JP2001274636A - バイポーラトランジスタを用いた高周波電力増幅器 - Google Patents

バイポーラトランジスタを用いた高周波電力増幅器

Info

Publication number
JP2001274636A
JP2001274636A JP2000089060A JP2000089060A JP2001274636A JP 2001274636 A JP2001274636 A JP 2001274636A JP 2000089060 A JP2000089060 A JP 2000089060A JP 2000089060 A JP2000089060 A JP 2000089060A JP 2001274636 A JP2001274636 A JP 2001274636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bias
circuit
bipolar transistor
frequency power
power amplifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000089060A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3641184B2 (ja
Inventor
Kohei Moritsuka
塚 宏 平 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000089060A priority Critical patent/JP3641184B2/ja
Priority to TW090107275A priority patent/TW494621B/zh
Priority to DE60123309T priority patent/DE60123309T2/de
Priority to US09/817,149 priority patent/US6448859B2/en
Priority to EP01107446A priority patent/EP1143609B1/en
Priority to CNB011118008A priority patent/CN1225834C/zh
Publication of JP2001274636A publication Critical patent/JP2001274636A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3641184B2 publication Critical patent/JP3641184B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/30Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters
    • H03F1/302Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters in bipolar transistor amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/189High-frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers
    • H03F3/19High-frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers with semiconductor devices only
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/20Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers
    • H03F3/21Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/211Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers with semiconductor devices only using a combination of several amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/366Multiple MOSFETs are coupled in parallel
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/75Indexing scheme relating to amplifiers the amplifier stage being a common source configuration MOSFET

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Bipolar Transistors (AREA)
  • Bipolar Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バラスト抵抗値が小さくても電流分布の均一
性に優れ、ディジタル変調波を入力しても歪みの劣化が
小さい高効率低歪みの増幅器を構成する。 【解決手段】 バイポーラトランジスタを用いた高周波
電力増幅器は、少なくとも2個以上のブロック1a,1
b,1c,1dを備えるものであって、これらの前記ブ
ロックの各々が、ベースバイアス電位を発生させるバイ
アス発生回路2a,2b,2c,2dと、高周波入力用
の容量素子4a,4b,4c,4dと、を備える。各々
のバイアス回路は、インピーダンス変換用の第2のバイ
ポーラトランジスタと、カレントミラートランジスタよ
りなる温度検出用に定電流バイアスされたダイオード回
路6または6a,6b,6c,6dを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイポーラトラン
ジスタを用いた高周波電力増幅器に係り、特にヘテロ接
合型バイポーラトランジスタを用いた高効率で低歪みな
高周波電力増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の携帯電話機や携帯情報端末には、
1GHz以上の周波数帯域で高効率に電力増幅を行なう
トランジスタが不可欠な構成要素となってきている。こ
のようなトランジスタのうち、特にガリウム砒素(以
下、GaAsと表記する)基板上に形成したヘテロ接合
バイポーラトランジスタは、高周波特性に優れていると
共に、低電圧でも高効率に動作するため、電池個数を減
らして電話機や端末を軽量化しようとする社会の要請に
合致し、注目を集めている。また、ヘテロ接合バイポー
ラトランジスタは、3次歪みが小さく、高線形動作が要
求されるディジタル変調に適するという特性を有してい
る。
【0003】このようにGaAs系の材料を用いたヘテ
ロ接合バイポーラトランジスタは原理的に優れた特性を
有するが、大きな出力電力を得ようとすると特性が劣化
してしまうことがある。これは、GaAs基板の熱伝導
率が0.4W/K/cm程度と比較的小さく(シリコン
の約1/3)、出力レベルを上げると素子温度の上昇が
大きくなることに起因している。バイポーラトランジス
タのベース・エミッタ間電圧を一定電圧で駆動すると、
温度上昇によってコレクタ電流が増加していくことが知
られている。したがって、電流増加によって消費電力が
増加すると、素子の温度が上昇し、これによりさらに電
流が増加するという「電流増加→電力増加→温度上昇→
電流増加」の正帰還が発生して、大面積で複数のエミッ
タフィンガーを有する高周波電力増幅器においては、電
流分布に不均一が生じるという不具合があり、最悪の場
合には熱暴走状態に陥りトランジスタが破壊されてしま
うこともあった。
【0004】このような問題に対して、従来最も良く用
いられてきた方法は、エミッタ抵抗またはベース抵抗を
増加させ、電流上昇とベース・エミッタ間の電圧関係に
負帰還作用を与えて、温度上昇による正帰還作用を相殺
するバラスト抵抗を設けるバラスト抵抗法(G.Gao et a
l.:IEEE Trans. Electron Dev.,1991, pp185-196)であ
る。図10にこのバラスト抵抗法を用いたヘテロ接合バ
イポーラトランジスタによる高周波電力増幅器の一例を
示して、従来のバイポーラトランジスタを用いた高周波
電力増幅器について説明する。
【0005】図10において、ベースバイアスの基準電
圧を生成する基準電圧生成回路12の出力電圧は、トラ
ンジスタ11によりインピーダンス変換を行なうバイア
ス発生回路2を介して、高周波電力増幅を行なうトラン
ジスタ回路10の各フィンガーとしてのバイポーラトラ
ンジスタ1a,1b,1c,1dに分配される。ベース
バイアスの基準電圧は、ダイオード6の温度に応じて調
整されている。これ以降の説明において、このような構
成のバイアス回路をダイオードバイアス回路と呼ぶもの
とする。
【0006】各トランジスタ1a,1b,1c,1dの
エミッタは、バラスト抵抗5a,5b,5c,5dを介
して接地電極に接続されている。高周波電力は、メタル
・インシュレータ・メタル(以下、Metal Insulator Me
tal―MIM―と略記する)容量素子4を介してトラン
ジスタ回路10の各トランジスタ1a〜1dのベースに
それぞれ接続されている。高周波電力がベースバイアス
回路へ漏れるのを防止するために、インピーダンス変換
用のバイポーラトランジスタ11のエミッタと高周波電
力トランジスタ回路10との間に、抵抗3が接続されて
いる。したがって、図10に示されるバイアス発生回路
2は、インピーダンス変換用のバイポーラトランジスタ
11と、高周波阻止用の抵抗3と、バラスト用の抵抗9
とを備えている。
【0007】図11には、図10に示される従来のヘテ
ロ接合バイポーラトランジスタを用いた高周波電力増幅
器の回路構成におけるパターンレイアウトが示されてお
り、このパターンレイアウトについては、本発明の第1
の実施形態の説明箇所において本発明の第1の実施形態
の実施例としての高周波電力増幅器のパターンレイアウ
トと比較しながら詳細に後述する。
【0008】このような構成を有するトランジスタ回路
が、通常、GaAsのチップ上に集積化されていわゆる
MMIC(Monolithic Microwave Integrated Circuit
)を構成している。この回路構成においては、チップ
の温度変化はダイオード6によって検出されて、その温
度に応じたバイアス電圧が高周波電力トランジスタに供
給されている。しかし、高周波電力密度が大きくなる
と、高周波電力トランジスタ回路10の各フィンガート
ランジスタ間に温度差が発生し、このため電流分布が不
均一になる。
【0009】特に、高周波トランジスタ回路10の中心
部では温度が上昇し易く、図10に示された例において
は、フィンガートランジスタ1aと1dの電流の和より
も、フィンガートランジスタ1bと1cの電流の和の方
が大きくなってしまっていた。図12には、図10に示
す従来のバイポーラトランジスタ回路におけるトランジ
スタブロックの位置とそのコレクタ電流の値とが示され
ている。この図に示すように中心に位置するトランジス
タのコレクタ電流の値は、バラスト抵抗値が3.5Ωの
ときよりも2Ωのときに大きくばらついていることが分
かる 一般的に、バラスト抵抗5a〜5dを大きくすれば、熱
暴走に対する耐性が向上し、電流分布の均一性も改善す
ることができる。しかしながら、バラスト抵抗を大きく
し過ぎると、トランジスタの飽和領域の電圧が上昇して
効率が低下したり、利得が低下してしまうなどの不都合
が生じる。
【0010】また、図10に示す従来のバイポーラトラ
ンジスタ回路でバラスト抵抗5a〜5dを大きくして、
高出力トランジスタ回路10の熱暴走に対する耐性を向
上できたとしても、バイアス回路の破壊に対する耐性が
問題になることがある。これは高出力トランジスタ回路
10のコレクタに接続する外部付加抵抗が変動するなど
の理由で、通常の使用状態に比べて非常に大きなコレク
タ電流がトランジスタ回路10に流れるとベースバイア
ス回路2のトランジスタ11が破壊されてしまうという
問題のことである。
【0011】すなわち、トランジスタ回路10の外部負
荷が変動してコレクタ電流が増加すると、トランジスタ
回路10のベース電流も増加してしまう。バイアス回路
2のトランジスタ11には、トランジスタ回路10の全
てのトランジスタ1a,1b,1c,1dのベース電流
が流れるが、この電流値が大きくなりすぎると、トラン
ジスタ11が熱暴走してしまい、トランジスタ11が破
壊されてしまうことがある。
【0012】したがって、図10の従来のトランジスタ
回路においては、高出力トランジスタ回路10の熱暴走
に対する対策と、バイアス発生回路2のトランジスタ1
1の熱暴走に対する対策との両方の対策を施さねばなら
ないという問題を抱えていた。前者の高出力トランジス
タ回路10の熱暴走に対する対策として、バラスト抵抗
をベース端子に接続することにより高周波電力信号から
分離する方法が提案されている(W.J.Pratt; United At
ates Patent No. 5,608,353)。この第2の従来例を図
13に示す。
【0013】図13に示す構成においては、ベースバイ
アス基準電圧生成回路12の出力電位は、インピーダン
ス変換を行なうバイアス発生回路2を経て高周波電力増
幅を行なうフィンガーとしての第1のバイポーラトラン
ジスタ1a,1b,1c,1dのベースにバラスト抵抗
7a,7b,7c,7dを介して分配されている。基準
電圧生成回路12はダイオード6を備え、バイアス発生
回路2はインピーダンス変換用の第2のバイポーラトラ
ンジスタ11と、このトランジスタ11のエミッタと接
地間に設けられた抵抗9とを備えている。
【0014】上述の構成を有する図13の回路では、高
周波電力は、MIM容量素子8a,8b,8c,8dを
介して各フィンガートランジスタ1a,1b,1c,1
dのベースにバラスト抵抗を介することなく供給されて
いる。この方法においては、トランジスタの均一動作を
保証するためにバラスト抵抗の値を大きくしても高周波
電力は直接トランジスタのベース端子に入力されている
ので、図10の高周波電力増幅器の回路において問題と
なっていたようなトランジスタの飽和領域の電圧の上昇
による効率の劣化や利得の低下などの不都合は発生せず
特性が向上する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、CDMA(Co
de Division Multiple Access―符号分割多重接続―)
変調方式などのように、変調波信号の包絡線が大きく変
化するような信号を取り扱う場合に問題が生じる。すな
わち、バラスト抵抗が大きいとヘテロ接合バイポーラト
ランジスタの真性のベース・エミッタ間に印加される電
圧に包絡線の周波数成分が重畳されてキャリア周波数成
分と混変調を起こし、歪みを劣化させてしまう。
【0016】図14にディジタル変調方式の信号を入力
したバイポーラトランジスタのコレクタ電流を模式的に
示す。ディジタル変調方式では、高周波電流の振幅も時
間に依存して変化している。図13に示された第2の従
来例による高周波電力増幅器の回路においては、高周波
電流はベースバラスト抵抗7a,7b,7c,7dには
流れないが、図14に示すような、低周波数成分である
変調信号の包絡線成分はバラスト抵抗7a,7b,7
c,7dを流れている。このため、バラスト抵抗が大き
いヘテロ接合バイポーラトランジスタの真性のベース・
エミッタ間に印加される電圧が包絡線の周波数成分によ
り変調されてしまうことになる。
【0017】この結果、バイポーラトランジスタ1a,
1b,1c,1dのベース端子において、元々の変調信
号と包絡線信号の2つの信号が混変調を起こして歪みを
劣化させてしまっていた。したがって、歪み成分の抑制
という観点からは、バラスト抵抗をむやみに大きくする
ことができず、近年、需要の高まってきているディジタ
ル変調向けの増幅器に適用できるような増幅器を構成す
ることができないという問題があった。
【0018】本発明は上記問題を解決するために、バラ
スト抵抗値が小さくても電流分布の均一性に優れると共
に、ディジタル変調波を入力しても歪みの劣化が小さい
高効率低歪みの増幅器を構成することができるバイポー
ラトランジスタを提供することを第1の目的としてい
る。
【0019】また、図13に示す第2の従来のバイポー
ラトランジスタ回路は、トランジスタ回路10のコレク
タの負荷変動により大きなコレクタ電流が流れると、バ
イアス回路2のトランジスタ11に流れる電流が大きく
なり、トランジスタ11が破壊されてしまう危険性を有
するという問題は、図10に示した第1の従来例による
バイポーラトランジスタ回路と何ら変わらない。
【0020】この問題を解決するために、本発明は、高
出力トランジスタの外部負荷が変動してもバイアス回路
のトランジスタが破壊されないような増幅器の構成を提
供することを第2の目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の基本構成に係るバイポーラトランジスタを
用いた高周波電力増幅器は、少なくとも2個以上のブロ
ックを備えるバイポーラトランジスタを用いた高周波電
力増幅器であって、前記ブロックの各々が、ベースバイ
アス電位を発生させるバイアス発生回路と、高周波入力
用の容量素子と、を有することを特徴としている。
【0022】上記基本構成を有するバイポーラトランジ
スタを用いた高周波電力増幅器において、前記バイアス
発生回路は、ベースバイアスの基準電位を低インピーダ
ンスに変換する回路と、高周波を阻止するために前記バ
イポーラトランジスタのベース端子との間に設けられた
抵抗と、を備えるようにしても良い。
【0023】また、上記基本構成を有するバイポーラト
ランジスタを用いた高周波電力増幅器において、前記バ
イアス発生回路は、ベースバイアスの基準電位がベース
に接続され直流電源がコレクタに接続された第2のバイ
ポーラトランジスタと、高周波を阻止するために前記第
2のバイポーラトランジスタのエミッタと前記バイポー
ラトランジスタのベース端子との間に設けられた抵抗
と、を備え、前記ベースバイアスの基準電位は定電流バ
イアスしたダイオード回路の電位により生成されるよう
にしても良い。
【0024】上記の構成において、前記ベースバイアス
の基準電位を生成する定電流バイアスしたダイオード回
路は、前記バイアス発生回路の各々に付属して設けら
れ、前記ブロックの各々に対して温度補償されたベース
バイアス電位が供給されるようにしても良い。
【0025】上記構成において、前記高周波入力用の容
量素子は、前記バイポーラトランジスタのベース端子と
前記抵抗との接続点に接続されたメタル・インシュレー
タ・メタル容量素子を含むようにしても良い。
【0026】上記構成において、前記メタル・インシュ
レータ・メタル容量素子は、高周波電力源に接続されて
いても良いる。
【0027】上記基本構成に係るバイポーラトランジス
タを用いた高周波電力増幅器において、前記ブロックの
各々にエミッタフォロワ回路よりなる前記バイアス発生
回路を有し、このエミッタフォロワ回路のベース入力に
ベースバイアスの基準電位が与えられていても良い。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るバイポーラト
ランジスタを用いた高周波電力増幅器の実施形態につい
て、添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下の実
施形態においては、本発明をInGaP/GaAsのヘ
テロ接合バイポーラトランジスタを用いた2GHz帯の
電力増幅器に適用した場合を例にして説明する。また、
比較のために従来のバイポーラトランジスタを用いた高
周波電力増幅器の例も併せて説明する。
【0029】従来の電力増幅器は、1mm×2mmのチ
ップ内にそれぞれが4×30μmのサイズの32本のエ
ミッタフィンガーを、図10に示すように配置して、線
形出力30dBmWを得ている。ここで、符号1a,1
b,1c,1dは8本のエミッタフィンガーを並列接続
したトランジスタを示している。図示の位置に、ダイオ
ードバイアス回路からなるバイアス回路2を配置して、
4つのトランジスタブロック1aないし1dのそれぞれ
のベースに、直流電位を供給した。抵抗3は高周波遮断
用に設けられている。高周波信号は、MIM容量4を介
して4つのトランジスタブロック1a,1b,1c,1
dのベースに接続されている。
【0030】一方、本発明の第1実施形態に係るバイポ
ーラトランジスタを用いた高周波電力増幅器は、図1に
示されるように構成されている。すなわち4つの出力ト
ランジスタ1a,1b,1c,1dのそれぞれのベース
毎に、個別のダイオードバイアス回路2a,2b,2
c,2dがそれぞれのブロックに近接して配置されてい
る。具体的には、バイアス回路2a,2b,2c,2d
のそれぞれを構成するインピーダンス変換用の第2のバ
イポーラトランジスタ11a,11b,11c,11d
が、高周波阻止用の抵抗3a,3b,3c,3dをそれ
ぞれ介して、出力トランジスタ1a,1b,1c,1d
のベース側に接続されており、各々のトランジスタ1
a,1b,1c,1dのそれぞれのベースにバイアス電
位が供給されている。
【0031】バイアス回路2a,2b,2c,2dのそ
れぞれを構成するインピーダンス変換用の第2のバイポ
ーラトランジスタ11a,11b,11c,11dのベ
ースには、定電流バイアスされたダイオード回路6a,
6b,6c,6dよりそれぞれ構成される基準電圧生成
回路12a,12b,12c,12dにより生成された
ベースバイアスの基準電圧が供給されている。インピー
ダンス変換用の第2のバイポーラトランジスタ11a,
11b,11c,11dのエミッタと、高周波阻止用の
抵抗3a,3b,3c,3dとのそれぞれの接続点と接
地との間には、抵抗9a,9b,9c,9dがそれぞれ
設けられており、例えば1つのバイアス回路2aは、第
2のバイポーラトランジスタ11aと、高周波阻止用の
抵抗3aと、抵抗9aとにより構成されている。
【0032】バイポーラトランジスタの特性は、温度依
存性が強く、特に定電圧バイアスすると出力電流が環境
温度により大きく変動してしまうという問題がある。一
方、上述したように、包絡線成分の変化が大きいディジ
タル変調信号を低歪みで増幅するためには、ベース電位
を一定に保つことが重要である。バイアス回路2におけ
るダイオードバイアス回路は、ダイオード接続したトラ
ンジスタ6に一定の電流を供給し、このダイオードのベ
ース電位をインピーダンス変換して出力トランジスタ1
a,1b,1c,1dのベースへと供給している。
【0033】環境温度の変化は、ダイオード接続したト
ランジスタ6により検出されてバイアスポイントのコレ
クタ電流が変化しないように補正される。ダイオードの
電位はエミッタフォロワにより低インピーダンスで高出
力トランジスタに供給されているので、変調信号の包絡
線の変化によるベース電位の変動は強く抑制されてい
る。このような結果により、ディジタル変調方式にはダ
イオードバイアス回路やカレントミラー回路が適してい
るものと考えられている。
【0034】このダイオードバイアス回路の性質をさら
に引き出すために、ICのパターンを工夫した例が図1
1に示されている。図11に示されるパターンレイアウ
トにおける各符号は図10に示された各構成要素に振ら
れた符号と同一である。図11に示すパターンの例で
は、ダイオードバイアス回路の温度検出用のダイオード
接続されたトランジスタ6が、1つのブロックの高出力
トランジスタ1aの近傍に配置されていることが特徴で
ある。
【0035】ディジタル変調方式の携帯電話などでは、
電池寿命を延ばすために高効率な動作が期待されるB級
またはAB級増幅器が用いられている。B級またはAB
級増幅器においては、A級増幅器と異なり出力電力によ
って素子の消費電力が変化している。このため、高出力
トランジスタ1a,1b,1c,1dの素子温度も出力
レベルに応じて変化してしまう。
【0036】したがって、一定のバイアス電圧を高出力
トランジスタ1a,1b,1c,1dに与えていると、
出力レベルが増加して素子温度が上昇することにより、
効率が劣化してしまうことになる。図3にはこのときの
状態が図示されている。すなわち、素子温度が低いとき
には素子の入出力特性は、符号101で示されるように
なっており、B級またはAB級にバイアスポイント10
4を設定していても素子温度が高くなると入出力特性は
符号102のように変化し、バイアスポイントがA級側
にずれて符号105のようになり、電力効率が劣化して
しまうことになる。
【0037】そこで、図11のパターンレイアウトに示
すように、温度センスダイオード6を高出力トランジス
タ1aの近傍に配置すると、素子温度の変化に応じてバ
イアスポイントを補正することが可能となる。すなわ
ち、高出力トランジスタの素子温度が上昇すると温度セ
ンスダイオード6の素子温度も上昇し、高出力トランジ
スタに供給されるバイアス電圧を低下させることができ
る。このため、出力レベルによらずにB級またはAB級
に近いポイントにバイアス点が設定されることになり、
高効率な増幅器を構成することができる。
【0038】しかしながら、図10および図11に示す
従来のバイポーラトランジスタにおいては、素子の中心
側に設けられているトランジスタブロックの方が周辺側
に設けられているトランジスタブロックよりも温度上昇
が大きいために、周辺部のトランジスタブロックよりも
中心部のトランジスタブロックの方に流れる電流の方が
大きい傾向があった。
【0039】図12には、図10および図11に示され
る従来のバイポーラトランジスタの各トランジスタブロ
ックに流れる電流分布が、エミッタフィンガー当たりの
エミッタ抵抗をパラメータとして示されている。1つの
フィンガー当たりのエミッタ抵抗が3.5Ωの場合に
は、電流のばらつきは15%であったが、1フィンガー
当たり2Ωにまで小さくするとバラスト抵抗としての働
きが弱まって、電流のばらつきは30%と倍増してしま
っていた。
【0040】さらに、図11に示すような回路パターン
についての工夫を行なっても、バイアスポイントの補正
は高出力トランジスタの一部の素子温度を基準にして行
なうために、予想するほどには特性の向上は大きくなか
った。すなわち、図11に示すように、高出力トランジ
スタの周辺部のブロック1aの近傍に温度センスダイオ
ード6を配置した場合には、出力レベルが増加して素子
温度が上昇すると、高出力トランジスタの中心部のブロ
ック1b,1cに対しては、バイアスポイントがB級ま
たはAB級からA級側にずれてしまい、電力効率が劣化
する。
【0041】一方、図11とは異なり、温度センスダイ
オード6を高出力トランジスタの中心部側のブロック1
bの近傍に配置すると、出力レベルが増して素子温度が
上昇したときに高出力トランジスタの周辺部のブロック
1a,1dに対してはバイアスポイントがC級側にずれ
てしまい歪み特性が劣化してしまっていた。
【0042】一方、図1に示す本発明の第1実施形態に
係るバイポーラトランジスタを用いた高周波電力増幅器
によれば、各トランジスタ1a,1b,1c,1dのブ
ロック毎にバイアス電圧が温度補償として与えられてい
るので、各トランジスタ間の電流の均一性が向上した。
図3には、本発明の実施形態に係る構造によるトランジ
スタ1a,1b,1c,1dの各ブロックに流れる電流
分布が、1つのエミッタフィンガー当たりのエミッタ抵
抗をパラメータとして示されている。エミッタフィンガ
ー1つ当たりのエミッタ抵抗が3.5Ωでは電流分布の
ばらつきは4%と大きく改善された。また、エミッタ抵
抗を2Ωに通策しても、電流分布のばらつきは7%の範
囲に収めることができた。
【0043】図2には、本発明の第1実施形態に係る高
周波電力増幅器のパターンレイアウトの一実施例が示さ
れている。各トランジスタブロック1a,1b,1c,
1d毎に、ダイオードバイアス回路としてのインピーダ
ンス変換回路2a,2b,2c,2dが設けられ、その
中のインピーダンス変換部分としてのトランジスタ11
a,11b,11c,11dと、さらにダイオード部分
としての温度センスダイオード6a,6b,6c,6d
が各トランジスタブロック1a,1b,1c,1dの近
傍に配置されている。このような構成により、各トラン
ジスタブロック1a,1b,1c,1d間に素子温度の
ばらつきが生じても、各トランジスタブロックはB級ま
たはAB級にバイアスポイントが固定されて電力効率が
向上することになる。
【0044】さらに、付随的な効果として回路における
破壊耐性の向上が認められた。多数のエミッタフィンガ
ーを並列に接続したバイポーラトランジスタに過度の高
周波電力が入力されると、1本のフィンガーに全ての電
力が集中してしまういわゆる電流集中が発生する。電流
集中が発生したエミッタフィンガーの温度は非常に高く
なり、多くの場合、素子破壊に至ることがある。図10
に示したような第1の従来例による高周波電力増幅器の
回路においては、DCバイアスは全て1点に束ねられ、
その後各フィンガーに分配されている。
【0045】このため、バイアス回路は全てのフィンガ
ーにベース電流を充分に供給できる能力を備えている。
したがって、高出力トランジスタのフィンガー間で電流
集中が発生した場合、電流集中が発生した1本のフィン
ガーに充分なベース電流が供給されてしまい全ての高周
波電力が1つのフィンガーに集中してしまうために容易
に破壊されてしまうことになる。
【0046】図13に示す第2の従来例による回路にお
いては、高周波電力としての例えばRF(Radio Freque
ncy―無線周波数―)阻止用の抵抗7a,7b,7c,
7dが各トランジスタブロック1a,1b,1c,1d
または各フィンガーに直列に接続されてバラスト抵抗の
役割を兼ねているので、電流集中が起きる閾値は向上し
ている。しかし、一旦電流集中が発生すると、バイアス
回路2は図10の場合と同様に電流集中を起こした1本
のフィンガーに大きなベース電流を供給できるので、破
壊に至ることになる。
【0047】一方、本発明の実施形態による高周波電力
増幅器によれば、バイアス回路は複数設けられているの
で、各々のバイアス回路への電流供給能力は従来の回路
に比べて分割数の分だけ小さくなる。このため、電流集
中が生じるような極端なバイアス条件にさらされても、
電流集中が発生したフィンガーに供給されるベース電流
は破壊に至る程には大きくならないように設定すること
ができる。
【0048】図4には、本発明の第1実施形態に係るバ
イポーラトランジスタを用いた高周波電力増幅器の特性
図が示されている。この図4は第1の従来による回路の
特性を説明した図12に対応するものであり、図4によ
ればバラスト抵抗が2.0Ωの場合でも3.5Ωの場合
に比べてそれほどの劣化は見られず、好ましい結果を得
ることができた。
【0049】また、図5に示す表には、図1および図2
にそれぞれ示したバイポーラトランジスタの2GHzの
広帯域CDMA信号に対する効率が示されている。図1
0および図11に構成が示され、図12に特性が示され
た第2の従来例によるバイポーラトランジスタにおいて
は、フィンガー1つ当たりのエミッタ抵抗を3.5Ωか
ら2Ωに下げると、電流分布が不均一になるため効率が
35%から27%に大きく劣化した。
【0050】一方、本発明の実施形態に係るバイポーラ
トランジスタによれば、フィンガー1つ当たりのエミッ
タ抵抗を3.5Ωから2Ωに下げても、図4に示すよう
に、電流分布の均一性が保たれるので、効率の劣化は生
じない。むしろ、飽和電圧の低下と伝達コンダクタンス
の上詰まりがなくなるので、効率は向上した。図5の表
にも示すように、フィンガー1つ当たりのエミッタ抵抗
が3.5Ωのときには38%であるが、2Ωの場合には
43%に改善されている。
【0051】次に、バイアス回路2のトランジスタ11
の電流について従来例と比較しながら本発明の実施形態
を検討してみる。上述した図10に示す第1の従来例で
は、通常の負荷条件では電源電圧3.6Vで線形出力3
0dBmWを得ている。このとき、トランジスタブロッ
ク1a,1b,1c,1dの電流利得は100程度であ
ったので、トランジスタブロック1a,1b,1c,1
dのベース電流は合計で4.5mA程度である。実際に
は、定常状態のバイアス電流が1.5mA程度であった
ので、トランジスタ11に流れる電流は6mAであっ
た。
【0052】携帯電話等への応用では、出力アンテナの
状態により電力増幅器の負荷インピーダンスが大きく変
化することがある。負荷インピーダンスを小さくする
と、トランジスタブロック1a,1b,1c,1dのコ
レクタ電流が増加して2000mA以上に達した。この
とき、トランジスタブロック1a,1b,1c,1dの
電流利得は50に低下し、バイアス回路2のトランジス
タ11の電流は40mA以上にもなった。このため、ト
ランジスタ11は熱暴走を起こして破壊されてしまい、
図10に示された第1の従来例による回路では高周波電
力増幅器として動作不能になった。この破壊のメカニズ
ムは、第2の従来例による図13の回路においても同様
に発生した。
【0053】一方、図1に示された本発明の第1実施形
態においては、トランジスタブロック1a,1b,1
c,1dの外部コレクタ負荷が変動することによりコレ
クタ電流が2000mA以上に達したときに、バイアス
回路が分割されて各々のトランジスタブロック毎に個別
のバイアス回路が設けられているので、トランジスタ1
1a,11b,11c,11dに流れる電流は10mA
にとどまり、バイアス回路の破壊は生じなかった。
【0054】図6は、本発明の第2実施形態に係るバイ
ポーラトランジスタを用いた高周波電力増幅器を示して
いる。図1の第1実施形態に係る高周波増幅器における
ダイオードバイアス回路2a,2b,2c,2dのイン
ピーダンス変換用のトランジスタ11a,11b,11
c,11dのベースには、個別の基準電圧生成回路12
a,12b,12c、12dにより生成されたベースバ
イアスの基準電圧が供給されていたが、図6に示す第2
実施形態においては、ベースバイアス用の基準電圧を共
通の基準電圧生成回路12により生成して各トランジス
タ11a,11b,11c,11dのベースに供給して
いる。基準電圧生成回路12は、定電流バイアスされた
ダイオード回路6を備えている。
【0055】図6に示す構成によれば、1つのベースバ
イアスの基準電位を生成するダイオード回路6よりなる
基準電圧生成回路12により決定されたバイアス電圧を
複数のダイオードバイアス回路2a,2b,2c,2d
のインピーダンス変換用のトランジスタ11a,11
b,11c,11dのそれぞれのベースに供給し、この
インピーダンス変換用のトランジスタ11a,11b,
11c,11dから高周波電力増幅を行なうトランジス
タブロック1a,1b,1c,1dの各々にそれぞれベ
ースバイアス電圧を供給している。
【0056】図7は、図6に示される高周波電力増幅器
のパターンレイアウトを示す平面図であり、図7の各構
成部には図6の回路図に設けられた各構成部に付された
符号と同一の符号が付されている。したがって、図6と
図7の両図における同一符号は同一構成要素を示すもの
として重複説明を省略する。このような図6および図7
に示された第2実施形態に係る高周波電力増幅器によっ
ても、図1および図2に示した第1実施形態による高周
波電力増幅器と同様に、従来技術に比べてバイアス回路
の破壊耐性を大きく改善することができる。
【0057】すなわち、高周波電力増幅器を構成するト
ランジスタブロック1a,1b,1c,1dのコレクタ
負荷が変動してコレクタ電流が大きくなり、ベース電流
が増加してもバイアス回路のインピーダンス変換を行な
うトランジスタ11a,11b,11c,11dは、個
々のトランジスタブロック1a,1b,1c,1d毎に
分割されているので、電流集中は発生せず破壊耐性が向
上する。
【0058】なお、図6に示す第2実施形態に係るバイ
ポーラトランジスタを用いた高周波電力増幅器において
は、インピーダンス変換回路2a,2b,2c,2dを
トランジスタ11a,11b,11c,11dと、その
エミッタ側にそれぞれ接続された抵抗と、により構成す
るものとして説明したが、本発明はこれに限定されず、
トランジスタのエミッタ側に抵抗を設けないようにして
も良い。
【0059】図8は、本発明の第3実施形態に係るバイ
ポーラトランジスタを用いた高周波電力増幅器を示す回
路図である。図8において、バイアス回路2a,2b,
2c,2dは、それぞれエミッタフォロワ構成によるイ
ンピーダンス変換用のトランジスタ11a,11b,1
1c,11dのみによって構成されている。本発明は、
図8に示す第3実施形態の回路のように構成することも
可能であり、このような構成によってもコレクタ負荷の
変動によりコレクタ電流が大きくなりベース電流が増加
しても電流集中が発生せず、破壊耐性が向上するという
効果を有する。また、この第3実施形態に係る高周波電
力増幅器も、図9に示すようなパターンレイアウトによ
り構成することができる。図9の平面図においても、図
8と同一符号を付された構成要素は、図8の回路図にお
ける構成要素に対応している。
【0060】なお、上述したこの明細書の第1ないし第
3実施形態においては、何れも高出力高周波電力増幅を
行なうトランジスタブロックの数を4つとして説明した
が、本発明はこれに限定されず、n個(n≧2)のトラ
ンジスタブロックを有する高周波電力増幅器に適用でき
ることは勿論である。
【0061】また、バイアス回路の実施形態としてはダ
イオード回路で発生した基準電位をインピーダンス変換
して高周波トランジスタに供給する方式を例示したが、
ダイオード回路で発生した基準電位とインピーダンス変
換した出力電位の間に負帰還ループを設ける、いわゆる
カレントミラー回路を採用しても上述した構成の実施形
態における効果と同様の効果を得ることができ、本発明
による課題を解決することができる。
【0062】
【発明の効果】バラスト抵抗値を小さくしても電流分布
の均一性に優れたバイポーラトランジスタを提供するこ
とができ、高周波電力増幅器等に適用した場合に、包絡
線の変化が大きいディジタル変調波が入力されても歪み
の劣化が小さく、高効率で低歪みな増幅器を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るバイポーラトラン
ジスタを用いた高周波電力増幅器の回路を示す回路図。
【図2】本発明の第1実施形態に係る高周波電力増幅器
の実施例としてのパターンレイアウトを示す平面図。
【図3】比較の対象としての従来の高周波電力増幅器の
1トランジスタブロック当たりのコレクタ電流を示す特
性図。
【図4】本発明の第1実施形態に係るバイポーラトラン
ジスタを用いた高周波電力増幅器の特性を示す特性図。
【図5】2GHzの広帯域CDMA信号に対する効率を
本発明の第1実施形態と従来例を比較した表を示す説明
図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係るバイポーラトラン
ジスタを用いた高周波電力増幅器を示す回路図。
【図7】本発明の第2実施形態に係る高周波電力増幅器
の実施例としてのパターンレイアウトを示す平面図。
【図8】本発明の第3実施形態に係るバイポーラトラン
ジスタを用いた高周波電力増幅器を示す回路図。
【図9】本発明の第3実施形態に係る高周波電力増幅器
の実施例としてのパターンレイアウトを示す平面図。
【図10】従来の第1例に係るバイポーラトランジスタ
を用いた高周波電力増幅器を示す回路図。
【図11】図10に示される従来の高周波増幅器のパタ
ーンレイアウトを示す説明図。
【図12】図10の高周波電力増幅器におけるバイポー
ラトランジスタの特性を比較のために示す特性図。
【図13】従来の第2例に係るバイポーラトランジスタ
を用いた高周波電力増幅器を示す回路図。
【図14】従来の高周波電力増幅器におけるバイポーラ
トランジスタのコレクタ電流と包絡線成分とを模式的示
す特性図。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d バイポーラトランジスタ(ブ
ロック) 2a,2b,2c,2d ベースバイアス回路 3a,3b,3c,3d 高周波阻止用抵抗 4a,4b,4c,4d MIM容量素子 5a,5b,5c,5d バラスト抵抗 6,6a,6b,6c,6d 定電流バイアスされたダ
イオード回路 11a,11b,11c,11d インピーダンス変換
用のトランジスタ 12,12a,12b,12c,12d 基準電圧生成
回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月7日(2000.4.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】各トランジスタ1a,1b,1c,1dの
エミッタは、バラスト抵抗5a,5b,5c,5dを介
して接地電極に接続されている。高周波電力は、メタル
・インシュレータ・メタル(以下、Metal Insulator Me
tal―MIM―と略記する)容量素子4を介してトラン
ジスタ回路10の各トランジスタ1a〜1dのベースに
それぞれ接続されている。高周波電力がベースバイアス
回路へ漏れるのを防止するために、インピーダンス変換
用のバイポーラトランジスタ11のエミッタと高周波電
力トランジスタ回路10との間に、抵抗3が接続されて
いる。したがって、図10に示されるバイアス発生回路
2は、インピーダンス変換用のバイポーラトランジスタ
11と、高周波阻止用の抵抗3と、抵抗9とを備えてい
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】上記構成において、前記メタル・インシュ
レータ・メタル容量素子は、高周波電力源に接続されて
いても良い
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】一方、図1に示す本発明の第1実施形態に
係るバイポーラトランジスタを用いた高周波電力増幅器
によれば、各トランジスタ1a,1b,1c,1dのブ
ロック毎にバイアス電圧が温度補償として与えられてい
るので、各トランジスタ間の電流の均一性が向上した。
図3には、本発明の実施形態に係る構造によるトランジ
スタ1a,1b,1c,1dの各ブロックに流れる電流
分布が、1つのエミッタフィンガー当たりのエミッタ抵
抗をパラメータとして示されている。エミッタフィンガ
ー1つ当たりのエミッタ抵抗が3.5Ωでは電流分布の
ばらつきは4%と大きく改善された。また、エミッタ抵
抗を2Ωに小さくしても、電流分布のばらつきは7%の
範囲に収めることができた。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】比較の対象としての従来の高周波電力増幅器の
素子温度の変化の影響を説明する図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03F 1/02 H01L 27/06 101D 5J092 1/52 29/72 3/21 3/68 Fターム(参考) 5F003 BB04 BE04 BE05 BF06 BJ12 BJ18 BJ20 BJ99 BZ01 BZ05 5F082 AA21 AA31 BA31 BA35 BC03 BC11 BC13 BC15 FA11 GA02 GA04 5J069 AA01 AA21 AA41 CA02 CA21 CA36 CA57 CA81 FA05 FA07 FA10 FA20 HA02 HA06 HA19 HA25 HA29 HA43 KA09 KA12 KA47 MA01 MA19 MA21 SA14 TA01 TA02 5J090 AA01 AA21 AA41 CA02 CA21 CA36 CA57 CA81 CN03 FA05 FA07 FA10 FA20 FN06 FN14 GN01 HA02 HA06 HA19 HA25 HA29 HA43 HN20 KA09 KA12 KA47 MA01 MA19 MA21 QA03 SA14 TA01 TA02 5J091 AA01 AA21 AA41 CA02 CA21 CA36 CA57 CA81 FA05 FA07 FA10 FA20 FP08 GP02 HA02 HA06 HA19 HA25 HA29 HA43 KA09 KA12 KA47 MA01 MA19 MA21 QA03 SA14 TA01 TA02 UW08 5J092 AA01 AA21 AA41 CA02 CA36 CA57 CA81 FA05 FA07 FA10 FA20 GR04 HA02 HA06 HA19 HA25 HA29 HA43 KA09 KA12 KA47 MA01 MA19 MA21 QA03 SA14 TA01 TA02 VL08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2個以上のブロックを備えるバ
    イポーラトランジスタを用いた高周波電力増幅器であっ
    て、 前記ブロックの各々が、ベースバイアス電位を発生させ
    るバイアス発生回路と、高周波入力用の容量素子と、を
    有することを特徴とするバイポーラトランジスタを用い
    た高周波電力増幅器。
  2. 【請求項2】前記バイアス発生回路は、ベースバイアス
    の基準電位を低インピーダンスに変換する回路と、高周
    波を阻止するために前記バイポーラトランジスタのベー
    ス端子との間に設けられた抵抗と、を備えることを特徴
    とする請求項1に記載のバイポーラトランジスタを用い
    た高周波電力増幅器。
  3. 【請求項3】前記バイアス発生回路は、ベースバイアス
    の基準電位がベースに接続され直流電源がコレクタに接
    続された第2のバイポーラトランジスタと、高周波を阻
    止するために前記第2のバイポーラトランジスタのエミ
    ッタと前記バイポーラトランジスタのベース端子との間
    に設けられた抵抗と、を備え、前記ベースバイアスの基
    準電位は定電流バイアスしたダイオード回路の電位によ
    り生成されていることを特徴とする請求項1に記載のバ
    イポーラトランジスタを用いた高周波電力増幅器。
  4. 【請求項4】前記ベースバイアスの基準電位を生成する
    定電流バイアスしたダイオード回路は、前記バイアス発
    生回路の各々に付属して設けられ、前記ブロックの各々
    に対して温度補償されたベースバイアス電位が供給され
    ていることを特徴とする請求項3に記載のバイポーラト
    ランジスタを用いた高周波電力増幅器。
  5. 【請求項5】前記高周波入力用の容量素子は、前記バイ
    ポーラトランジスタのベース端子と前記抵抗との接続点
    に接続されたメタル・インシュレータ・メタル容量素子
    を含むことを特徴とする請求項3に記載のバイポーラト
    ランジスタを用いた高周波電力増幅器。
  6. 【請求項6】前記メタル・インシュレータ・メタル容量
    素子は、高周波電力源に接続されていることを特徴とす
    る請求項5に記載のバイポーラトランジスタを用いた高
    周波電力増幅器。
  7. 【請求項7】前記ブロックの各々にエミッタフォロワ回
    路よりなる前記バイアス発生回路を有し、このエミッタ
    フォロワ回路のベース入力にベースバイアスの基準電位
    が与えられていることを特徴とする請求項1に記載のバ
    イポーラトランジスタを用いた高周波電力増幅器。
JP2000089060A 2000-03-28 2000-03-28 バイポーラトランジスタを用いた高周波電力増幅器 Expired - Fee Related JP3641184B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000089060A JP3641184B2 (ja) 2000-03-28 2000-03-28 バイポーラトランジスタを用いた高周波電力増幅器
TW090107275A TW494621B (en) 2000-03-28 2001-03-26 High frequency power amplifier having a bipolar transistor
DE60123309T DE60123309T2 (de) 2000-03-28 2001-03-27 Hochfrequenzverstärker mit einem bipolaren Transistor
US09/817,149 US6448859B2 (en) 2000-03-28 2001-03-27 High frequency power amplifier having a bipolar transistor
EP01107446A EP1143609B1 (en) 2000-03-28 2001-03-27 High frequency power amplifier having a bipolar transistor
CNB011118008A CN1225834C (zh) 2000-03-28 2001-03-28 具有双极型晶体管的高频功率放大器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000089060A JP3641184B2 (ja) 2000-03-28 2000-03-28 バイポーラトランジスタを用いた高周波電力増幅器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001274636A true JP2001274636A (ja) 2001-10-05
JP3641184B2 JP3641184B2 (ja) 2005-04-20

Family

ID=18604859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000089060A Expired - Fee Related JP3641184B2 (ja) 2000-03-28 2000-03-28 バイポーラトランジスタを用いた高周波電力増幅器

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6448859B2 (ja)
EP (1) EP1143609B1 (ja)
JP (1) JP3641184B2 (ja)
CN (1) CN1225834C (ja)
DE (1) DE60123309T2 (ja)
TW (1) TW494621B (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7012469B2 (en) 2003-03-10 2006-03-14 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Integrated circuit device having high efficiency at the time of low power output
JP2006325096A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波電力増幅器
JP2007036138A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd バイポーラトランジスタ及び電力増幅器
JP2007053734A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Samsung Electro Mech Co Ltd 線形化のための微分重畳回路
JP2007142273A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Renesas Technology Corp バイポーラトランジスタを有する半導体装置
JP2007150380A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Hitachi High-Technologies Corp 演算増幅器及びそれを用いた走査電子顕微鏡
JP2007201445A (ja) * 2005-12-26 2007-08-09 Toshiba Corp 半導体装置
US7425872B2 (en) 2005-10-24 2008-09-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Radio frequency power amplifier
US7595696B2 (en) 2005-12-26 2009-09-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Power amplifier
US7605648B2 (en) 2007-07-23 2009-10-20 Mitsubishi Electric Corporation Power amplifier
JP2011130066A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Renesas Electronics Corp 半導体集積回路装置および電力増幅器
JP2011145294A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Tektronix Inc 液体レベル測定プローブ
KR101101501B1 (ko) * 2008-11-14 2012-01-03 삼성전기주식회사 온도 보상 기능을 개선한 증폭 회로
JP2013138303A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Murata Mfg Co Ltd 半導体集積回路及び電力増幅器
JP2014082518A (ja) * 2013-12-26 2014-05-08 Murata Mfg Co Ltd 半導体装置
US9331639B2 (en) 2012-11-30 2016-05-03 Murata Manufacturing Co., Ltd. Power amplification circuit and power amplification module
CN108462473A (zh) * 2017-02-17 2018-08-28 株式会社村田制作所 功率放大模块
US10972060B2 (en) 2018-09-14 2021-04-06 Murata Manufacturing Co., Ltd. Radio frequency power amplifier and power amplifier module

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6639470B1 (en) * 2000-10-06 2003-10-28 Skyworks Solutions, Inc. Constant current biasing circuit for linear power amplifiers
WO2002056461A1 (fr) * 2001-01-10 2002-07-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif a semi-conducteurs a haute frequence
JP2002217378A (ja) * 2001-01-19 2002-08-02 Toshiba Corp 高周波電力増幅器
US6750721B2 (en) * 2002-04-30 2004-06-15 Freescale Semiconductor, Inc. HBT linearizer and power booster
US6593797B1 (en) * 2002-06-18 2003-07-15 Koninklijke Philips Electronics N.V. High-frequency integrated transistor module
US6686801B1 (en) * 2002-07-23 2004-02-03 Mediatek Inc. Power amplifier with distributed capacitor
US7245183B2 (en) * 2002-11-14 2007-07-17 M/A-Com Eurotec Bv Apparatus, methods and articles of manufacture for processing an electromagnetic wave
US6819184B2 (en) * 2002-11-06 2004-11-16 Cree Microwave, Inc. RF transistor amplifier linearity using suppressed third order transconductance
US6967531B1 (en) * 2003-02-28 2005-11-22 Sirenza Microdevices, Inc. Multi-output amplifier with isolation between outputs
JP2004289640A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Ube Ind Ltd 半導体回路
US20060132241A1 (en) * 2003-10-14 2006-06-22 Katsuhiko Kawashima Transistor integrated circuit device and manufacturing method thereof
JP2005295057A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電力増幅器
WO2005119905A2 (en) * 2004-05-28 2005-12-15 Wj Communications, Inc. Linearity enhanced amplifier
JP2008501421A (ja) * 2004-06-03 2008-01-24 ヒル−ロム サービシーズ,インコーポレイティド 展開式ベッドモジュール
JP4155326B2 (ja) * 2004-11-29 2008-09-24 株式会社村田製作所 半導体装置および電力増幅器
KR20080018905A (ko) * 2005-05-26 2008-02-28 엔엑스피 비 브이 전자 장치 및 그 설계 방법
US7566920B2 (en) * 2005-07-13 2009-07-28 Panasonic Corporation Bipolar transistor and power amplifier
JP2007312031A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子デバイス
US7598809B2 (en) 2007-11-30 2009-10-06 Silicon Storage Technology, Inc. RF power amplifier
JP2009253728A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Panasonic Corp 高周波電力増幅器
CN102420571A (zh) * 2011-11-22 2012-04-18 南京国睿嘉源微电子有限公司 一种双极型放大器
CN104009720A (zh) * 2014-06-16 2014-08-27 东南大学苏州研究院 一种效率提高的功率放大器
US9632522B2 (en) * 2015-04-15 2017-04-25 Skyworks Solutions, Inc. Current mirror bias circuit with voltage adjustment
JP2018152714A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 株式会社村田製作所 電力増幅モジュール
CN107147365B (zh) * 2017-04-27 2020-12-11 中国科学院微电子研究所 一种Class-E功率放大器
US10686411B2 (en) * 2018-06-27 2020-06-16 Zhanming LI Gate drivers and voltage regulators for gallium nitride devices and integrated circuits
CN110739921B (zh) * 2019-11-20 2022-09-27 厦门市三安集成电路有限公司 功率放大单元和功率放大器

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1061828B (de) * 1956-08-04 1959-07-23 Wendton Werner Wendt K G Mehrstufiger Transistorverstaerker mit Kompensation des Temperatur-einflusses
US5321279A (en) 1992-11-09 1994-06-14 Texas Instruments Incorporated Base ballasting
US5541554A (en) * 1995-03-06 1996-07-30 Motorola, Inc. Multi-mode power amplifier
US5493255A (en) * 1995-03-21 1996-02-20 Nokia Mobile Phones Ltd. Bias control circuit for an RF power amplifier
US5608353A (en) 1995-03-29 1997-03-04 Rf Micro Devices, Inc. HBT power amplifier
JPH08274547A (ja) 1995-03-31 1996-10-18 Toshiba Corp 半導体装置
JPH08307159A (ja) * 1995-04-27 1996-11-22 Sony Corp 高周波増幅回路、送信装置、及び受信装置
FI107658B (fi) * 1997-06-02 2001-09-14 Nokia Mobile Phones Ltd Biasjänniteohjattuja rinnakkaisia aktiivikomponentteja
FI105611B (fi) * 1998-03-13 2000-09-15 Nokia Mobile Phones Ltd Radiotajuusvahvistimet
JP2000332542A (ja) * 1999-05-20 2000-11-30 Mitsubishi Electric Corp 多段電力増幅器のバイアス回路及びそのバイアス供給方法
US6265943B1 (en) * 2000-01-27 2001-07-24 Rf Micro Devices, Inc. Integrated RF power sensor that compensates for bias changes
US6317002B1 (en) * 2000-06-27 2001-11-13 International Business Machines Corporation Circuit for efficiently producing low-power radio frequency signals

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7012469B2 (en) 2003-03-10 2006-03-14 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Integrated circuit device having high efficiency at the time of low power output
JP2006325096A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波電力増幅器
JP2007036138A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd バイポーラトランジスタ及び電力増幅器
JP2007053734A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Samsung Electro Mech Co Ltd 線形化のための微分重畳回路
JP4550014B2 (ja) * 2005-08-17 2010-09-22 三星電機株式会社 線形化のための微分重畳回路
US7425872B2 (en) 2005-10-24 2008-09-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Radio frequency power amplifier
JP2007142273A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Renesas Technology Corp バイポーラトランジスタを有する半導体装置
JP2007150380A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Hitachi High-Technologies Corp 演算増幅器及びそれを用いた走査電子顕微鏡
US7595696B2 (en) 2005-12-26 2009-09-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Power amplifier
JP2007201445A (ja) * 2005-12-26 2007-08-09 Toshiba Corp 半導体装置
US7605648B2 (en) 2007-07-23 2009-10-20 Mitsubishi Electric Corporation Power amplifier
KR101101501B1 (ko) * 2008-11-14 2012-01-03 삼성전기주식회사 온도 보상 기능을 개선한 증폭 회로
JP2011130066A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Renesas Electronics Corp 半導体集積回路装置および電力増幅器
JP2011145294A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Tektronix Inc 液体レベル測定プローブ
JP2013138303A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Murata Mfg Co Ltd 半導体集積回路及び電力増幅器
US9331639B2 (en) 2012-11-30 2016-05-03 Murata Manufacturing Co., Ltd. Power amplification circuit and power amplification module
JP2014082518A (ja) * 2013-12-26 2014-05-08 Murata Mfg Co Ltd 半導体装置
CN108462473A (zh) * 2017-02-17 2018-08-28 株式会社村田制作所 功率放大模块
US10972060B2 (en) 2018-09-14 2021-04-06 Murata Manufacturing Co., Ltd. Radio frequency power amplifier and power amplifier module

Also Published As

Publication number Publication date
CN1225834C (zh) 2005-11-02
DE60123309T2 (de) 2007-05-10
DE60123309D1 (de) 2006-11-09
TW494621B (en) 2002-07-11
CN1318898A (zh) 2001-10-24
JP3641184B2 (ja) 2005-04-20
EP1143609A2 (en) 2001-10-10
US6448859B2 (en) 2002-09-10
EP1143609B1 (en) 2006-09-27
EP1143609A3 (en) 2004-02-25
US20010052820A1 (en) 2001-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001274636A (ja) バイポーラトランジスタを用いた高周波電力増幅器
US7834700B2 (en) Radio frequency power amplifier
US4663599A (en) Integrated circuit amplifier module
US7692490B2 (en) Power amplifying device having linearizer
US6661290B2 (en) High-frequency power amplifier
US11431305B2 (en) Power amplifier module and power amplification method
JP2006325096A (ja) 高周波電力増幅器
JP3631060B2 (ja) 線形増幅器及びこれを用いた無線通信装置
CN113054915B (zh) 一种应用于射频功率放大器的温度补偿偏置电路
US6897732B2 (en) Amplifier
CN113114121A (zh) 一种用于射频功率放大器的偏置电路
JPH05315862A (ja) 増幅回路
US11469715B2 (en) Power amplifier circuit
CN110971199B (zh) 功率放大器
CN114094957A (zh) 射频放大电路
KR100591062B1 (ko) 역방향 다이오드를 이용한 전치 왜곡형 선형 전력 증폭기
JP3854875B2 (ja) 増幅回路並びにそれを備えた電力増幅器および通信端末
JP2003017946A (ja) 半導体装置
JP3606807B2 (ja) 高周波増幅回路
JP2001094357A (ja) 線形高出力増幅装置
US20240039484A1 (en) Power amplifier
JP2002084142A (ja) 高周波電力増幅器
De la Rosa et al. A GSM-EDGE power amplifier with a BiFET current limiting bias circuit
Kim et al. PAE improvement of PCS MMIC power amplifier with a bias control circuit
JPH11266130A (ja) 高周波電力増幅器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041019

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050120

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100128

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110128

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees