JP2001273831A - 照光式スイッチ - Google Patents

照光式スイッチ

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JP2001273831A
JP2001273831A JP2000064023A JP2000064023A JP2001273831A JP 2001273831 A JP2001273831 A JP 2001273831A JP 2000064023 A JP2000064023 A JP 2000064023A JP 2000064023 A JP2000064023 A JP 2000064023A JP 2001273831 A JP2001273831 A JP 2001273831A
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JP
Japan
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sheet
movable contact
switch
adhesive
illuminated switch
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000064023A
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English (en)
Inventor
Atsushi Saito
淳 斎藤
Yasushi Naoi
泰史 直井
Koji Yoneda
幸司 米田
Kaori Aoki
カオリ 青木
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Seiko Precision Inc
Original Assignee
Seiko Precision Inc
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Publication date
Application filed by Seiko Precision Inc filed Critical Seiko Precision Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】可動接点とELシートとを貼着させることによ
って可動接点とELシートとを一体型構造とし、薄型で
クリック感の良好な照光式スイッチとしてユニット供給
可能とする。 【構成】スイッチシートとして固定接点7aが設けられ
ており、スイッチシートの上方には、弾性変形すること
によってスイッチシートを電気的に接続可能な可動接点
8が配設されており、可動接点8の表面には、可動接点
8以外の周辺部にまでわたって絶縁部材5を介在させて
可撓性のELシートAが貼着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照光式スイッチに関す
るものであり、特には、ELシートによって照光するス
イッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の照光式スイッチとしては、スイッ
チシートに設けられている固定接点を弾性変形すること
によって電気的に接続させる可動接点上に、その可動接
点に対して非一体型のELシートを設けることによって
スイッチを照光させているという構成のものがある(例
えば、特開平10−144172号公報参照)。
【0003】また、照光の光源としてELシートを用い
ない場合には、図16に示すように、スイッチシート1
01上にLED102が配設されており、キー操作パッ
ド103を介してLED102の照光を拡散させること
によってスイッチ全体を照光させるという構成のものが
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】可動接点を用いていて
ELシートによって照光する従来の照光式スイッチにあ
っては、ELシートと可動接点が非一体型構造であるの
で、照光式スイッチとしてのユニット化が不完全であ
る、すなわち、照光式スイッチとしては、単に従来より
公知のスイッチの上方にELシートを設けることによっ
て、初めて照光式スイッチとなるものであった。したが
って、組立工数の観点からも後工程に組立の負荷がかか
るものであった。
【0005】また、LEDを用いた照光式スイッチは、
LED自体が点光源であるため、スイッチ表面全体を均
一に照光させることが容易にできない。そのため、例え
ば白色顔料を分散させたシリコンゴムを材料とするキー
操作パッドを用いて、このキー操作パッドによりLED
光を拡散させることによってスイッチ表面全体を均一に
照光させるという構成が採られている。しかしながら、
この場合、厚さの薄いキー操作パッドを用いたのではス
イッチ表面全体を均一に照光させることに満足できる結
果を得ることができず、実際には、2.5〜3.0mmの厚さの
キー操作パッドが用いられており、このことは、照光式
スイッチの薄型化の妨げとなっている。これは、さらに
は、このスイッチを用いた場合に、携帯電話や携帯情報
端末等の装置の薄型化・軽量化にとって都合の悪いこと
であった。
【0006】またさらには、このようなスイッチは、ス
イッチのON/OFF操作の際に良好なクリックが求め
られるものであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、可動接点とE
Lシートとを貼着させることによって可動接点とELシ
ートとを一体型・薄型構造とし、この段階で照光式スイ
ッチとして供給可能としているものであり、また、EL
シートと可動接点との接着方法や可動接点の形状によっ
て良好なクリック感を伴うスイッチを提供するものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、スイッチシートとして
固定接点が設けられており、スイッチシートの上方に
は、弾性変形することによってスイッチシートを電気的
に接続可能な可動接点が配設されており、可動接点の表
面には、可動接点以外の周辺部にまでわたって絶縁部材
を介在させて可撓性のELシートが貼着されている照光
式スイッチである。
【0009】好ましくは、ELシートと可動接点とは、
ELシートと可動接点の表面との間に介在する接着剤に
よって貼着するのがよい。
【0010】さらには、接着剤は、可動接点の表面の一
部分にだけ介在させてELシートと可動接点とを貼着さ
せるのがよい。
【0011】また好ましくは、ELシートと可動接点と
は、ELシートと可動接点の表面との間に介在する両面
接着剤付シートによって貼着するのがよい。
【0012】さらには、両面接着剤付シートは、可動接
点の表面の一部分にだけ介在させてELシートと可動接
点とを貼着させるのがよい。
【0013】また好ましくは、可動接点は、ドーム型に
形成された金属部材であるとよい。
【0014】さらには、ドーム型に形成された金属部材
は、網状であるとよい。
【0015】また、好ましくは、ELシートと可動接点
とは、ELシートと可動接点の表面との間に介在する接
着剤または両面接着剤付シートによって貼着されてお
り、接着剤または両面接着剤付シートは、可動接点の弧
状部分表面の80%以内に介在しているのがよい。
【0016】さらには、ELシートは、予め可動接点の
形状にそった形状を有するように成形または塑性変形さ
れているのがよい。
【0017】また、ELシートは、可撓性の透明フィル
ム上に透明電極層、発光層、絶縁層および背面電極層が
順次積層されて形成されているものであって、可動接点
の表面部に位置する部分において、発光層、絶縁層およ
び背面電極層の少なくとも一層が省略されていてもよ
い。
【0018】また、ELシートの上方にはキー操作パッ
ドを配設するのが望ましい。
【0019】また、キー操作パッドは、シート状である
のが望ましい。
【0020】
【実施例】実施例について、図面を参照して説明する。
図1において、本発明に用いるELシートAを説明す
る。透明電極層1は、ポリエチレンテレフタレートのフ
ィルム1a上に透明電極膜1bを構成するインジウム−
錫酸化物(以下、「ITO」)を蒸着し、透明電極層1
としたものによって構成されている。本実施例において
は、厚さ75μmとなっている。
【0021】発光層2は、透明電極層1の上面に発光イ
ンクを印刷することにより形成される。発光インクを構
成する発光体としては、Cuをドープした硫化亜鉛(Z
nS)を用いる。この発光体をフッ素樹脂バインダとし
てフッ化ビニリデンと六フッ化プロピレンの共重合体を
溶剤としてのメチルエチルケトンに溶かしたバインダを
用い、これらを混合して撹拌し、発光インクを作る。こ
の発光インクをスクリーン印刷法等の方法によってIT
O蒸着面上に印刷し、その後、加熱し乾燥させ発光層2
を形成する。
【0022】次に、この発光層2上に発光層2の形成と
同様の方法により絶縁層3を形成する。絶縁層3を形成
する絶縁インクは、チタン酸バリウム(BaTiO3 )
からなる高誘電体物質と上記のフッ素樹脂バインダとを
混合して撹拌することによって作る。
【0023】背面電極層4は、絶縁層3上にカーボンイ
ンクを印刷し、加熱し乾燥することによって形成され
る。カーボンインクは、ポリエステルをバインダとして
カーボン粉を混合したものによって構成される。この
他、背面電極層4は、カーボン粉と銀粉および銅粉とバ
インダであるポリエステルとによって構成したものでも
構わない。
【0024】以上において、ELシートAが完成するの
であるが、本発明においては、背面電極層4上に絶縁層
5を形成させる。この絶縁層5は、後述する可動接点と
の電気的絶縁を図るものであって、電気的に絶縁できる
ものであればよく、ELシートAの面発光とは関係のな
いものである。
【0025】図2において、本発明の照光式スイッチを
説明する。スイッチシート7には1対の固定接点7aが
設けられており、その上方にはドーム形状に成形された
可動接点8が配設されている。この可動接点8は、弾性
変形可能な部材であって、例えば、人の指にて図下側に
押すと、弾性変形してへこみ、指を離すと元の形状に復
帰する。可動接点8は、可動接点8を押してへこませる
際、および弾性変形状態から元の形状へ復帰する際、適
度なクリック感がともなうものが採用されている。可動
接点8は、弾性変形してへこんだ状態において、スイッ
チシート7の1対の固定接点7aと接触して、電気的に
接続した状態にする。すなわち、例えば導電性を有する
金属材料が用いられている。前述のELシートAの表面
に接着剤6が塗布され、この可動接点8が貼着される。
したがって、本発明においては、可動接点8とELシー
トAは、絶縁層5が介在して一体型構造になっている。
このようなELシートAについて、例えばその表面に文
字または図形9を印刷したものが用いられる(図13参
照)。なお、可動接点8は金属材料に限らず、弾性変形
可能な導電性材料であればよく、例えばゴム等にカーボ
ン等を混入したものを用いるようにしてもよい。
【0026】なお、図2に示す実施例においては、EL
シートAは平坦な形状に作られたものであって、ELシ
ートAと可動接点8は、ELシートが可動接点8の形状
にそった状態で接着剤6によって貼着してあるものであ
る。また、ELシートAと可動接点8との貼着は、接着
剤6によるものに限られることなく、他に、両面接着剤
付シート(「両面テープ」とも称される。)16によっ
て貼着することとしてもよい。
【0027】図3において、ELシートAの一部を予め
可動接点8の形状にそった形状に成形または塑性変形し
たELシートBを示す。照光式スイッチとしての構成
は、前述の図2に示すものと同様である。このように、
ELシートBは予め可動接点8の形状にそった形状に成
形または塑性変形してあるので、それによって照光式ス
イッチを形成すれば、より良好なクリック感が期待でき
る。
【0028】図4において、可動接点8をELシートA
またはBに貼着した場合に、可動接点8と重なる部分に
ついて、発光層2、絶縁層3および背面電極層4を省略
して形成したELシートCを示す。この場合、照光式ス
イッチとしては、照光部分は可動接点8の周囲だけとな
る。ここで、ELシートAまたはBは可撓性を有するも
のの、ELシートとしては繰り返し弾性変形を受けるこ
とは好ましいものではない。したがって、図4に示すE
LシートCの構成とすれば、照光式スイッチのON/O
FFの繰り返しは、ELシートCの照光としての影響の
ない部分の繰り返し弾性変形となるので、ELシートと
しての耐久性の向上を図ることができるようになる。な
お、可動接点8と重なる部分については、発光層2、絶
縁層3および背面電極層4の全てを省略する場合に限ら
ず、それらの内の少なくとも一層を省略する構成であれ
ばよい。
【0029】図5において、可動接点8をELシートに
貼着する際に、上述のように接着剤6を全面に塗布す
る、または両面接着剤付シート16を全面に介在させる
のではなく、可動接点8の表面の一部分にだけ接着する
パターンでELシートに接着剤6を塗布、または両面接
着剤付シート16を介在させて貼着する例を示す。この
場合、可動接点8の表面に接着剤6または両面接着剤付
シート16が介在していない部分を人為的に設けている
ため、可動接点8はELシートに貼着されているもの
の、非接着部Nも存在することになる。
【0030】また、可動接点8の表面の一部分にだけ接
着剤を塗布、または両面接着剤付シート16を介在させ
る場合に、図5においては、可動接点8の表面の周縁部
(すなわち、非接着部N)を除く部分に接着剤を塗布す
る、または両面接着剤付シート16を介在させる例を示
しているが、これに限られることなく、他に、図6に示
すように、可動接点8の中心部にのみ接着剤6または両
面接着剤付シート16を介在させることや、さらに、図
7に示すように、可動接点8の表面上を橋渡しするよう
に接着剤6または両面接着剤付シート16を介在させる
ことも挙げられる。また、図8に示すように、可動接点
8の中心部を除く周縁部に接着剤6または両面接着剤付
シート16を介在させることも挙げられる。
【0031】ここで、可動接点8として、本実施例に用
いたドーム型スイッチ(図9参照)について説明する。
可動接点8は、材料としてはステンレス、リン青銅等の
金属製であり、弾性変形可能な部品で、例えば、人の指
にて押すと弾性変形して凹んだ状態となり、指を離すと
元の形状に復帰する。可動接点8が弾性変形して凹んだ
状態において1対の固定接点7aと接触し、1対の固定
接点7aは電気的に接続した状態となる。
【0032】可動接点8の表面全体が貼着されるように
ELシートに接着剤6または両面接着剤付シート16を
介在させて貼着する場合(図2の場合)と、可動接点8
の表面の一部分だけに接着剤6または両面接着剤付シー
ト16が介在するようにELシートに貼着する場合(図
5の場合)とでは、スイッチを操作した時のクリック感
に差異がでる。この差異を定量的に測定した結果につい
て説明する。
【0033】一般に、この種のドーム型スイッチのクリ
ック感は、以下に示す値によって表わされる。 クリック率(%)=(OF:動作荷重−RF:復帰荷重)/(O
F:動作荷重)×100 ここで、「OF:動作荷重」とはドーム型スイッチがドー
ム型形状から下部に位置するスイッチシートの1対の固
定接点を電気的に接続させる形状(押し込まれた状態)
にまで変形する際に必要な荷重の最大値であり、「RF:
復帰荷重」とはドーム型スイッチがスイッチシートの1
対の固定接点を電気的に接続させている形状に至った時
点での負荷の値を示している(図17参照)。また、ク
リック率は、上記計算の結果が50%±10%の場合に
良好であると感じられる。そこで、図9に示す可動接点
8を用いた場合において、可動接点8(ドーム型スイッ
チ)単体、可動接点8の表面の一部分だけに接着剤6ま
たは両面接着剤付シート16が介在するようにELシー
トを貼着したもの、可動接点8の表面全体が貼着される
ようにELシートに接着剤6を塗布、または両面接着剤
付シート16を介在させて貼着したもの各々のクリック
率は、それぞれ49%、43%、15%となる測定結果
が得られた。すなわち、可動接点8の表面の一部分だけ
に接着剤6または両面接着剤付シート16が介在するよ
うにELシートと可動接点8とを貼着したものは良好な
クリック感が得られていると言える。
【0034】上述において、可動接点8であるドーム型
スイッチの形状は図9(a)、(b)に示したものを例
示したが、可動接点8のドーム型スイッチはこれに限ら
れるものではなく、本発明の照光式スイッチにおいて、
用いるELシートの仕様に対応させて、図10(a)、
(b)に示すようなドーム型スイッチの弧状部分を網状
にした可動接点18や、図11に示すような図9のドー
ム型の両端をカットした形状の可動接点28や、図12
に示すような図10の網状ドーム型の両端をカットした
形状の可動接点38を用いることによって、良好なクリ
ック感を得ればよい。
【0035】図14において、本発明の照光式スイッチ
のELシート上に可動接点8をON/OFFさせるため
のキー操作パッド10を配設した例を示す。キー操作パ
ッド10は、実質的に透明なシリコンゴム等の材料によ
って形成される。このようなキー操作パッド10を具備
させることによって、より良好なクリック感が期待でき
る。このキー操作パッド10は、従来のLED光源の場
合とは異なり、本実施例ではEL光源であるため厚さの
厚いものを用いることなく均一な照光を得ることが可能
である。
【0036】図15において、本発明の照光式スイッチ
のELシート上に可動接点8をON/OFFさせるため
のシート状キー操作パッド11を配設した例を示す。な
お、本図における固定接点は、固定接点は上述してきた
1対の固定接点からなる構成のものではなく、可動接点
の弧状中央部下部の固定接点7bと弧状縁部7cとによ
って電気的に接続をとるものである。本発明の照光式ス
イッチのELシート上にスペーサ12を介してシート状
キー操作パッド11を設けてある。例えばシート状キー
操作パッド11の表面には文字または図形9を印刷した
ものが用いられる。この実施例もEL光源を用いている
ため、厚さの厚いものを用いることなく均一な照光を得
ることが可能であり、具体的には、厚さを1mm以下のも
のを採用することができる。各部の貼着は、接着剤6ま
たは両面接着剤付シート16によって行なっている。
【0037】なお、上述してきた本実施例では、ELシ
ートに接着剤6を塗布、または両面接着剤付シート16
を貼り付けておいて可動接点を貼着する例を示してきた
が、当然可動接点に接着剤6を塗布、または両面接着剤
付シート16を貼り付けておいてELシートを貼着して
もかまわない。
【0038】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0039】本発明の構成を採ることによって、可動接
点とELシートとは一体型構造となり、すなわち、スイ
ッチシートも含め、照光式スイッチとして完全にユニッ
ト化を図ることが可能となる。また、ELシートの駆動
時の振動が減少し、静粛となる。
【0040】そして、可動接点をドーム型に形成された
金属材料を採用することで、簡単な構造で、適度なクリ
ック感を得ることが可能となり、ELシートと可動接点
とを可動接点の表面の一部分だけに接着剤が介在するよ
うに貼着した場合には、より良好なクリック感を得るこ
とが可能となる。
【0041】また、ELシートと可動接点との貼着は、
接着剤の他の例として、両者の間に両面接着剤付シート
を介在させることによっても可能であり、組立性の向上
を図ることが可能となる。
【0042】また、用いるELシートの仕様によってド
ーム型に形成された金属材料の形状を様々なものを採用
して組み合わせることによって様々な環境に対応して所
望のクリック感を得ることが可能となる。
【0043】さらに、可動接点と貼着するELシートを
予め可動接点の形状にそった形状に成形しておくことに
より、より良好なクリック感を得ることが可能となる。
【0044】また、ELシートの可動接点の表面部に位
置する部分においてELシートの発光層、絶縁層および
背面電極層の内の少なくとも一層を省略して構成するこ
とにより、ELシートの照光としての影響のない部分の
繰り返し弾性変形となるので、ELシートの耐久性の向
上を図ることが可能となる。
【0045】また、照光式スイッチを構成するELシー
トの上方にキー操作パッドを配設することによって、ス
イッチとして厚さが薄く、より確実で良好なクリック感
を得ることが可能となり、さらにはこの照光式スイッチ
を採用した電子機器自体の薄型化を図ることも可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いるELシートの基本的な構造を示
す断面図である。
【図2】本発明の照光式スイッチの構造を示す断面図で
ある。
【図3】予め可動接点の形状にそった形状に成形したE
Lシートの断面図である。
【図4】発光層、絶縁層および背面電極層を省略して形
成したELシートの断面図である。
【図5】可動接点の表面の一部分にだけ接着剤または両
面接着剤付シートが介在するように可動接点とELシー
トとを貼着した例を示す断面図である。
【図6】可動接点の表面の一部分に介在させる接着剤ま
たは両面接着剤付シートの領域を示す平面図である。
【図7】他の可動接点の表面の一部分に介在させる接着
剤または両面接着剤付シートの領域を示す平面図であ
る。
【図8】他の可動接点の表面の一部分に介在させる接着
剤または両面接着剤付シートの領域を示す平面図であ
る。
【図9】本発明に用いたドーム型スイッチを示す図であ
り、(a)は断面図、(b)は平面図である。
【図10】ドーム型スイッチの弧状部分を網状にした例
を示す図であり、(a)は断面図、(b)は平面図であ
る。
【図11】ドーム型スイッチの両端をカットした形状の
例を示す図であり、(a)は断面図、(b)は平面図で
ある。
【図12】ドーム型スイッチの弧状部分を網状にし、両
端をカットした形状の例を示す図であり、(a)は断面
図、(b)は平面図である。
【図13】本発明の照光式スイッチに用いるELシート
の表面に文字または図形を印刷した例を示す断面図であ
る。
【図14】本発明の照光式スイッチにキー操作パッドを
設けた例を示す断面図である。
【図15】本発明の照光式スイッチにシート状キー操作
パッドを設けた例を示す断面図である。
【図16】照光式スイッチの光源としてLEDを用いた
従来例を示す断面図である。
【図17】ドーム型スイッチのクリック率を算出する際
に用いられるパラメータを説明するための説明図であ
る。
【符号の説明】
A(B,C) ELシート 1 透明電極層 1a 透明フィルム 2 発光層 3 絶縁層 4 背面電極層 5 絶縁部材 6 接着剤 7 スイッチシート 7a(7b,7c) 固定接点 8(18) 可動接点 10 キー操作パッド 11 シート状キー操作パッド 16 両面接着剤付シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米田 幸司 千葉県習志野市茜浜一丁目1番1号 セイ コープレシ ジョン株式会社内 (72)発明者 青木 かおり 千葉県習志野市茜浜一丁目1番1号 セイ コープレシ ジョン株式会社内 Fターム(参考) 5G006 AA02 AB25 AC03 AC05 AZ08 BA01 BA02 BB03 BB07 CD06 FB04 FD02 JB06 JD03 LG02 5G023 AA12 CA01 CA24 CA30

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチシートとして固定接点が設けら
    れており、 上記スイッチシートの上方には、弾性変形することによ
    って上記スイッチシートを電気的に接続可能な可動接点
    が配設されており、 上記可動接点の表面には、当該可動接点以外の周辺部に
    までわたって絶縁部材を介在させて可撓性のELシート
    が貼着されていることを特徴とする照光式スイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記ELシートと可
    動接点とは、当該ELシートと当該可動接点の表面との
    間に介在する接着剤によって貼着されていることを特徴
    とする照光式スイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上記接着剤は、上記
    可動接点の表面の一部分にだけ介在することを特徴とす
    る照光式スイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、上記ELシートと可
    動接点とは、当該ELシートと当該可動接点の表面との
    間に介在する両面接着剤付シートによって貼着されてい
    ることを特徴とする照光式スイッチ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、上記両面接着剤付シ
    ートは、上記可動接点の表面の一部分にだけ介在するこ
    とを特徴とする照光式スイッチ。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5において、上記可動接点
    は、ドーム型に形成された金属部材であることを特徴と
    する照光式スイッチ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、上記ドーム型に形成
    された金属部材は、網状であることを特徴とする照光式
    スイッチ。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7において、上記ELシー
    トと上記可動接点とは、当該ELシートと当該可動接点
    の表面との間に介在する上記接着剤または上記両面接着
    剤付シートによって貼着されており、上記接着剤または
    上記両面接着剤付シートは、上記可動接点の弧状部分表
    面の80%以内に介在していることを特徴とする照光式
    スイッチ。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8において、上記ELシー
    トは、予め上記可動接点の形状にそった形状を有するよ
    うに成形または塑性変形されていることを特徴する照光
    式スイッチ。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9において、ELシート
    は、可撓性の透明フィルム上に透明電極層、発光層、絶
    縁層および背面電極層が順次積層されて形成されている
    ものであって、上記可動接点の表面部に位置する部分に
    おいて、上記発光層、上記絶縁層および上記背面電極層
    の少なくとも一層が省略されていることを特徴とする照
    光式スイッチ。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10において、ELシー
    トの上方にはキー操作パッドが配設されていることを特
    徴とする照光式スイッチ。
  12. 【請求項12】 請求項11において、上記キー操作パ
    ッドは、シート状であることを特徴とする照光式スイッ
    チ。
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