JP2001280207A - 仕切板付きタンク - Google Patents

仕切板付きタンク

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JP2001280207A
JP2001280207A JP2000098727A JP2000098727A JP2001280207A JP 2001280207 A JP2001280207 A JP 2001280207A JP 2000098727 A JP2000098727 A JP 2000098727A JP 2000098727 A JP2000098727 A JP 2000098727A JP 2001280207 A JP2001280207 A JP 2001280207A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶着時に分割ピースに対して仕切板がずれて
溶着されることを防止すると共に仕切板が溶着時に反る
のを防止することができ、しかも製造が容易な仕切板付
きタンクを提供する。 【解決手段】 仕切板8に剛性を上げるための第1の補
強リブ24を形成し、第1の分割ピース9に第1の補強
リブ24を嵌め込み、第1の補強リブ24の外周面24
aのみと第1の分割ピース9とを密着し、第1の分割ピ
ース9に対して仕切板8を位置決めする。第1の分割ピ
ース9および仕切板8の溶着部17,21を第2の分割
ピース10の溶着部に対向させ、第1の分割ピース9、
第2の分割ピース10および仕切板8を同時に溶着す
る。第1の分割ピース9が仕切板8を位置決めするの
で、溶着時の振動によって第1の分割ピース9に対して
仕切板8がずれてしまうのを防止できる。また、第1の
補強リブ24は仕切板8自体の剛性も上げるので、溶着
時に仕切板8が反るのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーシングが第1
の分割ピースと第2の分割ピースとの溶着によって形成
され、仕切板がケーシング内部を区画する仕切板付きタ
ンクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ケーシングを2つの分割ピースの
溶着によって形成した仕切板付きタンクとして、特開平
11−287163号公報に記載された仕切板付きタン
クが知られている。この仕切板付きタンクは、内燃機関
の吸気系の、レゾネータを一体に有するサージタンクと
して用いられる。図6に示すように、この仕切板付きタ
ンクは、ケーシングを構成する2つの分割ピース1,2
と、ケーシング内部の空間を区画する仕切板3とからな
る。2つの分割ピース1,2のうち、一方の分割ピース
1は、溶着部4の内側に内側ばり隠しリブ5を有してい
る。この内側ばり隠しリブ5は、2つの分割ピース1,
2同士の溶着と同時に仕切板3に溶着・シールされる。
仕切板3には、内側ばり隠しリブ5と仕切板3との溶着
による溶着ばりを隠すばり隠しリブ3aが形成される。
この仕切板付きタンクによれば、分割ピース1,2同士
の溶着と同時に、一方の分割ピース1と仕切板3とを溶
着するので、溶着工程が一工程で済む。
【0003】また、図7に示すように、一方の分割ピー
ス30に仕切板31を位置決めして、分割ピース30,
32同士および仕切板31と他方の分割ピース32を溶
着する3部材の溶着構造も知られている(特開平11−
277628号公報)。仕切板31には、突起34が設
けられ、分割ピース30のフランジ30aには、この突
起34と嵌合する凹み35が形成される。突起34と凹
み35とが嵌合することによって、仕切板31が分割ピ
ース30に対して位置決めされる。この3部材の溶着構
造によれば、仕切板31は、位置ずれを起こすことな
く、分割ピース32に溶着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
仕切板付きタンクにあっては、分割ピース2に対して仕
切板3が位置決めされていないので、溶着時の振動によ
って仕切板3が分割ピース2に対してずれて溶着されて
しまうおそれがある。また、仕切板3の剛性を充分に上
げることができず、溶着時に仕切板3が反れてしまうお
それもある。さらに、分割ピース1の内側ばり隠しリブ
5の内側にさらにばり隠しリブ3aが必要になってしま
うという問題も生じる。
【0005】従来の3部材の溶着構造にあっては、溶着
時の振動によって仕切板31が位置ずれを起こすことは
ないが、分割ピース30の凹み35に鍵状の突起34が
嵌合する構造になっているので、突起34の外周、内周
および厚み、並びに凹み35の外周、内周および深さそ
れぞれに寸法精度が必要になり、寸法の管理がし難い。
【0006】そこで、本発明は、2つの分割ピースおよ
び仕切板を同時に溶着できる仕切板付きタンクにおい
て、溶着時に分割ピースに対して仕切板がずれて溶着さ
れることを防止すると共に仕切板が溶着時に反るのを防
止することができ、しかも製造が容易な仕切板付きタン
クを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。上記課題を解決するために、本発明者は、仕切
板に剛性を上げるための第1の補強リブを形成し、第1
の分割ピースにこの第1の補強リブを嵌め込み、前記第
1の補強リブの外周面のみおよび前記第1の分割ピース
の内周面とによって仕切板を第1の分割ピースに対して
位置決めし、第1の分割ピースおよび仕切板の溶着部を
第2の分割ピースの溶着部に対向させ、第1の分割ピー
ス、第2の分割ピースおよび仕切板を同時に溶着した。
すなわち、本発明は、ケーシング(7)と仕切板(8)
とを備え、前記ケーシング(7)は、第1の分割ピース
(9)と第2の分割ピース(10)との溶着によって形
成され、前記仕切板(8)は、前記ケーシング(7)内
に設けられ前記ケーシング(7)内部の空間を複数の室
に区画し、前記第1の分割ピース(9)および前記仕切
板(8)の溶着部(17,21)を、前記第2の分割ピ
ース(10)の溶着部(16)に対向させ、前記仕切板
(8)の前記第1の分割ピース(9)側に形成された第
1の補強リブ(24)が前記第1の分割ピース(9)に
嵌め込まれ、前記第1の補強リブ(24)の外周面(2
4a)のみおよび前記第1の分割ピース(9)の内周面
(9a)とによって前記仕切板(8)が前記第1の分割
ピース(9)に対して位置決めされることを特徴とする
仕切板付きタンクにより、上述した課題を解決した。
【0008】この発明によれば、前記第1の分割ピース
(9)および前記仕切板(8)の溶着部(17,21)
を、前記第2の分割ピース(10)の溶着部(16)に
対向させるので、第1の分割ピース(9)、第2の分割
ピース(10)および仕切板(8)を同時に溶着でき
る。また、第1の補強リブ(24)の外周面(24a)
のみと前記第1の分割ピース(9)の内周面(9a)が
密着することによって、第1の分割ピース(9)が仕切
板(8)を位置決めするので、溶着時の振動によって第
1の分割ピース(9)に対して仕切板(8)がずれてし
まうのを防止できる。また、仕切板(8)を位置決めす
る際、第1の補強リブ(24)の外周面(24a)のみ
と前記第1の分割ピース(9)の内周面(9a)とが密
着し、第1の補強リブ(24)の内周面(24b)およ
び端面(24c)が前記第1の分割ピース(9)と密着
しないので、第1の補強リブ(24)の幅、厚みを大き
くすることができ、この結果、仕切板(8)自体の剛性
を上げ、溶着時に仕切板(8)が反るのを防止できる。
さらに、仕切板(8)を位置決めする際、第1の補強リ
ブ(24)の外周面(24a)のみと前記第1の分割ピ
ース(9)の内周面(9a)とが密着するので、第1の
補強リブ(24)の外周面(24a)のみに精度が必要
になるが、第1の補強リブ(24)の内周面(24b)
および端面(24c)に精度が必要にならない。したが
って、例えば金型で製造する仕切板(8)の製造が容易
になる。
【0009】また、本発明は、前記第1の補強リブ(2
4)が前記仕切板(8)の前記溶着部(21)の外周面
と段差を付けて形成され、前記仕切板(8)の前記溶着
部(21)が前記の第1の分割ピース(9)に嵌め込ま
れ、前記仕切板(8)の前記溶着部(21)の外周面
(21b)と前記第1の分割ピース(9)の内周面(2
0a)とによって前記仕切板(8)が前記第1の分割ピ
ース(9)に対して位置決めされることを特徴とする。
【0010】この発明によれば、仕切板(8)の外周面
(21b)および第1の補強リブ(24)の外周面(2
4a)の両方が第1の分割ピース(9)に嵌め込まれる
ので、第1の分割ピース(9)がより確実に仕切板
(8)を位置決めする。
【0011】さらに、本発明は、前記第1の分割ピース
(9)の溶着部(17)の外側、および前記仕切板
(8)の溶着部(21)の内側に、前記第2の分割ピー
ス(10)に対向する対向面(17a,21a)から凹
ませた溝(18,22)が形成されることを特徴とす
る。
【0012】この発明によれば、溶着部(17,21)
の内側および外側に対向面(17a,21a)から凹ま
せた溝が形成されるので、対向面(17a,21a)か
ら突出させてばり隠し部が形成される場合に比べ、溶着
部(17,21)の内側および外側に溶着ばりを貯蔵す
る大きな体積を確保することができる。
【0013】さらに、本発明は、前記仕切板(8)の、
前記第1の補強リブ(24)の反対側に、第2の補強リ
ブ(25)が形成されることを特徴とする。
【0014】この発明によれば、仕切板(8)の剛性を
より大きくすることができ、溶着前に仕切板(8)が反
るのを確実に防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は、本発明の第1
の実施形態における仕切板付きタンクを示す。図1は仕
切板付きタンクの平面図、図2は仕切板付きタンクの側
面図、図3は仕切板付きタンクの正面図を示す。この仕
切板付きタンクは、例えば内燃機関の消音器として用い
られ、樹脂製のケーシング7と樹脂製の仕切板8とを備
える。ケーシング7は、流入口12を有する第1の分割
ピース9と、流出口11を有する第2の分割ピース10
とから構成される。第1の分割ピース9および第2の分
割ピース10は、振動溶着によって結合される。この第
1の分割ピース9と第2の分割ピース10との溶着によ
って、ケーシングが内部に空間を有する密閉した容器に
形成される。仕切板8は、ケーシングの内部の空間を複
数の室、例えば2つに区画する。仕切板8は、第1の分
割ピース9に嵌め込まれ、第1の分割ピース9および第
2の分割ピース10の振動溶着と同時に第2の分割ピー
ス10に溶着される。第2の分割ピース10と仕切板8
との溶着によって、仕切板8が第2の分割ピース10に
シールされ、ケーシング内部の空間が確実に区画され
る。なお、仕切板8によって区画された複数の室は、サ
ージタンク、レゾネータ、蓄圧タンク等として使用され
てもよい。
【0016】第1の分割ピース9は、箱形状をなし、そ
の開口端の縁にフランジ13が形成される。また、第2
の分割ピース10も箱形状をなし、その開口端の縁にフ
ランジ14が形成される。仕切板8は、板状をなし、ケ
ーシング7の内部空間を左右2つの室7a,7bに区画
している。室7aと室7bとは、仕切板8に設けられた
複数の連通管15によって連通されている。
【0017】図4は、第1の分割ピース9のフランジ1
3、第2の分割ピース10のフランジ14、および仕切
板8の外周部の拡大図を示す。図中(A)は溶着前を示
し、図中(B)は溶着後を示す。
【0018】第2の分割ピース10のフランジ14に
は、第1の分割ピース9および仕切板8に溶着する溶着
部16が形成される。この溶着部16は第2の分割ピー
ス10のフランジ面14aから突出していて、所定の溶
け代を有する。第1の分割ピース9に対向する第2の分
割ピース10の溶着部16の対向面16aが、第1の分
割ピース9および仕切板8に当接する。
【0019】第1の分割ピース9のフランジ13には、
第2の分割ピース10に溶着する溶着部17が形成され
る。この溶着部17の外側には、第2の分割ピース10
に対向する溶着部17の対向面17aから凹ませた溝1
8が形成される。この溝18の外側には、外側突き当て
リブ19が形成されている。この外側突き当てリブ19
の高さは、第2の分割ピース10の溶着部16の対向面
16aが振動溶着の溶け代となって後退したときも、第
2の分割ピース10のフランジ面14aと干渉しないよ
うに設定される。また、この溶着部16の内側には、対
向面17aよりも第1の分割ピース9側に掘り下げた嵌
合部20が形成される。この嵌合部20の厚みは仕切板
8の厚みと略一致している。
【0020】仕切板8は、第1の分割ピース9の嵌合部
20に嵌め込まれる。仕切板8には、第2の分割ピース
10と溶着する溶着部21が形成される。第2の分割ピ
ース10と対向する溶着部21の対向面21aは、第1
の分割ピース9の前記対向面17aと高さが略一致して
いる。仕切板8の溶着部21の内側には、対向面21a
から凹ませた溝22が形成される。この溝22の内側に
は、内側突き当てリブ23が形成される。内側突き当て
リブ23の高さは、第2の分割ピース10の溶着部の対
向面16aが振動溶着の溶け代となって後退したとき
も、第2の分割ピース10のフランジ面14aと干渉し
ないように設定される。また、仕切板8の溶着部21の
外周面21bが第1の分割ピース9の嵌合部20の内周
面20aと密着することによって、第1の分割ピース9
に対して仕切板8が位置決めされる。
【0021】仕切板8の第1の分割ピース9側には、仕
切板8の全周にわたって第1の補強リブ24が形成され
る。この第1の補強リブ24は、仕切板8の溶着部21
の外周面21bと段差を付けて形成される。第1の補強
リブ24は、第1の分割ピース9に嵌め込まれる。第1
の補強リブ24の外周面24aのみが第1の分割ピース
9の内周面9aに密着し、第1の補強リブ24の内周面
24bおよび端面24cは分割ピース9の内周面9aと
密着していない。第1の補強リブ24の外周面24aの
みが第1の分割ピース9の内周面9aに密着することに
よって、仕切板8が第1の分割ピース9に対して位置決
めされる。すなわち、仕切板8は、その外周面21bお
よび第1の補強リブ24の外周面24aが第1の分割ピ
ース9に密着することによって、図中上下方向に位置決
めされる。また、仕切板8の溶着部21の背面が第1の
分割ピース9の嵌合部20に密着することによって、図
中左右方向に位置決めされる。さらに、仕切板8の第1
の補強リブ24の反対側には、仕切板8の全周にわたっ
て第2の補強リブ25が形成されている。図中(B)に
示すように、第2の分割ピース10と第2の補強リブ2
5との間には、溶着時における第2の分割ピース10の
図中上下方向の振幅を考慮して、例えば1.5mm程度
の隙間wが開けられる。
【0022】第2の分割ピース10を、仕切板8と第1
の分割ピース9とが一体化したものに当接させた後、こ
れらを図中矢印Aの方向に押圧し、矢印B方向に加振す
ると、溶着部16,17,21の対向面16a,17
a,21aが摩擦発熱し、溶着が始まる。第2の分割ピ
ース10と仕切板8との溶着は、第2の分割ピース10
と第1の分割ピース9との溶着と同時に行われる。これ
により、第2の分割ピース10と仕切板8を溶着し、そ
の後第2の分割ピース10と第1の分割ピース9とを溶
着する場合に比べて、工程数が低減する。また、溶着
時、仕切板8の外周面21bおよび第1の補強リブ24
の外周面24aが第1の分割ピース9に密着することに
よって、第1の分割ピース9が仕切板8を位置決めして
いるので、溶着時の振動によって第1の分割ピース9に
対して仕切板8がずれてしまうのを防止できる。また、
仕切板8を位置決めする際、第1の補強リブ24の外周
面24aのみと第1の分割ピース9の内周面9aとが密
着し、第1の補強リブ24の内周面24bおよび端面2
4cが第1の分割ピース9と密着しないので、第1の補
強リブ24の幅、厚みを大きくすることができ、この結
果、仕切板8自体の剛性を上げ、溶着時に仕切板8が反
るのを防止する。さらに、第2の補強リブ25も、仕切
板8の剛性も上げるので、溶着時に仕切板8が反るのを
より一層防止する。また、仕切板8を位置決めする際、
第1の補強リブ24の外周面24aのみと第1の分割ピ
ース9の内周面9aとが密着するので、第1の補強リブ
24の外周面24aのみに精度が必要になるが、第1の
補強リブ24の内周面24bおよび端面24cに精度が
必要にならない。したがって、例えば金型で製造する仕
切板の製造が容易になる。
【0023】第1の分割ピース9の溶着部17と第2の
分割ピース10の溶着部16とから生じる溶着ばりのう
ち、溶着部17より外側に出るばりは、外側突き当てリ
ブ19と溝18との間の隙間に閉じ込められる。一方、
仕切板8の溶着部21と第2の分割ピース10の溶着部
16とから生じる溶着ばりのうち、溶着部21より内側
にでるばりは、内側突き当てリブ23と溝22との間の
隙間に閉じ込められる。溝18,22は、対向面17
a,21aより凹ませているので、溶着部17,21の
内側および外側に溶融ばりを貯蔵する大きな体積を確保
することができる。
【0024】図5は、仕切板8の他の例を示す。第1の
補強リブ24または第2の補強リブ25は、この図に示
すように仕切板8の外周に沿って連続的に形成されずに
断続的に形成されてもよい。仕切板8の第1の補強リブ
24または第2の補強リブ25は、溶着ばりを隠すばり
隠しリブとしての機能を有さず、あくまで仕切板8の位
置決めまたは仕切板8を補強する機能を有するのみであ
る。したがって、仕切板8の位置決めおよび仕切板8の
必要な強度が得られれば、第1の補強リブ24および第
2の補強リブ25を断続的に形成してもよい。
【0025】なお、上記実施形態において、溶着には振
動溶着を用いているが、振動溶着に限られることなく、
誘電加熱による溶着、熱板溶着、電磁波誘導加熱による
溶着、熱線溶着のいずれを用いても良い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
仕切板に剛性を上げるための第1の補強リブを形成し、
第1の分割ピースに補強リブを嵌め込み、前記第1の補
強リブの外周面のみおよび前記第1の分割ピースの内周
面とによって仕切板を第1の分割ピースに対して位置決
めし、第1の分割ピースおよび仕切板の溶着部の対向面
を第2の分割ピースの溶着部の対向面に対向させた。第
1の分割ピースおよび仕切板の溶着部を、前記第2の分
割ピースの溶着部に対向させるので、第1の分割ピー
ス、第2の分割ピースおよび仕切板を同時に溶着でき
る。また、第1の補強リブの外周面のみと前記第1の分
割ピースの内周面が密着することによって、第1の分割
ピースが仕切板を位置決めするので、溶着時の振動によ
って第1の分割ピースに対して仕切板がずれてしまうの
を防止できる。また、仕切板を位置決めする際、第1の
補強リブの外周面のみと前記第1の分割ピースの内周面
とが密着し、第1の補強リブの内周面および端面が前記
第1の分割ピースと密着しないので、第1の補強リブの
幅、厚みを大きくすることができ、この結果、仕切板自
体の剛性を上げ、溶着時に仕切板が反るのを防止でき
る。さらに、仕切板を位置決めする際、第1の補強リブ
の外周面のみと前記第1の分割ピースの内周面とが密着
するので、第1の補強リブの外周面のみに精度が必要に
なるが、第1の補強リブの内周面および端面に精度が必
要にならない。したがって、例えば金型で製造する仕切
板の製造が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における仕切板付きタンク
を示す平面図(一部断面図を含む)。
【図2】上記仕切板付きタンクを示す側面図(一部断面
図を含む)。
【図3】上記仕切板付きタンクを示す正面図(一部断面
図を含む)。
【図4】上記仕切板付きタンクのフランジを示す拡大断
面図(図中(A)は溶着前を示し、図中(B)は溶着後
を示す)。
【図5】仕切板の他の例を示す正面図。
【図6】従来の仕切板付きタンクを示す断面図。
【図7】従来の3部材の溶着構造を示す断面図。
【符号の説明】
7 ケーシング 8 仕切板 9 第1の分割ピース 9a 第1の分割ピースの内周面 10 第2の分割ピース 16,17,21 溶着部 17a,21a 対向面 18,22 溝 21b 溶着部の外周面 24 第1の補強リブ 24a 第1の補強リブの外周面 25 第2の補強リブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと仕切板とを備え、 前記ケーシングは、第1の分割ピースと第2の分割ピー
    スとの溶着によって形成され、 前記仕切板は、前記ケーシング内に設けられ前記ケーシ
    ング内部の空間を複数の室に区画し、 前記第1の分割ピースおよび前記仕切板の溶着部を、前
    記第2の分割ピースの溶着部に対向させ、 前記仕切板の前記第1の分割ピース側に形成された第1
    の補強リブが前記第1の分割ピースに嵌め込まれ、前記
    第1の補強リブの外周面のみおよび前記第1の分割ピー
    スの内周面とによって前記仕切板が前記第1の分割ピー
    スに対して位置決めされることを特徴とする仕切板付き
    タンク。
  2. 【請求項2】 前記第1の補強リブが前記仕切板の前記
    溶着部の外周面と段差を付けて形成され、前記仕切板の
    前記溶着部が前記の第1の分割ピースに嵌め込まれ、前
    記仕切板の前記溶着部の外周面と前記第1の分割ピース
    の内周面とによって前記仕切板が前記第1の分割ピース
    に対して位置決めされることを特徴とする請求項1に記
    載の仕切板付きタンク
  3. 【請求項3】 前記第1の分割ピースの溶着部の外側、
    および前記仕切板の溶着部の内側に、前記第2の分割ピ
    ースに対向する対向面から凹ませた溝が形成されること
    を特徴とする請求項1または2に記載の仕切板付きタン
    ク。
  4. 【請求項4】 前記仕切板の、前記第1の補強リブの反
    対側に、第2の補強リブが形成されることを特徴とする
    請求項1ないし3いずれかに記載の仕切板付きタンク。
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