JP2001273647A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2001273647A
JP2001273647A JP2000092168A JP2000092168A JP2001273647A JP 2001273647 A JP2001273647 A JP 2001273647A JP 2000092168 A JP2000092168 A JP 2000092168A JP 2000092168 A JP2000092168 A JP 2000092168A JP 2001273647 A JP2001273647 A JP 2001273647A
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JP
Japan
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focus servo
servo
seek
optical disk
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Application number
JP2000092168A
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English (en)
Inventor
Koji Fujiyama
晃治 藤山
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0941Methods and circuits for servo gain or phase compensation during operation
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head
    • G11B7/08523Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head with both tracking and focusing pull-in

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シーク制御時に発生する騒音を除去する為
に、安定度を下げることなくフォーカスサーボ系のゲイ
ンを下げることが出来る光ディスク装置の提供。 【解決手段】 光ピックアップ15を光ディスク11上
の目標トラックへ移動させる為のシーク制御と、検出し
たフォーカスエラー信号及び第1の伝達関数による光ピ
ックアップ15のフォーカスサーボとを行うことによ
り、光ディスク11の記録及び/又は再生を行う光ディ
スク装置。第1の伝達関数とは異なる第2の伝達関数を
保持する手段17aを備え、シーク制御を行わないとき
は第1の伝達関数によるフォーカスサーボを行い、シー
ク制御を行うときは第2の伝達関数によるフォーカスサ
ーボを行う構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
ク、DVD(Digital Video Disc)又はミニディスク等
の光ディスクの記録及び/又は再生を行う(記録を行
う、再生を行う又は記録と再生とを行う)光ディスク装
置に関し、特に、シーク動作時に発生する雑音を除去す
ることが出来る光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置が備える光ピックアップ
の動作には、図7に示すように、光ピックアップの上部
15aのアクチュエータを、光ディスクのトラックに追
従させるトラッキングサーボによる微小動作(矢符A)
と、レーザ15c及びレンズ等の光学系のアクチュエー
タを、光ディスク面の垂直方向の面ぶれに対して追従さ
せるフォーカスサーボによる微小動作(矢符B)と、光
ピックアップの下部15bの送りモータ(図示せず)に
より、光ピックアップ全体を、目標とするトラックへ移
動させるシーク制御による大動作(矢符C)とがある。
【0003】光ディスクの記録又は再生を行うディスク
制御動作時には、図8に示すように、フォーカスサーボ
(a)及びトラッキングサーボ(c)は、それぞれフォ
ーカスエラー信号(b)及びトラッキングエラー信号
(d)に基づき行われる。図9に示すように、シーク制
御(スレッド制御(e))時には、フォーカスサーボ
(a)はフォーカスエラー信号(b)に基づき行われる
が、トラッキングサーボ(c)は行われない。このと
き、トラッキングサーボ系は、光ピックアップがトラッ
クを横切ることにより発生させる大きな正弦波状のトラ
ッキングエラー信号(d)を与えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した光ピックアッ
プのフォーカスサーボとトラッキングサーボとは、それ
ぞれの制御方向が直交している為、理想的には互いに影
響し合うことはない。しかし、実際には、それぞれの制
御方向が完全には直交していない為、互いに影響を与え
合い、図10に示すように、シーク制御(スレッド制御
(e))時には、大きな正弦波状のトラッキングエラー
信号(d)の影響が、フォーカスサーボ(a)のフォー
カスエラー信号(b)に及び、騒音を発生させるという
問題がある。この為、例えば、記録型光ディスクが動画
録画可能なディジタルスチルカメラの記録媒体として音
声情報記録に用いられた場合には、前記騒音が記録され
てしまう。
【0005】このような問題を解決するには、影響を受
けたフォーカスエラー信号からトラッキングエラー信号
の成分(正弦波成分)を除去すれば良い。最も簡単な方
法は、適切なカットオフ周波数を有する低域通過フィル
タ(ローパスフィルタ)を、フォーカスサーボ系に挿入
することであるが、低域通過フィルタを挿入することに
よって、位相遅れが発生し、安定度が低下(位相余有が
低下)する為、適切な方法とは言えない。
【0006】これをフォーカスサーボ系のオープンルー
プ伝達関数の周波数特性により評価すると、上述したよ
うな低域通過フィルタを挿入することは、図6に示すボ
ード線図のゲイン曲線(a)において、ゲインが0dB
の線と交わるゲイン交点の周波数(ゼロクロス周波数)
を下げ、ゲインを下げることに相当し、これにより、斜
線で示す減衰域が大きくなり、雑音抑制能力が向上す
る。例えば、この考え方による「ディスク駆動装置のノ
イズ低減方法」が特開平6−150346号公報に開示
されている。
【0007】例えば、図6に示すように、ゲイン交点の
周波数が2.3kHzであり、そのときの位相と−18
0度との差である位相余有が40度である場合(破線に
より表示)に、ゲイン交点の周波数を750Hzに下げ
て、ゲインを下げる(実線により表示)と、位相曲線
(b)は変化しないが、位相余有は31度迄低下する。
経験的に、十分な安定度を得るには、位相余有は40〜
60度であることが望ましいとされており、ゲインを下
げた後の位相余有は十分とは言えず、上述したように、
安定度が低下(位相余有が低下)している。本発明は、
上述したような事情に鑑みてなされたものであり、シー
ク制御時に発生する騒音を除去する為に、安定度を下げ
ることなくフォーカスサーボ系のゲインを下げることが
出来る光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ディスク
装置では、フォーカスサーボ系の伝達関数として、シー
ク時の伝達関数と非シーク時の伝達関数とを有してお
り、シーク時の伝達関数は、非シーク時の伝達関数に比
較して、位相余有とDCゲインとを可能な限り同様に保
った状態で、ゲイン交点の周波数(ゼロクロス周波数)
が低下するようにしてある。シーク時の伝達関数と非シ
ーク時の伝達関数とは、図5の模式図に示すように、シ
ーク時と非シーク時とで切換えられ、フォーカスサーボ
系は、その切換えられた伝達関数によりフォーカスサー
ボを行う。
【0009】第1発明に係る光ディスク装置は、光ピッ
クアップを光ディスク上の目標トラックへ移動させる為
のシーク制御と、検出したフォーカスエラー信号及び第
1の伝達関数による前記光ピックアップのフォーカスサ
ーボとを行うことにより、前記光ディスクの記録及び/
又は再生を行う光ディスク装置において、前記第1の伝
達関数とは異なる第2の伝達関数を保持する手段を備
え、前記シーク制御を行わないときは前記第1の伝達関
数によるフォーカスサーボを行い、前記シーク制御を行
うときは前記第2の伝達関数によるフォーカスサーボを
行うべくなしてあることを特徴とする。
【0010】この光ディスク装置では、光ピックアップ
を光ディスク上の目標トラックへ移動させる為のシーク
制御と、検出したフォーカスエラー信号及び第1の伝達
関数による光ピックアップのフォーカスサーボとを行う
ことにより、光ディスクの記録及び/又は再生を行う。
保持する手段が第1の伝達関数とは異なる第2の伝達関
数を保持し、シーク制御を行わないときは第1の伝達関
数によるフォーカスサーボを行い、シーク制御を行うと
きは第2の伝達関数によるフォーカスサーボを行う。こ
れにより、シーク制御時に発生する騒音を除去する為
に、安定度を下げることなくフォーカスサーボ系のゲイ
ンを下げることが出来る。
【0011】第2発明に係る光ディスク装置は、前記第
2の伝達関数は、前記第1の伝達関数よりゲインが小さ
く、位相余裕が、該第1の伝達関数の場合と略同様の安
定度を得ることが出来る値であることを特徴とする。
【0012】この光ディスク装置では、第2の伝達関数
は、第1の伝達関数よりゲインが小さく、位相余裕が、
第1の伝達関数の場合と略同様の安定度を得ることが出
来る値であるので、シーク制御時に発生する騒音を除去
する為に、安定度を下げることなくフォーカスサーボ系
のゲインを下げることが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を、その実施の形
態を示す図面に基づき説明する。図1は、本発明に係る
光ディスク装置の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。この光ディスク装置は、記録/再生可能なミニデ
ィスク装置であり、ミニディスク11を収納した方形平
板状のカートリッジ12がミニディスク装置に装填され
た状態で、カートリッジ12の両面のシャッターが開
き、ミニディスク11の一方の面から光ピックアップ1
5が対物レンズ14を通じて読取りを行い、記録すると
きには、ミニディスク11の他方の面に磁気ヘッド19
による磁界が掛けられる。
【0014】ミニディスク11は、スピンドルモータ1
3により所定の一定線速度となるように回転駆動され、
光ピックアップ15は、送りモータ16により駆動され
ミニディスク11の半径方向に移動する。磁気ヘッド1
9は、記録時にヘッド駆動部20により駆動されミニデ
ィスク11の半径方向に移動し、光ピックアップ15と
共に同一のトラックを両面から挟み込むように位置制御
される。スピンドルモータ13、光ピックアップ15及
び送りモータ16は、サーボ制御部17によりそれぞれ
駆動制御される。
【0015】光ピックアップ15が検出した信号は、R
F(Radio Frequency )アンプ22へ送られ増幅され
る。RFアンプ22により増幅された信号の内、フォー
カスエラー信号及びトラッキングエラー信号は、サーボ
制御部17に送られて光ピックアップ15のフォーカス
サーボ及びトラッキングサーボに使用され、アドレス信
号は、アドレスデコーダ21に送られて復号され、エン
コーダ/デコーダ23に与えられる。サーボ制御部17
は、フォーカスサーボの為の2つの伝達関数(第1,2
伝達関数)及びトラッキングサーボの為の伝達関数を、
内蔵するメモリ17a(保持する手段)に記憶してい
る。サーボ制御部17は、シーク時と非シーク時とを区
別する為のシーク終了フラグ17bを備えている。
【0016】エンコーダ/デコーダ23へ送られ復号さ
れたアドレス信号は、ヘッド駆動部20による磁気ヘッ
ド19の位置制御に使用され、また、システムコントロ
ーラ18に送られ、サーボ制御部17によるスピンドル
モータ13、光ピックアップ15及び送りモータ16の
駆動制御等に使用される。
【0017】RFアンプ22により増幅された信号の内
のデータ信号は、エンコーダ/デコーダ23に送られて
復号され、耐振用メモリコントローラ24を通じてDR
AM25(Dynamic Random Access Memory)に送られ
る。DRAM25に送られたデータは、一旦記憶された
後、耐振用メモリコントローラ24を通じて、音声圧縮
エンコーダ/デコーダ26に送られ、音声圧縮前の音声
データに復号され、D/A変換器28を通じて出力され
る。
【0018】A/D変換器27を通じて入力された音声
データは、音声圧縮エンコーダ/デコーダ26により音
声圧縮されてコード化され、耐振用メモリコントローラ
24を通じて、DRAM25に送られる。DRAM25
に送られたデータは、一旦記憶された後、耐振用メモリ
コントローラ24を通じて、エンコーダ/デコーダ23
に送られてコード化され、磁気ヘッド19及び光ピック
アップ15によりミニディスク11に記録される。
【0019】耐振用メモリコントローラ24及びDRA
M25は、DRAM25への記憶に要する時間及びDR
AM25からの読出しに要する時間の差を利用して、振
動等による音飛びを防止する。システムコントローラ1
8は、表示部29、時計回路30及び操作部31と接続
され、サーボ制御部17、エンコーダ/デコーダ23及
び耐振用メモリコントローラ24の動作制御を行うと共
に、操作部31による操作等に応じて、指定された情報
を表示部29に表示させる。
【0020】以下に、このような構成のミニディスク装
置の動作を、それを示す図2,3のフローチャートを参
照しながら説明する。このミニディスク装置は、サーボ
制御部17が、先ず、メモリ17a内の、通常のフォー
カスサーボ用の伝達関数(第1の伝達関数)の先頭ポイ
ンタをセットし(S2)、次いで、シーク終了フラグが
セットされているか否かを判定し(S3)、シーク終了
フラグがセットされていれば、先頭ポインタから伝達関
数を読み込む(S4)。シーク終了フラグがセットされ
ていなければ(S3)、シーク制御の処理を行った(S
5)後、先頭ポインタから伝達関数を読み込む(S
4)。
【0021】サーボ制御部17は、次に、フォーカスエ
ラー信号を取り込み(S6)、読み込んだ(S4)伝達
関数により、フォーカスサーボの制御量を演算し(S
8)、演算したフォーカスサーボの制御量を出力する
(S10)。このとき、読み込んだ(S4)伝達関数
は、通常のフォーカスサーボ用の伝達関数(第1伝達関
数)であり、その周波数特性は、例えば、図4のボード
線図の破線で示すように、ゲイン交点の周波数が2.3
kHz、位相余有が40度であり、フォーカスサーボの
応答速度は充分である。光ピックアップ15は、サーボ
制御部17が出力した(S10)フォーカスサーボの制
御量によりフォーカスサーボされる。
【0022】サーボ制御部17は、シーク終了フラグが
セットされているか否かを判定し(S3)、シーク終了
フラグがセットされていなければ、シーク制御の処理を
行った(S5)後、先頭ポインタから伝達関数を読み込
み(S4)、フォーカスエラー信号を取り込む(S
6)。
【0023】サーボ制御部17は、演算したフォーカス
サーボの制御量を出力した(S10)後、トラッキング
サーボがオンになっているか否かを判定し(S12)、
トラッキングサーボがオンになっていなければ、シーク
終了フラグがセットされているか否かを判定する(S
3)。サーボ制御部17は、トラッキングサーボがオン
になっていれば(S12)、メモリ17a内の、トラッ
キングサーボ用の伝達関数の先頭ポインタをセットし
(S14)、次いで、その先頭ポインタから伝達関数を
読み込む(S16)。
【0024】サーボ制御部17は、次に、トラッキング
エラー信号を取り込み(S18)、読み込んだ(S1
6)伝達関数により、トラッキングサーボの制御量を演
算し(S20)、演算したトラッキングサーボの制御量
を出力し(S22)、シーク終了フラグがセットされて
いるか否かを判定する(S3)。光ピックアップ15
は、サーボ制御部17が出力した(S22)トラッキン
グサーボの制御量によりトラッキングサーボされる。上
述したフォーカスサーボ及びトラッキングサーボの処理
は、所定のサンプリング周期で行われ、コマンドがある
とき及びシーク制御の処理(S5)を行うとき以外は中
断することはない。
【0025】シーク制御の処理(S5)は、上述したフ
ォーカスサーボ及びトラッキングサーボの処理とは独立
しており、サーボ制御部17は、操作部31等の操作に
よりシステムコントローラ18から、シーク制御開始の
コマンドを与えられたときに、フォーカスサーボ及びト
ラッキングサーボの処理からシーク制御の処理へ移る。
サーボ制御部17は、シーク制御開始のコマンドを与え
られたとき及びシーク制御の処理(図2S5)へ移った
ときは、先ず、シーク制御が終了していなければ(図3
S24)、シーク終了フラグ17bをリセットし(S2
5)、トラッキングサーボをオフにする(S26)。
【0026】サーボ制御部17は、次に、シーク制御の
為の制御量の演算を行い(S28)、メモリ17a内
の、シーク時のフォーカスサーボ用の伝達関数(第2の
伝達関数)の先頭ポインタをセットし(S30)、フォ
ーカスサーボの処理(図2)へリターンし、先頭ポイン
タから伝達関数を読み込む(図2S4)。サーボ制御部
17は、次に、フォーカスエラー信号を取り込み(S
6)、読み込んだ(S4)伝達関数により、フォーカス
サーボの制御量を演算し(S8)、演算したフォーカス
サーボの制御量と演算した(S28)シーク制御の制御
量とを出力する(S10)。
【0027】光ピックアップ15は、サーボ制御部17
が出力した(S10)フォーカスサーボの制御量により
フォーカスサーボされ、送りモータ16は、サーボ制御
部17が出力した(S10)シーク制御の制御量に基づ
き光ピックアップ15を移動させる。
【0028】このとき、読み込んだ(S4)伝達関数
は、シーク時のフォーカスサーボ用の伝達関数(第2伝
達関数)であり、その周波数特性は、例えば、図4のボ
ード線図の実線で示すように、ゲイン交点の周波数を7
50Hzに下げたことにより、高域のゲインが約70d
B低減し、減衰域が拡大する為、シーク時のトラッキン
グエラー信号の影響を受け難く、位相余有は45度程度
を維持するので、安定度も特に問題はない。
【0029】サーボ制御部17は、シーク制御が終了し
ていれば(図3S24)、シーク終了フラグ17bをセ
ットし(S32)、メモリ17a内の、通常のフォーカ
スサーボ用の伝達関数(第1の伝達関数)の先頭ポイン
タをセットする(S34)。サーボ制御部17は、次
に、トラッキングサーボをオンにし(S36)、フォー
カスサーボの処理(図2)へリターンし、先頭ポインタ
から伝達関数を読み込む(図2S4)。サーボ制御部1
7は、次に、フォーカスエラー信号を取り込み(S
6)、読み込んだ(S4)伝達関数により、フォーカス
サーボの制御量を演算し(S8)、演算したフォーカス
サーボの制御量を出力する(S10)。
【0030】このとき、読み込んだ(S4)伝達関数
は、通常のフォーカスサーボ用の伝達関数(第1伝達関
数)であり、その周波数特性は、例えば、図4のボード
線図の破線で示すように、ゲイン交点の周波数が2.3
kHz、位相余有が40度であり、フォーカスサーボの
応答速度は充分である。
【0031】上述したように、図4のボード線図の破線
に示すように、非シーク時のオープンループ伝達関数の
周波数特性が、ゲイン交点の周波数が2.3kHzであ
り、位相余有が40度である場合、シーク時のオープン
ループ伝達関数の周波数特性を、ゲイン交点の周波数を
750Hz、位相余有を45度、低減ゲインを70dB
にすると、図4の実線に示すように、高域のゲインが減
少し、減衰域が拡大する。これにより、シーク時のトラ
ッキングエラー信号の影響を受け難くなり、また、位相
余有は45度程度を維持するので、安定度も特に問題は
ない。但し、このシーク時のオープンループ伝達関数で
は、フォーカスサーボの応答速度が充分ではない為、シ
ーク時でないときには、それ用の伝達関数に切り換え
る。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る光ディスク装置によれば、
シーク制御時に発生する騒音を除去する為に、安定度を
下げることなくフォーカスサーボ系のゲインを下げるこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク装置の実施の形態の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る光ディスク装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図3】本発明に係る光ディスク装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図4】本発明に係る光ディスク装置のフォーカスサー
ボ系のオープンループ伝達関数の周波数特性の例を示す
ボード線図である。
【図5】本発明に係る光ディスク装置の動作を説明する
為の模式図である。
【図6】従来の光ディスク装置のフォーカスサーボ系の
オープンループ伝達関数の周波数特性の例を示すボード
線図である。
【図7】光ピックアップの、フォーカスサーボ、トラッ
キングサーボ及びシーク制御のそれぞれの動作を説明す
る為の説明図である。
【図8】従来の光ディスク装置の動作を示す波形図であ
る。
【図9】従来の光ディスク装置の動作を示す波形図であ
る。
【図10】従来の光ディスク装置の動作を示す波形図で
ある。
【符号の説明】
11 ミニディスク(光ディスク) 13 スピンドルモータ 15 光ピックアップ 16 送りモータ 17 サーボ制御部 17a メモリ(保持する手段) 18 システムコントローラ 19 磁気ヘッド 22 RFアンプ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月27日(2001.3.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】このような問題を解決するには、影響を受
けたフォーカスエラー信号からトラッキングエラー信号
の成分(正弦波成分)を除去すれば良い。最も簡単な方
法は、適切なカットオフ周波数を有する低域通過フィル
タ(ローパスフィルタ)を、フォーカスサーボ系に挿入
することであるが、低域通過フィルタを挿入することに
よって、位相遅れが発生し、安定度が低下(位相余裕
低下)する為、適切な方法とは言えない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】例えば、図6に示すように、ゲイン交点の
周波数が2.3kHzであり、そのときの位相と−18
0度との差である位相余裕が40度である場合(破線に
より表示)に、ゲイン交点の周波数を750Hzに下げ
て、ゲインを下げる(実線により表示)と、位相曲線
(b)は変化しないが、位相余裕は31度迄低下する。
経験的に、十分な安定度を得るには、位相余裕は40〜
60度であることが望ましいとされており、ゲインを下
げた後の位相余裕は十分とは言えず、上述したように、
安定度が低下(位相余裕が低下)している。本発明は、
上述したような事情に鑑みてなされたものであり、シー
ク制御時に発生する騒音を除去する為に、安定度を下げ
ることなくフォーカスサーボ系のゲインを下げることが
出来る光ディスク装置を提供することを目的とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ディスク
装置では、フォーカスサーボ系の伝達関数として、シー
ク時の伝達関数と非シーク時の伝達関数とを有してお
り、シーク時の伝達関数は、非シーク時の伝達関数に比
較して、位相余裕とDCゲインとを可能な限り同様に保
った状態で、ゲイン交点の周波数(ゼロクロス周波数)
が低下するようにしてある。シーク時の伝達関数と非シ
ーク時の伝達関数とは、図5の模式図に示すように、シ
ーク時と非シーク時とで切換えられ、フォーカスサーボ
系は、その切換えられた伝達関数によりフォーカスサー
ボを行う。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】サーボ制御部17は、次に、フォーカスエ
ラー信号を取り込み(S6)、読み込んだ(S4)伝達
関数により、フォーカスサーボの制御量を演算し(S
8)、演算したフォーカスサーボの制御量を出力する
(S10)。このとき、読み込んだ(S4)伝達関数
は、通常のフォーカスサーボ用の伝達関数(第1伝達関
数)であり、その周波数特性は、例えば、図4のボード
線図の破線で示すように、ゲイン交点の周波数が2.3
kHz、位相余裕が40度であり、フォーカスサーボの
応答速度は充分である。光ピックアップ15は、サーボ
制御部17が出力した(S10)フォーカスサーボの制
御量によりフォーカスサーボされる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】このとき、読み込んだ(S4)伝達関数
は、シーク時のフォーカスサーボ用の伝達関数(第2伝
達関数)であり、その周波数特性は、例えば、図4のボ
ード線図の実線で示すように、ゲイン交点の周波数を7
50Hzに下げたことにより、高域のゲインが約70d
B低減し、減衰域が拡大する為、シーク時のトラッキン
グエラー信号の影響を受け難く、位相余裕は45度程度
を維持するので、安定度も特に問題はない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】このとき、読み込んだ(S4)伝達関数
は、通常のフォーカスサーボ用の伝達関数(第1伝達関
数)であり、その周波数特性は、例えば、図4のボード
線図の破線で示すように、ゲイン交点の周波数が2.3
kHz、位相余裕が40度であり、フォーカスサーボの
応答速度は充分である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】上述したように、図4のボード線図の破線
に示すように、非シーク時のオープンループ伝達関数の
周波数特性が、ゲイン交点の周波数が2.3kHzであ
り、位相余裕が40度である場合、シーク時のオープン
ループ伝達関数の周波数特性を、ゲイン交点の周波数を
750Hz、位相余裕を45度、低減ゲインを70dB
にすると、図4の実線に示すように、高域のゲインが減
少し、減衰域が拡大する。これにより、シーク時のトラ
ッキングエラー信号の影響を受け難くなり、また、位相
余裕は45度程度を維持するので、安定度も特に問題は
ない。但し、このシーク時のオープンループ伝達関数で
は、フォーカスサーボの応答速度が充分ではない為、シ
ーク時でないときには、それ用の伝達関数に切り換え
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ピックアップを光ディスク上の目標ト
    ラックへ移動させる為のシーク制御と、検出したフォー
    カスエラー信号及び第1の伝達関数による前記光ピック
    アップのフォーカスサーボとを行うことにより、前記光
    ディスクの記録及び/又は再生を行う光ディスク装置に
    おいて、 前記第1の伝達関数とは異なる第2の伝達関数を保持す
    る手段を備え、前記シーク制御を行わないときは前記第
    1の伝達関数によるフォーカスサーボを行い、前記シー
    ク制御を行うときは前記第2の伝達関数によるフォーカ
    スサーボを行うべくなしてあることを特徴とする光ディ
    スク装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の伝達関数は、前記第1の伝達
    関数よりゲインが小さく、位相余裕が、該第1の伝達関
    数の場合と略同様の安定度を得ることが出来る値である
    請求項1記載の光ディスク装置。
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