JP2001284779A - 電子回路形成品の製造方法及び電子回路形成品 - Google Patents
電子回路形成品の製造方法及び電子回路形成品Info
- Publication number
- JP2001284779A JP2001284779A JP2000090509A JP2000090509A JP2001284779A JP 2001284779 A JP2001284779 A JP 2001284779A JP 2000090509 A JP2000090509 A JP 2000090509A JP 2000090509 A JP2000090509 A JP 2000090509A JP 2001284779 A JP2001284779 A JP 2001284779A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- substrate
- electronic circuit
- formed product
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K5/00—Casings, cabinets or drawers for electric apparatus
- H05K5/06—Hermetically-sealed casings
- H05K5/068—Hermetically-sealed casings having a pressure compensation device, e.g. membrane
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/22—Secondary treatment of printed circuits
- H05K3/28—Applying non-metallic protective coatings
- H05K3/284—Applying non-metallic protective coatings for encapsulating mounted components
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49002—Electrical device making
- Y10T29/49117—Conductor or circuit manufacturing
- Y10T29/49124—On flat or curved insulated base, e.g., printed circuit, etc.
- Y10T29/49126—Assembling bases
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49002—Electrical device making
- Y10T29/49117—Conductor or circuit manufacturing
- Y10T29/49124—On flat or curved insulated base, e.g., printed circuit, etc.
- Y10T29/4913—Assembling to base an electrical component, e.g., capacitor, etc.
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49002—Electrical device making
- Y10T29/49117—Conductor or circuit manufacturing
- Y10T29/49124—On flat or curved insulated base, e.g., printed circuit, etc.
- Y10T29/4913—Assembling to base an electrical component, e.g., capacitor, etc.
- Y10T29/49131—Assembling to base an electrical component, e.g., capacitor, etc. by utilizing optical sighting device
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49002—Electrical device making
- Y10T29/49117—Conductor or circuit manufacturing
- Y10T29/49124—On flat or curved insulated base, e.g., printed circuit, etc.
- Y10T29/4913—Assembling to base an electrical component, e.g., capacitor, etc.
- Y10T29/49144—Assembling to base an electrical component, e.g., capacitor, etc. by metal fusion
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49002—Electrical device making
- Y10T29/49117—Conductor or circuit manufacturing
- Y10T29/49124—On flat or curved insulated base, e.g., printed circuit, etc.
- Y10T29/4913—Assembling to base an electrical component, e.g., capacitor, etc.
- Y10T29/49146—Assembling to base an electrical component, e.g., capacitor, etc. with encapsulating, e.g., potting, etc.
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
かつ短時間に梱包できる電子回路形成品の製造方法を提
供する。 【解決手段】 筒状又はシート状3,3A,3B,3D
の熱可塑性フィルムを減圧して基板1を梱包して、基板
及び部品2,2Aを保護する。
Description
れた回路基板などの回路形成体を筒状又はシート状フィ
ルムで覆う電子回路形成品の製造方法及び電子回路形成
品の製造方法により製造された電子回路形成品に関する
ものである。
剤にクリーム半田、あるいは導電性接着剤を用いたリフ
ロー工法等が知られている。
鉛が含まれるため、地球環境保護の点で問題があった。
金属粉量が多いため、接合強度が低く、金属半田に比し
て耐衝撃性が劣るという問題がある。耐衝撃性を改善す
るために、別途、封止剤を用いて、基板上に部品を封止
する方法があるが、後々、部品交換等の基板の修理、及
び部品の回収並びに再利用が困難になり、また、封止樹
脂の硬化に長時間を要するという諸問題がある。
コーン樹脂やウレタン樹脂等で封止する方法の場合、上
記同様、部品交換等の基板の修理、及び部品の回収並び
に再利用が困難になり、また、封止樹脂の硬化に長時間
を要するという諸問題が生じていた。
て、特開平8−18275号公報に記載された技術が提
案されている。この公報には、導電層と熱溶着層とを有
しかつ3辺が閉じられた矩形の袋の残りの1辺の開口部
から基板を袋内に挿入したのち、開口部をヒートシール
して熱溶着させることにより閉塞することにより、電磁
遮蔽を行うようにしたものである。
造のものでは、基板を挿入する前に、予めフィルムの3
辺が閉じられるため、袋内に挿入できる基板の大きさに
限界があり、異なる大きさの基板に対応するためには、
異なる大きさの袋を用意し、かつ、基板の大きさに対応
して適切な大きさの袋を選択して使用しなければなら
ず、汎用性に欠き、かつ、煩雑なものとなっていた。
のものであって、異なる基板の大きさに対応することが
できて汎用性に富み、短時間に梱包でき、耐衝撃性が向
上し、かつ、部品と基板などの回収及び再利用等が容易
な電子回路形成品の製造方法及び電子回路形成品を提供
することにある。
に、本発明は以下のように構成する。
えた回路基板を筒状フィルムで覆うように上記基板を上
記筒状フィルム内に挿入したのち、上記筒状フィルムの
両方の開口部を閉塞して上記回路基板を梱包することに
より、電子回路形成品を製造することを特徴とする電子
回路形成品の製造方法を提供する。
えた回路形成体の上記電子部品が備えられた領域をシー
ト状フィルムにより覆うことにより、電子回路形成品を
製造することを特徴とする電子回路形成品の製造方法を
提供する。
えた回路基板の表裏両面を2枚のシート状フィルムによ
り覆うとともに上記シート状フィルムにより上記回路基
板を梱包することにより、電子回路形成品を製造するこ
とを特徴とする電子回路形成品の製造方法を提供する。
ート状フィルムのうちの一方のシート状フィルムによ
り、上記回路基板の表面を覆ったのち、上記2枚のシー
ト状フィルムのうちの他方のシート状フィルムにより、
上記回路基板の裏面を覆うことにより、上記2枚のシー
ト状フィルムにより上記回路基板を梱包するようにした
第3の態様に記載の電子回路形成品の製造方法を提供す
る。
ート状フィルムにより、上記回路基板の表面及び裏面を
同時に覆うことにより、上記2枚のシート状フィルムに
より上記回路基板を梱包するようにした第3の態様に記
載の電子回路形成品の製造方法を提供する。
を予め加熱して軟化させたのち、上記基板を覆うように
した第1〜5のいずれか1つの態様に記載の電子回路形
成品の製造方法を提供する。
の膜厚が、10〜200μmである第1〜6のいずれか
1つの態様に記載の電子回路形成品の製造方法を提供す
る。
で上記基板を覆うとき、上記フィルムと上記基板との間
を減圧して、上記フィルムを上記部品又は上記基板に追
従させるようにした第1〜7のいずれか1つの態様に記
載の電子回路形成品の製造方法を提供する。
は熱収縮性材料より構成されており、上記フィルムを加
熱して熱収縮させることにより、上記フィルムを上記基
板及び上記部品に追従させるようにした第1〜8のいず
れか1つの態様に記載の電子回路形成品の製造方法を提
供する。
ムは可視性材料より構成されている第1〜9のいずれか
1つの態様に記載の電子回路形成品の製造方法を提供す
る。
で上記基板を覆うとき、上記フィルムと上記基板との間
を上記部品の孔を利用して減圧して、上記フィルムを上
記部品又は上記基板に追従させるようにしたのち、上記
孔に設けた弁により上記通気孔を経て外部から上記フィ
ルムと上記基板との間内に気体が入るのを妨げるように
した第1〜10のいずれか1つの態様に記載の電子回路
形成品の製造方法を提供する。
ムと上記部品又は基板との間に弾性シート備えるように
した第1〜11のいずれか1つの態様に記載の電子回路
形成品の製造方法を提供する。
ムの内面に、上記フィルムと、上記電子部品又は上記基
板とを接着させる接着層を備えるようにした第1〜12
のいずれか1つの態様に記載の電子回路形成品の製造方
法を提供する。
ムは、基板や部品中に使用される難燃剤や半田用フラッ
クスなどから発生する気体や紙・フェノール基板などに
おいて発生する水分などをフィルム内部から外部に向け
て通過させるが、フィルム外部から内部に向けて水分や
ゴミは通過させない機能を有する第1〜13のいずれか
1つの態様に記載の電子回路形成品の製造方法を提供す
る。
ム内に、乾燥剤や活性炭など、上記基板や部品中に使用
される難燃剤や半田用フラックスなどから発生する気体
や紙・フェノール基板などにおいて発生する水分などを
吸収する吸収剤を備える第1〜14のいずれか1つの態
様に記載の電子回路形成品の製造方法を提供する。
ムが軟化する温度以上で上記フィルムが溶融する温度未
満の温度で、かつ、上記基板と上記部品との接合剤が溶
けない程度の温度まで、予め基板1を加熱したのち、上
記フィルムで上記基板を梱包することにより、加熱され
た上記基板に上記フィルムが接触して軟化し、上記フィ
ルムを上記基板に追従させる第1〜15のいずれか1つ
の態様に記載の電子回路形成品の製造方法を提供する。
ムが熱可塑性材料より構成され、上記フィルムで上記基
板を覆うとき、上記フィルムと上記基板との間を減圧し
て、上記フィルムを上記部品又は上記基板に追従させる
と同時に、上記フィルム同士をを加熱融着して密閉する
ようにした第1〜8及び10〜16のいずれか1つの態
様に記載の電子回路形成品の製造方法を提供する。
備えた回路基板を筒状フィルム内に挿入したのち、上記
筒状フィルムの両方の開口部を閉塞するとともに上記筒
状フィルムを切断して上記回路基板を梱包することを特
徴とする電子回路形成品の製造方法を提供する。
電極上に電子部品実装用接合剤を印刷又は塗布する工程
と、上記位置に電子部品を機械的に加圧して接近させる
工程と、加熱により上記部品を基板上に固定する工程
と、上記基板を上記筒状又はシート状フィルムにより梱
包する工程とを備えることを特徴とする電子回路形成品
の製造方法を提供する。
品実装用接合剤が、金属半田、もしくは熱硬化性の導電
性接着剤である第19の態様に記載の電子回路形成品の
製造方法を提供する。
のいずれか1つの態様に記載の電子回路形成品の製造方
法により製造される電子回路形成品を提供する。
態を図面に基づいて詳細に説明する。
かかる電子回路形成品の製造方法は、図1及び図2に示
す回路基板1の電極上に電子部品実装用接合剤を印刷又
は塗布する工程と、上記位置に電子部品2,…,2を機
械的に加圧して接近させる工程と、加熱により上記部品
2を基板1上に固定する工程とを経て図2に示す部品装
着回路基板1を製造したのち、上記回路基板1に部品
2,…,2が装着された部品装着回路基板1の状態で、
上記部品装着回路基板1のほぼ全体を図3の筒状のフィ
ルム3により梱包して、図4に示す電子回路形成品80
を形成する工程とを含むようにしている。すなわち、電
子回路形成品80とは、部品を備える基板1又は電化製
品や電子機器などのケーシングなど電子部品が配置され
回路が形成されている回路形成体の部品が備えられた領
域をフィルムにより覆われた製品のことを意味する。
電極上に、例えば金属半田もしくは熱硬化性の導電性接
着剤のような電子部品実装用接合剤を回路基板1の電極
上に印刷又は塗布する。
部品2を装着すべき位置にある各電極に、吸着ヘッド
(図示せず)などにより吸着保持された電子部品2を、
吸着ヘッドにより機械的に基板1に向けて接近させて加
圧して載置する。
融して、上記載置された電子部品2,…,2の電極とを
基板1上の電極とを半田で接合して、上記載置された電
子部品2,…,2を基板1上に固定する。なお、図2に
おいて、2Aは電子部品2のうちのコネクタである。
が装着された基板1の表裏両面のほぼ全体を筒状のフィ
ルム3内に挿入して(図4(A)参照)、基板1の表裏
両面のほぼ全体を覆って梱包する(図4(B)参照)。
なお、ここで、筒状とは、矩形の2枚のシート状フィル
ムの対向する2辺が閉じられるか一体となって連続して
いるような状態を言う。
10μm未満であると、耐衝撃性が劣り、不都合であ
る。フィルム3の膜厚が200μmより大きいと、電子
部品の外形に対する追従性が悪く、内部の空間が大きく
なるため、封止効果が得られない。よって、フィルム3
の膜厚を10〜200μmとすると、耐衝撃性に優れ、
かつ、封止効果も良好となる。
構成すると、フィルム3内に基板1を挿入したのち(図
4(A)参照)、フィルム3を加熱しつつフィルム3内
を減圧すると、加熱されて軟化したフィルム3が基板1
の表面及び基板上の部品2,…,2に追随しやすくな
り、フィルム3と基板1の表面及び基板上の部品2,
…,2との間に残る気体を少なくすることができ、減圧
作業及び減圧状態を保存するための密閉作業を確実に行
うことができる。
板1を内部に挿入したときのフィルム3内の内圧を20
0Torr 以下とすると、フィルム3の電子部品2,…,
2に対する密着性が向上し、電子部品2,…,2の基板
1に対する固着力を補強することになり、耐衝撃性が良
好になる。
り構成すると、筒状フィルム3の両方の開口部分のいず
れか一方から上記基板1を、筒状フィルム3内に挿入し
たのち(図4(A)参照)、フィルム3を加熱すること
により、フィルム3を熱収縮させてフィルム3を回路基
板1及びその上の部品2,…,2に密着させて、基板1
の梱包が可能となる(図4(B)参照)。
なる基板1の全ての大きさに対応できる程度に長い寸法
のものを一種類用意し、梱包すべき基板1の大きさに合
わせて梱包前に所定長さに切断するようにしてもよい
が、上記筒状フィルム3内に基板1を挿入したのち、上
記筒状フィルム3の両方の開口部を閉塞するとともに上
記筒状フィルム3を切断して上記回路基板1を梱包する
ようにしてもよい。
成品の製造方法及び電子回路形成品によれば、以下のよ
うな作用効果を奏することができる。
入れて梱包する場合には、基板の大きさや部品の大きさ
が異なる種々の製品を梱包する場合には、異なる大きさ
の袋を予め用意しておき、それぞれに対応した適切な大
きさの袋を選択する必要がある。これに対して、本発明
の第1実施形態のように、筒状フィルム3により回路形
成体例えば基板1を覆うようにしたので、基板1の大き
さや部品の大きさが異なる種々の製品を梱包する場合で
も、同一の筒状フィルム3を使用して梱包作業を行うこ
とができるので、汎用性に富んだものとなるとともに、
梱包作業が簡単かつ容易になる。特に、矩形の筒状フィ
ルム3で矩形の基板1を梱包するときには、通常、矩形
の基板1ではその大きさが長手方向沿いに異なる場合が
多く、基板1の長手方向と矩形の筒状フィルム3の長手
方向とを一致させるようにして基板1を筒状フィルム3
に挿入すれば、筒状フィルム3の長手方向において閉塞
する位置を変えるだけで、異なる大きさの基板1に対応
することができる。
強するために、別途、封止剤を用いて、封止剤を基板及
びその上の部品を覆うように塗布して、基板上の部品を
封止する方法があるが、基板上の部品が封止剤で封止さ
れているため、後々、部品交換等の基板の修理、及び部
品の回収並びに再利用が困難になるとともに、封止剤で
ある封止樹脂の硬化に4時間以上を要することになり、
封止作業に多くの時間を要することになる。これに対し
て、第1実施形態にかかる電子回路形成品の製造方法に
より電子部品2,…,2が装着された基板1を筒状フィ
ルム3で梱包すると、筒状フィルム3により電子部品
2,…,2を保護しかつ接合力を補強することにより、
耐衝撃性が向上するとともに、梱包された筒状フィルム
3を開封するだけで、基板1や部品2の修理や、部品2
の回収及び再利用が容易に可能となり、また、基板1の
梱包に要する時間は、例えば1分以下となる。また、部
品2の修理後に再び梱包することも簡単に行うことがで
きる。
基板をシリコーン樹脂やウレタン樹脂等で封止する方法
の場合、上記と同様、部品交換等の基板の修理、及び部
品の回収並びに再利用が困難になり、封止樹脂の硬化に
8時間程度を要することになり、封止作業に多くの時間
を要することになる。これに対して、第1実施形態のよ
うに、基板1を筒状フィルム3で梱包すると、基板1の
防湿や防塵や耐塩害が容易にかつ確実に達成でき、従来
の封止方法では困難であった、基板1や部品2の修理等
の諸問題が梱包された筒状フィルム3を開封するだけで
容易に行うことができ,従来の種々の問題を容易に解決
できる。なお、図4において、81は水滴である。
形態にかかる電子回路形成品の製造方法及び電子回路形
成品について説明する。この第2実施形態は、上記第1
実施形態と異なる点は、梱包するフィルム3で基板1を
覆う前に、フィルムを予め加熱することと、筒状フィル
ム3の代わりに、2枚のシート状フィルム3A,3Bを
使用することである。
梱包する前に、図5に示すように、矩形のフィルム3
A,3Bのそれぞれの少なくとも対向する2辺を一対の
棒状のフィルム保持部11,11で保持した状態で、加
熱装置10,10の電熱線10a,10aで上下方向か
らフィルム3A,3Bを加熱して軟化させるようにす
る。このようにフィルム3A,3Bを軟化させたのち、
上記基板1及び基板1上の部品2,…,2をフィルム3
A,3Bによりそれぞれ覆うようにして梱包すると、基
板1及び基板1上の部品2,…,2に対するフィルム3
A,3Bの追従性が良くなり、基板1及び基板1上の部
品2,…,2とフィルム3A,3Bとの間の隙間を小さ
くすることができ、短時間で効率良く梱包することがで
きる。なお、フィルム3A,3Bの縁は、互いに、接着
剤又は溶着により固定して、密封状態又は密封に近い状
態とする。
ィルム3A,3Bのそれぞれは少なくとも対向する2辺
を一対の棒状のフィルム保持部11,11で保持されて
いるが、フィルム軟化時にフィルム3A,3Bの姿勢を
安定化させるには、フィルム3A,3Bのそれぞれの4
辺を保持するほうが好適である。フィルム3A,3Bを
軟化させるには、加熱装置10,10の電熱線10a,
10aに限らず、熱風等で加熱しても良く、フィルム3
A,3Bのそれぞれに対して上下いずれかの一方向から
でも良いが、上下同時に加熱した方が短時間で均一にフ
ィルム3A,3Bを軟化させることができる。
は、梱包対象となる基板1の全ての大きさに対応できる
程度の大きな寸法のものを一種類用意し、梱包すべき基
板1の大きさに合わせて梱包前に所定の大きさに切断す
るようにしてもよいが、上記シート状フィルム3A,3
B間に基板1を挟んだのち、上記シート状フィルム3
A,3Bの四辺を閉塞するとともに上記シート状フィル
ム3A,3Bの不要部分を切断して上記回路基板1を梱
包するようにしてもよい。
作用効果を奏することができる。すなわち、部品が装着
された基板を袋内に入れて梱包する場合には、基板の大
きさや部品の大きさが異なる種々の製品を梱包する場合
には、異なる大きさの袋を予め用意しておき、それぞれ
に対応した適切な大きさの袋を選択する必要がある。こ
れに対して、本発明の上記第2実施形態のように、シー
ト状フィルム3A,3Bにより回路形成体例えば基板1
を覆うようにしたので、基板1の大きさや部品の大きさ
が異なる種々の製品を梱包する場合でも、同一のシート
状フィルム3A,3Bを使用して梱包作業を行うことが
できるので、汎用性に富んだものとなるとともに、梱包
作業が簡単かつ容易になる。特に、矩形の基板1ではそ
の大きさが長手方向沿いのみならず長手方向と直交する
短手方向にも異なる場合には、1枚の矩形のシート状フ
ィルム3A又は3Bで矩形の基板1を覆ってフィルム3
A又は3Bを基板に固定するか、又は、2枚の矩形のシ
ート状フィルム3A,3Bで矩形の基板1の表裏両面を
覆ってシート状フィルム3A,3B同士を固定するよう
にすれば、シート状フィルム3A,3Bの固定位置を変
えるだけで、異なる大きさの基板に対応することができ
る。
Bで梱包すると、基板1の防湿や防塵や耐塩害が容易に
かつ確実に達成でき、従来の封止方法では困難であっ
た、基板1や部品2の修理等の諸問題が梱包されたシー
ト状フィルム3A,3Bを開封するだけで容易に行うこ
とができ,従来の種々の問題を容易に解決できる。
形態にかかる電子回路形成品の製造方法及び電子回路形
成品について説明する。この第3実施形態は、上記第1
及び第2実施形態と異なる点は、基板1の表裏両面を2
枚のシート状のフィルム3A,3Bで順に片面ずつ真空
成形して密着させることである。この第3実施形態を図
6に基き説明する。
に接続された矩形箱状の吸引ボックス14を用意し、吸
引ボックス14内の配置空間14a内の矩形枠状支持突
起14b上に配置板17を固定し、基板1を配置板17
上に複数の棒状のスペーサー16,…,16を介して載
置する。配置板17には多数の貫通孔17a,…,17
aが形成されている。
の少なくとも対向する2辺を一対の棒状のフィルム保持
部11,11で保持し、かつ、加熱されて軟化した状態
で、基板1をセットした吸引ボックス14の上部開口に
載置する。このとき、フィルム3Aと吸引ボックス14
との間には隙間がなるべくできないようにする。
ボックス14の配置空間14aの底部を真空ポンプ15
により吸引する。すなわち、基板1がセットされた配置
空間14aの気体例えば空気を、配置板17の貫通孔1
7a,…,17aを通して真空ポンプ15側に吸引す
る。吸引ボックス14がフィルム3Aと接していること
により、基板1がセットされた配置空間14aは密閉さ
れ、さらに、真空ポンプ15が駆動し続けられて上記配
置空間14aの空気を吸引すると、軟化したフィルム3
Aは変形して配置空間14a内に入り込み、図7のよう
に基板1の表面に倣うようにしてフィルム3Aが基板1
の表面に密着する。基板1はスペーサー16,…,16
により配置板17から浮かされているので、フィルム3
Aは基板1の端縁から裏面すなわち下面側まで回り込ま
せることができる。
1の下側に位置していた基板裏面を上側にして、上記配
置板17にスペーサ16,…,16を介して配置空間1
4a内に配置する。その後、上記基板表面側をフィルム
3Aで覆った工程と同様に、基板1の裏面に対して別の
フィルム3Bの真空成形を行う。この結果、軟化したフ
ィルム3Bは変形して吸引ボックス14の配置空間14
a内に入り込み、図7のように基板1の裏面に倣うよう
にしてフィルム3Bが基板1の裏面に密着する。このよ
うにすることにより、基板1の表裏両面を2枚のフィル
ム3A,3Bで密閉することができる。図2の基板1を
フィルム3A,3Bで梱包した状態を図8に示す。ま
た、そのように梱包された基板1の断面を図9(A)に
示す。図9(B)に拡大して示すように、基板1の端縁
では、上側のフィルム3Aの端部3aの上に、下側のフ
ィルム3Bの端部3bが重なりあって、溶着などにより
固着されて、密封状態が保持されるようになっている。
ムを異なる厚み又は材質にする事が可能となる。例え
ば、基板にの接続用貫通穴内にリードを挿入して電気的
接続させる挿入部品のリード先端がある基板の一方の面
側には厚いフィルムを配置し、発熱部品やリフロー部品
などがある基板の他方の面側には薄いフィルムを配置す
ることにより、さらに一層の機能向上を図ることができ
る。
形態にかかる電子回路形成品の製造方法及び電子回路形
成品について説明する。この第4実施形態は、上記第3
実施形態と異なる点は、図10に示すように、基板1の
表裏両面に対して2枚のフィルム3A,3Bを基板1の
上下にそれぞれ対向させることにより、基板1の表裏両
面を同時に密閉して梱包することが可能である。この場
合、フィルム3Aは、少なくとも、その対向する2辺を
一対の(好ましくは4辺を2組の一対の)棒状のフィル
ム保持部21A,21Aで保持するとともに、フィルム
3Bは、少なくとも、その対向する2辺を一対の(好ま
しくは4辺を2組の一対の)棒状のフィルム保持部21
B,21Bで保持する。次いで、フィルム保持部21
A,21Aで保持されたフィルム3Aとフィルム保持部
21B,21Bで保持されたフィルム3Bとの間に基板
1を挟み込んだ状態で、それぞれフィルム保持部21
A,21B間で空気が漏れないようにフィルム保持部2
1A,21B同士を密着させて、フィルム3Aと、フィ
ルム保持部21A,21Aと、フィルム3Bと、フィル
ム保持部21B,21Bとで囲まれ、かつ、基板1が収
納されている空間82が閉鎖空間となるようにする。そ
して、一方又は両方のフィルム保持部21A,21B間
に挟み込んだ吸引管21a又は21bを介して真空ポン
プにより、空間82内の空気を真空吸引する。このと
き、フィルム保持部21A又は21Bには基板1に向け
て突出した基板支持部21Cが取り付けられており、基
板支持部21Cは基板1のコネクタ2A等を利用してフ
ィルム保持部21A,21Bにつながり、基板1を支持
している。この基板支持部21Cにより、コネクタ2A
を介して基板1を上記空間82内の中間に支持するよう
にしている。
状フィルム3A,3Bを基板1の表裏に対して一度の吸
引工程で密封させることができ、生産性が良くなる。
形態にかかる電子回路形成品の製造方法及び電子回路形
成品について図12及び図13を用いて説明する。この
第5実施形態は、先の実施形態と異なる点は、図13に
示すように、基板1に実装されているコネクタ2Aを利
用して吸引することである。
は、通常、空気が通る通路があり、基板1のコネクタ2
Aに真空吸引用のコネクタ31を取付けた後、基板1を
筒状のフィルム3又はシート状フィルム3A,3B内に
挿入して、基板1の周辺を筒状のフィルム3又はシート
状フィルム3A,3Bで密閉し、真空吸引用コネクタ3
1から吸引管30を介して真空ポンブなどにより空気を
吸引して、図13のように梱包する。真空吸引用コネク
タ31には、図16に示すように、少なくとも1箇所、
好ましくは多数の吸引管31a,…,31aを設けて、
円滑に吸引できるようにしている。
クタ31に対応して、少なくとも1箇所、好ましくは多
数の吸引孔40,…,40を設けて、より円滑に吸引で
きるようにしてもよい。
ルム3又はシート状フィルム3A,3Bだけで密閉され
ている状態だが、ブロック等によりフィルムを押さえて
密閉するようにしてもよい。
により内部の真空度が低下した場合にフィルムを切断す
ることなく、吸引管31a,…,31aより吸引するこ
とにより、真空度を再び回復させることができる。
形態にかかる電子回路形成品の製造方法及び電子回路形
成品について説明する。この第6実施形態は、先の実施
形態と異なる点は、図14に示すように、筒状又はシー
ト状の熱収縮フィルム3Dを用いることである。
状が予測困難である為、基板上のコネクタ2Aにおい
て、基板1への電源や信号伝達を行う為のコネクタをコ
ネクタ2Aに差し込むスペースをあらかじめ確保してお
く必要がある。このため、基板1のコネクタ2Aにコネ
クタ用スぺーサ35を差し込む。その後、フィルム3D
を加熱することにより、フィルム3Dが熱収縮して基板
1にならう。その後、フィルム3Dの不要な部分をカッ
トし、コネクタ用スペーサ35を取り外すことにより、
図15のようにコネクタ差し込みスペースを確保しつつ
基板1を梱包することができる。
ム3Dを使用するときでも、基板1のコネクタ2Aにコ
ネクタ用スぺーサ35を差し込むことにより、フィルム
3Dが熱収縮して基板1にならっても、コネクタ2A内
に不用意にフィルム3Dが入り込まず、コネクタ差し込
みスペースを確保しつつ基板1を梱包することができ
る。
形態にかかる電子回路形成品の製造方法及び電子回路形
成品について説明する。この第7実施形態は、先の実施
形態と異なる点は、図17に示すように、基板側又はフ
ィルム側の吸引孔40に弁44を設けることにより、梱
包内の真空度を保つことが可能とするものである。
40に固定される弁44は、ゴムなどの弾性材料より構
成され、円形の中央部42がその周囲の環状部41に対
して浮き上がって、中央部42と環状部41との間に穴
43及び隙間ができる開状態(図17(B)参照)と、
円形の中央部42がその周囲の環状部41に密着して中
央部42と環状部41とが接触して隙間が無い閉状態
(図17(C)参照)とに作動するものである。
引されるときには、円形の中央部42がその周囲の環状
部41に対して浮き上がって、中央部42と環状部41
との間に穴43及び隙間ができる開状態(図17(B)
参照)となり、基板側から空気を吸引することができ
る。一方、吸引動作が停止されると、大気圧により、円
形の中央部42がその周囲の環状部41に密着して中央
部42と環状部41とが接触して隙間が無い閉状態(図
17(C)参照)となり、基板側すなわちフィルム内に
外側から空気が入ろうとするのを妨げることができる。
央部42がその周囲の環状部41に対して浮き上がっ
て、中央部42と環状部41との間に隙間ができる開状
態(図17(B)参照)となる弁44に限らず、図17
(D)に示すように、円形の弾性体に切れ目を入れるこ
とにより、円形の中央部47の一部がその周囲の環状部
46に対して傾斜しつつ浮き上がって、中央部47と環
状部46との間に隙間ができる弁45でもよい。
ィルム側の吸引孔40に弁44を設けることにより、空
気が梱包内に入り込むのを妨げることができ、長期間に
わたって梱包内の真空度を保つことができる。さらに、
内部ガス発生などで梱包内の真空度が低下した場合で
も、フィルムを交換することなく、再度吸引することに
より、真空度を回復させることができる。
形態にかかる電子回路形成品の製造方法及び電子回路形
成品について説明する。この第8実施形態は、先の実施
形態と異なる点は、図18に示すように、真空吸引用の
コネクタ31を基板1のコネクタ2Aに差し込むことに
より、真空吸引用のコネクタ31の吸引管31aをコネ
クタ2Aの吸引孔40内に差し込み、吸引孔40内の弁
50を強制的に開けるようにするものである。
数枚の弾性片51,51より構成され、常時は、複数枚
の弾性片51,51の弾性力により互いに重なり合って
密閉可能とする一方、吸引管31aの先端により複数枚
の弾性片51,51を分離させるようにすると、弾性片
51,51の隙間が形成されて弁50が開き状態とな
る。この状態では、吸引管31aにより吸引動作を行う
ことができる。一方、吸引管31aの先端を引き抜く
と、複数枚の弾性片51,51の弾性力により互いに重
なり合って密閉状態となる。
ィルム側の吸引孔40に弁50を設けることにより、空
気が梱包内に入り込むのを妨げることができ、長期間に
わたって梱包内の真空度を保つことができる。さらに、
内部ガス発生などで梱包内の真空度が低下した場合で
も、フィルムを交換することなく、再度吸引することに
より、真空度を回復させることができる。
各フィルム3,3A,3B,3Dの材料としては、材質
として延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)(熱
変形型)の場合には、吸水性(防水性)が0.3%、透
湿度(防湿性)が28g/m 2/24hr、酸素透過率
(酸化防止性)が3cc/m2/hr/atm、熱伝導
率(放熱性)が6.7×10-4cal/sec・cm℃
が使用できる。また、他の材料としては、材質として延
伸ポリスチレンの場合には、吸水性(防水性)が0.0
5%、透湿度(防湿性)が100g/m2/24hr、
酸素透過率(酸化防止性)が300cc/m2/hr/
atm、熱伝導率(放熱性)が6.7×10-4cal/
sec・cm℃が使用できる。また、他の材料として
は、材質として延伸ナイロンの場合には、吸水性(防水
性)が10%、透湿度(防湿性)が130g/m2/2
4hr、酸素透過率(酸化防止性)が2cc/m2/h
r/atm、熱伝導率(放熱性)が6.7×10-4ca
l/sec・cm℃が使用できる。また、他の材料とし
ては、材質としてPEの場合には、吸水性(防水性)が
0.02%、透湿度(防湿性)が20g/m2/24h
r、酸素透過率(酸化防止性)が250cc/m2/h
r/atm、熱伝導率(放熱性)が6.7×10-4ca
l/sec・cm℃が使用できる。また、他の材料とし
ては、材質として延伸ポリプロピレン(PP)の場合に
は、吸水性(防水性)が0.01%、透湿度(防湿性)
が8g/m2/24hr、酸素透過率(酸化防止性)が
100cc/m2/hr/atm、熱伝導率(放熱性)
が6.7×10-4cal/sec・cm℃が使用でき
る。また、熱収縮タイプのポリエチレンテレフタレート
(PET)も使用することができる。
成品の製造方法及びそれにより製造された電子回路形成
品は、例えば、電話基地局、エアーコンディショナー、
洗濯機、ガスメータ、各種屋外機器、屋外使用可能な各
種AV(オーディオビシュアル)機器などの回路基板に
適用することができる。
ものではなく、その他種々の態様で実施できる。
波防止用の銅やアルミニウムなどのシールド材で形成さ
れたシートを載置した状態で、上記フィルムにより、上
記基板を梱包するようにしてもよい。この場合、上記し
た作用効果に加えて、電磁シールド効果も奏することが
できる。また、シールド材として、ナイロンのOH基を
Agに置換したシールド材も使用することができる。
を透明又は半透明の可視性材料より構成すれば、基板1
及び基板1上の電子部品2,…,2,2Aを見ることが
でき、メインテナンスやリペアやリサイクル時に便利な
ものとなる。特に、LEDなどを有する基板1の場合に
は、LEDなどの視認性を高める上でフィルム3,3
A,3B,3Dを透明とするのが好ましい。
3,3A,3B,3Dと上記部品2,…,2,2A又は
基板1との間に弾性シート70を備えるようにすれば、
電子回路形成品に衝撃吸収機能をもたせることができ
て、基板1や部品2,…,2,2Aの耐衝撃性をより一
層向上させることができる。この場合、フィルムの上記
部品2,…,2,2A又は基板に対向する面に、弾性シ
ートを予め貼り付けたり、一体的に備えるようにすれ
ば、フィルムを配置すると同時に弾性シートを配置する
ことができ、生産性を高めることができる。
3,3A,3B,3Dの内面に、上記フィルム3,3
A,3B,3Dと上記電子部品2,…,2,2A又は上
記基板1とを接着させる接着層71を備えるようにすれ
ば、フィルム3,3A,3B,3D内に空気などが入り
込みフィルム3,3A,3B,3D内の真空度が劣化し
た場合でも、フィルム3,3A,3B,3Dが電子部品
2,…,2,2A又は上記基板1から離れるのを防止す
ることができ、フィルム3,3A,3B,3Dによる基
板1及び部品2,…,2,2Aの保護機能を持続させる
ことができる。接着層71としては、ドット状又は面状
又はストライプ状に接着剤を設けるようにすればよい。
ネクタ2A付近やイヤホーンジャックなどの外部出力端
子付近や入力端子付近や電源端子付近や電池ホルダ付近
などの接続部付近(外部との接続部品付近)において、
フィルム3,3A,3B,3Dと当該接続部とをシーリ
ング剤などの接着剤72などで密着させることにより、
接続部付近においてフィルム3,3A,3B,3Dの密
閉性が損なわれるのを防止することができる。
は、基板1や部品2,…,2,2A中に使用される難燃
剤や半田用フラックスなどから発生する気体や紙・フェ
ノール基板1などにおいて発生する水分などをフィルム
3,3A,3B,3Dの内部から外部に向けて通過させ
るが、フィルム3,3A,3B,3Dの外部から内部に
向けて水分やゴミは通過させない機能を有するようにす
れば、基板1や部品2,…,2,2Aや半田用フラック
スなどから発生する気体や水分により、基板1を梱包し
たフィルム3,3A,3B,3Dが膨張して真空度が劣
化したり破損したりするのを長期間にわたって防止する
ことができる。上記したような機能を有する材料の一例
としては、PTFE(4フッ化エチレン)(商品名:ゴ
アテックス)がある。
縁同士を溶着して一旦密閉状態に基板1を梱包したの
ち、外部回路の接続や部品2,…,2,2Aの調整が必
要なときなどにおいて、フィルム3,3A,3B,3D
の端縁同士の溶着部分を切断するなどして密閉状態を解
除したのち、必要な作業終了後、シーリング剤などによ
りフィルム3,3A,3B,3Dの端縁同士を再び固着
させて密閉させることもできる。
3,3A,3B,3D内に、乾燥剤や活性炭など、上記
基板1や部品2,…,2,2A中に使用される難燃剤や
半田用フラックスなどから発生する気体や紙・フェノー
ル基板などにおいて発生する水分などを吸収する吸収剤
73を備えるようにすれば、基板1や部品2,…,2,
2Aや半田用フラックスなどから発生する気体や水分に
より、基板1を梱包したフィルム3,3A,3B,3D
が膨張して真空度が劣化したり破損したりするのを長期
間にわたって防止することができる。
化する温度以上でフィルム3,3A,3B,3Dが溶融
する温度未満の温度で、かつ、基板1と部品2,…,
2,2Aとの接合剤が溶けない程度の温度(例えば10
0〜130℃)まで、予め基板1を加熱したのち、フィ
ルム3,3A,3B,3Dで基板1を梱包すれば、加熱
された基板1にフィルム3,3A,3B,3Dが接触す
ると軟化し、フィルム3,3A,3B,3Dを基板1及
び部品2,…,2,2Aに追従させやすくなる。上記し
たような機能を有する材料の一例としては、PET、A
BS、PEN(ポリエチレンナフタレート)がある。
実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有
する効果を奏するようにすることができる。
比較例を挙げて、本発明の上記実施形態にかかる電子回
路形成品の製造方法をより詳細に説明する。
95mm×140mm×0.8mm)の電極上に、導電
性接着剤(成分:銀充填エポキシ樹脂系)を印刷し、チ
ップコンデンサ部品(寸法:1.0mm×0.5mm×
0.5mm)を電子部品装着機(図略)にて上記所定の
位置に装着し、上記基板を、リフロー炉を通過させ上記
導電性接着剤を加熱硬化させ、基板電極と部品電極との
電気的接合を完了する。
下記の通り加工し、サンプルを作製した。サンプル作製
を、以下の材料及び条件を用いた。
「b」、2枚のシート状フィルムでのフィルム梱包状態
「c」とする。
(実施例1〜5)を作製した。
にて、サンプル(比較例1〜8)を作製した。
て、各種特性を測定した。その測定方法は以下の通りで
ある。
位置より落下し、部品脱落の有無を観察し、脱落が無い
ものを○、脱落があるものを×とした。
時の梱包又は封止工程に要した時間を測定した。
外すことの可能性を確認することを目的として、サンプ
ルの開封作業を行った。部品を損傷することなく開封で
きたものを○、できなかったものを×とした。
定し、それを60℃90%RH恒温高湿槽内に1000
時間放置した後、取り出したサンプルの重量(w1)を
測定し、{(w1−w0)/w0}×100=吸水率
(%)とした。
す。
施例による電子回路形成品の製造方法により製造された
電子回路形成品は、短時間の梱包が可能であり、耐衝撃
性に優れ、部品を安定して回収でき、かつ、吸水性も優
れたものである。
れて梱包する場合には、基板の大きさや部品の大きさが
異なる種々の製品を梱包するとき、異なる大きさの袋を
予め用意しておき、それぞれに対応した適切な大きさの
袋を選択する必要がある。
フィルム又は筒状フィルムにより回路形成体例えば基板
を覆うようにしたので、基板の大きさや部品の大きさが
異なる種々の製品を梱包する場合でも、同一のシート状
フィルム又は筒状フィルムを使用して梱包作業を行うこ
とができるので、汎用性に富んだものとなるとともに、
梱包作業が簡単かつ容易になる。例えば、矩形の筒状フ
ィルムで矩形の基板を梱包するときには、通常、矩形の
基板ではその大きさが長手方向沿いに異なる場合が多
く、基板の長手方向と矩形の筒状フィルムの長手方向と
を一致させるようにして基板を筒状フィルムに挿入すれ
ば、筒状フィルムの長手方向において閉塞する位置を変
えるだけで、異なる大きさの基板に対応することができ
る。また、矩形の基板ではその大きさが長手方向沿いの
みならず長手方向と直交する短手方向にも異なる場合に
は、1枚の矩形のシート状フィルムで矩形の基板を覆っ
てフィルムを基板に固定するか、又は、2枚の矩形のシ
ート状フィルムで矩形の基板の表裏両面を覆ってシート
状フィルム同士を固定するようにすれば、シート状フィ
ルムの固定位置を変えるだけで、異なる大きさの基板に
対応することができる。
ることができて汎用性に富み、短時間に梱包でき、耐衝
撃性が向上し、かつ、部品2,…,2,2Aと基板1な
どの回収及び再利用等が容易となる。さらに、フィルム
で基板や部品が覆われているため、回路の保護、結露の
防止、ゴミやホコリの混入又は堆積の防止、ゴキブリや
アリなどの虫の侵入防止(蟻酸による腐食防止)、塩風
などによる塩害防止など、耐湿性等の信頼性の優れた電
子部品回路形成品を提供することができる。
視性材料より構成すれば、基板及び基板上の電子部品を
見ることができ、メインテナンスやリペアやリサイクル
時に便利なものとなる。
の間に弾性シートを備えるようにすれば、弾性シートに
衝撃吸収機能をもたせることができて、基板や部品の耐
衝撃性をより一層向上させることができる。
ムと上記電子部品又は上記基板とを接着させる接着層を
備えるようにすれば、フィルム内に空気などが入り込み
フィルム内の真空度が劣化した場合でも、フィルムが電
子部品又は上記基板から離れるのを防止することがで
き、フィルムによる基板及び部品の保護機能を持続させ
ることができる。
ジャックなどの外部出力端子付近や入力端子付近や電源
端子付近や電池ホルダ付近などの接続部付近において、
フィルムと当該接続部とを接着剤などで密着させること
により、接続部付近においてフィルムの密閉性が損なわ
れるのを防止することができる。
用される難燃剤や半田用フラックスなどから発生する気
体や紙・フェノール基板などにおいて発生する水分など
をフィルム内部から外部に向けて通過させるが、フィル
ム外部から内部に向けて水分やゴミは通過させない機能
を有するようにすれば、基板や部品や半田用フラックス
などから発生する気体や水分により、基板を梱包したフ
ィルムが膨張して真空度が劣化したり破損したりするの
を長期間にわたって防止することができる。
態に基板を梱包したのち、外部回路の接続や部品の調整
が必要なときなどにおいて、フィルム同士の溶着部分を
切断するなどして密閉状態を解除したのち、必要な作業
終了後、シーリング剤などによりフィルム同士を再び固
着させて密閉させることもできる。
など、上記基板や部品中に使用される難燃剤や半田用フ
ラックスなどから発生する気体や紙・フェノール基板な
どにおいて発生する水分などを吸収する吸収剤を備える
ようにすれば、基板や部品や半田用フラックスなどから
発生する気体や水分により、基板を梱包したフィルムが
膨張して真空度が劣化したり破損したりするのを長期間
にわたって防止することができる。
が軟化する温度以上で筒状フィルム又はシート状フィル
ムが溶融する温度未満の温度で、かつ、基板と部品との
接合剤が溶けない程度の温度まで、予め基板1を加熱し
たのち、筒状フィルム又はシート状フィルムで基板を梱
包すれば、加熱された基板に筒状フィルム又はシート状
フィルムが接触すると軟化し、筒状フィルム又はシート
状フィルムを基板に追従させやすくなる。
品の製造方法が適用される、部品が装着された実装基板
の側面図である。
製造方法が適用される、部品が装着された実装基板の斜
視図である。
製造方法で使用する筒状フィルムの斜視図である。
にかかる電子回路形成品の製造方法で形成される前後の
電子回路形成品の側面図である。
品の製造方法においてフィルムを軟化させる状態を説明
するための説明図である。
品の製造方法において使用する真空成形ユニットの概略
構成を示す説明図である。
を行う状態の説明図である。
製造方法において、部品が装着された実装基板を真空梱
包して形成された電子回路形成品の斜視図である。
にかかる電子回路形成品の製造方法において、部品が装
着された実装基板を真空梱包して形成された電子回路形
成品断面図及び(A)の矢印Aで示された部分の拡大断
面図である。
成品の製造方法において、部品が装着された実装基板の
上下にフィルムを配置して梱包する状態を説明するため
の説明図である。
の製造方法において使用される装置の概略斜視図であ
る。
成品の製造方法において、部品が装着された実装基板の
コネクタから真空吸引する状態の説明図である。
の製造方法において、部品が装着された実装基板のコネ
クタから真空吸引した状態の説明図である。
成品の製造方法において、部品が装着された実装基板の
コネクタ用スペーサを用いて梱包する状態の説明図であ
る。
の製造方法において、部品が装着された実装基板のコネ
クタから真空吸引した後の状態の説明図である。
の製造方法において使用するコネクタ及び真空吸引用コ
ネクタの断面図である。
れ本発明の第7実施形態にかかる電子回路形成品の製造
方法において、部品が装着された実装基板のコネクタに
弁を設けるときの弁の斜視図、開き状態の弁の状態の説
明図、閉じ状態の弁の状態の説明図、及び、変形例にか
かる弁の斜視図である。
施形態にかかる電子回路形成品の製造方法において、部
品が装着された実装基板のコネクタに吸引管が差し込ま
れて弁を開かれた開き状態の弁の状態の説明図、及び、
コネクタから吸引管が引き抜かれて閉じ状態の弁の状態
の説明図である。
にかかる電子回路形成品の概略説明図である。なお、理
解しやすくするため、弾性シートとフィルムと基板や部
品との間に隙間を設けて図示しているが、実際には密着
させるのが好ましい。
かる電子回路形成品の概略説明図である。なお、理解し
やすくするため、接着層とフィルムと基板や部品との間
に隙間を設けて図示しているが、実際には密着させるの
が好ましい。
形態にかかる電子回路形成品の概略説明図である。な
お、理解しやすくするため、接着層とフィルムと基板や
部品との間に隙間を設けて図示しているが、実際には密
着させるのが好ましい。
かる電子回路形成品の概略説明図である。なお、理解し
やすくするため、吸収剤とフィルムと基板や部品との間
に隙間を設けて図示しているが、実際には密着させるの
が好ましい。
ム、3a,3b…端部、3A,3B…シート状フィルム、
3D…熱収縮フィルム、14…吸引ボックス、14a…
配置空間、14b…矩形枠状支持突起、15…真空ポン
プ、16…スペーサー、17…配置板、17a…貫通
孔、21A,21B…フィルム保持部、21a,21b
…吸引管、21C…基板支持部、30…吸引管、31…
真空吸引用のコネクタ、31a…吸引管、35…コネク
タ用スぺーサ、40…吸引孔、41…環状部、42…中
央部、43…穴、44…弁、45…弁、46…環状部、
47…中央部、80…電子回路形成品、81…水滴、8
2…空間、70…弾性シート、71…接着層、72…接
着剤、73…吸収剤。
Claims (21)
- 【請求項1】 電子部品(2,2A)を備えた回路基板
(1)を筒状フィルム(3)で覆うように上記基板を上
記筒状フィルム内に挿入したのち、上記筒状フィルムの
両方の開口部を閉塞して上記回路基板を梱包することに
より、電子回路形成品を製造することを特徴とする電子
回路形成品の製造方法。 - 【請求項2】 電子部品(2,2A)を備えた回路形成
体(1)の上記電子部品が備えられた領域をシート状フ
ィルム(3A,3B)により覆うことにより、電子回路
形成品を製造することを特徴とする電子回路形成品の製
造方法。 - 【請求項3】 電子部品(2,2A)を備えた回路基板
(1)の表裏両面を2枚のシート状フィルム(3A,3
B)により覆うとともに上記シート状フィルムにより上
記回路基板を梱包することにより、電子回路形成品を製
造することを特徴とする電子回路形成品の製造方法。 - 【請求項4】 上記2枚のシート状フィルム(3A,3
B)のうちの一方のシート状フィルム(3A)により、
上記回路基板(1)の表面を覆ったのち、上記2枚のシ
ート状フィルム(3A,3B)のうちの他方のシート状
フィルム(3B)により、上記回路基板(1)の裏面を
覆うことにより、上記2枚のシート状フィルムにより上
記回路基板を梱包するようにした請求項3に記載の電子
回路形成品の製造方法。 - 【請求項5】 上記2枚のシート状フィルム(3A,3
B)により、上記回路基板(1)の表面及び裏面を同時
に覆うことにより、上記2枚のシート状フィルムにより
上記回路基板を梱包するようにした請求項3に記載の電
子回路形成品の製造方法。 - 【請求項6】 上記フィルムを予め加熱して軟化させた
のち、上記基板を覆うようにした請求項1〜5のいずれ
か1つに記載の電子回路形成品の製造方法。 - 【請求項7】 上記フィルムの膜厚が、10〜200μ
mである請求項1〜6のいずれか1つに記載の電子回路
形成品の製造方法。 - 【請求項8】 上記フィルムで上記基板を覆うとき、上
記フィルムと上記基板との間を減圧して、上記フィルム
を上記部品又は上記基板に追従させるようにした請求項
1〜7のいずれか1つに記載の電子回路形成品の製造方
法。 - 【請求項9】 上記フィルムは熱収縮性材料より構成さ
れており、上記フィルムを加熱して熱収縮させることに
より、上記フィルムを上記基板及び上記部品に追従させ
るようにした請求項1〜8のいずれか1つに記載の電子
回路形成品の製造方法。 - 【請求項10】 上記フィルムは可視性材料より構成さ
れている請求項1〜9のいずれか1つに記載の電子回路
形成品の製造方法。 - 【請求項11】 記フィルムで上記基板を覆うとき、上
記フィルムと上記基板との間を上記部品の孔(40)を
利用して減圧して、上記フィルムを上記部品又は上記基
板に追従させるようにしたのち、上記孔に設けた弁(4
4,45)により上記通気孔を経て外部から上記フィル
ムと上記基板との間内に気体が入るのを妨げるようにし
た請求項1〜10のいずれか1つに記載の電子回路形成
品の製造方法。 - 【請求項12】 上記フィルムと上記部品又は基板との
間に弾性シート(70)備えるようにした請求項1〜1
1のいずれか1つに記載の電子回路形成品の製造方法。 - 【請求項13】 上記フィルムの内面に、上記フィルム
と、上記電子部品又は上記基板とを接着させる接着層
(71)を備えるようにした請求項1〜12のいずれか
1つに記載の電子回路形成品の製造方法。 - 【請求項14】 上記フィルムは、基板や部品中に使用
される難燃剤や半田用フラックスなどから発生する気体
や紙・フェノール基板などにおいて発生する水分などを
フィルム内部から外部に向けて通過させるが、フィルム
外部から内部に向けて水分やゴミは通過させない機能を
有する請求項1〜13のいずれか1つに記載の電子回路
形成品の製造方法。 - 【請求項15】 上記フィルム内に、乾燥剤や活性炭な
ど、上記基板や部品中に使用される難燃剤や半田用フラ
ックスなどから発生する気体や紙・フェノール基板など
において発生する水分などを吸収する吸収剤(73)を
備える請求項1〜14のいずれか1つに記載の電子回路
形成品の製造方法。 - 【請求項16】 上記フィルムが軟化する温度以上で上
記フィルムが溶融する温度未満の温度で、かつ、上記基
板と上記部品との接合剤が溶けない程度の温度まで、予
め基板1を加熱したのち、上記フィルムで上記基板を梱
包することにより、加熱された上記基板に上記フィルム
が接触して軟化し、上記フィルムを上記基板に追従させ
る請求項1〜15のいずれか1つに記載の電子回路形成
品の製造方法。 - 【請求項17】 上記フィルムが熱可塑性材料より構成
され、上記フィルムで上記基板を覆うとき、上記フィル
ムと上記基板との間を減圧して、上記フィルムを上記部
品又は上記基板に追従させると同時に、上記フィルム同
士をを加熱融着して密閉するようにした請求項1〜8及
び10〜16のいずれか1つに記載の電子回路形成品の
製造方法。 - 【請求項18】 電子部品(2,2A)を備えた回路基
板(1)を筒状フィルム(3)内に挿入したのち、上記
筒状フィルムの両方の開口部を閉塞するとともに上記筒
状フィルムを切断して上記回路基板を梱包することを特
徴とする電子回路形成品の製造方法。 - 【請求項19】 回路基板(1)の電極上に電子部品実
装用接合剤を印刷又は塗布する工程と、上記位置に電子
部品(2,2A)を機械的に加圧して接近させる工程
と、加熱により上記部品を基板上に固定する工程と、上
記基板を上記筒状又はシート状フィルム(3,3A,3
B)により梱包する工程とを備えることを特徴とする電
子回路形成品の製造方法。 - 【請求項20】 上記電子部品実装用接合剤が、金属半
田、もしくは熱硬化性の導電性接着剤である請求項19
に記載の電子回路形成品の製造方法。 - 【請求項21】 請求項1〜20のいずれか1つに記載
の電子回路形成品の製造方法により製造される電子回路
形成品。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000090509A JP3876109B2 (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 電子回路形成品の製造方法 |
US09/818,899 US6708401B2 (en) | 2000-03-29 | 2001-03-28 | Method of manufacturing article having electronic circuit |
US10/685,417 US20040078965A1 (en) | 2000-03-29 | 2003-10-16 | Article with electronic circuit formed and method of manufacturing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000090509A JP3876109B2 (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 電子回路形成品の製造方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006134014A Division JP4226614B2 (ja) | 2006-05-12 | 2006-05-12 | 電子回路形成品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001284779A true JP2001284779A (ja) | 2001-10-12 |
JP3876109B2 JP3876109B2 (ja) | 2007-01-31 |
Family
ID=18606110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000090509A Expired - Fee Related JP3876109B2 (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 電子回路形成品の製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6708401B2 (ja) |
JP (1) | JP3876109B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003092347A1 (fr) * | 2002-04-23 | 2003-11-06 | Nec Corporation | Dispositif de circuit a blindage electromagnetique et procede de blindage associe |
JP2006344512A (ja) * | 2005-06-09 | 2006-12-21 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 電子機器、電子機器の製法、及び照明器具 |
JP2014220332A (ja) * | 2013-05-07 | 2014-11-20 | 株式会社デンソー | 車両用電子装置及びその製造方法 |
US9127186B2 (en) | 2010-09-22 | 2015-09-08 | Daicel-Evonik Ltd. | Film sealant and sealing method |
KR20160083892A (ko) | 2013-11-07 | 2016-07-12 | 다이셀에보닉 주식회사 | 밀봉 부재, 이 밀봉 부재로 밀봉된 밀봉 기판 및 그의 제조 방법 |
JP2019125713A (ja) * | 2018-01-17 | 2019-07-25 | 三菱電機株式会社 | 回路基板およびその製造方法 |
JP2020053496A (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | 株式会社ケーヒン | 電子制御装置及び同製造方法 |
CN113423177A (zh) * | 2021-05-13 | 2021-09-21 | 江西景旺精密电路有限公司 | 提高孔到孔、线路到线路、线路到防焊的位置精度的方法 |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3876109B2 (ja) * | 2000-03-29 | 2007-01-31 | 松下電器産業株式会社 | 電子回路形成品の製造方法 |
FR2839415B1 (fr) * | 2002-05-02 | 2008-08-22 | Sylea | Ensemble electronique |
JP4166065B2 (ja) * | 2002-09-27 | 2008-10-15 | 三洋電機株式会社 | 回路装置の製造方法 |
JP4064203B2 (ja) * | 2002-10-18 | 2008-03-19 | 川崎マイクロエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置梱包方法 |
JP3979301B2 (ja) * | 2003-02-19 | 2007-09-19 | 株式会社デンソー | インサート成形工法 |
US20050000726A1 (en) * | 2003-06-06 | 2005-01-06 | Honda Motor Co., Ltd. | Resin encapsulated electronic component unit and method of manufacturing the same |
KR101010388B1 (ko) * | 2004-04-30 | 2011-01-21 | 엘지디스플레이 주식회사 | 인쇄회로기판의 고정구조 및 그 고정방법 |
DE102004057493A1 (de) * | 2004-11-29 | 2006-06-01 | Siemens Ag | Umhüllung von auf einem Substrat angeordneten Bauelementen |
DE102006045895A1 (de) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Siemens Ag | Elektronikbaugruppe sowie Verfahren zur Herstellung einer Elektronikbaugruppe zur Verwendung in der Automobilelektronik |
US7928538B2 (en) | 2006-10-04 | 2011-04-19 | Texas Instruments Incorporated | Package-level electromagnetic interference shielding |
JP2009091936A (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Aisan Ind Co Ltd | 燃料ポンプ用制御装置 |
JP4450070B2 (ja) * | 2007-12-28 | 2010-04-14 | ソニー株式会社 | 電子機器 |
EP2293657A1 (en) | 2009-08-24 | 2011-03-09 | Schreiner Group GmbH & Co. KG | Electronic component and method of forming an electronic component |
US20110116242A1 (en) * | 2009-11-18 | 2011-05-19 | Seagate Technology Llc | Tamper evident pcba film |
US10071802B2 (en) | 2009-12-02 | 2018-09-11 | Ums Skeldar Sweden Ab | Mounting device for electronic components in UAV helicopters |
DE102014201626A1 (de) * | 2014-01-30 | 2015-07-30 | Robert Bosch Gmbh | Elektronikkarte zur Steuerung einer elektrischen Maschine |
DE102015002083A1 (de) * | 2015-02-18 | 2016-08-18 | Diehl Aircabin Gmbh | Wasserdicht integrierte Leiter in Sandwichbauteilen |
US10980737B1 (en) | 2016-03-08 | 2021-04-20 | Samuel Victor Lichtenstein | System for treating unwanted tissue using heat and heat activated drugs |
DE102017104893B4 (de) * | 2017-03-08 | 2022-01-13 | Sick Ag | Optoelektronikmodul und Verfahren zur Herstellung eines Optoelektronikmoduls |
EP3425756B1 (de) * | 2017-07-07 | 2020-03-25 | Pepperl+Fuchs AG | Gehäuse zur aufnahme einer platine mit einer überspannungsschutzeinheit sowie überspannungsschutzmodul |
JP2019121722A (ja) * | 2018-01-10 | 2019-07-22 | 株式会社ディスコ | パッケージ基板の製造方法 |
DE102019135177B4 (de) * | 2019-12-19 | 2021-07-29 | Hauni Maschinenbau Gmbh | Verdampfereinheit, Verdampferbaugruppe sowie Verdampferkartusche als Bestandteil eines Inhalators, Inhalator mit einer solchen Verdampferkartusche sowie Verfahren zur Herstellung von Verdampfereinheiten |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3909504A (en) * | 1973-11-05 | 1975-09-30 | Carrier Tel Corp America Inc | Ruggedized package for electronic components and the like |
US4496406A (en) * | 1982-09-30 | 1985-01-29 | General Dynamics, Pomona Division | Method of making a conductive resealable pouch |
US4695926A (en) * | 1986-07-01 | 1987-09-22 | Bell Of Pennsylvania | Encapsulation and insulation of electronic circuit board structures |
US5295297B1 (en) * | 1986-11-25 | 1996-11-26 | Hitachi Ltd | Method of producing semiconductor memory |
US4858075A (en) * | 1987-01-30 | 1989-08-15 | Bell Of Pennsylvania | RF shielded and electrically insulated circuit board structure and method of making same |
JPH06378B2 (ja) * | 1987-10-08 | 1994-01-05 | 凸版印刷株式会社 | 多層プリント配線板の製造方法 |
US5734413A (en) * | 1991-11-20 | 1998-03-31 | Thomson Multimedia S.A. | Transaction based interactive television system |
JP3023492B2 (ja) * | 1992-02-19 | 2000-03-21 | イビデン株式会社 | 複合プリント配線板の製造方法 |
US5318855A (en) * | 1992-08-25 | 1994-06-07 | International Business Machines Corporation | Electronic assembly with flexible film cover for providing electrical and environmental protection |
TW311267B (ja) * | 1994-04-11 | 1997-07-21 | Raychem Ltd | |
JPH0818275A (ja) | 1994-06-28 | 1996-01-19 | Pfu Ltd | プリント板ユニットの電磁遮蔽構造 |
US6102406A (en) * | 1999-06-07 | 2000-08-15 | Steven A. Miles | Internet-based advertising scheme employing scavenger hunt metaphor |
US6538196B1 (en) * | 1999-10-28 | 2003-03-25 | Ericsson Inc. | Electric module structure formed with a polymer shrunk material |
JP3876109B2 (ja) * | 2000-03-29 | 2007-01-31 | 松下電器産業株式会社 | 電子回路形成品の製造方法 |
US20020143639A1 (en) * | 2001-03-27 | 2002-10-03 | Beckett Justin F. | Method of doing business using music gaming for on-line music sales, entertainment, and/or advertising |
US20020143652A1 (en) * | 2001-03-27 | 2002-10-03 | Beckett Justin F. | Method of doing business using on-line skill-based gaming |
-
2000
- 2000-03-29 JP JP2000090509A patent/JP3876109B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2001
- 2001-03-28 US US09/818,899 patent/US6708401B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-10-16 US US10/685,417 patent/US20040078965A1/en not_active Abandoned
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003092347A1 (fr) * | 2002-04-23 | 2003-11-06 | Nec Corporation | Dispositif de circuit a blindage electromagnetique et procede de blindage associe |
JP2006344512A (ja) * | 2005-06-09 | 2006-12-21 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 電子機器、電子機器の製法、及び照明器具 |
JP4604860B2 (ja) * | 2005-06-09 | 2011-01-05 | 東芝ライテック株式会社 | 電子機器及び照明器具 |
US9127186B2 (en) | 2010-09-22 | 2015-09-08 | Daicel-Evonik Ltd. | Film sealant and sealing method |
JP2014220332A (ja) * | 2013-05-07 | 2014-11-20 | 株式会社デンソー | 車両用電子装置及びその製造方法 |
KR20160083892A (ko) | 2013-11-07 | 2016-07-12 | 다이셀에보닉 주식회사 | 밀봉 부재, 이 밀봉 부재로 밀봉된 밀봉 기판 및 그의 제조 방법 |
JP2019125713A (ja) * | 2018-01-17 | 2019-07-25 | 三菱電機株式会社 | 回路基板およびその製造方法 |
JP2020053496A (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | 株式会社ケーヒン | 電子制御装置及び同製造方法 |
JP7079181B2 (ja) | 2018-09-26 | 2022-06-01 | 日立Astemo株式会社 | 電子制御装置及び同製造方法 |
CN113423177A (zh) * | 2021-05-13 | 2021-09-21 | 江西景旺精密电路有限公司 | 提高孔到孔、线路到线路、线路到防焊的位置精度的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6708401B2 (en) | 2004-03-23 |
US20040078965A1 (en) | 2004-04-29 |
JP3876109B2 (ja) | 2007-01-31 |
US20020036898A1 (en) | 2002-03-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001284779A (ja) | 電子回路形成品の製造方法及び電子回路形成品 | |
KR0171214B1 (ko) | 전지포장구조물 | |
TW311267B (ja) | ||
CN1064921C (zh) | 用于容纳电子元件的密封袋和容器及其使用方法 | |
CA2200136C (en) | Method for protecting electronic circuit components and assemblies using a metallized flexible enclosure | |
JP4226614B2 (ja) | 電子回路形成品の製造方法 | |
TW521555B (en) | Electronic device sealing electronic element therein and manufacturing method thereof, and printed wiring board suitable for such electronic device | |
US7161092B2 (en) | Apparatus and method for protecting an electronic circuit | |
US4099615A (en) | Carrier strip mounted electrical components | |
US8902594B2 (en) | Electrochemical capacitor | |
CN103824783A (zh) | 包封晶片级芯片规模(wlcsp)基座封装 | |
JPH07506223A (ja) | 電子成分をカプセル封じする可撓装置 | |
JPH07503102A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
CN107180843B (zh) | 一种封装面板、器件封装结构及其制备方法 | |
JP2022159909A (ja) | デバイス | |
US20130108917A1 (en) | Electrochemical device | |
JP2002190486A (ja) | ハイブリッドic及びその製造方法 | |
CN213862823U (zh) | 一种新型防静电盖带 | |
JP2002190564A (ja) | ハイブリッドic及びその製造方法 | |
CN109346588A (zh) | 深紫外led封装工艺以及水杀菌模块的制作工艺 | |
JP2003086925A (ja) | 防湿構造付プリント基板、及びその製造方法 | |
KR102092312B1 (ko) | 열 전도성 복합시트 | |
CN108010887A (zh) | 一种多摄像头模组及其加工方法 | |
CN110058657B (zh) | 一种台式计算机内存条及插槽的防护结构及加工方法 | |
JPH03270195A (ja) | 電子パッケージ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20031210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060314 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060512 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061024 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061030 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091102 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |