JP2004295486A - トラブル対応方法、プログラム及び装置 - Google Patents

トラブル対応方法、プログラム及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ端末から受信したエラー情報に基づき事例情報の絞込みと対応情報の通知を人為作業を必要とすることなく可能とする。
【解決手段】事例検索部24は、エラーを起した端末からのエラー情報を受信し、エラー情報、エラー発生環境条件及びエラー対応情報を含む事例情報を格納したエラー事例情報データベース22から同じエラー情報をもつ事例情報を検索する。端末情報収集部26は検索された事例情報のエラー発生環境条件に対応した端末環境条件を収集する。エラー対応部28は収集された端末環境条件と事例情報のエラー発生環境条件とを比較して、同じ環境条件である場合に、事例情報の対応情報を端末に送信する。確認部30は、対応情報に従った端末の動作結果を受信してエラー解消を確認する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザ端末となるコンピュータ等で発生したエラーをサポートするトラブル対応方法、プログラム及び装置に関し、特に、サポート担当のマニュアル対応を必要とすることなく対応可能なトラブル対応方法、プログラム及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、パーソナルコンピュータやサーバ等のユーザ端末でエラーが発生した場合、サポート担当者は利用者からの電話により、現在の症状やパソコンにインストールされているソフトウェアの情報などを聞くことで、エラーの解決策を試案して回答している。
【0003】
即ち、サポートセンターのデータベースには、過去のエラー事例が多数保存されており、サポート担当者は利用者からの電話によりパソコンのソフトウェアやハードウェアの環境を聞き出し、多数のエラー事例の中から該当する解決方法を探しだして回答している。
【0004】
しかしながら、パソコンに不慣れな利用者から、パソコンの環境を聞き出すことは容易ではなく、該当するエラー事例の絞り込みに多くの時間を要している。
【0005】
このような問題に関し、従来、各マシンの資源管理情報であるインベントリ情報を、ネットワークを介して取得して管理することで、ユーザが各々のマシンの資源管理情報を管理する必要をなくす方法が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−123396号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ユーザのインベントリ情報の取得によりパソコン環境がわかっても、ユーザ端末で発生したエラーを解決するためには、サポート要員はサポートセンターのデータベースに蓄積された多くの過去のエラー事例から人為作業によって該当する解決方法を探しださなくてはならず、ユーザに対する迅速で適確な回答を阻害する原因となっている。
【0008】
本発明は、エラーを起したユーザ端末から受信したエラー情報に基づき事例情報の絞込みと対応情報の通知を人為作業を必要とすることなく処理可能としたトラブル対応方法、プログラム及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。
【0010】
本発明はトラブル対応方法を提供する。このトラブル対応方法は、
エラーを起した端末からのエラー情報を受信し、エラー情報、エラー発生環境条件及びエラー対応情報を含む事例情報を格納したデータベースから同じエラー情報をもつ事例情報を検索する事例検索ステップと、
検索された事例情報のエラー発生環境条件に対応した端末環境条件を収集する端末情報収集ステップと、
収集された端末環境条件と事例情報のエラー発生環境条件とを比較して同じ環境条件がある場合に、事例情報の対応情報を端末に送信するエラー対応ステップと、
対応情報に従った端末の動作結果を受信してエラー解消を確認する確認ステップと、
を備えたことを特徴とする。
【0011】
このため本発明によれば、エラーを起した端末から受信したエラー情報により事例情報のデータベースを検索して事例情報を絞り込み、更に端末からのソフトウェア上及びハードウェア上の環境条件をネットワークを介して取得し、事例情報のエラー発生環境条件と比較して同じ環境条件にあれば、事例情報の中の対応情報をユーザ端末に通知して動作させることで、効率良くエラーを解消できる。
【0012】
この場合、利用者は、エラー発生時のエラー情報をサポート側のサーバへ伝えるだけで良く、細々とした端末の設定内容を調べたりする必要がなくなる。またサポート担当者は、対応方法を絞り込むためにユーザから端末の環境条件を知るために事項を1つ1つ確認する必要がなくなり、即座に対応情報の絞込みが行うことが可能となる。
【0013】
ここで確認ステップは、エラー解消を確認した場合は処理を終了し、エラーが解消されなかった場合は事例検索ステップからの処理を繰り返す。また事例情報のエラー発生環境条件は、ソフトウェア、OS、サービスパック、モジュール、ドライバの情報を含む。
【0014】
更に、事例検索ステップは、端末のエラー情報としてエラーログを受信し、エラーログは、少なくとも使用ソフト名、エラーコード及びエラー現象を含む。事例検索ステップは、エラー情報に対応して検索した全ての事例情報の対応方法によってもエラーが解消されない場合は、サポート要員の派遣又は端末の修理出しを通知する。
【0015】
本発明は、トラブル対応のサーバを構築するコンピュータに、
エラーを起した端末からのエラー情報を受信し、エラー情報、エラー発生環境条件及びエラー対応情報含む事例情報を格納したデータベースから同じエラー情報をもつ事例情報を検索する事例検索ステップと、
検索された事例情報のエラー発生環境条件に対応した端末環境条件を収集する端末情報収集ステップと、
収集された端末環境条件と事例情報のエラー発生環境条件とを比較して同じ環境条件がある場合に、事例情報の対応情報を端末に送信するエラー対応ステップと、
対応情報に従った端末の動作結果を受信してエラー解消を確認する確認ステップと、
を実行させることを特徴とする。
【0016】
本発明は、トラブル対応装置を提供する。このトラブル対応装置は、エラー情報、エラー発生環境条件及びエラー対応方法を含む事例情報を格納したデータベースと、エラーを起した端末からのエラー情報を受信し、ータベースから同じエラー情報をもつ事例情報を検索する事例検索部と、検索された事例情報のエラー発生環境条件に対応した端末環境条件を収集する端末情報収集部と、収集された端末環境条件と事例情報のエラー発生環境条件とを比較して同じ環境条件である場合に、事例情報の対応方法を端末に送信するエラー対応部と、対応情報に従った端末の動作結果を受信してエラー解消を確認する確認部とを備えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のトラブル対応方法が適用されるシステム構成のブロック図である。図1において、本発明のトラブル対応装置は、サポートセンターに設置されたセンターサーバ10で構成され、センターサーバ10に対しサポートサービスを受けるユーザ端末装置14がインターネット12を介して接続される。
【0018】
ユーザ端末装置14は、WWWブラウザ16によるセンターサーバ10のトラブル対応ページのアクセスで、ユーザ端末装置14にエラーが発生したときのトラブル対応情報を受けることができる。
【0019】
センターサーバ10はWWWサーバ部18、トラブル対応部20及びエラー事例情報データベース22を備えている。WWWサーバ部18は、インターネット12を介してユーザ端末装置14のWWWブラウザ16からのホームページの閲覧要求を受け、必要なページ画面のHTML情報の転送、更に必要な場合はプログラムのダウンロードなどを行う。
【0020】
トラブル対応部20には、事例検索部24、端末情報収集部26、エラー対応部28及び確認部30が設けられている。事例検索部24は、エラーを起こしたユーザ端末装置14からのエラー情報、具体的にはエラーログを受信し、エラー事例情報データベース22から同じエラー情報を持つ事例情報を検索する。
【0021】
このためエラー事例情報データベース22には、エラー情報、エラー発生環境条件及びエラー対応情報を含む事例情報がレコード単位に格納されている。
【0022】
端末情報収集部26は、事例検索部24でエラー事例情報データベース22から検索された事例情報の中のエラー発生環境条件に対応した端末環境条件を、ユーザ端末装置14に対する情報収集要求により収集する。
【0023】
エラー対応部28は、ユーザ端末装置14から収集された端末環境条件と事例情報のエラー発生環境条件とを比較し、同じ環境条件である場合に事例情報の中の対応情報を端末にトラブル対応方法として送信する。
【0024】
確認部30は、エラー対応部28からの対応情報に従ったユーザ端末装置14の動作結果を受信してエラー解消を確認する。確認部30でエラー解消を確認すると処理を終了するが、エラーが解消されなかった場合には、事例検索部24からの事例情報の検索からの処理を繰り返すことになる。
【0025】
ここでエラー事例情報データベース22にレコード単位で格納されている事例情報にはエラー発生環境条件が登録されており、このエラー発生環境条件はソフトウェアOS、サービスパック、モジュール、ドライバなどの情報を含んでいる。これに対応して、エラーを起こしたユーザ端末装置14からセンターサーバ10に送られるエラーログには、少なくとも使用ソフト名、エラーコード及びエラー現象が含まれている。
【0026】
図1における本発明のセンターサーバ10は、例えば図2のようなコンピュータのハードウェア資源により実現される。図2のコンピュータにおいて、CPU100のバス101にはRAM102、ハードディスクコントローラ(ソフト)104、フロッピィディスクドライバ(ソフト)110、CD−ROMドライバ(ソフト)114、マウスコントローラ118、キーボードコントローラ122、ディスプレイコントローラ126、通信用ボード130が接続される。
【0027】
ハードディスクコントローラ104はハードディスクドライブ106を接続し、本発明のトラブル対応処理を実行するプログラムをローディングしており、コンピュータの起動時にハードディスクドライブ106から必要なプログラムを呼び出して、RAM102上に展開し、CPU100により実行する。
【0028】
フロッピィディスクドライバ110にはフロッピィディスクドライブ(ハード)112が接続され、フロッピィディスク(R)に対する読み書きができる。CD−ROMドライバ114に対しては、CDドライブ(ハード)116が接続され、CDに記憶されたデータやプログラムを読み込むことができる。
【0029】
マウスコントローラ118はマウス120の入力操作をCPU100に伝える。キーボードコントローラ122はキーボード124の入力操作をCPU100に伝える。ディスプレイコントローラ126は表示部128に対して表示を行う。通信用ボード130は無線を含む通信回線132を使用し、インターネット等のネットワークを介してユーザ端末装置14との間で通信を行う。
【0030】
図3は、本発明のトラブル対応方法によるセンターサーバ10とユーザ端末装置14との動作及びやり取りを示したタイムチャートである。この図3におけるトラブル対応の処理手順を、図4のエラーログ32、図5のエラー事例情報データベース22の具体例を参照して説明すると次のようになる。
【0031】
図3において、ユーザ端末装置14がステップS101で障害を起こしてエラー発生となると、ステップS102で図4のようなエラーログ32を生成し、ステップS103でエラーログをセンターサーバ10に送信する。
【0032】
図4のエラーログ32は、項目として、種類、日付、時刻、ソース、分類、イベント、ユーザ、コンピュータ名及び現象が格納されており、このエラーログ32からユーザ名「富士通太郎」のユーザ端末装置で、ソースとして「Excel2000(R)」を使用して印刷中にエラーが発生し、現象として「印刷が行えない」というエラーが起きたことが分かる。
【0033】
図3において、センターサーバ10はステップS1でユーザ端末装置14からのエラーログを受信して解析し、ステップS2でエラーログ32の「Excelで印刷ができない」とする内容に基づきエラー事例情報データベース22を検索し、ステップS2で事例情報絞り込みを行い、例えば図5のような4つのレコード22a〜22dをエラー事例情報として絞り込む。
【0034】
図5のエラー事例情報データベース22から得られたレコード22a〜22dは、次の登録内容を持っている。
(1)エラーコード
(2)エラー内容
(3)発生環境条件
(4)対応方法
(5)ファイル情報
【0035】
更に、このうちエラーの発生環境条件としては、例えば次のものを登録している。
(1)ソフト
(2)OS
(3)サービスパック
(4)モジュール
(5)ドライバ
【0036】
ここでソフトはエラー発生時に実行していたソフトウェアであり、この例では「Excel2000(R)」を例にとっている。またOSとしては、この例では「ウィンドウズ(R)」のシリーズを例にとっている。またサービスパックはウィンドウズ(R)の場合、DLL(Dynamic Link Library)のバージョンアップのためのDLL書替用のモジュールを意味する。更にモジュールは、「ウィンドウズ(R)」の場合はDLLそのものである。更にドライバとしては、この例では印刷中の故障であることから、プリンタドライブ名とそのバージョンが示されている。
【0037】
続いてセンターサーバ10は、第1回対応として、ステップS3で図5の先頭のレコード22aを図6のように取り出し、レコード22aの中のエラー発生環境条件のうちの例えばOS情報36とドライバ情報38を抽出し、次のステップS4で事例情報のエラー発生環境条件に対応したユーザ端末装置14における端末環境条件の取得要求をユーザ端末装置14に対し行う。
【0038】
センターサーバ10からの端末環境条件の取得要求をステップS104で受信したユーザ端末装置14は、ステップS105でOS情報及びドライバ情報の2つを端末環境条件として収集し、図7のような端末情報40aを作成し、ステップS106でセンターサーバ10に送信する。
【0039】
センターサーバ10は、ステップS5で図7の端末情報40aを受信し、ステップS6でエラー発生環境条件の判断を行う。この場合、図6のエラー事例情報のレコード22aにおける発生環境条件の中のOS情報36は、図7の端末情報40aのOS情報に一致し、また図6のドライバ情報38についても端末情報40aの中のドライバ情報に一致することから、現在抽出しているレコード22aの事例情報がエラーを起こしているユーザ端末装置14の端末環境条件に合致していると判断し、ステップS7でレコード22aの対応方法「プリンタドライバV1.1以上の適用」をエラー対応情報としてステップS7でユーザ端末装置14に送信する。
【0040】
このセンターサーバ10からのエラー対応情報をステップS107で受信したユーザ端末装置14は、ステップS108で受信したエラー対応情報に従った動作確認を行い、ステップS109で動作結果をセンターサーバ10に送信する。この場合、エラーが解消されないことから、ステップS109の動作結果の送信では、エラーが解消しなかったことを示すNG情報を送信する。
【0041】
センターサーバ10は、ステップS8でユーザ端末装置14からのエラーが解消されなかったことを示すNG情報を受信すると、ステップS9からの第2回目の対応処理を実行する。
【0042】
第2回目の対応処理は、ステップS9で既に検索している図5のエラー事例情報データベース22の中の2番目のレコード22bを図8のように取り出し、第1回目の対応で該当していなかったエラーの発生環境条件としてモジュール情報42をステップS9で抽出し、ステップS10でモジュール情報42に関する端末環境条件の取得要求をユーザ端末装置14に対し行う。
【0043】
この取得要求をステップS110で受けたユーザ端末装置14は、ステップS111端末環境条件を収集し、例えば図9のような端末情報40bをステップS12でセンターサーバ10に送信する。この端末情報40bにあっては、モジュールが「パッチ非適用」となっていることが分かる。
【0044】
ステップS11で端末環境条件を受信したセンターサーバ10は、ステップS12で図8のエラー発生環境条件として抽出しているモジュール情報42と受信した端末情報40bとを比較し、両者が一致していることから、ステップS13で図8のレコード22bの対応方法である「パッチナンバー03−01の適用」をエラー対応情報としてユーザ端末装置14に送信する。
【0045】
ユーザ端末装置14は、ステップS113でセンターサーバ10からのエラー対応情報を受信し、ステップS114で動作を確認し、この場合にはエラーが解消されたことで、ステップS115で動作確認結果としてOK情報をセンターサーバ10に送信する。センターサーバ10は、ステップS14でユーザ端末装置14からの動作確認結果としてOK情報を受信すると、一連の対応処理を終了する。
【0046】
図10は、図3のようなトラブル対応処理に必要な図1のセンターサーバ10の処理機能、即ちトラブル対応部20により実行される処理動作のフローチャートであり、これがセンターサーバ10におけるトラブル対応のプログラムを実質的に表わしている。この図10のトラブル対応処理の手順は次のようになる。
【0047】
ステップS1:エラーを起こしたユーザ端末装置からエラーログを受信する。
ステップS2:エラー情報に基づくエラー事例情報データベース22の検索により、事例情報を絞り込む。
ステップS3:絞り込んだ事例情報の中から先頭レコードを取り出し、レコードの中の発生環境条件を抽出する。
ステップS4:抽出した発生環境条件に関する端末完了条件の収集を要求する。
ステップS5:端末環境条件を端末情報として受信する。
ステップS6:端末環境条件と事例情報におけるエラー発生環境条件とを比較する。
ステップS7:端末環境条件とエラー発生環境条件が一致すれば対象エラーと判断し、ステップS8に進む。不一致であれば対象エラーに該当しないことから、ステップS12に進む。
ステップS8:事例情報の中のエラー対応方法を対応情報として抽出する。
ステップS9:エラー対応情報をユーザ端末装置に送信する。
ステップS10:ユーザ端末装置からエラー対応情報の動作結果の情報を受信する。
ステップS11:エラーが解消していれば処理を終了する。エラーが解消していなければステップS12に進む。
ステップS12:エラー事例情報データベースの検索結果にエラー情報に対応したレコードが残っていれば、ステップS13に進み、残っていなければ処理を終了する。
ステップS13:次のレコードを読み込み、ステップS3に戻る。
【0048】
なお図10のフローチャートにおいて、エラーログから得られたエラー情報に対応する検索した事例情報の全てについて対応情報をユーザ端末装置に送信して動作確認を行ってもエラーが解消しない場合には、サポートセンターによる対応だけではエラーが解消できないことから、サポート要員の派遣またはユーザ端末装置の修理出しの必要性を通知し、ユーザの了解をとってサポート要員の派遣またはユーザ端末装置の修理部門に対する発送を行うようにしてもよい。
【0049】
また図10のフローチャートは、センターサーバ10のプログラム制御により全てのトラブル対応処理を実行する場合を例にとっているが、トラブル対応処理の途中でユーザ端末装置側からのサポート担当者に対する直接の問い合わせなどがある場合には、その段階でトラブル対応処理の実行を中断し、ユーザからのメッセージをサポート担当者に伝えて、必要な処理を行うこともできる。
【0050】
更に、センターサーバ10からエラー対応情報を受信したユーザ端末装置にあっては、ユーザ自身がエラー対応情報に従ってマニュアルで対応動作を行ってもよいし、サポートセンター側から対応情報を実行するためのプログラムをダウンロードして、例えば図8のような場合にはエラー対応方法としてのパッチの適用の実行などをリモートで行うこともできる。
【0051】
更に上記の実施形態にあっては、ユーザ端末装置における印刷時のエラー発生を例にとるものであったが、これは一例に過ぎず、ユーザ端末装置で発生するソフトウェア上のエラー及びハードウェア上のエラーの全てにつき、エラー事例情報データベースの検索により適切なエラー対応方法を出すことができる。
【0052】
またセンターサーバ10にあっては、図10のステップS11でエラー対応情報の送信によるユーザ端末装置側の動作結果としてエラー解消を受けた場合には、このときのエラー情報、エラー発生環境条件、対応方法及びファイル情報を、新たなエラー事例情報としてデータベース上に登録する。しかし、既に同一内容のエラー事例情報がデータベース上に存在する場合には、エラー事例情報のログ情報として対応成功の回数のカウントなどを行い、次に同じエラー情報を受けた際にエラー解消の回数の高い順にエラー事例情報候補を検索結果として出し、エラー対応の成功例の高いものから事例を適用して、エラー解消を効率よく図ることができる。
【0053】
また上記の実施形態にあっては、ユーザ端末装置としてパーソナルコンピュータを例にとるものであったが、このユーザ端末装置にはユーザのサーバも含まれる。
【0054】
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
【0055】
ここで本発明の特徴をまとめて列挙すると次の付記のようになる。
【0056】
(付記)
(付記1)
データベースを構築するステップと、
エラーを起した端末からのエラー情報を受信し、エラー情報、エラー発生環境条件及びエラー対応方法を含む事例情報を格納したデータベースから同じエラー情報をもつ事例情報を検索する事例検索ステップと、
検索された事例情報のエラー発生環境に対応した端末環境条件を収集する端末情報収集ステップと、
収集された前記端末環境条件と前記事例情報のエラー発生環境条件とを比較して同じ環境条件がある場合に、前記事例情報の対応情報を端末に送信するエラー対応ステップと、
前記対応方法に従った端末の動作結果を受信してエラー解消を確認する確認ステップと、
を備えたことを特徴とするトラブル対応方法。(1)
【0057】
(付記2)
付記1記載のトラブル対応方法に於いて、前記確認ステップは、エラー解消を確認した場合は処理を終了し、エラーが解消されなかった場合は前記事例検索ステップからの処理を繰り返すことを特徴とするトラブル対応方法。(2)
【0058】
(付記3)
付記1記載のトラブル対応方法に於いて、前記事例情報のエラー発生環境条件は、ソフトウェア、OS、サービスパック、モジュール、ドライバの情報を含むことを特徴とするトラブル対応方法。
【0059】
(付記4)
付記1記載のトラブル対応方法に於いて、前記事例検索ステップは、端末のエラー情報としてエラーログを受信し、前記エラーログは、少なくとも使用ソフト名、エラーコード及びエラー現象を含むことを特徴とするトラブル対応方法。
【0060】
(付記5)
付記1記載のトラブル対応方法に於いて、前記事例検索ステップは、エラー情報に対応して検索した全ての事例情報の対応情報によってもエラーが解消されない場合は、サポート要員の派遣又は端末の修理出しを通知することを特徴とするトラブル対応方法。
【0061】
(付記6)
コンピュータに、
エラーを起した端末からのエラー情報を受信し、エラー情報、エラー発生環境条件及びエラー対応情報を含む事例情報を格納したデータベースから同じエラー情報をもつ事例情報を検索する事例検索ステップと、
検索された事例情報のエラー発生環境条件に対応した端末環境条件を収集する端末情報収集ステップと、
収集された前記端末環境条件と前記事例情報のエラー発生環境条件とを比較して同じ環境条件がある場合に、前記事例情報の対応情報を端末に送信するエラー対応ステップと、
前記対応方法に従った端末の動作結果を受信してエラー解消を確認する確認ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【0062】
(付記7)
エラー情報、エラー発生環境条件及びエラー対応情報を含む事例情報を格納したデータベースと、
エラーを起した端末からのエラー情報を受信し、前記データベースから同じエラー情報をもつ事例情報を検索する事例検索部と、
検索された事例情報のエラー発生環境条件に対応した端末環境条件を収集する端末情報収集部と、
収集された前記端末環境条件と前記事例情報のエラー発生環境条件とを比較して同じ環境条件がある場合に、前記事例情報の対応情報を端末に送信するエラー対応部と、
前記対応方法に従った端末の動作結果を受信してエラー解消を確認する確認部と、
を備えたことを特徴とするトラブル対応装置。(3)
【0063】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、エラーを起こした端末から受信したエラー情報により事例情報のデータベースを検索して絞り込み、更に端末からのソフトウェア上及びハードウェア上の環境条件をネットワークを介して取得し、事例情報のエラー発生環境条件と比較して、同じ環境条件であれば事例情報の中の対応情報を端末に通知して動作させることで、端末のエラー発生に対し適切な対応情報を通知して効率よくエラーを解消することができる。
【0064】
また、エラーを起こした端末のユーザは、エラー情報をサポート側に伝えるだけでよく、細々とした端末の設定内容を調べたりする必要がなく、同時にサポート側の担当者は、対応方法を絞り込むためにユーザから端末の環境条件を知るための事項を一つ一つ確認する必要がなくなり、即座に対応情報の絞り込みができ、更にサポート担当者の介入を必要とすることなく自動的に適切な対応情報を端末側に通知することができ、サポートセンターの負担を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトラブル対応方法が適用されるシステム環境のブロック図
【図2】図1のセンターサーバ及びユーザ端末装置のハードウェア環境となるパーソナルコンピュータの説明図
【図3】本発明のトラブル対応方法によるセンターサーバとユーザ端末装置との処理動作のタイムチャート
【図4】エラーを起したユーザ端末装置から受信されるエラーログの説明図
【図5】図4のエラーログに対応したエラー事例情報データベースの登録レコードの説明図
【図6】第1回目の対応処理で図5の先頭レコードのエラー事例情報から抽出する発生環境条件の説明図
【図7】図6の発生環境条件と比較するために収集した端末情報の説明図
【図8】第2回目の対応処理で図5の次のレコードのエラー事例情報から抽出する発生環境条件の説明図
【図9】図8の発生環境条件と比較するために収集した端末情報の説明図
【図10】図1のセンターサーバによる本発明のトラブル対応方法の制御処理を示したフローチャート
【符号の説明】
10:センターサーバ
12:インターネット
14:ユーザ端末装置
16:WWWブラウザ
18:WWWサーバ部
20:トラブル対応部
22:エラー事例新情報データベース
22a〜22d:レコード
24:事例検索部
26:端末情報収集部
28:エラー対応部
30:確認部
36:OS情報
38:ドライバ情報
40a,40b:端末情報
42:モジュール情報

Claims (3)

  1. データベースを構築するステップと、
    エラーを起した端末からのエラー情報を受信し、エラー情報、エラー発生環境条件及びエラー対応方法を含む事例情報を格納したデータベースから同じエラー情報をもつ事例情報を検索する事例検索ステップと、
    検索された事例情報のエラー発生環境に対応した端末環境条件を収集する端末情報収集ステップと、
    収集された前記端末環境条件と前記事例情報のエラー発生環境条件とを比較して同じ環境条件がある場合に、前記事例情報の対応情報を端末に送信するエラー対応ステップと、
    前記対応方法に従った端末の動作結果を受信してエラー解消を確認する確認ステップと、
    を備えたことを特徴とするトラブル対応方法。
  2. 請求項1記載のトラブル対応方法に於いて、前記確認ステップは、エラー解消を確認した場合は処理を終了し、エラーが解消されなかった場合は前記事例検索ステップからの処理を繰り返すことを特徴とするトラブル対応方法。
  3. コンピュータに、
    エラーを起した端末からのエラー情報を受信し、エラー情報、エラー発生環境条件及びエラー対応情報を含む事例情報を格納したデータベースから同じエラー情報をもつ事例情報を検索する事例検索ステップと、
    検索された事例情報のエラー発生環境条件に対応した端末環境条件を収集する端末情報収集ステップと、
    収集された前記端末環境条件と前記事例情報のエラー発生環境条件とを比較して同じ環境条件がある場合に、前記事例情報の対応情報を端末に送信するエラー対応ステップと、
    前記対応方法に従った端末の動作結果を受信してエラー解消を確認するする確認ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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