では、N型
MOSトランジスタ52のゲート線L2の電圧がより高
くなる結果として、第3の信号S3の電圧(これはN型
MOSトランジスタ52のゲート線L2の電圧と等し
い)が高くなる。この結果、第1の差動増幅回路10に
設けられたN型MOSトランジスタ62のゲート電圧が
高くなって、N型MOSトランジスタ62を流れる電流
62が増える。
【0062】このため、第1の差動増幅回路10の差動
対、カレントミラー回路に流れる電流が多くなる。ゲー
ト線L1に寄生するトータル容量は変わらないが、N型
MOSトランジスタ62を流れる電流I62が定電流源2
0の電流に加わるため、P型MOSトランジスタ50の
動作を早めることになる。
【0063】このように、P型MOSトランジスタ50
にてより少ない電流が流れ、N型MOSトランジスタ5
2により多い電流が流れる結果、これらP型MOSトラ
ンジスタ50,N型MOSトランジスタ52が引き合い
ながら、出力電圧VOUTが安定電圧に向けて早期に下降
することになる。
【0064】なお、出力電圧VOUTの安定が遅くなる理
由の一つに、図2に示す発振防止用容量C1,C2の存
在が挙げられる。従って、この種の容量を付加した差動
増幅回路に上述の対策を施すことが好ましい。第1,第
2の差動増幅回路10,30のいずれか一方に、発振防
止用容量等の付加された容量が存在しない場合には、そ
の種の容量のない側の一方の差動増幅回路にて上述の対
策を施すことは必ずしも要さない。従って、第1,第2
の電圧制御回路60,70の一方のみを配置するだけで
も良い場合がある。
【0065】<第2の実施の形態>次に、本発明の第2
の実施の形態に係る液晶表示装置の電源回路について、
図5〜図7をも参照に加えて説明する。
【0066】(液晶表示装置の構成及び動作)図5は、
液晶表示装置の主要部の構成を示している。図5におい
て、液晶表示部例えば単純マトリックス型液晶表示部1
00は、コモン電極C0〜Cmが形成された第1の基板
と、セグメント電極S0〜Snが形成された第2の基板
との間に、液晶を封止することで形成されている。コモ
ン電極の一本とセグメント電極の一本とが交差する交点
が表示画素となり、液晶表示部100には(m+1)×
(n+1)の表示画素が存在する。
【0067】なお、第2の実施の形態に係る液晶表示装
置は、単純マトリックス液晶表示部100に代えて、ア
クティブマトリックス型液晶表示装置など、他の液晶表
示部を用いることもできる。
【0068】コモン電極C0〜Cmにはコモンドライバ
102が接続され、セグメント電極S0〜Snにはセグ
メントドライバ104が接続されている。これらコモン
ドライバ102,セグメントドライバ104は、電源回
路106から所定の電圧が供給されると共に、駆動制御
回路108からの信号に基づいて、その所定の電圧をコ
モン電極C0〜Cmまたはセグメント電極S0〜Snに
選択的に供給するものである。
【0069】ここで、図5に示す液晶表示部100のコ
モン電極C3を選択するフレーム期間の駆動波形の一例
を図6に示す。
【0070】図6において、太線はコモンドライバ10
2より各コモン電極C0〜Cmに供給される駆動波形で
あり、細線はセグメントドライバ104より各セグメン
ト電極S0〜Snに供給される駆動波形を示している。
【0071】図6に示すように、コモンドライバ102
から供給される駆動波形は、電圧V0,V1,V4,V
5の間で変化する。一方、セグメントドライバ104か
ら供給される駆動波形は、電圧V0,V2,V3,V5
の間で変化する。
【0072】(電源回路の構成)図7は、図5に示す電
源回路106の詳細を示している。図7に示すように、
スイッチSW1〜SW6のいずれか2つをオンすること
で、コモンドライバ102に供給される電圧V0,V
1,V4,V5の一つと、セグメントドライバ104に
供給される電圧V0,V2,V3,V5の一つとを選択
できる。
【0073】ここで、電圧V5には電源電圧VDDを、電
圧V0には電源電圧VSSをそれぞれ用い、電圧V4〜V
1は、電圧(V5−V0)を抵抗分割することで生成し
ている。このために、電源回路106は、抵抗分割回路
110と、4つの差動増幅装置120,122,12
4,126とを有する。4つの差動増幅装置120〜1
26は、抵抗分割回路110を介して、それぞれ第1,
第2の入力電圧VIN1,VIN2が入力され、その出力電圧
としてV4,V3,V2,V1をそれぞれ出力する。そ
して、これら4つの差動増幅装置120〜126は、そ
れぞれ図2の構成を有する。なお、なお、図7に示す電
源回路106は単独で、あるいは図5に示すコモンドラ
イバ102及びセグメントドライバ104と共に1チッ
プICにて構成することができる。
【0074】(電源回路の動作)図2及び図4を用いて
既に説明した差動増幅装置の動作は、電圧V1を出力電
圧VOUTとする図7に示す差動増幅装置126の動作に
そのまま適合し、図6に示すA部の波形の改善となる。
【0075】すなわち、図7のスイッチSW3がオンす
ると、差動増幅装置126の出力線は、コモンドライバ
102を介して、液晶表示部100のコモン電極C3と
ショートされる。このとき、コモン電極の電圧は、極性
反転駆動のため図6に示す通り電圧V5であったため、
ショートによって差動増幅装置126の出力電圧VOU T
は電圧V1よりも下降する。この出力電圧VOUTを図4
の太線182の上昇過程をたどるように速く電圧V1に
て安定させるために、図2の第1,第2の電圧制御回路
60,70が動作することになる。
【0076】ここで、図6のA部の波形は、コモン電極
の寄生容量にも影響して鈍る。このA部の波形が鈍り
は、図6の選択期間TSECが短くなるほど、液晶表示部
100でのコントラストの低下、糸引き現象などを顕著
にする。選択期間TSECは、表示画素数が増えるほど短
くなり、高細精な画面ほど画質の劣化に及ぼす影響が大
きい。
【0077】本実施の形態のように、図6に示すA部等
の電圧変化点の波形の鈍りを低減することで、画質の改
善となる。
【0078】ここで、差動増幅装置120〜126は、
その出力電圧VOUTを上昇させた後に安定させる場合
には、第1の電圧制御回路60のN型MOSトランジス
タ62をオンさせて、P型MOSトランジスタ50のゲ
ート電圧を速く高くしてその動作を早めることが効果的
である。逆に、差動増幅装置120〜126は、その出
力電圧VOUTを下降させた後に安定させる場合には、
第2の電圧制御回路70のP型MOSトランジスタ72
の電流I72をより少なくして、N型MOSトランジス
タ52のゲート電圧を速く高くしてその動作を早めるこ
とが効果的である。
【0079】ところで、図6を参照すると、電圧V1に
達するには電圧V4またはV5から上昇する場合のみで
あり、電圧V4に達するには、電圧V0またはV1から
下降する場合のみであることが分かる。また、電圧V2
に達するには電圧V0から下降する場合の頻度が多く、
電圧V3に達するには、電圧V5から上昇する場合の頻
度が多いことが分かる。
【0080】従って、電圧V4,V2を出力する図7の
差動増幅回路120,124は、第1の電圧制御回路6
0は必ずしも要せずに、第2の電圧制御回路70のみを
有しても良い。一方、電圧V3,V1を出力する図7の
差動増幅装置122,126は、第2の電圧制御回路7
0は必ずしも要せずに、第1の電圧制御回路60のみを
有しても良い。
【0081】なお、上述した差動増幅装置あるいは電源
回路は、液晶表示装置を含む電子機器例えば、携帯電
話、ゲーム装置、パーソナルコンピュータなどの各種電
子機器の他、安定した電圧の供給を受けて動作する他の
種々の電子機器に適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る差動増幅装置
の概略回路図である。
【図2】図2に示す差動増幅装置の詳細な回路図であ
る。
【図3】図2に示す差動増幅装置の出力電圧VOUTの説
明図である。
【図4】図2に示す差動増幅装置のVOUTが安定する過
程を示す波形図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る液晶表示装置
の概略説明図である。
【図6】図5に示す液晶表示装置の駆動波形を示す波形
図である。
【図7】図5に示す液晶表示装置に用いられる電源回路
の回路図である。
【図8】従来の差動増幅装置の回路図である。
【符号の説明】
10 第1の差動増幅回路 16 N型MOSトランジスタ(第1の第1導電型トラ
ンジスタ) 18 N型MOSトランジスタ(第2の第1導電型トラ
ンジスタ) 30 第2の差動増幅回路 36 P型MOSトランジスタ(第1の第2導電型トラ
ンジスタ) 38 P型MOSトランジスタ(第2の第2導電型トラ
ンジスタ) 50 P型MOSトランジスタ(第3の第1導電型トラ
ンジスタ) 52 N型MOSトランジスタ(第3の第2導電型トラ
ンジスタ) 60 第1の電圧制御回路 62 N型MOSトランジスタ(第4の第2導電型トラ
ンジスタ) 70 第2の電圧制御回路 72 P型MOSトランジスタ(第4の第1導電型トラ
ンジスタ) 106 電源回路 110 抵抗分割回路 120,122,124,126 差動増幅装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月16日(2001.2.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様に係る差
動増幅装置は、第1の第1導電型トランジスタと、前記
第1の第1導電型トランジスタと共に差動対を構成する
第2の第1導電型トランジスタとを含み、第1の入力電
圧に基づいて動作する第1の差動増幅回路と、第1の第
2導電型トランジスタと、前記第1の第2導電型トラン
ジスタと共に差動対を構成する第2の第2導電型トラン
ジスタとを含み、第2の入力電圧に基づいて動作する第
2の差動増幅回路と、前記第1の差動増幅回路からの第
1の信号に基づいて動作する第3の第導電型トランジ
スタと、前記第3の第導電型トランジスタと直列接続
され、前記第2の差動増幅回路からの第2の信号に基づ
いて動作する第3の第導電型トランジスタと、前記第
2の差動増幅回路からの第3の信号に基づいて、前記第
3の第2導電型トランジスタの制御端子の電圧を制御す
電圧制御回路(第1の制御回路と、を有し、前記第
3の第導電型トランジスタと前記第3の第導電型ト
ランジスタとの間の電圧を出力電圧とすることを特徴と
する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】本発明の一態様によれば、第1の電圧制御
回路は、第2の差動増幅回路からの第3の信号に基づい
て第3の第導電型トランジスタの制御端子の電圧を制
御することができる。これにより、第3の第導電型ト
ランジスタの動作が早まり、出力電圧を安定状態に向け
て速やかに変化させることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】第1の電圧制御回路は、前記第1の差動増
幅回路の定電流源と並列接続された第4の第導電型ト
ランジスタを含み、前記第3の信号が前記第4の第
電型トランジスタの制御端子に供給される構成とするこ
とができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】第3の信号により第4の第導電型トラン
ジスタがオンすることで、前記第3の第導電型トラン
ジスタの制御端子の電圧を制御することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】この場合、第3の信号は、前記第3の第
導電型トランジスタの制御端子に供給される信号と同じ
信号とすることができる。以上の構成は、第3の第2導
電型トランジスタの制御端子に発振防止用の第1の容量
が接続され、出力電圧の安定が遅くなる場合に効果的で
ある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】本発明の他の態様は、前記第1の電圧制御
回路に代えて、第2の差動増幅回路からの第4の信号に
基づいて、前記第3の第導電型トランジスタの制御端
子の電圧を制御する電圧制御回路(第2の電圧制御回
を設けたものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】こうすると、第3の第導電型トランジス
タの動作が早まり、出力電圧を安定状態に向けて速やか
に変化させることができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】第2の電圧制御回路は、前記第2の差動増
幅回路の定電流源と並列接続された第4の第導電型ト
ランジスタを含み、前記第4の信号が前記第4の第
電型トランジスタの制御端子に供給される構成とするこ
とができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】第4の信号により第4の第導電型トラン
ジスタがオンすることで、第3の第導電型トランジス
タの制御端子の電圧を制御することができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】この場合、第4の信号は、第3の第導電
型トランジスタの制御端子に供給される信号と同じ信号
を用いることができる。以上の構成は、第3の第1導電
型トランジスタの制御端子に発振防止用の第2の容量が
接続され、出力電圧の安定が遅くなる場合に効果的であ
る。本発明のさらに他の態様は、上述した第1,第2の
電圧制御回路の双方を設けたものである。こうすると、
第3の第2導電型トランジスタと、第3の第1導電型ト
ランジスタの双方の動作を速めることができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】本発明のさらに他の態様によれば、上述し
た差動増幅装置を少なくとも含んで1チップの半導体装
置を構成できる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】すなわち、第2の差動増幅回路30では、
電流I36は減る結果として、第3の信号S3の電圧
(これはN型MOSトランジスタ52のゲート線L2の
電圧と等しい)が低くなる。この結果、第1の差動増幅
回路10に設けられたN型MOSトランジスタ62
ート電圧が低くなって、N型MOSトランジスタ62を
流れる電流I62は減る。このときは、P型MOSトラ
ンジスタ50の動作は、定電流源20に流れる電流によ
って定まることになる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 10 第1の差動増幅回路 16 N型MOSトランジスタ(第1の第1導電型トラ
ンジスタ) 18 N型MOSトランジスタ(第2の第1導電型トラ
ンジスタ) 30 第2の差動増幅回路 36 P型MOSトランジスタ(第1の第2導電型トラ
ンジスタ) 38 P型MOSトランジスタ(第2の第2導電型トラ
ンジスタ) 50 P型MOSトランジスタ(第3の第導電型トラ
ンジスタ) 52 N型MOSトランジスタ(第3の第導電型トラ
ンジスタ) 60 第1の電圧制御回路 62 N型MOSトランジスタ(第4の第導電型トラ
ンジスタ) 70 第2の電圧制御回路 72 P型MOSトランジスタ(第4の第導電型トラ
ンジスタ) 106 電源回路 110 抵抗分割回路 120,122,124,126 差動増幅装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J066 AA01 AA12 AA58 CA11 FA10 HA10 HA17 HA25 HA29 KA00 KA02 KA05 KA09 MA05 MA22 ND01 ND14 ND22 ND23 PD01 SA08 TA01 TA06 5J091 AA01 AA12 AA58 CA11 FA10 HA10 HA17 HA25 HA29 KA00 KA02 KA05 KA09 MA05 MA22 SA08 TA01 TA06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の第1導電型トランジスタと、前記
    第1の第1導電型トランジスタと共に差動対を構成する
    第2の第1導電型トランジスタとを含み、第1の入力電
    圧に基づいて動作する第1の差動増幅回路と、 第1の第2導電型トランジスタと、前記第1の第2導電
    型トランジスタと共に差動対を構成する第2の第2導電
    型トランジスタとを含み、第2の入力電圧に基づいて動
    作する第2の差動増幅回路と、 前記第1の差動増幅回路からの第1の信号に基づいて動
    作する第3の第1導電型トランジスタと、 前記第3の第1導電型トランジスタと直列接続され、前
    記第2の差動増幅回路からの第2の信号に基づいて動作
    する第3の第2導電型トランジスタと、 前記第2の差動増幅回路からの第3の信号に基づいて、
    前記第3の第1導電型トランジスタの制御端子の電圧を
    制御する第1の電圧制御回路と、 を有し、 前記第3の第1導電型トランジスタと前記第3の第2導
    電型トランジスタとの間の電圧を出力電圧とすることを
    特徴とする差動増幅装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1の電圧制御回路は、前記第1の差動増幅回路の
    定電流源と並列接続された第4の第2導電型トランジス
    タを含み、前記第3の信号が前記第4の第2導電型トラ
    ンジスタの制御端子に供給されることを特徴とする差動
    増幅装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記第3の信号は、前記第3の第2導電型トランジスタ
    の制御端子に供給される信号と同じ信号であることを特
    徴とする差動増幅装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、 前記第2の差動増幅回路からの第4の信号に基づいて、
    前記第3の第2導電型トランジスタの制御端子の電圧を
    制御する第2の電圧制御回路をさらに有することを特徴
    とする差動増幅装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記第2の電圧制御回路は、前記第2の差動増幅回路の
    定電流源と並列接続された第4の第1導電型トランジス
    タを含み、前記第4の信号が前記第4の第1導電型トラ
    ンジスタの制御端子に供給されることを特徴とする差動
    増幅装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記第4の信号は、前記第3の第1導電型トランジスタ
    の制御端子に供給される信号と同じ信号であることを特
    徴とする差動増幅装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の差動
    増幅装置を有することを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至6のいずれかに記載の差動
    増幅装置を有することを特徴とする電源回路。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の電源回路を有すること
    を特徴とする電子機器。
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