JP2001277314A - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JP2001277314A
JP2001277314A JP2000090566A JP2000090566A JP2001277314A JP 2001277314 A JP2001277314 A JP 2001277314A JP 2000090566 A JP2000090566 A JP 2000090566A JP 2000090566 A JP2000090566 A JP 2000090566A JP 2001277314 A JP2001277314 A JP 2001277314A
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JP
Japan
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pin
core pin
catcher
injection
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000090566A
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English (en)
Inventor
Takashi Ikeda
隆史 池田
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内径が小さく、内径に比して十分に長い細径
部を有する部材を射出成形する金型において、細径部形
成するコアピンの曲がりを防ぐため、使用材料、狭い範
囲での成形条件といった制約を生じさせない射出成形金
型を提供する。 【解決手段】 溶融材料が部材を形成するキャビティに
流入し、一定圧力以上となった時に、前記コアピンと前
記ピンキャッチャーとを材料流入方向に相対的に動作さ
せるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】細径部を有する部材の射出成
形に好適な射出成形金型であって、特に、内径の小さい
フェルール等の成形金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平11−211934号に見
られるものを詳述すると、以下の通りである。コアピン
の曲がり、振動による細径精度の影響を低減するため、
細径部を短くするなどの製品の仕様変更を行っていた。
また、溶融材料をできるだけ低粘度で成形できるような
成形条件を選定する事によってコアピンの曲がりを低減
させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
製品仕様の変更や成形条件の変更では、製品形状として
の制約、使用材料の制約、狭い範囲での成形条件の選定
など多々の制約が発生する場合がある。制約の例を挙げ
ると、細径部長さを短縮させたりする製品形状としての
変更や、溶融粘度の高い樹脂は避け、なるべく溶融粘度
が低い材料へ変更しなくてはならないというものであ
る。
【0004】本発明は、コアピン曲がりを防ぐための製
品形状としての制約、使用材料の制約、狭い範囲での成
形条件の制定など多々の制約を解決するためになされた
もので、本発明の目的は、前記制約を生じさせない射出
成形金型を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、内径が小さく、かつ内径に比して十分に
長い細径部を有する高精度部材の成形において、コアピ
ンとピンキャッチャーとを材料流入方向に相対的に動作
させることにより、成形中のコアピンの曲がりすなわち
成形品細径部の曲がりを低減する事ができる。なお、コ
アピンを成形に必要な規定寸法より長くピンキャッチャ
ーに挿入しておくことで、コアピンとピンキャッチャー
との相対的な移動のための、余裕を得ておくことができ
る。
【0006】また請求項2は、射出成形用金型におい
て、射出成形時の溶融材料が部材を形成するキャビティ
に流入して一定圧力以上となった時に、コアピンとピン
キャッチャーとを材料流入方向に相対的に動作させるこ
とにより、成形中の射出圧力を均一化することが可能と
なり曲がりやすいコアピンの曲がりすなわち成形品細径
部の曲がりを低減することができる。
【0007】また請求項3は、前記部材の成形におい
て、コアピンを固定とし、ピンキャッチャーをコアピン
設置方向とは反対側に動作させる事により、成形中の射
出圧力を均一化する事が可能となり曲がりやすいコアピ
ンの曲がりすなわち成形品細径部の曲がりを低減させる
事ができる。特に、この構造はコアピン側にゲートを設
置し材料がコアピン側からキャビティに流入された場
合、流入樹脂と同じ方向にピンキャッチャーが動作する
ため動きやすく、成形された部品の動作も良好となると
いった効果を得ることができる。
【0008】また請求項4は、ピンキャッチャーを固定
とし、コアピンをピンキャッチャー設置方向とは反対側
に動作させる事により、成形中の射出圧力を均一化する
事が可能となり曲がりやすいコアピンの曲がりすなわち
成形品細径部の曲がりを低減させる事ができる。特に、
この構造はピンキャッチャー側にゲートを設置し材料が
ピンキャッチャー側からキャビティに流入された場合、
流入樹脂と同じ方向にコアピンが動作するため動きやす
く、成形された部品の動作も良好となるといった効果を
得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の内容をより理解しやすく
するため、以下に実施例を用いて詳説する。
【0010】
【実施例】図3のような部材を成形する事を例とする。
図1は、型締め時の射出成形金型のキャビティ周辺図を
示したものである。図1のように、はじめにピンキャッ
チャーをパーティングライン付近まで突き上げた状態で
型締めを行う。射出により溶融樹脂が製品部へ流入して
くると同時にピンキャッチャーを後退させていく。後退
させる速度は射出速度や使用する樹脂によって適宜決定
する。また、後退させる方法としてはピンキャッチャー
のコアピン挿入口の反対側にばねを挿入し、樹脂圧によ
って後退させる方法や、射出成形機の信号を受信した
り、キャビティ内部の樹脂圧を検知することにより、別
途駆動装置をもちいて、たとえば油圧シリンダで後退さ
せる方法でも良い。
【0011】本例の場合は、ピンキャッチャーが底面と
なっているため製品の後退限となったら図2の位置で停
止し、その後そのピンキャッチャーは突出し用スリーブ
として動作する。
【0012】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。細径部長さや使用樹脂、成形条件の制約を受けず
にコアピン曲がりや振動を低減する事が可能となるた
め、成形部材の細径部の精度確保が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す型締め時の射出成形
金型のキャビティ周辺図
【図2】本発明の実施の形態を示す射出時の射出成形金
型のキャビティ周辺図
【図3】本発明の実施の形態を示す細径部を有する部品
の概要寸法図
【符号の説明】
1…ランナー、2…キャビティ(製品部)、3…コアピ
ン、4…ピンキャッチャー、5…固定型、6…パーティ
ングライン、7…可動型、8…受け板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内径に比して十分に長い細径部を有する
    部材を射出成形する射出成形用金型において、前記細径
    部を形成するコアピンと、該コアピンを保持するピンキ
    ャッチャーとを設けるとともに、前記コアピンとピンキ
    ャッチャーとを材料流入方向に相対的に動作させること
    を特徴とする射出成形用金型。
  2. 【請求項2】 前記射出成形用金型において、射出成形
    時の溶融材料が部材形状を形成するキャビティに流入し
    て材料の流入により該キャビティ内部の圧力が所定の圧
    力以上となった時に、前記コアピンとピンキャッチャー
    とを材料流入方向に相対的に動作させることを特徴とす
    る請求項1記載の射出成形用金型。
  3. 【請求項3】 前記射出成形用金型において、前記コア
    ピンを固定し、前記ピンキャッチャーはコアピン設置方
    向とは反対側に動作させることを特徴とする請求項1,
    2記載の射出成形用金型。
  4. 【請求項4】 前記射出成形用金型において、前記ピン
    キャッチャーを固定し、前記コアピンはピンキャッチャ
    ー設置方向とは反対側に動作させることを特徴とする請
    求項1,2記載の射出成形用金型。
JP2000090566A 2000-03-29 2000-03-29 射出成形金型 Pending JP2001277314A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005053229A (ja) * 2003-08-04 2005-03-03 Tyco Electronics Corp 成形装置及びプラスチック成形品の製造方法

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