JPH0834047B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

Info

Publication number
JPH0834047B2
JPH0834047B2 JP2286811A JP28681190A JPH0834047B2 JP H0834047 B2 JPH0834047 B2 JP H0834047B2 JP 2286811 A JP2286811 A JP 2286811A JP 28681190 A JP28681190 A JP 28681190A JP H0834047 B2 JPH0834047 B2 JP H0834047B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
recording
track
recorded
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2286811A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04159664A (ja
Inventor
健吾 須藤
知徳 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2286811A priority Critical patent/JPH0834047B2/ja
Priority to US07/779,231 priority patent/US5339205A/en
Priority to DE69120016T priority patent/DE69120016T2/de
Priority to EP91118095A priority patent/EP0482621B1/en
Publication of JPH04159664A publication Critical patent/JPH04159664A/ja
Publication of JPH0834047B2 publication Critical patent/JPH0834047B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • G11B20/1879Direct read-after-write methods

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、磁気記録再生装置に関し、特に、コンピュ
ータ等の情報処理機器の記憶装置のように、データをよ
り正確に記憶すべき記憶装置として用いられる磁気記録
再生装置に関する。
[従来の技術] デジタル・オーディオ・テープレコーダ(以下、DAT
と称す)は、音声信号をデジタルデータとして磁気テー
プに記録し、かつ、磁気テープから読出す磁気記録再生
装置である。このようなDATは、記録容量が多いことお
よび、ビット単価が低いことなどの理由により、コンピ
ュータ用磁気ディスク装置のバックアップのためのデー
タ記録再生装置等にも使用される。DATがこのような用
途に利用された場合、コンピュータという装置の機能性
質上、DATに与えられたデータがDATの磁気テープに誤り
なく記録される必要性がより高くなる。そこで、このよ
うな場合、DATの記録データの正確さを向上させるため
に、一般に次のような方法が用いられる。
たとえば、DATに与えられるデータに所定のビット長
ごとに、高度な誤り訂正符号(パリティビット)が付加
される。この誤り訂正符号は、DATにおいて、本来記録
されるべきデータとともにデジタル信号として磁気テー
プに記録される。そこで、この磁気テープからのデータ
再生時に、この磁気テープから読取られたデータから、
記録時に付加された誤り訂正符号が検出される。そし
て、検出された誤り訂正符号に基づいて、再生データの
誤り訂正符号以外の部分(本来の記録データ)に誤りが
ないか否か、および、再生データにおける誤りビットの
位置が検出される。再生データに誤りがあった場合に
は、誤り訂正符号に基づいて検出された位置のビットの
データが正しいデータに訂正される。この結果、磁気テ
ープに記録されたデータに誤りがあっても、この誤りは
データ再生時に訂正されるので、DATの記録データの正
確さは向上される。
また、データ記録時に記録データの誤りを訂正するこ
とによって、DATの記録データの正確さを向上させるに
は、記録直後のデータを読取り、読取ったデータに基づ
いてデータが正しく記録されたか否かを調べる、いわゆ
るリードアフタライト方式によるデータ記録が用いられ
る。リードアフタライト方式によるデータ記録は、デー
タ記録時に、磁気テープ上の記録トラックを記録ヘッド
に続いて再生ヘッドがトレースすることによって実現さ
れる。すなわち、記録ヘッドがトレースした記録トラッ
クにはデータが記録されるので、記録ヘッドの後から記
録トラックをトレースする再生ヘッドは、その直前にそ
こに記録されたデータを読取る。したがって、再生ヘッ
ドが読取ったデータに基づいて、データが磁気テープに
正しく記録されたか否かを、確認することができる。デ
ータが磁気テープに正しく記録されていないことが確認
されれば、記録ヘッドが再度同じデータを磁気テープに
記録し、一方、データが磁気テープに正しく記録された
ことが確認されれば、記録ヘッドが新たなデータを磁気
テープに記録するように、記録ヘッドに与えられるデー
タが制御される。この結果、磁気テープにはデータが常
時正確に記録される。
このようなリードアフタライト方式のデータ記録にお
いて、再生ヘッドが読取ったデータに基づいて記録デー
タに誤りがないか否かを判別する方法には次のようなも
のがある。
たとえば、記録すべきデータに予め誤り訂正符号(パ
リティビット)が付加され、再生ヘッドが読取ったデー
タからこの誤り訂正符号が検出される。そして、検出さ
れた誤り訂正符号に基づいて実際に磁気テープに記録さ
れたデータに誤りがあるか否かおよび、誤りのあるビッ
トの位置が検出される。実際に磁気テープに記録された
データに誤りがあれば、磁気テープ上の、誤ったデータ
が記録された部分を記録ヘッドが再度トレースする。こ
のとき、記録ヘッドには先ほどと同じデータが与えられ
るので、磁気テープの記録テープは正しいデータ書換え
られる。
上記のような、誤り訂正符号を用いる方法によれば、
データの1部が磁気テープに全く記録されなかった場合
にも、磁気テープ上のデータが記録されていない部分を
トレースした再生ヘッドの出力は本来の記録データに対
応するものとは異なるため、記録データに誤りがあると
判断される。このため、この場合にも、このデータが記
録されなかった部分を記録ヘッドが再度トレースしてデ
ータ記録を行なう。したがって、磁気テープに記録され
たデータに欠落部分がある場合および、磁気テープに誤
ったデータが記録された場合のいずれにも、正しいデー
タを磁気テープに記録し直すことができる。一方、磁気
テープに記録されたデータに欠落部分があるか否かを検
査する方法には、再生ヘッドの出力信号(以下、再生信
号と呼ぶ)のエンベロープ(包絡線)を検査する方法が
ある。次に、この方法について簡単に説明する。
磁気テープへのデジタル記録は、記録ヘッドを用いて
磁気テープを記録すべき論理値“1",“0"によって構成
される2値データに対応させて正負いずれかに磁化する
ことによって行なわれる。再生ヘッドが磁気テープの磁
化された部分をトレースすると、磁気テープから漏れ出
ている磁束によって再生ヘッドのコイルに電圧が誘起さ
れる。このため、再生ヘッドのコイルに誘起される電圧
の極性は、磁気テープの磁化極性の変化に応答して変化
する。再生ヘッドのコイルに誘起された電圧が再生ヘッ
ドの出力信号、すなわち再生信号となる。したがって、
磁気テープのデータが記録された部分から得られた再生
信号は、記録データにおける論理値“1",“0"の並び方
に応じた極性変化を示すので、連続な包絡線を描く。し
かし、データが記録されていない部分は磁化されていな
いので、この部分をトレースした再生ヘッドのコイルに
はいずれの極性の電圧も誘起されない。このため、リー
ドアフタライト方式によるデータ記録時に再生ヘッドか
らの再生信号の包絡線を常時検波しておけば、データが
記録されていない部分を再生ヘッドがトレースしている
期間、再生信号の包絡線が途切れる。これによって、そ
の部分にはデータが記録されていないことを知ることが
できる。そこで、再生信号の包絡線が常時検波され、検
波された包絡線が途切れると、記録ヘッドが欠落したデ
ータをもう一度記録すべく磁気テープ上のデータが欠落
している部分を再度トレースする。
再生信号の包絡線は、入力信号を全波整流する整流回
路と、この整流回路の出力を平滑化する低域フィルター
とを含んで構成される、包絡線検波器と呼ばれる一般的
なアナログ回路によって検波される。
磁気テープの記録ヘッドがトレースした部分の一部に
データが全く記録されていない領域が生じるという現象
は、たとえば、記録ヘッドのギャップ部分に異物が詰ま
り記録ヘッドのギャップ部分が一時的に目詰まりするこ
とによって生じる。データ記録時には、磁気テープを磁
化するために、記録ヘッドのコイルに、記録すべきデー
タにおける論理値“1",“0"の並び方に応じて制御され
た極性を有する記録電流が流される。これによって、記
録ヘッドのギャップ部分に、磁気テープ表面の磁性層を
磁化するのに十分な強さの磁界が発生する。このため、
記録ヘッドのギャップ部分が目詰まりすると、記録ヘッ
ドのコイルに記録電流が流れても、記録ヘッドのギャッ
プ部分から磁気テープに十分な強さの磁界が加えられな
いので、データ記録は行なわれない。
[発明が解決しようとする課題] 上記のように、データをより正確に記録する必要のあ
る磁気記録再生装置には、リードアフタライト方式によ
るデータ記録が適用される場合がある。このような場
合、データ記録時に得られた再生信号に基づく記録デー
タのチェック方法には、前述したような、誤り訂正符号
を用いる方法や、再生信号の包絡線を検波する方法など
がある。しかしながら、誤り訂正符号を用いる方法によ
れば、再生信号から得られた再生データから誤り訂正符
号を検出するための回路,検出された誤り訂正符号に基
づいて磁気テープに記録されたデータのどの部分に誤り
があるかを検出するための回路,磁気テープ上の誤った
データが記録された部分に正しいデータを記録するため
に記録ヘッドに与えるデータを制御するための回路など
の、複雑な回路が必要となる。このため、誤り訂正符号
を用いる方法は、磁気記録再生装置内部の回路規模を大
きくし、コスト高を招来する。
一方、再生信号の包絡線を検波する方法は、前述した
ような比較的簡単なアナログ回路によって実現される。
このため、この方法は回路規模の増大やコスト高を招来
しない。しかし、この方法によれば、記録データの欠落
を検出することができるものの、記録データの誤りを検
出することはできない。このため、次のような問題が生
じる。
たとえば、磁気テープに既にデータが記録されてお
り、既に記録されたデータ(以下、古いデータと呼ぶ)
を消去せずに、古いデータが記録された記録トラック
を、新たに記録すべきデータに対応する記録信号を受け
た記録ヘッドでトレースすることによって、古いデータ
を新しいデータに書換える場合を想定する。このような
データ記録方式をオーバーライト方式と呼ぶ。第7図
は、R-DAT方式の磁気記録再生装置を例にとって、オー
バーライト方式およびリードアフタライト方式でデータ
を記録しているときに記録ヘッドが一時的に目詰まりし
た場合の、再生ヘッドの出力およびその包絡線の様子を
模式的に示す図である。
R-DAT方式の場合には、記録ヘッドおよび再生ヘッド
としていずれも回転ヘッドが用いられるので、第7図
(a)に示されるように、磁気テープ6上には、磁気テ
ープ6の長手方向に対して斜めに互いに平行な複数の記
録トラック60が形成される。したがって、リードアフタ
ライト方式によるデータ記録時には、記録ヘッド61およ
び再生ヘッド62が順に記録トラック60の各々を順次トレ
ースする。記録ヘッド61に目詰まり等がなければ、記録
ヘッド61によってトレースされた部分の記録データは新
しいデータとなっている。したがって、このような部分
をトレースした再生ヘッド62の出力信号は新しいデータ
に対応するものとなる。しかし、記録ヘッド61が一時的
に目詰まりし、記録トラック60に新しいデータを記録す
ることができない期間が生じると、この期間に記録ヘッ
ド61がトレースした部分63のデータは新しいデータに書
換えられないので、古いデータのままとなる。このた
め、この部分をトレースした再生ヘッド62の出力信号は
古いデータに対応するものとなる。したがって、再生ヘ
ッド62の出力信号は、第7図(b)に示されるように、
記録ヘッド61に目詰まりが生じていない期間には、新し
いデータに対応するものとなり、記録ヘッド61に目詰ま
りが生じている期間には古いデータに対応するものとな
る。したがって、記録ヘッド61に目詰まりが生じている
期間に記録ヘッド61によってトレースされた部分63はデ
ータが正しく記録されていない部分として検出されるべ
きである。しかし、この部分63には古いデータ記録され
ているので、この部分63をトレースした再生ヘッド62の
出力信号は、他の部分(新しいデータが記録された部
分)をトレースした再生ヘッド62の再生信号と同様に連
続な包絡線を描く。このため、再生ヘッド62の出力信号
の包絡線は、第7図(c)に示されるように、記録ヘッ
ド61に目詰まりが生じている期間aにも途切れず、記録
ヘッド61に目詰まりが生じていない期間bと同様とな
る。この結果、古いデータ記録されたままの部分63は新
しいデータが記録されたと誤判定されるので、この部分
63の記録データは最終的に誤ったものとなる。
一般に、記録ヘッドとして2つの回転ヘッドが用いら
れる場合には、これら2つの回転ヘッドが交互に記録ト
ラック60をトレースする。そこで、隣接する記録トラッ
ク60間のクロストークを防止するために、前記2つの回
転ヘッドのうちの一方のギャップ部分の記録トラック60
に対するトレース時の角度(アジマス)と他方の回転ヘ
ッドのアジマスとが異なるように設計される。したがっ
て、記録トラック60の各々からそこに記録された信号を
読取るには、記録トラックの各々を、データ記録時にそ
れをトレースした記録ヘッドと同じアジマスを有する再
生ヘッドでトレースする必要がある。そこで、再生ヘッ
ドにも、記録ヘッドとして用いられる2つの回転ヘッド
の一方及び他方とそれぞれ同じアジマスを有する2つの
回転ヘッドが用いられる。これら2つの回転ヘッドが記
録トラック60を1つずつ交互にトレースして信号を読取
る。このため、第7図(a)において古いデータが記録
された部分63をトレースした再生ヘッド62からこの古い
データ対応する再生信号が得られる確率は、1/2であ
る。すなわち、この部分63に古いデータを記録するため
にこの部分63をトレースした記録ヘッドのアジマスと、
今回新しいデータを記録する際にこの部分63をトレース
した再生ヘッド62のアジマスとが一致すれば、記録ヘッ
ド61が目詰まりしている期間にも再生ヘッド62から再生
信号が得られる。したがって、この場合には、前述した
ように、実際には古いデータが記録されたままの部分63
が新しいデータが正しく記録されたと誤判定される。し
かし、古いデータを記録するためにこの部分63をトレー
スした記録ヘッドのアジマスと、今回新たなデータを記
録する際にこの部分63をトレースした再生ヘッド62のア
ジマスとが異なれば、記録ヘッド61が目詰まりしている
期間に再生信号は得られない。したがって、この場合に
は、再生ヘッド62は古いデータが記録された部分63をト
レースしている期間、再生信号の包絡線が欠落するの
で、前記部分63には新しいデータが正しく記録されてい
ないと判定される。このように、再生信号の包絡線を検
波する方法によれば、記録ヘッドおよび再生ヘッドの各
々に2つの回転ヘッドが用いられる場合でさえも、記録
ヘッド61の目詰まりは50%の確率でしか検出することが
できない。
さらに、既に記録されたデータの一部を選択的に新し
いデータに書換える、いわゆるアップデートインプレー
ス方式によるデータ記録の場合には、新しいデータが記
録されるべき記録トラックを、そこに古いデータが書込
まれる際に用いられた記録ヘッドと同じアジマスを有す
る記録ヘッドおよび再生ヘッドがトレースする。したが
って、このような場合には、古いデータが記録されたま
まの部分63をトレースした再生ヘッド62はこの古いデー
タに対応する再生信号を確実に出力する。このため、古
いデータが記録されたままの部分63が新しいデータが正
しく記録されていない部分として検出される確率は0%
である。
このように、再生信号の包絡線を用いて、データが磁
気テープに正しく記録されたか否かを判別する方法によ
れば、たとえばオーバーライト方式のデータ記録時に生
じた記録ヘッドの目詰まりを精度よく検出することがで
きない。
それゆえに本発明の目的は、上記のような問題点を解
決し、回路規模の増大および装置のコスト高を招来する
ことなく、記録データの誤りを精度よく検出することが
できる磁気記録再生装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記のような目的を達成するために、本発明に係る磁
気記録再生装置は、記録媒体として複数の記録トラック
を有する磁気記録媒体を用い、複数の記録トラックの各
々に所定数のデータブロックをシリアルに記録する記録
手段と、この記録手段によって記録トラックにデータが
記録された直後に、記録されたデータをこの記録トラッ
クからよみとって再生する再生手段と、この再生手段が
1つの記録トラックから読取って再生したデータに含ま
れるデータブロックの数を計数する計数手段とを備え
る。データブロックの各々は、本来記録されるべき情報
に加えて付加的な情報も含む。この付加的な情報は、た
とえば、そのデータブロックが記録されるべき記録トラ
ックを示すトラックデータや、そのデータブロック内の
所定の位置に、その所定の位置を示すために付加される
位置データなどである。本発明に係る磁気記録再生装置
は、再生データからこのような付加情報を抽出し、抽出
した付加情報および、計数手段によって計数されたデー
タブロックの数の両方に基づいて、記録トラックに所定
数のデータブロックがすべて正しく記録されたか否かを
判別するように構成される。
すなわち、本発明に係る磁気記録再生装置は、記録手
段,再生手段,および計数手段に加えて、再生手段が記
録トラック毎に読取って再生したデータに含まれるデー
タブロックの各々から、位置データを抽出する位置デー
タ抽出手段と、位置データ抽出手段の抽出出力に基づい
て、記録トラックにおける各データブロックの記録位置
を検出する検出手段と、検出手段によって検出された記
録位置と計数手段によって計数されたデータブロックの
数とに基づいて、記録トラックに所定数のデータブロッ
クがすべて正しく記録されたか否かを判別する判別手段
とを備える。
他の局面によれば、本発明に係る磁気記録再生装置
は、記録手段,再生手段,および計数手段に加えて、再
生手段が記録トラック毎に読取って再生したデータに含
まれるデータブロックの各々から、トラックデータを抽
出するトラックデータ抽出手段と、トラックデータ抽出
手段によって抽出されたトラックデータと、計数手段に
よって計数されたデータブロックの数とに基づいて、記
録トラックに所定数のデータブロックが正しく記録され
たか否かを判別する判別手段とを備える。
さらに他の局面によれば、本発明に係る磁気記録再生
装置は、記録手段,再生手段,および計数手段に加え
て、トラックデータ抽出手段および位置データ抽出手段
の両方を備える。この場合、この磁気記録再生装置は、
さらに、前述の検出手段と、この検出手段によって検出
された記録位置,計数手段によって計数されたデータブ
ロックの数,およびトラックデータ抽出手段によって抽
出されたトラックデータの少なくとも3種類の情報に基
づいて、記録トラックに所定数のデータブロックがすべ
て正しく記録されたか否かを判別する手段を備える。
[作用] 本発明に係る磁気記録再生装置は上記のように構成さ
れるので、記録トラックの各々に所定数のデータブロッ
クがすべて正しく記録されたか否かの判別は、各記録ト
ラックに記録されたデータブロックの数と、各記録トラ
ックに記録されたデータブロックの各々のトラックデー
タおよび、記録トラックにおける各データブロックの記
録位置のうちのいずれか一方または両方とに基づいて行
なわれる。
たとえば、何らかの原因によりデータ記録後の記録ト
ラックの一部にデータ欠落部分があると、この記録トラ
ックから再生手段が読取って再生したデータには、前記
所定数よりも少ない数のデータブロックしか含まれな
い。したがって、記録トラックにデータ欠落部分がある
ばあいには、判別手段は計数手段の出力によって、記録
トラックに所定数のデータブロックが正しく記録されて
いないと判別することができる。
一方、記録トラックに、これにすでに記録されたデー
タを消去せずに、新たなデータを記録するオーバーライ
ト方式によるデータ記録時に、この記録トラックの一部
分の記録データが新しいデータに書換えられず古いデー
タのままとなる場合、計数手段がこの古いデータに含ま
れるデータブロックの数も計数する。このため、計数手
段が計数したデータブロックの数は、前記所定数に一致
する。しかし、このデータ記録時における磁気記録媒体
および記録手段の機械的な性質によって、磁気記録媒体
における古いデータの記録パターンと新しいデータの記
録パターンとが完全に一致する確率は極めて低い。すな
わち、各記録トラックにおいて、古いデータを構成する
データブロックの記録位置と新しいデータを構成するデ
ータブロックの記録位置とは若干ずれる。また、古いデ
ータを構成するデータブロックのトラックデータと新し
いデータを構成するデータブロックのトラックデータと
が一致する確率も極めて低い。したがって、この場合に
は、古いデータが記録されたままの部分から再生された
データに対応する、検出手段およびトラックデータ抽出
手段の出力が、それぞれ、新しいデータが記録された部
分から再生されたデータに対応する、検出手段およびト
ラックデータ抽出手段の出力と異なったものとなる。そ
れゆえ、このような場合には、判別手段は、トラックデ
ータ抽出手段の出力および検出手段の出力のうちの少な
くともいずれか一方によって、新たなデータが正しく記
録トラックに記録されていないと判別することができ
る。
[実施例] 第1図は、本発明の一実施例のR-DAT方式の磁気記録
再生装置の、データ記録およびデータ再生のための信号
処理系の構成を示すブロック図である。
第1図を参照して、磁気テープ6へのデータ記録は、
回転ドラム5に取付けられた2つの記録ヘッドW1および
W2によって行なわれる。磁気テープ6からのデータの読
取りは、記録ヘッドW1およびW2にそれぞれ対応して前記
回転ドラム5に取付けられた再生ヘッドR1およびR2によ
って行なわれる。磁気テープ6は回転ドラム5に一定の
角度で巻付けられる。記録ヘッドW1およびW2は、回転ド
ラム5の周縁に互いに180°離して取付けられる。同様
に、再生ヘッドR1およびR2も、回転ドラム5の周縁に互
いに180°離して取付けられる。記録ヘッドW1およびW2
の取付け位置と、再生ヘッドR1およびR2の取付け位置と
は、所定の角度分だけ異なる。磁気テープ6の走行およ
び、回転ドラム5の回転等は、図示されないサーボ系に
よって制御される。
次に、この磁気記録再生装置のリードアフタライト方
式によるデータ記録時の動作について説明する。
データ記録時には、磁気テープ6に記録されるべきデ
ータAが信号処理回路1に与えられる。データAは、た
とえばコンピュータなどの情報処理機器(図示せず)な
どから与えられる。信号処理回路1は、与えられたデー
タAを取込んでバッファメモリ2に与える。バッファメ
モリ2は、信号処理回路1を介して与えられたデータA
を一旦記憶する。信号処理回路1は、このようにしてバ
ッファメモリ2に一旦記憶されたデータAをバッファメ
モリ2から読出し、システムクロック生成回路14からの
システムクロック信号Mに同期して、所定のビット長の
ブロックに分割してIDデータ付加回路3に出力する。
IDデータ付加回路3は、前記システムクロック信号M
に同期して、信号処理回路1から与えられる各ブロック
のデータのはじめに、そのデータブロックが磁気テープ
6のどの位置に記録されるかというアドレス情報を示す
データ(以下、このデータをIDデータまたは識別データ
と呼ぶ)および同期信号に対応するデータ(以下、この
データを同期コードと呼ぶ)を付加する。IDデータおよ
び同期コードを付加されたデータブロックの各々Cは、
記録変調回路4に与えられる。
以上のこの磁気記録再生装置の動作を、第3図を参照
しながらさらに詳細に説明する。第3図は、この磁気記
録再生装置のリードアフタライト方式によるデータ記録
時の動作を示すタイミングチャート図である。
磁気テープ6および回転ドラム5はそれぞれ矢印の方
向に走行および回転するので、リードアフタライト方式
によるデータ記録時には、磁気テープ6の記録ヘッドW1
がトレースした部分を再生ヘッドR1が後からトレース
し、磁気テープ6の記録ヘッドW2がトレースした部分を
再生ヘッドR2が後からトレースする。
信号処理回路1に第3図(a)に示されるように、一
連のデータが任意のタイミングで与えられる場合を想定
する。この場合、バッファメモリ2には前記任意のタイ
ミングでデータが記憶される。一方、信号処理回路1
は、システムクロック信号M(第3図(b))が所定の
レベル(ここでは“L"レベル)である期間に、バッファ
メモリ2からデータを読出し、読出したデータを所定の
ビット長のブロックに分割する。システムクロック生成
回路14は、第3図(b)に示されるような、一定周期の
クロック信号Mを出力するので、信号処理回路1にデー
タAが与えられるタイミングにかかわらず、信号処理回
路1からは一定のタイミングでブロック分割されたデー
タBが出力される。したがって、IDデータ付加回路3か
らは、第3図(c)に示されるように、一定のタイミン
グで、IDデータおよび同期コードが付加された一定のビ
ット長のデータブロックが出力される。
記録変調回路4は、IDデータ付加回路3から一定の期
間おきに与えられるデータCを磁気テープ6への記録に
適合する形式の信号に変調して、記録ヘッドW1およびW2
に与える。これによって、外部から与えられたデータA
は記録変調回路4によって変調された信号Dとして、前
記一定のビット長のブロック単位で磁気テープ6に記録
される。本実施例では、一定数のデータブロックが磁気
テープの6の記録トラックの各々に記録される。
第2図は、本実施例における磁気テープ上のデータ記
録パターンを示す図である。第2図(a)を参照して、
磁気テープ6上の任意の記録トラック60には、所定数n
のデータブロックがシリアルに記録される。これらのデ
ータブロックの各々は、第2図(b)に示されるよう
に、先頭部分に同期コードおよびIDデータを有し、IDデ
ータの後に外部から与えられたデータAを含む。
本実施例では、IDデータ付加回路3が信号処理回路1
からのデータブロックBに付加するIDデータは、そのデ
ータブロックが磁気テープ6上のどの記録トラックに記
録されるかを示す番号である。この番号は、前記所定数
nのデータブロックが信号処理回路1からIDデータ付加
回路3に与えられ終るたびに1ずつカウントアップされ
る(以下、この番号をトラック番号と呼ぶ)。したがっ
て、磁気テープ6において同じ記録トラックに記録され
るべきn個のデータブロックの各々に付加されたIDデー
タはすべて同一のトラック番号を示す。そして、隣接す
る任意の2つの記録トラックの一方に記録されるデータ
ブロックのIDデータと、他方の記録トラックに記録され
るデータブロックのIDデータとは互いに連続したトラッ
ク番号を示す。
なお、IDデータ付加回路3が信号処理回路1からのデ
ータブロックBに各々に付加するトラック番号Nは、ト
ラック番号比較回路12にも与えられる。
一方、再生ヘッドR1,R2及び記録ヘッドW1,W2はそれぞ
れ、システムクロック信号Mが“H"レベルである期間及
び“L"レベルである期間に記録トラックをトレースす
る。そこで、システムクロック生成回路14により生成さ
れるシステムクロック信号Mの周期は、ある記録トラッ
クを一方の記録ヘッドW1(またはW2)がトレースし終っ
た直後に、この記録トラックを前記一方の記録ヘッドに
対応する一方の再生ヘッドR1(またはR2)によってトレ
ースされ始めるように、磁気テープ6の走行速度および
回転ドラム5の回転速度に応じて設定される。従って、
上記のような回路動作によって、記録ヘッドW1およびW2
が磁気テープ6に外部からのデータAを記録する一方、
再生ヘッドR1およびR2はそれぞれ、記録ヘッドW1がトレ
ースした部分および記録ヘッドW2がトレースした部分を
記録ヘッドW1の後からおよび記録ヘッドW2の後からトレ
ースしてその部分に記録された信号を読取る。再生ヘッ
ドR1およびR2によって読取られた信号Eは復調回路7に
与えられる。復調回路7は、読取られた信号Eを復調し
て記録変調回路4によって変調される前の形式のデジタ
ル信号Fに戻す。ここで、再生ヘッドR1およびR2が磁気
テープ6をトレースするのは、クロック信号Mが“H"レ
ベルである期間なので、復調回路7からは、第3図
(d)に示されるように、一定のタイミングでn個のデ
ータブロックによって構成されるデジタル信号Fが出力
される。このデジタル信号Fは同期コード検出回路8お
よびIDデータ分離回路11に与えられる。
同期コード検出回路8は、与えられたデジタル信号F
を構成するn個のデータブロックの各々から、記録時に
付加された同期コードを検出し、この検出に応答して、
1つの同期パルスを出力する。したがって、同期コード
検出回路8からは、第3図(e)に示されるように、ク
ロック信号Mが“H"レベルである期間に、1つのデータ
ブロックのビット長に相当する時間期間ごとに1つの同
期パルスが出力される。復調回路7から連続して出力さ
れるデジタル信号Fはn個のデータブロックを含むの
で、クロック信号Mが“H"である期間に同期コード検出
回路8から出力される同期パルスの総数はn個である。
同期コード検出回路8から出力された同期パルスGは同
期計数回路9,同期間隔検出回路10,およびIDデータ分離
回路11に与えられる。
同期計数回路9は、与えられる同期パルスGの数をカ
ウントし、そのカウント値Hをデジタル信号として判別
回路13に出力する。同時に、同期計数回路9は、システ
ムクロック信号Mの“H"レベルへの立上がりに応答して
カウント値を0にリセットし、システムクロック信号M
の“L"レベルへの立下がりに応答してカウント値を1だ
けインクリメントする。したがって、判別回路13に与え
られるカウント値Hは、第3図(f)に示されるよう
に、復調回路7からのn個のデータブロックのうちのは
じめのデータブロックの同期コードに応答して同期コー
ド検出回路8が同期パルスを出力する、クロック信号M
の立上がり時にOとなる。以後、カウント値Hは、クロ
ック信号Mが“H"レベルである期間に同期コード検出回
路8から新たな同期パルスが出力されるたびに1ずつイ
ンクリメントされる。そして、復調回路7からのn個の
データブロックのうちの最後のデータブロックの同期コ
ードに応答して同期コード検出回路8が出力した同期パ
ルスに応答して、同期計数回路9のカウント値Hはn−
1となる。カウント値Hは、この同期パルスの直後のク
ロック信号Mの立下がりに応答してさらにインクリメン
トされてnとなる。このカウント値Hの値nは、クロッ
ク信号Mが次に“H"レベルに立上がるまでの期間保持さ
れる。つまり、同期計数回路9は、磁気テープ6の記録
トラックの各々ごとに、そこに記録された同期コードの
総数、すなわち、そこに記録されたデータブロックの数
をカウントする。
同期間隔検出回路10は、同期コード検出回路8から1
つの同期パルスが与えられてから、同期コード検出回路
8から次の同期パルスが与えられるまでの期間の長さを
常時検出する。クロック信号Mが“H"レベルである期間
に復調回路7から出力されるデジタル信号Fが一定のビ
ット長のデータブロックによって構成されていれば、同
期コード検出回路8から出力される同期パルスの間隔は
前記一定のビット長に相当する一定の時間期間τであ
る。同期間隔検出回路10は、検出した期間の長さがこの
一定の時間期間τに等しいときに論理値“0"のデジタル
検出信号を出力し、検出した期間の長さが前記時間期間
τと異なる場合に論理値“1"のデジタル検出信号を出力
する。なお、本実施例では、クロック信号Mが“L"レベ
ルである期間、すなわち、復調回路7からデジタル信号
Fが出力されない期間には、同期間隔検出回路10は常時
論理値“0"のデジタル検出信号を出力するものとする。
したがって、このデジタル検出信号Iは、第3図(g)
に示されるように、復調回路7からデジタル信号Fが出
力されない期間には論理値“0"を示す。一方、復調回路
7からデジタル信号Fが出力されている期間には、検出
信号Iは、このデジタル信号Fを構成するn個のデータ
ブロックの各々のビット長が前記一定のビット長に等し
ければ論理値“0"を示す。しかし、前記n個のデータブ
ロックのうちのいずれかのビット長が前記一定のビット
長と異なれば、このビット長の異なるデータブロックの
次のデータブロックの同期コードに対応する同期パルス
が同期コード検出回路8から出力された時点で、検出信
号Iは論理値“1"に反転する。同期間隔検出回路10から
出力される検出信号Iは判別回路13に入力される。
IDデータ分離回路11は、復調回路7から与えられるデ
ジタル信号Fを構成するn個のデータブロックの各々か
ら、記録時にIDデータとして付加されたトラック番号を
分離する。分離されたトラック番号Jはトラック番号比
較回路12に与えられる。
トラック番号比較回路12は、クロック信号Mが“H"レ
ベルである期間にのみ動作して、IDデータ分離回路11か
ら与えられるトラック番号Jの値と、IDデータ付加回路
3から与えられるトラック番号Nの値とを比較する。そ
して、トラック番号Jの値がトラック番号Nの値よりも
1だけ小さい値に等しければ、トラック番号比較回路12
は論理値“0"のデジタル比較信号Kを判別回路13に出力
する。逆に、トラック番号Jの値がトラック番号Nの値
よりも1だけ小さい値と異なれば、トラック番号比較回
路12は論理値“1"のデジタル比較信号Kを判別回路13に
出力する。
さて、IDデータ付加回路3は磁気テープ6の同一の記
録トラックに記録されるべきn個のデータブロックの各
々には同一のトラック番号を付加する。従って、IDデー
タ付加回路3から出力されるトラック番号Nの値は、第
3図(i)に示されるように、信号処理回路1から同一
の記録トラックに記録されるべきn個のデータブロック
が出力されている期間(クロック信号Nが“L"レベルで
ある期間)および信号処理回路1から前記同一の記録ト
ラックの次の記録トラックに記録されるべきn個のデー
タブロックが出力され始めるまでの期間(クロック信号
Nが“H"レベルである期間)において、一定値mを示
し、前記次のn個のデータブロックが信号処理回路1か
ら出力される期間において前記一定値mよりも1だけ大
きい値m+1を示す。このトラック番号Nの値は、信号
処理回路1からさらに次の記録トラックに記録されるべ
きn個のデータブロックが出力されるまでの期間、m+
1に保持される。つまり、トラック番号Nの値は、クロ
ック信号Mの1周期分の時間期間ごとに1ずつインクリ
メントされる。
一方、復調回路7は、クロック信号Mが“L"レベルで
ある期間に磁気テープ6に記録されたデータを、この期
間に続く、クロック信号Mが“H"レベルである期間に再
生する。したがって、復調回路7によって再生されたデ
ータFから得られたトラック番号Jの値は、第3図
(h)に示されるように、クロック信号Mが“H"レベル
である期間、この期間の直前のクロック信号Mが“L"レ
ベルである期間に記録トラックに記録されたデータブロ
ックのトラック番号を示す。このため、トラック番号J
の値は、トラック番号Nの値よりも常に1だけ小さい。
したがって、通常、デジタル比較信号Kは、第3図
(j)に示されるように、復調回路7からデジタル信号
Fが出力される期間において、常時論理値“0"を示す。
しかし、同一の記録トラックから再生されたデータに、
何らかの原因で、トラック番号Nの値よりも1だけ小さ
い値に一致しない値のトラック番号を付加されたデータ
ブロックが含まれていると、このデータブロックから分
離されたトラック番号がトラック番号比較回路12に与え
られたことに応答して、比較信号Kの論理値は“1"に反
転する。なお、トラック番号比較回路12も、同期間隔検
出回路10と同様に、復調回路7からデジタル信号Fが出
力されない期間には、常時論理値“0"のデジタル信号K
を判別回路13に出力する。
次に、判別回路13の動作について第4図を参照しなが
ら説明する。第4図は、判別回路13の動作の流れを示す
動作フロー図である。
判別回路13は、まず、クロック信号Mが“H"レベルで
あるか否かを判別する(第4図における動作ステップS
1)。クロック信号Mが“L"レベルであれば、判別回路1
3は同期計数回路9のカウント値Hがnと一致するか否
かを判別する(第4図の動作ステップS2)。クロック信
号Mが“L"レベルである期間に磁気テープ6の任意の記
録トラックにn個のデータブロックがすべて記録されれ
ば、次にクロック信号Mが“L"レベルとなる期間にカウ
ント値Hはnを示す。しかし、クロック信号Mが“L"レ
ベルである期間に記録されるべきn個のデータブロック
のうちのいずれかが磁気テープ6に記録されていなけれ
ば、次にクロック信号Mが“L"レベルとなる期間におけ
るカウント値Hはnよりも小さい値を示す。カウント値
Hが各記録トラックに記録されるべきデータブロックの
数nに一致すれば、判別回路13は、動作ステップS1にお
ける判別動作を再度行なう。逆に、カウント値Hがnに
一致しなければ、判別回路13は論理値“1"のデジタル判
別信号Lを信号処理回路1に出力する(第4図における
動作ステップS3)。したがって、判別回路13は、再生ヘ
ッドR1またはR2が記録された直後のデータを磁気テープ
6から読出し始めるまでの期間において、同期計数回路
9のカウント値Hに基づいて、現在データを記録されて
いる記録トラックの1つ前の記録トラックにn個のデー
タブロックがすべて記録されたか否かを判別する。
クロック信号Mが“H"レベルとなると、判別回路13は
同期間隔検出回路10からの検出信号Iが論理値“0"を示
しているか否かを判別する(第4図における動作S4)。
検出信号Iが論理値“0"を示していれば、判別回路13は
続いてトラック番号比較回路12からの比較信号Kが論理
値“0"を示しているか否かを判別する(第4図における
動作ステップS5)。しかし、検出信号Iが論理値“1"を
示していれば、判別回路13は論理値“1"の判別信号Lを
信号処理回路1に出力する(前記動作ステップS3)。
クロック信号Mが“H"レベルである期間に磁気テープ
6から再生されたデータFを構成するデータブロックが
すべて同一のビット長を有していれば、検出信号Iは論
理値“0"を示す。しかし、これらのデータブロックのう
ちのいずれかが他のデータブロックと異なるビット長を
有していれば、検出信号Iは論理値“1"を示す。したが
って、判別回路13は、動作ステップS4において、直前に
記録トラックに記録されたn個のデータが同一のビット
長を有するブロックによって構成されているか否かを判
別する。前記再生されたn個のデータの中にビット長の
異なるデータブロックが含まれていなければ、判別回路
13は次の判別動作(前記動作ステップS5)を実行する。
動作ステップS5において比較信号Kが論理値“0"を示
していれば、判別回路13は論理値“0"の判別信号Lを信
号処理回路1に出力する(第4図における動作ステップ
S6)。しかし、比較信号Kが論理値“1"を示していれ
ば、判別回路13は論理値“1"の判別信号Lを信号処理回
路1に出力する(前記動作ステップS3)。クロック信号
Mが“H"レベルである期間に記録トラックから再生され
たデータに含まれるすべてのデータブロックに同一のト
ラック番号が付加されていれば、比較信号Kは論理値
“0"を示す。しかし、これらのデータブロックのうちの
いずれかに他のデータブロックに付加されたトラック番
号とは異なるトラック番号が付加されていれば、比較信
号Kは論理値“1"を示す。したがって、判別回路13は、
動作ステップS5において、直前に記録トラックに記録さ
れたn個のデータが同一のトラック番号を付加されたデ
ータブロックによって構成されているか否かを判別す
る。
動作ステップS3またはS6における動作が終了すると、
判別回路13の動作は再び動作ステップS1に戻る。これに
よって、判別回路13は上述のような一連の判別動作およ
び、判別信号Lの論理値の決定を繰り返す。
判別回路13は上記のように動作するので、判別信号L
が論理値“0"を示すのは、各記録トラックに記録された
データが、n個のブロックを含み、かつ、同一のビット
長を有すと共に同一のトラック番号を付加されたデータ
ブロックによって構成されている場合(カウント値Hが
所定値nと一致し、かつ、検出信号Iおよび比較信号K
がいずれも論理値“0"を示す場合)のみである。このよ
うな場合には、判別信号Lは第3図(k)に示されるよ
うに、クロック信号Mが“H"および“L"レベルのいずれ
にある期間にも論理値“0"を示す。しかし、各記録トラ
ックに記録されたデータブロックの数が本来記録される
べきデータブロックの数nと異なると、クロック信号M
が“L"レベルである期間に判別信号Lの論理値“1"に反
転する(第3図(l)参照)。同様に、各記録トラック
に記録されたデータブロックのいずれかのビット長が予
め定められた長さと異なるか、あるいは、前記各記録ト
ラックに記録されたデータブロックのいずれにも同じト
ラック番号が付加されていなければ、判別信号Lの論理
値はクロック信号Mが“H"レベルである期間に“1"に反
転する(第3図(m)参照)。
なお、判別回路13は、たとえば、第4図の動作フロー
図で示されるような処理プログラムに従って動作するマ
イクロコンピュータなどによって実現される。
判別回路13から出力される判別信号Lは信号処理回路
1の信号処理動作を制御する。判別信号Lの論理値が
“0"であれば、信号処理回路1は新たなデータブロック
をIDデータ付加回路3に与える。しかし、判別信号Lの
論理値が“1"であれば、信号処理回路1は直前に出力し
たデータブロックと同じデータブロックを再度IDデータ
付加回路3に出力する。これによって、直前に記録ヘッ
ドW1またはW2がトレースした記録トラックに再度同じデ
ータが記録される。この結果この記録トラックにn個の
データブロックが新しく記録されれば、この再記録の後
に読出されたデータに対応するカウント値H,検出信号I,
および比較信号Kがそれぞれ所定値n,論理値“0",およ
び論理値“0"を示す。したがって、再記録によって記録
トラックにデータが新しく記録されれば、判別回路13の
出力信号Lの論理値が“0"に反転し、信号処理回路1か
ら次のデータブロックが出力される。
このように、判別回路13の出力信号Lの論理値が“0"
とならない限り、信号処理回路1からは次のデータブロ
ックが出力されない。この結果、磁気テープ6の各記録
トラックにはn個のデータブロックが確実に記録され
る。
次に、何も記録されていない磁気テープ6に対するデ
ータ記録時に、記録ヘッドW1またはW2に一時的に目詰ま
りが生じた場合のこの磁気記録再生装置の動作について
考察する。このような場合、記録ヘッドW1またはW2に目
詰りが生じている期間に記録ヘッドW1またはW2によって
トレースされた、記録トラックの一部分にはいかなるデ
ータも記録されない。したがって、この部分をトレース
した再生ヘッドR1またはR2の出力信号Eから得られるデ
ータFは所定数nよりも少ない数のデータブロックしか
含まない。このため、同期計数回路9のカウント値Hは
nよりも小さい値となる。また、このような場合には、
何も記録されていない部分から同期コードは検出されな
いので、何も記録されていない部分の前後で検出された
2つの同期コードにそれぞれ対応する2つの同期パルス
の間隔が、所定の時間期間τと異なった長さとなる。こ
のため、同期間隔検出回路10の検出信号Iも論理値“1"
を示す。したがって、判別回路13の出力信号Lの論理値
は、信号処理回路1に再度同じデータブロックを出力す
るように指示する論理値“1"となる。
つまり、何も記録されていない記録トラックへのデー
タ記録時に記録ヘッドW1またはW2に生じた一時的な目詰
まりは、同期計数回路9または同期間隔検出回路10の出
力によって非常に高い確率で検出され得る。
次に、既にデータが記録された磁気テープ6にこのデ
ータを新たなデータに書換えるためのデータ記録(オー
バーライト)が行なわれたときに記録ヘッドW1またはW2
に一時的な目詰まりが生じた場合の、この磁気記録再生
装置の動作について考察する。なお、以下の説明にあた
っては第5図および第6図も参照する。第5図および第
6図はそれぞれ、オーバーライト時に記録ヘッドW1また
はW2に一時的な目詰まりが生じた場合の同期間隔検出回
路10の動作およびトラック番号比較回路12の動作を説明
するためのタイミングチャート図である。
オーバーライト時に記録ヘッドに目詰まりが生じる
と、記録ヘッドに目詰まりが生じている期間にこの記録
ヘッドがトレースした記録トラックの一部分の記録デー
タは古いデータのままとなる。したがって、この記録ト
ラックをトレースした再生ヘッドR1またはR2の出力信号
Eから得られる再生データFは、第5図(a)および第
6図(a)に示されるように、記録ヘッドが目詰まりし
ていた期間の長さに相当するビット長の古いデータを含
む。
さて、磁気テープの走行速度の変動,磁気テープの巻
むら,記録時の磁気テープのテンションの揺らぎなど
の、データ記録時の機械的な条件の影響によって、磁気
テープ上の実際のデータ記録パターンが毎回同じものと
なる確率は極めて低い。このため、古いデータが記録さ
れた記録トラックに新しいデータを記録しているときに
記録ヘッドに目詰まりが生じ、この記録トラックの一部
分に古いデータが残っても、この古いデータが前記一部
分に記録されるはずの新しいデータとタイミング的に完
全に一致する確率は極めて低い。すなわち、この記録ト
ラックから得られた再生データ(第5図(a))におい
て、記録ヘッドが目詰まりしていた期間に相当する部分
cの古いデータブロックの各々の開始位置dと、この部
分cの前後の新しいデータブロックの開始位置eとの間
隔は、1つのデータブロックのビット長に相当する時間
期間τに、確立的にほとんど一致しない。この結果、こ
の記録トラックからの再生データに対応して同期コード
検出回路8から出力される同期パルスは、第5図(b)
に示されるように、新しいデータが再生されている期間
においては所定値τに等しい一定の間隔を有するが、古
いデータが再生されて期間cの前後においては、この一
定の間隔とは異なる間隔を有する。したがって、同期間
隔検出回路10の出力Iの論理値は、第5図(c)に示さ
れるように、古いデータが記録されている部分から得ら
れた同期コードに対応する同期パルスに応答して“1"と
なる。
このように、新しいデータとタイミング的にずれた状
態で古いデータが残った場合には、同期間隔検出回路10
によって、記録ヘッドの目詰まりが検出される。
一方、トラック番号はデータ記録が開始されるたび
に、同じ初期値からカウントアップしながらそのとき記
録されるべきデータブロックの各々に付加される。この
ため、磁気テープの任意の部分に毎回同じトラック番号
を付加されたデータブロックが記録される確率も極めて
低い。このため、大ていの場合、古いデータが記録され
たままの部分を含む記録トラックから得られた再生デー
タ(第6図(a))対応してIDデータ分離回路11から出
力されるトラック番号Jは、第6図(b)に示されるよ
うに、新しいデータが再生されている期間と古いデータ
が再生されている期間とで異なる値を示す。一方、IDデ
ータ付加回路3から出力されるトラック番号Nは、新し
いデータが再生された部分から得られたトラック番号m
よりも1だけ大きい値m+1を示す。したがって、トラ
ック番号比較回路12においてIDデータ分離回路11からの
トラック番号Jと比較されるべきトラック番号は、第6
図(c)に示されるように、新しいデータおよび古いデ
ータのいずれが再生されている期間にもmを示す。した
がって、トラック番号比較回路12から出力される比較信
号Kの論理値は、第6図(d)に示されるように、再生
データが古いデータに切換わりトラック番号Jの値がm
とは異なる値lとなったことに応答して“1"となる。
このように、現在記録されつつあるデータのトラック
番号と前回記録されたデータのトラック番号とが異なる
場合には、記録ヘッドの目詰まりがトラック番号比較回
路12によって検出される。
以上のように、オーバーライト時に生じた記録ヘッド
の一時的な目詰まりは、磁気テープ上における古いデー
タの記録パターンとの間にずれがある場合に同期間隔検
出回路10によって検出され、同一の記録トラックにおい
て古いデータトラック番号と新しいデータのトラック番
号とが異なる場合にトラック番号比較回路12によって検
出される。したがって、古いデータの記録パターンと新
しいデータの記録パターンとが完全に一致した場合で
も、同一の記録トラックにおいて古いデータのトラック
番号と新しいデータのトラック番号とが異なれば、判別
回路13の出力信号Lの論理値はトラック番号比較回路12
の出力信号Kの論理値が“1"であることに応答して“1"
となる。逆に、同一の記録トラックにおける古いデータ
のトラック番号と新しいデータのトラック番号とが一致
した場合でも、古いデータの記録パターンと新しいデー
タの記録パターンとの間にずれがあれば、判別回路13の
出力信号Lの論理値は、同期間隔検出回路10の出力信号
Iの論理値が“1"であることに応答して、“1"となる。
これによって、古いデータが記録されたままの部分を有
する記録トラックに新しいデータの再書込みが行なわれ
る。
さて、信号処理回路1に判別回路13から新しいデータ
の再書込みを指示しない論理値“0"の判別信号Lが与え
られるのは、比較信号Kおよび検出信号Iの論理値がい
ずれも“0"であり、かつ、カウント値Hが所定値nであ
るときのみである。しかし、オーバーライト時に記録ヘ
ッドに目詰まりが生じた場合に判別信号Lの論理値が
“0"のままである確率は極めて低い。
オーバーライト時に生じた記録ヘッドの目詰まりによ
って、ある記録トラックに新しいデータが記録されてい
ない部分が生じても、この部分には古いデータが記録さ
れているので、この記録トラックに記録されたデータブ
ロックの数は正常値n個となる。このため、判別信号L
の論理値が“1"となるには比較信号Kおよび検出信号I
の論理値がいずれも“0"であればよい。しかし、古いデ
ータの記録パターンと新しいデータの記録パターンとが
一致する確率および、古いデータのトラック番号と新し
いデータのトラック番号とが一致する確率はいずれも極
めて低いので、古いデータの記録パターンと新しいデー
タの記録パターンとが一致し、かつ、古いデータのトラ
ック番号と新しいデータのトラック番号とが一致すると
いう現象はほとんど起こらないと考えられる。それゆ
え、オーバーライト時に記録ヘッドに目詰まりが生じる
と、比較信号Kまたは検出信号Iに応答して判別回路13
からほぼ確実に論理値“1"の判別信号Lが出力される。
以上のように、本実施例では、磁気テープ上のデータ
欠落部分の検出は同期計数回路9によって確実に行なわ
れ、オーバーライト時に生じた記録ヘッドの目詰まり等
による磁気テープ6上の誤りデータ部分の検出は同期間
隔検出回路10およびトラック番号比較回路12によってほ
ぼ確実に行なわれる。この結果、データ記録時における
記録ヘッドの目詰まりは従来よりもはるかに高い確率で
検出されるので、磁気テープへのデータ書込みが従来よ
りも正確に行なわれるようになる。
さて、上記の説明からわかるように同期計数回路9
は、従来の包絡線検波器と同様の役割を果たす。しかし
ながら、包絡線検波器はアナログ回路によって構成され
る一方、同期計数回路9は同期パルスGをカウントする
簡単なデジタルカウンタによって構成され得る。したが
って、本実施例によれば、従来と同様のデータ欠落部の
検出をより簡単な構成の回路を用いて実現することがで
きる。さらに、同期コード検出回路8,同期間隔検出回路
10,およびIDデータ分離回路11,およびトラック番号比較
回路12等の、記録データのチェックのための回路部分は
比較的簡単なデジタル回路によって構成され得る。ま
た、それゆえ、本実施例によれば、回路規模の増大およ
びコスト高を招来することなくデータを記録媒体により
正確に記録することが可能となる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、データ記録時に、磁
気記録媒体に記録された直後のデータが読出され、読出
されたデータに予め付加されていた、同期コードやIDデ
ータ等の付加データの連続性および、各記録トラックに
記録されたデータブロックの数の両方に基づいて、記録
されるべきデータが実際に記録媒体に正しく記録された
か否かが判別される。このため、記録データの異常が従
来よりも精度よく検出される。この結果、記録媒体にデ
ータを従来よりも正確に記録できるようになるので、磁
気記録再生装置の記録データの正確さが大幅に向上され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のR-DAT方式の磁気記録再生
装置の信号処理系の構成を示すブロック図、第2図は実
施例の磁気記録再生装置における磁気テープ上のデータ
記録パターンを示す図、第3図は第1図にされる磁気記
録再生装置の動作を説明するためのタイミングチャート
図、第4図は第1図における判別回路の動作を説明する
ための動作フロー図、第5図はオーバーライト時に記録
ヘッドに目詰まりが生じた場合のトラック番号比較回路
の動作を説明するためのタイミングチャート図、第6図
はオーバーライト時に記録ヘッドに目詰まりが生じた場
合の同期間隔検出回路の動作を説明するためのタイミン
グチャート図、第7図は従来のR-DAT方式の磁気記録再
生装置の記録データの異常を検出するための動作を説明
するための図である。 図において、1は信号処理回路、2はバッファメモリ、
3はIDデータ付加回路、4は記録変調回路、5は回転ド
ラム、6は磁気テープ、7は復調回路、8は同期コード
検出回路、9は同期計数回路、10は同期間隔検出回路、
11はIDデータ分離回路、12はトラック番号比較回路、13
は判別回路、14はシステムクロック生成回路である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の記録トラックを有する磁気記録媒体
    にデータを記録し、かつ、前記磁気記録媒体から前記デ
    ータを読出して再生する磁気記録再生装置であって、 前記複数の記録トラックの各々に、所定数のデータブロ
    ックをシリアルに記憶する手段を備え、 前記所定数のデータブロックの各々は、所定の位置に、
    前記所定の位置を示す位置データを有し、 前記記録手段によって前記記録トラックに前記データが
    記録された直後に、前記記録されたデータを前記記録ト
    ラックから読取って再生する手段と、 前記再生手段が前記記録トラック毎に読取って再生した
    データに含まれる前記データブロックの数を計数する手
    段と、 前記再生手段が前記記録トラック毎に読取って再生した
    データに含まれる前記データブロックの各々から、前記
    位置データを抽出する位置データ抽出手段と、 前記位置データ抽出手段の抽出出力に基づいて、前記記
    録トラックの各々における、前記データブロックの各々
    の記録位置を検出する手段と、 前記計数手段によって計数された前記データブロックの
    数と、前記検出手段によって検出された前記記録位置と
    に基づいて、前記記録トラックに前記所定数のデータブ
    ロックが正しく記録されたか否かを判別する手段とをさ
    らに備えた、磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】複数の記録トラックを有する磁気記録媒体
    にデータを記録し、かつ、前記磁気記録媒体から前記デ
    ータを読取って再生する磁気記録再生装置であって、 前記複数の記録トラックの各々に、所定数のデータブロ
    ックをシリアルに記録する手段を備え、 前記所定数のデータブロックの各々は、それが記録され
    るべき記録トラックを示すトラックデータを有し、 前記記録手段によって前記記録トラックに前記データが
    記録された直後に、前記記録されたデータを前記記録ト
    ラックから読取って再生する手段と、 前記再生手段が前記記録トラック毎に読取って再生した
    データに含まれる前記データブロックの数を計数する手
    段と、 前記再生手段が前記記録トラック毎に読取って再生した
    データに含まれる前記データブロックの各々から、前記
    トラックデータを抽出するトラックデータ抽出手段と、 前記計数手段によって計数された前記データブロックの
    数と、前記トラックデータ抽出手段によって抽出された
    前記トラックデータに基づいて、前記記録トラックに前
    記所定数のデータブロックが正しく記録されたか否かを
    判別する手段とをさらに備えた、磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】複数の記録トラックを有する磁気記録媒体
    にデータを記録し、かつ、前記磁気記録媒体から前記デ
    ータを読取って再生する磁気記録再生装置であって、 前記複数の記録トラックの各々に、所定数のデータブロ
    ックをシリアルに記録する手段を備え、 前記所定数のデータブロックの各々は、それが記録され
    るべき記録トラックを示すトラックデータを有し、か
    つ、所定の位置に、前記所定の位置を示す位置データを
    有し、 前記記録手段によって前記記録トラックに前記データが
    記録された直後に、前記記録されたデータを前記記録ト
    ラックから読取って再生する手段と、 前記再生手段が前記記録トラック毎に読取って再生した
    データに含まれる前記データブロックの数を計数する手
    段と、 前記再生手段が前記記録トラックから読取って再生した
    データに含まれる前記データブロックの各々から、前記
    位置データを抽出する位置データ抽出手段と、 前記再生手段が前記記録トラック毎に読取って再生した
    データに含まれる前記データブロックの各々から、前記
    トラックデータを抽出するトラックデータ抽出手段と、 前記位置データ抽出手段の抽出出力に基づいて、前記記
    録トラックにおける、前記データブロックの各々の記録
    位置を検出する手段と、 前記計数手段によって計数された前記データブロックの
    数と、前記検出手段によって検出された前記記録位置
    と、前記トラックデータ抽出手段によって抽出された前
    記トラックデータとに基づいて、前記記録トラックに前
    記所定数のデータブロックが正しく記録されたか否かを
    判別する手段とをさらに備えた、磁気記録再生装置。
JP2286811A 1990-10-23 1990-10-23 磁気記録再生装置 Expired - Fee Related JPH0834047B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2286811A JPH0834047B2 (ja) 1990-10-23 1990-10-23 磁気記録再生装置
US07/779,231 US5339205A (en) 1990-10-23 1991-10-18 Recording/reproduction apparatus with error detection capability
DE69120016T DE69120016T2 (de) 1990-10-23 1991-10-23 Aufnahme-/Wiedergabegerät zur Aufnahme und Wiedergabe von digitalen Daten
EP91118095A EP0482621B1 (en) 1990-10-23 1991-10-23 Recording/reproduction device for recording and reproducing digital data

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2286811A JPH0834047B2 (ja) 1990-10-23 1990-10-23 磁気記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04159664A JPH04159664A (ja) 1992-06-02
JPH0834047B2 true JPH0834047B2 (ja) 1996-03-29

Family

ID=17709354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2286811A Expired - Fee Related JPH0834047B2 (ja) 1990-10-23 1990-10-23 磁気記録再生装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5339205A (ja)
EP (1) EP0482621B1 (ja)
JP (1) JPH0834047B2 (ja)
DE (1) DE69120016T2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5335119A (en) * 1992-02-28 1994-08-02 Ampex Corporation Data recording system having unique nonrecording detection
KR0127222B1 (ko) * 1994-09-28 1998-04-03 구자홍 디지탈브이씨알의 식별코드 처리회로
US5650883A (en) * 1994-10-14 1997-07-22 Sony Corporation Data recording apparatus having check-after-write function and reproduction apparatus and method for reproducing data recorded by the recording apparatus
US6112261A (en) * 1998-05-04 2000-08-29 Hewlett-Packard Company Data transferring system reading and temporarily storing a record until a length of the record is different from a defined record length parameter value
JP3649587B2 (ja) * 1998-05-25 2005-05-18 アルプス電気株式会社 回転ヘッド装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4157573A (en) * 1977-07-22 1979-06-05 The Singer Company Digital data encoding and reconstruction circuit
US4637023A (en) * 1983-02-14 1987-01-13 Prime Computer, Inc. Digital data error correction method and apparatus
JPH0634310B2 (ja) * 1983-06-16 1994-05-02 松下電器産業株式会社 磁気記録再生装置
US4899232A (en) * 1987-04-07 1990-02-06 Sony Corporation Apparatus for recording and/or reproducing digital data information
DE3718566C2 (de) * 1987-06-03 1993-10-28 Broadcast Television Syst Verfahren zur Synchronisation von auf Magnetband gespeicherten Datensignalen
JP2576512B2 (ja) * 1987-06-29 1997-01-29 ソニー株式会社 デ−タレコ−ダ
US4876616A (en) * 1987-07-22 1989-10-24 Sony Corporation Apparatus for reproducing a digital signal
JP2805703B2 (ja) * 1987-12-14 1998-09-30 ソニー株式会社 データ記録方法
DE3888126T2 (de) * 1987-12-14 1994-08-18 Sony Corp Gerät und Methode zur Aufzeichnung eines digitalen Signals.
JPH01158677A (ja) * 1987-12-15 1989-06-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 書き込み誤り判断方法
JPH02128375A (ja) * 1988-11-07 1990-05-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd データ記録再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE69120016D1 (de) 1996-07-11
DE69120016T2 (de) 1997-01-30
US5339205A (en) 1994-08-16
EP0482621B1 (en) 1996-06-05
JPH04159664A (ja) 1992-06-02
EP0482621A3 (en) 1993-05-26
EP0482621A2 (en) 1992-04-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4297737A (en) Sector servo with sync marks
EP0084952B1 (en) Digital signal recording apparatus
KR920002800B1 (ko) 기록 테이프상에 데이타를 저장하는 방법
JP2662491B2 (ja) サーボマークパターン生成及び検出方法
US5122913A (en) Data recording/reproducing apparatus with error detection and data re-recording
GB2446183A (en) Controlling motion of storage media
JPH0834047B2 (ja) 磁気記録再生装置
WO1992000589A1 (en) Read/write control for disk drive
EP0833329A2 (en) Reproducing apparatus for temporarily writing reproduced data into memory
US5644446A (en) Rotary-head digital reproducing/recording method and apparatus with block address-based area signal generation
JP2502356B2 (ja) デ―タ記録/再生装置
JPS6050665A (ja) デ−タ記録再生方式
EP0159111B1 (en) Method and apparatus for storing/retrieving digital data on video tape
JP2589673B2 (ja) アドレスデータ検出装置
JP2504827B2 (ja) デ―タ記録/再生装置
KR100245326B1 (ko) 디지탈 어드레스 정보 기록 방법
JP2703936B2 (ja) ビデオデータ記録装置
JP2734327B2 (ja) トラックアドレス検出回路
JP3598838B2 (ja) データ読み取り装置
EP0831481A1 (en) Method and apparatus for data storage
JPH0729257A (ja) 回転ヘッド式デジタル記録/再生方法及び装置
JPH0377470B2 (ja)
JPH04139603A (ja) データレコーダの記録・再生方法
JPH011145A (ja) 回転ヘツド式デイジタル信号記録再生装置
JPH10289535A (ja) タイムコード信号読み取り装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees