JP2001282584A - 実行履歴情報処理方法及び実行履歴情報処理システム - Google Patents

実行履歴情報処理方法及び実行履歴情報処理システム

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JP2001282584A
JP2001282584A JP2000095969A JP2000095969A JP2001282584A JP 2001282584 A JP2001282584 A JP 2001282584A JP 2000095969 A JP2000095969 A JP 2000095969A JP 2000095969 A JP2000095969 A JP 2000095969A JP 2001282584 A JP2001282584 A JP 2001282584A
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Toru Nakae
徹 中江
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力データ及び状態コードを含んだコンピュ
ータプログラムの実行履歴に関する情報を収集する手間
を削減した実行履歴情報処理方法及び実行履歴情報処理
システムを提供する。 【構成】 レコード番号、プログラムコード、実行履歴
の種類を表すLOG−ID、プログラムの状態を表す状
態コード、並びにプログラムの入力データ、出力デー
タ、及び出力メッセージを含むデータ情報夫々を1レコ
ードのフィールドとし、コンピュータ1の記憶装置13
に格納されているデータベースDBに登録する。問い合
わせ装置2からの問い合わせにより、データベースDB
から問い合わせ対象のプログラムに関するレコードを検
索し、検索結果を問い合わせ装置2に表示し、プリンタ
3によって印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータプロ
グラムの実行履歴に関する情報をコンピュータで処理す
る実行履歴情報処理方法、及びその実施に使用する実行
履歴情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータプログラム(以下、プログ
ラムという)の実行履歴を確認するためには、プログラ
ム及びオペレーティングシステムによって出力された実
行履歴に関する情報の内、目的のプログラムに関する情
報を収集する必要がある。そこで、特開平5−1083
12号公報には、複数のプログラムを予めグループ分け
しておき、各グループ毎に、プログラムによって出力さ
れた出力データ等のデータ情報を記憶しておき、実行履
歴の問い合わせを受け付けたときに、問い合わせの対象
のプログラムが含まれるグループのデータ情報を表示
し、印刷することにより、目的とするプログラムが出力
したデータ情報をユーザが手作業で収集する必要がない
実行履歴情報処理システムが開示されている。
【0003】この実行履歴情報処理システムは、複数の
プログラムが実行されるコンピュータと、このコンピュ
ータに接続され、実行履歴の問い合わせ並びに結果の表
示及び印刷を行うための問い合わせ装置とを備えてい
る。一部のプログラムは、処理結果のデータとは別に、
処理の進行状況を表すメッセージを出力するようになっ
ている。コンピュータの記憶装置内には、プログラムに
よって出力されたデータ及びメッセージ等のデータ情報
がグループ別に格納されるグループ別データ情報記憶部
と、プログラムのグループ分けに関するプログラムグル
ープ情報が予め記憶されているプログラムグループ情報
記憶部とが備えられており、ユーザが問い合わせ装置を
操作することによって、実行履歴の問い合わせを行った
ときに、コンピュータがプログラムグループ情報記憶部
から問い合わせの対象のプログラムが含まれるグループ
を検索し、このグループに関するグループ別データ情報
記憶部の内容を表すデータを問い合わせ装置へ転送し、
問い合わせ装置に備えられたCRT等の表示装置に表示
し、同じく問い合わせ装置に備えられたプリンタによっ
て印刷するようになっている。
【0004】プログラムは他のプログラムと連動してい
ることが多く、目的とするプログラムの実行履歴を調べ
るためには、このプログラムに強く関連しているプログ
ラムに関する実行履歴の情報もあわせて参照する必要が
あることが多い。従って、強く関連しているプログラム
毎にグループ分けし、目的のプログラムが含まれるグル
ープのデータ情報だけを出力することによって、必要な
データ情報だけを自動的に収集することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の如き
従来の実行履歴情報処理システムにおいては、グループ
毎に記憶するデータ情報に、グループに含まれるプログ
ラムの処理結果の出力データ又は前記グループに含まれ
るプログラムの処理の進行状況を表すメッセージ等しか
含まれていなかった。ユーザはこのような出力データ及
びメッセージの他に、プログラムに入力された入力デー
タを合わせて参照することにより、入力データから出力
データまでの処理の流れを確認することができ、また、
プログラムの動作が正常であるか否かを表す状態情報を
合わせて参照することにより、異常が発生した処理を確
認することができる。しかし、これらの入力データ及び
状態情報は、問い合わせに対して出力される情報に含ま
れておらず、ユーザが手作業で入力データ及び状態情報
の収集を行う必要があり、収集作業に多くの手間及び時
間を要するという問題があった。
【0006】また、予め、強く関連するプログラム毎に
グループ分けしておく必要があった。グループ分けする
ためには、プログラムとプログラムとの関連性を調べる
ことが必要であり、このプログラムとプログラムとの関
連性を調べる作業には多くの手間を必要とするという問
題があった。
【0007】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、プログラムに入力された入力データ又は前記プ
ログラムが出力した出力データを表すデータ情報、並び
に該データ情報に係るプログラムの状態が異常であるか
否かを表す状態情報を、前記プログラムを特定する特定
情報に関連付けて記憶しておき、実行履歴の問い合わせ
対象のプログラムを特定する特定情報の入力を受け付け
たときに、入力された特定情報に関連付けられたデータ
情報及び状態情報を、記憶してあるデータ情報及び状態
情報の中から検索することによって、問い合わせ対象の
プログラムのデータ情報及び状態情報を自動的に収集す
ることができ、入力データが含まれたデータ情報及び状
態情報をユーザが参照することにより、プログラムの入
力データから出力データまでの処理の流れを把握するこ
とができ、異常が発生した処理を容易に確認することが
できる実行履歴情報処理方法及びその実施に使用する実
行履歴情報処理システムを提供することを目的とする。
【0008】また、本発明の他の目的は、プログラムを
特定する特定情報を、データ情報及び状態情報に関連付
けて記憶しておき、問い合わせ対象のプログラムを特定
する特定情報の入力を受け付けたときに、入力を受け付
けた特定情報に関連付けられたデータ情報及び状態情報
を、記憶してあるデータ情報及び状態情報から検索する
ことによって、ユーザが予めプログラムをグループ分け
し、このグループ毎に情報を分類して記憶しておかなく
ても、ユーザが目的のプログラムの特定情報を入力して
問い合わせを行うだけで、目的のプログラムの実行履歴
に関する情報だけを自動的に収集することができる実行
履歴情報処理方法及び実行履歴情報処理システムを提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る実行履歴
情報処理方法は、コンピュータプログラムの実行履歴に
関する情報を、前記コンピュータプログラムを特定する
特定情報に関連付けて複数記憶しておき、実行履歴の問
い合わせ対象のコンピュータプログラムを特定する特定
情報の入力を受け付け、受け付けた特定情報に関連付け
られた実行履歴に関する情報を、記憶してある複数の実
行履歴に関する情報から検索する実行履歴情報処理方法
において、前記実行履歴に関する情報は、前記コンピュ
ータプログラムの入力データ又は出力データを表すデー
タ情報と、該データ情報に係るコンピュータプログラム
の状態が異常であるか否かを表す状態情報とを含んでい
ることを特徴とする。
【0010】第2発明に係る実行履歴情報処理システム
は、コンピュータプログラムの入力データ又は出力デー
タを表すデータ情報、及び該データ情報に係るコンピュ
ータプログラムの状態が異常であるか否かを表す状態情
報を、前記コンピュータプログラムを特定する特定情報
に関連付けて記憶装置に複数記憶してあるコンピュータ
と、実行履歴の問い合わせ対象のコンピュータプログラ
ムを特定する特定情報の入力を受け付ける問い合わせ装
置とを備える実行履歴情報処理システムであって、前記
問い合わせ装置は、入力を受け付けた特定情報を含む信
号を送信する送信手段を有し、前記コンピュータは、前
記送信手段によって送信された信号を受信する受信手段
と、該受信手段によって受信した信号に含まれる特定情
報に関連付けられたデータ情報及び状態情報を、前記記
憶装置に記憶してあるデータ情報及び状態情報から検索
する検索手段とを有することを特徴とする。
【0011】本発明に係る実行履歴情報処理方法及び実
行履歴情報処理システムによる場合は、コンピュータプ
ログラムの入力データ又は出力データを表すデータ情
報、及び該データ情報に係るコンピュータプログラムの
状態が異常であるか否かを表す状態情報を、前記コンピ
ュータプログラムを特定する特定情報に関連付けて記憶
しておき、実行履歴の問い合わせ対象のコンピュータプ
ログラムを特定する特定情報の入力を受け付けたとき
に、入力された特定情報に関連付けられたデータ情報及
び状態情報を、記憶してあるデータ情報及び状態情報の
中から検索することによって、問い合わせ対象のコンピ
ュータプログラムのデータ情報及び状態情報を自動的に
収集することができ、入力データが含まれたデータ情報
及び状態情報をユーザが参照することにより、問い合わ
せ対象のコンピュータプログラムの入力データから出力
データまでの処理の流れを把握することができ、異常が
発生した処理を容易に特定することができる。また、ユ
ーザが入力データ及び状態情報等の情報の収集を手作業
で行う必要がなく、容易に問い合わせの対象のコンピュ
ータプログラムの実行履歴を確認することができる。
【0012】また、コンピュータプログラムを特定する
特定情報を、データ情報及び状態情報に関連付けて記憶
しておき、問い合わせ対象のコンピュータプログラムを
特定する特定情報の入力を受け付けたときに、入力を受
け付けた特定情報に関連付けられたデータ情報及び状態
情報を、記憶してあるデータ情報及び状態情報から検索
することによって、ユーザが予めコンピュータプログラ
ムをグループ分けし、このグループ毎に情報を分類して
記憶しておかなくても、ユーザが目的のコンピュータプ
ログラムの特定情報を入力して問い合わせを行うだけ
で、目的のコンピュータプログラムの実行履歴に関する
情報だけを自動的に収集することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る実行
履歴情報処理システムの実施の形態の要部の構成を示す
ブロック図である。
【0014】図において、1はコンピュータである。コ
ンピュータ1は、データ通信回線DL1を介して問い合
わせ装置2に接続されており、データ通信回線DL2を
介してプリンタ3に接続されている。またコンピュータ
1は、CPU11、RAM12、ハードディスクによっ
て構成される記憶装置13、データ通信回線DL1に接
続される通信回路14、及びデータ通信回線DL2に接
続される通信回路15を備えており、複数のコンピュー
タプログラム(以下、プログラムという)を実行するよ
うになっている。
【0015】記憶装置13には、システムログファイル
SLFが格納されている。システムログファイルSLF
には、プログラムの動作状況及び実行履歴に関する情
報、コンピュータ1を構成する各装置の動作状況、及び
プログラム、データ、RAM12等の作業領域、各装置
等の資源の使用状況等を、オペレーティングシステム及
び以下に説明するシステムログ記録プログラム等によっ
て記録するようになっている。
【0016】各々のシステムログファイルSLFに実行
履歴を記録する対象のプログラムは、データの入力を受
け付けたとき、処理結果としてデータを出力したとき、
又は所定の処理を行ったときに、入力データ、出力デー
タ、又は所定の処理を行ったことを表すメッセージを、
プログラムの名前を表すプログラムコード、実行履歴の
種類を表すLOG−ID、及びプログラムの動作状態を
表す状態コードとともにシステムログ記録プログラムへ
出力するようになっている。以下、前記入力データ、出
力データ、及びメッセージのことをデータ情報という。
そして、システムログ記録プログラムは、プログラムの
実行履歴に関する情報、即ちプログラムコード、LOG
−ID、状態コード、及びデータ情報の入力を受け付
け、これらを記録日時とともにシステムログファイルS
LFに記録する。
【0017】本実施の形態では、説明を簡単にするため
に、プログラムコードが“KAL710”,“KAL3
61”の2種類のプログラムについての実行履歴を処理
することとし、LOG−IDの一例として、プログラム
が出力するデータ情報が入力データ又は出力データの場
合のLOG−IDを“APDSP”とし、プログラムが
出力するデータ情報がメッセージの場合のLOG−ID
を“APMSG”としている。また、状態コードの一桁
目が“N”の場合にはプログラムの処理が正常であるこ
とを表し、“A”の場合にはプログラムの処理が異常で
あることを表し、プログラムが出力するデータ情報が入
力データ又は出力データの場合には、状態コードの2〜
5桁目を“0300”とし、プログラムが出力するデー
タ情報がメッセージの場合には、状態コードの2〜5桁
目を“0399”とすることとしている。なお、プログ
ラムコード、LOG−ID、状態コードが、これらに限
るものでないことはいうまでもない。
【0018】例えば、KAL710というプログラムコ
ードのプログラムが、データの入力を受け付けたとき、
このプログラムは、プログラムコード“KAL71
0”、LOG−ID“APDSP”、状態コード“N0
300”、及び入力データをシステムログ記録プログラ
ムへ出力する。システムログ記録プログラムは、これら
のデータの入力を受け付け、オペレーティングシステム
に日時を問い合わせ、この日時、及びこれらのデータを
システムログファイルSLFに記録する。
【0019】図2は、システムログ記録プログラムの処
理手順を示すフローチャートである。システムログ記録
プログラムでは、まずシステムログファイルSLFを開
き(ステップ1)、プログラムコード、LOG−ID、
状態コード、データ情報の入力を受け付ける(ステップ
2)。次にオペレーティングシステム(OS)に日時を
問い合わせ(ステップ3)、この日時を記録日時とし
て、入力を受け付けたプログラムコード、LOG−I
D、状態コード、及びデータ情報とともにシステムログ
ファイルSLFに書き込む(ステップ4)。そして、ス
テップ2へ戻り、次の入力を待機する。
【0020】また、記憶装置13には、プログラムの実
行履歴に関する情報のデータベースDBが格納されてい
る。図3は、データベースDBの内容を示す図表であ
る。データベースDBの1レコードは、第1〜第6フィ
ールドF1〜F6からなっており、レコード番号、登録
日時、プログラムコード、LOG−ID、状態コード、
並びにデータ情報を第1〜第6フィールドF1〜F6に
各別に登録するようになっている。
【0021】コンピュータ1では、データベースDBへ
のデータの登録を行うデータベース登録プログラムが、
システムログ記録プログラムと同時に実行されている。
データベース登録プログラムは、システムログ記録プロ
グラムがシステムログファイルSLFへデータを記録し
たときに、記録されたデータを新たなレコード番号に対
応付けてデータベースDBに登録する。
【0022】図4は、データベース登録プログラムの処
理手順を示すフローチャートである。まず、レコード番
号Nを0とする(ステップ11)。次に、システムログ
記録プログラムを監視し(ステップ12)、システムロ
グ記録プログラムが新たなデータをシステムログファイ
ルSLFへ記録したとき、レコード番号Nをインクリメ
ントし(ステップ13)、システムログファイルSLF
を参照し(ステップ14)、システムログファイルSL
Fに記録された新たなデータを読み出す(ステップ1
5)。そして、データベースDBの新たなレコードに、
レコード番号N及び読み出したデータを登録し(ステッ
プ16)、ステップ12へ戻り、システムログ記録プロ
グラムが次のデータをシステムログファイルSLFへ記
録するまで待機する。
【0023】また、データベースDBは、データの登録
時に定期的にチェックポイントを記録し、プログラムに
障害が発生し、プログラムが異常終了した場合等に、デ
ータベースDBの内容をチェックポイント記録時の状態
に戻し、障害の発生を最小限に抑えるようになってい
る。つまり、プログラムが異常終了した場合、直前のチ
ェックポイント以降に登録されたデータは削除されるよ
うになっている。
【0024】例えば、以下に、プログラムKAL710
がデータを出力し、この後のデータベースDBへの登録
時にチェックポイントが記録され、この後、プログラム
KAL361がメッセージを出力し、更に、プログラム
KAL710が、実装されていないRAM12の領域に
アクセスしようとして異常終了したときの処理の流れを
説明する。
【0025】まず、プログラムKAL710は、プログ
ラムコード“KAL710”、LOG−ID“APDS
P”、状態コード“N0300”、及び出力データをシ
ステムログ記録プログラムへ出力する。システムログ記
録プログラムは、これらのデータの入力を受け付け、オ
ペレーティングシステムに日時を問い合わせ、この日
時、及びこれらのデータをシステムログファイルSLF
に記録する。
【0026】データベース登録プログラムは、システム
ログファイルSLFを参照し、記録されたプログラムコ
ード“KAL710”、LOG−ID“APDSP”、
状態コード“N0300”、及び出力データを新たなレ
コード番号N1とともにデータベースDBへ登録する。
そして、チェックポイントを記録する。
【0027】次に、プログラムKAL361は、プログ
ラムコード“KAL361”、LOG−ID“APMS
G”、状態コード“N0399”、及び出力メッセージ
をシステムログ記録プログラムへ出力する。システムロ
グ記録プログラムは、これらのデータの入力を受け付
け、オペレーティングシステムに日時を問い合わせ、こ
の日時、及びこれらのデータをシステムログファイルS
LFに記録する。
【0028】データベース登録プログラムは、システム
ログファイルSLFを参照し、記録されたプログラムコ
ード“KAL361”、LOG−ID“APMSG”、
状態コード“N0399”、及び出力メッセージを新た
なレコード番号N1+1とともにデータベースDBへ登
録する。
【0029】プログラムKAL710が異常終了し、デ
ータベースDBからレコード番号N1+1が含まれるレ
コードが削除され、チェックポイントが記録された状態
に戻される。このため、データベースDBには、レコー
ド番号N1+1のレコードが含まれないが、データベー
スDBに登録する情報を予めシステムログファイルSL
Fに記録するようになっているため、データベースDB
から削除された情報はシステムログファイルSLFに残
っており、ユーザはプログラムが異常終了した直前の実
行履歴に関する情報もシステムログファイルSLFを調
べることによって取得することができる。
【0030】ユーザは問い合わせ装置2を操作すること
によって、このようにデータベースDBに登録されたデ
ータを問い合わせ装置2に備えられたCRT等の表示装
置に表示し、プリンタ3によって印刷することができ
る。ユーザは問い合わせ装置2に備えられたキーボード
を操作することによってプログラムの実行履歴の情報の
問い合わせを行う。データ通信回線DL1によって、問
い合わせに関する情報がコンピュータ1へ送信され、コ
ンピュータ1はこれを受け付けて、データベースDBか
ら問い合わせ対象のレコード番号及びプログラムに関す
るレコードを検索し、検索結果を問い合わせ装置2及び
プリンタ3へ送信する。検索結果を受け付けた問い合わ
せ装置2は、この検索結果を所定のフォーマットにて表
示装置に表示し、同様に検索結果を受け付けたプリンタ
3は、この検索結果を所定のフォーマットにて印刷す
る。
【0031】図5は、問い合わせ装置2の実行履歴の問
い合わせを受け付けるための画面を示す模式図である。
図に示すように、実行履歴の問い合わせを受け付けるた
めの画面では、データベースDBのデータの検索条件と
して、レコード番号とプログラムコードとを指定できる
ようになっている。レコード番号は、出力範囲の開始レ
コードと終了レコードとを指定できるようになってお
り、プログラムコードは、3つ迄指定できるようになっ
ている。また、プログラムコードは、ワイルドカード文
字“*”を使用することによって、異なる文字を含む複
数のプログラムコードが指定できるようになっている。
例えば、“KAL***”と入力することによって、
“KAL”で始まる6文字の任意のプログラムコードを
指定できる。
【0032】図6は、実行履歴の問い合わせの処理手順
を示すフローチャートである。問い合わせ装置2は、ユ
ーザからの実行履歴の問い合わせを受け付け(ステップ
21)、受け付けたレコード番号及びプログラムコード
を表すデータをコンピュータ1へ送信する(ステップ2
2)。
【0033】コンピュータ1は、問い合わせ装置2から
送信されたデータを受信し(ステップ31)、このデー
タによって表されるレコード番号及びプログラムコード
を含むレコードをデータベースDBから検索する(ステ
ップ32)。そして、検索したレコードのデータを問い
合わせ装置2へ送信し(ステップ33)、検索したレコ
ードを所定のフォーマットにて印刷するための印刷指示
をプリンタ3へ送信する(ステップ34)。これを受信
したプリンタ3は、印刷指示に従って印刷を行う。
【0034】問い合わせ装置2は、コンピュータ1から
送信されたデータを受信し(ステップ23)、受信した
データの内容を所定のフォーマットにて画面に表示する
(ステップ24)。
【0035】なお、データ通信回線DL2によってコン
ピュータ1に接続されたプリンタ3によって、実行履歴
に関する情報を印刷する構成としたが、問い合わせ装置
2に接続されたプリンタによって印刷を行う構成として
もよく、プリンタを備えず、印刷を行わない構成として
もよい。
【0036】このようにして、問い合わせ装置2及びプ
リンタ3によって表示及び印刷されたレコードには、プ
ログラムが出力した出力データだけでなく、プログラム
に入力された入力データも含んだデータ情報が含まれて
おり、また、プログラムの動作状態を表す状態コードも
含まれているため、ユーザが入力データ及び状態コード
等の収集を手作業で行う必要がなく、容易に問い合わせ
の対象のプログラムの実行履歴を確認することが可能と
なる。
【0037】また、実行履歴の問い合わせを受け付ける
ための画面で、実行履歴の問い合わせ対象のレコード番
号及びプログラムコードを指定し、この指定に合致する
レコードをデータベースDBから検索するため、ユーザ
が予めプログラムをグループ分けする必要がない。
【0038】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明に係る実行履
歴情報処理方法及び実行履歴情報処理システムによる場
合は、コンピュータプログラムの入力データ又は出力デ
ータを表すデータ情報、及び該データ情報に係るコンピ
ュータプログラムの状態が異常であるか否かを表す状態
情報を、前記コンピュータプログラムを特定する特定情
報に関連付けて記憶しておき、実行履歴の問い合わせ対
象のコンピュータプログラムを特定する特定情報の入力
を受け付けたときに、入力された特定情報に関連付けら
れたデータ情報及び状態情報を、記憶してあるデータ情
報及び状態情報の中から検索することによって、問い合
わせ対象のコンピュータプログラムのデータ情報及び状
態情報を自動的に収集することができ、入力データが含
まれたデータ情報及び状態情報をユーザが参照すること
により、問い合わせ対象のコンピュータプログラムの入
力データから出力データまでの処理の流れを把握するこ
とが可能となり、異常が発生した処理を容易に特定する
ことが可能となる。また、ユーザが入力データ及び状態
情報等の情報の収集を手作業で行う必要がなく、容易に
問い合わせの対象のコンピュータプログラムの実行履歴
を確認することが可能となる。
【0039】また、コンピュータプログラムを特定する
特定情報を、データ情報及び状態情報に関連付けて記憶
しておき、問い合わせ対象のコンピュータプログラムを
特定する特定情報の入力を受け付けたときに、入力を受
け付けた特定情報に関連付けられたデータ情報及び状態
情報を、記憶してあるデータ情報及び状態情報から検索
することによって、ユーザが予めコンピュータプログラ
ムをグループ分けし、このグループ毎に情報を分類して
記憶しておかなくても、ユーザが目的のコンピュータプ
ログラムの特定情報を入力して問い合わせを行うだけ
で、目的のコンピュータプログラムの実行履歴に関する
情報だけを自動的に収集することが可能となる等本発明
は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実行履歴情報処理システムの実施
の形態の要部の構成を示すブロック図である。
【図2】システムログ記録プログラムの処理手順を示す
フローチャートである。
【図3】データベースの内容を示す図表である。
【図4】データベース登録プログラムの処理手順を示す
フローチャートである。
【図5】問い合わせ装置の実行履歴の問い合わせを受け
付けるための画面を示す模式図である。
【図6】実行履歴の問い合わせの処理手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 コンピュータ 11 CPU 12 RAM 13 記憶装置 14,15 通信回路 2 問い合わせ装置 3 プリンタ DL1,DL2 データ通信回線 DB データベース SLF システムログファイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータプログラムの実行履歴に関
    する情報を、前記コンピュータプログラムを特定する特
    定情報に関連付けて複数記憶しておき、実行履歴の問い
    合わせ対象のコンピュータプログラムを特定する特定情
    報の入力を受け付け、受け付けた特定情報に関連付けら
    れた実行履歴に関する情報を、記憶してある複数の実行
    履歴に関する情報から検索する実行履歴情報処理方法に
    おいて、 前記実行履歴に関する情報は、前記コンピュータプログ
    ラムの入力データ又は出力データを表すデータ情報と、
    該データ情報に係るコンピュータプログラムの状態が異
    常であるか否かを表す状態情報とを含んでいることを特
    徴とする実行履歴情報処理方法。
  2. 【請求項2】 コンピュータプログラムの入力データ又
    は出力データを表すデータ情報、及び該データ情報に係
    るコンピュータプログラムの状態が異常であるか否かを
    表す状態情報を、前記コンピュータプログラムを特定す
    る特定情報に関連付けて記憶装置に複数記憶してあるコ
    ンピュータと、実行履歴の問い合わせ対象のコンピュー
    タプログラムを特定する特定情報の入力を受け付ける問
    い合わせ装置とを備える実行履歴情報処理システムであ
    って、 前記問い合わせ装置は、入力を受け付けた特定情報を含
    む信号を送信する送信手段を有し、前記コンピュータ
    は、前記送信手段によって送信された信号を受信する受
    信手段と、該受信手段によって受信した信号に含まれる
    特定情報に関連付けられたデータ情報及び状態情報を、
    前記記憶装置に記憶してあるデータ情報及び状態情報か
    ら検索する検索手段とを有することを特徴とする実行履
    歴情報処理システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009104274A1 (ja) * 2008-02-22 2009-08-27 富士通株式会社 情報処理装置、プロセス検証支援方法およびプロセス検証支援プログラム

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