JP2001267990A - アレイアンテナ基地局装置 - Google Patents

アレイアンテナ基地局装置

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JP2001267990A
JP2001267990A JP2000078410A JP2000078410A JP2001267990A JP 2001267990 A JP2001267990 A JP 2001267990A JP 2000078410 A JP2000078410 A JP 2000078410A JP 2000078410 A JP2000078410 A JP 2000078410A JP 2001267990 A JP2001267990 A JP 2001267990A
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JP
Japan
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signal
calibration
relay station
calibration signal
receiving device
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JP2000078410A
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Katsuhiko Hiramatsu
勝彦 平松
Osamu Kato
修 加藤
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
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    • H01Q3/26Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture
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    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
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    • H04W88/085Access point devices with remote components

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中継局装置から制御局装置へ伝送される
信号の損失が少なく、また、設置場所の自由度が大き
く、さらに、各経路のアナログ素子の特性により生ずる
位相回転等を校正することができるアレイアンテナ基地
局装置を提供する。 【解決手段】 アレイアンテナ基地局装置100におい
て、中継局装置110と制御局装置120とを光ケーブ
ル140及び光ケーブル150で結び、さらに、アレイ
アンテナ基地局装置100全体のキャリブレーションを
行うことによりアレイアンテナ基地局装置100の性能
を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アレイアンテナ基
地局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アレイアンテナ基地局装置とは、複数の
アンテナを備え、各アンテナにて受信される信号の振幅
と位相を調整することにより、指向性を自由に設定でき
る無線通信装置である。受信信号に対する振幅と位相の
調整は、受信信号に複素係数(以下、この複素係数を
「ウェイト」という。)を乗算することにより行われ
る。
【0003】アレイアンテナ基地局装置は、乗算するウ
ェイトを調整することにより、所望の方向から到来する
信号のみを強く受信することができる。これを、「調整
可能な受信指向性を持つ」という。アレイアンテナ基地
局装置は、所望信号を最適に受信する受信指向性を持つ
ことにより、各方向から到来する信号の受信SIR(Si
gnal to Interference Ratio)を高く保つことができ
る。
【0004】一方において、移動体通信分野では、周波
数の再利用の観点から1つの基地局がカバーする範囲
(セル)を小さくするマイクロセル方式が注目されてい
る。このマイクロセル方式では、同一面積をサービスす
るために必要な無線基地局の数が増加するので、設置場
所、重量、サイズ等について制限がかかり、また、ハン
ドオーバーが頻繁に発生するという問題がある。
【0005】これらの問題を解決する手段として、メタ
リックケーブルを用いた無線基地局装置が提案されてい
る。これは、従来の無線基地局の無線変復調部、制御部
等を中央に集中して配置し(以下、「制御局装置」とい
う)、多数配置される無線基地局(以下、「中継局装
置」という)は、基本的にアンテナと送受信増幅器のみ
の構成として、基地局の小型化、軽量化を図ったもので
あり、上述の設置場所の制限を解消することができる。
さらに、ハンドオーバーの処理も制御局装置で集中して
行うことができる。
【0006】図4は、上述した制御局装置と中継局装置
との接続にメタリックケーブルを用いた従来のアレイア
ンテナ基地局装置の受信側の構成を示すブロック図であ
る。
【0007】一般に制御局装置は多数の中継局装置と接
続されているが、簡単のためにこの図においては一つの
中継局装置のみを示している。この図に示すように、中
継局装置11は、アンテナ12−1〜12−Nと、受信
増幅器13−1〜13−Nと、を有して構成されてい
る。制御局装置21は、増幅器22−1〜22−Nと、
復調部23と、を有して構成されている。中継局装置1
1と制御局装置21はメタリックケーブル31−1〜3
1−Nで接続されている。
【0008】アンテナ12−1〜12−Nのそれぞれに
対応するN通りの経路において、受信信号はいずれも同
様の処理をされるので、以下では、アンテナ12−1に
対応する経路のみについて説明する。
【0009】中継局装置11においては、受信増幅器1
3−1はアンテナ12−1を介して受信した通信端末装
置(図示略)からの受信信号を増幅した後、メタリック
ケーブル31−1を介して制御局装置21に備えられた
増幅器22−1に出力する。制御局装置21において、
増幅器22−1は受信増幅器13−1からの受信信号を
増幅し、復調部23に出力する。復調部23は、増幅器
22−1〜22−Nの増幅信号にウエイトを乗算して復
調する。
【0010】次に、上記構成の基地局装置に取り込まれ
た受信信号の処理について説明する。アンテナ12−1
を介して中継局装置11に取り込まれた通信端末装置
(図示略)からの受信信号が、メタリックケーブル31
−1を介して制御局装置21へ送られる。制御局装置2
1へ送られた受信信号は、増幅器22−1で増幅された
後、復調部23においてウエイトを乗算されたうえで復
調される。これにより、基地局装置は受信指向性を持つ
ので、各方向から到来する信号の受信SIRを高く保つ
ことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のアレイアンテナ基地局においては、以下のよう
な問題がある。
【0012】1)中継局装置から制御局装置への信号伝
送にメタリックケーブルを用いているので、伝送される
信号の損失が大きい。 2)アレイアンテナを用いているためケーブルの本数が
多く、設置場所に制限がある。 3)アンテナ12−1〜12−Nを介して受信された信
号は、各アンテナに対応した経路を通って復調部23に
到達する。この各経路の特性は、増幅器等に備えられた
アナログ素子の特性のばらつきによりそれぞれ異なる。
したがって、各受信信号に未知の振幅変動や位相回転が
加わって、復調部において得られる指向性が期待される
指向性からずれてしまう。この各経路毎の振幅変動や位
相回転を設置時に予め測定し、ずれを調整しておくこと
は可能であるが、各経路の特性は温度の変化等により経
時的に変化するので期待される指向性が形成された状態
を維持することはできない。
【0013】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、中継局装置から制御局装置へ伝送される信号の損
失が少なく、また、設置場所の自由度が大きく、さら
に、各経路のアナログ素子の特性により生ずる位相回転
等を校正することができるアレイアンテナ基地局装置を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のアレイアンテナ
基地局装置は、キャリブレーションに用いる既知である
校正用信号及び通信端末装置から送信された送信信号を
受信する中継局受信装置と、前記中継局受信装置におい
て受信され、多重された信号を伝送する光ファイバ伝送
路と、前記中継局受信装置から前記光ファイバ伝送路を
介して伝送された校正用信号を用いて自己及び前記中継
局受信装置に備えられたアナログ素子の特性誤差を測定
するとともに、前記測定した特性誤差を打ち消しつつ指
向性を有するように受信信号に複素係数を乗算して復調
処理を行う制御局受信装置と、を具備する構成を採る。
【0015】本発明のアレイアンテナ基地局装置は、キ
ャリブレーションに用いる既知である校正用信号を生成
する校正用信号発生手段と、通信端末装置から送信され
た送信信号を受信する中継局受信装置と、前記中継局受
信装置において受信され、多重された信号を伝送する光
ファイバ伝送路と、前記中継局受信装置から前記光ファ
イバ伝送路を介して伝送された校正用信号を用いて自己
及び前記中継局受信装置に備えられたアナログ素子の特
性誤差を測定するとともに、前記測定した特性誤差を打
ち消しつつ指向性を有するように受信信号に複素係数を
乗算して復調処理を行う制御局受信装置と、を具備する
構成を採る。
【0016】本発明のアレイアンテナ基地局装置は、キ
ャリブレーションに用いる既知である校正用信号を生成
する校正用信号発生手段、及び、複数のアンテナ素子を
有するアレイアンテナを介して受信した受信信号及び前
記校正用信号を光変換する電気/光変換手段、を有する
中継局受信装置と、前記中継局受信装置において光変換
され、多重された信号を制御局受信装置へ伝送する光フ
ァイバ伝送路と、前記光ファイバ伝送路より伝送された
信号を電気変換する光/電気変換手段、前記光/電気変
換手段により電気変換された信号から前記校正用信号を
抽出する信号抽出手段、前記信号抽出手段により抽出さ
れた前記校正用信号に基づいて自己及び前記中継局受信
装置に備えられたアナログ素子の特性により生じる位相
回転量を測定する校正用信号測定手段、及び、前記校正
用信号測定手段により測定された測定結果を参照すると
ともに指向性を有するように受信信号に複素係数を乗算
して復調処理を行う復調手段、を有する制御局受信装置
と、を具備する構成を採る。
【0017】これらの構成によれば、中継局受信装置と
制御局受信装置を光ケーブルにより接続したため、伝送
する信号の損失を小さくすることができる。また、光ケ
ーブルにより信号を多重して伝送するため、送信アンテ
ナ毎にケーブルを設ける必要がなくなるので、基地局装
置の設置場所の自由度が大きくなる。さらに、中継局受
信装置から制御局受信装置までのキャリブレーションを
行うことにより、特性誤差を間欠的に調整することがで
きるので、期待される指向性を常に正確に得ることがで
きる。
【0018】本発明のアレイアンテナ基地局装置は、キ
ャリブレーションに用いる既知である校正用信号を生成
する校正用信号発生手段と、送信信号に複素係数を乗算
して指向性を有するように変調処理を行う制御局送信装
置と、前記制御局送信装置において多重された送信信号
及び校正用信号を伝送する光ファイバ伝送路と、前記制
御局送信装置から前記光ファイバ伝送路を介して伝送さ
れた送信信号をアンテナを介して送信する中継局送信装
置と、を具備する構成を採る。
【0019】本発明のアレイアンテナ基地局装置は、キ
ャリブレーションに用いる既知である校正用信号を生成
する校正用信号発生手段、及び、中継局送信装置におい
て校正用信号に基づいて測定される回路の特性により生
じる位相回転量を参照するとともに受信信号を復調する
際に用いたウエイトを乗算して送信信号を変調する変調
手段と、前記変調手段からの送信信号及び前記校正用信
号を光変換する電気/光変換手段、を有する制御局送信
装置と、前記制御局送信装置において光変換され、多重
された信号を中継局送信装置へ伝送する光ファイバ伝送
路と、前記光ファイバ伝送路より伝送された信号を電気
変換する光/電気変換手段、前記光/電気変換手段によ
り電気変換された信号から前記校正用信号を抽出する信
号抽出手段、前記信号抽出手段により抽出された前記校
正用信号に基づいて自己及び前記中継局受信装置に備え
られたアナログ素子の特性により生じる位相回転量を測
定する校正用信号測定手段、を有する中継局送信装置
と、を具備する構成を採る。
【0020】これらの構成によれば、中継局送信装置と
制御局送信装置を光ケーブルにより接続したため、伝送
する信号の損失を小さくすることができる。また、光ケ
ーブルにより信号を多重して伝送するため、送信アンテ
ナ毎にケーブルを設ける必要がなくなるので、基地局装
置の設置場所の自由度が大きくなる。さらに、中継局送
信装置から制御局送信装置までのキャリブレーションを
行うことにより、特性誤差を間欠的に調整することがで
きるので、期待される指向性を常に正確に得ることがで
きる。
【0021】本発明のアレイアンテナ基地局装置は、上
記中継局受信装置及び上記中継局送信装置、を有する中
継局装置と、上記制御局受信装置及び上記制御局送信装
置、を有する制御局装置と、前記中継局受信装置におい
て多重された信号を前記制御局受信装置に伝送する上記
光ファイバ伝送路と、前記制御局送信装置において多重
された信号を前記中継局送信装置に伝送する上記光ファ
イバ伝送路と、を具備する具備する構成を採る。
【0022】この構成によれば、中継局受信装置と制御
局受信装置及び中継局送信装置と制御局送信装置をそれ
ぞれ光ケーブルにより接続したため、伝送する信号の損
失を小さくすることができる。また、光ケーブルにより
信号を多重して伝送するため、送信アンテナ毎にケーブ
ルを設ける必要はなくなるので、基地局装置の設置場所
の自由度が大きくなる。さらに、中継局受信装置から制
御局受信装置まで、及び/又は、中継局送信装置から制
御局送信装置までのキャリブレーションを行うことによ
り、特性誤差を間欠的に調整することができるので、期
待される指向性を常に正確に得ることができる。
【0023】本発明のアレイアンテナ無線通信方法は、
中継局受信装置において、キャリブレーションに用いる
既知である校正用信号を生成し、この生成した校正用信
号と複数のアンテナ素子を有するアレイアンテナを介し
て受信した受信信号とを光変換し、さらに光変換した信
号を光ファイバ伝送路を介して制御局受信装置へ伝送
し、前記制御局受信装置においては、前記光ファイバ伝
送路を介して前記中継局受信装置より伝送された信号を
電気変換し、この電気変換した信号から前記校正用信号
を抽出し、抽出した前記校正用信号に基づいて自己及び
前記中継局受信装置に備えられたアナログ素子の特性に
より生じる位相回転量を測定し、この測定結果を参照す
るとともに指向性を有するように複素係数を乗算して受
信信号を復調するようにした。
【0024】本発明のアレイアンテナ無線通信方法は、
受信の際には、中継局受信装置において、キャリブレー
ションに用いる既知である校正用信号を生成し、複数の
アンテナ素子を有するアレイアンテナを介して無線受信
した受信信号及び前記校正用信号を光変換し、前記中継
局受信装置において光変換した信号を光ファイバ伝送路
を介して制御局受信装置へ伝送し、前記制御局受信装置
においては、前記光ファイバ伝送路を介して前記中継局
受信装置より伝送した信号を電気変換し、この電気変換
した信号から前記校正用信号を抽出し、抽出した前記校
正用信号に基づいて回路の特性により生じる位相回転量
を測定し、この測定結果を参照するとともに指向性を有
するように複素係数を乗算して受信信号を復調し、送信
の際には、制御局送信装置において、キャリブレーショ
ンに用いる既知である校正用信号を生成し、中継局送信
装置において校正用信号に基づいて測定される回路の特
性により生じる位相回転量を参照するとともに受信信号
を復調する際に用いた複素係数を乗算して送信信号を変
調し、変調した前記送信信号及び前記校正用信号を光変
換し、前記制御局送信装置において光変換された信号を
光ファイバ伝送路を介して中継局送信装置へ伝送し、中
継局送信装置において、前記光ファイバ伝送路より伝送
された信号を電気変換し、この電気変換した信号から前
記校正用信号を抽出し、抽出した前記校正用信号に基づ
いて自己及び前記中継局受信装置に備えられたアナログ
素子の特性により生じる位相回転量を測定するようにし
た。
【0025】これらの方法によれば、中継局受信装置と
制御局受信装置を光ケーブルにより接続したため、伝送
する信号の損失を小さくすることができ、また、光ケー
ブルにより信号を多重して伝送するため、送信アンテナ
毎にケーブルを設ける必要はなくなるので、基地局装置
の設置場所の自由度が大きくなる。さらに、中継局受信
装置から制御局受信装置までのキャリブレーションを行
うことにより、特性誤差を間欠的に調整することができ
るので、期待される指向性を常に正確に得ることができ
る。
【0026】本発明のアレイアンテナ無線通信方法は、
制御局送信装置において、キャリブレーションに用いる
既知である校正用信号を生成し、中継局送信装置におい
て校正用信号に基づいて測定される回路の特性により生
じる位相回転量を参照するとともに受信信号を復調する
際に用いた複素係数を乗算して送信信号を変調し、変調
した前記送信信号及び前記校正用信号を光変換し、前記
制御局送信装置において光変換された信号を光ファイバ
伝送路を介して中継局送信装置へ伝送し、中継局送信装
置において、前記光ファイバ伝送路より伝送された信号
を電気変換し、この電気変換された信号から前記校正用
信号を抽出し、この抽出された前記校正用信号に基づい
て自己及び前記中継局受信装置に備えられたアナログ素
子の特性により生じる位相回転量を測定するようにし
た。
【0027】この方法によれば、中継局送信装置と制御
局送信装置を光ケーブルにより接続したため、伝送する
信号の損失を小さくすることができる。また、光ケーブ
ルにより信号を多重して伝送するため、送信アンテナ毎
にケーブルを設ける必要が無くなるので、基地局装置の
設置場所の自由度が大きくなる。さらに、中継局送信装
置から制御局送信装置までのキャリブレーションを行う
ことにより、特性誤差を間欠的に調整することができる
ので、期待される指向性を常に正確に得ることができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明者らは、無線基地局の中継
局装置と制御局装置を結ぶケーブルとして光ケーブルを
採用することで、信号を伝達する際の損失が減少し、か
つ、設置場所も節約できることを見出した。また、本発
明者らは、各無線受信回路の持つ特性を間欠的に測定し
て記憶し、その特性の誤差分だけ受信信号の振幅および
位相が変化することを考慮して復調部において乗算する
ウェイトを決定することで、各回路のアナログ素子の特
性により生ずる位相回転等を一括して校正(キャリブレ
ーション)できることも見出して、本発明をするに至っ
た。
【0029】すなわち、本発明の骨子は、アレイアンテ
ナ基地局装置において、中継局装置と制御局装置とを光
ケーブルで結び、さらに、アレイアンテナ基地局装置全
体のキャリブレーションを行うことによりアレイアンテ
ナ基地局装置の性能を向上させることである。
【0030】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。 (実施の形態)まず、本発明の一実施の形態に係るアレ
イアンテナ基地局装置の概要について説明する。図1
は、本発明の一実施の形態に係るアレイアンテナ基地局
装置を用いた通信システムの構成を示すブロック図であ
る。なお、この図に示すようにアンテナはN本備えられ
ており、各アンテナに対応した経路がN通りあるが、各
経路における信号の処理は同様であるから、簡単のた
め、主にアンテナ101−1に対応する経路ついて説明
する。
【0031】この図に示すように、アレイアンテナ基地
局装置100は、アンテナ101−1〜101−Nと、
共用器102−1〜102−Nと、中継局装置110
と、制御局装置120と、光ケーブル140、150
と、を有して構成されている。中継局装置110は、中
継局受信装置110aと、中継局送信装置110bと、
を有して構成される。制御局装置120は、制御局受信
装置120aと、制御局送信装置120bと、を有して
構成される。
【0032】共用器102−1は、受信側と送信側の切
り替えを行う。すなわち、受信の際にはアンテナ101
−1からの受信信号を中継局受信装置110aに対して
出力し、送信の際にはアンテナ101−1を介して、中
継局送信装置110bからの送信信号を送信する。
【0033】中継局受信装置110aは、アンテナ10
1−1を介して通信端末装置200からの無線信号を受
信し、その受信した信号に受信増幅等の所定の処理を行
った後、光ケーブル140を介して制御局受信装置12
0aに出力する。制御局受信装置120aは、中継局受
信装置110aの出力信号を指向性を持つように復調し
て受信データを得る。
【0034】制御局送信装置120bは、送信データが
指向性を持つように所定の変調処理等をした後、光ケー
ブル150を介して中継局送信装置110bに出力す
る。中継局送信装置110bは、制御局送信装置120
bの出力信号に対して送信増幅等の送信処理を行って、
アンテナ101−1〜アンテナ101−Nを介して出力
する。
【0035】なお、図1においては、説明の簡単のため
に中継局装置110を1つのみ示したが、通常、中継局
装置は1つの制御局装置について複数設置されるもので
あり、中継局装置が複数設置される場合にはその各々が
光ケーブルによって制御局装置120に接続される。
【0036】次に、アレイアンテナ基地局装置100の
詳細について、受信側と送信側とに分けて説明する。こ
の際、受信側の説明は図2を参照して行い、送信側の説
明は図3を参照して行う。
【0037】<受信側>図2は、本実施の形態に係るア
レイアンテナ基地局装置の受信側の構成を示すブロック
図である。この図に示すように、中継局受信装置110
aは、受信増幅器111−1〜111−Nと、E/O
(電気/光)変換部112−1〜112−Nと、波長多
重部113と、校正用信号発生部114と、を有して構
成されている。また、制御局受信装置120aは、波長
分離部121と、O/E(光/電気)変換部122−1
〜122−Nと、無線受信部123−1〜123−N
と、信号識別部124−1、124−Nと、校正用信号
測定部125と、記録部126と、復調部127と、を
有して構成されている。中継局受信装置110aと制御
局受信装置120aは、光ケーブル140によって接続
されている。
【0038】中継局受信装置110aにおいて、校正用
信号発生部114は、キャリブレーションを行うための
既知信号(以下、「校正用信号」という)を生成して受
信増幅器111−1〜受信増幅器111−Nに出力す
る。受信増幅器111−1は、校正用信号発生部114
からの校正用信号とアンテナ101−1を介して受信し
た通信端末装置200(図1参照)からの受信信号をそ
れぞれ増幅して、E/O変換部112−1へ出力する。
同様に、受信増幅器111−Nは、校正用信号発生部1
14からの校正用信号及びアンテナ101−Nを介して
受信した通信端末装置200からの受信信号をそれぞれ
増幅して、E/O変換部112−Nへ出力する。E/O
変換部112−1は、受信増幅器111−1からの校正
用信号と受信信号を光信号に変換して波長多重部113
へ出力する。同様に、E/O変換部112−Nは、受信
増幅器111−Nからの校正用信号及び受信信号を光信
号に変換して波長多重部113へ出力する。波長多重部
113は、E/O変換部112−1〜E/O変換部11
2−Nのそれぞれからの光変換された校正用信号及び受
信信号を多重し、光ケーブル140を介して制御局受信
装置120aに備えられた波長分離部121へ出力す
る。
【0039】制御局受信装置120aにおいて、波長分
離部121は、中継局受信装置110aからの多重され
た校正用信号及び受信信号を、アンテナ101−1〜1
01−Nのそれぞれに対応する経路毎の信号に分離し
て、O/E変換部122−1〜122−Nに対して出力
する。すなわち、波長分離部121は、波長多重部11
3からの多重された信号のうち受信増幅器111−1〜
E/O変換部112−1〜波長多重部113の経路を経
て送られた受信信号及び校正用信号をO/E変換部12
2−1に対して出力する。同様に、波長多重部113か
らの多重された信号のうち受信増幅器111−N〜E/
O変換部112−N〜波長多重部113の経路を経て送
られた受信信号及び校正用信号をO/E変換部122−
Nに対して出力する。
【0040】O/E変換部122−1は、波長分離部1
21の出力信号を電気信号に変換して無線受信部123
−1に出力する。同様に、O/E変換部122−Nは、
波長分離部121の出力信号を電気信号に変換して無線
受信部123−Nに出力する。無線受信部123−1
は、O/E変換部122−1の出力信号に対して所定の
無線受信処理(ダウンコンバート、A/D変換など)を行
い、信号識別部124−1に出力する。同様に、無線受
信部123−Nは、O/E変換部122−Nの出力信号
に対して所定の無線受信処理(ダウンコンバート、A/
D変換など)を行い、信号識別部124−Nに出力す
る。信号識別部124−1は、無線受信部123−1か
ら出力された信号の中から受信信号を識別して復調部1
27に出力する。また、信号識別部124−1は、無線
受信部123−1から出力された信号の中から校正用信
号を識別して校正用信号測定部125に出力する。同様
に、信号識別部124−Nは、無線受信部123−N1
から出力された信号の中から受信信号を識別して復調部
127に出力する。また、信号識別部124−Nは、無
線受信部123−Nから出力された信号の中から校正用
信号を識別して校正用信号測定部125に出力する。
【0041】校正用信号測定部125は、信号識別部1
24−1〜信号識別部124−Nからの校正用信号の振
幅及び位相の期待される値に基づく偏差(以下、「特性
誤差」という)を各経路毎に測定し、測定した各経路の
特性誤差を記録部126に送る。記録部126は、校正
用信号測定部125から送られた特性誤差を校正表に保
存する。上記特性誤差は、受信回路の経路毎に独立に測
定されるので、校正表は、受信回路を構成する回路の数
だけ独立して作成される。復調部127は、記録部12
6に保存された校正表を参照して、信号識別部124−
1、124−2…124−Nの出力信号(受信信号)に
ウエイトを乗算して復調を行う。また、復調部127
は、復調の際に乗算したウエイトを送信側の変調部22
4(図3参照)に対して出力する。
【0042】次いで、上記構成を有するアレイアンテナ
基地局装置の受信側の動作について説明する。なお、本
実施の形態に係るアレイアンテナ基地局装置は、N本の
アンテナを備え、各アンテナに対応したN通りの経路を
有しているが、信号はどの経路においても同様の処理を
されることから、アンテナ101−1に対応する経路の
みについて説明し、その他の経路については説明を省略
する。
【0043】通信端末装置200(図1参照)から送信
された信号は、アンテナ101−1〜アンテナ101−
Nを介してアレイアンテナ基地局装置100に受信され
る。アンテナ101−1を介して受信された受信信号
は、共用器102−1を経て受信増幅器111−1に送
られる。受信増幅器111−1において増幅された受信
信号は、E/O変換部112−1において光信号に変換
され、波長多重部113に出力される。一方、校正用信
号発生部114からは校正用信号が出力され、受信増幅
器111−1において増幅された後、E/O変換部11
2−1において光信号に変換され、波長多重部113に
出力される。波長多重部113においては、E/O変換
部112−1〜112−Nにおいて光信号に変換された
受信信号及び校正用信号が多重された後、光ケーブル1
40を介して波長分離部121に出力される。
【0044】波長多重部113より出力された受信信号
及び校正用信号は、波長分離部121において各経路毎
の信号に分離される。すなわち、受信増幅器111−1
〜E/O変換部112−1〜波長多重部113の経路を
経て送られた受信信号及び校正用信号は、多重された信
号から分離された後、O/E変換部112−1に出力さ
れる。同様に、受信増幅器111−N〜E/O変換部1
12−N〜波長多重部113の経路を経て送られた受信
信号及び校正用信号は、多重された信号から分離された
後、O/E変換部112−Nに出力される。
【0045】波長分離部121から出力された受信信号
及び校正用信号は、O/E変換部122−1において、
電気信号に変換された後、無線受信部123−1におい
て、所定の無線受信処理をされて信号識別部124−1
に出力される。無線受信部123−1から出力された信
号のうち受信信号は、信号識別部124−1において、
校正用信号から識別されて復調部127に送られる。ま
た、無線受信部123−1から出力された信号のうち校
正用信号は、信号識別部124−1において、受信信号
から識別されて校正用信号測定部125に送られる。
【0046】校正用信号測定部125では、信号識別部
124−1〜信号識別部124−Nからの校正用信号に
基づいて特性誤差が測定され、測定された特性誤差は、
記録部126に送られて復調時に校正すべき特性誤差と
して校正表に保存される。この場合、特性誤差の測定
は、アンテナ101−1〜101−Nのそれぞれに対応
した経路毎に独立に行われるため、校正表もアンテナの
数だけ独立に設けられる。復調の際には、記録部126
に保存された校正表を参照することにより、各経路の特
性誤差を校正することができる。
【0047】復調部127においては、記録部126に
保存された校正表の内容を参照して、各受信無線回路の
特性誤差を相殺するように、受信信号に対してウエイト
を乗算した復調処理がなされ、受信データが得られる。
復調に用いられたウエイトは送信側の変調部224(図
3参照)に出力される。
【0048】<送信側>図3は、本実施の形態に係るア
レイアンテナ基地局装置の送信側の構成を示すブロック
図である。この図に示すように、中継局送信装置110
bは、信号識別部211−1〜211−Nと、送信増幅
器212−1〜212−Nと、O/E変換部213−1
〜213−Nと、波長分離部214と、校正用信号測定
部215と、記録部216と、を有して構成されてい
る。制御局送信装置120bは、波長多重部221と、
E/O変換部222−1〜222−Nと、無線送信部2
23−1〜223−Nと、変調部224と、校正用信号
発生部225と、を有して構成されている。中継局送信
装置110bと制御局送信装置120bとは、光ケーブ
ル150を介して接続されている。
【0049】制御局送信装置120bにおいて、変調部
224は、送信データにQPSK等の一次変調を行い、
後述するように記録部216に保存されている校正表を
参照して各経路毎の特性誤差を相殺するとともに、制御
局受信装置120aの復調部127(図2参照)から受
け取ったウエイトを乗算して、指向性を有するように送
信信号を生成する。そして、生成した送信信号を無線送
信部223−1〜無線送信部223−Nに出力する。校
正用信号発生部225は、キャリブレーションを行うた
めの既知信号(校正用信号)を生成して無線送信部22
3−1〜無線送信部223−Nに出力する。無線信号送
信部223−1は、変調部224からの送信信号及び校
正用信号発生部225からの校正用信号に対して所定の
無線送信処理(アップコンバート、D/A変換など)を
行って、E/O変換部222−1へ出力する。同様に、
無線信号送信部223−Nは、変調部224からの送信
信号及び校正用信号発生部225からの校正用信号に対
して所定の無線送信処理(アップコンバート、D/A変
換など)を行って、E/O変換部222−Nへ出力す
る。E/O変換部222−1は、無線送信部223−1
からの増幅された送信信号及び校正用信号を電気信号か
ら光信号へと変換して波長多重部221へ出力する。同
様に、E/O変換部222−Nは、無線送信部223−
Nからの増幅された送信信号及び校正用信号を電気信号
から光信号へと変換して波長多重部221へ出力する。
波長多重部221は、E/O変換部222−1〜E/O
変換部222−Nのそれぞれからの光変換された送信信
号及び校正用信号を多重して、光ケーブル150を介し
て中継局送信装置110bに出力する。
【0050】中継局送信装置110bにおいて、波長分
離部214は、制御局送信装置120bの波長多重部2
21からの多重された送信信号及び校正用信号をアンテ
ナ101−1〜101−Nのそれぞれに対応する経路毎
の信号に分離して、O/E変換部213−1〜213−
Nに出力する。すなわち、波長分離部214は、波長多
重部221からの多重された信号のうち無線送信機22
3−1〜E/O変換部222−1〜波長多重部221を
経てきた信号をO/E変換部213−1に対して出力す
る。同様に、波長多重部221からの多重された信号の
うち無線送信機223−N〜E/O変換部222−N〜
波長多重部221を経てきた信号をO/E変換部213
−Nに対して出力する。なお、他の経路を経て送られた
受信信号及び校正用信号も同様に、アンテナ101−1
〜101−Nのそれぞれに対応する経路毎の信号に分離
される。
【0051】O/E変換部213−1は、波長分離部2
14の出力信号を光信号から電気信号へ変換し、送信増
幅器212−1に出力する。同様に、O/E変換部21
3−Nは、波長分離部214の出力信号を光信号から電
気信号へ変換し、送信増幅器212−Nに出力する。送
信増幅器212−1は、O/E変換部213−1の出力
信号を増幅し、信号識別部211−1に出力する。同様
に、送信増幅器212−Nは、O/E変換部213−N
の出力信号を増幅し、信号識別部211−Nに出力す
る。信号識別部211−1は、送信増幅器212−1の
出力信号の中から校正用信号を識別して校正用信号測定
部215に出力する。信号識別部211−1は、送信増
幅器212−1の出力信号の中から送信信号を識別して
アンテナ101−1を介して無線送信する。また、信号
識別部211−1は、送信増幅器212−1から出力さ
れた信号のうち校正用信号を、送信信号と識別して校正
用信号測定部125に出力する。同様に、信号識別部2
11−Nは、送信増幅器212−Nから出力された信号
のうち送信信号を、校正用信号と識別し、アンテナ10
1−Nを介して無線送信する。また、信号識別部211
−Nは、送信増幅器212−N1から出力された信号の
うち校正用信号を、送信信号と識別して校正用信号測定
部215に出力する。
【0052】校正用信号測定部215は、信号識別部2
11−1〜信号識別部211−Nからの校正用信号の振
幅及び位相の期待される値に基づく偏差(以下、「特性
誤差」という)を各経路毎に測定し、測定した各経路の
特性誤差を記録部216に送る。記録部216は、校正
用信号測定部215から送られた特性誤差を校正表に保
存する。上記特性誤差は、受信回路の経路毎に独立に測
定されるので、校正表は、受信回路の回路の数だけ独立
して作成される。
【0053】次いで、上記構成を有するアレイアンテナ
基地局装置の送信側の動作について説明する。なお、本
実施の形態に係るアレイアンテナ基地局装置は、N本の
アンテナを備え、各アンテナに対応したN通りの経路を
有しているが、信号はどの経路においても同様の処理を
されることから、アンテナ101−1に対応する経路の
みについて説明し、その他の経路については説明を省略
する。
【0054】送信データは、変調部224において、Q
PSK等の変調処理をされ、記録部216に保存されて
いる校正表の内容を参照して各経路毎の特性誤差を相殺
されるとともに、指向性を有するようにウエイトを乗算
されて、無線送信部223−1〜無線送信部223−N
に出力される。これにより、送信信号について指向性が
形成され、かつ各経路毎の特性誤差も校正されている。
変調部224の出力信号(送信信号)は、無線送信部2
23−1において所定の無線送信処理をされ、E/O変
換部222−1において光信号に変換された後、波長多
重部221に出力される。一方、校正用信号発生部22
5から出力された校正用信号は、無線送信部223−1
において無線送信処理された後、E/O変換部222−
1において光信号に変換されて、波長多重部221に出
力される。無線送信部223−1〜223−Nからの光
変換された送信信号及び校正用信号は、波長多重部22
1において多重された後、光ケーブル150を介して中
継局送信装置110bに出力される。
【0055】波長多重部221より出力された送信信号
及び校正用信号は、波長分離部214において、アンテ
ナ101−1〜101−Nのそれぞれに対応する各経路
毎の信号に分離される。すなわち、波長多重部221か
らの多重された信号のうち無線送信機223−1〜E/
O変換部222−1〜波長多重部221を経て送られた
信号は、O/E変換部213−1に出力される。また、
波長多重部221からの多重された信号のうち無線送信
機223−N〜E/O変換部222−N〜波長多重部2
21を経て送られた信号は、O/E変換部213−Nに
出力される。なお、他の経路を経て送られた受信信号及
び校正用信号も同様に、アンテナ101−1〜101−
Nのそれぞれに対応する経路毎の信号に分離される。
【0056】波長分離部214から出力された送信信号
及び校正用信号は、O/E変換部213−1において光
信号から電気信号に変換された後、送信増幅器212−
1において所定の無線送信処理をされ、信号識別部21
1−1に出力される。送信増幅器212−1から出力さ
れた信号のうち校正用信号は、信号識別部211−1に
おいて、受信信号と識別されて校正用信号測定部215
に送られる。校正用信号測定部215では、信号識別部
211−1〜211−Nからの校正用信号に基づいて特
性誤差が測定され、測定された特性誤差は、記録部21
6に送られて復調時に校正すべき特性誤差として校正表
に保存される。特性誤差の測定は、アンテナ101−1
〜101−Nのそれぞれに対応した各経路毎に独立に行
われるため、校正表も受信回路の数だけ独立に設けられ
る。
【0057】また、送信増幅器212−1から出力され
た信号のうち送信信号は、信号識別部211−1におい
て、校正用信号と識別されて、共用器102−1及びア
ンテナ101−1を介して無線送信される。
【0058】このように、本実施の形態に係る基地局装
置においては、中継局受信装置と制御局受信装置及び中
継局送信装置と制御局送信装置をそれぞれ光ケーブルに
より接続したため、伝送する信号の損失を小さくするこ
とができる。また、光ケーブルにより信号を多重して伝
送するため、送信アンテナ毎にケーブルを設ける必要が
なくなるので、基地局装置の設置場所の自由度が大きく
なる。さらに、中継局受信装置から制御局受信装置まで
及び中継局送信装置から制御局送信装置までのキャリブ
レーションを行うことにより、特性誤差を間欠的に調整
することができるので、期待される指向性を常に正確に
得ることができる。
【0059】さらにまた、中継局受信装置から制御局受
信装置まで及び中継局送信装置から制御局送信装置まで
のキャリブレーションを行うことにより、特性誤差を基
地局装置の設置後に調整することができるので、基地局
装置の設置の際の調整が不要となり、設置が容易とな
る。
【0060】なお、本実施の形態においては、基地局装
置の受信側と送信側の双方でキャリブレーションを行う
場合について説明したが、受信側または送信側の一方の
みがキャリブレーションを行う構成としてもよい。
【0061】なお、本実施の形態においては、校正用信
号発生部を基地局装置の内部に設ける構成としたが、校
正用信号を送信する校正用信号発生機を基地局装置の外
部に設ける構成としてもよい。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中継局装置から制御局装置へ伝送される信号の損失が少
なく、また、設置場所の自由度が大きく、さらに、各回
路のアナログ素子の特性により生ずる位相回転等を校正
することができるアレイアンテナ基地局装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るアレイアンテナ基
地局装置を用いた通信システムの構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態に係るアレイアンテナ基
地局装置の受信側の構成を示すブロック図
【図3】本発明の一実施の形態に係るアレイアンテナ基
地局装置の送信側の構成を示すブロック図
【図4】制御局装置と中継局装置との接続にメタリック
ケーブルを用いた従来のアレイアンテナ基地局装置の受
信側の構成を示すブロック図
【符号の説明】
100 アレイアンテナ基地局装置 101−1〜101−N アンテナ 110 中継局装置 111−1〜111−N 受信増幅器 112−1〜112−N、222−1〜222−N E
/O変換部 113、221 波長多重部 114、225 校正用信号発生部 120 制御局装置 121、214 波長分離部 122−1〜122−N、213−1〜213−N O
/E変換部 123−1〜123−N 無線受信部 124−1〜124−N、211−1〜211−N 信
号識別部 125 校正用信号測定部 126 記録部 127 復調部 140、150 光ケーブル 200 通信端末装置 212−1〜212−N 送信増幅器 223−1〜223−N 無線送信部 224 変調部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/22 H04B 7/26 B 5K072 10/00 9/00 A 17/00 Fターム(参考) 5J021 AA05 AA06 AA11 AB01 DB01 FA32 GA02 HA10 5K002 AA05 DA04 GA07 5K042 CA10 CA12 CA23 DA11 DA17 DA21 EA02 FA18 GA02 NA04 5K059 CC01 CC04 DD35 5K067 AA01 BB02 CC24 EE02 EE10 KK02 KK03 5K072 AA01 BB13 BB25 BB27 CC32 DD16 EE33 GG05 GG14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリブレーションに用いる既知である
    校正用信号及び通信端末装置から送信された送信信号を
    受信する中継局受信装置と、前記中継局受信装置におい
    て受信され、多重された信号を伝送する光ファイバ伝送
    路と、前記中継局受信装置から前記光ファイバ伝送路を
    介して伝送された校正用信号を用いて自己及び前記中継
    局受信装置に備えられたアナログ素子の特性誤差を測定
    するとともに、前記測定した特性誤差を打ち消しつつ指
    向性を有するように受信信号に複素係数を乗算して復調
    処理を行う制御局受信装置と、を具備することを特徴と
    するアレイアンテナ基地局装置。
  2. 【請求項2】 キャリブレーションに用いる既知である
    校正用信号を生成する校正用信号発生手段と、通信端末
    装置から送信された送信信号を受信する中継局受信装置
    と、前記中継局受信装置において受信され、多重された
    信号を伝送する光ファイバ伝送路と、前記中継局受信装
    置から前記光ファイバ伝送路を介して伝送された校正用
    信号を用いて自己及び前記中継局受信装置に備えられた
    アナログ素子の特性誤差を測定するとともに、前記測定
    した特性誤差を打ち消しつつ指向性を有するように受信
    信号に複素係数を乗算して復調処理を行う制御局受信装
    置と、を具備することを特徴とするアレイアンテナ基地
    局装置。
  3. 【請求項3】 キャリブレーションに用いる既知である
    校正用信号を生成する校正用信号発生手段、及び、アレ
    イアンテナを介して受信した受信信号及び前記校正用信
    号を光変換する電気/光変換手段、を有する中継局受信
    装置と、前記中継局受信装置において光変換され、多重
    された信号を制御局受信装置へ伝送する光ファイバ伝送
    路と、前記光ファイバ伝送路より伝送された信号を電気
    変換する光/電気変換手段、前記光/電気変換手段によ
    り電気変換された信号から前記校正用信号を抽出する信
    号抽出手段、前記信号抽出手段により抽出された前記校
    正用信号に基づいて自己及び前記中継局受信装置に備え
    られたアナログ素子の特性により生じる位相回転量を測
    定する校正用信号測定手段、及び、前記校正用信号測定
    手段により測定された測定結果を参照するとともに指向
    性を有するように受信信号に複素係数を乗算して復調処
    理を行う復調手段、を有する制御局受信装置と、を具備
    することを特徴とするアレイアンテナ基地局装置。
  4. 【請求項4】 キャリブレーションに用いる既知である
    校正用信号を生成する校正用信号発生手段と、送信信号
    に複素係数を乗算して指向性を有するように変調処理を
    行う制御局送信装置と、前記制御局送信装置において多
    重された送信信号及び校正用信号を伝送する光ファイバ
    伝送路と、前記制御局送信装置から前記光ファイバ伝送
    路を介して伝送された送信信号をアンテナを介して送信
    する中継局送信装置と、を具備することを特徴とするア
    レイアンテナ基地局装置。
  5. 【請求項5】 キャリブレーションに用いる既知である
    校正用信号を生成する校正用信号発生手段、及び、中継
    局送信装置において校正用信号に基づいて測定される回
    路の特性により生じる位相回転量を参照するとともに受
    信信号を復調する際に用いたウエイトを乗算して送信信
    号を変調する変調手段、前記変調手段からの送信信号及
    び前記校正用信号を光変換する電気/光変換手段、を有
    する制御局送信装置と、前記制御局送信装置において光
    変換され、多重された信号を中継局送信装置へ伝送する
    光ファイバ伝送路と、前記光ファイバ伝送路より伝送さ
    れた信号を電気変換する光/電気変換手段、前記光/電
    気変換手段により電気変換された信号から前記校正用信
    号を抽出する信号抽出手段、前記信号抽出手段により抽
    出された前記校正用信号に基づいて自己及び前記中継局
    受信装置に備えられたアナログ素子の特性により生じる
    位相回転量を測定する校正用信号測定手段、を有する中
    継局送信装置と、を具備することを特徴とするアレイア
    ンテナ基地局装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の中継局受信装置及び請求項4又は請求項5のいずれか
    に記載の中継局送信装置を有する中継局装置と、請求項
    1から請求項3のいずれかに記載の制御局受信装置及び
    請求項4又は請求項5のいずれかに記載の制御局送信装
    置を有する制御局装置と、前記中継局受信装置において
    多重された信号を前記制御局受信装置に伝送する請求項
    1から請求項3のいずれかに記載の光ファイバ伝送路
    と、前記制御局送信装置において多重された信号を前記
    中継局送信装置に伝送する請求項4又は請求項5のいず
    れかに記載の光ファイバ伝送路と、を具備することを特
    徴とするアレイアンテナ基地局装置。
  7. 【請求項7】 中継局受信装置において、キャリブレー
    ションに用いる既知である校正用信号を生成し、この生
    成した校正用信号と複数のアンテナ素子を有するアレイ
    アンテナを介して受信した受信信号とを光変換し、さら
    に光変換した信号を光ファイバ伝送路を介して制御局受
    信装置へ伝送し、前記制御局受信装置においては、前記
    光ファイバ伝送路を介して前記中継局受信装置より伝送
    された信号を電気変換し、この電気変換した信号から前
    記校正用信号を抽出し、抽出した前記校正用信号に基づ
    いて自己及び前記中継局受信装置に備えられたアナログ
    素子の特性により生じる位相回転量を測定し、この測定
    結果を参照するとともに指向性を有するように複素係数
    を乗算して受信信号を復調することを特徴とするアレイ
    アンテナ無線通信方法。
  8. 【請求項8】 受信の際には、中継局受信装置におい
    て、キャリブレーションに用いる既知である校正用信号
    を生成し、複数のアンテナ素子を有するアレイアンテナ
    を介して無線受信した受信信号及び前記校正用信号を光
    変換し、前記中継局受信装置において光変換した信号を
    光ファイバ伝送路を介して制御局受信装置へ伝送し、前
    記制御局受信装置においては、前記光ファイバ伝送路を
    介して前記中継局受信装置より伝送した信号を電気変換
    し、この電気変換した信号から前記校正用信号を抽出
    し、抽出した前記校正用信号に基づいて回路の特性によ
    り生じる位相回転量を測定し、この測定結果を参照する
    とともに指向性を有するように複素係数を乗算して受信
    信号を復調し、送信の際には、制御局送信装置におい
    て、キャリブレーションに用いる既知である校正用信号
    を生成し、中継局送信装置において校正用信号に基づい
    て測定される回路の特性により生じる位相回転量を参照
    するとともに受信信号を復調する際に用いた複素係数を
    乗算して送信信号を変調し、変調した前記送信信号及び
    前記校正用信号を光変換し、前記制御局送信装置におい
    て光変換された信号を光ファイバ伝送路を介して中継局
    送信装置へ伝送し、中継局送信装置において、前記光フ
    ァイバ伝送路より伝送された信号を電気変換し、この電
    気変換した信号から前記校正用信号を抽出し、抽出した
    前記校正用信号に基づいて自己及び前記中継局受信装置
    に備えられたアナログ素子の特性により生じる位相回転
    量を測定することを特徴とするアレイアンテナ無線通信
    方法。
  9. 【請求項9】制御局送信装置において、キャリブレーシ
    ョンに用いる既知である校正用信号を生成し、中継局送
    信装置において校正用信号に基づいて測定される回路の
    特性により生じる位相回転量を参照するとともに受信信
    号を復調する際に用いた複素係数を乗算して送信信号を
    変調し、変調した前記送信信号及び前記校正用信号を光
    変換し、前記制御局送信装置において光変換された信号
    を光ファイバ伝送路を介して中継局送信装置へ伝送し、
    中継局送信装置において、前記光ファイバ伝送路より伝
    送された信号を電気変換し、この電気変換された信号か
    ら前記校正用信号を抽出し、この抽出された前記校正用
    信号に基づいて自己及び前記中継局受信装置に備えられ
    たアナログ素子の特性により生じる位相回転量を測定す
    ることを特徴とするアレイアンテナ無線通信方法。
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