JP2004253217A - 照光式スイッチ - Google Patents

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淳 斎藤
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Abstract

【課題】防水、防滴を達成し、可聴ノイズ及び電磁ノイズを低減させる。
【解決手段】照光シートAと、スイッチシートBと、照光シートAとスイッチシートBとの間隙に配設した弾性シートCとからなる。照光シートAはELシート1であり、透明基板11上に透明電極層12、発光層13、絶縁層14、背面電極層15及び保護層16を順次積層して形成する。スイッチシートBは、スイッチ基板4とメタルドーム5と固定シート6とからなる。スイッチ基板4の上面に固定接点4a,4bを設け、可動接点であるメタルドーム5を固定接点4aに対して接離可能に、粘着剤付きの固定シート6でスイッチ基板4に固定する。弾性シートCは、防水性及び導電性を有するものであり、前記ELシート1からの押圧力を受けて変形してメタルドーム5を固定接点4aに接離させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話器、携帯情報機器、家電、産業用機器等に用いられる照光式スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ELシートを用いた照光式スイッチとして種々のものがある。例えば、本願出願人が先に出願した下記の特許文献1に示されているものがある。この構成では、図4に示されるようにELシート10の非発光側の面に半球状の突起部20を形成し、この突起部20に対向する位置にスイッチシート30を配置している。スイッチシート30は、スイッチ基板35の上面に固定接点33、34を設け、その上にドーム形状をしたメタルドーム32を、その円周端部に固定接点33が接触するように位置させ、このメタルドーム32を粘着剤付きのPETシート31で覆ってスイッチ基板35の定位置に固定してなるものである。
【0003】
また、下記の特許文献2には、キー部材とクリック部材と基板とが上からこの順に組み付けられたものが開示されている。この構成では、クリック部材は基本的に3つの部材からなる。その1は、基板上の固定接点に対応する位置にドーム部と、このドーム部を取り囲み相互に連結して基板に当接させる固定部とがポリエステル系樹脂で一体に形成されてなるものであり、その2は、ドーム部の下面に形成され、銀等からなる可動接点であり、その3は、ドーム部の上に押圧力伝達部材であるアクチュエート部と、固定部の上に防水・防塵の役割を担うパッキン部とが液状シリコーンゴム等の透明な材料を使用して一体に形成されてなるものの3つの部材である。さらに、LED等の発光体が、パッキン部の任意の位置に設けた空洞内に収容してある。
【0004】
【特許文献1】
特願2002−161866号(出願日平成14年6月3日、段落「0022」、「0023」、図1)
【特許文献2】
特開2001−155586号公報(特許請求の範囲の請求項1、段落「0007」、「0008」、「0011」、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記の特許文献1に示すように、照光式スイッチの照光部材としてELシートを用いる場合、ELシートは一般的には50〜200Vrms、200Hz〜1KHzの交流波形を印加することによって発光するものである。この高周波・高電圧によるEL駆動によって可聴ノイズ及び電磁ノイズが発生する。可聴ノイズは照光式スイッチを用いた携帯電話などの機器の品質を低下させ、また電磁ノイズはスイッチの誤動作を誘発する場合がある。前記の特許文献2では発光体としてLEDが用いられているので、前記の問題点はないので、ドーム部及び固定部を覆うアクチュエート部及びパッキン部は、単に防水・防塵に留意しているのみで、可聴ノイズ及び電磁ノイズの低減に配慮するものではない。
【0006】
そこで本発明は、ELシートを用いて照光式スイッチを提供するに際して、可聴ノイズ及び電磁ノイズを大きく低減させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の照光式スイッチは、照光シートと、スイッチシートと、前記照光シートと前記スイッチシートとの間に配設した弾性シートとからなっている。前記照光シートは、透明基板上に透明電極層、発光層、絶縁層、背面電極層及び保護層を順次積層して形成されているELシートで形成してある。前記スイッチシートには、固定接点と前記固定接点に対して接離可能な可動接点とが設けてあり、前記弾性シートは、防水性及び導電性を有するものであり、前記ELシートからの押圧力を受けて変形して前記可動接点を前記固定接点に対して接離させるものであることを特徴としている。このように防水性と導電性を有する弾性シートを設けることによって、接点近傍の防水、防滴が達成できて安定した接点動作を可能とし、可聴ノイズ及び電磁ノイズを大きく低減させて機器の品質を向上させるとともにスイッチの誤動作を防止する。
【0008】
前記弾性シートは、防水性の弾性材料に導電性粒子を分散してシート状に形成してなることが好ましい。また、前記弾性シートは、弾性を有する防水性のシートの一方の面に、導電性材料からなる導電層を形成してなることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
図面を参照して、本発明の実施の一形態について説明する。
【0010】
図1に示すように、本発明の照光式スイッチは、照光シートAと、スイッチシートBと、照光シートAとスイッチシートBとの間に介在させた弾性シートCとからなるものである。
【0011】
照光シートAは、ELシート1で形成してあり、ELシート1の非発光側の面には、円錐台形状の突起部2を形成してある。この突起部2は、樹脂のスクリーン印刷、ポッティング、ELのインサート成形等により形成される。ELシート1の発光側の面には、突起部2と背中合わせの位置にキートップ3を配置してある。キートップ3にはELシート1と接する位置に文字・絵柄層3aが設けてある。
【0012】
図2に示すように、ELシート1は、図2中、上から下に向かって、透明基板11と、透明電極層12と、発光層13と、絶縁層14と、背面電極層15と、保護層16とが順次積層して構成されたものである。
【0013】
透明基板11は、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリカーボネイト等で作られたフィルムであり、その厚さは75μmとなっている。透明基板11の上に形成されている透明電極層12は、インジウム−錫酸化物(以下、「ITO」)を蒸着して形成したものである。この透明電極層12は、ITOの針状結晶を樹脂に分散させたペースト状の透光性導電インクを塗布して硬化させて形成してもよい。
【0014】
発光層13は、透明電極層12の上面に発光インクを印刷することにより形成される。発光インクを構成する蛍光体としては、Cuをドープした硫化亜鉛(ZnS)を用い、この蛍光体に窒化物がコーティングされている。発光インクは、窒化物コーティングした蛍光体と、フッ化ビニリデンと六フッ化プロピレンの共重合体を溶剤としてのメチルエチルケトンに溶かしたフッ素樹脂バインダーとを混合して攪拌して発光インクを作る。この発光インクをスクリーン印刷法等の方法によって透明電極層12の上面に印刷し、その後加熱し乾燥させて発光層13を形成する。
【0015】
絶縁層14は、発光層13の上面に形成される。絶縁層14を形成するインクは、チタン酸バリウム(BaTiO)からなる高誘電体物質と、前記のフッ素樹脂バインダーとを混合して攪拌することによって作る。このインクを用いて、前記の発光層13の形成と同様な方法により絶縁層14を形成する。
【0016】
背面電極層15は、絶縁層14の上面にカーボンインクを印刷し、加熱し乾燥することによって形成される。カーボンインクは、導電体であるカーボン粉とバインダーとしてのポリエステル樹脂とを混合して形成されている。なお、この背面電極層15は、カーボン粉と銀粉及び銅粉とバインダーであるポリエステル樹脂とによって構成したものでもよい。
【0017】
保護層16は、ポリエステル、ポリイミド、ポリ塩化ビニル等が用いられるもので、電気的に絶縁できるものであればよく、スクリーン印刷法等により形成する。
【0018】
スイッチシートBは、スイッチ基板4とメタルドーム5と固定シート6とからなる。スイッチ基板4は上面に固定接点4aと、この固定接点4aを中心とするリング状の固定接点4bとが設けてある。スイッチ基板4の上に、ドーム形状をしたメタルドーム5を、その円周端部に固定接点4bが接触するように位置させてある。このメタルドーム5をPET等で形成され粘着剤付きの固定シート6で覆ってスイッチ基板4の定位置に固定してある。メタルドーム5は、その中心上面にELシート1に設けられている突起部2が相互に対向するように位置合わせして固定される。そして、突起部2を円錐台形状にすることにより、半球状にした場合に比べて突起部2とメタルドーム5の中心との間でポイントを一致させ易く、メタルドーム5に押圧力が伝達される際に、相対向する位置に多少の組付誤差等があっても押圧力に大きな無駄を生じないようにしている。
【0019】
照光シートAとスイッチシートBとの間隙に配設した弾性シートCは、防水性及び導電性を有するものであり、接点近傍の防水、防滴の機能と共に、EL駆動時に発生する可聴ノイズや電磁ノイズを吸収して大きく低減させる機能を有するものである。また、スイッチの操作時には、キートップ3を押圧することによりメタルドーム5を変形させてスイッチのオン・オフを行なうものであるから、操作に際して良好なクリック感が必要とされる。そこでこの弾性シートCは、厚さが0.5mmよりも厚いと良好なクリック感が得られないので、0.3mmの厚さに設定している。
【0020】
図1に示す弾性シートCの一例は、ウレタンゴムに導電性粒子としてのカーボン粒子を分散してシート状に成形し、所望の形状に加工して弾性を有する防水性及び導電性のシート7としたものである。この弾性シート7は、不図示の駆動回路のGNDに電気的につながれる。したがって、EL駆動によって発生する可聴ノイズ、電磁ノイズは、全て導電性の弾性シート7でカットされる。
【0021】
図3に示す弾性シートCの他の例は、シリコーンゴムをシート状に成形して弾性を有する防水性のシート27とし、その上面に、カーボンを添加したシリコーン樹脂を塗布して導電層27aを形成したものである。この導電層27aは、不図示の駆動回路のGNDに電気的につながれることは前記と同様であり、同様の作用を有する。
【0022】
なお、弾性シートCを構成する材料は前記のものに限られるものでなく、ポリオレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、フッ素系エラストマー等が用いられる。また、導電性粒子の材料は前記のものに限られるものでなく、ニッケル、銅、金、銀、錫等が用いられる。また、突起部2はELシート1の非発光側の面に形成するものに限られず、メタルドーム5の中心上面に形成するものであってもよい。
【0023】
【発明の効果】
このように本発明の照光式スイッチは、防水性と導電性を有する弾性シートを設けていることにより、接点近傍の防水、防滴が達成できて安定した接点動作を可能にでき、また、可聴ノイズ及び電磁ノイズを大きく低減させることができるので、機器の品質を向上させ、スイッチの誤動作を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す拡大断面図である。
【図2】図1のELシートの一部拡大断面図である。
【図3】本発明の実施の他の形態を示す拡大断面図である。
【図4】従来の構成を説明する拡大断面図である。
【符号の説明】
A 照光シート
B スイッチシート
C 弾性シート
1 ELシート(照光シート)
11 透明基板
12 透明電極層
13 発光層
14 絶縁層
15 背面電極層
16 保護層
4a,4b 固定接点
5 可動接点
7 防水性及び導電性のシート(弾性シート)
27 弾性を有する防水性のシート
27a 導電層

Claims (3)

  1. 照光シートと、スイッチシートと、前記照光シートと前記スイッチシートとの間隙に配設した弾性シートとからなり、
    前記照光シートは、透明基板上に透明電極層、発光層、絶縁層、背面電極層及び保護層を順次積層して形成されているELシートで形成してあり、
    前記スイッチシートには、固定接点と前記固定接点に対して接離可能な可動接点とが設けてあり、
    前記弾性シートは、防水性及び導電性を有するものであり、前記ELシートからの押圧力を受けて変形して前記可動接点を前記固定接点に対して接離させるものである
    ことを特徴とする照光式スイッチ。
  2. 請求項1において、前記弾性シートは、防水性の弾性材料に導電性粒子を分散してシート状に形成してなることを特徴とする照光式スイッチ。
  3. 請求項1において、前記弾性シートは、弾性を有する防水性のシートの一方の面に、導電性材料からなる導電層を形成してなることを特徴とする照光式スイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006106636A1 (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Seiko Precision Inc. 照光式スイッチ
CN109709495A (zh) * 2019-01-07 2019-05-03 京东方科技集团股份有限公司 一种点灯治具和外部点灯模组检测设备

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