JP6943630B2 - 容器分離供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、容器分離供給装置に関するものである。
食品トレー等の容器は、複数積載された状態から1個ずつ取り出して使用される場合がある。従来、積載された複数の容器を1個ずつ分離して取り出す装置がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、収容部および収容部の上端から外周側に延びるフランジ部を有する容器を複数積載した積層体を収容可能な収容空間と、収容空間に収容される容器を挟んで相対向する位置に回転軸が相互に平行になるようにそれぞれ配置されて、回転することで積層体から個々の容器を分離して取出す分離部材とを備える容器取出装置が記載されている。この容器取出装置において、分離部材は、外周側に張出してフランジ部を支持可能な螺旋形状の支持部を有し、所定方向に回転して支持部の上始端部がフランジ部の上方に進入することで、最下層の容器を積層体から分離するとともに、支持部に沿って容器を回転軸方向の下方に送る。これにより、最下層の容器を分離して取り出すことができるとされている。
特許第5855780号公報
しかしながら、上記従来技術の装置では、螺旋形状の上下の支持部の間に形成された溝部に容器のフランジ部を案内するので、容器のフランジ部の厚さに応じて支持部の形状(溝部の幅)を適宜設定する必要がある。このため、用いる容器を変更する際には、複雑な形状を有する部品を容器の形状に合わせて製作しなければならず、多品種の容器に対応させるにあたってコストが上昇する可能性がある。したがって、従来技術にあっては、使用する容器の多品種対応を低コストで実現させるという点で改善の余地がある。
そこで本発明は、容器の多品種対応を低コストで実現できる容器分離供給装置を提供するものである。
本発明の容器分離供給装置は、上下方向に積載された複数の容器を保持する容器収容部と、前記容器収容部において下部に位置する前記容器を下方から支持する一方の爪部と、前記下部に位置する前記容器よりも上方に積載された前記容器を下方から支持する他方の爪部と、を前記容器に接離する第1方向に延びる所定軸線回りに回転させるとともに、前記第1方向に沿って前記容器収容部の内側に交互に出入り可能にさせることにより、前記他方の爪部が支持する前記容器よりも下方に位置する前記容器を前記容器収容部から落下させる容器分離部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、容器収容部において下部に位置する容器を下方から支持する一方の爪部と、一方の爪部が支持する容器よりも上方に積載された容器を下方から支持する他方の爪部とを、容器収容部の内側に交互に出入りさせることで、容器収容部から容器を落下させるので、一対の爪部の上下方向の間隔を調整することで、容器分離部を容器の様々な形状に対応させることができる。よって、螺旋形状の上下の支持部の間に形成された溝部に容器のフランジ部を案内する従来技術と比較して、多品種の容器に低コストで対応させることができる。したがって、容器の多品種対応を低コストで実現できる容器分離供給装置を提供できる。
上記の容器分離供給装置において、前記容器分離部は、前記一方の爪部および前記他方の爪部を前記容器分離部の回転に伴って入れ替える、ことが望ましい。
本発明によれば、一方の爪部および他方の爪部が入れ替わるので、一対の爪部の動作を容易に同期させることができる。このため、一対の爪部の動作をそれぞれ別で制御する構成と比較して、容器の分離動作の制御を容易に行うことが可能となる。
上記の容器分離供給装置において、前記爪部は、平板状に形成されている、ことが望ましい。
本発明によれば、爪部を所定軸線回りに回転させることで、爪部の上下方向の寸法を変化させることができる。このため、重なり合う一対の容器の間に爪部を挿入後、爪部を回転させて爪部の上下方向の寸法を大きくすることで、重なり合う一対の容器の間隔が拡大する。これにより、重なり合う一対の容器を確実に分離することができる。したがって、容器を確実に落下させることができる。
上記の容器分離供給装置において、前記容器分離部を前記所定軸線回りに回転させるとともに前記爪部を前記第1方向に沿って変位させる駆動源を備える、ことが望ましい。
本発明によれば、爪部の所定軸線回りの回転動作と、第1方向に沿って移動する動作と、が1つの駆動源により実現される。これにより、爪部の回転動作および第1方向の動作を容易に同期させることができる。このため、爪部の回転動作と、爪部のX方向に沿って移動する動作と、を別の駆動源により行う構成と比較して、容器の分離動作の制御を容易に行うことが可能となる。
上記の容器分離供給装置において、前記所定軸線と同軸に設けられ前記容器収容部に相対固定された端面カムと、前記爪部に相対固定され前記端面カムに接触するカムフォロアと、を有するカム機構を備える、ことが望ましい。
本発明によれば、カムフォロアを爪部とともに所定軸線回りに回転させることで、爪部を所定軸線方向に変位させることができる。これにより、爪部を所定軸線回りに回転させるとともに、容器収容部の内側に出入りするように往復動させることが可能となる。
上記の容器分離供給装置において、複数の前記容器分離部と、前記駆動源の駆動力を前記複数の容器分離部に伝達する駆動力伝達部と、を備える、ことが望ましい。
本発明によれば、1つの駆動源により駆動力伝達部を介して複数の容器分離部を動作させることが可能となるので、複数の容器分離部の動作を容易に同期させることができる。よって、容器の分離動作の制御を容易とすることができる。
本発明によれば、容器の多品種対応を低コストで実現できる容器分離供給装置を提供できる。
実施形態の容器分離供給装置の斜視図である。 実施形態の容器分離供給装置の斜視図である。 容器分離モジュールを上方から見た斜視図である。 容器分離モジュールの内部構造を上方から見た斜視図である。 容器分離モジュールの内部構造を上方から見た斜視図である。 容器分離部の動作を説明する図である。 容器分離部の動作を説明する図である。 容器分離部の動作を説明する図である。 容器分離部の動作を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。
<容器分離供給装置の構成>
図1は、実施形態の容器分離供給装置を上方から見た斜視図である。図2は、実施形態の容器分離供給装置を下方から見た斜視図である。なお、容器分離供給装置1の構成を説明する際には、XYZ座標系を用いる。このXYZ座標系では、水平方向の一方向をX方向とし、上下方向(鉛直方向)をZ方向とし、X方向およびZ方向に直交する方向をY方向として定義する。なお、図中矢印方向を+方向とし、矢印方向とは反対の方向を−方向として説明する。Z方向における+方向は、上方を示している。
図1および図2に示すように、容器分離供給装置1は、筐体10と、容器収容部30と、駆動源40と、駆動力伝達部50と、複数(本実施形態では4個)の容器分離モジュール60と、センサ群100と、を主に備えている。容器分離供給装置1は、Z方向に積載された複数の容器5を容器収容部30に保持しつつ、容器5を1個ずつ容器収容部30から下方に落下させる。容器5は、上方に向かって開口した凹部5aと、凹部5aの上端縁から外側に向かって張り出したフランジ部5bと、を備え、Z方向から見て矩形状に形成されている。
(筐体)
図1に示すように、筐体10は、X方向およびY方向の双方向に延びる矩形状の天板部11と、天板部11のY方向両側の端縁から−Z方向に延びる一対の側板部13と、を備えている。天板部11および一対の側板部13は、1枚の金属板を屈曲させることにより形成されている。天板部11の略中央には、Z方向に貫通する貫通部15が形成されている。貫通部15は、X方向およびY方向の双方向に延びる矩形状に形成されている。各側板部13は、天板部11よりも+X方向に延出している。
図2に示すように、一対の側板部13の間には、一対のスライドフレーム17,18と、4本のリニアシャフト21,23,24(1本のリニアシャフトは不図示)と、が設けられている。各スライドフレーム17,18は、Y方向に延在している。第1スライドフレーム17は、Z方向から見て天板部11の+X側を向く側縁に沿って設けられている。第2スライドフレーム18は、Z方向から見て天板部の−X側を向く端縁に沿って設けられている。各スライドフレーム17,18は、両端を側板部13に固定している。第1スライドフレーム17には、駆動源40が取り付けられる。第2スライドフレーム18には、第1シャフトホルダ27が取り付けられている。第1シャフトホルダ27は、第2スライドフレーム18に対するY方向の位置を変更可能に取り付けられている。
第1リニアシャフト21および第2リニアシャフト(不図示)は、X方向に延在している。第1リニアシャフト21は、Z方向から見て天板部11の貫通部15と−Y側の側板部13との間に設けられている。第2リニアシャフトは、Z方向から見て天板部11の貫通部15と+Y側の側板部13との間に設けられている。第1リニアシャフト21および第2リニアシャフトは、両端をスライドフレーム17,18に固定している。第1リニアシャフト21には、第2シャフトホルダ28および第3シャフトホルダ29が固定されている。第2シャフトホルダ28は、第3シャフトホルダ29よりも+X側に配置されている。第2シャフトホルダ28および第3シャフトホルダ29は、第1リニアシャフト21に対するX方向の位置を変更可能に取り付けられている。
第3リニアシャフト23および第4リニアシャフト24は、Y方向に延在している。第3リニアシャフト23は、Z方向から見て天板部11の貫通部15と第1スライドフレーム17との間に設けられている。第3リニアシャフト23は、+Y側の端部を後述する第1ギヤボックス56に固定し、−Y側の端部を第2シャフトホルダ28に固定している。第4リニアシャフト24は、Z方向から見て天板部11の貫通部15と第2スライドフレーム18との間に設けられている。第4リニアシャフト24は、Z方向において第3リニアシャフト23と同じ位置に設けられている。第4リニアシャフト24は、+Y側の端部を後述する第2ギヤボックス57に固定し、−Y側の端部を第3シャフトホルダ29に固定している。
(容器収容部)
図1に示すように、容器収容部30は、Z方向から見て天板部11の貫通部15の内側に設けられている。容器収容部30は、Z方向に積載された複数の容器5を保持する。容器収容部30は、複数(本実施形態では8本)のガイドロッド31により形成されている。各ガイドロッド31は、Z方向に延びる円柱状に形成されている。各ガイドロッド31は、天板部11の貫通部15内に配置されている。各ガイドロッド31の+Z側の端部は、天板部11よりも+Z側に位置している。各ガイドロッド31の−Z側の端部は、天板部11よりも−Z側に位置している。各ガイドロッド31の+Z側の端部は、先細るように形成されている。
ガイドロッド31は、それぞれロッド支持部材33およびクランパ35により天板部11に取り付けられている。ロッド支持部材33は、Z方向に直交する方向に延びる角柱状に形成され、天板部11の上面に載置されている。ロッド支持部材33は、先端においてガイドロッド31の中間部に連結されている。ロッド支持部材33には、Z方向に貫通するガイド孔33aが形成されている。ガイド孔33aは、ロッド支持部材33の延在方向に沿って延びる長孔である。クランパ35は、ロッド支持部材33を天板部11の上面に固定する。クランパ35は、カムレバータイプであって、各ロッド支持部材33のガイド孔33aに挿通されている。各ガイドロッド31は、クランパ35を中心とする所定の範囲内で、任意に位置を変えることができる。
複数のガイドロッド31は、積載された複数の容器5の4つの側縁それぞれに対し、少なくとも1本ずつ水平方向から当接または近接するように設けられている。本実施形態では、複数のガイドロッド31は、容器5の各側縁に対して2本ずつ、水平方向から当接または近接するように設けられている。これにより、複数のガイドロッド31は、積載された容器5の水平方向の移動を規制している。
(駆動源)
駆動源40は、容器分離モジュール60の動力源であり、後述する容器分離部70を回転させるとともに爪部77を往復動させる。駆動源40は、例えばモータである。駆動源40は、X方向に延びる軸線回りの回転駆動力を出力する。駆動源40は、第1スライドフレーム17における+Y側の端部近傍に取り付けられている。駆動源40は、第1スライドフレーム17に対するY方向の位置を変更可能に取り付けられている。
(駆動力伝達部)
図2に示すように、駆動力伝達部50は、駆動源40の回転駆動力を複数の容器分離モジュール60に伝達する。駆動力伝達部50は、駆動軸51と、第1回転軸53と、第2回転軸54と、第1ギヤボックス56と、第2ギヤボックス57と、を備えている。駆動軸51は、X方向に延在している。駆動軸51は、Z方向から見て天板部11の貫通部15と+Y側の側板部13との間に設けられている。駆動軸51の+X側の端部は、駆動源40の出力軸に固定されている。駆動軸51の−X側の端部は、第1シャフトホルダ27に回転可能に保持されている。駆動軸51は、駆動源40および第1シャフトホルダ27のスライドフレーム17,18に対する取付位置をY方向に変化させることで、Y方向の任意の位置に配置される。
第1回転軸53は、Y方向に延在している。第1回転軸53は、Z方向から見て天板部11の貫通部15と第3リニアシャフト23との間に設けられている。第1回転軸53の+Y側の端部は、第1ギヤボックス56に回転可能に保持されている。第1回転軸53の−Y側の端部は、第2シャフトホルダ28に固定されている。第2回転軸54は、Y方向に延在している。第2回転軸54は、Z方向から見て天板部11の貫通部15と第4リニアシャフト24との間に設けられている。第2回転軸54は、Z方向において第1回転軸53と同じ位置に設けられている。第2回転軸54の+Y側の端部は、第2ギヤボックス57に回転可能に保持されている。第2回転軸54の−Y側の端部は、第3シャフトホルダ29に固定されている。
第1ギヤボックス56および第2ギヤボックス57は、それぞれベベルギヤやウォームギヤ等を内蔵したギヤボックスである。各ギヤボックス56,57は、第2リニアシャフトに固定されている。各ギヤボックス56,57は、第2リニアシャフトに対するX方向の位置を変更可能に取り付けられている。各ギヤボックス56,57には、それぞれ駆動軸51が挿通されている。第1ギヤボックス56は、第1回転軸53を回転可能に保持している。第1ギヤボックス56は、駆動軸51の回転力を、駆動軸51に直交する方向に沿って配置された第1回転軸53に伝達する。第2ギヤボックス57は、第2回転軸54を回転可能に保持している。第2ギヤボックス57は、駆動軸51の回転力を、駆動軸51に直交する方向に沿って配置された第2回転軸54に伝達する。
第1回転軸53および第3リニアシャフト23は、第2シャフトホルダ28の第1リニアシャフト21に対する取付位置、および第1ギヤボックス56の第2リニアシャフトに対する取付位置をX方向に変化させることで、X方向の任意の位置に配置される。また、第2回転軸54および第4リニアシャフト24は、第3シャフトホルダ29の第1リニアシャフト21に対する取付位置、および第2ギヤボックス57の第2リニアシャフトに対する取付位置をX方向に変化させることで、X方向の任意の位置に配置される。
(容器分離モジュール)
容器分離モジュール60は、天板部11の下方に4個設けられている。容器分離モジュール60は、容器収容部30をX方向で挟んだ両側に2個ずつ、Y方向に並んで設けられている。4個の容器分離モジュール60は、後述する爪回転軸71の回転方向を除き、それぞれ同様に形成されているので、以下では特に記載のない限り+X側かつ+Y側に設けられた容器分離モジュール60を例に挙げて説明する。また、容器分離モジュール60に関する説明では、X方向における容器分離モジュール60から容器収容部30に向かう方向を前方とし、その反対方向を後方として定義する。
図3は、容器分離モジュールを上方から見た斜視図である。図4および図5は、容器分離モジュールの内部構造を上方から見た斜視図である。
図3から図5に示すように、各容器分離モジュール60は、第3ギヤボックス61と、容器分離部70と、カバー83と、カム機構90と、を備えている。
図3および図4に示すように、第3ギヤボックス61は、ベベルギヤやウォームギヤ等のギヤユニット62を内蔵したギヤボックスである。第3ギヤボックス61には、第3リニアシャフト23(図2参照)がY方向に挿通されるリニアシャフト挿通部63と、第1回転軸53(図2参照)がY方向に挿通される回転軸挿通部64と、が設けられている。なお、容器収容部30に対して−X側に設けられた各容器分離モジュール60の第3ギヤボックス61においては、リニアシャフト挿通部63に第4リニアシャフト24が挿通され、回転軸挿通部64に第2回転軸54が挿通される(図2参照)。
第3ギヤボックス61は、第3リニアシャフト23および第1回転軸53に対してY方向の位置を変更可能に設けられている。これにより、第3ギヤボックス61は、Y方向の位置を変更可能となっている。また、第3リニアシャフト23および第1回転軸53は、X方向の任意の位置に配置されるので、第3ギヤボックス61は、X方向の位置を変更可能となっている。
図4に示すように、第3ギヤボックス61には、後述する爪回転軸71がX方向に挿入されている。第3ギヤボックス61は、第1回転軸53の回転力を、第1回転軸53に直交する方向に沿って配置された爪回転軸71に伝達する。
容器分離部70は、第3ギヤボックス61から前方に向かって延びる爪回転軸71と、爪回転軸71の中心軸線C(所定軸線)回りに回転するとともにX方向に往復動する一対の往復動部材73と、爪回転軸71に固定されるとともに往復動部材73をX方向に摺動可能に保持する連結部材79と、往復動部材73を前方に向けて付勢する一対の付勢部材81と、を備えている。
爪回転軸71は、X方向に延在している。爪回転軸71は、駆動源40(図2参照)の作動に伴って回転する。ここで、爪回転軸71の中心軸線C回りを周回する方向(以下、周方向という。)のうち、前方から見た反時計回り方向をCCW方向として定義する。爪回転軸71は、CCW方向に回転する。
なお、Y方向で隣り合う一対の容器分離モジュール60は、前方から見た爪回転軸71の回転方向が互いに逆方向となるように形成されていることが望ましい。例えば、+X側かつ−Y側に設けられた容器分離モジュール60の爪回転軸71は、駆動源40(図2参照)の作動に伴って、前方から見て時計回り方向に回転するように形成されていることが望ましい。
一対の往復動部材73は、爪回転軸71の中心軸線Cについて2回対称に設けられている。各往復動部材73は、X方向に延びる爪支持軸74と、爪支持軸74の前端部に取り付けられた爪部材75と、を備えている。
図5に示すように、爪支持軸74は、爪回転軸71に対して偏芯して設けられている。爪支持軸74は、前端部が爪回転軸71よりも前方に突出し、かつ後端部が爪回転軸71と前後方向で重なるように配置されている。爪支持軸74には、爪支持軸74の径方向の外側に向かって張り出す鍔部74aが形成されている。鍔部74aは、爪支持軸74における爪部材75が取り付けられる箇所の後方に設けられている。なお、以下の説明では、爪支持軸74の中心軸線が爪回転軸71の中心軸線CとZ方向の同じ位置に位置する状態(図3から図5に示す状態)、すなわち爪回転軸71および一対の爪支持軸74がY方向で並ぶ状態を第1状態と称する。
図4に示すように、爪部材75は、基部76と、基部76の前端から前方に向かって突出した爪部77と、を備えている。基部76は、爪支持軸74の前端部に対してねじ等により着脱可能に取り付けられている。爪部77は、往復動部材73における最前部に設けられている。爪部77は、第1状態においてZ方向を厚さ方向とする平板状に形成されている。爪部77は、第1状態においてX方向およびY方向の双方向に延びる矩形状に形成されている。爪部77の前端部は、後方から前方に向かうに従い漸次薄くなっている。
一対の爪部77は、第1状態において、Y方向およびZ方向の双方向に互いに離間している。第1状態において、一対の爪部77のZ方向の間隔は、容器5のフランジ部5bの厚さに略一致している。また、第1状態において、一対の爪部77のY方向の間隔は、容器5のフランジ部5bの厚さよりも大きい。一対の爪部77の間隔は、容器5のフランジ部5bの厚さに合わせて、爪部材75を適宜付け替えることで調整できる。一対の爪部77のうち第1状態において+Y側に位置する爪部77は、−Y側に位置する爪部77よりも下方に位置している。爪部77は、往復動部材73のX方向の往復動により、容器収容部30(図1参照)に保持された容器5に接離するX方向に沿って、容器収容部30の内側に出入り可能となっている。第1状態では、一対の爪部77は、容器収容部30の内側に入り込んでいる。
連結部材79は、爪回転軸71の先端部に着脱可能に固定されている。連結部材79には、一対の爪支持軸74が後端部を後方に突出させた状態で挿通されている(図5参照)。連結部材79は、各爪支持軸74における鍔部74aよりも後方の部分を保持している。連結部材79は、一対の爪支持軸74をX方向に摺動可能、かつ爪回転軸71に対して回転不能に保持している。これにより、一対の往復動部材73は、爪回転軸71とともにCCW方向に回転する。
付勢部材81は、一対設けられている。付勢部材81は、例えば圧縮コイルばねである。付勢部材81は、各爪支持軸74に外挿されている。付勢部材81は、鍔部74aと連結部材79との間に配置され、鍔部74aを連結部材79に対して前方に付勢している。これにより、爪支持軸74は、爪回転軸71および連結部材79に対して前方に付勢されている。
カバー83は、爪回転軸71をその径方向外側から覆うように設けられている。カバー83は、第3ギヤボックス61と連結部材79との間に配置されている。カバー83は、X方向に延びる円筒状の筒部84と、筒部84の前端開口縁に取り付けられた前フランジ部85と、筒部84の後端開口縁に取り付けられた後フランジ部86と、を備えている。前フランジ部85は、円環状に形成されている。前フランジ部85の内側には、爪回転軸71および一対の爪支持軸74が挿通されている(図5参照)。前フランジ部85の外径は、筒部84の前端部の外径と略一致している。前フランジ部85の内径は、筒部84の前端部の内径よりも小さい。前フランジ部85の内周縁には、後述する端面カム91が形成された円筒部材87が後方に向かって立設されている(図5参照)。後フランジ部86は、筒部84の後端部から筒部84の径方向外側に向かって張り出すように形成されている。後フランジ部86は、第3ギヤボックス61の前面に取り付けられている。
図5に示すように、カム機構90は、周方向に回転する往復動部材73をX方向に変位させる。カム機構90は、端面カム91と、端面カム91に接触する一対のカムフォロア92と、を備えている。
端面カム91は、カバー83の前フランジ部85に立設された円筒部材87の後端面に形成されている。端面カム91は、容器収容部30(図1参照)に相対固定されている。端面カム91は、爪回転軸71の中心軸線Cと同軸に設けられている。端面カム91の形状については後述する。
カムフォロア92は、一対の爪支持軸74の後端部にそれぞれ取り付けられ、爪部77に相対固定されている。カムフォロア92は、爪支持軸74の中心軸線に対して直交する軸回りに回転可能なローラである。カムフォロア92は、爪支持軸74に対して爪回転軸71の径方向における外側に取り付けられている。カムフォロア92は、端面カム91の後方に配置されている。カムフォロア92は、爪支持軸74が付勢部材81により前方に付勢されているので、端面カム91に対して後方から常時接触し、端面カム91上を転動する。
ここで、端面カム91の形状について詳述する。
端面カム91は、底部91aと、底部91aよりも後方に設けられた頂部91bと、底部91aと頂部91bとを接続する第1傾斜部91cおよび第2傾斜部91dと、を備えている。底部91aは、周方向に沿って延びている。換言すると、底部91aは、全体に亘ってX方向に直交する平面状に形成されている。底部91aにおけるCCW方向の下流側の端部には、第1状態において+Y側に位置する爪支持軸74に取り付けられたカムフォロア92が接触している。底部91aにおけるCCW方向の上流側の端部には、第1状態において−Y側に位置する爪支持軸74に取り付けられたカムフォロア92が接触している。頂部91bは、周方向に沿って延びている。換言すると、頂部91bは、全体に亘ってX方向に直交する平面状に形成されている。
第1傾斜部91cは、底部91aにおけるCCW方向の下流側の端部と、頂部91bにおけるCCW方向の上流側の端部と、を滑らかに接続している。第1傾斜部91cは、周方向に対して傾斜している。具体的に、第1傾斜部91cは、CCW方向の上流側から下流側に向かうに従い、漸次後方に向かって延びている。第2傾斜部91dは、頂部91bにおけるCCW方向の下流側の端部と、底部91aにおけるCCW方向の上流側の端部と、を滑らかに接続している。第2傾斜部91dは、周方向に対して傾斜している。具体的に、第2傾斜部91dは、CCW方向の上流側から下流側に向かうに従い、漸次前方に向かって延びている。第2傾斜部91dの周方向の長さは、第1傾斜部91cの周方向の長さよりも短い。つまり、第2傾斜部91dの周方向に対する傾斜角度は、第1傾斜部91cの周方向に対する傾斜角度よりも大きい。本実施形態では、第2傾斜部91dは、周方向に対して略直交するように形成されている。
(センサ群)
図2に示すように、センサ群100は、天板部11の下方に設けられている。センサ群100は、第1センサ101と、第2センサ102と、第3センサ103と、を備えている。各センサ101〜103は、発光部および受光部を備え、発光部と受光部との間の空間における容器5の有無を検出する。第1センサ101は、容器収容部30の内側の空間を挟むように配置されている(図2では発光部および受光部の一方のみ図示)。第1センサ101は、容器収容部30に保持された容器5の残数が所定個数よりも多いか否かを検出する。第2センサ102は、容器収容部30の下方の空間を挟むように配置されている。第2センサ102は、容器収容部30から落下した容器5を検出する。第3センサ103は、容器収容部30の下方から水平方向にずれた位置の空間を挟むように配置されている。第3センサ103は、容器収容部30から落下して搬送ベルト等により搬送される容器5を検出する。各センサ101〜103は、ステー等を介して容器分離モジュール60に取り付けられている。
<容器分離モジュールの動作>
次に、容器分離モジュール60の動作について説明する。
図2および図4に示すように、駆動源40を作動させると、駆動源40の回転駆動力は、駆動軸51および第1ギヤボックス56(第2ギヤボックス57)を介して第1回転軸53(第2回転軸54)に伝達される。さらに駆動源40の回転駆動力は、第1回転軸53(第2回転軸54)から、各容器分離モジュール60において第3ギヤボックス61を介して爪回転軸71に伝達され、爪回転軸71を有する容器分離部70が回転する。
(カム機構の動作)
ここで、カム機構90の動作について図5を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、便宜上、図5に示す第1状態において+Y側に位置する爪支持軸74に取り付けられたカムフォロア92を第1カムフォロアと称して符号92Aを付し、−Y側に位置する爪支持軸74に取り付けられたカムフォロア92を第2カムフォロアと称して符号92Bを付す。
第1状態から容器分離部70がCCW方向に回転すると、一対のカムフォロア92A,92BもCCW方向に回転する。すると、第1カムフォロア92Aは、端面カム91上を転動して底部91a上から第1傾斜部91c上に移動する。第1傾斜部91cは、CCW方向の上流側から下流側に向かうに従い、漸次後方に向かって延びているので、第1傾斜部91c上を転動する第1カムフォロア92Aは、CCW方向の下流側、かつ後方に移動する。これにより、第1カムフォロア92Aが取り付けられた爪支持軸74も後方に移動する。また、第1状態から容器分離部70がCCW方向に回転すると、第2カムフォロア92Bは、X方向の位置を維持しながら底部91a上を転動する。
続いて、第1カムフォロア92Aは、第1傾斜部91c上を通過して頂部91b上に移動する。そして、第1カムフォロア92Aは、X方向の位置を維持しながら頂部91b上を転動し、頂部91bのCCW方向下流側の端部に移動する。その間、第2カムフォロア92Bは、X方向の位置を維持しながら底部91a上を転動する。
その後、第1カムフォロア92Aは、端面カム91上を転動して頂部91b上から第2傾斜部91d上に移動する。第2傾斜部91dは、CCW方向の上流側から下流側に向かうに従い、漸次前方に向かって延びているので、第2傾斜部91d上を転動する第1カムフォロア92Aは、CCW方向の下流側、かつ前方に移動する。これにより、第1カムフォロア92Aが取り付けられた爪支持軸74も前方に移動する。第2傾斜部91dは、周方向に対して第1傾斜部91cよりも大きく傾斜しているので、第1カムフォロア92Aは、第1傾斜部91c上を転動する際に後方に移動する速度よりも高速で前方に移動する。その間、第2カムフォロア92Bは、X方向の位置を維持しながら底部91a上を転動する。
そして、第1カムフォロア92Aは、図5に示す第1状態において第2カムフォロア92Bが位置した位置まで移動し、第2カムフォロア92Bは、図5に示す第1状態において第1カムフォロア92Aが位置した位置まで移動する。以上により、容器分離部70が180°回転することで、第1カムフォロア92Aと第2カムフォロア92Bとの位置が入れ替わる。そして、さらに容器分離部70が180°回転することで、第1カムフォロア92Aおよび第2カムフォロア92Bは、図5に示す状態に戻る。
(容器分離部の動作)
続いて、容器分離部70の動作について図6から図9を参照しながら説明する。
図6から図9は、容器分離部の動作を説明する図であって、容器分離供給装置における容器分離部の近傍を上方から見た斜視図である。
容器分離部70は、容器収容部30において最下部に位置する第1の容器5を下方から支持する一方の爪部77と、第1の容器5よりも上方に積載された第2の容器5を下方から支持する他方の爪部77と、を容器5に接離するX方向(第1方向)に沿って容器収容部30の内側に交互に出入りさせる。これにより、容器分離部70は、他方の爪部77が支持する第2の容器5よりも下方に位置する第1の容器5を容器収容部30から落下させる。さらに、容器分離部70は、上述した一方の爪部77および他方の爪部77を容器分離部70の回転に伴って入れ替える。
以下、容器分離部70の動作を詳述する。なお、以下の説明では、便宜上、図6に示す状態において+Y側に位置する爪部77を第1爪部と称して符号77Aを付し、−Y側に位置する爪部77を第2爪部と称して符号77Bを付す。
図6に示すように、第1状態では、第1爪部77Aが容器収容部30(図1参照)の内側に入り込んで、容器収容部30において最下部に位置する容器5のフランジ部5bを下方から支持している。また、第1状態では、第2爪部77Bが容器収容部30の内側に入り込んで、第1爪部77Aが支持する容器5よりも1個上方に積載された容器5のフランジ部5bを下方から支持している。
上述したように、第1状態から容器分離部70がCCW方向に回転すると、+Y側に位置する爪支持軸74は後方に移動する。すると、図7に示すように、第1爪部77Aは下方に移動しつつ、後方に移動する。この状態では、第1爪部77Aは、容器収容部30において最下部に位置する容器5を支持している。また、第1状態から容器分離部70がCCW方向に回転すると、−Y側に位置する爪支持軸74は、X方向の位置を維持しながらCCW方向に回転する。すると、第2爪部77Bは、X方向の位置を維持しながら、容器5を下方から支持しつつ上方に移動する。この状態では、第1爪部77Aと第2爪部77BとのZ方向の間隔は、容器5のフランジ部5bの厚さよりも大きいので、第1爪部77Aに支持された容器5は、第2爪部77Bに支持された容器5に対して重力により分離している。
ただし、第2爪部77Bは、平板状に形成されているので、第1状態からCCW方向に回転することで、第2爪部77BのZ方向の寸法が大きくなる。このため、第2爪部77Bは、第1状態からCCW方向に回転することで、一対の容器5のフランジ部5b同士の間隔を広げるように動作する。これにより、仮に第2爪部77Bに支持された容器5に、その下方に位置する容器5が張り付いていても、これら一対の容器5を互いにZ方向に分離することができる。
図7に示す状態から容器分離部70がCCW方向に回転すると、図8に示すように、第1爪部77Aは、後方に移動して容器収容部30の内側から後方に退避する。これにより、第1爪部77Aが支持していた容器5は、容器収容部30から下方に落下する。その結果、第2爪部77Bは、容器収容部30において最下部に位置する容器5を支持する状態となる。
さらに、図8に示す状態から容器分離部70がCCW方向に回転すると、図9に示すように、第1爪部77AはX方向において最も後退した位置を維持しながらCCW方向に回転する。その間、第2爪部77Bは、X方向の位置を維持しながら、容器収容部30において最下部に位置する容器5を下方から支持しつつCCW方向に回転する。
その後、容器分離部70が図6に示す状態から180°回転した状態となる直前に、第1爪部77Aが取り付けられた爪支持軸74は、前方に移動する。これにより、第1爪部77Aは、前方に移動して容器収容部30の内側に入り込む。この状態では、第1爪部77Aの厚さ方向がZ方向と略一致し、第1爪部77Aが第2爪部77Bよりも容器5のフランジ部5bの厚さ程度上方に位置している。第1爪部77Aは、第2爪部77Bが支持する容器5のフランジ部5bと、第2爪部77Bが支持する容器5よりも1個上方に積載された容器5のフランジ部5bと、の間に差し込まれる。第1爪部77Aは、第2爪部77Bが支持する容器5よりも1個上方に積載された容器5のフランジ部5bを下方から支持する状態となる。
そして、図6に示す状態から容器分離部70がCCW方向に180°回転すると、図6に示す状態に対して第1爪部77Aと第2爪部77Bとが入れ替わった状態となる。そして、さらに容器分離部70が回転すると、第2爪部77Bは、上述した第1爪部77Aの動作と同様に動作し、第1爪部77Aは、上述した第2爪部77Bの動作と同様に動作する。つまり、一対の爪部77は、X方向に沿って容器収容部30の内側に交互に出入りし、容器5を容器収容部30から1個ずつ落下させる。
以上に詳述したように、本実施形態では、容器分離供給装置1は、容器収容部30において下部に位置する容器5を下方から支持する一方の爪部77と、容器収容部30において下部に位置する容器5よりも上方に積載された容器5を下方から支持する他方の爪部77と、を容器5に接離するX方向に沿って容器収容部30の内側に交互に出入り可能にさせることにより、他方の爪部77が支持する容器5よりも下方に位置する容器5を容器収容部30から落下させる容器分離部70を備える構成とした。
この構成によれば、容器収容部30において下部に位置する容器5を下方から支持する一方の爪部77と、一方の爪部77が支持する容器5よりも上方に積載された容器5を下方から支持する他方の爪部77とを、容器収容部30の内側に交互に出入りさせることで、容器収容部30から容器5を落下させるので、一対の爪部77のZ方向の間隔を調整することで、容器分離部70を容器5の様々な形状に対応させることができる。よって、螺旋形状の上下の支持部の間に形成された溝部に容器のフランジ部を案内する従来技術と比較して、多品種の容器5に低コストで対応させることができる。したがって、容器の多品種対応を低コストで実現できる容器分離供給装置1を提供できる。
しかも、容器分離部70は、一方の爪部77および他方の爪部77を容器分離部70の回転に伴って入れ替えるので、一対の爪部77の動作を容易に同期させることができる。このため、一対の爪部77の動作をそれぞれ別で制御する構成と比較して、容器の分離動作の制御を容易に行うことが可能となる。
また、爪部77は、平板状に形成されているので、爪部77を爪回転軸71の中心軸線C回りに回転させることで、爪部77のZ方向の寸法を変化させることができる。このため、重なり合う一対の容器5のフランジ部5bの間に爪部77を挿入後、爪部77を回転させて爪部77のZ方向の寸法を大きくすることで、重なり合う一対の容器5のフランジ部5bの間隔が拡大する。これにより、重なり合う一対の容器5を確実に分離することができる。したがって、容器5を確実に落下させることができる。
また、容器分離供給装置1は、容器分離部70を回転させるとともに爪部77をX方向に沿って変位させる駆動源40を備えるので、爪部77の回転動作と、爪部77のX方向に沿って移動する動作と、が1つの駆動源により実現される。これにより、爪部77の回転動作およびX方向の動作を容易に同期させることができる。このため、爪部77の回転動作と、爪部77のX方向に沿って移動する動作と、を別の駆動源により行う構成と比較して、容器の分離動作の制御を容易に行うことが可能となる。
また、容器分離供給装置1は、爪回転軸71の中心軸線Cと同軸に設けられ容器収容部30に相対固定された端面カム91と、爪部77に相対固定され端面カム91に接触するカムフォロア92と、を有するカム機構90を備える。この構成によれば、カムフォロア92を爪部77とともに爪回転軸71の中心軸線C回りに回転させることで、爪部77を爪回転軸71の中心軸線Cの軸方向(すなわちX方向)に変位させることができる。これにより、爪部77を爪回転軸71の中心軸線C回りに回転させるとともに、容器収容部30の内側に出入りするようにX方向に沿って往復動させることが可能となる。
また、容器分離供給装置1は、複数の容器分離部70と、駆動源40の駆動力を複数の容器分離部70に伝達する駆動力伝達部50と、を備える。この構成によれば、1つの駆動源40により駆動力伝達部50を介して複数の容器分離部70を動作させることが可能となるので、複数の容器分離部70の動作を容易に同期させることができる。よって、容器の分離動作の制御を容易とすることができる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態においては、容器分離モジュール60が容器収容部30をX方向で挟んだ両側に2個ずつ設けられているが、これに限定されない。例えば容器分離モジュール60は、容器収容部30をX方向で挟んだ両側に1個ずつ設けられていてもよい。また、容器分離モジュール60は、容器収容部30をY方向で挟んだ両側に設けられていてもよい。また、容器分離モジュール60は、1個だけ設けられていてもよい。
また、上記実施形態においては、一方の爪部77と他方の爪部77とを回転に伴って入れ替えることにより容器5を容器収容部30から落下させるようにしたが、これに限定されない。例えば、一方の爪部と他方の爪部とを空気圧アクチュエータ(ピストン)により容器5に接離するX方向に移動させることで、容器5を容器収容部30から落下させるように構成してもよい。また、爪部の先端部を徐々に薄くなるようなテーパ状に形成することにより、より容器5を容器収容部30から落下させやすくするようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、容器分離部70は、容器5を1個ずつ落下させるように形成されているが、これに限定されず、容器5を所定の複数個ずつ落下させるように形成されていてもよい。
また、上記実施形態においては、爪部77が平板状に形成されているが、これに限定されず、爪部がピン状に形成されていてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1…容器分離供給装置 5…容器 30…容器収容部 40…駆動源 50…駆動力伝達部 70…容器分離部 77…爪部 90…カム機構 91…端面カム 92…カムフォロア C…中心軸線(所定軸線)

Claims (6)

  1. 上下方向に積載された複数の容器を保持する容器収容部と、
    前記容器収容部において下部に位置する前記容器を下方から支持する一方の爪部と、前記下部に位置する前記容器よりも上方に積載された前記容器を下方から支持する他方の爪部と、を前記容器に接離する第1方向に延びる所定軸線回りに回転させるとともに、前記第1方向に沿って前記容器収容部の内側に交互に出入り可能にさせることにより、前記他方の爪部が支持する前記容器よりも下方に位置する前記容器を前記容器収容部から落下させる容器分離部と、
    を備えることを特徴とする容器分離供給装置。
  2. 前記容器分離部は、前記一方の爪部および前記他方の爪部を前記容器分離部の回転に伴って入れ替える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の容器分離供給装置。
  3. 前記爪部は、平板状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の容器分離供給装置。
  4. 前記容器分離部を前記所定軸線回りに回転させるとともに前記爪部を前記第1方向に沿って変位させる駆動源を備える、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の容器分離供給装置。
  5. 前記所定軸線と同軸に設けられ前記容器収容部に相対固定された端面カムと、
    前記爪部に相対固定され前記端面カムに接触するカムフォロアと、
    を有するカム機構を備える、
    ことを特徴とする請求項4に記載の容器分離供給装置。
  6. 複数の前記容器分離部と、
    前記駆動源の駆動力を前記複数の容器分離部に伝達する駆動力伝達部と、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の容器分離供給装置。
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