JP2001278013A - ダクトの吹出口部構造 - Google Patents
ダクトの吹出口部構造Info
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Abstract
に小型化を図ること。 【解決手段】 インストルメントパネル1に形成されて
いる吹出口3は、フロントガラス2側の前縁部7をその
吹出口3の前側に位置するインストルメントパネル1の
基準面8よりも上方側に突出させている。そして、イン
ストルメントパネル1を前縁部7からデフロスタダクト
4側に延在するガイド壁9を形成している。吹出口3の
後縁部10は、吹出口3の後側に位置するインストルメ
ントパネル1の基準面8と実質的に同じ高さである。ガ
イド壁9の下部13及び後縁部10間には、リブ6を複
数形成している。デフロスタダクト4は、前端部にくの
字形状の係合部12を設け、ガイド壁9の下部13に嵌
合させている。デフロスタダクト4の後端部側は、ガイ
ド壁9に面するよう延在し、この後端部14を吹出口3
の後縁部10の裏面に当接させている。
Description
メントパネルとデフロスタダクトとの連結部等に適用さ
れるダクトの吹出口部構造に関する。
フロントガラスの内面に付着した露や霜をフロントガラ
スに温風等を吹きかけて、それを蒸発させてフロントガ
ラスの曇りを除去するデフロスタの吹出口がある。図5
は、そのデフロスタの吹出口とこの吹出口に繋がるデフ
ロスタダクトの周辺の断面図である。図に示すように、
インストルメントパネル1には、フロントガラス2に沿
って車幅方向に配設されるデフロスタの吹出口3を設
け、吹出口3には、デフロスタダクト4の一端が配設さ
れ、デフロスタダクト4の他端側はインストルメントパ
ネル1の下部に配設されているヒータユニット5に接続
されている。
フロスタダクト4の取付部を示す。この取付部構造は、
特開平6−166319号に開示されたものであり、当
該技術はデフロスタの吹出口3とデフロスタダクト4の
取付部において、当該取付部の部品点数を減少させると
ともに、エアー洩れを防止させることを目的としてい
る。当該技術は、図に示すように、インストルメントパ
ネル1の裏面でかつ吹出口3の下部に、落下物等の防止
をするためのリブ6を複数個設けている。リブ6はイン
ストルメントパネル1の内方に突出する三角形状であ
り、そのうちの一辺をデフロスタダクト4の内壁面に当
接させることにより、デフロスタダクト4の外れを防止
してその取付安定性を図っている。
フロスタダクト4は、インストルメントパネル1内にて
場所を取らないようにコンパクト化するために、図5の
2点鎖線で示すデフロスタダクト4aのように、デフロ
スタダクト4aとヒータユニット5をできるだけ直線で
結ぶ形状にすることが好ましい。しかしながら、デフロ
スタダクト4aの向きをそのようにすると、ヒータユニ
ット5側から送風されるエアーaが、デフロスタダクト
4aの軸方向に流れて、フロントガラス2の下部に吹き
出され、フロントガラス2の上部に位置する部分の曇り
の除去に時間がかかってしまう。そこで、従来では、デ
フロスタダクト4に屈曲部11を設け、デフロスタダク
ト4の吹出口3側を、図6に示すように風向を変更させ
るために必要な長さ(以下、風向変更区間という)L1
を設け、それによりエアーbをフロントガラス2の上部
側に向けている。
させると、屈曲部の存在でデフロスタダクト4が大きく
なって場所をとり、その結果インストルメントパネル1
内の他の構造物の配置が規制されてしまう。また、デフ
ロスタダクト4が大型化すると、納入時の梱包や運搬が
しずらく、さらにインストルメントパネル1への組付作
業性が悪くなる。また、図6に示すように、リブ6をデ
フロスタの吹出口3に配設すると、複数あるリブ6の間
を風が通り抜ける際に風がリブ6に当たり、その流れに
若干の乱れが生じる。さらに、デフロスタダクト4を係
止させるために、その内壁面にリブ6を当接させている
ために、リブ6の形状が制約されてしまう等の問題があ
った。
で、デフロスタダクトの取扱いが容易になるようにその
小型化を図るとともに、デフロスタダクトの取付安定性
を図ることができ、さらには風がリブを通り抜ける際
に、エアーの乱れを整流することができるダクトの吹出
口部構造を提供することを目的とする。
に本発明は、車両のフロントガラス等のウインドガラス
に沿って配設されるエアーの吹出口を設けたインストル
メントパネル等のパネルと、上記吹出口に配設されるダ
クトとを備えたダクトの吹出口部構造において、上記吹
出口の少なくとも上記ウインドガラス側の周縁部を傾斜
部とガイド壁とから形成し、上記傾斜部は上記吹出口側
へ向かって上記パネル面から突出し、上記ガイド壁は該
傾斜部の頂部(前縁部)から上記ダクトに繋げることに
より、上記ダクトから流入したエアーを上記ウインドガ
ラス側の任意の方向に案内するようにしている。
ダクトの吹出口部構造について、図面を参照しながら説
明する。図1は、自動車の室内前部に配設され、計器類
等が装着されるインストルメントパネル1を示す。イン
ストルメントパネル1の上面の前方(本明細書では、自
動車の前側を前方とする)側には、車幅方向へ長手に延
び、かつフロントガラス2に沿って形成されたデフロス
タの吹出口3が設けられている。
ントパネル1の内部には、デフロスタダクト4及びヒー
タユニット5が配設され、デフロスタダクト4の一端は
デフロスタの吹出口3に繋がり、デフロスタダクト4の
他端側はヒータユニット5に接続されている。デフロス
タダクト4は、樹脂製で扁平形の逆三角形形状であり、
その上側に配設される一端側をほぼ直角に屈曲させ、中
間部は直形状とし、下側のヒータユニット5側に位置す
る他端側は、湾曲させている。
タダクト4との接続部の拡大図である。インストルメン
トパネル1に形成されている吹出口3は、フロントガラ
ス2側をその吹出口3の前側に位置するインストルメン
トパネル1の周辺の基準面8から上方に突出する傾斜部
15を設けている。そして、インストルメントパネル1
の頂部である前縁部7からインストルメントパネル1の
内方に延在し、デフロスタダクト4に繋がるガイド壁9
を形成している。吹出口3の後縁部10は、吹出口3の
後側に位置するインストルメントパネル1の周辺の基準
面8と実質的に同じ高さである。インストルメントパネ
ル1のガイド壁9の下部13及び後縁部10間には、車
体の前後方向にかつ下向きに延在するリブ6を複数形成
している。したがって、インストルメントパネル1が上
方に突出している傾斜部15及び前縁部7と、ガイド壁
9とリブ6を有する部分の断面はZ形状になっている。
状の係合部12を設け、ガイド壁9の下部13に嵌合さ
せている。デフロスタダクト4の後端部14側は、ガイ
ド壁9に面するよう延在し、この後端部14を吹出口3
の後縁部10の裏面に当接させている。そして、デフロ
スタダクト4の内壁とガイド壁9の面は、実質的に連続
して面一になるように形成している。したがって、ガイ
ド壁9は、デフロスタダクト4の前端部側と併せて、風
向変更区間L2,L3を形成する。本実施の形態では、
同一車種である図6に示す従来の車種に対して、この風
向変更区間をL1(風向き変更に必要な長さ)=L2+
L3の関係となるように設定している。
の吹出口3の前縁部7をインストルメントパネル1面の
上方に突出させ、かつガイド壁9を設け、このガイド壁
9が風向変更区間L2を形成するので、デフロスタダク
ト4の風向変更区間L3を短くする。すなわち、デフロ
スタダクト4を直線的に配設することができる。したが
って、インストルメントパネル1内のその周辺に配設さ
れる構造物、その他、電源ハーネスやダクトの切換ワイ
ヤー等の配置の自由度が増す。また、デフロスタダクト
4の風向変更区間L3の長さが短くなるので、その梱包
が容易になり、運搬時の嵩張りも少なくなり、狭いイン
ストルメントパネル1内へのデフロスタダクト4の取付
けが容易になる。
がガイド壁9の下部13、すなわち風向変更区間L2,
L3の途中に設けているので、デフロスタダクト4から
のエアーcが風向変更区間L3を通りリブ6に当たって
エアーの乱れが生じても、風向変更区間L2により整流
されるため、フロントガラス2の任意の方向にエアーc
を吹き付けることができ、フロントガラス2の曇りを防
止することができる。また、デフロスタダクト4の係合
部12をガイド壁9の下部13に係止することができる
ので、従来のようにリブ6を三角形状にする必要がな
く、リブ6の形状の自由度が増すとともに、デフロスタ
ダクト4の係合部12の全体にわたって、ガイド壁9の
下部に係止させることができ、これによりデフロスタダ
クト4の外れによるエアー洩れをより確実に防止するこ
とができる。
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく本発明
の技術的思想に基いて種々の変形及び変更が可能であ
る。例えば、上記実施の形態では、デフロスタダクト4
の吹出口3の前縁部7側のみ上部に突出させたが、吹出
口3の後端部14も併せて突出させてもよい。また、ウ
インドガラスについては、フロントガラス2を例にした
が、リアガラス等の他のウインドガラスであってもよ
い。
出口の少なくとも上記ウインドガラス側の周縁部を傾斜
部とガイド壁とから形成し、上記傾斜部は上記吹出口側
へ向かって上記パネル面から突出し、上記ガイド壁は該
傾斜部の頂部から上記ダクトに繋げることにより、上記
ダクトから流入したエアーを上記ウインドガラス側の任
意の方向に案内するようにしたので、インストルメント
パネル内の周辺に配設される構造物の配置の自由度が増
す。また、デフロスタダクトの風向変更区間の長さが短
くなるので、梱包や運搬が容易になり、その取付けが容
易になる。上記吹出口部には、該吹出口部のウインドガ
ラス側に一端が取付けられ、他端が吹出口部のウインド
ガラスの反対側に取付けられるリブを設け、該リブの上
記一端を上記ガイド壁の上記ダクト側先端部に取付けた
ので、エアーがリブに当たってエアーの乱れが生じて
も、その後風向変更区間により整流されるため、フロン
トガラスに効果的にエアーを吹き付けることができる。
上記ダクトの上記ガイド壁側の先端部に該ガイド壁に係
止される係合部を設けたので、デフロスタダクトの外れ
によるエアー洩れを防止することができる。
造を採用した自動車の室内前部の斜視図である。
る。
る。
面図である。
面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 車両のウインドガラスに沿って配設され
るエアーの吹出口を設けたパネルと、上記吹出口に配設
されるダクトとを備えたダクトの吹出口部構造におい
て、上記吹出口の少なくとも上記ウインドガラス側の周
縁部を傾斜部とガイド壁とから形成し、上記傾斜部は上
記吹出口側へ向かって上記パネル面から突出し、上記ガ
イド壁は該傾斜部の頂部から上記ダクトに繋げることに
より、上記ダクトから流入したエアーを上記ウインドガ
ラス側の任意の方向に案内するようにしたことを特徴と
するダクトの吹出部構造。 - 【請求項2】 上記吹出口部には、該吹出口部のウイン
ドガラス側に一端が取付けられ、他端が吹出口部のウイ
ンドガラスの反対側に取付けられるリブを設け、該リブ
の上記一端を上記ガイド壁の上記ダクト側先端部に取付
けたことを特徴とする請求項1に記載のダクトの吹出口
部構造。 - 【請求項3】 上記ダクトの上記ガイド壁側の先端部に
該ガイド壁に係止される係合部を設けたことを特徴とす
る請求項1又は2に記載のダクトの吹出口部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000090127A JP3855588B2 (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | ダクトの吹出口部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000090127A JP3855588B2 (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | ダクトの吹出口部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001278013A true JP2001278013A (ja) | 2001-10-10 |
JP3855588B2 JP3855588B2 (ja) | 2006-12-13 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
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JP (1) | JP3855588B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012091732A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両用空気調和装置の吹出口構造 |
JP2014196010A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 三菱自動車エンジニアリング株式会社 | ダクトの構造 |
-
2000
- 2000-03-29 JP JP2000090127A patent/JP3855588B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3855588B2 (ja) | 2006-12-13 |
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