JP2003216844A - 生産準備を管理する装置およびその方法 - Google Patents

生産準備を管理する装置およびその方法

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JP2003216844A
JP2003216844A JP2002015075A JP2002015075A JP2003216844A JP 2003216844 A JP2003216844 A JP 2003216844A JP 2002015075 A JP2002015075 A JP 2002015075A JP 2002015075 A JP2002015075 A JP 2002015075A JP 2003216844 A JP2003216844 A JP 2003216844A
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Kazuhiro Takemoto
和弘 竹本
Tetsuo Inagaki
哲郎 稲垣
Takeshi Takami
毅 高見
Satoshi Fukatsu
智 深津
Shinya Sawada
晋弥 澤田
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
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    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06Q10/00Administration; Management
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    • G06Q10/0875Itemisation or classification of parts, supplies or services, e.g. bill of materials

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取引相手から調達すべき部品の開発から納品
までのスケジュールの進捗状況を効率的に管理する方法
を提供する。 【解決手段】 発注会社1は、取引相手2に対して部品
の製造を依頼する。取引相手2から調達すべき部品の開
発から納品までのスケジュールを管理するための管理フ
ォームは、調達セクション11、生産管理セクション1
2、検査セクション13により共同で統一的に作成さ
れ、公開サーバ3に格納される。公開サーバ3は、管理
フォームを取引相手2に公開する。取引相手2は、公開
された管理フォームに従って発注会社1が要求する情報
を入力する。発注会社1は、取引相手2により入力され
た情報を利用して、調達すべき部品の開発から納品まで
のスケジュールの進捗状況を一元的に管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取引相手から調達
すべき部品についてのスケジュールを管理する装置およ
び方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、製品を生産する際には、一般
に、その製品を構成する部品の一部または全部を取引相
手(関連会社を含む)から調達している。特に、自動車
や電子機器などのような部品点数の多い製品を組み立て
る場合は、多数の取引相手が存在する。
【0003】部品の調達は、しばしば、インターネット
又はイクストラネット等のネットワーク通信を利用して
行われている。具体的には、たとえば、調達すべき部品
の番号、数量、納期などを提示した電子メールが取引相
手に送信され、それに応じて取引相手が指定された部品
を納品する形態が知られている。また、複数の取引相手
に対して電子メール等で見積照会を行い、最も有利な条
件を提示した取引相手に発注を行うケースも知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、新製品が開
発されるときなどは、通常、既存の部品だけでなく、新
たに開発すべき部品を調達する必要がある。ここで、新
たに開発すべき部品は、通常、新たな設計図や仕様書等
に基づいて製造されるので、既存の部品と同じ取引形態
で調達することは容易ではない。このため、新たに開発
すべき部品については、上述のようなインターネット又
はイクストラネットを利用した調達は殆ど行われてこな
かった。
【0005】また、部品を調達しようとする者(以下、
発注会社)にとっては、取引相手から供給される部品の
品質、納期、部品の安定供給性などを管理する必要があ
る。このため、発注会社には、通常、これらのことを管
理するために、調達(購買)セクションの他に、検査セ
クションや生産管理セクションが設けられている。そし
て、これらのセクションの各担当者は、それぞれ経験に
基づいて決められたチェックリスト等を持っており、そ
れに従って取引相手における作業の進捗状況や納入され
た部品の品質を管理している。
【0006】しかし、セクション毎に作成されたチェッ
クリスト等は、一般に、互いに独立しており、作業効率
が低いことが多い。例えば、重複したチェック項目が存
在する場合は、複数のセクションから取引相手に対して
同じ問合せが繰り返し行われることになる。
【0007】なお、この問題は、特に、少量多品種多変
動の新製品を、短期間で効率的に立ち上げる際に重要に
なってくる。本発明の課題は、取引相手から調達すべき
部品の開発から納品までのスケジュールの進捗状況を効
率的に管理する方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の生産準備管理装
置は、発注会社およびその取引相手の双方がアクセス可
能なコンピュータを用いて実現され、上記発注会社から
上記取引相手に対して発注される部品を管理するための
管理フォームを格納する格納手段と、上記格納手段に格
納されている管理フォームをネットワークを介して上記
取引相手に公開する公開手段と、上記取引相手により入
力されたデータに基づいて上記格納手段に格納されてい
る管理フォームを更新する更新手段と、上記更新手段に
より更新された管理フォームを出力する出力手段を備
え、上記管理フォームは、上記発注会社の中の複数の管
理セクションにより統一的に作成されている。
【0009】上記構成によれば、取引相手により製造さ
れる部品を管理するための管理フォームが、発注会社の
中の複数の管理セクションにより統一的に作成されてい
るので、重複した管理項目がなくなり、管理作業の効率
が向上する。上記装置において、上記管理フォームは、
上記発注会社から上記取引相手に対して発注される部品
が取引相手において新たに開発を要する場合に、その部
品の開発または生産に係わるスケジュールの進捗状況を
管理するための管理項目を含むようにしてもよい。この
構成によれば、発注会社は、取引相手により製造される
部品の開発または生産のスケジュールを、早い段階でチ
ェックすることができるので、後になって問題が表面化
するようなケースが回避される。
【0010】また、上記装置において、取引相手ごと或
いは部品ごとに、納期遵守実績を表す実績データ、ある
いは上記発注会社に納入された部品の品質に係わる実績
を表す実績データを蓄積する実績データ蓄積手段をさら
に設け、上記出力手段が、上記実績データに基づいて上
記管理フォームの中の対応する部分が上記発注会社の端
末装置において識別表示されるように上記管理フォーム
を編集して出力するようにしてもよい。この構成によれ
ば、納期または品質について問題が発生するおそれのあ
る取引相手または部品を重点的に且つ確実に管理でき
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。図1は、実施形態の生産
準備管理装置が使用されるシステムの全体構成図であ
る。図1において、発注会社1は、例えば製品製造会社
であって、取引相手2から製品を構成する部品を調達す
る。取引相手2は、例えば部品メーカであって、発注会
社1からの依頼に応じて対応する部品を提供する。公開
サーバ3は、発注会社1により作成される管理フォーム
を、例えばWebページを利用して取引相手2に公開す
る。ここで、管理フォームは、後で詳しく説明するが、
新規部品の開発/生産を依頼する依頼票としての役割、
およびその開発/生産の進捗状況を管理または確認する
ためのチェックリストとしての役割を持っている。な
お、取引相手2は、通信回線(例えば、インターネッ
ト)を介して公開サーバ3にアクセスし、発注会社1に
より作成された管理フォームに必要な情報を書き込むこ
とができる。
【0012】発注会社1には、取引会社2から調達すべ
き部品の納期や品質を管理する管理セクションが設けら
れている。そして、この管理セクションは、例えば、取
引相手2に部品を発注すると共にその納期を管理する調
達(購買)セクション11、取引相手2における新規部
品の開発/生産の進捗状況を管理する生産管理セクショ
ン12、および取引相手2により生産された部品の品質
を管理する検査セクション13を含んでいる。なお、管
理フォームは、調達セクション11、生産管理セクショ
ン12、および検査セクション13の各担当者により共
同で統一的に作成されている。
【0013】図2(a) は、公開サーバ3の構成図であ
る。CPU21は、与えられたプログラムを実行して対
応する機能を提供する。メモリ22は、CPU21によ
り使用される記憶領域である。記憶装置23は、例えば
ハードディスクであって、CPU21により実行される
プログラムや各種データを格納している。通信I/F2
4は、CPU21の指示に従い、通信回線を介して多の
端末装置と情報を送受信する。なお、発注会社1により
作成された管理フォームは、例えば、記憶装置23の所
定の領域に格納される。
【0014】図2(b) は、発注会社1または取引相手2
に設けられる端末装置の構成図である。ここで、これら
の端末装置は、公開サーバ3にアクセスする機能を持っ
たクライアントコンピュータである。また、この端末装
置は、発注会社1において、調達セクション11、生産
管理セクション12、検査セクション13にそれぞれ設
けられるようにしてもよい。
【0015】図2(b) において、CPU21、メモリ2
2、記憶装置23、および通信I/F24は、基本的
に、上述した通りである。入力デバイス25は、例え
ば、キーボードおよびポインティングデバイスであっ
て、ユーザの指示をCUP21に受け渡す。出力装置2
6は、例えば、ディスプレイ装置またはプリンタであっ
て、CPU21の指示に従って対応するデータを出力す
る。
【0016】次に、発注会社1により作成される管理フ
ォームについて説明する。ここで、管理フォームは、上
述したように、新規部品の開発/生産のスケジュールの
進捗状況を管理または確認するためのチェックリストと
しての役割を持っている。そして、管理フォームは、各
部品ごとにそれぞれ作成され、例えば、少なくとも以下
の項目を含んでいる。 (1)対象製品名 (2)取引相手名 (3)品番 (4)図面レベル (5)品名 (6)希望リードタイム (7)合意リードタイム (8)図面作成予定日 (9)図面作成完成日 (10)企画個数/月 (11)重点管理(仕入れ) (12)重点管理(設計) (13)設計変更理由 (14)納入条件 (15)号試(生産ラインを使用した初期ロット)の手配 (a) 納期 (b) 納入予定日 (c) 納入実績 (d) 数量 (16)号口(生産ラインを使用した量産工程)の手配 (a) 納期 (b) 納入予定日 (c) 納入実績 (d) 数量 (17)新規設備の準備 (a) 予定日 (b) 完成日 (18)型治具の準備 (a) 予定日 (b) 完成日 (19)治具を製作しない場合の品質確保の方法 (20)正規工程整備状況 (a) 計画 (b) 実績 (21)材料手配 (a) 計画 (b) 実績 (22)支給品手配 (a) 計画 (b) 実績 (23)号試工程 (a) 計画 (b) 実績 (24)量産工程 (a) 計画 (b) 実績 (25)生産能力 (a) 工数(時間/個) (b) 定時能力(個/日) (c) 検査要因確保 (1) 計画 (2) 実績 (26)品質確認 (a) 2次外注 (1) 計画 (2) 実績 (b) 立会い検査体制 (1) 計画 (2) 実績 (27)検査方法計画 (a) 種類 (b) 期限 (c) 完成日 (28)工程調査予定日 (a) 1回目 (1) 予定日 (2) 実績 (3) 得点 (a) 2回目 (1) 予定日 (2) 実績 (3) 得点 (29)新規標準類作成計画 (a) QC工程表 (1) 有/無 (2) 完成予定日 (3) 完成日 (b) 手順書 (1) 有/無 (2) 完成予定日 (3) 完成日 (c) 要領書 (1) 有/無 (2) 完成予定日 (3) 完成日 (d) 教え込み計画 (1) 有/無 (2) 完成予定日 (3) 完成日 (30)コメント欄 (31)評価欄 上記管理フォームは、発注会社1の調達セクション1
1、生産管理セクション12、および検査セクション1
3の各担当者により共同で統一的に作成され、公開サー
バ3に格納される。そして、取引会社2は、端末装置を
利用して、その管理フォームを閲覧することができ、ま
た、対応する項目(たとえば、項目7〜10、項目17
〜26、項目29など)に必要な情報を書き込むことが
できる。一方、発注会社1の管理セクション11〜13
は、端末装置を利用して、取引会社2により更新された
管理フォーム(すなわち、必要な情報が書き込まれた管
理フォーム)を参照できる。したがって、情報伝達のタ
イムラグがなくなるので、情報の精度が向上すると共
に、リアルタイム化が図れるようになる。
【0017】また、上記管理フォームは、新規部品の開
発/生産の進捗状況を確認するための項目を備えている
ので、取引相手2から調達すべき部品の納期だけでな
く、より詳細なスケジュールを管理できる。具体的に
は、例えば、「項目17:新規設備の準備」を設けたこ
とにより、取引相手2において新規部品を生産するため
に新たな生産設備が必要であるのか否か、その生産設備
の立ち上げ予定日がいつになるのか等を確認できる。あ
るいは、「項目21:材料手配」および「項目22:支
給品手配」を設けたことにより、取引相手2において対
応する部品を生産するために必要な材料や支給品が確保
される予定日などを確認できる。従って、発注会社1
は、取引相手2において作成されたスケジュールに無理
または無駄がないか、開発/生産の準備が順調に進んで
いるか、などを早い段階でチェックできる。また、発注
会社1は、取引相手2により入力されたスケジュール等
に満足できないときは、その取引相手2に対してスケジ
ュールの変更等を即座に依頼できる。この結果、全体と
して、製品の生産が効率化が図れる。
【0018】さらに、上記管理フォームには、「項目1
1:重点管理(仕入れ)」及び「項目12:重点管理
(設計)」が設けられている。これらの項目には、納期
または品質の観点から見た重要度を表す情報が設定され
る。たとえば、「重点管理(仕入れ)」には、当該取引
相手の過去の納期遵守率または当該部品についての過去
の納期遵守率など基づいて、他の部品と比較して納期管
理を厳重に行うべきか否かを表す情報が設定される。ま
た、「重点管理(設計)」には、当該取引相手の過去の
不良品率または当該部品についての過去の不良品率など
基づいて、他の部品と比較して品質管理を厳重に行うべ
きか否かを表す情報が設定される。なお、「重点管理
(設計)」には、設計上の懸念事項や過去の失敗例等を
集めたデータ集にリンクするためのリンク情報が設定さ
れていてもよい。
【0019】なお、管理フォームにおいて「重点管理」
が設定されている部品は、図3に示すように、発注会社
1の端末装置において他の部品から識別されるように表
示される。ここで、この例は、調達セクション11また
は生産管理セクション12の端末装置の表示画面を示し
ている。すなわち、調達セクション11または生産管理
セクション12は、取引相手2からの部品の入荷状況を
管理する際には、その旨を公開サーバ3に依頼する。こ
の依頼を受けた公開サーバ3は、格納されているすべて
の管理フォームをサーチして必要な情報を取り出し、図
3に示すリストを作成する。このとき、各部品ごとに
「重点管理(仕入れ)」が設定されているか否かがチェ
ックされ、それが設定されている部品に対応するレコー
ドは、他のレコードと異なる色で表示される。これによ
り、調達セクション11または生産管理セクション12
は、遅延が発生する可能性のある部品について、その開
発や生産の進捗状況を確実に管理できる。
【0020】なお、検査セクション13の端末装置に部
品リストが表示される際には、「重点管理(設計)」が
設定されている部品に対応するレコードが他のレコード
から識別表示される。これにより、検査セクション13
は、品質が十分でない可能性のある部品について、その
検査体制などを確実に管理できる。
【0021】図4(a) は、取引相手ごとの納期遵守率に
ついての実績データが格納されたテーブルを示す図であ
る。この実績データは、発注会社1により集計され、公
開サーバ3に渡される。そして、公開サーバ3は、この
実績データを参照し、各部品に対応する管理フォーム内
の「重点管理」を設定するか否かを決定する。たとえ
ば、納期遵守率が所定値よりも低い取引相手に部品の製
造を依頼する際には、その部品に対応する管理フォーム
内の「重点管理(仕入れ)」が設定される。これによ
り、遅延が発生する可能性のある取引相手に部品の製造
を依頼した場合、その部品に対応するレコードが図3に
示すように識別表示されるようになる。
【0022】図4(b) は、部品ごとの納期遵守率につい
ての実績データが格納されたテーブルを示す図である。
この実績データも、発注会社1により集計され、公開サ
ーバ3により参照される。たとえば、納期遵守率が所定
値よりも低い部品があったときは、その部品に対応する
管理フォーム内の「重点管理(仕入れ)」が設定され
る。
【0023】また、特に図示しないが、発注会社1は、
部品毎および取引相手毎に納入部品の不良品率を集計し
ている。そして、この実績データも公開サーバ3により
参照される。このとき、不良品率が所定値よりも高い部
品、または不良品率が所定値よりも高い取引相手により
製造される部品については、対応する管理フォーム内の
「重点管理(設計)」が設定されることになる。
【0024】図5は、発注会社1または取引相手2の端
末装置に表示される管理フォームの中の生産準備に係わ
る情報の表示例である。ここで、生産準備に係わる情報
は、発注会社1または取引相手2の端末装置を介して入
力される指示に従って、上述した管理フォームから適切
に抽出される。但し、各取引相手2の端末装置には、発
注会社1から依頼された部品に係わるレコードのみが表
示される。また、発注会社1の管理セクション11〜1
3(特に、調達セクション11、生産管理セクション1
2)の担当者、および取引相手2の担当者は、それぞ
れ、対応する項目について必要な情報を入力することが
できる。そして、対応する情報が入力されると、公開サ
ーバ3に格納されている管理フォームの内容が更新され
る。
【0025】図6は、発注会社1または取引相手2の端
末装置に表示される管理フォームの中の品質検査に係わ
る情報の表示例である。なお、品質検査に係わる情報が
管理フォームから適切に抽出される点、取引相手2の端
末装置には一部のレコードのみが表示される点、発注会
社1および取引相手2の担当者がそれぞれ対応する項目
について必要な情報を入力できる点、および公開サーバ
3に格納されている管理フォームの内容が更新される点
は、上述した通りである。なお、品質検査に係わる情報
についての表示画面には、コメント欄が設けられてお
り、失敗事例など文字情報が書き込めるようになってい
る。
【0026】図7は、出図状況表の表示例である。ここ
で、「出図状況」とは、発注会社1の設計セクションに
おいて作成される全図面のうちのどの程度まで作成済み
であるかを意味する。ここで、この出図状況表は、生産
管理セクション12により作成および管理されるが、公
開サーバ3を介して調達セクション11、検査セクショ
ン13、および取引相手2にも公開される。これによ
り、生産準備の進捗状況が各担当者により共有される。
【0027】図8は、基準リードタイムテーブルの例で
ある。このリードタイムテーブルには、取引相手2にそ
の製造を依頼すべき部品ごとに「リードタイム」が登録
される。ここで、登録される「リードタイム」は、過去
に実際に調べられたデータである。よって、将来、過去
に実績のある部品と類似する部品の製造を取引相手2に
依頼するときには、その新たな部品についての推定リー
ドタイムの精度が高くなる。なお、この「リードタイ
ム」は、管理フォームの「項目6:希望リードタイム」
として使用することができる。
【0028】図9は、出図管理に係わるデータの表示例
である。発注会社1または取引相手2において「出図管
理」に係わるデータを見たい旨の要求が合った場合は、
公開サーバ3は、項目1〜項目13等を含むように管理
フォームを編集し、それを対応する端末装置に表示す
る。なお、図9に示す表示例では、「No.」から「重
点管理」までの各項目は、発注会社1の生産管理セクシ
ョン12により必要な情報が入力されるように、例え
ば、青色で表示されている。また、「合意L/T」から
「企画個数/月」までの各項目は、取引相手2により必
要な情報が入力されるように、例えば、緑色で表示され
ている。
【0029】図10は、遅延リストの例である。この遅
延リストは、発注会社1の管理セクション11〜13か
らの要求により呼び出される。そして、遅延が発生して
いる部品をリストアップしたいときは、対応する項目の
上部に表示されているボタンをクリックする。すなわ
ち、例えば、「入荷」の上部に表示されているボタンを
クリックすれば、発注会社1への入荷が遅れている部品
がリストアップされる。これにより、発注会社1は、各
項目ごとに遅延の発生を認識できる。ここで、この遅延
リストは、調達セクション11、生産管理セクション1
2、検査セクション13の任意の端末装置から呼び出す
ことができるので、セクション間での情報のタイムラグ
がなく、且つ、必要な情報を簡単に取得できる。
【0030】図11は、重点的に管理すべき取引相手を
管理するデータベースの例である。この例では、各取引
相手を重点的に管理すべきか否かは、納期遵守率に基づ
いて判断されている。また、図12は、重点的に管理す
べき部品を管理するデータベースの例である。この例で
は、備考欄が設けられており、注記すべき情報を書き込
めるようになっている。
【0031】このように、実施形態の管理方法によれ
ば、発注会社1の各管理セクション11〜13が保持し
ている管理情報が統一されるので、取引相手2に対して
重複して同じ問合せをすることが回避される。また、管
理セクション11〜13の間で管理情報が共有され、重
点管理項目が抽出されるので、問題が発生する可能性の
ある部品について確実に管理が行われる。さらに、管理
情報が一元化されているので、各工程の作業が効率的に
行われる。
【0032】なお、上述の実施形態では、製品を構成す
る部品の取引について説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、部品以外の任意の物品の取引に適
用可能である。また、上述の実施形態では、発注会社1
の調達セクション11、生産管理セクション12、検査
セクション13により共同で管理フォームが作成される
こととしているが、部品の設計に係わるセクションなど
が協力してそれを作成するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、取引相手における生産
準備を管理するための情報が一元化されるので、発注会
社および取引相手の双方で状況の認識が統一されるとと
もに、発注会社は、新規部品の生産準備の状況について
遅延なく把握できる。また、公開サーバを介して進捗状
況の入力/確認が行われるので、発注会社と取引相手と
の間での問合せ/応答のための時間が削減されるととも
に、問題発生時には、早い段階で対策を検討することが
できる。したがって、製品の開発期間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の生産準備管理装置が使用されるシス
テムの全体構成図である。
【図2】(a) は、公開サーバの構成図、(b) は、発注会
社または取引相手に設けられる端末装置の構成図であ
る。
【図3】重点管理部品が識別表示された部品リストの表
示例である。
【図4】納期遵守率の実績データの例である。
【図5】生産準備に係わる情報の表示例である。
【図6】品質検査に係わる情報の表示例である。
【図7】出図状況表の表示例である。
【図8】基準リードタイムテーブルの例である。
【図9】出図管理に係わる画面の表示例である。
【図10】遅延リストの例である。
【図11】重点的に管理すべき取引相手を管理するデー
タベースの例である。
【図12】重点的に管理すべき部品を管理するデータベ
ースの例である。
【符号の説明】 1 発注会社 2 取引相手 3 公開サーバ 11 調達セクション 12 生産管理セクション 13 検査セクション
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G05B 19/418 G05B 19/418 Z (72)発明者 高見 毅 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機内 (72)発明者 深津 智 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機内 (72)発明者 澤田 晋弥 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機内 Fターム(参考) 3C100 AA29 AA36 BB05 CC08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発注会社およびその取引相手の双方がア
    クセス可能なコンピュータを用いて生産準備を管理する
    装置であって、 上記発注会社から上記取引相手に対して発注される部品
    を管理するための管理フォームを格納する格納手段と、 上記格納手段に格納されている管理フォームをネットワ
    ークを介して上記取引相手に公開する公開手段と、 上記取引相手により入力されたデータに基づいて上記格
    納手段に格納されている管理フォームを更新する更新手
    段と、 上記更新手段により更新された管理フォームを出力する
    出力手段を備え、 上記管理フォームは、上記発注会社の中の複数の管理セ
    クションにより統一的に作成されていることを特徴とす
    る生産準備管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置であって、 上記管理フォームは、上記発注会社から上記取引相手に
    対して発注される部品が取引相手において新たに開発を
    要する場合に、その部品の開発または生産に係わるスケ
    ジュールの進捗状況を管理するための管理項目を含んで
    いる。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の装置であって、 取引相手ごと或いは部品ごとに、納期遵守実績を表す実
    績データを蓄積する実績データ蓄積手段をさらに有し、 上記出力手段は、上記実績データに基づいて上記管理フ
    ォームの中の対応する部分が上記発注会社の端末装置に
    おいて識別表示されるように上記管理フォームを編集し
    て出力する。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の装置であって、 取引相手ごと或いは部品ごとに、上記発注会社に納入さ
    れた部品の品質に係わる実績を表す実績データを蓄積す
    る実績データ蓄積手段をさらに有し、 上記出力手段は、上記実績データに基づいて上記管理フ
    ォームの中の対応する部分が上記発注会社の端末装置に
    おいて識別表示されるように上記管理フォームを編集し
    て出力する。
  5. 【請求項5】 発注会社およびその取引相手の双方がア
    クセス可能なコンピュータを用いて生産準備を管理する
    方法であって、 上記発注会社の中の複数の管理セクションにより統一的
    に作成された上記発注会社から上記取引相手に対して発
    注される部品を管理するための管理フォームを所定のメ
    モリ領域に格納し、 上記格納されている管理フォームをネットワークを介し
    て上記取引相手に公開し、 上記取引相手により入力されたデータに基づいて上記格
    納されている管理フォームを更新し、 上記更新された管理フォームを出力するを特徴とする生
    産準備管理方法。
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