JP2001282343A - 生産管理方法および生産管理支援システム並びに仕様部品表 - Google Patents

生産管理方法および生産管理支援システム並びに仕様部品表

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JP2001282343A JP2000097295A JP2000097295A JP2001282343A JP 2001282343 A JP2001282343 A JP 2001282343A JP 2000097295 A JP2000097295 A JP 2000097295A JP 2000097295 A JP2000097295 A JP 2000097295A JP 2001282343 A JP2001282343 A JP 2001282343A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製品の仕様の変更または設計変更に対して迅速
に且つ正確に対応すること。 【解決手段】設計部品表と生産仕様部品表とを統合した
仕様部品表を記憶する仕様部品表データベースDB1、
仕様部品表の部品と同じ項目と、生産の単位を示す項目
とをマトリクス状に配置した製作部品表を記憶する製作
部品表データベースDB2、生産の単位毎に製作部品表
の交点にデータを書き込んで製作部品表を更新する更新
部31、および、入力された変更データに基づいて仕様
部品表および製作部品表を修正する修正部32が備えら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産管理方法およ
び生産管理支援システム並びに仕様部品表に関する。
【0002】製造業において、製品の設計部門で設計部
品表が作成され、その設計部品表に基づいて、生産管理
部門で生産部品表が作成される。生産管理部門におい
て、生産部品表に基づいて部品の手配が行われ、生産管
理が行われる。
【0003】一方、市場のニーズに応じて製品の仕様を
追加したり、受注に応じて仕様の一部を変更することが
ある。そのような場合に、そこに用いられる生産管理支
援システムは、設計部品表の変更に応じて生産部品表を
容易に変更できるものであることが望ましい。また、設
計部品表の度々の変更を行った場合であっても、市場に
出荷した製品に対する保守を的確に行うことのできる生
産管理支援システムであることが望ましい。
【0004】
【従来の技術】図37は生産管理方法の例を説明するた
めの図である。図37において、設計を中心とするエン
ジニアリング系業務の流れが横方向に示され、営業およ
び生産を核とする基幹系業務が縦方向に示されている。
【0005】すなわち、エンジニアリング系業務では、
製品企画PA1、構想設計PA2、製品設計PA3、生
産設計PA4、および生産準備PA5を経て、量産試作
または生産PA6に至る。
【0006】製品企画PA1では、新製品の企画、原価
目標の設定、品質目標の設定、および開発スケジュール
設定が行われる。構想設計PA2では、構造図の作成、
原価企画、および概略の部品表の作成が行われる。製品
設計PA3では、試作図の作成、原価の検討、試作およ
び試験、および部品表の作成が行われる。生産設計PA
4では、工程設計および冶工具の設計などが行われる。
生産準備PA5では、内外作の検討、冶工具の設計、金
型の設計、取り扱い説明書の作成、および生産部品表の
作成などが行われる。
【0007】基幹系業務では、営業PB1、見積りPB
2、受注PB3、受注設計PB4、生産準備PB5、調
達PB6、量産試作または生産PB7、出荷・物流PB
8、納品・販売PB9、および保守PB10が行われ
る。
【0008】見積りPB2では、見積り設計および実際
の見積りが行われる。受注PB3では、仕様の確定、受
注登録、および顧客承認の獲得が行われる。受注設計P
B4では、実際の受注設計、および部品表の作成が行わ
れる。生産準備PB5では、生産部品表の作成が行わ
れ、工程計画が立てられる。
【0009】エンジニアリング系業務の生産設計PA4
の段階で、製品の仕様毎に必要な部品を示す設計部品表
EM(E−BOM)、および必要に応じて各部品の図面
が作成される。
【0010】また、新製品の開発においては、全くの新
製品体系を企画する場合を除き、既存の製品をべースと
して、機能の付加、コストダウン、品質向上などのため
の改良を既存の体系の中で行うことが多い。その場合
に、構造の比較的複雑な製品を製造している組立型製造
業においては、部品構成ベースでの流用設計を行い、新
規部品を最小限に抑え、コストダウンをめざすといった
方法をとるのが普通である。したがって、新製品の開発
に当たっても、既にある設計部品表EMの変更によって
別の設計部品表EMを作成することがある。
【0011】また、受注生産、つまり受注設計をともな
う生産の場合において、設計で作成された部品構成は受
注設計のためのひな型としての標準設計部品表であり、
受注PB3の段階において、設計者はこのひな型をモデ
ファイすることにより、受注した顧客独自の仕様の製品
のための設計部品表EMを作成する。
【0012】このようにして、設計部門などで確定され
た設計部品表EMをもとに、生産準備PA5,PB5の
段階において、生産技術部門または生産部門が工程設計
または内外作検討などの生産準備を行い、生産部品表P
B(P−BOM)を作成する。
【0013】生産部品表PBは、部品の手配や調達を行
ったり、生産効率などの工程の都合のための半製品の組
み立てや中間在庫品などの管理を行うために作成され
る。生産部品表PBは、設計部品表EMに基づいて生産
管理の目的のために作成されるものであり、特に、共通
部品の管理をし易くするためのダミー品目を設けたりす
るなど、構成の変更(構成の組み替え)が行われる。
【0014】したがって、設計部品表EMと生産部品表
PBとは、その内容に差異が生じることとなる。さらに
は、製品のコストダウン、品質の向上、または技術革新
や部品メーカによる部品の改廃などによって、設計部品
表EMの内容は日々変化する。
【0015】このような設計部品表EMの変化が、設計
部門から生産部門へ設計変更という形で伝わるのである
が、上に述べたような設計部品表EMと生産部品表PB
との内容の差異が設計変更のスムーズな伝達を阻害して
いる。
【0016】次に、従来の設計部品表EMおよび生産部
品表PBについて具体的に説明する。例えば、図4に示
す設計部品表EMが作成されたとする。ここに示す設計
部品表EMは、製品についての仕様の項目と各仕様の製
品を構成する部品の項目とによってマトリクス状に構成
され、交点に各仕様に必要な部品の数量KKNが表示さ
れている。
【0017】なお、設計部品表EMとして、1つまたは
複数のユニットに対してそれぞれ1つのシートが作成さ
れる。図4においては、ユニットAに対応するシートA
のみが示されている。
【0018】図4に示す設計部品表EMでは、「仕様
1」について3つのタイプS1〜3が存在し、仕様パタ
ーンSPNとして、「001」「002」「003」で
示される3つの仕様パターンSPNが設定されている。
【0019】ユニットAに用いられる全ての部品が、部
品B〜Iとして登録されている。各部品B〜Iの右側の
欄に記載されている数字は、各部品の階層レベルであ
る。階層レベルの低い(数字の大きい)部品は、その上
方に記載された階層レベルのより大きい(数字の小さ
い)部品に組み込まれ、または部品Bと一体化される。
例えば、部品C〜Fは、部品Bに組み込まれまたは部品
Bと一体化される。
【0020】仕様パターン「001」のユニットでは、
部品B,C,D,G,H,Iがそれぞれ1つずつ用いら
れる。また、仕様パターン「002」のユニットでは、
部品B,C,E,G,H,Iがそれぞれ1つずつ用いら
れる。
【0021】いずれの仕様パターンSPNにおいても、
部品Bが1つ用いられるが、その部品Bと一体化される
部品が相違する。つまり、部品Bとその下層レベルの部
品とが一体化されたときには、それを例えば部品B1,
B2,B3などと表すことができる。
【0022】図38は、図4に示す設計部品表EMに基
づいて作成された従来の生産部品表PBjである。図3
8において、生産部品表PBjでは、各仕様パターン
「001」「002」「003」のユニットをそれぞれ
「A1」「A2」「A3」とし、それぞれのユニットに
必要な部品を木構造(ストラクチャ)で表している。
【0023】また、部品Bに対して、その下層レベルの
部品とともに、生産効率を考慮した中間在庫品P1,P
2,P3が設定されている。これらの中間在庫品P1〜
3には、設計部品表EMにおける部品Bの下層レベルの
部品C〜Fのみならず、生産工程の都合上、さらに1つ
の別の部品Gが組み込まれている。また、部品Hおよび
Iについては、各仕様パターンSPNにおいて共通に用
いられるものであるから、ダミー品目Qを設定した上
で、そのダミー品目Qの下層レベルとして管理される。
なお、ダミー品目Qそれ自体は手配対象とはならない。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上に述べたように、従
来において、設計部品表EMに基づいて生産部品表PB
jが作成されるが、その作業は、設計および生産の両方
の知識を備えた熟練の担当者によって行われる。設計部
品表EMと生産部品表PBjとの間の整合性を機械的に
または自動的にとることは実際上不可能であり、担当者
の腕に頼らざるを得ない。しかも、生産部品表PBjの
作成のための作業は非常に複雑であり、多くの時間と労
力を要する。
【0025】上の例では、生産部品表PBjが木構造で
あるため、1つの製品の仕様(仕様パターン、仕様バリ
エーション)が多様化した場合に、製品相互の類似性ま
たは相違点を把握することが困難である。また、設計変
更が生じた場合、または部分カスタマイズ型の受注設計
を行う場合においても、同様の問題が生じる。
【0026】つまり、それらの場合において、生産部品
表PBjを変更することとなるが、変更された生産部品
表PBjと元の設計部品表EMとの内容に整合性のとれ
ないことが生じ、その非整合が生産部品表PBjの維持
および管理を複雑なものとしている。
【0027】例えば、図38に示す生産部品表PBjに
おいて、生産の都合上共通的な中間部品Qを設定したと
き、ストラクチャ構造では製品「A1」「A2」「A
3」の相互の違いを識別できない。
【0028】ここで、例えば、製品「A3」にのみ有効
な互換変更が発生したとき、例えばHをJとする変更が
発生したとき、設計部品表EMはその時点で最新の構成
に変更されるが、生産部品表PBjについてはそれに連
動して変更することができない。すなわち、「A3」の
下にのみ部品JとIから構成される別の中間部品Q’を
設定するといった判断が必要となる。
【0029】また、生産においては、ロット単位または
オーダ単位で生産が行われ、通常、同じ生産単位におい
ては生産内容を変更しない。変更が必要な場合には次の
生産単位から変更する。そのため、上のような部品の変
更があっても、すぐに生産部品表PBjが変更されるの
ではなく、そのロットの生産中においては変更のない生
産部品表PBjによって生産が行われ、次のロットから
変更された生産部品表PBjが用いられる。このよう
に、部品の変更にともなう生産部品表PBjの変更の実
施を制御し管理する必要が生じる。そのような過渡的な
状態に対応するためには、変更された部品の適用状態な
どについての注記を生産部品表PBjに書き込む必要が
あり、生産部品表PBjの構造およびその管理がより一
層複雑化することとなる。
【0030】また、製品の保守の観点からは、理想的に
は実手配された部品の構成情報を生産単位で管理し蓄積
すべきであるが、生産部品表PBjは、基本的には製品
単位で最新の部品の構成情報を管理しており、生産単位
毎の設計変更や個別仕様の来歴を正確に記録し維持する
ことは困難である。このことが、保守作業時の部品の不
一致の要因となり、またそれを恐れて余剰部品の手配を
行うなど、保守業務における精度または効率の悪化を招
く一因となっている。
【0031】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、製品の仕様の変更または設計変更に対して迅速に
且つ正確に対応することを可能とする生産管理方法およ
び生産管理支援システム並びに仕様部品表を提供するこ
とを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る方
法は、製品についての仕様の項目と各仕様の製品を構成
する部品の項目とによってマトリクス状に構成され、交
点に各仕様に必要な部品の数量が示される設計部品表を
作成するステップと、前記設計部品表に基づいて、各仕
様の製品の生産に適するように前記部品の項目および数
量を修正してマトリクス状の生産仕様部品表を作成する
ステップと、前記生産仕様部品表の部品の項目を含む項
目と、生産の単位を示す項目とをマトリクス状に配置し
た製作部品表を作成するステップと、生産の単位毎に前
記製作部品表の該当する交点にデータを書き込んで前記
製作部品表を更新するステップと、前記設計部品表に変
更が生じた際にその変更に応じて前記生産仕様部品表を
更新するステップと、前記生産仕様部品表の更新に応じ
て前記製作部品表を更新するステップと、前記製作部品
表に基づいて生産管理または保守管理を行うステップ
と、を有する。
【0033】請求項2の発明に係る方法では、設計部品
表および生産仕様部品表の両方の項目を含む仕様部品表
が作成される。請求項3の発明に係るシステムでは、設
計部品表を記憶する設計部品表データベース、生産仕様
部品表を記憶する生産仕様部品表データベース、製作部
品表を記憶する製作部品表データベース、生産の単位毎
に前記製作部品表の交点にデータを書き込んで前記製作
部品表を更新する手段、および、入力された変更データ
に基づいて前記生産仕様部品表および前記製作部品表を
修正する手段が備えられる。
【0034】請求項4の発明に係るシステムでは、設計
部品表と生産仕様部品表とを統合した仕様部品表を記憶
する仕様部品表データベース、前記仕様部品表の部品と
同じ項目と、生産の単位を示す項目とをマトリクス状に
配置した製作部品表を記憶する製作部品表データベー
ス、生産の単位毎に前記製作部品表の交点にデータを書
き込んで前記製作部品表を更新する手段、および、入力
された変更データに基づいて前記仕様部品表および前記
製作部品表を修正する手段が備えられる。
【0035】請求項5の発明に係るシステムでは、前記
仕様部品表からデータを抽出することによって、製品に
ついての仕様の項目と各仕様の製品の設計に必要な部品
の項目とによってマトリクス状に構成され、交点に各仕
様に必要な部品の数量が示される設計部品表を作成する
手段を有する。
【0036】請求項6の発明に係るシステムでは、前記
仕様部品表からデータを抽出することによって、製品に
ついての仕様の項目と各仕様の製品の生産に必要な部品
の項目とによってマトリクス状に構成され、交点に各仕
様に必要な部品の数量が示される生産仕様部品表を作成
する手段を有する。
【0037】請求項7の発明に係るシステムでは、前記
仕様部品表には、前記部品についての、前記設計部品表
および生産仕様部品表におけるそれぞれの項目番号およ
び親部品を示す項目が設けられてなる。
【0038】請求項8の発明に係るシステムでは、設計
部門に設置される端末装置の表示面に前記設計部品表を
表示させ、生産部門に設置される端末装置の表示面に前
記生産仕様部品表を表示させるための手段を有する。
【0039】請求項9の発明に係るシステムでは、保守
部門に設置される端末装置の表示面に前記製作部品表を
表示させるための手段を有する。請求項10の発明に係
るシステムでは、製品についての仕様の項目と各仕様の
製品の設計および生産に必要な部品の項目とによってマ
トリクス状に構成され、交点に各仕様に必要な部品の数
量が示される仕様部品表を記憶する仕様部品表データベ
ースと、前記仕様部品表からデータを抽出することによ
って、製品についての仕様の項目と各仕様の製品の設計
に必要な部品の項目とによってマトリクス状に構成さ
れ、交点に各仕様に必要な部品の数量が示される設計部
品表を作成する手段と、前記仕様部品表からデータを抽
出することによって、製品についての仕様の項目と各仕
様の製品の生産に必要な部品の項目とによってマトリク
ス状に構成され、交点に各仕様に必要な部品の数量が示
される生産仕様部品表を作成する手段と、を有する。
【0040】請求項11の発明に係るシステムでは、前
記仕様部品表には、前記部品についての、前記設計部品
表および生産仕様部品表におけるそれぞれの項目番号お
よび親部品を示す項目が設けられてなる。
【0041】請求項12の発明に係る仕様部品表は、デ
ータを抽出することによって、製品についての仕様の項
目と各仕様の製品の設計に必要な部品の項目とによって
マトリクス状に構成される設計部品表、または製品につ
いての仕様の項目と各仕様の製品の生産に必要な部品の
項目とによってマトリクス状に示される生産仕様部品表
を作成することが可能であり、生産管理に用いられる仕
様部品表であって、製品についての仕様の項目、各仕様
の製品の設計および生産に必要な部品の項目、前記設計
部品表における項目番号、前記設計部品表における親部
品を示す項目、前記生産仕様部品表における項目番号、
前記生産仕様部品表における親部品を示す項目が設けら
れ、前記製品についての仕様の項目は、前記設計部品表
および前記生産仕様部品表に対して共通に設けられてな
る。
【0042】請求項13の発明に係る記録媒体は、生産
管理支援のためのプログラムを記録した記録媒体であっ
て、製品についての仕様の項目と各仕様の製品の設計お
よび生産に必要な部品の項目とによってマトリクス状に
構成され、交点に各仕様に必要な部品の数量が示される
仕様部品表を作成してメモリに記憶させるための処理
と、前記仕様部品表からデータを抽出することによっ
て、製品についての仕様の項目と各仕様の製品の設計に
必要な部品の項目とによってマトリクス状に構成され、
交点に各仕様に必要な部品の数量が示される設計部品表
を作成する処理と、前記仕様部品表からデータを抽出す
ることによって、製品についての仕様の項目と各仕様の
製品の生産に必要な部品の項目とによってマトリクス状
に構成され、交点に各仕様に必要な部品の数量が示され
る生産仕様部品表を作成する処理と、をコンピュータに
実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体である。
【0043】本発明における更新する手段、修正する手
段、作成する手段、表示させるための手段などは、コン
ピュータを用い、処理装置においてCPUが適切なプロ
グラムを実行することによって実現することができる。
【0044】本発明に係るシステムは、例えばパーソナ
ルコンピュータ又はワークステーションなどを用いて実
現される。本発明に係る方法を実行するためのプログラ
ムは、半導体メモリ、ハードディスク、CD−ROM、
フロッピーディスク、又は光磁気ディスクなどの記録媒
体に格納される。記録媒体に格納されたプログラムは、
主メモリ上に適時ローディングされ、処理装置によって
実行される。その際に、CD−ROMドライブ、フロッ
ピーディスクドライブ、又は光磁気ディスクドライブな
どのドライブ装置が必要に応じて用いられる。記録媒体
がネットワークなどの通信回線で結ばれたサーバに設け
られている場合には、通信回線を介してサーバからプロ
グラムが読み取られ又はダウンロードされる。プログラ
ムは、種々のOS、プラットホーム、システム環境、又
はネットワーク環境の下で動作するように供給可能であ
る。
【0045】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る生産管理支援
システム1の全体の構成の例を示すブロック図である。
【0046】図1において、生産管理支援システム1
は、サーバ3およびクライアント5a〜cからなってい
る。本実施形態において、クライアント5aは設計部門
に、クライアント5bは生産部門に、クライアント5c
は保守部門に、それぞれ配置されており、それらはネッ
トワーク9によって互いに接続されている。なお、クラ
イアント5a〜cのいずれかまたは全体を指して「クラ
イアント5」と記載することがある。
【0047】サーバ3には、仕様部品表PXを記憶する
仕様部品表データベースDB1、製作部品表PMを記憶
する製作部品表データベースDB2、顧客についての種
々の情報を記憶する顧客データベースDB3、保守のた
めのノウハウを記憶する保守ノウハウデータベースDB
4、その他のデータベース、ファイル、テーブル、処理
装置3a、表示装置11、入力装置12、およびドライ
ブ装置13などが設けられる。
【0048】処理装置3aには、CPUがプログラムを
実行することによって、生産の単位毎に後述する製作部
品表の交点に形成されるセルに数量KKNを書き込んで
製作部品表を更新する更新部31、入力された変更デー
タに基づいて生産仕様部品表および製作部品表を修正す
る修正部32、仕様部品表からデータを抽出することに
よって設計部品表を作成する設計部品表作成部33、お
よび、仕様部品表からデータを抽出することによって生
産仕様部品表を作成する生産仕様部品表作成部34など
が設けられる。
【0049】クライアント5には、表示装置21、入力
装置22、および処理装置などが設けられる。サーバ3
およびクライアント5として、パーソナルコンピュー
タ、ワークステーション、ネットワークコンピュータ、
その他のコンピュータなどを用いることができる。した
がって、例えば、サーバ3およびクライアント5には、
上に述べた装置の他に必要に応じて種々の装置が設けら
れる。処理装置は、CPU、ROM、主メモリ、外部記
憶装置、通信制御回路、種々のインタフェース、その他
の周辺回路などを備え、種々の処理を行う。外部記憶装
置には、特にサーバ3の外部記憶装置には、本発明に係
る生産管理方法を実現するためのアプリケーションプロ
グラム、他のプログラムおよびデータが記憶される。ド
ライブ装置は、CD−ROM、フロッピー(登録商標)
ディスク、または光磁気ディスクなどの記録媒体STが
セットされたときに、それにアクセスしてデータまたは
プログラムの読み書きを行う。
【0050】ネットワーク9として、LAN、WAN、
公衆回線、専用回線、無線回線、またはインターネット
など、若しくはそれらの組み合わせによるネットワーク
を用いることができる。複数のネットワークを介したネ
ットワーク9であってもよい。
【0051】図2は仕様部品表データベースDB1に記
憶される仕様部品表PXの構成の例を示す図、図3は仕
様部品表PXのデータ構造を示す図、図4は設計部品表
EMの例を示す図、図5は生産仕様部品表PSの例を示
す図、図6は製作部品表PMの構成の例を示す図であ
る。
【0052】この例では、C,D,E,Fからなる中間
部品Bに、部品Gを加えた中間部品Pを生産仕様部品表
で設定している。またPは仕様パターンによってその構
成が異なるため、Pという中間部品では手配できないの
で、仕様パターンごとにP1,P2,P3という中間部
品を設定している。
【0053】図2および図3において、仕様部品表PX
は、設計部品表EMとしての情報EMD、生産仕様部品
表PSとしての情報PSD、およびそれらに共通の情報
である共通情報KTDからなる。
【0054】設計部品表としての情報EMDは、設計部
品表におけるシートコードESM、設計部品表における
行番号EGN、設計部品表における親部品コードEY
B、および部品コードBCDからなる。ここで言うシー
トとは、仕様の組合せを同じくする部品群をまとめたも
のであり、1枚のマトリックス表で表記可能な単位を示
す。
【0055】生産仕様部品表としての情報PSDは、部
品コードBCD、生産仕様部品表における親部品コード
PYB、生産仕様部品表における行番号PGN、および
生産仕様部品表における所属シートコードPSMからな
る。但し、部品コードBCDは設計部品表としての情報
EMDと共通である。
【0056】共通情報KTDは、品名KBM、図面番号
KZN、および各仕様パターンSPNに対する数量KK
Nなどからなる。数量KKNとして、個数、員数、その
他の量を用いることができる。
【0057】なお、親部品コードEYBおよび親部品コ
ードPYBは、それぞれ、当該部品コードBCDで示さ
れる部品の親に当たる部品のコードであり、親に当たる
部品がない場合にはそのシートのコードである。
【0058】仕様部品表PXから所定の情報を抽出する
ことにより、図4に示す設計部品表EMまたは図5に示
す生産仕様部品表PSが作成される。つまり、仕様部品
表PXは、従来に用いられていた設計部品表EMと、本
実施形態において用いられる生産仕様部品表PSとを1
つのファイルまたはデータベースなどにまとめたもので
ある。これについては後で説明する。
【0059】図6において、製作部品表PMは、生産仕
様部品表PSの部品コードBCDと同じ項目の部品コー
ドBCDと、生産の単位を示す生産コードLTNとをマ
トリクス状に配置したものである。生産の単位毎に生産
コードLTNが記録され、その該当する交点に数量KK
Nが書き込まれる。
【0060】次に、設計部品表EM、生産仕様部品表P
S、およびそれらと仕様部品表PXとの関係、並びに生
産仕様部品表PSと製作部品表PMとの関係について、
図19をも参照して説明する。
【0061】設計部品表EMは、従来の設計部品表EM
と同じである。これについては、従来の技術の項で説明
したのでここでの説明は省略する。従来の生産部品表P
Bjの機能は、本実施形態においては、生産仕様部品表
PSと製作部品表PMとに分割される。しかも、これら
生産仕様部品表PSおよび製作部品表PMは、従来のよ
うな木構造ではなく、図5および図6に示すようにマト
リクス状に構成されている。
【0062】これら、設計部品表EM、生産仕様部品表
PS、および製作部品表PMのうち、前の2つは、論理
的に存在するものである。つまり、メモリ上に一時的に
作成され、また表示装置の表示面に表示されるが、管理
のためのデータベースとしては実在しない。実在するの
は、設計部品表EMと生産仕様部品表PSとを1つに統
合した仕様部品表PXであり、これが上に述べた仕様部
品表データベースDB1に記憶されている。製作部品表
PMは、上に述べたように、製作部品表データベースD
B2に記憶されている実在のものである。
【0063】図5において、生産仕様部品表PSは、図
4に示す設計部品表EMと基本的に同じ構造である。つ
まり、生産仕様部品表PSは、設計部品表EMに基づい
て、各仕様の製品の生産に適するように部品コードBC
D(部品の項目)および数量KKNを修正してマトリク
ス状に表したものである。
【0064】生産仕様部品表PSは、設計部品表EMに
基づいて生産管理の担当者が作成する。担当者は、その
作成に当たって、生産準備のために、また、部品の手配
や調達を行ったり生産効率などの工程の都合のための半
製品の組み立てや中間在庫品などの管理を行うために、
種々の考慮を払う。これは従来において設計部品表EM
から生産部品表PBを作成する場合に考慮される事項と
ほぼ同じである。
【0065】図4の設計部品表EMをも参照して、図5
に示す生産仕様部品表PSでは、ユニットAについて、
各仕様パターンSPN「001」「002」「003」
のユニットが横方向に順に配置されている。ユニットA
に用いられる生産のための部品コードBCDが縦方向に
順に配置されている。それらのマトリクスの交点の該当
する部分に、数量KKNが書き込まれている。
【0066】部品コードBCDの「P1」「P2」「P
3」は、図38の生産部品表PBjの中間在庫品P1,
P2,P3に相当する。部品コードBCDの「(P)」
は、部品コードBCDの「P1」「P2」「P3」の代
表として表示されている。中間在庫品Pの下層レベルに
部品Gが組み込まれていることは、部品Gの階層レベル
が「2」となっていることで分かる。部品HおよびIに
ついて、従来のダミー品目Qのようなものは設けられて
いない。
【0067】生産仕様部品表PSは、マトリクス状に構
成されているので、設計部品表EMとの対比が極めて容
易である。したがって、設計部品表EMを変更した場合
に、その変更内容に基づいて生産仕様部品表PSを変更
することが容易である。また、生産仕様部品表PSと製
作部品表PMとの対比が容易である。したがって、生産
仕様部品表PSを変更した場合に、その変更内容に基づ
いて製作部品表PMを変更することが容易である。ま
た、後述するように、生産仕様部品表PSの変更を行う
ことが容易である。
【0068】次に仕様部品表PXから設計部品表EMを
作成する方法について説明する。つまり、仕様部品表P
Xから、設計部品表としての情報EMD、および共通情
報KTDを抽出し、且つ行番号EGNにしたがって縦方
向に配列する。これによって設計部品表EMが作成され
る。
【0069】また、仕様部品表PXから生産仕様部品表
PSを作成するには、仕様部品表PXから、生産仕様部
品表としての情報PSD、および共通情報KTDを抽出
し、且つ行番号PGNにしたがって縦方向に配列する。
これによって生産仕様部品表PSが作成される。
【0070】このように、仕様部品表PXに基づいて、
何時でも容易に、設計部品表EMまたは生産仕様部品表
PSを作成することができる。したがって、仕様部品表
PXのみを作成し管理しておくことによって、実質的に
設計部品表EMおよび生産仕様部品表PSを保持してい
るのと同じこととなる。しかも、設計変更または仕様変
更などに応じて仕様部品表PXを変更した場合に、その
変更内容が自動的に設計部品表EMおよび生産仕様部品
表PSに反映されることとなる。したがって、仕様部品
表PXを一元管理することによって、製品の仕様の変更
または設計変更などに対して迅速に且つ正確に対応する
ことができる。
【0071】このように、従来の生産部品表PBでは、
構成の組み替えによる設計部品表EMからのかい離の問
題、および生産単位毎の仕様管理の問題があったが、生
産仕様部品表PSをマトリクス構造とすること、および
仕様部品表PXによりデータを一元管理することによっ
て、それらの問題が解決される。
【0072】図6に示す製作部品表PMは、上に述べた
ように、生産仕様部品表PSの部品コードBCDと同じ
項目の部品コードBCDを有している。したがって、生
産仕様部品表PSの部品コードBCDを変更した場合
に、それに応じて製作部品表PMの部品コードBCDを
変更すればよい。製作部品表PMはマトリクス状に配置
されているので、生産単位毎に、生産コードLTNの該
当する交点に数量KKNを記録すればよい。生産コード
LTNで示される生産単位で用いられた部品コードBC
Dの全てが記録されているので、保守時において生産コ
ードLTNさえ分かれば必要な部品を正確に知ることが
できる。
【0073】製作部品表PMは、現在において仕掛中の
生産単位のみならず、過去の生産単位の部品構成の履歴
を保持し蓄積することができる。しかも、生産のために
実際に手配した部品構成の履歴であるから、通常は現実
の製品と完全に一致している。
【0074】したがって、部品に不良などが発生した場
合において、それに該当する部品コードBCDを用いて
いる生産コードLTNを容易に抽出することができる。
複数の部品の組み合わせについて問題が生じる可能性の
ある場合において、それら複数の部品のいずれをも用い
ている生産コードLTNを容易に抽出することができ
る。
【0075】このように、製作部品表PMは、CTIな
どの保守業務の中核のデータベースとして利用すること
ができる。また、保守のための専用のデータベースを別
途設けて、そこに各顧客毎の製品情報(部品構成)を蓄
積し管埋する方法も考えられるが、現実の生産情報のリ
アルタイムな同期性、および情報を一元化することによ
る管理の容易性の点で、製作部品表PMを保守業務に利
用することのメリットが大きい。
【0076】次に、設計部品表EMの変更に応じて生産
仕様部品表PSがどのように変更されるかという具体例
について説明する。図7は製品のバリエーションの追加
による変更後の設計部品表EM1の例を示す図、図8は
設計部品表EM1に対応した生産仕様部品表PS1の例
を示す図、図9は設計変更による変更後の設計部品表E
M2の例を示す図、図10は設計部品表EM2に対応し
た生産仕様部品表PS2の例を示す図、図11は生産仕
様部品表PS2に対応した製作部品表PM2の例を示す
図、図12は受注設計または受注生産によって図4に示
す設計部品表EMを変更した後の設計者のイメージを従
来の生産部品表PB3で示す図、図13は図12の場合
と同じ変更を行うことによって設計部品表EMに追加さ
れる設計部品表EM3の例を示す図、図14は設計部品
表EM3に対応した生産仕様部品表PS3の例を示す
図、図15は生産仕様部品表PS3に対応した製作部品
表PM3の例を示す図である。
【0077】図7に示す設計部品表EM1では、仕様パ
ターンSPN「OO4」が追加され、その仕様のため
に、部品Tおよび部品Mが追加されている。これにとも
なって、図8に示す生産仕様部品表PS1では、同じ仕
様パターンSPN「OO4」が追加され、その仕様のた
めに、中間在庫品P4および部品T、Mが部品コードB
CDに追加され、対応する数量KKNに記録されてい
る。
【0078】このように、生産仕様部品表PSが一旦作
成された後では、設計部品表EMの変更に基づく生産仕
様部品表PSの変更は、ほぼ1対1で対応しているの
で、生産仕様部品表PSの変更のための処理を機械的に
自動的に行うことができる。
【0079】図9に示す設計部品表EM2では、部品E
に代えて部品Eaを用いるように変更が行われ、部品I
について仕様パターンSPN「002」で用いる数量K
KNが「1」から「2」に変更され、部品Lが追加され
ている。なお、設計部品表EM2の左側に記録されてい
る三角印は、変更を行った旨を示すものである。
【0080】図10に示す生産仕様部品表PS2では、
部品Eaおよび部品Lが追加され、部品Iについて仕様
パターンSPN「002」で用いる数量KKNを「2」
とした部品Iが新しい部品コードBCDとして追加され
ている。また、それらの変更を有効とする日付について
の情報が生産仕様部品表PS2の右側に記録されてい
る。
【0081】図11に示す製作部品表PM2では、生産
仕様部品表PS2の部品コードBCDの追加に応じて部
品コードBCDが追加され、変更をともなった生産コー
ドLTNが追加されている。生産コードLTNについ
て、変更されるまでの分はそのままであり、変更された
後に発生した生産コードLTNについては、追加された
部品コードBCDの部品に対しても数量KKNが記録さ
れている。
【0082】これら、生産仕様部品表PS2および製作
部品表PM2の変更は、設計部品表EM2の変更にとも
なって自動的に行うことができる。図12に示す生産部
品表PB3の意味は、受注によって新しい生産コードL
TNである「A−123」が設けられ、その生産コード
LTNについては、仕様パターンSPN「002」をひ
な型とし、そのひな型から部品Cを削除し、それに代え
て部品Nを追加し、且つ部品Oを追加する、ということ
である。
【0083】図13に示す設計部品表EM3は、元の設
計部品表EMの仕様パターンSPN「002」からの差
分を示す。設計部品表EM3では、生産コードLTN
「123」、および元の仕様パターンSPN「002」
が示され、部品Cについての数量KKNが「−1」、部
品Nおよび部品Oの数量KKNがそれぞれ「1」である
ことが示されている。
【0084】図14に示す生産仕様部品表PS3は、元
の生産仕様部品表PSの仕様パターンSPN「002」
からの差分を示す。生産仕様部品表PS3は、設計部品
表EM3と同様に作成される。但し、生産仕様部品表P
S3における部品コードBCDの「B」は、生産仕様部
品表PSにマッチングさせるために「P2」となってい
る。
【0085】図15に示す製作部品表PM3は、親の製
作部品表PM3aと子の製作部品表PM3bとからなっ
ている。親の製作部品表PM3aでは、生産コードLT
Nとして「オーダ123」が追加され、それが受注設計
によるものであることを示すカスタマイズマークCTM
が記録されている。子の製作部品表PM3bでは、生産
仕様部品表PS3と同様のものが追加され、これによっ
て生産コードLTN「オーダ123」における追加仕様
が示されている。
【0086】生産時や保守時に、この「オーダ123」
の構成内容を知りたいときには、親の製作部品表PM3
aにおける「オーダ123」の構成内容と、そこからカ
スタマイズマークCTMで組付けられる子の製作部品表
PM3bの構成内容を合わせたものが「オーダ123」
の構成内容となる。
【0087】次に、設計部品表EM、生産仕様部品表P
S、および製作部品表PMのさらに具体的な例を示す。
図16は具体的な設計部品表EM11の例を示す図、図
17は具体的な生産仕様部品表PS11の例を示す図、
図18は具体的な製作部品表PM11の例を示す図であ
る。なお、これらの例は、図15までにおいて示した設
計部品表EMなどに対して、部品コードBCDおよび仕
様パターンSPNが多くなっている。
【0088】図16において、設計部品表EM11は、
パソコンについてのものであり、主基盤実装系のシート
A、筐体系のシートB、その他の図示しないシートから
なる。
【0089】シートAにおいて、仕様1として「グレー
ド」が、仕様2として「用途」が規定されている。それ
らの組み合わせにより、仕様パターンSPN「001」
〜「006」が設定されている。部品コードBCDとし
て、「CPU」「CPUクーラー」「CPU取付けネ
ジ」などがその製造者および型式などとともに記録され
ている。
【0090】シートBにおいて、グレードが「ベーシッ
ク」および「ハイエンド」の場合の仕様パターンSPN
「001」「002」が規定されている。部品コードB
CDとして、「筐体」「フロッピドライブ」などが記録
されている。
【0091】1つの仕様パターンSPNに応じて、これ
らシートA、Bから部品を選択し、選択した部品を組み
立てることによって製品が完成する。図17において、
生産仕様部品表PSは、主基盤実装系のシートA、筐体
系のシートB、CPUユニットのシートX001、その
他の図示しないシートからなる。
【0092】生産仕様部品表PS11のシートAおよび
シートBは、設計部品表EM11のそれらと同様である
が、シートAにおいて、設計部品表EM11の「CP
U」から「クーラコード」までの4つの部品を半製品と
し、それを1つの中間在庫品「CPUユニット」とす
る。中間在庫品「CPUユニット」について、その内容
がシートX001に示されている。
【0093】図18において、製作部品表PM11は、
主基盤実装系のシートA、その他のシートからなる。製
作部品表PM11では、生産仕様部品表PS11と同様
の部品コードBCDと、その後の状況に応じて変更され
た部品コードBCDである「メモリ K社K128」
「ビデオカード S社 TX901」「サウンドカード
C社 SB811」などが記録されている。生産単位
の生産コードLTN毎に、それぞれの仕様パターンSP
Nに応じた数量KKNが記録されている。
【0094】例えば、生産コードLTN「ODR991
1003」では、本来は「サウンドカード C社 SB
801」を使用することになっていたのであるが、それ
にトラブルがあったためにやや高級な「サウンドカード
C社 SB811」を一時的に使用している。トラブ
ルが解決した後は、元に戻される。
【0095】また、生産コードLTN「ODR9912
004」では、本来はH社のメモリを使用することにな
っていたのであるが、互換部品として指定されていた在
庫のあるK社のメモリが使用されている。また、顧客か
らオプションの指定があり、標準外の「サウンドカード
E社 ES701」が使用されている。
【0096】このように、製作部品表PM11におい
て、生産現場の実態に合わせて、効率のよい管理の仕方
で各生産コードLTNの生産を進めていくことができ
る。しかも、各生産コードLTNについて使用された部
品コードBCDの記録が全て保存されることとなる。
【0097】なお、製作部品表PM11を保守時に使用
する際には、生産コードLTNが抽出された後、その生
産コードLTNの製品がどの顧客に納入されたかという
ことが、図1に示す顧客データベースDB3から検索さ
れ、検索された顧客のプロフィールとともに表示面に表
示される。また、保守の実績によって得られたノウハウ
などが保守ノウハウデータベースDB4に記録されてい
る。トラブルの内容に応じて保守ノウハウデータベース
DB4を検索することにより、対処方法が表示面に表示
され、トラブルに対する支援が行われる。
【0098】次に、設計部品表EMから生産仕様部品表
PSを作成する際の構成の組み替えに対し、種々のパタ
ーンに対し仕様部品表PXが対応可能であることを具体
例によって示す。
【0099】図20は複数の部品をオプションにより使
い分けた場合の仕様部品表PX21の例を示す図、図2
1は複数のシートにまたがる中間部品を有する場合の仕
様部品表PX22の例を示す図である。
【0100】図20において、設計部品表EM21で
は、部品C,D,Eは部品Bの下層レベルに設定されて
いる。実際は、部品Bに対し、部品Cは常に用いられる
が、部品Dと部品Eとは選択的に用いられるものであ
る。
【0101】したがって、生産仕様部品表PS21で
は、それぞれの場合に対応して、2つの部品B1,B2
を設定し、それぞれに対して、部品Dと部品Eとが選択
的に用いられるように組み替えが行われている。
【0102】図21において、設計部品表EM22は2
つのシートA,Bがあり、それら2つのシートA,Bに
おいて用いられる部品C1,C2,C3については、生
産仕様部品表PS22では共通の中間部品として管理さ
れる。その共通の中間部品を管理するために、生産仕様
部品表PS22においては、シートA,Bの他に、シー
トPが設けられている。そして、生産仕様部品表PS2
2のシートPは、仕様部品表PX22においてもシート
Pとして反映されている。
【0103】次に、種々のタイプの仕様部品表PXにつ
いて、設計部品表EMの変更を行ったときに、その変更
に基づいて仕様部品表PXに処理を加え、それによって
生産仕様部品表PSに反映させることが可能であること
を具体例によって示す。また、仕様部品表PXに処理を
加える場合に、その処理の全部を自動的に行うことがで
きる場合とそうでない場合とを示す。
【0104】設計部品表EMの変更には、部品置換、部
品削除、部品追加、部品数量変更、および部品内容変更
などがあるが、ここでは前3者について示す。図22は
変更前の設計部品表EM31を示す図、図23は図22
の設計部品表EM31に対応する仕様部品表PX31を
示す図、図24は図23の仕様部品表PX31に対応す
る生産仕様部品表PS31を示す図、図25は設計部品
表EM31に対して部品置換を行った設計部品表EM3
2を示す図、図26は図25の設計部品表EM32に対
応する仕様部品表PX32を示す図、図27は図26の
仕様部品表PX32に対応する生産仕様部品表PS32
を示す図、図28は設計部品表EM31に対して部品削
除を行った設計部品表EM33を示す図、図29は図2
8の設計部品表EM33に対応する仕様部品表PX33
を示す図、図30は図29の仕様部品表PX33に対応
する生産仕様部品表PS33を示す図、図31は設計部
品表EM31に対して部品追加を行った設計部品表EM
34を示す図、図32は図31の設計部品表EM34に
対応する仕様部品表PX34を示す図、図33は図32
の仕様部品表PX34に対応する生産仕様部品表PS3
4aを示す図、図34は図33に示す生産仕様部品表P
S34aを修正した生産仕様部品表PS34を示す図で
ある。
【0105】図22に示すように、設計部品表EM31
は、2つのシートS1,S2から構成される。図23に
示すように、仕様部品表PX31は、2つのシートS
1,S2と、共通のシートPとから構成される。仕様部
品表PX31の3つのシートから必要なデータを抽出す
ることにより、図24に示すように生産仕様部品表PS
31について3つのシートが得られる。
【0106】図25に示すように、設計部品表EM32
では、部品C,F,I,Gが、それぞれ部品Ca,F
a、Ia、Gaに置換されている。そのような変更に対
応して、仕様部品表PX31に対して自動的に変更の処
理が行われ、図26に示す仕様部品表PX32が作成さ
れる。
【0107】例えば、仕様部品表PX32のシートS1
において、部品コードBCD「C」の行が削除され、部
品コードBCD「Ca」の行が追加されている。追加さ
れた行の行番号EGNは「031」に、行番号PGNは
「041」となっている。
【0108】仕様部品表PX32から抽出された生産仕
様部品表PS32(図27)は、変更された設計部品表
EM32に正しく対応している。図28に示すように、
設計部品表EM33では、部品C,F,I,Gがそれぞ
れ削除されている。そのような変更に対応して、仕様部
品表PX31に対して自動的に変更の処理が行われ、図
29に示す仕様部品表PX33が作成される。
【0109】仕様部品表PX33から抽出された生産仕
様部品表PS33(図30)は、変更された設計部品表
EM33に正しく対応している。図31に示すように、
設計部品表EM34では、部品R1〜R5が追加されて
いる。そのような変更に対応して、仕様部品表PX31
に対して自動的に変更の処理が行われ、図32に示す仕
様部品表PX34が作成される。
【0110】しかし、処理によって作成された仕様部品
表PX34では、生産仕様部品表PS上における位置の
不明確な部分があり、その部分の行番号PGNは空白と
なっている。これに対応する生産仕様部品表PS34a
(図33)では、追加された部品R1〜R5の位置が不
明確なため、それぞれの親部品の最後尾に表示され、修
正入力が促される。
【0111】そこで、担当者が入力を行うことによっ
て、例えば図34に示す生産仕様部品表PS34のよう
に修正される。この生産仕様部品表PS34では、部品
R5が中間部品Pの中に繰り入れられている。
【0112】次に、設計部品表EMの設計変更にともな
う仕様部品表PXの自動変更処理について説明する。図
35は設計変更にともなう仕様部品表PXの自動変更処
理を示すフローチャートである。この処理は、図1に示
すサーバ3の処理装置3a、および/または各クライア
ント5の処理装置などにおいて実行される。
【0113】仕様部品表データベースDB1に記録され
た仕様部品表PXから所定のデータが抽出され、設計部
品表EMが作成され、クライアント5aの表示装置21
aの表示面に表示される(#11)。担当者(設計者)
が変更を行うと、その変更のタイプに応じて処理が分岐
される(#12)。
【0114】数量(員数)の変更が行われた場合には、
変更前の行の直下に、数量のみを変更した変更後の行を
加え、それぞれ変更前フラグおよび変更後フラグをつけ
る(#13)。
【0115】品目内容の変更が行われた場合には、変更
前の行の直下に、属性情報のみを変更した変更後の行を
加え、それぞれ変更前フラグおよび変更後フラグをつけ
る(#14)。
【0116】部品の置換が行われた場合には、置換され
る部品と置換する部品を指定し(#15)、置換される
部品に非置換フラグを立て(#16)、置換する部品を
置換される部品の直下に追加表示する(#17)。この
とき、追加する行番号MGN、PGNは、元の行番号を
インクリメントして新規番号とする。
【0117】部品の削除が行われた場合には、削除され
る部品を指定し(#18)、削除される部品に削除フラ
グを立てる(#19)。部品の追加が行われた場合に
は、直前の部品を指定し(#20)、追加する部品を指
定し(#21)、追加する部品が既存の部品であれば
(#22)、追加する部品を検索し(#23)、指定し
た直前の部品の直下に新しく行を追加する(#24)。
追加する部品が新規の部品であれば(#22)、部品番
号を新規に設定し(#25)、名称または型式などの属
性情報を入力する(#26)。
【0118】変更された設計部品表EMが表示面に表示
されるので、それを担当者が承認する(#27)。次
に、変更された仕様部品表PXに基づいて生産仕様部品
表PSが作成され、適当なタイミングで、クライアント
5bの表示装置21bの表示面に表示される(#2
8)。表示された生産仕様部品表PSについて、不都合
がある場合に、担当者(生産管理者)がそれを修正する
(#29)。修正のない場合には、担当者による確認の
みを行う。修正後の、または修正のない生産仕様部品表
PSについて、担当者が承認する(#30)。
【0119】図36は受注設計における処理の概略の流
れを示すフローチャートである。図36において、設計
部門は、顧客の要求仕様(特注仕様)を確定した後(#
41)、それにできるだけ合致した構成を、設計部品表
EMから取り出し、それを当該顧客向けの標準部品表と
する(#42)。
【0120】設計者は、顧客向けの標準部品表をべース
として、顧客の要求仕様を考慮しながら設計部品表EM
の変更を行い、顧客向けの設計部品表EMを完成する
(#43)。
【0121】顧客向けの設計部品表EMが完成すると、
それに基づいて生産仕様部品表PSが作成される(#4
4)。作成された生産仕様部品表PSについて、必要に
応じて修正を加える(#45)。決定された生産仕様部
品表PS、つまり仕様部品表PXに基づいて、製作部品
表PMを更新する(#46)。
【0122】上に述べた実施形態によると、設計部門に
おける設計変更の内容を生産単位で正確に反映すること
ができ、管理ロス、部材料調達ミスなどの製造ロスの削
減を図ることができる。また、生産の準備作業のリード
タイムを短縮することができる。また、保守時におい
て、製作部品表PMにより適確な保守パーツを供給する
ことができ、保守作業の効率化と顧客満足度の向上を図
ることができる。
【0123】さらに、正確に管理された生産単位毎の部
品構成履歴をベースとして、部品毎の使用状況を把握
し、部品の標準化および部品点数の削減を通じてコスト
ダウンを効率的に進めることができる。
【0124】上に実施形態において、図に示す設計部品
表EM、生産仕様部品表PS、および製作部品表PM
は、いずれも、サーバ3およびクライアント5の表示面
に表示させることができる。その際に、クライアント5
が設置された部門に応じて、いずれかのみを選択的に表
示させるようにしてもよい。また、仕様部品表PXは、
サーバ3の表示面に表示させることができる。その他、
データベースDBの内容、設計部品表EM、生産仕様部
品表PS、製作部品表PM、仕様部品表PXの内容、構
成、配置、処理の内容または順序などは、本発明の趣旨
に沿って適宜変更することができる。
【0125】
【発明の効果】本発明によると、製品の仕様の変更また
は設計変更に対して迅速に且つ正確に対応することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生産管理支援システムの全体の構
成の例を示すブロック図である。
【図2】仕様部品表データベースに記憶される仕様部品
表の構成の例を示す図である。
【図3】仕様部品表のデータ構造を示す図である。
【図4】設計部品表の例を示す図である。
【図5】生産仕様部品表の例を示す図である。
【図6】製作部品表の構成の例を示す図である。
【図7】製品のバリエーションの追加による変更後の設
計部品表の例を示す図である。
【図8】設計部品表に対応した生産仕様部品表の例を示
す図である。
【図9】設計変更による変更後の設計部品表の例を示す
図である。
【図10】設計部品表に対応した生産仕様部品表の例を
示す図である。
【図11】生産仕様部品表に対応した製作部品表の例を
示す図である。
【図12】設計部品表を変更した後の設計者のイメージ
を示す図である。
【図13】図12の場合と同じ変更を行うことによって
追加される設計部品表の例を示す図である。
【図14】設計部品表に対応した生産仕様部品表の例を
示す図である。
【図15】生産仕様部品表に対応した製作部品表の例を
示す図である。
【図16】具体的な設計部品表の例を示す図である。
【図17】具体的な生産仕様部品表の例を示す図であ
る。
【図18】具体的な製作部品表の例を示す図である。
【図19】設計部品表、生産仕様部品表、仕様部品表、
および製作部品表の関係を示す図である。
【図20】複数の部品をオプションにより使い分けた場
合の仕様部品表の例を示す図である。
【図21】複数のシートにまたがる中間部品を有する場
合の仕様部品表の例を示す図である。
【図22】変更前の設計部品表を示す図である。
【図23】図22の設計部品表に対応する仕様部品表を
示す図である。
【図24】図23の仕様部品表に対応する生産仕様部品
表を示す図である。
【図25】部品置換を行った設計部品表を示す図であ
る。
【図26】図25の設計部品表に対応する仕様部品表を
示す図である。
【図27】図26の仕様部品表に対応する生産仕様部品
表を示す図である。
【図28】部品削除を行った設計部品表を示す図であ
る。
【図29】図28の設計部品表に対応する仕様部品表を
示す図である。
【図30】図29の仕様部品表に対応する生産仕様部品
表を示す図である。
【図31】部品追加を行った設計部品表を示す図であ
る。
【図32】図31の設計部品表に対応する仕様部品表を
示す図である。
【図33】図32の仕様部品表に対応する生産仕様部品
表を示す図である。
【図34】図33に示す生産仕様部品表を修正した生産
仕様部品表を示す図である。
【図35】設計変更にともなう仕様部品表の自動変更処
理を示すフローチャートである。
【図36】受注設計における処理の概略の流れを示すフ
ローチャートである。
【図37】生産管理方法を説明するための図である。
【図38】図4に示す設計部品表に基づいて作成された
従来の生産部品表である。
【符号の説明】 1 生産管理支援システム 3 サーバ 5 クライアント 31 更新部(更新する手段) 32 修正部(修正する手段) 33 設計部品表作成部(設計部品表を作成する手段) 34 生産仕様部品表作成部(生産仕様部品表を作成す
る手段) DB1 仕様部品表データベース DB2 製作部品表データベース EM 設計部品表 PS 生産仕様部品表 PX 仕様部品表 PM 製作部品表 LTN 生産コード(生産の単位)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五十嵐 博昭 大阪府大阪市中央区城見2丁目2番53号 株式会社富士通関西システムズ内 (72)発明者 川添 隆 大阪府大阪市中央区城見2丁目2番53号 株式会社富士通関西システムズ内 (72)発明者 中野 孝志 大阪府大阪市中央区城見2丁目2番53号 株式会社富士通関西システムズ内 Fターム(参考) 5B049 BB07 CC02 CC21 DD00 DD05 EE05 FF03 FF04 GG04 GG07 9A001 CZ07 CZ08 JJ44 JZ01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製品についての仕様の項目と各仕様の製品
    を構成する部品の項目とによってマトリクス状に構成さ
    れ、交点に各仕様に必要な部品の数量が示される設計部
    品表を作成するステップと、 前記設計部品表に基づいて、各仕様の製品の生産に適す
    るように前記部品の項目および数量を修正してマトリク
    ス状の生産仕様部品表を作成するステップと、 前記生産仕様部品表の部品の項目を含む項目と、生産の
    単位を示す項目とをマトリクス状に配置した製作部品表
    を作成するステップと、 生産の単位毎に前記製作部品表の該当する交点にデータ
    を書き込んで前記製作部品表を更新するステップと、 前記設計部品表に変更が生じた際にその変更に応じて前
    記生産仕様部品表を更新するステップと、 前記生産仕様部品表の更新に応じて前記製作部品表を更
    新するステップと、 前記製作部品表に基づいて生産管理または保守管理を行
    うステップと、 を有することを特徴とする生産管理方法。
  2. 【請求項2】製品についての仕様の項目と各仕様の製品
    を構成する部品の項目とによってマトリクス状に構成さ
    れる交点に各仕様に必要な部品の数量が示される設計部
    品表、および前記各仕様の製品の生産に適するように前
    記部品の項目および数量が修正されてマトリクス状に構
    成される生産仕様部品表の両方の項目を含む仕様部品表
    を作成するステップと、 前記生産仕様部品表の部品の項目を含む項目と、生産の
    単位を示す項目とをマトリクス状に配置した製作部品表
    を作成するステップと、 生産の単位毎に前記製作部品表の該当する交点にデータ
    を書き込んで前記製作部品表を更新するステップと、 前記設計部品表に変更が生じた際にその変更に応じて前
    記仕様部品表を更新するステップと、 を有することを特徴とする生産管理方法。
  3. 【請求項3】製品についての仕様の項目と各仕様の製品
    を構成する部品の項目とによってマトリクス状に構成さ
    れ、交点に各仕様に必要な部品の数量が示される設計部
    品表を記憶する設計部品表データベースと、 前記設計部品表の各仕様の製品の生産に適するように前
    記部品の項目および数量を修正してマトリクス状に作成
    された生産仕様部品表を記憶する生産仕様部品表データ
    ベースと、 前記生産仕様部品表の部品の項目を含む項目と、生産の
    単位を示す項目とをマトリクス状に配置した製作部品表
    を記憶する製作部品表データベースと、 生産の単位毎に前記製作部品表の交点に数量を書き込ん
    で前記製作部品表を更新する手段と、 入力された変更データに基づいて前記生産仕様部品表お
    よび前記製作部品表を修正する手段と、 を有することを特徴とする生産管理支援システム。
  4. 【請求項4】製品についての仕様の項目と各仕様の製品
    の設計および生産に必要な部品の項目とによってマトリ
    クス状に構成され、交点に各仕様に必要な部品の数量が
    示される仕様部品表を記憶する仕様部品表データベース
    と、 前記仕様部品表の部品と同じ項目と、生産の単位を示す
    項目とをマトリクス状に配置した製作部品表を記憶する
    製作部品表データベースと、 生産の単位毎に前記製作部品表の交点に数量を書き込ん
    で前記製作部品表を更新する手段と、 入力された変更データに基づいて前記仕様部品表および
    前記製作部品表を修正する手段と、 を有することを特徴とする生産管理支援システム。
  5. 【請求項5】前記仕様部品表からデータを抽出すること
    によって、製品についての仕様の項目と各仕様の製品の
    設計に必要な部品の項目とによってマトリクス状に構成
    され、交点に各仕様に必要な部品の数量が表示される設
    計部品表を作成する手段を有する、 請求項4記載の生産管理支援システム。
  6. 【請求項6】前記仕様部品表からデータを抽出すること
    によって、製品についての仕様の項目と各仕様の製品の
    生産に必要な部品の項目とによってマトリクス状に構成
    され、交点に各仕様に必要な部品の数量が示される生産
    仕様部品表を作成する手段を有する、 請求項5記載の生産管理支援システム。
  7. 【請求項7】前記仕様部品表には、前記部品について
    の、前記設計部品表および生産仕様部品表におけるそれ
    ぞれの項目番号および親部品を示す項目が設けられてな
    る、 請求項6記載の生産管理支援システム。
  8. 【請求項8】設計部門に設置される端末装置の表示面に
    前記設計部品表を表示させ、生産部門に設置される端末
    装置の表示面に前記生産仕様部品表を表示させるための
    手段を有する、 請求項6または請求項7記載の生産管理支援システム。
  9. 【請求項9】保守部門に設置される端末装置の表示面に
    前記製作部品表を表示させるための手段を有する、 請求項4ないし請求項8のいずれかに記載の生産管理支
    援システム。
  10. 【請求項10】製品についての仕様の項目と各仕様の製
    品の設計および生産に必要な部品の項目とによってマト
    リクス状に構成され、交点に各仕様に必要な部品の数量
    が示される仕様部品表を記憶する仕様部品表データベー
    スと、 前記仕様部品表からデータを抽出することによって、製
    品についての仕様の項目と各仕様の製品の設計に必要な
    部品の項目とによってマトリクス状に構成され、交点に
    各仕様に必要な部品の数量が示される設計部品表を作成
    する手段と、 前記仕様部品表からデータを抽出することによって、製
    品についての仕様の項目と各仕様の製品の生産に必要な
    部品の項目とによってマトリクス状に構成され、交点に
    各仕様に必要な部品の数量が示される生産仕様部品表を
    作成する手段と、 を有することを特徴とする生産管理支援システム。
  11. 【請求項11】前記仕様部品表には、前記部品について
    の、前記設計部品表および生産仕様部品表におけるそれ
    ぞれの項目番号および親部品を示す項目が設けられてな
    る、 請求項10記載の生産管理支援システム。
  12. 【請求項12】データを抽出することによって、製品に
    ついての仕様の項目と各仕様の製品の設計に必要な部品
    の項目とによってマトリクス状に構成される設計部品
    表、または製品についての仕様の項目と各仕様の製品の
    生産に必要な部品の項目とによってマトリクス状に構成
    される生産仕様部品表を作成することが可能であり、生
    産管理に用いられる仕様部品表であって、 製品についての仕様の項目、各仕様の製品の設計および
    生産に必要な部品の項目、前記設計部品表における項目
    番号、前記設計部品表における親部品を示す項目、前記
    生産仕様部品表における項目番号、前記生産仕様部品表
    における親部品を示す項目が設けられ、 前記製品についての仕様の項目は、前記設計部品表およ
    び前記生産仕様部品表に対して共通に設けられてなる、 ことを特徴とする生産管理に用いられる仕様部品表。
  13. 【請求項13】生産管理支援のためのプログラムを記録
    した記録媒体であって、 製品についての仕様の項目と各仕様の製品の設計および
    生産に必要な部品の項目とによってマトリクス状に構成
    され、交点に各仕様に必要な部品の数量が示される仕様
    部品表を作成してメモリに記憶させるための処理と、 前記仕様部品表からデータを抽出することによって、製
    品についての仕様の項目と各仕様の製品の設計に必要な
    部品の項目とによってマトリクス状に構成され、交点に
    各仕様に必要な部品の数量が示される設計部品表を作成
    する処理と、 前記仕様部品表からデータを抽出することによって、製
    品についての仕様の項目と各仕様の製品の生産に必要な
    部品の項目とによってマトリクス状に構成され、交点に
    各仕様に必要な部品の数量が示される生産仕様部品表を
    作成する処理と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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