JP6707482B2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、ガス絶縁開閉装置に関する。
変電所や発電所等の高圧電力を扱う設備では、電力の開閉装置として据付面積の縮小化や安全性、保守性等に優れたガス絶縁開閉装置が多用されている。ガス絶縁開閉装置は、導線部や遮断器、断路器、計器用変流器等の各構成要素が、絶縁性に優れたSF(六フッ化硫黄)ガス等の絶縁ガスを封入した容器によって覆われている。
ガス絶縁開閉装置は、取り扱う電力が小さい場合には、主母線から線路側母線に至る全域を三相一括形としてガス絶縁容器で覆ったものが用いられることがある。しかし、取り扱う電力が大きい場合には、ガス絶縁容器が大型になり過ぎて縮小化や経済性等のメリットが小さくなる。このため、主母線と線路側母線をそれぞれ三相一括形としてガス絶縁容器で覆い、これらの間に接続される導線部や遮断器、断路器、計器用変流器等を各相単位でガス絶縁容器で覆うようにしたガス絶縁開閉装置が開発されている。
この種のガス絶縁開閉装置として、一対のガス絶縁主母線と、これらの各相分岐部に接続された三相個別の断路器と、三相個別の遮断器と、この各遮断器と対応する二つの断路器とを接続するT字形のガス絶縁分岐母線と、を集約して構成したものが案出されている。このガス絶縁開閉装置は、三相個別の三つの遮断器が同一高さで相互に平行をなすように並列に配置され、各遮断器の上部に主母線側計器用変流器を介してT字状のガス絶縁分岐母線の合流部が接続されている。ガス絶縁分岐母線は、合流部の上部から相反方向に分岐する一対の分岐部を有し、その各分岐部が対応する断路器に接続されている。一対のガス絶縁主母線は、同一高さで相互に平行をなし、かつ下方の三つの遮断器の延出方向と直交する方向に延出している。このガス絶縁開閉装置は、全体がコンパクトに集約されて構成されているため、電力施設内での占有スペースを縮小化することができる。
この種のガス絶縁開閉装置では、装置の主要な構成要素を予め組み付けた状態で電力施設内に搬送し、電力施設内での組み付け工数をより少なくすることが望まれている。このような要望から、上記のガス絶縁開閉装置においても、三相個別の三つの遮断器から一対のガス絶縁主母線までの構成部品を予め組み付けた状態で電力施設内に搬送できることが望まれている。
しかし、上記のガス絶縁開閉装置は、各ガス絶縁主母線に設けられる三箇所の相分岐部が下方の三つの遮断器の軸心位置にほぼ合致する位置に突設されており、その各相分岐部が断路器とT字状のガス絶縁分岐母線を介して対応する遮断器に接続されている。そして、各ガス絶縁主母線は、ガス絶縁容器の軸方向の外側端に溶接による封止部が設けられている。このため、各ガス絶縁主母線は軸方向の外側端に溶接による封止部が存在する分、下方の三つの遮断器の設置幅(三つの遮断器の直径と離間ピッチを合わせた幅)よりも軸方向の長さが長くなってしまう。
このため、上記のガス絶縁開閉装置においては、ガス絶縁主母線の軸長がネックとなり、三相個別の三つの遮断器から一対のガス絶縁主母線までを予め組み付けた状態で電力施設内に搬送することがむずかしかった。
特開2016−135004号公報
本発明が解決しようとする課題は、ガス絶縁主母線の軸長の短縮化を図ることができるガス絶縁開閉装置を提供することである。
実施形態のガス絶縁開閉装置は、三相一括形の第1ガス絶縁主母線、及び、第2ガス絶縁主母線と、三相個別の三つの遮断器と、第1断路器と、第2断路器と、三つのガス絶縁分岐母線と、線路側断路器と、を持つ。第1ガス絶縁主母線、及び、第2ガス絶縁主母線は、同一高さで相互に平行をなすように配置されている。三つの遮断器は、第1ガス絶縁主母線、及び、第2ガス絶縁主母線の下方に、長手方向がこれらと直交する方向を向き、かつ同一高さで相互に平行をなすように並列に配置されている。第1断路器は、第1ガス絶縁主母線の軸方向に相毎に離間して設けられた三箇所の相分岐部にそれぞれ接続されている。第2断路器は、第2ガス絶縁主母線の軸方向に相毎に離間して設けられた三箇所の相分岐部にそれぞれ接続されている。ガス絶縁分岐母線は、下端が対応する相の遮断器の主母線側接続部に接続される合流部と、該合流部の上部から相反方向に分岐して対応する相の第1断路器と第2断路器とに接続される一対の分岐部と、を有している。線路側断路器は、各遮断器の線路側接続部に接続されている。第1ガス絶縁主母線、及び、第2ガス絶縁主母線の各軸方向外側寄りに配置される相の相分岐部の主母線本体側の接合部は、その軸心位置が、対応する相のガス絶縁分岐母線の合流部の軸心位置よりも第1ガス絶縁主母線、及び、第2ガス絶縁主母線の軸方向中央側にずれた位置に配置されている。
第1の実施形態のガス絶縁開閉装置の構成例を示す単線結線図。 第1の実施形態のガス絶縁開閉装置を示す側面図。 第1の実施形態のガス絶縁開閉装置を示す平面図。 第1の実施形態のガス絶縁開閉装置を示す図2のIV−IV矢視図。 第2の実施形態のガス絶縁開閉装置を示す平面図。 第2の実施形態のガス絶縁開閉装置の一部を拡大した平面図。
以下、実施形態のガス絶縁開閉装置を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。
(第1の実施形態)
最初に、図1〜図4を参照して、第1の実施形態のガス絶縁開閉装置1について説明する。
図1は、本実施形態のガス絶縁開閉装置1の構成例を示す単線結線図である。
図1に示すように、ガス絶縁開閉装置1は、第1ガス絶縁主母線11A、及び、第2ガス絶縁主母線11Bと、線路側ガス絶縁母線16と、遮断器12(12R,12C,12L)と、を備えている。遮断器12(12R,12C,12L)と第1ガス絶縁主母線11A、及び、第2ガス絶縁主母線11Bの間には、主母線側計器用変流器13Aと、第1断路器14A、第2断路器14B、作業用接地開閉器15Aが介装されている。また、遮断器12(12R,12C,12L)と線路側ガス絶縁母線16の間には、線路側計器用変流器13Bと、作業用接地開閉器15B、線路側断路器14C、線路側接地開閉器15C、計器用変圧器17が介装されている。また、ガス絶縁開閉装置1の線路側ガス絶縁母線16よりも線路側には、避雷器18とブッシング19が設けられている。
第1ガス絶縁主母線11Aと第2ガス絶縁主母線11Bは、例えば、変電所や発電所等の高圧電力を扱う施設において、変圧回路や送電線回路等の回線ユニットの間に延びている。第1ガス絶縁主母線11Aと第2ガス絶縁主母線11Bは、筒状のガス絶縁容器の内部に、絶縁性に優れたSF(六フッ化硫黄)ガス等の絶縁ガスが封入されるとともに、三相の導線部が収容されている。第1ガス絶縁主母線11Aと第2ガス絶縁主母線11Bは三相一括形のガス絶縁母線である。
第1ガス絶縁主母線11Aと第2ガス絶縁主母線11Bは、後述する相分岐部23R,23C,23L(図2〜図4参照)によって軸方向に離間した三箇所で相毎に分岐している。
線路側ガス絶縁母線16は、ブッシング19を介して外部の電線に接続可能とされている。線路側ガス絶縁母線16は、筒状のガス絶縁容器の内部に、SF(六フッ化硫黄)ガス等の絶縁ガスが封入されるとともに、軸方向に沿って延出する三相の導線が収容されている。線路側ガス絶縁母線16も、第1ガス絶縁主母線11Aや第2ガス絶縁主母線11Bと同様に三相一括形のガス絶縁母線である。
線路側ガス絶縁母線16は、ブッシング19と逆側の端部が後述する線路側分岐母線28(図2,図3参照)によって相毎に三つに分岐している。
遮断器12(12R,12C,12L)は、三相個別に三つ設けられ、第1ガス絶縁主母線11A、及び、第2ガス絶縁主母線11Bの各相分岐部23R,23C,23Lと、線路側ガス絶縁母線16の対応する単相分岐部(線路側分岐母線28)の間に介装されている。遮断器12は、高電圧の電流の流れる電気経路を遮断する遮断器である。遮断器12は、SF(六フッ化硫黄)ガス等の絶縁ガスが封入された筒状のガス絶縁容器の内部に、電気経路を開閉する接点部が収容されている。
なお、ガス絶縁開閉装置1の構成は、上記例に限定されない。例えば、ガス絶縁開閉装置1は、ブッシング19に代えて、変圧器等を有しても良い。
つづいて、ガス絶縁開閉装置1の物理的な構成例について説明する。
図2は、ガス絶縁開閉装置1の側面図であり、図3は、ガス絶縁開閉装置1の平面図である。また、図4は、図2のIV−IV矢視図である。
第1ガス絶縁主母線11Aと第2ガス絶縁主母線11Bは、同一高さで相互に平行を成すように配置されている。第1ガス絶縁主母線11Aと第2ガス絶縁主母線11Bは、これらの軸方向と直交する方向に設定距離、離間して配置されている。
三相個別の三つの遮断器12R,12C,12Lは、第1ガス絶縁主母線11Aと第2ガス絶縁主母線11Bの下方に、長手方向がこれらと直交する方向を向き、かつ同一高さで相互に平行をなすように並列に配置されている。三つの遮断器12R,12C,12Lは、それぞれ設置台20を介して板状の設置ベース21に固定設置されている。設置ベース21は、電力施設の床面F上に載置され、適宜手段によって床面Fに固定されるようになっている。また、設置ベース21上には、ガス絶縁開閉装置1の遮断器12R,12C,12L等の各部を制御するための制御盤22が設置されている。
第1ガス絶縁主母線11Aと第2ガス絶縁主母線11Bには、軸方向に離間した三箇所に相分岐部23R,23C,23Lが突設されている。第1ガス絶縁主母線11Aと第2ガス絶縁主母線11Bの各相分岐部23R,23C,23Lは、同相のもの同士が同一高さで相互に対向している。第1ガス絶縁主母線11Aの各相分岐部23R,23C,23Lには第1断路器14Aが接続され、第2ガス絶縁主母線11Bの各相分岐部23R,23C,23Lには第2断路器14Bが接続されている。なお、第1断路器14Aと第2断路器14Bは、第1ガス絶縁主母線11Aと第2ガス絶縁主母線11Bの各相分岐部23R,23C,23Lに内蔵するようにしても良い。
各遮断器12R,12C,12Lの長手方向の一端部には、線路側ガス絶縁母線16側に向く線路側接続部24aが設けられ、各遮断器12R,12C,12Lの長手方向の略中央部には、上方に向く主母線側接続部24bが設けられている。線路側接続部24aには、着脱装置26を介して線路側計器用変流器13Bと直線形の断路器接地装置27が接続されている。主母線側接続部24bには、側面視が略T字状のガス絶縁分岐母線25R,25C,25Lの各合流部25aの下端が接続されている。
断路器接地装置27には、図1に示す作業用接地開閉器15B、線路側断路器14C、線路側接地開閉器15Cが収納されている。各相の断路器接地装置27は、対応する各遮断器12R,12C,12Lとほぼ同軸となるように略水平に延出している。各断路器接地装置27には、線路側ガス絶縁母線16から三相個別に分岐する線路側分岐母線28が接続されている。また、各断路器接地装置27と線路側分岐母線28の間には計器用変圧器17が設けられている。
なお、線路側接続部24aから線路側分岐母線28に至る経路も、導線部や構成部品がガス絶縁容器内に収容されて構成されている。
また、各ガス絶縁分岐母線25R,25C,25Lは、下端が対応する遮断器12R,12C,12Lの主母線側接続部24bに接続される合流部25aと、合流部25aの上部から相反方向に分岐して、対応する相の第1断路器14Aと第2断路器14Bにそれぞれ接続される一対の分岐部25b,25cと、を有している。ガス絶縁分岐母線25R,25C,25Lは、略T字状のガス絶縁容器の内部にSF(六フッ化硫黄)ガス等の絶縁ガスが封入されるとともに、合流部25aから一対の分岐部25b,25cに向かって二股に分岐する導線部が内部に収容されている。
各ガス絶縁分岐母線25R,25C,25Lの合流部25aのガス絶縁容器内には、図1に示す主母線側計器用変流器13Aと着脱装置10とが収容されている。また、本実施形態の場合、各ガス絶縁分岐母線25R,25C,25Lの合流部25aには、主母線側の作業用接地開閉器15Aも内蔵されている。
お、第1断路器14Aと第2断路器14Bの操作装置、主母線側の作業用接地開閉器15Aの操作装置、線路側断路器14Cの操作装置、線路側の作業用接地開閉器15Bと線路側接地開閉器15Cの操作装置は、いずれも地上から1.5〜2m程度の低位置に配置され、作業者が作業用のプラットフォーム等を使用せずにそのまま作業を容易に行えるようになっている。
ここで、三相個別の三つの遮断器12R,12C,12Lは、図3,図4に示すように、各遮断器12R,12C,12Lの軸心o1が平行をなし、かつ隣接するもの同士の外周面が一定ピッチ離間するように配置されている。三つの遮断器12R,12C,12Lの設置幅W1は、隣接する遮断器12R,12C、12C,12Lの各軸心o1間の距離L1に遮断器12R,12Lの各半径R/2を加えた値となる。
以下では、説明の便宜上、遮断器12R,12C,12Lの長手方向と直交する設置幅W1の方向を「装置幅方向」と呼び、遮断器12R,12C,12Lの長手方向を「装置前後幅方向」と呼ぶ。なお、装置幅方向は、第1ガス絶縁主母線11Aと第2ガス絶縁主母線11Bの軸方向と合致する。
各遮断器12R,12C,12Lから上方に立ち上がるガス絶縁分岐母線25R,25C,25Lの合流部25aは、その軸心o2が、対応する遮断器12R,12C,12Lの軸心o1と上下方向で略直角に交差している。装置幅方向の中央のガス絶縁分岐母線25Cは、分岐部25b,25cの各軸心o2aが合流部25aの軸心o2と装置前後方向で略直角に交差している。これに対し、装置幅方向外側の各ガス絶縁分岐母線25R,25Lは、分岐部25b,25cの各軸心o2bが合流部25aの軸心o2と交差せず、軸心o2の位置から装置幅方向内側にずれている。
また、第1ガス絶縁主母線11Aと第2ガス絶縁主母線11Bの各相分岐部23R,23C,23Lは、それぞれ第1断路器14Aと第2断路器14Bを介して、対応する相のガス絶縁分岐母線25R,25C,25Lの分岐部25b,25cに同軸に接続されている。このため、装置幅方向中央の相分岐部23Cの軸心o3aは、ガス絶縁分岐母線25Cの合流部25aの軸心o2や遮断器12Cの軸心o1と装置幅方向で合致する位置に配置されている。
これに対し、装置幅方向外側の各相分岐部23R,23Lの軸心o3bは、ガス絶縁分岐母線25R,25Lの合流部25aの軸心o2や遮断器12R,12Lの軸心o1に対し、装置幅方向内側にずれた位置に配置されている。したがって、各相分岐部23R,23Lの主母線本体側の接合部は、その軸心o3bの位置が、ガス絶縁分岐母線25R,25Lの合流部25aの軸心o2の位置よりも、第1ガス絶縁主母線11A、及び、第2ガス絶縁主母線11Bの軸方向中央側にずれた位置に配置されている。
このため、図3,図4に示すように、第1ガス絶縁主母線11A、及び、第2ガス絶縁主母線11B上における隣接する相分岐部23R,23C,23Lの各軸心o3b,o3a間の距離L2は、隣接する遮断器12R,12C、12C,12Lの各軸心o1間の距離L1よりも短くなっている。
一方、第1ガス絶縁主母線11Aや第2ガス絶縁主母線11Bにおいては、これらの軸方向外側の端部に溶接による封止部を確保する必要から、相分岐部23R,23Lの軸心o3bよりも軸方向外側に、相分岐部23R,23Lや第1,第2断路器14A,14Bの直径よりも大きな寸法L3が必要となる。しかし、相分岐部23R,23C,23Lの軸心o3b,o3a間の距離L2は、遮断器12R,12C、12C,12Lの軸心o1間の距離L1よりも短く設定されているため、第1ガス絶縁主母線11Aや第2ガス絶縁主母線11Bの装置幅方向の寸法W2は、三つの遮断器12R,12C,12Lの設置幅W1とほぼ同じになっている。
以上のように、本実施形態のガス絶縁開閉装置1は、第1ガス絶縁主母線11Aと第2ガス絶縁主母線11Bの装置幅方向外側の相分岐部23R,23Lの軸心o3bの位置が、対応する相のガス絶縁分岐母線25R,25Lの合流部25aの軸心o2の位置よりも装置幅方向内側にずれた位置に配置されている。このため、第1ガス絶縁主母線11Aと第2ガス絶縁主母線11Bの相分岐部23R,23Lの軸方向外側に封止部を設けるための寸法L3を確保しても、第1ガス絶縁主母線11Aや第2ガス絶縁主母線11Bの装置幅方向の寸法W2を、下方の遮断器12R,12C,12Lの設置幅W1とほぼ同じ寸法に抑えることかできる。
したがって、本実施形態のガス絶縁開閉装置1を採用した場合には、電力施設内に装置をコンパクト設置することができるとともに、第1ガス絶縁主母線11Aや第2ガス絶縁主母線11Bの延出長さを搬送時の制限幅内に抑えることができる。よって、このガス絶縁開閉装置1を採用した場合には、三相個別の三つの遮断器12R,12C,12Lから第1,第2ガス絶縁主母線11A,11Bまでを予め組み付けた状態のまま電力施設内に搬送できるため、電力施設内装置を容易に組み立てることができる。
また、本実施形態のガス絶縁開閉装置1においては、装置幅方向外側に位置されるガス絶縁分岐母線25R,25Lの各分岐部25b,25cの軸心o2bの位置が、合流部25aの軸心o2の位置から装置幅方向内側にずれるように、分岐部25b,25cが合流部25aに接合されている。このため、装置幅方向外側に位置されるガス絶縁分岐母線25R,25Lを装置幅方向中央のガス絶縁分岐母線25Cと異なる構造のものに代えるだけ、上記の機能を容易に得ることができる。
ただし、装置幅方向外側に配置される相分岐部23R,23Lのうちの、主母線本体側の接合部の軸心位置が、対応する相のガス絶縁分岐母線25R,25Lの合流部25aの軸心位置よりも装置幅方向内側に位置される構造であれば、必ずしもこの構造でなくても良い。
また、本実施形態のガス絶縁開閉装置1においては、主母線側計器用変流器13Aを覆う専用のガス絶縁容器部を設けずに、各ガス絶縁分岐母線25R,25C,25Lの合流部25aのガス絶縁容器の内部に主母線側計器用変流器13Aが収容されている。このため、遮断器12R,12C,12Lからガス絶縁分岐母線25R,25C,25Lの上端部までの距離を短くし、図4に示す設置ベース21からガス絶縁分岐母線25R,25C,25Lの上端部までの装置高さH1を低く抑えることができる。したがって、この構成を採用した場合には、ガス絶縁開閉装置1の高さを搬送時の制限高さ内に容易抑えることができる。
特に、本実施形態においては、各ガス絶縁分岐母線25R,25C,25Lの合流部25aのガス絶縁容器の内部に主母線側計器用変流器13Aだけでなく、着脱装置10と作業用接地開閉器15Aも内蔵されている。このため、遮断器12R,12C,12Lからガス絶縁分岐母線25R,25C,25Lの上端部までの距離を短くするうえでより有利となる。
また、本実施形態のガス絶縁開閉装置1は、三相個別の三つの遮断器12R,12C,12Lが共通の設置ベース21上に設置されているため、遮断器12R,12C,12Lから第1,第2ガス絶縁主母線11A,11Bまでを設置ベース21に設置して、そのまま設置ベース21とともに容易に搬送することができる。
さらに、本実施形態のガス絶縁開閉装置1においては、設置ベース21上に、電力経路内の機器を制御する制御盤22が設置されているため、制御盤22を装置の主要な部分に予め配線した状態のまま設置ベース21とともに搬送することができる。このため、この構成を採用した場合には、電力施設内に装置を搬送した後における組み付けや配線が容易になる。
(第2の実施形態)
次に、図5、図6を参照して、第2の実施形態について説明する。本実施形態のガス絶縁開閉装置101は、装置幅方向外側のガス絶縁分岐母線25R,25Lの構成が第1の実施形態と異なり、その他の構成は第1の実施形態とほぼ同様とされている。
図5は、ガス絶縁開閉装置101の平面図であり、図6は、ガス絶縁開閉装置101の一部を拡大して示した平面図である。
装置幅方向の中央に位置されるガス絶縁分岐母線25Cは、分岐部25b,25cの軸心o2aが、合流部25aの軸心o2から装置前後方向に沿うように、分岐部25b,25cが合流部25aに接合されている。したがって、ガス絶縁分岐母線25Cの分岐部25b,25cの軸心o2aは、下方の遮断器12Cに直上位置において遮断器12Cの軸心と平行に延出している。
これに対し、装置幅方向外側に位置されるガス絶縁分岐母線25R,25Lは、分岐部25b,25cの軸心o2bが、合流部25aの軸心o2から装置幅方向内側に向かって設定角度θだけ傾斜するように、分岐部25b,25cが合流部25aに接合されている。設定角度θだけ傾斜した分岐部25b,25cの端部は、それぞれ第1断路器14Aと第2断路器14Bを介して、第1ガス絶縁主母線11Aと第2ガス絶縁主母線11Bの対応する相分岐部23R,23Lに接続されている。
このため、第1ガス絶縁主母線11Aと第2ガス絶縁主母線11Bの対応する相分岐部23R,23Lの各軸心o3は、分岐部25b,25cが設定角度θだけ傾斜している分だけ、合流部25aの軸心o2や遮断器12R,12Lの軸心o1に対し、装置幅方向内側にずれた位置に配置されている。本実施形態の場合も、図5に示すように、隣接する相分岐部23R,23C,23Lの各軸心o3b,o3a間の距離L2は、隣接する遮断器12R,12C、12C,12Lの各軸心o1間の距離L1よりも短くなっている。
したがって、本実施形態のガス絶縁開閉装置101においては、第1ガス絶縁主母線11Aと第2ガス絶縁主母線11Bの相分岐部23R,23Lの軸方向外側に封止部を設けるための寸法L3を確保しても、第1ガス絶縁主母線11Aや第2ガス絶縁主母線11Bの装置幅方向の寸法W2を、下方の遮断器12R,12C,12Lの設置幅W1とほぼ同じ寸法に抑えることかできる。
よって、本実施形態のガス絶縁開閉装置101を採用した場合にも、三相個別の三つの遮断器12R,12C,12Lから第1,第2ガス絶縁主母線11A,11Bまでを予め組み付けた状態のまま電力施設内に容易に搬送することができる。したがって、この場合も電力施設内での装置を容易に組み立てることができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、第1ガス絶縁主母線、及び、第2ガス絶縁主母線の各軸方向外側寄りに配置される相の相分岐部の主母線本体側の接合部は、その軸心位置が、対応する相のガス絶縁分岐母線の合流部の軸心位置よりも第1ガス絶縁主母線、及び、第2ガス絶縁主母線の軸方向中央側にずれた位置に配置されている。このような構成によれば、ガス絶縁主母線の軸長の短縮化を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,101…ガス絶縁開閉装置、11A…第1ガス絶縁主母線、11B…第2ガス絶縁主母線、12R,12C,12L…遮断器、13A…主母線側計器用変流器、14A…第1断路器、14B…第2断路器、14C…線路側断路器、21…設置ベース、22…制御盤、23R,23C,23L…相分岐部、25R,25C,25L…ガス絶縁分岐母線、25a…合流部、25b,25c…分岐部。

Claims (3)

  1. 同一高さで相互に平行をなすように配置された三相一括形の第1ガス絶縁主母線、及び、第2ガス絶縁主母線と、
    前記第1ガス絶縁主母線、及び、前記第2ガス絶縁主母線の下方に、長手方向がこれらと直交する方向を向き、かつ同一高さで相互に平行をなすように並列に配置された三相個別の三つの遮断器と、
    前記第1ガス絶縁主母線の軸方向に相毎に離間して設けられた三箇所の相分岐部にそれぞれ接続された第1断路器と、
    前記第2ガス絶縁主母線の軸方向に相毎に離間して設けられた三箇所の相分岐部にそれぞれ接続された第2断路器と、
    下端が対応する相の前記遮断器の主母線側接続部に接続される合流部と、該合流部の上部から相反方向に分岐して対応する相の前記第1断路器と前記第2断路器とに接続される一対の分岐部と、を有する三つのガス絶縁分岐母線と、
    各前記遮断器の線路側接続部に接続される線路側断路器と、を備え、
    前記第1ガス絶縁主母線、及び、第2ガス絶縁主母線の各軸方向外側寄りに配置される相の前記相分岐部の主母線本体側の接合部は、その軸心位置が、対応する相の前記ガス絶縁分岐母線の前記合流部の軸心位置よりも前記第1ガス絶縁主母線、及び、第2ガス絶縁主母線の軸方向中央側にずれた位置に配置されているガス絶縁開閉装置。
  2. 前記第1ガス絶縁主母線、及び、第2ガス絶縁主母線の軸方向外側寄りに配置される相の前記ガス絶縁分岐母線は、各前記分岐部の軸心位置が、前記合流部の軸心位置から前記第1ガス絶縁主母線、及び、第2ガス絶縁主母線の軸方向中央側にずれるように、前記分岐部が前記合流部に接合されている請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
  3. 前記第1ガス絶縁主母線、及び、第2ガス絶縁主母線の軸方向外側寄りに配置される相の前記ガス絶縁分岐母線は、各前記分岐部の軸心が、前記合流部の軸心から前記第1ガス絶縁主母線、及び、第2ガス絶縁主母線の軸方向中央側に傾斜するように、前記分岐部が前記合流部に接合されている請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
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