JP2001279100A - ゼラチン固形物 - Google Patents
ゼラチン固形物Info
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Abstract
短時間の脱気処理で除去できるため、高温下での長期間
の撹拌/脱気処理を回避できる、ゼラチン固形物を提供
する。 【解決手段】ゼラチン及びテルペン系化合物を含有する
ゼラチン固形物であって、テルペン系化合物の配合割合
がゼラチン固形物100重量部あたり0.005〜10
重量部であることを特徴とするゼラチン固形物。
Description
部外品又は化粧品等に広く利用されているカプセル剤の
皮膜として有利に利用できるゼラチン固形物に関する。
より詳細には、本発明は、その製造工程で気泡が混入し
にくいか若しくは混入しても短時間の脱気処理で除去で
き、効率的に製造できるゼラチン固形物に関する。さら
に本発明は、製造の効率化に伴って高温下で曝される時
間が短縮できるため、品質の劣化が少なく所望のゲル強
度を安定して備えるゼラチン固形物に関する。
食品、医薬品や化粧品の分野で、また写真感光材料など
の工業分野で広く利用されている。
法には、冷水に十分浸漬し膨潤させた後に加熱溶解さ
せる方法と、温水中に強力な撹拌でもって分散させ、
溶解させる方法がある。しかしながら、前者の方法は
工業的に時間がかかるという問題があり、後者の方法
は溶解時間は短縮できるが、ママコが発生したり、泡の
巻き込みが発生するという問題がある。
にゼラチン粉粒体が集合体となった状態で外側だけが溶
解することにより生じ、その結果、外側に形成されたゲ
ル状の被膜が内側のゼラチンを粉粒体のままで包囲し
て、ゼラチンの溶解を妨げる。このため、ゼラチン粉粒
体が集合体となって外側が溶解する前に、強力に撹拌す
ることによって、十分分散させることが必要となる。
の発生は抑制できても、強力な撹拌によって気泡が発生
しゼラチン内に混入するという問題が生じる。このた
め、かかる気泡の発生及び混入を回避するために、消泡
剤を配合する方法、緩和な撹拌力で時間をかけながら撹
拌する方法、溶解後加温状態で脱泡処理を行う方法等を
適宜組み合わせて使用されているのが実情である。
の過程で、かかる従来のゼラチンの調製方法によると、
撹拌処理や脱泡処理においてゼラチン含有溶液(ゼラチ
ン溶解溶液)が長時間にわたって加温状態に曝されるた
め、粘度低下が生じて最終的に調製されるゼラチン固形
物のゲル強度が不安定となり経時的に低下する現象が生
じること、その結果、カプセルの製造においては、ゼラ
チンシート基材間で接合率(ゲル強度)が異なる種々の
シートが形成されるためカプセル成型が困難になるこ
と、シート状に調製する際に厚さの調節が困難になるこ
と、また濁りが生じてクリア感に優れたゼラチン基材が
調製できないこと、等といった種々の問題が発生するこ
とを見出した。
を提供することを目的とするものである。具体的には、
本発明はゼラチン固形物の調製に際してゼラチン溶解液
に気泡が混入しないか又は混入しても簡便に除去できる
ゼラチン固形物を提供することを目的とする。また本発
明は、容易に脱泡できるため高温下での長期間の撹拌/
脱気処理を回避して調製できるゼラチン固形物を提供す
ることを目的とする。すなわち別の観点から、本発明は
製造の効率化、特に脱気時間の短縮化を実現できるゼラ
チン固形物を提供することを目的とする。また、本発明
は脱気時間の短縮化に伴って劣化が少なく、カプセル基
材として良好な品質を備えたゼラチン固形物を提供する
ことを目的とする。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ゼラチンを含有す
る組成物に特定の割合でテルペン系化合物、特にメント
ール又はその誘導体等のテルペン系アルコールを配合す
ることによって、当該化合物が消泡剤若しくは脱泡剤と
して機能して、ゼラチンを含有する粉体組成物を温水に
溶解撹拌する際に気泡が混入しにくく、また混入した気
泡はその後の脱気処理で短時間に除去できることを見出
した。さらにその他の配合成分として使用される香料な
どの揮発性成分は、脱気工程において損失の大きい成分
であるが、本発明においてはそれを殆ど損失させないか
若しくは損失度を低減させることができ、成分定量性が
高く、安定した品質のゼラチン固形物が調製できること
を見出した。そして、かかる製造工程で調製されたゼラ
チン固形物は、製造工程において長期間高温に曝される
ことから回避できるため、粘度低下が少なく安定したゲ
ル強度を備えており、このためカプセルとしての成型が
容易でカプセル基材として有用であることが確認され
た。本発明は、かかる知見に基づいて開発されたもので
ある。
げるゼラチン固形物である: (1)ゼラチン及びテルペン系化合物を含有するゼラチ
ン固形物であって、テルペン系化合物の配合割合がゼラ
チン固形物100重量部あたり0.005〜10重量部
であることを特徴とするゼラチン固形物。 (2)ゼラチン溶解液に発生する気泡に対する消泡剤と
してテルペン系化合物を配合してなることを特徴とす
る、ゼラチン及びテルペン系化合物を含有するゼラチン
固形物。 (3)ゼラチン固形物100重量部中のゼラチンの配合
割合が20〜80重量部である(1)記載のゼラチン固
形物。 (4)テルペン系化合物として、テルペン系ケトンまた
はテルペン系アルコールの少なくとも1種を含有するこ
とを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載のゼ
ラチン固形物。 (5)テルペン系化合物として、メントールまたはその
誘導体の少なくとも1種を含有することを特徴とする
(1)乃至(3)のいずれかに記載のゼラチン固形物。 (6)さらに可塑剤を含有する(1)乃至(5)のいず
れかに記載のゼラチン固形物。
れかに記載のゼラチン固形物からなるゼラチン皮膜を外
皮として有するカプセルである。
は、固体状(立方形、球状、楕円形、円柱形、円錐形、
多形など)やシート状の一定形状を有する弾性ゼラチン
体を意味するものである。また固体状ゼラチンの適用例
としては、ゲル状芳香剤やゲル状防虫剤などがあり、ま
たシート状ゼラチンの適用例としては口腔投与用のカプ
セル用被膜剤(カプセル外皮)などがある。
的な成分としてゼラチンとテルペン系化合物を含有する
ものである。
あればよく、ゼラチン、酸性ゼラチン、アルカリ性ゼラ
チン、ペプタイドゼラチン、低分子ゼラチン、ゼラチン
誘導体等がいずれも包含される。これらは単独で使用さ
れても、2種以上を任意に組み合わせて使用されてもよ
い。好ましくはカプセル基剤として用いられる可食性の
ゼラチンである。
ンの配合割合は、特に制限されないが、通常20〜80
重量部、好ましくは50〜70重量部の範囲から適宜選
択される。
物は、可食性のものであればよく、例えばメントン/イ
ソメントン、(−)-メントン、(+)-メントン、(−)-イ
ソメントン、(+)-イソメントン、l−カルボン、d−
カルボン、ジヒドロカルボン、プレゴン、ピペリトン及
びショウノウ等のテルペン系ケトン;イソプレゴール、
l−イソプレゴール、d−ネオイソプレゴール、d−イ
ソプレゴール、d−ネオイソプレゴール、l−メントー
ル、dl-メントール、d−ネオメントール、d−イソメ
ントール、d−ネオイソメントール、d−テルピネオー
ル及びベリラアルコール等のテルペン系アルコール等が
包含される。これらは1種単独で用いてもよく、また2
種以上を任意に組み合わせて用いることもできる。
誘導体である。メントール誘導体には、上記に掲げるも
ののほか、乳酸l−メンチル等を挙げることができる。
これらもまた1種単独で用いても、2種以上を任意に組
み合わせて用いてもよい。より好ましくはl−メントー
ル、dl-メントールである。
ペン系化合物の配合割合は、特に制限されないが、ゼラ
チン固形物100重量部あたり0.005〜10重量
部、好ましくは0.01〜5重量部、より好ましくは0.
05〜3.5重量部の範囲を挙げることができる。
明のゼラチン固形物に含まれるゼラチン100重量部に
対して、通常0.025〜15重量部、好ましくは0.0
25〜10重量部、より好ましくは0.1〜5重量部の
割合となるように用いられることが望ましい。
加えて、さらに可塑剤を配合することができる。
セリン;D−ソルビトール、ショ糖、マンニトール、果
糖、ショ糖アルコール及び異性化糖等の糖類;プロピレ
ングリコール及びポリエチレングリコール等のグリコー
ル類を好適に挙げることができる。これらは1種単独で
用いられても、また2種以上を任意に組み合わせて使用
することもできる。本発明においては可塑剤の一つとし
て少なくともグリセリンを用いるのが好ましく、成形性
の観点からはグリセリンと上記糖類又はグリコール類の
少なくとも1種を併用することが好ましい。
配合割合としては、最終ゼラチン固形物100重量部あ
たり、通常1〜50重量部、好ましくは5〜40重量
部、より好ましくは10〜30重量部となるような割合
を挙げることができる。
系化合物は当該可塑剤100重量部に対して0.2〜2
0重量部、好ましくは0.5〜12.5重量部、より好
ましくは0.5〜11.5重量部となるような割合で用
いることができる。
明の効果を損なわないことを限度として、上記成分に加
えて色素や顔料等の着色料、香料(芳香剤)、甘味料、
防腐剤、崩壊剤、界面活性剤、矯味剤、矯臭剤、消泡
剤、クエン酸やリンゴ酸等の有機酸等を配合することが
できる。
問うことなく、用途等に応じて適宜選択することができ
る。特に限定されるものではないが、通常は食品添加物
に指定されている可食性の香料を使用することが好まし
い。具体的には、レモンオイル、オレンジオイル、グレ
ープフルーツオイル、ライムオイル、ペパーミント、ス
ペアミント、ハッカ、ラベンダー等の精油を挙げること
ができる。これらの香料は、1種単独で使用しても任意
の2種以上を混合して使用することもできる。
形物の成分と相溶性があって本発明の効果を損なわない
ものであれば特に制限されず、例えばショ糖、マンニト
ール、ソルビトール;キシロースやキシリトールなどの
低甘味度甘味料;またはサッカリンナトリウム、ステビ
オサイド、酵素処理ステビオサイト、アスパルテーム、
カンゾウ抽出物、ソーマチン等の高甘味度甘味料等を挙
げることができる。これらの甘味料のゼラチン固形物に
対する配合割合は特に制限されず適宜選択調製すること
ができるが、該ゼラチンから調製されるカプセルの呈味
及び風味のよさから、ゼラチン固形物100重量部あた
り0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜5重量部
(甘味料を糖度の点からショ糖に換算した割合)の範囲
で含まれることが望ましい。
れも使用でき、法定色素、合成系食用色素及び天然系食
用色素等を広く挙げることができる。具体的には、合成
系食用色素として、食用赤色2号、食用赤色3号、食用
赤色色素102号、食用赤色104号、食用赤色105
号、食用赤色106号、食用黄色4号、食用黄色5号、
食用青色1号、食用青色2号、製剤金茶色NH、製剤梅
漬紅色、製剤メロン色、製剤緑色Y、製剤チョコレート
色No.4、製剤チョコレート色No.5など;天然系
食用色素として、ウコン色素製剤、クチナシ黄色素及び
製剤、合成βーカロチン製剤、パーム油カロテン製剤、
ベニバナ黄色素及び製剤、アトナー色素製剤、トウガラ
シ色素製剤、紅麹色素及び製剤、シソ色素製剤、赤大根
色素製剤、赤キャベツ色素製剤、ムラサキイモ色素、ラ
ック色素及び製剤、コチニール色素製剤、クチナシ青色
素及び製剤、クロロフィル製剤、クチナシ色素製剤、カ
カオ色素及び製剤などがあげられるが、これらに限定さ
れない。これらの着色料のゼラチン固形物に対する配合
割合は特に制限されず適宜選択調製することができる。
良く、ポリジメチルシロキサンなどのシリコーン系消泡
剤;多価アルコールエステル、脂肪酸ショ糖エステルな
どの界面活性剤系消泡剤;またエタノール、プロパノー
ルなどのアルコール類などが例示されるが、これに限定
されない。
て、各成分を水とともに混合し、次いで乾燥固化するこ
とによって弾性を備えたゼラチン固形物として調製する
ことができる。また上記混合工程は、必要に応じて、加
熱、撹拌及び脱気工程を組み合わせて行うことができ
る。該混合物の加熱温度としては、ゼラチンの溶解温度
以上であればよく、例えば60℃以上、好ましくは70
〜80℃の範囲から選択される。
のように調製することによって気泡を含まないゼラチン
固形物として得ることができる。すなわち、まず40〜
80℃の温水にテルペン系化合物や必要に応じて可塑剤
を添加混合して撹拌する。次いで、60〜80℃の条件
下でゼラチンを配合して撹拌し、得られたゼラチン混合
溶液を均一に混合し、ゼラチン溶解液とした後に脱気処
理する。
80℃の条件下で行われることが好ましい。また、脱気
処理は50〜80℃、好ましくは60〜75℃の条件下
で、0.5〜100分間、好ましくは1〜50分間、よ
り好ましくは3〜30分間にわたって行うことが望まし
い。なお、脱気処理は、ジャケット式脱泡釜や真空脱泡
撹拌槽等のように、加熱と脱気が同時に行える脱気装置
を用いることによって簡便に行うことができる。
状に成形して乾燥固化することによってゼラチン固形物
を調製することができる。当該乾燥工程は、特別な手段
を要するものではなく、例えば気流式回転乾燥機などを
用いて常法に従って行うことができる。かくして得られ
るゼラチン固形物は、通常3〜15重量%程度、好まし
くは4〜8重量%程度の水分含有率を有する弾性体とし
て調製される。
例で示すように、製造工程においてゼラチン溶解液に混
入した気泡を短時間の脱気処理で簡便に除去できるもの
であることを特徴とするものである。このため、本発明
のゼラチン固形物は、加温状態下(高温条件下)に曝さ
れる時間が有意に短縮でき、その結果、乾燥固化して調
製されるゼラチン固形物は粘度低下が有意に抑制され
る。ゆえに、得られるゼラチン固形物は、乾燥時期にか
かわらず製造ラインの初期から後期にかけて安定したゲ
ル強度を発現し、このため製造工程において一定のゲル
強度を有するゼラチン固形物が安定的に調製できる。
状態下(高温条件下)に曝される時間が有意に短縮でき
るため、乾燥固化後、濁りの発生が抑制でき、これによ
ってクリア感(透明感)に優れたゼラチン固形物とな
る。
セル基材(皮膜、外皮)として用いることができる。本
発明のゼラチン固形物を外皮として有するカプセルは、
従来公知のカプセルの製造法、例えば平板法またはロー
タリーダイ法等に準じて調製することができる。
ラチン及びテルペン系化合物、必要に応じて可塑剤を含
む各種の成分を混合し、撹拌、脱気処理して得られたゼ
ラチン溶解液(カプセル皮膜用液)を型枠に流してシー
ト状に成形する。該シート基材の厚みとしては、通常
0.2〜1.5mm、好ましくは0.4〜1mmを挙げるこ
とができる。次いで、カプセルは2枚のシート基材を対
向方向に回転する一対の円筒型カプセル形成用金型間に
供給し、同時にそのシート間に充填内容物を封入しなが
ら両シートを接着させて金型形状のカプセル部分を打ち
抜く方法によって製造することができる。このようにし
て得られるカプセルは乾燥後、タンブラー等で磨きをか
けて仕上げられる。
ール(フットボール)型、オブロング(長楕円)型、及
びラウンド(球状)型等の一般的な形状のほか、涙型、
三角形などの変形(異形)型を採用することもできる。
カプセルの大きさも特に制限されないが、服用するには
直径30mm以下であることが望ましく、食感も好まし
い。具体的には直径1〜10mmの範囲のものを挙げるこ
とができる。
されない。好ましくは可食性物であり、例えば可食性油
脂や該油脂を含む食品、ビタミン、ミネラル、鉱油等を
含む栄養補強剤、医薬品などの組成物を挙げることがで
きる。より具体的には、ビタミンA類及び誘導体、ビタ
ミンD類、ビタミンE類及び誘導体、ビタミンK類、γ
−オリザノール、リノレン酸、カロチン類などの脂溶性
成分;中鎖脂肪酸トリグリセリド、大豆油、小麦胚芽
油、トウモロコシ油、綿実油、オリーブ油、ゴマ油、サ
ンフラワー油、落花生油、ナタネ油、ヒマワリ油、パセ
リ油等の可食性油脂などを例示することができる。な
お、これらの成分中には、食品フレーバー、香料、甘味
料などの呈味料、色素や顔料等の着色料、安定剤、保存
剤等の各種添加剤を配合することができる。なお、香料
として、例えばレモンオイル、オレンジオイル、グレー
プフルーツオイル、ライムオイル、ペパーミント、スペ
アミント、ハッカ等の精油を挙げることができる。
品、医薬部外品、化粧品、及び食品などに好適に用いる
ことができる。
ころをより明確にする。ただし、本発明はこれらの実施
例等に何ら限定されるものではない。実施例1〜3 (1)表1に示す原料を用いて下記の方法に従ってシー
ト状ゼラチン固形物(実施例1〜3、比較例1、2)を
作製した。なお、表1の各成分の割合は、特に言及しな
いかぎり、重量部を意味するものである。
った約85℃の逆浸透膜濾過膜水7.4L中に、グリセ
リン及びソルビトールをいれて混合し70〜80℃条件
下で、真空攪拌機を用いて撹拌した。なお、実施例1〜
3については、ソルビトールの添加に引き続いてメント
ールを配合し、上記温度条件下で各成分を混合し撹拌し
た。次いで、この中にゼラチンを加えて撹拌し、約80
℃に維持しながら溶解してゼラチン混合溶液を調製し
た。実施例1及び2並びに比較例1については、さらに
消泡剤(商品名:トルハ−No.1、田辺製薬製)を配合し
て撹拌してゼラチン溶解液とした。
装置を用いて約75℃条件下で脱気処理した。具体的に
は水封式真空ポンプを利用して内圧が400mgHgから700mg
Hgになるように脱気処理を施した。ここで各ゼラチン溶
解液について、脱気開始から脱気完了までの時間を測定
し、脱気に要した時間(脱気時間)を求めた。なお脱気
は、ジャケット式脱泡釜内の温度が70℃になった時点
でゼラチン溶解液を目視観察し気泡が確認されないこと
をもって、脱気完了と判断した。このとき気泡が確認さ
れた場合には、再度同じ操作を繰り返す。結果を表1に
併せて示す。
冷却し、次いで60℃で一定時間放置した後、型枠に流
し込み、20〜28℃、湿度30%の条件下で乾燥し、
厚み0.7mm、水分含有率7〜15重量%のシート状ゼ
ラチン固形物(実施例1〜3、比較例1、2)を作製し
た。
固形物について、突き抜け強度を測定し、ゲル強度を評
価した。
10cm×10cmに切断した後、レオメーター(SUN RHEO MET
ER CR-300)の直径3mm針タイプのフランジが、該試料
を12mm/分速度で突き抜けるのに必要な負荷力(kg)を
測定した。突き抜け強度試験は、各ゼラチン溶解液につ
いて、脱気後60℃で30分間放置した後に乾燥成型し
たシート状ゼラチン試料(30分放置)と、脱気後60℃
で600分間放置した後に乾燥成型したシート状ゼラチ
ン試料(600分放置)のそれぞれについて行った。結果
を表2に示す。なお、結果は各試料について10回ずつ
測定した平均値として表す。
ゼラチン固形物によれば、メントールを含有することに
よって顕著に脱気時間が短縮できた。またこのメントー
ルの効果は消泡剤の存在下でも用量依存的に発揮される
ことがわかった。
固形物は、ゲル強度の経時的低下が観察されたが、本発
明のシート状ゼラチン固形物は経時的に安定したゲル強
度を有していた。これは、比較例のシート状ゼラチン固
形物はその製造工程、特に脱気工程において長時間加温
状態(70℃)に曝されることに原因があると考えられ
た。すなわち、比較例のシート状ゼラチン固形物は、高
温下での脱気処理に長期間要するためゼラチン溶解液が
高温に長時間曝されて、その結果粘度が低下してゲル強
度が不安定となり経時的に低下すると考えられた。
関係する。このため、比較例のシート状ゼラチン固形物
によれば、ゲル強度の経時的変動によって、製造時期
(乾燥させるまでの時間や乾燥時間など)の相違に伴っ
てカプセルを成形する際のゼラチンシート基材間に接合
率の差が生じ、カプセルの成形(基材の貼り合わせ)の
調製が困難となった。さらに、粘度劣化によってカプセ
ル製造時の皮膜厚が調節しにくかった。
は、短時間で脱気が完了するため加温状態(70℃)で
の暴露の影響が少なく、このため上記のような問題が生
じなかったものと考えられた。本発明のゼラチン固形物
は、脱気工程が短縮できて製造の効率化が図られるだけ
でなく、得られるゼラチンの性能からもカプセルの製造
に有利に用いられることが判明した。
%、ソルビトール10重量%、水100重量%及び色素
0.015重量%からなるゼラチン混合溶液を用いて、
上記実施例1に記載する方法に従ってシート状ゼラチン
固形物を調製した。なお、色素はグリセリンの配合前に
温水に配合して用いた。次いで、ロータリーダイ式ソフ
トカプセル製造機により、2枚のシート状ゼラチン固形
物間に透明清澄な食用油からなるカプセル内容物を圧入
し、両基材シートを接着させて前記内容物を該皮膜内に
封入し、ソフトカプセル(直径6×8mm、オーバール
型)を製造した。本発明のゼラチン固形物は、製造工程
で加温の影響を殆ど受けないため濁りが抑制でき透明感
に優れている。このため、得られたカプセルは極めてク
リア感のあるものであった。
Claims (7)
- 【請求項1】ゼラチン及びテルペン系化合物を含有する
ゼラチン固形物であって、テルペン系化合物の配合割合
がゼラチン固形物100重量部あたり0.005〜10
重量部であることを特徴とするゼラチン固形物。 - 【請求項2】ゼラチン溶解液に発生する気泡に対する消
泡剤としてテルペン系化合物を配合してなることを特徴
とする、ゼラチン及びテルペン系化合物を含有するゼラ
チン固形物。 - 【請求項3】ゼラチン固形物100重量部中のゼラチン
の配合割合が20〜80重量部である請求項1記載のゼ
ラチン固形物。 - 【請求項4】テルペン系化合物として、テルペン系ケト
ンまたはテルペン系アルコールの少なくとも1種を含有
することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
のゼラチン固形物。 - 【請求項5】テルペン系化合物として、メントールまた
はその誘導体の少なくとも1種を含有することを特徴と
する請求項1乃至3のいずれかに記載のゼラチン固形
物。 - 【請求項6】さらに可塑剤を含有する請求項1乃至5の
いずれかに記載のゼラチン固形物。 - 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかに記載のゼラチ
ン固形物からなるゼラチン皮膜を外皮として有するカプ
セル。
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