JP2001268735A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents
ガス絶縁開閉装置Info
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- JP2001268735A JP2001268735A JP2000082392A JP2000082392A JP2001268735A JP 2001268735 A JP2001268735 A JP 2001268735A JP 2000082392 A JP2000082392 A JP 2000082392A JP 2000082392 A JP2000082392 A JP 2000082392A JP 2001268735 A JP2001268735 A JP 2001268735A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ガス絶縁開閉装置の横幅を従来よりさらに縮小
する。 【解決手段】母線容器１０Ｕ，１０Ｖ，１０Ｗ全体の水
平長さを各相とも同じ寸法Ｌとするとともに、母線容器
１０Ｕ，１０Ｖ，１０Ｗの両端面が各相で同じ垂直面の
位置に来るように配される。
する。 【解決手段】母線容器１０Ｕ，１０Ｖ，１０Ｗ全体の水
平長さを各相とも同じ寸法Ｌとするとともに、母線容器
１０Ｕ，１０Ｖ，１０Ｗの両端面が各相で同じ垂直面の
位置に来るように配される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、３相分離形のガ
ス絶縁開閉装置に関し、特に、横幅が縮小されたガス絶
縁開閉装置に関する。
ス絶縁開閉装置に関し、特に、横幅が縮小されたガス絶
縁開閉装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４は、従来のガス絶縁開閉装置の構成
を示す側面図である。３相の図示されていない各相の遮
断器をそれぞれ収納した遮断器容器１Ｕ，１Ｖ，１Ｗが
水平に並べて配され、共通の支持部材８を介して基礎台
３に固定されている。一方、各相の母線容器２Ｕ，２
Ｖ，２ＷがそれぞれＬ形管４を介して遮断器容器１Ｕ，
１Ｖ，１Ｗに接続されている。母線容器２Ｕ，２Ｖ，２
Ｗは、左から、ガス区分するためのガス区分スペーサ
７、Ｌ形管７と接続させるための開口部２Ａ（点線）を
備えた円筒容器５、左右に伸縮自在な円筒状の伸縮管６
の順で接続されたものからなり、図示されていない水平
に配された各相の母線をそれぞれ内部に収納している。
母線容器２Ｕ，２Ｖ，２Ｗの両端には、各相毎に図示さ
れていない他のバンクのガス絶縁開閉装置の母線容器が
接続され、内部の母線同士が接続されている。
を示す側面図である。３相の図示されていない各相の遮
断器をそれぞれ収納した遮断器容器１Ｕ，１Ｖ，１Ｗが
水平に並べて配され、共通の支持部材８を介して基礎台
３に固定されている。一方、各相の母線容器２Ｕ，２
Ｖ，２ＷがそれぞれＬ形管４を介して遮断器容器１Ｕ，
１Ｖ，１Ｗに接続されている。母線容器２Ｕ，２Ｖ，２
Ｗは、左から、ガス区分するためのガス区分スペーサ
７、Ｌ形管７と接続させるための開口部２Ａ（点線）を
備えた円筒容器５、左右に伸縮自在な円筒状の伸縮管６
の順で接続されたものからなり、図示されていない水平
に配された各相の母線をそれぞれ内部に収納している。
母線容器２Ｕ，２Ｖ，２Ｗの両端には、各相毎に図示さ
れていない他のバンクのガス絶縁開閉装置の母線容器が
接続され、内部の母線同士が接続されている。
【０００３】図５は、図４のＦ矢視図である。Ｌ形管４
は各相毎に垂直長さが異なり、垂直方向に並べて配され
た母線容器２Ｕ，２Ｖ，２Ｗの開口部２Ａにそれぞれ接
続されている。母線容器２Ｕ，２Ｖ，２Ｗ内部の母線
が、それぞれ開口部２Ａの所からＬ形管４の内部を経由
して遮断器容器１Ｕ，１Ｖ，１Ｗ内の遮断器に接続され
ている。遮断器容器１Ｕ，１Ｖ，１Ｗの右側には、図示
されていない変流器や断路器などを収納するための収納
容器９がそれぞれ突設されている。また、この収納容器
９には図示されていない給電線が収納され、遮断器を介
して左側の母線に接続され、収納容器９の右側から負荷
側へ電力を給電するようになっている。
は各相毎に垂直長さが異なり、垂直方向に並べて配され
た母線容器２Ｕ，２Ｖ，２Ｗの開口部２Ａにそれぞれ接
続されている。母線容器２Ｕ，２Ｖ，２Ｗ内部の母線
が、それぞれ開口部２Ａの所からＬ形管４の内部を経由
して遮断器容器１Ｕ，１Ｖ，１Ｗ内の遮断器に接続され
ている。遮断器容器１Ｕ，１Ｖ，１Ｗの右側には、図示
されていない変流器や断路器などを収納するための収納
容器９がそれぞれ突設されている。また、この収納容器
９には図示されていない給電線が収納され、遮断器を介
して左側の母線に接続され、収納容器９の右側から負荷
側へ電力を給電するようになっている。
【０００４】図６は、従来の異なるガス絶縁開閉装置の
構成を示す側面図である。最下段の母線容器２Ｗが、図
４の場合のそれとは左右逆向きに設けられ、Ｌ形管４に
取り付けられている。図６のその他は、図４の構成と同
じである。図４の装置では、母線容器２Ｗがあまりにも
右側へ出っ張っているので、母線容器２Ｗを他の相とは
逆向きにし装置の横幅を縮小させてある。
構成を示す側面図である。最下段の母線容器２Ｗが、図
４の場合のそれとは左右逆向きに設けられ、Ｌ形管４に
取り付けられている。図６のその他は、図４の構成と同
じである。図４の装置では、母線容器２Ｗがあまりにも
右側へ出っ張っているので、母線容器２Ｗを他の相とは
逆向きにし装置の横幅を縮小させてある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来のガス絶縁開閉装置は、まだなお横幅が大
きいという問題があった。すなわち、従来は同一の輸送
機器で１回線（図４の構成が１回線）の装置を輸送する
のが限度であった。装置の横幅を従来よりさらに縮小す
ることができれば、同一の輸送機器で２回線の装置を輸
送するのも可能になり、輸送コストの低減に繋がる。こ
の発明の目的は、ガス絶縁開閉装置の横幅を従来よりさ
らに縮小することにある。
たような従来のガス絶縁開閉装置は、まだなお横幅が大
きいという問題があった。すなわち、従来は同一の輸送
機器で１回線（図４の構成が１回線）の装置を輸送する
のが限度であった。装置の横幅を従来よりさらに縮小す
ることができれば、同一の輸送機器で２回線の装置を輸
送するのも可能になり、輸送コストの低減に繋がる。こ
の発明の目的は、ガス絶縁開閉装置の横幅を従来よりさ
らに縮小することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、３相の遮断器をそれぞれ別々に
収納するとともに基礎台の上に水平に並べて据え付けら
れる３台の遮断器容器と、この遮断器容器の上部にそれ
ぞれ接続される３台のＬ形管と、このＬ形管の反遮断器
容器側にそれぞれ接続されるとともに垂直面に並べて配
され、各相の母線をそれぞれ水平にして別々に収納する
３台の母線容器とで構成され、前記各相の母線がそれぞ
れ前記母線容器の開口部からＬ形管の内部を経由して遮
断器に接続されてなるガス絶縁開閉装置において、前記
母線容器全体の水平長さを各相とも同じ寸法Ｌとすると
ともに、前記母線容器の両端面が各相で同じ垂直面の位
置に来るように配されてなるようにするとよい。それに
よって、ガス絶縁開閉装置の横幅が従来よりさらに縮小
される。
に、この発明によれば、３相の遮断器をそれぞれ別々に
収納するとともに基礎台の上に水平に並べて据え付けら
れる３台の遮断器容器と、この遮断器容器の上部にそれ
ぞれ接続される３台のＬ形管と、このＬ形管の反遮断器
容器側にそれぞれ接続されるとともに垂直面に並べて配
され、各相の母線をそれぞれ水平にして別々に収納する
３台の母線容器とで構成され、前記各相の母線がそれぞ
れ前記母線容器の開口部からＬ形管の内部を経由して遮
断器に接続されてなるガス絶縁開閉装置において、前記
母線容器全体の水平長さを各相とも同じ寸法Ｌとすると
ともに、前記母線容器の両端面が各相で同じ垂直面の位
置に来るように配されてなるようにするとよい。それに
よって、ガス絶縁開閉装置の横幅が従来よりさらに縮小
される。
【０００８】また、かかる構成において、前記遮断器容
器の中心軸を互いに同じ寸法Ｘだけ離して配し、前記母
線容器が前記Ｌ形管と接続可能な開口部を備えた分岐部
と、開口部のない円筒部と、軸方向に伸縮自在な円筒状
の伸縮管と、ガス区分スペーサとでもって互いに水平に
接続したものからなり、前記円筒部の水平長さＢを寸法
Ｘとするとともに前記伸縮管の水平長さＣを寸法Ｘに前
記ガス区分スペーサの水平長さＴを加えた寸法とし、前
記分岐部の水平長さＡを寸法Ｌから長さＢの２倍と長さ
Ｔの２倍とを差し引いた寸法とするようにしてもよい。
それによって、母線容器を構成する分岐部、円筒部、伸
縮管、ガス区分スペーサとして各相とも同じ水平長さの
ものを用いることができ、それらを接続する順序や方向
を各相でもって変えるだけで、母線容器全体の水平長さ
を各相とも同じ寸法Ｌとした状態で、母線容器の両端面
が各相で同じ垂直面の位置に来るようにすることができ
る。
器の中心軸を互いに同じ寸法Ｘだけ離して配し、前記母
線容器が前記Ｌ形管と接続可能な開口部を備えた分岐部
と、開口部のない円筒部と、軸方向に伸縮自在な円筒状
の伸縮管と、ガス区分スペーサとでもって互いに水平に
接続したものからなり、前記円筒部の水平長さＢを寸法
Ｘとするとともに前記伸縮管の水平長さＣを寸法Ｘに前
記ガス区分スペーサの水平長さＴを加えた寸法とし、前
記分岐部の水平長さＡを寸法Ｌから長さＢの２倍と長さ
Ｔの２倍とを差し引いた寸法とするようにしてもよい。
それによって、母線容器を構成する分岐部、円筒部、伸
縮管、ガス区分スペーサとして各相とも同じ水平長さの
ものを用いることができ、それらを接続する順序や方向
を各相でもって変えるだけで、母線容器全体の水平長さ
を各相とも同じ寸法Ｌとした状態で、母線容器の両端面
が各相で同じ垂直面の位置に来るようにすることができ
る。
【０００９】また、かかる構成において、前記遮断器容
器の中心軸を互いに同じ寸法Ｘだけ離して配し、前記母
線容器が前記Ｌ形管と接続可能な２つの開口部が互いに
寸法Ｘだけ離れるようにして形成された円筒容器と、軸
方向に伸縮自在な円筒状の伸縮管と、ガス区分スペーサ
とでもって互いに水平に接続したものからなり、前記伸
縮管の水平長さＣを寸法Ｘに前記ガス区分スペーサの水
平長さＴを加えた寸法とし、前記円筒容器の水平長さＤ
を寸法Ｌから寸法Ｘと水平長さＴの２倍とを差し引いた
長さとし、各相の前記円筒容器のいずれか一方の開口部
が前記Ｌ形管と接続され、他方の開口部が覆い蓋でもっ
てガス封止されてなるようにしてもよい。それによっ
て、母線容器を構成する円筒容器、伸縮管、ガス区分ス
ペーサとして各相とも同じ水平長さのものを用いること
ができ、それらを接続する順序や方向を各相でもって変
えるだけで、母線容器全体の水平長さを各相とも同じ寸
法Ｌとした状態で、母線容器の両端面が各相で同じ垂直
面の位置に来るようにすることができる。
器の中心軸を互いに同じ寸法Ｘだけ離して配し、前記母
線容器が前記Ｌ形管と接続可能な２つの開口部が互いに
寸法Ｘだけ離れるようにして形成された円筒容器と、軸
方向に伸縮自在な円筒状の伸縮管と、ガス区分スペーサ
とでもって互いに水平に接続したものからなり、前記伸
縮管の水平長さＣを寸法Ｘに前記ガス区分スペーサの水
平長さＴを加えた寸法とし、前記円筒容器の水平長さＤ
を寸法Ｌから寸法Ｘと水平長さＴの２倍とを差し引いた
長さとし、各相の前記円筒容器のいずれか一方の開口部
が前記Ｌ形管と接続され、他方の開口部が覆い蓋でもっ
てガス封止されてなるようにしてもよい。それによっ
て、母線容器を構成する円筒容器、伸縮管、ガス区分ス
ペーサとして各相とも同じ水平長さのものを用いること
ができ、それらを接続する順序や方向を各相でもって変
えるだけで、母線容器全体の水平長さを各相とも同じ寸
法Ｌとした状態で、母線容器の両端面が各相で同じ垂直
面の位置に来るようにすることができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、この発明を実施例に基づい
て説明する。図１は、この発明の実施例にかかるガス絶
縁開閉装置の構成を示す側面図である。母線容器１０
Ｕ，１０Ｖ，１０Ｗのそれぞれの全体の水平長さを各相
とも同じ寸法Ｌとするとともに、母線容器１０Ｕ，１０
Ｖ，１０Ｗの両端面が各相で同じ垂直面の位置に来るよ
うに配されている。母線容器１０Ｕ，１０Ｖ，１０Ｗ
は、開口部２Ａのある分岐部１１Ａと、開口部のない円
筒部１１Ｂと、ガス区分スペーサ７と、伸縮管６とを互
いに水平に接続したものからなる。上段の母線容器１０
Ｕは、左からガス区分スペーサ７，分岐部１１Ａ，円筒
部１１Ｂ，伸縮管６の順でもって接続されている。ま
た、中段の母線容器１０Ｖは、左から円筒部１１Ｂ，ガ
ス区分スペーサ７，分岐部１１Ａ，伸縮管６の順でもっ
て接続されている。さらに、下段の母線容器１０Ｖは、
左から伸縮管６，円筒部１１Ｂ，分岐部１１Ａ，ガス区
分スペーサ７の順でもって接続されている。図１のその
他は、従来の構成と同じであり、従来と同じ部分は同一
参照符号を付けることによって詳細な説明は省略する。
て説明する。図１は、この発明の実施例にかかるガス絶
縁開閉装置の構成を示す側面図である。母線容器１０
Ｕ，１０Ｖ，１０Ｗのそれぞれの全体の水平長さを各相
とも同じ寸法Ｌとするとともに、母線容器１０Ｕ，１０
Ｖ，１０Ｗの両端面が各相で同じ垂直面の位置に来るよ
うに配されている。母線容器１０Ｕ，１０Ｖ，１０Ｗ
は、開口部２Ａのある分岐部１１Ａと、開口部のない円
筒部１１Ｂと、ガス区分スペーサ７と、伸縮管６とを互
いに水平に接続したものからなる。上段の母線容器１０
Ｕは、左からガス区分スペーサ７，分岐部１１Ａ，円筒
部１１Ｂ，伸縮管６の順でもって接続されている。ま
た、中段の母線容器１０Ｖは、左から円筒部１１Ｂ，ガ
ス区分スペーサ７，分岐部１１Ａ，伸縮管６の順でもっ
て接続されている。さらに、下段の母線容器１０Ｖは、
左から伸縮管６，円筒部１１Ｂ，分岐部１１Ａ，ガス区
分スペーサ７の順でもって接続されている。図１のその
他は、従来の構成と同じであり、従来と同じ部分は同一
参照符号を付けることによって詳細な説明は省略する。
【００１１】図１では、遮断器容器１Ｕ，１Ｖ，１Ｗの
中心軸が互いに同じ寸法Ｘだけ離して配され、円筒部１
１Ｂの水平長さＢを寸法Ｘとするとともに伸縮管６の水
平長さＣをＸにガス区分スペーサ７の水平長さＴを加え
た寸法としてある。さらに、分岐部１１Ａの水平長さＡ
を寸法Ｌから長さＢの２倍と長さＴの２倍とを差し引い
た寸法としてある。すなわち、
中心軸が互いに同じ寸法Ｘだけ離して配され、円筒部１
１Ｂの水平長さＢを寸法Ｘとするとともに伸縮管６の水
平長さＣをＸにガス区分スペーサ７の水平長さＴを加え
た寸法としてある。さらに、分岐部１１Ａの水平長さＡ
を寸法Ｌから長さＢの２倍と長さＴの２倍とを差し引い
た寸法としてある。すなわち、
【００１２】
【数１】Ｂ＝Ｘ
【００１３】
【数２】Ｃ＝Ｘ＋Ｔ
【００１４】
【数３】Ａ＝Ｌ−２Ｂ−２Ｔ となるようにしてある。それによって、母線容器１０
Ｕ，１０Ｖ，１０Ｗを構成する分岐部１１Ａ、円筒部１
１Ｂ、伸縮管６、ガス区分スペーサ７として各相とも同
じ水平長さのものを用いることができ、それらを接続す
る順序を図１のように各相でもって変えるだけで、母線
容器全体の水平長さを各相とも同じ寸法Ｌとした状態
で、母線容器１０Ｕ，１０Ｖ，１０Ｗの両端面が各相で
同じ垂直面の位置に来るようにすることができる。それ
によって、ガス絶縁開閉装置の横幅が従来よりさらに縮
小され、従来は同一の輸送機器で１回線の装置を輸送す
るのが限度であったのが、同一の輸送機器で２回線の装
置を輸送するのも可能になり、輸送コストの低減がはか
れる。さらに、母線容器１０Ｕ，１０Ｖ，１０Ｗの両端
面が各相で同じ垂直面の位置に来るので、輸送する場合
に装置を固定するのも容易になり、輸送コストがさらに
低減される。また、母線容器の構成部品として、各相同
じものを用意すればよいので、部品点数が少なくて済み
製作コストの節約にもなる。
Ｕ，１０Ｖ，１０Ｗを構成する分岐部１１Ａ、円筒部１
１Ｂ、伸縮管６、ガス区分スペーサ７として各相とも同
じ水平長さのものを用いることができ、それらを接続す
る順序を図１のように各相でもって変えるだけで、母線
容器全体の水平長さを各相とも同じ寸法Ｌとした状態
で、母線容器１０Ｕ，１０Ｖ，１０Ｗの両端面が各相で
同じ垂直面の位置に来るようにすることができる。それ
によって、ガス絶縁開閉装置の横幅が従来よりさらに縮
小され、従来は同一の輸送機器で１回線の装置を輸送す
るのが限度であったのが、同一の輸送機器で２回線の装
置を輸送するのも可能になり、輸送コストの低減がはか
れる。さらに、母線容器１０Ｕ，１０Ｖ，１０Ｗの両端
面が各相で同じ垂直面の位置に来るので、輸送する場合
に装置を固定するのも容易になり、輸送コストがさらに
低減される。また、母線容器の構成部品として、各相同
じものを用意すればよいので、部品点数が少なくて済み
製作コストの節約にもなる。
【００１５】なお、図１では、分岐部１１Ａと円筒部１
１Ｂとの水平長さが等しい（Ａ＝Ｂ）場合の例が示され
ているが、必ずしもＡ＝Ｂでなくてもよい。図２は、こ
の発明の異なる実施例にかかるガス絶縁開閉装置の構成
を示す側面図である。母線容器１３Ｕ，１３Ｖ，１３Ｗ
のそれぞれの全体の水平長さを各相とも同じ寸法Ｌとす
るとともに、母線容器１３Ｕ，１３Ｖ，１３Ｗの両端面
が各相で同じ垂直面の位置に来るように配されている。
母線容器１３Ｕ，１３Ｖ，１３Ｗの各円筒容器１２は、
中心軸を互いに寸法Ｘだけ離すようにして形成された２
つの開口部２Ａ，２Ｂを備えたものからなる。上段の母
線容器１３Ｕは、左からガス区分スペーサ７，円筒容器
１２，伸縮管６の順でもって接続されている。また、中
段の母線容器１３Ｖは、左から円筒容器１２，ガス区分
スペーサ７，伸縮管６の順でもって接続されている。さ
らに、下段の母線容器１０Ｖは、左から伸縮管６，円筒
容器１２，ガス区分スペーサ７の順でもって接続されて
いる。母線容器１３Ｕおよび１３Ｖの円筒容器１２は同
じ方向に接続されるとともに、母線容器１３Ｗの円筒容
器１２は、母線容器１３Ｕのそれとは逆方向に接続され
ている。左側のＬ形管４は、母線容器１３Ｕの円筒容器
１２の開口部２Ａに接続されている。また、中央のＬ形
管４は、母線容器１３Ｖの円筒容器１２の開口部２Ｂに
接続されている。さらに、右側のＬ形管４は、母線容器
１３Ｗの円筒容器１２の開口部２Ａに接続されている。
１Ｂとの水平長さが等しい（Ａ＝Ｂ）場合の例が示され
ているが、必ずしもＡ＝Ｂでなくてもよい。図２は、こ
の発明の異なる実施例にかかるガス絶縁開閉装置の構成
を示す側面図である。母線容器１３Ｕ，１３Ｖ，１３Ｗ
のそれぞれの全体の水平長さを各相とも同じ寸法Ｌとす
るとともに、母線容器１３Ｕ，１３Ｖ，１３Ｗの両端面
が各相で同じ垂直面の位置に来るように配されている。
母線容器１３Ｕ，１３Ｖ，１３Ｗの各円筒容器１２は、
中心軸を互いに寸法Ｘだけ離すようにして形成された２
つの開口部２Ａ，２Ｂを備えたものからなる。上段の母
線容器１３Ｕは、左からガス区分スペーサ７，円筒容器
１２，伸縮管６の順でもって接続されている。また、中
段の母線容器１３Ｖは、左から円筒容器１２，ガス区分
スペーサ７，伸縮管６の順でもって接続されている。さ
らに、下段の母線容器１０Ｖは、左から伸縮管６，円筒
容器１２，ガス区分スペーサ７の順でもって接続されて
いる。母線容器１３Ｕおよび１３Ｖの円筒容器１２は同
じ方向に接続されるとともに、母線容器１３Ｗの円筒容
器１２は、母線容器１３Ｕのそれとは逆方向に接続され
ている。左側のＬ形管４は、母線容器１３Ｕの円筒容器
１２の開口部２Ａに接続されている。また、中央のＬ形
管４は、母線容器１３Ｖの円筒容器１２の開口部２Ｂに
接続されている。さらに、右側のＬ形管４は、母線容器
１３Ｗの円筒容器１２の開口部２Ａに接続されている。
【００１６】図３は、図２の装置の母線容器１３Ｕの構
成を示す平面図である。母線容器１３Ｕの円筒容器１２
の開口部２ＡにＬ形管４が接続され、開口部２Ｂが覆い
蓋１４でもってガス封止されている。他の相の円筒容器
１２も同様にＬ形管４が接続されないの開口部は覆い蓋
１４でもってガス封止されている。図２に戻り、遮断器
容器１Ｕ，１Ｖ，１Ｗの中心軸が互いに同じ寸法Ｘだけ
離して配され、伸縮管６の水平長さＣを寸法Ｘにガス区
分スペーサ７の水平長さＴを加えた寸法とし、円筒容器
１２の水平長さＤを寸法Ｌから寸法Ｘと水平長さＴの２
倍とを差し引いた長さとしてある。すなわち、
成を示す平面図である。母線容器１３Ｕの円筒容器１２
の開口部２ＡにＬ形管４が接続され、開口部２Ｂが覆い
蓋１４でもってガス封止されている。他の相の円筒容器
１２も同様にＬ形管４が接続されないの開口部は覆い蓋
１４でもってガス封止されている。図２に戻り、遮断器
容器１Ｕ，１Ｖ，１Ｗの中心軸が互いに同じ寸法Ｘだけ
離して配され、伸縮管６の水平長さＣを寸法Ｘにガス区
分スペーサ７の水平長さＴを加えた寸法とし、円筒容器
１２の水平長さＤを寸法Ｌから寸法Ｘと水平長さＴの２
倍とを差し引いた長さとしてある。すなわち、
【００１７】
【数４】Ｃ＝Ｘ＋Ｔ
【００１８】
【数５】Ｄ＝Ｌ−Ｘ−２Ｔ となるようにしてある。それによって、母線容器１３
Ｕ，１３Ｖ，１３Ｗを構成 する円筒容器１２、伸縮管６、ガス区分スペーサ７とし
て各相とも同じ水平長さのものを用いることができ、そ
れらを接続する順序や方向を図２のように各相でもって
変えるだけで、母線容器全体の水平長さを各相とも同じ
寸法Ｌとした状態で、母線容器１３Ｕ，１３Ｖ，１３Ｗ
の両端面が各相で同じ垂直面の位置に来るようにするこ
とができる。それによって、ガス絶縁開閉装置の横幅が
従来よりさらに縮小され、従来は同一の輸送機器で１回
線の装置を輸送するのが限度であったのが、同一の輸送
機器で２回線の装置を輸送するのも可能になり、輸送コ
ストの低減がはかれることは図１の実施例の場合と同様
である。さらに、母線容器１３Ｕ，１３Ｖ，１３Ｗの両
端面が各相で同じ垂直面の位置に来るので、輸送する場
合に装置を固定するのも容易になり、輸送コストがさら
に低減されることも図１の実施例の場合と同様である。
母線容器の構成部品として、各相同じものを用意すれば
よいので、部品点数が少なくて済み製作コストの節約に
もなることも図１の実施例の場合と同様である。
Ｕ，１３Ｖ，１３Ｗを構成 する円筒容器１２、伸縮管６、ガス区分スペーサ７とし
て各相とも同じ水平長さのものを用いることができ、そ
れらを接続する順序や方向を図２のように各相でもって
変えるだけで、母線容器全体の水平長さを各相とも同じ
寸法Ｌとした状態で、母線容器１３Ｕ，１３Ｖ，１３Ｗ
の両端面が各相で同じ垂直面の位置に来るようにするこ
とができる。それによって、ガス絶縁開閉装置の横幅が
従来よりさらに縮小され、従来は同一の輸送機器で１回
線の装置を輸送するのが限度であったのが、同一の輸送
機器で２回線の装置を輸送するのも可能になり、輸送コ
ストの低減がはかれることは図１の実施例の場合と同様
である。さらに、母線容器１３Ｕ，１３Ｖ，１３Ｗの両
端面が各相で同じ垂直面の位置に来るので、輸送する場
合に装置を固定するのも容易になり、輸送コストがさら
に低減されることも図１の実施例の場合と同様である。
母線容器の構成部品として、各相同じものを用意すれば
よいので、部品点数が少なくて済み製作コストの節約に
もなることも図１の実施例の場合と同様である。
【００１９】なお、この発明は必ずしも図１や図２の実
施例だけには限られず、母線容器全体の水平長さを各相
とも同じ寸法Ｌとするとともに、母線容器の両端面が各
相で同じ垂直面の位置に来るように配されてあればよ
い。それによって、ガス絶縁開閉装置の横幅が従来より
さらに縮小され、輸送コストが低減される。したがっ
て、遮断器容器同士の離隔距離が必ずしも同じでない場
合でも適用することができきる。３台の遮断器容器はそ
れぞれ基礎台の上に水平に並べて据え付けられてあれば
よい。また、母線容器はかならずしも円筒容器と伸縮管
とガス区分スペーサとから構成されてない場合でも適用
することができる。３台の母線容器がそれぞれＬ形管の
反遮断器容器側に接続されるとともに垂直面に並べて配
され、各相の母線をそれぞれ水平にして別々に収納する
構成であればよい。母線容器が円筒容器と伸縮管とガス
区分スペーサとで構成される場合、各相の円筒容器、伸
縮管、ガス区分スペーサのそれぞれの水平長さを変え、
結果として母線容器全体の水平長さが各相で同じ寸法Ｌ
となるようにしてもよい。
施例だけには限られず、母線容器全体の水平長さを各相
とも同じ寸法Ｌとするとともに、母線容器の両端面が各
相で同じ垂直面の位置に来るように配されてあればよ
い。それによって、ガス絶縁開閉装置の横幅が従来より
さらに縮小され、輸送コストが低減される。したがっ
て、遮断器容器同士の離隔距離が必ずしも同じでない場
合でも適用することができきる。３台の遮断器容器はそ
れぞれ基礎台の上に水平に並べて据え付けられてあれば
よい。また、母線容器はかならずしも円筒容器と伸縮管
とガス区分スペーサとから構成されてない場合でも適用
することができる。３台の母線容器がそれぞれＬ形管の
反遮断器容器側に接続されるとともに垂直面に並べて配
され、各相の母線をそれぞれ水平にして別々に収納する
構成であればよい。母線容器が円筒容器と伸縮管とガス
区分スペーサとで構成される場合、各相の円筒容器、伸
縮管、ガス区分スペーサのそれぞれの水平長さを変え、
結果として母線容器全体の水平長さが各相で同じ寸法Ｌ
となるようにしてもよい。
【００２０】
【発明の効果】この発明は前述のように、母線容器全体
の水平長さを各相とも同じ寸法Ｌとするとともに、母線
容器の両端面が各相で同じ垂直面の位置に来るように配
されてなるようにすることによって、ガス絶縁開閉装置
の横幅が従来よりさらに縮小され、輸送コストが低減さ
れる。
の水平長さを各相とも同じ寸法Ｌとするとともに、母線
容器の両端面が各相で同じ垂直面の位置に来るように配
されてなるようにすることによって、ガス絶縁開閉装置
の横幅が従来よりさらに縮小され、輸送コストが低減さ
れる。
【００２１】また、かかる構成において、遮断器容器の
中心軸を互いに同じ寸法Ｘだけ離して配し、母線容器が
Ｌ形管と接続可能な開口部を備えた分岐部と、開口部の
ない円筒部と、軸方向に伸縮自在な円筒状の伸縮管と、
ガス区分スペーサとでもって互いに水平に接続したもの
からなり、円筒部の水平長さＢを寸法Ｘとするとともに
伸縮管の水平長さＣを寸法Ｘに前記ガス区分スペーサの
水平長さＴを加えた寸法とし、分岐部の水平長さＡを寸
法Ｌから長さＢの２倍と長さＴの２倍とを差し引いた寸
法とすることによって、部品点数が少なくて済み製作コ
ストが節約される。
中心軸を互いに同じ寸法Ｘだけ離して配し、母線容器が
Ｌ形管と接続可能な開口部を備えた分岐部と、開口部の
ない円筒部と、軸方向に伸縮自在な円筒状の伸縮管と、
ガス区分スペーサとでもって互いに水平に接続したもの
からなり、円筒部の水平長さＢを寸法Ｘとするとともに
伸縮管の水平長さＣを寸法Ｘに前記ガス区分スペーサの
水平長さＴを加えた寸法とし、分岐部の水平長さＡを寸
法Ｌから長さＢの２倍と長さＴの２倍とを差し引いた寸
法とすることによって、部品点数が少なくて済み製作コ
ストが節約される。
【００２２】また、かかる構成において、遮断器容器の
中心軸を互いに同じ寸法Ｘだけ離して配し、母線容器が
Ｌ形管と接続可能な２つの開口部が互いに寸法Ｘだけ離
れるようにして形成された円筒容器と、軸方向に伸縮自
在な円筒状の伸縮管と、ガス区分スペーサとでもって互
いに水平に接続したものからなり、伸縮管の水平長さＣ
を寸法Ｘにガス区分スペーサの水平長さＴを加えた寸法
とし、円筒容器の水平長さＤを寸法Ｌから寸法Ｘと水平
長さＴの２倍とを差し引いた長さとし、各相の円筒容器
のいずれか一方の開口部がＬ形管と接続され、他方の開
口部が覆い蓋でもってガス封止されてなるようにするこ
とによって、部品点数が少なくて済み製作コストが節約
される。
中心軸を互いに同じ寸法Ｘだけ離して配し、母線容器が
Ｌ形管と接続可能な２つの開口部が互いに寸法Ｘだけ離
れるようにして形成された円筒容器と、軸方向に伸縮自
在な円筒状の伸縮管と、ガス区分スペーサとでもって互
いに水平に接続したものからなり、伸縮管の水平長さＣ
を寸法Ｘにガス区分スペーサの水平長さＴを加えた寸法
とし、円筒容器の水平長さＤを寸法Ｌから寸法Ｘと水平
長さＴの２倍とを差し引いた長さとし、各相の円筒容器
のいずれか一方の開口部がＬ形管と接続され、他方の開
口部が覆い蓋でもってガス封止されてなるようにするこ
とによって、部品点数が少なくて済み製作コストが節約
される。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施例にかかるガス絶縁開閉装置の
構成を示す側面図
構成を示す側面図
【図２】この発明の異なる実施例にかかるガス絶縁開閉
装置の構成を示す側面図
装置の構成を示す側面図
【図３】図２の母線容器の構成を示す平面図
【図４】従来のガス絶縁開閉装置の構成を示す側面図
【図５】図４のＦ矢視図
【図６】従来の異なるガス絶縁開閉装置の構成を示す側
面図
面図
１Ｕ，１Ｖ，１Ｗ：遮断器容器、２Ｕ，２Ｖ，２Ｗ，１
０Ｕ，１０Ｖ，１０Ｗ，１３Ｕ，１３Ｖ，１３Ｗ：母線
容器、２Ａ，２Ｂ：開口部、３：基礎台、４：Ｌ形管、
６：伸縮管、７：ガス区分スペーサ、８：支持部材、
９：収納容器、１１Ａ：分岐部、１１Ｂ：円筒部、５，
１２：円筒容器、１４：覆い蓋
０Ｕ，１０Ｖ，１０Ｗ，１３Ｕ，１３Ｖ，１３Ｗ：母線
容器、２Ａ，２Ｂ：開口部、３：基礎台、４：Ｌ形管、
６：伸縮管、７：ガス区分スペーサ、８：支持部材、
９：収納容器、１１Ａ：分岐部、１１Ｂ：円筒部、５，
１２：円筒容器、１４：覆い蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高尾 宣行 神奈川県川崎市川崎区田辺新田１番１号 富士電機株式会社内 Ｆターム(参考） 5G017 BB20 FF02
Claims (3)
- 【請求項１】３相の遮断器をそれぞれ別々に収納すると
ともに基礎台の上に水平に並べて据え付けられる３台の
遮断器容器と、この遮断器容器の上部にそれぞれ接続さ
れる３台のＬ形管と、このＬ形管の反遮断器容器側にそ
れぞれ接続されるとともに垂直面に並べて配され、各相
の母線をそれぞれ水平にして別々に収納する３台の母線
容器とで構成され、前記各相の母線がそれぞれ前記母線
容器の開口部からＬ形管の内部を経由して遮断器に接続
されてなるガス絶縁開閉装置において、前記母線容器全
体の水平長さを各相とも同じ寸法Ｌとするとともに、前
記母線容器の両端面が各相で同じ垂直面の位置に来るよ
うに配されてなることを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 【請求項２】請求項１に記載のガス絶縁開閉装置におい
て、前記遮断器容器の中心軸を互いに同じ寸法Ｘだけ離
して配し、前記母線容器が前記Ｌ形管と接続可能な開口
部を備えた分岐部と、開口部のない円筒部と、軸方向に
伸縮自在な円筒状の伸縮管と、ガス区分スペーサとでも
って互いに水平に接続したものからなり、前記円筒部の
水平長さＢを寸法Ｘとするとともに前記伸縮管の水平長
さＣを寸法Ｘに前記ガス区分スペーサの水平長さＴを加
えた寸法とし、前記分岐部の水平長さＡを寸法Ｌから長
さＢの２倍と長さＴの２倍とを差し引いた寸法とするこ
とを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 【請求項３】請求項１に記載のガス絶縁開閉装置におい
て、前記遮断器容器の中心軸を互いに同じ寸法Ｘだけ離
して配し、前記母線容器が前記Ｌ形管と接続可能な２つ
の開口部が互いに寸法Ｘだけ離れるようにして形成され
た円筒容器と、軸方向に伸縮自在な円筒状の伸縮管と、
ガス区分スペーサとでもって互いに水平に接続したもの
からなり、前記伸縮管の水平長さＣを寸法Ｘに前記ガス
区分スペーサの水平長さＴを加えた寸法とし、前記円筒
容器の水平長さＤを寸法Ｌから寸法Ｘと水平長さＴの２
倍とを差し引いた長さとし、各相の前記円筒容器のいず
れか一方の開口部が前記Ｌ形管と接続され、他方の開口
部が覆い蓋でもってガス封止されてなることを特徴とす
るガス絶縁開閉装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000082392A JP2001268735A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | ガス絶縁開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000082392A JP2001268735A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | ガス絶縁開閉装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001268735A true JP2001268735A (ja) | 2001-09-28 |
Family
ID=18599209
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000082392A Withdrawn JP2001268735A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | ガス絶縁開閉装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001268735A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008022618A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Toshiba Corp | ガス絶縁開閉装置 |
| WO2013127047A1 (zh) * | 2012-03-02 | 2013-09-06 | 山西省电力公司电力科学研究院 | 气体绝缘封闭组合电器母线检测装置 |
-
2000
- 2000-03-23 JP JP2000082392A patent/JP2001268735A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008022618A (ja) * | 2006-07-12 | 2008-01-31 | Toshiba Corp | ガス絶縁開閉装置 |
| WO2013127047A1 (zh) * | 2012-03-02 | 2013-09-06 | 山西省电力公司电力科学研究院 | 气体绝缘封闭组合电器母线检测装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051014 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051025 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20051227 |