JP2001271018A - 油性ボールペンインク - Google Patents

油性ボールペンインク

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JP2001271018A
JP2001271018A JP2000087317A JP2000087317A JP2001271018A JP 2001271018 A JP2001271018 A JP 2001271018A JP 2000087317 A JP2000087317 A JP 2000087317A JP 2000087317 A JP2000087317 A JP 2000087317A JP 2001271018 A JP2001271018 A JP 2001271018A
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JP
Japan
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oil
ink
organic pigment
pigment particles
ballpoint pen
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Application number
JP2000087317A
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English (en)
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Masaaki Morita
昌明 森田
Susumu Suzuki
進 鈴木
Toshiaki Takayanagi
利明 高▲柳▼
Kyoko Kobayashi
京子 小林
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた垂れ下がり防止性能をもった油性ボー
ルペンを提供すること。 【解決手段】 油溶性染料と樹脂と有機溶剤を少なくと
も含有し、更に上記の油溶性染料との組み合わせで所望
のカラー筆記描線となる有彩色の有機顔料粒子を含むこ
とを特徴とする油性ボールペンインク、及び上記の有彩
色の有機顔料粒子は、平均粒子径で100nmから40
0nmでインク中に溶解しないで微粒子となって存在し
ていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油性ボールペンイ
ンクに関し、特にボールペン先(チップ)を下向きに放置
したときのインキの垂れ下がりを押さえる性能、いわゆ
る垂れ下がり防止性に優れた油性ボールペン用インク組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】油性ボールペン用インク組成物として
は、多数のものが提案されている。例えば特開平08-311
388号には、塗料でよく使用されるタレ止め剤である脂
肪酸アマイドを使用して、垂れ下がり現象や筆跡のカス
レ、線切れ、滲みがなく、伝票複写などの高筆圧下にお
ける耐久性を付与でき、滑らかで良好な書き味が得られ
るインク組成物が、特開平10−195365号には、
一次平均粒子径7〜40nmのシリカを添加すること
で、ペン先からのインキ漏れの発生しないボールペン用
油性インキ組成物が提案されている。
【0003】またインクに剪断減粘性を付与することに
よりインキ収容筒内の粘度を比較的高粘度にして筆記時
には低粘度になるところから、筆記感を調節し、インキ
保持性を高め先端からのインキ漏れを防止する例とし
て、特開平11−116879号には架橋型アクリル酸
重合体を配合して、インキに剪断減粘性を付与したり、
特開平10−251587号にはN−ビニルアセトアミ
ド重合体を含有させたり、また特開平9−78021号
には架橋型N−ビニルアセトアミド系ポリマーを配合し
た油性ボールペン用インキ組成物などによって、ボール
ペンチップを下向きに放置したときのインキの垂れ下が
りを押さえる性能、いわゆる垂れ下がり防止性を発揮さ
せることが記載されている。
【0004】さらに特開平6−313143号では着色
剤、溶剤および添加剤とからなり、剪断速度400s-1
での粘性が100mPa・S以下でかつ剪断速度5s-1
での粘性が1000mPa・S以上であることを特徴とする
ボールペン用インキで、ボテ現象、直流現象を防止して
いる。また特開平6−313144号では着色剤、溶剤
および添加剤とからなる油性ボールペンインキにおい
て、溶剤中に蒸気圧0.1mmHg(20℃)以下の有
機溶媒を50重量%以上含有し、インキの粘度が剪断速
度400s-1において100mPa・S以下でかつ剪断速度
5s-1において1000mPa・S以上であることを特徴と
する油性ボールペンインキで、ボテ現象、直流現象を防
止すること等が記載されている。
【0005】また、特開平6-157966号の実施例2ではシ
アニンブルーBNRSとスピロンバイオレットCRH、ベンジ
ルアルコール、トリプイロピレングリコールモノメチル
エーテル、ケトン樹脂、と潤滑剤である4,4’-ジアミノ
ジシクロヘキシルメタンの混合例がある。これら60〜70
℃で4時間撹拌後1日放置後確認すると、流動性のほとん
ど無く筆記できなかった。また、加圧濾過すると、イン
ク全量濾過できず、一部紫色のインクが得られ、潤滑性
能は良いが、これの垂れ下がり試験は満足できるレベル
ではなかった。
【0006】特開平11-293174号では、実施例3にカー
ボンブラックと染料を配合した黒インクの例があるが、
これを追試して筆記試験機で500m筆記した後、垂れ
下がり試験を実施すると、初期と比べて満足できるレベ
ルではなかった。インキに剪断減粘性を付与したもの
は、筆記時に粘度が低くなることから、流量が過剰に出
る場合があり、一般にボールを回転させそこにインクを
乗せ紙面等にインクを転写する、いわゆる油性ボールペ
ンは水性ボールペンと異なり、キャップをしなくても良
いように蒸気圧の低い溶剤を使用しているため、その場
合、過剰インクが紙面に裏抜けするといった不具合があ
る。
【0007】またインキを吐出するボールペンチップの
先端開口部を広く設定するとインキ漏れが発生しやすく
なり、またインキの吐出量が比較的少なく調節し、着色
剤を高濃度に使用して濃度を確保した場合、これらのも
のにいわゆるタレ止め剤的なものを別途配合すること
は、高濃度な着色剤を含む油性ボールペンでは、他の配
合成分の配合割合を減少させ、溶剤や樹脂成分が減少す
ると溶解性、固着性に不具合を生じ、また、サインペ
ン、水性ボールペンと異なりインク粘度が高いため、加
工が煩雑になるといった欠点もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題に鑑みなされたものであり、優れた垂れ下がり防止
性能をもった所望のカラー筆記描線となる油性ボールペ
ンインクを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題を解決するために種々検討した結果、特定の平均粒子
径の有彩色の有機顔料粒子が筆記描線と概略同様な領域
に反射光をもつため、優れた垂れ下がり防止性能をも
ち、且つ着色剤の一部として機能するので描線濃度の低
下することがないことを見出し、本発明の油性ボールペ
ンインクを完成した。
【0010】即ち、本発明は、(1)油溶性染料と樹脂
と有機溶剤を少なくとも含有し、上記の油溶性染料との
組み合わせで所望のカラー筆記描線となる有彩色の有機
顔料粒子を含む事を特徴とする油性ボールペンインク。 (2)有彩色の有機顔料粒子が、平均粒子径で100n
mから400nmでインク中に溶解しないで微粒子とな
って分散していることを特徴とする請求項1記載のボー
ルペンインク。
【0011】(3)有彩色の有機顔料粒子が、インク全
量中に1〜15重量%含むことを特徴とする請求項1又は
2に記載のボールペンインク。 (4)有彩色の有機顔料粒子が、ポリビニルブチラール
樹脂で分散されていることを特徴とする請求項1〜3の
いずれかに記載のボールペンインク。 (5)インクの粘度が35℃で1000mPa・secから
5000mPa・secであることを特徴とする請求項1〜4
のいずれかに記載のボールペンインク。
【0012】(6)有彩色の有機顔料粒子が550nm
より長波長側に分光反射率急増領域をもち、且つ550
〜700nmの波長範囲におおきな拡散反射光をもつも
のであって、筆記描線が油溶性染料との組み合わせで赤
色であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
載の油性ボールペンインク。 (7)有彩色の有機顔料粒子が550nmより長波長側
に分光反射率急増領域をもち、且つ550〜700nm
の波長範囲におおきな拡散反射光をもつものであって、
筆記描線が油溶性染料との組み合わせで概略黒色である
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の油性
ボールペンインク。
【0013】(8)有彩色の有機顔料粒子が450nm
より長波長側に分光反射率急増領域をもち、且つ450
〜700nmの波長範囲におおきな拡散反射光をもつも
のであって、筆記描線が油溶性染料との組み合わせで概
略緑色であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
に記載の油性ボールペンインク。
【0014】(9)有彩色の有機顔料粒子が400〜5
00nmの波長範囲に最大拡散反射光をもつものであっ
て、筆記描線が油溶性染料との組み合わせで概略青色で
あることを特徴とする請求記載の油性ボールペンイン
ク。 (10)有彩色の有機顔料粒子が400〜500nmの
波長範囲に最大拡散反射光をもつものであって、筆記描
線が油溶性染料との組み合わせで概略緑色であることを
特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の油性ボール
ペンインク。 (11)有彩色の有機顔料粒子が400〜500nmの
波長範囲に最大拡散反射光をもつものであって、筆記描
線が油溶性染料との組み合わせで概略黒色であることを
特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の油性ボール
ペンインク。
【0015】上記の本発明では、油溶性染料との組み合
わせで有彩色の有機顔料粒子が筆記描線と概略同様な領
域に反射光をもつため、優れた垂れ下がり防止性能もち
かつ着色剤の一部として機能するので、描線濃度の低下
する事もない。これら有彩色の有機顔料粒子がなぜ優れ
た垂れ下がり防止性能もつかは不明ではあるが、インク
中に溶解しないで微粒子となって分散していることによ
ると考えられる。有彩色粒子単独では、筆記描線濃度が
薄く、また、色相の調整が困難である。そのため、染料
と併用することが良い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。有彩色の有機顔料は、白色の有機顔料以外のもの
であればよく、その粒子径は、平均粒子径で100nm
から400nmであることが好ましい。100nm以下
だと垂れ下がり防止性能の効果が少なくなる。また40
0nm以上になると保存安定性が悪くなる。尚ここでい
う平均粒子径は、光(レーザ)散乱回析式粒度分布測定装
置で測定したものである。
【0017】インク全量における有彩色の有機顔料粒子
の配合量は、1重量%から15重量%含むことが好まし
く、1重量%以下では垂れ下がり防止性能の効果が少な
くなる。15重量%より多く含むと、保存安定性が悪く
なる。特にポリビニルブチラール樹脂は有彩色の有機顔
料微粒子を安定に分散維持し、他のインク構成成分とも
相溶性がよく最も好ましい。
【0018】本発明のインクの粘度は35℃で1000
mPa・secから5000mPa・secであること
が好ましい。1000mPa・sec以下では、垂れ下
がり防止性能の効果が少なくなる。また5000mPa
・sec以上では、筆記時に重たく感じる。黒インクに
無彩色微粒子の一つカーボンブラックを使用しないの
は、その粒子が硬く、インキを吐出するボールペンチッ
プの先端開口部を次第に大きくする不具合がある。その
結果、垂れ下がり防止性能悪化させ好ましくない。
【0019】本発明で使用される油溶性染料は、従来使
用している主としてアルコール可溶染料が好ましく使用
することができる。例えば、田岡染料製造(株)製のRh
odamine B Base(C.I.Solvent Red 49)、中外化成
(株)製のSoldan Red 3R(C.I.Solvent Red 18)、Nat
ional AnilineDiv.製のMethyl Violet 2B Base(C.I.So
lvent Violet 8)、BASF社製のVictoria Blue F4R(C.
I.Solvent Blue 2)、NIGROSINE BASE LK(C.I.Solvent
Black 5)、
【0020】オリエント化学工業(株)製のVALIFAST Y
ELLOW 3104(C.I.Solvent Yellow 19)、VALIFAST YELL
OW 3105(C.I.Solvent Yellow 21)、SPIRIT BLACK AB
(C.I.Solvent Black 5)、VALOFAST BLACK 3804(C.I.
Solvent Black 34)、VALIFAST YELLOW 1109、VALIFAST
ORANGE 2210、VALIFAST RED 1320、VALIFAST BLUE 160
5、VALIFAST VIOLET 1701、保土谷化学工業(株)製のS
pilon Black GMH special(C.I.Solvent Black43)、Sp
ilon Yellow C-2GH、Spilon Yellow C-GNH、Spilon Red
C-GH、Spilon Red C-BH、Spilon Blue BPNH、S.B.N.Bl
ue 701、SpilonBlue C-RH、Spilon Violet C-RH、S.P.
T. Orange-6、S.P.T. Blue-111などが例示できる。
【0021】なお、インク全量における油溶性染料の配
合量は、4重量%から39重量%の範囲で含むことが好
ましい。油溶性染料が4重量%以下では有彩色の有機顔
料粒子との併用効果が少なくなる。また、描線濃度が不
足気味等になる。また、39重量%より多く含むと、有
彩色の有機顔料粒子の安定に維持されにくく、保存安定
性が悪くなり、また、描線濃度も多く配合しても、高く
ならないため無駄である。
【0022】本発明に使用される有彩色の有機顔料粒子
としては、使用される有機溶剤、好ましくはアルコール
系溶剤に溶解せず樹脂で均一に分散するものであればよ
く、市販の有機顔料が使用できる。特に上記の油溶性染
料との組み合わせで所望のカラー筆記描線となる有彩色
粒子として、550nmより長波長側に分光反射率急増
領域をもち、550〜700nmに大きな拡散反射光を
もつものの例を挙げる。但し、分光反射率急増領域とは
横軸に波長、縦軸に波長における有機顔料粒子の分光反
射率(%T)の測定データをとってグラフ化したときの
急上昇カーブを示すものを言う。
【0023】なお、本発明の有彩色の有機顔料粒子の分
光反射率は、分光光度計U3300((株)日立製作所
製)にU3300用150φ積分球((株)日立製作所
製)を装着して以下の条件で測定したものである。 条件[データモード:%T,スキャンスピード:600nm/
min, 波長範囲:800.00〜400.00nm, スリット5.0nm, ベ
ースライン補正:酸化アルミニウム板、サンプリング間
隔:1nm, 副白板:酸化アルミニウム板、各試料は直径
が約 20 mm の錠剤にして測定した。]
【0024】分光反射率が上記の条件に相当するものは
請求項6(描線が赤色)と請求項7(描線が黒色)の2
種類がこれに相当する。この場合、限定するものではな
いが、 ・描線が赤色の場合は、油溶性染料には黄色と赤色との
組み合わせ(実施例1) ・描線が黒色の場合は、油溶性染料には黄色と紫色との
組み合わせ(実施例8)が好ましい。その他にC.I.Solven
t Black 43 等の黒色染料を添加しても良い。
【0025】かかる描線を必要とする有機顔料粒子に使
用されるものとしては、例えばC.I.Pigment Red 17、14
4、166、170、177、202、214、220、254などが挙げられ
る。市販されている具体的な商品名としてはCibaSpecia
ltyChemicals社製のCromophtal DPP Red BO、Cromophta
l DPP Red BP、Cromophtal Red DPP、Irgazin DPP Red
BO、Irgazin DPP Red BTR、Cromophtal Red A 2B、Crom
ophtal Red A 3B、Cromophtal Scarlet R、Cromophtal
Scarlet RN、Cromophtal Red BR、CromophtalRed BRN、
Cinquasia Magenta B-RT 343D、Cinquasia Magenta RT
235D、Cinquasia Magenta RT 343D、Cinquasia Magenta
TR 235-6、
【0026】大日精化工業(株)製のDainichi Fast Po
ppy Red G、Dainichi Fast Poppy Red R、Bayer社製のB
ayferroxRed110M、BayferroxRed120MN、BayferroxRed13
0M、Cappelle社製のToluidineRedGO335C、ToluidinRedR
NO333C、BonitolRedBM、Bonithol Red4844C、LysopacRe
d4841C、CappoxytRed4435B、CappoxytRed4437B、Minera
IOrangeThiosoIGL、MineralOrangeThiosolG、MineralOr
angeSolipurGH、MineraIRedSolipur3BH、LysopacRed703
0C、Harcos社製のCopperas Red R9998、
【0027】BASF社製のSicoredL3750、LithoIScharlac
hL430l、LitholechtmaroonL4763、Sicoflush-P-Maroon
4763、PaliogenRedvioletL5080、SicotransRedL2817、S
icominRedL3025、SicominRedL3230S、SicoFastScarletL
4252、Heubach社製のHeucotronRed230、PaliogenRed388
0HD、PaliogenMarronL3920、PaliogenRedL4210、Ciba-G
eigy社製の"Horna Molybdator. MLN-74-SQ"、"Horna Mo
lybdateor. MLH-740-Q"、"IrgaliteRed3RS"、WooSung社
製のToluidineRedL、ToluidineRedK、BonRedSR、BonRed
3M、BonRedMP、FastBordeauxC、LakeRedC-500、LakeRed
C-900、FastRedFGR、ChromophtalRedA2B、ChromophtalR
edA3B、Hoechst社製のNovopermRedVioletMRSnew、Perma
nentBordeaux FGR、PermanentRedFGR70、HostapermRosa
E、Novoperm Reel F3RK70、Miles社製のQuindoMagentaR
V6832、BayerMobay社製のPerrindoMaroonR6422、Sandoz
社製のGraphtoIRed5BLSなどがある。
【0028】次に有彩色の有機顔料粒子が400〜50
0nmに最大拡散反射光をもつものの例を挙げる。但
し、最大拡散反射光とは横軸に波長、縦軸に波長におけ
る有機顔料粒子の分光反射率(%T)の測定データをと
ってグラフ化したとき400〜500nmで最大値(極
大値)を示すものを言う。
【0029】かかる描線を必要とする有機顔料粒子の場
合としては、請求項9(描線が青色)と請求項10(描
線が緑色)及び請求項11(描線が黒色)の3種類がこ
れに相当する。この場合、限定するものではないが、 ・描線が青色の場合は、油溶性染料として紫色または青
色を組み合わせ(実施例3,4) ・描線が緑色の場合は、油溶性染料として黄色を組み合
わせ(実施例7) ・描線が黒色の場合は、油溶性染料として紫色と黄色と
を組み合わせ(実施例9)ることが好ましい。その他にC.
I.Solvent Black 43 等の黒色染料を添加しても良い。
【0030】かかる描線を必要とする有機顔料粒子の場
合、例えばC.I.Pigment Blue 15、15:1、15:2、15:3、1
5:4、15:6、16、17、28、29、36、C.I.Pigment Blue 60
などが挙げられ、具体例としては、CIariant社製のGrap
htolBlue2GLS、SandorinBlueRL、SandorinBlue91052、I
CI社製のLutetiacyanine CSN、Mobay社製のPalomarBlue
B4806、PalomarBlueB4707、Worlee社製のEndurophtal B
lue BT-788D、Cappelle社製のPhtalocyanineBlueRSl517
C、
【0031】Cappelle社製のPhtalocyanineBlueRSl517
C、BASF社製のHeliogenBlueL6920、HeliogenBlueL6875
F、HeliogenBlueL690lF、HeliogenBlue 6905F、Helioge
nBlueL6975F、HeliogenBlue 6989F、HeliogenBlueL7072
D、HeliogenblueL7080、HeliogenBlueL710lF、Heliogen
BlueL6700F、Zeneca社製のMonastralBlueFBN、Monastra
l BlueCSN、MonastraIBlueFNX、MonditeBlueRL、Franco
lor社製のCatuliaCyanineL.PS、WooSung社製のCyanineB
lueA-1700、CyanineBlueB-7000、CyanineBlueB-7800、C
yanineBlueB-7800、CyanineBlueB-8000、Sun社製のSunf
astBlue249-1282、Francolor社製のCatuliaCyanineL.J
S、Hoechst社製のHostapermBlueBLF、RenolBueA2RE、Ci
baGeigy社製のlrgaliteBlueGLNF、IrgaliteBlueGLVD、I
rgazinBlueATC、
【0032】Shepherd社製のSovereignBlue385、Hollan
dBlue212、KingfisherBlue211、KingfisherBlue211、OI
ympicBlue190、Luh社製のUltramarineBlue、DaiColorlt
aly社製のBlueEP37、Chromofine Blue4920、Worlee社製
のEndurophtaI Blue BT-729D、Heubach社製のHeucosinB
lueG1737、HeucosinBlueHS-5000、LackechtBlueGl737、
Kenalake社製のKenalakeLFBRX、CibaSpecialtyChemical
s社製のCROMOPHTAL Blue A3R、MICROLITH Blue 4G-WA、
Ciba-Geigy社製のMICROLITH Blue 4G-A、大日精化工業
(株)製のChromofine Blue 4930、Chromofine Blue 51
88、ChromofineBlue SR5020、大日本インキ化学工業
(株)製のFastogen Blue 5030L、Fastogen Blue 5420S
D、Fastogen Blue 5502、Fastogen Blue TGR-F、Fastog
en Blue EP-7、山陽色素(株)製のCyanine Blue G-13
4、Cyanine Blue SAS、Cyanine BlueKRS、Cyanine Blue
4033などがあげられる。
【0033】また有彩色の有機顔料粒子が450nmよ
り長波長側に分光反射率急増領域をもち、450から7
00nmにおおきな拡散反射光をもつものの例を挙げ
る。但し、かかる描線を必要とする有機顔料粒子の場合
としては請求項8(描線が緑色)の1種類が相当する。
この場合、限定するものではないが、 ・描線が緑色の場合、油溶性染料としては青色との組み
合わせ(実施例5,6)が好ましい。
【0034】描線がかかる緑色の場合の有機顔料粒子と
しては、例えばPigment Yellow 1、3、12、13、14、1
6、17、55、81、83、74、93、94、95、97、109、110、1
20、128、138、147、154、155、167、185、191などが挙
げられ、具体例としては、BASF社製のPaliotol Yellow
2140HD、Sicopal Yellow L1110、Sicopal Yellow L110
0、Sicotan Yellow L1912、Sicomin Yellow L1622、Sic
omin Yellow L1630S、Sicomin Yellow L1635S、Sicotra
ns Yellow L1916、Sico Yellow 1252HD、PaliogenYello
w L1482、Peliogen Yellow L1560、Paliotol Yellow D1
155、Paliotol Yellow L0960HD、Ciba-Geigy社製のHorn
a Chrome Yellow GMXAH-15、Horna ChromeYellow GMXAH
-35、Horna Chrome Yellow GU-15-SQ、Irgazin Yellow
GO、Irgazin Yellow 2RLT、Irgazin Yellow 3RLTN、Irg
azin Yellow 5GLT、Irgazin Yellow 2GLTE、Bayer社製
のBayferrox 915、Bayferrox 920、Bayferrox 3420、Ba
yferrox 3910、Bayferrox 3920、
【0035】Hoechst社製のNovoperm Yellow H2G、Host
aperm Yellow H4G、Hostaperm Yellow H3G、Hostaperm
Yellow H6G、Novoperm Yellow F2G、Novoperm Yellow H
R70、山陽色素(株)製のPigment Yellow 1717、Pigmen
t Yellow 1450、Pigment Yellow 1710、Pigment Yellow
1711、Pigment Yellow 1707、Pigment Yellow 8104、P
igment Yellow 1425、Light Fast Pigment Yellow R、
大日精化工業(株)製のSEIKA FAST YELLOW 10GH、SEIK
A FAST YELLOW A-3、SEIKA FAST YELLOW 2035、SEIKA F
AST YELLOW 2054、SEIKA FAST YELLOW 2300、SEIKA FAS
T YELLOW 2200、SEIKA FAST YELLOW 2270、SEIKA FAST
YELLOW 2400(B)、SEIKAFAST YELLOW 2500、SEIKAFAST Y
ELLOW 2600、SEIKAFAST YELLOW ZAY-260、SEIKAFAST YE
LLOW 2700(B)SEIKAFAST YELLOW 2770、CIarian社製のSa
ndrin Yellow 4G、PV Fast Yellow HGR、Novoperm Yell
ow FGL、Novoperm Yellow H10G01、HANSA Yellow 10G、
PV Fast Yellow H2G-01、Permanent Yellow NCGなどが
ある。
【0036】有機溶剤は、粘度調整と染料の溶解促進の
為に添加するものであり、上記した有彩色の有機顔料粒
子を溶解しないものであればよく、例えばエチレングリ
コール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ヘキシレングリコール等のグリコール系溶剤、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチル
エーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、
エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレン
グリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコール
モノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチル
エーテル、ジエチレグリコールモノヘキシルエーテル、
ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノエチルエーテル、
【0037】プロピレングリコールモノノルマルブチル
エーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプ
ロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレン
グリコールモノノルマルブチルエーテル、ジプロピレン
グリコールモノフェニルエーテル、トリプロピレングリ
コールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコール
モノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノノ
ルマルブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノ
フェニルエーテル等のエーテル系溶剤、ベンジルアルコ
ール、α−メチルベンジルアルコール等のアルコール系
溶剤やプロピレングリコールメチルエーテルアセテー
ト、プロピレングリコールジアセテート、N−メチル−
2−ピロリドン、水などが使用できる。これらの溶剤は
単独あるいは混合して使用することができる。その使用
量はボールペン用油性インキ組成物全量に対して35〜
80重量%が好ましい。
【0038】樹脂は、定着性向上、筆跡の裏写り防止の
他、顔料分散としての機能や粘度調整、染料の溶解促進
の為に添加するものであり、シクロヘキサノン、アセト
フェノン、尿素などのケトンとホルムアルデヒドとの縮
合樹脂、シクロヘキサノンの縮合樹脂及びそれらを水素
添加した樹脂、マレイン酸樹脂、スチレンとマレイン酸
エステルとの共重合体、スチレンとアクリル酸又はその
エステルとの共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリビ
ニルブチラール、ポリビニルアセタール、重合脂肪酸と
ポリアミン類との縮合体であるポリアミド、エポキシ樹
脂、
【0039】ポリビニルアルキルエーテル、クマロン−
インデン樹脂、ポリテルペン、キシレン樹脂、ロジン系
樹脂やその水素添加物、ロジン変性されたマレイン酸樹
脂、ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合物、ポリメタ
クリル酸エステル、ポリアクリル酸ポリメタクリル酸共
重合物、ポリオキシエチレンやフェノール樹脂などが挙
げられる。これらの樹脂は単独あるいは混合して使用す
ることができる。その使用量はボールペン用油性インキ
組成物全量に対して5〜50重量%が好ましい。その他
必要に応じて、潤滑剤・界面活性剤等を使用できる。
【0040】本筆記具用油性インキ組成物の調製は、従
来公知のインキ組成物の製造方法を適用することができ
る。即ち、溶剤溶解成分は撹拌混合機で各成分を溶解す
ることによってボールペン用油性インキ組成物等を得る
ことができ、有彩色粒子として顔料を用いた場合には分
散混合機で顔料を分散剤他の成分と共に分散させ、その
後必要成分を追加混合することによってボールペン用油
性インキ組成物等を得ることができる。なお、製造時、
染料などの固形物を溶解させるために加熱することや、
顔料などの粗大粒子を除去するためにフィルター、遠心
分離を用いることなどは必要に応じて使用できる。
【0041】
【実施例】以下に本発明の実施例、比較例及び試験例を
挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれら
実施例によって何ら限定されるものではない。
【0042】実施例1〜9、比較例1〜7 アルコール可溶染料、各種の有彩色の有機系顔料粒子、
溶剤、樹脂及び潤滑剤からなる組み合わせ成分からなる
油性ボールペン用インクを下記の製造方法で製造した。
なお各実施例1〜9で使用した有彩色の有機系顔料粒子
の前記した日立製作所製の分光光度計U3300測定装
置による前記条件での有彩色スペクトル(波長400〜
700nmにおける分光反射率(%T))の測定結果を
図1に示す。インクの製造においては、先ず有機系顔料
は樹脂を分散剤とし、通常良く知られている方法、例え
ばボールミルや三本ロールなど用いて分散し、それを還
流冷却器、撹拌機を備えた容器に移した後、その他の成
分を投入し、60℃、10時間撹拌し、加圧濾過により
不純物を除いて表1に示す実施例1〜9及び比較例1〜
6の油性ボールペン用インキを調整した。表1中の組成
の数値は重量部を示す。
【0043】
【表1】
【0044】上記方法で調整した各油性ボールペン用イ
ンキをポリプロピレンチューブ、ステンレスチップ(ボ
ールは超鋼合金で、直径1.0mm)を有するリフィー
ルに充填した後、これを市販の三菱鉛筆(株)製のSA
−Rの軸に組み立て油性ボールペンに仕上げた。これら
のリフィールまたは油性ボールペンを使用して以下の垂
れ下がり試験を実施した。
【0045】1)垂れ下がり試験 前述のリフィールを各インクについて15本ずつ50
℃、80%RHの恒温高湿槽内に4日保管した場合、及
び35℃、80%RHの恒温高湿槽内に1週間保管した
場合について下記の基準で垂れ下がり試験を行った。そ
の結果を表2に示す。 ○:チップ先端のボール部分にインクが出てこない。 △:チップ先端のボール部分にインクが少し出ている。 □:チップ先端のボール部分にインクがほぼボール全体
を被っている。 ×:下にインクが垂れている。
【0046】
【表2】
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の油性ボー
ルペンインクには油溶性染料と有彩色の有機顔料粒子を
併用して含有させていることで、チップ先端のボール部
分にインクが出てこないことから、優れた垂れ下がり防
止性能をもった油性ボールペンを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で使用した各有機系顔料粒子の有彩色ス
ペクトル(波長400〜700nmにおける分光反射率
(%T))の測定結果を示すグラフである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月4日(2000.9.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】即ち、本発明は、(1)油溶性染料と樹脂
と有機溶剤を少なくとも含有し、更に上記の有機溶剤に
溶解せず油溶性染料との組み合わせで所望のカラー筆記
描線となる有彩色の有機顔料粒子が、平均粒子径で10
0nmから400nmの範囲でインク中に溶解しないで
微粒子となって分散し、且つインクの粘度が35℃で1
000mPa・secから5000mPa・secであることを特
徴とする油性ボールペンインク。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】(2)有彩色の有機顔料粒子が、インク全
量中に1〜15重量%含むことを特徴とする請求項1に
記載の油性ボールペンインク。 (3)有彩色の有機顔料粒子が、ポリビニルブチラール
樹脂で分散されていることを特徴とする請求項1又は2
に記載の油性ボールペンインク。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】(4)有彩色の有機顔料粒子が550nm
より長波長側に分光反射率急増領域をもち、且つ550
〜700nmの波長範囲におおきな拡散反射光をもつも
のであって、筆記描線が油溶性染料との組み合わせで概
略赤色であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
に記載の油性ボールペンインク。 (5)有彩色の有機顔料粒子が550nmより長波長側
に分光反射率急増領域をもち、且つ550〜700nm
の波長範囲におおきな拡散反射光をもつものであって、
筆記描線が油溶性染料との組み合わせで概略黒色である
ことを特徴とする請求項項1〜3のいずれかに記載の油
性ボールペンインク。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】(6)有彩色の有機顔料粒子が450nm
より長波長側に分光反射率急増領域をもち、且つ450
〜700nmの波長範囲におおきな拡散反射光をもつも
のであって、筆記描線が油溶性染料との組み合わせで概
略緑色であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
に記載の油性ボールペンインク。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】(7)有彩色の有機顔料粒子が400〜5
00nmの波長範囲に最大拡散反射光をもつものであっ
て、筆記描線が油溶性染料との組み合わせで概略青色で
あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
油性ボールペンインク。 (8)有彩色の有機顔料粒子が400〜500nmの波
長範囲に最大拡散反射光をもつものであって、筆記描線
が油溶性染料との組み合わせで概略緑色であることを特
徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の油性ボールペ
ンインク。 (9)有彩色の有機顔料粒子が400〜500nmの波
長範囲に最大拡散反射光をもつものであって、筆記描線
が油溶性染料との組み合わせで概略黒色であることを特
徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の油性ボールペ
ンインク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高▲柳▼ 利明 群馬県藤岡市立石1091番地 三菱鉛筆株式 会社群馬研究開発センター内 (72)発明者 小林 京子 群馬県藤岡市立石1091番地 三菱鉛筆株式 会社群馬研究開発センター内 Fターム(参考) 4J039 AD07 BC10 BC11 BC14 BC15 BC25 BC69 BD02 BE01 BE02 BE07 BE12 CA04 CA07 DA01 EA15 EA44 EA48 GA27

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油溶性染料と樹脂と有機溶剤を少なくと
    も含有し、更に上記の油溶性染料との組み合わせで所望
    のカラー筆記描線となる有彩色の有機顔料粒子を含む事
    を特徴とする油性ボールペンインク。
  2. 【請求項2】 有彩色の有機顔料粒子が、平均粒子径で
    100nmから400nmでインク中に溶解しないで微
    粒子となって分散していることを特徴とする請求項1記
    載のボールペンインク。
  3. 【請求項3】 有彩色の有機顔料粒子が、インク全量中
    に1〜15重量%含むことを特徴とする請求項1又は2
    に記載のボールペンインク。
  4. 【請求項4】 有彩色の有機顔料粒子が、ポリビニルブ
    チラール樹脂で分散されていることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載のボールペンインク。
  5. 【請求項5】 インクの粘度が35℃で1000mPa・
    secから5000mPa・secであることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載のボールペンインク。
  6. 【請求項6】 有彩色の有機顔料粒子が550nmより
    長波長側に分光反射率急増領域をもち、且つ550〜7
    00nmの波長範囲におおきな拡散反射光をもつもので
    あって、筆記描線が油溶性染料との組み合わせで概略赤
    色であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載の油性ボールペンインク。
  7. 【請求項7】 有彩色の有機顔料粒子が550nmより
    長波長側に分光反射率急増領域をもち、且つ550〜7
    00nmの波長範囲におおきな拡散反射光をもつもので
    あって、筆記描線が油溶性染料との組み合わせで概略黒
    色であることを特徴とする請求項項1〜5のいずれかに
    記載の油性ボールペンインク。
  8. 【請求項8】 有彩色の有機顔料粒子が450nmより
    長波長側に分光反射率急増領域をもち、且つ450〜7
    00nmの波長範囲におおきな拡散反射光をもつもので
    あって、筆記描線が油溶性染料との組み合わせで概略緑
    色であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載の油性ボールペンインク。
  9. 【請求項9】 有彩色の有機顔料粒子が400〜500
    nmの波長範囲に最大拡散反射光をもつものであって、
    筆記描線が油溶性染料との組み合わせで概略青色である
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の油性
    ボールペンインク。
  10. 【請求項10】 有彩色の有機顔料粒子が400〜50
    0nmの波長範囲に最大拡散反射光をもつものであっ
    て、筆記描線が油溶性染料との組み合わせで概略緑色で
    あることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    油性ボールペンインク。
  11. 【請求項11】 有彩色の有機顔料粒子が400〜50
    0nmの波長範囲に最大拡散反射光をもつものであっ
    て、筆記描線が油溶性染料との組み合わせで概略黒色で
    あることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    油性ボールペンインク。
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US6899487B2 (en) 2002-09-25 2005-05-31 Kabushiki Kaisha Pilot Corporation Ink composition for oil-based ballpoint pen and oil-based ballpoint pen using the ink

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