JP2001278778A - 皮膚洗浄料 - Google Patents

皮膚洗浄料

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Yohei Hamano
洋平 浜野
Makoto Tsunenaga
誠 常長
Tomiyuki Nanba
富幸 難波
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 スクラブ剤を高温下においても安定に配合で
き、しかも使用性に優れた皮膚洗浄料を提供すること。 【解決手段】 N−アシルグリシン塩(ナトリウム、カ
リウム、トリエタノールアミン等)と粒子径が100〜
300μmであるスクラブ剤(ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ナイロン、タルク等)とを含有することを特徴
とし、さらに水酸基を有する水溶性化合物、及び有機酸
を含有し、弱酸性であることを特徴とする皮膚洗浄料で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は皮膚洗浄料に関す
る。更に詳しくは、高温安定性に優れたスクラブ剤配合
の皮膚洗浄料に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚の洗浄を目的とする洗浄料には脂肪
酸アルカリ塩である石鹸が洗浄基剤として用いられてき
た。石鹸は、洗浄効果に優れ、また、クリーミーで豊か
な泡立ち、素早い泡切れ、すっきり感・さっぱり感とい
う素肌洗いの際に好ましい感触を与える効果に優れてい
るため、クレンジングフォーム、浴用石鹸、洗顔石鹸等
として多くの皮膚洗浄料に応用されていることは広く知
られている。
【0003】また、皮膚洗浄料に対して消費者が要求す
る特長として素肌のpHに近い弱酸性であることが挙げ
られるが、本来高アルカリ性を示す石鹸を主体とした処
方構成では、そのようなニーズに応えることができな
い。
【0004】一方、クレンジングフォームにおいては、
処方中の洗浄剤による洗浄効果を、手あるいはブラシ、
スポンジ等により発揮させることを主眼として開発され
ていた。また、マッサージ化粧料においては、処方中の
油分等により手あるいはマッサージ具のすべりをよく
し、マッサージ効果を発揮させることを主眼として開発
されていた。
【0005】また、クレンジングフォームあるいはマッ
サージ化粧料中に、顆粒状物質のスクラブ剤を配合する
ことにより洗浄及びマッサージ効果の増加を目的とする
研究が行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クレン
ジングフォームに関しては、従来の石鹸系(脂肪酸アル
カリ塩系)クレンジングフォームの場合、高温安定性が
好ましくなく、40℃を越えると粘度が低下し粒径の大
きなスクラブ剤が沈降または浮上し始め、45℃〜50
℃になると、分離もしくは溶解してスクラブ剤は完全に
沈降または浮上してしまうという課題があった。
【0007】このため、スクラブ剤配合のクレンジング
フォームを、浴槽近辺または自動車内等の高温下で放置
すると、スクラブ剤の分散性が不均一になるという課題
があった。
【0008】本発明者等は上述の観点に鑑みて、高温安
定性に優れたスクラブ剤配合の洗浄料を開発すべく鋭意
研究した結果、N−アシルグリシン塩を洗浄剤として用
い、スクラブ剤を配合すると、上記課題を解決し、しか
も、泡立ち、さっぱりとした肌洗い効果、感覚的洗浄効
果にも優れた皮膚洗浄料が得られることを見出し本発明
を完成するに至った。
【0009】本発明の目的は、高温安定性に優れたスク
ラブ剤配合の皮膚洗浄料を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、N
−アシルグリシン塩とスクラブ剤とを含有することを特
徴とする弱酸性皮膚洗浄料を提供するものである。
【0011】また、本発明は、前記スクラブ剤の粒子径
が100〜300μmであることを特徴とする前記の弱
酸性皮膚洗浄料を提供するものである。
【0012】さらに、本発明は、さらに水酸基を有する
水溶性化合物を含有することを特徴とする前記の皮膚洗
浄料を提供するものである。
【0013】また、本発明は、さらに有機酸を含有し、
弱酸性であることを特徴とする前記の皮膚洗浄料を提供
するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。
【0015】本発明に用いるN−アシルグリシン塩は、
N−アシルアミノ酸系界面活性剤として公知の化合物で
あり、本発明において、優れた安定性を与え、よごれと
のなじみが良く、水洗いの際もすっきり、さっぱりした
感触を有し、洗い流し易く、使用後はしっとりした肌感
触を与える界面活性剤である。
【0016】N−アシルアミノ酸のアシル化部分(RC
O−)の炭素数については、10から18が好ましく、
より好ましくは12〜14である。炭素数が10未満で
あると、皮膚洗浄料基剤の粘度が下がり泡立ちも低下
し、炭素数が18を越えると、基剤の硬度が上がり泡立
ちも低下する。また、直鎖、分岐及び飽和、不飽和に関
わらず使用することができるが、直鎖の方が泡立ちの点
で好ましく、飽和の方が安定性の点で好ましい。特に好
ましいのは、炭素数が12の直鎖アシル基及びこれを主
成分とするヤシ油脂肪酸アシル基である。
【0017】N−アシルグリシン塩としては特に限定さ
れず、例えば、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、
アルカノールアミン塩、塩基性アミノ酸塩が挙げられる
が、ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン
塩が好ましく、泡立ち、製剤化等を考慮するとナトリウ
ム塩が最も好ましい。
【0018】最も好ましいN−アシルアミノ酸アルカリ
塩は、アシルグリシンナトリウム塩である。アシルグリ
シンナトリウム塩は、人肌コラーゲンの主成分であるグ
リシン及びヤシ油脂肪酸等の脂肪酸とから生成される、
以下の構造を有する公知のアミノ酸系界面活性剤であ
る。
【化1】RCONHCH2COO-Na+ (Rは炭素数9〜17の直鎖又は分岐の飽和又は不飽和
炭化水素基を表す。)
【0019】アシル基(RCO−)の炭素数は10〜1
8であり、好ましくは、12〜14である。炭素数が1
0未満であると、洗浄料の粘度が下がり泡立ちも低下
し、また、炭素数が18を越えると、洗浄料の硬度が上
がり泡立ちも低下する。また、直鎖又は分岐、飽和又は
不飽和に関わらず使用することが出来るが、直鎖の方が
泡立ちの点で好ましく、飽和の方が洗浄料の安定性とい
う点で好ましい。本発明において特に好ましいのは、炭
素数12の直鎖アシル基及びこれを主成分とするヤシ油
脂肪酸アシル基である。
【0020】本発明においては、常温で固形状の市販
品、例えば、アミライト(登録商標:味の素株式会社)
を利用することが出来る。
【0021】N−アシルグリシン塩の配合量は、目的と
する皮膚洗浄料の剤形により異なるが、皮膚洗浄料全量
に対して、液状の場合は1〜20重量%、ペースト状の
場合は5〜50重量%、固形状の場合は40〜90重量
%程度である。クリーミーで豊かな泡立ち、素早い泡立
ち、素早い泡切れ、及び、使用の簡便さも含めて考慮す
ると、10〜40重量%を配合したペースト状が特に好
ましい。
【0022】本発明に用いるスクラブ剤は、顆粒状物質
を含み、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
スチレン等の炭化水素系高分子粉末、ナイロン等のポリ
アミド系高分子粉末、ポリ塩化ビニール、ポリアクリロ
ニトリル、ポリ酢酸ビニール、ポリ弗化ビニリデン等の
ビニール系高分子粉末やポリウレタン系高分子粉末、お
よびこれらの共重合体等の汎用高分子材料、タルク、チ
タン等に代表される無機粉末等が挙げられる。
【0023】スクラブ剤の粒子径は、洗浄効果のみを期
待する場合には20μm以上の粒径を有するものが応用
できる。さらに感覚的な洗浄効果をも期待する場合には
50μm以上の粒径を有するものが用いられる。粒径の
上限は通常感覚上違和感を生じない程度すなわち1mm
φである。好ましい粒子径は50〜500μm程度であ
り、さらに好適には100〜300μmである。
【0024】スクラブ剤の配合量は、皮膚洗浄料に対し
て、0.01〜6.0重量%が好ましく、さらに好まし
くは、0.5〜5.0重量%である。
【0025】本発明においては、上記必須構成成分の他
に、低級アルコール、多価アルコール、多価アルコール
のエチレングリコール付加体、多価アルコールのプロピ
レンオキシド付加体からなる群から選ばれた一種または
二種以上の水酸基を有する水溶性化合物が配合されるこ
とが好ましい。具体的には、例えば、エチルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、ブタノール、プロピレン
グリコール、イソプロピルグリコール、1,3ブタンジ
オール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリ
セリン、ポリグリセリン、トリメチロールプロパン、エ
リスリトール、ペンタエリスリトール、ソルビタン、ソ
ルビトールグルコース、マルチトール、サッカロース、
トレハロース、フルクトース、及びこれらのエチレンオ
キシド付加体、プロピレンオキシド付加体等の誘導体が
挙げられる。洗浄効果、クリーミーで豊かな泡立ち、素
早い泡切れ、すっきり、さっぱりした使用感、しっとり
した洗浄後の肌感触、基剤の経時安定性(分離、変臭、
変色等)の全ての項目の効果を十分に発揮する点で、グ
リセリンまたは1,3ブタンジオールが最も好ましく配
合される。
【0026】水酸基を有する水溶性化合物の配合量は、
皮膚洗浄料の全量に対して1〜40重量%が好ましく、
特に好ましくは5〜20重量%である。
【0027】本発明の皮膚洗浄料は、上記構成成分の他
に、消費者が要求する素肌のpHに近い弱酸性とするた
め、クエン酸等の有機酸と水とを配合して、弱酸性皮膚
洗浄料とすることが出来る。有機酸及び水の配合量は、
皮膚洗浄料の剤形に応じて適宜決定される。
【0028】また、本発明の皮膚洗浄料は若干量の油分
を配合することができる。油分を配合すると、さっぱり
感、すっきり感等の使用感が多少低下するが、しっとり
した洗浄後の肌感触は増強される。ここでいう油分は、
例えば、炭化水素類、高級アルコール類、高級脂肪酸
類、高級アルコール高級脂肪酸エステル類、動植物油
脂、コレステロール脂肪酸エステル類、シリコーン類等
を指し、具体的には、流動パラフィン、ポリイソブテ
ン、イソステアリルコレステリルエステル、2−エチル
ヘキサン酸トリグリセライド、2−エチルヘキサン酸ヘ
キサデシル、ミリスチン酸オクタデシル、オリーブ油、
鎖状又は環状のメチルポリシロキサン等が挙げられる。
【0029】本発明の皮膚洗浄料は、本発明に効果を損
なわない範囲において、通常、皮膚洗浄料に配合される
他の成分、例えば、増粘剤、イオン性界面活性剤、薬効
剤、保湿成分、抗炎症剤、殺菌剤、防腐剤、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、有機及び無機粉体、色素、香料等を必
要に応じて添加して目的の剤形に応じて常法により製造
される。
【0030】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例のみに制限される
ものではない。
【0031】 <実施例1> ペースト状皮膚洗浄料 アシルグリシンナトリウム塩 25 重量% ナイロン末(粒径10〜100μm) 4 グリセリン 30 プロピレングリコール 5 増粘剤 適量 クエン酸 適量 防腐剤 適量 水 残余
【0032】 <比較例1> ペースト状皮膚洗浄料(石鹸系) ステアリン酸 4.3 重量% パルミチン酸 6.9 ミリスチン酸 6.9 ラウリン酸 6.9 水酸化カリウム 5.6 ナイロン末(粒径10〜100μm) 4.0 グリセリン 30.0 プロピレングリコール 5.0 増粘剤 適量 防腐剤 適量 水 残余
【0033】 <実施例2> ペースト状皮膚洗浄料 アシルグリシンナトリウム塩 25 重量% ポリエチレン末(粒径100〜300μm) 4 グリセリン 30 プロピレングリコール 5 ポリエチレングリコール 1 クエン酸 適量 水 残余
【0034】 <比較例2> ペースト状皮膚洗浄料(石鹸系) ステアリン酸 4.3 重量% パルミチン酸 6.9 ミリスチン酸 6.9 ラウリン酸 6.9 水酸化カリウム 5.6 ポリエチレン末(粒径100〜300μm) 4.0 グリセリン 30.0 プロピレングリコール 5.0 増粘剤 適量 防腐剤 適量 水 残余
【0035】 <実施例3> ペースト状皮膚洗浄料 アシルグリシンナトリウム塩 25 重量% ポリ酢酸ビニール末(粒径300〜500μm) 4 グリセリン 30 プロピレングリコール 5 ポリエチレングリコール 1 メントール 適量 クエン酸 適量 水 残余
【0036】 <比較例3> 固形状皮膚洗浄料(石鹸系) ステアリン酸 4.3 重量% パルミチン酸 6.9 ミリスチン酸 6.9 ラウリン酸 6.9 水酸化カリウム 5.6 ポリ酢酸ビニール末(粒径300〜500μm) 4.0 グリセリン 30.0 プロピレングリコール 5.0 メントール 適量 増粘剤 適量 防腐剤 適量 水 残余
【0037】 <実施例4> ペースト状皮膚洗浄料 アシルグリシンナトリウム塩 25 重量% タルク(粒径100〜300μm) 4 グリセリン 30 プロピレングリコール 5 ポリエチレングリコール 1 クエン酸 適量 水 残余
【0038】 <比較例4> ペースト状皮膚洗浄料(石鹸系) ステアリン酸 4.3 重量% パルミチン酸 6.9 ミリスチン酸 6.9 ラウリン酸 6.9 水酸化カリウム 5.6 タルク(粒径100〜300μm) 4.0 グリセリン 30.0 プロピレングリコール 5.0 増粘剤 適量 防腐剤 適量 水 残余
【0039】上記処方にて下記の製法により、実施例1
〜4の皮膚洗浄料及び比較例1〜4の石鹸系皮膚洗浄料
を調製した。 [製法]主釜に他の成分と一緒に添加し、60℃〜80
℃の加熱条件下で高速ミキサーにて均一に混合した。脱
泡、濾過、冷却後、皮膚洗浄料を得た。
【0040】実施例1〜4及び比較例1〜4の皮膚洗浄
料について下記の評価を行い、その結果を「表1」に示
した。
【0041】[評価方法および評価基準]健常女性パネ
ル18名(20〜45歳)の素肌を、水洗、乾燥後、ワ
セリン0.5gを顔部に均一に塗布し、30分後に、実
施例、比較例の皮膚洗浄料を用いて洗顔し、泡立ち、す
すぎ易さ、さっぱりした使用感、感覚的洗浄効果を評価
した。各評価とも、評価点を100点満点とし、18名
の平均点により以下の基準で判定した。
【0042】[泡立ち] ◎:評価点75点以上(非常に良く泡立つ。) ○:評価点50〜75点(良く泡立つ。) △:評価点25〜50点(やや泡立ちが悪い。) ×:評価点25点以下(泡立ちが悪い。)
【0043】[すすぎ易さ] ◎:評価点75点以上(非常にすすぎやすい。) ○:評価点50〜75点(すすぎやすい。) △:評価点25〜50点(ややすすぎにくい。) ×:評価点25点以下(かなりすすぎにくい。)
【0044】[さっぱりした使用感] ◎:評価点75点以上(非常にさっぱりしている。) ○:評価点50〜75点(さっぱりしている。) △:評価点25〜50点(ややあと残りを感じる。) ×:評価点25点以下(かなりあと残りを感じる。)
【0045】[感覚的洗浄効果] ◎:評価点75点以上(非常に洗浄効果が高い。) ○:評価点50〜75点(洗浄効果が高い。) △:評価点25〜50点(やや洗浄効果が高い。) ×:評価点25点以下(まったく洗浄効果がない。)
【0046】[高温放置後の使用性]実施例及び比較例
の皮膚洗浄料を高温(50℃)にて1日放置後の使用性
(スクラブ感)を高温放置前の使用性と比較した。 ◎:高温(50℃)放置前と比較し全く変化なし ○:高温(50℃)放置前と比較しほとんど変化なし △:高温(50℃)放置前と比較しスクラブの使用感に
変化が見られる ×:高温(50℃)放置前と比較し顕著なスクラブ使用
感の変化が見られる
【0047】[分離安定性]実施例及び比較例の皮膚洗
浄料をガラス瓶(蓋付)に9分目まで充填し、45℃7
5%加湿条件の恒温恒湿槽で放置、経日の状態を観察
し、4週間後に、下記評価基準により判定した。 ◎:4週間後でも全く状態変化なし ○:4週間後でもほとんど状態変化なし △:4週間後で状態に変化が見られる ×:4週間後で顕著な状態変化が見られる
【0048】[高温安定性]実施例及び比較例の皮膚洗
浄料をガラス瓶(蓋付)に9分目まで充填し、50℃7
5%加湿条件の恒温恒湿槽で放置、経日の状態を観察
し、1週間後に、スクラブ剤の分散性について下記評価
基準により判定した。 ◎:1週間後でも均一に分散しており全く状態変化なし ○:1週間後でもほとんど状態変化なし △:1週間後でややスクラブ粉末が沈降または浮上し
た。 ×:1週間後でスクラブ粉末が完全に沈降または浮上し
た。
【0049】
【表1】
【0050】「表1」から、本発明の皮膚洗浄料はすべ
ての評価項目で優れていることが分かる。特に、比較例
1〜4においては、50℃の高温放置後、スクラブ剤は
沈降し、ガラス瓶上部にはスクラブ剤が全く存在しない
という現象が生じたが、実施例1〜4においてはそのよ
うな現象は生じず、スクラブ剤は均一に存在していた。
【0051】以下にその他の実施例を挙げる。いずれの
皮膚洗浄料も高温安定性と使用性に優れたものである。
【0052】 <実施例5> ペースト状皮膚洗浄料 アシルグリシンナトリウム塩 20 重量% ポリエチレン末(粒径100〜300μm) 4 グリセリン 30 プロピレングリコール 5 ポリエチレングリコール 1 クエン酸 適量 水 残余
【0053】 <実施例6> ペースト状皮膚洗浄料 アシルグリシンナトリウム塩 20 重量% アシルグルタミン酸ナトリウム塩 5 ポリエチレン末(粒径100〜300μm) 4 グリセリン 30 プロピレングリコール 5 ポリエチレングリコール 1 クエン酸 適量 水 残余
【0054】 <実施例7> ペースト状皮膚洗浄料 アシルグリシンナトリウム塩 18 重量% アシルグルタミン酸ナトリウム塩 2 ポリエチレン末(粒径100〜300μm) 3 グリセリン 30 プロピレングリコール 5 ポリエチレングリコール 1 クエン酸 適量 水 残余
【0055】 <実施例8> ペースト状皮膚洗浄料 アシルグリシンナトリウム塩 20 重量% アシルグルタミン酸ナトリウム塩 5 ポリエチレン末(粒径100〜300μm) 3 グリセリン 30 プロピレングリコール 5 ポリエチレングリコール 1 クエン酸 適量 水 残余
【0056】 <実施例9> ペースト状皮膚洗浄料 アシルグリシンナトリウム塩 25 重量% ポリエチレン末(粒径100〜300μm) 6 グリセリン 30 プロピレングリコール 5 ポリエチレングリコール 1 クエン酸 適量 水 残余
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、優れた高温安定性を有
し、泡立ち、さっぱりとした肌洗い効果、感覚的洗浄効
果にも優れたスクラブ剤配合の皮膚洗浄料を提供出来
る。
フロントページの続き (72)発明者 難波 富幸 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 Fターム(参考) 4C083 AB032 AB432 AC122 AC242 AC302 AC661 AC662 AD022 AD042 AD072 AD092 AD532 CC23 DD22 EE01 4H003 AB10 BA01 BA15 DA02 DC04 EB04 EB05 EB08 EB38 ED02 FA06 FA16 FA28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N−アシルグリシン塩とスクラブ剤とを
    含有することを特徴とする皮膚洗浄料。
  2. 【請求項2】 前記スクラブ剤の粒子径が100〜30
    0μmであることを特徴とする請求項1記載の皮膚洗浄
    料。
  3. 【請求項3】 さらに水酸基を有する水溶性化合物を含
    有することを特徴とする請求項1または2記載の皮膚洗
    浄料。
  4. 【請求項4】 さらに有機酸を含有し、弱酸性であるこ
    とを特徴とする請求項1、2または3記載の皮膚洗浄
    料。
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