JP2527059Y2 - デフロスタノズル - Google Patents

デフロスタノズル

Info

Publication number
JP2527059Y2
JP2527059Y2 JP1991032841U JP3284191U JP2527059Y2 JP 2527059 Y2 JP2527059 Y2 JP 2527059Y2 JP 1991032841 U JP1991032841 U JP 1991032841U JP 3284191 U JP3284191 U JP 3284191U JP 2527059 Y2 JP2527059 Y2 JP 2527059Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical wall
defroster nozzle
instrument panel
front vertical
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991032841U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04119763U (ja
Inventor
俊 甲野藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP1991032841U priority Critical patent/JP2527059Y2/ja
Publication of JPH04119763U publication Critical patent/JPH04119763U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2527059Y2 publication Critical patent/JP2527059Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はデフロスタノズルに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示す車室前部のインストルメント
パネル1においては、空気吹出し孔2の下面にデフロス
タノズルが設置され、デフロスタノズルを経て空気吹出
し孔2から吹出した温風により、フロントウインドガラ
ス3の内面に付着した露を蒸発させたり、あるいはフロ
ントウインドガラス3の外面に付着した霜・氷を融かす
ようになっている。
【0003】斯かる従来のデフロスタノズルは、図4〜
図6に示すように、温風が導入されるデフロスタノズル
本体5aと、該デフロスタノズル本体5a内にデフロス
タノズル本体5aとは別体に収納され且つ空気吹出し孔
2から吹出される温風がフロントウインドガラス3に向
うようガイドする風向ガイド4を備えている。
【0004】而して、風向ガイド4は、下部に行くに従
い車室前方Aへ傾斜した前部縦壁6及び該前部縦壁6よ
り車室後方Bに位置し且つ前部縦壁6と略平行の後部縦
壁7並びに前部縦壁6と後部縦壁7とを接続する側壁8
からなる複数の角筒9を有しており、これらの角筒9は
1つの角筒9の側壁8と隣合う角筒9の側壁8との間に
所要の間隔を置いて並べられ、各々の角筒9には、前部
縦壁6の上端から車室前方Aへ延び、後部縦壁7の上端
から車室後方Bへ延び、また、側壁8の上端から隣合う
側壁8の上端へ向って延びることにより角筒9同士を接
続するフランジ10が取付けられている。また、角筒9
は2枚の仕切り壁11によって3つの部分に分けられて
いる。
【0005】斯かる風向ガイド4は、前部縦壁6の上端
内面が空気吹出し孔2の車室前方A側縁部近傍に位置す
るよう、また後部縦壁7の上端内面が空気吹出し孔2の
車室後方B側縁部近傍に位置するように、フランジ10
を介し、インストルメントパネル1の裏面に溶着されて
いる。
【0006】デフロスタノズル本体5aは、下部に行く
に従って車室後方Bへ向って傾斜する前部縦壁12a、
該前部縦壁12aよりも車室後方Bに位置し、下部に行
くに従って車室前方Aへ向って傾斜する後部縦壁13、
前部縦壁12aの下端と後部縦壁13の下端とを接続す
る底壁14、及び側壁15から構成され、中央部に図示
しない温風源に連通する開口が形成された細長い箱型形
状をし、前部縦壁12aの上端からは車室前方Aへ向っ
て延びるフランジ16が形成され、後部縦壁13の上端
からは車室後方Bへ向って延びるフランジ17が形成さ
れている。
【0007】斯かるデフロスタノズル本体5aは、前記
風向ガイド4が内部に収納されるよう、フランジ16,
17を介しインストルメントパネル1の裏面に溶着され
ており、デフロスタノズル本体5a及び風向ガイド4
は、共にプラスチックで形成されている。
【0008】前述の如きデフロスタノズルでは、ヒータ
(図示しない)からデフロスタノズル本体5a内へ送ら
れてきた温風は風向ガイド4の内部を通って空気吹出し
孔2から吹出し、フロントウインドガラス3の内側を上
昇しながら、該フロントウインドガラス3の内面に付着
した露を蒸発させたり、外面に張付いた霜・氷を融かし
て視界を確保する。
【0009】しかし、図4に一例を示した従来のデフロ
スタノズルにおいては、風向ガイド4はデフロスタノズ
ル本体5aとは別体となっているため、デフロスタノズ
ル全体の部品点数が増し、これらの部品をインストルメ
ントパネル1の裏面に取付ける際に手間がかかるという
問題が生じる。
【0010】そこで、上述の問題点を解消するために、
図7に示すように、図4の風向ガイド4を省略し、部品
点数を削減したデフロスタノズルの一例が考えられる。
すなわち、図7に示すデフロスタノズルにおいては、デ
フロスタノズル本体5bは、上端内面が空気吹出し孔2
の車室前方A側縁部近傍に位置し、下部に行くに従って
車室前方Aへ向って傾斜するような風向ガイド兼用の前
部縦壁12bを有し、後部縦壁13及び底壁14並びに
側面(図示しない)は、図4に示したデフロスタノズル
本体5aと略同様の構成となっている。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】図7に示すデフロスタ
ノズル本体5bでは、前部縦壁12bと底壁14との接
続部が車室前方Aへ突出しているため、溶着時にこの部
分が溶着用の工具24にとって邪魔になり、フランジ1
6の溶着ができない。
【0012】本考案は斯かる実情に鑑み、デフロスタノ
ズルの部品点数を削減し、しかもデフロスタノズル本体
の確実な取付を可能にすることを目的としてなしたもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案は車室前部のイン
ストルメントパネルに設けた空気吹出し孔の下方に、温
風をフロントウインドガラスに向ってガイドする風向ガ
イド兼用の前部縦壁及び該前部縦壁よりも車室後方に位
置する後部縦壁並びに前部縦壁と後部縦壁を接続する底
壁を備えたデフロスタノズル本体が設けられ、前記前部
縦壁は、上端が前記空気吹出し孔の車室前方側縁部近傍
に位置し、且つ下部に行くに従い車室前方へ向って傾斜
し、また後部縦壁は、上端が前記空気吹出し孔よりも車
室後方に位置してインストルメントパネル裏面にフラン
ジを介して当接し、且つ下部に行くに従い車室前方に向
って傾斜した構成を有し、更に下部に行くに従い車室後
方へ傾斜し、下端が前記前部縦壁及び底壁の接続部近傍
に固定され且つ上端が前記前部縦壁よりも車室前方に位
置して、前記インストルメントパネル裏面にフランジを
介して当接するノズル本体固定用縦壁を設けて成ること
を特徴とするデフロスタノズルにかかるものである。
【0014】
【作用】従って本考案では、前部縦壁側をインストルメ
ントパネルに固定する際には、下方に行くにつれ車室後
方へ向けて傾斜したノズル本体固定用縦壁の上端のフラ
ンジをインストルメントパネルに溶着するため、溶着用
の工具が邪魔にならず、前部縦壁側を確実にインストル
メントパネルに固定できる。
【0015】更に前部縦壁は上端が空気吹出し孔の車室
前方側縁部近傍に位置し且つ下部に行くに従い車室前方
へ傾斜しているため、空気吹出し孔から吹出される空気
は、前部縦壁に案内されてフロントウインドガラスに対
し効率の良い角度で吹付けられ、従ってフロントウイン
ドガラスの内面に付着した露を効率良く蒸発させ、外面
に張付いた霜、氷を効率良く溶かすことができる。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。
【0017】図1及び図2は本考案の一実施例であり、
図中図3〜図7と同一の符号を付した部分は同一物を表
わしている。
【0018】図1及び図2中、5cはデフロスタノズル
本体であり、該デフロスタノズル本体5cは、車室側方
Cへ延びると共に下方へ行くに従い車室前方Aへ傾斜し
た前部縦壁12c、該前部縦壁12cよりも車室後方B
に位置し、車室側方Cへ延びると共に前部縦壁12cと
略平行に傾斜した後部縦壁13、前部縦壁12cの下端
と後部縦壁13の下端とを接続する底壁14、及び、前
部縦壁12c、後部縦壁13、前記底壁14の車室側方
C両側端部を接続した側壁15を備え、底壁14の中央
部に図示しない温風源に連通する開口を形成され且つ車
室側方Cへ向って細長い箱型の形状をしている。
【0019】前部縦壁12cの上端からは、車室前方A
へ向って延びるフランジ16が形成され、後部縦壁13
の上端には車室後方Bへ向って水平に突出するフランジ
17が取付けられ、側壁15の上端には車室側方Cへ向
って突出するフランジ18が取付けられている。
【0020】またデフロスタノズル本体5cの前部縦壁
12cよりも車室前方Aには、車室前方Aへ突出し且つ
インストルメントパネル1裏面に当接し得るフランジ1
9を上端に備え、下部に行くに従って車室後方Bへ傾斜
し、車室側方Cへ向けて所要の幅を有した複数(図2に
は1つだけ示した)のノズル本体固定用縦壁20が車室
側方Cへ所要の間隔を置いて設けられ、該ノズル本体固
定用縦壁20の下端は、前記前部縦壁12c及び底壁1
4の接続部近傍に接続されており、前記フランジ19の
両側端からは連結部材21が車室斜め後方へ延び、該連
結部材21の後端は前部縦壁12cの上端のフランジ1
6に接続されている。ノズル本体固定用縦壁20の側端
と連結部材21の内端は、三角形の連結部材22により
前部縦壁12cに接続されている。
【0021】尚、本考案のデフロスタノズルは、全体が
プラスチックで形成されている。
【0022】23は、空気吹出し孔2の車室前方A側縁
に接する部分のインストルメントパネル1の裏面に、風
向ガイド兼用の前部縦壁12cの上端が係合し得るよ
う、下部に行くに従って車室前方Aへ傾斜して設けられ
た突起部である。
【0023】而して、前部縦壁12cの上端内面が突起
部23の車室前方A面に接するよう、フランジ17,1
8,19の上面をインストルメントパネル1裏面に溶着
する。この際、ノズル本体固定用縦壁20と底壁14の
接続部は、フランジ19よりも車室後方Bに位置してい
るため、フランジ19のインストルメントパネル1への
溶着時に溶着用の工具24がノズル本体固定用縦壁20
と底壁14の接続部に干渉することがなく、従ってデフ
ロスタノズル本体5cを確実にインストルメントパネル
1の裏面に取付けることができる。
【0024】斯かるデフロスタノズルでは、デフロスタ
ノズル本体5c内に送られてきた温風は、風向ガイド兼
用の前部縦壁12cに沿って上昇し、空気吹出し孔2か
ら吹出し、フロントウインドガラス3の内側を上昇しな
がら該フロントウインドガラス3の内面に付着した露を
蒸発させたり、外面に張付いた霜・氷を溶かして視界を
確保する。
【0025】尚、本考案のデフロスタノズルは、上述の
実施例にのみ限定されるものではなく、空気吹出し孔の
車室前方側縁に接する部分のインストルメントパネルの
裏面に、突起部を形成しなくてもよいこと、その他本考
案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得
ることは勿論である。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように本考案のデフロスタ
ノズルによれば、風向ガイドと前部縦壁を一体化したこ
とにより、デフロスタノズルを構成する部品点数を削減
することが可能となり、また、ノズル本体固定用縦壁と
前部縦壁の接続部をノズル本体固定用縦壁に形成したフ
ランジよりも車室後方へ位置させたため、該フランジを
インストルメントパネルに溶着する際に工具が前記接続
部と干渉するおそれがなく、デフロスタノズル本体を容
易且つ確実にインストルメントパネルに溶着させること
でき、更に前部縦壁は上端が空気吹出し孔の車室前方
側縁部近傍に位置し且つ下部に行くに従い車室前方へ傾
斜しているため、空気吹出し孔から吹出される空気は、
前部縦壁に案内されてフロントウインドガラスに対し効
率の良い角度で吹付けられ、従ってフロントウインドガ
ラスの内面に付着した露を効率良く蒸発させ、外面に張
付いた霜、氷を効率良く溶かすことができる、という優
れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のデフロスタノズルをインス
トルメントパネルの裏面に溶着した場合の車室前部の断
面図である。
【図2】図1のデフロスタノズルの一部を省略した斜視
図である。
【図3】デフロスタノズルを備えた車室前部の斜視図で
ある。
【図4】従来のデフロスタノズルをインストルメントパ
ネルの裏面に溶着した場合の車室前部の断面図である。
【図5】図4の風向ガイドの一部を省略した斜視図であ
る。
【図6】図4のデフロスタノズル本体の一部を省略した
斜視図である。
【図7】部品点数を削減したデフロスタノズルをインス
トルメントパネルの裏面に溶着しようとした場合に考え
られる車室前部の断面図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル 2 空気吹出し孔 3 フロントウインドガラス 5c デフロスタノズル本体 12c 前部縦壁 13 後部縦壁 14 底壁 20 ノズル本体固定用縦壁 A 車室前方 B 車室後方

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室前部のインストルメントパネルに設
    けた空気吹出し孔の下方に、温風をフロントウインドガ
    ラスに向ってガイドする風向ガイド兼用の前部縦壁及び
    該前部縦壁よりも車室後方に位置する後部縦壁並びに前
    部縦壁と後部縦壁を接続する底壁を備えたデフロスタノ
    ズル本体が設けられ、前記前部縦壁は、上端が前記空気
    吹出し孔の車室前方側縁部近傍に位置し、且つ下部に
    行くに従い車室前方へ向って傾斜した構成を有し、また
    後部縦壁は、上端が前記空気吹出し孔よりも車室後方に
    位置してインストルメントパネル裏面にフランジを介し
    当接した構成を有し、更に下部に行くに従い車室後方
    へ傾斜し、下端が前記前部縦壁及び底壁の接続部近傍に
    接続され且つ上端が前記前部縦壁よりも車室前方に位置
    して、前記インストルメントパネル裏面にフランジを介
    して当接するノズル本体固定用縦壁を設けて成ることを
    特徴とするデフロスタノズル。
JP1991032841U 1991-04-11 1991-04-11 デフロスタノズル Expired - Lifetime JP2527059Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991032841U JP2527059Y2 (ja) 1991-04-11 1991-04-11 デフロスタノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991032841U JP2527059Y2 (ja) 1991-04-11 1991-04-11 デフロスタノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04119763U JPH04119763U (ja) 1992-10-27
JP2527059Y2 true JP2527059Y2 (ja) 1997-02-26

Family

ID=31915708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991032841U Expired - Lifetime JP2527059Y2 (ja) 1991-04-11 1991-04-11 デフロスタノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2527059Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5751961Y2 (ja) * 1977-08-22 1982-11-12
JPH01147719U (ja) * 1988-03-28 1989-10-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04119763U (ja) 1992-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4052099A (en) Oncoming air spoilers for vehicles, mounted near the hood to deflect air carried bugs, rain, road spray, snow, and lightweight debris up and away from the windshield
US4979809A (en) Air scoop mirror assembly
US4766805A (en) Windshield defroster system for vehicle
JPH0410137Y2 (ja)
JP2527059Y2 (ja) デフロスタノズル
US4459901A (en) Rear side window demister
JP3251892B2 (ja) 自動車用デフロスタダクト構造
JP2003276431A (ja) 車両用空調装置のデフ吹出口構造
JPH11348602A (ja) インストルメントパネルのデフロスタ構造
JP3855588B2 (ja) ダクトの吹出口部構造
JP3085302B1 (ja) デフロスタノズル
JP4534198B2 (ja) デフロスタダクトの取付構造
US20220297507A1 (en) Defroster structure
JPH0134611Y2 (ja)
JPH0891123A (ja) 車両用ミラー装置
JP3251891B2 (ja) 自動車用デフロスタダクト構造
JP7147603B2 (ja) 車両用インストルメントパネル構造
JPS6246614Y2 (ja)
JPH0418914Y2 (ja)
JP2592532Y2 (ja) デフロスタ装置
JP2555026Y2 (ja) フロントフードシール材の取付構造
JPH11129742A (ja) 自動車用デフロスタダクト構造
JPS61196181U (ja)
JPH0232491Y2 (ja)
JPS6350230B2 (ja)