JP2001273068A - 操作方法、操作装置、及び画像処理装置 - Google Patents

操作方法、操作装置、及び画像処理装置

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JP2001273068A
JP2001273068A JP2000085025A JP2000085025A JP2001273068A JP 2001273068 A JP2001273068 A JP 2001273068A JP 2000085025 A JP2000085025 A JP 2000085025A JP 2000085025 A JP2000085025 A JP 2000085025A JP 2001273068 A JP2001273068 A JP 2001273068A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の設定メニューからなる階層型メニュー
の操作性が向上されるメニュー操作方法、メニュー操作
装置、及びそれを用いた画像処理装置を提供する。 【解決手段】 設定メニューを操作させるための設定画
面11を、設定メニュー表示領域110と、階層型メニ
ュー表示領域115とから構成する。そして、設定メニ
ュー表示領域110には、操作させる設定メニューを表
示し、階層型メニュー表示領域115には、階層型メニ
ューに含まれる各階層の設定メニューに対応するメニュ
ー項目ボタン1161〜1165を、その階層構造にした
がって一覧表示する。このとき、操作者は、各設定画面
において、メニューの階層構造や操作中の設定メニュー
の位置などについての情報を得ることができ、階層型メ
ニューの操作性が向上される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逐次設定型のユー
ザインターフェースにおけるメニュー操作方法、メニュ
ー操作装置、及びそれを用いた画像処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】逐次設定型(モーダル型)のユーザイン
ターフェースとして、複写機などの画像処理装置におい
て、コピー処理の種類や用紙サイズ等の動作パラメータ
を設定するものや、銀行等のATM(Automatic Teller
Machine)、交通機関の券売機、その他各種の情報端末
などに用いられているメニュー操作システムがある。こ
れらのシステムにおいては、行おうとする処理動作の種
類や、その動作条件を特定するために必要な複数のパラ
メータを操作者に設定させるため、複数の設定メニュー
で構成された階層構造からなる階層型メニューが用いら
れる(例えば、特開平9−114902号公報参照)。
【0003】それぞれの設定メニューは、操作者に設定
させるパラメータを示す設定項目(パラメータ名な
ど)、及びその設定項目に対して設定可能なパラメータ
の値の選択肢などの情報を含んで構成される。メニュー
操作装置においては、この設定項目及びパラメータの値
などの情報を操作者に対して示すため、それぞれの設定
メニューに対応する設定画面が作成されて、ディスプレ
イ上に表示される。そして、表示された設定画面の指示
にしたがって、各設定項目に対するパラメータの値を操
作者に逐次入力させて設定していく。階層型メニューに
含まれる各階層の設定メニューに対して、処理動作の実
行に必要なパラメータの値がすべて設定されたら、設定
された各パラメータ値に基づいて特定される処理種類及
び動作条件にしたがって、処理動作が開始される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような階層型メニ
ューを用いた逐次設定型のメニュー操作において、操作
済みでパラメータが既に設定されている設定メニューに
ついて、操作者が設定したパラメータの値の変更や確認
を行いたい場合がある。このとき、操作者は、その時点
で表示されている設定画面から、1画面前に戻るボタン
で1画面ずつ、所望の設定画面に到達するまで設定画面
を順に戻していくか、または、最初に戻るボタンで最初
の設定画面に戻り、再び設定画面を順に追っていくこと
となる。
【0005】このように、既に操作済みの設定メニュー
について再操作を行う場合、特に設定メニューの階層構
造の階層数が多いときには、変更または確認を行おうと
する設定画面まで戻るのに必要な操作手順が多くなって
しまうという問題がある。また、操作すべき設定メニュ
ー及びパラメータの個数や、操作中の設定メニューが階
層型メニュー全体の階層構造中でどこに位置するのか、
などの情報が操作者に分からない。そのため、パラメー
タの変更または確認などを含めて、様々なメニュー操作
の手順が複雑化してしまい、操作性が低下するととも
に、パラメータの設定ミスによる誤った処理動作実行な
どの原因となるという問題を生じる。
【0006】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、複数の設定メニューからなる階層型メニュ
ーの操作性が向上されるメニュー操作方法、メニュー操
作装置、及びそれを用いた画像処理装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明によるメニュー操作方法は、複数の設
定メニューから階層構造を有して構成された階層型メニ
ューを用い、それぞれの設定メニューを階層構造にした
がって順次操作させて、所定の処理動作を行うためのパ
ラメータを逐次設定するメニュー操作方法であって、
(1)パラメータを設定する設定メニューを操作させる
設定画面、またはそれ以外の表示画面を逐次作成して、
表示手段に表示する表示ステップと、(2)表示された
設定画面を参照して設定メニューを操作させ、パラメー
タの値を入力手段から入力させてパラメータの設定を行
う設定ステップと、を備えるとともに、(3)設定画面
は、表示ステップにおいて、設定中の設定メニューを表
示する設定メニュー表示領域と、設定中の設定メニュー
を含む複数の階層の設定メニューにそれぞれ対応する複
数のメニュー項目を、階層構造にしたがって一覧表示す
る階層型メニュー表示領域と、を有する構成に作成され
ることを特徴とする。
【0008】また、メニュー操作装置は、複数の設定メ
ニューから階層構造を有して構成された階層型メニュー
を用い、それぞれの設定メニューを階層構造にしたがっ
て順次操作させて、所定の処理動作を行うためのパラメ
ータを逐次設定するメニュー操作装置であって、(a)
パラメータを設定する設定メニューを操作させる設定画
面、またはそれ以外の表示画面を表示する表示手段と、
(b)表示された設定画面を参照して設定メニューを操
作させて、パラメータの値を入力させる入力手段と、
(c)設定画面、またはそれ以外の表示画面を逐次作成
して表示手段に表示する表示制御部、及び入力手段から
入力されたパラメータの値に基づいてパラメータの設定
を行う設定制御部を有する制御手段と、を備えるととも
に、(d)設定画面は、表示制御部において、設定中の
設定メニューを表示する設定メニュー表示領域と、設定
中の設定メニューを含む複数の階層の設定メニューにそ
れぞれ対応する複数のメニュー項目を、階層構造にした
がって一覧表示する階層型メニュー表示領域と、を有す
る構成に作成されることを特徴とする。
【0009】上記したメニュー操作方法及びメニュー操
作装置においては、それぞれの階層の設定メニューを操
作させるために逐次作成及び表示される設定画面の構成
について、設定メニューの内容である設定項目や選択可
能なパラメータの値などのみを表示するのではなく、そ
れらの設定メニューの内容が表示される設定メニュー表
示領域とは別に、階層型メニュー表示領域を設けてい
る。そして、その階層型メニュー表示領域内に、操作中
の階層型メニューを構成している複数の階層の設定メニ
ューの全部または必要な一部をメニュー項目によってそ
れぞれ表示するとともに、それらの階層構造が分かる配
置などを用いた表示形式によって、複数のメニュー項目
を一覧表示している。
【0010】このとき、操作者は、階層型メニュー表示
領域での一覧表示内容から、表示されている設定画面に
おいて操作中の設定メニューの階層型メニュー中での位
置付けや、この階層型メニューで操作が必要な複数の設
定メニューの個数、階層数、または順番、操作手順(操
作のフロー)など、複数の設定メニューの階層構造に関
する情報を得ることができる。これによって、階層型メ
ニューにおける複数階層の設定メニューの操作手順を簡
単化して、その操作性を向上させることが可能となる。
また、操作者による設定ミスや操作手順の誤りなどの発
生についても、この操作手順の簡単化によって抑制させ
ることができる。
【0011】例えば、操作済みであってパラメータが既
設定の設定メニューについてパラメータの変更や確認を
行いたいときには、この階層型メニュー表示領域内での
一覧表示を確認すれば、その既設定の設定メニューに対
応する設定画面に戻るための操作手順が把握できること
となる。この場合、表示されている設定画面から、1画
面前に戻るボタンで設定画面を戻しつつ、パラメータの
変更または確認を行いたい設定画面を探していくのに比
べて、確実かつ簡単に操作を行うことができる。また、
これ以外のメニュー操作も同様に簡単化される。
【0012】なお、階層型メニューの階層構造として
は、各階層でそれぞれ1つずつの設定メニューがあるも
のや、または、枝分かれしていくツリー構造のものな
ど、様々な階層構造を適用可能である。また、階層型メ
ニュー表示領域には、階層型メニューの全操作フローを
表示しても良いし、各時点で必要な一部のフローを表示
しても良い。
【0013】また、メニュー操作方法(メニュー操作装
置)は、階層型メニュー表示領域において、既設定の設
定メニューに対応するメニュー項目と、設定中の設定メ
ニューに対応するメニュー項目と、未設定の設定メニュ
ーに対応するメニュー項目とを互いに区別可能に表示す
ることを特徴とする。
【0014】これによって、階層型メニューにおける複
数の設定メニューの階層構造に関する情報に加えて、そ
れぞれの設定メニューの、各時点での操作状況やパラメ
ータの設定状況に関する情報についても、階層型メニュ
ー表示領域内での一覧表示内容から確認することが可能
となる。
【0015】また、階層型メニュー表示領域において、
既設定の設定メニューに対応するメニュー項目に対して
パラメータ表示部を設けて、設定されているパラメータ
の値を表示することを特徴とする。
【0016】このようなパラメータ表示部を設けること
によって、パラメータが既設定の設定メニューに対する
パラメータの変更や確認のうち、パラメータの確認につ
いては、その設定メニューに対応する設定画面に戻らな
くても、操作中の設定画面における階層型メニュー表示
領域内の一覧表示内容によって確認することが可能とな
る。このとき、設定画面を戻す操作が必要となることが
少なくなるので、操作ミスなどの発生を抑制することが
できる。
【0017】また、設定中の設定メニューを操作させる
設定画面から、メニュー項目を参照して、既設定の設定
メニューを操作させる設定画面に直接戻ることが可能と
されていることを特徴とする。
【0018】このような構成によれば、パラメータの変
更、再設定や確認など、設定メニューの再操作を行いた
い異なる階層の設定画面に戻る場合に、階層型メニュー
表示領域内の一覧表示内容を参照しつつ戻るべき設定画
面がどれであるかを確認した後、確認された設定画面に
直接に戻ることが可能となる。これによって、パラメー
タの再設定時などにおける操作手順が少なくなり、階層
型メニューの操作性がさらに向上される。なお、階層型
メニュー表示領域に示されている階層構造から、戻るべ
き設定画面に到達するまでに、設定画面をいくつ戻れば
いいかの必要な階層数を確認して、1画面前に戻るボタ
ンをその回数だけ押すなどの操作手順を用いることも可
能である。
【0019】さらに、既設定の設定メニューを操作させ
る設定画面に戻った後、その設定メニューの再操作を終
了したときに、先に設定中の設定画面へと自動的に復帰
することが好ましい。
【0020】これによって、通常のパラメータ逐次設定
の操作手順の途中で、既設定の設定メニューに対応する
設定画面に戻ってパラメータの再設定や確認などの再操
作を行った場合でも、再操作の終了後に、実行中だった
元の操作手順に自動的に復帰することが可能となる。
【0021】また、先に設定中の設定画面へと自動的に
復帰するときに、先に入力されていたパラメータの値が
保持された状態で復帰することが好ましい。
【0022】このように、再操作する設定画面に戻る前
に既に入力されて確認待ちの状態にあったパラメータの
値を覚えておくことによって、復帰後に再度パラメータ
の値を入力し直す必要がなくなる。したがって、操作手
順をさらに簡単化して設定ミスの発生を低減することが
できる。
【0023】また、本発明による画像処理装置は、
(1)用紙供給手段から用紙を送り出す給紙手段と、
(2)画像読取手段からの画像データ、または外部装置
からの画像データに基づいて、給紙手段から送られてき
た用紙に画像形成を行う画像形成手段と、(3)所定の
処理動作として画像形成を行うためのパラメータを逐次
設定する上記したメニュー操作装置と、を備えることを
特徴とする。
【0024】このような構成によって、画像処理の種類
や、用紙のサイズ、画像形成を行う部数などの各パラメ
ータの設定手順が簡単化され、操作性が向上された画像
処理装置が実現される。画像処理装置としては、例え
ば、複写機やプリンタ、あるいはそれらの機能を併せ持
つ複合機などがある。また、上記したメニュー操作方法
及びメニュー操作装置は、画像処理装置以外にも様々な
装置に対して適用が可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面とともに本発明による
メニュー操作方法、メニュー操作装置、及びそれを用い
た画像処理装置の好適な実施形態について詳細に説明す
る。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号
を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比
率は、説明のものと必ずしも一致していない。
【0026】図1は、本発明によるメニュー操作装置の
一実施形態の構成を概略的に示すブロック図である。こ
のメニュー操作装置は、複数の設定メニューからなる階
層構造を有して構成された階層型メニューを用いたもの
であり、各階層の設定メニューをそれぞれ階層構造にし
たがって順次操作させて、所定の処理動作を実行するた
めに必要な設定項目に対するパラメータを逐次設定す
る。本装置は、設定メニューを操作させるための設定画
面や、処理動作に関する画面などの表示画面を表示する
表示装置1と、表示された設定画面等の表示内容を参照
して、設定メニューの操作またはそれ以外の操作指示を
させる入力装置3と、それらを用いたメニュー操作を制
御するメニュー操作制御部40と、を備えて構成されて
いる。
【0027】表示装置1としては、例えば液晶ディスプ
レイやCRTディスプレイなどが用いられ、その表示面
10に設定画面等が表示される。一方、入力装置3は、
図1においては、表示装置1の表示面10に対応するよ
うに設置されたタッチパネル3aを用いている。また、
入力装置3としては、タッチパネル3a以外にもマウス
などのポインティングデバイスや、テンキー及び各種の
指示ボタンなどからなるキーボードまたは操作パネルを
用いることも可能である。
【0028】メニュー操作制御部40は、設定画面、ま
たはそれ以外の表示画面(後述する処理開始画面、処理
実行画面、処理終了画面など)を逐次作成して表示装置
1の表示面10に表示させる表示制御部41と、入力装
置3であるタッチパネル3aから入力されるパラメータ
の値や、その他の操作指示情報に基づいてパラメータの
設定等を行う設定制御部42とを有して構成されてい
る。
【0029】表示制御部41は、メニューデータ格納部
46に格納されているメニューデータを参照して、各設
定メニューに対応する設定画面及び処理動作に関する画
面等を作成する。メニューデータとしては、各設定メニ
ューの設定項目名(パラメータ名)や、メニューの階層
構造、各画面の構成方法、設定画面等の作成に必要な文
字データ及び画像データなどの情報が含まれる。
【0030】設定制御部42は、パラメータデータ格納
部47に格納されているパラメータデータを必要に応じ
て参照して、各設定メニューでの設定項目に対してパラ
メータの設定を行う。また、パラメータ設定の結果に基
づいて、次に操作させる設定メニュー及び表示する設定
画面についての指示を表示制御部41に対して行っても
良い。パラメータデータとしては、パラメータの初期
値、あるいは既定値のデータなどの情報が含まれるが、
タッチパネル3a(入力装置3)から入力されたパラメ
ータの値のみに基づいて設定可能な場合には、これらの
パラメータデータは必ずしも参照しなくても良い。
【0031】また、処理動作を実行するために必要な設
定項目のすべてについてパラメータの設定を終了した
ら、処理装置に対して処理動作についての指示、例えば
動作パラメータの指定または処理動作の実行開始の指示
などを、処理動作指示部43を介して行う。なお、この
メニュー操作装置については、階層型メニューによるパ
ラメータ設定の対象となっている処理動作を行う処理装
置に対して付設するか、または処理装置の一部として内
部に設置する構成が可能である。
【0032】図2は、図1に示したメニュー操作装置に
用いられるハードウェア構成の一例を示すブロック図で
ある。本メニュー操作装置の各部のハードウェア制御機
能、及びメニュー操作制御部40によるメニュー表示及
び操作などの制御のソフトウェア的機能などは、CPU
4によって行われる。CPU4には、本装置の動作に必
要なソフトウェアプログラム等が記憶されているROM
4aと、DRAM等から構成されプログラム実行中に一
時的にデータが記憶されるRAM4bとが接続されてい
る。
【0033】そして、これらのCPU4、ROM4a、
RAM4bに対して、設定画面などの各画面を表示する
表示装置1と、設定画面に表示された設定メニューにし
たがってパラメータの値の入力などが行われるタッチパ
ネル3aなどの入力装置3とが接続されて、メニュー操
作装置が構成される。また、メニューデータが格納され
ているメニューデータ格納部46、及びパラメータデー
タが格納されているパラメータデータ格納部47として
は、ハードディスクなどの1つまたは複数の記憶デバイ
スからなる外部記憶装置4cが用いられている。
【0034】図1に示したメニュー操作装置におけるメ
ニュー操作方法について、階層型メニュー、それに含ま
れる設定メニュー、及び設定メニューに対応して作成及
び表示される設定画面を含む各表示画面の具体的な実施
例を用いて説明する。実施例としては、上記したメニュ
ー操作装置を、画像処理装置、特に複写機能を有する複
写機または複写機能と他の機能とを併せ持つ複合機に適
用した場合について示す。
【0035】まず、画像処理装置の一例である複写機
(または複合機)について、その構成を概略的に説明し
ておく。図3は、上記実施形態のメニュー操作方法及び
メニュー操作装置が適用される複写機の基本構成につい
て示す構成図である。
【0036】図3に示した複写機CMは、本体52と、
本体52の上面に設置されたコピーガラス54を開閉自
在に覆うように設けられた自動原稿搬送装置56とを備
えて構成されており、コピーガラス54、自動原稿搬送
装置56、及び原稿読取部58によって、画像を読み取
るための画像読取部(画像読取手段)50が構成されて
いる。
【0037】本体52の内部には、自動原稿搬送装置5
6によってコピーガラス54上に搬送された移動原稿、
または自動原稿搬送装置56を開いてコピーガラス54
上に載置された固定原稿の画像を読み取って画像データ
に変換する原稿読取部58と、画像読取部50から受信
した画像データに基づいて記録用紙(記録材)に可視像
を形成する画像形成部(画像形成手段)60と、画像形
成部60に対して記録用紙を供給する給紙部(給紙手
段)62とが設けられている。
【0038】画像形成部60には、図3中のA方向(時
計回り方向)に回転する感光体ドラム64(像担持体)
とB方向(反時計回り方向)に回転する転写ロール65
とが、転写位置Pにて近接するように設けられている。
【0039】感光体ドラム64の周囲には、その回転方
向に沿って、感光体ドラム64を一様に帯電させる帯電
装置66、画像読取部50から受信した画像データに基
づいてレーザビーム等を駆動し、感光体ドラム64の表
面に静電潜像を形成する書込み装置68、感光体ドラム
64上に形成された静電潜像をイエロー、マゼンタ、シ
アン、ブラックの4色のトナーで可視化し、現像画像を
形成する4台の現像装置70が設けられており、さらに
転写位置Pを挟んで、転写後に感光体ドラム64上に残
留したトナーを除去するクリーニング装置72が設けら
れている。
【0040】なお、本実施例においては、上記したよう
に4台の現像装置70が設置されており、これによっ
て、本複写機CMは、カラーコピー機能を有して複数種
類の画像形成の実行が可能な画像処理装置に構成されて
いる。記録用紙への画像形成において用いられる現像装
置70の個数については、フルカラー、白黒、単色カラ
ーなどの画像形成(コピー)の種類に基づき、用いられ
るトナーの個数によって適宜選択される。
【0041】転写ロール65の内側であって転写位置P
に対向する位置には、感光体ドラム64の表面上に形成
されたトナーによる現像画像を、給紙部62から供給さ
れて感光体ドラム64と転写ロール65との間を搬送さ
れる記録用紙に転写する転写機74が備えられている。
【0042】また、画像形成部60には、画像形成制御
部75が設けられており、この画像形成制御部75によ
って帯電装置66、書き込み装置68、現像装置70を
制御することで、感光体ドラム64の表面に付着するト
ナー量が制御される。さらに、画像形成部60には、転
写機74によって記録用紙に転写された画像を用紙に定
着させる定着装置76が備えられている。
【0043】画像形成部60へと用紙を供給する給紙部
62は、本体52の下部に設けられており、用紙供給手
段である3つの給紙トレイ78、80、82と、これら
の給紙トレイ78、80、82のそれぞれに対して設け
られた給紙機構84とを備えている。各給紙トレイ7
8、80、82は、画像形成を行う記録用紙を用紙サイ
ズ別または種類別に積層収容して供給するもので、本体
52に対して脱着可能に装着されている。そして、これ
らのうちのいずれかの給紙トレイから記録用紙が送り出
される。
【0044】給紙機構84は、給紙トレイ78、80、
82内で最も上にある記録用紙に当接して用紙を順次送
り出すピックアップローラ86と、このピックアップロ
ーラ86により送り出された用紙を受けて画像形成部6
0に向けて重送を防止しながら用紙を送り出すローラ対
であるフィードローラ88及びリタードローラ90によ
り構成されている。ピックアップローラ86及びフィー
ドローラ88は、図示しないモータの駆動により回転
し、フィードローラ88と対をなすリタードローラ90
は、フィードローラ88の回転に連れ回る。
【0045】また、各給紙トレイ78、80、82から
画像形成部60に向けて、数組のガイドローラ92によ
って記録用紙搬送路94が形成されている。これによっ
て、各給紙トレイ78、80、82から送り出された記
録用紙は、記録用紙搬送路94に沿って、転写位置P、
定着装置76へと順次搬送され、画像形成が行われた
後、定着装置76の下流側に設けられた排出ローラ96
を介して、外部に排出される。
【0046】ここで、画像形成部60での画像形成につ
いては、上記したように原稿からの複写を行う場合に
は、画像読取部50からの画像データに基づいて画像形
成が行われる。また、画像処理装置が複合機である場合
には、画像形成部60は、画像読取部50からの画像デ
ータ以外にも、画像処理装置に接続されたパーソナルコ
ンピュータなどの外部装置からの画像データや、フロッ
ピー(登録商標)ディスクなどの記録媒体から読み出さ
れた画像データなどによっても、同様に記録用紙への画
像形成を行う。
【0047】次に、図1に示したメニュー操作装置を図
3に示した複写機または複合機に適用したときのメニュ
ー操作方法の一実施例について説明する。なお、メニュ
ー操作装置の設置位置については、複写機の外部に付設
する構成も可能であるが、複写機の装置内部に一体に設
置することが好ましい(図3には図示していない)。こ
の場合、例えば、メニュー操作制御部40等を構成する
CPU4、ROM4a、RAM4b、外部記憶装置4c
などを、メニュー操作制御装置として複写機内部の所定
位置に設置するとともに、表示装置1、及びタッチパネ
ル3aなどの入力装置3を、複写機の操作パネルの一部
として設置する構成が可能である。
【0048】ここで、以下に示す各画面に関する記載に
おいては、表示装置1の表示面10に対してタッチパネ
ル3aを設置していることに対応して、画面中の各表示
部または表示領域について、設定メニューの選択やパラ
メータの入力などに用いられる入力部として機能させる
ことがあるものを「ボタン」と表記して、単に情報の表
示等を行っているものと区別する。
【0049】本実施例における階層型メニューは、所定
の処理動作である複写動作について、その処理種類及び
動作条件に関する複数の設定項目のパラメータを設定す
るものであり、(1)コピーの種類設定メニュー、
(2)用紙サイズ設定メニュー、(3)倍率設定メニュ
ー、(4)部数設定メニュー、(5)その他の設定メニ
ュー、の5つの設定メニューから構成されている。
【0050】これらの設定メニューは、上記した順番
(1)〜(5)での階層構造によって、各設定項目につ
いてパラメータを逐次設定させる階層型メニューを構成
している。このうち、(1)が処理種類、(2)〜
(5)が動作条件を設定する設定メニューである。な
お、この階層型メニューは、設定メニューの操作フロー
が枝分かれするツリー構造とはなっていない。
【0051】図4は、本実施例における第1の設定画面
であるコピーの種類設定画面11の構成を示す図であ
る。この種類設定画面11は、画面の右側に位置してコ
ピーの種類設定メニューを表示する設定メニュー表示領
域110と、画面の左側に位置して上記した5つの設定
メニューからなる階層型メニューの階層構造を表示する
階層型メニュー表示領域115とを有して構成されてい
る。また、画面の左上方(階層型メニュー表示領域11
5の上方)には、各設定メニューでの設定項目に対して
設定されたパラメータの値をクリアして、設定をやり直
すための設定やり直しボタン119が配置されている。
【0052】設定メニュー表示領域110には、この種
類設定画面11において操作させる種類設定メニューが
表示されている。設定メニュー表示領域110内の上部
には指示内容表示窓111が設けられ、この設定メニュ
ーでの設定項目名(パラメータ名)である「コピーの種
類」が表示されて、パラメータ値の選択が操作者に対し
て指示されている。また、指示内容表示窓111の下方
には、この設定項目に対して設定可能なパラメータ値の
選択肢を示すとともに、タッチパネル3aによってパラ
メータを入力させるための6個のパラメータ入力ボタン
112a〜112fが配置されている。
【0053】一方、階層型メニュー表示領域115に
は、この種類設定画面11において設定メニュー表示領
域110内に表示されている種類設定メニューを含む5
つの階層の各設定メニューについて、それらの設定メニ
ューに対応する5個のメニュー項目ボタン1161〜1
165が一覧表示されている。
【0054】メニュー項目ボタン1161〜1165内に
は、5つの階層の設定メニューとの対応付けを示すもの
として、それぞれの設定メニューでの設定項目名「コピ
ーの種類」、「用紙サイズ」、「倍率」、「部数」、
「その他の設定」が表示されている。また、5個のメニ
ュー項目ボタン1161〜1165は、この順序で画面の
上方から下に向かって順に並べられて配置されている。
【0055】このとき、階層型メニュー表示領域115
内で最上部に表示されているメニュー項目ボタン116
1に対応する設定メニューが、階層型メニューの階層構
造で最上位の種類設定メニュー(先に操作される設定メ
ニュー)となり、ここから下に向かって下位の各設定メ
ニュー(後に操作される設定メニュー)に対応するメニ
ュー項目ボタン1162〜1165が階層順に表示される
一覧表示形式となる。
【0056】メニュー項目ボタン1161〜1165のう
ち、1番目(最上部)に位置する「コピーの種類」メニ
ュー項目ボタン1161は、この設定画面11において
設定メニュー表示領域110内に表示されて、現に操作
中(パラメータ設定中)である種類設定メニューに対応
するメニュー項目である。このため、メニュー項目ボタ
ン1161は、その右側に隣接している設定メニュー表
示領域110に対して、タグ状の表示形式となるように
右端部が接続されて表示されている。
【0057】設定中のメニュー項目ボタン1161内に
は、設定項目名「コピーの種類」の下に、種類設定メニ
ューでコピーの種類として選択されるパラメータ値を表
示するためのパラメータ表示窓1171が設けられてい
る。ただし、この種類設定画面11を操作している時点
では、コピーの種類を示すパラメータ値は未設定である
ため、パラメータ表示窓1171にはパラメータ値は表
示されず、これによって、現在パラメータを設定中であ
ることを示している。
【0058】また、設定中のメニュー項目ボタン116
1以外の2〜5番目のメニュー項目ボタン1162〜11
5は、この時点までに操作されておらずパラメータが
未設定の設定メニューに対応するメニュー項目である。
このため、これらの未設定のメニュー項目ボタン116
2〜1165は、図4中に点線で示されているように、設
定中のメニュー項目ボタン1161とは異なる表示形式
によって表示されている。また、これらのメニュー項目
ボタン1162〜1165においては、パラメータ表示窓
は設けられていない。
【0059】このような構成からなる種類設定画面11
(第1の設定画面)において、種類設定メニューの設定
項目「コピーの種類」に対して、設定可能なパラメータ
値「フルカラー」、「白黒」、「単色カラー」、「写真
焼き増し」、「写真コピー」、「ポスター」をそれぞれ
表示しているパラメータ入力ボタン112a〜112f
のいずれか、例えば「フルカラー」を選択するパラメー
タ入力ボタン112a、がタッチパネル3aで押される
と、メニュー操作制御部40の設定制御部42におい
て、押されたパラメータ入力ボタンに対応するパラメー
タ値が「コピーの種類」のパラメータとして設定され
る。そして、第2の設定画面が表示制御部41において
作成されるとともに、表示装置1に表示される画面が第
2の設定画面へと移行する。
【0060】図5は、本実施例における第2の設定画面
である用紙サイズ設定画面12の構成を示す図である。
このサイズ設定画面12は、種類設定画面11と同様
に、画面の右側に位置して用紙サイズ設定メニューを表
示する設定メニュー表示領域120と、画面の左側に位
置して階層型メニューを表示する階層型メニュー表示領
域125とを有して構成されている。また、画面の左上
方には、設定やり直しボタン129が配置されている。
【0061】設定メニュー表示領域120には、このサ
イズ設定画面12において操作させるサイズ設定メニュ
ーが表示されている。設定メニュー表示領域120内の
構成は、種類設定画面11の設定メニュー表示領域11
0とほぼ同様であり、指示内容表示窓121に設定項目
名「用紙サイズ」が表示されて、パラメータ値の選択が
指示されている。また、その下方に、パラメータを入力
させるための6個のパラメータ入力ボタン122a〜1
22fが配置されている。
【0062】一方、階層型メニュー表示領域125に
は、5個のメニュー項目ボタン126 1〜1265が一覧
表示され、このうち、2番目の「用紙サイズ」メニュー
項目ボタン1262は、設定中のメニュー項目ボタンと
して、設定メニュー表示領域120にタグ状に接続され
て表示されている。また、3〜5番目の下位のメニュー
項目ボタン1263〜1265は、未設定のメニュー項目
ボタンとして表示されている。
【0063】また、1番目の「コピーの種類」メニュー
項目ボタン1261は、上位の設定画面11において操
作済みであって、パラメータが既設定の設定メニューに
対応するメニュー項目である。このため、この既設定の
メニュー項目ボタン1261は、設定中のメニュー項目
ボタン1262と類似の表示形式によって表示されてい
る。ただし、この既設定のメニュー項目ボタン1261
は、設定中のメニュー項目ボタン1262とは異なり、
設定メニュー表示領域120とは接続されずに通常のボ
タン状に表示されている。
【0064】また、設定中のメニュー項目ボタン126
2においては、パラメータが未設定であるためにパラメ
ータ表示窓1272にパラメータ値が表示されていな
い。これに対して、既設定のメニュー項目ボタン126
1では、パラメータ表示窓1271に、種類設定メニュー
において設定されたパラメータ値「フルカラー」が表示
されている。
【0065】このような構成からなるサイズ設定画面1
2(第2の設定画面)において、サイズ設定メニューの
設定項目「用紙サイズ」に対して、設定可能なパラメー
タ値「A4」、「A3」、「B4」、「B5」、「官製
はがき」、「厚紙」をそれぞれ表示しているパラメータ
入力ボタン122a〜122fのいずれか、例えば「A
4」を選択するパラメータ入力ボタン122a、が押さ
れると、押されたパラメータ入力ボタンに対応するパラ
メータ値が「用紙サイズ」のパラメータとして設定され
る。そして、第3の設定画面が作成されるとともに、表
示される画面が第3の設定画面へと移行する。
【0066】図6は、本実施例における第3の設定画面
である倍率設定画面13の構成を示す図である。この倍
率設定画面13は、設定画面11、12と同様に、画面
の右側に位置して倍率設定メニューを表示する設定メニ
ュー表示領域130と、画面の左側に位置して階層型メ
ニューを表示する階層型メニュー表示領域135とを有
して構成されている。また、画面の左上方には、設定や
り直しボタン139が配置されている。
【0067】設定メニュー表示領域130には、この倍
率設定画面13において操作させる倍率設定メニューが
表示されている。上部の指示内容表示窓131には、設
定項目名「倍率」が表示されて、パラメータ値の選択が
指示されている。また、その下方に、パラメータを入力
させるための5個のパラメータ入力ボタン132a〜1
32eが配置されている。
【0068】一方、階層型メニュー表示領域135に
は、5個のメニュー項目ボタン136 1〜1365が一覧
表示され、このうち、3番目の「倍率」メニュー項目ボ
タン1363は、設定中のメニュー項目ボタンとして、
設定メニュー表示領域130にタグ状に接続されて表示
されている。また、4、5番目の下位のメニュー項目ボ
タン1364、1365は、未設定のメニュー項目ボタン
として表示されている。また、1、2番目の上位のメニ
ュー項目ボタン1361、1362は、既設定のメニュー
項目ボタンとして表示され、それぞれのパラメータ表示
窓1371、1372には、各設定メニューにおいて設定
されたパラメータ値「フルカラー」、「A4」が表示さ
れている。
【0069】このような構成からなる倍率設定画面13
(第3の設定画面)において、倍率設定メニューの設定
項目「倍率」に対して、設定可能なパラメータ値「10
0%(等倍)」、「縮小」、「拡大」、「ズーム」、
「少し小さめ」をそれぞれ表示しているパラメータ入力
ボタン132a〜132eのいずれか、例えば「100
%」を選択するパラメータ入力ボタン132a、が押さ
れると、押されたパラメータ入力ボタンに対応するパラ
メータ値が「倍率」のパラメータとして設定される。そ
して、第4の設定画面が作成されるとともに、表示され
る画面が第4の設定画面へと移行する。
【0070】図7は、本実施例における第4の設定画面
である部数設定画面14の構成を示す図である。この部
数設定画面14は、設定画面11〜13と同様に、画面
の右側に位置して部数設定メニューを表示する設定メニ
ュー表示領域140と、画面の左側に位置して階層型メ
ニューを表示する階層型メニュー表示領域145とを有
して構成されている。また、画面の左上方には、設定や
り直しボタン149が配置されている。
【0071】設定メニュー表示領域140には、この部
数設定画面14において操作させる部数設定メニューが
表示されている。上部の指示内容表示窓141には、設
定項目名「部数」が表示されて、パラメータ値の選択が
指示されている。また、その下方に、パラメータ入力ボ
タン142が配置されている。
【0072】このパラメータ入力ボタン142は、部数
設定画面14においては常に選択された状態にあり、設
定するパラメータ値である部数を操作者に入力させるた
めの部数入力部143が、パラメータ入力ボタン142
の右端部に接続されて右側に表示されている。部数入力
部143内には、部数値を入力させるためのテンキー部
143a、入力された部数値を表示する部数表示窓14
3b、及び入力された部数値を確認して確定させるため
の確認ボタン144が配置されている。
【0073】一方、階層型メニュー表示領域145に
は、5個のメニュー項目ボタン146 1〜1465が一覧
表示され、このうち、4番目の「部数」メニュー項目ボ
タン1464は、設定中のメニュー項目ボタンとして、
設定メニュー表示領域140にタグ状に接続されて表示
されている。また、5番目の下位のメニュー項目ボタン
1465は、未設定のメニュー項目ボタンとして表示さ
れている。また、1〜3番目の上位のメニュー項目ボタ
ン1461〜1463は、既設定のメニュー項目ボタンと
して表示され、それぞれのパラメータ表示窓1471
1473には、各設定メニューにおいて設定されたパラ
メータ値「フルカラー」、「A4」、「100%」が表
示されている。
【0074】このような構成からなる部数設定画面14
(第4の設定画面)において、部数設定メニューの設定
項目「部数」に対して、パラメータ入力ボタン142に
接続されて表示されている部数入力部143において、
テンキー部143aによって設定しようとするパラメー
タの値である部数値、例えば10部、が入力される。こ
の部数値が、部数表示窓143b内の表示によって確認
された後、確認ボタン144が押されると、入力されて
いたパラメータ値が「部数」のパラメータとして設定さ
れる。
【0075】以上の各設定画面11〜14によって、
(1)コピーの種類設定メニュー、(2)用紙サイズ設
定メニュー、(3)倍率設定メニュー、(4)部数設定
メニューの4つの階層の設定メニューを、階層型メニュ
ーの階層構造にしたがって順次操作させたら、複写動作
の実行に必要な処理種類及び動作条件についてのパラメ
ータの設定を終了する。そして、処理開始画面が作成さ
れるとともに、表示される画面が処理開始画面へと移行
する。
【0076】なお、(5)その他の設定メニューについ
ては、設定メニューに含まれる設定項目が必須のもので
はなく、ここで説明している操作手順の例においては、
そのメニュー操作及びパラメータ設定が省略されてい
る。この設定メニューの操作等については後述する。
【0077】図8は、本実施例における処理開始画面1
6の構成を示す図である。この処理開始画面16は、設
定画面11〜14と類似の構成からなり、画面の右側に
位置して複写動作の実行開始についての指示メニューを
表示する指示メニュー表示領域160と、画面の左側に
位置して階層型メニューを表示する階層型メニュー表示
領域165とを有して構成されている。また、画面の左
上方には、設定やり直しボタン169が配置されてい
る。
【0078】指示メニュー表示領域160には、この処
理開始画面16において操作される処理開始指示メニュ
ーが表示されている。上部の指示内容表示窓161に
は、この指示メニューに関する指示内容が表示されてい
る。その下方にも、原稿の置き方などの指示内容が、補
足的に表示されている。また、下部には、本装置におけ
る所定の処理動作である複写動作(コピー動作)の実行
開始を指示させるためのコピー開始ボタン164が配置
されている。
【0079】一方、階層型メニュー表示領域165に
は、5個のメニュー項目ボタン166 1〜1665が一覧
表示されている。このうち、最下位の5番目のメニュー
項目ボタン1665は、図8に示す例においては、上記
したようにその設定項目についてパラメータの設定を行
っていないので、未設定のメニュー項目ボタンとして表
示されている。また、1〜4番目のメニュー項目ボタン
1661〜1664は、既設定のメニュー項目ボタンとし
て表示され、それぞれのパラメータ表示窓167 1〜1
674には、各設定メニューにおいて設定されたパラメ
ータ値「フルカラー」、「A4」、「100%」、「1
0部」が表示されている。
【0080】このような構成からなる処理開始画面16
において、階層型メニュー表示領域165内の各メニュ
ー項目ボタン1661〜1664のパラメータ表示窓16
1〜1674に表示されているパラメータ値がすべて所
望の値に設定されていることが確認された後、コピー開
始ボタン164が押されると、設定された各パラメータ
値から特定される処理種類及び動作条件によって、複写
動作の実行が開始される。そして、処理実行画面が作成
されるとともに、表示される画面が処理実行画面へと移
行する。
【0081】図9は、本実施例における処理実行画面1
7の構成を示す図である。この処理実行画面17は、設
定画面11〜14による各パラメータの設定と、処理開
始画面16によるパラメータ値の確認とが終了した後
に、複写動作の実行中に表示される画面である。したが
って、処理実行画面17には、設定メニューの階層構造
及び既設定のパラメータ値が表示される階層型メニュー
表示領域は設けられておらず、指示メニュー表示領域1
70と、その上方の指示内容表示窓171とが画面内に
配置されている。
【0082】指示メニュー表示領域170には、実行中
の複写動作において選択され実行されているコピーの種
類を、アニメーションなどの画像によって表示する処理
種類表示窓172と、設定された部数のうち何部目の複
写動作を実行中であるかを表示する処理状況表示窓17
3とが設けられている。また、処理種類表示窓172の
右側には、複写動作の実行を途中で強制的に中止させる
ためのコピー中止ボタン174が表示されている。図9
においては、設定された部数の値10部に対して、6部
目の複写動作を実行中の状態での処理実行画面17を示
している。
【0083】この処理実行画面17が表示されている状
態で複写動作の実行を継続し、指定された複写動作がす
べて終了すると、階層型メニューによって設定された各
パラメータ値に基づく複写動作を終了する。そして、処
理終了画面が作成されるとともに、表示される画面が処
理終了画面へと移行する。
【0084】図10は、本実施例における処理終了画面
18の構成を示す図である。この処理終了画面18に
は、処理実行画面17と同様に、指示メニュー表示領域
180と、その上方の指示内容表示窓181とが画面内
に配置されている。
【0085】指示メニュー表示領域180には、複写動
作の終了、あるいは動作終了後の指示事項等について表
示する終了指示表示窓182が設けられている。また、
終了指示表示窓182の右側には、同じパラメータ設定
で続けて複写動作を行うための続けてコピーボタン18
3と、複写動作の終了を確認させるための確認ボタン1
84とが配置されている。
【0086】この処理終了画面18において、確認ボタ
ン184が押されると、複写動作がすべて終了され、各
設定項目に対して設定されているパラメータ値がクリア
される。そして、次の複写動作に対するパラメータの設
定を開始可能とするため、表示される画面が再び第1の
設定画面であるコピーの種類設定画面11に移行して、
操作者による入力待ちの状態となる。以上が、本実施例
におけるメニュー操作装置及び画像処理装置における基
本的なメニュー操作方法の操作手順である。
【0087】ここで、階層型メニュー表示領域において
表示されているメニュー項目ボタンの、設定メニュー選
択機能(設定画面移動機能)について説明する。
【0088】階層型メニューに含まれている5つの設定
メニューのそれぞれは、メニューの階層構造により、そ
の設定メニューよりも上位にある設定メニューでのパラ
メータの設定が終了していないと、メニュー操作を行う
ことができないようになっている。一方、操作済みでパ
ラメータが既設定の設定メニューについては、それより
も下位の設定メニューを操作している時点で、設定され
ているパラメータ値を変更または確認するなど、既設定
の設定メニューを再操作する必要を生じる場合がある。
【0089】これに対して、本実施例によるメニュー操
作装置及び画像処理装置では、パラメータが既設定であ
る設定メニューについて、階層型メニュー表示領域に一
覧表示されているメニュー項目ボタンを参照して、その
時点で表示されている設定中の設定画面から、既設定の
設定画面に直接に戻ることが可能とされている。
【0090】すなわち、階層型メニューでの最上位の設
定メニューに対応している設定画面11を除き、他の設
定画面12〜14においては、その設定画面で操作させ
る設定メニューよりも上位の設定メニュー(設定画面)
に対応するメニュー項目が、それぞれの階層型メニュー
表示領域内に既設定のメニュー項目ボタンとして表示さ
れている。これらの既設定のメニュー項目ボタンを、設
定メニュー及び設定画面を選択して戻るための設定メニ
ュー選択ボタンとして機能させることによって、上記し
たように再操作したい設定メニューに対応する設定画面
に直接戻ることが可能となる。
【0091】このように設定メニュー選択ボタンとして
機能させることが可能なメニュー項目ボタンとしては、
サイズ設定画面12(図5)においては、メニュー項目
ボタン1261が、倍率設定画面13(図6)において
は、メニュー項目ボタン1361、1362が、また、部
数設定画面14(図7)においては、メニュー項目ボタ
ン1461〜1463がある。
【0092】例えば、図7に示した状態の部数設定画面
14において、コピーの種類設定メニューに対応するメ
ニュー項目ボタン1461が押されると、選択された
「コピーの種類」設定メニュー以外で、パラメータが既
設定の「用紙サイズ」及び「倍率」設定メニューでのパ
ラメータ値が保持されたまま、表示される画面が種類設
定画面11へと戻る。
【0093】このときの戻った種類設定画面11の状態
を図11に示す。ここで、戻る前に操作中であった「部
数」設定メニューに対応するメニュー項目ボタン116
4は、パラメータが未設定のまま部数設定画面14から
種類設定画面11へと戻ったために、未設定のメニュー
項目ボタンとして表示されている。
【0094】また、メニュー項目ボタン1161は、
(再)設定中のメニュー項目ボタンとして、図4に示す
通常の種類設定画面11の場合における設定中のメニュ
ー項目ボタンと同様に、設定メニュー表示領域110に
タグ状に接続されて表示される。ここで、戻る前に設定
されていたパラメータ値「フルカラー」は、パラメータ
の再設定のためにクリアされて、パラメータ表示窓11
1が未設定の状態とされている。
【0095】また、図4においては、メニュー項目ボタ
ン1162〜1165は、いずれも設定中のメニュー項目
ボタン1161よりも下位でパラメータが未設定のメニ
ュー項目ボタンとして表示されている。これに対して、
図11においては、下位のメニュー項目ボタン1162
〜1165のうち、「用紙サイズ」メニュー項目ボタン
1162及び「倍率」メニュー項目ボタン1163は、戻
る前にパラメータが既設定となっていた設定メニューに
対応している。このため、これらのメニュー項目ボタン
1162、1163は既設定のメニュー項目ボタンとして
表示されるとともに、そのパラメータ表示窓1172
1173に、設定されているパラメータ値「A4」、
「100%」がそれぞれ表示される。
【0096】この種類設定画面11において、パラメー
タの変更前に設定されていたパラメータ値「フルカラ
ー」とは異なるパラメータ値「白黒」を選択するパラメ
ータ入力ボタン112bが押されると、この「白黒」が
種類設定メニューにおけるパラメータとして再設定され
る。そして、表示される画面が、この画面へと戻る前に
先に設定中であった部数設定画面14へと自動的に復帰
する。このとき、部数設定画面14は、図12に示すよ
うになり、「コピーの種類」メニュー項目ボタン146
1内のパラメータ表示窓1471に表示されるパラメータ
値が、「フルカラー」から「白黒」に変更される(図7
参照)。
【0097】なお、図11に示した種類設定画面11に
戻る前の部数設定画面14(図7)は、設定するパラメ
ータである部数の値が10部としてテンキー部143a
から入力され、部数表示窓143bに表示された状態に
ある。ただし、確認ボタン144が押されていないた
め、この入力された部数10部は、パラメータとして設
定(確定)されていない。
【0098】この状態で、上記したように上位で既設定
の種類設定画面11に戻り、パラメータの再設定を行っ
た場合、再設定終了後に先に設定中の部数設定画面14
に復帰したときに、確定されていない状態で入力済みだ
ったパラメータの部数値「10部」が保持されているこ
とが好ましい。図12においては、このパラメータ値が
保持されていることに対応して、復帰した部数設定画面
14の部数表示窓143bにおいて、入力されていた部
数の値「10部」が復帰した時点で表示されている。
【0099】また、各メニュー項目ボタンのうち、未設
定のメニュー項目ボタンについては、その設定メニュー
に対応する設定画面に移動するための設定メニュー選択
ボタンとしては機能せず、単にメニュー項目を表示する
表示部となっている。
【0100】上記した実施形態及び実施例によるメニュ
ー操作方法、メニュー操作装置、及び画像処理装置にお
いては、階層型メニューに含まれる各設定メニューに対
応する設定画面の構成について、設定メニューの設定項
目やパラメータ値の選択肢等を表示する設定メニュー表
示領域に加えて、階層型メニュー表示領域を設けてい
る。そして、この階層型メニュー表示領域内に、各階層
の設定メニュー(設定画面)にそれぞれ対応している複
数のメニュー項目ボタンを表示するとともに、それらの
メニュー項目ボタンを、設定メニューの階層構造で上位
にあるものほど画面上の上側に表示されるように、上下
方向に配列させて一覧表示している。
【0101】このとき、操作者は、複写動作の処理種類
及び動作条件を特定するパラメータの設定を行っている
階層型メニューについて、その階層数、すなわち含まれ
ている設定メニューの個数や、それらが操作される順番
など、メニューの階層構造についての情報を得ることが
できる。また、現設定画面で操作中の設定メニューに対
応するメニュー項目ボタンの一覧表示内での配置から、
その設定メニューが階層構造中でどこに位置しているか
の情報を得ることができる。
【0102】これによって、例えば既設定の設定メニュ
ーでのパラメータについて再設定を行いたい場合に、再
設定を行うための操作手順を一覧表示から把握すること
が可能となるなど、階層型メニューを用いたメニュー操
作方法及びメニュー操作装置における操作手順を簡単化
することができる。したがって、パラメータ設定のため
のメニュー操作の操作性が向上されるとともに、操作者
による設定ミスや操作ミスなどの発生についても、この
操作手順の簡単化によって抑制することが可能となる。
【0103】また、上記した実施例においては、各設定
メニューにおけるパラメータの設定について、既設定の
メニュー項目ボタンと、設定中のメニュー項目ボタン
と、未設定のメニュー項目ボタンとで、それぞれの表示
形式を異なるものとして、互いに区別可能に表示してい
る。これによって、各時点でのそれぞれの設定メニュー
の操作状況またはパラメータの設定状況についても、メ
ニュー項目ボタンの一覧表示から確認することができ
る。
【0104】また、既設定のメニュー項目ボタンについ
て、パラメータ表示部を設けて既設定のパラメータ値を
表示しておくことによって、下位の設定メニューの操作
中においても、上位の設定メニューで設定したパラメー
タ値を確認することが可能となる。このとき、既設定の
設定メニューの再操作のうち、パラメータの確認につい
ては、設定画面を戻す必要がなくなり、操作が簡単化さ
れる。
【0105】さらに、一覧表示されているメニュー項目
ボタンのうち、既設定のメニュー項目ボタンに対して、
そのメニュー項目ボタンに対応する設定画面及び設定メ
ニューに戻るための設定メニュー選択機能を付加してい
る。このとき、設定メニューの再操作を行いたい設定画
面に戻る場合に、階層型メニュー表示領域内の一覧表示
を参照しつつ戻るべき設定画面がどれであるかを確認し
た後、メニュー項目ボタンによって所望の設定画面に直
接に戻ることが可能となる。
【0106】これによって、パラメータの再設定時など
における操作手順が少なくなり、階層型メニューの操作
性がさらに向上される。なお、上記した実施例では、メ
ニュー項目を、一覧表示と設定メニュー選択の両方の機
能を有するものとして用いているが、メニュー項目は一
覧表示と設定メニューの確認のみに用いても良い。この
場合、メニュー項目の一覧表示から所望の設定画面がど
れであるかを確認した後、メニュー項目とは別に設けら
れた設定メニュー選択手段によってその設定画面(設定
メニュー)に戻る構成が可能である。また、戻るべき設
定画面に到達するまでに設定画面をいくつ戻ればいいか
の必要な階層数を一覧表示から確認した後、1画面前に
戻るボタンをその回数だけ押すなどの操作手順を用いて
も良い。
【0107】また、メニュー項目ボタンによって上位の
設定メニューに対応した設定画面に戻った後、再び設定
中だった設定メニューに自動的に復帰することによっ
て、再設定後に元の操作手順に容易に復帰可能としてい
る。また、このように元の設定画面に復帰したときに設
定中だったパラメータ値を保持しておくことによって、
パラメータの再入力を不要としている。これらによって
も、メニュー操作性がさらに向上される。
【0108】ただし、戻った設定画面での設定メニュー
の再操作終了後、自動的に設定画面を復帰させずに、操
作者が手動で設定画面を移動する構成としても良い。こ
の場合、再操作を行った設定メニューよりも下位で既設
定の設定メニューがあれば、その設定メニューに対応す
るメニュー項目ボタンを押して設定画面を移動するなど
の方法が可能である。
【0109】なお、5つの設定メニューのうち、(5)
その他の設定メニューについては、複写動作を実行する
ために必ずしもパラメータの設定が必要とはならない設
定メニュー(以下、オプション設定メニューという)で
ある。このため、この設定メニューは、最下位の設定メ
ニューとされるとともに、他の設定メニューに対する各
設定画面11〜14に相当する設定画面を持たず、この
設定メニューを操作しなくても、複写動作の実行を開始
することが可能とされている。
【0110】その他の設定メニューは、複数のオプショ
ン設定メニューを含んで構成されている。そして、それ
らのオプション設定メニューを操作してパラメータのオ
プション設定を必要に応じて行うため、図7に示すよう
に、部数設定画面14の設定メニュー表示領域140内
に、4個のオプション設定ボタン152a〜152dが
配置されている。本実施例においては、その他の設定メ
ニューにおいてパラメータのオプション設定が可能なオ
プション設定項目として、「中央合わせ」、「中消し
(本)」、「原稿の種類」、「濃度」の4つの設定項目
が設けられている。
【0111】これらのオプション設定項目は、上記した
オプション設定ボタン152a〜152dによってそれ
ぞれ選択することができる。オプション設定ボタン15
2a〜152dのいずれかが押されると、押されたオプ
ション設定ボタンに対応するオプション設定項目のパラ
メータを設定するためのオプション設定メニューが、オ
プション設定画面によって表示される。
【0112】図13は、本実施例におけるオプション設
定画面の一例として、「原稿の種類」オプション設定メ
ニューを操作させるための原稿の種類オプション設定画
面21の構成を示す図である。部数設定画面14におい
て、オプション設定項目「原稿の種類」を選択するオプ
ション設定ボタン152cが押されると、表示される画
面がオプション設定画面21へと移行する。このオプシ
ョン設定画面21には、オプション設定メニュー表示領
域210と、その上方に配置される指示内容表示窓21
1とが表示されている。
【0113】オプション設定メニュー表示領域210に
は、このオプション設定画面21において設定を行う原
稿の種類オプション設定メニューが表示され、パラメー
タを入力させるための4個のパラメータ入力ボタン21
2a〜212dが配置されている。また、その右下方
に、オプション設定を取り消すための設定取り消しボタ
ン213と、入力されたパラメータ値を確認して確定さ
せるための確認ボタン214とが表示されている。
【0114】図13においては、原稿の種類オプション
設定メニューの設定項目「原稿の種類」に対して、設定
可能なパラメータ値「文字/写真」、「文字」、「写
真」、「地図」のうち、「写真」を選択するパラメータ
入力ボタン212cが押された状態を示している。選択
されているパラメータ入力ボタンは、ボタンの色などの
表示形式を選択前とは異なるものとすること(図中では
斜線で図示している)で、選択されていることが示され
る。そして、この状態で確認ボタン214が押される
と、「原稿の種類」が「写真」に確定され、パラメータ
としてオプション設定されて、再び部数設定画面14へ
と復帰する。
【0115】このように、その他の設定メニューに含ま
れるオプション設定メニューにおいてパラメータの設定
が行われると、図14に示すように、部数設定画面14
内の設定メニュー表示領域140において、オプション
設定ボタン152cが選択された状態(斜線で図示)で
表示される。また、階層型メニュー表示領域145にお
いて、その他の設定メニューに対応する5番目のメニュ
ー項目ボタン1465が、既設定のメニュー項目ボタン
として表示されるとともに、そのパラメータ表示窓14
5に、原稿の種類オプション設定メニューにおいて設
定されたパラメータの値「写真」が表示される。
【0116】また、その後の処理開始画面16(図8)
においても、同様に、メニュー項目ボタン1665が既
設定のメニュー項目ボタンとして表示されるとともに、
パラメータ表示窓にオプション設定されたパラメータ値
「写真」が表示される。
【0117】図13に示したようなオプション設定画面
は、「原稿の種類」以外のオプション設定項目「中心合
わせ」、「中消し(本)」、「濃度」に対してもそれぞ
れ同様に作成される。そして、それらの設定項目を選択
するオプション設定ボタン152a、152b、152
dが押された場合には、それぞれのオプション設定メニ
ューに対応するオプション設定画面が表示されて、パラ
メータのオプション設定が行われる。
【0118】ここで、部数設定画面14のメニュー項目
ボタン1465に表示されるパラメータ表示窓147
5は、上記した4つのオプション設定項目に対応して4
つに区画されており、それぞれオプション設定が行われ
たパラメータ値が表示可能に構成されている。この構成
は、他の設定画面での5番目の「その他の設定」メニュ
ー項目ボタンについても、それぞれ同様である。
【0119】また、オプション設定画面21において、
オプション設定メニュー表示領域210の下部にある設
定取り消しボタン213を押した場合には、原稿の種類
のパラメータが設定されない状態で、図7に示す部数設
定画面14に復帰する。これは、他のオプション設定画
面についても同様である。また、各オプション設定画面
においては、設定画面11〜14にあるような階層型メ
ニュー表示領域は設けられていないが、必要があれば、
通常の設定画面と同様に階層型メニューをも表示する構
成としても良い。
【0120】さらに、設定画面11〜14で操作される
各設定メニューにおいても、設定メニュー表示領域に表
示されているパラメータ入力ボタンのうちのいくつか
は、パラメータを詳細に設定させるためのサブメニュー
を有している。このようなサブメニューを有するものと
しては、種類設定画面11(図4)の種類設定メニュー
においては、「単色カラー」入力ボタン112c(図1
5に示すサブメニュー表示部114c参照)、「写真焼
き増し」入力ボタン112d(図16に示すサブメニュ
ー表示部114d参照)、「写真コピー」入力ボタン1
12e、及び「ポスター」入力ボタン112fがある。
【0121】また、サイズ設定画面12(図5)のサイ
ズ設定メニューにおいては、「官製はがき」入力ボタン
122e、及び「厚紙」入力ボタン122f(図17に
示すサブメニュー表示部124f参照)がある。また、
倍率設定画面13(図6)の倍率設定メニューにおいて
は、「縮小」入力ボタン132b、「拡大」入力ボタン
132c(図18に示すサブメニュー表示部134c参
照)、及び「ズーム」入力ボタン132dがある。
【0122】各サブメニューは、いずれも各設定メニュ
ーでの必須の設定項目に対するパラメータを詳細に設定
させるためのものであり、必須ではないオプション設定
項目に関するオプション設定メニューとは異なる。その
ため、図15〜18の例に示すように、これらのサブメ
ニューは、いずれも設定画面11〜13での他の画面領
域における表示内容を保持しつつ、設定メニュー表示領
域110、120、130内の右側部分に、対応するパ
ラメータ入力ボタンと接続されて表示される。そして、
それぞれのサブメニュー表示部内にさらに表示されたパ
ラメータ入力ボタン等によって、詳細なパラメータ値の
入力が行われる。例えば、図17に示したサブメニュー
表示部124fでは、厚紙のサイズのパラメータ値とし
て「A4」入力ボタンが押されて選択されて、確認待ち
となっている状態が例として示されている。
【0123】本実施例のメニュー操作方法における上記
した操作手順以外の操作手順について、さらに説明して
おく。
【0124】まず、各設定項目のパラメータに対する既
設定値または初期値の選択について説明する。
【0125】あるパラメータ設定での複写動作を終了し
た後、操作者が設定されているパラメータの値である既
設定値をそのまま選択して、複写動作を続けて行いたい
場合がある。このような既設定値の選択に対して、上記
した実施例では、複写動作の終了後に表示される処理終
了画面18において、その指示メニュー表示領域180
内の右側に、続けてコピーボタン183を設けている
(図10参照)。
【0126】例えば、必須の設定項目である「コピーの
種類」、「用紙サイズ」、「倍率」、「部数」のパラメ
ータ値として、それぞれ「フルカラー」、「A4」、
「100%」、「10部」を設定して、複写動作を行
う。複写動作が終了すると、処理終了画面18が表示さ
れる。
【0127】このとき、処理終了画面18には、設定さ
れているパラメータの値をクリアする確認ボタン184
に加えて、設定されているパラメータの値を用いて次の
複写動作を続けて行うことを指示するための続けてコピ
ーボタン183が表示されている。続けてコピーボタン
183が押されて、既設定値による再度の複写動作が指
示されると、メニュー操作制御部40の設定制御部42
において、上記した各パラメータの既設定値がそのまま
保持されて、それぞれの設定項目に対するパラメータ値
として再び設定される。
【0128】そして、この既設定値が保持された状態
で、複数の設定画面のうちで最後の設定画面、すなわ
ち、処理開始画面16の1画面前となる部数設定画面1
4(図7)へと移行する。ここで、それぞれのパラメー
タ値について既設定値から変更する必要がなければ、確
認ボタン144が押されることによって処理開始画面1
6(図8)へと移行し、前回の複写動作と同じパラメー
タの既設定値による複写動作の再度の実行開始が可能な
状態となる。
【0129】また、既設定値以外にも、複写動作を行う
ための各設定項目のパラメータに対して、最も頻繁に使
用されるパラメータ値をあらかじめ初期値として与えて
おき、操作者がこの初期値による設定を選択可能にして
おく場合がある。このような初期値の選択に対して、上
記した実施例では、複数の設定画面のうちで最初の設定
画面、すなわち、コピーの種類設定メニューに対応した
最上位の種類設定画面11において、その設定メニュー
表示領域110内の右側に、初期設定ボタン113を設
けている(図4参照)。
【0130】例えば、必須の設定項目である「コピーの
種類」、「用紙サイズ」、「倍率」、「部数」のパラメ
ータ値として、それぞれ「フルカラー」、「A4」、
「100%」、「10部」を初期値として与えておく。
ただし、これらの初期値は、自動的には選択または表示
等はされない。
【0131】このとき、最初の設定画面である種類設定
画面11には、設定項目「コピーの種類」に対するパラ
メータ値を設定するパラメータ入力ボタン112a〜1
12fに加えて、あらかじめ与えられているパラメータ
の初期値を用いて複写動作を行うことを指示するための
初期設定ボタン113が表示されている。初期設定ボタ
ン113が押されて、初期値による複写動作が指示され
ると、メニュー操作制御部40の設定制御部42におい
て、上記した各パラメータの初期値がパラメータ値とし
て選択されて、それぞれの設定項目に対するパラメータ
値として設定される。
【0132】そして、この初期値が設定された状態で、
最初の設定画面である種類設定画面11から、直ちに、
パラメータの設定をすべて終了した後に表示される処理
開始画面16(図8)へと移行し、初期値による複写動
作の実行開始が可能な状態となる。
【0133】以上の既設定値または初期値の選択方法に
ついて、各画面の移行フローによるフローチャートによ
って示すと、図19のようになる。まず、複写動作のた
めのパラメータの設定が、最初の設定画面において開始
される(ステップS101)と、パラメータに対して初
期値を選択するかどうかの指示が行われる(S10
2)。
【0134】最初の設定画面において、パラメータ入力
ボタンが押されれば、初期値は選択されずに、続く設定
画面について順次操作が行われて、最後の設定画面にい
たる(S103)。最後の設定画面でのパラメータ設定
が終了したら、処理開始画面に移行して(S105)、
複写動作が開始可能な状態となる。一方、最初の設定画
面において、初期設定ボタンが押されれば、初期値が選
択されてパラメータとして設定される(S104)とと
もに、直ちに処理開始画面に移行する(S105)。
【0135】処理開始画面において、コピー開始ボタン
が押されると、複写動作が開始されるととともに処理実
行画面が表示され(S106)、続いて、複写動作が終
了して処理終了画面が表示される(S107)。
【0136】次に、パラメータに対して既設定値を選択
して再度複写動作を行うかどうかの指示が行われる(S
108)。
【0137】処理終了画面において、終了の確認ボタン
が押されれば、既設定値は選択されずに、設定されてい
るパラメータの値がクリアされる(S109)。そし
て、複写動作が終了されて次の複写動作へのパラメータ
設定待ちの状態となる。一方、処理終了画面において、
続けてコピーボタンが押されれば、既設定値が選択され
てパラメータとして保持される(S110)とともに、
最後の設定画面に移行する(S103)。
【0138】このように、既設定値または初期値の選択
を行うことによって、階層型メニューの各設定メニュー
を操作しなくても、既設定値または初期値を各パラメー
タに設定することが可能となり、その操作手順が簡単化
される。また、既設定値を選択した場合には、処理開始
画面に直接戻らずに、最後の設定画面に戻ることとして
いる。このとき、既設定のパラメータの値を確認する機
会が操作者に与えられるので、誤った設定値による操作
ミスなどが抑制される。一方、初期値を選択した場合に
は、処理開始画面に移行することとしている。このと
き、操作者は、直ちに処理動作の開始を指示することが
できるので、操作手順を極力減らすことが可能となる。
【0139】なお、上記のように既設定値または初期値
を選択した場合でも、部数設定画面14または処理開始
画面16で既設定の各メニュー項目ボタンを押せば、対
応する設定画面に戻って既設定値または初期値のうちの
一部を変更することが可能である。
【0140】次に、処理実行画面におけるコピーの種類
の表示について説明する。
【0141】本実施例での処理実行画面17において
は、上述したように、その指示メニュー表示領域170
内に処理種類表示窓172が設けられている(図9参
照)。この処理種類表示窓172は、複数種類の画像形
成のうちで選択されたものの種類を表す処理種類識別画
像を表示するものであり、複写動作の実行中に、種類設
定画面11の種類設定メニューによって設定されたコピ
ーの種類(処理種類)に対応したアニメーションが表示
される。図9においては、実行中の複写動作でのコピー
の種類がフルカラー処理であることに対応して、4色の
インクが用紙に供給されるアニメーションをフルカラー
画像で表示している。
【0142】このような処理種類識別画像を表示する処
理種類表示窓172を処理実行画面17に設けることに
よって、その複写動作において選択され実行されている
コピーの種類を、操作者が容易に目視して確認可能とな
る。例えば、表示されているアニメーションによって設
定したコピーの種類が誤りであることを確認した場合に
は、操作者は直ちに、同じ処理実行画面17に表示され
ているコピー中止ボタン174を押して、複写動作を強
制的に中止させることができる。
【0143】なお、設定されたコピーの種類が、白黒処
理であれば、図20に示すように、ブラックのみの1色
のインクが用紙に供給される白黒画像のアニメーション
が、処理種類表示窓172に表示される。また、単色カ
ラー処理であれば、対応する単色カラーのインクが用紙
に供給される単色カラー画像のアニメーションが、処理
種類表示窓172に表示される。
【0144】本発明によるメニュー操作方法、メニュー
操作装置、及び画像処理装置は、上記した実施形態及び
実施例に限られるものではなく、様々な変形が可能であ
る。設定メニューを操作させるための設定画面などの表
示画面については、上記した実施例の構成に限られず、
様々な構成を用いることができる。
【0145】例えば、階層型メニュー表示領域について
は、上記した例ではいずれも画面の左側に設けている
が、これ以外の位置に設けても良い。また、メニュー項
目による階層構造の表示形式についても、メニュー項目
に番号を付したり、メニュー項目を矢印で結ぶなど、様
々な表示方法が可能である。また、パラメータが既設
定、設定中、及び未設定のメニュー項目の表示方法につ
いては、すべて同一の表示方法としても良い。あるい
は、メニュー項目を文字データによって表示せず、各設
定項目を特定可能なアイコン画像などを用いても良い。
【0146】また、階層型メニューの階層構造として
は、各階層でそれぞれ1つずつの設定メニューがあるも
のや、または、枝分かれしていくツリー構造のものな
ど、様々な階層構造を適用可能である。また、階層型メ
ニュー表示領域には、階層型メニューの全操作フローを
表示しても良いし、各時点で必要な一部のフローを表示
しても良い。
【0147】また、各設定メニューの操作手順について
も、様々な変形が可能である。例えば、上記した複写機
の実施例での5つの設定メニューの設定項目のうち、3
番目の「倍率」については、等倍となる100%が用い
られるのが通常である。これに対して、この倍率設定メ
ニューのみパラメータの初期値として100%を設定し
ておき、用紙サイズ設定画面での用紙サイズの設定が終
了した後、倍率については初期値100%を自動設定し
て、直ちに部数設定画面に移行するようにしても良い。
ただし、このように構成した場合でも、「倍率」メニュ
ー項目ボタンを押して倍率設定画面に戻れば、倍率を1
00%以外の値に設定することが可能である。
【0148】また、「コピーの種類」において、パラメ
ータ値「写真焼き増し」を選択したときなどには、用紙
サイズ及び倍率が既定値に固定される必要がある。この
ような場合、用紙サイズ及び倍率については写真焼き増
しに対する既定値を自動設定するとともに、変更できな
いようにすることが好ましい。また、このように変更不
可能なパラメータについては、メニュー項目ボタン内の
パラメータ表示窓において、通常とは異なる表示形式で
パラメータ値を表示することによって、変更できないこ
とを操作者に示しておくことが可能である。
【0149】
【発明の効果】本発明によるメニュー操作方法及びメニ
ュー操作装置は、以上詳細に説明したように、次のよう
な効果を得る。すなわち、階層型メニューに含まれる各
階層の設定メニューに対応する設定画面の構成につい
て、設定メニューを表示する設定メニュー表示領域に加
えて、階層型メニュー表示領域を設ける。そして、この
階層型メニュー表示領域内に、複数階層の設定メニュー
にそれぞれ対応している複数のメニュー項目を表示する
とともに、それらのメニュー項目を設定メニューの階層
構造にしたがって一覧表示する。
【0150】このとき、操作者は、階層型メニューの階
層数、含まれている設定メニューの個数や、それらが操
作される順番など、メニューの階層構造についての情報
を得ることができる。また、その設定画面で操作中の設
定メニューが、階層構造中でどこに位置しているかの情
報を得ることができる。これによって、階層型メニュー
を用いたメニュー操作方法及びメニュー操作装置におけ
る操作手順を簡単化することができる。したがって、パ
ラメータ設定のためのメニュー操作の操作性が向上され
るとともに、操作者による設定ミスや操作ミスなどの発
生についても、この操作手順の簡単化によって抑制する
ことが可能となる。
【0151】このようなメニュー操作方法及びメニュー
操作装置は、例えば複写機などの画像処理装置に適用す
ることができる。また、画像処理装置以外にも、銀行等
のATM(Automatic Teller Machine)、交通機関の券
売機、その他各種の情報端末など様々な処理装置におい
て、同様に適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】メニュー操作装置の一実施形態の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示したメニュー操作装置に用いられるハ
ードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図3】メニュー操作装置が適用される画像処理装置の
一実施例である複写機の基本構成を示す構成図である。
【図4】第1の設定画面であるコピーの種類設定画面の
一例の構成を示す図である。
【図5】第2の設定画面である用紙サイズ設定画面の一
例の構成を示す図である。
【図6】第3の設定画面である倍率設定画面の一例の構
成を示す図である。
【図7】第4の設定画面である部数設定画面の一例の構
成を示す図である。
【図8】処理開始画面の一例の構成を示す図である。
【図9】処理実行画面の一例の構成を示す図である。
【図10】処理終了画面の一例の構成を示す図である。
【図11】第1の設定画面であるコピーの種類設定画面
の他の例の構成を示す図である。
【図12】第4の設定画面である部数設定画面の他の例
の構成を示す図である。
【図13】原稿の種類オプション設定画面の一例の構成
を示す図である。
【図14】第4の設定画面である部数設定画面の他の例
の構成を示す図である。
【図15】第1の設定画面であるコピーの種類設定画面
の他の例の構成を示す図である。
【図16】第1の設定画面であるコピーの種類設定画面
の他の例の構成を示す図である。
【図17】第2の設定画面である用紙サイズ設定画面の
他の例の構成を示す図である。
【図18】第3の設定画面である倍率設定画面の他の例
の構成を示す図である。
【図19】既設定値または初期値の選択方法について示
すフローチャートである。
【図20】処理実行画面の他の例の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…表示装置、10…表示面、11…コピーの種類設定
画面、12…用紙サイズ設定画面、13…倍率設定画
面、14…部数設定画面、16…処理開始画面、17…
処理実行画面、18…処理終了画面、21…原稿の種類
オプション設定画面、110…設定メニュー表示領域、
111…指示内容表示窓、112…パラメータ入力ボタ
ン、113…初期設定ボタン、115…階層型メニュー
表示領域、116…メニュー項目ボタン、117…パラ
メータ表示窓、119…設定やり直しボタン、144…
確認ボタン、164…コピー開始ボタン、172…処理
種類表示窓、174…コピー中止ボタン、183…続け
てコピーボタン、184…確認ボタン、3…入力装置、
3a…タッチパネル、4…CPU、4a…ROM、4b
…RAM、4c…外部記憶装置、40…メニュー操作制
御部、41…表示制御部、42…設定制御部、43…処
理動作指示部、46…メニューデータ格納部、47…パ
ラメータデータ格納部、CM…複写機、50…画像読取
部、52…本体、60…画像形成部、62…給紙部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月22日(2000.9.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 操作方法、操作装置、及び画像処理装
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逐次設定型の操作
方法、操作装置、及びそれを用いた画像処理装置に関す
るものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、複数の項目を逐次設定する際の操作性が向
上される操作方法、操作装置、及びそれを用いた画像処
理装置を提供することを目的とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は以下のものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】請求項1にかかる発明は、複数の項目に関
する設定を、予め決められた順に逐次行う操作方法であ
って、前記複数の項目に対してそれぞれ設けられた複数
の設定画面を逐次表示すると共に、前記複数の設定画面
のうち1つの設定画面が表示されている際に、前記複数
の項目を表示することを特徴とする操作方法である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】請求項2にかかる発明は、既設定の項目
と、設定中の項目と、未設定の項目とを区別可能に表示
することを特徴とする請求項1記載の操作方法である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】請求項3にかかる発明は、既設定の項目に
対し、設定されている値を表示することを特徴とする請
求項1記載の操作方法である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項4にかかる発明は、前記複数の設定
画面のうち1つの設定画面が表示されている際に、既設
定の項目に関する設定画面を表示させる操作を行うこと
が可能であることを特徴とする請求項1記載の操作方法
である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】請求項5にかかる発明は、既設定の項目に
関する設定画面を表示し、該項目に関する設定をした
後、既設定の項目に関する設定画面を表示する以前に表
示されていた設定画面に自動復帰することを特徴とする
請求項4記載の操作方法である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】請求項6にかかる発明は、以前に表示され
ていた設定画面に復帰するときに、先に設定されていた
状態を保持することを特徴とする請求項5記載の操作方
法である。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】請求項7にかかる発明は、複数の項目に関
する設定を、予め決められた順に逐次行う操作装置であ
って、前記複数の項目の各々に対して設けられた複数の
設定画面を記憶する記憶手段と、前記複数の設定画面の
うち1つの設定画面が表示されている際に、前記複数の
項目を表示する制御手段と、を有することを特徴とする
操作装置である。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】請求項8にかかる発明は、既設定の項目
と、設定中の項目と、未設定の項目とを区別可能に表示
することを特徴とする請求項7記載の操作装置である。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】請求項9にかかる発明は、既設定の項目に
対し、設定されている値を表示することを特徴とする請
求項7記載の操作装置である。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】請求項10にかかる発明は、前記複数の設
定画面のうち1つの設定画面が表示されている際に、既
設定の項目に関する設定画面を表示させる操作を行うこ
とが可能であることを特徴とする請求項7記載の操作装
置である。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】請求項11にかかる発明は、既設定の項目
に関する設定画面を表示し、該項目に関する設定をした
後、既設定の項目に関する設定画面を表示する以前に表
示されていた設定画面に自動復帰することを特徴とする
請求項7記載の操作装置である。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】請求項12にかかる発明は、以前に表示さ
れていた設定画面に復帰するときに、先に設定されてい
た状態を保持することを特徴とする請求項11記載の操
作装置である。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】請求項13にかかる発明は、複数の項目に
関する設定を、予め決められた順に逐次行う操作装置を
有する画像処理装置であって、前記複数の項目の各々に
対して設けられた複数の設定画面を記憶する記憶手段
と、前記複数の設定画面のうち1つの設定画面が表示さ
れている際に、前記複数の項目を表示する制御手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置である。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】尚、本発明にかかる操作方法及び操作装置
は、複写機などの画像処理装置に適用できる以外にも、
銀行等のATM(Automatic Teller Machine)、交通機
関の券売機、その他各種の情報端末など様々な処理装置
において、同様に適用することが可能である。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】削除
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】削除
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】削除
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0149
【補正方法】変更
【補正内容】
【0149】
【発明の効果】請求項1に記載の操作方法、請求項7に
記載の操作装置、請求項13に記載の画像処理装置にお
いては、複数の項目に関する設定を、予め決められた順
に逐次行うものにおいて、複数の設定画面のうち1つの
設定画面が表示されている際に、複数の項目を表示する
ので、操作者は、表示されている設定画面が逐次設定を
行う複数の項目のうちどの位置にあるかの情報を得るこ
とができ、操作性が向上できる。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0150
【補正方法】変更
【補正内容】
【0150】請求項2に記載の操作方法、請求項8に記
載の操作装置においては、既設定の項目と、設定中の項
目と、未設定の項目とを区別可能に表示するので、既設
定の項目と、設定中の項目と、未設定の項目との区別が
可能となる。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0151
【補正方法】変更
【補正内容】
【0151】請求項3に記載の操作方法、請求項9に記
載の操作装置においては、既設定の項目に対し、設定さ
れている値を表示するので、設定されている値を容易に
確認できる。請求項4に記載の操作方法、請求項10に
記載の操作装置においては、複数の設定画面のうち1つ
の設定画面が表示されている際に、既設定の項目に関す
る設定画面を表示させる操作を行うことが可能であるの
で、既設定の項目に対する再設定が可能となる。請求項
5に記載の操作方法、請求項11に記載の操作装置にお
いては、既設定の項目に関する設定画面を表示し、該項
目に関する設定をした後、既設定の項目に関する設定画
面を表示する以前に表示されていた設定画面に自動復帰
するので、簡単に以前に表示されていた設定画面に復帰
することができる。請求項6に記載の操作方法、請求項
12に記載の操作装置においては、以前に表示されてい
た設定画面に復帰するときに、先に設定されていた状態
を保持するので、操作の簡単化を図ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP04 CQ03 CQ14 CQ34 CQ43 CQ47 2H027 GA52 GA53 GA54 GA56 5C062 AA05 AB17 AB20 AB22 AB23 AB32 5E501 AA06 AA07 AA09 AA13 AC15 BA03 BA05 BA06 CA03 CA04 CB02 CB05 CB09 EA10 EB05 FA23 FA43 FA46 FB28 9A001 DD13 HZ23 JJ35 KK54

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の設定メニューから階層構造を有し
    て構成された階層型メニューを用い、それぞれの前記設
    定メニューを前記階層構造にしたがって順次操作させ
    て、所定の処理動作を行うためのパラメータを逐次設定
    するメニュー操作方法であって、 前記パラメータを設定する前記設定メニューを操作させ
    る設定画面、またはそれ以外の表示画面を逐次作成し
    て、表示手段に表示する表示ステップと、 表示された前記設定画面を参照して前記設定メニューを
    操作させ、前記パラメータの値を入力手段から入力させ
    て前記パラメータの設定を行う設定ステップと、を備え
    るとともに、 前記設定画面は、前記表示ステップにおいて、 設定中の前記設定メニューを表示する設定メニュー表示
    領域と、 設定中の前記設定メニューを含む複数の階層の前記設定
    メニューにそれぞれ対応する複数のメニュー項目を、前
    記階層構造にしたがって一覧表示する階層型メニュー表
    示領域と、 を有する構成に作成されることを特徴とするメニュー操
    作方法。
  2. 【請求項2】 前記階層型メニュー表示領域において、 既設定の前記設定メニューに対応する前記メニュー項目
    と、設定中の前記設定メニューに対応する前記メニュー
    項目と、未設定の前記設定メニューに対応する前記メニ
    ュー項目とを互いに区別可能に表示することを特徴とす
    る請求項1記載のメニュー操作方法。
  3. 【請求項3】 前記階層型メニュー表示領域において、 既設定の前記設定メニューに対応する前記メニュー項目
    に対してパラメータ表示部を設けて、設定されている前
    記パラメータの値を表示することを特徴とする請求項1
    記載のメニュー操作方法。
  4. 【請求項4】 設定中の前記設定メニューを操作させる
    前記設定画面から、前記メニュー項目を参照して、既設
    定の前記設定メニューを操作させる前記設定画面に直接
    戻ることが可能とされていることを特徴とする請求項1
    記載のメニュー操作方法。
  5. 【請求項5】 既設定の前記設定メニューを操作させる
    前記設定画面に戻った後、その前記設定メニューの再操
    作を終了したときに、先に設定中の前記設定画面へと自
    動的に復帰することを特徴とする請求項4記載のメニュ
    ー操作方法。
  6. 【請求項6】 先に設定中の前記設定画面へと自動的に
    復帰するときに、先に入力されていた前記パラメータの
    値が保持された状態で復帰することを特徴とする請求項
    5記載のメニュー操作方法。
  7. 【請求項7】 複数の設定メニューから階層構造を有し
    て構成された階層型メニューを用い、それぞれの前記設
    定メニューを前記階層構造にしたがって順次操作させ
    て、所定の処理動作を行うためのパラメータを逐次設定
    するメニュー操作装置であって、 前記パラメータを設定する前記設定メニューを操作させ
    る設定画面、またはそれ以外の表示画面を表示する表示
    手段と、 表示された前記設定画面を参照して前記設定メニューを
    操作させて、前記パラメータの値を入力させる入力手段
    と、 前記設定画面、またはそれ以外の前記表示画面を逐次作
    成して前記表示手段に表示する表示制御部、及び前記入
    力手段から入力された前記パラメータの値に基づいて前
    記パラメータの設定を行う設定制御部を有する制御手段
    と、を備えるとともに、 前記設定画面は、前記表示制御部において、 設定中の前記設定メニューを表示する設定メニュー表示
    領域と、 設定中の前記設定メニューを含む複数の階層の前記設定
    メニューにそれぞれ対応する複数のメニュー項目を、前
    記階層構造にしたがって一覧表示する階層型メニュー表
    示領域と、 を有する構成に作成されることを特徴とするメニュー操
    作装置。
  8. 【請求項8】 前記階層型メニュー表示領域において、 既設定の前記設定メニューに対応する前記メニュー項目
    と、設定中の前記設定メニューに対応する前記メニュー
    項目と、未設定の前記設定メニューに対応する前記メニ
    ュー項目とを互いに区別可能に表示することを特徴とす
    る請求項7記載のメニュー操作装置。
  9. 【請求項9】 前記階層型メニュー表示領域において、 既設定の前記設定メニューに対応する前記メニュー項目
    に対してパラメータ表示部を設けて、設定されている前
    記パラメータの値を表示することを特徴とする請求項7
    記載のメニュー操作装置。
  10. 【請求項10】 設定中の前記設定メニューを操作させ
    る前記設定画面から、前記メニュー項目を参照して、既
    設定の前記設定メニューを操作させる前記設定画面に直
    接戻ることが可能とされていることを特徴とする請求項
    7記載のメニュー操作装置。
  11. 【請求項11】 既設定の前記設定メニューを操作させ
    る前記設定画面に戻った後、その前記設定メニューの再
    操作を終了したときに、先に設定中の前記設定画面へと
    自動的に復帰することを特徴とする請求項10記載のメ
    ニュー操作装置。
  12. 【請求項12】 先に設定中の前記設定画面へと自動的
    に復帰するときに、先に入力されていた前記パラメータ
    の値が保持された状態で復帰することを特徴とする請求
    項11記載のメニュー操作装置。
  13. 【請求項13】 用紙供給手段から用紙を送り出す給紙
    手段と、 画像読取手段からの画像データ、または外部装置からの
    画像データに基づいて、前記給紙手段から送られてきた
    用紙に画像形成を行う画像形成手段と、 所定の処理動作として前記画像形成を行うためのパラメ
    ータを逐次設定する請求項7記載のメニュー操作装置
    と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
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