JP2001279715A - 建設機械のガードカバー開閉構造 - Google Patents

建設機械のガードカバー開閉構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガードカバーの開閉及び各種機器類のメンテ
ナンスを容易に行うことができる小型建設機械のガード
カバー開閉構造を提供する。 【解決手段】 上部旋回体と、この上部旋回体の後部に
配置されるエンジン及びタンク等の機器類と、この機器
類の外周及び上面を覆うガードカバーと、このガードカ
バーの上面に備えられる運転席とを有する建設機械のガ
ードカバー開閉構造において、前記ガードカバーを車長
方向と平行に少なくとも3分割し、前記機器類の少なく
とも上面及び後面を覆うとともに該上面に運転席を配置
する開閉自在な第1カバーと、この第1カバーの両側に
それぞれ備えられると共に、前記機器類の少なくとも側
面を覆う開閉自在な第2カバーとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガードカバーの開
閉及び各種機器類のメンテナンスを容易に行うことがで
きるガードカバーの開閉構造を有する小型油圧ショベル
等、小型建設機械に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、小型油圧ショベルの従来のガード
カバー開閉構造を、図5を参照しながら説明する。図5
は実開平3−62149号に開示された従来のガードカ
バー開閉構造を備える小型油圧ショベルの側面図であ
る。
【0003】図において、50は小型の油圧ショベルで
あって、この油圧ショベル50は、走行自在な下部走行
体51と、この下部走行体51の上部に旋回自在に接続
される上部旋回体52と、この上部旋回体52の前部に
回動自在に接続されるアタッチメント53とを有してい
る。前記上部旋回体52は、その下部に各種機器類を載
置できるフロアデッキ54を備えている。このフロアデ
ッキ54の上面後部には、エンジン60等の機器類が配
置されており、この機器類の側面及び上面は開閉自在な
ガードカバー56で覆われている。また、このガードカ
バー56の上面には、オペレータが着座する運転席57
が備えられている。また、前記フロアデッキ54上であ
って、前記運転席57の前方には、下部走行体51の走
行操作を行う走行レバー59及びアタッチメント53の
回動操作を行う操作レバー58等を備えるレバーボック
ス55が備えられている。
【0004】オペレータは、前記運転席57に着座し、
オペレータの前方に備えられる操作レバー58及び走行
レバー59を自在に操作することによって、下部走行体
51の走行を行い、或いはアタッチメント53の回動を
行い、油圧ショベル50で掘削作業等を行っている。
【0005】この油圧ショベル50において、エンジン
60等のメンテナンスを行う場合には、前記ガードカバ
ー56を、その後部下端部を回動中心軸として上方に開
放させて(図中、2点鎖線で示す)、エンジン60等を
外方に開放して行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した油圧ショベル
50のガードカバー56によれば、ガードカバー56を
開放させるだけでエンジン60等の機器類のメンテナン
スを行うことができる。しかしながら、このガードカバ
ー56は、エンジン60等の機器類の側面及び上面をま
とめて覆うように一体形成されているので、ガードカバ
ー56自体が非常に重いものになってしまう問題があっ
た。さらに、この重たいガードカバー56の上面に重量
のある運転席57を備えているため、ガードカバー56
の開閉時には、この運転席57の重量がプラスされ、オ
ペレータがこの重たいガードカバー56の開閉に苦労し
ていた。
【0007】また、上記ガードカバー56を開放してメ
ンテナンスを行う場合、前記ガードカバー56の開放側
に位置する機器類は問題ないが、回動中心軸側に位置す
る機器類は、開放されたガードカバー56が邪魔とな
り、奥まったところに手が届かずメンテナンスし難いと
いう問題があった。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであって、ガードカバーの開閉及び各種機器類のメ
ンテナンスを容易に行うことができる小型建設機械のガ
ードカバー開閉構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上部旋回体と、この上部旋回体の後部に配置される
エンジン及びタンク等の機器類と、この機器類の外周及
び上面を覆うガードカバーと、このガードカバーの上面
に備えられる運転席とを有する建設機械のガードカバー
開閉構造において、前記ガードカバーを車長方向と平行
に少なくとも3分割し、前記機器類の少なくとも上面及
び後面を覆うとともに該上面に運転席を配置する開閉自
在な第1カバーと、この第1カバーの両側にそれぞれ備
えられると共に、前記機器類の少なくとも側面を覆う開
閉自在な第2カバーとを備えることを特徴とするもので
ある。
【0010】これによると、定期的なメンテナンスを行
う時には、従来技術のように一体的に形成された重量の
あるガードカバーを開閉するといったことなく開閉を楽
に行うことができるとともに、前記ガードカバーを略全
開状態とすることができる。また、バッテリの液面を確
認するといったデイリーメンテナンスを行う場合には、
全てのカバーを開放することなく、該当する1つのカバ
ーを開放すればよいので、従来技術のように一体的に形
成されるガードカバーを一々開放する場合に比してメン
テナンス効率が向上する。また、第1カバーの上面に運
転席を配置したことで、ガードカバーの開閉時に、運転
席を一々取り外したりする必要がなく、メンテナンスの
効率悪化を防止できる。また、従来技術に比べてガード
カバーの重量が少ないので、運転席を固定した場合でも
開閉を楽に行うことができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
建設機械のガードカバー開閉構造において、前記第2カ
バーが、少なくとも機器類の側面及び上面の一部を覆う
ように形成されることを特徴とするものである。
【0012】この場合、例えば、ラジエータのように、
一側面に備えられるフィン面の清掃及び上面に備えられ
るキャップを取り外して冷却水を交換する等の複数のメ
ンテナンスを必要とされる機器においても、第2カバー
の開放のみで作業が行えるので作業効率が向上する。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
いずれか一項記載の建設機械のガードカバー開閉構造に
おいて、前記第1カバーの回動中心軸及び前記第2カバ
ーの回動中心軸を、互いの開放側に配置することを特徴
とするものである。
【0014】この構成によると、従来技術のようにガー
ドカバーが一方向にしか開放されない場合に比して、各
カバーの回動中心軸付近に備えられる機器類のメンテナ
ンスを楽に行うことができる。また、第1カバーの開放
側(可動部)に第2カバーの回動中心軸側(固定部)が
位置するように設定することにより、閉塞時に可動部と
可動部との位置合わせが必要な場合に比して、位置あわ
せが楽に行え、外観の見映え向上に繋がる。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3いずれか一項記載の建設機械のガードカバー開閉構造
において、前記ガードカバーの前面に、前記ガードカバ
ーの前面寄りに備えられた機器類のメンテナンスができ
る開閉自在なカバーを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0016】これによると、ガードカバーの前面側に位
置する機器類のメンテナンス、例えばエアクリーナのフ
ィルタの交換等が行える。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るガードカバ
ーの開閉構造を採用する油圧ショベルの側面図である。
【0018】油圧ショベル1は、走行自在な下部走行体
2と、この下部走行体2の上部に旋回自在に搭載される
上部旋回体3と、この上部旋回体3の前端部に上下及び
左右回動自在に接続されるアタッチメント4とを備えて
いる。なお、前記上部旋回体3は、その後部が平面視で
略円弧状に形成され、旋回時にも車幅内から略突出しな
い構成となっている。
【0019】前記アタッチメント4は、上部旋回体3の
前端部に左右回動自在に接続されるスイングブラケット
5に一端が回動自在に接続されるブーム6と、このブー
ム6の他端に一端が回動自在に接続されるアーム7と、
このアーム7の他端に回動自在に接続されるバケット8
とを有している。前記ブーム6は、両端が前記スイング
ブラケット5と前記ブーム6の下面とに接続されるブー
ムシリンダ6aの伸縮駆動に応じて上下回動を行う。ま
た、前記アーム7は、両端が前記ブーム6の背面とアー
ム7の上端部とに接続されるアームシリンダ7aの伸縮
駆動に応じて上下回動を行う。また、前記バケット8
は、両端が前記アーム7の上端部とバケット8とに接続
されるバケットシリンダ8aの伸縮駆動に応じて上下回
動を行う。
【0020】前記上部旋回体3は、その下部に各種機器
類を載置するフロアデッキ9を備えている。このフロア
デッキ9の上部後部には、エンジン等の機器類が配置さ
れ、この機器類の外周及び上面を覆うガードカバー10
が備えられている。このガードカバー10の上面であっ
て、車幅方向の略中央近傍には、オペレータが着座する
運転席11が備えられている。この運転席11は前記ガ
ードカバー10の上面の幅方向において、おおよそ半分
のスペースを占有している。前記運転席11の左右両側
には、前記ブームシリンダ6a,アームシリンダ7a及
びバケットシリンダ8a等の操作を行う一対の操作レバ
ー13が備えられている。前記運転席11の前方であっ
て、前記フロアデッキ9の前部上面には、前記下部走行
体2の走行操作を行う走行レバー12が備えられてい
る。前記運転席11の上方には、オペレータを雨及び落
下物等から保護するキャノピ14が備えられている。こ
のキャノピ14は、その前後両端部がそれぞれキャノピ
支柱15,16により接続されて上部旋回体3上に支持
されている。
【0021】次に上述したガードカバー10の開閉構造
を図に基づいて説明する。図2はガードカバーの開閉構
造を示す要部詳細平面図、図3はガードカバーの開閉構
造を示す要部詳細側面図、図4は第2カバーの取付構造
を示す要部詳細図である。
【0022】上部旋回体3の下部にはフロアデッキ9が
備えられており、このフロアデッキ9の上部後部には箱
形のガードカバー10が配置されている。このガードカ
バー10の内部中央付近には、エンジン20が、その軸
線が車幅方向と略平行になるように配置されている(所
謂横置き)。このエンジン20の一側にはファンが備え
られており、その前方にラジエータ21が備えられてい
る。また、エンジン20の他側には、燃料タンク25,
作動油タンク24,バッテリ23が車体前後方向に平行
に並設されている。さらに、前記エンジン20の前側に
はエアクリーナ22が備えられている。
【0023】前記ガードカバー10は、車長方向と略平
行に少なくとも3分割されており、前記エンジン20の
上面及び後面を覆う第1カバー26と、前記エンジン2
0の両側に配置される機器類を側方から覆うように構成
される第2カバー27,28とを有している。本実施形
態においては、前記第2カバー27は、ラジエータ21
の4面を覆うように構成され、また第2カバー28は、
前記燃料タンク25,作動油タンク24及びバッテリ2
3等の一部を側方から覆うように構成されている。ま
た、前記ガードカバー10の前面には、前記エアクリー
ナ22の前方を覆うカバーである第3カバー29が備え
られている。
【0024】前記第1カバー26の前端部は、前記ガー
ドカバー10の前部と一対のヒンジ31を介して接続さ
れ、該ヒンジ31を回動中心軸として上下方向に開閉自
在(矢印a)とされている。なお、この第1カバー26
の上面には運転席11が固定されており、この運転席1
1は第1カバー26の開閉時にも一体的に回動するよう
に構成されている。この第1カバー26の開放時には、
エンジン20及びこのエンジン20の上部及び後部に配
置されるリレーボックス,オイルフィルタ等の機器類の
メンテナンスができる。
【0025】一方、前記第2カバー27,28は、前記
第1カバー26の後端部左右両側近傍に備えられるブラ
ケット33に一端が接続されて左右方向に開閉自在(矢
印b,c)とされている。このブラケット33は、上述
したキャノピ支柱16の支持を主に行う機体フレーム3
8に接続されている。一例として、前記ブラケット33
と第2カバー27との接続構造を説明する。前記ブラケ
ット33は、複数のブロック39…に分割され、その1
つのブロック39の内部には、上下方向に伸長する中空
形状のピン挿通部36が備えられている。一方、前記第
2カバー27の裏面には、上下端に前記ブロック39の
1つを狭持する狭持部34aを備えた接続部34が備え
られている。この狭持部34aは上述のようにブロック
39を狭持した状態で、該ブロック39にピン35によ
って回動自在に接続されている。この場合、一般に回動
部分に使用される周知のヒンジを用いる場合に比して安
価に大形化できるので、第2カバー27の取付強度の確
保を安価に行うことができる。また、周知のヒンジに比
べて外方への露出度が小さいので外観の見映え向上に繋
がる。また、前記ブラケット33の上方に連続的にキャ
ノピ支柱16を配置すれば該ブラケット33とキャノピ
支柱16とに一体感が生まれ、より一層の見映え向上に
繋がる。
【0026】前記第2カバー27を開放したときには、
ラジエータ21の一側面(フィン部分)の清掃が行える
他、ラジエータ21の上部に備えられるラジエータキャ
ップ21aの着脱が行えるので、ラジエータ21の冷却
水交換を楽に行うことができる。また、前記第2カバー
28を開放したときにはバッテリ23の交換を行うこと
ができる。なお、本実施形態においては、第2カバー2
8に燃料タンク25のキャップを外方に開放する切欠部
28aが設けられている。これによれば、給油頻度の高
い燃料タンク25の給油を、第2カバー28を開閉する
ことなく行えることができるので第2カバー28を開閉
する手間が省ける。
【0027】ところで、前記運転席11の左右両側に備
えられる操作レバー13を有するコントロールボックス
は、それぞれガードカバー10の一部である操作レバー
取付部30,30に取り付けられている。ここでは、こ
の操作レバー取付部30,30を固定式としている。こ
の理由として、操作レバー13には複数のパイロット配
管が接続されており、回動し難いこと、また、第1カバ
ー26及び第2カバー27,28の開放により、前記操
作レバー取付部30,30の下方に存在する機器類のメ
ンテナンスが容易に行えること、等が挙げられる。
【0028】前記第3カバー29は、その下端部がヒン
ジ32によってガードカバー10側に回動自在に接続さ
れて上下方向に開閉自在とされている(矢印d)。本実
施形態においては、この第3カバー29の内部近傍に
は、エアクリーナ22が備えられており、前記第3カバ
ー29を開放した状態でフィルタの交換ができる。
【0029】次に、前記ガードカバー10内に備えられ
る機器類のメンテナンス方法について説明する。機器類
の定期的なメンテナンスを行うときには、第1カバー2
6、この第1カバー26の左右両側に備えられる第2カ
バー27,28及び前記ガードカバー10の前面に備え
られる第3カバー29を開放する。これによれば、従来
技術のように一体的に形成された重量のあるガードカバ
ーを開閉するといったことなく開閉を楽に行うことがで
きるとともに、前記ガードカバー10を略全開状態とす
ることができる。さらに、前記第3カバー29を開放す
れば、ガードカバー10の前面側に位置する機器類のメ
ンテナンス、例えばエアクリーナのフィルタの交換等が
行える。また、バッテリの液面を確認するといったデイ
リーメンテナンスを行う場合には、全てのカバー26,
27,28,29を開放することなく、該当する1つの
カバーを開放すればよいので、従来技術のように一体的
に形成されるガードカバーを一々開放する場合に比して
メンテナンス効率が向上する。
【0030】なお、本実施形態では、前記第1カバー2
6の回動中心軸を第2ガードカバー27,28の開放側
に設定し、前記第2カバー27,28の回動中心軸を前
記第1カバー26の開放側に設定している。このように
すれば、従来技術のようにガードカバーが一方向にしか
開放されない場合に比して、各カバー26,27,28
の回動中心軸付近に備えられる機器類のメンテナンスを
楽に行うことができる。また、第1カバー26の開放側
(可動部)に第2カバー27,28の回動中心軸側(固
定部)が位置するように設定することにより、閉塞時に
可動部と可動部との位置合わせが必要な場合に比して、
位置あわせが楽に行え、外観の見映え向上に繋がる。
【0031】また、前記第1カバー26は、本実施形態
では機器類の上面及び後面を覆うように設定している
が、これに加えて、機器類の前面を覆うように構成して
もよい。
【0032】さらに、本実施形態では、運転席11がガ
ードカバー10の上面の幅方向において、おおよそ半分
のスペースを占有する例について説明したが、本発明は
これに限らず、半分以上のスペースを占有するものに適
用しても同様な効果を奏することができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によると、定期的
なメンテナンスを行う時には、従来技術のように一体的
に形成された重量のあるガードカバーを開閉するといっ
たことなく開閉を楽に行うことができるとともに、前記
ガードカバーを略全開状態とすることができる。また、
バッテリの液面を確認するといったデイリーメンテナン
スを行う場合には、全てのカバーを開放することなく、
該当する1つのカバーを開放すればよいので、従来技術
のように一体的に形成されるガードカバーを一々開放す
る場合に比してメンテナンス効率が向上する。また、第
1カバーに運転席を配置したことで、ガードカバーの開
閉時に、運転席を一々取り外したりする必要がなく、メ
ンテナンスの効率悪化を防止できる。また、従来技術に
比べてガードカバーの重量が少ないので、運転席を固定
した場合でも開閉を楽に行うことができる。
【0034】請求項2に記載の発明によると、例えば、
ラジエータのように、一側面に備えられるフィン面の清
掃及び上面に備えられるキャップを取り外して冷却水を
交換する等の複数のメンテナンスを必要とされる機器に
おいても、第2カバーの開放のみで作業が行えるので作
業効率が向上する。
【0035】請求項3に記載の発明によると、従来技術
のようにガードカバーが一方向にしか開放されない場合
に比して、各カバーの回動中心軸付近に備えられる機器
類のメンテナンスを楽に行うことができる。また、第1
カバーの開放側(可動部)に第2カバーの回動中心軸側
(固定部)が位置するように設定することにより、閉塞
時に可動部と可動部との位置合わせが必要な場合に比し
て、位置あわせが楽に行え、外観の見映え向上に繋が
る。
【0036】請求項4に記載の発明によると、ガードカ
バーの前面側に位置する機器類のメンテナンス、例えば
エアクリーナのフィルタの交換等が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガードカバーの開閉構造を採用す
る油圧ショベルの側面図である。
【図2】ガードカバーの開閉構造を示す要部詳細平面図
である。
【図3】図3はガードカバーの開閉構造を示す要部詳細
側面図である。
【図4】第2カバーの取付構造を示す要部詳細図であ
る。
【図5】実開平3−62149号に開示された従来のガ
ードカバー開閉構造を備える小型油圧ショベルの側面図
である。
【符号の説明】
3:上部旋回体 10:ガードカバー 11:運転席 20:エンジン 24:作動油タンク 25:燃料タンク 26:第1カバー 27,28:第2カバー 29:第3カバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体と、この上部旋回体の後部に
    配置されるエンジン及びタンク等の機器類と、この機器
    類の外周及び上面を覆うガードカバーと、このガードカ
    バーの上面に備えられる運転席とを有する建設機械のガ
    ードカバー開閉構造において、前記ガードカバーを車長
    方向と平行に少なくとも3分割し、前記機器類の少なく
    とも上面及び後面を覆うとともに該上面に運転席を配置
    する開閉自在な第1カバーと、この第1カバーの両側に
    それぞれ備えられると共に、前記機器類の少なくとも側
    面を覆う開閉自在な第2カバーとを備えることを特徴と
    する建設機械のガードカバー開閉構造。
  2. 【請求項2】 前記第2カバーが、少なくとも機器類の
    側面及び上面の一部を覆うように形成されることを特徴
    とする請求項1記載の建設機械のガードカバー開閉構
    造。
  3. 【請求項3】 前記第1カバーの回動中心軸及び前記第
    2カバーの回動中心軸を、互いの開放側に配置すること
    を特徴とする請求項1又は2いずれか一項記載の建設機
    械のガードカバー開閉構造。
  4. 【請求項4】 前記ガードカバーの前面に、前記ガード
    カバーの前面寄りに備えられた機器類のメンテナンスが
    できる開閉自在なカバーを備えたことを特徴とする請求
    項1ないし3いずれか一項記載の建設機械のガードカバ
    ー開閉構造。
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