JP2001272281A - 温度特性切替回路 - Google Patents

温度特性切替回路

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JP2001272281A
JP2001272281A JP2000085539A JP2000085539A JP2001272281A JP 2001272281 A JP2001272281 A JP 2001272281A JP 2000085539 A JP2000085539 A JP 2000085539A JP 2000085539 A JP2000085539 A JP 2000085539A JP 2001272281 A JP2001272281 A JP 2001272281A
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JP
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transistor
temperature characteristic
base
circuit
voltage
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JP2000085539A
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Inventor
Kasumi Kimura
佳寿美 木村
Ikuo Osawa
郁郎 大澤
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の集積回路内部の出力の温度特性を変える
ことができなかったので、使用する周辺回路で必要な温
度特性に合せ込む必要があり、前記周辺回路の設計自由
度が束縛された。 【解決手段】本発明の温度特性切替回路は第1の温度特
性を有する第1温度特性回路と、第2の温度特性を有す
る第2温度特性回路とを同一集積回路に組込み、使用す
る周辺回路に応じて切替回路にて切替えることである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度特性を切替え
ることができるようにした温度特性切替回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の温度特性集積回路においては、出
力の温度特性を変えることができなかった。そのため使
用する周辺回路等によって必要な温度特性に合せ込んだ
り、あるいは温度特性集積回路内部の出力の温度特性を
変える必要があった。
【0003】図2は従来の第1の温度特性集積回路図1
である。3は第1トランジスタでベースは抵抗R1を介
して電源電圧Vccが供給されベース電圧Vr(前段の
出力電圧)が加えられ、前記ベース電圧Vrの大きさを
選定することにより出力端子5に必要とする出力電圧V
oが得られる。4は前記出力端子5に接続された第2ト
ランジスタで、エミッタは抵抗R3を介してアースされ
ている。
【0004】6は第3トランジスタで、ベースに抵抗R
4、R5とダイオードD1、D2、D3、D4、D5、
D6が接続されている。7、8は第4、第5トランジス
タで第4トランジスタ7のベースは第5トランジスタ8
のコレクタに接続され、第5トランジスタ8のベースは
第4トランジスタ7のエミッタに接続されている。
【0005】前記第4、第5トランジスタ7、8のエミ
ッタは抵抗R6、R7を介してアースされると共に前記
接続された第4トランジスタ7のベースと第5トランジ
スタ6のコレクタは抵抗R8を介して第3トランジスタ
6のエミッタに接続され、又前記接続された第4トラン
ジスタ7のエミッタと第5トランジスタ8のベースは第
2トランジスタ4のベースに接続されている。
【0006】図2の温度特性集積回路の温度特性を計算
する。ここで電源電圧Vccを8V抵抗R2を7.9K
Ω、抵抗R3を7.9KΩ、抵抗R4を30KΩ、抵抗
R5を5KΩ、抵抗R6を10KΩ、抵抗R7を5K
Ω、抵抗R8を2.08KΩ、ダイオードD1、D2、
D3、D4、D5、D6のアノード・カソード間及び各
トランジスタのベースエミッタ間電圧をVBEとする
と、第3トランジスタ6のベース電流Iaは Ia=(8−6VBE)/35 (1) したがって第3トランジスタ6のベース電圧Vaは Va=5×Ia+4×VBE (2) (2)式に(1)式のIaを代入しすると Va=(8−6VBE)/7+4×VBE Va =8/7+(22/7)×VBE (3) となる。
【0007】次に第3トランジスタ6及び第4トランジ
スタ7のコレクタ・エミッタに流れる電流Ibは Ib=(Va−3VBE)/(2.08+5) (4) (4)式のVaに(3)式を代入し整理するとIb=
(8/7+(VBE/7)/7.08 Ib=(8+VBE)/49.56 (5) 第5トランジスタ8のベース電圧Vbは Vb=5×Ib+VBE (6) (6)式に(5)式のIbを代入し整理すると Vb=(40+54.56×VBE)/49.56(7) ここで54.56を四捨五入して55とし、49.56
を四捨五入して50とすると、 Vb≒ 4/5+(11/10)×VBE (8) となる。
【0008】又第1トランジスタ3及び第2トランジス
タ4のコレクタ・エミッタに流れる電流Icは Ic=(Vb−VBE)/7.9 (9) 出力端子3の出力電圧Voは抵抗R1によって決められ
る第1トランジスタ3のベース電圧をVrとすると、 Vo=Vr−VBE−(7.9×Ic) (10) (10)式に(9)式を代入して整理すると Vo=Vr−VBE−7.9×{(Vb−VBE)/7.9} Vo=Vr−Vb (11) (11)式に(7)式を代入すると Vo=Vr−5×Ib−VBE (12) 第2トランジスタ4のベース・エミッタ間電圧Vb(1
2)式に(5)式のIbを代入すると Vo=Vr−5×{(8+VBE)/49.56}−V
BE これを整理すると Vo=Vr−(40+5VBE+49.56×VBE)/49.56 =Vr−(40+54.56×VBE)/49.56 ここで54.56を四捨五入して55とし、49.56
を四捨五入して50とすると、 Vo≒Vr−4/5−(11/10)×VBE (13) ここで、ある温度でのVBE=0.75と仮定すると Vo≒Vr−1.65 (14) となり、上述の集積回路において出力電圧の温度特性は
第1トランジスタ3のベース電圧Vr及び各トランジス
タのベース・エミッタ間電圧VBEに依存する。
【0009】図3は第2の温度特性回路2で、第2トラ
ンジスタ4のベース・エミッタ間電圧Vbの温度特性を
ゼロとしたものである。ここで抵抗R10を63.75
KΩ、抵抗R11を16.25KΩとすると、第1トラ
ンジスタ3及び第2トランジスタ4のコレクタ・エミッ
タに流れる電流Icは Ic=(Vb−VBE)/7.9 (15) 出力端子5の出力電圧Voは Vo=Vr−VBE−7.9×Ic (16) (15)式に(14)式を代入すると Vo=Vr−VBE−7.9×{(Vb−VBE)/7.9 } Vo=Vr−Vb+VBE=Vr−Vb (17) となる。
【0010】実際に計算すると第2トランジスタ4のベ
ース電流Ib=100mA ベース・エミッタ間電圧Vb=1.625V 出力電圧Vo=Vr−Vb=Vr−1.625V となり、出力電圧Voの温度特性は抵抗R1の大きさに
よって決められる第1トランジスタ3のベース電圧をV
rの温度特性のみとなる。
【0011】
【発明が解決するための課題】従来は集積回路内部の出
力の温度特性を変えることができなかったので、使用す
る周辺回路で必要な温度特性に合せ込む必要があったの
で、前記周辺回路の設計自由度が束縛された。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の温度特性切替回
路は第1の温度特性を有する第1温度特性回路と、第2
の温度特性を有する第2温度特性回路とを同一集積回路
に組込み、切替回路にて使用する周辺回路に応じて切替
えることである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面に従って
説明する。尚、従来の温度特性切替回路図である図2及
び図3と同じ構成部分は同一符号を付す。
【0014】図1において、1は第1温度特性回路、2
は第2温度特性回路で、前記第1及び第2温度回路1,
2は同一集積回路に組込まれている。10は切替回路
で、11は切替信号Sが加えられる切替端子、12、1
3は切替信号Sによってオンオフされる第6、第7トラ
ンジスタ、14、15は前記第6、第7トランジスタ1
2,13にてオンオフされる第8、第9トランジスタ、
16はベースが前記第4トランジスタ8のベースに接続
された第10トランジスタで、エミッタは第8トランジ
スタ14のベースに接続されている。17はベースが抵
抗R10と抵抗R11の接続点に接続された第11トラ
ンジスタで、エミッタは第9トランジスタ15のベース
に接続されている。
【0015】次に動作を説明する。切替端子11に加え
られる切替信号がハイレベルのとき、第6トランジスタ
12がオンし、第7トランジスタ13がオフするので、
第8トランジスタ14がオンし、第9トランジスタ15
がオフする。従って第1温度特性回路1の第5トランジ
スタ8のベース電圧Vbが第10トランジスタ16のベ
ースに加えられ、さらに第8トランジスタ14を介して
第2トランジスタ4のベースに加えられ第2トランジス
タ4のベース電位を制御する。
【0016】このためこのときの出力端子の電流温度特
性は第1温度特性回路1の温度特性による。この温度特
性に合うように使用する周辺回路の温度特性を設計すれ
ばよい。しかし使用する周辺回路によって前記周辺回路
の温度特性を前記出力電圧Voの温度特性に合わせるこ
とが難しいことがある。
【0017】然る場合は、切替端子11に加えられる切
替信号をローレベルにする。それにより第6トランジス
タ12がオフし、第7トランジスタ13がオンするの
で、第8トランジスタ14がオフし、第9トランジスタ
15がオンする。従って第2温度特性回路2の抵抗R1
0と抵抗R6の電圧がベースに加えられ、さらに第10
トランジスタ15を介して第2トランジスタ4のベース
に加えられる。
【0018】従ってこのときの出力端子の電流温度特性
は第2温度特性回路の温度特性2によるので、この温度
特性に合うように使用する周辺回路の温度特性を設計す
ればよい
【0019】
【発明の効果】本発明の温度特性切替回路は第1の温度
特性を有する第1温度特性回路と、第2の温度特性を有
する第2温度特性回路とを同一集積回路に組込み、使用
する周辺回路に応じて前記第1温度特性回路と第2温度
特性回路とを切替回路で切替えるので、出力電流の温度
特性が変えられ、周辺回路の温度特性の合わせ込みが簡
単となり、セット側の設計の自由度があがる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温度特性切替回路の回路図である。
【図2】従来の温度特性回路の回路図である。
【図3】従来の他の温度特性回路の回路図である。
【符号の説明】
1 第1温度特性回路 2 第2温度特性回路 3 第1トランジスタ 4 第2トランジスタ 5 出力端子 6 第3トランジスタ 7 第4トランジスタ 8 第5トランジスタ 10 切替回路 11 切替端子 12 第6トランジスタ 13 第7トランジスタ 14 第8トランジスタ 15 第9トランジスタ 16 第10トランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力電圧を取出す出力端子と、前記出力端
    子と電源間にエミッタ・コレクタ路が負荷抵抗を介して
    接続されベースに出力電圧に応じたベース電圧が加えら
    れる第1トランジスタと、エミッタ・コレクタ路が前記
    出力端子とアース間に抵抗を介して接続された第2トラ
    ンジスタと、該第2トランジスタのベース電位を制御す
    る第1の温度特性を有する第1温度特性回路と第2の温
    度特性を有する第2温度特性回路とを同一集積回路に組
    込み、切替回路にて使用する周辺回路に応じて切替える
    ことを特徴とする温度特性切替回路。
  2. 【請求項2】前記第1温度特性回路は複数のトランジス
    タとダイオード及び抵抗を有し温度特性が第1トランジ
    スタのベース電圧と複数のトランジスタのベース・エミ
    ッタ間電圧に依存し、第2温度特性回路は抵抗よりなり
    温度特性が第1トランジスタのベース電圧と第2トラン
    ジスタに加わるベース電圧に依存することを特徴とする
    請求項1に記載の温度特性切替回路。
  3. 【請求項3】前記第1温度特性回路はベースに抵抗と複
    数のダイオードが接続された第3トランジスタと、ベー
    スに第3トランジスタのエミッタ電圧が加えられる第4
    トランジスタと、コレクタが第4トランジスタのベース
    に接続されベースが第4トランジスタのエミッタに接続
    された第5トランジスタとよりなり、第4トランジスタ
    のエミッタより第5トランジスタのベースに加えられる
    ベース電圧を切替回路にて切替え第2トランジスタのベ
    ースに供給し、第2温度特性回路は複数の抵抗よりなり
    複数の抵抗の接続点の電圧を切替回路にて第2トランジ
    スタのベースに供給することを特徴とする請求項2に記
    載の温度特性切替回路。
  4. 【請求項4】前記切替回路は切替端子に加えられる切替
    電圧でオンオフする第6、第7トランジスタと、第6、
    第7トランジスタにてオンオフされ前記第1温度特性回
    路の第5トランジスタのベースに加えられるベース電圧
    を第2トランジスタのベースに供給する第8トランジス
    タと、第6、第7トランジスタにてオンオフされ第2温
    度特性回路の抵抗の接続点における電圧を第2トランジ
    スタのベースに供給する第9トランジスタよりなること
    を特徴とする請求項3に記載の温度特性切替回路。
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