JP4058848B2 - 弱酸性皮膚洗浄料 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は皮膚洗浄料に関する。さらに詳しくは、特に、経時若しくは低温においても硬度の上昇がなく、チューブからの出しやすさを大幅に改良した弱酸性皮膚洗浄料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、皮膚の洗浄を目的とする洗浄料には脂肪酸アルカリ塩である石鹸が洗浄基剤として用いられてきた。
【0003】
石鹸は、洗浄効果に優れ、また、クリーミーで豊かな泡立ち、素早い泡切れ、さっぱり感という素肌洗いの際に好ましい感触を与える効果に優れているため、クレンジングフォーム、浴用石鹸、洗顔石鹸等として多くの皮膚洗浄料に応用されていることは広く知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、その一方で、すっきり感・さっぱり感が強すぎ、洗浄後にしっとりした好ましい肌感触を与えることが困難で、洗浄料中に種々の油分や合成界面活性剤を配合したり、石鹸配合量の調整等の処方的な工夫で対応したとしても、洗浄後のしっとりした肌感触が得られないのが実状であった。
【0005】
また、皮膚洗浄料に対して消費者が要求する特長として素肌のpHに近い弱酸性であることが挙げられるが、本来高アルカリ性を示す石鹸を主体とした処方構成では、そのようなニーズに応えることができなかった。
【0006】
一方、優れた洗浄効果を有し、クリーミーで豊かな泡立ち、素早い泡切れ、さっぱり感という素肌洗いの際に好ましい感触を与え、かつ、しっとりした洗浄後の肌感触に優れ、消費者のニーズに答えた弱酸性の皮膚洗浄料を得るべく、石鹸以外の洗浄基剤として、アシルグルタミン酸アルカリ塩、アシルサルコシン酸アルカリ塩、アルキルスルホ琥珀酸アルカリ塩、アルキルリン酸アルカリ塩等が用いられてきた。
【0007】
しかしながら、上記洗浄基剤によりペースト状の皮膚洗浄料を調整すると、室温又は低温において、経時で硬度が上昇し、チューブから出しにくくなるという致命的な問題点があった。
【0008】
本発明者等は、上述の問題点に鑑み、室温又は低温において経時で硬度が上昇する結果、チューブから出しにくくなるという問題が起こらない洗浄料を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、N−アシルアミノ酸系界面活性剤とベタイン系界面活性剤とを含有させた弱酸性皮膚洗浄料が上述の問題点を見事に解決出来ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
本発明は、室温又は低温において経時で硬度が上昇してチューブから出しにくくなるという従来技術の問題点を解決した弱酸性皮膚洗浄料を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、N−アシルアミノ酸アルカリ塩と、ベタイン系両性界面活性剤と、水と、有機酸とを含有することを特徴とする弱酸性皮膚洗浄料を提供するものである。
【0011】
また、本発明は、前記N−アシルアミノ酸アルカリ塩が、N−アシルグリシン塩であることを特徴とする前記の弱酸性皮膚洗浄料を提供するものである。
【0012】
さらに、本発明は、前記ベタイン系両性界面活性剤が、下記化学式(1)、(2)、(3)、(4)のいずれかで表される一種または二種以上であることを特徴とする前記の弱酸性皮膚洗浄料を提供するものである。
(1)
(2)
(3)
(4)
(式中、R1は炭素原子約8〜21個のアルキル基またはアルケニル基、R2およびR3は炭素原子数1〜3のアルキル基、nは1から4の整数を表す。)
【0013】
また、本発明は、弱酸性皮膚洗浄料全量に対して、N−アシルアミノ酸アルカリ塩を5〜50重量%、ベタイン系両性活性剤を0.1〜30重量%含有し、ペースト状であることを特徴とする前記の弱酸性皮膚洗浄料を提供するものである。
【0014】
【発明の実施の態様】
以下、本発明の構成について詳述する。
【0015】
本発明に用いるN−アシルアミノ酸アルカリ塩は、N−アシルアミノ酸系界面活性剤として公知の化合物であり、本発明において、優れた安定性を与え、よごれとのなじみが良く、水洗いの際もすっきり、さっぱりした感触を有し、洗い流し易く、使用後はしっとりした肌感触を与える界面活性剤である。
【0016】
N−アシルアミノ酸のアシル化部分(RCO−)の炭素数については、10から18が好ましく、より好ましくは12〜14である。炭素数が10未満であると製剤の粘度が下がり泡立ちも低下し、炭素数が18を越えると、製剤の硬度が上がり泡立ちも低下する。また、直鎖、分岐及び飽和、不飽和に関わらず使用することができるが、直鎖の方が泡立ちの点で好ましく、飽和の方が製剤の安定性の点で好ましい。特に好ましいのは、炭素数が12の直鎖アシル基及びこれを主成分とするヤシ油脂肪酸アシル基である。
【0017】
アミノ酸部位については、グルタミン酸、アラニン、グリシンなどが好ましく、泡立ち、製剤化等を考慮すると、N−アシルグリシン塩が最も好ましい。
【0018】
アルカリ塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩が好ましく、泡立ち、製剤化等を考慮するとナトリウム塩が最も好ましい。
【0019】
N−アシルアミノ酸アルカリ塩の配合量は、目的とする皮膚洗浄料の剤形により異なるが、皮膚洗浄料全量に対して、液状の場合は1〜20重量%、ペースト状の場合は5〜50重量%、固形状の場合は40〜90重量%程度である。クリーミーで豊かな泡立ち、素早い泡立ち、素早い泡切れ、及び、使用の簡便さも含めて考慮すると、10〜40重量%を配合したペースト状が特に好ましい。
【0020】
本発明に用いるベタイン系両性界面活性剤は、上記化学式(1)、(2)、(3)、(4)で表される公知の界面活性剤であり、例えば、N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリンベタインナトリウム、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油アルキルベタイン、ラウリルジメチルアミノ−2−ヒドロキシプロピルスルホベタイン、ラウリル酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノプロピルスルホベタインなどを挙げることができる。これらの界面活性剤は、単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
【0021】
本発明においてベタイン系両性界面活性剤は、N−アシルアミノ酸系活性剤を主剤とするペースト状洗浄料において、室温及び低温での硬度上昇を抑制し軟らかくすることによりチューブからの出しやすさを向上させ、さらに、速泡性を向上させる。
【0022】
ベタイン系界面活性剤の配合量は、皮膚洗浄料全量に対して0.1〜30重量%が好ましい。0.1重量%未満ではその効果を十分発揮できず、また、30重量%を越えても、より一層の効果の増大は望めず、経済的に不利であると共に、安定性、安全性の点でも好ましくない。硬度上昇抑制効果、使用の簡便さも含めて考慮すると、0.5〜15重量%を配合したペースト状が特に好ましい。
【0023】
本発明においては、上記必須構成成分の他に、低級アルコール、多価アルコール、多価アルコールのエチレングリコール付加体、多価アルコールのプロピレンオキシド付加体からなる群から選ばれた一種または二種以上の水酸基を有する水溶性化合物が配合されることが好ましい。具体的には、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブタノール、プロピレングリコール、イソプロピルグリコール、1,3ブタンジオール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、トリメチロールプロパン、エリスリトール、ペンタエリスリトール、ソルビタン、ソルビトールグルコース、マルチトール、サッカロース、トレハロース、フルクトース、及びこれらのエチレンオキシド付加体、プロピレンオキシド付加体等の誘導体が挙げられる。洗浄効果、クリーミーで豊かな泡立ち、素早い泡切れ、すっきり、さっぱりした使用感、しっとりした洗浄後の肌感触、基剤の安定性において、全ての効果を十分に発揮させる点で、グリセリンまたは1,3ブタンジオールが最も好ましく配合される。
【0024】
水酸基を有する水溶性化合物の配合量は、皮膚洗浄料の全量に対して1〜40重量%が好ましく、特に好ましくは5〜20重量%である。
【0025】
また、本発明の弱酸性皮膚洗浄料は若干量の油分を配合することができる。油分を配合すると、さっぱり感、すっきり感等の使用感が多少低下するが、しっとりした洗浄後の肌感触は増強される。ここでいう油分は、例えば、炭化水素類、高級アルコール類、高級脂肪酸類、高級アルコール高級脂肪酸エステル類、動植物油脂、コレステロール脂肪酸エステル類、シリコーン類等を指し、具体的には、流動パラフィン、ポリイソブテン、イソステアリルコレステリルエステル、2−エチルヘキサン酸トリグリセライド、2−エチルヘキサン酸ヘキサデシル、ミリスチン酸オクタデシル、オリーブ油、鎖状又は環状のメチルポリシロキサン等が挙げられる。
【0026】
本発明の弱酸性皮膚洗浄料は、上記構成成分の他に、水及びpHを弱酸性とするためのクエン酸等の有機酸を配合する。水及び有機酸の配合量は、皮膚洗浄料の剤形に応じて適宜決定される。
【0027】
本発明の皮膚洗浄料は、本発明に効果を損なわない範囲において、通常、皮膚洗浄料に配合される他の成分、例えば、増粘剤、イオン性界面活性剤、薬効剤、保湿成分、抗炎症剤、殺菌剤、防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、有機及び無機粉体、色素、香料等を必要に応じて添加して目的の剤形に応じて常法により製造される。
【0028】
【実施例】
次に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに制限されるものではない。以下の実施例において配合量は重量%を表す。
【0029】
<実施例1> ペースト状洗浄料
N−アシルグリシンナトリウム塩 20
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 2
グリセリン 30
プロピレングリコール 5
増粘剤 適量
クエン酸 適量
防腐剤 適量
水 残余
【0030】
<比較例1> ペースト状洗浄料
N−アシルグリシンナトリウム塩 20
グリセリン 30
プロピレングリコール 5
増粘剤 適量
クエン酸 適量
防腐剤 適量
水 残余
【0031】
<参考例1>ペースト状洗浄料
N−アシルグルタミン酸ナトリウム塩 30
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 5
グリセリン 5
プロピレングリコール 5
ポリエチレングリコール 1
クエン酸 適量
水 残余
【0032】
<比較例2> ペースト状洗浄料
N−アシルグルタミン酸ナトリウム塩 30
グリセリン 5
プロピレングリコール 5
ポリエチレングリコール 1
クエン酸 適量
水 残余
【0033】
<参考例2>ペースト状洗浄料
N−アシルアラニンナトリウム塩 30
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 5
グリセリン 5
プロピレングリコール 5
ポリエチレングリコール 1
クエン酸 適量
水 残余
【0034】
<比較例3> ペースト状洗浄料
N−アシルアラニンナトリウム塩 30
グリセリン 5
プロピレングリコール 5
ポリエチレングリコール 1
クエン酸 適量
水 残余
【0035】
<実施例4> ペースト状洗浄料
N−アシルグリシンナトリウム塩 30
アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン 10
グリセリン 30
プロピレングリコール 5
ポリエチレングリコール 1
クエン酸 適量
水 残余
【0036】
<比較例4> ペースト状洗浄料
N−アシルグリシンナトリウム塩 30
グリセリン 30
プロピレングリコール 5
ポリエチレングリコール 1
クエン酸 適量
水 残余
【0037】
<実施例5> ペースト状洗浄料
N−アシルグリシンカリウム塩 30
アルキルイミダゾリニウムベタイン 3
グリセリン 30
プロピレングリコール 5
ポリエチレングリコール 1
クエン酸 適量
水 残余
【0038】
<実施例6> ペースト状洗浄料
N−アシルグリシンナトリウム塩 20
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 3
グリセリン 30
プロピレングリコール 5
増粘剤 適量
クエン酸 適量
防腐剤 適量
水 残余
【0039】
<実施例7> ペースト状洗浄料
N−アシル−グリシンナトリウム塩 30
ステアリルジメチルベタイン 8
グリセリン 30
プロピレングリコール 5
ポリエチレングリコール 1
クエン酸 適量
水 残余
【0040】
[製法]
上記成分を主釜に添加し、60℃〜80℃の加熱条件下で高速ミキサーにて均一に混合する。脱泡、濾過、冷却後弱酸性皮膚洗浄料とする。
【0041】
[経時硬度変化測定]
比較例1(ベタイン系界面活性剤:0重量%)、実施例6(ベタイン系界面活性剤:1重量%)、実施例1(ベタイン系界面活性剤:2重量%)、実施例7(ベタイン系界面活性剤:3重量%)のサンプルを25℃及び0℃の恒温槽に放置し、経時(直後、1,2,3,4週間後)での硬度変化を測定した。硬度測定方法は、カードテンションメーター(荷重 200g、感圧軸8Φ)にて一定速度で増加する荷重を与え、一定面積の針(感圧軸8Φ)を押し付け、感圧軸が静止する点を、硬度とした。
【0042】
[経時硬度変化測定結果]
「図1」に各サンプルの経時硬度変化を示す。「図1」から明らかなように、比較例1(ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン:0重量%)では、0℃にて、経時で硬度が上昇するが、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインを配合すると、経時での硬度上昇は抑制された(実施例1、6)。室温においても、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインの配合した実施例1及び6は、経時での硬度上昇は抑制された。
【0043】
[評価方法および評価基準]
健常女性パネル18名(20〜45歳)に素肌を水洗、乾燥後、ワセリン0.5gを顔部に均一に塗布し、30分後に、0℃、25℃の恒温層に1週間放置した実施例、参考例及び比較例を用いて洗顔し、チューブからの出しやすさ、速泡性、泡立ち、泡のクリーミーさ、すすぎ易さ、さっぱり感、洗顔後のしっとり感を評価した。各評価とも、評価点を100点満点とし18名の平均点により以下の基準で判定した。その結果を「表1」に示す。
【0044】
[チューブからの出しやすさ]
◎;評価点75点以上(非常に軟らかく出しやすい。)
○;評価点50〜74点(軟らかく出しやすい。)
△;評価点25〜49点(やや硬く出しにくい。)
×;評価点25点未満(硬すぎて全くでない。)
[速泡性]
◎;評価点75点以上(非常に速く泡立つ。)
○;評価点50〜74点(速く泡立つ。)
△;評価点25〜49点(やや泡立ちが遅い。)
×;評価点25点未満(泡立ちが遅い。)
[泡立ち]
◎;評価点75点以上(非常に良く泡立つ。)
○;評価点50〜74点(良く泡立つ。)
△;評価点25〜49点(やや泡立ちが悪い。)
×;評価点25点未満(泡立ちが悪い。)
[泡のクリーミーさ]
◎;評価点75点以上(非常にクリーミー。)
○;評価点50〜74点(クリーミー。)
△;評価点25〜49点(ややクリーミーでない。)
×;評価点25点未満(まったくクリーミーでない。)
[すすぎ易さ]
◎;評価点75点以上(非常にすすぎやすい。)
○;評価点50〜74点(すすぎやすい。)
△;評価点25〜49点(ややすすぎにくい。)
×;評価点25点未満(かなりすすぎにくい。)
[さっぱり感]
◎;評価点75点以上(非常にさっぱりしている。)
○;評価点50〜74点(さっぱりしている。)
△;評価点25〜49点(ややあと残りを感じる。)
×;評価点25点未満(かなりあと残りを感じる。)
[洗顔後のしっとり感]
◎;評価点75点以上(非常にしっとりする。)
○;評価点50〜74点(しっとりする。)
△;評価点25〜49点(ややしっとりしない。)
×;評価点25点未満(まったくしっとりしない。)
【0045】
【表1】
【0046】
「表1」において、比較例1、比較例2、比較例3、比較例4では、いずれの比較例においても低温(0℃)でのチューブからの出しやすさに致命的な問題があるのに対し、実施例1、実施例4では、全く問題がなく、室温(25℃)でのチューブからの出しやすさ及び速泡性も向上している。また、実施例1、4において、各ペースト状洗浄料の硬さが改善されたため、それぞれの水溶解性も向上し、速泡性、泡立ちも向上した。
【0047】
N-アシルアミノ酸塩を使用したいずれの実施例、参考例においてもこれらの効果は認められるが、特に、N-アシルグリシン塩を使用した実施例(実施例1、実施例4)においては、0℃及び25℃におけるチューブからの出しやすさに極めて優れ、さらに、速泡性、泡立ち、クリーミーさ、すすぎ易さ、さっぱり感、洗浄後のしっとり感の項目においても極めて優れた効果を発揮している。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、室温及び低温の経時で硬度の上昇がなく、ペースト状皮膚洗浄料をチューブに充填した場合においても、室温及び低温放置でチューブから中身が出しにくくなるという致命的な問題点を解決でき、しかも、素早い泡立ち、クリーミーで豊かな泡立ち、素早い泡切れ、さっぱりした素肌洗いの使用感、しっとりした洗浄後の肌感触を有する弱酸性皮膚洗浄料を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】0℃及び25℃における実施例と比較例の経時硬度変化を表す図である。
Claims (4)
- N−アシルグリシンアルカリ塩と、ベタイン系両性界面活性剤と、水と、有機酸とを含有する弱酸性皮膚洗浄料であって、弱酸性皮膚洗浄料全量に対してN−アシルグリシンアルカリ塩を5〜50重量%、ベタイン系両性界面活性剤を0.1〜30重量%含有することを特徴とする弱酸性皮膚洗浄料(但し、弱酸性皮膚洗浄料全量に対してN−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウムを5重量%、ココアミドベタインを5重量%含有し、且つ有機酸としてクエン酸を含有する場合を除く)。
- 剤形がペースト状であることを特徴とする請求項1または2記載の弱酸性皮膚洗浄料。
- N−アシルグリシンアルカリ塩と、ベタイン系両性界面活性剤と、水と、有機酸とを含有する弱酸性皮膚洗浄料であって、弱酸性皮膚洗浄料全量に対してN−アシルグリシンアルカリ塩を10〜40重量%、ベタイン系両性界面活性剤を0.1〜30重量%含有することを特徴とする弱酸性皮膚洗浄料。
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