JP5402445B2 - 遠隔管理装置、遠隔管理システム、改善提案方法、改善提案プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
まず1つに、利用機器に対して同じ操作を繰り返して行っている点(繰り返し操作)である。機器に対して行う操作の中には、機能実行時の動作設定などがある。機能の中には、機能実行時の動作設定が複数必要なものもあり、作業時にその都度、作業者が設定を行うことになる。このような操作(動作設定)が必要な作業が実施頻度の高い作業であった場合には、作業効率の低下に繋がる。よって、作業者には、設定頻度の高い動作設定を「利用機器のデフォルト設定とする」や「利用機器に動的な一括設定を行う」改善案の提案が考えられる。
<システム構成>
本実施形態に係る遠隔管理システムの構成について説明する。
図1に示すように、遠隔管理システム1は、インターネットなどの外部ネットワークIを介して、遠隔管理装置100に、1又は複数の遠隔管理対象である機器管理システム(遠隔管理対象システム)A〜Cが接続されている。
上記改善提案機能が動作する遠隔管理装置100のハードウェア構成について説明する。
図2に示すように、遠隔管理装置100は、入力装置101、表示装置102、ドライブ装置103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106、インタフェース装置107、及びHDD(Hard Disk Drive)108などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
本実施形態に係る改善提案機能について説明する。
図3は、本実施形態に係る改善提案機能の構成例を示す図である。
図3に示すように、遠隔管理装置100は、ログ収集部21、履歴情報保持部22、提案情報生成部31、及び提案部32などを有している。
図4は、本実施形態に係る改善提案を行う処理手順例を示すシーケンス図である。
図4に示すように、遠隔管理装置100では、上記各機能部により次のような改善提案に係る処理が行われる。
遠隔管理装置100は、ログ収集部21により、外部ネットワークIを介して機器管理システムA,B,Cの機器管理装置400から、管理対象機器200のログが収集される(ステップS101)。ログ収集部21は、収集したログを、当該装置が備える記憶装置の所定の記憶領域に格納し記録する(ステップS102)。これにより、収集したログは、所定の記憶領域にあたる履歴情報保持部22で保持され管理される。
図5及び図6は、本実施形態に係る履歴情報22Dのデータ例(その1,その2)を示す図である。
図7は、本実施形態に係る提案情報を生成する処理手順例(その1)を示すフローチャートである。
図7(A)に示すように、提案情報生成部31は、履歴情報保持部22にアクセスし、ユーザ識別情報に基づき、ジョブ履歴情報22D1Aの中から該当履歴を検索する(ステップS201)。その結果、提案情報生成部31は、検索結果として作業者のジョブ履歴を得る。
図7(B)に示すように、提案情報生成部31は、履歴情報保持部22にアクセスし、ユーザ識別情報に基づき、ジョブ履歴情報22D1Aの中から該当履歴を検索する(ステップS201)。その結果、提案情報生成部31は、検索結果として作業者のジョブ履歴を得る。
上記ステップS302により生成された提案情報は、提案情報生成部31から提案部32に渡り、例えば、図8に示すように、クライアントPC300が備える表示装置の画面上へと表示され、顧客に提示される。
図9は、本実施形態に係る提案情報を生成する処理手順例(その2)を示すフローチャートである。
図9に示すように、提案情報生成部31は、履歴情報保持部22にアクセスし、ユーザ識別情報に基づき、操作履歴情報22D2Aの中から該当履歴を検索する(ステップS201)。その結果、提案情報生成部31は、検索結果として作業者の操作履歴を得る。
図10には、図9(A)に示した提案情報生成処理により生成された提案情報(利用頻度の高い機能における繰り返し操作に対する具体的な改善案)の画面例が示されている。
以上のように、本実施形態に係る遠隔管理装置100によれば、ログ取得部21により、管理対象機器200からジョブログや操作ログなどの各種ログを取得し、履歴情報保持部22で、取得したログを利用機器の履歴情報22Dとして管理する。
企業内の作業者には、所属や業務遂行内容などにより、主な役割が割り当てられているケースがある。これらの役割には、企業間で共通するものもある。本実施形態では、作業者に割り当てられた共通の役割に着目し、顧客間(企業間)における作業効率向上の改善提案を行う。具体的には、B社において、作業者[User01]が作業効率を低下させる機器利用を行っていた場合、A社において行われたB社の作業者[User01]と同一役割が割り当てられた作業者[User02]による効率的な機能利用を、改善案としてB社に提案する。
図11は、本実施形態に係る改善提案機能の構成例を示す図である。
第1の実施形態と異なる構成は、顧客に係る各種情報(以下「顧客情報」と言う)を保持・管理する顧客情報保持部23を有する点である。
図12は、本実施形態に係る改善提案を行う処理手順例を示すシーケンス図である。
図4に示す処理手順と異なる点は、図12に示すステップS201,S202,S301,S302である。
図13は、本実施形態に係る顧客情報23Dのデータ例を示す図である。
図13(A)には、機器管理システムAが導入された顧客先[A社]の顧客情報23DAのデータ例が示されている。また、図13(B)には、機器管理システムBが導入された顧客先[B社]の顧客情報23DBのデータ例が示されている。
図14(A)には、機器管理システムAが導入された顧客先[A社]の履歴情報(ジョブ履歴情報)22DAのデータ例が示されている。また、図14(B)には、機器管理システムBが導入された顧客先[B社]の履歴情報(ジョブ履歴情報)22DBのデータ例が示されている。
図15は、本実施形態に係る提案情報を生成する処理手順例を示すフローチャートである。
以上のように、本実施形態に係る遠隔管理装置100によれば、ログ取得部21により、管理対象機器200からジョブログや操作ログなどの各種ログを取得し、履歴情報保持部22で、取得したログを利用機器の履歴情報22Dとして管理する。
メーカと契約する企業には、様々な業種が存在する。これらの業種には、企業間で共通するものもある。本実施形態では、顧客間(企業間)で共通の業種に着目し、顧客間における作業効率向上の改善提案を行う。具体的には、B社において、作業者[User01]が作業効率を低下させる機器利用を行っていた場合、B社と同業種のA社において行われた作業者[User02]による効率的な機能利用を、改善案としてB社に提案する。
本実施形態に係る改善提案機能の構成については、第2の実施形態と同じである。よって、本実施形態に係る改善提案機能は、第1及び第2の実施形態で説明した各機能部が連係動作することにより実現される。
図16は、本実施形態に係る改善提案を行う処理手順例を示すシーケンス図である。
図12に示す処理手順と異なる点は、図16に示すステップS201,S202,S301,S302である。
図17は、本実施形態に係る顧客情報23Dのデータ例を示す図である。
図17に示すように、顧客情報23Dは、例えば、登録される顧客を識別する「顧客識別」、顧客の業種を識別する「業種識別」、及び「ユーザ識別」などの情報項目が関連付けられた構成となっている。これら情報項目の項目値は、例えば、機器管理システムA〜Cの機器管理装置400を介して、管理者が所定のGUIを操作することで、顧客側から設定・変更可能な値である。
図18は、本実施形態に係る提案情報を生成する処理手順例を示すフローチャートである。
以上のように、本実施形態に係る遠隔管理装置100によれば、ログ取得部21により、管理対象機器200からジョブログや操作ログなどの各種ログを取得し、履歴情報保持部22で、取得したログを利用機器の履歴情報22Dとして管理する。
21 ログ収集部
22 履歴情報保持部
22D 履歴情報(22D1:ジョブ履歴情報,22D2:操作履歴情報)
23 顧客情報保持部(23D:顧客情報)
31 提案情報生成部
311 履歴解析部(原因検出部)
32 提案部
100 遠隔管理装置(遠隔管理サーバ)
101 入力装置
102 表示装置
103 ドライブ装置(a:記録媒体)
104 RAM(揮発性の半導体メモリ)
105 ROM(不揮発性の半導体メモリ)
106 CPU(中央処理装置)
107 インタフェース装置(NIC:Network I/F Card)
108 HDD(不揮発性の記憶装置)
200 管理対象機器(画像処理装置)
300 クライアントPC(情報処理装置)
400 機器管理装置(機器管理サーバ)
A,B,C 機器管理システム
I 外部ネットワーク(インターネット)
N 内部ネットワーク(LAN)
Claims (9)
- 1又は複数の機器を管理する機器管理システムと所定のデータ伝送路で接続され、1又は複数の前記機器管理システムを遠隔管理する遠隔管理装置であって、
前記機器管理システムで管理する機器から、ジョブ履歴や操作履歴が記録された各種ログを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得したログに基づき、提案情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成した提案情報を提示することで、改善案の提案を行う提案手段と、
前記取得手段により取得したログを解析することで、前記機器の搭載機能を利用した機器利用における作業効率を低下させる原因を検出する解析手段と、
前記機器管理システムを導入した顧客に係る情報を保持する保持手段と、を有し、
前記生成手段は、
前記保持手段で保持する前記顧客に係る情報を参照し、作業者に割り当てられた役割を識別する役割識別情報に基づき、顧客間において同一役割が割り当てられた1又は複数の該当作業者を特定し、
特定した該当作業者のログを前記解析手段により解析することで検出した原因に基づき提案情報を生成することを特徴とする遠隔管理装置。 - 前記生成手段は、
前記保持手段で保持する前記顧客に係る情報を参照し、顧客の業種を識別する業種識別情報に基づき、顧客間の同業種における1又は複数の該当作業者を特定し、
特定した該当作業者のログを前記解析手段により解析することで検出した原因に基づき提案情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の遠隔管理装置。 - 前記解析手段は、
前記ログの解析により、同一役割が割り当てられた作業者が利用する機能の利用頻度を算出し、算出した利用頻度を顧客間で比較することを特徴とする請求項1に記載の遠隔管理装置。 - 前記解析手段は、
前記ログの解析により、同業種における作業者が利用する機能の利用頻度を算出し、算出した利用頻度を顧客間で比較することを特徴とする請求項2に記載の遠隔管理装置。 - 前記解析手段は、
前記利用頻度の比較結果に基づき、
顧客間において最も利用頻度の低い機能を利用したジョブ履歴が確認された場合、
作業効率低下の原因である非効率な機能利用を検出することを特徴とする請求項3又は4に記載の遠隔管理装置。 - 1又は複数の機器を管理する機器管理システムと、1又は複数の前記機器管理システムを遠隔管理する遠隔管理装置が、所定のデータ伝送路で接続される遠隔管理システムであって、
前記遠隔管理装置が、
前記機器管理システムで管理する機器から、ジョブ履歴や操作履歴が記録された各種ログを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得したログに基づき、提案情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成した提案情報を提示することで、改善案の提案を行う提案手段と、
前記取得手段により取得したログを解析することで、前記機器の搭載機能を利用した機器利用における作業効率を低下させる原因を検出する解析手段と、
前記機器管理システムを導入した顧客に係る情報を保持する保持手段と、を有し、
前記生成手段は、
前記保持手段で保持する前記顧客に係る情報を参照し、作業者に割り当てられた役割を識別する役割識別情報に基づき、顧客間において同一役割が割り当てられた1又は複数の該当作業者を特定し、
特定した該当作業者のログを前記解析手段により解析することで検出した原因に基づき提案情報を生成すること、
を特徴とする遠隔管理システム。 - 1又は複数の機器を管理する機器管理システムと所定のデータ伝送路で接続され、1又は複数の前記機器管理システムを遠隔管理する遠隔管理装置における改善提案方法であって、
取得手段が、前記機器管理システムで管理する機器から、ジョブ履歴や操作履歴が記録された各種ログを取得する取得手順と、
生成手段が、前記取得手順により取得したログに基づき、提案情報を生成する生成手順と、
提案手段が、前記生成手順により生成した提案情報を提示することで、改善案の提案を行う提案手順と、
解析手段が、前記取得手順により取得したログを解析することで、前記機器の搭載機能を利用した機器利用における作業効率を低下させる原因を検出する解析手順と、を有し、
前記生成手順は、
前記機器管理システムを導入した顧客に係る情報を保持する保持手段で保持する前記顧客に係る情報を参照し、作業者に割り当てられた役割を識別する役割識別情報に基づき、顧客間において同一役割が割り当てられた1又は複数の該当作業者を特定し、
特定した該当作業者のログを前記解析手順により解析することで検出した原因に基づき提案情報を生成すること、
を特徴とする改善提案方法。 - 1又は複数の機器を管理する機器管理システムと所定のデータ伝送路で接続され、1又は複数の前記機器管理システムを遠隔管理する遠隔管理装置における改善提案プログラムであって、
コンピュータを、
前記機器管理システムで管理する機器から、ジョブ履歴や操作履歴が記録された各種ログを取得する取得手段、
前記取得手段により取得したログに基づき、提案情報を生成する生成手段、
前記生成手段により生成した提案情報を提示することで、改善案の提案を行う提案手段、
前記取得手段により取得したログを解析することで、前記機器の搭載機能を利用した機器利用における作業効率を低下させる原因を検出する解析手段、
として機能させ、
前記生成手段は、
前記機器管理システムを導入した顧客に係る情報を保持する保持手段で保持する前記顧客に係る情報を参照し、作業者に割り当てられた役割を識別する役割識別情報に基づき、顧客間において同一役割が割り当てられた1又は複数の該当作業者を特定し、
特定した該当作業者のログを前記解析手段により解析することで検出した原因に基づき提案情報を生成すること、
を特徴とする改善提案プログラム。 - 請求項8に記載のプログラムを記憶した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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