JP2001278922A - N−ビニル環状ラクタム系グラフト重合体およびその製造方法 - Google Patents
N−ビニル環状ラクタム系グラフト重合体およびその製造方法Info
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Abstract
リマーにカルボキシル基含有不飽和単量体が高効率でグ
ラフト重合されており、グラフト鎖として導入されてい
ないカルボキシル基含有不飽和単量体を含む不純物ポリ
マーの含有量が低いN−ビニル環状ラクタム系グラフト
重合体およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 N−ビニル環状ラクタム単位を有する基
幹ポリマーにカルボキシル基含有不飽和単量体をラジカ
ル開始剤存在下でグラフト重合させる際に、前記基幹ポ
リマーの濃度が10重量%以上である溶液中で重合させ
ることにより、N−ビニル環状ラクタム単位を有する基
幹ポリマーに対してカルボキシル基含有不飽和単量体が
2重量%以上グラフト重合されてなり、グラフト鎖とし
て導入されていないカルボキシル基含有不飽和単量体を
含む不純物ポリマーの含有量がグラフト鎖重量に対して
40重量%以下であるN−ビニル環状ラクタム系グラフ
ト重合体を得る。
Description
クタム系グラフト重合体およびその製造方法に関する。
ロラクタム等のN−ビニル環状ラクタム単位を有するポ
リマーは、そのN−ビニル環状ラクタム構造により、各
種基材に対して優れた親和性、溶解性、成膜性等を発揮
しうるという特徴を有している。このような特徴を活か
したポリマーとしては、例えば、直鎖状のビニルピロリ
ドン−アクリル酸ランダム共重合体(商品名「アクリリ
ドン」、アイエスピー社製)が市販されており、分散
剤、接着剤、繊維処理剤等の用途における使用が提案さ
れている。しかし、該共重合体は、ランダムであるがゆ
えに、用途によってはN−ビニルピロリドン環の親和性
が阻害される等の問題があった。
するグラフト鎖を導入して、相溶性、密着性等を付与す
ることは従来から知られている。このような、N−ビニ
ル環状ラクタム構造とカルボキシル基とが各々発揮する
特性を兼ね備えたポリマー、具体的には、N−ビニル環
状ラクタム構造を有する基幹ポリマーにカルボキシル基
を有するグラフト鎖を導入したグラフト重合体は、幅広
い用途における有用性が期待されるものである。しか
し、これまで、N−ビニル環状ラクタム系グラフト重合
体については、ポリビニルピロリドン存在下でアクリル
酸あるいはマレイン酸を重合させて重合速度の向上を図
る技術を開示している、Eur.polym.J.,
4,p343−354(1968)、Macromol
ecules,23,p4474−4476(199
0)およびJ.Macromol.Sci.Che
m.,A13(6),p751−766(1979)の
中で、アクリル酸あるいはマレイン酸のポリビニルピロ
リドンへのグラフト化が副反応として一部起こっている
可能性があることが報告されているのみであった。
応はいずれも、ポリビニルピロリドン濃度が5%前後と
低濃度で行われており、グラフト効率は極めて低いもの
であった。言い換えれば、酸成分のホモポリマーが主生
成物であり、N−ビニル環状ラクタム系グラフト重合体
としては工業的に使用しえないものであった。
しようとする課題は、N−ビニル環状ラクタム単位を有
する基幹ポリマーにカルボキシル基含有不飽和単量体が
高効率でグラフト重合されており、グラフト鎖として導
入されていないカルボキシル基含有不飽和単量体を含む
不純物ポリマーの含有量が低いN−ビニル環状ラクタム
系グラフト重合体およびその製造方法を提供することに
ある。
解決すべく鋭意検討を行った。その結果、基幹ポリマー
の濃度が10重量%以上である高濃度溶液中で重合を行
うことにより、グラフト効率を著しく向上させることが
でき、その結果、グラフト鎖として導入されていないカ
ルボキシル基含有不飽和単量体を含む不純物ポリマーの
含有量を大幅に低減できることを見いだし、本発明を完
成した。すなわち、本発明にかかるN−ビニル環状ラク
タム系グラフト重合体は、N−ビニル環状ラクタム単位
を有する基幹ポリマーに対してカルボキシル基含有不飽
和単量体が2重量%以上グラフト重合されてなり、か
つ、グラフト鎖として導入されていないカルボキシル基
含有不飽和単量体を含む不純物ポリマーの含有量がグラ
フト鎖重量に対して40重量%以下である。
グラフト重合体の製造方法は、N−ビニル環状ラクタム
単位を有する基幹ポリマーにカルボキシル基含有不飽和
単量体をラジカル開始剤の存在下でグラフト重合させる
N−ビニル環状ラクタム系グラフト重合体の製造方法で
あって、前記基幹ポリマーの濃度が10重量%以上であ
る溶液中で重合を行うことを特徴とする。
ついて詳しく説明する。本発明における基幹ポリマーと
は、少なくともN−ビニル環状ラクタム単位を有するも
のであればよく、例えば、N−ビニルピロリドンやN−
ビニルカプロラクタムを重合あるいは共重合させて得ら
れるホモポリマーあるいはコポリマーが挙げられる。こ
のようなホモポリマーとしては、具体的には、分子量
1,000〜3,000,000のポリビニルピロリド
ンや、分子量5,000〜500,000のポリビニル
カプロラクタムが好ましい。また、前記コポリマーとし
ては、具体的には、N−ビニルピロリドンやN−ビニル
カプロラクタムを、例えば、酢酸ビニル、(メタ)アク
リル酸エステル、(メタ)アクリル酸、マレイン酸エス
テル、マレイン酸、アクリロニトリル、スチレン、アル
キルビニルエーテル、N−ビニルイミダゾール、ビニル
ピリジン、アリルアルコール、オレフィン類等と共重合
させて得られるコポリマーが挙げられ、特に、N−ビニ
ルピロリドンやN−ビニルカプロラクタムを酢酸ビニル
と共重合させて得られるコポリマーが好適である。な
お、前記エステルとしては、炭素数1〜20のアルキル
エステル、ジメチルアミノアルキルエステルおよびその
四級塩、ヒドロキシアルキルエステル等が挙げられる。
このような基幹ポリマーは、1種のみを用いてもよい
し、2種以上を併用してもよい。
N−ビニルピロリドンやN−ビニルカプロラクタム等由
来のN−ビニル環状ラクタム単位を20重量%以上有す
るポリマーであることが、グラフト効率を向上させる点
から好ましい。基幹ポリマー中のN−ビニル環状ラクタ
ム単位が20重量%未満であると、グラフト鎖として導
入されていないカルボキシル基含有不飽和単量体を含む
ポリマーが副生しやすくなる。本発明においてグラフト
鎖成分として用いられるカルボキシル基含有不飽和単量
体は、特に制限されるものではないが、例えば、アクリ
ル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、およびこれらの塩等が挙げられ、これらの中でも特
に、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、およびこ
れらの塩が好ましい。また、塩の場合には、具体的に
は、ナトリウムやカリウム等のアルカリ金属塩、アンモ
ニウム塩、アルキルアミン類やエタノールアミン類等の
有機アミン塩が挙げられるが、特に、アルカリ金属塩お
よびアンモニウム塩が好ましい。これらカルボキシル基
含有不飽和単量体は、1種のみを用いてもよいし、2種
以上を併用してもよい。
記グラフト鎖成分として、前記カルボキシル基含有不飽
和単量体と共重合可能な他のモノマーを併用して重合す
ることもできる。他のモノマーとしては、特に制限はな
いが、具体的には、例えば、(メタ)アクリルアミド、
アクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン
酸、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、N−ビニル
アセトアミド、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルピ
ロリドン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルイミ
ダゾール、ビニルピリジン、アルキルビニルエーテル、
(メタ)アクリル酸エステル、マレイン酸エステル、ア
クリロニトリル、スチレン、酢酸ビニル、アリルアルコ
ール、オレフィン類等が挙げられる。なお、(メタ)ア
クリル酸エステルとしては、炭素数1〜20のアルキル
エステル、ジメチルアミノアルキルエステル、およびそ
の四級塩、ヒドロキシアルキルエステル等が挙げられ
る。これら他のモノマーは、1種のみを用いてもよい
し、2種以上を併用してもよい。
して前記他のモノマーを併用する場合、前記カルボキシ
ル基含有不飽和単量体と前記他のモノマーとの割合は、
特に制限されるものではないが、得られるグラフトポリ
マーにおいてカルボキシル基の性質を十分に発現させる
ためには、カルボキシル基含有不飽和単量体の割合が、
グラフト鎖成分の全重量に対して、25重量%以上、好
ましくは40重量%以上、より好ましくは60重量%以
上とするのがよく、最も好ましくは100重量%とする
ことが実用上望ましい。本発明のN−ビニル環状ラクタ
ム系グラフト重合体は、前記カルボキシル基含有不飽和
単量体が前記基幹ポリマー重量に対して2重量%以上の
割合でグラフト重合されているものである。好ましくは
2〜200重量%、さらに好ましくは2〜100重量%
とするのがよい。前記カルボキシル基含有不飽和単量体
が基幹ポリマー重量に対して2重量%未満であると、カ
ルボキシル基に基づく性能が現れにくくなる。一方、2
00重量%を越えると、基幹ポリマーであるN−ビニル
環状ラクタム単位の特性が発揮されにくくなり、用途上
その有用性が低下する傾向がある。
ト重合体は、グラフト鎖として導入されていないカルボ
キシル基含有不飽和単量体を含む不純物ポリマーの含有
量がグラフト鎖重量に対して40重量%以下であるもの
である。該不純物ポリマーの含有量が40重量%を越え
ると、各種基材への相溶性が損なわれたり、あるいは、
カルボキシル基の反応性を利用する用途においては、目
的とするグラフトポリマー中のカルボキシル基の反応が
妨げられる恐れがある。本発明において、グラフト重合
を行う際には、前記基幹ポリマーとカルボキシル基含有
不飽和単量体との使用割合は、特に限定されるものでは
ないが、好ましくは、前記基幹ポリマーに対してカルボ
キシル基含有不飽和単量体の使用量を2〜200重量%
とするのがよい。なお、前記基幹ポリマーは、初期一括
仕込みしてもよく、逐次添加してもよいが、反応時間の
短縮や生産性等を考慮すると初期一括仕込みとするほう
が好ましい。一方、前記カルボキシル基含有不飽和単量
体は、グラフト効率および反応制御の点を考慮すると、
逐次添加する方が好ましいが、これに限定されるもので
はなく、初期に一括仕込みすることもできる。また、カ
ルボキシル基含有不飽和単量体は溶媒希釈して添加して
もよい。
カル開始剤の存在下で行われる。ラジカル開始剤として
は、加熱等によってラジカルが発生するものであれば、
特に限定されないが、グラフト効率の点からは過酸化物
系開始剤がより好ましい。過酸化物系開始剤としては、
具体的には、例えば、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナト
リウム、過硫酸カリウム等の過硫酸塩;過酸化水素;メ
チルエチルケトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパ
ーオキサイド等のケトンパーオキサイド類;t−ブチル
ハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイ
ド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、
p−メンタンハイドロパーオキサイド、2,5−ジメチ
ルヘキサン−2,5−ジハイドロパーオキサイド、1,
1,3,3−テトラメチルブチルハイドロパーオキサイ
ド等のハイドロパーオキサイド類;ジ−t−ブチルパー
オキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジクミ
ルパーオキサイド、α,α’−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)p−ジイソプロピルヘキシン等のジアルキルパー
オキサイド類;t−ブチルパーオキシアセテート、t−
ブチルパーオキシラウレート、t−ブチルパーオキシベ
ンゾエート、ジ−t−ブチルパーオキシイソフタレー
ト、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオ
キシ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシイソプロピルカ
ーボネート等のパーオキシエステル類;n−ブチル−
4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレエート、
2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタン等のパー
オキシケタール類;ジベンゾイルパーオキサイド等のジ
アシルパーオキサイド類;等が挙げられる。これら開始
剤は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用して
もよい。また、上記過酸化物系開始剤と還元剤とを併用
するレドックス系であってもよい。還元剤としては、具
体的には、鉄(II)塩、亜ジチオン酸ナトリウム、亜
硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナト
リウム、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム、
アスコルビン酸等が挙げられる。また、本発明において
は、アゾ系開始剤を用いることもできるが、過酸化物系
開始剤と比べるとはグラフト効率の点からやや性能が劣
るため、過酸化物系開始剤と併用して用いることが好ま
しい。
特に限定されないが、グラフト鎖を構成するモノマー成
分に対して0.1〜100モル%が好ましく、1〜20
モル%がさらに好ましい。なお、グラフト重合を行う際
の前記開始剤の添加方法は、特に限定されるものではな
く、例えば、初期一括仕込みする方法や、あるいは逐次
添加する方法が挙げられるが、残留モノマーの低減を考
慮すると、逐次添加する方が好ましい。本発明における
グラフト重合反応の方法は、特に制限されるものではな
く、例えば、溶液重合、乳化重合、懸濁重合、沈殿重合
等の従来公知の重合方法によって行うことができるが、
溶液重合が特に好ましい。
は、特に限定されないが、例えば、0〜200℃、好ま
しくは50〜150℃とするのがよい。前記グラフト重
合に際しては、反応圧力は、特に限定されるものではな
く、例えば、常圧下、減圧下、加圧下のいずれで反応さ
せてもよい。特に、常圧下あるいは減圧下で溶媒を沸騰
させながら反応させると、効果的に除熱ができ、反応制
御が容易となるので好ましい。前記グラフト重合は、例
えば、窒素ガス、アルゴンガス、二酸化炭素ガス等の不
活性ガスの雰囲気下で行うことが好ましいが、これに限
定されるものではない。
ニル環状ラクタム単位を有する基幹ポリマーが溶解する
ものであれば特に限定されないが、例えば、水;アルコ
ール類;エーテル類;ケトン類;エステル類;アミド
類;スルホキシド類;炭化水素類;等が挙げられる。こ
れらの中でも、水、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、t−ブチルアルコール、メチルセロソルブ、エチル
セロソルブ、ブチルセロソルブ、アセトン、メチルエチ
ルケトン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、
1,3−ジオキソラン、トルエン、酢酸エチル、および
これらの混合溶媒が好ましく、水が特に好ましい。ま
た、これら溶媒中には、カルボン酸の中和やpH制御の
目的で有機アミン類やアンモニア等が添加されていても
よい。また、水を含む溶媒においては、アルカリ金属水
酸化物を使用することもできる。
の前記溶媒の使用量を、前記基幹ポリマーの濃度が10
重量%以上となるように調整することが重要である。な
お、乳化重合や懸濁重合の場合には、基幹ポリマーが溶
解している相における該基幹ポリマー濃度が10重量%
以上となるように調整することが必要である。このよう
に、前記基幹ポリマーの濃度が10重量%以上である溶
液中で重合を行うことにより、グラフト効率を向上さ
せ、不純物ポリマーの副生を抑制することができる。具
体的には、前記溶媒は、前記基幹ポリマー100重量部
に対して5〜900重量部、好ましくは25〜400重
量部の割合で使用することが好ましい。なお、前記溶媒
は、初期一括仕込みしてもよく、逐次添加してもよい。
ト重合体の一般的な用途としては、例えば、各種無機物
や有機物の分散剤、増粘剤、粘着剤、接着剤、表面コー
ティング剤、架橋剤等が挙げられる。より具体的には、
スケール防止剤、泥土分散剤、セメント材料分散剤、セ
メント材料分離低減剤、セメント材料用増粘剤、凝集
剤、洗剤用ビルダー、洗剤用色移り防止剤、重金属捕捉
剤、金属表面処理剤、染色助剤、染料定着剤、泡安定
剤、乳化安定剤、インク染料分散剤、水性インク安定
剤、塗料用顔料分散剤、塗料用シックナー、感圧接着
剤、紙用接着剤、医療用接着剤、貼付剤用粘着剤、ステ
ィック糊、化粧パック用粘着剤、樹脂用フィラー分散
剤、記録紙用コーティング剤、インクジェット紙用表面
処理剤、感光性樹脂用分散剤、帯電防止剤、保湿剤、吸
水性樹脂用原料、肥料用バインダー、高分子架橋剤、樹
脂相溶化剤、写真薬添加剤、化粧料調剤添加剤、整髪料
助剤、ヘアスプレー添加剤、サンスクリーン組成物添加
剤等の用途に好適に用いられる。
ついて説明するが、本発明は該実施例により何ら制限さ
れるものではない。なお、原料であるポリビニルピロリ
ドンのK値は、以下の方法で測定した。すなわち、ポリ
ビニルピロリドンを水に1重量%の濃度で溶解させ、そ
の溶液の粘度を25℃において毛細管粘度計によって測
定し、この測定値を用いて次のフィケンチャー式から計
算した。K値が高いほど、分子量は高いと言える。 (logηrel )/C=〔(75Ko2)/(1+1.5
Ko C)〕+Ko K=1000Ko (但し、Cは、溶液100ml中のポリビニルピロリド
ンのg数を示し、ηre l は、溶媒に対する溶液の粘度を
示す) 〔実施例1〕温度計、攪拌機、滴下ロート、冷却管を備
えた200mlセパラブルフラスコに、ポリビニルピロ
リドン(K値30)38.9gおよび蒸留水38.9g
を仕込み、フラスコ内部を窒素置換した後、攪拌溶解し
て均一溶液とした。その後、さらに、この溶液が還流状
態となるまで昇温した(フラスコ内温は103℃であっ
た)。
トリウムの37%水溶液38.1g(アクリル酸ナトリ
ウム150ミリモル)を90分かけて滴下すると同時
に、開始剤溶液として過硫酸ナトリウムの15%水溶液
11.9g(過硫酸ナトリウム7.5ミリモル)を90
分の間に10回に分けて添加した。アクリル酸ナトリウ
ム水溶液滴下終了後、引き続き同温度で2時間熟成を行
った。この間、さらに、過硫酸ナトリウムの15%水溶
液2.4g(過硫酸ナトリウム1.5ミリモル)を2回
に分けて添加した。なお、反応開始時から終了時までの
間、反応液は均一であり、不溶物等の生成はなかった。
反応後、反応液中のアクリル酸ナトリウムモノマーの残
存量を液体クロマトグラフィーにて分析したところ、固
形分に対して0.1重量%以下となっていた。
ついて、キャピラリー電気泳動分析装置(ミリポア社
製、WatersQuanta4000)を用いて組成
分析を行った。その結果、アクリル酸ナトリウムホモポ
リマーの量は、固形分に対して0重量%であった。これ
より、基幹ポリマーであるポリビニルピロリドンに対し
36重量%のグラフト鎖が導入されたグラフト重合体が
得られ、また、このグラフト重合体中のアクリル酸ナト
リウムホモポリマーの含有量はグラフト鎖重量に対して
0重量%であることが判った。
15)22.2g、蒸留水5.6g、アクリル酸ナトリ
ウムの37%水溶液50.8g(アクリル酸ナトリウム
200ミリモル)、反応開始時の開始剤溶液として過硫
酸ナトリウムの15%水溶液15.9g(過硫酸ナトリ
ウム10.0ミリモル)、および熟成時添加分の開始剤
溶液として過硫酸ナトリウムの15%水溶液3.2g
(過硫酸ナトリウム2.0ミリモル)を用いたこと以外
は、実施例1と同様にして反応を行った。なお、反応開
始時から終了時までの間、反応液は均一であり、不溶物
等の生成はなかった。
実施例1と同様に分析した結果、基幹ポリマーであるポ
リビニルピロリドンに対し75重量%のグラフト鎖が導
入されたグラフト重合体が得られ、また、このグラフト
重合体中のアクリル酸ナトリウムホモポリマーの含有量
はグラフト鎖重量に対して13重量%であることが判っ
た。 〔実施例3〕ポリビニルピロリドン(K値30)22.
2g、蒸留水22.2g、アクリル酸ナトリウムの37
%水溶液50.8g(アクリル酸ナトリウム200ミリ
モル)、反応開始時の開始剤溶液として過硫酸アンモニ
ウムの15%水溶液15.2g(過硫酸アンモニウム1
0.0ミリモル)、および熟成時添加分の開始剤溶液と
して過硫酸アンモニウムの15%水溶液3.0g(過硫
酸アンモニウム2.0ミリモル)を用い、内温を反応終
了時まで80℃で一定としたこと以外は実施例1と同様
にして反応を行った。なお、反応開始時から終了時まで
の間、反応液は均一であり、不溶物等の生成はなかっ
た。
実施例1と同様に分析した結果、基幹ポリマーであるポ
リビニルピロリドンに対し67重量%のグラフト鎖が導
入されたグラフト重合体が得られ、また、このグラフト
重合体中のアクリル酸ナトリウムホモポリマーの含有量
はグラフト鎖重量に対して26重量%であることが判っ
た。 〔実施例4〕ポリビニルピロリドン(K値30)38.
9g、蒸留水38.9g、アクリル酸アンモニウムの3
0%水溶液44.5g(アクリル酸アンモニウム150
ミリモル)、反応開始時の開始剤溶液として過硫酸アン
モニウムの15%水溶液11.4g(過硫酸アンモニウ
ム7.5ミリモル)、および熟成時添加分の開始剤溶液
として過硫酸アンモニウムの15%水溶液2.3g(過
硫酸アンモニウム1.5ミリモル)を用い、内温を反応
終了時まで80℃で一定としたこと以外は実施例1と同
様にして反応を行った。なお、反応開始時から終了時ま
での間、反応液は均一であり、不溶物等の生成はなかっ
た。
実施例1と同様に分析した結果、基幹ポリマーであるポ
リビニルピロリドンに対し28重量%のグラフト鎖が導
入されたグラフト重合体が得られ、また、このグラフト
重合体中のアクリル酸アンモニウムホモポリマーの含有
量はグラフト鎖重量に対して20重量%であることが判
った。 〔実施例5〕ポリビニルピロリドン(K値30)38.
9g、蒸留水38.9g、メタクリル酸ナトリウムの3
0%水溶液54.0g(メタクリル酸ナトリウム150
ミリモル)、反応開始時の開始剤溶液として過硫酸アン
モニウムの15%水溶液11.4g(過硫酸アンモニウ
ム7.5ミリモル)、および熟成時添加分の開始剤溶液
として過硫酸アンモニウムの15%水溶液2.3g(過
硫酸アンモニウム1.5ミリモル)を用い、内温を反応
終了時まで80℃で一定としたこと以外は実施例1と同
様にして反応を行った。なお、反応開始時から終了時ま
での間、反応液は均一であり、不溶物等の生成はなかっ
た。
実施例1と同様に分析した結果、基幹ポリマーであるポ
リビニルピロリドンに対し39重量%のグラフト鎖が導
入されたグラフト重合体が得られ、また、このグラフト
重合体中のメタクリル酸ナトリウムホモポリマーの含有
量はグラフト鎖重量に対して5重量%であることが判っ
た。 〔実施例6〕実施例1と同様のフラスコに、ポリビニル
ピロリドン(K値30)30.0g、蒸留水70.0
g、マレイン酸6.3gおよび水酸化ナトリウム2.6
gを仕込み、フラスコ内部を窒素置換した後、約60℃
に昇温し、攪拌溶解して均一溶液とした。その後、さら
に、この溶液が還流状態となるまで昇温した(フラスコ
内温は104℃であった)。
して過硫酸ナトリウムの34%水溶液7.6g(過硫酸
ナトリウム10.8ミリモル)を4時間の間に8回に分
けて添加した。このようにして得られたポリマー水溶液
を透析して残存モノマーを除去し、キャピラリー電気泳
動分析装置(ミリポア社製、WatersQuanta
4000)を用いて分析を行ったところ、マレイン酸ホ
モポリマーは認められなかった。また、このポリマー水
溶液について酸塩基滴定を行い、グラフトしたマレイン
酸量を求めた結果、基幹ポリマーであるポリビニルピロ
リドンに対し5重量%のグラフト鎖が導入されたグラフ
ト重合体であることが判った。
に、ポリビニルピロリドン(K値90)20.0g、蒸
留水110.0g、マレイン酸1.0gを仕込み、フラ
スコ内部を窒素置換した後、約70℃に昇温し、攪拌溶
解して均一溶液とした。次いで、このフラスコ内に、開
始剤溶液として過硫酸ナトリウムの10%水溶液4.3
g(過硫酸ナトリウム1.8ミリモル)を1時間の間に
5回に分けて添加した。このようにして得られたポリマ
ー水溶液を透析して残存モノマーを除去し、キャピラリ
ー電気泳動分析装置(ミリポア社製、WatersQu
anta4000)を用いて分析を行ったところ、マレ
イン酸ホモポリマーは認められなかった。
滴定を行い、グラフトしたマレイン酸量を求めた結果、
基幹ポリマーであるポリビニルピロリドンに対し5重量
%のグラフト鎖が導入されたグラフト重合体であること
が判った。 〔実施例8〕実施例1と同様のフラスコに、N−ビニル
ピロリドン/酢酸ビニル共重合体(70/30重量比)
の50%水溶液65.8g(固形分として32.9g)
(BASF社製「LuviskolVA73W」K値3
0を使用)、アクリル酸ナトリウムの37%水溶液3
8.1g(アクリル酸ナトリウム150ミリモル)、反
応開始時の開始剤溶液として過硫酸アンモニウムの15
%水溶液11.4g(過硫酸アンモニウム7.5ミリモ
ル)、および熟成時添加分の開始剤溶液として過硫酸ア
ンモニウムの15%水溶液2.3g(過硫酸アンモニウ
ム1.5ミリモル)を用い、内温を反応終了時まで80
℃で一定としたこと以外は実施例1と同様にして反応を
行った。なお、反応開始時から終了時までの間、反応液
は均一であり、不溶物等の生成はなかった。
実施例1と同様に分析した結果、基幹ポリマーであるN
−ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体に対し36重
量%のグラフト鎖が導入されたグラフト重合体が得ら
れ、また、このグラフト重合体中のアクリル酸ナトリウ
ムホモポリマーの含有量はグラフト鎖重量に対して16
重量%であることが判った。 〔実施例9〕実施例1と同様のフラスコに、ポリビニル
ピロリドン(K値30)38.9g、蒸留水38.9
g、アクリル酸ナトリウムの37%水溶液25.4g
(アクリル酸ナトリウム100ミリモル)、およびアク
リルアミドの30%水溶液11.8g(アクリルアミド
50ミリモル)、反応開始時の開始剤溶液として過硫酸
アンモニウムの15%水溶液11.4g(過硫酸アンモ
ニウム7.5ミリモル)、および熟成時添加分の開始剤
溶液として過硫酸アンモニウムの15%水溶液2.3g
(過硫酸アンモニウム1.5ミリモル)を用い、内温を
反応終了時まで80℃で一定としたこと以外は実施例1
と同様にして反応を行った。なお、反応開始時から終了
時までの間、反応液は均一であり、不溶物等の生成はな
かった。
実施例1と同様に分析した結果、基幹ポリマーであるポ
リビニルピロリドンに対し32重量%のグラフト鎖が導
入されたグラフト重合体が得られ、また、このグラフト
重合体中のアクリル酸ナトリウムホモポリマーおよびア
クリルアミドホモポリマーの合計含有量はグラフト鎖重
量に対して4重量%であることが判った。 〔比較例1〕ポリビニルピロリドン(K値30)5.6
g、蒸留水106.4g、アクリル酸ナトリウムの37
%水溶液12.7g(アクリル酸ナトリウム50ミリモ
ル)、反応開始時の開始剤溶液として過硫酸ナトリウム
の15%水溶液4.0g(過硫酸ナトリウム2.5ミリ
モル)、および熟成時添加分の開始剤溶液として過硫酸
ナトリウムの15%水溶液0.8g(過硫酸ナトリウム
0.5ミリモル)を用いたこと以外は、実施例1と同様
にして反応を行った。なお、反応開始時から終了時まで
の間、反応液は均一であり、不溶物等の生成はなかっ
た。
実施例1と同様に分析した結果、基幹ポリマーであるポ
リビニルピロリドンに対し43重量%のグラフト鎖が導
入されたグラフト重合体が得られ、また、このグラフト
重合体中のアクリル酸ナトリウムホモポリマーの含有量
はグラフト鎖重量に対して92重量%であることが判っ
た。 〔応用例1〕実施例4において得られたグラフトポリマ
ー17.4g(乾燥品)と、ジエチレングリコールジグ
リシジルエーテル5.4gと、蒸留水53.2gとを混
合した後、その液の一部をステンレス金属板上に薄く塗
り広げ、110℃で1時間熱処理して乾燥させたとこ
ろ、透明の硬化膜が得られた。このことから、本発明の
グラフトポリマーは、成膜性に優れることが確認され、
各種表面処理や金属、ガラス、紙、記録紙、毛髪等の表
面コーティング剤としての利用が可能であることが判っ
た。
めに、該硬化膜上に水滴を落とし、1分後に拭き取る試
験を行ったところ、硬化膜は剥離することなく、耐水性
能、密着性能を有することが確認された。すなわち、本
発明のグラフトポリマーは高分子架橋が可能であること
から、接着剤用途に利用できることが判明した。 〔応用例2〕実施例4において得られたグラフトポリマ
ー17.4g(乾燥品)と、ジエチレングリコールジグ
リシジルエーテル1.1gと、蒸留水26.1gとを混
合した後、110℃で1時間熱処理して架橋させた。こ
の架橋ポリマーを水に分散させたところ、溶解すること
なく膨潤し、ゲルが得られた。このことから、吸水性樹
脂や保水剤、保湿剤としての応用が可能であることが判
った。
ラフトポリマーの水酸化ナトリウム中和乾燥品5.2g
と、蒸留水5.2gと、グリセリン8.0gと、プロピ
レングリコール26.6gとを混合して、A液とした。
これとは別に、蒸留水45.5gと、塩化アルミニウム
水和物0.45gと、カオリン9.1gとを混合して、
B液とした。このA液とB液とを混合して15分間混練
したところ、高分子架橋が進行し、柔軟なゲル体が得ら
れた。得られたゲル体は、ハップ剤等の粘着剤として、
あるいは保水剤、保湿剤としての利用が可能であった。
イオン交換水150gとをよく混合し、スラリー濃度7
0%の炭酸カルシウムスラリーを調製した。この中に、
実施例2において得られたグラフトポリマーの10重量
%水溶液7.0gを添加し、よく攪拌した。そして、グ
ラフトポリマーの添加前後のスラリーの粘度を、B型粘
度計を用いて25℃で測定した結果、グラフトポリマー
の添加前は10000mPa・s以上であった粘度が、
グラフトポリマーの添加後には200mPa・sまで低
下した。このことから、本発明のグラフトポリマーは、
分散剤としての利用が可能であることが判った。
ム単位を有する基幹ポリマーに対してカルボキシル基含
有不飽和単量体が高効率でグラフト重合されており、か
つ、不純物であるカルボキシル基含有不飽和単量体ホモ
ポリマーの含有量が低いN−ビニル環状ラクタム系グラ
フト重合体を提供することができる。
Claims (5)
- 【請求項1】N−ビニル環状ラクタム単位を有する基幹
ポリマーに対してカルボキシル基含有不飽和単量体が2
重量%以上グラフト重合されてなり、かつ、グラフト鎖
として導入されていないカルボキシル基含有不飽和単量
体を含む不純物ポリマーの含有量がグラフト鎖重量に対
して40重量%以下である、N−ビニル環状ラクタム系
グラフト重合体。 - 【請求項2】前記カルボキシル基含有不飽和単量体が、
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸およびこれらの塩からなる群より選ばれた1種
以上である、請求項1に記載のN−ビニル環状ラクタム
系グラフト重合体。 - 【請求項3】前記基幹ポリマーが、N−ビニル環状ラク
タム単位を20重量%以上有するポリマーである、請求
項1または2に記載のN−ビニル環状ラクタム系グラフ
ト重合体。 - 【請求項4】N−ビニル環状ラクタム単位を有する基幹
ポリマーにカルボキシル基含有不飽和単量体をラジカル
開始剤の存在下でグラフト重合させるN−ビニル環状ラ
クタム系グラフト重合体の製造方法であって、前記基幹
ポリマーの濃度が10重量%以上である溶液中で重合を
行うことを特徴とする、N−ビニル環状ラクタム系グラ
フト重合体の製造方法。 - 【請求項5】前記ラジカル開始剤として、過酸化物系開
始剤を用いる、請求項4に記載のN−ビニル環状ラクタ
ム系グラフト重合体の製造方法。
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-
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