JP3504495B2 - アレーアンテナ無線通信装置 - Google Patents
アレーアンテナ無線通信装置Info
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- H01Q3/26—Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture
- H01Q3/30—Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture varying the relative phase between the radiating elements of an array
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- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
Description
において使用されるアレーアンテナ無線通信装置に関す
る。
構成され、各アンテナより受信する信号に各々振幅と位
相の調整を与えることにより、受信の指向性を自由に設
定できるものである。受信信号に対する振幅と位相の調
整は、受信信号処理手段において受信信号に複素係数を
乗算することにより行なうことができる。
信装置の構成を示すブロック図である。図10において
は、例として2本のアンテナ素子を用いる通信装置の構
成を示す。
行なう際には、以下のような動作を行なう。受信アンテ
ナ1004、1005より無線信号を受信する。受信し
た無線信号は、切換手段1006、1007を経て受信
無線回路1008、1009へ供給される。ここに示す
切換手段としては、ケーブルのつなぎ換え、機械的スイ
ッチ、電子的スイッチなど様々な手段を使用することが
可能である。受信した無線信号は、受信無線回路100
8、1009において基底周波数帯域又は中間周波数帯
域にダウンコンバートされ、受信信号処理手段1010
に供給される。受信信号処理手段1010の内部におい
ては、復調処理が行われる。受信信号処理手段1010
の構成は、使用する通信方式によって適宜決定する。
おいて乗算する複素係数を調節することにより、希望方
向から到来する電磁波のみを強く受信することができ
る。これを「受信指向性を持つ」という。受信指向性を
持つことにより、受信SIR(Signal to Interference
Ratio : 以下SIR)を高く保つことができる。
08、1009の持つ特性は、増幅器などアナログ素子
の特性のばらつきにより、個々に異なる。これにより、
各アンテナの受信信号に各々異なる未知の振幅変動や位
相回転が加わり、受信信号処理手段1010において複
素係数を乗算することにより得ることができると期待さ
れる受信指向性とは異なった受信指向性が形成されてし
まう。
路1008、1009の持つ特性を同一になるように調
整しなければならない。しかしながら、増幅器などのア
ナログ素子の特性を正確に且つ時不変に調整すること
は、極めて困難である。そこで、受信無線回路100
8、1009の持つ特性を調整することは行わず、あら
かじめ受信無線回路1008、1009の持つ特性を各
々測定して記憶しておき、その特性の誤差分だけ受信信
号振幅・受信信号位相が変化する事を考慮して、受信信
号処理手段1010において乗算する複素係数を決定す
る、という方法をとる。このような調整行程を、「キャ
リブレーション」と呼ぶ。
に、通信を開始する前にキャリブレーションを行なう。
以下に、キャリブレーション方法について説明する。
1を使用してキャリブレーション用信号を発生する。次
に、減衰器等の電力制御手段1002を経てキャリブレ
ーション用信号の電力を制御する。次に、上記の電力を
制御したキャリブレーション用信号を、分配手段100
3により分配し、切換手段1006、1007を経て、
受信無線回路1008、1009へ供給する。ここで、
分配手段1003は、信号を2本以上に供給できる分配
器を用いても、1本ずつにしか供給しないスイッチ又は
ケーブルつなぎ換えを用いても構わない。
号処理手段1010により観測し、受信無線回路100
8、1009の出力信号における振幅及び位相の期待さ
れる値からの偏差を、通信時に補正すべき特性誤差とし
て補正テーブルに保存する。特性誤差の測定は受信無線
回路ごとに独立に行なうため、補正テーブルも受信無線
回路の数だけ独立に作成する。補正テーブルは、受信信
号処理手段1010の内部又は外部に設けた記録手段1
011の中に設置する。
を観測したい場合には、電力制御手段1002により振
幅を変化させ、同様の処理を行なう。分配手段1003
が1本ずつの出力しか供給しない場合には、本通信装置
が有するアンテナブランチの数だけ処理を繰り返す。分
配手段1003が複数の出力を供給し得る場合には、複
数のアンテナブランチに対応するキャリブレーションを
同時に行なうことができる。
ンチに対する受信キャリブレーションが完了する。その
後、切換手段により受信無線回路の入力を受信アンテナ
へと切り換え、通信を開始する。受信信号処理手段は通
信中においては、補正テーブルを参照し、記録された受
信無線回路の特性誤差を相殺するように処理を行なう。
来のアレーアンテナ通信装置は、以下に示す問題を有し
ている。
を観測したい場合には、電力制御手段により振幅を変化
させる必要がある。しかしながら、減衰器や可変利得増
幅器などの電力制御手段は、振幅を制御すると信号伝達
遅延時間も変化してしまい、受信信号に予期せぬ位相回
転を加えてしまう。ここで測定した受信無線回路の位相
特性は、受信無線回路自体が生じる位相回転に電力制御
手段が生じる位相回転が合成された値となり、誤った特
性が補正テーブルに格納されてしまう。これにより、通
信時には受信信号に誤った補正を施すことになり、受信
指向性は正しく形成されない。
あり、受信信号電力が変化する場合でも正確な受信指向
性を得ることができるアレーアンテナ無線通信装置を提
供することを目的とする。
に、本発明は以下のような手段を講じた。
置に関する発明は、アンテナを介して受信した受信信号
並びに、希望信号及び干渉信号を含むキャリブレーショ
ン信号を処理する受信信号処理手段と、キャリブレーシ
ョン信号のうち干渉信号のみの電力制御を行なう電力制
御手段と、前記希望信号のみの受信特性を測定する受信
特性測定手段と、を具備する構成を採る。
る誤差を干渉信号に含めてしまい、希望信号に前記誤差
を含めないようにしているので、受信無線回路に起因す
る誤差を正確にキャリブレーションすることができる。
置に関する発明は、アンテナを介して受信した受信信号
並びに、希望信号及び干渉信号を含むキャリブレーショ
ン信号を処理する受信信号処理手段と、キャリブレーシ
ョン信号のうち希望信号のみの電力制御を行なう第1電
力制御手段と、キャリブレーション信号のうち干渉信号
のみの電力制御を行なう第2電力制御手段と、前記希望
信号のみの受信特性を測定する受信特性測定手段と、を
具備する構成を採る。
る誤差を干渉信号に含めてしまい、希望信号に前記誤差
を含めないようにしているので、受信無線回路に起因す
る誤差を正確にキャリブレーションすることができる。
さらに、大きな合成キャリブレーション信号電力での特
性測定時に希望信号電力対干渉信号電力比が大きく劣化
してしまうことを防止できる。
のように、受信信号処理手段が、干渉信号を雑音として
処理しても良く、請求項4記載の発明のように、希望信
号が受信信号処理手段において既知である情報を含み、
受信信号処理手段が復調信号に対して前記情報の相関を
とることができる構成でも良く、請求項5記載の発明の
ように、希望信号が受信信号処理手段において既知であ
る拡散符号で拡散処理されたスペクトル拡散信号を含
み、受信信号処理手段が前記拡散符号を用いて前記スペ
クトル拡散信号の相関をとることができる構成でも良
い。
においてキャリブレーション信号から希望信号のみを抽
出することができる。
項5のいずれかに記載のアレーアンテナ無線通信装置に
おいて、受信測定により得られるキャリブレーション用
補正テーブルを格納する記録手段を具備する構成を採
る。
る受信測定結果を補正テーブルとして記録しておくこと
ができるので、実際の受信信号の処理の際に補正テーブ
ルを参照してキャリブレーション処理を迅速に行なうこ
とができる。
レーアンテナ無線通信装置において、受信信号処理手段
が、キャリブレーション用補正テーブルを参照して受信
指向性を求める受信指向性パタン作成手段を具備する構
成を採る。
る誤差を含まない状態で受信指向性を得ることができる
ので、正確な受信指向性パタンを作成することができ
る。
に関する発明は、希望信号及び干渉信号を含むキャリブ
レーション信号のうち干渉信号のみの電力制御を行なう
工程と、前記希望信号の電力を固定とし、前記干渉信号
の電力を変えながらキャリブレーション信号の受信特性
を測定する工程と、測定された受信特性からキャリブレ
ーション用の補正テーブルを作成する補正テーブル作成
工程と、を具備する構成を採る。
る誤差を干渉信号に含めてしまい、希望信号に前記誤差
を含めないようにしているので、受信無線回路に起因す
る誤差を正確にキャリブレーションすることができる。
に関する発明は、希望信号及び干渉信号を含むキャリブ
レーション信号のうち希望信号のみの電力制御を行なう
第1電力制御工程と、キャリブレーション信号のうち干
渉信号のみの電力制御を行なう第2電力制御工程と、前
記希望信号の電力を固定とし、前記干渉信号の電力を変
えながら受信特性を測定する受信特性測定工程と、測定
された受信特性からキャリブレーション用の少なくとも
2つの補正テーブルを作成する補正テーブル作成工程
と、を具備する構成を採る。
る誤差を干渉信号に含めてしまい、希望信号に前記誤差
を含めないようにしているので、受信無線回路に起因す
る誤差を正確にキャリブレーションすることができる。
さらに、大きな合成キャリブレーション信号電力での特
性測定時に希望信号電力対干渉信号電力比が大きく劣化
してしまうことを防止できる。
のキャリブレーション方法において、補正テーブル作成
工程が、少なくとも2つの補正テーブルを合成して合成
補正テーブルを作成する工程を含む構成を採る。
ーション信号電力で測定する場合にも適応できるような
合成補正テーブルを得ることができ、より正確にキャリ
ブレーションを行なうことができる。
明のように、受信特性測定工程で、干渉信号を雑音とし
て処理する構成でも良く、請求項16記載の発明のよう
に、受信特性測定工程において、復調信号に対して希望
信号に含まれる既知情報の相関をとる構成でも良く、請
求項17記載の発明のように、受信特性測定工程におい
て、拡散符号を用いて希望信号に含まれる前記スペクト
ル拡散信号の相関をとることができる構成を採る。
においてキャリブレーション信号から希望信号のみを抽
出することができる。
請求項17のいずれかに記載のキャリブレーション方法
において、補正テーブルを参照して受信指向性を求める
受信指向性パタン作成する工程を具備する構成を採る。
る誤差を含まない状態で受信指向性を得ることができる
ので、正確な受信指向性パタンを作成することができ
る。
請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のアレーアンテ
ナ無線通信装置を備える移動局装置を提供し、請求項9
記載の発明のように、請求項1乃至請求項7のいずれか
に記載のアレーアンテナ無線通信装置を備える基地局装
置を提供し、請求項10記載の発明のように、請求項8
記載の移動局装置と、この移動局装置と無線通信を行な
う基地局装置と、を具備する無線通信システムを提供
し、請求項11記載の発明のように、請求項9記載の基
地局装置と、この基地局装置と無線通信を行なう移動局
装置と、を具備する無線通信システムを提供する。
装置は、キャリブレーション用希望信号発生手段とキャ
リブレーション用干渉信号発生手段の2台のキャリブレ
ーション用信号発生手段を具備し、キャリブレーション
用干渉信号発生手段の出力のみを電力制御手段を介し、
電力制御を施したキャリブレーション用干渉信号と固定
電力のキャリブレーション用希望信号を合成手段を用い
て合成し、合成キャリブレーション用信号を生成する。
化させる場合には、キャリブレーション用希望信号は電
力制御手段による位相回転を避けるため電力を固定に
し、キャリブレーション用干渉信号電力のみを電力制御
手段により変化させる。
台の無線回路に同時に又は交替に供給し、受信信号処理
手段においてキャリブレーション用希望信号のみに対し
て受信処理を行い、受信特性を測定する。
たキャリブレーション用希望受信信号位相は、電力制御
手段の発生する位相回転を含まないようになる。そのた
め、受信信号電力が様々に変化した場合における受信特
性の測定を正確に行なうことが可能となり、正確な補正
テーブルを作成することが可能となり、その補正テーブ
ルを用いて正確な受信指向性を得ることができる。
図面を参照して詳細に説明する。
形態1に係るアレーアンテナ無線通信装置の構成を示す
ブロック図である。
通信装置は、キャリブレーション用希望信号発生手段1
01及びキャリブレーション用干渉信号発生手段102
を備えている。キャリブレーション用干渉信号発生手段
102としては、ランダム雑音や無変調正弦波などを発
生し得る手段などが挙げられる。電力制御手段103
は、キャリブレーション用干渉信号発生手段102から
の干渉信号の振幅調整を行なう。実際には、電力制御手
段として、減衰器や可変利得増幅器などを使用すること
が考えられる。
用希望信号及びキャリブレーション用干渉信号を合成
し、分配手段105は、合成された信号を分配する。分
配手段105としては、信号を2本以上に同時に供給す
ることを希望する場合は分配器を使用し、信号を1本ず
つに供給することのみ希望する場合にはスイッチの使用
又はケーブルつなぎ換えのいずれかの手段を使用する、
ということが考えられる。切換手段108、109は、
それぞれ受信アンテナ106、107からの受信信号の
入力と、キャリブレーション信号の入力との切換を行な
う。例えば、切換手段としては、ケーブルのつなぎ換
え、機械的スイッチ、電子的スイッチなどを使用するこ
とが考えられる。受信無線回路110、111は、切換
手段108、109で切り換えられた信号を復調する。
受信信号処理手段112は、記録手段113に記録され
た誤差値を用いて処理を行なう。
アンテナによるアレーアンテナ受信機能を有するアレー
アンテナ無線通信装置を挙げているため、受信アンテ
ナ、切換手段、受信無線回路は各々2個ずつ存在する。
態1に係るアレーアンテナ無線通信装置の動作を説明す
る。
5の出力を受信無線回路110、111に供給するよう
に切換手段108、109を設定する。まず初めに、あ
る値の合成キャリブレーション用信号電力に対する受信
特性の測定を行なう。
01は、受信信号処理手段112が復調することができ
るキャリブレーション用希望信号を発生する。発生する
信号の電力Pdは、ある値で固定する。図2において
は、Pdの値を白色の棒グラフ201で図示する。
02は、ランダム雑音や無変調正弦波などの受信信号処
理手段112による復調が必ずしも可能ではないキャリ
ブレーション用干渉信号を発生する。キャリブレーショ
ン用干渉信号は、電力制御手段103によりその電力が
制御される。ここで、電力制御手段103の出力での信
号電力をPiとする。図2においては、Piの値を網掛
けの棒グラフ202で図示する。
希望信号と信号電力Piを持つキャリブレーション用干
渉信号を合成手段104により合成して合成キャリブレ
ーション用信号を生成し、切換手段108、109を介
して受信無線回路110、111に供給する。このとき
の合成キャリブレーション用信号の電力は、Pd+Pi
となる。図2においては、Pd+Piの値を、白色の棒
グラフ201と網掛けの棒グラフ202を積み上げたも
の203で図示する。
110、111の出力を復調し、復調信号を得る。ま
た、受信信号処理手段112は、キャリブレーション用
希望信号の成分のみを復調するように動作する。このと
き、キャリブレーション用干渉信号は、上述したように
受信信号処理手段112で復調が必ずしも可能ではない
ものであるので、キャリブレーション用干渉信号の成分
は、雑音として復調信号に重畳するようになる。
信号を観測して、受信特性を得る。受信特性の例として
は、復調信号の位相、復調信号の振幅などがある。受信
信号処理手段112は、受信特性の期待される値からの
偏差を、通信時に補正すべき特性誤差として、補正テー
ブルに記録する。
成キャリブレーション用信号電力Pi+Pdを横軸にと
り、特性誤差を縦軸にとった補正テーブル204にプロ
ット205を打つことに相当する。特性誤差の測定は受
信無線回路ごとに独立に行なうため、補正テーブルも受
信無線回路の数だけ独立に作成する。補正テーブルは、
受信信号処理手段の内部又は外部に設けた記録手段11
3の中に設置する。
ーション用信号電力に対する受信特性の測定が終了す
る。
用信号電力に対する受信特性の測定を行なう。電力制御
手段103を用いてキャリブレーション用干渉信号電力
Piのみを網掛けの棒グラフ206で表される値に設定
する。このとき、キャリブレーション用希望信号電力P
dは変えないので、Pdは白色の棒グラフ201と同一
の高さの白色の棒グラフ207で表される。このときの
合成キャリブレーション用信号の電力は上記と同様にP
d+Piとなる。図2においては、Pd+Piの値を、
白色の棒グラフ207と網掛けの棒グラフ206を積み
上げたもの208で図示する。
は、受信特性の期待される値からの偏差を、通信時に補
正すべき特性誤差として、補正テーブルに記録する。こ
れを論理的なイメージで図示すると、補正テーブル20
4にプロット209を打つことに相当する。
では、キャリブレーション用希望信号を同じ電力で、キ
ャリブレーション用干渉信号を大きくしながら、キャリ
ブレーションを行なう。すなわち、キャリブレーション
用干渉信号は、補正テーブルを作成する際に総電力を変
えるために電力制御される。したがって、電力制御手段
自体の誤差はキャリブレーション用干渉信号のみに含ま
れることになる。一方、キャリブレーション用干渉信号
は、受信信号処理手段112においては、単なる雑音と
して扱われるため、受信信号処理手段112では、受信
無線回路のみの誤差を検出することができる。したがっ
て、受信無線回路のみの誤差分を反映する補正テーブル
を正確に作成することができる。
の合成キャリブレーション用信号電力に対する受信特性
の測定を行い、補正テーブルへの記録を行なう。以上
で、キャリブレーション処理が完了する。
のみを目的とする場合など、次に通信を続けて行わない
ような場合には、受信信号処理手段より受信特性を直接
観測する方式をとり、記録手段113を装置内に設けな
くても良い。
処理を行なう。まず、受信アンテナ106、107の出
力を受信無線回路110、111に供給するように切換
手段108、109を設定する。受信信号処理手段11
2においては、キャリブレーション処理によって作成し
た補正テーブルを参照し、測定された受信特性を相殺す
るような処理を行なう。
れたキャリブレーション用希望受信信号位相は、電力制
御手段により発生する位相回転を含まないようになる。
そのため、受信信号電力が様々に変化した場合における
受信特性の測定を正確に行なうことが可能となり、正確
な補正テーブルを作成することが可能となり、その補正
テーブルを用いて正確な受信指向性を得ることができ
る。
形態2に係るアレーアンテナ無線通信装置の構成を示す
ブロック図である。
通信装置は、キャリブレーション用希望ディジタル変調
信号発生手段301及びキャリブレーション用干渉ディ
ジタル変調信号発生手段302を備えている。両者は同
じ構成をとるものである。電力制御手段303は、キャ
リブレーション用干渉ディジタル変調信号発生手段30
2からの変調信号の振幅調整を行なう。実際には、電力
制御手段として、減衰器や可変利得増幅器などを使用す
ることが考えられる。
希望ディジタル変調信号及びキャリブレーション用干渉
ディジタル変調信号を合成し、分配手段305は、合成
された信号を分配する。分配手段305としては、信号
を2本以上に同時に供給することを希望する場合は分配
器を使用し、信号を1本ずつに供給することのみ希望す
る場合にはスイッチの使用又はケーブルつなぎ換えのい
ずれかの手段を使用する、ということが考えられる。
信アンテナ306、307からの受信信号の入力と、キ
ャリブレーション信号の入力との切換を行なう。切換手
段308、309としては、ケーブルのつなぎ換え、機
械的スイッチ、電子的スイッチなどを使用することが考
えられる。受信無線回路310、311は、切換手段3
08、309で切り換えられた信号を復調する。受信信
号処理手段312は、記録手段313に記録された誤差
値を用いて処理を行なう。
アンテナによるアレーアンテナ受信機能を有するアレー
アンテナ無線通信装置を挙げているため、受信アンテ
ナ、切換手段、受信無線回路は各々2個ずつ存在する。
態2に係るアレーアンテナ無線通信装置の動作を説明す
る。
5の出力を受信無線回路310、311に供給するよう
に切換手段308、309を設定する。まず初めに、あ
る値の合成キャリブレーション用信号電力に対する受信
特性の測定を行なう。
信号発生手段301は、受信信号処理手段312が復調
することができるキャリブレーション用希望ディジタル
変調信号を発生する。キャリブレーション用希望ディジ
タル変調信号の変調ディジタル情報は、その全部又は一
部が受信信号処理手段312において既知である必要が
ある。発生する信号の電力Pdは、ある値で固定する。
図2においては、Pdの値を白色の棒グラフ201で図
示する。
信号発生手段302は、キャリブレーション用希望ディ
ジタル変調信号発生手段301と同じ構成をとり、キャ
リブレーション用希望ディジタル変調信号と異なるキャ
リブレーション用干渉ディジタル変調信号を発生する。
キャリブレーション用干渉ディジタル変調信号は、電力
制御手段303によりその電力が制御される。ここで、
電力制御手段303の出力での信号電力をPiとする。
図2においては、Piの値を網掛けの棒グラフ202で
図示する。
希望ディジタル変調信号と信号電力Piを持つキャリブ
レーション用干渉ディジタル変調信号を合成手段304
により合成して合成キャリブレーション用ディジタル変
調信号を生成し、切換手段308、309を介して受信
無線回路310、311に供給する。このときの合成キ
ャリブレーション用ディジタル変調信号の電力はPd+
Piとなる。図2においては、Pd+Piの値を、白色
の棒グラフ201と網掛けの棒グラフ202を積み上げ
たもの203で図示する。
310、311の出力を復調し、復調信号を得る。ここ
で、キャリブレーション用希望ディジタル変調信号の成
分のみを復調することが要求されるが、キャリブレーシ
ョン用干渉ディジタル変調信号の成分が重畳されてお
り、普通には復調が不可能である。そこで、既知である
キャリブレーション用干渉ディジタル変調信号の変調デ
ィジタル情報系列を、合成キャリブレーション用ディジ
タル変調信号の復調信号に対して乗算し、これを積分す
る。これにより、キャリブレーション用干渉ディジタル
変調信号の成分は平均化されて抑圧され、キャリブレー
ション用希望ディジタル変調信号の成分のみを抽出する
ことが可能となる。
のようにして得られた復調信号を観測し、受信特性を得
る。受信特性の例としては、復調信号の位相、復調信号
の振幅がある。受信信号処理手段312は、受信特性の
期待される値からの偏差を、通信時に補正すべき特性誤
差として、補正テーブルに記録する。補正テーブルにつ
いては、実施の形態1と同様である。補正テーブルは、
受信信号処理手段の内部又は外部に設けた記録手段31
3の中に設置する。
ーション用ディジタル変調信号電力に対する受信特性の
測定が終了する。
用ディジタル変調信号電力に対する受信特性の測定を行
なう。電力制御手段303を用いてキャリブレーション
用ディジタル変調干渉信号電力Piを変え、網掛けの棒
グラフ206で表される値に設定する。このとき、キャ
リブレーション用ディジタル変調希望信号電力Pdは変
えないので、Pdは白色の棒グラフ201と同一の高さ
の白色の棒グラフ207で表される。このときの合成キ
ャリブレーション用ディジタル変調信号の電力は上記と
同様にPd+Piとなる。図2においては、Pd+Pi
の値を、白色の棒グラフ207と網掛けの棒グラフ20
6を積み上げたもの208で図示する。
は、受信特性の期待される値からの偏差を、通信時に補
正すべき特性誤差として、補正テーブルに記録する。こ
れを論理的なイメージで図示すると、補正グラフ204
にプロット209を打つことに相当する。
では、キャリブレーション用希望ディジタル変調信号を
同じ電力で、キャリブレーション用干渉ディジタル変調
信号を大きくしながら、キャリブレーションを行なう。
すなわち、キャリブレーション用干渉ディジタル変調信
号は、補正テーブルを作成する際に総電力を変えるため
に電力制御される。したがって、電力制御手段自体の誤
差はキャリブレーション用干渉ディジタル変調信号のみ
に含まれることになる。一方、キャリブレーション用干
渉ディジタル変調信号は、受信信号処理手段312にお
いては、変調ディジタル情報系列を復調信号に対して乗
算し、これを積分することにより、平均化されて抑圧さ
れる。このため、受信信号処理手段312では、キャリ
ブレーション用希望ディジタル変調信号の成分のみを抽
出することが可能となり、受信無線回路のみの誤差を検
出することができる。したがって、受信無線回路のみの
誤差分を反映する補正テーブルを正確に作成することが
できる。
の合成キャリブレーション用信号電力に対する受信特性
の測定を行い、補正テーブルへの記録を行なう。以上
で、キャリブレーション処理が完了する。
のみを目的とする場合など、次に通信を続けて行わない
ような場合には、受信信号処理手段より受信特性を直接
観測する方式をとって記録手段313を装置内に設けな
くても良い。
処理を行なう。まず、受信アンテナ306、307の出
力を受信無線回路310、311に供給するように切換
手段308、309を設定する。受信信号処理手段31
2においては、キャリブレーション処理によって作成し
た補正テーブルを参照し、測定された受信特性を相殺す
るような処理を行なう。
れたキャリブレーション用希望ディジタル変調信号位相
は、電力制御手段の発生する位相回転を含まないように
なる。そのため、受信信号電力が様々に変化した場合に
おける受信特性の測定を正確に行なうことが可能とな
り、正確な補正テーブルを作成することが可能となり、
その補正テーブルを用いて正確な受信指向性を得ること
ができる。
タル変調信号発生手段は、キャリブレーション用希望デ
ィジタル変調信号発生手段と同じ構成でよいため、通信
装置内の送信手段をキャリブレーション用干渉ディジタ
ル変調信号発生手段として流用でき、ランダム雑音を発
生しうるキャリブレーション専用の信号発生手段を設け
る必要がない、という利点が生じる。
形態3に係るアレーアンテナ無線受信装置の構成を示す
ブロック図である。
通信装置は、キャリブレーション用希望スペクトル拡散
変調信号発生手段401及びキャリブレーション用干渉
スペクトル拡散変調信号発生手段402を備えている。
両者は同じ構成をとるものであり、互いに異なる拡散符
号を用いてスペクトル拡散変調を行なうものである。電
力制御手段403は、キャリブレーション用干渉スペク
トル拡散変調信号発生手段402からの変調信号の振幅
調整を行なう。実際には、電力制御手段として、減衰器
や可変利得増幅器などを使用することが考えられる。
用希望スペクトル拡散変調信号及びキャリブレーション
用干渉スペクトル拡散変調信号を合成し、分配手段40
5は、合成された信号を分配する。分配手段405とし
ては、信号を2本以上に同時に供給することを希望する
場合は分配器を使用し、信号を1本ずつに供給すること
のみ希望する場合にはスイッチの使用又はケーブルつな
ぎ換えのいずれかの手段を使用する、ということが考え
られる。切換手段408、409は、それぞれ受信アン
テナ406、407からの受信信号の入力と、キャリブ
レーション信号の入力との切換を行なう。切換手段40
8、409としては、ケーブルのつなぎ換え、機械的ス
イッチ、電子的スイッチなどを使用することが考えられ
る。受信無線回路410、411は、切換手段408、
409で切り換えられた信号を復調する。受信信号処理
手段412は、記録手段413に記録された誤差値を用
いて処理を行なう。
アンテナによるアレーアンテナ受信機能を有するアレー
アンテナ無線通信装置を挙げているため、受信アンテ
ナ、切換手段、受信無線回路は各々2個ずつ存在する。
態3に係るアレーアンテナ無線通信装置の動作を説明す
る。
5の出力を受信無線回路410、411に供給するよう
に切換手段408、409を設定する。まず初めに、あ
る値の合成キャリブレーション用スペクトル拡散変調信
号電力に対する受信特性の測定を行なう。
変調信号発生手段401は、受信信号処理手段412が
復調することができるキャリブレーション用希望スペク
トル拡散変調信号を発生する。キャリブレーション用希
望スペクトル拡散変調信号の拡散符号は、受信信号処理
手段412において既知である必要がある。発生する信
号の電力Pdは、ある値で固定する。図2においては、
Pdの値を白色の棒グラフ401で図示する。
変調信号発生手段402は、キャリブレーション用希望
スペクトル拡散変調信号発生手段401と同じ構成をと
り、拡散符号がキャリブレーション用希望スペクトル拡
散変調信号と異なるキャリブレーション用干渉スペクト
ル拡散変調信号を発生する。キャリブレーション用干渉
スペクトル拡散変調信号は、電力制御手段403により
その電力を制御される。ここで、電力制御手段403の
出力での信号電力をPiとする。図2においては、Pi
の値を網掛けの棒グラフ202で図示する。
希望スペクトル拡散変調信号と信号電力Piを持つキャ
リブレーション用干渉スペクトル拡散変調信号を合成手
段404により合成して合成キャリブレーション用スペ
クトル拡散変調信号を生成し、切換手段408、409
を介して受信無線回路410、411に供給する。この
ときの合成キャリブレーション用スペクトル拡散変調信
号の電力はPd+Piとなる。図2においては、Pd+
Piの値を、白色の棒グラフ201と網掛けの棒グラフ
202を積み上げたもの203で図示する。
410、411の出力を復調し、復調信号を得る。ここ
で、キャリブレーション用希望スペクトル拡散変調信号
の成分のみを復調することが要求されるが、キャリブレ
ーション用希望スペクトル拡散変調信号の拡散符号は受
信信号処理手段412において既知であるので、この拡
散符号と合成キャリブレーション用スペクトル拡散変調
信号との相関をとることにより、キャリブレーション用
希望スペクトル拡散変調信号の成分を抽出することが可
能となる。
のようにして得られた復調信号を観測し、受信特性を得
る。受信特性の例としては、復調信号の位相、復調信号
の振幅がある。受信信号処理手段412は、受信特性の
期待される値からの偏差を、通信時に補正すべき特性誤
差として、補正テーブルに記録する。補正テーブルにつ
いては、実施の形態1と同様である。補正テーブルは、
受信信号処理手段の内部又は外部に設けた記録手段41
3の中に設置する。
ーション用スペクトル拡散変調信号電力に対する受信特
性の測定が終了する。
用スペクトル拡散変調信号電力に対する受信特性の測定
を行なう。電力制御手段403を用いてキャリブレーシ
ョン用干渉スペクトル拡散変調信号電力Piを変え、網
掛けの棒グラフ206で表される値に設定する。このと
き、キャリブレーション用希望スペクトル拡散変調信号
電力Pdは変えないので、Pdは白色の棒グラフ201
と同一の高さの白色の棒グラフ207で表される。この
ときの合成キャリブレーション用スペクトル拡散変調信
号の電力はPd+Piとなる。図2においては、Pd+
Piの値を、白色の棒グラフ207と網掛けの棒グラフ
206を積み上げたもの208で図示する。
は、受信特性の期待される値からの偏差を、通信時に補
正すべき特性誤差として、補正テーブルに記録する。こ
れを論理的なイメージで図示すると、補正グラフ204
にプロット209を打つことに相当する。
では、キャリブレーション用希望スペクトル拡散変調信
号を同じ電力で、キャリブレーション用干渉スペクトル
拡散変調信号を大きくしながら、キャリブレーションを
行なう。すなわち、キャリブレーション用干渉スペクト
ル拡散変調信号は、補正テーブルを作成する際に総電力
を変えるために電力制御される。したがって、電力制御
手段自体の誤差はキャリブレーション用干渉スペクトル
拡散変調信号のみに含まれることになる。一方、キャリ
ブレーション用干渉スペクトル拡散変調信号は、受信信
号処理手段412においては、拡散符号と合成キャリブ
レーション用スペクトル拡散変調信号との相関をとるこ
とにより、キャリブレーション用希望ディジタル変調信
号の成分のみを抽出することが可能となり、受信無線回
路のみの誤差を検出することができる。したがって、受
信無線回路のみの誤差分を反映する補正テーブルを正確
に作成することができる。
の合成キャリブレーション用スペクトル拡散変調信号電
力に対する受信特性の測定を行い、補正テーブルへの記
録を行なう。以上で、キャリブレーション処理が完了す
る。
のみを目的とする場合など、次に通信を続けて行わない
ような場合には、受信信号処理手段より受信特性を直接
観測する方式をとって記録手段413を装置内に設けな
くても良い。
処理を行なう。まず、切換手段408、409を、受信
アンテナ406、407の出力を受信無線回路410、
411に供給するように設定する。受信信号処理手段4
12においては、キャリブレーション処理によって作成
した補正テーブルを参照し、測定された受信特性を相殺
するような処理を行なう。
れたキャリブレーション用希望スペクトル拡散変調信号
位相は、電力制御手段の発生する位相回転を含まないよ
うになる。そのため、受信信号電力が様々に変化した場
合における受信特性の測定を正確に行なうことが可能と
なり、正確な補正テーブルを作成することが可能とな
り、その補正テーブルを用いて正確な受信指向性を得る
ことができる。
トル拡散変調信号発生手段は、キャリブレーション用希
望スペクトル拡散変調信号発生手段とほぼ同じ構成でよ
いため、通信装置内の送信手段をキャリブレーション用
干渉スペクトル拡散変調信号発生手段として流用でき、
ランダム雑音を発生しうるキャリブレーション専用の信
号発生手段を設ける必要がない、という利点が生じる。
トル拡散変調信号発生手段で使用する拡散符号とキャリ
ブレーション用干渉スペクトル拡散変調信号発生手段で
使用する拡散符号との相関が小さくなるように拡散符号
の種類やタイミングを調節することにより、受信信号処
理手段412において雑音を小さく抑圧できるため、キ
ャリブレーション用希望スペクトル拡散変調信号に対す
る受信特性を高い精度で測定することができる。
リブレーション用希望信号電力Pdの値は、キャリブレ
ーション中は固定でなければならなかい。そのため、小
さな合成キャリブレーション用信号電力での特性測定を
行なう必要があればキャリブレーション用希望信号電力
Pdを小さく設定しなければならなくなる。その場合、
大きな合成キャリブレーション用信号電力での特性測定
を行なう時にキャリブレーション用希望信号電力対キャ
リブレーション用干渉信号電力比が大きく劣化してしま
う。
であり、必要とする合成キャリブレーション用信号電力
に応じてキャリブレーション用希望信号電力Pdを変化
させても特性測定に影響を与えないように工夫をしたも
のである。
ーアンテナ無線通信装置の構成を示すブロック図であ
る。
通信装置は、キャリブレーション用希望信号発生手段5
00及びキャリブレーション用干渉信号発生手段502
を備えている。キャリブレーション用干渉信号発生手段
502としては、ランダム雑音や無変調正弦波などを発
生し得る手段などが挙げられる。
レーション用希望信号発生手段500からのキャリブレ
ーション用希望信号の振幅調整を行なう。干渉信号電力
制御手段503は、キャリブレーション用干渉信号発生
手段502からのキャリブレーション用干渉信号の振幅
調整を行なう。実際には、これらの電力制御手段として
は、減衰器や可変利得増幅器などを使用することが考え
られる。
希望信号及びキャリブレーション用干渉信号を合成し、
分配手段505は、合成された信号を分配する。分配手
段505としては、信号を2本以上に同時に供給するこ
とを希望する場合は分配器を使用し、信号を1本ずつに
供給することのみ希望する場合にはスイッチの使用又は
ケーブルつなぎ換えのいずれかの手段を使用する、とい
うことが考えられる。
信アンテナ506、507からの受信信号の入力と、キ
ャリブレーション信号の入力との切換を行なう。切換手
段としては、ケーブルのつなぎ換え、機械的スイッチ、
電子的スイッチなどを使用することが考えられる。受信
無線回路510、511は、切換手段508、509で
切り換えられた信号を復調する。受信信号処理手段51
2は、記録手段513に記録された誤差値を用いて処理
を行なう。
アンテナによるアレーアンテナ受信機能を有するアレー
アンテナ無線通信装置を挙げているため、受信アンテ
ナ、切換手段、受信無線回路は各々2個ずつ存在する。
4に係るアレーアンテナ無線通信装置の動作を説明す
る。
5の出力を受信無線回路510、511に供給するよう
に切換手段508、509を設定する。まず初めに、あ
る値の合成キャリブレーション用信号電力に対する受信
特性の測定を行なう。
00は、受信信号処理手段512が復調することができ
るキャリブレーション用希望信号を発生する。発生する
信号の電力Pdは、電力制御手段501を用いてある値
で固定する。図6においては、Pdの値を白色の棒グラ
フ601で図示する。
02は、ランダム雑音や無変調正弦波などの受信信号処
理手段512による復調が必ずしも可能ではないキャリ
ブレーション用干渉信号を発生する。キャリブレーショ
ン用干渉信号は、電力制御手段503によりその電力を
制御される。ここで、電力制御手段503の出力での信
号電力をPiとする。図6においては、Piの値を網掛
けの棒グラフ602で図示する。
希望信号と信号電力Piを持つキャリブレーション用干
渉信号を合成手段504により合成して合成キャリブレ
ーション用信号を生成し、切換手段508、509を介
して受信無線回路510、511に供給する。このとき
の合成キャリブレーション用信号の電力は、Pd+Pi
となる。図6においては、Pd+Piの値を、白色の棒
グラフ601と網掛けの棒グラフ602を積み上げたも
の603で図示する。
510、511の出力を復調し、復調信号を得る。受信
信号処理手段512は、キャリブレーション用希望信号
の成分のみを復調するように動作する。キャリブレーシ
ョン用干渉信号の成分は、雑音として復調信号に重畳す
るようになる。
信号を観測して、受信特性を得る。受信特性の例として
は、復調信号の位相、復調信号の振幅などがある。受信
信号処理手段512は、受信特性の期待される値からの
偏差を、通信時に補正すべき特性誤差として、補正テー
ブルA604に記録する。
成キャリブレーション用信号電力Pi+Pdを横軸にと
り、特性誤差を縦軸にとった補正テーブルA604にプ
ロット605を打つことに相当する。特性誤差の測定は
受信無線回路ごとに独立に行なうため、補正テーブルA
604も受信無線回路の数だけ独立に作成する。補正テ
ーブルA604は、受信信号処理手段の内部又は外部に
設けた記録手段513の中に設置する。
ーション用信号電力に対する受信特性の測定が終了す
る。
用信号電力に対する受信特性の測定を行なう。電力制御
手段503を用いてキャリブレーション用干渉信号電力
Piを変え、網掛けの棒グラフ602で表される値に設
定する。このとき、キャリブレーション用希望信号電力
Pdは変えないので、Pdは白色の棒グラフ601と同
一の高さの白色の棒グラフ607で表される。このとき
の合成キャリブレーション用信号の電力はPd+Piと
なる。図6においては、Pd+Piの値を、白色の棒グ
ラフ607と網掛けの棒グラフ606を積み上げたもの
608で図示する。
は、受信特性の期待される値からの偏差を、通信時に補
正すべき特性誤差として、補正テーブルA604に記録
する。これを論理的なイメージで図示すると、補正テー
ブルA604にプロット609を打つことに相当する。
w)610以下の要求される合成キャリブレーション用
信号電力に対する受信特性の測定を行い、補正テーブル
A604の記録を行なう。以上により、補正テーブルA
604が完成する。
力制御手段501、503の設定を変える。ただしここ
で、合成キャリブレーション用信号電力(Pd+Pi)
が、前述の切換点電力(Psw)610に等しくなるよ
うにする。例えば、棒グラフ611のように、それまで
小さかったキャリブレーション用希望信号電力(Pd)
を大きく変え、大きかったキャリブレーション用希望信
号電力(Pd)を小さく変える。そして、補正テーブル
A604を作成したときと同様に、電力制御手段503
の設定のみを変えてキャリブレーション用干渉信号電力
のみを変えながら、受信特性の測定を繰り返し、記録手
段513内に補正テーブルB612を作成する。
力(Pd+Pi)は、切換点電力(Psw)610以外
は補正テーブルA604作成時に使用した値には設定し
ない。また、補正テーブルA604を格納した記録手段
513とは別の記録手段を設けて補正テーブルB612
を格納することも可能であることは、明らかである。以
上の処理により、補正テーブルB612が完成する。
ブルB612を合成し、合成補正テーブルを作成する。
以下に、その合成方法を、図7を用いて説明する。
02を、まず同じグラフ上に重ねると、補正テーブルA
701における切換点電力(Psw)と補正テーブルB
702におけるPswがずれる。このずれ、すなわち重
複するプロットの縦軸の値の差を計算し、Wとして記憶
する。このWは、キャリブレーション用希望受信信号側
の電力制御手段501の設定を変えることによって生じ
た特性変化であって受信無線回路510、511の特性
ではなく、補償して削除しなければならない。そして、
補正テーブルB702のプロットをすべてWだけ平行移
動することにより、合成補正テーブル703が完成す
る。補償後の合成補正テーブルにおける特性曲線は、段
差のない連続なものとなる。
では、キャリブレーション用希望信号を同じ電力(電力
切換えを行なって)で、キャリブレーション用干渉信号
を大きくしながら、キャリブレーションを行なう。すな
わち、キャリブレーション用干渉信号は、補正テーブル
を作成する際に総電力を変えるために電力制御される。
したがって、電力制御手段自体の誤差はキャリブレーシ
ョン用干渉信号のみに含まれることになる。一方、キャ
リブレーション用干渉信号は、受信信号処理手段112
においては、単なる雑音として扱われるため、受信信号
処理手段112では、受信無線回路のみの誤差を検出す
ることができる。したがって、受信無線回路のみの誤差
分を反映する補正テーブルを正確に作成することができ
る。
Bの2段階に分割して作成する例を示したが、同様な構
成・動作により3段階以上に分割して作成することも可
能であることは、明らかである。
る。なお、受信無線回路の特性を測定することのみを目
的とする場合など、次に通信を続けて行わないような場
合には、受信信号処理手段より受信特性を直接観測する
方式をとって記録手段513を通信装置内に設けないこ
とも可能である。
処理を行なう。まず、受信アンテナ506、507の出
力を受信無線回路510、511に供給するように切換
手段508、509を設定する。受信信号処理手段51
2においては、キャリブレーション処理によって作成し
た補正テーブルを参照し、測定された受信特性を相殺す
るような処理を行なう。
ョン用希望信号電力を変動させても、測定されたキャリ
ブレーション用希望受信信号位相は電力制御手段の発生
する位相回転を含まないようになる。また、大きな合成
キャリブレーション用信号電力での特性測定時にキャリ
ブレーション用希望信号電力対キャリブレーション用干
渉信号電力比が大きく劣化してしまうことを防止でき
る。
場合における受信特性の測定を正確に行なうことが可能
となり、正確な補正テーブルを作成することが可能とな
り、その補正テーブルを用いて正確な受信指向性を得る
ことができる。
リブレーション用希望ディジタル変調信号電力Pdの値
は、キャリブレーション中は固定でなければならない。
そのため、小さな合成キャリブレーション用ディジタル
変調信号電力での特性測定を行なう必要があればキャリ
ブレーション用希望ディジタル変調信号電力Pdを小さ
く設定しなければならなくなる。その場合、大きな合成
キャリブレーション用ディジタル変調信号電力での特性
測定時にキャリブレーション用希望ディジタル変調信号
電力対キャリブレーション用干渉ディジタル変調信号電
力比が大きく劣化してしまう。
であり、必要とする合成キャリブレーション用ディジタ
ル変調信号電力に応じてキャリブレーション用希望ディ
ジタル変調信号電力Pdを変化させても特性測定に影響
を与えないように工夫をしたものである。
ーアンテナ無線通信装置の構成を示すブロック図であ
る。
通信装置は、キャリブレーション用希望ディジタル変調
信号発生手段800及びキャリブレーション用干渉ディ
ジタル変調信号発生手段802を備えている。キャリブ
レーション用希望ディジタル変調信号発生手段800及
びキャリブレーション用干渉ディジタル変調信号発生手
段802は同じ構成を有するものである。
レーション用希望ディジタル変調信号発生手段800か
らのキャリブレーション用希望ディジタル変調信号の振
幅調整を行なう。干渉信号電力制御手段803は、キャ
リブレーション用干渉ディジタル変調信号発生手段80
2からのキャリブレーション用干渉ディジタル変調信号
の振幅調整を行なう。実際には、これらの電力制御手段
としては、減衰器や可変利得増幅器などを使用すること
が考えられる。
希望ディジタル変調信号及びキャリブレーション用干渉
ディジタル変調信号を合成し、分配手段805は、合成
された信号を分配する。分配手段805としては、信号
を2本以上に同時に供給することを希望する場合は分配
器を使用し、信号を1本ずつに供給することのみ希望す
る場合にはスイッチの使用又はケーブルつなぎ換えのい
ずれかの手段を使用する、ということが考えられる。
信アンテナ806、807からの受信信号の入力と、キ
ャリブレーション信号の入力との切換を行なう。切換手
段としては、ケーブルのつなぎ換え、機械的スイッチ、
電子的スイッチなどを使用することが考えられる。受信
無線回路810、811は、切換手段808、809で
切り換えられた信号を復調する。受信信号処理手段81
2は、記録手段813に記録された誤差値を用いて処理
を行なう。
アンテナによるアレーアンテナ受信機能を有するアレー
アンテナ無線通信装置を挙げているため、受信アンテ
ナ、切換手段、受信無線回路は各々2個ずつ存在する。
5に係るアレーアンテナ無線受信機の動作を説明する。
5の出力を受信無線回路810、811に供給するよう
に切換手段808、809を設定する。まず初めに、あ
る値の合成キャリブレーション用ディジタル変調信号電
力に対する受信特性の測定を行なう。
信号発生手段800は、受信信号処理手段812が復調
することができるキャリブレーション用希望ディジタル
変調信号を発生する。キャリブレーション用希望ディジ
タル変調信号の変調ディジタル情報は、その全部又は一
部が受信信号処理手段812において既知である必要が
ある。発生する信号の電力Pdは、電力制御手段801
を用いてある値で固定する。図6においては、Pdの値
を白色の棒グラフ601で図示する。
信号発生手段802は、キャリブレーション用希望ディ
ジタル変調信号発生手段800と同じ構成をとり、変調
ディジタル情報がキャリブレーション用希望ディジタル
変調信号と異なるキャリブレーション用干渉ディジタル
変調信号を発生する。キャリブレーション用干渉ディジ
タル変調信号は、電力制御手段803によりその電力を
制御される。ここで、電力制御手段803の出力での信
号電力をPiとする。図6においては、Piの値を網掛
けの棒グラフ602で図示する。
希望ディジタル変調信号と信号電力Piを持つキャリブ
レーション用干渉ディジタル変調信号を合成手段804
により合成して合成キャリブレーション用ディジタル変
調信号を生成し、切換手段808、809を介して受信
無線回路810、811に供給する。このときの合成キ
ャリブレーション用ディジタル変調信号の電力はPd+
Piとなる。図6においては、Pd+Piの値を、白色
の棒グラフ601と網掛けの棒グラフ602を積み上げ
たもの603で図示する。
810、811の出力を復調し、復調信号を得る。ここ
で、キャリブレーション用希望ディジタル変調信号の成
分のみを復調することが要求されるが、キャリブレーシ
ョン用干渉ディジタル変調信号の成分が重畳されてお
り、普通には復調が不可能である。そこで、既知である
キャリブレーション用干渉ディジタル変調信号の変調デ
ィジタル情報系列を、合成キャリブレーション用ディジ
タル変調信号の復調信号に対して乗算し、これを積分す
る。これにより、キャリブレーション用干渉ディジタル
変調信号の成分は平均化されて抑圧され、キャリブレー
ション用希望ディジタル変調信号の成分のみを抽出する
ことが可能となる。
のようにして得られた復調信号を観測し、受信特性を得
る。受信特性の例としては、復調信号の位相、復調信号
の振幅がある。受信信号処理手段812は、受信特性の
期待される値からの偏差を、通信時に補正すべき特性誤
差として、補正テーブルA604に記録する。
成キャリブレーション用ディジタル変調信号電力Pi+
Pdを横軸にとり、特性誤差を縦軸にとった補正テーブ
ルA604にプロット605を打つことに相当する。特
性誤差の測定は受信無線回路ごとに独立に行なうため、
補正テーブルA604も受信無線回路の数だけ独立に作
成する。補正テーブルA604は、受信信号処理手段の
内部又は外部に設けた記録手段813の中に設置する。
ーション用ディジタル変調信号電力に対する受信特性の
測定が終了する。
用ディジタル変調信号電力に対する受信特性の測定を行
なう。電力制御手段を用いてキャリブレーション用干渉
ディジタル変調信号電力Piを変え、網掛けの棒グラフ
602で表される値に設定する。このとき、キャリブレ
ーション用希望ディジタル変調信号電力Pdは変えない
ので、Pdは白色の棒グラフ601と同一の高さの白色
の棒グラフ607で表される。このときの合成キャリブ
レーション用ディジタル変調信号の電力はPd+Piと
なる。図6においては、Pd+Piの値を、白色の棒グ
ラフ607と網掛けの棒グラフ606を積み上げたもの
608で図示する。
は、受信特性の期待される値からの偏差を、通信時に補
正すべき特性誤差として、補正テーブルA604に記録
する。これを論理的なイメージで図示すると、補正テー
ブルA604にプロット609を打つことに相当する。
w)610以下の要求される合成キャリブレーション用
ディジタル変調信号電力に対する受信特性の測定を行
い、補正テーブルA604の記録を行なう。以上によ
り、補正テーブルA604が完成する。
力制御手段801、803の設定を変える。ただしここ
で、合成キャリブレーション用ディジタル変調信号電力
(Pd+Pi)が、前述の切換点電力(Psw)610
に等しくなるようにする。例えば、棒グラフ611のよ
うに、それまで小さかったキャリブレーション用希望デ
ィジタル変調信号電力(Pd)を大きく変え、大きかっ
たキャリブレーション用希望ディジタル変調信号電力
(Pd)を小さく変える。そして、補正テーブルA60
4を作成したときと同様に、電力制御手段803の設定
のみを変えてキャリブレーション用干渉ディジタル変調
信号電力のみを変えながら、受信特性の測定を繰り返
し、記録手段813内に補正テーブルB612を作成す
る。
タル変調信号電力(Pd+Pi)は、切換点電力(Ps
w)610以外は補正テーブルA604作成時に使用し
た値には設定しない。また、補正テーブルA604を格
納した記録手段813とは別の記録手段設けて補正テー
ブルB612を格納することも可能であることは、明ら
かである。以上の処理により、補正テーブルB612が
完成する。
ブルB612を合成し、合成補正テーブル614を作成
する。なお、合成方法については、実施の形態4と同様
であるので説明を省略する。
では、キャリブレーション用希望ディジタル変調信号を
同じ電力(電力切換えを行なって)で、キャリブレーシ
ョン用干渉ディジタル変調信号を大きくしながら、キャ
リブレーションを行なう。すなわち、キャリブレーショ
ン用干渉ディジタル変調信号は、補正テーブルを作成す
る際に総電力を変えるために電力制御される。したがっ
て、電力制御手段自体の誤差はキャリブレーション用干
渉ディジタル変調信号のみに含まれることになる。一
方、キャリブレーション用干渉ディジタル変調信号は、
受信信号処理手段312においては、変調ディジタル情
報系列を復調信号に対して乗算し、これを積分すること
により、平均化されて抑圧される。このため、受信信号
処理手段312では、キャリブレーション用希望ディジ
タル変調信号の成分のみを抽出することが可能となり、
受信無線回路のみの誤差を検出することができる。した
がって、受信無線回路のみの誤差分を反映する補正テー
ブルを正確に作成することができる。
の2段階に分割して作成する例を示したが、同様な構成
・動作により3段階以上に分割して作成することも可能
であることは、明らかである。
る。なお、受信無線回路の特性を測定することのみを目
的とする場合など、次に通信を続けて行わないような場
合には、受信信号処理手段より受信特性を直接観測する
方式をとって記録手段813を受信機内に設けないこと
も可能である。
処理を行なう。まず、受信アンテナ806、807の出
力を受信無線回路810、811に供給するように切換
手段808、809を設定する。受信信号処理手段81
2においては、キャリブレーション処理によって作成し
た補正テーブルを参照し、測定された受信特性を相殺す
るような処理を行なう。
ョン用希望ディジタル変調信号電力を変動させても、測
定されたキャリブレーション用希望受信信号位相は電力
制御手段の発生する位相回転を含まないようになる。ま
た、大きな合成キャリブレーション用ディジタル変調信
号電力での特性測定時にキャリブレーション用希望ディ
ジタル変調信号電力対キャリブレーション用干渉ディジ
タル変調信号電力比が大きく劣化してしまうことを防止
できる。
場合における受信特性の測定を正確に行なうことが可能
となり、正確な補正テーブルを作成することが可能とな
り、その補正テーブルを用いて正確な受信指向性を得る
ことができる。
タル変調信号発生手段は、キャリブレーション用希望デ
ィジタル変調信号発生手段と同じ構成でよいため、通信
装置内の送信手段をキャリブレーション用干渉ディジタ
ル変調信号発生手段として流用でき、ランダム雑音を発
生し得るキャリブレーション専用の信号発生手段を設け
る必要がない、という利点が生じる。
リブレーション用希望スペクトル拡散変調信号電力Pd
の値は、キャリブレーション中は固定でなければならな
い。そのため、小さな合成キャリブレーション用スペク
トル拡散変調信号電力での特性測定を行なう必要があれ
ばキャリブレーション用希望スペクトル拡散変調信号電
力Pdを小さく設定しなければならなくなる。その場
合、大きな合成キャリブレーション用スペクトル拡散変
調信号電力での特性測定時にキャリブレーション用希望
スペクトル拡散変調信号電力対キャリブレーション用干
渉スペクトル拡散変調信号電力比が大きく劣化してしま
う。
であり、必要とする合成キャリブレーション用スペクト
ル拡散変調信号電力に応じてキャリブレーション用希望
スペクトル拡散変調信号電力Pdを変化させても特性測
定に影響を与えないように工夫をしたものである。
ーアンテナ無線通信装置の構成を示すブロック図であ
る。
通信装置は、キャリブレーション用希望スペクトル拡散
変調信号発生手段900及びキャリブレーション用干渉
スペクトル拡散変調信号発生手段902を備えている。
キャリブレーション用希望スペクトル拡散変調信号発生
手段900及びキャリブレーション用干渉スペクトル拡
散変調信号発生手段902はほぼ同じ構成を有し、互い
に異なる拡散符号を使用するものである。
レーション用希望スペクトル拡散変調信号発生手段90
0からのキャリブレーション用希望スペクトル拡散変調
信号の振幅調整を行なう。干渉信号電力制御手段903
は、キャリブレーション用干渉スペクトル拡散変調信号
発生手段902からのキャリブレーション用干渉スペク
トル拡散変調信号の振幅調整を行なう。実際には、これ
らの電力制御手段としては、減衰器や可変利得増幅器な
どを使用することが考えられる。
希望スペクトル拡散変調信号及びキャリブレーション用
干渉スペクトル拡散変調信号を合成し、分配手段905
は、合成された信号を分配する。分配手段905として
は、信号を2本以上に同時に供給することを希望する場
合は分配器を使用し、信号を1本ずつに供給することの
み希望する場合にはスイッチの使用又はケーブルつなぎ
換えのいずれかの手段を使用する、ということが考えら
れる。
信アンテナ906、907からの受信信号の入力と、キ
ャリブレーション信号の入力との切換を行なう。切換手
段としては、ケーブルのつなぎ換え、機械的スイッチ、
電子的スイッチなどを使用することが考えられる。受信
無線回路910、911は、切換手段908、909で
切り換えられた信号を復調する。受信信号処理手段91
2は、記録手段913に記録された誤差値を用いて処理
を行なう。
アンテナによるアレーアンテナ受信機能を有するアレー
アンテナ無線通信装置を挙げているため、受信アンテ
ナ、切換手段、受信無線回路は各々2個ずつ存在する。
実施の形態6に係るアレーアンテナ無線受信機の動作を
説明する。
5の出力を受信無線回路910、911に供給するよう
に切換手段908、909を設定する。まず初めに、あ
る値の合成キャリブレーション用スペクトル拡散変調信
号電力に対する受信特性の測定を行なう。
変調信号発生手段900は、受信信号処理手段912が
復調することができるキャリブレーション用希望スペク
トル拡散変調信号を発生する。キャリブレーション用希
望スペクトル拡散変調信号の拡散符号は、受信信号処理
手段912において既知である必要がある。発生する信
号の電力Pdは、電力制御手段901を用いてある値で
固定する。図6においては、Pdの値を白色の棒グラフ
601で図示する。
変調信号発生手段902は、キャリブレーション用希望
スペクトル拡散変調信号発生手段900と同じ構成をと
り、拡散符号がキャリブレーション用希望スペクトル拡
散変調信号と異なるキャリブレーション用干渉スペクト
ル拡散変調信号を発生する。キャリブレーション用干渉
スペクトル拡散変調信号は、電力制御手段903により
その電力を制御される。ここで、電力制御手段903の
出力での信号電力をPiとする。図6においては、Pi
の値を網掛けの棒グラフ602で図示する。
希望スペクトル拡散変調信号と信号電力Piを持つキャ
リブレーション用干渉スペクトル拡散変調信号を合成手
段904により合成して合成キャリブレーション用スペ
クトル拡散変調信号を生成し、切換手段908、909
を介して受信無線回路910、911に供給する。この
ときの合成キャリブレーション用スペクトル拡散変調信
号の電力はPd+Piとなる。図6においては、Pd+
Piの値を、白色の棒グラフ601と網掛けの棒グラフ
602を積み上げたもの603で図示する。
910、911の出力を復調し、復調信号を得る。ここ
で、キャリブレーション用希望スペクトル拡散変調信号
の成分のみを復調することが要求されるが、キャリブレ
ーション用希望スペクトル拡散変調信号の拡散符号は受
信信号処理手段912において既知であるので、この拡
散符号と合成キャリブレーション用スペクトル拡散変調
信号との相関をとることにより、キャリブレーション用
希望スペクトル拡散変調信号の成分を抽出することが可
能となる。
信号を観測し、受信特性を得る。受信特性の例として
は、復調信号の位相、復調信号の振幅がある。受信信号
処理手段912は、受信特性の期待される値からの偏差
を、通信時に補正すべき特性誤差として、補正テーブル
A604に記録する。これを論理的なイメージで図示す
ると、合成キャリブレーション用スペクトル拡散変調信
号電力Pi+Pdを横軸にとり、特性誤差を縦軸にとっ
た補正テーブルA604にプロット605を打つことに
相当する。特性誤差の測定は受信無線回路ごとに独立に
行なうため、補正テーブルA604も受信無線回路の数
だけ独立に作成する。補正テーブルA604は、受信信
号処理手段の内部又は外部に設けた記録手段913の中
に設置する。
ーション用スペクトル拡散変調信号電力に対する受信特
性の測定が終了する。
用スペクトル拡散変調信号電力に対する受信特性の測定
を行なう。電力制御手段を用いてキャリブレーション用
干渉スペクトル拡散変調信号電力Piを変え、網掛けの
棒グラフ206で表される値に設定する。このとき、キ
ャリブレーション用希望スペクトル拡散変調信号電力P
dは変えないので、Pdは白色の棒グラフ601と同一
の高さの白色の棒グラフ607で表される。このときの
合成キャリブレーション用スペクトル拡散変調信号の電
力はPd+Piとなる。図6においては、Pd+Piの
値を、白色の棒グラフ607と網掛けの棒グラフ606
を積み上げたもの608で図示する。
は、受信特性の期待される値からの偏差を、通信時に補
正すべき特性誤差として、補正テーブルA604に記録
する。これを論理的なイメージで図示すると、補正グラ
フA604にプロット609を打つことに相当する。
w)610以下の要求される合成キャリブレーション用
スペクトル拡散変調信号電力に対する受信特性の測定を
行い、補正テーブルA604の記録を行なう。以上によ
り、補正テーブルA604が完成する。
力制御手段901、903の設定を変える。ただしここ
で、合成キャリブレーション用スペクトル拡散変調信号
電力(Pd+Pi)が、前述の切換点電力(Psw)6
10に等しくなるようにする。例として、棒グラフ61
1のように、それまで小さかったキャリブレーション用
希望スペクトル拡散変調信号電力(Pd)を大きく変
え、大きかったキャリブレーション用希望スペクトル拡
散変調信号電力(Pd)を小さく変える。そして、補正
テーブルA604を作成したときと同様に、電力制御手
段903の設定のみを変えてキャリブレーション用干渉
スペクトル拡散変調信号電力のみを変えながら、受信特
性の測定を繰り返し、記録手段913内に補正テーブル
B612を作成する。
トル拡散変調信号電力(Pd+Pi)は、切換点電力
(Psw)610以外は補正テーブルA604作成時に
使用した値には設定しない。また、補正テーブルA60
4を格納した記録手段913とは別の記録手段設けて補
正テーブルB612を格納することも可能であること
は、明らかである。以上の処理により、補正テーブルB
612が完成する。
ブルB612を合成し、合成補正テーブル614を作成
する。なお、合成方法については、実施の形態4と同様
であるので説明を省略する。
では、キャリブレーション用希望スペクトル拡散変調信
号を同じ電力(電力切換えを行なって)で、キャリブレ
ーション用干渉スペクトル拡散変調信号を大きくしなが
ら、キャリブレーションを行なう。すなわち、キャリブ
レーション用干渉スペクトル拡散変調信号は、補正テー
ブルを作成する際に総電力を変えるために電力制御され
る。したがって、電力制御手段自体の誤差はキャリブレ
ーション用干渉スペクトル拡散変調信号のみに含まれる
ことになる。一方、キャリブレーション用干渉スペクト
ル拡散変調信号は、受信信号処理手段412において
は、拡散符号と合成キャリブレーション用スペクトル拡
散変調信号との相関をとることにより、キャリブレーシ
ョン用希望ディジタル変調信号の成分のみを抽出するこ
とが可能となり、受信無線回路のみの誤差を検出するこ
とができる。したがって、受信無線回路のみの誤差分を
反映する補正テーブルを正確に作成することができる。
の2段階に分割して作成する例を示したが、同様な構成
・動作により3段階以上に分割して作成することも可能
であることは、明らかである。
る。なお、受信無線回路の特性を測定することのみを目
的とする場合など、次に通信を続けて行わないような場
合には、受信信号処理手段より受信特性を直接観測する
方式をとって記録手段913を受信機内に設けないこと
も可能である。
処理を行なう。まず、受信アンテナ906、907の出
力を受信無線回路910、911に供給するように切換
手段908、909を設定する。受信信号処理手段91
2においては、キャリブレーション処理によって作成し
た補正テーブルを参照し、測定された受信特性を相殺す
るような処理を行なう。
ョン用希望スペクトル拡散変調信号電力を変動させて
も、測定されたキャリブレーション用希望受信信号位相
は電力制御手段の発生する位相回転を含まないようにな
る。また、大きな合成キャリブレーション用スペクトル
拡散変調信号電力での特性測定時にキャリブレーション
用希望スペクトル拡散変調信号電力対キャリブレーショ
ン用干渉スペクトル拡散変調信号電力比が大きく劣化し
てしまうことを防止できる。
場合における受信特性の測定を正確に行なうことが可能
となり、正確な補正テーブルを作成することが可能とな
り、その補正テーブルを用いて正確な受信指向性を得る
ことができる。
トル拡散変調信号発生手段で使用する拡散符号とキャリ
ブレーション用干渉スペクトル拡散変調信号発生手段で
使用する拡散符号との相関が小さくなるように拡散符号
の種類やタイミングを調節することにより、受信信号処
理手段912において雑音を小さく抑圧できるため、キ
ャリブレーション用希望スペクトル拡散変調信号に対す
る受信特性を高い精度で測定することができる。
無線通信システムにおける移動局装置及び基地局装置に
有効に利用することができる。
テナ無線通信装置は、受信信号電力が様々に変化した場
合における受信特性の測定を正確に行なうことが可能と
なり、正確な補正テーブルを作成することが可能であ
る。したがって、その補正テーブルを用いることによ
り、正確な受信指向性を得ることができる。
線通信装置の構成を示すブロック図
ナ無線通信装置の受信信号処理部における動作を説明す
るための図
線通信装置の構成を示すブロック図
線通信装置の構成を示すブロック図
線通信装置の構成を示すブロック図
ナ無線通信装置の受信信号処理部における動作を説明す
るための図
ナ無線通信装置の受信信号処理部における動作を説明す
るための図
線通信装置の構成を示すブロック図
線通信装置の構成を示すブロック図
示すブロック図
Claims (18)
- 【請求項1】 アンテナを介して受信した受信信号並び
に、希望信号及び干渉信号を含むキャリブレーション信
号を処理する受信信号処理手段と、キャリブレーション
信号のうち干渉信号のみの電力制御を行なう電力制御手
段と、前記希望信号のみの受信特性を測定する受信特性
測定手段と、を具備することを特徴とするアレーアンテ
ナ無線通信装置。 - 【請求項2】 アンテナを介して受信した受信信号並び
に、希望信号及び干渉信号を含むキャリブレーション信
号を処理する受信信号処理手段と、キャリブレーション
信号のうち希望信号のみの電力制御を行なう第1電力制
御手段と、キャリブレーション信号のうち干渉信号のみ
の電力制御を行なう第2電力制御手段と、前記希望信号
のみの受信特性を測定する受信特性測定手段と、を具備
することを特徴とするアレーアンテナ無線通信装置。 - 【請求項3】 受信信号処理手段は、干渉信号を雑音と
して処理することを特徴とする請求項1又は請求項2記
載のアレーアンテナ無線通信装置。 - 【請求項4】 希望信号は受信信号処理手段において既
知である情報を含み、受信信号処理手段は復調信号に対
して前記情報の相関をとることができることを特徴とす
る請求項1又は請求項2記載のアレーアンテナ無線通信
装置。 - 【請求項5】 希望信号は受信信号処理手段において既
知である拡散符号で拡散処理されたスペクトル拡散信号
を含み、受信信号処理手段は前記拡散符号を用いて前記
スペクトル拡散信号の相関をとることができることを特
徴とする請求項1又は請求項2記載のアレーアンテナ無
線通信装置。 - 【請求項6】 受信測定により得られるキャリブレーシ
ョン用補正テーブルを格納する記録手段を具備すること
を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の
アレーアンテナ無線通信装置。 - 【請求項7】 受信信号処理手段は、キャリブレーショ
ン用補正テーブルを参照して受信指向性を求める受信指
向性パタン作成手段を具備することを特徴とする請求項
6記載のアレーアンテナ無線通信装置。 - 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
のアレーアンテナ無線通信装置を備えることを特徴とす
る移動局装置。 - 【請求項9】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
のアレーアンテナ無線通信装置を備えることを特徴とす
る基地局装置。 - 【請求項10】 請求項8記載の移動局装置と、この移
動局装置と無線通信を行なう基地局装置と、を具備する
ことを特徴とする無線通信システム。 - 【請求項11】 請求項9記載の基地局装置と、この基
地局装置と無線通信を行なう移動局装置と、を具備する
ことを特徴とする無線通信システム。 - 【請求項12】 希望信号及び干渉信号を含むキャリブ
レーション信号のうち干渉信号のみの電力制御を行なう
工程と、前記希望信号の電力を固定とし、前記干渉信号
の電力を変えながらキャリブレーション信号の受信特性
を測定する工程と、測定された受信特性からキャリブレ
ーション用の補正テーブルを作成する補正テーブル作成
工程と、を具備することを特徴とするキャリブレーショ
ン方法。 - 【請求項13】 希望信号及び干渉信号を含むキャリブ
レーション信号のうち希望信号のみの電力制御を行なう
第1電力制御工程と、キャリブレーション信号のうち干
渉信号のみの電力制御を行なう第2電力制御工程と、前
記希望信号の電力を固定とし、前記干渉信号の電力を変
えながら受信特性を測定する受信特性測定工程と、測定
された受信特性からキャリブレーション用の少なくとも
2つの補正テーブルを作成する補正テーブル作成工程
と、を具備することを特徴とするキャリブレーション方
法。 - 【請求項14】 補正テーブル作成工程は、少なくとも
2つの補正テーブルを合成して合成補正テーブルを作成
する工程を含むことを特徴とする請求項13記載のキャ
リブレーション方法。 - 【請求項15】 受信特性測定工程において、干渉信号
を雑音として処理することを特徴とする請求項12乃至
請求項14のいずれかに記載のキャリブレーション方
法。 - 【請求項16】 受信特性測定工程において、復調信号
に対して希望信号に含まれる既知情報の相関をとること
を特徴とする請求項12乃至請求項14のいずれかに記
載のキャリブレーション方法。 - 【請求項17】 受信特性測定工程において、拡散符号
を用いて希望信号に含まれる前記スペクトル拡散信号の
相関をとることができることを特徴とする請求項12乃
至請求項14のいずれかに記載のキャリブレーション方
法。 - 【請求項18】 補正テーブルを参照して受信指向性を
求める受信指向性パタン作成する工程を具備することを
特徴とする請求項12乃至請求項17のいずれかに記載
のキャリブレーション方法。
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