JP2001283709A - ヒューズ - Google Patents

ヒューズ

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JP2001283709A JP2000099746A JP2000099746A JP2001283709A JP 2001283709 A JP2001283709 A JP 2001283709A JP 2000099746 A JP2000099746 A JP 2000099746A JP 2000099746 A JP2000099746 A JP 2000099746A JP 2001283709 A JP2001283709 A JP 2001283709A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジングを構成する複数の部材をがた無く
取り付けることができ可溶体が溶断したか否かを確認で
きるヒューズを提供する。 【解決手段】 ヒューズ1は一対の端子2と可溶体5と
ハウジング4とを備えている。端子2は一端部3aがハ
ウジング内に収容される。可溶体5は端子2を互いに接
続している。可溶体5は一対の係止爪61を備えてい
る。ハウジング4は互いに取り付けられると一対の端子
2の一端部3aと可溶体5とを収容するケース部材4
a,4bを備えている。ケース部材4a,4bはそれぞ
れ係止受け凹部64を備えている。一方の係止受け凹部
64には一方の係止爪61が係止する。他方の係止受け
凹部64には他方の係止爪61が係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒューズに関す
る。
【0002】
【従来の技術】移動体としての車両には、ジャンクショ
ンブロックやリレーボックス、ヒューズブロックといっ
た電気接続箱中のバスバーや、電気接続用コネクタの端
子等、電力そのものや信号を伝送するための電力伝送ラ
インが数多く配設される。
【0003】また、前述した電力電送ラインには、各種
の電装品の電気回路を保護するために、多数のヒューズ
を抜き差し可能に配設したヒューズブロックが用いられ
ている(ヒューズブロックは、リレー又はバスバーなど
を有することもあることから、リレーボックス若しくは
ジャンクションブロック、又は総称して電気接続箱とも
呼ばれる。本明細書では、前述したヒューズブロック、
リレーボックス、ジャンクションブロックを、総称して
以下電気接続箱と呼ぶ)。
【0004】前記電気接続箱に用いられるヒューズの一
例として、例えば図7に示すヒューズ101が用いられ
てきた。図7に例示されたヒューズ101は、一対のブ
レード状の端子102と、前記一対の端子102を互い
に連結する図示しない可溶体と、絶縁性の合成樹脂など
からなりかつ前記一対の端子102の一端部と前記可溶
体とを収容するハウジング104と、を備えている。
【0005】前述した構成のヒューズ101は、前記電
気接続箱に装着された際に、前記一対の端子102がそ
れぞれ前記電気接続箱の受け端子に接続する。これらの
受け端子を介して一方の端子102には電源などから電
力が供給され、かつ他方の端子102には各種の負荷が
電気的に接続する。
【0006】ヒューズ101は、受け端子などを介して
一方の端子102に供給される電力の電流値が、予め定
められた所定の電流値を超えると、可溶体が溶断して、
前記負荷への電力の供給を停止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述した
ヒューズ101は、可溶体の溶断後に端子102が相互
により確実に短絡しないように、前記一対の端子102
間に隔壁を設けることが望まれている。この種の隔壁
は、例えば、絶縁性のハウジング104などと一体に形
成されて得られる。
【0008】前述した隔壁を一対の端子間に設けると、
端子102の一端部と可溶体とをハウジング104内に
収容するために、前記ハウジング104を例えば2分割
などの複数の部材に分割して形成する必要が生じる。こ
の場合、分割された部材で前記一対の端子102と可溶
体とを互いに挟み込むように組み立てられることとな
る。
【0009】前述したようにハウジング104を複数の
部材に分割して形成すると、ハウジング104の組立後
に複数の部材間にガタが生じる恐れがある。複数の部材
間にガタが生じると、前記電気接続箱が搭載される自動
車などの走行中の振動によって、複数の部材それぞれが
前記電気接続箱の装着部内で互いにぶつかり合って異音
などを生じたり、最悪の場合には前記装着部から脱落す
ることも考えられる。
【0010】また、複数の部材間にガタが生じて走行中
の振動によって、複数の部材それぞれが前記電気接続箱
の装着部内で互いにぶつかり合うと、可溶体が変形する
ことも考えられて望ましくない。さらに、前述した従来
のヒューズ101は、端子102の一端部及び可溶体が
ハウジング104内に収容されているので、可溶体が溶
断したか否かを確認することが困難であった。
【0011】したがって、本発明の目的は、ハウジング
を構成する複数の部材を互いにがたが無く取り付けるこ
とができるとともに可溶体が溶断したか否かを容易に確
認できるヒューズを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明のヒューズ
は、互いに並設された一対の端子と、前記一対の端子を
互いに接続する可溶体と、互いに取り付けられて前記一
対の端子の一端部と前記可溶体とを互いの間に挟み込ん
で収容する複数のケース部材と、導電性を有しかつ前記
一対の端子ぞれぞれと電気的に接続した複数の係止爪
と、を備え、前記複数の係止爪は、前記複数のケース部
材それぞれに対応して設けられかつ前記一対の端子と前
記可溶体とのうち一方から前記ケース部材の外方に突出
するとともに前記ケースそれぞれの外表面に係止するこ
とを特徴としている。
【0013】請求項2に記載の本発明のヒューズは、請
求項1記載のヒューズにおいて、前記複数のケース部材
は、それぞれ、前記係止爪が係止可能な係止受け部を備
えたことを特徴としている。
【0014】請求項3に記載の本発明のヒューズは、請
求項2記載のヒューズにおいて、前記係止爪は、幅広部
と、この幅広部より幅が狭い狭矮部と、を備え、前記ケ
ース部材の外表面に係止した際に前記狭矮部と前記幅広
部とは、前記ケース部材が端子と可溶体とを互いに挟み
込む方向に沿って連なっているとともに、前記係止受け
部は、前記ケース部材それぞれの外表面から凹に形成さ
れかつ前記幅広部と合致する第2幅広部と前記狭矮部と
合致する第2狭矮部と、を備え、前記第2狭矮部と前記
第2幅広部とは前記ケース部材が端子と可溶体とを互い
に挟み込む方向に沿って連なっていることを特徴として
いる。
【0015】請求項4に記載の本発明のヒューズは、請
求項3記載のヒューズにおいて、前記狭矮部が前記幅広
部より前記一対の端子と可溶体とのうちの一方寄りに配
されているとともに、前記第2幅広部が前記第2狭矮部
より前記ケース部材の外方向に配されていることを特徴
としている。
【0016】請求項5に記載の本発明のヒューズは、請
求項2ないし請求項4のうちいずれか一項記載のヒュー
ズにおいて、前記一対の端子それぞれが板状に形成され
ているとともに、前記係止受け部は、前記一対の端子相
互の中央に位置しかつ前記端子の長手方向に沿って延在
した軸線に関して対称な位置に配されていることを特徴
としている。
【0017】請求項6に記載の本発明のヒューズは、請
求項1ないし請求項5のうちいずれか一項に記載のヒュ
ーズにおいて、前記一対の端子はそれぞれ第1貫通孔を
備えており、前記可溶体は一対の第2貫通孔を備えてお
り、前記ケース部材は、それぞれ、前記一対の端子のう
ち一方の端子の第1貫通孔に嵌合する第1突起と、前記
第2貫通孔のうち一方に嵌合する第2突起と、前記他方
の端子の第1貫通孔と合致する第1凹部と、前記他方の
第2貫通孔と合致する第2凹部とを備えたことを特徴と
している。
【0018】請求項7に記載の本発明のヒューズは、請
求項6記載のヒューズにおいて、前記第1の貫通孔同士
と第2貫通孔同士とは、それぞれ、前記一対の端子相互
の中央に位置しかつ前記端子の長手方向に沿って延在し
た軸線に関して互いに対称な位置に配されていることを
特徴としている。
【0019】請求項1に記載した本発明のヒューズによ
れば、端子と可溶体とのうち一方からケース部材の外方
向に向かって突出した複数の係止爪がケース部材それぞ
れの外表面に係止する。このため、端子と可溶体とのう
ち一方と、ケース部材それぞれとが確実に固定される。
また、係止爪がケース部材の外表面に突出するので、ヒ
ューズの外表面に露出する。
【0020】請求項2に記載した本発明のヒューズによ
れば、ケース部材が係止受け部を備えているので、係止
爪がより確実にケース部材それぞれの外表面に係止す
る。このため、端子2と可溶体とのうち一方と、ケース
部材それぞれとがより確実に固定される。
【0021】請求項3に記載した本発明のヒューズによ
れば、係止爪が幅広部と狭矮部とを備え、係止受け部が
前記幅広部と狭矮部それぞれに合致する第2幅広部及び
第2狭矮部を備えている。幅広部と狭矮部とが互いにケ
ース部材が端子の一端部と可溶体とを互いの間に挟み込
む方向に沿って連なっている。第2幅広部と第2狭矮部
とが互いにケース部材が端子の一端部と可溶体とを互い
の間に挟み込む方向に沿って連なっている。
【0022】このため、係止爪が係止受け部に係止する
と、端子2と可溶体とのうち一方と、ケース部材それぞ
れとが互いの固定されることにくわえ、複数のケース部
材が、互いの間に端子の一端部と可溶体とを挟み込む方
向に沿って、相対的に変位することが規制される。
【0023】請求項4に記載した本発明のヒューズによ
れば、狭矮部が幅広部より一対の端子と可溶体との一方
寄りに配され、第2幅広部が第2狭矮部よりケース部材
の外方に配されている。このため、係止爪が係止受け部
に係止すると、複数のケース部材が、互いの間に端子の
一端部と可溶体とを挟み込む方向に沿って、相対的に変
位することがより確実に規制される。
【0024】請求項5に記載した本発明のヒューズによ
れば、係止受け部が、軸線に関して対称な位置に設けら
れているので、複数のケース部材を互いに同形状に形成
することができる。
【0025】請求項6に記載した本発明のヒューズによ
れば、第1突起が一方の端子の第1貫通孔に嵌合すると
ともに、他方の端子の第1貫通孔に第1凹部が合致す
る。第2突起が一方の第2貫通孔に嵌合するとともに、
他方の第2貫通孔に第2凹部が合致する。
【0026】このため、複数のケース部材のうち一つの
ケース部材の第1突起を一方の端子の第1貫通孔に嵌合
させた後他の一つのケース部材の第1凹部内に侵入させ
る。前記一つのケース部材の第2突起を一方の第2貫通
孔に嵌合させた後前記他の一つのケース部材の第2凹部
内に侵入させて、ケース部材を互いに取り付けることが
できる。さらに、端子及び可溶体をケース部材それぞれ
に取り付けることができる。
【0027】請求項7に記載した本発明のヒューズによ
れば、第1貫通孔同士と第2貫通孔同士が、それぞれ軸
線に関して対称な位置に設けられているので、複数のケ
ース部材を互いに同形状に形成することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態にかか
るヒューズを図1ないし図6を参照して説明する。本発
明の一実施形態に係るヒューズ1は、図1ないし図4な
どに示すように、互いに並設された一対の端子2と、前
記端子2を互いに接続する可溶体5と、前記端子2の一
端部3aと可溶体5とを収容するハウジング4と、を備
えている。
【0029】端子2は、それぞれ導電性を有する材料か
ら構成されている。端子2は、板状に形成されている。
一対の端子2は、互いに平行な状態で配されている。端
子2は、一端部3aがハウジング4内に収容されかつ他
端部3bがハウジング4外に露出した状態で設けられて
いる。端子2は、図4などに示すように、切欠部6と、
内側突出部26と、第1貫通孔としての取付孔7とを備
えている。
【0030】切欠部6は、前記一端部3aに設けられて
いる。切欠部6は、内側突出部26の後述する端面27
より、一対の端子2が互いに離れる方向に向かって凹に
形成されている。切欠部6は、一対の端子2の相互間の
間隔が、前記内側突出部26相互間の間隔より段階的に
拡がるように形成されている。
【0031】切欠部6は端子2の一端部3aに位置する
端面8から端子2の長手方向に沿って中央部に向かって
延在した平坦面10と、この平坦面10と前記内側突出
部26の端面27とを連ねる段差面11と、を備えてい
る。平坦面10は、端子2の長手方向に沿って平坦に形
成されている。平坦面10の相互間の間隔は、端子2の
他端部3bの位置する内周面9の相互間の間隔より広く
形成されている。
【0032】段差面11は、一対の端子2が互いに接離
する方向即ちこれらの端子2が並設される方向に沿って
形成されている。切欠部6は、端子2がハウジング4に
取付られた状態では、前記ハウジング4内に収容され
る。
【0033】内側突出部26は、端子2の一端部3aに
設けられている。内側突出部26は、切欠部6より端子
2の中央部寄りに設けられている。内側突出部26は、
それぞれ、内周面9から一対の端子2が互いに近づく方
向に向かって突出している。内側突出部26は、互いに
相対向する端面27と、この端部27から凹に形成され
た凹部28と、を備えている。
【0034】これらの端面27は、それぞれ、端子2の
長手方向に沿って平坦に形成されている。凹部28は、
端面27から一対の端子2が互いに離れる方向に向かっ
て凹に形成されている。
【0035】凹部28は、図示例では、一つの端面27
即ち一つの端子2に二つ設けられている。前述した構成
の内側突出部26は、端子2の一端部3aがハウジング
4内に収容されると、ハウジング4内に収容される。
【0036】取付孔7は、それぞれの端子2を貫通して
いる。それぞれの取付孔7は、端子2の一端部3aに設
けられている。取付孔7は、切欠部6より端子2の中央
部寄りに設けられている。取付孔7は、平面形状が丸形
に形成されている。取付孔7は、一対の端子2相互の中
央に位置しかつ端子2の長手方向に沿って延在した軸線
P(図3及び図4などに示す)に関して、互いに対称と
なる位置に配されている。
【0037】前述した構成の一対の端子2は、ヒューズ
1が電気接続箱に装着されるとこの電気接続箱の受け端
子などにそれぞれの他端部3bが電気的に接続する。こ
の受け端子のうち一方には、電源などから電力が供給さ
れる。受け端子のうち他方には、各種の負荷が電気的に
接続している。このため、前記端子2のうち一方には、
前記受け端子などを介して電力が供給され、他方の端子
2には負荷が接続している。
【0038】ハウジング4は、絶縁性を有する合成樹脂
などからなる。ハウジング4は、箱状に形成されてい
る。ハウジング4は、図1ないし図3に示すように、互
いに取り付けられる一対のケース部材4a,4bを備え
ている。
【0039】ケース部材4a,4bは、後述する端壁1
2a,12b一対の側壁13a,13bの縁部が互いに
相対した状態で取り付けられて、一対の端子2の一端部
3aと可溶体5とを収容するハウジング4を構成する。
ケース部材4a,4bは、後述の胴壁14が互いに接離
する方向に沿って、前記一対の端子2の一端部3aと可
溶体5とを互いの間に挟み込む。
【0040】ケース部材4a,4bは、互いに同等の構
成であるため、以下一方のケース部材4aを代表して説
明する。ケース部材4aは、図4及び図5に示すよう
に、一対の端壁12a,12bと、一対の側壁13a,
13bと、胴壁14と、を備えている。
【0041】一対の端壁12a,12bは、一対の端子
2が互いに並設する方向に対し交差する方向に沿って相
対向する。一対の端壁12a,12bは、端子2の長手
方向に沿って相対する。一対の端壁12a,12bは、
前記ハウジング4が端子2を収容すると端面8と平行に
なる。
【0042】一対の端壁12a,12bの内一方の端壁
12aは、端子2の端面8と相対する。端壁12aと端
子2の端面8とは、互いに間隔をおいて相対する。ま
た、図示例では、一対の端壁12a,12bは、一対の
端子2が互いに並設する方向に対し直交する方向に沿っ
て相対向する。
【0043】一対の側壁13a,13bは、一対の端子
2が互いに並設する方向に沿って相対向する。一対の側
壁13a,13bは、それぞれ、端子2の長手方向に沿
って形成されている。
【0044】胴壁14は、端子2の長手方向に沿って延
在している。胴壁14は、それぞれ、前記端壁12a,
12bと側壁13a,13bとの双方に連なっている。
胴壁14は、ケース部材4a,4bが互いに取り付けら
れると、他方のケース部材4bの胴壁14と、一対の端
子2が互いに並設する方向に対し交差する方向に沿って
相対向する。
【0045】ケース部材4a,4bが互いに取り付けら
れた状態で、前記端壁12aの内面15aと、端壁12
bと、側壁13a,13bそれぞれの内面16a,16
bと、胴壁14の内面17と、で囲まれた空間20(図
4に示す)は、前記端子2の一端部3aを収容する収容
室をなしている。
【0046】さらに、一対の端壁12a,12bのうち
端子2の中央部よりに位置する端壁12bには、端子2
それぞれを通すことのできる貫通孔18が一対形成され
ている。一対の端壁12a,12bのうち端子2の端面
8に相対する端壁12aには、可溶体5の後述する係止
爪61を外部に露出することのできる貫通孔19が形成
されている。
【0047】また、前記ケース部材4aは、図3ないし
図5に示すように、仕切壁21と、第2仕切壁22と、
第1突起23と、第2突起46と、第1凹部としての孔
62と、第2凹部としての孔63と、係止受け部として
の係止受け凹部64と、を備えている。
【0048】仕切壁21は、前記端面8それぞれと間隔
を存して相対向する端壁12aの内面15aから、端壁
12bに向かって延在している。仕切壁21は、側壁1
3a,13b及び端子2の長手方向に沿って延在してい
る。
【0049】仕切壁21は、前記端子2が互いに並設す
る方向に沿って、端子2相互間の中央即ち一対の端子2
の相互間に設けられている。この仕切壁21によって、
ハウジング4内に形成される収容室20は、前記端子2
のうち一方の一端部3aを収容する第1室24と、前記
他方の一端部3aを収容する第2室25と、に区画され
る。なお、図示例では、第1室24は図中左側に位置
し、第2室25は図中右側に位置する。
【0050】第2仕切壁22は、基端壁33と、水平壁
34と、一対の仕切部35と、を備えている。基端壁3
3は、端壁12bの貫通孔18の縁から端子2の長手方
向に沿って端壁12aの内面15aに向かって延在して
いる。基端壁33は、一対の端子2の内側突出部26の
相互間に配される。基端壁33は、前記凹部28と合致
する凸部36を複数備えている。基端壁33は、一端部
3aが収容室20内に収容された状態の端子2の端面2
7を覆う。
【0051】水平壁34は、前記端壁12bより離れた
側に位置する基端壁33の端部に連なっている。水平壁
34は、一対の端子2が互いに並設する方向に沿って延
在している。水平壁34は、基端壁33の内面15a寄
りの端部から一対の端子2双方に向かって延在してい
る。水平壁34は、前記段差面11に沿って形成されて
いる。水平壁34は、一端部3aが収容室20内に収容
された状態の端子2の段差面11を覆う。
【0052】一対の仕切部35は、水平壁34の一対の
端子2寄りの両端部に連なっている。一対の仕切部35
は、前記水平壁34の両端部から内面15aに向かって
延在している。一対の仕切部35は、端子2の切欠部6
の平坦面10に沿って形成されている。
【0053】一対の仕切部35は、一対の端子2が互い
に並設する方向に沿って互いに並設している。それぞれ
の仕切部35は、前記端子2が互いに並設する方向に沿
って、側壁13a,13bの内面16a,16bそれぞ
れと、仕切壁21との間に設けられている。一対の仕切
部35は、一端部3aが収容室20内に収容された状態
の端子2の平坦面10を覆う。
【0054】第1突起23は、胴壁14の内面17か
ら、他方のケース部材4bの胴壁14に向かって突出し
ている。第1突起23は、取付孔7の内径と略外径が等
しい円柱状に形成されている。第1突起23は一方の側
壁13bの近傍でかつ端壁12b寄りの位置に配されて
いる。第1突起23は、一方の端子2の取付孔7内に嵌
合できるようになっている。
【0055】第2突起46は、胴壁14の内面17から
他方のケース部材4bの胴壁14に向かって突出してい
る。第2突起46は、可溶体5の後述する貫通孔45の
内径と略外径が等しい円柱状に形成されている。
【0056】第2突起46は、他方の側壁13aの近傍
でかつ端壁12a寄りの位置に配されている。第2突起
46は、可溶体5の一対の貫通孔45内一方の貫通孔4
5に嵌合できるようになっている。
【0057】孔62は、胴壁14の内面17から凹に形
成されている。孔62は、胴壁14を貫通している。孔
62は、平面形状が取付孔7と略内径が等しい丸形に形
成されている。孔62は、他方の側壁13aの近傍でか
つ端壁12b寄りの位置に配されている。
【0058】孔62は、ハウジング4内に一対の端子2
を収容すると、前述した軸線Pに関して、前記第1突起
23と対称な位置に配されている。孔62は、他方の端
子2の取付孔7と合致する。
【0059】孔63は、胴壁14の内面17から凹に形
成されている。孔63は、胴壁14を貫通している。孔
63は、平面形状が貫通孔45と略内径が等しい丸形に
形成されている。孔63は、一方の側壁13bの近傍で
かつ端壁12a寄りの位置に配されている。
【0060】孔63は、ハウジング4内に一対の端子2
を収容すると、前述した軸線Pに関して、前記第2突起
46と対称な位置に配されている。孔63は、可溶体5
の一対の貫通孔45内他方の貫通孔45と合致する。
【0061】係止受け凹部64は、ハウジング4の外表
面を構成するケース部材4aの表面から凹に形成されて
いる。係止受け凹部64は、ケース部材4aの表面のう
ち端壁12aの外表面12cから凹に形成されている。
なお、この外表面12cはハウジング4の外表面をなし
ている。
【0062】係止受け凹部64は、一方の貫通孔19と
胴壁14とに亘って形成されている。係止受け凹部64
は、互いに連なる第2幅広部65と第2狭矮部66とを
備えている。第2幅広部65と第2狭矮部66とは、後
述する係止爪61が係止受け凹部64に係止した際に、
ケース部材4a,4bが互いの間に一対の端子2の一端
部3aと可溶体5とを挟み込む方向に沿って、互いに連
なっている。第2幅広部65と第2狭矮部66とはそれ
ぞれ矩形状に形成されている。
【0063】第2幅広部65は胴壁14寄り即ちケース
部材4aの外方向に位置し第2狭矮部66は貫通孔19
寄りに位置している。第2幅広部65は、胴壁14の外
表面にも亘って形成されている。第2幅広部65は第2
狭矮部66より端子2の幅方向即ち胴壁17及ハウジン
グ4の幅方向に沿った幅が広く形成されている。
【0064】第2幅広部65は、係止爪61が後述する
ように係止受け凹部64の底に向かって折り曲げられた
際に、係止爪61の後述する幅広部71が合致する。第
2狭矮部66は、係止爪61が後述するように係止受け
凹部64の底に向かって折り曲げられた際に、係止爪6
1の後述する狭矮部72が合致する。ケース部材4a,
4bが互いに取り付けられた際に、これらケース4a,
4bそれぞれの係止受け凹部64は、前記軸線Pに関し
て対称な位置に配される。
【0065】可溶体5は、図3及び図4に示すように、
前記端子2を相互に接続している。図示例において、可
溶体5と一対の端子2とは、一つの材料に圧延、切削、
プレス加工などが施されて得られる。即ち、可溶体5と
一対の端子2とは、一体に形成されている。
【0066】可溶体5は、断面が矩形状の線状に形成さ
れている。可溶体5は、特に後述する中央部40の幅と
厚さと長さが、所定の電流値を超えた場合に溶断する寸
法に形成されている。
【0067】可溶体5は、端子2の端面8を相互に接続
している。可溶体5は、図3及び図4に示すように、一
対の支持部39と、溶断部としての中央部40と、第2
貫通孔としての一対の貫通孔45と、一対の係止爪61
と、を備えている。
【0068】ぞれぞれの支持部39は、第1延在部41
と、第2延在部42と、を備えている。第1延在部41
は、端面8それぞれから前記端壁12aの内面15aに
向かって即ち前記一対の端子2から離れる方向に延在し
ている。
【0069】第1延在部41は、一端が端面8に連結し
た帯状に形成されている。第1延在部41は、前記端子
2が互いに並設する方向に沿って、前記側壁13a,1
3bの内面16a,16bそれぞれと、仕切部35との
中央に設けられている。第1延在部41は、前記側壁1
3a,13bと基端壁33と仕切部35と仕切壁21
と、に沿っている。
【0070】第2延在部42は、一端が第1延在部41
に連結した帯状に形成されている。第2延在部42は、
それぞれの第1延在部41の前記端面8より離れた端部
41aから、互いに近づく方向に延在している。第2延
在部42は、前記仕切部35の端と端壁12aの内面1
5aとの間に設けられている。第2延在部42は、前記
端壁12aの内面15a及び水平壁34に沿って形成さ
れている。
【0071】中央部40は、一対の端子2が互いに並設
する方向に沿って、これら端子2相互の中央に位置して
いる。中央部40は、一対の第3延在部43と、連結部
44と、を備えている。第3延在部43は、一端が第2
延在部42に連結した帯状に形成されている。第3延在
部43は、第2延在部42それぞれの互いに近接する端
部から、端子2の長手方向に沿ってこれらの端子2に近
づく方向に延在している。
【0072】第3延在部43は、端子2が互いに並設す
る方向に沿って、一対の仕切部35それぞれと仕切壁2
1との中央に設けられている。第3延在部43は、基端
壁33と一対の仕切部35と側壁13a,13bの内面
16a,16bと仕切壁21とに沿っている。
【0073】連結部44は、第3延在部43の端子2に
最も近づいた端部を相互に連結した帯状に形成されてい
る。連結部44は、仕切壁21と水平壁34との間に設
けられている。連結部44は、前記端壁12aの内面1
5aと端壁12b及び水平壁34に沿って形成されてい
る。連結部44は、一対の端子2が互いに並設する方向
に沿ってこれら端子2相互間の中央に位置する。
【0074】可溶体5は、一対の端子2それぞれとの連
結箇所をなす第1延在部41の厚みより端子2相互の中
央に位置する連結部44の厚みが薄く形成されている。
また、可溶体5は、第1延在部41から連結部44即ち
中央部40に向かうにしたがって段階的に厚みが薄くな
るように形成されている。
【0075】前記貫通孔45は、支持部39の第1延在
部41それぞれを貫通している。貫通孔45は、第1延
在部41の前記端面8から離れた端部41aに設けられ
ている。貫通孔45は、その平面形状が丸形に形成され
ている。
【0076】係止爪61は、それぞれの端子2に対応し
て設けられている。係止爪61は、導電性を有する金属
などからなりかつ可溶体5の第1の延在部41と一体に
形成されている。このため、係止爪61は、端子2それ
ぞれと電気的に接続している。係止爪61は、第1延在
部41から貫通孔19を通ってハウジング4即ちケース
部材4aの外方向に向かって突出する。
【0077】係止爪61は、ケース部材4aの外方向に
向かって突出した際に、係止受け凹部64の底に向かっ
て折り曲げられて、係止受け凹部64に係止する。即
ち、係止爪61は、ハウジング4即ちケース部材4aの
外表面12cに係止する。
【0078】係止爪61は、それぞれ、幅広部71と狭
矮部72とを備えている。幅広部71と狭矮部72と
は、係止爪61が係止受け凹部64に係止した際に、ケ
ース部材4a,4bが互いの間に一対の端子2の一端部
3aと可溶体5とを挟み込む方向に沿って、互いに連な
っている。幅広部71と狭矮部72とはそれぞれ矩形状
に形成されている。
【0079】幅広部71は端面8から離れた側に位置し
狭矮部72は端面8寄り即ち可溶体5寄りに位置してい
る。幅広部71は狭矮部72より端子2の幅方向即ち胴
壁17及ハウジング4の幅方向に沿った幅が広く形成さ
れている。
【0080】幅広部71は、係止爪61が係止受け凹部
64の底に向かって折り曲げられた際に、係止受け凹部
64の第2幅広部65内に侵入する。幅広部71は、第
2幅広部65と合致する。狭矮部72は、係止爪61が
係止受け凹部64の底に向かって折り曲げられた際に、
係止受け凹部64の第2狭矮部66内に侵入する。狭矮
部72は、第2狭矮部66と合致する。
【0081】前述した構成の係止爪61は、係止受け凹
部64の底に向かって折り曲げられると、幅広部71と
狭矮部72が第2幅広部65と第2狭矮部66内に侵入
して、係止受け凹部64に係止する。係止爪61は、幅
広部71と狭矮部72がケース部材4aの外表面12c
と略面一となる。
【0082】前述した構成のヒューズ1を組み立てる際
には、まず、一方のケース部材4aの第1突起23を一
方の端子2の取付孔7に通しかつ第2突起46を一方の
貫通孔45内に通して、前記ケース部材4aに端子2及
び可溶体5を取り付ける。このとき、他方の端子2の取
付孔7は孔62と合致し他方の貫通孔45は孔63と合
致している。
【0083】他方のケース部材4bの第1突起23を孔
62と合致した取付孔7内に通しかつ第2突起46を孔
63と合致した他方の貫通孔45内に通して、ケース部
材4a,4bの端壁12a,12b及び側壁13a,1
3bの縁部を互いに重ねる。このとき、一方のケース部
材4aの突起23,46は、他方のケース部材4bの孔
62,63内に侵入する。
【0084】前記孔62,63内に突起23,46をそ
れぞれ溶着して、ケース部材4a,4bを互いに固定す
る。なお、このとき、係止爪61は貫通孔19を通し
て、ハウジング4即ちケース部材4a,4b外に突出し
ている。
【0085】そして、一方の係止爪61を一方のケース
部材4aの係止受け凹部64の底に向かって折り曲げる
とともに、他方の係止爪61を他方のケース部材4bの
係止受け凹部64の底に向かって折り曲げる。ぞれぞれ
の係止爪61を係止受け凹部64に係止させる。係止爪
61を係止受け凹部64に係止させて、可溶体5とケー
ス部材4a,4bそれぞれとを互いに固定する。
【0086】一方の係止爪61を一方のケース部材4a
の係止受け凹部64に係止させ、他方の係止爪61を他
方のケース部材4bの係止受け凹部64に係止させて、
前記突起23,46に沿って、ケース部材4a,4bが
相互にがたつくことなく取り付ける。即ち、ケース部材
4a,4bはが互いの間に一対の端子2の一端部3aと
可溶体5とを挟み込む方向に沿って、相互にがたつくこ
となく取り付けられる。
【0087】前述した構成のヒューズ1は、前記電気接
続箱などに装着される。ヒューズ1は電気接続箱に装着
された際に、前記一方の受け端子などを介して端子2の
うち一方に供給される電力の電流値が、前記所定の電流
値を超えると、可溶体5特に中央部40が溶断して、前
記負荷への電力の供給を停止する。
【0088】本実施形態のヒューズ1によれば、可溶体
5からケース部材4a,4bの外方向に向かって突出し
た一方の係止爪61が一方のケース部材4aの係止受け
部64に係止し、他方の係止爪62が他方のケース部材
4bの係止受け部64に係止している。
【0089】また、係止爪61と係止受け部64とが、
互いに合致する幅広部71,65と狭矮部72,66と
を備え、これら幅広部71,65と狭矮部72,66と
は、ケース部材4a,4bが端子2及び可溶体を互いに
挟み込む方向に沿って、連なっている。なお、幅広部7
1,65は狭矮部72,66よりハウジング4の外方向
に配されている。
【0090】このため、係止爪61が係止受け部64に
係止すると、ケース部材4a,4bが、前記突起23,
46に沿った方向即ち前述した端子2及び可溶体を互い
に挟み込む方向に沿って、相対的に変位することが規制
される。したがって、ケース部材4a,4bが、特に前
述した端子2及び可溶体を互いに挟み込む方向に沿っ
て、互いにがたつくことなく取り付けられる。
【0091】また、係止爪61がケース部材4a,4b
の外方向に突出しかつ、一方の係止爪61が一方の端子
2と電気的に接続し、他方の係止爪61が他方の端子2
と電気的に接続している。このため、係止爪61間の導
通の有無を確認することによって、可溶体5が溶断した
か否かを容易に確認できる。
【0092】さらに、ケース部材4a,4bが互いに取
り付けられると、係止受け凹部64同士と、第1突起2
3同士と、第2突起46同士と、がそれぞれ軸線Pに関
して対称な位置に設けられているので、ケース部材4
a,4bを互いに同形状に形成することができる。した
がって、ヒューズ1を構成する部品の種類を抑制するこ
とができる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明によれば、端子と可溶体とのうち一方から突出した
複数の係止爪がケース部材それぞれの外表面に係止す
る。このため、端子と可溶体とのうち一方と、ケース部
材それぞれとが確実に固定される。したがって、これら
ケース部材を互いにガタつくことなく取り付けることが
できる。
【0094】また、係止爪がケース部材の外方向に突出
しているので、端子それぞれと電気的に接続しかつ導電
性を有する係止爪がヒューズの外表面に露出する。この
ため、係止爪間の導通の有無を確認することによって、
可溶体が溶断したか否かを容易に確認できる。
【0095】請求項2に記載の本発明によれば、ケース
部材が係止受け部を備えているので、係止爪がより確実
にケース部材それぞれの外表面に係止する。このため、
端子2と可溶体とのうち一方と、ケース部材それぞれと
がより確実に固定される。したがって、これらケース部
材を確実に互いにがたつくことなく取り付けることがで
きる。
【0096】請求項3に記載の本発明によれば、係止爪
が係止受け部に係止すると、端子2と可溶体とのうち一
方とケース部材それぞれとが互いの固定されることにく
わえ、複数のケース部材が、互いの間に端子の一端部と
可溶体とを挟み込む方向に沿って、相対的に変位するこ
とが規制される。したがって、ケース部材が互いにより
一層がたつくことなく取り付けることができる。
【0097】請求項4に記載の本発明によれば、狭矮部
が幅広部より一対の端子と可溶体との一方寄りに配さ
れ、第2幅広部が第2狭矮部よりケース部材の外方に配
されている。このため、係止爪が係止受け部に係止する
と、複数のケース部材が、互いの間に端子の一端部と可
溶体とを挟み込む方向に沿って、相対的に変位すること
がより確実に規制される。したがって、ケース部材が互
いにより一層がたつくことなく取り付けることができ
る。
【0098】請求項5に記載の本発明によれば、係止受
け部が軸線に関して対称な位置に設けられているので、
複数のケース部材を互いに同形状に形成することができ
る。このため、ケース部材を互いにがたつくことなく取
り付けることができかつ可溶体が溶断したか否かを容易
に確認できることにくわえ、ヒューズを構成する部品の
種類を抑制できる。
【0099】請求項6に記載の本発明によれば、複数の
ケース部材のうち一つのケース部材の第1突起を一方の
端子の第1貫通孔に嵌合させた後他の一つのケース部材
の第1凹部内に侵入させる。前記一つのケース部材の第
2突起を一方の第2貫通孔に嵌合させた後前記他の一つ
のケース部材の第2凹部内に侵入させて、ケース部材を
互いに取り付けることができる。端子及び可溶体とケー
ス部材それぞれとを互いに取り付けることができる。
【0100】このため、端子2及び可溶体と、ケース部
材それぞれとがより一層確実に固定される。したがっ
て、これらケース部材をより一層確実に互いにガタつく
ことなく取り付けることができる。
【0101】請求項7に記載の本発明によれば、第1貫
通孔同士と第2貫通孔同士が、それぞれ軸線に関して対
称な位置に設けられているので、複数のケース部材を互
いに同形状に形成することができる。このため、ケース
部材を互いにがたつくことなく取り付けることができか
つ可溶体が溶断したか否かを容易に確認できることにく
わえ、ヒューズを構成する部品の種類を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るヒューズを示す斜視
図である。
【図2】図1中の矢印II方向からみた図である。
【図3】図1に示されたヒューズを分解して示す斜視図
である。
【図4】図1中のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図1に示されたヒューズのケース部材を示す図
である。
【図6】図5中の矢印VI方向からみた図である。
【図7】従来のヒューズを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ヒューズ 2 端子 3a 一端部 4a,4b ケース部材 5 可溶体 7 取付孔(第1貫通孔) 12c 外表面 23 第1突起 45 貫通孔(第2貫通孔) 46 第2突起 61 係止爪 62 孔(第1凹部) 63 孔(第2凹部) 64 係止受け凹部(係止受け部) 65 第2幅広部 66 第2狭矮部 71 幅広部 72 狭矮部 P 軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 考浩 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 Fターム(参考) 5G502 AA01 AA20 BA05 BC10 BD06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに並設された一対の端子と、 前記一対の端子を互いに接続する可溶体と、 互いに取り付けられて前記一対の端子の一端部と前記可
    溶体とを互いの間に挟み込んで収容する複数のケース部
    材と、 導電性を有しかつ前記一対の端子ぞれぞれと電気的に接
    続した複数の係止爪と、を備え、 前記複数の係止爪は、前記複数のケース部材それぞれに
    対応して設けられかつ前記一対の端子と前記可溶体との
    うち一方から前記ケース部材の外方に突出するとともに
    前記ケースそれぞれの外表面に係止することを特徴とす
    るヒューズ。
  2. 【請求項2】 前記複数のケース部材は、それぞれ、前
    記係止爪が係止可能な係止受け部を備えたことを特徴と
    する請求項1記載のヒューズ。
  3. 【請求項3】 前記係止爪は、幅広部と、この幅広部よ
    り幅が狭い狭矮部と、を備え、前記ケース部材の外表面
    に係止した際に前記狭矮部と前記幅広部とは、前記ケー
    ス部材が端子と可溶体とを互いに挟み込む方向に沿って
    連なっているとともに、 前記係止受け部は、前記ケース部材それぞれの外表面か
    ら凹に形成されかつ前記幅広部と合致する第2幅広部と
    前記狭矮部と合致する第2狭矮部と、を備え、前記第2
    狭矮部と前記第2幅広部とは前記ケース部材が端子と可
    溶体とを互いに挟み込む方向に沿って連なっていること
    を特徴とする請求項2記載のヒューズ。
  4. 【請求項4】 前記狭矮部が前記幅広部より前記一対の
    端子と可溶体とのうちの一方寄りに配されているととも
    に、 前記第2幅広部が前記第2狭矮部より前記ケース部材の
    外方向に配されていることを特徴とする請求項3記載の
    ヒューズ。
  5. 【請求項5】 前記一対の端子それぞれが板状に形成さ
    れているとともに、 前記係止受け部は、前記一対の端子相互の中央に位置し
    かつ前記端子の長手方向に沿って延在した軸線に関して
    対称な位置に配されていることを特徴とする請求項2な
    いし請求項4のうちいずれか一項に記載のヒューズ。
  6. 【請求項6】 前記一対の端子はそれぞれ第1貫通孔を
    備えており、 前記可溶体は一対の第2貫通孔を備えており、 前記ケース部材は、それぞれ、前記一対の端子のうち一
    方の端子の第1貫通孔に嵌合する第1突起と、前記第2
    貫通孔のうち一方に嵌合する第2突起と、前記他方の端
    子の第1貫通孔と合致する第1凹部と、前記他方の第2
    貫通孔と合致する第2凹部とを備えたことを特徴とする
    請求項1ないし請求項5のうちいずれか一項に記載のヒ
    ューズ。
  7. 【請求項7】 前記第1の貫通孔同士と第2貫通孔同士
    とは、それぞれ、前記一対の端子相互の中央に位置しか
    つ前記端子の長手方向に沿って延在した軸線に関して互
    いに対称な位置に配されていることを特徴とする請求項
    6記載のヒューズ。
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