JP2001273726A - 磁気テープ装置 - Google Patents

磁気テープ装置

Info

Publication number
JP2001273726A
JP2001273726A JP2000091384A JP2000091384A JP2001273726A JP 2001273726 A JP2001273726 A JP 2001273726A JP 2000091384 A JP2000091384 A JP 2000091384A JP 2000091384 A JP2000091384 A JP 2000091384A JP 2001273726 A JP2001273726 A JP 2001273726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track
data
magnetic tape
area
synchronization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000091384A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3961738B2 (ja
Inventor
Masahiko Katada
雅彦 片田
Yoshinori Nagai
義典 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, Fujitsu Peripherals Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2000091384A priority Critical patent/JP3961738B2/ja
Priority to US09/704,949 priority patent/US6344941B1/en
Publication of JP2001273726A publication Critical patent/JP2001273726A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3961738B2 publication Critical patent/JP3961738B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/02Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B5/09Digital recording
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/12Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers
    • G11B20/1201Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers on tapes
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/008Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires
    • G11B5/00813Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/584Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビット同期が外れたことを迅速に検出できる
磁気テープ装置を提供する。 【解決手段】 磁気テープ1の複数のトラックを同時に
読み取ることが可能な磁気ヘッド21と、この磁気ヘッ
ド21によって読み取られた各トラックの読取データを
各トラック毎にビット同期させるためのディジタルPL
L回路23とを備えた磁気テープ装置であって、読取デ
ータの転送速度を複数のトラック間で相互に相対的に比
較することにより、ビット同期が外れているトラックを
検出するスピード変動検出回路26を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープの複数
のトラックを同時に読み取ることが可能な磁気ヘッド
と、この磁気ヘッドによって読み取られた各トラックの
読取データを各トラック毎にビット同期させるためのP
LL回路とを備えた磁気テープ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気テープ装置は、図12に示す
ように、磁気テープから磁気ヘッド51によりデータを
読み取り、リード・ライト回路52によってデータを復
調し、PLL回路53によりビット同期させ、データフ
ォーマッタ回路54によりデータフォーマットの検出並
びにバイト単位でのデータ転送を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の磁
気テープ装置では、たとえば磁気テープの摩耗、磁気ヘ
ッド51の摩耗、あるいは磁気ヘッド51への異物の付
着などの外部要因により、PLL回路53によるビット
同期が外れて、読取データの転送速度に許容範囲外の変
動が発生した場合、それを検出する手段を備えていなか
ったため、異常を判断できず、この結果、それ以降の読
取データがブロック単位で当該トラック単位が誤りとな
ってしまうという課題があった。
【0004】
【発明の開示】本発明は、上記した事情のもとで考え出
されたものであって、ビット同期が外れたことを迅速に
検出できる磁気テープ装置を提供することを、その課題
とする。
【0005】上記の課題を解決するため、本発明では、
次の技術的手段を講じている。
【0006】本発明の第1の側面によれば、磁気テープ
の複数のトラックを同時に読み取ることが可能な磁気ヘ
ッドと、この磁気ヘッドによって読み取られた各トラッ
クの読取データを各トラック毎にビット同期させるため
のPLL回路とを備えた磁気テープ装置であって、読取
データの転送速度を複数のトラック間で相互に相対的に
比較することにより、ビット同期が外れているトラック
を検出する同期外れトラック検出装置を備えたことを特
徴とする、磁気テープ装置が提供される。
【0007】好ましい実施形態によれば、磁気テープの
各トラックは、バイト同期のための同期文字に挟まれた
単位データ領域を有しており、同期外れトラック検出装
置は、単位データ領域の再生期間に読取データの転送速
度を複数のトラック間で相互に相対的に比較する。
【0008】他の好ましい実施形態によれば、同期外れ
トラック検出装置は、各トラックの読取データの転送速
度を他の複数のトラックの読取データの転送速度とそれ
ぞれ比較し、多数決によりビット同期が外れているか否
かを決定する。
【0009】他の好ましい実施形態によれば、所定数以
上のトラックの読取データから特定のデータが検出され
た時点から所定時間を計時する計時装置と、計時装置に
よる計時時間内に、各トラックの読取データから次の特
定のデータが検出されるか否かを判断し、次の特定のデ
ータが検出されないトラックをビット同期が外れている
トラックであると認定する同期外れトラック認定装置と
を有する。
【0010】他の好ましい実施形態によれば、磁気テー
プの各トラックは、所定長の単位データ領域毎にビット
同期のためのバーストパターン領域を有しており、読取
データに基づいて各トラック毎にバーストパターン領域
を検出するバーストパターン領域検出装置と、バースト
パターン領域検出装置によりバーストパターン領域が検
出されたときに、ビット同期が外れているトラックにつ
いてPLL回路にビット同期を実行すべき旨の指示を与
えるビット同期指示装置とを有する。
【0011】他の好ましい実施形態によれば、ビット同
期が外れているトラックについて、ビット同期のための
擬似データをPLL回路に供給し、ビット同期を実行さ
せる擬似データ生成装置を有する。
【0012】本発明によれば、読取データの転送速度を
複数のトラック間で相互に相対的に比較することによ
り、ビット同期が外れているトラックを検出する同期外
れトラック検出装置を設けたので、ビット同期が外れた
ことを迅速に検出できる。
【0013】したがって、ビット同期の外れを是正する
ための処置を直ちに実行することが可能となり、当該ト
ラックの読取データがブロック単位で誤りとなってしま
うことを良好に防止できる。
【0014】本発明のその他の特徴および利点は、添付
図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明
らかとなろう。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0016】図1は、本発明に係る磁気テープ装置によ
って読み書きされる磁気テープのテープフォーマットを
説明する説明図であって、磁気テープ1の始端部および
終端部は、所定長さにわたってデータが記録されない非
データ領域とされている。磁気テープ1始端側の非デー
タ領域の直後には、駆動領域2が存在しており、この駆
動領域2の若干後方から磁気テープ1の終端側の非デー
タ領域の直前まで、データ領域3が存在している。
【0017】駆動領域2は、磁気テープ1の使用履歴や
欠陥情報が記録されている領域であって、磁気テープ1
の磁気テープ装置へのロード時およびアンロード時にア
クセスされる。
【0018】図2は、データ領域3のフォーマットを説
明する説明図であって、データ領域3には、その始端か
ら終端まで、IBG領域5、獲得バースト領域6、ロジ
カルデータ領域7、および獲得バースト領域6がこの順
に繰り返して存在している。本実施形態においては、こ
のようなデータ領域3を備えたユーザデータトラック
が、磁気テープ1に16本形成されているものとする。
すなわち、トラック0〜トラック15までの16本のト
ラックが、磁気テープ1の幅方向に順次隣接配置されて
いる。
【0019】IBG領域5には、「10000000
0」の繰り返しパターンであるIBGパターンが各トラ
ックに記録されている。このIBGパターンは、2つの
物理ブロックを分けるためのブロック間ギャップとして
機能しており、RLL符号化方式に存在しないデータで
あれば、「100000000」以外の繰り返しパター
ンであってもよい。IBG領域5の磁気テープ1長さ方
向の長さは、たとえば2mmである。
【0020】獲得バースト領域6には、ビット同期を目
的として「10」の繰り返しパターンが30バイトすな
わち360ビット、各トラックに記録されている。な
お、本実施形態における磁気テープ装置では、読取デー
タの12ビットを1バイトとして取り扱う。
【0021】図3は、ロジカルデータ領域7のフォーマ
ットを説明する説明図であって、ロジカルデータ領域7
の最小単位領域は、順方向同期文字領域11、データユ
ニット領域12、および逆方向同期文字領域13により
構成されている。ロジカルデータ領域7には、この最小
単位領域が1〜64個の範囲内で存在している。
【0022】ロジカルデータ領域7に上記最小単位領域
が2以上存在する場合、隣接最小単位領域の間には、再
同期バースト領域14が配置される。
【0023】順方向同期文字領域11には、順方向同期
文字FSC1〜FSC5あるいは順方向再同期文字FR
Cのいずれかが各トラック毎に記録されている。
【0024】逆方向同期文字領域13には、逆方向同期
文字BSC1〜BSC5あるいは逆方向再同期文字BR
Cのいずれかが各トラック毎に記録されている。
【0025】たとえばロジカルデータ領域7に上記最小
単位領域が5個存在する場合、各々データユニット領域
12のテープ始端側に隣接する5個の順方向同期文字領
域11には、順方向同期文字FSC1〜FSC5がこの
順に順次記録されている。各々データユニット領域12
のテープ終端側に隣接する5個の逆方向同期文字領域1
3には、逆方向同期文字BSC5〜BSC1がこの順に
順次記録されている。ロジカルデータ領域7に上記最小
単位領域が6個以上存在する場合、順方向同期文字FS
C1〜FSC5が割り当てられた順方向同期文字領域1
1以外の順方向同期文字領域11には、順方向同期文字
FSC1〜FSC5の代わりに順方向再同期文字FRC
が記録されており、逆方向同期文字FSC1〜FSC5
が割り当てられた逆方向同期文字領域13以外の逆方向
同期文字領域13には、逆方向同期文字BSC5〜BS
C1の代わりに逆方向再同期文字BRCが記録されてい
る。したがって、これらの順方向再同期文字FRCも順
方向同期文字FSC1〜FSC5と同様に取り扱われ、
逆方向再同期文字BRCも逆方向同期文字BSC1〜B
SC5と同様に取り扱われる。これら順方向同期文字F
SC1〜FSC5、順方向再同期文字FRC、逆方向同
期文字BSC1〜BSC5、および逆方向再同期文字B
RCは、データ境界に位置し、バイト同期を目的として
設けられたパターンである。
【0026】再同期バースト領域14には、ビット再同
期を目的として「10」の繰り返しパターンが10バイ
トすなわち120ビット、各トラックに記録されてい
る。
【0027】図4は、データユニット領域12のフォー
マットを説明する説明図であって、(A)は、誤り訂正
符号ECC3を記録しない場合のフォーマット、(B)
は、誤り訂正符号ECC3を記録する場合のフォーマッ
トである。
【0028】データユニット領域12は、2個1組のデ
ータ領域15と、隣接する組のデータ領域15の間に配
置された同期文字領域16とにより構成されている。誤
り訂正符号ECC3を記録する場合、4組のデータ領域
15毎に、最後のデータ領域15の次に誤り訂正符号領
域17が配置される。
【0029】データ領域15には、33バイトすなわち
396ビットのデータが各トラック毎に記録される。デ
ータ領域15は2個1組であるので、各組に66バイト
のデータが各トラック毎に記録されることになる。デー
タ領域15に記録されるデータには、誤り訂正符号EC
C1,ECC2が含まれている。
【0030】同期文字領域16には、順方向再同期文字
FRCが各トラック毎に記録されている。
【0031】誤り訂正符号領域17に各トラック毎に記
録されている誤り訂正符号ECC3は、8バイトすなわ
ち96ビットである。
【0032】図5は、順方向同期文字、逆方向同期文
字、順方向再同期文字、および逆方向再同期文字のビッ
ト列の説明図であって、各順方向同期文字FSC1〜F
SC5、各逆方向同期文字BSC1〜BSC5、順方向
再同期文字FRC、および逆方向再同期文字BRCは、
それぞれ2バイトすなわち24ビットである。
【0033】図6は、本発明の一実施形態における磁気
テープ装置の概略回路ブロック図であって、この磁気テ
ープ装置は、磁気ヘッド21、リード・ライト回路2
2、ディジタルPLL回路23、およびリード・フォー
マッター回路24を備えている。リード・フォーマッタ
ー回路24は、フォーマット検出回路25、スピード変
動検出回路26、および回復動作制御回路27を備えて
いる。フォーマット検出回路25は、エラートラック検
出回路28を備えている。
【0034】磁気ヘッド21は、磁気テープ1にアクセ
スしてデータのリードおよびライトを各トラック毎に行
うものであって、磁気テープ1からデータを読み取るた
めの複数の読み取り用のヘッド素子と、磁気テープ1に
データを書き込むための複数の書き込み用のヘッド素子
とを備えている。
【0035】リード・ライト回路22は、磁気ヘッド2
1によって読み取られた読取データを各トラック毎に復
調する。すなわち、磁気ヘッド21からのアナログの読
取信号をディジタルの読取データに変換する。
【0036】ディジタルPLL回路23は、リード・ラ
イト回路22からの読取データを各トラック毎にビット
同期させる。
【0037】リード・フォーマッター回路24は、リー
ド・ライト回路22から転送される読取データのデータ
フォーマットを検出し、読取データを各トラック毎にバ
イト単位で外部に転送する。さらにリード・フォーマッ
ター回路24は、ディジタルPLL回路23から供給さ
れる読取データの転送速度を各トラック毎に監視し、ビ
ット同期の外れたトラックを検出して、ディジタルPL
L回路23にビット同期を実行させる。
【0038】フォーマット検出回路25は、リード・ラ
イト回路22からの読取データのデータフォーマットを
各トラック毎に検出する。
【0039】スピード変動検出回路26は、ディジタル
PLL回路23から供給される読取データの転送速度に
異常が無いか否かを各トラック毎に検出する。
【0040】回復動作制御回路27は、スピード変動検
出回路26による検出結果に基づいて、読取データの転
送速度に異常が発生したトラックについて、ディジタル
PLL回路23に対してビット同期を実行させ、復帰を
試みる。
【0041】エラートラック検出回路28は、スピード
変動検出回路26とは異なる方式により、ディジタルP
LL回路23から供給される読取データの転送速度に異
常が無いか否かを各トラック毎に判断する。
【0042】図7は、図6に示すリード・フォーマッタ
ー回路24の要部の詳細な回路ブロック図であって、リ
ード・フォーマッター回路24は、ビット検出回路31
を備えている。スピード変動検出回路26は、カウンタ
モード制御部32、データインプット計測カウンタ3
3、カウンタ値補正回路34、スキュー値検出回路3
5、カウンタ値比較回路36、変動量計算回路37、多
数決論理回路38、および多数決論理制御回路39を備
えている。回復動作制御回路27は、位置検出回路41
を備えている。エラートラック検出回路28は、位置正
当性判断回路42を備えている。
【0043】ビット検出回路31は、データインプット
計測カウンタ33からのカウント値に基づいてビット単
位の入力状態を各トラック毎に認識し、所定のタイミン
グでディジタルPLL回路23に擬似バーストパターン
を出力し、ビット同期の実行を指示する。これは、位置
検出回路41により正確に位置情報を算出できない場
合、非常に有効である。
【0044】カウンタモード制御部32は、スピード変
動の検出範囲が、順方向同期文字領域11と逆方向同期
文字領域13との間のデータユニット領域12単位とな
るように、データインプット計測カウンタ33を制御す
る。
【0045】データインプット計測カウンタ33は、カ
ウンタモード制御部32によって制御されて、ディジタ
ルPLL回路23からのデータユニット領域12の再生
データの入力ビット数を各トラック毎に計数する。
【0046】カウンタ値補正回路34は、スキュー値検
出回路35により検出された各トラックのスキュー値に
基づいて、データインプット計測カウンタ33のカウン
ト値を各トラック毎に補正する。
【0047】たとえば、トラック0のスキュー値が1
0、トラック1のスキュー値が5、トラック2のスキュ
ー値が0であり、ある読取位置でのデータインプット計
測カウンタ33のカウンタ値が、トラック0は30、ト
ラック1は25、トラック2は20であったとすると、
カウンタ値補正回路34は、下記数式1のようにデータ
インプット計測カウンタ33のカウンタ値を補正する。
すなわち、読取データの転送速度が正常であったとして
も、磁気テープ1のスキューによってデータインプット
計測カウンタ33のカウンタ値が各トラック毎に異なっ
てしまうので、スキューに起因するカウンタ値の差異を
無くすのである。なお、ここで言うスキュー値とは、ス
キューに起因する読取データの入力ビット数の誤差であ
る。
【0048】
【数1】
【0049】カウンタ値比較回路36は、カウンタ値補
正回路34によって補正されたデータインプット計測カ
ウンタ33のカウンタ値に基づいて、各トラックのカウ
ンタ値を相互に比較する。この比較には、変動量計算回
路37からの変動量閾値を用いる。
【0050】変動量計算回路37は、正常トラックにお
ける読取データの転送速度の変動量の平均値を演算し、
その平均値をたとえば3倍した値を変動量閾値としてカ
ウンタ値比較回路36に供給する。この3倍という数値
は、任意に設定可能である。
【0051】多数決論理回路38は、カウンタ値比較回
路36による比較結果に基づいて、異常トラックを検出
する。このとき、多数決論理制御回路39からの閾値を
用いる。
【0052】たとえば、図8に示すように、全トラック
数が16で、異常トラックすなわち転送速度の異常が検
出されたトラック数が2である場合、有効トラック数は
16−2=14となるので、正常トラックが8トラック
以上あれば当該トラックは正常トラックと判断する。ま
た、異常トラックが14−8+1=7トラック以上あれ
ば、当該トラックは異常トラックすなわちエラートラッ
クであると判断する。また、有効トラック数が2以下の
場合は、多数決が採れないためスピード変動検出は無効
となる。
【0053】位置検出回路41は、データインプット計
測カウンタ33からのカウンタ値とスキュー値検出回路
35からのスキュー値とに基づいて、磁気テープ1の読
取位置を各トラック毎に検出する。このとき、多数決論
理制御回路39からのエラートラックの検出結果を参照
し、正常トラックの場合は、自トラックについてのデー
タインプット計測カウンタ33からのカウンタ値から位
置情報を算出し、異常トラックの場合は、隣接する正常
トラックについてのデータインプット計測カウンタ33
からのカウンタ値から位置情報を算出する。この位置検
出回路41によって正確な位置情報を掴むことにより、
異常トラックが検出されたときに、再同期バースト領域
14でディジタルPLL回路23にビット同期を再実行
させることにより、迅速な復帰が可能になる。
【0054】位置正当性判断回路42は、所定数以上の
トラックについて順方向同期文字領域11あるいは逆方
向同期文字領域13が検出されたときに、磁気テープ1
の読取位置が順方向同期文字領域11あるいは逆方向同
期文字領域13の位置であると判断する。
【0055】上記磁気テープ装置の動作の要点を説明す
る。磁気テープ1に記録されているデータは、先ずデー
タを読むための読み取り用のヘッド素子を有する磁気ヘ
ッド21により各トラック毎に読み取られる。次に磁気
ヘッド21の読み取り用のヘッド素子からの読取データ
を復調するため、すなわちアナログの信号からディジタ
ルのデータに変換するため、リード・ライト回路22に
入力される。リード・ライト回路22によって変換され
た読取データは、ビット同期のためにディジタルPLL
回路23に入力される。ディジタルPLL回路23によ
りビット同期された読取データは、フォーマットを検出
するためにリード・フォーマッター回路24に入力され
る。
【0056】ディジタルPLL回路23によるビット同
期が外れた場合、読取データの転送速度が異常となり、
その後の読取データがブロック単位あるいはトラック単
位で誤りになってしまうので、早期にその異常を検出す
る必要がある。そこで、各トラック毎に読取データの転
送速度をある時間単位で常時監視し、正常トラック数か
ら導き出した多数決論理を使用して異常トラックを判断
する。また、多数決が採れない場合には、ユーザデータ
に支障を与えない特定場所、たとえば順方向同期文字領
域11(FSC2以降)でのタイマー監視により転送速
度の異常を判断する。エラートラック検出後は、再同期
バースト領域14のバースト・パターンでのビット同期
を再実行し、早期の復帰を試みる。再同期バースト領域
14による復帰が成功しなかった場合、ビット検出回路
31からディジタルPLL回路23に再同期バースト領
域14と同一のビットパターンの擬似データを供給し、
ビット同期を実行して、復帰を試みる。
【0057】次に、上記磁気テープ装置によるスピード
変動検出処理の手順を、図9に示すフローチャートを参
照しながら説明する。
【0058】先ずリード・フォーマッター回路24が、
現在読み取り中の区画がECC3無し領域であるか否か
を判断する(S1)。このECC3の有無は、一般に、
磁気テープ1の所定の位置に情報として書き込まれてい
る。
【0059】ECC3無し領域であれば(S1:YE
S)、データインプット計測カウンタ33が、順方向同
期文字領域11の検出ポイントを0として、816まで
のカウントアップを開始する(S2)。すなわち、デー
タユニット領域12のビット数が(66+2)×12=
816であるので、それらのビット数を各トラック毎に
カウントする。なお、磁気テープ1を逆方向に走行させ
ている場合は、逆方向同期文字領域13の検出ポイント
を0とすることになる。
【0060】次にスピード変動検出回路26が、スピー
ド変動検出の準備が完了したか否かを判断する(S
3)。すなわち、読取データの転送速度の変動を検出す
るためには、データインプット計測カウンタ33のカウ
ンタ値をスキューに応じて各トラック毎に補正する必要
があり、全トラックのスキュー値の更新が完了するまで
は速度変動の検出が行えないからである。
【0061】スピード変動検出の準備が完了すれば(S
3:YES)、すなわち全トラックのスキュー値の更新
が完了すれば、カウンタ値補正回路34が、トラックa
を選択してデータインプット計測カウンタ33によるカ
ウンタ値の補正を行う(S4)。aは変数であり、初期
値は0である。
【0062】次にスピード変動検出回路26が、トラッ
クaについて、カウンタ値の補正が完了したか否かを判
断する(S5)。
【0063】トラックaについてカウンタ値の補正が完
了すれば(S5:YES)、スピード変動検出回路26
が、全トラックについてカウンタ値の補正が完了したか
否かを判断する(S6)。
【0064】全トラックについてカウンタ値の補正が完
了すれば(S6:YES)、カウンタ値比較回路36
が、各トラック間のカウント値の比較を行うため、対象
のトラックbと、このトラックbと順次比較していく他
のトラックのうち最初に比較するトラックcとを決定す
る(S7)。b,cは変数であり、bの初期値は0、c
の初期値は1である。
【0065】次にスピード変動検出回路26が、スピー
ド変動検出領域が終了したか否かを判断する(S8)。
すなわち、順方向同期文字領域11と逆方向同期文字領
域13とによって挟まれた1つのデータユニット領域1
2を1つのスピード変動検出領域として、その1つのス
ピード変動検出領域の読み取りが終ったかどうかを調べ
る。
【0066】スピード変動検出領域が終了していなけれ
ば(S8:NO)、選択されたトラックbについて他の
1つのトラックcとのカウント値の比較が終了したか否
かを判断する(S9)。
【0067】他の1つのトラックcとのカウント値の比
較が終了すれば(S9:YES)、カウンタ値比較回路
36が、比較した結果をレジスタに格納する(S1
0)。すなわち、変動量閾値以上の差分がある場合には
エラートラックとしてレジスタに結果を格納する。この
レジスタは、エラートラック数を数えるレジスタであ
る。
【0068】次に、カウンタ値比較回路36が、選択さ
れたトラックbについて他の全てのトラックとのカウン
タ値の比較が終了したか否かを判断する(S11)。
【0069】選択されたトラックbについて他の全ての
トラックとのカウンタ値の比較が終了すれば(S11:
YES)、レジスタの内容により多数決論理からスピー
ド変動エラーを判断する(S12)。すなわち、他の全
トラックとのカウンタ値の比較は、対象トラックがたと
えばトラック5である場合、トラック6、トラック7、
トラック8、トラック9、トラック10、トラック1
1、トラック12、トラック13、トラック14、トラ
ック15、トラック0、トラック1、トラック2、トラ
ック3、トラック4の順に行われる。
【0070】次にカウンタ値比較回路36が、全てのト
ラックについて他の全てのトラックとのカウント値の比
較が終了したか否かを判断する(S13)。
【0071】全てのトラックについて他の全てのトラッ
クとのカウント値の比較が終了すれば(S13:YE
S)、スピード変動検出回路26が、スピード変動検出
領域が終了したかどうか判断する(S14)。すなわ
ち、順方向同期文字領域11と逆方向同期文字領域13
とによって挟まれた1つのデータユニット領域12を1
つのスピード変動検出領域として、その1つのスピード
変動検出領域の読み取りが終ったかどうかを調べる。
【0072】スピード変動検出領域が終了すれば(S1
4:YES)、スピード変動検出回路26が、1ブロッ
クの読み取りが終了したか否かを判断する(S15)。
すなわち、1つのロジカルデータ領域7の読み取りが終
了したかどうかを調べる。
【0073】1ブロックの読み取りが終了すれば(S1
5:YES)、このルーチンを終了する。もちろん、こ
のようなスピード変動検出処理は、各ブロック毎に実行
される。
【0074】ステップS15において、1ブロックの読
み取りが終了していなければ(S15:NO)、ステッ
プS1に戻ってスピード変動検出処理を継続する。
【0075】ステップS14において、スピード変動検
出領域が終了していなけば(S14:NO)、ステップ
S7に戻ってエラートラックの検出を継続する。
【0076】ステップS13において、全てのトラック
について他の全てのトラックとのカウント値の比較が終
了していなけば(S13:NO)、カウンタ値比較回路
36が、変数b、および変数cにそれぞれ1を加算して
(S16)、ステップS8に戻る。すなわち、対象トラ
ックを変更して、他のトッラックとのカウンタ値の比較
によるエラートラックの検出を継続する。
【0077】ステップS11において、選択されたトラ
ックについて他の全てのトラックとのカウンタ値の比較
が終了していなければ(S11:NO)、カウンタ値比
較回路36が、変数cに1を加算して(S17)、ステ
ップS8に戻る。すなわち、エラートラックの検出のた
めに、カウント値を比較する相手となる他のトラックを
変更する。
【0078】ステップS9において、他の1つのトラッ
クとのカウント値の比較が終了していなければ(S9:
NO)、ステップS8に戻ってカウント値の比較を継続
する。
【0079】ステップS8において、スピード変動検出
領域が終了すれば(S8:YES)、新たなスピード変
動検出領域にてスピード変動検出処理を開始すべく、ス
テップS1に戻る。
【0080】ステップS6において、全トラックについ
てカウンタ値の補正が完了していなければ(S6:N
O)、カウンタ値比較回路36が、他のトラックのカウ
ンタ値を補正すべく、変数aに1を加算して(S1
8)、ステップS5に戻る。
【0081】ステップS3において、スピード変動検出
の準備が完了していなければ(S3:NO)、ステップ
S3に戻ってスピード変動検出の準備を継続する。
【0082】ステップS1において、ECC3無し領域
でなければ(S1:NO)、すなわちECC3有り領域
であれば、データインプット計測カウンタ33が、順方
向同期文字領域11検出ポイントを0として、912ま
でのカウントアップを開始して(S19)、ステップS
3に進む。すなわち、データユニット領域12のビット
数が、(66+8+2)×12=912ビットであるの
で、それらのビット数を各トラック毎にカウントする。
なお、磁気テープ1を逆方向に走行させている場合は、
逆方向同期文字領域13の検出ポイントを0とすること
になる。
【0083】次に、上記磁気テープ装置によるビット同
期外れからの回復処理の手順を、図10に示すフローチ
ャートを参照しながら説明する。
【0084】先ず回復動作制御回路27が、多数決論理
制御回路39からの情報に基づいて、エラートラックが
存在するか否かを判断する(S21)。
【0085】エラートラックが存在すれば(S21:Y
ES)、回復動作制御回路27が、1ブロックの読み取
りが終了したか否かを判断する(S22)。
【0086】1ブロックの読み取りが終了していなけれ
ば(S22:NO)、位置検出回路41が、位置情報に
間違いがないか否かを判断する(S23)。
【0087】位置情報に間違いがなければ(S23:Y
ES)、回復動作制御回路27が、エラートラックにつ
いての読取位置が再同期バースト領域14であるか否か
を判断する(S24)。
【0088】エラートラックについての読取位置が再同
期バースト領域であれば(S24:YES)、回復動作
制御回路27が、ディジタルPLL回路23にビット同
期再実行要求を出力する(S25)。
【0089】次に回復動作制御回路27が、1ブロック
の読み取りが終了したか否かを判断する(S26)。
【0090】1ブロックの読み取りが終了すれば(S2
6:YES)、ビット同期外れからの回復処理を終了す
る。
【0091】ステップS26において、1ブロックの読
み取りが終了していなければ(S26:NO)、ステッ
プS21に戻ってビット同期外れからの回復処理を継続
する。
【0092】ステップS24において、エラートラック
についての読取位置が再同期バースト領域14でなけれ
ば(S24:NO)、ステップS23に戻る。
【0093】ステップS23において、位置情報に間違
いがあれば(S23:NO)、ビット検出回路31が、
ビット入力状態を認識する(S27)。
【0094】次にビット検出回路31が、ビット入力状
態の認識が正常に完了したか否かを判断する(S2
8)。
【0095】ビット入力状態の認識が正常に完了すれば
(S28:YES)、ビット検出回路31が、擬似バー
ストパターンを発生し、ディジタルPLL回路23にビ
ット同期再実行要求を出力して(S29)、ステップS
26に進む。
【0096】ステップS28において、ビット入力状態
の認識が正常に完了しなければ(S28:NO)、ステ
ップS22に戻る。
【0097】ステップS22において、1ブロックの読
み取りが終了すれば(S22:YES)、ビット同期外
れからの回復処理を終了する。
【0098】ステップS21において、スピード変動エ
ラーが存在していなければ(S21:NO)、ビット同
期外れからの回復処理を実行する必要がないので、ステ
ップS26に進む。
【0099】次に、上記磁気テープ装置によるエラート
ラック検出処理の手順を、図11に示すフローチャート
を参照しながら説明する。
【0100】先ずエラートラック検出回路28が、1ブ
ロックの読み取りが終了したか否かを判断する(S3
1)。
【0101】1ブロックの読み取りが終了していなけれ
ば(S31:NO)、エラートラック検出回路28が、
FSC2以降のFSCを認定したか否かを判断する(S
32)。
【0102】FSC2以降のFSCを認定すれば(S3
2:YES)、エラートラック検出回路28が、タイマ
ーをスタートさせる(S33)。
【0103】次にエラートラック検出回路28が、全て
のトラックについてFSCの検出が終了したか否かを判
断する(S34)。
【0104】全てのトラックについてFSCの検出が終
了すれば(S34:YES)、エラートラック検出回路
28が、正常終了と判断し(S35)、すなわちエラー
トラックが検出されなかったとして、ステップS31に
戻る。
【0105】ステップS34において、全てのトラック
についてFSCの検出が終了していなければ(S34:
NO)、エラートラック検出回路28が、タイマー値が
規定値以上に達したか否かを判断する(S36)。
【0106】タイマー値が規定値以上に達していれば
(S36:YES)、エラートラック検出回路28が、
その時点で未だFSCが検出されていないトラックをエ
ラートラックと判断して(S37)、ステップS31に
戻る。
【0107】ステップS36において、タイマー値が規
定値以上に達していなければ(S36:NO)、ステッ
プS34に戻る。タイマーの規定値は、たとえば、FS
C認定閾値が5トラック、最大ゆがみ設定値が220ビ
ットセルであるとすると、16トラック−5トラック=
11トラック、220/15×(16−5)≒160で
あるので、160ビットセルに相当する値である。
【0108】ステップS32において、FSC2以降の
FSCを認定していなければ(S32:NO)、ステッ
プS31に戻る。
【0109】ステップS31において、1ブロックの読
み取りが終了していれば(S31:YES)、エラート
ラック検出処理を終了する。
【0110】このように、スピード変動検出回路26に
より、読取データの転送速度の異常を、多数決論理によ
り迅速かつ正確に判断できる結果、ディジタルPLL回
路23のビット同期の同期外れを迅速に検出できる。し
かも、ビット同期の同期外れを検出したときに、回復動
作制御回路27により、再同期バースト領域14を利用
して迅速に復帰させることができる。また、再同期バー
スト領域14による復帰ができない場合、ビット検出回
路31により、擬似データを用いて復帰させることがで
きる。さらには、スピード変動検出回路26によるエラ
ートラックの検出が行えない場合、エラートラック検出
回路28によりエラートラックを検出できる。
【0111】上記実施形態における磁気テープ装置は、
請求項1〜6の他、次のような発明概念として把握でき
る。
【0112】磁気テープの複数のトラックを同時に読み
取ることが可能な磁気ヘッドと、この磁気ヘッドによっ
て読み取られた各トラックの読取データを各トラック毎
にビット同期させるためのPLL回路とを備えた磁気テ
ープ装置であって、前記読取データの転送速度を複数の
トラック間で相互に相対的に比較することにより、ビッ
ト同期が外れているトラックを検出する同期外れトラッ
ク検出装置を備え、前記同期外れトラック検出装置は、
各トラックの読取データの転送速度を他の複数のトラッ
クのうちビット同期が外れているトラック以外のトラッ
クの読取データの転送速度とそれぞれ比較し、多数決に
よりビット同期が外れているか否かを決定する構成とし
たことを特徴とする、磁気テープ装置。
【0113】磁気テープの複数のトラックを同時に読み
取ることが可能な磁気ヘッドと、この磁気ヘッドによっ
て読み取られた各トラックの読取データを各トラック毎
にビット同期させるためのPLL回路とを備えた磁気テ
ープ装置であって、前記読取データの転送速度を複数の
トラック間で相互に相対的に比較することにより、ビッ
ト同期が外れているトラックを検出する同期外れトラッ
ク検出装置を備え、前記同期外れトラック検出装置は、
各トラックの読取データの転送速度を他の複数のトラッ
クの読取データの転送速度とそれぞれ比較し、その比較
に際して、複数のトラックの読取データの転送速度の差
異に基づいて閾値を演算し、その閾値以上の差があるか
否かを判断して、多数決によりビット同期が外れている
か否かを決定する構成としたことを特徴とする、磁気テ
ープ装置。
【0114】磁気テープの複数のトラックを同時に読み
取ることが可能な磁気ヘッドと、この磁気ヘッドによっ
て読み取られた各トラックの読取データを各トラック毎
にビット同期させるためのPLL回路とを備えた磁気テ
ープ装置であって、前記磁気テープの各トラックは、所
定長の単位データ領域毎にビット同期のためのバースト
パターン領域を有しており、前記読取データの転送速度
を複数のトラック間で相互に相対的に比較することによ
り、ビット同期が外れているトラックを検出する同期外
れトラック検出装置と、読取データに基づいて各トラッ
ク毎に前記バーストパターン領域を検出するバーストパ
ターン領域検出装置と、前記バーストパターン領域検出
装置によりバーストパターン領域が検出されたときに、
ビット同期が外れているトラックについて前記PLL回
路にビット同期を実行すべき旨の指示を与えるビット同
期指示装置とを有し、前記ビット同期指示装置は、ビッ
ト同期が外れているトラックについて、そのトラックに
隣接するビット同期が外れていないトラックに対する前
記バーストパターン領域検出装置による検出結果を利用
する構成としたことを特徴とする、磁気テープ装置。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、読
取データの転送速度を複数のトラック間で相互に相対的
に比較することにより、ビット同期が外れているトラッ
クを検出する同期外れトラック検出装置を設けたので、
ビット同期が外れたことを迅速に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気テープ装置によって読み書き
される磁気テープのテープフォーマットを説明する説明
図である。
【図2】図1におけるデータ領域のフォーマットを説明
する説明図である。
【図3】図2におけるロジカルデータ領域のフォーマッ
トを説明する説明図である。
【図4】図3におけるデータユニット領域のフォーマッ
トを説明する説明図である。
【図5】順方向同期文字、逆方向同期文字、順方向再同
期文字、および逆方向再同期文字のビット列の説明図で
ある。
【図6】本発明の一実施形態における磁気テープ装置の
要部の概略回路ブロック図である。
【図7】図6に示すリード・フォーマッター回路の要部
の詳細な回路ブロック図である。
【図8】エラートラックを決定するための多数決論理の
説明図である。
【図9】スピード変動検出処理の手順を説明するフロー
チャートである。
【図10】回復動作処理の手順を説明するフローチャー
トである。
【図11】エラートラック検出処理の手順を説明するフ
ローチャートである。
【図12】従来の磁気テープ装置の要部の概略回路ブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 駆動領域 3 データ領域 5 IBG領域 6 獲得バースト領域 7 ロジカルデータ領域 11 順方向同期文字領域 12 データユニット領域(Minimum Interleave Unit) 13 逆方向同期文字領域 14 再同期バースト領域 15 データ領域(Minimum Interleave Element) 16 同期文字領域 21 磁気ヘッド 22 リード・ライト回路 23 ディジタルPLL回路 24 リード・フォーマッター回路 25 フォーマット検出回路 26 スピード変動検出回路 27 回復動作制御回路 28 エラートラック検出回路 31 ビット検出回路 32 カウンタモード制御部 33 データインプット計測カウンタ 34 カウンタ値補正回路 35 スキュー値検出回路 36 カウンタ値比較回路 37 変動量計算回路 38 多数決論理回路 39 多数決論理制御回路 41 位置検出回路 42 位置正当性判断回路 51 磁気ヘッド 52 リード・ライト回路 53 PLL回路 54 データフォーマッタ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 義典 兵庫県加東郡社町佐保35番 富士通周辺機 株式会社内 Fターム(参考) 5D044 AB01 BC01 CC02 GM03 GM19 GM26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープの複数のトラックを同時に読
    み取ることが可能な磁気ヘッドと、この磁気ヘッドによ
    って読み取られた各トラックの読取データを各トラック
    毎にビット同期させるためのPLL回路とを備えた磁気
    テープ装置であって、 前記読取データの転送速度を複数のトラック間で相互に
    相対的に比較することにより、ビット同期が外れている
    トラックを検出する同期外れトラック検出装置を備えた
    ことを特徴とする、磁気テープ装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気テープの各トラックは、バイト
    同期のための同期文字に挟まれた単位データ領域を有し
    ており、 前記同期外れトラック検出装置は、単位データ領域の再
    生期間に前記読取データの転送速度を複数のトラック間
    で相互に相対的に比較する、請求項1に記載の磁気テー
    プ装置
  3. 【請求項3】 前記同期外れトラック検出装置は、各ト
    ラックの読取データの転送速度を他の複数のトラックの
    読取データの転送速度とそれぞれ比較し、多数決により
    ビット同期が外れているか否かを決定する、請求項1ま
    たは2に記載の磁気テープ装置。
  4. 【請求項4】 所定数以上のトラックの読取データから
    特定のデータが検出された時点から所定時間を計時する
    計時装置と、 前記計時装置による計時時間内に、各トラックの読取デ
    ータから次の特定のデータが検出されるか否かを判断
    し、次の特定のデータが検出されないトラックをビット
    同期が外れているトラックであると認定する同期外れト
    ラック認定装置とを有する、請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の磁気テープ装置。
  5. 【請求項5】 前記磁気テープの各トラックは、所定長
    の単位データ領域毎にビット同期のためのバーストパタ
    ーン領域を有しており、 読取データに基づいて各トラック毎に前記バーストパタ
    ーン領域を検出するバーストパターン領域検出装置と、 前記バーストパターン領域検出装置によりバーストパタ
    ーン領域が検出されたときに、ビット同期が外れている
    トラックについて前記PLL回路にビット同期を実行す
    べき旨の指示を与えるビット同期指示装置とを有する、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の磁気テープ装置。
  6. 【請求項6】 ビット同期が外れているトラックについ
    て、ビット同期のための擬似データを前記PLL回路に
    供給し、ビット同期を実行させる擬似データ生成装置を
    有する、請求項1ないし5のいずれかに記載の磁気テー
    プ装置。
JP2000091384A 2000-03-29 2000-03-29 磁気テープ装置 Expired - Fee Related JP3961738B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000091384A JP3961738B2 (ja) 2000-03-29 2000-03-29 磁気テープ装置
US09/704,949 US6344941B1 (en) 2000-03-29 2000-11-02 Magnetic tape unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000091384A JP3961738B2 (ja) 2000-03-29 2000-03-29 磁気テープ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001273726A true JP2001273726A (ja) 2001-10-05
JP3961738B2 JP3961738B2 (ja) 2007-08-22

Family

ID=18606850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000091384A Expired - Fee Related JP3961738B2 (ja) 2000-03-29 2000-03-29 磁気テープ装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6344941B1 (ja)
JP (1) JP3961738B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015176633A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 富士通株式会社 磁気テープ制御装置、制御プログラム、及び制御方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7134811B2 (en) * 2003-10-24 2006-11-14 Kennametal Inc. Helical end mill type cutter configured to compensate for radial runout
US8289640B2 (en) * 2008-08-11 2012-10-16 International Business Machines Corporation Error burst detection and amelioration
US8717698B2 (en) 2011-10-12 2014-05-06 International Business Machines Corporation Hierarchical control of tiered error recovery for storage devices

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2584006B2 (ja) * 1988-10-17 1997-02-19 株式会社日立製作所 磁気記録再生装置
JP2995923B2 (ja) * 1991-04-11 1999-12-27 ソニー株式会社 同期クロック発生回路
JP3217816B2 (ja) 1991-10-09 2001-10-15 株式会社日立製作所 情報処理装置
US5408366A (en) * 1993-06-14 1995-04-18 International Business Machines Corporation Apparatus and method for detecting and validating formatted blocks on magnetic tape
US5448430A (en) 1993-08-05 1995-09-05 International Business Machines Corporation Track following servo demodulation

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015176633A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 富士通株式会社 磁気テープ制御装置、制御プログラム、及び制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3961738B2 (ja) 2007-08-22
US6344941B1 (en) 2002-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02301074A (ja) 信号転送装置
US5408366A (en) Apparatus and method for detecting and validating formatted blocks on magnetic tape
US4979192A (en) Circuit for detecting a synchronizing signal
JP2001273726A (ja) 磁気テープ装置
JP4145024B2 (ja) 情報再生装置、及び情報記録媒体再生システム
US5153788A (en) Method of recording and detecting servo information for positioning magnetic head
JP2998161B2 (ja) 記録媒体の同期信号読取方法及び装置
US5625505A (en) Method of and apparatus for regenerating partial-response record signal
JPH01208769A (ja) バーストエラー訂正装置
KR100244190B1 (ko) 동기신호 검출회로
JP4439826B2 (ja) 同期コード復旧回路及びその方法
JP4871082B2 (ja) 同期再生回路
JP2783830B2 (ja) 光ディスクプレーヤのデータ復調装置
CN100334645C (zh) 光盘解码器及校正报头数据中位置误差的方法
JPH0834047B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP3219318B2 (ja) 誤り信号訂正装置
KR100192244B1 (ko) 디지탈 신호처리장치
CA2112452C (en) Enhanced data formats and machine operations for enabling error correction
JP2596357B2 (ja) バーストデータ伝送方法及び装置
US20040125718A1 (en) Information recording/reproducing apparatus and information reproducing method
JP4400397B2 (ja) Atmセル転送装置及びそれに用いる誤り検出補正方法並びにそのプログラム
JPS60240238A (ja) 調歩同期信号のスリツプ回復方式
KR100239914B1 (ko) 동기 패턴 추출 방법 및 이를 수행하기 위한 동기 패턴 추출 장치
JPH0714312A (ja) データ文字および同期文字を含むデータを記憶し読取るシステムおよび方法
JPH05325431A (ja) 磁気ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070517

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100525

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees