JP2019193328A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

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晋也 米田
Shinya Yoneda
晋也 米田
祐貴 兵頭
Suketaka Hyodo
祐貴 兵頭
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Abstract

【課題】高さを低く抑えることができ、かつ主母線の機器を更新する際に、ガス絶縁開閉装置に接続された系統の運用を継続可能とするガス絶縁開閉装置を得ること。【解決手段】ガス絶縁開閉装置100は、第1の主母線10と、第2の主母線20と、接地開閉器11,13が設けられている第1の分岐母線10a,10b,10cと、接地開閉器21,23が設けられている第2の分岐母線20a,20b,20cと、遮断器15と、を備える。ガス絶縁開閉装置100が設置された状態において、第1の主母線10と第2の主母線20との各々は第1の方向に延ばされているとともに第1の分岐母線10a,10b,10cと第2の分岐母線20a,20b,20cとの各々は第1の方向に垂直な第2の方向に延ばされており、かつ、第1の分岐母線10a,10b,10cと第2の分岐母線20a,20b,20cとは第1の方向に並べられて配置される。【選択図】図2

Description

本発明は、二重母線構造を有するガス絶縁開閉装置に関する。
送電線の保護のための複数の種類の機器を一体にして設計されたガス絶縁開閉装置において、二重母線構造を有するガス絶縁開閉装置が知られている。二重母線構造を有するガス絶縁開閉装置では、2つの主母線のうちの1つが停止した際に、ガス絶縁開閉装置に接続された系統の運用を、他の1つの主母線を通じて継続することができる。
2つの主母線の1つから分岐された分岐母線と、2つの主母線の他の1つから分岐された分岐母線と、かかる2つの分岐母線に接続された遮断器と、分岐母線ごとに設けられた断路器とを有する二重母線構造のガス絶縁開閉装置が知られている。かかる従来のガス絶縁開閉装置では、1つの主母線の機器を更新する場合に、当該1つの主母線に繋げられている分岐母線の断路器が操作される。当該1つの主母線が停止される一方、他の1つの主母線を継続して使用できるため、当該他の1つの主母線を通じて系統の運用を継続することができる。このような機器の配置を可能とするために、従来のガス絶縁開閉装置では、2つの分岐母線が鉛直方向において並べられた構成が採用されている。
また、特許文献1には、据付面上に水平に配置された遮断器と、遮断器の両端のうちの一方の端の側に配置された2つの主母線とを有するガス絶縁開閉装置が開示されている。2つの主母線の各々の鉛直上方には、遮断器に接続された断路器が設けられている。断路器が設けられているタンク同士は、水平方向に並べられて互いに連結されている。
特開昭60−213205号公報
ガス絶縁開閉装置は、装置の重心を低くすることによる耐震性能の向上あるいは輸送における負担の低減といった種々の理由から、高さを低く抑えることが求められている。しかしながら、上記する従来のガス絶縁開閉装置では、2つの分岐母線が鉛直方向において並べられることから、高さを低く抑えることが困難である。
上記の特許文献1に開示されているガス絶縁開閉装置は、鉛直方向において並べられる分岐母線を有していない点において、上記する従来のガス絶縁開閉装置とは異なる。上記の特許文献1のガス絶縁開閉装置と、上記する従来のガス絶縁開閉装置とでは、単線結線の構成が異なることから、上記の特許文献1に開示されているガス絶縁開閉装置では、主母線の機器を更新する際に系統の運用を継続することができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高さを低く抑えることができ、かつ主母線の機器を更新する際に、ガス絶縁開閉装置に接続された系統の運用を継続可能とするガス絶縁開閉装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるガス絶縁開閉装置は、二重母線構造を有する。本発明にかかるガス絶縁開閉装置は、第1の主母線と、第2の主母線と、第1の主母線から分岐されており、第1の接地開閉器が設けられている第1の分岐母線と、第2の主母線から分岐されており、第2の接地開閉器が設けられている第2の分岐母線と、第1の分岐母線と第2の分岐母線とに接続された遮断器と、を備える。ガス絶縁開閉装置が設置された状態において、第1の主母線と第2の主母線との各々は鉛直方向に垂直な第1の方向に延ばされているとともに第1の分岐母線と第2の分岐母線との各々は第1の方向と鉛直方向とに垂直な第2の方向に延ばされており、かつ、第1の分岐母線と第2の分岐母線とは第1の方向に並べられて配置される。
本発明によれば、高さを低く抑えることができ、かつ主母線の機器を更新する際に、ガス絶縁開閉装置に接続された系統の運用を継続することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかるガス絶縁開閉装置の構成を示す単線結線図 実施の形態1にかかるガス絶縁開閉装置の外観を示す上面図 図2に示すガス絶縁開閉装置のうち第2の分岐母線を含む部分の側面図 図2に示すガス絶縁開閉装置の全体を示す側面図
以下に、本発明の実施の形態にかかるガス絶縁開閉装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかるガス絶縁開閉装置100の構成を示す単線結線図である。ガス絶縁開閉装置100は、二重母線構造を有する。ガス絶縁開閉装置100は、U相、V相およびW相の三相について、相ごとに設けられたタンクに導体と遮断器とが収容された三相分離型のガス絶縁開閉装置である。
ガス絶縁開閉装置100は、第1の主母線10と、第2の主母線20と、第1の主母線10から分岐された第1の分岐母線10aと、第2の主母線20から分岐された第2の分岐母線20aと、第1の分岐母線10aと第2の分岐母線20aとの接続点に接続された遮断器15と、を備える。第1の分岐母線10aは、第1の主母線10から送受電対象へ向けて分岐されている。第2の分岐母線20aは、第2の主母線20から送受電対象へ向けて分岐されている。送受電対象の図示は省略している。
第1の分岐母線10aには、第1の接地開閉器である2つの接地開閉器11,13と、第1の断路器である断路器12とが設けられている。断路器12は、2つの接地開閉器11,13の間に接続されている。第2の分岐母線20aには、第2の接地開閉器である2つの接地開閉器21,23と、第2の断路器である断路器22とが設けられている。断路器22は、2つの接地開閉器21,23の間に接続されている。
第1の分岐母線10aのうちの1つの端は、第1の主母線10との分岐点に接続されている。第2の分岐母線20aのうちの1つの端は、第2の主母線20との分岐点に接続されている。第1の分岐母線10aのうちの他の1つの端と、第2の分岐母線20aのうちの他の1つの端とは、接続点にて互いに接続されている。第1の分岐母線10aと第2の分岐母線20aとの接続点には、計器用変流器14と、遮断器15と、計器用変流器16と、接地開閉器17と、断路器18と、接地開閉器19とが直列に接続されている。
図2は、実施の形態1にかかるガス絶縁開閉装置100の外観を示す上面図である。図3は、図2に示すガス絶縁開閉装置100のうち第2の分岐母線20aを含む部分の側面図である。図3には、第2の分岐母線20aを含む部分を、図2に示すIII−III線から見たときの状態を示している。図4は、図2に示すガス絶縁開閉装置100の全体を示す側面図である。図2、図3および図4には、設置面に設置された状態のガス絶縁開閉装置100を示している。
図2、図3および図4において、X軸およびY軸は、水平方向の軸であって互いに垂直な2軸とする。Z軸は、鉛直方向の軸とする。X軸、Y軸およびZ軸は、互いに垂直な3軸である。Y軸に平行な方向を、第1の方向であるY軸方向とし、X軸に平行な方向を、第2の方向であるX軸方向とし、Z軸に平行な方向を、第3の方向であるZ軸方向とする。設置面は、X軸とY軸とに平行な水平面とする。Z軸方向は、高さ方向である。
第1の主母線10からは、相ごとに設けられた第1の分岐母線10a,10b,10cが分岐されている。第2の主母線20からは、相ごとに設けられた第2の分岐母線20a,20b,20cが分岐されている。第1の分岐母線10a,10b,10cの各々は、同様の構成を有している。第2の分岐母線20a,20b,20cの各々は、同様の構成を有している。なお、図1には、第1の分岐母線10a,10b,10cのうちの第1の分岐母線10aと、第2の分岐母線20a,20b,20cのうちの第2の分岐母線20aと、第1の分岐母線10aおよび第2の分岐母線20aに接続されている構成要素とを示している。
ガス絶縁開閉装置100において、図1に示す構成要素は、相ごとにタンクに収容されている。タンク内には、絶縁ガスが封入されている。絶縁ガスの一例には、SFガスが挙げられる。
第1の分岐母線10a,10b,10cの各々には、接地開閉器11,13と断路器12とが設けられている。第2の分岐母線20a,20b,20cの各々には、接地開閉器21,23と断路器22とが設けられている。第1の分岐母線10aと第2の分岐母線20aとの接続点は、タンク31aに収容されている。第1の分岐母線10bと第2の分岐母線20bとの接続点は、タンク31bに収容されている。第1の分岐母線10cと第2の分岐母線20cとの接続点は、タンク31cに収容されている。
タンク31aに収容されている接続点には、計器用変流器14と、遮断器15と、計器用変流器16と、接地開閉器17と、断路器18と、接地開閉器19とが設けられた接続母線30aが接続されている。タンク31bに収容されている接続点には、計器用変流器14と、遮断器15と、計器用変流器16と、接地開閉器17と、断路器18と、接地開閉器19とが設けられた接続母線30bが接続されている。タンク31cに収容されている接続点には、計器用変流器14と、遮断器15と、計器用変流器16と、接地開閉器17と、断路器18と、接地開閉器19とが設けられた接続母線30cが接続されている。接続母線30a,30b,30cの各々は、接続点から送受電へ向けて延ばされている。
第1の主母線10が収容されているタンクと、第2の主母線20が収容されているタンクとは、設置面に設置される。ガス絶縁開閉装置100が設置面に設置された状態において、第1の主母線10と第2の主母線20との各々は、Y軸方向に延ばされている。第1の主母線10から第1の分岐母線10a,10b,10cが分岐されている位置である各分岐点は、第1の主母線10の鉛直上方に相ごとに配置されているタンクの各々に収容されている。第2の主母線20から第2の分岐母線20a,20b,20cが分岐されている位置である各分岐点は、第2の主母線20の鉛直上方に相ごとに配置されているタンクの各々に収容されている。
第1の主母線10と第1の分岐母線10aとの分岐点と、第2の主母線20と第2の分岐母線20aとの分岐点とは、X軸方向においてずらされている。第1の分岐母線10aは、第2の主母線20の鉛直上方を通されている。第1の分岐母線10aの高さ位置は、第2の主母線20の上の分岐点の高さ位置に合わせられている。第1の分岐母線10aと第2の分岐母線20aとの各々は、X軸方向に延ばされている。第1の分岐母線10aと第2の分岐母線20aとは、同じ高さ位置にてY軸方向に並べられて配置される。
第1の分岐母線10bおよび第2の分岐母線20bと、第1の分岐母線10cおよび第2の分岐母線20cとは、第1の分岐母線10aおよび第2の分岐母線20aと同様に配置されている。これにより、第1の分岐母線10a,10b,10cと第2の分岐母線20a,20b,20cとは、いずれも平行に配置されるとともに、同じ高さ位置にて並べられて配置される。
接続母線30a,30b,30cの各々は、X軸方向に延ばされている。接続母線30a,30b,30cは、第1の分岐母線10a,10b,10cと第2の分岐母線20a,20b,20cと同じ高さ位置にてY軸方向に並べられて配置される。
ガス絶縁開閉装置100は、第1の分岐母線10a,10b,10cと第2の分岐母線20a,20b,20cとがY軸方向に並べられて配置されることにより、第1の分岐母線10a,10b,10cの各々が第2の分岐母線20a,20b,20cの各々の鉛直上方に配置される場合の構成と比較して、高さHを低く抑えることが可能となる。高さHは、ガス絶縁開閉装置100のうち設置面と接触する位置から、ガス絶縁開閉装置100のうちの最上部までの高さとする。図3および図4に示す構成では、最上部は、接地開閉器11,13が設けられているタンクの上端と、接地開閉器21,23が設けられているタンクの上端とである。
高さHを低く抑えることができることで、ガス絶縁開閉装置100の重心をより低い位置とすることができる。ガス絶縁開閉装置100は、重心が低い位置となることで、耐震性能の向上が可能となる。耐震性能の向上により、ガス絶縁開閉装置100は、耐震強度を補うために設けられる構成を省略あるいは簡易化することができる。
高さHを低く抑えることができることで、車両への積載によるガス絶縁開閉装置100の輸送の際に、道路における車両の通行において定められた輸送制限高さの範囲に高さHを収められる可能性が高くなる。ガス絶縁開閉装置100は、ガス絶縁開閉装置100の製造現場からガス絶縁開閉装置100の設置場所まで、設置場所に設置されるときの形態である最終形態にまで組み立てられた状態での輸送が可能となる。ガス絶縁開閉装置100は、最終形態での輸送が可能となることで、製造現場にて試験のために組み立てられた後における輸送のための解体の作業と、輸送後の設置場所での再組み立ての作業とが不要となる。ガス絶縁開閉装置100は、輸送のための解体が不要となることによって、ガス絶縁開閉装置100の内部への異物の混入を防ぐための措置を省略あるいは簡易化することができる。このように、ガス絶縁開閉装置100は、輸送制限高さの範囲に高さHが収められることによって、輸送における負担を低減できる。
ガス絶縁開閉装置100は、第1の分岐母線10a,10b,10cの各々が第2の分岐母線20a,20b,20cの各々の鉛直上方に配置される従来の構成との比較において、Y軸方向における寸法が大きくなることがある。かかる従来の構成との比較において、ガス絶縁開閉装置100のY軸方向における寸法は、道路における車両の通行において定められた輸送制限幅を超えるほどにはならない程度とすることが可能である。このため、ガス絶縁開閉装置100は、道路における車両の通行において定められた輸送制限幅の範囲に、Y軸方向における寸法を収めることができる。さらに、ガス絶縁開閉装置100のX軸方向における寸法は、従来の構成における寸法と同等となる。従来の構成の寸法が輸送制限幅および輸送制限長さの範囲内であるとした場合、ガス絶縁開閉装置100のY軸方向およびX軸方向の寸法を、輸送制限幅および輸送制限長さの範囲内とすることが可能である。ガス絶縁開閉装置100は、Z軸方向、Y軸方向およびX軸方向の各方向の寸法を輸送制限の範囲内とすることができるため、最終形態にまで組み立てられた状態での輸送が可能となる。
ガス絶縁開閉装置100は、輸送のための解体が不要であることで、製造現場での完成時における品質が維持された状態にて設置現場へ設置されることができる。さらに、ガス絶縁開閉装置100は、輸送のための解体と設置場所での再組み立てとが不要となることで、製造から設置までの工期を短縮できる。
第1の主母線10の機器を更新する場合には、第1の分岐母線10a,10b,10cの各々の断路器12が操作されることによって、第1の主母線10が停止される。また、接地開閉器11,13によって、第1の主母線10の接地が確保される。この場合、第2の主母線20を継続して使用できるため、第2の主母線20を通じて、系統の運用を継続することができる。第2の主母線20の機器を更新する場合には、第2の分岐母線20a,20b,20cの各々の断路器22が操作されることによって、第2の主母線20が停止される。また、接地開閉器21,23によって、第2の主母線20の設置が確保される。この場合、第1の主母線10を継続して使用できるため、第1の主母線10を通じて、系統の運用を継続することができる。これにより、ガス絶縁開閉装置100が設けられることにより、第1の主母線10または第2の主母線20の機器を更新する際に系統の運用を継続することができる。
仮に、第1の分岐母線10a,10b,10cの各々が第2の分岐母線20a,20b,20cの各々の鉛直上方に配置される場合の構成において、第2の分岐母線20bのみの取り外しを伴う工事が行われるとする。第2の分岐母線20bは、クレーンによる持ち上げによって取り外しが行われることになる。この場合に、第2の分岐母線20bの真上に第1の分岐母線10bが配置されているとともに、第2の分岐母線20bが他の2つの第2の分岐母線20a,20cの間に位置していることで、第2の分岐母線20bの取り外しには困難を要することになる。
実施の形態1のガス絶縁開閉装置100では、第1の分岐母線10a,10b,10cと第2の分岐母線20a,20b,20cとがY軸方向に並べられて配置されることにより、第1の分岐母線10a,10b,10cと第2の分岐母線20a,20b,20cとのいずれについても、鉛直上方への持ち上げによる取り外しを容易に行い得る。このように、ガス絶縁開閉装置100には、工事における作業性が良いという利点がある。
第1の分岐母線10a,10b,10cの各々が第2の分岐母線20a,20b,20cの各々の鉛直上方に配置される場合の構成では、第1の分岐母線10a,10b,10cの各々は、第2の分岐母線20a,20b,20cの各々によって支持される。実施の形態1のガス絶縁開閉装置100では、第1の分岐母線10a,10b,10cと第2の分岐母線20a,20b,20cとがY軸方向に並べられて配置されることにより、第1の分岐母線10a,10b,10cと第2の分岐母線20a,20b,20cとを、設置面に立てられた架台を用いて支持可能とする。架台によって第1の分岐母線10a,10b,10cが支持されることで、第2の分岐母線20a,20b,20cによって第1の分岐母線10a,10b,10cが支持される場合と比べて、第1の分岐母線10a,10b,10cの支持の強化が可能となる。ガス絶縁開閉装置100は、第1の分岐母線10a,10b,10cの支持の強化によって、耐震性能の向上が可能となる。
さらに、第1の分岐母線10a,10b,10cの各々が第2の分岐母線20a,20b,20cの各々によって支持される構成の場合、第2の分岐母線20a,20b,20cが取り外される際には、第1の分岐母線10a,10b,10cの支持のための仮の支えが必要となる。実施の形態1のガス絶縁開閉装置100では、第1の分岐母線10a,10b,10cが架台によって支持されているため、第2の分岐母線20a,20b,20cの工事において仮の支えは必要ない。かかる観点においても、ガス絶縁開閉装置100には、工事における作業性が良いという利点がある。ガス絶縁開閉装置100は、仮の支えが使用される場合に比べて第1の分岐母線10a,10b,10cの支持が強化されていることで、工事の際の耐震性能も向上し得る。
第1の分岐母線10a,10b,10cの各々が第2の分岐母線20a,20b,20cの各々の鉛直上方に配置される場合の構成では、第1の分岐母線10a,10b,10cの長さには、第2の分岐母線20a,20b,20cよりも鉛直上方へ延ばされる分の長さが含まれる。実施の形態1の第1の分岐母線10a,10b,10cは、第2の分岐母線20a,20b,20cよりも鉛直上方へ延ばされる分の長さが不要である。このため、実施の形態1のガス絶縁開閉装置100には、第1の分岐母線10a,10b,10cの長さを短くすることができる利点がある。ガス絶縁開閉装置100は、第1の分岐母線10a,10b,10cの長さを短くできることで、製造に要する材料を少なくでき、かつ製造コストを低減できる。
実施の形態1によると、ガス絶縁開閉装置100は、第1の分岐母線10a,10b,10cと第2の分岐母線20a,20b,20cとが第1の方向に並べられて配置されることにより、高さHを低く抑えることができる。また、ガス絶縁開閉装置100は、第1の主母線10および第2の主母線20の一方が停止される際には、他方を通じての系統の運用の継続を可能とする構成を有している。これにより、ガス絶縁開閉装置100は、高さHを低く抑えることができ、かつ主母線の機器を更新する際に、ガス絶縁開閉装置100に接続された系統の運用を継続することができるという効果を奏する。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10 第1の主母線、10a,10b,10c 第1の分岐母線、11,13,17,19,21,23 接地開閉器、12,18,22 断路器、14,16 計器用変流器、15 遮断器、20 第2の主母線、20a,20b,20c 第2の分岐母線、30a,30b,30c 接続母線、31a,31b,31c タンク、100 ガス絶縁開閉装置。

Claims (3)

  1. 二重母線構造を有するガス絶縁開閉装置であって、
    第1の主母線と、
    第2の主母線と、
    前記第1の主母線から分岐されており、第1の接地開閉器が設けられている第1の分岐母線と、
    前記第2の主母線から分岐されており、第2の接地開閉器が設けられている第2の分岐母線と、
    前記第1の分岐母線と前記第2の分岐母線とに接続された遮断器と、
    を備え、
    前記ガス絶縁開閉装置が設置された状態において、前記第1の主母線と前記第2の主母線との各々は鉛直方向に垂直な第1の方向に延ばされているとともに前記第1の分岐母線と前記第2の分岐母線との各々は前記第1の方向と鉛直方向とに垂直な第2の方向に延ばされており、かつ、前記第1の分岐母線と前記第2の分岐母線とは前記第1の方向に並べられて配置されることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 前記第1の主母線から前記第1の分岐母線が分岐されている位置と、前記第2の主母線から前記第2の分岐母線が分岐されている位置とは、前記第1の方向においてずらされており、
    前記第1の分岐母線は、前記第2の主母線の鉛直上方を通されていることを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
  3. 前記第1の分岐母線には、第1の断路器が設けられており、
    前記第2の分岐母線には、第2の断路器が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のガス絶縁開閉装置。
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