JP2001268644A - 携帯電話機の動作制御システム及びその制御方法 - Google Patents

携帯電話機の動作制御システム及びその制御方法

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JP2001268644A
JP2001268644A JP2000077789A JP2000077789A JP2001268644A JP 2001268644 A JP2001268644 A JP 2001268644A JP 2000077789 A JP2000077789 A JP 2000077789A JP 2000077789 A JP2000077789 A JP 2000077789A JP 2001268644 A JP2001268644 A JP 2001268644A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の走行中またはエンジン始動中の場合
に、任意の携帯電話機の使用を制限する携帯電話機の動
作制御システム及びその制御方法を提供する。 【解決手段】 本発明に係る携帯電話機の動作制御シス
テムは、ドライブモード始動停止部11と送受信制御部
12とからなる携帯電話機1と、エンジン始動停止検出
部21と送信部22とからなる遠隔制御装置2と、から
構成される。本発明において、エンジン始動停止検出部
21でエンジン始動を検出すると、送信部22から無線
信号aが出力される。ドライブモード始動停止部11
は、送受信制御部12で保持される自局番号を取得し、
無線信号aに付加される識別番号と照合し、一致した場
合には、送受信制御部12にドライブモード設定解除信
号cを出力し、携帯電話機1の待ち受け状態をドライブ
モードに設定する。また、一定時間無線信号aが送信さ
れない場合は、設定したドライブモードを解除する。よ
って、ユーザが何ら意識することなく携帯電話機の使用
を制限できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機の動作
制御システム及びその制御方法に関し、特にドライブモ
ード機能を備える携帯電話機の自動設定を行う携帯電話
機の動作制御システム及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機の機能の1つであるド
ライブモード(Dモード)は、ユーザが自動車の運転中
に設定しておくための機能であり、当該ドライブモード
を設定している期間の着信に対しては、ユーザが運転中
につき電話に出られない旨の音声メッセージを携帯電話
機が代わって応答した後、簡易留守番電話機能(伝言メ
モ機能)等により発信者からの着信要件を保存しておく
ものであった。
【0003】このようなドライブモードを備える従来の
携帯電話機は、各種機能設定をユーザの手入力または音
声入力により行うものであった。例えば、ユーザが車を
運転する際には、携帯電話機の操作部に設けられている
各種操作ボタンを組み合わせて押下する、あるいは、専
用に設けられているDモードボタンを押下することでド
ライブモード、すなわち、ユーザが車を運転中であるた
め、着信に対して応答できない旨を示すメッセージを送
出し、簡易留守番電話機能へと移行するものであった。
【0004】しかし、上述される携帯電話機において
は、ユーザ自身の手操作または音声入力により設定を切
り替えるものであるため、ユーザ自身がドライブモード
の設定を意識しない限り、車を運転する際に(走行
中)、自身の携帯電話機の設定をドライブモードに切り
替えるという動作自体を忘れてしまうといった問題があ
った。
【0005】また、ユーザ自身の手操作または音声入力
により設定を切り替えるものでるため、一旦、ドライブ
モードに設定したものの、ユーザ自身がドライブモード
の解除を意識しない限り、車から降りたり、あるいは、
車が走行状態でない状態には、ユーザ自身によりドライ
ブモードの設定を解除しなければならないという問題が
あった。
【0006】このような不具合を解消するために、例え
ば、従来例1として、特開平10−294970号公報
に開示される「携帯電話停止装置」が知られている。こ
の携帯電話停止装置は、車の走行状態を検出した場合、
車内に電磁波を放射することで、携帯電話機の動作を停
止させて通話を不可能な状態、すなわち、着信制限を行
うものである。
【0007】また、従来例2として、特開平11−12
2161号公報に開示される「自動車用携帯電話システ
ム」が知られている。この自動車用携帯電話システム
は、車の走行中に携帯電話機本体を車内に装備される専
用のホルダにて保持し、当該ホルダには、自動車用バッ
テリから電力が供給され、自動車用バッテリの電圧上昇
から自動車が走行中か否かを検出し、走行中であると検
出した場合に、携帯電話機の使用を制限するものであ
る。
【0008】また、従来例3として、特開平11−16
8767号公報に開示される「自動車内無線電話システ
ム」が知られている。この自動車内無線電話システム
は、イグニッションスイッチのオン/オフ、または一定
速度以上のスピードを超過する車速を検出することで車
が走行状態であることを検出し、携帯電話機の使用を制
限するものである。
【0009】また、従来例4として、特開平11−33
1955号公報に開示される「発着信規制電波信号発信
機及びそれを使用した携帯電話機の発着信規制システ
ム」が知られている。この発着信規制電波信号発信機及
びそれを使用した携帯電話機の発着信規制システムは、
発着信規制電波発信機の設置場所が自動車内と判断した
場合には、発信規制電波発信機と携帯電話機本体が1:
1の環境下においては、特定の回線事業者の携帯電話機
のみ発着信規制を設定するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1においては、自動車の走行状態を検出すると共
に、車内に存在する全ての携帯電話機に対して電磁波を
送出し、当該電磁波を受信した各携帯電話機は、それぞ
れ通話停止あるいは動作停止といった制限を受けるもの
であり、運転手のみならず、同乗者の携帯電話機の動作
までも制御してしまうといった問題があった。
【0011】また、上記従来例2においては、車内に持
ち込まれた携帯電話機を保持するための専用のホルダに
より保持されていない場合には、動作切り替えが行えな
いといった問題があった。
【0012】また、上記従来例3においては、イグニッ
ションスイッチのオン/オフまたは車速に基づいて自動
車が走行中であるか否かを検出し、走行中である場合に
は、無線により車内に存在する携帯電話機の動作を制限
するものであるため、自動車内に持ち込まれた携帯電話
機全てに対して動作制限を行ってしまうので、従来例1
と同様の問題があった。
【0013】さらに、上記従来例4においては、携帯電
話機の発信規制を行う際に、同じ回線事業者の携帯電話
機を使用する全てのユーザの携帯電話機の使用を制限し
てしまうため、従来例1または従来例3と同様な問題が
あった。
【0014】本発明は、上記問題点に鑑みて成されたも
のであり、自動車が走行中あるいはエンジンが始動中で
ある場合に、任意の携帯電話機のみ使用を制限すること
のできる携帯電話機の動作制御システム及びその制御方
法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、携帯電話機と該携帯電話機
の動作を遠隔から制御する遠隔制御装置とからなる携帯
電話機の動作制御システムにおいて、遠隔制御装置から
携帯電話機に対して出力される無線信号に該携帯電話機
のみを制御するための識別番号を付加して送信し、送信
された無線信号に付加された識別番号が携帯電話機の識
別番号である場合に、該携帯電話機の動作を制御するこ
とを特徴とする。
【0016】請求項2記載の発明は、携帯電話機と該携
帯電話機の動作を遠隔から制御する遠隔制御装置とから
なる携帯電話機の動作制御システムにおいて、遠隔制御
装置は、携帯電話機の動作を制御する無線信号に任意の
携帯電話機の識別番号を付加して送信する送信手段を有
し、携帯電話機は、送信手段により送信された無線信号
を受信する受信手段と、受信手段により受信した無線信
号に付加された識別番号を取得する取得手段と、取得手
段により取得された識別番号と携帯電話機にて保持され
る該携帯電話機固有の識別番号とを照合する照合手段
と、照合手段による照合結果に基づいて携帯電話機の動
作を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、制御手段は、照合手段による照合結果が一
致した時に、該携帯電話機の待ち受け状態を切り替える
ことを特徴とする。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明において、制御手段は、照合手段による照合結果が一
致した時に、該携帯電話機の待ち受け状態を、通常状態
から着信制限状態へ、または、着信制限状態から通常状
態へ、と切り替えることを特徴とする。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
いずれか1項に記載の発明において、遠隔制御装置は、
自動車に設置されることを特徴とする。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、遠隔制御装置は、自動車に設けられた電力
供給部から電力を供給されることを特徴とする。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、遠隔制御装置は、電力供給部から供給され
る電力に混入するノイズに基づいて自動車のエンジンが
始動中であるか否かを検出する検出手段を有することを
特徴とする。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、遠隔制御装置は、検出手段による検出結果
に基づいて送信手段による無線信号の送信を制御するこ
とを特徴とする。
【0023】請求項9記載の発明は、請求項5記載の発
明において、遠隔制御装置は、自動車内に設けられた電
力供給部から供給される電力を取り込む電源回路と、電
源回路により取り込まれた電力に混入するノイズを検出
し、該ノイズが検出されるとCPUに対してエンジン動
作信号を出力するノイズ検出回路と、携帯電話機に対し
て任意の携帯電話機の識別番号を付加された無線信号を
送信する送信部と、送信部から送信される無線信号の送
出タイミングを示すタイミング信号をCPUに対して出
力するタイマと、遠隔制御装置の動作を制御する動作制
御プログラムを格納するROMと、CPUの作業領域で
あるRAMと、任意の携帯電話機の識別番号や遠隔制御
装置の設定変更に用いられるパラメータの格納領域であ
るEEPROMと、ROM、RAM、及びEEPROM
とを接続し、CPUとの送受信を行うアドレスデータバ
スと、を有することを特徴とする。
【0024】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、ノイズ検出回路は、電力供給部から供給
される電力のDC成分を遮断し、AC成分のみを通過さ
せるAC成分通過回路と、AC成分通過回路を通過した
電力のAC成分からノイズの周波数帯域のみを通過させ
る帯域制限フィルタと、帯域制限フィルタを通過したノ
イズを増幅する増幅回路と、増幅回路により増幅された
ノイズをAC信号からDC信号に変換する整流回路と、
整流回路によるノイズのDC信号の電圧値と予め設定さ
れた閾値とを比較する比較回路と、を有することを特徴
とする。
【0025】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の発明において、ノイズ検出回路は、比較回路にてノイ
ズのDC信号の電圧値が予め設定された閾値以上である
場合に、エンジンが始動中であることを示すエンジン動
作信号を出力することを特徴とする。
【0026】請求項12記載の発明は、請求項9から1
1のいずれか1項に記載の発明において、携帯電話機
は、携帯電話網との無線送受信を行うと共に自局番号を
保持する送受信制御部と、携帯電話機の動作設定及び解
除を指示する動作設定解除指示部とを有し、動作設定解
除指示部は、遠隔制御装置から送信される無線信号を受
信し、該無線信号を復調して受信データをコントロール
回路に出力する受信回路と、コントロール回路からのタ
イマスタート信号の入力によりカウントを開始し、カウ
ント上限に達するとタイムアウト信号を該コントロール
回路に出力し、また、コントロール回路からのタイマリ
セット信号の入力によりカウント値を初期値に戻してか
らカウントを再開するタイマと、受信回路から出力され
る受信データの内容を解析し、送受信制御部にて保持さ
れる自局番号の内容と比較した結果、自局番号が一致し
た場合にのみ送受信制御部に対して動作設定解除信号を
出力するコントロール回路と、を有して構成されること
を特徴とする。
【0027】請求項13記載の発明は、請求項1から1
2のいずれか1項に記載の発明において、識別番号は、
携帯電話機の局番号であることを特徴とする。
【0028】請求項14記載の発明は、携帯電話機と該
携帯電話機の動作を遠隔から制御する遠隔制御装置とか
らなる携帯電話機の動作制御方法において、遠隔制御装
置から携帯電話機に対して出力される無線信号に該携帯
電話機のみを制御するための識別番号を付加して送信す
る送信工程と、送信工程により送信された無線信号に付
加された識別番号が携帯電話機の識別番号である場合
に、該携帯電話機の動作を制御する制御工程と、を有す
ることを特徴とする。
【0029】請求項15記載の発明は、携帯電話機と該
携帯電話機の動作を遠隔から制御する遠隔制御装置とか
らなる携帯電話機の動作制御方法において、遠隔制御装
置は、携帯電話機の動作を制御する無線信号に任意の携
帯電話機の識別番号を付加して送信する送信工程を有
し、携帯電話機は、送信工程により送信された無線信号
を受信する受信工程と、受信工程により受信した無線信
号に付加された識別番号を取得する取得工程と、取得工
程により取得された識別番号と携帯電話機にて保持され
る該携帯電話機固有の識別番号とを照合する照合工程
と、照合工程による照合結果に基づいて携帯電話機の動
作を制御する制御工程と、を有することを特徴とする。
【0030】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の発明において、制御工程は、照合工程による照合結果
が一致した時に、該携帯電話機の待ち受け状態の切り替
えを制御することを特徴とする。
【0031】請求項17記載の発明は、請求項15記載
の発明において、制御工程は、照合工程による照合結果
が一致した時に、該携帯電話機の待ち受け状態を、通常
状態から着信制限状態へ、または、着信制限状態から通
常状態へ、の切り替えを制御することを特徴とする。
【0032】請求項18記載の発明は、請求項14から
17のいずれか1項に記載の発明において、遠隔制御装
置は、自動車に設置されることを特徴とする。
【0033】請求項19記載の発明は、請求項18記載
の発明において、遠隔制御装置は、自動車に設けられた
電力供給部から電力を供給されることを特徴とする。
【0034】請求項20記載の発明は、請求項19記載
の発明において、遠隔制御装置は、電力供給部から供給
される電力に混入するノイズに基づいて自動車のエンジ
ンが始動中であるか否かを検出する検出工程を有するこ
とを特徴とする。
【0035】請求項21記載の発明は、請求項20記載
の発明において、遠隔制御装置は、検出工程による検出
結果に基づいて送信工程による無線信号の送信を制御す
ることを特徴とする。
【0036】請求項22記載の発明は、請求項18記載
の発明において、遠隔制御装置は、自動車内に設けられ
た電力供給部から供給される電力を取り込む電源回路
と、電源回路により取り込まれた電力に混入するノイズ
を検出し、該ノイズが検出されるとCPUに対してエン
ジン動作信号を出力するノイズ検出回路と、携帯電話機
に対して任意の携帯電話機の識別番号を付加された無線
信号を送信する送信部と、送信部から送信される無線信
号の送出タイミングを示すタイミング信号をCPUに対
して出力するタイマと、遠隔制御装置の動作を制御する
動作制御プログラムを格納するROMと、CPUの作業
領域であるRAMと、任意の携帯電話機の識別番号や遠
隔制御装置の設定変更に用いられるパラメータの格納領
域であるEEPROMと、ROM、RAM、及びEEP
ROMとを接続し、CPUとの送受信を行うアドレスデ
ータバスと、を有することを特徴とする。
【0037】請求項23記載の発明は、請求項22記載
の発明において、ノイズ検出回路は、電力供給部から供
給される電力のDC成分を遮断し、AC成分のみを通過
させるAC成分通過回路と、AC成分通過回路を通過し
た電力のAC成分からノイズの周波数帯域のみを通過さ
せる帯域制限フィルタと、帯域制限フィルタを通過した
ノイズを増幅する増幅回路と、増幅回路により増幅され
たノイズをAC信号からDC信号に変換する整流回路
と、整流回路によるノイズのDC信号の電圧値と予め設
定された閾値とを比較する比較回路と、を有することを
特徴とする。
【0038】請求項24記載の発明は、請求項23記載
の発明において、ノイズ検出回路は、比較回路にてノイ
ズのDC信号の電圧値が予め設定された閾値以上である
場合に、エンジンが始動中であることを示すエンジン動
作信号を出力することを特徴とする。
【0039】請求項25記載の発明は、請求項22から
24のいずれか1項に記載の発明において、携帯電話機
は、携帯電話網との無線送受信を行うと共に自局番号を
保持する送受信制御部と、携帯電話機の動作設定及び解
除を指示する動作設定解除指示部とを有し、動作設定解
除指示部は、遠隔制御装置から送信される無線信号を受
信し、該無線信号を復調して受信データをコントロール
回路に出力する受信回路と、コントロール回路からのタ
イマスタート信号の入力によりカウントを開始し、カウ
ント上限に達するとタイムアウト信号を該コントロール
回路に出力し、また、コントロール回路からのタイマリ
セット信号の入力によりカウント値を初期値に戻してか
らカウントを再開するタイマと、受信回路から出力され
る受信データの内容を解析し、送受信制御部にて保持さ
れる自局番号の内容と比較した結果、自局番号が一致し
た場合にのみ送受信制御部に対して動作設定解除信号を
出力するコントロール回路と、を有して構成されること
を特徴とする。
【0040】請求項26記載の発明は、請求項14から
25のいずれか1項に記載の発明において、識別番号
は、携帯電話機の局番号であることを特徴とする。
【0041】〈作用〉本発明は、携帯電話機におけるド
ライブモードの設定において、車のエンジンが始動中で
ある場合にはドライブモードを設定し、エンジンが停止
した場合にはドライブモードを解除するものである。
【0042】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
の実施形態である携帯電話機の動作制御システム及びそ
の制御方法を詳細に説明する。図1から図6を参照する
と、本発明に係る携帯電話機の動作制御システム及びそ
の制御方法の実施の形態が示されている。
【0043】図1は、本発明の携帯電話機の動作制御シ
ステムの概略を示すシステム構成図である。図1におい
て、本発明の実施形態である携帯電話機の動作制御シス
テムは、携帯電話機1と、遠隔制御装置2と、を備えて
構成され、遠隔制御装置2からの無線信号aにより、携
帯電話機1の動作制御を行う。なお、携帯電話機1は、
ユーザにより携帯されるものであり、遠隔制御装置2
は、本実施形態において、自動車内に予め設置されてい
るものとして以下説明する。
【0044】携帯電話機1の主な構成は、ドライブモー
ド始動停止部11と、送受信制御部12と、を有して構
成される。
【0045】ドライブモード始動停止部11は、遠隔制
御装置2から出力される無線信号aに基づいて携帯電話
機1の待ち受けモードを通常モードからドライブモード
へ、または、ドライブモードから通常モードへ、と切り
替えるためのドライブモード設定解除信号cを出力す
る。
【0046】このドライブモード設定解除信号cの出力
は、遠隔制御装置2からの無線信号aに含まれる局番号
と後述する送受信制御部12から送られる自局番号bと
の一致判定を行った後、一致する場合にドライブモード
設定あるいはドライブモード解除を制御するためのドラ
イブモード設定解除信号cを出力する。
【0047】送受信制御部12は、携帯電話網と無線の
インタフェースを介して接続され、音声またはデータの
送受信を行う。表示とキースイッチを搭載してヒューマ
ン・インタフェースを実現し、ドライブモードを設定す
ると携帯電話網からの着信に対してユーザに代わって音
声メッセージ等で応答することができる。また、上述の
ドライブモード始動停止部11からの呼び出しに基づい
て、携帯電話機1の自局番号bをドライブモード始動停
止部11に対して出力する。
【0048】遠隔制御装置2は、上述されるように、自
動車内に設置され、その電力供給元として、当該自動車
内に設けられるシガレットソケットに接続され、電力A
を供給されるものであり、エンジン始動停止検出部21
と、送信部22と、を有して構成される。
【0049】エンジン始動停止検出部21は、自動車内
に設けられるシガレットソケットから供給される電力A
に混入するオルタネータノイズに基づいて当該自動車の
エンジンが回転しているか否かに基づく送信データdを
後段の送信部22に出力する。
【0050】送信部22は、エンジン始動停止検出部2
1から出力される送信データdに基づく無線信号aを携
帯電話機1に対して出力する。
【0051】図2は、本発明の実施形態におけるエンジ
ン始動停止検出部21の詳細な構成を示すブロック図で
ある。図2において、本発明の実施形態における遠隔制
御装置2は、上述されるエンジン始動停止検出部21
と、送信部22と、電源回路23と、保守インタフェー
ス24と、を有して構成される。
【0052】この電力Aに関しては、エンジンが動作中
である場合には、オルタネータノイズが混入し、停止中
である場合には、オルタネータノイズが混入しないもの
である。従って、本発明においては、この電力Aに対す
るオルタネータノイズの混入状態を検出することによ
り、携帯電話機1の動作制御を行うものである。
【0053】エンジン始動停止検出部21は、ノイズ検
出回路211と、CPU212と、タイマ213と、ア
ドレスデータバス214と、ROM215と、RAM2
16と、EEPROM217と、を有して構成される。
【0054】ノイズ検出回路211は、電力Aに混入す
るオルタネータノイズを検出すると、エンジン動作信号
eをCPU212に対して送信する。
【0055】CPU212は、ROM215に記憶され
ている動作制御プログラムに基づいて上述される各部の
動作制御を司る。
【0056】タイマ213は、送信部22から送出する
無線信号aの送出タイミングを示すタイミング信号fを
CPU212に対して出力する。
【0057】アドレスデータバス214は、ROM21
5、RAM216、及びEEPROM217とCPU2
12とを接続するためのデータバスである。
【0058】ROM215は、CPU212の動作制御
プログラムの格納領域となるメモリであり、RAM21
6は、CPU212のスタックポインタ等の作業領域と
して使用されるメモリであり、EEPROM216は、
エンジン始動停止検出部21の運用に必要なパラメータ
を格納するための電気的に書き換え可能な不揮発性メモ
リである。
【0059】送信部22は、タイマ213からCPU2
12を介して送信されるタイミング信号fに基づいて携
帯電話機1に対しての無線信号aを送信する。
【0060】電源回路23は、遠隔制御装置2の電源回
路であり、自動車内に設けられるシガレットソケットか
ら供給される電力Aから当該遠隔制御装置2における電
力を取り出す。当該電力は、遠隔制御装置2内部の各回
路に対して電力の供給を開始する。
【0061】保守インタフェース24は、遠隔制御装置
2の点検やEEPROM217に格納されている携帯電
話機1の自局番号や運用に必要なパラメータを変更する
場合に保守用端末装置に接続される際のインタフェース
である。
【0062】上述される不図示の保守用端末装置を用い
て任意の携帯電話機の局番号を設定変更することによ
り、携帯電話機1以外の他の携帯電話機の動作制御を行
うことも可能である。
【0063】図3は、本発明の実施形態におけるノイズ
検出回路の詳細な構成を示すブロック図である。図3に
おいて、本発明の実施形態におけるノイズ検出回路21
1は、AC成分通過回路2111と、B.P.F.(バ
ンドパスフィルタ)2112と、増幅回路2113と、
整流回路2114と、比較回路2115と、を有して構
成される。
【0064】AC成分通過回路2111は、自動車内に
設けられるシガレットソケットより供給される電力Aの
DC成分を遮断し、AC成分のみを通過させるような、
例えば、結合コンデンサである。
【0065】B.P.F.(バンドパスフィルタ)21
12は、AC成分通過回路2111から出力される電力
AのAC成分から、オルタネータノイズの周波数帯域だ
けを通過させる、例えば、帯域制限フィルタである。
【0066】増幅回路2113は、B.P.F.211
2を通過した微弱な振幅のオルタネータノイズを増幅す
るアンプである。
【0067】整流回路2114は、増幅回路2113に
より増幅されたオルタネータノイズをACからDCに変
換する。
【0068】比較回路2115は、整流回路2114に
より変換されたDC信号の電圧値と予め定められている
閾値とを比較し、電圧値が閾値以上である場合には、エ
ンジン動作信号eを出力するが、閾値以下である場合に
は、エンジン動作信号eを出力しない。
【0069】図4は、本発明の実施形態携帯におけるド
ライブモード始動停止部の詳細な構成を示すブロック図
である。図4において、本発明の実施形態におけるドラ
イブモード始動停止部は、受信回路111と、タイマ1
12と、コントロール回路113と、を有して構成され
る。
【0070】受信回路111は、図示されるアンテナに
より遠隔制御装置2から送信される無線信号aを受信
し、当該無線信号aを復調して受信データiをコントロ
ール回路113に出力する。
【0071】タイマ112は、コントロール回路113
からのタイマスタートリセット信号(スタート)gをト
リガにしてカウントを開始し、カウントの上限に達する
とタイムアウト信号hをコントロール回路113に出力
する。また、タイマ112は、コントロール回路113
からのタイマスタートリセット信号(リセット)gが入
力された場合には、カウント値を初期値に戻してからカ
ウントを再開する。
【0072】コントロール回路113は、受信回路11
1から出力される受信データiの内容を解析し、送受信
制御部12から読み出した自局番号bの内容と比較した
結果、自局番号が一致した場合にのみ送受信制御部12
に対してドライブモード設定解除信号cを出力して、待
ち受け状態をドライブモードに設定すると同時に、タイ
マ112に対してタイマスタートリセット信号(スター
ト)gを送信してカウントを開始させる。
【0073】図5は、本発明の実施形態である携帯電話
機の動作制御システムにおいて、ドライブモードを設定
する場合の動作例を示すシーケンスチャートである。図
5において、ユーザが携帯電話機1を自動車に持ち込ん
だ状態でエンジンを始動させる(ステップS1)。
【0074】ユーザが自動車のエンジンが始動すると、
電力Aにオルタネータノイズが混入する(ステップS
2)。
【0075】タイマ213は、電源回路23から電力が
供給されるとカウントを開始し、一定周期のタイミング
信号fをCPU212に対して出力する。
【0076】CPU212は、電源回路23から電力が
供給されると、ROM215から動作制御プログラムを
読み込む。ノイズ検出回路211は、電力Aにノイズが
混入していることを検出すると、エンジン動作信号eを
CPU212に対して出力する。
【0077】CPU212は、ノイズ検出回路211か
ら出力されたエンジン動作信号eが入力されると、EE
PROM217から対応している携帯電話機1の自局番
号を読み出し送信データ13に組み込み、タイマ213
から出力されるタイミング信号fに同期saseta送
信データ13を送信部22に送信する。
【0078】送信部22は、CPU212から送信され
た送信データdを変調して無線信号aに変換し、当該無
線信号aを携帯電話機1内部の受信回路111に対して
送信する(ステップS3)。
【0079】エンジン始動停止検出部21は、エンジン
が動作している間に内部のタイマ213から出力される
タイミング信号fに同期させた無線信号aを一定周期で
送信する。
【0080】受信回路111は、無線信号aを復調して
自局番号を含む受信データiに変換し、コントロール回
路113に送信する(ステップS4)。
【0081】コントロール回路113は、受信データi
の内容を解析し、送受信制御部12から自局番号bを読
み込み(ステップS5)、受信データiに含まれる自局
番号と比較判定する(ステップS6)。
【0082】コントロール回路113は、ステップS6
における自局番号の比較判定の結果、一致している場合
のみドライブモード設定解除信号(設定)cを送受信制
御部12に出力してドライブモードを設定すると同時に
(ステップS8)、タイマ112にタイマスタートリセ
ット信号(スタート)gを出力し(ステップS9)、タ
イマ112のカウントをスタートさせる(ステップS1
0)。
【0083】ステップS6の自局番号の比較判定の結果
において、受信データiに含まれる自局番号と送受信制
御部12から読み込んだ自局番号bとが一致しない場
合、コントロール回路113は、送受信制御部12に対
してドライブモード設定解除信号(設定)cを出力せ
ず、送受信制御部12は通常動作となり、動作制御を行
わない(ステップS7)。
【0084】タイマスタートリセット信号(スタート)
gの入力でタイマ112は、カウントをスタートする
が、上限値に達する前に遠隔制御装置2から無線信号a
が送信され(ステップS11)、受信回路111で受信
データiに復調され(ステップS12)、当該受信デー
タiを受信したコントロール回路113は、タイマ11
2を初期値に戻すためタイマスタートリセット信号(リ
セット)gを出力する(ステップS13)。
【0085】タイマスタートリセット信号(リセット)
gが入力されたタイマ112は、カウンタ値を初期値に
戻してからカウントを再開する(ステップS14)。
【0086】以降、自動車のエンジンが動作している間
は、無線信号aの受信(ステップS15)、無線信号a
を受信データiに復調し(ステップS16)、タイマ1
12にタイマスタートリセット信号(リセット)gを出
力し(ステップS17)、タイマ112を初期値に戻し
てカウントを再開する(ステップS18)。以上の動作
を繰り返すことでドライブモードの設定が継続する。
【0087】図6は、本発明の実施形態である携帯電話
機の動作制御システムにおいて、ドライブモードを解除
する場合の動作例を示すシーケンスチャートである。図
6において、自動車のエンジンが動作しているときは、
遠隔制御装置2から携帯電話機1に対して無線信号aが
送信され(ステップS21)、当該無線信号aを受信デ
ータiに復調し(ステップS22)、タイマ112にタ
イマスタートリセット信号(リセット)gを出力し(ス
テップS23)、タイマ112を初期値に戻してカウン
トを再開させる(ステップS24)、の動作を繰り返し
ている。
【0088】ユーザが自動車のエンジンを停止すると
(ステップS25)、電力Aに混入していたオルタネー
タノイズが消える(ステップS26)。
【0089】ステップS26において、電力Aへのオル
タネータノイズの混入が消えたことを確認すると、遠隔
制御装置2から携帯電話機1に対して送信されていた無
線信号aの送信を停止し(ステップS27)、携帯電話
機1内部のタイマ112は、初期値に戻されないまま上
限値までカウントし、コントロール回路113に対して
タイムアウト信号hを出力する(ステップS28)。
【0090】タイムアウト信号hが入力されたことによ
りコントロール回路113は、エンジンが停止したこと
を検出し、送受信制御部12に対してドライブモード設
定解除信号(解除)cを送信し(ステップS29)、当
該送受信制御部12のドライブモードを解除する。
【0091】なお、上述される実施形態は、本発明の好
適な実施形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
において種々変形して実施することが可能である。
【0092】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の携帯電話機の動作制御システム及びその制御方法によ
れば、ドライブモードの設定を携帯電話機付属のキース
イッチの操作あるいは音声入力等により行うのではな
く、遠隔制御装置にてエンジンの始動を検出することで
自動的に設定、または、エンジンの停止を検出すること
で自動的に解除することができる。従って、自動車の運
転時にユーザが自ら手操作あるいは音声入力による機能
設定を行うことがなく、ユーザ自身何ら意識することな
く自身の携帯電話機の待ち受け状態をドライブモードに
設定あるいは設定の解除を行うことができる。
【0093】また、本発明の携帯電話機の動作制御シス
テム及びその制御方法によれば、遠隔制御装置におい
て、予め登録しておいたユーザの所有する携帯電話機の
みをドライブモード設定及び解除できるように、識別番
号を付加した無線信号を送信するため、運転するユーザ
の持っている携帯電話機のみをドライブモードに設定す
ることができる。
【0094】さらに、本発明の携帯電話機の動作制御シ
ステム及びその制御方法によれば、遠隔制御装置には、
自動車のシガレットソケット等から電力を供給されるた
め、二次電池等の電源を内蔵しない構成とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である携帯電話機の動作制御
システムの概略を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の実施形態における遠隔制御装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態におけるノイズ検出回路の概
略構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態におけるドライブモード始動
停止部の概略構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施形態におけるドライブモードの設
定動作を示すシーケンスチャートである。
【図6】本発明の実施形態におけるドライブモードの解
除動作を示すシーケンスチャートである。
【符号の説明】
1 携帯電話機 2 遠隔制御装置 11 ドライブモード始動停止部 12 送受信制御部 21 エンジン始動停止検出部 22 送信部 A 電力 a 無線信号 b 自局番号 c ドライブモード設定解除信号
フロントページの続き Fターム(参考) 5K023 AA07 AA09 BB11 BB23 LL05 5K027 AA11 AA16 BB02 BB09 EE01 EE11 FF22 FF25 GG03 HH11 HH14 HH23 KK03 MM04 MM17 5K067 AA34 AA42 AA44 BB04 DD17 DD27 DD30 FF05 FF07 FF19 HH22 HH24 KK05

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話機と該携帯電話機の動作を遠隔
    から制御する遠隔制御装置とからなる携帯電話機の動作
    制御システムにおいて、 前記遠隔制御装置から前記携帯電話機に対して出力され
    る無線信号に該携帯電話機のみを制御するための識別番
    号を付加して送信し、 前記送信された無線信号に付加された前記識別番号が前
    記携帯電話機の識別番号である場合に、該携帯電話機の
    動作を制御することを特徴とする携帯電話機の動作制御
    システム。
  2. 【請求項2】 携帯電話機と該携帯電話機の動作を遠隔
    から制御する遠隔制御装置とからなる携帯電話機の動作
    制御システムにおいて、 前記遠隔制御装置は、 前記携帯電話機の動作を制御する無線信号に任意の携帯
    電話機の識別番号を付加して送信する送信手段を有し、 前記携帯電話機は、 前記送信手段により送信された前記無線信号を受信する
    受信手段と、 前記受信手段により受信した前記無線信号に付加された
    前記識別番号を取得する取得手段と、 前記取得手段により取得された前記識別番号と前記携帯
    電話機にて保持される該携帯電話機固有の識別番号とを
    照合する照合手段と、 前記照合手段による照合結果に基づいて前記携帯電話機
    の動作を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする携帯電話機の動作制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、 前記照合手段による照合結果が一致した時に、該携帯電
    話機の待ち受け状態を切り替えることを特徴とする請求
    項2記載の携帯電話機の動作制御システム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、 前記照合手段による照合結果が一致した時に、該携帯電
    話機の待ち受け状態を、通常状態から着信制限状態へ、
    または、着信制限状態から通常状態へ、と切り替えるこ
    とを特徴とする請求項2記載の携帯電話機の動作制御シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記遠隔制御装置は、 自動車に設置されることを特徴とする請求項1から4の
    いずれか1項に記載の携帯電話機の動作制御システム。
  6. 【請求項6】 前記遠隔制御装置は、 前記自動車に設けられた電力供給部から電力を供給され
    ることを特徴とする請求項5に記載の携帯電話機の動作
    制御システム。
  7. 【請求項7】 前記遠隔制御装置は、 前記電力供給部から供給される前記電力に混入するノイ
    ズに基づいて前記自動車のエンジンが始動中であるか否
    かを検出する検出手段を有することを特徴とする請求項
    6記載の携帯電話機の動作制御システム。
  8. 【請求項8】 前記遠隔制御装置は、 前記検出手段による検出結果に基づいて前記送信手段に
    よる前記無線信号の送信を制御することを特徴とする請
    求項7記載の携帯電話機の動作制御システム。
  9. 【請求項9】 前記遠隔制御装置は、 前記自動車内に設けられた電力供給部から供給される前
    記電力を取り込む電源回路と、 前記電源回路により取り込まれた前記電力に混入するノ
    イズを検出し、該ノイズが検出されるとCPUに対して
    エンジン動作信号を出力するノイズ検出回路と、 前記携帯電話機に対して任意の携帯電話機の識別番号を
    付加された無線信号を送信する送信部と、 前記送信部から送信される前記無線信号の送出タイミン
    グを示すタイミング信号を前記CPUに対して出力する
    タイマと、 前記遠隔制御装置の動作を制御する動作制御プログラム
    を格納するROMと、 前記CPUの作業領域であるRAMと、 前記任意の携帯電話機の識別番号や前記遠隔制御装置の
    設定変更に用いられるパラメータの格納領域であるEE
    PROMと、 前記ROM、前記RAM、及び前記EEPROMとを接
    続し、前記CPUとの送受信を行うアドレスデータバス
    と、 を有することを特徴とする請求項5記載の携帯電話機の
    動作制御システム。
  10. 【請求項10】 前記ノイズ検出回路は、 前記電力供給部から供給される前記電力のDC成分を遮
    断し、AC成分のみを通過させるAC成分通過回路と、 前記AC成分通過回路を通過した前記電力のAC成分か
    らノイズの周波数帯域のみを通過させる帯域制限フィル
    タと、 前記帯域制限フィルタを通過したノイズを増幅する増幅
    回路と、 前記増幅回路により増幅された前記ノイズをAC信号か
    らDC信号に変換する整流回路と、 前記整流回路による前記ノイズのDC信号の電圧値と予
    め設定された閾値とを比較する比較回路と、 を有することを特徴とする請求項9記載の携帯電話機の
    動作制御システム。
  11. 【請求項11】 前記ノイズ検出回路は、 前記比較回路にて前記ノイズのDC信号の電圧値が前記
    予め設定された閾値以上である場合に、前記エンジンが
    始動中であることを示すエンジン動作信号を出力するこ
    とを特徴とする請求項10記載の携帯電話機の動作制御
    システム。
  12. 【請求項12】 前記携帯電話機は、 携帯電話網との無線送受信を行うと共に自局番号を保持
    する送受信制御部と、 前記携帯電話機の動作設定及び解除を指示する動作設定
    解除指示部とを有し、 前記動作設定解除指示部は、 前記遠隔制御装置から送信される無線信号を受信し、該
    無線信号を復調して受信データをコントロール回路に出
    力する受信回路と、 前記コントロール回路からのタイマスタート信号の入力
    によりカウントを開始し、カウント上限に達するとタイ
    ムアウト信号を該コントロール回路に出力し、また、前
    記コントロール回路からのタイマリセット信号の入力に
    よりカウント値を初期値に戻してからカウントを再開す
    るタイマと、 前記受信回路から出力される前記受信データの内容を解
    析し、前記送受信制御部にて保持される自局番号の内容
    と比較した結果、自局番号が一致した場合にのみ前記送
    受信制御部に対して動作設定解除信号を出力するコント
    ロール回路と、 を有して構成されることを特徴とする請求項9から11
    のいずれか1項に記載の携帯電話機の動作制御システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記識別番号は、 携帯電話機の局番号であることを特徴とする請求項1か
    ら12のいずれか1項に記載の携帯電話機の動作制御シ
    ステム。
  14. 【請求項14】 携帯電話機と該携帯電話機の動作を遠
    隔から制御する遠隔制御装置とからなる携帯電話機の動
    作制御システムの制御方法において、 前記遠隔制御装置から前記携帯電話機に対して出力され
    る無線信号に該携帯電話機のみを制御するための識別番
    号を付加して送信する送信工程と、 前記送信工程により送信された前記無線信号に付加され
    た前記識別番号が前記携帯電話機の識別番号である場合
    に、該携帯電話機の動作を制御する制御工程と、 を有することを特徴とする携帯電話機の動作制御システ
    ムの制御方法。
  15. 【請求項15】 携帯電話機と該携帯電話機の動作を遠
    隔から制御する遠隔制御装置とからなる携帯電話機の動
    作制御システムの制御方法において、 前記遠隔制御装置は、 前記携帯電話機の動作を制御する無線信号に任意の携帯
    電話機の識別番号を付加して送信する送信工程を有し、 前記携帯電話機は、 前記送信工程により送信された前記無線信号を受信する
    受信工程と、 前記受信工程により受信した前記無線信号に付加された
    前記識別番号を取得する取得工程と、 前記取得工程により取得された前記識別番号と前記携帯
    電話機にて保持される該携帯電話機固有の識別番号とを
    照合する照合工程と、 前記照合工程による照合結果に基づいて前記携帯電話機
    の動作を制御する制御工程と、 を有することを特徴とする携帯電話機の動作制御システ
    ムの制御方法。
  16. 【請求項16】 前記制御工程は、 前記照合工程による照合結果が一致した時に、該携帯電
    話機の待ち受け状態の切り替えを制御することを特徴と
    する請求項15記載の携帯電話機の動作制御システムの
    制御方法。
  17. 【請求項17】 前記制御工程は、 前記照合工程による照合結果が一致した時に、該携帯電
    話機の待ち受け状態を、通常状態から着信制限状態へ、
    または、着信制限状態から通常状態へ、の切り替えを制
    御することを特徴とする請求項15記載の携帯電話機の
    動作制御システムの制御方法。
  18. 【請求項18】 前記遠隔制御装置は、 自動車に設置されることを特徴とする請求項14から1
    7のいずれか1項に記載の携帯電話機の動作制御システ
    ムの制御方法。
  19. 【請求項19】 前記遠隔制御装置は、 前記自動車に設けられた電力供給部から電力を供給され
    ることを特徴とする請求項18に記載の携帯電話機の動
    作制御システムの制御方法。
  20. 【請求項20】 前記遠隔制御装置は、 前記電力供給部から供給される前記電力に混入するノイ
    ズに基づいて前記自動車のエンジンが始動中であるか否
    かを検出する検出工程を有することを特徴とする請求項
    19記載の携帯電話機の動作制御システムの制御方法。
  21. 【請求項21】 前記遠隔制御装置は、 前記検出工程による検出結果に基づいて前記送信工程に
    よる前記無線信号の送信を制御することを特徴とする請
    求項20記載の携帯電話機の動作制御システムの制御方
    法。
  22. 【請求項22】 前記遠隔制御装置は、 前記自動車内に設けられた電力供給部から供給される前
    記電力を取り込む電源回路と、 前記電源回路により取り込まれた前記電力に混入するノ
    イズを検出し、該ノイズが検出されるとCPUに対して
    エンジン動作信号を出力するノイズ検出回路と、 前記携帯電話機に対して任意の携帯電話機の識別番号を
    付加された無線信号を送信する送信部と、 前記送信部から送信される前記無線信号の送出タイミン
    グを示すタイミング信号を前記CPUに対して出力する
    タイマと、 前記遠隔制御装置の動作を制御する動作制御プログラム
    を格納するROMと、 前記CPUの作業領域であるRAMと、 前記任意の携帯電話機の識別番号や前記遠隔制御装置の
    設定変更に用いられるパラメータの格納領域であるEE
    PROMと、 前記ROM、前記RAM、及び前記EEPROMとを接
    続し、前記CPUとの送受信を行うアドレスデータバス
    と、 を有することを特徴とする請求項18記載の携帯電話機
    の動作制御システムの制御方法。
  23. 【請求項23】 前記ノイズ検出回路は、 前記電力供給部から供給される前記電力のDC成分を遮
    断し、AC成分のみを通過させるAC成分通過回路と、 前記AC成分通過回路を通過した前記電力のAC成分か
    らノイズの周波数帯域のみを通過させる帯域制限フィル
    タと、 前記帯域制限フィルタを通過したノイズを増幅する増幅
    回路と、 前記増幅回路により増幅された前記ノイズをAC信号か
    らDC信号に変換する整流回路と、 前記整流回路による前記ノイズのDC信号の電圧値と予
    め設定された閾値とを比較する比較回路と、 を有することを特徴とする請求項22記載の携帯電話機
    の動作制御システムの制御方法。
  24. 【請求項24】 前記ノイズ検出回路は、 前記比較回路にて前記ノイズのDC信号の電圧値が前記
    予め設定された閾値以上である場合に、前記エンジンが
    始動中であることを示すエンジン動作信号を出力するこ
    とを特徴とする請求項23記載の携帯電話機の動作制御
    システムの制御方法。
  25. 【請求項25】 前記携帯電話機は、 携帯電話網との無線送受信を行うと共に自局番号を保持
    する送受信制御部と、 前記携帯電話機の動作設定及び解除を指示する動作設定
    解除指示部とを有し、 前記動作設定解除指示部は、 前記遠隔制御装置から送信される無線信号を受信し、該
    無線信号を復調して受信データをコントロール回路に出
    力する受信回路と、 前記コントロール回路からのタイマスタート信号の入力
    によりカウントを開始し、カウント上限に達するとタイ
    ムアウト信号を該コントロール回路に出力し、また、前
    記コントロール回路からのタイマリセット信号の入力に
    よりカウント値を初期値に戻してからカウントを再開す
    るタイマと、 前記受信回路から出力される前記受信データの内容を解
    析し、前記送受信制御部にて保持される自局番号の内容
    と比較した結果、自局番号が一致した場合にのみ前記送
    受信制御部に対して動作設定解除信号を出力するコント
    ロール回路と、 を有して構成されることを特徴とする請求項22から2
    4のいずれか1項に記載の携帯電話機の動作制御システ
    ムの制御方法。
  26. 【請求項26】 前記識別番号は、 携帯電話機の局番号であることを特徴とする請求項14
    から25のいずれか1項に記載の携帯電話機の動作制御
    システムの制御方法。
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