JP2001278437A - 部品供給装置 - Google Patents

部品供給装置

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JP2001278437A JP2001016138A JP2001016138A JP2001278437A JP 2001278437 A JP2001278437 A JP 2001278437A JP 2001016138 A JP2001016138 A JP 2001016138A JP 2001016138 A JP2001016138 A JP 2001016138A JP 2001278437 A JP2001278437 A JP 2001278437A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 方向無規制状態で収納されている電子部品等
の各種部品を、その形状に拘わらず、高効率で整列して
供給できる部品供給装置を提供する。 【解決手段】 第1チェンバー6内に方向無規制状態で
収納されている電子部品Pをロッド2の上下運動を利用
して環状の第2チェンバー7内に1方向規制状態で取り
込んで自重移動させ、そして、第2チェンバー7内の電
子部品Pを第1ガイド3及び第2ガイド4の案内面3
a,4aによって方向制御しながら中継通路9内に2方
向規制状態で取り込んで同状態のまま供給通路8に取り
込むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、方向無規制状態で
収納されている電子部品等の部品を整列して供給する部
品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の部品供給装置を開示する
ものとして特開平6−232596号公報がある。同公
報に開示された装置は、部品貯蔵室内にバルク状態で貯
蔵されているチップ部品を部品取出管の上下移動を利用
して円筒形状の部品搬送管に長さ向きで取り込み、部品
搬送管に取り込まれた電子部品を部品搬送管を通じてベ
ルト上に排出し、排出されたチップ部品をベルトによっ
て搬送する機能を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記装置はバルク状態
で貯蔵されているチップ部品を部品取出管の上下移動を
利用して円筒形状の部品搬送管に取り込む構造にあるた
め、長さ方向の向きを揃えるだけで整列を行える円柱形
状の部品を供給対象とする場合には特段問題を生じな
い。しかし、長さ方向の向き以外にも長さ方向両端面を
除く4側面の向きを揃える必要がある四角柱形状の部品
を供給対象とする場合には、部品搬送管に取り込んだ後
の段階で部品の姿勢制御を行う必要がある。そのため、
円柱形状の部品を供給対象とする場合に比べて整列能
力、即ち、バルク状態(方向無規制状態)の部品を各々
の向きを揃えて並べる能力が幾分低くなってしまう。
【0004】本発明は前記事情に鑑みて創作されたもの
で、方向無規制状態で収納されている電子部品等の各種
部品を、その形状に拘わらず、高効率で整列して供給で
きる部品供給装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の部品供給装置は、所定形状の部品
を方向無規制状態で収納し得る第1チェンバーと、第1
チェンバーの底に設けられた横断面円形の部品取込孔
と、部品取込孔よりも小さな直径を有し、部品取込孔の
中心位置に配置された横断面円形のロッドと、部品取込
孔の内周面とロッドの外周面との間に形成され、第1チ
ェンバー内の部品を1方向規制状態で取り込んで自重移
動させ得る環状の第2チェンバーと、第2チェンバーと
連続するように設けられ、部品を2方向規制状態で取り
込み得る供給通路と、第2チェンバー内の部品を供給通
路に導くガイド手段とを備えることをその特徴とする。
【0006】この部品供給装置によれば、第1チェンバ
ー内に方向無規制状態で収納されている部品を、環状の
第2チェンバー内に1方向規制状態で取り込んで自重移
動させ、そして、第2チェンバー内の部品Pをガイド手
段によって供給通路内に2方向規制状態で取り込むこと
ができる。
【0007】また、請求項6に記載の部品供給装置は、
所定形状の部品を方向無規制状態で収納し得るチェンバ
ーと、チェンバーの底に配置された円筒状のパイプと、
螺旋溝を外周面に有し、パイプ内に配置されたロッド
と、パイプの内周面とロッドの螺旋溝とにより形成さ
れ、チェンバー内の部品を2方向規制状態で取り込んで
移動させ得る螺旋通路と、パイプとロッドの少なくとも
一方に回転運動を付与して螺旋通路内の部品を下方移動
させ得る駆動手段と、螺旋通路の下端と連続するように
設けられ、螺旋通路内の部品を2方向規制状態で取り込
み得る供給通路とを備えることをその特徴とする。
【0008】この部品供給装置によれば、チェンバー内
に方向無規制状態で収納されている部品を、パイプとロ
ッドの少なくとも一方に回転運動を利用して螺旋通路内
に2方向規制状態に取り込んで下方に移動させ、そし
て、螺旋通路内の部品を2方向規制状態で供給通路内に
取り込むことができる。
【0009】さらに、請求項8に記載の部品供給装置
は、所定形状の部品を方向無規制状態で収納し得るチェ
ンバーと、チェンバーの底に形成された横断面円形のロ
ッド保持孔と、縦長溝を外周面に少なくとも1つ有し、
ロッド保持孔内に配置された横断面円形のロッドと、ロ
ッド保持孔の内周面とロッドの縦長溝とにより形成さ
れ、チェンバー内の部品を2方向規制状態で取り込んで
自重移動させ得る中継通路と、ロッドに回転運動を付与
し得る駆動手段と、中継通路の下端と連続するように設
けられ、中継通路内の部品を2方向規制状態で取り込み
得る供給通路とを備えることをその特徴とする。
【0010】この部品供給装置によれば、チェンバー内
に方向無規制状態で収納されている部品を、ロッドの回
転運動を利用して中継通路内に2方向規制状態で取り込
んで自重移動させ、そして、中継通路内の部品を2方向
規制状態で供給通路内に取り込むことができる。
【0011】さらにまた、請求項9に記載の部品供給装
置は、所定形状の部品を方向無規制状態で収納し得るチ
ェンバーと、チェンバーの底に形成されたロッド保持孔
と、縦長溝を外周面に少なくとも1つ有し、ロッド保持
孔内に配置されたロッドと、ロッド保持孔の内周面とロ
ッドの縦長溝とにより形成され、チェンバー内の部品を
2方向規制状態で取り込んで自重移動させ得る中継通路
と、ロッドに上下運動を付与し得る駆動手段と、中継通
路の下端と連続するように設けられ、中継通路内の部品
を2方向規制状態で取り込み得る供給通路とを備えるこ
とをその特徴とする。
【0012】この部品供給装置によれば、チェンバー内
に方向無規制状態で収納されている部品を、ロッドの上
下運動を利用して中継通路内に2方向規制状態で取り込
んで自重移動させ、そして、中継通路内の部品を2方向
規制状態で供給通路に取り込むことができる。
【0013】さらにまた、請求項10に記載の部品供給
装置は、所定形状の部品を方向無規制状態で収納し得る
チェンバーと、チェンバーの底に形成された横断面円形
のロッド保持孔と、チェンバー内の部品を2方向規制状
態で取り込んで自重移動させ得る中継通路を中心に有
し、ロッド保持孔内に配置された横断面円形のロッド
と、ロッドに回転運動を付与し得る駆動手段と、中継通
路の下端と連続するように設けられ、中継通路内の部品
を2方向規制状態で取り込み得る供給通路とを備え、ロ
ッド上面には、チェンバー内の部品を中継通路の入口に
導く少なくとも1つの傾斜案内溝が設けられていること
をその特徴とする。
【0014】この部品供給装置によれば、チェンバー内
に方向無規制状態で収納されている部品を、ロッドの回
転運動及びロッド上面の傾斜案内溝を利用してロッド中
心の中継通路内に2方向規制状態で取り込んで自重移動
させ、そして、中継通路内の部品を2方向規制状態で供
給通路に取り込むことができる。
【0015】本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構
成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって
明らかとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1〜図5は本
発明を適用した部品供給装置の第1実施形態を示す。
尚、図面には、説明の便宜上、長さ>幅=高さの寸法関
係を有する四角柱形状の電子部品Pを取り扱うのに適し
た装置を例示してある。また、以下の説明では図1にお
ける左を前、右を後、手前側を左、奥側を右として表記
する。
【0017】第1実施形態の装置は、メインボディ1
と、ロッド2と、第1ガイド3と、第2ガイド4と、第
1ガイド駆動用のソレノイド5とを備える。
【0018】メインボディ1は、電子部品Pを方向無規
制状態で収納し得る第1チェンバー6を上部に有する。
ちなみに、「方向無規制状態」とは、電子部品Pが3次
元的に自由に動ける状態を意味する。また、メインボデ
ィ1には、第1チェンバー6の底面から下方に延びる横
断面円形の部品取込孔1aが形成されている。図示のも
のでは、部品取込孔1aの上部を、金属または硬質樹脂
から成るパイプ材PM1の内周面によって構成してあ
る。さらに、メインボディ1の部品取込孔1aの底面に
は、ロッド2の下部を上下移動可能に収納する横断面円
形のロッド保持孔1bが形成されている。さらにまた、
メインボディ1の部品取込孔1aの下部前側には、空洞
1cが形成され、この空洞1cには空洞1cとの協同に
よって後述の供給通路8を構成するためのガイド部材1
dが設けられている。さらにまた、メインボディ1の部
品取込孔1aの右側には、ソレノイド5のアーム5aを
収納する長穴1eが形成されている。
【0019】ロッド2は金属または硬質樹脂から円柱状
に形成され、その横断面直径は部品取込孔1aの横断面
直径よりも小さい。このロッド2は部品取込孔1aの中
心位置に挿通され、その下部をロッド保持孔1bに差し
込まれている。部品取込孔1aの中心位置にロッド2を
挿通した状態では、部品取込孔1aの内周面とロッド2
の外周面との間に第2チェンバー7となる環状隙間が形
成される。この第2チェンバー7の隙間は、電子部品P
の幅寸法または高さ寸法よりも僅かに大きく、電子部品
Pを1方向規制状態で取り込むことができる。ちなみ
に、「1方向規制状態」とは、電子部品Pが1方向の動
きを規制されていて、電子部品Pが2次元的(平面的)
に動ける状態を意味する。
【0020】第1ガイド3は金属または硬質樹脂から略
半割円筒形状に形成され、その上端には後から前に向か
って下向きに傾斜または湾曲する案内面3aが設けられ
ている。
【0021】一方、第2ガイド4は金属または硬質樹脂
から略半割円筒形状に形成され、その上端には後から前
に向かって下向きに傾斜または湾曲する案内面4aが設
けられている。図3から分かるように第2ガイド4の長
さ寸法は第1ガイド3のそれよりも若干大きい。
【0022】また、両ガイド3,4の外側曲面は部品取
込孔1aの内周面と整合し、両ガイド3,4の内側曲面
はロッド2の外周面と整合しており、両ガイド3,4の
厚みは第2チェンバー7の隙間とほぼ一致している。さ
らに、両ガイド3,4の横断面形は半割円筒よりも僅か
に小さく、第2チェンバー7内に配置した状態ではその
前側に縦長隙間が形成される。この縦長隙間は部品取込
孔1aの内周面とにより横断面矩形の中継通路9を構成
する。中継通路9の横断面形状は電子部品Pの端面形状
と相似形で僅かに大きく、電子部品Pを2方向規制状態
で取り込んで自重移動させることができる。ちなみに、
「2方向規制状態」とは、電子部品Pが2方向の動きを
規制されていて、電子部品Pが1次元的(直線的)に動
ける状態を意味する。
【0023】この第1ガイド3と第2ガイド4は、前記
中継通路9が前側を向くように第2チェンバー7内に配
置され、第2ガイド4は部品取込孔1aに接着或いはね
じ止め等の手法によって固定されている。一方、第1ガ
イド3はロッド2に接着或いはねじ止め等の手法によっ
て固定されており、また、第1ガイド3の下部右側面に
はソレノイド5のアーム5aが連結されている。尚、第
1ガイド3はロッド2に固定されて使用されるものであ
ることから、両部品は予め1部品で構成されていてもよ
い。
【0024】供給通路8は中継通路9の途中から前方に
向かって形成されている。この供給通路8の横断面形状
は、中継通路9と同様に電子部品Pの端面形状と相似形
で僅かに大きい。供給通路8を構成するガイド部材1d
は後部を中継通路9内に挿入され、その後端面をロッド
2の外周面に接するか、或いは、僅かな隙間を介して対
峙している。ガイド部材1dの後部上面には傾斜面が形
成されているため、中継通路9内に2方向規制状態で取
り込まれた電子部品Pは、同状態のまま供給通路8に取
り込まれる。
【0025】部品供給に際しては、図4(A),(B)
に示すように多数の電子部品Pを第1チェンバー6内に
収納する。電子部品Pは、例えばチップコンデンサやチ
ップ抵抗器やチップインダクタ等のチップ部品や、LC
フィルター等の複合部品や、コンデンサアレイやインダ
クタアレイ等のアレイ部品や、他種の電子部品である。
そして、図5(A),(B)に示すようにソレノイド5
によってロッド2及び第1ガイド3を上下方向に往復移
動させる。ロッド2はその上端面が部品取込孔1aの上
端を通過するように上下移動し、一方、第1ガイド3は
その上端が第2ガイド4の上端を通過するように上下移
動する。
【0026】第1チェンバー6内に方向無規制状態で収
納されている電子部品Pは、上昇時のロッド2の突き上
げによる撹拌作用を受けながら、ロッド2の周囲に形成
されている環状の第2チェンバー7内に自重落下して1
方向規制状態で取り込まれる。第2チェンバー7の入口
が360度の環状形であるので前記の部品取り込みは高
確率で実施される。
【0027】第2チェンバー7内に1方向規制状態で取
り込まれた電子部品Pは第2チェンバー7内を下方に自
重移動し、そして、ロッド2と一緒に上下移動する第1
ガイド3の案内面3aと固定側の第2ガイド4の案内面
4aによって方向制御作用を受けながら中継通路9に向
かって導かれ、中継通路9内に2方向規制状態で取り込
まれる。
【0028】中継通路9内に2方向規制状態で取り込ま
れた電子部品Pは、中継通路9内を自重移動し、中継通
路9内に後部が挿入されているガイド部材1dによって
導かれながら2方向規制状態のまま供給通路8内に取り
込まれる。
【0029】供給通路8内に取り込まれた電子部品Pを
前方搬送するときには、例えば機械的に動作されるシリ
ンダや電動式真空ポンプ等の吸引源を利用して、供給通
路8の前端または供給通路8に接続された搬送通路(図
示省略)の前端に負圧を作用させる。供給通路8内に2
方向規制状態で取り込まれた電子部品Pは、この負圧作
用によって前方に引き込まれて目的位置まで搬送され
る。図示を省略してあるが、目的位置に搬送された電子
部品Pは、前記負圧を一時的に解除したタイミングで吸
着ノズル等によって順次外部に取り出され基板等に実装
される。
【0030】このように第1実施形態の装置によれば、
第1チェンバー6内に方向無規制状態で収納されている
電子部品Pをロッド2の上下運動を利用して環状の第2
チェンバー7内に1方向規制状態で取り込んで自重移動
させ、そして、第2チェンバー7内の電子部品Pを第1
ガイド3及び第2ガイド4の案内面3a,4aによって
方向制御しながら中継通路9内に2方向規制状態で取り
込んで同状態のまま供給通路8に取り込むことができ
る。
【0031】第1実施形態の装置は、第1チェンバー6
内に方向無規制状態で収納されている電子部品Pを各々
の向きを揃えて並べる能力に優れており、四角柱形状の
電子部品Pを供給対象とする場合でも高い整列能力を発
揮することができる。しかも、部品整列に係わる構成が
シンプルであるので低コスト化に貢献できると共に整列
供給ユニットとしての汎用性も高い。
【0032】また、第1チェンバー6内に方向無規制状
態で収納されている電子部品Pを整列して供給する動作
を連続的に且つ効率良く行うことができるので、バルク
フィーダとして用いた場合には高速サイクルの部品取り
出しに追従できる供給性能を得ることできる。
【0033】さらに、第2チェンバー7の入口が360
度の環状形であるので、第1チェンバー6から第2チェ
ンバー7への部品取り込みを高確率で実施することがで
き、これにより前記の整列効率をより一層向上させるこ
とができる。
【0034】尚、前述の装置では、ロッド2をその上端
面が部品取込孔1aの上端を通過するように上下移動さ
せるようにしたが、ロッド2をその上端面が部品取込孔
1aの上端よりも上側で上下移動させるようにしたり、
または、ロッド2をその上端面が部品取込孔1aの上端
よりも下側で上下移動させるようにしても前記同様の整
列・供給動作を実現することができる。
【0035】また、前述の装置では、ロッド2を第1ガ
イド3と一緒に上下移動させるようにしたが、ロッド2
及び第1ガイド3と一緒に第2ガイド4を上下移動させ
るようにしても前記同様の整列・供給動作を実現するこ
とができる。この場合には、図6(A)に示すように第
1ガイドと第2ガイドを一体化したような部品10を用
意するか、或いは、同部品10をロッド2と一体化した
ような部品を用いてるとよい。さらに、第1ガイド3及
び第2ガイド4を固定、或いは、図6(A)に示した部
品10を固定して、ロッドのみを上下移動させるように
しても前記同様の整列・供給動作を実現することができ
る。
【0036】さらに、前述の装置では、平坦な上面を有
するものをロッド2として用いたが、図6(B)に示す
ような先鋭な上端を有するロッド11や、図6(C)に
示す半球状の上端を有するロッド12を、ロッド2の代
わりに用いてもよい。図6(B),図6(C)に示した
形状のロッド11,12を用いれば、電子部品Pに与え
るダメージを軽減し、且つ、第2チェンバー7への部品
取り込みをより効率よく行うことができる。
【0037】さらに、前述の装置では、整列・供給後の
電子部品Pを横向きに搬送するようにしたが、電子部品
Pを自重落下によって搬送可能なチューブ等の搬送部材
を用いる場合には、供給通路8の横長部分及び傾斜部分
を排除して供給通路8を縦向きに構成し、この供給通路
8内に取り込まれた取り込まれた電子部品Pを自重落下
によって下方移動させてチューブ等の搬送部材に送り込
むようにしても構わない。
【0038】さらに、前述の装置では、ロッド2及び第
1ガイド3を上下方向に連続的に往復移動させるように
したが、供給通路8の所定位置に部品有無検知センサを
設けて、供給通路8内に電子部品Pがほぼ一杯に並んで
いるような状態ではロッド2及び第1ガイド3の上下移
動を完全に停止し、供給通路8内の電子部品Pが少なく
なったときに上下移動を再開させるような動作方法を採
用してもよい。
【0039】[第2実施形態]図7〜図11は本発明を
適用した部品供給装置の第2実施形態を示す。尚、図面
には、説明の便宜上、長さ>幅=高さの寸法関係を有す
る四角柱形状の電子部品Pを取り扱うのに適した装置を
例示してある。また、以下の説明では図7における左を
前、右を後、手前側を左、奥側を右として表記する。
【0040】第2実施形態の装置は、メインボディ21
と、ロッド22と、ロッド駆動用のモータ23とを備え
る。
【0041】メインボディ21は、電子部品Pを方向無
規制状態で収納し得る第1チェンバー24を上部に有す
る。ちなみに、「方向無規制状態」とは、電子部品Pが
3次元的に自由に動ける状態を意味する。また、メイン
ボディ21には、第1チェンバー24の底面から下方に
延びる横断面円形の部品取込孔21aが形成されてい
る。図示のものでは、部品取込孔21aを、金属または
硬質樹脂から成るパイプ材PM2の内周面によって構成
してある。さらに、メインボディ21の部品取込孔21
aの下側には、メインボディ21の底面にまで及ぶ横断
面円形のロッド保持孔21bが貫通形成されている。こ
のロッド保持孔21bはロッド22の下部を回転自在に
支持するためのもので、その横断面直径は部品取込孔2
1aの横断面直径よりも僅かに小さい。さらにまた、メ
インボディ21における部品取込孔21aとロッド保持
孔21bとの境界部分の前側には、後述の供給通路26
を構成するための通路が形成されている。
【0042】部品取込孔21aを形成するパイプ材PM
2の内周面の前側には、縦長凸条から成る規制部PM2
aが形成されている。この規制部PM2aはロッド22
の外周面に接触或いは僅かな隙間を介して対峙してお
り、その左側面には平坦な面が形成されている。また、
パイプ材PM2の下部内周面の下部には小径部分PM2
bが形成されていて、この小径部分PM2bの上面に
は、上から見て時計回り方向に下向きに傾斜する案内面
PM2cが形成されている。この小径部分PM2bの内
径はロッド保持孔21bの内径と一致している。さらに
また、小径部分PM2bの前側には規制部PM2aの側
面と連続する横断面矩形の縦長溝PM2dが形成されて
いる。この縦長溝PM2dはロッド22の外周面とによ
り横断面矩形の中継通路27を構成する。中継通路27
の横断面形は電子部品Pの端面形状と相似形で僅かに大
きく、電子部品Pを2方向規制状態で取り込んで自重移
動させることができる。ちなみに、「2方向規制状態」
とは、電子部品Pが2方向の動きを規制されていて、電
子部品Pが1次元的(直線的)に動ける状態を意味す
る。
【0043】ロッド22は円柱状に形成され、その横断
面直径は部品取込孔21aの横断面直径よりも小さい。
このロッド22は部品取込孔21aの中心位置に挿通さ
れ、その下部をロッド保持孔21bに差し込まれてい
る。部品取込孔21aの中心位置にロッド22を挿通し
た状態では、部品取込孔21aの内周面とロッド22の
外周面との間に第2チェンバー25となる環状隙間が形
成される。この第2チェンバー25の隙間は、電子部品
Pの幅寸法または高さ寸法よりも僅かに大きく、電子部
品Pを1方向規制状態で取り込むことができる。ちなみ
に、「1方向規制状態」とは、電子部品Pが1方向の動
きを規制されていて、電子部品Pが2次元的(平面的)
に動ける状態を意味する。
【0044】図示例のロッド22は、上から見て270
度の領域22aを外周面への電子部品吸着を可能とした
磁石から構成されている。この磁石領域22aは、予め
整形した鉄等の強磁性体を磁化したものや、サマリウム
−コバルト磁石等の永久磁石を整形したもの等から適宜
形成することができる。また、ロッド22は、上から見
て90度の領域22bを非磁石、例えば硬質樹脂等から
形成されており、この非磁石領域22bの上部は、部品
取込孔21aの上端よりも上方に突出(突出部22c)
している。
【0045】また、ロッド22の下端は、メインボディ
21の下面に取り付けたストッパリング28によって下
方への抜け止めが防止されている。また、ロッド22の
下端には、従動プーリー29が連結され、この従動プー
リー29とモータ23のシャフト23aに連結した駆動
プーリー30にはベルト31が巻回されている。ちなみ
に、モータ23はメインボディ21の右側面の下部に下
向きに取り付けられている。
【0046】供給通路26は中継通路27の下端と連続
するように前方に向かって形成されている。この供給通
路26の横断面形状は、中継通路27と同様に電子部品
Pの端面形状と相似形で僅かに大きい。供給通路26の
入口と中継通路27の出口とは整合しているため、中継
通路27内に2方向規制状態で取り込まれた電子部品P
は、同状態のまま供給通路26に取り込まれる。
【0047】部品供給に際しては、図10に示すように
多数の電子部品Pを第1チェンバー24内に収納する。
電子部品Pは、例えばチップコンデンサやチップ抵抗器
やチップインダクタ等のチップ部品や、LCフィルター
等の複合部品や、コンデンサアレイやインダクタアレイ
等のアレイ部品や、他種の電子部品である。そして、図
11に示すようにモータ23によってロッド22を上か
ら見て時計回り方向に回転させる。
【0048】第1チェンバー24内に方向無規制状態で
収納されている電子部品Pは、第1チェンバー24内に
突出しているロッド22の突出部22cによる撹拌作用
を受けながら、ロッド22の周囲に形成されている環状
の第2チェンバー25内に自重落下して1方向規制状態
で取り込まれる。第2チェンバー25の入口が360度
の環状形であるので前記の部品取り込みは高確率で実施
される。
【0049】第2チェンバー25内に1方向規制状態で
取り込まれた電子部品Pは、ロッドの磁石領域22aの
外周面に吸着したような状態でロッド22と一緒に回転
する。磁石領域22aの外周面に吸着している電子部品
Pは、ロッド22の回転によって規制部PM2aの平坦
な側面にその一側面を当接し、一方の端面が下を向き、
且つ、他方の端面が上を向くような向きにその姿勢を矯
正される。
【0050】回転するロッド22の非磁石領域22bが
規制部PM2aまで来ると、電子部品Pのロッド外周面
への吸着が解除され、吸着を解除された電子部品Pが矯
正された姿勢のまま中継通路27に自重落下して、中継
通路27内に2方向規制状態で取り込まれる。
【0051】また、第2チェンバー25内に取り込まれ
てもロッド外周面に吸着されなかった電子部品Pは、小
径部分PM2bの上面の案内面PM2cに到達するが、
以後のロッド回転によりこの電子部品Pはロッド外周面
に吸着され、前記と同様に規制部PM2aの平坦な側面
にその一側面を当接する。
【0052】中継通路27内に2方向規制状態で取り込
まれた電子部品Pは、中継通路27内を自重移動し2方
向規制状態のまま供給通路26内に取り込まれる。
【0053】供給通路26内に取り込まれた電子部品P
を前方搬送するときには、例えば機械的に動作されるシ
リンダや電動式真空ポンプ等の吸引源を利用して、供給
通路26の前端または供給通路26に接続された搬送通
路(図示省略)の前端に負圧を作用させる。供給通路2
6内に2方向規制状態で取り込まれた電子部品Pは、こ
の負圧作用によって前方に引き込まれて目的位置まで搬
送される。図示を省略してあるが、目的位置に搬送され
た電子部品Pは、前記負圧を一時的に解除したタイミン
グで吸着ノズル等によって順次外部に取り出され基板等
に実装される。
【0054】このように第2実施形態の装置によれば、
第1チェンバー24内に方向無規制状態で収納されてい
る電子部品Pをロッド22の回転運動を利用して環状の
第2チェンバー25内に1方向規制状態で取り込み、そ
して、第2チェンバー25内の電子部品Pをロッド22
の回転運動を利用して規制部PM2aによって方向制御
し、そして、方向制御された電子部品Pを中継通路27
内に2方向規制状態で取り込んで同状態のまま供給通路
26内に取り込むことができる。
【0055】第2実施形態の装置は、第1チェンバー2
4内に方向無規制状態で収納されている電子部品Pを各
々の向きを揃えて並べる能力に優れており、四角柱形状
の電子部品Pを供給対象とする場合でも高い整列能力を
発揮することができる。しかも、部品整列に係わる構成
がシンプルであるので低コスト化に貢献できると共に整
列供給ユニットとしての汎用性も高い。
【0056】また、第1チェンバー24内に方向無規制
状態で収納されている電子部品Pを整列して供給する動
作を連続的に且つ効率良く行うことができるので、バル
クフィーダとして用いた場合には高速サイクルの部品取
り出しに追従できる供給性能を得ることできる。
【0057】さらに、第2チェンバー25の入口が36
0度の環状形であるので、第1チェンバー24から第2
チェンバー25への部品取り込みを高確率で実施するこ
とができ、これにより前記の整列効率をより一層向上さ
せることができる。
【0058】尚、前述の装置では、ロッド22の上端に
突出部22cを設けたものを例示したが、この突出部2
2cは必ずしも必要なものではない。また、ロッド22
の上端を部品取込孔21aの上端と一致させたが、ロッ
ド22の上端位置は部品取込孔21aの上端よりも下側
にあっても上側にあってもよい。
【0059】また、前述の装置では、ロッド22に磁石
領域22aと非磁石領域22bを設けたものを例示した
が、ロッド内に永久磁石を埋め込んで、外周面の一部を
永久磁石と非接触となるように強磁性体で覆うような構
成を採用してもよい。勿論、ロッド22として磁石領域
を有しないものを用いても接触抵抗に基づく部品移動が
可能であることから前記同様の整列・供給動作を実現で
きる。
【0060】さらに、前述の装置では、整列・供給後の
電子部品Pを横向きに搬送するようにしたが、電子部品
Pを自重落下によって搬送可能なチューブ等の搬送部材
を用いる場合には、供給通路26の横長部分及び傾斜部
分を排除して供給通路26を縦向きに構成し、この供給
通路26内に取り込まれた取り込まれた電子部品Pを自
重落下によって下方移動させてチューブ等の搬送部材に
送り込むようにしても構わない。
【0061】さらに、前述の装置では、ロッド22を連
続的に回転させるようにしたが、供給通路26の所定位
置に部品有無検知センサを設けて、供給通路26内に電
子部品Pがほぼ一杯に並んでいるような状態ではロッド
22の回転を完全に停止し、供給通路26内の電子部品
Pが少なくなったときに回転を再開させるような動作方
法を採用してもよい。
【0062】[第3実施形態]図12〜図15は本発明
を適用した部品供給装置の第3実施形態を示す。尚、図
面には、説明の便宜上、長さ>幅=高さの寸法関係を有
する四角柱形状の電子部品Pを取り扱うのに適した装置
を例示してある。また、以下の説明では図12における
左を前、右を後、手前側を左、奥側を右として表記す
る。
【0063】第3実施形態の装置は、メインボディ41
と、パイプ42と、ロッド43と、パイプ駆動用のモー
タ44とを備える。
【0064】メインボディ41は、電子部品Pを方向無
規制状態で収納し得るチェンバー45を上部に有する。
ちなみに、「方向無規制状態」とは、電子部品Pが3次
元的に自由に動ける状態を意味する。また、メインボデ
ィ41には、チェンバー45の底面から下方に延びる横
断面円形のパイプ保持孔41aが形成されている。この
パイプ保持孔41aはパイプ42を回転自在に支持する
ためのもので、その横断面直径はパイプ42の外径より
も僅かに大きい。さらに、メインボディ41のパイプ保
持孔41aの下側には、パイプ保持孔41aよりも小径
のロッド保持孔41bが形成されている。このロッド保
持孔41bはロッド43の下部を回転自在に支持するた
めのもので、その横断面直径は、螺旋状凸部43aを含
むロッド43の横断面直径よりも僅かに大きい。さらま
た、メインボディ41のロッド保持孔41bの下側に
は、ロッド43の下部を固定状態で支持するためのロッ
ド固定孔41cが形成されている。さらにまた、メイン
ボディ41におけるロッド保持孔41bの前側には、後
述の供給通路46を構成するための通路が形成されてい
る。さらにまた、メインボディ41には、パイプ42の
下部外周に固定された従動ギア47と、モータ44及び
そのシャフト44aに連結された駆動ギア48を収納す
るための空洞41dが連続して形成されている。
【0065】パイプ42は、円筒パイプの上端を斜めに
切り取ったような形状を有しており、上端部を除く領域
42aを内周面への電子部品吸着を可能とした磁石から
構成されている。この磁石領域42aは、円筒状に整形
した鉄等の強磁性体を磁化したものや、サマリウム−コ
バルト磁石等の永久磁石を円筒状に整形したもの等から
適宜形成することができる。また、パイプ42の上端部
分の領域42bは非磁石、例えば硬質樹脂等から形成さ
れており、その上部をチェンバー45内に突出してい
る。
【0066】ロッド43は、上端先鋭の円柱ロッドの外
周面に複数周回の螺旋状凸部43aを設けたような形状
をしている。螺旋状凸部43aを含むロッド43の横断
面直径は、パイプ42の内径よりも僅かに小さい。隣接
する螺旋状凸部43aの間には、横断面略矩形の螺旋状
凹部43bが形成されている。この螺旋状凹部43bは
パイプ42の内周面とにより横断面矩形の螺旋通路(符
号なし)を構成する。螺旋通路の横断面形状は電子部品
Pの端面形状と相似形で僅かに大きく、電子部品Pを2
方向規制状態で取り込んで移動させることができる。ち
なみに、「2方向規制状態」とは、電子部品Pが2方向
の動きを規制されていて、電子部品Pが1次元的(直線
的)に動ける状態を意味する。また、螺旋状凹部43b
の終端部には、螺旋状凹部43b内の電子部品Pを供給
通路46に誘導するガイド面43cが設けられている。
【0067】供給通路46は螺旋状凹部43bの終端か
ら前方に向かって形成されている。この供給通路46の
横断面形状は、螺旋通路と同様に電子部品Pの端面形状
と相似形で僅かに大きい。供給通路46の入口と螺旋状
凹部43bの終端(出口)とは整合しているため、螺旋
状凹部43b内に2方向規制状態で取り込まれた電子部
品Pは、同状態のまま供給通路46に取り込まれる。
【0068】部品供給に際しては、図14及び図15に
示すように多数の電子部品Pを第1チェンバー45内に
収納する。電子部品Pは、例えばチップコンデンサやチ
ップ抵抗器やチップインダクタ等のチップ部品や、LC
フィルター等の複合部品や、コンデンサアレイやインダ
クタアレイ等のアレイ部品や、他種の電子部品である。
そして、図15に示すようにモータ44によってパイプ
42を上から見て時計回り方向に回転させる。
【0069】チェンバー45内に方向無指定状態で収納
されている電子部品Pは、チェンバー45内に突出して
いるパイプ42の上端部による撹拌作用を受けながら、
パイプ42内に自重落下して取り込まれる。
【0070】パイプ42内に取り込まれた電子部品P
は、螺旋状凸部43aの上面に一側面を接するように横
たわり、パイプ42の回転に伴って螺旋状凹部43b
(螺旋通路)内に2方向規制状態で取り込まれ、同状態
のまま下方に移動する。パイプ42には上端部を除いて
磁石領域42aが形成されているので、螺旋状凹部43
b内に取り込まれた電子部品Pは、この磁石領域42a
の内周面に吸着されるような状態でパイプ42の回転に
伴って螺旋状凹部43b内を下方に移動する。
【0071】螺旋状凹部43b内に取り込まれた電子部
品Pがその終端まで来ると、この電子部品Pは螺旋状凹
部43bの終端部に設けられたガイド面43cによって
供給通路46内に誘導され、供給通路46内に2方向規
制状態で取り込まれる。
【0072】供給通路46内に取り込まれた電子部品P
を前方搬送するときには、例えば機械的に動作されるシ
リンダや電動式真空ポンプ等の吸引源を利用して、供給
通路46の前端または供給通路46に接続された搬送通
路(図示省略)に負圧を作用させる。供給通路46内に
2方向規制状態で取り込まれた電子部品Pは、この負圧
作用によって前方に引き込まれて目的位置まで搬送され
る。図示を省略してあるが、目的位置に搬送された電子
部品Pは、前記負圧を一時的に解除したタイミングで吸
着ノズル等によって順次外部に取り出され基板等に実装
される。
【0073】このように第3実施形態の装置によれば、
チェンバー45内に方向無規制状態で収納されている四
角柱形状の電子部品Pを、パイプ42の回転運動を利用
してパイプ42内に取り込み、そして、パイプ42内に
取り込まれた電子部品Pをパイプ42の回転運動を利用
してロッド43の螺旋状凹部43b内に2方向規制状態
に取り込んで下方移動させ、そして、螺旋状凹部43b
内に取り込まれ下方移動した電子部品Pを供給通路46
内に2方向規制状態で取り込むことができる。
【0074】第3実施形態の装置は、第1チェンバー4
5内に方向無規制状態で収納されている電子部品Pを各
々の向きを揃えて並べる能力に優れており、四角柱形状
の電子部品Pを供給対象とする場合でも高い整列能力を
発揮することができる。しかも、部品整列に係わる構成
がシンプルであるので低コスト化に貢献できると共に整
列供給ユニットとしての汎用性も高い。
【0075】また、第1チェンバー45内に方向無規制
状態で収納されている電子部品Pを整列して供給する動
作を連続的に且つ効率良く行うことができるので、バル
クフィーダとして用いた場合には高速サイクルの部品取
り出しに追従できる供給性能を得ることできる。
【0076】尚、前述の装置では、螺旋状凹部43bを
有するロッド43を周りでパイプ42を回転させるよう
にしたが、パイプ42を固定してロッド43を回転させ
るようにしても、或いはロッド43とパイプ42を逆方
向に回転させるようにしても前記同様の整列・供給動作
を実現できる。
【0077】また、前述の装置では、パイプ42に磁石
領域42aを設けたものを例示したが、パイプ42とし
て磁石領域を有しないものを用いても接触抵抗に基づく
部品移動が可能であることから前記同様の整列・供給動
作を実現できる。
【0078】さらに、前述の装置では、整列・供給後の
電子部品Pを横向きに搬送するようにしたが、電子部品
Pを自重落下によって搬送可能なチューブ等の搬送部材
を用いる場合には、供給通路46の横長部分排除して供
給通路46を傾斜部分や湾曲部分を上部に有する縦向き
に構成し、この供給通路46内に取り込まれた取り込ま
れた電子部品Pを自重落下によって下方移動させてチュ
ーブ等の搬送部材に送り込むようにしても構わない。
【0079】さらに、前述の装置では、パイプ42を連
続的に回転させるようにしたが、供給通路46の所定位
置に部品有無検知センサを設けて、供給通路46内に電
子部品Pがほぼ一杯に並んでいるような状態ではパイプ
42の回転を完全に停止し、供給通路46内の電子部品
Pが少なくなったときに回転を再開させるような動作方
法を採用してもよい。
【0080】[第4実施形態]図16〜図18は本発明
を適用した部品供給装置の第4実施形態を示す。尚、図
面には、説明の便宜上、長さ>幅=高さの寸法関係を有
する四角柱形状の電子部品Pを取り扱うのに適した装置
を例示してある。また、以下の説明では図16における
左を前、右を後、手前側を左、奥側を右として表記す
る。
【0081】第4実施形態の装置は、メインボディ61
と、ロッド62と、ロッド駆動用のモータ63とを備え
る。
【0082】メインボディ61は、電子部品Pを方向無
規制状態で収納し得るチェンバー64を上部に有する。
ちなみに、「方向無規制状態」とは、電子部品Pが3次
元的に自由に動ける状態を意味する。また、メインボデ
ィ61には、チェンバー64の底面から下方に延びる横
断面円形の第1ロッド保持孔61aが形成されている。
図示のものでは、第1ロッド保持孔61aを、金属また
は硬質樹脂から成るパイプ材PM3の内周面によって構
成してある。さらに、メインボディ61の第1ロッド保
持孔61aの下側には、メインボディ61の底面にまで
及ぶ横断面円形の第2ロッド保持孔61bが貫通形成さ
れている。第1,第2ロッド保持孔61a,61bはロ
ッド62の上部大径部分と下部小径部分をそれぞれ回転
自在に支持するためのもので、それぞれの横断面直径は
ロッド62の上部大径部分と下部小径部分よりも僅かに
小さい。さらにまた、第1ロッド保持孔61aの底面上
には、ロッド62の上部大径部分を回転可能に支えるリ
ング66が配置されていて、このリング66の前側に
は、後述の供給通路65に通じる横断面矩形の溝66a
が形成されている。この溝66aの横断面形状は、電子
部品Pの端面形状と相似形で僅かに大きい。さらにま
た、メインボディ61における第1ロッド保持孔61a
と第2ロッド保持孔61bとの境界部分の前側には、後
述の供給通路65を構成するための通路が形成されてい
る。
【0083】ロッド62は金属または硬質樹脂から円柱
状に形成され、上部大径部分の横断面直径は第1ロッド
保持孔61aの横断面直径よりも僅かに小さく、下部小
径部分の横断面直径は第2ロッド保持孔61bの横断面
直径よりも僅かに小さい。また、ロッド62の上部大径
部分の外周面には、上から見て90度間隔で計4本の縦
長溝62aが形成されている。この各縦長溝62aは第
1ロッド保持孔61aの内周面とにより横断面矩形の中
継通路(符号なし)を構成する。各中継通路の横断面形
状は電子部品Pの端面形状と相似形で僅かに大きく、電
子部品Pを2方向規制状態で取り込んで自重移動させる
ことができる。ちなみに、「2方向規制状態」とは、電
子部品Pが2方向の動きを規制されていて、電子部品P
が1次元的(直線的)に動ける状態を意味する。ロッド
62の上部大径部分を第1ロッド保持孔61aに収納
し、且つ、下部小径部分を第2ロッド保持孔61bに収
納した状態では、縦長溝62aが形成されている上部大
径部分の上端がチェンバー64内に突出する。ちなみ
に、この突出量は好ましくは電子部品Pの長さ寸法より
も大きい。
【0084】また、ロッド62の下部小径部分の下端
は、メインボディ61の下面に取り付けたストッパリン
グ67によって下方への抜け止めが防止されている。ま
た、ロッド62の下部小径部分の下端には、従動プーリ
ー68が連結され、この従動プーリー68とモータ63
のシャフト63aに連結した駆動プーリー69にはベル
ト70が巻回されている。ちなみに、モータ63はメイ
ンボディ61の右側面の下部に下向きに取り付けられて
いる。
【0085】供給通路65はリング66の溝66aと連
続するように前方に向かって形成されている。この供給
通路65の横断面形状は、電子部品Pの端面形状と相似
形で僅かに大きい。供給通路66の入口とリング66の
溝66aとは整合しているため、各縦長溝62a内に2
方向規制状態で取り込まれた電子部品Pは同状態のまま
供給通路65に取り込まれる。
【0086】部品供給に際しては、図18に示すように
多数の電子部品Pをチェンバー64内に収納する。電子
部品Pは、例えばチップコンデンサやチップ抵抗器やチ
ップインダクタ等のチップ部品や、LCフィルター等の
複合部品や、コンデンサアレイやインダクタアレイ等の
アレイ部品や、他種の電子部品である。そして、図18
に示すようにモータ63によってロッド62を上から見
て時計回り方向或いは半時計回り方向に回転させる。
【0087】チェンバー64内に方向無規制状態で収納
されている電子部品Pは、チェンバー64内に突出して
いるロッド62の上端部によって撹拌作用を受けなが
ら、チェンバー64内に突出している4つの縦長溝62
a内に自重落下して2方向規制状態で取り込まれる。
【0088】ロッド62の4つの縦長溝62a(中継通
路)内に取り込まれた電子部品Pは各々の縦長溝62a
内を下方に自重移動し、何れか1つの縦長溝62aの下
端がリング66の溝66aと整合する度に、溝66aを
通じて供給通路65内に2方向規制規制状態のまま取り
込まれる。ロッド62の回転速度が速すぎると縦長溝6
2aから供給通路65への部品取り込みが困難となる
が、ロッド64の回転速度を適当に調整するか、或い
は、ロッド62を90度角で間欠回転させるようにすれ
ば、縦長溝62aから供給通路65への部品取り込みを
的確に行うことができる。
【0089】供給通路65内に取り込まれた電子部品P
を前方搬送するときには、例えば機械的に動作されるシ
リンダや電動式真空ポンプ等の吸引源を利用して、供給
通路65の前端または供給通路65に接続された搬送通
路(図示省略)の前端に負圧を作用させる。供給通路6
5内に2方向規制状態で取り込まれた電子部品Pは、こ
の負圧作用によって前方に引き込まれて目的位置まで搬
送される。図示を省略してあるが、目的位置に搬送され
た電子部品Pは、前記負圧を一時的に解除したタイミン
グで吸着ノズル等によって順次外部に取り出され基板等
に実装される。
【0090】このように第4実施形態の装置によれば、
チェンバー64内に方向無規制状態で収納されている電
子部品Pを、ロッド62の回転運動を利用してロッド外
周面に形成されている複数の縦長溝62a内に2方向規
制状態で取り込んで自重移動させ、そして、複数の縦長
溝62a内の電子部品Pを2方向規制状態のまま供給通
路65に取り込むことができる。
【0091】第4実施形態の装置は、チェンバー64内
に方向無規制状態で収納されている電子部品Pを各々の
向きを揃えて並べる能力に優れており、四角柱形状の電
子部品Pを供給対象とする場合でも高い整列能力を発揮
することができる。しかも、部品整列に係わる構成がシ
ンプルであるので低コスト化に貢献できると共に整列供
給ユニットとしての汎用性も高い。
【0092】また、チェンバー64内に方向無規制状態
で収納されている電子部品Pを整列して供給する動作を
連続的に且つ効率良く行うことができるので、バルクフ
ィーダとして用いた場合には高速サイクルの部品取り出
しに追従できる供給性能を得ることできる。
【0093】尚、前述の装置では、ロッド62の外周面
に90度間隔で計4本の縦長溝62aを形成したものを
例示したが、縦長溝の本数は5以上としても3以下とし
てもよい。また、ロッド62の上端をチェンバー64内
に突出させたものを例示したが、ロッド62の上端をチ
ェンバー64の底面と一致させたり或いは底面よりも低
い位置となるようにしてもよい。
【0094】また、前述の装置では、平坦な上面を有す
るものをロッド62として用いたが、図19(A)に示
すような先鋭な上端を有するロッド71や、図19
(B)に示す半球状の上端を有するロッド72を、ロッ
ド62の代わりに用いてもよい。図19(A),(B)
に示した形状のロッド71,72を用いれば、電子部品
Pに与えるダメージを軽減し、且つ、縦長溝71a,7
2aへの部品取り込みをより効率よく行うことができ
る。
【0095】さらに、前述の装置では、ロッド62の回
転を利用してロッド62の外周面に設けられた4つの縦
長溝62aのチェンバー64内に突出している部分に電
子部品Pを縦向き姿勢で取り込むようにしたが、縦長溝
62aに電子部品Pが横向き姿勢で入り込むとこの電子
部品Pによって縦長溝62a内への部品取込作用が阻害
されてしまう恐れがある。この問題を未然に防止するに
は、縦長溝62aに横向き姿勢で入り込んだ電子部品P
をロッド62の回転に従って縦長溝62aから排除でき
るような傾斜面或いは湾曲面を有する凸部分を、ロッド
62のチェンバー64内に突出する部分の外周面に沿っ
て設けるようにするとよい。
【0096】さらに、前述の装置では、整列・供給後の
電子部品Pを横向きに搬送するようにしたが、電子部品
Pを自重落下によって搬送可能なチューブ等の搬送部材
を用いる場合には、供給通路65の横長部分及び傾斜部
分を排除して供給通路65を縦向きに構成し、この供給
通路65内に取り込まれた取り込まれた電子部品Pを自
重落下によって下方移動させてチューブ等の搬送部材に
送り込むようにしても構わない。
【0097】さらに、前述の装置では、ロッド62を連
続的に回転させるようにしたが、供給通路65の所定位
置に部品有無検知センサを設けて、供給通路65内に電
子部品Pがほぼ一杯に並んでいるような状態ではロッド
62の回転を完全に停止し、供給通路65内の電子部品
Pが少なくなったときに回転を再開させるような動作方
法を採用してもよい。
【0098】[第5実施形態]図20〜図22は本発明
を適用した部品供給装置の第5実施形態を示す。尚、図
面には、説明の便宜上、長さ>幅=高さの寸法関係を有
する四角柱形状の電子部品Pを取り扱うのに適した装置
を例示してある。また、以下の説明では図20における
左を前、右を後、手前側を左、奥側を右として表記す
る。
【0099】第5実施形態の装置は、メインボディ81
と、ロッド82と、ロッド駆動用のソレノイド83とを
備える。
【0100】メインボディ81は、電子部品Pを方向無
規制状態で収納し得るチェンバー84を上部に有する。
ちなみに、「方向無規制状態」とは、電子部品Pが3次
元的に自由に動ける状態を意味する。また、メインボデ
ィ81には、チェンバー84の底面から下方に延びる横
断面円形のロッド保持孔81aが形成されている。図示
のものでは、ロッド保持孔81aの上部を、金属または
硬質樹脂から成るパイプ材PM4の内周面によって構成
してある。さらに、メインボディ81のロッド保持孔8
1aの下部前側には、後述するロッド82の縦長溝82
aと連通するように供給通路85となる通路が形成され
ており、この通路の後部は縦長溝82a内に入り込んで
いてロッド82が上下移動するときのガイドの役割を果
たしている。さらにまた、メインボディ81のロッド保
持孔81aの右側には、ソレノイド83のアーム83a
を収納する長穴81bが形成されている。
【0101】ロッド82は金属または硬質樹脂から円柱
状に形成され、その横断面直径はロッド保持孔81aの
横断面直径よりも僅かに小さい。また、ロッド82の外
周面の前側には、縦長溝82aが形成されている。この
縦長溝82aはロッド保持孔81aの内周面とにより横
断面矩形の中継通路(符号なし)を構成する。中継通路
の横断面形状は電子部品Pの端面形状と相似形で僅かに
大きく、電子部品Pを2方向規制状態で取り込んで自重
移動させることができる。ちなみに、「2方向規制状
態」とは、電子部品Pが2方向の動きを規制されてい
て、電子部品Pが1次元的(直線的)に動ける状態を意
味する。ロッド82をロッド保持孔81a内に上下移動
可能に収納され、その下部右側面にはソレノイド83の
アーム83aが連結されている。ちなみに、下降状態に
あるロッド82の上端は、チェンバー84の底面よりも
若干低い。
【0102】供給通路85はロッド82の縦長溝82a
の途中から前方に向かって形成されている。この供給通
路85の横断面形状は、電子部品Pの端面形状と相似形
で僅かに大きく、縦長溝82a内に2方向規制状態で取
り込まれた電子部品Pは、同状態のまま供給通路85に
取り込まれる。
【0103】部品供給に際しては、図22(A),
(B)に示すように多数の電子部品Pをチェンバー84
内に収納する。電子部品Pは、例えばチップコンデンサ
やチップ抵抗器やチップインダクタ等のチップ部品や、
LCフィルター等の複合部品や、コンデンサアレイやイ
ンダクタアレイ等のアレイ部品や、他種の電子部品であ
る。そして、図22(A),(B)に示すようにソレノ
イド83によってロッド82を上下方向に往復移動させ
る。ロッド82はその上端がチェンバー84の底面を通
過するように上下移動する。
【0104】チェンバー84内に方向無規制状態で収納
されている電子部品Pは、チェンバー84内に突出する
ロッド82の上端部によって撹拌作用を受けながら、縦
長溝82aの上端部が主にチェンバー84内に突出した
ときに縦長溝82a内に自重落下して2方向規制状態で
取り込まれる。
【0105】ロッド82の縦長溝82a(中継通路)内
に取り込まれた電子部品Pは縦長溝82a内を可能に自
重移動し、その下側の供給通路85内に2方向規制規制
状態のまま取り込まれる。
【0106】供給通路85内に取り込まれた電子部品P
を前方搬送するときには、例えば機械的に動作されるシ
リンダや電動式真空ポンプ等の吸引源を利用して、供給
通路85の前端または供給通路85に接続された搬送通
路(図示省略)の前端に負圧を作用させる。供給通路8
5内に2方向規制状態で取り込まれた電子部品Pは、こ
の負圧作用によって前方に引き込まれて目的位置まで搬
送される。図示を省略してあるが、目的位置に搬送され
た電子部品Pは、前記負圧を一時的に解除したタイミン
グで吸着ノズル等によって順次外部に取り出され基板等
に実装される。
【0107】このように第5実施形態の装置によれば、
チェンバー84内に方向無規制状態で収納されている電
子部品Pを、ロッド82の上下運動を利用してロッド外
周面に形成されている縦長溝82a内に2方向規制状態
で取り込んで自重移動させ、そして、縦長溝82a内の
電子部品を2方向規制状態のまま供給通路85に取り込
むことができる。
【0108】第5実施形態の装置は、チェンバー84内
に方向無規制状態で収納されている電子部品Pを各々の
向きを揃えて並べる能力に優れており、四角柱形状の電
子部品Pを供給対象とする場合でも高い整列能力を発揮
することができる。しかも、部品整列に係わる構成がシ
ンプルであるので低コスト化に貢献できると共に整列供
給ユニットとしての汎用性も高い。
【0109】また、チェンバー84内に方向無規制状態
で収納されている電子部品Pを整列して供給する動作を
連続的に且つ効率良く行うことができるので、バルクフ
ィーダとして用いた場合には高速サイクルの部品取り出
しに追従できる供給性能を得ることできる。
【0110】尚、前述の装置では、ロッド82をその上
端がチェンバー84の底面を通過するように上下移動さ
せるものを例示したが、ロッド82をその上端がロッド
保持孔81aの上端よりも上側で上下移動するようにし
たり、または、ロッド82をその上端がロッド保持孔8
1aの上端よりも下側で上下移動するようにしても前記
同様の整列・供給動作を実現できる。
【0111】また、前述の装置では、平坦な上面を有す
るものをロッド82として用いたが、図23(A)に示
した先鋭な上端を有するロッド86や、図23(B)に
示す半球状の上端を有するロッド87を、ロッド82の
代わりに用いてもよい。図23(A),(B)に示した
形状のロッド86,87を用いれば、電子部品Pに与え
るダメージを軽減し、且つ、縦長溝86a,87aへの
部品取り込みをより効率よく行うことができる。
【0112】さらに、前述の装置では、整列・供給後の
電子部品Pを横向きに搬送するようにしたが、電子部品
Pを自重落下によって搬送可能なチューブ等の搬送部材
を用いる場合には、供給通路85の横長部分及び傾斜部
分を排除して供給通路85を縦向きに構成し、この供給
通路85内に取り込まれた取り込まれた電子部品Pを自
重落下によって下方移動させてチューブ等の搬送部材に
送り込むようにしても構わない。
【0113】さらに、前述の装置では、ロッド82を上
下方向に連続的に往復移動させるようにしたが、供給通
路85の所定位置に部品有無検知センサを設けて、供給
通路85内に電子部品Pがほぼ一杯に並んでいるような
状態ではロッド82の回転を完全に停止し、供給通路8
5内の電子部品Pが少なくなったときに回転を再開させ
るような動作方法を採用してもよい。
【0114】[第6実施形態]図24〜図27は本発明
を適用した部品供給装置の第6実施形態を示す。尚、図
面には、説明の便宜上、長さ>幅=高さの寸法関係を有
する四角柱形状の電子部品Pを取り扱うのに適した装置
を例示してある。また、以下の説明では図24における
左を前、右を後、手前側を左、奥側を右として表記す
る。
【0115】第6実施形態の装置は、メインボディ10
1と、ロッド102と、ロッド駆動用のモータ103
と、中継チューブ104とを備える。
【0116】メインボディ101は、電子部品Pを方向
無規制状態で収納し得るチェンバー105を上部に有す
る。ちなみに、「方向無規制状態」とは、電子部品Pが
3次元的に自由に動ける状態を意味する。また、メイン
ボディ101には、チェンバー105の底面から下方に
延びる横断面円形の第1ロッド保持孔101aが形成さ
れている。図示のものでは、第1ロッド保持孔101a
を、金属または硬質樹脂から成るパイプ材PM5の内周
面によって構成してある。さらに、メインボディ101
の第1ロッド保持孔101aの下側には、横断面円形の
第2ロッド保持孔101bが形成されている。第1,第
2ロッド保持孔101a,101bはロッド102の上
部大径部分と下部小径部分をそれぞれ回転自在に支持す
るためのもので、それぞれの横断面直径はロッド102
の上部大径部分と下部小径部分よりも僅かに小さい。さ
らにまた、第1ロッド保持孔101aの底面上には、ロ
ッド102の上部大径部分を回転可能に支えるリング1
07が配置されている。さらにまた、メインボディ10
1には、ロッド102の下部小径部分の外周に固定され
た従動プーリー108と、モータ103及びそのシャフ
ト103aに連結された駆動プーリー109を収納する
ための空洞101cが連続して形成されている。さらに
また、メインボディ101における第2ロッド保持孔1
01bの下側には、中継チューブ104を収納するため
の空洞101dが形成され、その前側には後述する供給
通路106が形成されている。
【0117】ロッド102は金属または硬質樹脂から円
柱状に形成され、上部大径部分の横断面直径は第1ロッ
ド保持孔101aの横断面直径よりも僅かに小さく、下
部小径部分の横断面直径は第2ロッド保持孔101bの
横断面直径よりも僅かに小さい。また、ロッド102の
中央には、横断面矩形の中継通路102aが貫通形成さ
れており、この中継通路102aの横断面形状は、電子
部品Pの端面形状と相似形で僅かに大きい。この中継通
路102aには、電子部品Pが2方向規制状態で取り込
まれる。ちなみに、「2方向規制状態」とは、電子部品
Pが2方向の動きを規制されていて、電子部品Pが1次
元的(直線的)に動ける状態を意味する。さらに、ロッ
ド102の上面には、電子部品Pを中継通路102aに
誘導するための4つの傾斜案内溝102bが上から見て
十字状に形成されている。図26から分かるように、ロ
ッド102の上面は円錐状に窪んでおり、各傾斜案内溝
102aの深さは中継通路102aに近づくに従って徐
々に深くなる。ちなみに、各傾斜案内溝102の幅寸法
は、電子部品Pの幅寸法または高さ寸法よりも僅かに大
きい。
【0118】ロッド102を第1,第2ロッド保持孔1
01a,101bに収納した状態では、ロッド102の
上端はチェンバー105の底面とほぼ一致している。ま
た、ロッド102の下部小径部分には、従動プーリー1
08が連結され、この従動プーリー108とモータ10
3のシャフト103aに連結した駆動プーリー109に
はベルト110が巻回されている。ちなみに、モータ1
03はメインボディ101の空洞101c内に下向きに
取り付けられている。
【0119】中継チューブ104は、樹脂等から形成さ
れて可撓性を有しており、電子部品Pの端面形状と相似
形で僅かに大きな横断面形を有する内孔を有している。
この中継チューブ104は、一端をロッド102の中継
通路102aの下端に接続され、他端を供給通路106
の後端に接続されている。
【0120】供給通路106の横断面形状は、電子部品
Pの端面形状と相似形で僅かに大きく、中継通路102
aから中継チューブ104の内孔に2方向規制状態で取
り込まれた電子部品Pは、同状態のまま供給通路106
に取り込まれる。
【0121】部品供給に際しては、図27に示すように
多数の電子部品Pをチェンバー105内に収納する。電
子部品Pは、例えばチップコンデンサやチップ抵抗器や
チップインダクタ等のチップ部品や、LCフィルター等
の複合部品や、コンデンサアレイやインダクタアレイ等
のアレイ部品や、他種の電子部品である。そして、図2
7に示すようにモータ103によってロッド102を所
定の角度範囲で、具体的には中継チューブ104に部品
搬送上で支障に生じるような過度の捻れを生じない範囲
で往復回転させる。
【0122】チェンバー105内に方向無規制状態で収
納されている電子部品Pは、ロッド102の上面に設け
られた傾斜案内溝102bによって撹拌作用を受けなが
ら、傾斜案内溝102bに沿って案内されつつ、中継通
路102a内に自重落下して2方向規制状態で取り込ま
れる。
【0123】ロッド102の中継通路102a内に取り
込まれた電子部品Pは、中継通路102a内を自重落下
し、その下側の中継チューブ104を通過して、供給通
路106内に2方向規制状態で取り込まれる。
【0124】供給通路106内に取り込まれた電子部品
Pを前方搬送するときには、例えば機械的に動作される
シリンダや電動式真空ポンプ等の吸引源を利用して、供
給通路106の前端または供給通路106に接続された
搬送通路(図示省略)の前端に負圧を作用させる。供給
通路106内に2方向規制状態で取り込まれた電子部品
Pは、この負圧作用によって前方に引き込まれて目的位
置まで搬送される。図示を省略してあるが、目的位置に
搬送された電子部品Pは、前記負圧を一時的に解除した
タイミングで吸着ノズル等によって順次外部に取り出さ
れ基板等に実装される。
【0125】このように第6実施形態の装置によれば、
チェンバー105内に方向無規制状態で収納されている
四角柱形状の電子部品Pを、ロッド102の回転運動を
利用し傾斜案内溝102bによって案内しながらロッド
中心に形成されている中継通路102a内に2方向規制
状態で取り込み、そして、中継通路102a内の電子部
品Pを中継チューブ104を介して2方向規制状態のま
ま供給通路106に取り込むことができる。
【0126】第6実施形態の装置は、チェンバー105
内に方向無規制状態で収納されている電子部品Pを各々
の向きを揃えて並べる能力に優れており、四角柱形状の
電子部品Pを供給対象とする場合でも高い整列能力を発
揮することができる。しかも、部品整列に係わる構成が
シンプルであるので低コスト化に貢献できると共に整列
供給ユニットとしての汎用性も高い。
【0127】また、チェンバー105内に方向無規制状
態で収納されている電子部品Pを整列して供給する動作
を連続的に且つ効率良く行うことができるので、バルク
フィーダとして用いた場合には高速サイクルの部品取り
出しに追従できる供給性能を得ることできる。
【0128】尚、前述の装置では、ロッド102の上端
をチェンバー105の底面とほぼ一致させたものを例示
したが、ロッド102の上端をチェンバー105の底面
よりも僅かに高くしたり、または、ロッド102の上端
を第1ロッド保持孔101aの上端よりも僅かに低くし
ても前記同様の整列・供給動作を実現することができ
る。
【0129】さらに、前述の装置では、整列・供給後の
電子部品Pを横向きに搬送するようにしたが、供給通路
106を排除して中継チューブ104或いは同チューブ
を延長したものを通じて電子部品Pを自重落下によって
下方移動させて搬送を行うようにしてもよい。
【0130】さらに、前述の装置では、ロッド102を
連続的に往復回転させるようにしたが、供給通路106
の所定位置に部品有無検知センサを設けて、供給通路1
06内に電子部品Pがほぼ一杯に並んでいるような状態
ではロッド102の回転を完全に停止し、供給通路10
6内の電子部品Pが少なくなったときに回転を再開させ
るような動作方法を採用してもよい。
【0131】[第7実施形態]図28〜図32は本発明
を適用した部品供給装置の第7実施形態を示す。尚、図
面には、説明の便宜上、長さ>幅=高さの寸法関係を有
する四角柱形状の電子部品Pを取り扱うのに適した装置
を例示してある。また、以下の説明では図28における
左を前、右を後、手前側を左、奥側を右として表記す
る。
【0132】第7実施形態の装置は第1実施形態の装置
の改良タイプに相当するものであって、貯蔵庫121
と、ブッシュ122と、ロッド123と、上下シャフト
124と、第1ガイド125と、第2ガイド126とを
備える。
【0133】貯蔵庫121は、電子部品Pを方向無規制
状態で収納し得る第1チェンバー127を内部に有す
る。ちなみに、「方向無規制状態」とは、電子部品Pが
3次元的に自由に動ける状態を意味する。また、貯蔵庫
121には、第1チェンバー127の底面から下方に延
びる横断面円形の貫通孔121aが形成されている。
【0134】ブッシュ122は金属または硬質樹脂から
円柱状に形成され、その外径は貫通孔121aとほぼ一
致している。このブッシュ122はその上部を貫通孔1
21aに差し込まれ、上端が第1チェンバー127の底
面と一致する位置で固定されている。図示のものでは、
ブッシュ122の内孔によって部品取込孔122aが構
成されている。また、ブッシュ122の左側面には第2
ガイド126の上下移動を案内する縦長のガイド溝12
2bがその下端から上方に及んで形成され、右側面には
ロッド123の上下移動を案内するガイド孔122cと
第1ガイド125の逃げ量を規定するガイド孔122d
が形成されている。さらに、ブッシュ122の後面には
縦長孔122eが形成されている。さらに、ブッシュ1
22の前面には縦長溝122fがその下端から上方に及
んで形成されている。
【0135】ロッド123は金属または硬質樹脂から上
端先鋭の円柱状に形成され、その横断面直径は部品取込
孔122aの横断面直径よりも小さい。また、ロッド1
23の下部内側には円柱状の空洞123aが形成され、
この空孔123aの下端は中心孔123bを有する蓋部
材123cが固着されている。このロッド123は部品
取込孔122aの中心位置に挿通されており、挿通状態
では、部品取込孔122aの内周面とロッド123の外
周面との間に第2チェンバー128となる環状隙間が形
成される。さらに、ロッド123の右側面にはガイドピ
ン123dが取り付けられており、このガイドピン12
3dは第1ガイド125のガイド孔125cを通じてブ
ッシュ122のガイド孔122cに挿入されている。第
2チェンバー128の隙間は、電子部品Pの幅寸法また
は高さ寸法よりも僅かに大きく、電子部品Pを1方向規
制状態で取り込むことができる。ちなみに、「1方向規
制状態」とは、電子部品Pが1方向の動きを規制されて
いて、電子部品Pが2次元的(平面的)に動ける状態を
意味する。
【0136】上下シャフト124は上部に雄ネジ部12
4aを有し、下端にカラー124bを有している。この
上下シャフト124は、第2ガイド126の止め部材1
26cの雌ネジ孔(符号なし)にねじ込まれ、その上端
部をロッド123の蓋部材123cの中心孔123bに
上下移動可能に挿通されている。蓋部材123cの中心
孔123bよりも上方に突出する上下シャフト124の
上端には2つのナット129が取り付けられ、中心孔1
23bから上下シャフト124が抜け出ることが防止さ
れている。また、上下シャフト124における第2ガイ
ド126の止め部材126cの上面とロッド123の蓋
部材123cの下面との間に存する部分には、ロッド1
23を上方に付勢する過負荷防止用のコイルバネ130
が装着されている。さらに、上下シャフト124の第2
ガイド126の止め部材126cの下側部分には上下シ
ャフト124を止め部材126cに固定するためのナッ
ト131が取り付けられている。さらに、上下シャフト
124のナット131の下側にはバネ座132が設けら
れていて、上下シャフト124におけるバネ座132と
カラー124bとの間に存する部分には過負荷防止用の
コイルバネ133が装着されている。さらに、上下シャ
フト124のカラー124bとコイルバネ133の下端
との間には、駆動レバー134のU字形係合部134a
が差し込まれている。
【0137】第1ガイド125は金属または硬質樹脂か
ら略半割円筒形状に形成され、その上端には後から前に
向かって下向きに傾斜または湾曲する案内面125aが
設けられている。また、第1ガイド125の右側面に
は、ブッシュ122のガイド孔122dに挿入され得る
ガイドピン125bが取り付けられている。さらに、第
1ガイド125の右側面には、第1ガイド125の逃げ
量を規定するガイド孔125cが形成されている。さら
に、第1ガイド125の後縁には、板バネ136と棒バ
ネ137の端部をそれぞれ挿入可能な切り欠き部125
dが形成されている。
【0138】一方、第2ガイド126は金属または硬質
樹脂から略半割円筒形状に形成され、その上端には後か
ら前に向かって下向きに傾斜または湾曲する案内面12
6aが設けられている。また、第2ガイド126の下端
部にはリング状部126bが一体形成され、このリング
状部126bの内側には雌ネジ孔(符号なし)を中心に
有する止め部材126cが固着されている。さらに、第
2ガイド126の左側面には、ブッシュ122のガイド
溝122bに挿入され得るガイドピン126dが取り付
けられている。図29から分かるように第2ガイド12
6の長さ寸法は第1ガイド125の長さ寸法のそれより
も大きい。
【0139】また、両ガイド125,126の外側曲面
は部品取込孔122aの内周面と整合し、両ガイド12
5,126の内側曲面はロッド123の外周面と整合し
ており、両ガイド125,126の厚みは第2チェンバ
ー128の隙間とほぼ一致している。さらに、両ガイド
125,126の横断面形は半割円筒よりも僅かに小さ
い。
【0140】前記の第1ガイド125は第2チェンバー
128内に配置され、ガイドピン125bはブッシュ1
22のガイド孔122dに挿入されている。一方、前記
の第2ガイド125は第2チェンバー128内に配置さ
れ、ガイドピン126dをブッシュ122のガイド溝1
22bに挿入されている。両ガイド125,126を第
2チェンバー128内に配置した状態では、両ガイド1
25,126の前側に縦長隙間が形成される。この縦長
隙間は部品取込孔122aの内周面とにより横断面矩形
の中継通路135を構成する。中継通路135の横断面
形状は電子部品Pの端面形状と相似形で僅かに大きく、
電子部品Pを2方向規制状態で取り込んで自重移動させ
ることができる。ちなみに、「2方向規制状態」とは、
電子部品Pが2方向の動きを規制されていて、電子部品
Pが1次元的(直線的)に動ける状態を意味する。
【0141】また、両ガイド125,126を第2チェ
ンバー128内に配置した状態では、両ガイド125,
126の後側に第1ガイド125の逃げを可能とするた
めの微小隙間がされる。この微小隙間の大きさは電子部
品Pの幅寸法または高さ寸法よりも小さいので電子部品
Pが入り込むことはない。さらに、ブッシュ122の後
面の縦長孔122eから露出した第1ガイド125の後
縁の切り欠き部125dには、縦長孔122eを通じ
て、第1ガイド125が上から見て時計回り方向に逃げ
るときに付勢力を付与する板バネ136の先端が係合
し、また、第1ガイド125が下方に逃げるときに付勢
力を付与する棒バネ137の先端が係合している。換言
すれば、第2チェンバー128内における第1ガイド1
25の定常位置は板バネ136と棒バネ137によって
規定されている。
【0142】供給通路138は、ブッシュ122の前面
の縦長溝122fに通路構成部材139を差し込むこと
によって構成されている。通路構成部材139は、例え
ば2枚の平板の間に供給通路138の上面を構成する板
材と下面を構成する板材を挟み込むことによって構成さ
れており、下側の板材は後部を中継通路135に挿入さ
れその後端面のロッド123の外周面に接するか、或い
は、僅かな隙間を介して対峙している。供給通路138
は中継通路135の途中から前方に向かって形成されて
いて、その横断面形状は電子部品Pの端面形状と相似形
で僅かに大きい。供給通路138の後部には湾曲部分が
形成されているため、中継通路135内に2方向規制状
態で取り込まれた電子部品Pは同状態のまま供給通路1
38に取り込まれる。
【0143】部品供給に際しては、図31及び図32に
示すように多数の電子部品Pを第1チェンバー127内
に収納する。電子部品Pは、例えばチップコンデンサや
チップ抵抗器やチップインダクタ等のチップ部品や、L
Cフィルター等の複合部品や、コンデンサアレイやイン
ダクタアレイ等のアレイ部品や、他種の電子部品であ
る。そして、図31及び図32に示すように外力付与に
よって駆動レバー134を上方変位させ、コイルバネ1
33を介して上下シャフト124,第2ガイド126及
びロッド123を上下方向に往復移動させる。ロッド1
23は部品取込孔122a内で上下移動し、一方、第2
ガイド126はその上端が第1ガイド125の上端を通
過するように上下移動する。ちなみに、上下シャフト1
24,第2ガイド126及びロッド123の下降位置
は、ロッド123のガイドピン123dがブッシュ12
2のガイド孔122cの下端に当接することにより規定
され、上下シャフト124,第2ガイド126及びロッ
ド123の上昇限界はロッド123のガイドピン123
dがブッシュ122のガイド孔122cの上端に当接す
ることにより規定される。
【0144】ロッド123が下降位置にあるときには第
1チェンバー127内に方向無規制状態で収納されてい
る電子部品Pの一部が部品取込孔122aの上部空間に
入り込んでいる。ロッド123が上昇すると、部品取込
孔122aの上部空間内の電子部品P及びその上側の電
子部品Pがロッド123の突き上げによって撹拌作用を
受け、ロッド123の先端傾斜を利用しながら或いは直
接に、ロッド123の周囲に形成されている環状の第2
チェンバー128内に自重落下して1方向規制状態で取
り込まれる。第2チェンバー128の入口が360度の
環状形であるので前記の部品取り込みは高確率で実施さ
れる。
【0145】第2チェンバー128内に1方向規制状態
で取り込まれた電子部品Pは第2チェンバー128内を
下方に自重移動し、そして、ロッド123と一緒に上下
移動する第2ガイド126の案内面126aと固定側の
第1ガイド125の案内面125aによって方向制御作
用を受けながら中継通路135に向かって導かれ、中継
通路135内に2方向規制状態で取り込まれる。
【0146】中継通路135内に2方向規制状態で取り
込まれた電子部品Pは、中継通路135内を自重移動
し、中継通路135内に後部が挿入されている通路構成
部材139によって導かれながら2方向規制状態のまま
供給通路138内に取り込まれる。
【0147】上下シャフト124,第2ガイド126及
びロッド123が上下移動するときに、ロッド123の
上昇に必要以上の負荷がかかったときには、ロッド12
3がコイルバネ130の付勢力に抗して相対的に下方変
位するか、或いは、駆動レバー134によってコイルバ
ネ133が圧縮して前記負荷が吸収される。依って、ロ
ッド123から電子部品Pに損傷を生じるような押圧力
が加わることはない。
【0148】また、上下シャフト124,第2ガイド1
26及びロッド123が下方移動するときに、第2チェ
ンバー128から中継通路136に入り込もうとする電
子部品Pの姿勢が乱れて第1ガイド125に必要以上の
負荷がかかったときには、第1ガイド125が板バネ1
36の付勢力に抗して上方から見て時計回り方向に逃げ
るか、第1ガイド125が棒バネ137の付勢力に抗し
て下方に逃げ、これによって姿勢不良の電子部品Pに第
1ガイド125及び第2ガイド126に損傷を生じるこ
とが防止される。逃げた後の第1ガイド125は板バネ
136と棒バネ137の付勢力によって元の位置に戻ろ
うとするため、このときの変位によって姿勢不良の電子
部品Pの姿勢が自動的に矯正される。ちなみに、第1ガ
イド125が板バネ136の付勢力に抗して上方から見
て時計回り方向に逃げるときの逃げ量は、第1ガイド1
25と第2ガイド126の後側に形成されている微小隙
間のクリアランスによって規定されている。また、第1
ガイド125が棒バネ137の付勢力に抗して下方に逃
げるときの逃げ量は、ブッシュ122のガイド孔122
dとこれに挿入された第1ガイド125のガイドピン1
25bとのクリアランスによって規定されている。
【0149】供給通路138内に取り込まれた電子部品
Pを前方搬送するときには、例えば機械的に動作される
シリンダや電動式真空ポンプ等の吸引源を利用して、供
給通路138の前端または供給通路138に接続された
搬送通路(図示省略)の前端に負圧を作用させる。供給
通路138内に2方向規制状態で取り込まれた電子部品
Pは、この負圧作用によって前方に引き込まれて目的位
置まで搬送される。図示を省略してあるが、目的位置に
搬送された電子部品Pは、前記負圧を一時的に解除した
タイミングで吸着ノズル等によって順次外部に取り出さ
れ基板等に実装される。
【0150】このように第7実施形態の装置によれば、
第1チェンバー127内に方向無規制状態で収納されて
いる電子部品Pをロッド123の上下運動を利用して環
状の第2チェンバー128内に1方向規制状態で取り込
んで自重移動させ、そして、第2チェンバー128内の
電子部品Pを第1ガイド125及び第2ガイド126の
案内面125a,126aによって方向制御しながら中
継通路135内に2方向規制状態で取り込んで同状態の
まま供給通路138に取り込むことができる。
【0151】第7実施形態の装置は、第1チェンバー1
27内に方向無規制状態で収納されている電子部品Pを
各々の向きを揃えて並べる能力に優れており、四角柱形
状の電子部品Pを供給対象とする場合でも高い整列能力
を発揮することができる。しかも、部品整列に係わる構
成がシンプルであるので低コスト化に貢献できると共に
整列供給ユニットとしての汎用性も高い。
【0152】また、第1チェンバー127内に方向無規
制状態で収納されている電子部品Pを整列して供給する
動作を連続的に且つ効率良く行うことができるので、バ
ルクフィーダとして用いた場合には高速サイクルの部品
取り出しに追従できる供給性能を得ることできる。
【0153】さらに、第2チェンバー128の入口が3
60度の環状形であるので、第1チェンバー127から
第2チェンバー128への部品取り込みを高確率で実施
することができ、これにより前記の整列効率をより一層
向上させることができる。
【0154】尚、前述の装置では、ロッド123を部品
取込孔122a内で上下移動させるようにしたが、ロッ
ド123をその上端が部品取込孔122aの上端を通過
するように上下移動させるようにしたり、または、ロッ
ド123をその上端面が部品取込孔122aの上端より
も上側で上下移動させるようにしても前記同様の整列・
供給動作を実現することができる。
【0155】また、前述の装置では、ロッド123を第
2ガイド126と一緒に上下移動させるようにしたが、
ロッド123及び第2ガイド126と一緒に第1ガイド
125を上下移動させるように構成しても前記同様の整
列・供給動作を実現することができる。勿論、第1ガイ
ド125と第2ガイド126を固定にして、ロッド12
3のみを上下移動させるように構成しても前記同様の整
列・供給動作を実現することができる。
【0156】さらに、前述の装置では、第1ガイド12
5が異なる2方向に微小変位できるように構成し、且
つ、板バネ136と棒バネ137によって変位後の復帰
を行うものを示したが、第1ガイド125を何れか一方
の方向のみに微小変位できるように構成して一方のバネ
材を省略するようにしても前記同様の作用を得ることが
できる。また、バネ材には板バネ136と棒バネ137
と同方向の付勢が可能なものであればこれら以外の形状
のものを使用しても構わないし、バネ材はロッド123
の内部に配置するようにしても構わない。さらに、第2
ガイド126をバネ付勢下で微小変位できるようにして
構成して、両ガイド125,126の変位によって逃げ
作用を行うようにしてもよい。
【0157】さらに、前述の装置では、ロッド123を
第2ガイド126と一緒に上下移動させるようにした
が、ロッド123及び第2ガイド126と一緒に第1ガ
イド125を上下移動させるようにしても前記同様の整
列・供給動作を実現することができる。勿論、第1ガイ
ド125及び第2ガイド126を固定して、ロッド12
3のみを上下移動させるようにしても前記同様の整列・
供給動作を実現することができる。
【0158】さらに、前述の装置では、整列・供給後の
電子部品Pを横向きに搬送するようにしたが、電子部品
Pを自重落下によって搬送可能なチューブ等の搬送部材
を用いる場合には、供給通路138の横長部分及び湾曲
部分を排除して供給通路138を縦向きに構成し、この
供給通路138内に取り込まれた取り込まれた電子部品
Pを自重落下によって下方移動させてチューブ等の搬送
部材に送り込むようにしても構わない。
【0159】さらに、前述の装置では、ロッド123及
び第2ガイド126を上下方向に連続的に往復移動させ
るようにしたが、供給通路138の所定位置に部品有無
検知センサを設けて、供給通路138内に電子部品Pが
ほぼ一杯に並んでいるような状態ではロッド123及び
第2ガイド126の上下移動を完全に停止し、供給通路
138内の電子部品Pが少なくなったときに上下移動を
再開させるような動作方法を採用してもよい。
【0160】以上、第1〜第7実施形態では、長さ>幅
=高さの寸法関係を有する四角柱形状の電子部品Pを整
列・供給するものを例示したが、部品通過箇所の寸法を
適宜調整することにより、長さ>幅>高さの寸法関係を
有する四角柱形状の電子部品や、円柱形状の電子部品
や、四角柱形状及び円柱形状とは異なる立体形状を有す
る電子部品や、四角柱形状,円柱形状及び他の立体形状
を有する電子部品以外の各種部品を前記同様に整列・供
給することができる。
【0161】また、第1〜第7実施形態では、整列・供
給動作時に可動側部品と固定側部品とが擦れ合う構造に
あるが、摩耗や熱変質等が問題となるような場合には、
少なくとも可動側部品と固定側部品の擦れ合う部分を、
摺動特性に優れた湿潤油含有樹脂等の樹脂材料または真
鍮等の金属材料から成る別部品によって構成するように
するとよい。また、例えば可動側部品と固定側部品の少
なくとも一方に縦横の凹・凸部や凹・凸条を設けて、可
動側部品と固定側部品の擦れ合う部分の面積を低減する
ようにするとよい。
【0162】さらに、第1〜第7実施形態のうち第7実
施形態を除く実施形態では、ガイド,ロッドまたはパイ
プ等の駆動源としてモータまたはソレノイドを用いたも
のを示したが、外力付与により所定の回転運動或いは往
復運動が得られる機構、例えばレバー機構やラチェット
機構等をモータ及びソレノイドの代替駆動機構として利
用してもよい。
【0163】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
方向無規制状態で収納されている電子部品等の各種部品
を、その形状に拘わらず、高効率で整列して供給するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る装置の縦断面図
【図2】図1のA−A線断面図と、図1のB−B線断面
【図3】図1に示したロッド,第1ガイド及び第2ガイ
ドを示す図
【図4】図1に示した装置の動作説明図
【図5】図1に示した装置の動作説明図
【図6】図1に示した第1,第2ガイドの変形例を示す
図と、ロッドの変形例を示す図
【図7】本発明の第2実施形態に係る装置の縦断面図
【図8】図7のC−C線断面図
【図9】図7に示したパイプ材の斜視図と、ロッドの斜
視図と、パイプ材内にロッドを配置した状態を示す斜視
【図10】図7に示した装置の動作説明図
【図11】図7に示した装置の動作説明図
【図12】本発明の第3実施形態に係る装置の縦断面図
【図13】図12のD−D線断面図
【図14】図12に示した装置の動作説明図
【図15】図12に示した装置の動作説明図
【図16】本発明の第4実施形態に係る装置の縦断面図
【図17】図16のE−E線断面図と、図16のF−F
線断面図
【図18】図16に示した装置の動作説明図
【図19】図16に示したロッドの変形例を示す図
【図20】本発明の第5実施形態に係る装置の縦断面図
【図21】図20のG−G線断面図と、図20のH−H
線断面図
【図22】図20に示した装置の動作説明図
【図23】図20に示したロッドの変形例を示す図
【図24】本発明の第6実施形態に係る装置の縦断面図
【図25】図24のI−I線断面図
【図26】図24に示したロッドの上部斜視図
【図27】図24に示した装置の動作説明図
【図28】本発明の第7実施形態に係る装置の縦断面図
【図29】図28のJ−J線断面図
【図30】図28の部品貯蔵庫除外の右側面図と、図2
8の部品貯蔵庫除外の左側面図と、図28の部品貯蔵庫
除外の前面図
【図31】図28に示した装置の動作説明図
【図32】図28に示した装置の動作説明図
【符号の説明】
P…電子部品、1a…部品取込孔、2…ロッド、3…第
1ガイド、3a…案内面、4…第2ガイド、4a…案内
面、5…ソレノイド、6…第1チェンバー、7…第2チ
ェンバー、8…供給通路、9…中継通路、21a…部品
取込孔、PM2a…規制部、22…ロッド、22a…磁
石領域、22b…非磁石領域、23…モータ、24…第
1チェンバー、25…第2チェンバー、26…供給通
路、27…中継通路、42…パイプ、42a…磁石領
域、42b…非磁石領域、43…ロッド、43b…螺旋
状凹部(螺旋通路)、44…モータ、45…チェンバ
ー、46…供給通路、61a、61b…ロッド保持孔、
62…ロッド、62a…縦長溝(中継通路)、63…モ
ータ、64…チェンバー、65…供給通路、81a…ロ
ッド保持孔、82…ロッド、82a…縦長溝(中継通
路)、83…ソレノイド、84…チェンバー、85…供
給通路、101a、101b…ロッド保持孔、102…
ロッド、102a…中継通路、102b…傾斜案内溝、
103…モータ、104…中継チューブ、105…チェ
ンバー、106…供給通路、122a…部品取込孔、1
23…ロッド、125…第1ガイド、125a…案内
面、126…第2ガイド、126a…案内面、127…
第1チェンバー、128…第2チェンバー、135…中
継通路、138…供給通路。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状の部品を方向無規制状態で収納
    し得る第1チェンバーと、 第1チェンバーの底に設けられた横断面円形の部品取込
    孔と、 部品取込孔よりも小さな直径を有し、部品取込孔の中心
    位置に配置された横断面円形のロッドと、 部品取込孔の内周面とロッドの外周面との間に形成さ
    れ、第1チェンバー内の部品を1方向規制状態で取り込
    んで自重移動させ得る環状の第2チェンバーと、 第2チェンバーと連続するように設けられ、部品を2方
    向規制状態で取り込み得る供給通路と、 第2チェンバー内の部品を供給通路に導くガイド手段と
    を備える、 ことを特徴とする部品供給装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド手段は、 第2チェンバー内の部品を供給通路方向に誘導する案内
    面を上端に有し、第2チェンバー内に配置された略半割
    円筒形状の第1ガイドと、 第2チェンバー内の部品を供給通路方向に誘導する案内
    面を上端に有し、第2チェンバー内に配置された略半割
    円筒形状の第2ガイドと、 第2チェンバーと供給通路とを結ぶように第1ガイドと
    第2ガイドとの間に設けられ、第2チェンバー内の部品
    を2方向規制状態で取り込んで自重移動させ得る中継通
    路と、 第1ガイドと第2ガイドとロッドの少なくとも1つに上
    下運動を付与し得る駆動手段とを備える、 ことを特徴とする請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド手段は、 第2チェンバー内の部品を供給通路方向に誘導する案内
    面を上端に有し、第2チェンバー内に配置された略円筒
    形状のガイドと、 第2チェンバーと供給通路とを結ぶようにガイドに設け
    られ、第2チェンバー内の部品を2方向規制状態で取り
    込んで自重移動させ得る中継通路と、 ガイドとロッドの少なくとも一方に上下運動を付与し得
    る駆動手段とを備える、 ことを特徴とする請求項1に記載の部品供給装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド手段は、 第2チェンバーを横断面C状とする規制部と、 第2チェンバーと供給通路とを結ぶように第2チェンバ
    ーの下部に規制部の側面に沿って設けられ、第2チェン
    バー内の部品を2方向規制状態で取り込んで自重移動さ
    せ得る中継通路と、 第2チェンバー内の部品が前記側面に当接する方向にロ
    ッドを回転させ得る駆動手段とを備える、 ことを特徴とする請求項1に記載の部品供給装置。
  5. 【請求項5】 前記ロッドは、その外周面への部品吸着
    を可能とした磁力発生領域を備える、 ことを特徴とする請求項4に記載の部品供給装置。
  6. 【請求項6】 所定形状の部品を方向無規制状態で収納
    し得るチェンバーと、 チェンバーの底に配置された円筒状のパイプと、 螺旋溝を外周面に有し、パイプ内に配置されたロッド
    と、 パイプの内周面とロッドの螺旋溝とにより形成され、チ
    ェンバー内の部品を2方向規制状態で取り込んで移動さ
    せ得る螺旋通路と、 パイプとロッドの少なくとも一方に回転運動を付与して
    螺旋通路内の部品を下方移動させ得る駆動手段と、 螺旋通路の下端と連続するように設けられ、螺旋通路内
    の部品を2方向規制状態で取り込み得る供給通路とを備
    える、 ことを特徴とする部品供給装置。
  7. 【請求項7】 前記パイプは、ロッドの螺旋溝に対応す
    る内周面への部品吸着を可能とした磁力発生領域を備え
    る、 ことを特徴とする請求項6に記載の部品供給装置。
  8. 【請求項8】 所定形状の部品を方向無規制状態で収納
    し得るチェンバーと、 チェンバーの底に形成された横断面円形のロッド保持孔
    と、 縦長溝を外周面に少なくとも1つ有し、ロッド保持孔内
    に配置された横断面円形のロッドと、 ロッド保持孔の内周面とロッドの縦長溝とにより形成さ
    れ、チェンバー内の部品を2方向規制状態で取り込んで
    自重移動させ得る中継通路と、 ロッドに回転運動を付与し得る駆動手段と、 中継通路の下端と連続するように設けられ、中継通路内
    の部品を2方向規制状態で取り込み得る供給通路とを備
    える、 ことを特徴とする部品供給装置。
  9. 【請求項9】 所定形状の部品を方向無規制状態で収納
    し得るチェンバーと、 チェンバーの底に形成されたロッド保持孔と、 縦長溝を外周面に少なくとも1つ有し、ロッド保持孔内
    に配置されたロッドと、 ロッド保持孔の内周面とロッドの縦長溝とにより形成さ
    れ、チェンバー内の部品を2方向規制状態で取り込んで
    自重移動させ得る中継通路と、 ロッドに上下運動を付与し得る駆動手段と、 中継通路の下端と連続するように設けられ、中継通路内
    の部品を2方向規制状態で取り込み得る供給通路とを備
    える、 ことを特徴とする部品供給装置。
  10. 【請求項10】 所定形状の部品を方向無規制状態で収
    納し得るチェンバーと、 チェンバーの底に形成された横断面円形のロッド保持孔
    と、 チェンバー内の部品を2方向規制状態で取り込んで自重
    移動させ得る中継通路を中心に有し、ロッド保持孔内に
    配置された横断面円形のロッドと、 ロッドに回転運動を付与し得る駆動手段と、 中継通路の下端と連続するように設けられ、中継通路内
    の部品を2方向規制状態で取り込み得る供給通路とを備
    え、 ロッド上面には、チェンバー内の部品を中継通路の入口
    に導く少なくとも1つの傾斜案内溝が設けられている、 ことを特徴とする部品供給装置。
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