JP2001278524A - シート排出装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート排出装置及び画像形成装置

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JP2001278524A
JP2001278524A JP2000100672A JP2000100672A JP2001278524A JP 2001278524 A JP2001278524 A JP 2001278524A JP 2000100672 A JP2000100672 A JP 2000100672A JP 2000100672 A JP2000100672 A JP 2000100672A JP 2001278524 A JP2001278524 A JP 2001278524A
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sheet
image forming
locking
forming apparatus
door
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Atsushi Arai
篤 新井
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート通路を形成する案内部材を有し、開閉
される支持手段で排紙皿を支持する場合には、大量のシ
ートが集積される場合がある排紙皿の支持手段として強
度に問題があり、支持が不安定になる場合がある。 【解決手段】 排紙装置を支持する支持手段としてリン
ク支持手段を用い、リンク支持手段の2長辺の長さを異
らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像が形成された
シート等のシートを排出するシート排出装置及び該シー
ト排出装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタやスキャナにおいて
は、画像を形成するシートや画像が形成されたシートや
原稿や画像が形成されたシートに添付されるシート等の
種々のシートを供給し、搬送し、排出するシート処理装
置が装備されている。
【0003】また、オフィス用の画像形成装置には、片
面/両面画像形成機能を有するとともに、画像が形成さ
れたシートに対して、ソーティング、表裏反転、ステー
プリング、製本等の種々の後処理を施す後処理装置を備
えているものが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような多機能化さ
れた画像形成装置には従来、次のような問題があった。
【0005】(1)画像が形成されたシートの排出装置
には、排出部近辺におけるシートのジャムの解除機構が
組み込まれるとともに、排出されたシートが集積される
排紙皿が設けられるが、排紙皿を支持する支持手段にジ
ャム解除機構を持たせた場合に、ジャム解除のために開
閉される前記支持手段の強度が大量のシートが集積され
る場合がある前記排紙皿を支持するのに不足し、前記排
紙皿の支持が不安定になる場合がある。
【0006】(2)小型化された画像形成装置において
は、シート排出装置とその近辺に、裏面画像形成用搬送
路等のシート通路を含めて複数のシート通路が集中する
ために、前記シート排出装置及びその近辺におけるシー
トのジャムの解除がし難くなる場合がある。
【0007】(3)画像形成装置には、シートのジャム
解除等のために開閉可能な扉が設けられるが、該扉の開
閉動作は、画像形成装置の正面側からの操作により行わ
れる。従って、前記扉に対するオペレータの操作は、手
前側と奥側で支持されている前記扉の手前側に対して行
われるのが普通である。このために、前記扉の閉鎖時
に、自動的に働く係止機構が奥側で十分に機能せず、前
記扉の閉鎖が不十分になる場合がある。
【0008】(4)画像形成装置には、シートのジャム
解除等のために開閉可能な扉が設けられるが、該扉の開
閉動作は、オペレータによる開閉操作により、閉鎖位置
における係止を解除されて扉が重力により開放位置まで
移動するように構成されているものが多いが、このよう
な開閉機構においては、扉の開放動作が急激な運動を伴
ったものとなり、オペレータの手等に接触して事故を起
こす可能性がある。特に、開閉される扉が大量のシート
が集積された排紙皿に連結され、前記扉の開閉に伴っ
て、運動する部分の重量が大きい場合には、前記事故の
可能性は無視できない。
【0009】(5)画像形成装置から排出されたシート
は、排紙皿に集積されるが、該排紙皿は、画像形成装置
から突出し、且つ、画像形成装置に対して着脱可能に取
り付けられることが多い。
【0010】しかるに、前記排紙皿の着脱を容易にする
ために、前記排紙皿に対して僅かな力が加えられても、
画像形成装置から離脱しやすくなるという問題がある。
即ち、画像形成装置にオペレータ等がちょっと接触した
場合にも、前記排紙皿が離脱してしまう場合があるとい
う問題がある。
【0011】本発明は、従来技術における前述のような
種々の問題を解決することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の本発明の目的は下
記の発明により達成される。
【0013】1.排出されたシートが集積される排紙
皿、該排紙皿を支持し、リンク支持手段及びシートを案
内する開閉案内部材を有する支持手段を備え、前記リン
ク支持手段は、その回転基部に形成された第1短辺、そ
の他端部に形成された第2短辺、前記第1短辺と前記第
2短辺とを連結する第1長辺及び第2長辺で形成された
四辺形からなるシート排出装置において、前記第1長辺
を前記第2長辺より短くしたことを特徴とするシート排
出装置。
【0014】2.前記開閉案内部材は互いに回転可能に
結合された下部開閉案内部材と上部開閉案内部材とを有
することを特徴とする前記1に記載のシート排出装置。
【0015】3.前記リンク支持手段は前記下部開閉案
内部材に設けられたことを特徴とする前記2に記載のシ
ート排出装置。
【0016】4.前記リンク支持手段は、前記排紙皿の
手前側の端部を支持する第1リンク支持手段及び前記排
紙皿の奥側の端部を支持する第2リンク支持手段を有
し、前記第1リンク支持手段の前記第1長辺を前記第2
リンク支持手段の前記第1長辺よりも短くしたことを特
徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載のシート排出
装置。
【0017】5.シートに画像を形成する画像形成部及
び画像が形成されたシートを排出する前記1〜4のいず
れか1項に記載のシート排出装置を有することを特徴と
する画像形成装置。
【0018】6.前記支持手段の開放角度を変えること
ができることを特徴とする前記1〜4のいずれか1項に
記載のシート排出装置。
【0019】7.第1シート通路においてシートを案内
する第1案内部材、開閉する扉及び該扉の開閉に連動し
て、軸を中心に回転して第2シート通路を開放する第2
案内部材を有する画像形成装置において、前記扉の開放
に連動して、前記軸を変位させることを特徴とする画像
形成装置。
【0020】8.前記第1シート通路はシートを表裏反
転して排出する反転排紙路であり、前記第2シート通路
は裏面画像形成用給紙路であることを特徴とする前記7
に記載の画像形成装置。
【0021】9.前記扉の閉鎖時に、前記第2案内部材
を案内位置に復帰させる付勢手段を有することを特徴と
する前記7又は前記8に記載の画像形成装置。
【0022】10.前記第2案内部材はその両端部にお
いて前記軸に支持され、前記付勢手段は前記両端部のう
ちの一方の端部に設けられるとともに、該一方の端部
に、前記第2案内部材の復帰運動を円滑に行わせるコロ
を設けたことを特徴とする前記9に記載の画像形成装
置。
【0023】11.開閉される扉及び該扉の閉鎖時に前
記扉を閉鎖位置に係止する係止手段を有し、該係止手段
は前記扉の一方の端部に対応して設けられた第1係止手
段と前記扉の他方の端部に対応して設けられた第2係止
手段を有する画像形成装置において、前記係止手段を係
止解除状態から係止状態に移行させるのに要する係合力
に、前記第1係止手段と前記第2係止手段との間で差を
生ずるように前記係止手段を構成したことを特徴とする
画像形成装置。
【0024】12.前記係止手段は、係止爪と突起で構
成され、前記係止爪の係止縁の角度を前記第1係止手段
と前記第2係止手段とで異ならせたことを特徴とする前
記11に記載の画像形成装置。
【0025】13.前記係止手段は、係止爪と突起で構
成され、前記係止爪の係止縁の高さを前記第1係止手段
と前記第2係止手段とで異ならせたことを特徴とする前
記11又は前記12に記載の画像形成装置。
【0026】14.開閉によりシート通路を開放する扉
を有する画像形成装置において、前記扉の開放方向の急
激な運動を緩和する制動手段を設けたことを特徴とする
画像形成装置。
【0027】15.後処理装置を有し、前記扉が画像形
成装置本体との間に設けられた空間において開閉される
ことを特徴とする前記14に記載の画像形成装置。
【0028】16.前記制動手段は、スプリングと一端
が該スプリングに連結され、他端が前記扉に連結された
ワイヤとで構成されたことを特徴とする前記14又は前
記15に記載の画像形成装置。
【0029】17.排出されたシートが集積される排紙
皿が装置本体に着脱可能に設けられたシート排出装置で
あって、前記排紙皿が係止爪と該係止爪が挿入される係
止孔とにより、前記装置本体に取り付けられたシート排
出装置において、前記係止爪は基部と該基部に連続し、
該基部の幅よりも長い長さを有する鈎部を有するととも
に、前記係止孔は、前記係止爪の鈎部の挿入が可能な幅
を有する挿入部と前記鈎部の長さよりも短く、前記基部
の幅よりも大きな幅を有する係止部を備え、前記係止爪
はその弾性により、常態において前記係止部に位置して
いることを特徴とするシート排出装置。
【0030】18.前記係止爪は一体成形により前記排
紙皿に設けられ、前記係止孔は前記装置本体に設けられ
たことを特徴とする前記17に記載のシート排出装置。
【0031】
【発明の実施の形態】まず、本発明の実施の形態に係る
画像形成装置の全体構成を図1により説明する。図1
は、画像形成装置の全体構成を示す図である。
【0032】画像形成装置Aは、自動原稿送り装置AD
F、画像読取部1、画像処理部2、画像形成部4、給紙
手段5、搬送手段6、定着手段7、反転排紙、裏面画像
形成用搬送路を含む排紙部800及び裏面画像形成用給
紙部(以下ADUと言う)10を備えている。
【0033】画像形成装置Aの上部には、自動原稿送り
装置ADFが開閉可能に設けられる。
【0034】自動原稿送り装置ADFにおいて、20は
原稿給紙台、21は給紙ローラ、22は分離ローラ、2
3はレジストローラ、24は搬送ドラム、28は排紙ロ
ーラ、29は排紙皿である。自動原稿送り装置ADF
は、図示しないが片面原稿読取機能と両面原稿読取機能
とを有する。
【0035】画像読取部1の光学系は、光源と第1ミラ
ーを備える露光ユニット14、第2ミラーと第3ミラー
から成るVミラーユニット15、レンズ16、CCDイ
メージセンサ17により構成されている。
【0036】自動原稿送り装置ADFを用いた原稿読取
は、露光ユニット14がスリット露光用ガラス13の下
方の初期位置(ホームポジション)に停止した位置にお
いて行われる。
【0037】原稿台ガラス11上に載置された原稿の読
取は、露光ユニット14及びVミラーユニット15を移
動させながら行われる。
【0038】画像読取部1において読み取られた原稿画
像の画像情報は画像処理部2により画像処理が行われ、
画像データとして信号化され、一旦メモリに格納され
る。
【0039】3は画像形成部4の一部である画像書込手
段であり、半導体レーザからの出力光が画像形成部4の
感光体ドラムを露光することにより静電潜像を形成す
る。画像形成部4においては、帯電、露光、現像、転
写、分離、クリーニング等の処理が行われ、給紙手段5
から搬送されたシートPに画像が転写される。画像を担
持したシートPは、搬送手段6により搬送され、定着手
段7により定着され、排紙部800の排紙皿806に排
出される。
【0040】両面画像形成モードにおける裏面画像形成
においては、搬送路切換部材820により固定案内板A
3と第1可動案内部材としての可動シート案内部材80
7間の裏面画像形成用搬送路827を案内されてADU
10に送り込まれた第1面に画像形成されたシートP
は、再び画像形成部4において第2面に画像形成後、排
紙部800の排紙皿806に排出される。
【0041】シートPを表裏反転して排紙するモードに
おいては、搬送路切換部材820により通常の排紙通路
から分岐したシートPは、上部開閉案内部材としての上
部開閉案内板802と固定案内板A3で形成されたシー
ト通路と、支軸803に支持された下部開閉案内部材と
しての下部開閉案内板801と第2可動案内部材として
の可動シート案内部材808で形成された反転排紙用の
シート通路においてスイッチバックして表裏反転された
後、排紙部800の排紙皿806に排出される。
【0042】上部開閉案内板802と下部開閉案内板8
01は軸804で連結され、上部開閉案内板802に設
けた可動係止爪805により上部開閉案内板802と下
部開閉案内板801は画像形成装置本体Aに係止されて
いる。そして、可動係止爪805を解除することにより
上部開閉案内板802と下部開閉案内板801を外方に
開放し、反転排紙通路でジャム状態となったシートPを
除去することができる。
【0043】次に、排紙部800の構造と機能を図2〜
8により説明する。以下の説明において、図1における
紙面に直角な方向における手前、即ち、紙面の表面側を
手前側と言い、奥、即ち、紙面の裏面側を奥側と言う。
実際に使用される場合にも、画像形成装置Aは前記の手
前側、奥側という前後関係に設置され、手前側の位置で
オペレータが画像形成装置の操作を行う。
【0044】図2は排紙部800の手前側の構造を示す
図、図3は排紙部800の奥側の構造を示す図、図4は
下部開閉案内板801と上部開閉案内板802を開放し
た排紙部800の手前側を示す図、図5は下部開閉案内
板801と上部開閉案内板802を開放した排紙部80
0の奥側を示す図、図6はリンク支持手段を示す図、図
7は排紙部800の分解斜視図、図8は可動系止爪の拡
大図である。
【0045】図2、図3において、下部開閉案内板80
1は画像形成装置Aの手前側の機枠A1と奥側の機枠A
2に支軸803の両端で回動自在に設けられており、そ
の上部には連結軸804、916を介して上部開閉案内
板802の両側が回動自在に支持されている。上部開閉
案内板802の両側には一体に設けた作動把手818と
共に可動係止爪805、912が設けられ、弾性部材S
5、S6(図8参照)により機枠A1、A2に設けた突
起819、913に係止することにより上部開閉案内板
802と、下部開閉案内板801とを画像形成装置Aに
図2、3に示すように閉じて、シートPを案内する位置
に固定している。更に、上部開閉案内板802の最上部
には排紙皿806が設けられており、排紙皿806に画
像が形成されたシートPが集積される。
【0046】このようにして上部開閉案内板802と、
下部開閉案内板801とを所定位置に固定することによ
り、上部開閉案内板802と機枠A1、A2に設けたロ
ーラで、排紙ローラ29が形成される。
【0047】機枠A1、A2に設けた固定案内板A3
と、上部開閉案内板802でシート通路823が形成さ
れ、シートPを通常の排紙から反転排紙又は両面複写を
行うとき、このシート通路823にシートPを切り換え
て搬送する搬送路切換部材820、822が各々設けら
れている。そして、上部開閉案内板802と、固定案内
板A3の位置に設けた一対の搬送ローラ824でシート
Pを搬送できるようにしている。シート通路823の下
方に、シートPの搬送方向を切り換える搬送通路切換部
材825が設けられており、第2案内部材としての可動
シート案内部材807と、第1案内部材としての可動シ
ート案内部材808が支軸809、810により機枠A
1、A2に回動自在に設けられている。又、支軸809
の両端は機枠A1、A2に形成した長孔817、915
に移動自在に嵌合されている。又、支軸809の奥側
は、機枠A2に形成した長孔915にコロ914(図7
を参照)を介して嵌合されており、コロ914により、
連結杆903の長孔915内における移動を円滑にして
いる。
【0048】更に他端を連結部材811、907で連結
することにより、可動シート案内部材807と固定案内
板A3との間に第2シート通路としての裏面画像形成用
搬送路を形成する。この裏面画像形成用搬送路よりAD
U10にシートPを搬送するため、固定案内板A3と、
可動シート案内部材807に一対の搬送ローラ828が
設けられている。更に、可動シート案内部材807と、
下部開閉案内板801間には第1シート通路としての反
転用シート通路826が形成されている。
【0049】又、可動シート案内部材807、808の
支軸809、810に連結杆815、903の一端を嵌
合し、他端を下部開閉案内板801の両側に軸杆81
6、906により連結している。更に、機枠A1、A2
にリンク812、901の一端を支軸803の上部右方
に軸813、902で回動自在に設け、リンク812、
901の他端を連結軸804、916の上部で且つ右側
位置となるようにネジ814、908で上部開閉案内板
802に回動自在に設ける。尚、リンク901の端部は
上部開閉案内板802に形成した突出部917にネジ9
08で回動自在に設けられており、前記リンク812の
ネジ814の位置より更に右側に位置するように設ける
と共に、リンク901の一端に設けたネジ908も、前
記リンク812の軸813の位置より右側に設けられて
いる。
【0050】更に、図3、及び図7に示すように、裏側
の連結杆903には弾性部材S1で支軸809を中心に
時計方向に付勢し、更に、リンク901の一部にワイヤ
910の一端を固定し、このワイヤ910を滑車90
9、911に懸架した後、ワイヤ910の他端をスプリ
ングS2を介してその一端を機枠A2に固定する。
【0051】画像形成装置Aの画像形成部4で片面に画
像を形成したシートPを定着手段7で定着しそのまま排
紙する排紙モードでは、シートPを搬送路切換部材82
0を一点鎖位置に切り換えて排紙通路821を経て排紙
ローラ829により排紙皿806に排紙するようにして
いる。
【0052】シートPの表裏を反転して排紙する排紙モ
ードでは、搬送路切換部材820を実線位置に切り換
え、搬送路切換部材825を一点鎖位置に切り換えてシ
ートPをシート通路823より第1シート通路としての
反転用シート通路826に搬送した後、搬送ローラ82
4を逆回転し、排紙ローラ829により排紙皿806に
排紙することにより、シートPが排紙される。
【0053】シートPの片面に画像を形成し、更に他の
面に画像を形成する両面モードでは、搬送路切換部材8
20、825を各々実線位置に切り換え、シート通路8
23及び第2シート通路としての裏面画像形成用搬送路
827よりADU10にシートPを搬送する。
【0054】搬送路切換部材822は図示しないバネに
より実線の位置に規制されており、シートPの上方から
下方への移動時には、点線の位置に押しやられてシート
Pを通過させ、反転排紙時、即ち、シートPの下方から
上方への移動時にはシート通路から待避してシートPを
上方へ案内する。
【0055】図4、図5は、シート通路823か、反転
用シート通路826、又は、裏面画像形成用搬送路82
7でシートPがジャム状態となったとき、ジャム紙を除
去するために下部開閉案内板801及び上部開閉案内板
802を開放した状態を示している。
【0056】上部開閉案内板802に設けた作動把手8
18を弾性部材S5、S6に抗して持ち上げて可動係止
爪805、912を突起819、913との係止状態を
解くことにより、下部開閉案内板801が支軸803を
支点にして矢印方向に開放され、上部開閉案内板802
と共にシート通路823と表面画像形成用搬送路827
を開放してジャム紙P1を除去可能にする。
【0057】連続して画像形成を行うことにより、排紙
皿806に大量のシートが集積される場合がある。従っ
て、排紙皿806を支持する支持手段、即ち、上下の開
閉案内板801、802には、大量のシートが集積され
た排紙皿806を支持することができる強度が要求され
る。本実施の形態においては、以下に説明するようなリ
ンク支持手段を用いることにより必要な強度を確保して
いる。
【0058】図6(a)は従来のリンク支持手段を示
し、図6(b)は本発明の実施の形態におけるリンク支
持手段を示し、図6(c)は本発明の実施の形態におけ
る手前側のリンク支持手段を示し、図6(d)は本発明
の実施の形態における奥側のリンク支持手段を示す。
【0059】図6(a)においては、第1短辺D1と、
第2短辺D2と、第1長辺D3と、第2長辺D4とから
なる平行四辺形を形成するリンク支持手段が排紙皿を支
持している。
【0060】平行四辺形ロは、図4、5に相当し、シー
ト通路を開いたときのリンク支持手段を示し、平行四辺
形イは図2、3に相当し、シート通路を閉じたときのリ
ンク支持手段を示す。平行四辺形ロはその第1長辺D3
と第2長辺D4とが十分に離れており、F1で示すよう
な外力が働いても容易にはF1の方向に変形することは
ないが、平行四辺形イにおいては第1長辺D3と第2長
辺D4とが極めて接近しており、1本の直線に近いため
に、F2で示すような外力が平行四辺形イに加わった場
合に、F2の方向に変形しやすい。従って、排紙部にお
いて、図6(a)に示す平行四辺形を形成するリンク支
持手段で排紙皿を支持させた場合には、大量のシートP
が集積したときに、支持手段が変形し、排紙皿の支持が
安定しないという問題がある。
【0061】このような排紙皿の支持上の問題は、排紙
部をコンパクト化し、しかもシートのジャムの処理等を
考慮してリンク支持手段の第1短辺D1と第2短辺D2
を短くした場合に特に重大になる。
【0062】本実施の形態においては、図6(b)に示
すように、排紙皿806を支持する支持手段を構成する
ものであり、第1、第2短辺D1、D2と第1、第2長
辺D3、D4からなるリンク支持手段の第1長辺D3の
長さを第2長辺D4の長さよりも短くすることを基本と
し、この構成により、リンク支持手段の強度を増してい
る。即ち、図6(b)に示すように第2長辺D4の長さ
L4に対して、第1長辺D3の長さをL4よりも短いL
3としている。このリンク支持手段では四辺形イが1本
の直線に近くなることはなく、四辺形イも外力F2に対
して変形し難い十分な強度が得られる。
【0063】本実施の形態を更に具体的に説明すると、
本実施の形態においては更に、排紙皿806の支持手段
を手前側と奥側とで異ならせている。この支持構造によ
って、手前側から行われる詰まったシートを取り除くジ
ャム処理等の保守がしやすくなるとともに、奥側のリン
ク支持手段の強度を大きくしているので、排紙皿806
は安定して支持される。
【0064】なお、図6(b)における四辺形イとロは
いずれも平行四辺形ではなく、四辺形イにおける第1短
辺D1の長さと四辺形ロにおける第1短辺D1の長さは
等しくない。この長さの変化は、リンク支持手段を構成
するリンク間の結合にガタを持たせ、該ガタにより吸収
される。
【0065】図6(c)と図6(d)における符号はそ
れぞれ次のような意味を有している。
【0066】D1f〜D4f・・・手前側の第1リンク
支持手段を構成する四辺 D1r〜D4r・・・奥側の第2リンク支持手段を構成
する四辺 L1f〜L4f・・・辺D1f〜D4fの長さ L1r〜L4r・・・辺D1r〜D4rの長さ これらの長さの間に次の関係があるようにリンク支持手
段が構成される。なお、図6(c)、(d)には排紙部
800を構成する部材の番号を示している。
【0067】式1・・・L1f<L1r 式2・・・L3f<L3r<L4f=L4r 第1、第2リンク支持手段の具体的な寸法としては、例
えば、次のように設定される。
【0068】L1f=15.9mm、L1r=22.8
mm L3f=130.6mm、L3r=131.1mm L4f=L4r=131.6mm なお、排紙部800において、図6(c)(d)に示す
ように、第2長辺D4f、D4rは下部開閉案内板80
1で構成され、第1長辺D3fはリンク812で構成さ
れ、第1長辺D3fはリンク901で構成され、その他
の排紙部800の構成部とリンク支持手段は図6(c)
(d)に示す対応関係を有する。
【0069】式1の関係、即ち、連結軸804とネジ8
14間の距離を連結軸916とネジ908間の距離より
も小さく設定したのは、手前側において、リンク812
と上部開閉案内板802との結合部の位置を可能な限り
図4(a)における左方向に寄せることにより、上下の
開閉案内板801、802を図4(a)に示すように変
位させて、オペレータが手を挿入してシートPの処理を
行うスペースV1を広くするためである。他方、オペレ
ータの手が挿入されることのない奥側では、上部開閉案
内板802とリンク901の結合点、即ち、ネジ908
の位置と連結軸916間の距離を十分に長く取ることに
より、リンク支持手段の強度を十分に確保している。
【0070】本実施の形態においては、下部開閉案内板
801と上部開閉案内板802とを開放することによ
り、ADU10に至る裏面画像形成用搬送路を大きく開
く構成となっている。可動シート案内部材807をその
支軸809を中心に回転させるだけでも裏面画像形成用
搬送路を開放することはできるが、このような裏面画像
形成用搬送路の開放では、可動シート案内部材807の
基部付近に詰まったシートを取り出すことが困難である
場合が少なくない。本実施の形態においては、シート処
理におけるこのような問題に鑑み、次に説明するよう
に、可動シート案内部材807の支軸809を移動させ
る構成にした。
【0071】扉としての上部開閉案内板802と、下部
開閉案内板801を開放することにより、下部開閉案内
板801の両側に軸杆816、906により連結された
連結杆815、903も開放方向に移動し、連結杆81
5、903に軸支した支軸809の両端が長孔817、
915を矢印方向に移動し、図7に示すように支軸81
0に設けたスプリングS3、S4の付勢力により、可動
シート案内部材808を反時計方向に回転させるととも
に、連結部材811、907により、可動シート案内部
材807を反時計方向に回転させる。可動シート案内部
材807の回転とともに、支軸809が長孔817、9
15内を矢印方向に移動して、ADU10に至る裏面画
像形成用搬送路827を大きく開口し、詰まったシート
紙P1の除去を容易にしている。
【0072】下部開閉案内板801の開放角度はリンク
812に設けた突出部812aと機枠A1に設けたスト
ップピンSP1により規制される。即ち、図4(a)に
示すように、突出部812aがストップピンSP1に突
き当たってリンク812の開放角度が規制される。な
お、下部開閉案内板801の開放角度をより大きく設定
することも可能である。図11に示す後処理装置FSの
構造如何により、下部開閉案内板801の角度をより大
きくした方が望ましい場合には、ストップピンSP1を
取り外して、図4(b)に示すように、ストップピンS
P2を機枠A1に取り付けて突出部812aを点線で示
す位置まで開放するように構成する。
【0073】本実施の形態においては、図4及び5に示
す上下の開閉案内板801、802を開放した状態にお
いて、可動シート案内部材807、808を図4、5の
状態から、オペレータの操作により時計方向に回転させ
て反転用シート通路826を開放することも可能であ
る。
【0074】上下の開閉案内板801、802を図2、
3に示す状態に戻して、反転用シート通路826と裏面
画像形成用搬送路827等を形成する動作の際の可動シ
ート案内部材807、808の移動時に加えられる閉鎖
力は手前側に対して奥側で弱く作用することになる。本
実施の形態においては、上下の開閉案内板801、80
2が図2、3に示す位置に復帰して、可動シート案内部
材807等の案内部材を奥側において確実にシート案内
位置に復帰させるために次のような構造を採っている。
【0075】奥側の上部開閉案内板802には付勢手段
としてのスプリングS1の弾性力を働かせている。更
に、奥側の長孔915に嵌合したコロ914により支軸
809が円滑に作動し、元の位置に復帰するように構成
している。従って、上部開閉案内板802と、下部開閉
案内板801が半閉じ状態となることがない。
【0076】本実施の形態においては更に、開閉する扉
としての上下の開閉案内板801、802の閉鎖時の手
前側と奥側における作用力の違いに対して、次に説明す
るように、上下の開閉案内板801、802を閉鎖位置
に係止する係止手段の構造を異ならせることにより、上
下の開閉案内板801、802を確実に閉鎖位置に係止
している。このような係止の構造はオペレータが手前側
で扉の開閉操作を行うことを考慮したものである。
【0077】図8(a)、(b)は、係止手段を構成す
る前記可動係止爪805、912が係止手段を構成する
突起819、913に係止された状態を示す正面図であ
る。
【0078】図8(a)は、手前側の第1係止手段を構
成する可動係止爪805を示す。手前側では、可動係止
爪805の係止縁としてのテーパー805Aにより弾性
部材S5に抗して確実に矢印方向に回動し突起819の
位置まで確実に押動されるので、テーパー部805Aの
角度を水平線に対して略直角となる角度θ1で形成し、
上部開閉案内板802の係止力を強くしている。
【0079】図8(b)は、奥側の第2係止手段を構成
する可動係止爪912を示す。奥側では、上部開閉案内
板802の閉じ動作を行わせる作用力が弱くなる。可動
係止爪912の係止縁としてのテーパー912Aにより
弾性部材S6に抗して回動し第2係止手段を構成する突
起913の位置まで押動されるが、奥側は上部開閉案内
板802の押動力が弱く、突起913の手前で上部開閉
案内板802が停止してしまうことがある。このような
場合でも可動係止爪912が突起913により係止され
るように、可動係止爪912の係止縁としてのテーパー
部912Aの水平線に対する角度を角度θ1よりも小さ
な角度θ2となるように設定し、可動係止爪912が突
起913に容易に係止されるように形成している。ま
た、可動係止爪912の高さT2を可動係止爪805の
高さT1よりも低くすることによっても、手前側におけ
る係合力と奥側における係合力に差を持たせている。
【0080】なお、弾性部材S6については、弾性部材
S5より若干その弾性力を強くすることにより、可動係
止爪912が突起913に確実に係止される。係止爪8
05が固定されている回転軸805Bには係止爪912
も固定されており、両係止爪805、912は一体に回
転する。従って、奥側にのみ弾性部材を設けて手前側に
弾性部材を設けない構成とすることも可能である。
【0081】本実施の形態においては、開閉される扉を
構成する上下の開閉案内板801、802を図2、図3
から図4(a)、図5のように開放する場合、上下の開
閉案内板801、802及び排紙皿806の急激な運動
に制動を加える制動手段を設けている。該制動手段は、
ワイヤ910とスプリングS2で構成され、排紙皿80
6等が係止を解除されて急激に落下するのを防止してい
る。このような制動手段により、オペレータの手等が障
害を受けることが防止される。特に、図11に示すよう
に後処理装置FSが画像形成装置本体Aに接続されて、
上下の開閉案内板801と802とが画像形成装置本体
Aと後処理装置FSが形成する壁との間の空間V2で開
閉される場合には、前記制動手段が安全装置として有効
に機能する。
【0082】図11においては、画像形成装置が、図1
において画像形成装置Aとして示されている画像形成装
置本体Aと画像形成装置本体Aに連結された後処理装置
FSで構成されている。
【0083】図5、図7に示す弾性部材S1の弾性力に
て連結杆903の移動を制御すると共に、下部開閉案内
板801と一体化して回動するリンク901もワイヤ9
10を介してスプリングS2の弾性力にて開放移動を制
御されるので、特に上部開閉案内板802が急激に開放
されることがなく、排紙皿806上のシートPの落下等
の不測の事態の発生が防止される。
【0084】通常、排紙皿806は、装置本体としての
画像形成装置Aに対して容易に着脱できるように構成さ
れている。ところが、排紙皿806を容易に画像形成装
置Aから離脱するように構成すると、排紙皿に対して僅
かな力が加えられても排紙皿が画像形成装置から離脱す
るという不都合が生ずる。本実施の形態においては、排
紙皿806が容易に画像形成装置Aから離脱しないよう
に構成されている。図9は、排紙皿806の抜け止め構
造を示しており、排紙皿806を画像形成装置Aから分
離して示す斜視図である。図10は排紙皿の系止部を示
す図である。
【0085】図9に示すように、樹脂製の排紙皿806
の両側端に排紙皿806を画像形成装置Aに取り付ける
ために鍵状の係止爪830、831が一体成形により形
成されている。樹脂製の係止爪830、831は弾性を
有しており、排紙幅方向の外側に若干開くことができる
が、開放すると元に戻る。係止爪830は鈎部830A
と基部830Bからなり、係止部831は鈎部831A
と基部831Bからなる。
【0086】一方、画像形成装置Aの上部開閉案内板8
02の両側に係止爪830、831が挿入される挿入孔
が形成され、該挿入孔は挿入部832、833と係止部
834、835からなっている。挿入部832、833
はそれぞれ鈎部830A、831Aの長さよりも大きな
幅を有し、鈎部830A、831Aが挿入されうるよう
に構成され、また、係止部834、835はそれぞれ基
部830B、831Bの幅よりも大きく、且つ鈎部83
0A、831Aの長さよりも小さな幅を有するように構
成されている。排紙皿806を画像形成装置本体Aに取
り付けるには、排紙皿806の係止爪830、831先
端を挿入部832、833に強く押し込むことにより、
係止爪830、831の鈎部830A、831Aが挿入
部832、833によって外側に変形して挿入される。
そして、係止爪830、831を挿入部832、833
に沿って降ろすことにより、係止爪830、831の復
帰力で係止部834、835に係止され、画像形成装置
本体Aに排紙皿806が取り付けられる。
【0087】排紙皿806に外力が加わっても、鈎部8
30A、831Aが係止部834、835により係止さ
れているので、排紙皿806が簡単に画像形成装置Aか
ら離脱することはない。
【0088】
【発明の効果】請求項1の発明により、排紙皿を支持
し、しかも、開閉可能な案内部材を有する支持手段の強
度が増したので、排紙皿に大量のシートが集積された場
合にも、排紙皿が傾くことはない。
【0089】請求項2又は3の発明により、小型化さ
れ、シートのジャムを処理するスペースに制約を受ける
場合でも、制約されたスペースを有効にジャム処理に使
うことが可能となり、小型で、且つ、シートのジャム処
理が容易なシート排出装置が実現される。
【0090】請求項4の発明により、シート排出装置の
一方の側からのジャム処理がしやすいとともに、排紙皿
を支持する支持手段の強度を十分に確保することが可能
になり、使いやすく堅牢なシート排出装置が実現され
る。
【0091】請求項5の発明により、排紙皿を支持し、
しかも、開閉可能な案内部材を有する支持手段の強度が
増したので、排紙皿に大量の画像が形成されたシートが
集積された場合にも、排紙皿が傾くことはない。
【0092】請求項6の発明により、画像形成装置の仕
様に応じて開閉案内部材の開放角度を変えることができ
るので、仕様に応じて最適にジャム解除機構を持たせる
ことができる。
【0093】請求項7の発明により、扉の開閉により二
つのシート通路の案内部材を開放する画像形成装置にお
いて、扉の開放により両シート通路が十分に開放され、
ジャムの処理がしやすくなる。
【0094】請求項8の発明により、反転排紙路と裏面
画像形成用搬送路におけるジャム処理がしやすくなる。
【0095】請求項9の発明により、扉の開閉により間
接的に駆動されて開閉する案内部材が確実にシートを案
内する位置に復帰する。
【0096】請求項10の発明により、例えば、手前側
のように一方の端部における操作により案内部材の開閉
が行われる場合にも、直接には操作が行わない他方の端
部における開閉動作が確実に行われ、簡単な操作によっ
て、案内部材の開閉動作が確実に行われる。
【0097】請求項11、12又は13の発明により、
例えば、手前側のように一方の端部における操作により
案内部材の開閉が行われる場合にも、案内部材の閉鎖位
置への係止が確実に行われ、簡単な開閉操作で、案内部
材が確実にシート案内位置に設定される。
【0098】請求項14又は16の発明により、開閉さ
れる扉の開閉運動が急激に行われることが防止され、扉
の開閉時に起こる可能性がある事故が防止される。
【0099】請求項15の発明により、小型化され、狭
いスペース内で扉の開閉が行われる場合にも、安全が確
保される。
【0100】請求項17の発明により、排紙皿が簡単な
操作で着脱できるとともに、不慮の離脱が有効に防止さ
れる。
【0101】請求項18の発明により、排紙皿に離脱防
止機構を設けることによるコストアップが避けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体
構成を示す図である。
【図2】排紙部800の手前側の構造を示す図である。
【図3】排紙部800の奥側の構造を示す図である。
【図4】下部開閉案内板801と上部開閉案内板802
を開放した排紙部800の手前側を示す図である。
【図5】下部開閉案内板801と上部開閉案内板802
を開放した排紙部800の奥側を示す図である。
【図6】リンク支持手段を示す図である。
【図7】排紙部800の分解斜視図である。
【図8】係止爪の拡大図である。
【図9】排紙皿806の抜け止め構造を示す斜視図であ
る。
【図10】排紙皿の係止部を示す図である。
【図11】後処理装置FSが接続された画像形成装置の
概略図である。
【符号の説明】
1 画像読取部 10 ADU 800 排紙部 801 下部開閉案内板 802 上部開閉案内板 805、912 可動係止爪 806 排紙皿 807、808 可動シート案内部材 815、903 連結杆 812、901 リンク A 画像形成装置(画像形成装置本体) ADF 自動原稿送り装置 P シート

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排出されたシートが集積される排紙皿、 該排紙皿を支持し、リンク支持手段及びシートを案内す
    る開閉案内部材を有する支持手段を備え、 前記リンク支持手段は、その回転基部に形成された第1
    短辺、その他端部に形成された第2短辺、前記第1短辺
    と前記第2短辺とを連結する第1長辺及び第2長辺で形
    成された四辺形からなるシート排出装置において、 前記第1長辺を前記第2長辺より短くしたことを特徴と
    するシート排出装置。
  2. 【請求項2】 前記開閉案内部材は互いに回転可能に結
    合された下部開閉案内部材と上部開閉案内部材とを有す
    ることを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  3. 【請求項3】 前記リンク支持手段は前記下部開閉案内
    部材に設けられたことを特徴とする請求項2に記載のシ
    ート排出装置。
  4. 【請求項4】 前記リンク支持手段は、前記排紙皿の手
    前側の端部を支持する第1リンク支持手段及び前記排紙
    皿の奥側の端部を支持する第2リンク支持手段を有し、
    前記第1リンク支持手段の前記第1長辺を前記第2リン
    ク支持手段の前記第1長辺よりも短くしたことを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート排出装
    置。
  5. 【請求項5】 シートに画像を形成する画像形成部及び
    画像が形成されたシートを排出する請求項1〜4のいず
    れか1項に記載のシート排出装置を有することを特徴と
    する画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記支持手段の開放角度を変えることが
    できることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に
    記載のシート排出装置。
  7. 【請求項7】 第1シート通路においてシートを案内す
    る第1案内部材、開閉する扉及び該扉の開閉に連動し
    て、軸を中心に回転して第2シート通路を開放する第2
    案内部材を有する画像形成装置において、前記扉の開放
    に連動して、前記軸を変位させることを特徴とする画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 前記第1シート通路はシートを表裏反転
    して排出する反転排紙路であり、前記第2シート通路は
    裏面画像形成用給紙路であることを特徴とする請求項7
    に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記扉の閉鎖時に、前記第2案内部材を
    案内位置に復帰させる付勢手段を有することを特徴とす
    る請求項7又は請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記第2案内部材はその両端部におい
    て前記軸に支持され、前記付勢手段は前記両端部のうち
    の一方の端部に設けられるとともに、該一方の端部に、
    前記第2案内部材の復帰運動を円滑に行わせるコロを設
    けたことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 開閉される扉及び該扉の閉鎖時に前記
    扉を閉鎖位置に係止する係止手段を有し、該係止手段は
    前記扉の一方の端部に対応して設けられた第1係止手段
    と前記扉の他方の端部に対応して設けられた第2係止手
    段を有する画像形成装置において、前記係止手段を係止
    解除状態から係止状態に移行させるのに要する係合力
    に、前記第1係止手段と前記第2係止手段との間で差を
    生ずるように前記係止手段を構成したことを特徴とする
    画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記係止手段は、係止爪と突起で構成
    され、前記係止爪の係止縁の角度を前記第1係止手段と
    前記第2係止手段とで異ならせたことを特徴とする請求
    項11に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記係止手段は、係止爪と突起で構成
    され、前記係止爪の係止縁の高さを前記第1係止手段と
    前記第2係止手段とで異ならせたことを特徴とする請求
    項11又は請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 開閉によりシート通路を開放する扉を
    有する画像形成装置において、前記扉の開放方向の急激
    な運動を緩和する制動手段を設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
  15. 【請求項15】 後処理装置を有し、前記扉が画像形成
    装置本体との間に設けられた空間において開閉されるこ
    とを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記制動手段は、スプリングと一端が
    該スプリングに連結され、他端が前記扉に連結されたワ
    イヤとで構成されたことを特徴とする請求項14又は請
    求項15に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 排出されたシートが集積される排紙皿
    が装置本体に着脱可能に設けられたシート排出装置であ
    って、前記排紙皿が係止爪と該係止爪が挿入される係止
    孔とにより、前記装置本体に取り付けられたシート排出
    装置において、 前記係止爪は基部と該基部に連続し、該基部の幅よりも
    長い長さを有する鈎部を有するとともに、前記係止孔
    は、前記係止爪の鈎部の挿入が可能な幅を有する挿入部
    と前記鈎部の長さよりも短く、前記基部の幅よりも大き
    な幅を有する係止部を備え、前記係止爪はその弾性によ
    り、常態において前記係止部に位置していることを特徴
    とするシート排出装置。
  18. 【請求項18】 前記係止爪は一体成形により前記排紙
    皿に設けられ、前記係止孔は前記装置本体に設けられた
    ことを特徴とする請求項17に記載のシート排出装置。
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