JP2001270255A - 被記録材 - Google Patents

被記録材

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JP2001270255A
JP2001270255A JP2000081925A JP2000081925A JP2001270255A JP 2001270255 A JP2001270255 A JP 2001270255A JP 2000081925 A JP2000081925 A JP 2000081925A JP 2000081925 A JP2000081925 A JP 2000081925A JP 2001270255 A JP2001270255 A JP 2001270255A
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Hiroyuki Horiuchi
裕之 堀内
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Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24802Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.]
    • Y10T428/24851Intermediate layer is discontinuous or differential
    • Y10T428/24868Translucent outer layer
    • Y10T428/24876Intermediate layer contains particulate material [e.g., pigment, etc.]

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 本発明は、ヘッドの熱量が小さく、印圧
が低くても高精細な画像に対応できる、すなわちドット
再現性が良好で、ハイライト部のドットの転写性が良好
な被記録材を提供すること。 【解決手段】 基材上に少なくとも樹脂,顔料を含むイ
ンク受理層を設けた被記録材において、前記インク受理
層が多孔質でその見掛けの密度が0.2〜0.8g/cm3であ
り、かつ該受理層と基材の熱伝導率が0.1〜0.25W/m・
Kであること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写プリント、
特に溶融型熱転写プリントに用いて有用な被記録材に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録方式には溶融型熱転写,昇華
型熱転写,電子写真,インクジェット等の方式がある
が、低消費エネルギーによる小型化の可能性、顔料イン
クを用いることによる耐保存性の観点から、溶融型熱転
写方式が注目されている。
【0003】溶融型熱転写に用いる被記録材(受像紙)
に要求される品質としては、 (1) ハイライト部のドット再現性がよいこと。 (2) 画像の発色濃度,鮮明性に優れていること。 (3) 階調再現性がよく、画像が滑らかなこと。 (4) 被記録材および画像に耐水性があり、水分が付着し
ても画像,用紙に変化がないこと。 (5) 被記録材および画像に耐光性があり、屋内および屋
外に放置しても画像が退色しないこと。等があり、従
来、上記の品質を満足させるために種々の改良技術が開
発されている。
【0004】近年、デジタルスチールカメラ,デジタル
ビデオカメラ等が普及し、銀塩写真並みの画質をその場
で得たいという欲求が強まり、プリンターの画質は高精
細に向かっている。
【0005】例えば、特開平8−90944号には、溶
融型熱転写にも使用できる被記録材(受像紙)で、高精
細ドットの再現性に優れる被記録材が提案されている。
この提案に係る被記録材は、基材の表面に形成されるイ
ンク受像層を高分子多孔質層にし、該多孔質層の孔の密
度と孔径を特定したり、それぞれの孔を独立させずに連
続させる等のようにして高精細ドットの再現性に優れる
ようにしたものである。
【0006】しかしながら、最近のプリンターは、携帯
性をも考慮に入れ、小型化,低エネルギー化の方向に進
み、ヘッドの熱量を小さく、印圧も小さくという、イン
ク定着性やドット再現性を悪くする方向へ進んでいる
が、上記提案に係る発明の被記録材は、このようなプリ
ンターに使用することまで想定して開発されたものでは
ないため、画質等において未だ満足のいくものではなか
った。
【0007】上記提案に係る発明の被記録材も含め、従
来の通常の被記録材では、ヘッドの熱量が大きく、印圧
が高いと、被記録材の表面がある程度粗くても高精細な
プリントが可能だが、ヘッドの熱量が小さく、さらに印
圧が低い場合は、ドットの再現性が悪く、特にハイライ
ト部のドットの転写性に大きな影響を及ぼすという問題
があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、従
来の溶融型熱転写方式に用いられる被記録材には上記の
ような問題があることに鑑み、ヘッドの熱量が小さく、
印圧が低くても高精細な画像に対応できる、すなわちド
ット再現性が良好で、ハイライト部のドットの転写性が
良好な被記録材を提供することをその課題とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決することを
目的としてなされた本発明の第一の構成は、基材上に少
なくとも樹脂,顔料を含むインク受理層を設けた被記録
材において、前記インク受理層が多孔質でその見掛けの
密度が0.2〜0.8g/cm3であり、かつ該受理層と基材の熱
伝導率が0.1〜0.25W/m・Kであることを特徴とするも
のであり、また、本発明の第二の構成は、基材上に少な
くとも樹脂,顔料を含むインク受理層を設けた被記録材
において、前記インク受理層が多孔質でその見掛けの密
度が0.2〜0.8g/cm3であり、かつ該受理層表面の中心線
平均粗さが0.20〜0.45μmであることを特徴とするもの
である。
【0010】本発明の第一の構成の被記録材について
は、インク受理層表面の中心線平均粗さを0.20〜0.45μ
mにしてもよい。また、本発明の第一,第二の構成の被
記録材については、インク受理層表面の平均孔径を0.05
〜1μmにした構成、インク受理層の表面と被記録材の
裏面との静摩擦係数が0.1〜0.7、動摩擦係数が0.1〜0.6
であり、かつ被記録材の長手方向の剛性がJIS P 8143に
基づいて測定した場合40〜300cm3である構成にしてもよ
い。なお、本発明の第一,第二の構成の被記録材のイン
ク受理層は、樹脂を溶媒に溶解して基材に塗布した後、
該溶媒は溶解するが該樹脂は溶解しない液中に通して凝
固させ、乾燥して形成したものであってもよい。
【0011】即ち、本発明の被記録材は、基材と該基材
の少なくとも一方の面に形成された多孔質のインク受理
層とからなり、インク受理層の見掛けの密度を適度に保
ち、熱伝導率を低下させるか、或いは、インク受理層表
面の中心線平均粗さを低下させることにより、更には、
インク受理層表面の平均孔径を適度な大きさにすること
等により、ドット再現性,ハイライト部のドット転写性
を向上させたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態例につ
いて詳述する。本発明被記録材に使用される基材として
は、紙,プラスチックフィルム,合成紙等が挙げられ
る。紙は平滑化処理を施したもの、塗工したものでもよ
い。また、湿式凝固法で製造する場合は、樹脂を含浸ま
たはラミネートして耐水性を持たせたものでもよい。
【0013】プラスチックフィルムは、内部に空隙を設
けたもの、フィラーを添加して不透明にしたものでもよ
い。例えば、ポリオレフィン樹脂に炭酸カルシウム等の
フィラーを練り込んで空隙を設けたもの、ポリエステル
樹脂に酸化チタン、硫酸バリウム等のフィラーを練り込
んで空隙を設けた合成紙を使用することができ、単層か
ら多層のものがある。なお、密着性や濡れ性を向上させ
るため、コロナ処理や易接着処理を施したものでもよ
い。基材の厚みは10〜400μm、好ましくは12〜250μm
である。
【0014】本発明被記録材のインク受理層は、主とし
て樹脂および顔料よりなる。樹脂は接着剤としておよび
インクとの親和性を向上させるために用いる。顔料はイ
ンク親和性向上、不透明度向上のために用いる。
【0015】樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、塩
化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ
エステル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ウレタ
ン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂が挙げられる。湿式
凝固法で用いる場合は、疎水性のものが好ましい。
【0016】顔料は、酸化チタン、タルク、焼成カオリ
ン、クレー、炭酸カルシウム、けいそう土、水酸化アル
ミニウム、シリカ、ポリスチレン、ポリメタクリレート
等の有機、無機のものが挙げられる。摩擦係数を調整す
るために、ワックス,シリコン等の滑り剤、シリカ等の
スリップ防止剤を添加してもよい。インク受理層の平坦
性を向上させるためには、顔料の粒径は6μm以下、好
ましくは3μm以下がよい。
【0017】樹脂,顔料以外に、消泡剤,界面活性剤,
可塑剤等を適宜添加してもよい。基材とインク受理層の
間には、接着強度を増すためのアンカーコート層、また
は/およびクッション性を増すための中間層を設けても
よい。また、摩擦係数を調整するため、インク受理層と
の反対面、即ち、被記録材の裏面にワックス、シリコン
等を含んだ易滑層、シリカ等を含んだスリップ防止層を
設けてもよい。
【0018】インク受理層の見掛けの密度は0.2〜0.8g
/cm3が好ましい。ここで、見掛け密度とは、 (見掛けの密度)(g/cm3)={(塗工後の被記録材全
体の坪量g/cm2)−(基材の坪量g/cm2)}/(インク
受理層の厚みcm) で表わされるものをいう。インク受理層の見掛けの密度
が0.2g/cm3より小さい場合は、インク受理層の強度が
不足するおそれがある。密度が0.8g/cm3より大きい場
合はクッション性,断熱性が不足し、ハイライト部のド
ットの転写性が悪くなってしまう。
【0019】次に、インク受理層と基材の熱伝導率は、
0.1〜0.25W/m・Kが好ましい。0.1W/m・Kより熱伝
導率が小さい場合は、断熱性が高過ぎてヘッドの放熱性
が悪くなり、プリントしない部分にインクが転写してし
まう地汚れが生じる恐れがある。0.25W/m・Kより熱
伝導率が大きい場合は、断熱性が低すぎてヘッドが放熱
しやすく、エネルギーの低いハイライト部でのドット転
写性が悪くなるおそれがある。
【0020】また、インク受理層表面の中心線平均粗さ
は、0.20〜0.45μmが好ましい。中心線平均粗さはイン
ク受理層表面の平坦性を表わし、より平坦な方が溶融型
熱転写受像紙としては好ましい。これは、プリンターに
あるヘッドが用紙幅分の長さを持つラインヘッドの場合
は顕著であり、インク受理層の表面に凹凸があると、イ
ンク受理層とインクリボンとの密着性が悪く、ヘッドの
熱で溶かされたインクが転写時に転写不良を起こしやす
い。また、小型化したプリンターで印圧が低い場合には
平坦性はより重要である。中心線平均粗さが0.45μmよ
りも大きい場合は、凹凸が大きくインクの転写性が悪く
なるおそれがある。中心線平均粗さが0.20μmより小さ
いと、インクの転写性に対しては良好だが、用紙を重ね
てセットした場合、上下の用紙がぴったりとくっついて
しまい、搬送不良を生じるおそれがあり好ましくない。
【0021】更に、インク受理層表面の平均孔径は、0.
05〜1μmがよい。平均孔径はクッション性とインクの
転写性に関係があり、平均孔径が0.05μm未満の場合、
個々の空隙が小さくクッション性が不足する。平均孔径
が1μmよりも大きい場合は、孔の上にドットがある場
合、孔の部分にはドットが転写されないか、孔の中にイ
ンクが落ち込むため、ドットが欠けた状態となり濃度が
低くなる。
【0022】インク受理層の厚みは1〜80μm、好まし
くは5〜50μmである。インク受理層の厚みは、見掛け
の空隙率と関係があり、厚みが厚いと溶剤の脱離・蒸発
が悪くなり、空隙率が低くなってしまう。厚みが薄すぎ
ると空隙率を大きくした場合、強度が不足し表層が脆く
なってしまう。
【0023】被記録材を重ね合わせたとき、インク受理
層の表面と他の被記録材の裏面との静摩擦係数は0.1〜
0.7がよい。より好ましくは0.2〜0.5である。静摩擦係
数は被記録材を複数枚カセット等に入れて給紙する場
合、重送、搬送不良等と関係があり、0.7より静摩擦係
数が大きい場合、被記録材が2枚以上送られる重送およ
び被記録材がプリンター内に送られない搬送不良を生じ
るおそれが高くなる。静摩擦係数が0.1より小さい場
合、滑りすぎて断裁後や包装時の揃えがやりにくくな
る。次に、動摩擦係数は0.1〜0.6がよい。動摩擦係数が
0.6より大きい場合、給紙時に滑りが悪く搬送が断続的
になり、インク受理面に傷がついたり、プリント時に横
段模様がでるおそれがある。0.1より小さい場合プリン
ター内で滑り、色ズレを生じやすくなる。
【0024】被記録材の剛性はJIS P 8143に基づいて測
定した場合、40〜300cm3がよい。より好ましくは80〜25
0cm3である。剛性が40cm3より小さい場合は、プリンタ
ーでの搬送時にしわ、折れ、ジャミングを生じやすくな
る。300cm3より大きい場合は、巻きぐせが直りにくく断
裁時に搬送不良が生じるおそれがある。
【0025】上記の密度、熱伝導率、中心線平均粗さ、
平均孔径を得るためには、発泡法,乾式法,湿式凝固法
等種々の方法があるが、孔の細かさ、平坦性の得やすさ
から、湿式凝固法が好ましい。湿式凝固法とは、樹脂を
溶媒に溶解して基材に塗布した後、該溶媒は溶解するが
該樹脂は溶解しない液中に通して凝固させ、60℃以上好
ましくは80℃以上の熱浴に通した後、乾燥して製造する
もので、溶媒として例えばジメチルホルムアミド、樹脂
が溶解しない液として水が挙げられる。
【0026】インク受理層の塗工方式としては、公知の
リバースロールコート,エアナイフコート,グラビアコ
ート,ブレードコート,コンマコート等種々の方法が使
用できる。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、上記のよう
にして得られた本発明の被記録材は、クッション性に富
み、断熱性が良好で、表層が平坦なことから、地汚れや
転写不良を起こさず、十分な強度を持つと共に、特にハ
イライト部のドット再現性が良好で、銀塩写真同等の画
像が得られる。また、例えば、カセット方式で給紙した
場合にも、搬送不良を起こすことがない。
【0028】次に、本発明被記録材の実施例および比較
例について説明する。なお、以下の説明中、「部」は
「重量部」を、「%」は「重量%」を示す。
【0029】(実施例1)厚さ100μmの白色PETフィル
ム(メリネックス339、帝人・デュポン社製)の片面に
下記組成1のアンカーコート処理を施した後、下記組成
2の塗工液を塗布し、水槽に1分間浸漬し、90℃の熱水
に5秒間浸漬した後、水分を乾燥させて、塗工厚30μm
のインク受理層を形成した。 〔組成1〕 アクリル樹脂 (アクロナールYJ-2721D、固形分46%、BASFディスパージョン社製) 37部 水 59部 シリカ(ミズカシルP-801、水澤化学工業社製) 2部 湿潤剤(SNウェット366、サンノプコ社製) 1部 消泡剤(SNデフォーマー480、サンノプコ社製) 0.02部 〔組成2〕 ジメチルホルムアミド 67部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 (ソルバインC、日信化学工業社製) 18部 炭酸カルシウム (軽質炭酸カルシウム、平均粒径2μm、丸尾カルシウム社製) 11部 疎水性シリカ (アエロジルR-972、平均粒径16nm、日本アエロジル社製) 4部
【0030】(実施例2)厚さ50μmの白色PETフィル
ム(メリネックス339、デュポン社製)の片面に上記組
成1のアンカーコート処理を施した後、上記組成2の塗
工液を塗布し、水槽に1分間浸漬し、90℃の熱水に5秒
間浸漬した後、水分を乾燥させて、塗工厚30μmのイン
ク受理層を形成した。その後、受理層の反対面に粘着層
および剥離紙を設け、シール紙とした。
【0031】(比較例1)厚さ100μmの白色PETフィル
ム(メリネックス339、帝人・デュポン社製)の片面に
上記組成1のアンカーコート処理を施した後、下記組成
4の塗工液を塗布し、水槽に1分間浸漬し、90℃の熱水
に5秒間浸漬した後、水分を乾燥させて、塗工厚30μm
のインク受理層を形成した。 〔組成4〕 ジメチルホルムアミド 67部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 (ソルバインC、日信化学工業社製) 18部 炭酸カルシウム (軽質炭酸カルシウム、平均粒径2μm、丸尾カルシウム社製) 11部 シリカ(ミズカシルP-78D、平均粒径9μm、水澤化学工業社製) 4部
【0032】(比較例2)厚さ100μmの白色PETフィル
ム(メリネックス339、帝人・デュポン社製)の片面に
上記組成1のアンカーコート処理を施した後、下記組成
5の塗工液を塗布し、水槽に1分間浸漬し、90℃の熱水
に5秒間浸漬した後、水分を乾燥させて、塗工厚30μm
のインク受理層を形成した。 〔組成5〕 ジメチルホルムアミド 54部 アクリロニトリル−スチレン樹脂(トーヨーAS61、東洋スチレン社製) 16部 炭酸カルシウム (軽質炭酸カルシウム、平均粒径2μm、丸尾カルシウム社製) 25部 酸化チタン(タイペークR-820、平均粒径0.4μm、石原産業社製) 3部 可塑剤(DOA、三建化工社製) 2部
【0033】(実施例3)厚さ130μmの発泡ポリプロ
ピレンフィルム(ユポFPG#130、王子油化合成紙社製)
の片面に上記組成1のアンカーコート処理を施した後、
下記組成6の塗工液を塗布し、水槽に1分間浸漬し、90
℃の熱水に5秒間浸漬した後、水分を乾燥させて、塗工
厚30μmのインク受理層を形成した。 〔組成6〕 ジメチルホルムアミド 78部 ポリアクリロニトリル樹脂(ベスロンW241、東邦テキスタイル社製) 6部 ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBM-S、積水化学工業社製) 3部 塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂(ソルバインC、日信化学工業社製) 13部
【0034】上記の実施例1〜3、及び、比較例1,2
で得られた各被記録材について、それらの特性を下記の
方法で測定した。即ち、熱伝導率は、京都電子工業社製
迅速熱伝導率計QTM-500、うす膜測定用ソフトを用いて
測定し、中心線平均粗さは、キーエンス社製レーザーフ
ォーカス変位計LT-8100を用い、JIS B 0601に基づいて
測定し、平均孔径は、インク受理層表面を電子顕微鏡で
撮影し、写真上の孔の直径を測定した。また、摩擦係数
は東洋精機製作所社製摩擦測定機TR-2型を用いてJIS P
8147に基づいて測定し、剛性は東洋精機製作所社製クラ
ーク式柔軟度試験機を用いてJIS P 8143に基づいて測定
した。これらの測定結果は表1に示す通りである。
【0035】
【表1】
【0036】上記の実施例1〜3、及び、比較例1,2
で得られた各被記録材のプリント性については、SHA
RP社製デジタルビデオカメラビューカム(VL-FD1)で
テストパターンを撮影し、これをカードプリントベース
でプリントして評価した。詳細には、ハイライト部転写
性はC(シアン)の12.5%濃度部のドットを実体顕微鏡
で観察し、目視で判定した。ドット形状は、Cの12.5、
25、37.5、50%部のドットの形状を実体顕微鏡で観察
し、目視で判定した。ベタ100%部濃度は、Cの100%ベ
タ部をマクベス濃度計RD-918を用いて測定した。これら
の評価結果は表2に示す通りである。
【0037】
【表2】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に少なくとも樹脂,顔料を含むイ
    ンク受理層を設けた被記録材において、前記インク受理
    層が多孔質でその見掛けの密度が0.2〜0.8g/cm3であ
    り、かつ該受理層と基材の熱伝導率が0.1〜0.25W/m・
    Kであることを特徴とする被記録材。
  2. 【請求項2】 インク受理層表面の中心線平均粗さが0.
    20〜0.45μmである請求項1の被記録材。
  3. 【請求項3】 基材上に少なくとも樹脂,顔料を含むイ
    ンク受理層を設けた被記録材において、前記インク受理
    層が多孔質でその見掛けの密度が0.2〜0.8g/cm3であ
    り、かつ該受理層表面の中心線平均粗さが0.20〜0.45μ
    mであることを特徴とする被記録材。
  4. 【請求項4】 インク受理層表面の平均孔径が0.05〜1
    μmである請求項1〜3のいずれかの被記録材。
  5. 【請求項5】 インク受理層の表面と被記録材の裏面と
    の静摩擦係数が0.1〜0.7、動摩擦係数が0.1〜0.6であ
    り、かつ被記録材の長手方向の剛性がJIS P 8143に基づ
    いて測定した場合40〜300cm3である請求項1〜4のいず
    れかの被記録材。
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