JP2001283938A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2001283938A
JP2001283938A JP2000100742A JP2000100742A JP2001283938A JP 2001283938 A JP2001283938 A JP 2001283938A JP 2000100742 A JP2000100742 A JP 2000100742A JP 2000100742 A JP2000100742 A JP 2000100742A JP 2001283938 A JP2001283938 A JP 2001283938A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各電池セルの下端面とケースとの間に形成さ
れた比較的気密な気体流入路内の空気の流れ方向の温度
傾斜を抑制することができる電源装置を提供することに
ある。 【解決手段】 電池セル12の間の隙間Sが開口する側
の下端面52の両端部に位置する1対の着座面54が1
対の支持面50に着座させられることによりその電池セ
ル12の下端面52とロアーケース16の1対の支持面
50の間の部分との間に気体流入路22が形成されてい
る状態において、電池セル12の着座面54とその着座
面54が着座させられた支持面50との間が封止装置と
して機能するシート状シール部材64により気密に封止
されていることから、それら電池セル12の着座面54
と支持面50との間から気体流入路22内へ漏入しよう
とする比較的温度の高い外部気体が阻止されるので、気
体流入路22の下流側へ向かうに従って温度が高くなる
温度傾斜が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厚み方向に重ねら
れた複数個の電池セルを備えた電源装置に関し、特に、
各電池セルの温度のばらつきを抑制する技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電気自動車、ハイブリッド車などに用い
られる比較的大容量の電源装置の一種に、複数個の平板
状の電池セルが厚み方向に配列させられ且つその電池セ
ル間に一方向に貫通する隙間が設けられた電池モジュー
ルをケース内に収容し、該電池セル間の隙間に空気を一
方向に流すようにした電源装置がある。たとえば、特開
平7−320794号公報に記載された電動車用バッテ
リがそれである。これによれば、各電池セルを厚み方向
に重ねた状態でケースに固定されることによりその各電
池セルの下端面とケースとの間に比較的気密な空気流入
路が形成され、その空気流入路から上記電池セル間の上
下方向の隙間を通して電池セルの上側に設けられた空気
流出路へ冷却空気を上下方向に強制的に流通させるの
で、各電池セルの温度の相互間のばらつきが抑制され、
各電池モジュール或いはその電池モジュール内に設けら
れた電池セルの充放電量或いは充放電性能のばらつきが
小さくされる利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電源装置では、各電池セルを厚み方向に重ねた状態
でケースに固定されることによりその各電池セルの下端
面とケースとの間に形成された比較的気密な空気流入路
は、ケース外部との間の気密性がそれ程高くなく、積極
的に車外から導入した空気流入路の空気の温度たとえば
30℃程度の温度の空気に対して比較的温度の高い電源
装置外部環境の空気たとえば50℃程度の温度の空気が
漏入することが避けられない場合があった。このような
場合には、上記気体流入路の下流側へ向かうに従って空
気温度が高く温度傾斜が発生するので、各電池セルの温
度も上記気体流入路の下流側へ向かうに従って高くなる
ことに起因して、電池モジュールを構成する各電池セル
の充放電量或いは充放電性能のばらつきが発生するとい
うおそれがあった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、各電池セルの下端面
とケースとの間に形成された比較的気密な気体流入路内
の空気の流れ方向の温度傾斜を抑制することができる電
源装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための第1の手段】かかる目的を達成
するための第1発明の要旨とするところは、複数個の平
板状の電池セルが厚み方向に配列させられ且つその電池
セル間に隙間が設けられた電池モジュールをケース内に
収容し、その電池セル間の隙間に空気を流すようにした
電源装置であって、(a) 前記ケースの内壁面に設けら
れ、前記電池セルの幅方向寸法に対応する間隔を有し且
つ互いに平行な状態でその電池セルの厚み方向に延びる
1対の支持面と、(b) 前記電池セルの前記隙間が開口す
る側の端面の両端部に位置する着座面がその1対の支持
面に着座させられることにより、その電池セルの前記隙
間が開口する側の端面と前記ケースの前記1対の支持面
の間の部分との間に形成された気体流入路と、(c) 前記
電池セルの着座面とその着座面が着座させられた前記支
持面との間を気密に封止する封止装置とを、含むことに
ある。
【0006】
【第1発明の効果】このようにすれば、前記電池セルの
前記隙間が開口する側の端面の両端部に位置する着座面
がその1対の支持面に着座させられることによりその電
池セルの前記隙間が開口する側の端面と前記ケースの前
記1対の支持面の間の部分との間に気体流入路が形成さ
れている状態において、電池セルの着座面とその着座面
が着座させられた前記支持面との間が封止装置により気
密に封止されていることから、それら電池セルの着座面
とその着座面が着座させられた支持面との間から気体流
入路内へ漏入しようとする比較的温度の高い外部気体が
阻止されるので、気体流入路の下流側へ向かうに従って
温度が高くなる温度傾斜が防止される。これにより、各
電池セルの温度も上記気体流入路の下流側へ向かうに従
って高くなることに起因して電池モジュールを構成する
各電池セルの充放電量或いは充放電性能のばらつきが発
生することが、好適に防止される。
【0007】
【課題を解決するための第2の手段】かかる目的を達成
するための本発明の要旨とするところは、複数個の平板
状の電池セルが厚み方向に配列させられ且つその電池セ
ル間に隙間が設けられた電池モジュールをケース内に収
容し、その電池セル間の隙間に空気を流すようにした電
源装置であって、(a) 前記ケースの内壁面に設けられ、
前記電池セルの幅方向寸法に対応する間隔を有し且つ互
いに平行な状態でその電池セルの厚み方向に延びる1対
の支持面と、(b) 前記電池セルの前記隙間が開口する側
の端面の両端部に位置する着座面がその1対の支持面に
着座させられることにより、その電池セルの前記隙間が
開口する側の端面と前記ケースの前記1対の支持面の間
の部分との間に形成された気体流入路とを含み、(c) 前
記電池セルの前記隙間の開口の一部が前記支持面に対向
させられていることにある。
【0008】
【第2発明の効果】このようにすれば、前記電池セルの
前記隙間が開口する側の端面の両端部に位置する着座面
がその1対の支持面に着座させられることによりその電
池セルの前記隙間が開口する側の端面と前記ケースの前
記1対の支持面の間の部分との間に気体流入路が形成さ
れている状態において、電池セルの前記隙間の開口の一
部が前記支持面に対向させられていることから、それら
電池セルの着座面とその着座面が着座させられた前記支
持面との間から気体流入路内へ漏入しようとする比較的
温度の高い外部気体は専ら上記隙間内に流入させられて
その気体流入路内へ向かうことが阻止されるので、気体
流入路の下流側へ向かうに従って温度が高くなる温度傾
斜が防止される。これにより、各電池セルの温度も上記
気体流入路の下流側へ向かうに従って高くなることに起
因して、電池モジュールを構成する各電池セルの充放電
量或いは充放電性能のばらつきが発生することが好適に
防止される。
【0009】
【課題を解決するための第3の手段】かかる目的を達成
するための本発明の要旨とするところは、複数個の平板
状の電池セルが厚み方向に配列させられ且つその電池セ
ル間に隙間が設けられた電池モジュールをケース内に収
容し、その電池セル間の隙間に空気を流すようにした電
源装置であって、(a) 前記ケースの内壁面に設けられ、
前記電池セルの幅方向寸法に対応する間隔を有し且つ互
いに平行な状態でその電池セルの厚み方向に延びる1対
の支持面と、(b) 前記電池セルの前記隙間が開口する側
の端面の両端部に位置する着座面がその1対の支持面に
着座させられることにより、その電池セルの前記隙間が
開口する側の端面と前記ケースの前記1対の支持面の間
の部分との間に形成された気体流入路と、(c) 前記電池
セルの着座面およびこの着座面が着座させられた前記支
持面の一方であって前記電池セルの厚み方向において前
記隙間の開口する位置の間に、その着座面および支持面
の一方から突き出して他方に密着する凸部とを、含むこ
とにある。
【0010】
【第3発明の効果】このようにすれば、前記電池セルの
前記隙間が開口する側の端面の両端部に位置する着座面
がその1対の支持面に着座させられることによりその電
池セルの前記隙間が開口する側の端面と前記ケースの前
記1対の支持面の間の部分との間に気体流入路が形成さ
れている状態において、電池セルの着座面および支持面
の一方から突き出して他方に密着する凸部がその電池セ
ルの厚み方向において前記隙間が開口する位置の間に設
けられていることから、それら電池セルの着座面とその
着座面が着座させられた前記支持面との間から気体流入
路内へ漏入しようとする比較的温度の高い外部気体は上
記凸部により上記隙間内に流入するように導かれてその
隙間内に専ら流入させられ、気体流入路内へ流入するこ
とが阻止されるので、気体流入路の下流側へ向かうに従
って温度が高くなる温度傾斜が防止される。これによ
り、各電池セルの温度も上記気体流入路の下流側へ向か
うに従って高くなることに起因して、電池モジュールを
構成する各電池セルの充放電量或いは充放電性能のばら
つきが発生することが好適に防止される。
【0011】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の実施例を図
面を参照しつつ詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明が適用された電池パックす
なわち電源装置10の構造を説明する縦断面図であり、
図2はその組み立て構造を説明する斜視図である。電源
装置10は、たとえば電気自動車、ハイブリッド車両な
どの車両に搭載される比較的容量の大きな蓄電装置であ
り、その長手方向が車両の幅方向となるようにたとえば
後部座席の下に設けられた空間内に配置される。電源装
置10が配置される空間は、その環境温度がたとえば4
0〜50℃程度の比較的高い温度となっている場合が多
い。
【0013】上記電源装置10は、複数個の平板状の角
型の電池セル12がその厚み方向に配列させられ且つそ
の電池セル12間に一方向に貫通する隙間Sが設けられ
た組電池すなわち電池モジュール14と、その電池モジ
ュール14を収容するためのロアーケース16およびア
ッパケース18から成る組電池ケースすなわち電池モジ
ュールケース20と、上記電池モジュール14とロアー
ケース16との間に形成された気体流入路22に接続さ
れてその気体流入路22内に車両の外部から空気を導び
くための気体導入ダクト24と、上記電池モジュール1
4とアッパケース18との間に形成された気体排出路2
6に接続されてその気体排出路26内の空気を排出させ
るための気体排出ダクト28とを備えている。
【0014】上記ロアーケース16は、一枚の金属板材
からプレス加工されたものであって、水平な底壁16a
と、その底壁16aの両側部からその底壁16aに対し
て略直角に立ち上がる1対の側壁16bと、その1対の
側壁16bの上端部から外側へ向かう底壁16aと平行
な1対の支持壁16cと、取付穴16dを備えてその1
対の支持壁16cから外側へ向かう程底壁16a側へ向
かうように傾斜した取付壁16eとから構成されてい
る。また、上記アッパケース18は、一枚の金属板材か
らプレス加工されたものであって、水平な底壁18a
と、その底壁18aの両側部から断面L字型の階段状壁
18bを介してその底壁18aに対して略直角に立ち下
がる1対の側壁18cと、取付穴18dを備えてその1
対の側壁18cの下端部から外側へ向かう程底壁18a
から離れる側へ向かうように傾斜した取付壁18eとか
ら構成されている。電池モジュールケース20の下部お
よび上部を構成するロアーケース16およびアッパケー
ス18は、電池モジュール14の長手方向に平行な折れ
線を境にして一枚の金属板材からプレス加工によって曲
成されたものであり、幅方向の両端部に位置する取付壁
16eおよび18eが取付壁16eおよび18eを通し
た固定ねじ48によって相互に一体的に固定されるよう
になっている。
【0015】上記電源装置10では、各電池セル12の
温度上昇を抑制するために、上記気体排出ダクト28に
設けられた排気ファン30が作動させられると、たとえ
ば図1の破線の矢印に示すように、車外の空気が気体導
入ダクト24、気体流入路22、各電池セル12の間の
隙間S、気体排出路26、気体排出ダクト28を経て車
外に導かれるようになっており、車両の外部から導いた
空気が各電池セル12の間の隙間Sを通して流され、各
電池セル12が冷却されるようになっている。このと
き、排気ファン30の吸引力によって気体流入路22お
よび気体排出路26内が負圧とされる。
【0016】上記電池セル12は、たとえばニッケル水
素電池などの二次電池を構成するための電解質および電
極をそれぞれ収容した複数個たとえば6個の電槽31を
内部に備えた樹脂製の偏平な箱体であって、直列に接続
される図示しない正端子および負端子を側面の上部に備
えるとともに、過剰水素を排出するための図示しない排
出口をその上面に備え、その長手方向(幅方向)すなわ
ち図3の左右方向が車両の前後方向となるように配置さ
れている。また、上記電池セル12は、その側面の下部
から幅方向(長手方向)に突き出す脚部32を備えてい
る。上記複数個の電池セル12は、その厚み方向におい
て相互に重ね合わせられて配列された状態で、電池セル
12の上下にそれぞれ設けられた2対の拘束ロッド(連
結部材)34によって互いに接近する方向に締め着けら
れる1対の拘束板(エンドプレート)36により互いに
密着するように押圧されている。拘束板36には、上記
拘束ロッド34に固定されるために上下方向へそれぞれ
突き出す2対のブラケット38が設けられている。
【0017】また、上記電池セル12の重ね合わせ面す
なわち相互の対向面には、図3に示すように、その対向
面の長辺方向の両端部において短辺方向すなわち上下方
向に連なるように設けられた1対の凸条40と、その長
辺方向の中間部において対向面の上下方向に連なる複数
本(本実施例では5本)の凸条42と、それらの凸条4
0、42の間において一定の配置密度となるように所定
間隔で上記対向面から突設された複数の小突起44とが
設けられている。上記凸条40、42は、複数の電槽を
電池セル12内に形成する隔壁の位置に対応する場所に
形成されたものであって、隣接する電池セル12の凸条
40、42に当接することにより拘束ロッド34によっ
て発生する圧縮力を受けて電池セル12の変形を防止す
るためのものである。また、上記凸条40、42と小突
起44とは、電池セル12の間に僅かな隙間Sを形成す
るためのものであってたとえば1.0mm程度の突き出し
量となるように形成されているので、電池セル12の間
には上下方向に貫通する幅寸法が2.0mm程度のスリッ
ト状の隙間Sが形成され、電池セル12と拘束板36と
の間には上下方向に貫通する幅寸法が1.0mm程度のス
リット状の隙間Sが形成されているとともに、所定の電
池セル12の凸条40、42および小突起44とそれに
隣接する電池セル12の凸条40、42および小突起4
4とは相互に密着させられている。
【0018】前記ロアーケース16の支持壁16cの上
面は、電池セル12の両端部を支持するためのものであ
り、支持面50として機能している。すなわち、上記ロ
アーケース16の内壁面には、電池セル12の幅方向寸
法に対応して、その幅寸法よりも小さな間隔を有し、且
つ互いに平行な状態で電池セル12の厚み方向すなわち
電池モジュール14の長手方向に延びる1対の支持面5
0が形成されている。
【0019】図4に詳しく示すように、各電池セル12
間の隙間Sが開口する側の端面すなわち下端面52の長
手方向の両端部に位置する1対の着座面54が上記の1
対の支持面50上に着座させられた状態で各電池セル1
2がロアーケース16に固定されることにより、前記気
体流入路22が各電池セル12の下端面52とロアーケ
ース16の1対の支持面50の間の部分との間に形成さ
れている。各電池セル12は、たとえばインサート成形
によりその着座面54に埋設された有底円筒状のナット
56に固定ねじ58がロアーケース16の穴59を通し
て螺合されることによりそのロアーケース16に固定さ
れている。
【0020】アッパケース18の内壁面であって前記電
池セル12の上端面62の長手方向の両端部に対応する
位置には、その電池セル12の上端面62の長手方向の
両端部に当接するように電池モジュール14の長手方向
に延びる1対の長手状のシール部材60がたとえば接着
剤により固定されており、前記気体排出路26がアッパ
ケース18の上記1対のシール部材60の間の部分と電
池セル12の上端面62との間に形成されている。この
シール部材60は、たとえば合成樹脂製スポンジ、軟質
ゴムなどの弾性変形可能な材質により構成される。
【0021】そして、両面テープ、シート状スポンジな
どの封止装置として機能するシート状シール部材64を
介して電池セル12の着座面54がロアーケース16の
支持面50に固定されることにより、電池セル12の着
座面54とこの着座面54が着座させられた支持面50
との間が気密に封止されている。この封止は、電池セル
12の着座面54とこの着座面54が着座させられた支
持面50との間が前記固定ねじ58によって単に押圧さ
れるだけでは閉じられない僅かな隙間を閉じるためのも
のである。
【0022】以上のように構成された電源装置10で
は、電池セル12の間の隙間Sが開口する側の下端面5
2の両端部に位置する1対の着座面54が1対の支持面
50に着座させられることによりその電池セル12の下
端面52とロアーケース16の1対の支持面50の間の
部分との間に気体流入路22が形成されている状態にお
いて、電池セル12の着座面54とその着座面54が着
座させられた支持面50との間が封止装置として機能す
るシート状シール部材64により気密に封止されている
ことから、それら電池セル12の着座面54と支持面5
0との間から気体流入路22内へ漏入しようとする比較
的温度の高い外部気体が阻止されるので、気体流入路2
2の下流側へ向かうに従って温度が高くなる温度傾斜が
防止される。これにより、各電池セル12の温度も上記
気体流入路22の下流側へ向かうに従って高くなること
に起因して電池モジュール14を構成する各電池セル1
2の充放電量或いは充放電性能のばらつきが発生するこ
とが、好適に防止されるようになっている。
【0023】因みに、上記シート状シール部材64が設
けられていない従来の電源装置では、上記電池セル12
の着座面54とその着座面54が着座させられた支持面
50との間が固定ねじ58によって単に押圧されるだけ
では閉じられない僅かな隙間が存在し、たとえば図5の
模式図に示すようにその隙間を通して比較的温度の高い
外部空気が電源装置10の外部よりも圧力が低い気体流
入路22内に漏入することから、たとえば図6に示すよ
うに気体流入路22内の温度が下流側位置ほど上流側に
比較して上昇する温度傾斜が発生するので、その気体流
入路22内の空気が前記隙間Sを通されることにより冷
却される各電池セル12の温度も上記気体流入路22の
下流側へ向かうに従って高くなることに起因して、各電
池セル12の充放電量或いは充放電性能のばらつきが発
生するというおそれがあったのである。
【0024】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0025】図7および図8は、電池セル12の着座面
54とその着座面54が着座させられた支持面50との
間の隙間から漏入する外部気体を隙間S内に吸引して気
体流入路22内へ流入しないようにした例をそれぞれ示
している。すなわち、電池セル12の下端面52におい
て各電池セル12間の隙間Sの開口の一部即ち開口の端
部が支持面50に対向させられている。図7の実施例で
は、凸条40のうちの電池セル12の下端面52側であ
って凸条42側の一部が削除されることにより、上記隙
間Sの開口が脚部32側へ所定寸法延長され、隙間Sの
開口と支持面50とが重複する領域Aが設けられてい
る。このため、電池セル12の着座面54とその着座面
54が着座させられた支持面50との間から気体流入路
22内へ漏入しようとする比較的温度の高い外部気体は
専ら上記隙間S内に流入させられて気体流入路22内へ
向かうことが阻止されるので、気体流入路22の下流側
へ向かうに従って温度が高くなる温度傾斜が防止され
る。したがって、各電池セル12の温度も上記気体流入
路22の下流側へ向かうに従って高くなることに起因し
て、電池モジュール14を構成する各電池セル12の充
放電量或いは充放電性能のばらつきが発生することが好
適に防止される。また、本実施例によれば、電池セル1
2の着座面54とその着座面54が着座させられた支持
面50との間に設けるシール部材を不要としたり、或い
はシール構造を簡単とすることができ、装置が安価とな
る利点がある。
【0026】図8の実施例では、1対の支持面50が相
互に接近する側へその幅寸法が拡大されることにより、
上記隙間Sの開口と支持面50とが重複する領域Aが設
けられている。このため、上記と同様に、電池セル12
の着座面54とその着座面54が着座させられた支持面
50との間から気体流入路22内へ漏入しようとする比
較的温度の高い外部気体は専ら上記隙間S内に流入させ
られて気体流入路22内へ向かうことが阻止されるの
で、気体流入路22の下流側へ向かうに従って温度が高
くなる温度傾斜が防止される。また、本実施例において
も、電池セル12の着座面54とその着座面54が着座
させられた支持面50との間に設けるシール部材を不要
としたり、或いはシール構造を簡単とすることができ、
装置が安価となる利点がある。
【0027】図9は、封止装置として断面L字型のシー
ル部材68が用いられた例を示している。このシール部
材68は、たとえば合成ゴムなどの比較的軟質の弾性部
材から構成されており、接着剤或いは両面接着テープな
どの接着層70を介して支持面に固定される固定部72
と、その固定部72に対して略直角を成し且つ先端に向
かうほど厚みが減少するリップ部74とを有し、そのリ
ップ部74が電池セル12の側面の下部すなわち脚部3
2の側面であって支持面50に隣接した部分に比較的小
さな荷重で接触させられる。このシール部材68は、電
池モジュール14の全長と同様の長さを備えた長手状部
材であって、1対の拘束板36の間において電池セル1
2の側面下部に接触させられている。本実施例によれ
ば、電池セル12の着座面54とその着座面54が着座
させられた支持面50との間から気体流入路22内へ漏
入しようとする比較的温度の高い外部気体が上記シール
部材68によって阻止されるので、図4の実施例と同様
の効果が得られる。
【0028】図10は、封止装置としてラビリンスシー
ルが用いられた例を示している。本実施例のラビリンス
シールは、支持面50から突設されたシール突部78
と、そのシール突部78に対応する位置の着座面54に
設けられてシール突部78が嵌め入れられるシール凹部
80とから構成されている。本実施例によれば、電池セ
ル12の着座面54とその着座面54が着座させられた
支持面50との間から気体流入路22内へ漏入しようと
する比較的温度の高い外部気体は、上記シール突部78
とそれが嵌め入れられたシール凹部80とによって阻止
されるので、図4の実施例と同様の効果が得られる。な
お、上記シール突部78は着座面54に設けられ、上記
シール凹部80は支持面50に設けられてもよい。
【0029】図11は、電池セル12の着座面54とそ
の着座面54が着座させられた支持面50との間の微小
な隙間を通して気体流入路22内へ漏入しようとする外
部気体のうち、電池セル12の厚み方向すなわち電池モ
ジュール14の長手方向において各隙間Sの中間に位置
する部分の外部気体の漏入を妨げるための凸部が、設け
られた例を示している。この凸部は着座面54および支
持面50のいずれに設けられてもよいが、図11では着
座面54に設けられている。すなわち、図11におい
て、電池セル12の着座面54に埋設されてその電池セ
ル12をロアーケース16に固定するための固定ねじ5
8と螺合させられる有底円筒状のナット86は、その開
口縁にフランジ部88を備えており、そのフランジ部8
8が着座面54から所定寸法たとえば0.2mm程度僅か
に突き出した状態で電池セル12に埋設されている。本
実施例では、上記ナット86のフランジ部88が上記の
凸部として機能している。
【0030】上記図11の実施例によれば、固定ねじ5
8の締着力によってナット86のフランジ部88全体が
支持面50に密着させられる一方で、それ以外の部分に
おいて着座面54と支持面50との間に僅かな隙間が積
極的に設けられることから、気体流入路22内へ漏入し
ようとする外部気体は、たとえば図12の矢印に示すよ
うに上記フランジ部88を避けて流入し、直ちに隙間S
に殆ど吸い込まれることにより気体流入路22内へ流入
することが阻止されるので、気体流入路22の下流側へ
向かうに従って温度が高くなる温度傾斜が防止される。
これにより、各電池セル12の温度も上記気体流入路2
2の下流側へ向かうに従って高くなることに起因して、
電池モジュール14を構成する各電池セル12の充放電
量或いは充放電性能のばらつきが発生することが好適に
防止される。また、本実施例によれば、ナット86のフ
ランジ部88が凸部として機能しているので、外部気体
流入対策のためだけに凸部を設ける必要がない利点があ
る。
【0031】図13は電源装置10に対する気体導入ダ
クト24の接続構造例を説明するための一部を切り欠い
て示す図であり、図14は気体導入ダクト24が接続さ
れる接続口を示す斜視図である。電源装置10の長手方
向においてロアーケース16の端部の底壁16aには、
拘束ロッド34を貫通させることにより電源装置10を
固定するための2対の固定ブラケット90が固設されて
おり、下側の1対の拘束ロッド34を上記2対の固定ブ
ラケット90および1対の拘束板36のブラケット38
を通した状態で締めつけることにより、電源装置10が
ロアーケース16に固定されるようになっている。ま
た、本実施例では、上記ロアーケース16の底壁16a
の端部は、電源装置10が固定される自動車ボデー94
の形状に応じた傾斜部92が設けられている。この傾斜
部92には、支持面50上に固定された拘束板36のブ
ラケット38に差し通す拘束ロッド34が干渉しないた
めの切欠96が形成されている。これにより、電源装置
10が可及的に低い位置で固定される利点がある。図1
4において破線で示す領域は、気体導入ダクト24の端
部が接着される部分であって、接着剤が塗布されたり或
いはスポンジ状シール部材が接着される。
【0032】図15以下は、組立作業性を高めるなどの
ために、電池セル12をロアーケース16の支持壁16
cに個々に固定しなくてもよい構成例を示している。図
15の実施例では、電池セル固定用の固定ブラケット1
00が支持面50上にたとえばスポット溶接などによっ
て固定されている。この固定ブラケット100は、金属
板材からプレス加工された長手状部材であって、支持面
50に対して垂直な垂直部102と、その垂直部102
の先端から電池セル12の脚部32の傾斜した上面10
4と略平行となるように傾斜した状態で突き出す傾斜部
106と、この傾斜部106に固定されたナット108
と、このナット108に螺合された押えボルト110と
を備えている。金属板材からプレス加工された長手状部
材であって剛性を高めるための断面U字状或いはコの字
状とされたリテーナ112、およびそのリテーナ112
と同様の長手寸法を有するたとえば合成ゴム製の弾性シ
ート114が、上記押えボルト110と脚部32の上面
104との間に介在させられている。上記固定ブラケッ
ト100は、電池モジュール14の両側においてたとえ
ば3乃至4個それぞれ設けられている。上記押えボルト
110が締め込まれることにより、各電池セル12の脚
部32の上面104がリテーナ112によって押圧され
て各電池セル12がロアーケース16に固定される。本
実施例によれば、各電池セル12を固定するために個々
の固定ねじ58を締め着ける必要がないので、組立作業
が容易となる。
【0033】図16の実施例では、電池セル固定用の固
定ブラケット120が支持面50上にたとえばスポット
溶接などによって固定されている。固定ブラケット12
0は、図17にも示すように金属板材からプレス加工さ
れた長手状部材であって、支持面50に対して垂直な垂
直部122と、その垂直部122の先端から電池セル1
2の脚部32の傾斜した上面104よりも緩い傾斜で突
き出す傾斜部124と、この垂直部122に固定され且
つ上記傾斜部124に対して直角な面に固定されたナッ
ト126を有して上記垂直部122に固定された固定ア
ーム128と、このナット126に螺合された押えボル
ト130とを備えている。リテーナ132は、図17に
も示すように金属板材からプレス加工された長手状部材
であって、上記傾斜部124に嵌め入れられる凹部13
4と上面104に弾性的に係合させられるために回曲さ
せられ且つスリットにより電池セル12毎に分割された
押圧部136と上記押えボルト130により押される断
面U字状の高剛性部138とを備え、上記押えボルト1
30と脚部32の上面104との間に介在させられてい
る。この押えボルト130が締め込まれることにより、
各電池セル12の脚部32の上面104がリテーナ13
2の押圧部136によって押圧されて各電池セル12が
ロアーケース16に固定される。本実施例においても、
各電池セル12を固定するために個々の固定ねじ58を
締め着ける必要がないので、組立作業が容易となる。
【0034】図18の実施例では、電池セル固定用の固
定ブラケット140が支持面50上にたとえばスポット
溶接などによって固定されている。固定ブラケット14
0は、図21に示すように金属板材からプレス加工され
た長手状の部材であって、支持面50に対して略垂直な
垂直部142と、その垂直部142の先端から電池セル
12の脚部32の上面104とは反対側に傾斜した傾斜
部144と、この傾斜部144に形成されて長手方向に
開く複数の切欠146とを備えている。リテーナ148
は、図21に示すように金属板材からプレス加工された
長手状の部材であって、長手状の本体150と、その本
体150に固定されたナット152と、そのナット15
2に螺合された押えボルト154と、上面104に弾性
的に係合させられるために本体150の一部が回曲させ
られ且つスリットにより電池セル12毎に分割された押
圧部156とを備え、上記固定ブラケット140と脚部
32の上面104との間に介在させられている。このリ
テーナ148は、当初は図19に示すようにその押圧部
156が固定ブラケット140の垂直部142と上面1
04との間に押し入れられるように装着され、次いで図
20に示すようにそのリテーナ148のナット152に
螺合された押えボルト154が切欠146内に入るまで
長手方向に移動させられ、そして図18に示すように押
えボルト154が締め込まれることにより、各電池セル
12の脚部32の上面104がリテーナ148の押圧部
156によって押圧されて各電池セル12がロアーケー
ス16に固定される。本実施例においても、各電池セル
12を固定するために個々の固定ねじ58を締め着ける
必要がないので、組立作業が容易となる。
【0035】図22の実施例において、固定ブラケット
160は、図23にも示すように、支持面50に対して
垂直な垂直部162と、その垂直部162の先端から電
池セル12の脚部32の傾斜した上面104と略平行と
なるように傾斜した状態で突き出す傾斜部166と、こ
の傾斜部166に固定されたナット168と、このナッ
ト168に螺合された押えボルト170とを備えてい
る。リテーナ172は、図24にも示すように金属板材
からプレス加工された長手状の部材であって、上記押え
ボルト170により押される高剛性の断面U字状の本体
部174と、脚部32の上面104に弾性的に係合させ
られるためにその本体部174の一方の側縁から回曲さ
せられ且つスリットにより電池セル12毎に分割された
押圧部176と、傾斜部166の先端に掛け止めるため
に本体部174の他方の側縁から突き出した掛止部17
8とを備え、上記押えボルト170と脚部32の上面1
04との間に介在させられている。この押えボルト17
0が締め込まれることにより、各電池セル12の脚部3
2の上面104がリテーナ172の押圧部176によっ
て押圧されて各電池セル12がロアーケース16に固定
される。本実施例においても、各電池セル12を固定す
るために個々の固定ねじ58を締め着ける必要がないの
で、組立作業が容易となる。
【0036】図25の実施例は、図22の実施例に対し
てリテーナのみが相違する。本実施例のリテーナ180
は、図26に拡大して示すように、金属板材からプレス
成形された長手状部材であって断面U字状の本体182
と、バネ板材から曲成されて両端部がその本体182に
係合させられることによりその本体182に支持され且
つスリットにより電池セル12毎に分割された押圧部材
184とを備え、押えボルト170と脚部32の上面1
04との間に介在させられている。その押えボルト17
0が締め込まれることにより、押圧部材184が弾性変
形させられて各電池セル12の脚部32の上面104に
弾性的に係合させられて各電池セル12がロアーケース
16に固定される。本実施例においても、各電池セル1
2を固定するために個々の固定ねじ58を締め着ける必
要がないので、組立作業が容易となる。
【0037】図27乃至図30に示す実施例は、電池モ
ジュール14を構成するために厚み方向に重ねられた各
電池セル12のうちの一部を、他のものを固定するため
の固定部材或いは構造部材の一部として利用するもので
ある。すなわち、厚み方向に配列された各電池セル12
のうちの両端に位置する1対の電池セル12aおよびそ
れら1対の電池セル12aの間において所定個数分(本
実施例では8個分)隔てた電池セル12aの着座面54
と脚部32の上面104とには、有円筒状のナット19
0および192がそれぞれ埋設されており、固定ボルト
194がロアーケース16の穴59を通して着座面54
に埋設されたナット190に螺合されることにより、上
記電池セル12aがロアーケース16に固定されてい
る。また、図28に示すように金属板材からプレス成形
され長手状部材であって断面U字状の本体196と、そ
の本体196の一面に貼着された合成ゴムなどから成る
弾性シート198と、本体196において前記電池セル
12aの位置に対応するように所定の間隔に形成された
取付穴200とを備えたリテーナ202が用いられる。
このリテーナ202は、図27に示すように脚部32の
上面104に載置され、固定ボルト204が上記取付穴
200を通して脚部32の上面104に埋設されたナッ
ト192に螺合されることにより、図29に示すように
電池セル12aの脚部32の上面104に固定される。
同時に、図30に示すように、電池セル12aの間に位
置する電池セル12の脚部32の上面104がリテーナ
202に押圧されることにより、ロアーケース16に固
定される。図30の矢印に示すように、リテーナ202
から脚部32の上面104に対して垂直に付与された押
圧力Fは、電池セル12の幅方向すなわち車両の前後方
向の成分F1 と電池セル12の下方に向かう方向すなわ
ちロアーケース16に向かう方向成分F2 とを有してい
るため、それらの方向成分の振動や動きが抑止される。
本実施例によれば、電池モジュール14を固定するため
の固定ボルトの締結本数が少なくなるため、組立作業性
が高められ、組立コストが低減される。
【0038】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明は他の態様においても適用される。
【0039】たとえば、前述の各実施例における電池セ
ル12は、その形状が必要に応じて適宜変更され得る
し、2列以上の複数列に配列されてもよい。また、前記
電池モジュールケース20は、上記電池セル12の形
状、配列数、車両ボデーの形状などに応じて適宜変更さ
れ得る。
【0040】また、前述の各実施例は相互に組み合わせ
た状態で適用される。たとえば、図4、図7、図8、図
9、図10、図11の実施例のうちから選択された複数
の封止装置が電源装置10に同時に設けられてもよい。
また、図4、図7、図8、図9、図10、図11のいず
れかの実施例に、図15、図16、図18、図22、図
25、図29のいずれかの実施例が適用されてもよい。
【0041】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、
本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加
えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電源装置の構造を説明する
縦断面図である。
【図2】図1の電源装置の組み立て構造を説明する斜視
図である。
【図3】図1の電源装置に備えられた電池セルを示すた
めのその電源装置の横断面図である。
【図4】図3の電池セルとそれを支持するロアーケース
との支持構造を詳しく示すために拡大した断面図であ
る。
【図5】従来の電源装置における気体流入路において電
池セルの着座面とそれを支持すうロアーケースとの間か
ら外部気体が流入する状態を説明する模式図である。
【図6】図5の従来の電源装置における気体流入路内の
温度傾斜を示す図である。
【図7】本発明の他の実施例の要部を説明する図であっ
て、図4に相当する図である。
【図8】本発明の他の実施例の要部を説明する図であっ
て、図4に相当する図である。
【図9】本発明の他の実施例の要部を説明する図であっ
て、図4に相当する図である。
【図10】本発明の他の実施例の要部を説明する図であ
って、図4に相当する図である。
【図11】本発明の他の実施例の要部を説明する図であ
って、図4に相当する図である。
【図12】図11の実施例を構成する電池セルの着座面
を示す斜視図である。
【図13】本発明の他の実施例の要部を示す図であっ
て、電池モジュールケースと気体導入ダクトとの接続構
造を説明する一部を切り欠いた図である。
【図14】図13の実施例において、電池モジュールケ
ースの接続口を示す斜視図である。
【図15】本発明の他の実施例の要部を説明する図であ
って、電池セルの電池モジュールケースに対する固定構
造を説明する図である。
【図16】本発明の他の実施例の要部を説明する図であ
って、図15に相当する図である。
【図17】図16の実施例に用いられる固定ブラケット
およびリテーナを示す斜視図である。
【図18】本発明の他の実施例の要部を説明する図であ
って、図15に相当する図である。
【図19】図18の実施例の組立手順を説明する図であ
って、リテーナを装着する工程を示す図である。
【図20】図18の実施例の組立手順を説明する図であ
って、押えボルトを締着する工程を示す図である。
【図21】図18の実施例に用いられる固定ブラケット
およびリテーナを示す斜視図である。
【図22】本発明の他の実施例の要部を説明する図であ
って、図15に相当する図である。
【図23】図22の実施例に用いられる固定ブラケット
を示す斜視図である。
【図24】図22の実施例に用いられるリテーナを示す
斜視図である。
【図25】本発明の他の実施例の要部を説明する図であ
って、図15に相当する図である。
【図26】図25の実施例に用いられるリテーナを示す
断面図である。
【図27】本発明の他の実施例の電池セル固定構造を説
明する図であって、厚み方向に配列された電池セルとそ
れに固定されるリテーナとを示す斜視図である。
【図28】図27の実施例に用いられるリテーナを示す
斜視図である。
【図29】図27の実施例において固定された電池セル
であってリテーナが固定ボルトによって締着されたもの
を示す一部を切り欠いた図である。
【図30】図27の実施例において固定された電池セル
であってリテーナの押圧により固定されたものを示す図
である。
【符号の説明】
10:電源装置 12:電池セル 14:電池モジュール 22:気体流入路 50:支持面 54:着座面 64:シート状シール部材(封止装置) 68:シール部材(封止装置) 78:シール突部、80:シール凹部(ラビリンスシー
ル、封止装置) 88:フランジ部(凸部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の平板状の電池セルが厚み方向に
    配列させられ且つ該電池セル間に隙間が設けられた電池
    モジュールをケース内に収容し、該電池セル間の隙間に
    空気を流すようにした電源装置であって、 前記ケースの内壁面に設けられ、前記電池セルの幅方向
    寸法に対応する間隔を有し且つ互いに平行な状態で該電
    池セルの厚み方向に延びる1対の支持面と、 前記電池セルの前記隙間が開口する側の端面の両端部に
    位置する着座面が該1対の支持面に着座させられること
    により、該電池セルの前記隙間が開口する側の端面と前
    記ケースの前記1対の支持面の間の部分との間に形成さ
    れた気体流入路と、 前記電池セルの着座面と該着座面が着座させられた前記
    支持面との間を気密に封止する封止装置とを、含むこと
    を特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 複数個の平板状の電池セルが厚み方向に
    配列させられ且つ該電池セル間に隙間が設けられた電池
    モジュールをケース内に収容し、該電池セル間の隙間に
    空気を流すようにした電源装置であって、 前記ケースの内壁面に設けられ、前記電池セルの幅方向
    寸法に対応する間隔を有し且つ互いに平行な状態で該電
    池セルの厚み方向に延びる1対の支持面と、 前記電池セルの前記隙間が開口する側の端面の両端部に
    位置する着座面が該1対の支持面に着座させられること
    により、該電池セルの前記隙間が開口する側の端面と前
    記ケースの前記1対の支持面の間の部分との間に形成さ
    れた気体流入路とを含み、 前記電池セルの前記隙間の開口の一部が前記支持面に対
    向させられていることを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】 複数個の平板状の電池セルが厚み方向に
    配列させられ且つ該電池セル間に隙間が設けられた電池
    モジュールをケース内に収容し、該電池セル間の隙間に
    空気を流すようにした電源装置であって、 前記ケースの内壁面に設けられ、前記電池セルの幅方向
    寸法に対応する間隔を有し且つ互いに平行な状態で該電
    池セルの厚み方向に延びる1対の支持面と、 前記電池セルの前記隙間が開口する側の端面の両端部に
    位置する着座面が該1対の支持面に着座させられること
    により、該電池セルの前記隙間が開口する側の端面と前
    記ケースの前記1対の支持面の間の部分との間に形成さ
    れた気体流入路と、 前記電池セルの着座面およびこの着座面が着座させられ
    た前記支持面の一方であって前記電池セルの厚み方向に
    おいて前記隙間の開口する位置の間に、該着座面および
    支持面の一方から突き出して他方に密着する凸部とを、
    含むことを特徴とする電源装置。
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