JP2001275428A - 根菜類収穫機の葉部除去装置 - Google Patents

根菜類収穫機の葉部除去装置

Info

Publication number
JP2001275428A
JP2001275428A JP2000096659A JP2000096659A JP2001275428A JP 2001275428 A JP2001275428 A JP 2001275428A JP 2000096659 A JP2000096659 A JP 2000096659A JP 2000096659 A JP2000096659 A JP 2000096659A JP 2001275428 A JP2001275428 A JP 2001275428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
belt
rotary
cutter
rotary cutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000096659A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3547362B2 (ja
Inventor
Hironobu Azuma
宏信 東
Hiroyuki Chiba
博之 千葉
Masahito Sugioka
将人 杉岡
Shigenori Saito
成徳 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2000096659A priority Critical patent/JP3547362B2/ja
Publication of JP2001275428A publication Critical patent/JP2001275428A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3547362B2 publication Critical patent/JP3547362B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 根菜を切断用無端搬送ベルトによって回転カ
ッターに供給して葉部を切断し、位置決め無端回動帯状
体によって根菜の回転カッターに対する位置決めを行う
根菜類収穫機を、搬送ベルト、カッター、帯状体に対す
る伝動手段の伝動ケースとしてコンパクトなケースを採
用できる状態に得る。 【解決手段】 位置決め無端回動帯状体24の下方に駆
動自在な回転伝動軸21cを設けてある。回転伝動軸2
1cは、ギヤ機構G1を介して位置決め無端回動帯状体
24の駆動軸23cに、ギヤ機構G2を介してカッター
駆動軸36にそれぞれ連動している。カッター駆動軸3
6に一端側がベベルギヤ21dによって連動している回
転伝動軸21eの他端側を、ギヤ機構G3を介して搬送
ベルト駆動軸28に連動させてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圃場から持ち上げ
られた根菜を吊り下げ姿勢で挟持搬送して葉部切断用の
回転カッターに供給する切断用無端搬送ベルトと、根菜
が回転カッターに供給される際の根菜の前記回転カッタ
ーに対する位置決めを行うべく根菜に当接作用する位置
決め無端回動帯状体とを備えてある根菜類収穫機の葉部
除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記根菜類収穫機において、従来、たと
えば特開平9−308346号公報に示されるように、
位置決め無端回動帯状体、切断用無端搬送ベルト、回転
カッターそれぞれの駆動軸に伝動チェーンを巻回するこ
とにより、位置決め無端回動帯状体、切断用無端搬送ベ
ルト、回転カッターそれぞれに駆動力を伝達するように
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の根菜類収穫機
にあっては、位置決め無端回動帯状体、切断用無端搬送
ベルト、回転カッターに対する伝動手段は、根菜搬送の
障害にならないようにそれらの下方に配置することか
ら、搬送される根菜から土や泥が落ちることがあれば、
伝動手段を内部に設けている伝動ケースの上に落下しや
すくなる。従来、伝動手段としてチェーン式を採用して
いたことから伝動ケースが大型化するとともに偏平な形
状になり、根菜から落ちた土や泥が伝動ケースに堆積し
やすくなっていた。本発明の目的は、上記したトラブル
を回避しやすい状態で前記無端帯状体や搬送ベルトとか
カッターを駆動できる根菜類収穫機の葉部除去装置を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0005】〔構成〕圃場から持ち上げられた根菜を吊
り下げ姿勢で挟持搬送して葉部切断用の回転カッターに
供給する切断用無端搬送ベルトと、根菜が回転カッター
に供給される際の根菜の前記回転カッターに対する位置
決めを行うべく根菜に当接作用する位置決め無端回動帯
状体とを備えてある根菜類収穫機の葉部除去装置におい
て、前記切断用無端搬送ベルトの下方に駆動自在な回転
伝動軸を切断用無端搬送ベルトによる搬送方向に平行に
設けるとともに、この回転伝動軸を前記切断用無端搬送
ベルト、前記位置決め無端回動帯状体、前記回転カッタ
ーそれぞれの駆動軸にギヤ機構を介して連動させてあ
る。
【0006】〔作用〕切断用無端搬送ベルト、位置決め
無端回動帯状体、回転カッターそれぞれの駆動軸にギヤ
機構を介して駆動自在な回転伝動軸が連動しており、切
断用無端搬送ベルト、位置決め無端回動帯状体および回
転カッターに対する伝動手段である回転伝動軸やギヤ機
構を内部に設ける伝動ケースとして、従来のチェーン用
伝動ケースに比して小型であるとか、丸みがある形状と
かの伝動ケースを採用しながら切断用無端搬送ベルト、
位置決め無端回動帯状体、回転カッターそれぞれを駆動
できる。
【0007】〔効果〕したがって、切断用や位置決めの
搬送ベルトとか無端回動帯状体、カッターに対する伝動
手段を比較的小型であるなど、土や泥が堆積しにくい伝
動ケースの内部に設け、根菜から土や泥が落ちても伝動
ケースに堆積して駆動障害になるなどのトラブルを回避
しながら駆動できる。
【0008】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0009】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記回転伝動軸として、前記位置決め無端回動帯状
体と前記回転カッターそれぞれの駆動軸にベベルギヤ機
構を介して連動している回転伝動軸と、前記回転カッタ
ーと前記切断用無端搬送ベルトそれぞれの駆動軸にベベ
ルギヤ機構を介して連動している回転伝動軸とを同一の
軸芯まわりで回転するように配置して備えてあるととも
に、前記回転カッターの駆動軸を、前記両回転伝動軸に
ベベルギヤ機構を介して連動しているとともに伝動ケー
スによって回転自在に支持されている回転筒軸と、この
回転筒軸に一体回転自在に係合した状態で、かつ、回転
筒軸の軸芯方向に摺動調節自在に内嵌しているとともに
前記回転カッターに一体回転自在に連結しているカッタ
ー支軸とによって構成してある。
【0010】〔作用〕両回転伝動軸の一方の伝動軸から
カッター駆動軸を介して他方の伝動軸に動力伝達するも
のだから、カッター支軸を回転筒軸に対して摺動調節し
て回転カッターの高さ調節することを可能にしながら、
両回転伝動軸を同一の軸芯まわりで回転するように直線
状に配置しながら位置決め帯状体、搬送ベルト、回転カ
ッターのそれぞれに動力伝達できる。すなわち、回転伝
動軸を一本軸にし、この回転伝動軸の横側にカッター駆
動軸が位置する配置関係を採用して回転カッターの高さ
調節を可能にするに比し、伝動ケースを小型化しながら
が回転カッターの高さ調節を可能にできる。
【0011】〔効果〕回転カッターの高さ調節を行って
葉部の切断位置を調節できるものでありながら、伝動ケ
ースとして小型なケースを採用してより土や泥の堆積が
発生しにくいようにできるとともに軽量化できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1、図2に示すように、左右一
対のクローラ式走行装置1、搭乗して運転するように運
転座席2aを設けた運転部2、運転座席2aの下方に位
置するエンジンEを有する原動部を備えている走行機体
の前記運転部2の横側方に、左右一対の分草装置11,
11、収穫部支持用の一つの車輪12などを備えている
収穫部10を連結してある。前記収穫部10の収穫部フ
レームが備える左右一対の機体前後向きのメインフレー
ム13aの上方で、収穫部10の葉部除去装置20の下
方に前端側が位置している根菜コンベア40、この根菜
コンベア40の後端側の運転部側の横側で走行機体の後
端部に位置する選別コンベア48、この選別コンベア4
8の搬送終端側で運転部2の後方に位置する回収部5
0、この回収部50の後側に位置する小荷台51、走行
機体の前記収穫部10が位置する側とは反対の横側に運
転部2の横外側から前記回収部50の横外側にわたって
位置する機体前後方向に長い大荷台52、運転部2と大
荷台52と回収部50と選別コンベア48と収穫部10
とで囲われた容器積載部53のそれぞれを走行機体に設
けてある。前記エンジンEの駆動力を前記収穫部10お
よび各コンベア40,48に伝達するように構成し、も
って、乗用型の人参収穫機を構成してある。この人参収
穫機は、収穫部10の左右の分草装置11が圃場に植生
している人参の列の両横側に別れてその人参列に沿って
移動していくように走行機体を走行させることにより、
人参aを葉部bが付いたままで圃場から抜き上げ、人参
aの下端側に付いているひげ根と、上端側に付いている
葉部bの除去処理を行い、ひげ根と葉部bがなくなった
人参aを回収部50でコンテナなどの容器54に回収し
ていき、人参aから除去したひげ根と葉部bとを圃場に
放出していくものであり、詳しくは、次の如く構成して
ある。
【0013】図1、図5などに示すように、前記左右一
対のメインフレーム13aの基端側どうしを連結する連
結フレームに兼用の取付け筒体13bが走行機体の機体
フレーム3の後部に立設されている左右一対の支持体4
にわたって回動自在に連結していることによって、走行
機体の機体フレーム3に取付け筒体13bの機体横向き
の軸芯Pまわりで上下揺動自在に支持されている前記左
右一対のメインフレーム13aと、各メインフレーム1
3aの基端部に立設した後支柱13cと、両メインフレ
ーム13aの中間部どうしにわたって取付けた収穫部伝
動ケース60と、この収穫部伝動ケース60の両端側か
ら機体上方でかつ前方向きに延出している抜き上げ伝動
ケース61と、前記収穫部伝動ケース60の一端側から
機体前方向きに延出している分草伝動ケース62と、前
記収穫部伝動ケース60の両端側に立設した前支柱13
dとによって、収穫部フレームを構成してある。
【0014】この収穫部フレームは、前支柱13dと後
支柱13cとの間で左右のメインフレーム13aにわた
って連結しているシリンダ連結部材13eにピストンロ
ッドが連結し、シリンダチューブが走行機体の機体フレ
ーム3に連結している油圧式のリフトシリンダ5によっ
て走行機体に対して上下に揺動される。
【0015】図1、図2などに示すように、前記収穫部
フレームと、この収穫部フレームの前記メインフレーム
13aの先端側と前記抜き上げ伝動ケース61の延出端
側とにわたって取付けた抜き上げ装置14と、この抜き
上げ装置14の右側装置部の下端側と前記分草伝動ケー
ス62の延出端側とにわたって取付けた前記右側の分草
装置11と、この右側の分草装置11の上端側から延出
する伝動ケース63と前記抜き上げ装置14の左側装置
部の下端側とにわたって取付けた前記左側の分草装置1
1と、前記各メインフレーム13aの先端側から延出し
ている支持アーム13fによって支持されている土ほぐ
し刃15と、抜き上げ装置14の前端側の下方で左右の
メインフレーム13aにわたって取付けたひげ根切断装
置16と、前記前支柱13dと前記後支柱13cの上端
側どうしにわたって取付けた葉部除去装置20とによっ
て、前記収穫部10を構成してある。
【0016】左右の分草装置11は、引き起こし分草ケ
ース11aの内部に駆動回動自在に設けた無端回動チェ
ーンが引き起こし爪11bを引き起こし分草ケース11
aから前方向きに突出する取付け姿勢で上昇移動させる
引き起こし分草装置と、この引き起こし分草装置の下端
側から前方向きに延出しているすくい杆11cとで成
り、このすくい杆11cによって圃場に散在するワラ屑
をすくい上げたり、圃場に植生している収穫対象の人参
aの葉部bをすくい上げ、収穫対象の人参の葉部を引き
起こし分草装置の上昇移動する引き起こし爪11bによ
る梳き上げ作用によって分草および引き起こし処理す
る。
【0017】左右の土ほぐし刃15は、収穫対象の人参
aの横側で土壌に入り込み、抜き上げ装置14が人参a
を引き上げる際に人参aが土壌から抜け出やすいように
土壌をほぐし処理する。
【0018】抜き上げ装置14は、無端搬送ベルト14
aが機体後方側に至るほど高い配置レベルに位置する後
上がり傾斜の姿勢で抜き上げフレームに駆動回動自在に
支持されている前記左側装置部と、この左側装置部と同
様に、無端搬送ベルト14aが機体後方側に至るほど高
い配置レベルに位置する後上がり傾斜の姿勢で抜き上げ
フレームに駆動回動自在に支持されている前記右側装置
部とで成り、前記分草装置11と土ほぐし刃15が作用
した後の人参aの葉部bを左右の無端搬送ベルト14a
によって挟持して持ち上げながら機体後方向きに搬送し
ていくことにより、収穫対象の人参aを葉部bが付いた
ままで圃場から抜き上げて吊り下げ姿勢で機体後方に上
方向きに搬送していく。
【0019】ひげ根切断装置16は、前記抜き上げ装置
14によって搬送される人参aが移動していく経路に配
置したガイド体、このガイド体の内側に回転自在に設け
た回転カッター16a、この回転カッター16aを駆動
する電動モータ16bとで成り、抜き上げ装置14が圃
場から抜き上げて搬送していく人参aの先端側に付いて
いるひげ根をガイド体によって回動する回転カッター1
6aに導入し、このカッター16aで切断して人参aか
ら分離させ、分離したひげ根を圃場に落下させて放出す
る。
【0020】図1、図6などに示すように、葉部除去装
置20は、収穫部フレームの前記前支柱13dと後支柱
13cとによって支持される左右一対の鋳造製の伝動ケ
ース21と、この両伝動ケース21の前端側の上方に設
けた位置決め装置22と、両伝動ケース21の後端側の
上方に設けた切断用搬送装置25と、この切断用搬送装
置25と前記抜き上げ装置14の搬送終端部との間に設
けた排葉搬送装置30と、前記切断用搬送装置25の途
中の下方に配置して両伝動ケース21それぞれの上側に
駆動回動自在に取付けた回転カッター35とによって構
成してある。
【0021】図6などに示すように、位置決め装置22
は、前記左右の伝動ケース21それぞれの上側に回転自
在に取付けた前後一対のスプロケット23a,23bに
わたって無端型の位置決めチェーン24を巻回するとと
もに、左右いずれの位置決めチェーン24も後側の駆動
自在なスプロケット23bによって駆動するようにして
構成してある。
【0022】すなわち、図12、図14などに示すよう
に、左右の位置決めチェーン24それぞれのリンクプレ
ートに、位置決めローラ24aが先端側に回転自在に付
いている位置決めロッド24bを摺動自在に備えさせる
とともに、位置決めチェーン24のリンクプレートが備
えるロッド支持具24cと、位置決めロッド24bが備
えるばね受けプレートとの間に配置した挟持ばね24d
を位置決めロッド24bに外嵌させてある。抜き上げ装
置14の途中で、抜き上げ装置14が持ち上げ搬送して
いく人参aの葉部bの抜き上げ装置14の無端搬送ベル
ト14aが挟持している部分と人参aとの間が左右の位
置決めチェーン24における位置決めローラ24aどう
しの間に入り込み、この後も抜き上げ装置14は人参a
を持ち上げ搬送していき、位置決め装置22は左右の位
置決めチェーン24によって葉部bを挟持して吊り下げ
姿勢で前記回転カッター35の方に移送していく。この
とき、位置決め装置22が挟持ばね24dによって発揮
する挟持力と、抜き上げ装置14が備えている挟持力と
に差を設けてあることと、抜き上げ装置14が人参aを
持ち上げていくこととにより、人参aは左右の位置決め
ローラ24aどうしの間に入り込んでから後方に移送さ
れるに伴って位置決めローラ24aに対して上昇操作さ
れ、位置決め装置22の搬送終端側では、図13に示す
如く人参aの上端が位置決めローラ24aに当接してこ
の位置決めローラ24aが人参aに対してそれ以上は上
昇しないようにストッパー作用する。これにより、位置
決め装置22は、人参aが回転カッター35に供給され
てその葉部bが切断される際には、人参aの上端からわ
ずかに上側に離れている部分で切断されるように、人参
aが回転カッター35に供給される際の人参aの回転カ
ッター35に対する位置決めを行う。
【0023】図6などに示すように、切断用搬送装置2
5は、前記左右の伝動ケース21それぞれの上側に回転
自在に取付けた前後一対のベルトプーリ26a,26b
にわたって無端搬送ベルト27を巻回するとともに、左
右いずれの搬送ベルト27も後側の駆動自在なベルトプ
ーリ26bによって駆動するようにして構成してある。
切断用搬送装置25における左右の搬送ベルト27の搬
送始端側は、抜き上げ装置14の搬送終端部の下方で、
位置決め装置22の搬送終端部の上方に配置してある。
これにより、切断用搬送装置25は、位置決め装置22
による位置決めが完了した後の人参aの葉部bを左右の
搬送ベルト27によって抜き上げ装置14と位置決め装
置22とから受け継いで挟持し、機体後方向きに吊り下
げ姿勢で搬送して左右の回転カッター35の間に供給す
る。そして、カッター35によって切断されて人参aか
ら離れた排葉をそのまま挟持してさらに機体後方向きに
搬送してカッター35の後方で挟持を解除する。
【0024】図6、図9などに示すように、排葉搬送装
置30は、抜き上げ装置14の左側装置部のフレームと
切断用搬送装置25のフレームとによって支持されるフ
レームが回転自在に備えている前後一対のスプロケット
31a,31bにわたって、搬送用突起が付いている無
端チェーン32を巻回するとともに、この無端チェーン
32を前側の駆動自在なスプロケット31aによって駆
動するように構成し、無端チェーン32の搬送作用部に
沿う機体前後向きの搬送ガイドレール33を抜き上げ装
置14の右側装置部のフレームに支持させて構成してあ
る。
【0025】図6に示すように、前記左右の伝動ケース
21それぞれの入力軸21aを、抜き上げ装置14の無
端搬送ベルトの搬送終端側を巻回しているベルト駆動プ
ーリ14bに動力伝達するチェーン14cを巻回させた
動力取り出し軸14dに連動させて、抜き上げ搬送装置
14から伝達する駆動力によって位置決め装置22の位
置決めチェーン24、および、切断用搬送装置25の無
端搬送ベルト27を駆動するようにしてある。伝動ケー
ス21の内部に設けたベベルギヤで成る伝動機構の減速
作用や、位置決めチェーン24や無端搬送ベルト27が
巻回するスプロケット23aやプーリ26aの径の設定
により、位置決め装置22や切断用搬送装置25での搬
送速度が抜き上げ装置14での搬送速度より低速になる
ようにしてある。すなわち、抜き上げ装置14の搬送終
端側は、搬送終端側に至るほど位置決め装置22や切断
用搬送装置25との間隔が大になる配置状態にあるが、
位置決め装置22や切断用搬送装置25が人参aを搬送
する際、位置決め装置22と抜き上げ装置14との間
や、切断用搬送装置25と抜き上げ装置14との間で葉
部bの引き千切れが生じないように搬送する。
【0026】排葉搬送装置30の前記前側のスプロケッ
ト31aを駆動する駆動軸34を、抜き上げ装置14の
左側装置部における無端搬送ベルト14aの搬送終端側
を巻回しているベルト駆動プーリ14bと一体回転する
プーリ支軸14eに自在継ぎ手を介して連結し、抜き上
げ装置14から伝達する駆動力によって排葉搬送装置3
0の無端チェーン32を駆動するようにしてある。排葉
搬送装置30による葉部bの搬送速度が、切断用搬送装
置25による葉部bの搬送速度よりも高速になるよう
に、前側スプロケット31aの大きさを設定してある。
【0027】したがって、排葉搬送装置30は、位置決
め装置22と抜き上げ装置14とからの葉部bの切断用
搬送装置25が受け継ぎ挟持する部分よりも葉先側に位
置する部分を無端チェーン32と搬送ガイドレール33
とによって受け継いで挟持して搬送ガイドレール33に
沿わせて機体後方向きに搬送し、回転カッター35によ
って人参aから切断された後にも切断用搬送装置25が
搬送していく部分よりやや先行させて搬送して切断用搬
送装置25よりもやや後方で挟持を解除して落下させ
る。
【0028】これにより、収穫部10は、リフトシリン
ダ5を駆動操作することにより、このリフトシリダ5に
よる収穫部フレームの揺動操作のために軸芯Pまわりで
上下に揺動して走行機体に対して昇降し、分草装置11
が圃場近くに位置するとともに土ほぐし刃15が土壌に
入り込む作業レベルに下降したり、分草装置11や土ほ
ぐし刃15が圃場から浮上した非作業レベルに上昇した
りする。そして、作業レベルにして走行機体を走行させ
ると、収穫対象の人参aの葉部bを分草装置11によっ
て非収穫対象の人参の葉と分離させるとともに引き起こ
し、土ほぐし刃15の作用によって土壌から抜け出やす
くなった人参aを抜き上げ装置14によって圃場から抜
き上げるとともにひげ根切断装置16に供給してひげ根
を除去する。ひげ根が除去された人参aを抜き上げ装置
14によって吊り下げ状態でさらに持ち上げ搬送して葉
部除去装置20に供給し、この葉部除去装置20の位置
決め装置22と切断用搬送装置25とによって人参aが
回転カッター35に当らないようにしながらこの回転カ
ッター35に供給して葉部bを切断除去し、葉部bが除
去された人参aを前記根菜コンベア40の搬送始端側に
落下させて供給していく。人参aから切り離れた排葉を
切断用搬送装置25と排葉搬送装置30とによってカッ
ター35の後方まで搬送して落下させる。このとき、図
8に示すように、排葉の基端側が切断用搬送装置25に
よって、葉先側が排葉搬送装置30によってそれぞれ搬
送されることと、葉先側が基端側よりも先行して搬送さ
れていることとにより、排葉は葉先側ほど後方側に位置
するやや後倒れの姿勢で放出され、搬送装置に引っ掛か
りにくい状態で落下する。両搬送装置25,30から放
出された排葉は、両搬送装置25,30やカッター35
の周囲を覆っているカバー37に基端側が支持されてい
るシュート38に落下させ、このシュート38の上を機
体後方側に下降させて根菜コンベア40の後側でシュー
ト38から落下させて圃場に放出していく。
【0029】図15、図16などに示すように、根菜コ
ンベア40は、走行機体の機体フレーム3の後端部に立
設した左右一対のブラケット6に後端部がコンベア駆動
軸41を介して支持され、前端側が前記葉部除去装置2
0の位置決め装置22の下方に位置している左右一対の
コンベアフレーム42に、両コンベアフレーム42の前
端部どうしの間、中間部どうしの間、後端部どうしの間
のそれぞれに回転自在に取付けたベルトローラ43を介
してコンベアベルト44を回動自在に支持させるととも
に、後端側のベルトローラ43が、これを支持するロー
ラ支軸43a、このローラ支軸43aの一端側を前記コ
ンベア駆動軸41の一端側に連動させているギヤ機構を
介して前記コンベア駆動軸41によって駆動されてコン
ベアベルト44を駆動するようにして構成してある。
【0030】これにより、根菜コンベア40は、葉部除
去装置20が葉部bを切断して切断用搬送装置25から
人参aを落下させると、その人参aをコンベアベルト4
4の搬送始端側で受け止め、このコンベアベルト44の
上に載置して機体後方側に搬送する。
【0031】図2、図15などに示すように、根菜コン
ベア40におけるコンベアベルト44の搬送終端部の上
方にガイドローラ57を駆動自在に設けてある。このガ
イドローラ57は、回転軸芯が根菜コンベア40の搬送
方向に対して傾斜し、かつ、前記選別コンベア48の側
に位置する方の端が反対側の端よりも根菜コンベア40
の搬送下手側に位置する配置姿勢にあり、根菜コンベア
40が搬送してきた人参aを前記配置姿勢と回転とによ
って根菜コンベア40からこれの横外側に移動するよう
に案内して選別コンベア48に移動させる。
【0032】選別コンベア48は、機体横方向に並ぶ複
数本の駆動自在なローラで成り、根菜コンベア40から
の人参aを走行機体の収穫部10が位置する側の横端側
から運転部2が位置する他端側に向けて搬送して前記回
収部50に供給する。この選別コンベア48は、作業者
が選別コンベア48の後側を歩行して機体に追随して移
動しながら選別処理することができるように走行機体の
後端部に位置しているとともにその搬送速度で搬送す
る。
【0033】回収部50は、コンテナなどの容器54を
載置し、選別コンベア48によって人参aを容器54に
送り込ませて回収するものである。
【0034】小荷台51は、空であるとか人参回収が済
んだ容器54を搭載するなどに使用するものであり、一
端側に配置した機体横向きの軸芯51aまわりで上下に
揺動操作できるように走行機体の機体フレーム3の後端
部に連結してある。すなわち、小荷台51を軸芯51a
まわりで機体後方側に揺動操作し、回収部50の後方側
に張り出した取付け姿勢にすると、小荷台51は使用姿
勢になる。小荷台51の遊端側が回収部50に入り込ん
だ取付け姿勢にすると、小荷台51は回収部50にたた
み込んだ格納姿勢になる。
【0035】大荷台52は、空であるとか人参回収が済
んだ容器54を搭載するなどに使用するものであり、一
端側に配置した機体前後向きの軸芯52aまわりで揺動
操作できるように走行機体の機体フレーム3の横端部に
連結してある。すなわち、図17に示すように、大荷台
52を軸芯52aまわりで下降揺動させて大荷台52の
裏面側に取付けてある補強杆52bの一端側が機体フレ
ーム3の横端部の下面側に当接して受け止め支持される
取付け姿勢にすると、大荷台52は、これの荷載置面5
2cが回収部50よりも機体横外側に水平又はほぼ水平
に張り出して容器54などを積み込めるように使用姿勢
になる。そして、大荷台52を軸芯52aまわりで上昇
揺動させて機体フレーム3の荷台支持部から機体上方向
きに延出する取付け姿勢にすると、大荷台52は、使用
姿勢の場合よりも機体内側に引退し、回収部50よりも
機体横外側で荷載置面52cが機体上下方向に沿った格
納姿勢になる。この場合、走行機体側から延出している
ロック部材を大荷台52に係止させて、大荷台52を格
納姿勢に固定する。尚、大荷台52の後端側に連結リン
ク55aを介して補助荷台55を連結してある。この補
助荷台55は、連結リンク55aの大荷台52および補
助荷台55に対する回動によって、大荷台52の方に揺
動させてこれの荷載置面52cに重ねることによって格
納状態になり、機体後方側に揺動させて大荷台52から
後方向きに延出させることによって使用状態になる。
【0036】図15に示すように、前記根菜コンベア4
0の左右のコンベアフレーム42を機体フレーム3の前
記左右のブラケット6に取付けている前記コンベア駆動
軸41が左右のコンベアフレーム42およびブラケット
6を回転自在に貫通していることにより、根菜コンベア
40は搬送終端側に位置するコンベア駆動軸41の機体
横向きの軸芯41aまわりで走行機体に対して上下に揺
動する。
【0037】図15、図16に示すように、根菜コンベ
ア40の搬送始端側で左右のコンベアフレーム42にわ
たって連結している支持杆45の両端側に上端側が回動
自在に連結しているリンク体によって、根菜コンベア4
0の左右一対の脚部46を構成し、この各脚部46に設
けた機体上下方向の長孔46aに先端側が摺動自在に入
り込み、基端側が前記メインフレーム13aに締め付け
固定されている軸部材によって、収穫部フレームと共に
走行機体に対して昇降するように収穫部フレームに備え
させたコンベア昇降操作体47aを構成し、この左右一
対のコンベア昇降操作体47aと、前記左右一対の脚部
46とにより、収穫部10の走行機体に対する昇降に連
係させて根菜コンベア40を自動的に軸芯43aまわり
で上下揺動させる調節機構47を構成してある。
【0038】すなわち、図15(イ)に示すように、収
穫部10がこれを昇降操作できる昇降域Hの下降エンド
側の低レベル側昇降域部分LHで昇降する際は、各コン
ベア昇降操作体47aが脚部46の長孔46aの内部を
移動するだけで脚部46に対して押し上げ操作や受け止
め支持を行わず、左右の脚部46は走行機体の機体フレ
ーム3に設けてある支持部3aに載って受け止め支持さ
れて根菜コンベア40の搬送始端側を所定の配置レベル
に支持する状態になり、根菜コンベア40は、脚部46
による支持と、機体フレーム3のブラケット6による支
持とのために収穫部10からの人参aを機体後方向きに
搬送するための取付け姿勢を維持する。図15(ロ)に
示すように、収穫部10が前記昇降域Hの前記低レベル
側昇降域部分LHよりも上昇エンド側の高レベル側昇降
域部分HHで昇降する際は、各コンベア昇降操作体47
aが脚部46の長孔46aの上端部に位置し、リフトシ
リンダ5による上昇操作力のために脚部46を押し上げ
操作することによって根菜コンベア40を上昇操作した
り、リフトシリンダ5による下降操作のために脚部46
を受け止め支持しながら下降操作することによって根菜
コンベア40を下降操作する。前記低レベル側昇降域部
分LHとしては、収穫作業を行う際に収穫部10が持ち
上げ操作されるものとして設定した最高の高さと下降エ
ンドとの間の昇降域を設定してある。
【0039】したがって、調節機構47は、根菜コンベ
ア40を次の如く調節する。すなわち、収穫部10が低
レベル側昇降域部分LHに位置する際には、収穫部10
が上下揺動しても、根菜コンベア40は人参搬送を支障
なく行う搬送用の取付け姿勢から上下に揺動しなくてそ
の搬送用取付け姿勢を維持するように調節し、収穫部1
0が高レベル側昇降域部分HHに位置する際には、収穫
部10が上下揺動すればそれに追随して根菜コンベア4
0が収穫部10の昇降方向と同じ方向に上下揺動するよ
うに調節する。これにより、収穫作業を行う際は、収穫
部10の分草装置11、土ほぐし刃15や抜き上げ装置
14の高さ調節を行っても、根菜コンベア40は搬送用
の取付け姿勢を維持していて収穫部10からの人参aを
選別コンベア48にスムーズに供給しながら作業でき
る。そして、旋回時など収穫作業しないで走行する際
は、収穫部10を上昇させると根菜コンベア40も上昇
し、収穫部10を十分高く持ち上げて走行できる。
【0040】排葉除去装置20における左右の装置部そ
れぞれの伝動構造を、図6、図7に示す如く構成してあ
る。すなわち、前記伝動ケース21の前記入力軸21a
に一端側がベベルギヤ21bを介して連動することによ
って駆動される第1回転伝動軸21cを伝動ケース21
の内部の前記入力軸21aと、前記回転カッター35の
駆動軸36との間に位置決め装置22や切断用搬送装置
25による搬送方向と平行に設け、この第1回転伝動軸
21cの中間部を、この第1 回転伝動軸21cに一体回
転自在に取付けたベベルギヤと、位置決めチェーン24
の駆動軸23cに一体回転自在に取付けたベベルギヤと
で成るギヤ機構G1を介してそのチェーン駆動軸23c
に連動させてある。前記第1 回転伝動軸21cの入力側
とは反対側の端部を、この第1回転伝動軸21cに一体
回転自在に取付けたベベルギヤと、回転カッター35の
前記駆動軸36に一体回転自在に取付けたベベルギヤと
で成るギヤ機構G2を介してそのカッター駆動軸36に
連動させてある。このカッター駆動軸36に一端側がベ
ベルギヤ21dを介して連動することによって前記第1
回転伝動軸21cからの駆動力によって駆動される第2
回転伝動軸21eを、伝動ケース21の内部のカッター
駆動軸36と、切断用搬送装置25の無端搬送ベルト2
7の駆動軸28との間に、前記第1 回転伝動軸21cと
同一の軸芯まわりで回転するように配置して設け、この
第2 回転伝動軸21eの他端側を、この第2 回転伝動軸
21eに一体回転自在に取付けたベベルギヤと、前記ベ
ルト駆動軸28に一体回転自在に取付けたベベルギヤと
で成るギヤ機構G3を介してそのベルト駆動軸28に連
動させてある。
【0041】図10、図11に示すように、回転カッタ
ー35の前記駆動軸36を、前記第1 及び第2 回転伝動
軸21c,21eに前記ギヤ機構G2やベベルギヤ21
dを介して連動しているとともに伝動ケース21に回転
のみ自在に支持されている回転筒軸36aと、この回転
筒軸36aにこの回転筒軸36aの軸芯方向に摺動自在
に内嵌しているとともに上端部が回転カッター35に一
体回転自在に連結しているカッター支軸36bとによっ
て構成してある。回転筒軸36aの上端側部分36cを
六角筒軸で形成し、カッター支軸36bの上端側部分
を、回転筒軸36aの前記上端側部分36cに一体回転
自在に係合する六角軸に形成することにより、カッター
支軸36bを回転筒軸36aに対して一体回転するよう
に連結してある。前記カッター支軸36bの伝動ケース
21から下方に突出している端部に連結具80を介して
先端部が連結している調節ねじ軸81を、伝動ケース2
1に基端側が固定されている支持体82の先端側のねじ
部82aに装着し、もって、調節ねじ軸81の回転操作
により、回転カッター35による葉の切断位置を調節す
るように回転カッター35の高さ調節を行う調節機構を
構成してある。
【0042】すなわち、連結具80は、カッター支軸3
6bの端部にベアリング80aを介して相対回転するよ
うに取付け、抜け止めボルト83などによってカッター
支軸36bの軸芯方向には相対移動しないように係合さ
せ、支持体82に対してこれの長孔に入り込む係止部8
0bによって回り止めされながらカッター支軸36bの
軸芯方向に摺動するように係合させてある。調節ねじ軸
81の先端部は、連結具80に対して相対回転するよう
に取付け、位置決めナット84と止め輪とによって連結
具80を押し引き操作するように係合させてある。これ
により、調節ねじ軸81の下端側に付設してある操作具
81aを回転操作する。すると、調節ねじ軸81が支持
体82に対して正回転や逆回転方向に回転し、連結具8
0を介してカッター支軸36bを回転筒軸36aに対し
て上昇側や下降側に摺動操作する。カッター支軸36b
が回転筒軸36aに対して上昇すると、回転カッター3
5がカッター支軸36bと共に上昇して回転カッター3
5の伝動ケース21に対する取付け高さが高くなり、回
転カッター35の位置決めチェーン24の位置決めロー
ラ24aに対する高さが調節前よりも高くなる。カッタ
ー支軸36bが回転筒軸36aに対して下降すると、回
転カッター35がカッター支軸36bと共に下降して回
転カッター35の伝動ケース21に対する取付け高さが
低くなり、回転カッター35の位置決めチェーン24の
位置決めローラ24aに対する高さが調節前よりも低く
なる。
【0043】前記エンジンEの駆動力を走行装置1、収
穫部10、両コンベア40,48に伝達する伝動構造
を、図3〜図5に示すように構成してある。
【0044】すなわち、エンジンEの出力プーリ64の
回転駆動力を伝動ベルト65により、走行用ミッション
66の主変速部である静油圧式の無段変速装置67の入
力プーリ67aに伝達し、この無段変速装置67の出力
部に副変速装置および操向クラッチを介して連動してい
る走行用ミッション66の左右の走行用出力軸66aを
左右の走行装置1のクローラ駆動スプロケットに連結し
てある。
【0045】走行用ミッション66の前記無段変速装置
67の出力部に連動していて、無段変速装置67によっ
て走行装置1と同調させて変速される作業用出力プーリ
66bの回転駆動力を、伝動ベルト68により、収穫部
フレームの前記取付け筒体13bを貫通している中間伝
動軸69の機体内側の端部に伝達し、この中間伝動軸6
9の機体外側の端部から伝動ベルト70によって前記収
穫部伝動ケース60の内部に設けた伝動軸60aに伝達
し、この伝動軸60aから前記左側の抜き上げ上げ伝動
ケース61の内部に設けた伝動軸61aによって抜き上
げ装置14の左側装置部のベルト駆動チェーン14c
に、前記右側の抜き上げ上げ伝動ケース61の内部に設
けた伝動軸61aによって抜き上げ装置14の右側装置
部のベルト駆動チェーン14cに伝達するようにしてあ
る。前記抜き上げ伝動ケース61の前記伝動軸61aか
ら前記分草伝動ケース62の内部に設けた伝動軸62a
によって前記右側の分草装置11の分草引き起こし装置
に、前記分草伝動ケース62の前記伝動軸62aと、前
記伝動ケース63の内部に設けた伝動軸63aとによっ
て前記左側の分草装置11の分草引き起こし装置にそれ
ぞれ伝達するようにしてある。前記抜き上げ装置14の
左側装置部のベルト駆動チェーン14cの駆動力を葉部
除去装置20の前記左側の伝動ケース21の入力軸21
aに伝達し、抜き上げ装置14の右側装置部のベルト駆
動チェーン14cの駆動力を葉部除去装置20の前記右
側の伝動ケース21の入力軸21aに伝達するようにし
てある。抜き上げ装置14の左側装置部のベルト駆動チ
ェーン14cの駆動力を排葉搬送装置30のチェーン駆
動スプロケット31aに伝達するようにしてある。
【0046】エンジンEの前記出力プーリ64の回転駆
動力を伝動ベルト71によって第1中間伝動軸72の一
端側に伝達し、この第1 中間伝動軸72の他端側から伝
動ベルト73によって第2 中間伝動軸74の一端側に伝
達する。この第2 中間伝動軸74の駆動力を、この第2
中間伝動軸74の一端側に巻回している伝動ベルト75
により、ウォームとウォームホィールとで成る減速装置
76の入力プーリ76aに伝達し、この減速装置76の
出力スプロケット76bの回転駆動力を伝動チェーン7
7によって選別コンベア48の駆動スプロケット48a
に伝達するようにしてある。前記第2 中間伝動軸74の
回転駆動力を、この第2 中間伝動軸74の入力側とは反
対側の端部に巻回している伝動チェーン78によって根
菜コンベア40の前記コンベア駆動軸41に伝達すると
ともに分岐伝達機構79の入力スプロケット79aに伝
達する。この分岐伝達機構79の出力スプロケット79
bの駆動力を、伝動チェーン57aによって前記ガイド
ローラ57に伝達するようにしてある。
【0047】〔別実施形態〕本発明は、人参の他、大根
や玉ねぎなど各種の作物を収穫対象とする収穫機にも適
用できるのであり、これら、人参、大根、玉ねぎなどを
総称して根菜と呼称する。
【0048】前記位置決めチェーン24に替え、無端ベ
ルトなどを採用して実施してもよいのであり、これらチ
ェーン24や無端ベルトなどを総称して位置決め無端回
動帯状体と呼称する。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型人参収穫機の全体の側面図
【図2】乗用型人参収穫機の全体の平面図
【図3】伝動系統図
【図4】伝動系統図
【図5】伝動構造の平面図
【図6】葉部除去装置と排葉搬送装置の側面図
【図7】葉部除去装置の伝動ケースの平面図
【図8】排葉の放出状態を示す説明図
【図9】排葉搬送装置の平面図
【図10】回転カッター取付け構造の断面図
【図11】連結具と支持体との係合を示す平面図
【図12】位置決め装置の断面図
【図13】位置決め装置、切断用搬送装置、排葉搬送装
置の断面図
【図14】位置決めチェーンの一部の平面図
【図15】根菜コンベアの側面図
【図16】調節機構の正面図
【図17】荷台の姿勢変更を示す説明図
【符号の説明】
21d ギヤ機構 23c 位置決め無端回動帯状体の駆動軸 24 位置決め無端回動帯状体 27 切断用無端搬送ベルト 28 切断用無端搬送ベルトの駆動軸 35 回転カッター 36 回転カッターの駆動軸 36a 回転筒軸 36b カッター支軸 a 根菜 b 葉部 G1,G2,G3 ギヤ機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉岡 将人 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 斎藤 成徳 山川県酒田市両羽町332番地 Fターム(参考) 2B072 AA10 BA30 CA12 CA15 CA20 DA02 DA12 DA18 FA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圃場から持ち上げられた根菜を吊り下げ
    姿勢で挟持搬送して葉部切断用の回転カッターに供給す
    る切断用無端搬送ベルトと、根菜が回転カッターに供給
    される際の根菜の前記回転カッターに対する位置決めを
    行うべく根菜に当接作用する位置決め無端回動帯状体と
    を備えてある根菜類収穫機の葉部除去装置であって、 前記切断用無端搬送ベルトの下方に駆動自在な回転伝動
    軸を切断用無端搬送ベルトによる搬送方向に平行に設け
    るとともに、この回転伝動軸を前記切断用無端搬送ベル
    ト、前記位置決め無端回動帯状体、前記回転カッターそ
    れぞれの駆動軸にギヤ機構を介して連動させてある根菜
    類収穫機の葉部除去装置。
  2. 【請求項2】 前記回転伝動軸として、前記位置決め無
    端回動帯状体と前記回転カッターそれぞれの駆動軸にベ
    ベルギヤ機構を介して連動している回転伝動軸と、前記
    回転カッターと前記切断用無端搬送ベルトそれぞれの駆
    動軸にベベルギヤ機構を介して連動している回転伝動軸
    とを同一の軸芯まわりで回転するように配置して備えて
    あるとともに、前記回転カッターの駆動軸を、前記両回
    転伝動軸にベベルギヤ機構を介して連動している回転筒
    軸と、この回転筒軸に一体回転自在に係合した状態で、
    かつ、回転筒軸の軸芯方向に摺動調節自在に内嵌してい
    るとともに前記回転カッターに一体回転自在に連結して
    いるカッター支軸とによって構成してある請求項1 記載
    の根菜類収穫機の葉部除去装置。
JP2000096659A 2000-03-31 2000-03-31 根菜類収穫機の葉部除去装置 Expired - Lifetime JP3547362B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000096659A JP3547362B2 (ja) 2000-03-31 2000-03-31 根菜類収穫機の葉部除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000096659A JP3547362B2 (ja) 2000-03-31 2000-03-31 根菜類収穫機の葉部除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001275428A true JP2001275428A (ja) 2001-10-09
JP3547362B2 JP3547362B2 (ja) 2004-07-28

Family

ID=18611393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000096659A Expired - Lifetime JP3547362B2 (ja) 2000-03-31 2000-03-31 根菜類収穫機の葉部除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3547362B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002084847A (ja) * 2000-09-19 2002-03-26 Iseki & Co Ltd 野菜収穫機
JP2002209416A (ja) * 2001-01-18 2002-07-30 Nanpu Jidosha Service Area:Kk 根菜収穫機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002084847A (ja) * 2000-09-19 2002-03-26 Iseki & Co Ltd 野菜収穫機
JP4560923B2 (ja) * 2000-09-19 2010-10-13 井関農機株式会社 野菜収穫機
JP2002209416A (ja) * 2001-01-18 2002-07-30 Nanpu Jidosha Service Area:Kk 根菜収穫機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3547362B2 (ja) 2004-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4938605B2 (ja) コンバインの穀稈搬送構造
EP0584965A1 (en) Harvester for headed vegetables
JP5050427B2 (ja) 茎葉収穫機
JP4955281B2 (ja) コンバインの刈取装置
JP2004081006A (ja) コンバインの前処理部構造
JP2001275428A (ja) 根菜類収穫機の葉部除去装置
JP4149988B2 (ja) コンバイン
JP3513460B2 (ja) 根菜類収穫機
JP2001275427A (ja) 根菜類収穫機
KR20050041841A (ko) 콤바인
JP6408384B2 (ja) 根菜収穫機
JP2001275426A (ja) 根菜類収穫機
JP2001275430A (ja) 根菜類収穫機のカッター取付け部構造
JP2001275425A (ja) 乗用型根菜類収穫機
JP5321391B2 (ja) 根菜類収穫機
JP2007236333A (ja) 自走式収穫機
JP3184788B2 (ja) 根茎収穫機
JP3513462B2 (ja) 根菜類収穫機
JP2003092912A (ja) 根菜収穫機用ひげ根切断装置
JP2622351B2 (ja) 砂糖黍収穫機に於ける収穫袋の取付け装置
JP3662726B2 (ja) 自走式根菜収穫機
JP2007143511A (ja) 収穫機
JP3334832B2 (ja) 農産物収穫機
JP3172979B2 (ja) 農産物収穫機
JP2002330613A (ja) コンバインの前処理部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3547362

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100423

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110423

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120423

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120423

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term