JP2001269925A - コンクリートプラント船 - Google Patents

コンクリートプラント船

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JP2001269925A
JP2001269925A JP2000088840A JP2000088840A JP2001269925A JP 2001269925 A JP2001269925 A JP 2001269925A JP 2000088840 A JP2000088840 A JP 2000088840A JP 2000088840 A JP2000088840 A JP 2000088840A JP 2001269925 A JP2001269925 A JP 2001269925A
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pulley
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Yasuhiko Omichi
保彦 大道
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Daido Eng Kk
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Daido Eng Kk
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コンクリートプラント船に係り、施工範囲を拡
大できるようにしたコンクリートプラント船を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 台船1 の甲板上に立設されたプラントハ
ウジング2 と、前記甲板上に縦軸心回りに旋回可能に艤
装された旋回台4 と、この旋回台4 に起伏可能に一端が
連結されたブーム5 と、このブーム5 に支持されたコン
クリート排出管7と、前記ブーム5 を起伏させる起伏駆
動装置6 を設けたコンクリートプラント船において、前
記起伏駆動装置6 が、ウィンチ10と、前記プラントハウ
ジング2 の上部に支持させた滑車11と、前記ウィンチ10
から繰り出され、プラントハウジング2 の上部に支持さ
せた滑車11に巻き掛けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートプラ
ント船に係り、特に、コンクリートミルクを打設する施
工範囲を従来よりも拡大できるようにしたコンクリート
プラント船に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンクリートミルクを陸上輸送で
きない離島や、埋立地、人工島あるいはこれらの造営地
などにおいてコンクリートを打設するために、台船にコ
ンクリートプラントを艤装したコンクリートプラント船
が開発されている。
【0003】ここで、コンクリートプラントとは、一般
に陸上に設置されるコンクリートプラントと同様に、コ
ンクリートの原材料をストックする倉庫、コンクリート
の原材料を混合するミキサー、前記倉庫からミキサーに
原材料を搬送する搬送装置、及び、ミキサーで原材料を
混練することにより得たコンクリートミルクを排出する
排出装置とを含むコンクリートミルク製造設備のことで
ある。
【0004】前記倉庫としては、セメント倉庫、砂倉
庫、砂利倉庫などが挙げられるが、この他にも必要に応
じて真水を貯留する水槽が設けられることがある。又、
前記搬送装置としては、例えば倉庫からミキサーの上方
に原材料を搬送するスクリューコンベア、ベルトコンベ
ア、バケットコンベアなどが用いられ、これらコンベア
により予め定められた量の原材料をミキサーの上方に搬
送してミキサー内に投下するようにしている。
【0005】なお、ミキサーの上方にホッパーを設け、
搬送装置でこのホッパーに供給された原材料をホッパー
に付設した定量供給装置により予め定められた量に分け
てミキサー内に投下する場合もある。
【0006】前記排出装置は、ミキサーからコンクリー
トミルクを導入し、適当な圧力で吐出するコンクリート
ポンプと、このコンクリートポンプから吐出されるコン
クリートミルクを所定の位置まで導くコンクリート排出
管とを備え、必要に応じてこのコンクリート排出管の端
末にコンクリート打設管が接続される。
【0007】図8の側面図に示すように、従来のコンク
リートプラント船では、例えば台船1の中央部に一群の
倉庫2を設け、例えば船首部の甲板上にプラントハウジ
ング3を立上げ、このプラントハウジング3内にミキサ
ー、ホッパー、搬送装置の一部分、及びコンクリートポ
ンプなどの排出装置の一部分を設置している。
【0008】このプラントハウジング3の近くの甲板上
に旋回台4を艤装し、この旋回台4にブーム5を起伏可
能に支持させると共に、このブーム5にコンクリート排
出管7の端末から一定の部分(以下、この部分を端末部
という。)を支持させ、旋回台4とブーム5とにわたっ
て架着された油圧シリンダからなる起伏駆動装置Dを伸
縮させることにより、前記コンクリート排出管7をブー
ム5と共に起伏させるようにしている。
【0009】なお、このブーム5は、旋回台3に基端が
起伏可能に軸支される第1ブーム5Aと、この第1ブー
ム5Aの先端に基端が起伏可能に軸支される第2ブーム
5Bと、この第2ブーム5Bの先端に基端が起伏可能に
軸支される第3ブーム5Cとで構成され、必要に応じて
折り畳めるようにしてある。
【0010】即ち、第3ブーム5Cは第2、第3両ブー
ム5B、5C間に架着された油圧シリンダからなる第2
屈伸駆動装置9を伸縮させることにより、第2ブーム5
Bの先方に伸展したり、第2ブーム5Bの上側に折り畳
まれたりする。又、第2ブーム5Bは第1、第2両ブー
ム5A、5B間に架着された油圧シリンダからなる第1
屈伸駆動装置8を伸縮させることにより、第1ブーム5
Aの先方に伸展したり、第1ブーム5Aの下側に折り畳
まれたりする。
【0011】第3ブーム5Cを第2ブーム5Bの上に折
り畳んだ後、第2ブーム5Bを第1ブーム5Aの下側に
折り畳むと、第3ブーム5Cは第1ブーム5Aの下側に
折り畳まれた第2ブーム5Bの更に下側に折り畳まれる
ことになる。
【0012】前記旋回台4は、例えば270度の範囲に
わたって水平往復旋回し、この旋回に伴って前記ブーム
5をプラントハウジング3の船首側から船首前方及び舷
側方を経てプラントハウジング3の舷側側の範囲で往復
旋回させる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
コンクリートプラント船では、起伏駆動装置Dを構成し
ている油圧シリンダの長さを一定以上長くすることが価
格的にも、製造技術的にも困難であり、このため、強度
的にブ−ム5を一定以上長くすることができず、施工範
囲が一定以下に限定されるという課題がある。
【0014】本発明は、この従来技術の課題を解決し、
ブ−ムの長さを従来よりも長して、施工範囲を従来より
も拡大できるようにしたコンクリ−トプラント船を提供
することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、台船の甲板上
に立設されたプラントハウジングと、前記甲板上に縦軸
心回りに旋回可能に艤装された旋回台と、この旋回台に
起伏可能に一端が連結されたブームと、このブームに支
持されたコンクリート排出管と、前記ブームを起伏させ
る起伏駆動装置を設けたコンクリートプラント船におい
て、この目的を達成するため、以下のような技術的手段
を採用する。
【0016】即ち、前記起伏駆動装置が、ウィンチと、
前記プラントハウジングの上部に支持させた滑車と、前
記ウィンチから繰り出され、プラントハウジングの上部
に支持させた滑車に巻き掛けられ、前記ブームに連結さ
れるワイヤリング手段とを備える、という技術的手段を
採用するのである。
【0017】又、本発明は、前記コンクリ−トプラント
船において、前記の構成において、前記目的を達成する
ために、台船にクレーンポストを立設し、前記プラント
ハウジングの代わりにこのクレーンポストの上部に前記
滑車が支持される、という技術的手段を採用するのであ
る。
【0018】これらの本発明によれば、ワイヤリング手
段は技術的にも、価格的にもほとんど問題無く、ブ−ム
の基端から遠い位置に連結することができるので、ブ−
ムを旋回台に支持する支点と、ブ−ムを起伏させる力を
作用させる力点との間隔を従来よりも大きくして、ブ−
ムを長くするすることができる。
【0019】
【発明の実施の態様】本発明の一実施例に係るコンクリ
−トプラント船を図面に基づいて具体的に説明すれば、
以下の通りである。
【0020】図1の側面図に示すように、このコンクリ
−トプラント船は、台船1の中央部に一群の倉庫2を設
け、船首部にプラントハウジング3を立上げ、このプラ
ントハウジング3内にミキサー、搬送装置の一部分、及
び排出装置の一部分を設置している。このプラントハウ
ジング3の近くの甲板上に旋回台4が艤装され、この旋
回台4にブーム5を起伏可能に支持させ、起伏駆動装置
6によってこのブ−ム5を起伏させるようにしている。
【0021】なお、このブーム5は、基端が旋回台4に
起伏可能に軸支される第1ブーム5Aと、基端がこの第
1ブーム5Aの先端に起伏可能に軸支される第2ブーム
5Bと、基端がこの第2ブーム5Bの先端に起伏可能に
軸支される第3ブーム5Cとを備えている。そして、第
2ブーム5Bは、第1、第2両ブーム5A、5B間に架
着された油圧シリンダからなる第1屈伸駆動装置8を伸
縮させることにより、第1ブーム5Aの先方に伸展した
り、第1ブーム5Aの下側に折り畳まれたりする。又、
第3ブーム5Cは、第2、第3両ブーム5B、5C間に
架着された油圧シリンダからなる第2屈伸駆動装置9を
伸縮させることにより、第2ブーム5Bの先方に伸展し
たり、第2ブーム5Bの上側に折り畳まれたりする。第
3ブーム5Cを第2ブーム5Bの上に折り畳んだ後、第
2ブーム5Bを第1ブーム5Aの下側に折り畳むと、第
3ブーム5Cは第1ブーム5Aの下側に折り畳まれた第
2ブーム5Bの更に下側に折り畳まれることになる。
【0022】前記起伏駆動装置6は、前記プラントハウ
ジング3の中間高さ部に艤装されたウィンチ10と、前
記プラントハウジング3の上部に支持させた滑車11
と、前記ウィンチ10から繰り出され、プラントハウジ
ング3の上部に支持させた滑車11に巻き掛けられ、前
記ブーム5に連結されるワイヤリング手段12とを備え
る。
【0023】もっとも、前記ウィンチ10をプラントハ
ウジング3の中間高さ部に艤装することは、本発明に必
須のことではなく、このウィンチ10をプラントハウジ
ング3の上に艤装したり、甲板の上に艤装したり、旋回
台4上に艤装したりしてもよい。
【0024】前記ワイヤリング手段12は、ブ−ム5の
任意の位置に連結すればよく、例えば第3ブ−ム5Cの
先端に連結しても、第2、第3両ブ−ム5B、5Cの連
結部に連結しても、或いは、第1、第2両ブ−ム5A、
5Bの連結部に連結してもよいが、この実施例では、第
1ブ−ム5Aの先端部にワイヤリング手段12を連結し
ている。
【0025】このワイヤリング手段12としては、前記
ウィンチ10から繰り出され、プラントハウジング3の
上部に支持させた滑車11に巻き掛けられたワイヤロ−
プ13の先端をブ−ム5に連結するだけでもよいのであ
るが、図2の説明図に示すように、この実施例では、ワ
イヤロ−プ13の荷重を軽減するために、前記第1ブー
ム5Aの先端部に連結された下部補助滑車14と、プラ
ントハウジング3の上部に支持された上部補助滑車15
とを設け、ウィンチ10から繰り出したワイヤロ−プ1
3を前記滑車11に巻き掛けた後、下部補助滑車14と
上部補助滑車15とに交互に巻き掛け、最後に下部補助
滑車14に巻き掛けた後、該ワイヤロ−プ13の先端を
プラントハウジング3の上部に連結している。
【0026】なお、下部補助滑車14と上部補助滑車1
5とに交互に巻き掛ける回数は1回以上であればよく、
この回数が多くなるほどワイヤロ−プ13の荷重は軽減
され、ブ−ム5の起伏速度は遅くなる。
【0027】又、前記ワイヤロープ13の先端は、プラ
ントハウジング3の上部に連結する代わりに、下部補助
滑車14又は上部補助滑車15の軸に連結してもよい。
【0028】ところで、この実施例では、後述するよう
に、旋回台4及びブ−ム5を旋回させる時に、前記ワイ
ヤロ−プ13が前記滑車11及び上部補助滑車15から
脱落することを防止するために、図2に示すように、プ
ラントハウジング3の上部に固定したステ−16に、中
空軸17を介してブラケット18を縦軸心回りに回転自
在に支持させ、このブラケット18に前記滑車11及び
上部補助滑車15をそれぞれ回転自在に支持させ、ウィ
ンチ10から繰り出されたワイヤロープ13が、前記ス
テー16に回転自在に支持させた案内滑車38に案内さ
れて、前記中空軸17内を通り、前記滑車11に巻き掛
けられるようにしている。
【0029】又、旋回台4及びブ−ム5を旋回させる時
に、前記ワイヤロ−プ13が前記下部補助滑車14から
脱落することを防止するために、この実施例では、図1
に示すように、この下部補助滑車14を別のワイヤロ−
プ19を介して前記第1ブーム5Aの先端部に連結して
いる。
【0030】加えて、図2に示すように、前記ワイヤロ
−プ13の先端は、前記ブラケット18を介してプラン
トハウジング3の上部に固定している。
【0031】図3の平面図に示すように、コンクリ−ト
プラントから導出されたコンクリート排出管7の端末部
が前記ブ−ム5に支持されている。このコンクリート排
出管7の端末部は、旋回台4と同軸心回りに水平旋回す
る水平旋回継手20、第1ブ−ム5Aの起伏中心を中心
に垂直旋回する第1垂直旋回継手21、第1、第2両ブ
−ム5A、5Bの連結軸心を中心に垂直旋回する第2垂
直旋回継手22、及び第2、第3両ブ−ム5B、5Cの
連結軸心を中心に垂直旋回する第3垂直旋回継手23を
備えて、ブ−ム5を旋回させたり、屈伸した時にその旋
回や屈伸に追従できるようにしている。
【0032】なお、前記水平旋回継手20と第1垂直旋
回継手21とはベント管24で、第1垂直旋回継手21
と第2垂直旋回継手22とは両端にベント管25、26
を継いだ直管27で、第2垂直旋回継手22と第3垂直
旋回継手23とは両端にベント管28、29を継いだ直
管30で順に接続している。又、第3垂直旋回継手23
にベント管31を介して接続した直管32の先端に、図
4の側面図に示すように、ドッキングホ−ス33を接続
し、このドッキングホ−ス33を第3ブ−ム5Cの先端
に支持させたホ−スガイド34で案内して下方に垂れ下
がらせてある。そして、このドッキングホ−ス33の先
端に連結された打設管35から水底にコンクリ−トミル
クを投下するのである。
【0033】又、図3、図5の側面図及び図6の平面図
に示すように、前記旋回台4上には、作動油タンク、電
動油圧ポンプ、蓄圧タンク、油圧バルブアッセンブリな
どからなる油圧パワ−ユニット36が搭載されこの油圧
パワ−ユニット36から前記第1屈伸駆動装置8及び第
2屈伸駆動装置9に圧油が給排される他、旋回台4を旋
回させるために旋回台4に搭載した油圧モ−タ37にも
この油圧パワ−ユニット36から圧油が給排される。
【0034】なお、油圧パワーユニット36を旋回台4
上に設置することは本発明に必須のことではなく、例え
ば台船1に油圧パワーユニット36を配置し、油圧ホー
スなどの油圧回路を介して旋回台4の油圧モータ37、
第1屈伸駆動装置8及び第2屈伸駆動装置9に圧油を給
排するようにしてもよい。
【0035】又、図6に示すように、旋回台4、ブーム
5及びコンクリート排出管7の端末部は、プラントハウ
ジング3の船首側から右舷側にわたる270度の範囲内
で旋回させ、非施工時には、ブーム5を折り畳んだ状態
でプラントハウジング3の船首側又は右舷側の甲板上に
位置させるようにしている。
【0036】前記油圧モ−タ37を運転して、ブ−ム5
を船体外に振り出した後、ウィンチ10を作動させてブ
−ム5を適当な角度まで起こしてから、前記第1屈伸駆
動装置8及び第2屈伸駆動装置9を伸長させると、ブ−
ム5が展伸され、この後ウィンチ10を操作してブ−ム
5の傾きを調整することにより、打設管33の移動半径
が例えば10〜60メートルの範囲内で調整される。
又、油圧モ−タ37を操作して旋回台4及びブ−ム5を
旋回させることにより、打設管35をこれらの旋回中心
を中心とする前記270度の範囲内の円弧軌道に沿って
移動させることができる。
【0037】又、打設管33からコンクリートミルクを
投下しながら、台船1を移動させたり、ブーム5の傾き
を変えたりすると共に、ブーム5を所定の角度範囲内で
往復旋回させると、平面視において予め定められ幅と長
さとを有する範囲の水底にコンクリートを打設すること
ができる。
【0038】ところで、上述したように、前記ブ−ム5
は、旋回台4と起伏駆動装置6とによって船体に支持さ
れていることは従来と同じであるが、起伏駆動装置6が
油圧シリンダで構成されている従来例では、製造技術
上、又、価格上、油圧シリンダの長さに限界があり、そ
の結果、ブ−ム5の長さが例えば30メ−トル以下に制
限されていたのである。
【0039】これに対して、このコンクリ−トプラント
船では、起伏駆動装置6がウィンチ10と、前記プラン
トハウジング3の上部に支持させた滑車11と、前記ウ
ィンチ10から繰り出され、プラントハウジング3の上
部に支持させた滑車11に巻き掛けられ、前記ブーム5
に連結されるワイヤリング手段12とで構成しているの
で、製造技術上、又、価格上、ほとんど何の問題もなく
ブ−ム5をその基端から遠く離れた位置で、ワイヤリン
グ手段12を介してプラントハウジング3の上部に支持
させることができ、ブーム5が船体に支持される2点間
の距離を自由に拡大できる。その結果、例えば第1ブ−
ム5Aの長さだけでも従来のブーム5の長さの限界とさ
れていた30メ−トルよりも長くすることができ、又、
ブ−ム5全体としては60メ−トル以上の長さにするこ
とができ、施工範囲を飛躍的に拡大することができるの
である。
【0040】なお、この実施例では、油圧シリンダから
なる前記第1屈伸駆動装置8に代えて、別のウィンチ
と、前記プラントハウジングの上部に支持させた別の滑
車と、前記別のウィンチから繰り出され、プラントハウ
ジング3の上部に支持させた前記別の滑車に巻き掛けら
れ、前記第2ブーム5Bの先端部に連結される別のワイ
ヤリング手段とからなる第1屈伸駆動装置を用いてもよ
い。
【0041】又、油圧シリンダからなる前記第2屈伸駆
動装置9に代えて、又別のウィンチと、前記プラントハ
ウジング3の上部に支持させた又別の滑車と、前記又別
のウィンチから繰り出され、プラントハウジングの上部
に支持させた前記又別の滑車に巻き掛けられ、前記第3
ブーム5Cの先端部に連結される又別のワイヤリング手
段とからなる第2屈伸駆動装置を用いてもよい。
【0042】更に、図3に示すように前記旋回台4は2
70度旋回するようにしているが、プラントハウジング
3とは別に、甲板上、或いは旋回台4上にクレ−ンポス
トを立上げ、このクレ−ンポストの上端部に前記滑車1
1を支持させて、旋回台4及びブ−ム5を360度にわ
たって往復旋回させたり、全旋回させたりすることも可
能である。
【0043】図7に示す本発明の他の実施例に係るコン
クリートプラント船では、第1ブーム5Aが更に、基端
部A1、中間部A2、A3及び先端部A5とに分割して
形成され、これらのうちの中間部A2、A3を取り除い
たり、継ぎ足したりして第1ブーム5Aの長さを変更で
きるようにしている。
【0044】又、第3ブーム5Cの先端部には、前記ホ
ースガイドを設けて、第2及び第3ブーム5B、5Cを
伸展させた位置から垂直下方に曲げた範囲までの間で施
工ができるようにするだけでなく、第2及び第3両ブー
ム5B、5Cを下方に垂直に位置させた後、更に第1ブ
ーム5Aの下側に折り曲げた時にコンクリート排出管7
の端末のドッキングホ−ス33を案内して下方に垂れ下
がらせる別のホースガイド39を設けて、施工範囲を第
2及び第3両ブーム5B、5Cを下方に垂直に位置させ
た後、更に第1ブーム5Aの下側に折り曲げた範囲にわ
たって拡大できるようにしている。
【0045】もちろん、本発明は、上述したように、ブ
ーム5を幾つかの部分に分割形成し、これらの部分を順
に連結して折り畳めるように構成した場合にかぎらず、
ブームが単一に形成されている場合にも適用できる。
【0046】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、前記
起伏駆動装置が、ウィンチと、前記プラントハウジング
の上部に支持させた滑車と、前記ウィンチから繰り出さ
れ、プラントハウジングの上部に支持させた滑車に巻き
掛けられ、前記ブームに連結されるワイヤリング手段と
を備えるので、技術的にも、価格的にもほとんど問題な
くブ−ムの基端から遠く離れた位置にワイヤリング手段
を連結して、旋回台、起伏駆動手段及びブ−ムに作用す
る荷重条件を緩和することができる。その結果、ブ−ム
の長さを従来よりも長くして、施工範囲を拡大できる効
果を得ることができるのである。
【0047】又、滑車をプラントハウジングの代わりに
甲板又は旋回台に立上げたクレーンポストの上部に支持
させる本発明においても、技術的にも、価格的にもほと
んど問題なくブ−ムの基端から遠く離れた位置にワイヤ
リング手段を連結して、旋回台、起伏駆動手段及びブ−
ムに作用する荷重条件を緩和することができ、その結
果、ブ−ムの長さを従来よりも長くして、施工範囲を拡
大できる効果を得ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の側面図である。
【図2】本発明のワイヤリング手段の説明図である。
【図3】本発明の平面図である。
【図4】本発明の側面図である。
【図5】本発明の側面図である。
【図6】本発明の平面図である。
【図7】本発明の側面図である。
【図8】従来例の側面図である。
【符号の説明】
1 台船 2 プラントハウジング 4 旋回台 5 ブーム 6 起伏駆動装置 7 コンクリート排出管 10 ウィンチ 11 滑車 12 ワイヤリング手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台船の甲板上に立設されたプラントハウ
    ジングと、前記甲板上に縦軸心回りに旋回可能に艤装さ
    れた旋回台と、この旋回台に起伏可能に一端が連結され
    たブームと、このブームに支持されたコンクリート排出
    管と、前記ブームを起伏させる起伏駆動装置を設けたコ
    ンクリートプラント船において、 前記起伏駆動装置が、ウィンチと、前記プラントハウジ
    ングの上部に支持させた滑車と、前記ウィンチから繰り
    出され、プラントハウジングの上部に支持させた滑車に
    巻き掛けられ、前記ブームに連結されるワイヤリング手
    段とを備えることを特徴とするコンクリートプラント
    船。
  2. 【請求項2】 台船にクレーンポストが立設され、前記
    プラントハウジングの代わりにこのクレーンポストの上
    部に前記滑車が支持される請求項1に記載のコンクリー
    トプラント船。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014201267A1 (en) 2013-06-12 2014-12-18 Meedl68 Lp Offshore preparation system
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