JP2001284891A - 部品供給装置 - Google Patents

部品供給装置

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JP2001284891A
JP2001284891A JP2001016258A JP2001016258A JP2001284891A JP 2001284891 A JP2001284891 A JP 2001284891A JP 2001016258 A JP2001016258 A JP 2001016258A JP 2001016258 A JP2001016258 A JP 2001016258A JP 2001284891 A JP2001284891 A JP 2001284891A
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JP2001016258A
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English (en)
Inventor
Koji Saito
浩二 斉藤
Tomohito Tsuchiya
智史 土屋
Masashi Shimizu
政志 清水
Atsuo Kamimura
淳男 神村
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 方向無規制状態で収納されている電子部品等
の各種部品を、その形状に拘わらず、高効率で整列して
供給できる部品供給装置を提供する。 【解決手段】 第1チェンバー10内に方向無規制状態
で収納されている四角柱形状の電子部品Pを、ローラー
4の回転運動及び電子部品Pの自重落下を利用して第2
チェンバー11内に1方向規制状態で取り込み、そし
て、第2チェンバー11内に1方向規制状態で取り込ま
れた電子部品Pを、可動ガイド7の往復運動及び電子部
品Pの自重落下を利用して供給通路12内に2方向規制
状態で取り込むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、方向無規制状態で
収納されている電子部品等の部品を整列して供給する部
品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の部品供給装置を開示する
ものとして特開平6−232596号公報がある。同公
報に開示された装置は、部品貯蔵室内にバルク状態で貯
蔵されているチップ部品を部品取出管の上下移動を利用
して円筒形状の部品搬送管に長さ向きで取り込み、部品
搬送管に取り込まれた電子部品を部品搬送管を通じてベ
ルト上に排出し、排出されたチップ部品をベルトによっ
て搬送する機能を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記装置はバルク状態
で貯蔵されているチップ部品を部品取出管の上下移動を
利用して円筒形状の部品搬送管に取り込む構造にあるた
め、長さ方向の向きを揃えるだけで整列を行える円柱形
状の部品を供給対象とする場合には特段問題を生じな
い。しかし、長さ方向の向き以外にも長さ方向両端面を
除く4側面の向きを揃える必要がある四角柱形状の部品
を供給対象とする場合には、部品搬送管に取り込んだ後
の段階で部品の姿勢制御を行う必要がある。そのため、
円柱形状の部品を供給対象とする場合に比べて整列能
力、即ち、バルク状態(方向無規制状態)の部品を各々
の向きを揃えて並べる能力が幾分低くなってしまう。
【0004】本発明は前記事情に鑑みて創作されたもの
で、方向無規制状態で収納されている電子部品等の各種
部品を、その形状に拘わらず、高効率で整列して供給で
きる部品供給装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の部品供給装置は、所定形状の部品
を方向無規制状態で収納し得る第1チェンバーと、表面
一部が第1チェンバー内に露出するように第1チェンバ
ーの下側に設けられた回転部材と、回転部材に所定の回
転運動を付与するための駆動機構と、第1チェンバーと
連続するように回転部材の表面に沿って設けられ、第1
チェンバー内の部品を1方向規制状態で取り込んで自重
落下させ得る第2チェンバーと、第2チェンバーの下側
に第2チェンバーと連続するように設けられ、第2チェ
ンバー内の部品を2方向規制状態で取り込み得る供給通
路とを備えることをその特徴とする。
【0006】この部品供給装置によれば、第1チェンバ
ー内に方向無規制状態で収納されている部品を、回転部
材の回転運動及び部品の自重落下を利用して第2チェン
バー内に1方向規制状態で取り込み、そして、第2チェ
ンバーに1方向規制状態で取り込まれた部品を、部品の
自重落下を利用して供給通路内に2方向規制状態で取り
込むことができる。
【0007】また、請求項5に記載の部品供給装置は、
所定形状の部品を方向無規制状態で収納し得るチェンバ
ーと、チェンバー内の部品を2方向規制状態で取り込み
得る少なくとも1つの案内溝を外周面に有し、外周面の
一部がチェンバー内に露出するようにチェンバーの下側
に設けられた可動ローラーと、可動ローラーに所定の回
転運動を付与するための駆動機構と、可動ローラーの案
内溝と連続するように設けられ、案内溝内の部品を2方
向規制状態で取り込み得る供給通路とを備えることをそ
の特徴とする。
【0008】この部品供給装置によれば、チェンバー内
に方向無規制状態で収納されている部品を、可動ローラ
ーの回転運動及び部品の自重落下を利用して可動ローラ
ーの案内溝内に2方向規制状態で取り込み、案内溝内に
2方向規制状態で取り込まれた部品を同状態のまま供給
通路内に取り込むことができる。
【0009】さらに、請求項8に記載の部品供給装置
は、所定形状の部品を方向無規制状態で収納し得るチェ
ンバーと、チェンバーの下側にチェンバーと連続するよ
うに設けられ、チェンバー内の部品を2方向規制状態で
取り込んで自重落下させ得る供給通路と、部品が2方向
規制状態で通過し得る間隔をおいて供給通路の入口位置
に上から見て十字状に設けられた4つの可動ローラー
と、少なくとも2つの可動ローラーに所定の回転運動を
付与するための駆動機構とを備えることをその特徴とす
る。
【0010】この部品供給装置によれば、チェンバー内
に方向無規制状態で収納されている部品を、可動ローラ
ーの回転運動及び部品の自重落下を利用して供給通路内
に2方向規制状態で取り込むことができる。
【0011】さらに、請求項9に記載の部品供給装置
は、所定形状の部品を方向無規制状態で収納し得る第1
チェンバーと、第1チェンバー内の部品を2方向規制状
態で取り込み得る複数の案内溝を放射状に有し、案内溝
が第1チェンバーと通じるように縦向き姿勢で設けられ
た可動ディスクと、可動ディスクに所定の回転運動を付
与するための駆動機構と、可動ディスクの下側に案内溝
と連続するように設けられ、可動ディスクの案内溝内の
部品を1方向規制状態で取り込んで自重落下させ得る第
2チェンバーと、第2チェンバーの下側に第2チェンバ
ーと連続するように設けられ、第2チェンバー内の部品
を2方向規制状態で取り込み得る供給通路とを備えるこ
とをその特徴とする。
【0012】この部品供給装置によれば、第1チェンバ
ー内に方向無規制状態で収納されている部品を、可動デ
ィスクの回転運動及び部品の自重落下を利用して可動デ
ィスクの案内溝内に2方向規制状態で取り込んでから、
この部品を第2チェンバー内に1方向規制状態で取り込
み、そして、第2チェンバーに1方向規制状態で取り込
まれた部品を、部品の自重落下を利用して供給通路内に
2方向規制状態で取り込むことができる。
【0013】さらに、請求項11に記載の部品供給装置
は、所定形状の部品を方向無規制状態で収納し得る第1
チェンバーと、第1チェンバーの下側に第1チェンバー
と連続するように設けられ、第1チェンバー内の部品を
1方向規制状態で取り込んで自重落下させ得る第2チェ
ンバーと、第2チェンバー内の部品を2方向規制状態で
取り込み得る複数の案内溝を放射状に有する可動ディス
クと、可動ディスクに所定の回転運動を付与するための
駆動機構と、可動ディスクの下側に設けられ、可動ディ
スクの案内溝内の部品を2方向規制状態で取り込み得る
供給通路とを備えることをその特徴とする。
【0014】この部品供給装置によれば、第1チェンバ
ー内に方向無規制状態で収納されている部品を、可動デ
ィスクの回転運動及び部品の自重落下を利用して第2チ
ェンバー内に1方向規制状態で取り込むと共に、第2チ
ェンバーから可動ディスクの案内溝内に2方向規制状態
で取り込み、そして、案内溝内に2方向規制状態で取り
込まれた部品を同状態のまま供給通路内に取り込むこと
ができる。
【0015】さらに、請求項12に記載の部品供給装置
は、一側を開口した有底筒状のドラムと、ドラムに所定
の回転運動を付与するための駆動機構と、ドラムの内部
空間によって構成され、所定形状の部品を方向無規制状
態で収納し得る第1チェンバーと、第1チェンバーと連
続するようにドラムの開口側周囲に設けられ、第1チェ
ンバー内の部品を1方向規制状態で取り込んで自重落下
させ得る第2チェンバーと、第2チェンバーの下側に第
2チェンバーと連続するように設けられ、第2チェンバ
ー内の部品を2方向規制状態で取り込み得る供給通路と
を備えることをその特徴とする。
【0016】この部品供給装置によれば、第1チェンバ
ー内に方向無規制状態で収納されている部品を、ドラム
の回転運動及び部品の自重落下を利用して第2チェンバ
ー内に1方向規制状態で取り込み、そして、第2チェン
バー内に1方向規制状態で取り込まれた部品を、部品の
自重落下を利用して供給通路内に2方向規制状態で取り
込むことができる。
【0017】本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構
成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって
明らかとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1〜図6は本
発明を適用した部品供給装置の第1実施形態を示す。
尚、図面には、説明の便宜上、長さ>幅=高さの寸法関
係を有する四角柱形状の電子部品Pを取り扱うのに適し
た装置を例示してある。また、以下の説明では図1にお
ける左を前、右を後、手前側を左、奥側を右として表記
する。
【0019】第1実施形態の装置は、メインボディ1
と、カバープレート2と、第1チェンバー開閉用のリッ
ドプレート3と、ローラー4と、ローラー駆動用のモー
タ5と、固定ガイド6と、可動ガイド7と、可動ガイド
駆動用のソレノイド8と、通路構成部材9を備える。
【0020】メインボディ1には、第1チェンバー10
となる略半円形側面形状の第1凹部1aと、ローラー4
を回転可能に収納するための略円形側面形状の第2凹部
1bと、固定ガイド6及び可動ガイド7を収納するため
の直線的な第3凹部1cが形成されている。第2凹部1
bの後側は、固定ガイド6及び可動ガイド7の厚みに相
当する寸法だけ後側に膨らんだ形状をしている。図5か
ら分かるように、この第2凹部1bにローラー4を収納
した状態では、ローラー4の後側に、第1凹部1aと第
3凹部1cに連通する半円弧状の隙間が形成される。こ
の隙間は第2チェンバー11として利用されるもので、
固定ガイド6及び可動ガイド7の一部はこの第2チェン
バー11にも入り込んでいる。
【0021】ローラー4は所定幅の円柱形状を成してお
り、第2凹部1bに配置した状態では、外周面の上部が
部分的に第1チェンバー10内に露出する。また、ロー
ラー4の中心にはメインボディ1の右側面に取り付けら
れたモータ5のシャフト5aが連結されていて、ローラ
ー4はモータ5の作動によって所定方向に回転し得る。
【0022】固定ガイド6と可動ガイド7は金属或いは
樹脂等から帯状に形成され、可撓性を有している。この
固定ガイド6と可動ガイド7の厚みは、電子部品Pの幅
寸法または高さ寸法と一致するかこれよりも僅かに大き
い。また、図4(A)に示すように、固定ガイド6と可
動ガイド7の後端部には内側に傾いた傾斜面6a,7a
が設けられている。さらに、図4(A),(B)に示す
ように、固定ガイド6と可動ガイド7の間には、電子部
品Pの幅寸法または高さ寸法よりも僅かに大きな隙間が
形成されており、この隙間は電子部品を2方向規制状態
で搬送し得る供給通路12の一部を構成する。図4
(A)から分かるように、固定ガイド6の後端と待機状
態における可動ガイド7の後端は、ドラム4を後方から
見たときのドラム中心線と一致している。図4(B)か
ら分かるように、固定ガイド6と可動ガイド7の間の隙
間は、ローラー4の最下点で固定ガイド6側に傾斜しな
がら移行しており、同隙間6bは固定ガイド6の中央を
通るようにしてメインボディ1の前端まで続く。
【0023】さらに、可動ガイド7の前部にはメインボ
ディ1の右側面に取り付けられたソレノイド8のアーム
8aが連結されていて、可動ガイド7はソレノイド8の
作動によって前後方向に往復移動し得る。可動ガイド7
は可撓性を有することから、第2チェンバー11に入り
込んでいる部分は、この第2チェンバー11の湾曲形状
に従って往復移動することになる。
【0024】通路構成部材9は、電子部品Pの端面形状
と相似形で僅かに大きな横断面形状を有する通路9aを
内部に有している。この通路構成部材9の後端は、通路
9aの後端が固定ガイド6の隙間6b(供給通路12)
の前端と整合するように、メインボディ1に接続されて
いる。
【0025】部品供給に際しては、リッドプレート3を
開けて多数の電子部品Pを第1チェンバー10内に収納
する。電子部品Pは、例えばチップコンデンサやチップ
抵抗器やチップインダクタ等のチップ部品や、LCフィ
ルター等の複合部品や、コンデンサアレイやインダクタ
アレイ等のアレイ部品や、他種の電子部品である。そし
て、モータ5によってローラー4を図5の矢印方向に連
続的或いは間欠的に回転させ、これに併せてソレノイド
8によって可動ガイド7を図6(B),(C)の矢印方
向に往復運動させる。
【0026】ローラー4の回転運動により、図5に示す
ように、第1チェンバー10内に方向無規制状態で収納
されている電子部品Pが、ローラー4によって撹拌作用
を受けながら、且つ、自重落下を伴いながら、第2チェ
ンバー11に1方向規制状態で取り込まれる。ちなみ
に、「方向無規制状態」とは、電子部品Pが3次元的に
自由に動ける状態を意味し、一方、「1方向規制状態」
とは、電子部品Pが1方向の動きを規制されていて、電
子部品Pが2次元的(平面的)に動ける状態を意味す
る。つまり、第2チェンバー11内に取り込まれた電子
部品Pは、ローラー4の外周面或いはこれと対向する第
1凹部1bの曲面に部品側面を対峙した状態となってい
て、ローラー4の外周面や第1凹部1bの曲面に向かう
方向にはクリアランスの範囲を超えて動くことができな
い。
【0027】また、可動ガイド7の往復運動により、図
6(B),(C)に示すように、第2チェンバー11に
1方向規制状態で取り込まれた電子部品Pが、可動ガイ
ド7の傾斜面7aと固定ガイド6の傾斜面6aによる方
向制御作用を受けながら、且つ、自重落下を伴いなが
ら、固定ガイド6と可動ガイド7との間に形成されてい
る供給通路12に2方向規制状態で取り込まれる。ちな
みに、「2方向規制状態」とは、電子部品Pが2方向の
動きを規制されていて、電子部品Pが1次元的(直線
的)に動ける状態を意味する。
【0028】供給通路12内に取り込まれた電子部品P
を通路構成部材9を介して前方搬送するときには、例え
ば機械的に動作されるシリンダや電動式真空ポンプ等の
吸引源を利用して、通路9aの前端に負圧を作用させ
る。供給通路12内の電子部品Pはこの負圧作用によっ
て前方に引き込まれて目的位置まで搬送される。尚、目
的位置に搬送された電子部品Pは、前記負圧を一時的に
解除したタイミングで吸着ノズル等によって順次外部に
取り出され基板等に実装される。
【0029】このように第1実施形態の装置によれば、
第1チェンバー10内に方向無規制状態で収納されてい
る四角柱形状の電子部品Pを、ローラー4の回転運動及
び電子部品Pの自重落下を利用して第2チェンバー11
内に1方向規制状態で取り込み、そして、第2チェンバ
ー11内に1方向規制状態で取り込まれた電子部品P
を、可動ガイド7の往復運動及び電子部品Pの自重落下
を利用して供給通路12内に2方向規制状態で取り込む
ことができる。
【0030】第1実施形態の装置は、第1チェンバー1
0内に方向無規制状態で収納されている電子部品Pを各
々の向きを揃えて並べる能力に優れており、四角柱形状
の電子部品Pを供給対象とする場合でも高い整列能力を
発揮することができる。しかも、部品整列に係わる構成
がシンプルであるので低コスト化に貢献できると共に整
列供給ユニットとしての汎用性も高い。
【0031】また、第1チェンバー10内に方向無規制
状態で収納されている電子部品Pを整列して供給する動
作を連続的に且つ効率良く行うことができるので、バル
クフィーダとして用いた場合には高速サイクルの部品取
り出しに追従できる供給性能を得ることできる。
【0032】尚、前述の装置では、固定ガイド6と可動
ガイド7を用いたものを示したが、図7に示すように、
固定ガイドを可動ガイドと一体化したものを可動ガイド
13として用いてもよい。図7に示した可動ガイド13
は、図8(A),(B)に示すようなコ字形をしてい
て、中央に供給通路12の一部を構成する隙間13aを
有する。メインボディ1には、第2チェンバー11に通
じる横断面矩形の第4凹部1dが形成されていて、この
第4凹部1dはカバープレート2を取り付けた状態にお
いて供給通路12の一部を構成する。また、メインボデ
ィ1には、可動ガイド13の隙間13aに入り込む傾斜
突起1eが設けられている。
【0033】ソレノイド8によって可動ガイド13に往
復運動を付与すると、図8(A),(B)に示すよう
に、第2チェンバー11内に取り込まれた電子部品P
は、可動ガイド7の往復運動により、可動ガイド13の
2つの傾斜面13aによる方向制御作用を受けながら、
且つ、自重落下を伴いながら、可動ガイド13の隙間1
3aによって形成された供給通路12に2方向規制状態
で取り込まれる。この電子部品Pは、傾斜突起1eに案
内されながら、第4凹部1dによって構成された供給通
路12に2方向規制状態のまま取り込まれる。
【0034】また、前述の装置では、整列・供給後の電
子部品Pを横向きに搬送するようにしたが、電子部品P
を自重落下によって搬送可能なチューブ等の搬送部材を
用いる場合には、前記通路構成部材9と供給通路12の
横長部分を排除して供給通路12を縦向きに配するよう
にし、供給通路12内に取り込まれた電子部品Pを自重
落下によって下方移動させてチューブ等の搬送部材に送
り込むようにしても構わない。
【0035】さらに、前述の装置では、ローラー4を連
続的或いは間欠的に回転させ、且つ、可動ガイド7を往
復移動させるようにしたが、供給通路12や通路9の所
定位置に部品有無検知センサを設けて、通路内に電子部
品Pがほぼ一杯に並んでいるような状態ではローラー4
の回転及び可動ガイド7の移動を完全に停止し、通路内
の電子部品Pが少なくなったときにローラー4の回転及
び可動ガイド7の移動を再開させるような動作方法を採
用してもよい。
【0036】[第2実施形態]図9〜図11は本発明を
適用した部品供給装置の第2実施形態を示す。尚、図面
には、説明の便宜上、長さ>幅=高さの寸法関係を有す
る四角柱形状の電子部品Pを取り扱うのに適した装置を
例示してある。また、以下の説明では図9における左を
前、右を後、手前側を左、奥側を右として表記する。
【0037】第2実施形態の装置は、メインボディ21
と、カバープレート22と、第1チェンバー開閉用のリ
ッドプレート23と、振り子24と、振り子駆動用のモ
ータ25と、可動ガイド26と、可動ガイド駆動用のソ
レノイド27と、通路構成部材28とを備える。
【0038】メインボディ21には、第1チェンバー2
9となる矩形側面形状の第1凹部21aと、振り子23
を回転自在に収納するための半円形側面形状の第2凹部
21bと、第2チェンバー30の一部となる半環状側面
形状の第3凹部21cと、可動ガイド26を上下移動可
能に収納するための第4凹部21dと、供給通路31と
なる屈曲した第5凹部21eが形成されている。第1チ
ェンバー29を構成する第1凹部21aの前後部分は振
り子24の傾斜上面と同様の傾斜が設けられている。図
10から分かるように、第2凹部21bに振り子24を
収納した状態では、振り子24の傾斜上面は第1チェン
バー29の底面の一部を構成し、振り子24の左側面は
第3凹部21cの内面とほぼ面一となる。つまり、第2
チェンバー30は、第3凹部21cの内面と振り子24
の左側面とカバープレート22の右側面によって囲まれ
た空間によって形成されている。
【0039】振り子24は所定幅の略半円柱形状を成し
ており、第2凹部21bに収納された状態では、傾斜上
面が第1チェンバー29内に露出する。また、振り子2
4の上部中央にはメインボディー21の右側面に取り付
けられたモータ25のシャフト25aが連結されてい
て、振り子24はモータ25の作動によって所定方向に
回転し得る。
【0040】可動ガイド26は剛性材料から帯状に形成
され、図11に示すように、上端部には内側に傾いた傾
斜面26aが設けられている。また、供給通路31を構
成する第5凹部21eの上端部前側にも可動ガイド26
と同様の傾斜面(符号なし)が設けられている。
【0041】第5凹部21eはメインボディ21にカバ
ープレート22を取り付けた状態において電子部品Pの
端面形状と相似形で僅かに大きな横断面形状を有する供
給通路31を構成する。また、第5凹部21eの縦長部
分と可動ガイド26との間にも、電子部品Pの幅寸法ま
たは高さ寸法よりも僅かに大きな隙間が形成されてお
り、同隙間も供給通路31の一部を構成する。
【0042】さらに、可動ガイド26の下部にはメイン
ボディ1の右側面に取り付けられたソレノイド27のア
ーム27aが連結されていて、可動ガイド26はソレノ
イド27の作動によって上下方向に往復移動し得る。
【0043】通路構成部材28は、電子部品Pの端面形
状と相似形で僅かに大きな横断面形状を有する通路28
aを内部に有している。この通路構成部材28の後端
は、通路28aの後端が供給通路31の前端と整合する
ように、メインボディ21に接続されている。
【0044】部品供給に際しては、リッドプレート23
を開けて多数の電子部品Pを第1チェンバー29内に収
納する。電子部品Pは、例えばチップコンデンサやチッ
プ抵抗器やチップインダクタ等のチップ部品や、LCフ
ィルター等の複合部品や、コンデンサアレイやインダク
タアレイ等のアレイ部品や、他種の電子部品である。そ
して、モータ25によって振り子24を図11の矢印方
向に所定の角度範囲で揺動させ、これに併せてソレノイ
ド27によって可動ガイド26を図11の矢印方向に往
復運動させる。
【0045】振り子24の揺動により、図11に示すよ
うに、第1チェンバー29内に方向無規制状態で収納さ
れている電子部品Pが、振り子24によって撹拌作用を
受けながら、且つ、自重落下を伴いながら、第2チェン
バー30に1方向規制状態で取り込まれる。ちなみに、
「方向無規制状態」とは、電子部品Pが3次元的に自由
に動ける状態を意味し、一方、「1方向規制状態」と
は、電子部品Pが1方向の動きを規制されていて、電子
部品Pが2次元的(平面的)に動ける状態を意味する。
つまり、第2チェンバー30内に取り込まれた電子部品
Pは、振り子24の端面及びこれと面一の第3凹部21
cの内面とこれらと対向するカバープレート22の右側
面に部品側面を対峙した状態となっていて、振り子24
の端面及びこれと面一の第3凹部21cの内面やこれら
と対向するカバープレート22の右側面に向かう方向に
はクリアランスの範囲を超えて動くことができない。
【0046】また、可動ガイド26の往復運動により、
第2チェンバー30内に取り込まれた電子部品Pが、可
動ガイド26の傾斜面27aと第5凹部21eの上端部
傾斜面による方向制御作用を受けながら、且つ、自重落
下を伴いながら、第5凹部21eの縦長部分と可動ガイ
ド26との間に形成されている供給通路31の一部及び
第5凹部21eの他の部分によって構成された供給通路
31の他部に2方向規制状態で取り込まれる。ちなみ
に、「2方向規制状態」とは、電子部品Pが2方向の動
きを規制されていて、電子部品Pが1次元的(直線的)
に動ける状態を意味する。
【0047】供給通路31内に取り込まれた電子部品P
を通路構成部材28を介して前方搬送するときには、例
えば機械的に動作されるシリンダや電動式真空ポンプ等
の吸引源を利用して、通路28aの前端に負圧を作用さ
せる。供給通路31内の電子部品Pはこの負圧作用によ
って前方に引き込まれて目的位置まで搬送される。尚、
目的位置に搬送された電子部品Pは、前記負圧を一時的
に解除したタイミングで吸着ノズル等によって順次外部
に取り出され基板等に実装される。
【0048】このように第2実施形態の装置によれば、
第1チェンバー29内に方向無規制状態で収納されてい
る四角柱形状の電子部品Pを、振り子24の回転運動及
び電子部品Pの自重落下を利用して第2チェンバー30
内に1方向規制状態で取り込み、そして、第2チェンバ
ー30内に1方向規制状態で取り込まれた電子部品P
を、可動ガイド26の往復運動及び電子部品Pの自重落
下を利用して供給通路31内に2方向規制状態で取り込
むことができる。
【0049】第2実施形態の装置は、第1チェンバー2
9内に方向無規制状態で収納されている電子部品Pを各
々の向きを揃えて並べる能力に優れており、四角柱形状
の電子部品Pを供給対象とする場合でも高い整列能力を
発揮することができる。しかも、部品整列に係わる構成
がシンプルであるので低コスト化に貢献できると共に整
列供給ユニットとしての汎用性も高い。
【0050】また、第1チェンバー29内に方向無規制
状態で収納されている電子部品Pを整列して供給する動
作を連続的に且つ効率良く行うことができるので、バル
クフィーダとして用いた場合には高速サイクルの部品取
り出しに追従できる供給性能を得ることできる。
【0051】尚、前述の装置では、整列・供給後の電子
部品Pを横向きに搬送するようにしたが、電子部品Pを
自重落下によって搬送可能なチューブ等の搬送部材を用
いる場合には、前記通路構成部材28と供給通路31の
横長部分及び傾斜部分を排除して供給通路31を縦向き
に配するようにし、供給通路31内に取り込まれた電子
部品Pを自重落下によって下方移動させてチューブ等の
搬送部材に送り込むようにしても構わない。
【0052】また、前述の装置では、振り子24を所定
の角度範囲で揺動させ、且つ、可動ガイド27を往復移
動させるようにしたが、通路31や通路28aの所定位
置に部品有無検知センサを設けて、通路内に電子部品P
がほぼ一杯に並んでいるような状態では振り子24の揺
動及び可動ガイド27の移動を一時的に停止し、通路内
の電子部品Pが少なくなったときに振り子24の揺動及
び可動ガイド27の移動を再開させるような動作方法を
採用してもよい。
【0053】さらに、前述の装置では、第2凹部21c
の外側に第3凹部21cを設けて第2チェンバー30の
エリアを確保したものを示したが、図12に示すよう
に、第3凹部21cを除外し、且つ、第3凹部21cの
深さに相当する寸法だけ第2凹部21cの深さを拡大す
るようにして第2チェンバー30を構成するようにして
もよい。
【0054】さらに、前述の装置では、単一の供給系統
を有するものを示したが、図13及び図14に示すよう
に、第3凹部を除外し、且つ、振り子24の左側面及び
上部傾斜面に、横断面矩形の溝24aを複数(図中は4
本)形成し、メインボディ21の左側面に溝24aと同
形状で同一複数の供給通路用溝21fを各溝24aと所
定の回転位置で連続するように形成して複数の供給系統
を設けると共に、振り子24の各溝24aの下部に溝2
4内に取り込まれた最下位の電子部品Pを保持するため
の第1吸引孔24a1とその上の電子部品Pを保持する
ための第2吸引孔24a2を形成して、各供給系統への
電子部品Pの送り込みを制御できるようにしてもよい。
【0055】この装置では振り子24の左側面がメイン
ボディ21の左側面とほぼ面一となるため、前述の装置
のような第2チェンバー30は存在しないし、さらに、
可動ガイド26と可動ガイド駆動用のソレノイド27も
存在しない。
【0056】振り子24の各溝24a内に電子部品Pを
2方向規制状態で取り込むときには、各溝24aの第1
吸引孔24a1に負圧を作用させた状態で振り子24を
図13の矢印方向に所定の角度範囲で揺動させる。第1
チェンバー29内に方向無規制状態で収納されている電
子部品Pは、振り子24によって撹拌作用を受けなが
ら、且つ、自重落下を伴いながら、各溝24a内に2方
向規制状態で取り込まれる。各溝24内に取り込まれた
電子部品Pのうち最下位の電子部品Pは第1吸引孔24
a1に保持され、後続の電子部品Pはその上に並ぶ。
【0057】各溝24aに取り込まれた電子部品Pを1
個だけ溝21fに送り込むときには、溝24aと溝21
fが合致したときに、第2吸引孔24a2に負圧を作用
させて2番目の電子部品Pを保持した後に第1吸引孔2
4a1の負圧作用を解除する。これにより、図13に破
線で示すように溝24a内の最下位の電子部品Pがその
下側の溝21f内に自重落下する。
【0058】2番目の電子部品Pを最下位の位置に移行
させるときには、溝24aが溝21fから外れた図14
の状態で第2吸引孔24a2の負圧作用を解除する。各
溝24a内の電子部品Pはその自重落下を第2凹部21
bの内周面によって規制されるため、各溝24a内の電
子部品Pが溝24a内で自重移動して内周面に当接した
後に第1吸引孔24a1と第2吸引孔24a2に負圧を
作用させると、最下位の電子部品Pは第1吸引孔24a
1に保持され2番目の電子部品Pは第2吸引孔24a2
に保持される。
【0059】つまり、各溝24aの第1吸引孔24a1
に負圧を作用させた状態で振り子24を揺動させること
によって各溝24a内への電子部品Pの取り込みを行
い、1つの電子部品Pの供給が必要なときには図13の
状態で所定の溝24aの第2吸引孔24a2に負圧を作
用させて2番目の電子部品Pを保持した後に第1吸引孔
24a1の負圧作用を解除して最下位の電子部品Pをそ
の下側の溝21f内に選択的に送り込むことができる。
溝24a内の電子部品P全てをその下側の溝21f内に
送り込むときには、図13の状態で所定の溝24aの第
1吸引孔24a1の負圧作用を解除すればよい。
【0060】[第3実施形態]図15〜図18は本発明
を適用した部品供給装置の第3実施形態を示す。尚、図
面には、説明の便宜上、長さ>幅=高さの寸法関係を有
する四角柱形状の電子部品Pを取り扱うのに適した装置
を例示してある。また、以下の説明では図15における
左を前、右を後、手前側を左、奥側を右として表記す
る。
【0061】第3実施形態の装置は、メインボディ41
と、カバープレート42と、チェンバー開閉用のリッド
プレート43と、ローラー44と、ローラー駆動用のモ
ータ45と、通路構成部材46を備える。
【0062】メインボディ41には、チェンバー47と
なる略5角形正面形状の第1凹部41aと、ローラー4
4を回転可能に収納するための略円形正面形状の第2凹
部41bが形成されている。また、カバープレート42
の下部には、後述するローラー44の案内溝44aと後
述する通路構成部材46の通路46aを連通させるため
の横断面矩形の接続孔42aが形成されている。
【0063】ローラー44は所定幅の円柱形状を成して
おり、第2凹部41bに配置した状態では、外周面の上
部が部分的にチェンバー47内に露出する。また、ロー
ラー44の中心にはメインボディ41の右側面に取り付
けられたモータ45のシャフト45aが連結されてい
て、ローラー44はモータ45の作動によって所定方向
に回転し得る。また、ローラー44の外周面には、ロー
ラー中心線と平行な案内溝44aが、周方向に等間隔
(図中は30度間隔)で複数形成されている。各案内溝
44aは、電子部品Pの端面形状と相似形で僅かに大き
な横断面形状を有しており、複数の電子部品Pを2方向
規制状態で取り込むことができる。
【0064】通路構成部材46は、電子部品Pの端面形
状と相似形で僅かに大きな横断面形状を有する通路46
aを内部に有している。この通路構成部材46の後端
は、通路46aの後端が接続孔42aを介してローラー
44の1つの案内溝44aと連通するように、メインボ
ディ41に接続されている。
【0065】部品供給に際しては、リッドプレート43
を開けて多数の電子部品Pをチェンバー47内に収納す
る。電子部品Pは、例えばチップコンデンサやチップ抵
抗器やチップインダクタ等のチップ部品や、LCフィル
ター等の複合部品や、コンデンサアレイやインダクタア
レイ等のアレイ部品や、他種の電子部品である。そし
て、モータ45によってローラー44を図17の矢印方
向或いはこれとは逆方向に間欠的に回転させる。間欠回
転の角度はローラー44に形成した案内溝44aの角度
間隔に一致させ、最下位の案内溝44aが必ず接続孔4
2aに合致するようにする。
【0066】ローラー44の回転運動により、図17に
示すように、チェンバー47内に方向無規制状態で収納
されている電子部品Pは、ローラー44による撹拌作用
を受けながら、且つ、自重落下を伴いながら、チェンバ
ー47に露出している案内溝44a内に2方向規制状態
で取り込まれる。ちなみに、「2方向規制状態」とは、
電子部品Pが2方向の動きを規制されていて、電子部品
Pが1次元的(直線的)に動ける状態を意味する。複数
の案内溝44aが形成されたローラー44を間欠回転さ
せるため、各案内溝44aに取り込まれる部品数にばら
つきが生じても特段問題はない。
【0067】ローラー44の案内溝44a内に取り込ま
れた電子部品Pを接続孔42a及び通路構成部材46を
介して前方搬送するときには、例えば機械的に動作され
るシリンダや電動式真空ポンプ等の吸引源を利用して、
通路46aの前端に負圧を作用させる。図18に示すよ
うに、案内溝44a内の電子部品Pはこの負圧作用によ
って前方に引き込まれて目的位置まで搬送される。尚、
目的位置に搬送された電子部品Pは、前記負圧を一時的
に解除したタイミングで吸着ノズル等によって順次外部
に取り出され基板等に実装される。
【0068】このように第3実施形態の装置によれば、
チェンバー47内に方向無規制状態で収納されている四
角柱形状の電子部品Pを、ローラー44の回転運動及び
電子部品Pの自重落下を利用してローラー44の案内溝
44a内に2方向規制状態で取り込み、案内溝44a内
に2方向規制状態で取り込まれた電子部品Pを同状態の
まま供給通路(接続孔42a及び通路46a)に取り込
むことができる。
【0069】第3実施形態の装置は、チェンバー47内
に方向無規制状態で収納されている電子部品Pを各々の
向きを揃えて並べる能力に優れており、四角柱形状の電
子部品Pを供給対象とする場合でも高い整列能力を発揮
することができる。しかも、部品整列に係わる構成がシ
ンプルであるので低コスト化に貢献できると共に整列供
給ユニットとしての汎用性も高い。
【0070】また、チェンバー47内に方向無規制状態
で収納されている電子部品Pを整列して供給する動作を
連続的に且つ効率良く行うことができるので、バルクフ
ィーダとして用いた場合には高速サイクルの部品取り出
しに追従できる供給性能を得ることできる。
【0071】尚、前述の装置では、ローラー44を間欠
的に回転させるようにしたが、通路46aの所定位置に
部品有無検知センサを設けて、通路46a内に電子部品
Pがほぼ一杯に並んでいるような状態ではローラー44
の回転を完全に停止し、通路46a内の電子部品Pが少
なくなったときにローラー44の回転を再開させるよう
な動作方法を採用してもよい。
【0072】また、前述の装置では、間欠回転するロー
ラー44が停止している間に、案内溝44a内の電子部
品P全てを通路46a内に送り込むことができない場合
には、接続孔42aで停止した電子部品Pによってロー
ラー44の回転が妨げられる恐れがある。この問題を未
然に防止するには、通路46aの所定位置に部品有無検
知センサを設けて、案内溝44a内に取り込める電子部
品Pの最大数に相当する電子部品Pが通路46aに送り
込めるような状態となったときのみに、連続回転するロ
ーラー44を一時的に停止させて、案内溝44a内の電
子部品P全てを通路46a内に送り込むようにしてもよ
い。
【0073】[第4実施形態]図19〜図21は本発明
を適用した部品供給装置の第4実施形態を示す。尚、図
面には、説明の便宜上、長さ>幅=高さの寸法関係を有
する四角柱形状の電子部品Pを取り扱うのに適した装置
を例示してある。また、以下の説明では図19における
左を前、右を後、手前側を左、奥側を右として表記す
る。
【0074】第4実施形態の装置は、メインボディ51
と、カバープレート52と、チェンバー開閉用のリッド
プレート53と、ローラー54と、ローラー駆動用のモ
ータ55と、通路構成部材56を備える。
【0075】メインボディ51には、チェンバー57と
なる略5角形側面形状の第1凹部51aと、ローラー5
4を回転可能に収納するための略円形側面形状の第2凹
部51bと、供給通路58となるL字形の第3凹部51
cが形成されている。
【0076】第3凹部51cはメインボディ51にカバ
ープレート52を取り付けた状態において電子部品Pの
端面形状と相似形で僅かに大きな横断面形状を有する供
給通路31を構成する。また、第3凹部51cの後部
は、電子部品Pの長さ寸法よりも大きな幅を有していて
第2凹部51bの下部と連通している。
【0077】ローラー54は所定幅の円柱形状を成して
おり、第2凹部51bに配置した状態では、外周面の上
部が部分的にチェンバー57内に露出する。また、ロー
ラー54の中心にはメインボディ51の右側面に取り付
けられたモータ55のシャフト55aが連結されてい
て、ローラー54はモータ55の作動によって所定方向
に回転し得る。また、ローラー54の外周面の中央に
は、周方向に連続する案内溝54aが1個形成されてい
る。この案内溝54aは、電子部品Pの端面形状と相似
形で僅かに大きな横断面形状を有しており、複数の電子
部品Pを2方向規制状態で取り込むことができる。
【0078】通路構成部材56は、電子部品Pの端面形
状と相似形で僅かに大きな横断面形状を有する通路56
aを内部に有している。この通路構成部材56の後端
は、通路56aの後端が供給通路58の前端と製造する
ように、メインボディ51に接続されている。
【0079】部品供給に際しては、リッドプレート53
を開けて多数の電子部品Pをチェンバー57内に収納す
る。電子部品Pは、例えばチップコンデンサやチップ抵
抗器やチップインダクタ等のチップ部品や、LCフィル
ター等の複合部品や、コンデンサアレイやインダクタア
レイ等のアレイ部品や、他種の電子部品である。そし
て、モータ55によってローラー54を図21の矢印方
向に所定の角度範囲で往復回転させる。
【0080】ローラー54の回転運動により、図21に
示すように、チェンバー57内に方向無規制状態で収納
されている電子部品Pは、ローラー54による撹拌作用
を受けながら、且つ、自重落下を伴いながら、チェンバ
ー57に露出している案内溝54a内に2方向規制状態
で取り込まれる。ちなみに、「2方向規制状態」とは、
電子部品Pが2方向の動きを規制されていて、電子部品
Pが1次元的(直線的)に動ける状態を意味する。ロー
ラー54には案内溝54aが周方向に連続して形成され
ており、案内溝54a内に取り込まれた電子部品Pは案
内溝54aに沿って下方に自重移動するため、案内溝5
4aへの部品取り込みにばらつきが生じても特段問題は
ない。
【0081】ローラー54の案内溝54a内に2方向規
制状態で取り込まれた電子部品Pは、ローラー54の回
転運動により自重移動を促進されつつ下方に移動し、図
21に示すように、ローラー54の最下点から横向き姿
勢のまま落下して供給通路58内に取り込まれる。
【0082】供給通路58内に取り込まれた電子部品P
を通路構成部材56を介して前方搬送するときには、例
えば機械的に動作されるシリンダや電動式真空ポンプ等
の吸引源を利用して、通路56aの前端に負圧を作用さ
せる。図21に示すように、供給通路58内の電子部品
Pはこの負圧作用によって前方に引き込まれて目的位置
まで搬送される。尚、目的位置に搬送された電子部品P
は、前記負圧を一時的に解除したタイミングで吸着ノズ
ル等によって順次外部に取り出され基板等に実装され
る。
【0083】このように第4実施形態の装置によれば、
チェンバー57内に方向無規制状態で収納されている四
角柱形状の電子部品Pを、ローラー54の回転運動及び
電子部品Pの自重落下を利用してローラー54の案内溝
54a内に2方向規制状態で取り込み、案内溝54aに
2方向規制状態で取り込まれた電子部品Pを同状態のま
ま供給通路58に取り込むことができる。
【0084】第4実施形態の装置は、チェンバー57内
に方向無規制状態で収納されている電子部品Pを各々の
向きを揃えて並べる能力に優れており、四角柱形状の電
子部品Pを供給対象とする場合でも高い整列能力を発揮
することができる。しかも、部品整列に係わる構成がシ
ンプルであるので低コスト化に貢献できると共に整列供
給ユニットとしての汎用性も高い。
【0085】また、チェンバー57内に方向無規制状態
で収納されている電子部品Pを整列して供給する動作を
連続的に且つ効率良く行うことができるので、バルクフ
ィーダとして用いた場合には高速サイクルの部品取り出
しに追従できる供給性能を得ることできる。
【0086】尚、前述の装置では、ローラー54を所定
の角度範囲で往復回転させるようにしたが、供給通路5
8や通路56aの所定位置に部品有無検知センサを設け
て、通路内に電子部品Pがほぼ一杯に並んでいるような
状態ではローラー54の回転を完全に停止し、通路内の
電子部品Pが少なくなったときにローラー54の回転を
再開させるような動作方法を採用してもよい。
【0087】[第5実施形態]図22及び図23は本発
明を適用した部品供給装置の第5実施形態を示す。尚、
図面には、説明の便宜上、長さ>幅=高さの寸法関係を
有する四角柱形状の電子部品Pを取り扱うのに適した装
置を例示してある。また、以下の説明では図22におけ
る左を前、右を後、手前側を左、奥側を右として表記す
る。
【0088】第5実施形態の装置は、メインボディ61
と、チェンバー開閉用のリッドプレート62と、4つの
ローラー63と、ローラー駆動用の2つのモータ64
と、通路構成部材65とを備える。
【0089】メインボディ61には、チェンバー66と
なる第1凹部61aと、ローラー64を回転可能に収納
するための4つの第2凹部61bと、供給通路67とな
る通路61cが形成されている。第1凹部61aはすり
鉢状の底面を有していて、通路61cの上端はこの底面
の最深部に連通している。第2凹部61cは通路61c
の入口周囲に上から見て十字状となるように形成されて
いる。通路61cは縦部分と斜め部分と横部分とを連続
させた形状をしていて、電子部品Pの端面形状と相似形
で僅かに大きな横断面形状を有する。
【0090】各ローラー63は所定幅の円柱形状を成し
ており、第2凹部61b内に配置した状態では、外周面
の上部が部分的にチェンバー66内に突出する。前後方
向で対向する2つのローラー63の中心にはメインボデ
ィ41の右側面に取り付けられたモータ64のシャフト
64aがそれぞれ連結されていて、2つのローラー63
はモータ64の作動によって互いが異なる方向に回転し
得る。左右方向で対向する2つのローラー63には第2
凹部61b内に回転自在に配置されていて、外力付加に
基づいて自由に回転できる。また、モータ駆動の2つの
ローラー63の対向間隔と、他の2つのローラー63の
対向間隔は、電子部品Pの幅または高さ寸法よりも僅か
に大きい。
【0091】通路構成部材65は、電子部品Pの端面形
状と相似形で僅かに大きな横断面形状を有する通路65
aを内部に有している。この通路構成部材65の後端
は、通路65aの後端が供給通路67の前端と連通する
ように、メインボディ61に接続されている。
【0092】部品供給に際しては、リッドプレート62
を開けて多数の電子部品Pをチェンバー66内に収納す
る。電子部品Pは、例えばチップコンデンサやチップ抵
抗器やチップインダクタ等のチップ部品や、LCフィル
ター等の複合部品や、コンデンサアレイやインダクタア
レイ等のアレイ部品や、他種の電子部品である。そし
て、各モータ45によって2つのローラー63を図22
に矢印で示す異なる方向に連続的または間欠的に回転さ
せる。
【0093】2つのローラー63の回転運動により、図
22に示すように、チェンバー66内に方向無規制状態
で収納されている電子部品Pは、ローラー63による撹
拌作用を受けながら、且つ、自重落下を伴いながら、4
つのローラー63の間に2方向規制状態で取り込まれ、
同状態のまま供給通路67内に取り込まれる。他の2つ
のローラー63は電子部品Pが供給通路67内に取り込
まれるときのガイドの役目を果たしている。ちなみに、
「2方向規制状態」とは、電子部品Pが2方向の動きを
規制されていて、電子部品Pが1次元的(直線的)に動
ける状態を意味する。
【0094】供給通路67内に取り込まれた電子部品P
を通路構成部材65を介して前方搬送するときには、例
えば機械的に動作されるシリンダや電動式真空ポンプ等
の吸引源を利用して、通路65aの前端に負圧を作用さ
せる。図22に示すように、供給通路67内の電子部品
Pはこの負圧作用によって前方に引き込まれて目的位置
まで搬送される。尚、目的位置に搬送された電子部品P
は、前記負圧を一時的に解除したタイミングで吸着ノズ
ル等によって順次外部に取り出され基板等に実装され
る。
【0095】このように第5実施形態の装置によれば、
チェンバー66内に方向無規制状態で収納されている四
角柱形状の電子部品Pを、ローラー63の回転運動及び
電子部品Pの自重落下を利用して供給通路67内に2方
向規制状態で取り込むことができる。
【0096】第5実施形態の装置は、チェンバー66内
に方向無規制状態で収納されている電子部品Pを各々の
向きを揃えて並べる能力に優れており、四角柱形状の電
子部品Pを供給対象とする場合でも高い整列能力を発揮
することができる。しかも、部品整列に係わる構成がシ
ンプルであるので低コスト化に貢献できると共に整列供
給ユニットとしての汎用性も高い。
【0097】また、チェンバー66内に方向無規制状態
で収納されている電子部品Pを整列して供給する動作を
連続的に且つ効率良く行うことができるので、バルクフ
ィーダとして用いた場合には高速サイクルの部品取り出
しに追従できる供給性能を得ることできる。
【0098】尚、前述の装置では、整列・供給後の電子
部品Pを横向きに搬送するようにしたが、電子部品Pを
自重落下によって搬送可能なチューブ等の搬送部材を用
いる場合には、前記通路構成部材65を排除すると共に
供給通路67に縦向きに配するようにして、供給通路6
7内に取り込まれた電子部品Pを自重落下によって下方
移動させてチューブ等の搬送部材に送り込むようにして
も構わない。
【0099】また、前述の装置では、2つのローラー6
3を連続的または間欠的に回転させるようにしたが、供
給通路67や通路65aの所定位置に部品有無検知セン
サを設けて、通路内に電子部品Pがほぼ一杯に並んでい
るような状態ではローラー63の回転を完全に停止し、
通路内の電子部品Pが少なくなったときにローラー63
の回転を再開させるような動作方法を採用してもよい。
【0100】[第6実施形態]図24〜図29は本発明
を適用した部品供給装置の第6実施形態を示す。尚、図
面には、説明の便宜上、長さ>幅=高さの寸法関係を有
する四角柱形状の電子部品Pを取り扱うのに適した装置
を例示してある。また、以下の説明では図24における
左を前、右を後、手前側を左、奥側を右として表記す
る。
【0101】第6実施形態の装置は、メインボディ71
と、第1カバープレート72と、第2カバープレート7
3と、第1チェンバー開閉用のリッドプレート74と、
ディスク75と、駆動ローラー76と、ディスク駆動用
のモータ77と、可動ガイド78と、可動ガイド用のソ
レノイド79とを備える。
【0102】メインボディ71には、第1チェンバー8
0となる第1凹部71aと、ディスク75を回転可能に
収納するための環状の第2凹部71bと、駆動ローラー
76を収納するための略円形の第3凹部71cと、第2
チェンバー81となる略三角形の第4凹部71dと、可
動ガイド78を上下移動可能に収納するための直線的な
第5凹部71eと、供給通路82となる通路71fが形
成されている。この供給通路82は湾曲部分を介して前
方に横向きに延びている。第2チェンバー81を構成す
る第4凹部71dの深さ寸法は電子部品Pの幅寸法また
は高さ寸法よりも僅かに大きく、通路71fの横断面形
状は電子部品Pの端面形状と相似形で僅かに大きい。ま
た、第1カバープレート72の内面には、第2チェンバ
ー81から部品ガイド78の隙間78a内に取り込まれ
た電子部品Pを供給通路82に導くための傾斜突起72
aが形成されている。
【0103】ディスク75は、図23に示すように、中
央が円形にくり抜かれた形状をしており、一面の周囲に
は、複数の凸部を等角度間隔で設けるようにして形成さ
れた案内溝75aが等角度間隔(図中は20度間隔)で
18個形成されている。各案内溝75aは電子部品Pの
端面形状と相似形で僅かに大きな横断面形状を有してい
て、1つの電子部品Pを2方向規制状態で取り込むこと
ができる(図28参照)。ディスク75を第3凹部71
cに配置した状態では、複数の案内溝75aがディスク
75の中央孔を介して第1チェンバー80に連通し、下
側の案内溝75aは第2チェンバー81と連通する。
【0104】駆動ローラー76は、その周面がディスク
75の外周面の非案内溝部分に接触するように第2凹部
71bに配置されている。また、駆動ローラー76の中
心には第1カバープレート72に取り付けられたモータ
77のシャフト77aが連結されていて、駆動ローラー
76はモータ77の作動によって所定方向に回転し、デ
ィスク75を所定方向に回転し得る。
【0105】可動ガイド78は、電子部品Pの幅寸法ま
たは高さ寸法と一致するか或いはこれよりも僅かに大き
な厚みを有しており、図27に示すように、中央の上端
から下部に及んで所定幅の隙間78aを有している。ま
た、可動ガイド78の隙間78aの上端両側には、内側
に傾いた傾斜面78bが設けられている。前記隙間78
aは、電子部品Pの幅寸法または高さ寸法よりも僅かに
大きく、この隙間78aは電子部品を2方向規制状態で
搬送し得る供給通路82の一部を構成する。さらに、可
動ガイド78の下部には第1カバープレート72に取り
付けられたソレノイド79のアーム79aが連結されて
いて、可動ガイド78はソレノイド79の作動によって
上下方向に往復移動し得る。図25から分かるように、
前記供給通路82の上端は、第1カバープレート72の
傾斜突起72aの上側において、可動ガイド78の隙間
78aと連通している。
【0106】部品供給に際しては、リッドプレート74
を開けて多数の電子部品Pを第1チェンバー80内に収
納する。電子部品Pは、例えばチップコンデンサやチッ
プ抵抗器やチップインダクタ等のチップ部品や、LCフ
ィルター等の複合部品や、コンデンサアレイやインダク
タアレイ等のアレイ部品や、他種の電子部品である。第
1チェンバー80に収納された電子部品Pは第1チェン
バー80の底面傾斜によってディスク75の中央孔の下
部まで導かれる。そして、モータ76によって駆動ロー
ラー76を図28の矢印方向に連続的或いは間欠的に回
転させて、駆動ローラー76によってディスク75を図
28の矢印方向に連続的或いは間欠的に回転させる。ま
た、ディスク75の回転に併せてソレノイド79によっ
て可動ガイド78を図28の矢印方向に往復運動させ
る。駆動ローラー76及びディスク75の回転方向は矢
印方向とは逆方向であってもよい。
【0107】ディスク75の回転運動により、図28及
び図29に示すように、第1チェンバー80内に方向無
規制状態で収納されている電子部品Pが、ディスク75
によって撹拌作用を受けながら、且つ、自重落下を伴い
ながら、ディスク75の下側の案内溝75aに2方向規
制状態で取り込まれる。そして、ディスク75の案内溝
75a内に取り込まれた電子部品Pは、自重落下により
その下側の第2チェンバー81に1方向規制状態で取り
込まれる。ちなみに、「方向無規制状態」とは、電子部
品Pが3次元的に自由に動ける状態を意味し、一方、
「2方向規制状態」とは、電子部品Pが2方向の動きを
規制されていて、電子部品Pが1次元的(直線的)に動
ける状態を意味し、他方、「1方向規制状態」とは、電
子部品Pが1方向の動きを規制されていて、電子部品P
が2次元的(平面的)に動ける状態を意味する。つま
り、ディスク75の案内溝75aから第2チェンバー8
1内に取り込まれた電子部品Pは、第4凹部71dの内
面と第1カバープレート72の内面に部品側面を対峙し
た状態となっていて、第4凹部71dの内面と第1カバ
ープレート72の内面に向かう方向にはクリアランスの
範囲を超えて動くことができない。
【0108】また、可動ガイド78の往復運動により、
図28及び図29に示すように、第2チェンバー81内
に取り込まれた電子部品Pが、傾斜面78bによる方向
制御作用を受けながら、且つ、自重落下を伴いながら、
可動ガイド78の隙間78aに2方向規制状態で取り込
まれる。可動ガイド78の隙間78a内に取り込まれた
電子部品Pは自重落下によって下方移動し、傾斜突起7
2の傾きに従って供給通路82に2方向規制状態で取り
込まれる。
【0109】供給通路82内に取り込まれた電子部品P
を前方搬送するときには、例えば機械的に動作されるシ
リンダや電動式真空ポンプ等の吸引源を利用して、供給
通路82の前端に負圧を作用させる。供給通路82内の
電子部品Pはこの負圧作用によって前方に引き込まれて
同状態のまま移動して目的位置まで搬送される。尚、目
的位置に搬送された電子部品Pは、前記負圧を一時的に
解除したタイミングで吸着ノズル等によって順次外部に
取り出され基板等に実装される。
【0110】このように第6実施形態の装置によれば、
第1チェンバー80内に方向無規制状態で収納されてい
る四角柱形状の電子部品Pを、ディスク75の回転運動
及び電子部品Pの自重落下を利用してディスク75の案
内溝75a内に2方向規制状態で取り込んでから、この
電子部品Pを第2チェンバー81内に1方向規制状態で
取り込み、そして、第2チェンバー81内に1方向規制
状態で取り込まれた電子部品Pを、可動ガイド78の往
復運動及び電子部品Pの自重落下を利用して供給通路8
2内に2方向規制状態で取り込むことができる。
【0111】第6実施形態の装置は、第1チェンバー8
0内に方向無規制状態で収納されている電子部品Pを各
々の向きを揃えて並べる能力に優れており、四角柱形状
の電子部品Pを供給対象とする場合でも高い整列能力を
発揮することができる。しかも、部品整列に係わる構成
がシンプルであるので低コスト化に貢献できると共に整
列供給ユニットとしての汎用性も高い。
【0112】また、第1チェンバー80内に方向無規制
状態で収納されている電子部品Pを整列して供給する動
作を連続的に且つ効率良く行うことができるので、バル
クフィーダとして用いた場合には高速サイクルの部品取
り出しに追従できる供給性能を得ることできる。
【0113】尚、前述の装置では、可動ガイド78とし
て中央隙間78aを有する形状のものを示したが、図3
0に示すように、中央隙間を有しない形状のものを可動
ガイド83として用いてもよい。この場合は、電子部品
Pの端面形状と相似形で僅かに大きな横断面形を有する
凹部71gをその一部が可動ガイド83に沿うように形
成し、この凹部71gを第1カバープレート72で閉塞
したときに供給通路84が形成されるようにするとよ
い。
【0114】ソレノイド79によって可動ガイド83に
往復運動を付与すると、図30に示すように、第2チェ
ンバー81内に取り込まれた電子部品Pが、可動ガイド
83の上端傾斜面83aによる方向制御作用を受けなが
ら、且つ、自重落下を伴いながら、可動ガイド78に沿
って形成されている供給通路84に2方向規制状態で取
り込まれる。
【0115】また、前述の装置では、整列・供給後の電
子部品Pを横向きに搬送するようにしたが、電子部品P
を自重落下によって搬送可能なチューブ等の搬送部材を
用いる場合には、前記供給通路82を湾曲部分及び横長
部分を排除したような縦向きにして、供給通路82内に
取り込まれた電子部品Pを自重落下によって下方移動さ
せてチューブ等の搬送部材に送り込むようにしても構わ
ない。
【0116】さらに、前述の装置では、ディスク75を
連続的或いは間欠的に回転させ、且つ、可動ガイド78
を往復移動させるようにしたが、供給通路82の所定位
置に部品有無検知センサを設けて、通路82内に電子部
品Pがほぼ一杯に並んでいるような状態ではディスク7
5の回転及び可動ガイド78の移動を完全に停止し、通
路82内の電子部品Pが少なくなったときにディスク7
5の回転及び可動ガイド78の移動を再開させるような
動作方法を採用してもよい。
【0117】[第7実施形態]図31〜図34は本発明
を適用した部品供給装置の第7実施形態を示す。尚、図
面には、説明の便宜上、長さ>幅=高さの寸法関係を有
する四角柱形状の電子部品Pを取り扱うのに適した装置
を例示してある。また、以下の説明では図31における
左を前、右を後、手前側を左、奥側を右として表記す
る。
【0118】第7実施形態の装置は、メインボディ91
と、センタープレート92と、カバープレート93と、
リッドプレート94と、ディスク95と、駆動ローラー
96と、ディスク駆動用のモータ97とを備える。
【0119】メインボディ91には、第1チェンバー9
8となる凹部91aが形成されている。センタープレー
ト92には、扇状の部品通過孔92aと、ディスク95
を回転可能に収納するための環状の第1凹部92bと、
駆動ローラー96を収納するための略円形の第2凹部9
2cと、第2チェンバー99となる略円形の第3凹部9
2dと、供給通路100となる屈曲した第4凹部92e
が形成されている。第2チェンバー99を構成する第3
凹部92dの深さ寸法は電子部品Pの幅寸法または高さ
寸法よりも僅かに大きく、供給通路100となる第4凹
部92eの横断面形は電子部品Pの端面形状と相似形で
僅かに大きい。
【0120】ディスク95は、図33に示すように、中
央が円形にくり抜かれた形状をしており、一面の周囲に
は、複数の凸部を等角度間隔で設けるようにして形成さ
れた案内溝95aが等角度間隔(図中は45度間隔)で
8個形成されている。各案内溝95aは電子部品Pの端
面形状と相似形で僅かに大きな横断面形状を有してい
て、複数(図中は3個)の電子部品Pを2方向規制状態
で取り込むことができる(図34参照)。ディスク95
を第1凹部92bに配置した状態では、ディスク95の
中央孔に第3凹部92dが位置し、また、複数の案内溝
95aが第2チェンバー99及び部品通過孔92aを介
して第1チェンバー98に連通し、最下位の案内溝95
aが第2チェンバー81と連通する。
【0121】駆動ローラー96は、その周面がディスク
95の外周面の非案内溝部分に接触するように第2凹部
92cに配置されている。また、駆動ローラー96の中
心には1カバープレート93に取り付けられたモータ9
7のシャフト97aが連結されていて、駆動ローラー9
6はモータ97の作動によって所定方向に回転し、ディ
スク95を所定方向に回転し得る。
【0122】部品供給に際しては、リッドプレート94
を開けて多数の電子部品Pを第1チェンバー98内に収
納する。電子部品Pは、例えばチップコンデンサやチッ
プ抵抗器やチップインダクタ等のチップ部品や、LCフ
ィルター等の複合部品や、コンデンサアレイやインダク
タアレイ等のアレイ部品や、他種の電子部品である。第
1チェンバー98に収納された電子部品Pは第1チェン
バー98の底面傾斜によって部品通過孔92aを介して
ディスク95の中央付近まで導かれる。そして、モータ
97によって駆動ローラー96を図34の矢印方向に間
欠的に回転させて、駆動ローラー96によってディスク
95を図34の矢印方向に間欠的に回転させる。間欠回
転の角度はディスク95に形成した案内溝95aの角度
間隔に一致させ、最下位の案内溝95aが必ず供給通路
100の入口に合致するようにする。駆動ローラー96
及びディスク95の回転方向は矢印方向とは逆方向であ
ってもよい。
【0123】ディスク95の回転運動により、図34に
示すように、第1チェンバー80からディスク95の中
央付近まで導かれている電子部品Pが、ディスク95に
よって撹拌作用を受けながら、且つ、自重落下を伴いな
がら、ディスク中央に位置する第2チェンバー99に1
方向規制状態で取り込まれる。ちなみに、「1方向規制
状態」とは、電子部品Pが1方向の動きを規制されてい
て、電子部品Pが2次元的(平面的)に動ける状態を意
味する。つまり、第2チェンバー99内に取り込まれた
電子部品Pは、第3凹部92dの内面とカバープレート
93の内面に部品側面を対峙した状態となっていて、第
3凹部92dの内面とカバープレート93の内面に向か
う方向にはクリアランスの範囲を超えて動くことができ
ない。
【0124】また、ディスク95の回転運動により、図
34に示すように、第2チェンバー99に取り込まれて
いる電子部品Pが、ディスク95によって撹拌作用を受
けながら、且つ、自重落下を伴いながら、ディスク95
の下側の案内溝95aに2方向規制状態で取り込まれ
る。ちなみに、「2方向規制状態」とは、電子部品Pが
2方向の動きを規制されていて、電子部品Pが1次元的
(直線的)に動ける状態を意味する。
【0125】ディスク95の間欠回転が停止して、最下
位の案内溝95aが必ず供給通路100の入口に合致す
ると、図34に示すように、案内溝95aに2方向規制
状態で取り込まれている電子部品Pが供給通路100に
同状態のまま取り込まれる。
【0126】供給通路100内に取り込まれた電子部品
Pを前方搬送するときには、例えば機械的に動作される
シリンダや電動式真空ポンプ等の吸引源を利用して、供
給通路100の前端に負圧を作用させる。供給通路10
0内の電子部品Pはこの負圧作用によって前方に引き込
まれて目的位置まで搬送される。尚、目的位置に搬送さ
れた電子部品Pは、前記負圧を一時的に解除したタイミ
ングで吸着ノズル等によって順次外部に取り出され基板
等に実装される。
【0127】このように第7実施形態の装置によれば、
第1チェンバー98内に方向無規制状態で収納されてい
る四角柱形状の電子部品Pを、ディスク95の回転運動
及び電子部品Pの自重落下を利用して第2チェンバー9
9内に1方向規制状態で取り込むと共に、第2チェンバ
ー99内からディスク95の案内溝95a内に2方向規
制状態で取り込み、そして、案内溝95a内に2方向規
制状態で取り込まれた電子部品Pを同状態のまま供給通
路100内に取り込むことができる。
【0128】第7実施形態の装置は、第1チェンバー9
8内に方向無規制状態で収納されている電子部品Pを各
々の向きを揃えて並べる能力に優れており、四角柱形状
の電子部品Pを供給対象とする場合でも高い整列能力を
発揮することができる。しかも、部品整列に係わる構成
がシンプルであるので低コスト化に貢献できると共に整
列供給ユニットとしての汎用性も高い。
【0129】また、第1チェンバー98内に方向無規制
状態で収納されている電子部品Pを整列して供給する動
作を連続的に且つ効率良く行うことができるので、バル
クフィーダとして用いた場合には高速サイクルの部品取
り出しに追従できる供給性能を得ることできる。
【0130】尚、前述の装置では、整列・供給後の電子
部品Pを横向きに搬送するようにしたが、電子部品Pを
自重落下によって搬送可能なチューブ等の搬送部材を用
いる場合には、前記供給通路100を傾斜部分及び横長
部分を排除したような縦向きにして、供給通路100内
に取り込まれた電子部品Pを自重落下によって下方移動
させてチューブ等の搬送部材に送り込むようにしても構
わない。
【0131】また、前述の装置では、ディスク95を間
欠的に回転させるようにしたが、供給通路100の所定
位置に部品有無検知センサを設けて、供給通路100内
に電子部品Pがほぼ一杯に並んでいるような状態ではデ
ィスク95の回転を完全に停止し、供給通路100内の
電子部品Pが少なくなったときにディスク95の回転を
再開させるような動作方法を採用してもよい。
【0132】さらに、前述の装置では、ディスク95が
間欠回転するときに回転中心よりも上側に位置する案内
溝95a内に取り込まれた電子部品Pが自重落下して抜
け出てしまう恐れがある。この問題を未然に防止するに
は、図35に示すように、回転中心よりも上側に位置す
る案内溝95a及び水平となる案内溝95aの内側開口
を塞ぐような円弧状部92fをセンタープレート92に
設けておくとよい。
【0133】さらに、前述の装置では、間欠回転するデ
ィスク95が停止している間に、案内溝95a内の電子
部品P全てを供給通路100内に送り込むことができな
い場合には、案内溝95aと供給通路100との境目で
停止した電子部品Pによってディスク95の回転が妨げ
られる恐れがある。この問題を未然に防止するには、供
給通路100の所定位置に部品有無検知センサを設け
て、案内溝95a内に取り込める電子部品Pの最大数に
相当する電子部品Pが供給通路100に送り込めるよう
な状態となったときのみに、連続回転するディスク95
を一時的に停止させて、案内溝95a内の電子部品P全
てを供給通路95a内に送り込むようにしてもよい。こ
の場合には、図36に示すように、ディスク95が連続
回転するときに各案内溝95a内に取り込まれた電子部
品Pが供給通路100に自重落下することを防止するた
めに、各案内溝95aの外周位置に吸引孔95a1を設
けて最も外側の電子部品Pを負圧作用によって保持する
ようにし、案内溝95a内の電子部品Pを供給通路95
a内に送り込むときに吸引孔95a1の負圧作用を解除
するようにするとよい。
【0134】さらに、前述の装置では、単一の供給系統
を有するものを示したが、図37に示すように、センタ
ープレート92に複数(図中は3個)の案内溝95aに
対応する第4凹部92bを形成して複数の供給系統を設
けると共に、各案相溝95aの外周位置に案内溝95a
内に取り込まれた最も外側の電子部品Pを保持するため
の第1吸引孔95a1とその内側の電子部品Pを保持す
るための第2吸引孔95a2が形成して、各供給系統へ
の電子部品Pの送り込みを制御できるようにしてもよ
い。
【0135】ディスク95の案内溝95a内に電子部品
Pを2方向規制状態で取り込むときには、各案内溝95
aの第1吸引孔95a1に負圧を作用させた状態でディ
スク95を図37の矢印方向に間欠的に回転させる。第
2チェンバー99に1方向規制状態で取り込まれている
電子部品Pは、ディスク95によって撹拌作用を受けな
がら、且つ、自重落下を伴いながら、下側の案内溝95
a内に2方向規制状態で取り込まれる。案内溝95a内
に取り込まれた電子部品Pのうち最も外側(最下位)の
電子部品Pは第1吸引孔95a1に保持され、後続の電
子部品Pはその上に並ぶ。
【0136】案内溝95aに取り込まれた電子部品Pを
1個だけ供給通路100に送り込むときには、案内溝9
5aと供給通路100が合致したときに、第2吸引孔9
5a2に負圧を作用させて2番目の電子部品Pを保持し
た後に第1吸引孔95a1の負圧作用を解除する。これ
により、図37に示すように案内溝95a内の最下位の
電子部品がその下側の供給通路100内に自重落下す
る。
【0137】2番目の電子部品Pを最下位の位置に移行
させるときに、案内溝95aが供給通路100から外れ
た状態で第2吸引孔95a2の負圧作用を解除する。案
内溝95a内の電子部品Pはその自重落下を第1凹部9
2bの内周面によって規制されているため、案内溝95
a内の電子部品Pが案内溝95a内で自重移動して内周
面に当接した後に第1吸引孔95a1と第2吸引孔95
a2に負圧を作用させると、最下位の電子部品Pは第1
吸引孔95a1に保持され2番目の電子部品Pは第2吸
引孔95a2に保持される。
【0138】つまり、各案内溝95aの第1吸引孔95
a1に負圧を作用させた状態でディスク95を間欠回転
させることによって各案内溝95a内への電子部品Pの
取り込みを行い、1つの電子部品Pの供給が必要なとき
には図37の状態で所定の案内溝95aの第2吸引孔9
5a2に負圧を作用させて2番目の電子部品Pを保持し
た後に第1吸引孔95aの負圧作用を解除して最下位の
電子部品Pをその下側の供給通路100に選択的に送り
込むことができる。案内溝95a内の電子部品P全てを
その下側の供給通路100に送り込むときには、図37
の状態で所定の案内溝95aの第1吸引孔95a1の負
圧作用を解除すればよい。
【0139】[第8実施形態]図38〜図41は本発明
を適用した部品供給装置の第8実施形態を示す。尚、図
面には、説明の便宜上、長さ>幅=高さの寸法関係を有
する四角柱形状の電子部品Pを取り扱うのに適した装置
を例示してある。また、以下の説明では図38における
左を前、右を後、手前側を左、奥側を右として表記す
る。
【0140】第8実施形態の装置は、メインボディ11
1と、カバープレート112と、ドラム113と、ドラ
ム駆動用のモータ114と、可動ガイド115と、可動
ガイド駆動用のソレノイド116とを備える。
【0141】メインボディ111には、ドラム113を
回転自在に収納するための横断面円形の第1凹部111
aと、モータ114のシャフト114aが挿通される孔
111bと、可動ガイド115を上下移動自在に収納す
るための第2凹部111cと、第2凹部111cと連続
するようにして供給通路119となる屈曲した第3凹部
111dが形成されている。第1凹部111aの深さ寸
法はドラム113の左右幅寸法よりも小さく、第1凹部
111a内にドラム113を収納し、且つ、カバープレ
ート112を取り付けた状態では、ドラム113の開口
側の側面とカバープレート112との間に環状の隙間が
形成される。この環状隙間は第2チェンバー118とし
て利用されるもので、隙間間隔は電子部品Pの幅寸法ま
たは高さ寸法よりも僅かに大きい。第2凹部111cと
第3凹部111dの深さ寸法は前記環状隙間の間隔と一
致しており、カバープレート112を取り付けた状態で
は第2凹部111cの上部は第2チェンバー118とし
ての役割も果たす。また、供給通路119となる第3凹
部111dの横断面形は電子部品Pの端面形状と相似形
で僅かに大きい。
【0142】ドラム113は、左側面を開口した有底筒
状を成しており、第1チェンバー117となる内部空間
の内面には開口側に向けて傾斜面113aが設けられて
いる。このドラム113は開口側がカバープレート11
2と向き合うようにメインボディ111の第1凹部11
a内に回転可能に収納されており、その右側面中心に
は、メインボディ111の右側面に取り付けられたモー
タ114のシャフト114aが連結されている。
【0143】可動ガイド115は剛性材料から帯状に形
成され、図40に示すように、上端部には後から前に向
かって下向きに傾斜する傾斜面115aが設けられてい
る。また、可動ガイド115の厚み寸法はメインボディ
111の第2凹部111cの深さ寸法よりも僅かに小さ
い。この可動ガイド115はメインボディ111の第2
凹部111c内に上下移動可能に収納されており、その
左側面下部には、カバープレート112の左側面に取り
付けられたソレノイド116のアーム116aが連結さ
れている。尚、カバープレート112には、アーム11
6aの上下移動を許容する長穴(符号なし)が形成され
ている。
【0144】部品供給に際しては、カバープレート11
2に設けられた開閉蓋(図示省略)を開けて多数の電子
部品Pを第1チェンバー117に収納する。電子部品P
は、例えばチップコンデンサやチップ抵抗器やチップイ
ンダクタ等のチップ部品や、LCフィルター等の複合部
品や、コンデンサアレイやインダクタアレイ等のアレイ
部品や、他種の電子部品である。そして、モータ114
によってドラム113を図40の矢印方向或いはこれと
逆方向に回転させ、これに併せてソレノイド116によ
って可動ガイド115を図40の矢印方向に往復運動さ
せる。
【0145】ドラム113の回転により、図40に示す
ように、第1チェンバー117内に方向無規制状態で収
納されている電子部品Pが、ドラム113によって撹拌
作用を受けながら、且つ、自重落下を伴いながら、傾斜
面113aに案内されつつ、ドラム113の開口側周囲
に設けられた環状の第2チェンバー118の主に下部に
1方向規制状態で取り込まれる。ドラム113の開口縁
(傾斜面113aの縁)に面取りや丸み付けを施してお
けば、第2チェンバー118への部品取り込みをよりス
ムースに実施できる。ちなみに、「方向無規制状態」と
は、電子部品Pが3次元的に自由に動ける状態を意味
し、一方、「1方向規制状態」とは、電子部品Pが1方
向の動きを規制されていて、電子部品Pが2次元的(平
面的)に動ける状態を意味する。つまり、第2チェンバ
ー118内に取り込まれた電子部品Pは、ドラム113
の左側面とカバープレート112の内面に部品側面を対
峙した状態となっていて、ドラム113の左側面とカバ
ープレート112の内面に向かう方向にはクリアランス
の範囲を超えて動くことができない。
【0146】第2チェンバー118に1方向規制状態で
取り込まれた電子部品Pは、ドラム回転及び自重落下に
よって可動ガイド115の上側空間に1方向規制状態の
まま取り込まれる。
【0147】また、可動ガイド115の上下方向の往復
運動により、可動ガイド115の上部空間に1方向規制
状態で取り込まれた電子部品Pが、可動ガイド115の
傾斜面115aによって方向制御作用を受けながら、且
つ、自重落下を伴いながら、第3凹部111dによって
構成されている供給通路119に2方向規制状態で取り
込まれる。ちなみに、「2方向規制状態」とは、電子部
品Pが2方向の動きを規制されていて、電子部品Pが1
次元的(直線的)に動ける状態を意味する。
【0148】供給通路119内に取り込まれた電子部品
Pを前方搬送するときには、例えば機械的に動作される
シリンダや電動式真空ポンプ等の吸引源を利用して、供
給通路119の前端に負圧を作用させる。供給通路11
9内の電子部品Pはこの負圧作用によって前方に引き込
まれて目的位置まで搬送される。尚、目的位置に搬送さ
れた電子部品Pは、前記負圧を一時的に解除したタイミ
ングで吸着ノズル等によって順次外部に取り出され基板
等に実装される。
【0149】このように第8実施形態によれば、第1チ
ェンバー117内に方向無規制状態で取り込まれている
四角柱形状の電子部品Pを、ドラム113の回転運動及
び電子部品Pの自重落下を利用してドラム113の開口
側周囲に設けられた環状の第2チェンバー118内及び
可動ガイド115の上側空間に1方向規制状態で取り込
み、そして、第2チェンバー118内及び可動ガイド1
15の上側空間に1方向規制状態で取り込まれた電子部
品Pを、可動ガイド115の往復運動及び電子部品Pの
自重落下を利用して供給通路119内に2方向規制状態
で取り込むことができる。
【0150】第8実施形態の装置は、第1チェンバー1
17内に方向無規制状態で収納されている電子部品Pを
各々の向きを揃えて並べる能力に優れており、四角柱形
状の電子部品Pを供給対象とする場合でも高い整列能力
を発揮することができる。しかも、部品整列に係わる構
成がシンプルであるので低コスト化に貢献できると共に
整列供給ユニットとしての汎用性も高い。
【0151】また、第1チェンバー117内に方向無規
制状態で収納されている電子部品Pを整列して供給する
動作を連続的に且つ効率良く行うことができるので、バ
ルクフィーダとして用いた場合には高速サイクルの部品
取り出しに追従できる供給性能を得ることできる。
【0152】尚、前述の装置では、整列・供給後の電子
部品Pを横向きに搬送するようにしたが、電子部品Pを
自重落下によって搬送可能なチューブ等の搬送部材を用
いる場合には、前記供給通路119を傾斜部分及び横長
部分を排除したような縦向きにして、供給通路119内
に取り込まれた電子部品Pを自重落下によって下方移動
させてチューブ等の搬送部材に送り込むようにしても構
わない。
【0153】また、前述の装置では、ドラム113を連
続的に回転させ、且つ、可動ガイド115を往復移動さ
せるようにしたが、供給通路119の所定位置に部品有
無検知センサを設けて、供給通路119内に電子部品P
がほぼ一杯に並んでいるような状態ではドラム113の
回転及び可動ガイド115の移動を完全に停止し、供給
通路119内の電子部品Pが少なくなったときにドラム
113の回転及び可動ガイド115の移動を再開させる
ような動作方法を採用してもよい。
【0154】さらに、前述の装置では、単一の供給系統
を有するものを示したが、図42及び図43に示すよう
に、メインボディ11の左側面に電子部品Pの幅寸法ま
たは高さ寸法よりも僅かに大きな深さを有する幅広凹部
111eを形成し、その下側に同じ深さを有する供給通
路用の凹部111fを複数個(図中は4つ)並設し、凹
部111f間の上部に上端先鋭のガイド部111gを設
けて複数の供給系統を設けると共に、各凹部111fの
下部に凹部111f内に取り込まれた最下位の電子部品
Pを保持するための第1吸引孔111f1とその上の電
子部品Pを保持するための第2吸引孔111f2を形成
し、且つ、凹部111fの下端開口位置に各凹部111
fに対応する通路120aを有するスライダ120を設
けて、各供給系統への電子部品Pの送り込みを制御でき
るようにしてもよい。
【0155】各凹部111f内に電子部品Pを2方向規
制状態で取り込むときには、各凹部111fの第1吸引
孔111f1に負圧を作用させた状態でドラム113を
図42の矢印方向に回転させる。第1チェンバー117
内に方向無規制状態で収納されている電子部品Pは、ド
ラム113によって撹拌作用を受けながら、且つ、自重
落下を伴いながら、傾斜面113aに案内されつつ、第
2チェンバー118内に1方向規制状態で取り込まれ
る。第2チェンバー118内に1方向規制状態で取り込
まれた電子部品Pはドラム113の回転及び自重落下に
よってその下側の幅広凹部111e内に1方向規制状態
で取り込まれ、ガイド部111gの案内を受けながら各
凹部111f内に2方向規制状態で取り込まれる。各凹
部111f内に取り込まれた電子部品Pのうち最下位の
電子部品Pはスライダ120の上面に当接し、後続の電
子部品Pはその上に並ぶ。
【0156】各凹部111f内に取り込まれた電子部品
Pを1個だけスライダ120の通路120aに送り込む
ときには、図43に示すようにスライダ120を移動さ
せて各通路120aを各凹部111fに合致させ、そし
て、第2吸引孔111f2に負圧を作用させて2番目の
電子部品Pを保持した後に第1吸引孔111f1の負圧
作用を解除する。これにより、図43に示すように各凹
部111f内の最下位の電子部品Pがその下側の通路1
20a内に自重落下する。
【0157】2番目の電子部品Pを最下位の位置に移行
させるときには、図42に示すようにスライダ120を
元の位置に戻してから、第2吸引孔111f2の負圧作
用を解除する。各凹部111f内の電子部品Pはその自
重落下をスライダ120の上面によって規制されるた
め、各凹部111f内の電子部品Pが凹部111f内で
自重移動し、最下位の電子部品Pはスライダ120の上
面に当接し、後続の電子部品Pはその上に並ぶ。
【0158】つまり、ドラム113を回転させることに
よって各凹部111f内への電子部品Pの取り込みを行
い、1つの電子部品Pの供給が必要なときには図42の
状態で所定の凹部111fの第2吸引孔111f2に負
圧を作用させて2番目の電子部品Pを保持した後にスラ
イダ120を移動させて通路120aを凹部111fに
合致させることで最下位の電子部品Pをその下側の通路
120a内に選択的に送り込むことができる。凹部11
1f内の電子部品P全てをその下側の通路120aに送
り込むときには、第2吸引孔111f2に負圧を作用さ
せずにスライダ120の通路120aを凹部111fに
合致させればよい。尚、ガイド部111gを前述の装置
の可動ガイド115と同様に上下移動可能に構成してソ
レノイドによって上下方向に往復移動させるようにすれ
ば、幅広凹部111e内に電子部品Pの各凹部111f
内への取り込みを促進できる。
【0159】以上、第1〜第8実施形態では、長さ>幅
=高さの寸法関係を有する四角柱形状の電子部品Pを整
列・供給するものを例示したが、部品通過箇所の寸法を
適宜調整することにより、長さ>幅>高さの寸法関係を
有する四角柱形状の電子部品や、円柱形状の電子部品
や、四角柱形状及び円柱形状とは異なる立体形状を有す
る電子部品や、四角柱形状,円柱形状及び他の立体形状
を有する電子部品以外の各種部品を前記同様に整列・供
給することができる。
【0160】また、第1〜第8実施形態では、ローラ
ー,ディスクまたはドラム等の駆動源としてモータを用
い、また、可動ガイド用の駆動源としてソレノイドを用
いたものを示したが、外力付与により所定の回転運動或
いは往復運動が得られる機構、例えばレバー機構やラチ
ェット機構等をモータ及びソレノイドの代替駆動機構と
して利用してもよい。
【0161】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
方向無規制状態で収納されている電子部品等の各種部品
を、その形状に拘わらず、高効率で整列して供給するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す装置の左側面図
【図2】図1に示した装置の右側面図
【図3】図1のA−A線断面図と図2のB−B線断面図
【図4】図1に示したローラー,固定ガイド及び可動ガ
イドを後側から見た図と、ローラー,固定ガイド及び可
動ガイドを後側から見た図
【図5】図1に示した装置の動作説明図
【図6】図1に示した装置の動作説明図
【図7】第1実施形態の変形例を示す、カバープレート
を取り外した装置の左側面図
【図8】図7に示したローラー,固定ガイド及び可動ガ
イドを後側から見た図と、ローラー,固定ガイド及び可
動ガイドを後側から見た図
【図9】本発明の第2実施形態を示す装置の左側面図
【図10】図9のC−C線断面図
【図11】図9に示した装置の動作説明図
【図12】第2実施形態の変形例を示す、カバープレー
トを取り外した装置の左側面図
【図13】第2実施形態の他の変形例を示す、カバープ
レートを取り外した装置の左側面図
【図14】図13に示した装置の動作説明図
【図15】本発明の第3実施形態を示す装置の左側面図
【図16】カバープレートを取り外した図1の装置の前
面図
【図17】図15に示した装置の動作説明図
【図18】図15に示した装置の動作説明図
【図19】本発明の第4実施形態を示す装置の左側面図
【図20】図19のD−D線断面図
【図21】図19に示した装置の動作説明図
【図22】本発明の第5実施形態を示す装置の縦断面図
【図23】図22のE−E線断面図
【図24】本発明の第6実施形態を示す装置の左側面図
【図25】図24のF−F線断面図
【図26】図24に示したディスクの左側面図と前面図
と縦断面図
【図27】第1カバープレートを取り外した図24の装
置の左側面図
【図28】図24に示した装置の動作説明図
【図29】図24に示した装置の動作説明図
【図30】第6実施形態の変形例を示す、カバープレー
トを取り外した装置の部分左側面図
【図31】本発明の第7実施形態を示す装置の左側面図
【図32】図31のG−G線断面図
【図33】図31に示したディスクの左側面図と前面図
と縦断面図
【図34】図31に示した装置の動作説明図
【図35】第7実施形態の変形例を示す、カバープレー
トを取り外した装置の左側面図
【図36】第7実施形態の他の変形例を示す、カバープ
レートを取り外した装置の左側面図
【図37】第7実施形態のさらに他の変形例を示す、カ
バープレートを取り外した装置の左側面図
【図38】本発明の第8実施形態を示す装置の左側面図
【図39】図38のH−H線断面図
【図40】図38に示した装置の動作説明図
【図41】図38に示した装置の動作説明図
【図42】第8実施形態の変形例を示す、カバープレー
トを取り外した装置の左側面図
【図43】図42に示した装置の動作説明図
【符号の説明】
P…電子部品、4…ローラー、5…モータ、10…第1
チェンバー、11…第2チェンバー、12…供給通路、
24…振り子、25…モータ、29…第1チェンバー、
30…第2チェンバー、31…供給通路、44…ローラ
ー、44a…案内溝、45…モータ、47…チェンバ
ー、46a…供給通路、54…ローラー、54a…案内
溝、55…モータ、57…チェンバー、58…供給通
路、63…ローラー、64…モータ、66…チェンバ
ー、67…供給通路、75…ディスク、75a…案内
溝、76…駆動ローラー、77…モータ、80…第1チ
ェンバー、81…第2チェンバー、82…供給通路、9
5…ディスク、95a…案内溝、96…駆動ローラー、
97…モータ、98…第1チェンバー、99…第2チェ
ンバー、100…供給通路、113…ドラム、114…
モータ、117…第1チェンバー、118…第2チェン
バー、119…供給通路。
フロントページの続き (72)発明者 清水 政志 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 神村 淳男 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状の部品を方向無規制状態で収納
    し得る第1チェンバーと、 表面一部が第1チェンバー内に露出するように第1チェ
    ンバーの下側に設けられた回転部材と、 回転部材に所定の回転運動を付与するための駆動機構
    と、 第1チェンバーと連続するように回転部材の表面に沿っ
    て設けられ、第1チェンバー内の部品を1方向規制状態
    で取り込んで自重落下させ得る第2チェンバーと、 第2チェンバーの下側に第2チェンバーと連続するよう
    に設けられ、第2チェンバー内の部品を2方向規制状態
    で取り込み得る供給通路とを備える、 ことを特徴とする部品供給装置。
  2. 【請求項2】 回転部材は円柱状を成していて、この回
    転部材の外周面の一部が第1チェンバー内に露出し、第
    2チェンバーは回転部材の非露出の外周面に沿って設け
    られている、 ことを特徴とする請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 【請求項3】 回転部材は略半円柱状を成していて、こ
    の回転部材の略円形側面及び外周曲面を除く面が第1チ
    ェンバー内に露出し、第2チェンバーは回転部材の略半
    円形側面に沿って設けられている、 ことを特徴とする請求項1に記載の部品供給装置。
  4. 【請求項4】 第2チェンバーから供給通路への部品の
    取込作用を促進するために第2チェンバー内に設けられ
    た可動ガイドと、 可動ガイドに所定の運動を付与するための駆動機構とを
    備える、 ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の部
    品供給装置。
  5. 【請求項5】 所定形状の部品を方向無規制状態で収納
    し得るチェンバーと、 チェンバー内の部品を2方向規制状態で取り込み得る少
    なくとも1つの案内溝を外周面に有し、外周面の一部が
    チェンバー内に露出するようにチェンバーの下側に設け
    られた可動ローラーと、 可動ローラーに所定の回転運動を付与するための駆動機
    構と、 可動ローラーの案内溝と連続するように設けられ、案内
    溝内の部品を2方向規制状態で取り込み得る供給通路と
    を備える、 ことを特徴とする部品供給装置。
  6. 【請求項6】 前記案内溝は、可動ローラーの外周面に
    ローラー中心線と平行に複数形成されている、 ことを特徴とする請求項5に記載の部品供給装置。
  7. 【請求項7】 前記案内溝は、可動ローラーの外周面に
    周方向に連続するように形成されている、 ことを特徴とする請求項5に記載の部品供給装置。
  8. 【請求項8】 所定形状の部品を方向無規制状態で収納
    し得るチェンバーと、チェンバーの下側にチェンバーと
    連続するように設けられ、チェンバー内の部品を2方向
    規制状態で取り込んで自重落下させ得る供給通路と、 部品が2方向規制状態で通過し得る間隔をおいて供給通
    路の入口位置に上から見て十字状に設けられた4つの可
    動ローラーと、 少なくとも2つの可動ローラーに所定の回転運動を付与
    するための駆動機構とを備える、ことを特徴とする部品
    供給装置。
  9. 【請求項9】 所定形状の部品を方向無規制状態で収納
    し得る第1チェンバーと、 第1チェンバー内の部品を2方向規制状態で取り込み得
    る複数の案内溝を放射状に有し、案内溝が第1チェンバ
    ーと通じるように縦向き姿勢で設けられた可動ディスク
    と、 可動ディスクに所定の回転運動を付与するための駆動機
    構と、 可動ディスクの下側に案内溝と連続するように設けら
    れ、可動ディスクの案内溝内の部品を1方向規制状態で
    取り込んで自重落下させ得る第2チェンバーと、 第2チェンバーの下側に第2チェンバーと連続するよう
    に設けられ、第2チェンバー内の部品を2方向規制状態
    で取り込み得る供給通路とを備える、 ことを特徴とする部品供給装置。
  10. 【請求項10】 第2チェンバーから供給通路への部品
    の取込作用を促進するために第2チェンバー内に設けら
    れた可動ガイドと、 可動ガイドに所定の運動を付与するための駆動機構とを
    備える、 ことを特徴とする請求項9に記載の部品供給装置。
  11. 【請求項11】 所定形状の部品を方向無規制状態で収
    納し得る第1チェンバーと、 第1チェンバーの下側に第1チェンバーと連続するよう
    に設けられ、第1チェンバー内の部品を1方向規制状態
    で取り込んで自重落下させ得る第2チェンバーと、 第2チェンバー内の部品を2方向規制状態で取り込み得
    る複数の案内溝を放射状に有する可動ディスクと、 可動ディスクに所定の回転運動を付与するための駆動機
    構と、 可動ディスクの下側に設けられ、可動ディスクの案内溝
    内の部品を2方向規制状態で取り込み得る供給通路とを
    備える、 ことを特徴とする部品供給装置。
  12. 【請求項12】 一側を開口した有底筒状のドラムと、 ドラムに所定の回転運動を付与するための駆動機構と、 ドラムの内部空間によって構成され、所定形状の部品を
    方向無規制状態で収納し得る第1チェンバーと、 第1チェンバーと連続するようにドラムの開口側周囲に
    設けられ、第1チェンバー内の部品を1方向規制状態で
    取り込んで自重落下させ得る第2チェンバーと、 第2チェンバーの下側に第2チェンバーと連続するよう
    に設けられ、第2チェンバー内の部品を2方向規制状態
    で取り込み得る供給通路とを備える、 ことを特徴とする部品供給装置。
  13. 【請求項13】 第2チェンバーから供給通路への部品
    の取込作用を促進するために第2チェンバー内に設けら
    れた可動ガイドと、 可動ガイドに所定の運動を付与するための駆動機構とを
    備える、 ことを特徴とする請求項12に記載の部品供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006303025A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd バルクフィーダ本数決定方法およびバルクフィーダ本数決定装置
KR101344410B1 (ko) * 2012-06-13 2013-12-23 도시바삼성스토리지테크놀러지코리아 주식회사 자석 공급장치 및 방법

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