JP2001274003A - チップ形積層サーミスタ - Google Patents

チップ形積層サーミスタ

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JP2001274003A
JP2001274003A JP2000086128A JP2000086128A JP2001274003A JP 2001274003 A JP2001274003 A JP 2001274003A JP 2000086128 A JP2000086128 A JP 2000086128A JP 2000086128 A JP2000086128 A JP 2000086128A JP 2001274003 A JP2001274003 A JP 2001274003A
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internal electrode
ceramic layer
chip
thermistor
internal electrodes
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Yuichi Abe
雄一 阿部
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抵抗値特性のバラツキの小さいチップ形積層
サーミスタを提供することを目的とする。 【解決手段】 セラミック層6と内部電極7,10とを
交互に複数層積層し、内部電極7,10の一方の端部9
a,12aを前記セラミック層6を挟んで一層おきに相
対向する異なる端面に引き出し、他方の端部8a,11
a側はセラミック層6を挟んで所定面積が重なり合うよ
うに積層された焼結体の両端面に引き出された内部電極
7,10の端部9a,12aと電気的に接続するように
設けた外部電極13からなり、かつ内部電極7,10は
長手方向に対し幅広部8,11とその1/2の幅狭部
9,12を設けた形状とすると共に、セラミック層6を
挟んで内部電極7,10どうしが重なり合う部分には少
なくとも幅広部8,11の一部と、幅狭部9,12の一
部が含まれる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温度センサ、温度補
償などに使用される面実装タイプのチップ形積層サーミ
スタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13に従来のチップ形積層サーミスタ
1の平面断面図、図14に同じく縦断面図を示す。チッ
プ形積層サーミスタ1内にはセラミック層2と内部電極
3が交互に積層され、かつ内部電極3はセラミック層2
を挟んで重なり合うように形成されると共に、それぞれ
の内部電極3の一方の端部は相対向する異なる端面に引
き出されており、引き出された内部電極3の端部と電気
的に接続するようにして焼結体の両端面部を覆うように
設けた外部電極4からなる構造となっている。
【0003】前記構成のチップ形積層サーミスタ1は内
部電極3間に介在するセラミック層2の厚さや、セラミ
ック層2を挟んで内部電極3どうしの重なり合う面積を
変えること、またはセラミック層2の層数を変えること
により所望の抵抗値特性を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
電子部品業界においてチップ形積層サーミスタ1は抵抗
値特性の精度と、そのバラツキが小さいことが要求され
ている。これに対応し製造工程では抵抗値の命中精度
と、そのバラツキを小さくするための製造管理技術は極
めて高度なものとなってきている。セラミック層2と内
部電極3を交互に積層したチップ形積層サーミスタ1に
おいては、セラミック層2を挟んで重なり合う内部電極
3の一方が図15に示すようにX方向、または図16に
示すようにY方向にずれ、内部電極3どうしの重なり合
う面積が僅かに変化した場合において生じる抵抗値の命
中精度、または抵抗値特性のバラツキが問題点となって
いた。
【0005】本発明は前記問題点を解決するもので、内
部電極がXまたはY方向にずれて形成された場合におい
ても、セラミック層を挟んで形成した内部電極間の重な
り面積が変化し難い構造を備えたチップ形積層サーミス
タを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、セラミック層と内部電極とを交互に複数層
積層し、かつ前記内部電極の一方の端部を前記セラミッ
ク層を挟んで一層おきに相対向する異なる端面に引き出
し、他方の端部側はセラミック層を挟んで所定面積が重
なり合うように積層された焼結体と、前記焼結体の両端
面に引き出された前記内部電極の端部と電気的に接続す
るように設けた外部電極からなるチップ形積層サーミス
タにおいて、前記内部電極をその長手方向に対し幅広部
と、前記幅広部の1/2の幅狭部を設けると共に、セラ
ミック層を挟んで内部電極が重なり合う部分には少なく
とも幅広部の一部と、幅狭部の一部が含まれる構成とす
ることにより、内部電極がX方向、またはY方向にずれ
て形成された場合においても内部電極どうしの重なり面
積が一定となり抵抗値のバラツキが抑制され、所期の目
的を達成することができるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、負の抵抗温度特性を有するサーミスタ組成物からな
るセラミック層と内部電極とを交互に複数層積層し、か
つ前記内部電極の一方の端部を前記セラミック層を挟ん
で一層おきに相対向する異なる端面に引き出し、他方の
端部側はセラミック層を挟んで所定面積が重なり合うよ
うに積層された焼結体と、前記焼結体の両端面に引き出
された前記内部電極の端部と電気的に接続するように設
けた外部電極からなるチップ形積層サーミスタにおい
て、前記内部電極の長手方向に対し幅広部と、前記幅広
部の1/2の幅狭部を設けた同形状とすると共に、セラ
ミック層を挟んで内部電極が重なり合う部分には少なく
とも幅広部の一部と、幅狭部の一部が含まれている構成
としたチップ形積層サーミスタであり、この構造のチッ
プ形積層サーミスタは少なくとも内部電極がX方向にず
れて形成された場合において、内部電極どうしの重なり
面積を常に一定に保つことができ、これによりチップ形
積層サーミスタの抵抗値特性のバラツキを抑制すること
ができるという作用を有するものである。
【0008】本発明の請求項2に記載の発明は、負の抵
抗温度特性を有するサーミスタ組成物からなるセラミッ
ク層と内部電極を交互に複数層積層し、かつ前記内部電
極の一方の端部を前記セラミック層を挟んで一層おきに
相対向する異なる端面に引き出し、他方の端部側はセラ
ミック層を挟んで所定面積が重なり合うように積層され
た焼結体と、前記焼結体の両端面に引き出された前記内
部電極の端部と電気的に接続するように設けた外部電極
からなるチップ形積層サーミスタにおいて、重なり合う
前記内部電極の一方は長手方向に対し幅広部と、前記幅
広部の1/2の幅狭部を設け、他方の内部電極は前記一
方の内部電極の幅より少なくとも狭く、かつ長手方向に
対し幅広部と、前記幅広部の1/2の幅狭部を設けた形
状とすると共に、セラミック層を挟んで内部電極が重な
り合う部分には少なくとも幅広部の一部と、幅狭部の一
部が含まれている構成としたチップ形積層サーミスタで
あり、重なり合う一方の内部電極が他方の内部電極より
幅の狭い相似形とすることにより、形成した内部電極の
一方がX方向、またはY方向の何れにずれても内部電極
の重なり面積は常に一定に保つことができ、これにより
チップ形積層サーミスタの抵抗値特性のバラツキを抑制
することができるという作用を有するものである。
【0009】以下、本発明の一実施の形態について説明
する。
【0010】(実施の形態1)図1は本発明の一実施の
形態のチップ形積層サーミスタ5の平面断面図、図2は
同じく縦断面図である。図において6はセラミック層、
7は第1の内部電極、8は第1の内部電極7の幅広部、
8aは幅広部8の端部、9は第1の内部電極7の幅狭
部、9aは幅狭部9の端部、10は第2の内部電極、1
1は第2の内部電極10の幅広部、11aは幅広部11
の端部、12は第2の内部電極10の幅狭部、12aは
幅狭部12の端部、13は外部電極を示す。尚、第1、
第2の内部電極7,10の幅狭部9,12はそれぞれ幅
広部8,11の1/2の幅にすると共に、第1の内部電
極7の幅広部8の端部8aがセラミック層6を挟んで第
2の内部電極10の幅狭部12と重なり、また、第2の
内部電極10の幅広部11の端部11aがセラミック層
6を挟んで第1の内部電極7の幅狭部9と重なる構造と
なっている。
【0011】先ず、公知の窯業的手法を用いマンガン、
コバルト等の酸化物を主成分とする負の抵抗温度特性を
有するサーミスタ材料粉末を作製する。
【0012】次に、公知の積層セラミックコンデンサの
製造方法に従って、サーミスタ材料粉末に有機溶剤、可
塑剤等を混合してスラリーとした後、スラリーをキャリ
アフィルム上に塗工、乾燥して厚さ30μmのグリーン
シートを作製する。
【0013】次いで、グリーンシートのみを11枚積層
した後、その面に第1層目の内部電極層の印刷、乾燥を
行う。尚、内部電極層は図3に示すように第1、第2の
内部電極7,10が同一平面上で交互に整列された状態
となっている。
【0014】その後、第1層目の内部電極層面にセラミ
ック層2用のグリーンシートを加圧積層した後、その面
に第2層目の内部電極層の印刷、乾燥を行う。尚、第2
層目の内部電極層は図1に示すように、第1の内部電極
7の幅広部8の端部8aがセラミック層6を挟んで第2
の内部電極10の幅狭部12と必ず重なり、また、第2
の内部電極10の幅広部11の端部11aがセラミック
層6を挟んで第1の内部電極7の幅狭部9と必ず重なる
ように第1層目の内部電極層に対し所定寸法ずらして印
刷を行う。
【0015】次に、第2層目の内部電極層面にグリーン
シートのみを11枚積層したブロックを重ね、加圧積層
を行い積層体グリーンブロック(図示せず)を作製す
る。
【0016】次いで、積層体グリーンブロックをチップ
形積層サーミスタの1005タイプの寸法となるように
切断した後、1200℃の温度で2時間焼成を行い、チ
ップ形積層サーミスタ5用の焼結体とした。得られた焼
結体は図2に示す外部電極13を設ける前の形状で、一
方の端面には第1の内部電極7の幅狭部9の端部9a
が、相対向する他方の端面にはセラミック層6を挟んで
第2の内部電極10の幅狭部12の端部12aが露出し
た構造となっている。
【0017】その後、焼結体の両端面に露出した第1の
内部電極7の端部9a、第2の内部電極10の端部12
aとそれぞれ電気的に接続するように導電ペーストを塗
布、焼付して一対の外部電極13を設けて図1に示すよ
うな本発明のチップ形積層サーミスタ5を完成させた。
比較例として従来の製造方法を用いて作製したチップ形
積層サーミスタ1の作製も行った。
【0018】次に、得られたチップ形積層サーミスタ1
及び5を25℃の恒温油槽中で抵抗値(R25)の測定
を行い、抵抗値特性のバラツキを(表1)に示した。
尚、バラツキは変動係数(標準偏差/平均値)で表し
た。
【0019】
【表1】
【0020】(表1)に示すように、本発明のチップ形
積層サーミスタ5は従来例のチップ形積層サーミスタ1
に比べて抵抗値特性のバラツキが小さくなっていること
が分かる。これは本発明のチップ形積層サーミスタ5の
場合、第1の内部電極7の端部8aが第2の内部電極1
0の幅狭部12部分と必ず重なり、第1、第2の内部電
極7と10とがX方向に相対的にずれて形成されても、
第1の内部電極7の端部8aが第2の内部電極10の幅
狭部12部分と必ず重なり、第2の内部電極10の端部
11aが第1の内部電極7の幅狭部9部分と必ず重なる
範囲内であれば、幅狭部9,12が幅広部8,11に対
しそれぞれ1/2の関係にあることから第1の内部電極
7がセラミック層6を挟んで第2の内部電極10との重
なり合う面積が常に一定に保つことができるために抵抗
値特性のバラツキが小さくなる。
【0021】これに対し従来例のチップ形積層サーミス
タ1は、図13に示すように一方の内部電極3が相対的
にX方向にずれた場合、セラミック層2を挟んで内部電
極3どうしの重なり合う面積が大きく、または小さくな
るため抵抗値特性のバラツキが大きくなることが明らか
となる。
【0022】本発明は製造技術が進歩しても内部電極
7,10の一方が相対的に僅かずれることを防止するこ
とが困難な中において、僅かな内部電極7,10のずれ
が生じた場合においてもセラミック層6を挟んで重なり
合う内部電極7,10の対向する面積を一定に保つこと
ができるという作用を有するものである。
【0023】本実施の形態において図3に示すような内
部電極層の印刷を行い、図1に示すようなチップ形積層
サーミスタ5を作製したが、図5〜図9に示すような形
状、すなわち、図5に示す内部電極15は図1とは逆方
向に幅広部が突出した形状、図6に示す内部電極17は
幅狭部と幅広部との境界にテーパ部を形成した形状、図
7に示す内部電極19は幅狭部をV字状の切欠部19a
で形成した形状、図8に示す内部電極21は幅狭部を台
形状の切欠部21aで形成した形状、図9に示す内部電
極23は幅狭部に対して幅広部が両側に突出した形状と
し、このような形状の内部電極15,17,19,2
1,23どうしを重ね合わせたチップ形積層サーミスタ
14,16,18,20,22においても本発明のチッ
プ形積層サーミスタ5の抵抗値特性のバラツキと同等に
なることが確認されている。
【0024】また図4に示すように第1の内部電極7の
端部9a、及び第2の内部電極10の端部12aの外部
電極13と接続する部分の幅9b,12bを広くする
と、外部電極13との電気的接続の信頼性をより向上さ
せることが可能となる。更に、図10に示すように第
1、第2の内部電極7,10、及びセラミック層6の積
層数を増やすことにより要求に応じた幅広い抵抗値特性
に対応することが可能となる。
【0025】(実施の形態2)図11は本発明の他の実
施の形態のチップ形積層サーミスタ24の平面断面図で
ある。図において、25は第1の内部電極、26は第1
の内部電極25の幅広部、26aは幅広部26の端部、
27は第1の内部電極25の幅狭部、27aは幅狭部2
7の端部、28は第2の内部電極、29は第2の内部電
極28の幅広部、29aは幅広部29の端部、30は第
2の内部電極28の幅狭部、30aは幅狭部30の端
部、13は外部電極を示す。尚、第1、第2の内部電極
25,28の幅狭部27,30はそれぞれ幅広部26,
29の1/2の幅にすると共に、第1の内部電極25の
幅広部26及び幅狭部27は、第2の内部電極28の幅
広部29及び幅狭部30のそれぞれより大きく、かつ第
1の内部電極25の幅広部26の端部26aがセラミッ
ク層6を挟んで第2の内部電極28の幅狭部30と重な
り、また、第2の内部電極28の幅広部29の端部29
aがセラミック層6を挟んで第1の内部電極25の幅狭
部27と重なる構造となっている。
【0026】先ず、実施の形態1で作製した厚さ30μ
mのグリーンシートのみを11枚積層した後、その面に
第1層目の内部電極層の印刷、乾燥を行う。尚、内部電
極層は図12に示すように第1、第2の内部電極25,
28が同一平面上で交互に整列された状態となってい
る。
【0027】その後、第1層目の内部電極層面にセラミ
ック層用グリーンシートを加圧積層した後、その面に第
2層目の内部電極層の印刷、乾燥を行う。尚、第2層目
の内部電極層は図11に示すように、第1の内部電極2
5の幅広部26の端部26aがセラミック層6を挟んで
第2の内部電極28の幅狭部30と必ず重なり、また、
第2の内部電極28の幅広部29の端部29aがセラミ
ック層6を挟んで第1の内部電極25の幅狭部27と必
ず重なるように第1層目の内部電極層に対し所定寸法ず
らして印刷を行う。
【0028】次に、第2層目の内部電極層面にグリーン
シートのみを11枚積層したブロックを重ね、加圧積層
を行い積層体グリーンブロック(図示せず)を作製す
る。
【0029】次いで、積層体グリーンブロックをチップ
形積層サーミスタの1005タイプの寸法となるように
切断した後、実施の形態1と同条件で焼成を行い、チッ
プ形積層サーミスタ24用の焼結体とした。得られた焼
結体は図11に示す外部電極13を設ける前の形状で、
一方の端面には第1の内部電極25の幅狭部27の端部
27aが、相対向する他方の端面にはセラミック層6を
挟んで第2の内部電極28の幅狭部30の端部30aが
露出した構造となっている。
【0030】その後、焼結体の両端面に露出した第1の
内部電極25の端部27a、第2の内部電極28の端部
30aとそれぞれ電気的に接続するように、導電ペース
トを塗布、焼付して一対の外部電極13を設け図11に
示すような本発明のチップ形積層サーミスタ24を完成
させた。
【0031】次に、得られたチップ形積層サーミスタ2
4を25℃の恒温油槽中で抵抗値(R25)の測定を行
い、抵抗値特性のバラツキを併せて上記(表1)に示し
た。
【0032】(表1)に示すように、本発明のチップ形
積層サーミスタ24は従来例のチップ形積層サーミスタ
1及び実施の形態1で作製したチップ形積層サーミスタ
5の何れよりも抵抗値特性のバラツキが小さくなってい
ることが分かる。
【0033】これは本発明のチップ形積層サーミスタ2
4の場合、図11に示すように第2の内部電極28の幅
広部29の両側部29bは、第1の内部電極25の幅広
部26の両側部26b内部に収まると共に、端部29a
はセラミック層6を挟んで第1の内部電極25の幅狭部
27と重なり、第1の内部電極25の幅広部26の端部
26aは、セラミック層6を挟んで第2の内部電極28
の幅狭部30と重なる構成となっているため、第1また
は第2の内部電極25,28の何れか一方がX方向、ま
たはY方向に相対的にずれて形成されても、第1の内部
電極25の端部26aが第2の内部電極28の幅狭部3
0部分と必ず重なり、第2の内部電極28の幅広部29
の両側部29bは、第1の内部電極25の幅広部26の
両側部26b内に収まると共に端部29aが幅狭部27
部分と必ず重なる範囲内であれば、幅狭部27,30が
幅広部26,29に対しそれぞれ1/2の関係にあるこ
とから第1の内部電極25がセラミック層6を挟んで第
2の内部電極28との重なり合う面積を常に一定に保つ
ことができるために抵抗値特性のバラツキが更に小さく
なることが明らかとなる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明のチップ形積層サー
ミスタは、セラミック層を挟んで対向するように形成す
る内部電極がX、またはY方向に相対的にずれて形成さ
れた場合においても、セラミック層を挟んで対向する内
部電極どうしの重なり面積を一定に保つことができるた
め抵抗値特性のバラツキを小さい値に抑制することが可
能となり信頼性の高いチップ形積層サーミスタを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の内部電極が同一形状の
ものを重ね合わせたチップ形積層サーミスタの平面断面
【図2】同縦断面図
【図3】同内部電極層の平面図
【図4】同各種内部電極形状のチップ形積層サーミスタ
の平面断面図
【図5】同各種内部電極形状のチップ形積層サーミスタ
の平面断面図
【図6】同各種内部電極形状のチップ形積層サーミスタ
の平面断面図
【図7】同各種内部電極形状のチップ形積層サーミスタ
の平面断面図
【図8】同各種内部電極形状のチップ形積層サーミスタ
の平面断面図
【図9】同各種内部電極形状のチップ形積層サーミスタ
の平面断面図
【図10】同各種内部電極形状のチップ形積層サーミス
タの縦断面図
【図11】同内部電極の異なる形状のものを重ね合わせ
たチップ形積層サーミスタの平面断面図
【図12】同内部電極の異なる形状のものを用いた内部
電極層の平面図
【図13】従来例のチップ形積層サーミスタの平面断面
【図14】同縦断面図
【図15】従来例のチップ形積層サーミスタの内部電極
がX方向にずれた状態を示す平面断面図
【図16】同Y方向にずれた状態を示す平面断面図
【符号の説明】
1 チップ形積層サーミスタ 2 セラミック層 3 内部電極 4 外部電極 5,14,16,18,20,22,24 チップ形積
層サーミスタ 6 セラミック層 7,25 第1の内部電極 8,26 幅広部 8a,26a 幅広部の端部 9,27 幅狭部 9a,27a 幅狭部の端部 10,28 第2の内部電極 11,29 幅広部 11a,29a 幅広部の端部 12,30 幅狭部 12a,30a 幅狭部の端部 13 外部電極 15,17,19,21,23 内部電極 26b,29b 幅広部側面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負の抵抗温度特性を有するサーミスタ組
    成物からなるセラミック層と内部電極とを交互に複数層
    積層し、かつ前記内部電極の一方の端部を前記セラミッ
    ク層を挟んで一層おきに相対向する異なる端面に引き出
    し、他方の端部側はセラミック層を挟んで所定面積が重
    なり合うように積層された焼結体と、前記焼結体の両端
    面に引き出された前記内部電極の端部と電気的に接続す
    るように設けた外部電極からなるチップ形積層サーミス
    タにおいて、前記内部電極の長手方向に対し幅広部と、
    前記幅広部の1/2の幅狭部を設けた同形状とすると共
    に、セラミック層を挟んで内部電極が重なり合う部分に
    は少なくとも幅広部の一部と、幅狭部の一部が含まれて
    いる構成としたチップ形積層サーミスタ。
  2. 【請求項2】 負の抵抗温度特性を有するサーミスタ組
    成物からなるセラミック層と内部電極を交互に複数層積
    層し、かつ前記内部電極の一方の端部を前記セラミック
    層を挟んで一層おきに相対向する異なる端面に引き出
    し、他方の端部側はセラミック層を挟んで所定面積が重
    なり合うように積層された焼結体と、前記焼結体の両端
    面に引き出された前記内部電極の端部と電気的に接続す
    るように設けた外部電極からなるチップ形積層サーミス
    タにおいて、重なり合う前記内部電極の一方は長手方向
    に対し幅広部と、前記幅広部の1/2の幅狭部を設け、
    他方の内部電極は前記一方の内部電極の幅より少なくと
    も狭く、かつ長手方向に対し幅広部と、前記幅広部の1
    /2の幅狭部を設けると共に、セラミック層を挟んで内
    部電極が重なり合う部分には少なくとも幅広部の一部
    と、幅狭部の一部が含まれている構成としたチップ形積
    層サーミスタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009302355A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Murata Mfg Co Ltd 電子部品
CN114334323A (zh) * 2021-12-30 2022-04-12 深圳顺络电子股份有限公司 一种片式ntc热敏电阻及其制造方法

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