JP2001267039A - イオン発生装置および画像形成装置 - Google Patents
イオン発生装置および画像形成装置Info
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Abstract
休止中に周囲に漏れるのを防止する。特に、放電器を用
いる画像形成装置において硝酸または硝酸塩による異常
画像が発生するのを防ぐ。 【解決手段】 開口32があるケース33およびその内
部に設置され高電圧放電によりイオンを生じる電極36
を含む放電器13,開口32を開閉する蓋板51、なら
びに、蓋板51を開閉駆動するスプロケット53および
パルスモータ55を備えるイオン発生器100。更に、
放電器13に高電圧を印加するときには蓋部材51を退
避位置に駆動し、高電圧の印加を停止しているときは蓋
部材51を閉位置に駆動しておく制御手段40、を備え
る。蓋板51は、多孔質材であって吸着性能が高い活性
炭素材である。
Description
加することによってイオンを発生する放電器でなるイオ
ン発生器ならびにそれを用いる画像形成装置に関する。
このイオン発生器は、複写機,プリンタ,ファクシミリ
などの画像形成装置の感光体帯電器(メインチャージ
ャ),感光体上トナー電位調整用の除電器,転写チャー
ジャ,分離チャージャ,トナー転写後感光体面除電用の
除電チャージャ等に用いることができる。みならず、微
粒体又は薄シート吸着用あるいは分離用の帯電器あるい
は除電器、例えばIC基板の除電、に用いることができ
る。
潜像を形成しこれをトナーで可視化する電子写真方式
の、複写機,プリンタ及びファクシミリ装置等の画像形
成装置は、感光体を一様に帯電させる帯電器(メインチ
ャージャ),感光体上に形成されたトナー画像を画像形
成媒体に転写する転写器(転写チャージャ)及び、感光
体残留電荷を除電する除電器(除電チャージャ)等を備
えている。これらは気中放電(コロナ放電)を利用する
場合が多いが、この気中放電によって放電生成物が生成
される。この放電生成物には、例えば、窒素酸化物があ
る。
ことが知られている。窒素酸化物は、現在のところオゾ
ンのように機外排出規制はされていないが、やはり画像
形成装置内部の部材にさまざまな悪影響を与える。たと
えば窒素酸化物が空気中の水分と反応して硝酸が、また
金属などと反応して金属硝酸塩が生成される。これらの
生成物は低湿環境下では高抵抗であるが、高湿環境下で
は空気中の水と反応し低抵抗となる。よって、感光体表
面に硝酸または硝酸塩による薄い膜が形成されると、画
像が流れたような異常画像が発生する。これは硝酸,硝
酸塩が吸湿することで低抵抗となり、感光体表面の静電
潜像が壊れてしまうためである。
後、分解されずに空気中に留まっているため、窒素酸化
物から生成された化合物の感光体表面への付着は、帯電
を行っていないとき、すなわち、プロセスの休止期間中
にも生じている。そして、この化合物は、時間が経過す
るにつれて、感光体の表面から内部に浸透していく。こ
のため、感光体の劣化を一層加速する。具体的には、し
ばらくの間休止していたコピー機を使用したとき、休止
中に帯電器の真下にあった感光体表面部分において、像
流れと呼ばれる現象が発生することがある。感光体表面
の付着物は、クリーニング時に感光体を少しずつ削りと
ることで除去するといった方法が取られている。しかし
ながら、コスト上昇や経時による劣化問題が起こり、本
質的な解決策とはなっていない。
部の排熱をダクトを通す送気によって感光体に吹き付け
て、感光体面上の結露によって窒素酸化物が硝酸塩にな
るのを防ぐ工夫が開示されている。特開平9−1141
91号公報には、アルミナ基板上に、感光体の帯電用の
電極とは別に沿面グロー放電を起こす電極を備えて、沿
面グロー放電により窒素酸化物を分解するという帯電装
置が提示されている。特公平8−23715号公報に
は、触媒を放電器の内側に被覆することで、窒素酸化物
を中和し感光体の劣化を防ぐコロナ発生装置が開示され
ている。
な従来の画像形成装置や放電生成物低減方法にあって
は、窒素酸化物による感光体の劣化を十分に防止できな
い場合があり、なお改良の余地があった。たとえば、帯
電器等から外にも放電生成物が流出してしまう。帯電器
等から流出した放電生成物は、画像形成装置内に拡散
し、帯電器ケース内の触媒物質と反応する確率が低下
し、放電生成物の低減効率が低い。そこで更なる低減が
要望されている。
物である窒素酸化物が放電器の休止中に周囲に漏れ出し
周囲の部材へ及ぼす悪影響を防止することを第1の目的
とする。特に、放電器を用いる画像形成装置において感
光体表面に硝酸または硝酸塩による薄い膜が形成され、
画像が流れたような異常画像が発生するのを防ぐこと
を、第2の目的とする。
る窒素酸化物は、放電終了後も放電器のケース内に残存
している。この窒素酸化物は空気中の水分と反応し、硝
酸または硝酸塩の化合物(HNO3、NH4NO3など)
に変化し、周囲の部材たとえば感光体上に降り積もる。
高電圧印加によるイオン発生を行っていないときに、ケ
ースの開口を閉じれば、硝酸または硝酸塩の化合物が、
感光体上に降り積もるのを阻止することができる。そこ
で本発明では、イオン発生装置に開閉装置を設け、コロ
ナ放電を行っていないときに、ケースの開口を閉じるこ
とができるようにした。
(32)があるケース(33)およびその内部に設置さ
れ高電圧放電によりイオンを生じる電極(36)を含む
放電器(13)、および、前記開口(32)を開閉する
手段(51〜55)、を備える。
は、図面に示し後述する実施例の対応要素または対応事
項の符号を、参考までに付記した。
成物である窒素酸化物が、放電器の休止中に周囲に漏れ
だし、周囲の部材へ悪影響を及ぼすのが防止される。特
に、画像形成装置に用いた場合は、感光体表面に硝酸ま
たは硝酸塩による薄い膜が形成されて画像が流れたよう
な異常画像が発生することが、なくなる。
55)は、前記開口(32)を閉じるための蓋部材(5
1)、および、該蓋部材(51)を前記開口(32)を
閉じる閉位置と前記開口から退避した退避位置に駆動す
る手段(52〜55)、を含む。これによれば、蓋部材
(51)を遠隔かつ自動で閉位置/退避位置に駆動する
ことができる。すなわち自動開閉ができる。
放電器(13)に高電圧を印加するときには前記駆動手
段(52〜55)を介して前記蓋部材(51)を退避位
置に駆動し、高電圧の印加を停止しているときは前記蓋
部材(51)を前記閉位置に駆動しておく制御手段(4
0)、を備える。これによれば、放電器(13)にイオ
ンを発生させるときに蓋部材(51)が自動的に開か
れ、イオン発生を終えると自動的に閉じられる。放電器
の休止中の、窒素酸化物の周囲への漏れだし防止の信頼
性が高い。
じた場合、硝酸または硝酸塩の化合物は、蓋部材(5
1)の上に降り積もる。堆積した硝酸または硝酸塩の化
合物が感光体(12)上に万が一落下した場合、感光体
(12)に付着し、感光体を劣化させてしまう可能性が
ある。このため、堆積した硝酸または硝酸塩の化合物
を、蓋部材(51)に強く引き付けておくことが望まし
い。そこで、前記蓋部材(51)は、多孔質材で構成す
る。
より、物質の吸着作用が大きい。多孔質材を蓋部材(5
1)に用いることで、放電生成物である窒素酸化物が蓋
部材(51)に吸着保持できる。
である。活性炭素は、窒素酸化物や硝酸または硝酸塩の
化合物の吸着作用が非常に大きいので、それらの吸着保
持効果が高い。
が該感光体(12)に対向した、上記(1)乃至(5)
のいずれかのイオン発生装置(13,51〜55,4
0),前記感光体の、該イオン発生器によって荷電され
た面に露光により静電潜像を形成する露光手段(1
1)、および、該静電潜像を可視像に現像する手段(1
4)、を備える画像形成装置。
中に感光体表面に硝酸または硝酸塩による薄い膜が形成
されるのが防がれ、画像が流れたような異常画像が発生
することがなくなる。上記(1)から(5)のいずれか
に記載の、その他の作用効果も同様に得られる。
れた電極(36)に高電圧を印加することで放電を起こ
し、イオンをシールドケースの開口部(32)より取り
出すイオン発生装置において、前記開口部(32)に開
閉装置(51〜55)を設けたことを特徴とするイオン
発生装置。
り、硝酸または硝酸塩の化合物が、感光体上に降り積も
るのを阻止することができる。これにより、放電生成物
が、周囲の部材、例えば感光体等に及ぼす悪影響を防止
できるとともに、環境への悪影響を抑制することができ
る。画像形成装置のメインチャージャに用いた場合には
特に、感光体表面に硝酸または硝酸塩による薄い膜が形
成され、画像が流れたような異常画像が発生するのを防
ぐ。
いないときに、開口部(32)は前記開閉装置(51〜
55)により閉じた状態にあることを特徴とするイオン
発生装置。
後もシールドケース内に残存している。放電終了後、非
放電時にシールドケースの開口部を閉じれば、硝酸また
は硝酸塩の化合物が、感光体上に降り積もるのを阻止す
ることができる。これにより、放電生成物が、感光体等
に及ぼす悪影響を防止できるとともに、環境への悪影響
を抑制することができる。画像形成装置のメインチャー
ジャに用いた場合には特に、感光体表面に硝酸または硝
酸塩による薄い膜が形成され、画像が流れたような異常
画像が発生するのを防ぐ。
合物は、経時で開閉部材の上に堆積していく。蓋部材
(51)を多孔質材あるいは活性炭素材にしても、経時
により、窒素酸化物や硝酸または硝酸塩の化合物の吸着
作用が弱くなり、堆積した化合物が感光体上に落下し、
感光体を劣化させてしまう可能性がある。また、蓋部材
(51)の多孔が付着物で目詰まりを起こし、経時で保
持力も低下する。そこで、蓋部材(51)を清掃、もし
くは交換するのがよい。清掃や交換を容易にするために
は、開閉部材は簡単に脱着可能できるようにするのがよ
い。そこで、蓋部材(51)は、放電器(13)に脱着
可能に構成する。
1)は、駆動手段(53〜55)に脱着可能に構成す
る。
材(51)の取り外しての清掃や、交換が容易にでき
る。これにより、メンテナンスを効率よく行うことがで
きる。
した以下の実施例の説明により明らかになろう。
00(13,51〜53)を装備したカラー複写機を示
す。この複写機は、原稿読み取りのためのスキャナ1
と、スキャナ1が発生する画像信号を画像デ−タ(デジ
タル画像信号)に変換し更に電気的に処理して記録画像
デ−タを生成する画像デ−タ処理装置IPUを含む電気
制御システム2と、記録画像デ−タに基づいて可視画像
を感光体12上に形成し中間転写ベルト19に転写して
から記録紙に転写するプリンタ3とからなっている。ス
キャナ1は、原稿載置台4上の原稿を走査照明するラン
プ5、例えばハロゲンランプ、を有する。当該ランプ5
で照明した原稿の反射光が、ミラー6,7,8を経て結
像レンズ9に入射する。結像レンズ9により、画像光は
光電変換器である3ライン(3組)のCCD10上に結
像する。CCD10のそれぞれは、レッドR,グリーン
G,ブルーBの各色成分の輝度を表わす画像信号を発生
し、画像デ−タ処理装置2がこれらをデジタルデ−タす
なわち画像デ−タに変換する。
画像デ−タを記録色デ−タ(ブラックBk,シアンC,
マゼンタM,イエロ−Y)に変換し、その前および又は
後で、歪補正処理および色補正処理を行ない、記録色デ
−タをプリンタ3に与える。
体12,帯電用のコロナ放電器13を含むイオン発生器
100,現像装置14,中間転写装置15およびクリー
ニング装置16を備える。現像装置14は、記録色B
k,C,M,Yに応じた各現像器14Bk,14C,1
4M,14Yを有しており、各現像器はそれぞれ、感光
体12上に形成された静電潜像を顕像化する現像位置
(図1に示す14Bkの位置)に選択的に位置しうるよ
うに、回動可能に支持されている。また、現像された感
光体上の像濃度を検知するための濃度センサ17が、現
像装置14の下流側に配置され、濃度センサ17からの
濃度信号により現像器内へのトナー補給,現像バイアス
等の現像条件の変更等が行われ、画像濃度を適正に保つ
ように制御される。
動ローラに支持された中間転写ベルト19,ベルト転写
装置20,像同期センサ22,紙転写装置21等からな
っている。現像により感光体12上に形成された顕像画
像(トナ−像)は、ベルト転写装置20により中間転写
ベルト19上に転写され、更に紙転写装置21により記
録紙上に転写される。
ねる必要かあるが、本装置においては、中間転写ベルト
19上で色重ねを行う構成をとっている。図1では待機
状態でブラック現像器14Bkが現像位置にあり、レー
ザ露光装置11は、画像デ−タ処理装置2から出力され
たBk記録デ−タに従って感光体12上にブラック潜像
を形成する。感光体12上のブラック潜像は現像器14
Bkによって顕像化され、ベルト転写装置20により中
間転写ベルト19上に転写される。この時の画像形成
は、像同期センサ22によるベルト上の送り方向位置の
検知信号に従って開始される。ブラック画像に関する中
間転写ベルト上への転写が終了すると、現像装置14が
回転し、例えばシアン現像器14Cが現像位置に移動
し、像同期センサ22の検知信号に従ってレーザ露光装
置11はシアンの記録情報の形成を開始する。以下同様
の動作を各色毎に繰り返し、中間転写ベルト19上に各
色を重ねたカラー画像(トナ−像)を形成し、その後、
紙転写装置21により記録紙上に転写する。ベルトクリ
ーニング装置23は、カラー画像形成動作中は退避位置
に後退しており、ベルト上の画像が記録紙に転写された
後に動作位置に移動して、ベルト上に残されたトナーを
回収して次の画像動作に備える。
作を行うように構成された所謂フロントローディング式
の給紙トレイ部24又は手差し給紙部25から供給さ
れ、レジストローラ26によって先端を揃えられ、画像
形成タイミングを合わせて転写部領域に送られ、紙転写
装置21により中間転写ベルト19上のトナー画像が転
写される。そして、上面に画像を転写された記録紙Pは
用紙搬送装置27によって定着装置28に送られる。定
着装置28が記録紙上のトナー画像を加圧加熱して記録
紙に固着させる。この定着を終えた記録紙は、排出ロー
ラ29により機外に排出される。
の(a)は、活性炭素材で作った薄い蓋板51を装着し
た放電器13の一部分を主に示し、図2の(b)は、図
1で見る方向と同じ方向で見た、イオン発生器100の
全体を示す。図2において、矢印xが、複写機の前面カ
バー側から奥側への方向であって、放電器13の放電電
極である放電ワイヤ36が伸びる長手方向、zが上方
向、yが感光体ドラム12の接線方向、である。図2の
(a)には、放電器13を、その手前側をy,z面で破
断しかつ奥側を切除して示す。
い奥側のエンドブロックが、金属材のシールドケース3
3に一体に固着され、両エンドブロック間に、放電ワイ
ヤ36が掛け渡されている。シールドケース33の,側
壁34,35の下端は開いている。すなわち、シールド
ケース33の下端に開口32があり、この開口32の内
側に、グリッド電極(図面には網目状に示す)がある。
シールドケース33はアルミニウムあるいはステンレス
等の金属で形成されており、開口32以外の部分をシー
ルドして放電安定性を向上させている。放電ワイヤ36
は、表面をよく研磨したワイヤを用いる。材質として
は、タングステンがよい。また、放電ワイヤ36とシー
ルドケース33は、電気的に絶縁が保たれている。この
ワイヤ36の直径は、50〜80μmくらいがよい。直
径が小さすぎると放電による摩耗や機械的な耐久性が無
く、断線しやすくなる。逆に、直径が大きすぎると安定
したコロナ放電を得るために、放電電極に印加する電圧
が高くなってしまう。印加電圧が高いとオゾンが発生し
やすくなる,電源コストが上昇する,などの問題を生じ
る。放電ワイヤ36に高電圧が印加されることにより、
コロナ放電を生じイオンが発生する。グリッド電極は感
光体12に対向する。図示しない高圧電源から放電ワイ
ヤ36に所定の高電圧を印加するとともに、グリッド電
極に図示しないバイアス電源から所定の電圧を印加し
て、放電ワイヤ36からのコロナ放電のイオン流をグリ
ッド電極で制御して、感光体12に対する放電ムラをな
くすとともに、感光体12表面の電位を制御する。
13に印加されておらず、蓋板51は開口32を閉じて
おり、蓋板51の先端は側壁34に当たってy方向と逆
方向の移動は側壁34で止められている。手前側のエン
ドブロック37と図示しない奥側のエンドブロックに
は、ガイドレールとしてのy方向の張り出し38があ
り、この張り出し38に、蓋板51の端縁をy方向に移
動自在に受け入れた溝39がある。すなわち蓋板51
は、手前側のエンドブロック37と図示しない奥側のエ
ンドブロックの張り出し38の溝39でy方向にスライ
ド移動できるように支持されている。シールドケース3
3の側壁34は、それに対向するもう1つの側壁35よ
りも、大略で蓋板51の厚み分、下方に長く突出してお
り、これによって蓋板51の、開口32を閉じてから更
にy方向とは逆の方向への移動が阻止される。つまり側
壁34は、蓋板51のy方向とは逆の方向への移動を阻
止するストッパである。
と図示しない奥側のエンドブロックのy方向の張り出し
38で支持される端部には、手前側のスプロケットホイ
ール53および図示しない奥側のスプロケットホイール
の歯を受け入れる複数のy方向に並んだ穴52があり、
そこにスプロケットホイールの歯が嵌り込んでいる。手
前側のスプロケットホイール53および図示しない奥側
のスプロケットホイールは、手前側から奥側に伸びる連
結棒54に固着されている。連結棒54は、ロータリエ
ンコーダ付きのパルスモータ55のロータに固着されて
おり、パルスモータ55によって回転駆動される。パル
スモータ55が連結棒54を反時計方向に廻すと、スプ
ロケットホイール53が反時計方向に回って、蓋板51
をy矢印方向に駆動する。これにより開口32が開く。
パルスモータ55が連結棒54を時計方向に廻すと、ス
プロケットホイール53が時計方向に回って、蓋板51
をy矢印方向とは逆の方向に駆動する。これにより開口
32が蓋板51で閉じられる。
56に固着されており、回動アーム56は、x方向に延
びるピン57を中心に回動可である。連結棒54を上に
持ち上げることにより、スプロケットホイール53が蓋
板51の上方に上がり、蓋板51が付いたまま、放電器
13を、x矢印方向とは逆の方向すなわち複写機の奥側
から手前側に引き出すことができる。このように引き出
してから蓋板51をy矢印方向に引き出して、放電器1
3から取り出すことができる。この逆順で、蓋板51を
放電器13に装着し、そして放電器13を複写機に装着
することができる。このように蓋板51が着脱可である
ので、蓋板51の掃除や交換が容易である。なおこの実
施例では、蓋板51の開閉制御を簡単にするために、放
電器13を複写機に装着するときには、蓋板51を、そ
の先端がぴったりと側板34に当たるまで、張り出し3
8の溝39に差し込んでおくことが、放電器13の複写
機への取り付け条件となっている。
の概要を示す。図3はメインコントローラ40を中心
に、複写機の制御装置を図示したものである。メインコ
ントローラ40は、複写機全体を制御する。メインコン
トローラ40には、オペレータに対する表示と、オペレ
ータからの機能設定入力制御を行う操作/表示ボードO
PB、エディタ45、スキャナ1およびオプションのA
DFの制御、原稿画像を画像メモリに書き込む制御、お
よび、画像メモリからの作像を行う制御等を行う、スキ
ャナコントローラ42、プリンタコントローラ46、画
像処理ユニットIPU、ならびに、カラープリンタ3内
にあって荷電、露光、現像、給紙、転写、定着ならびに
転写紙搬送を行う作像エンジンの制御を行うエンジンコ
ントローラ43、等の分散制御装置が接続されている。
各分散制御装置とメインコントローラ40は、必要に応
じて機械の状態、動作指令のやりとりを行っている。ま
た、紙搬送等に必要なメインモータ、各種クラッチなら
びにパルスモータ55も、メインコントローラ40内の
図示しないドライバに接続されている。
給紙をはじめとして、感光体414の荷電、レーザ書込
みユニットによる画像露光、現像、転写、定着および排
紙を行なう機構要素を駆動する電気回路および制御回
路、ならびに各種センサ等がある。
ど外部からの画像及びプリント指示するコマンドを解析
し、画像データとして、印刷できる状態にビットマップ
展開し、メインコントローラ40を介して、プリンタ3
を駆動して画像データをプリントアウトする。画像及び
コマンドをLAN及びパラレルI/Fを通じて受信し動
作するために、LANコントロール49とパラレルI/
F48がある。
送信指示があるときには、メインコントローラ40を介
してスキャナ1およびIPUを駆動して原稿の画像を読
んで、画像データを、通信コントロール50およびPB
Xを介して、ファクシミリ通信回線に送出する。通信回
線からファクシミリの呼びを受け画像データを受信する
と、メインコントローラ40を介して、プリンタ3を駆
動して画像データをプリントアウトする。
形成制御の概要を示す。電源が投入されるとメインコン
トローラ40は、内部レジスタ、カウンタ、タイマ等を
待機状態の値に設定し、機構ユニットに対する入,出力
ポートには、待機時の信号レベルを設定する(ステップ
1)。この初期化を終えるとメインコントローラ40
は、機構ユニットの状態を読み込み、異常(画像形成を
開始しえない状態)の有無をチェックして(ステップ
2,3)、異常がある場合それを操作ボードOPBに表
示する(ステップ4)。異常がないと、操作表示部にレ
デイ(画像形成可)を表示し、操作ボードOPBからの
オペレータ操作による入力あるいはホストコンピュータ
からの通信を読み込む(ステップ5)。なお、以下にお
いてレジスタとは、メインコントローラ40の揮発性メ
モリおよび不揮発性メモリに割り当てているメモリ領域
である。
タからプリントスタート指示が到来するのを待っている
間に他の入力が到来したときには、入力対応の処理(ス
テップ7)を行い、ステップ5の入力読み取りに戻る。
プリントスタート指示が到来すると、メインコントロー
ラ40は、蓋板51を開く(ステツプ8)。具体的に
は、図2の(a)に示すように全閉位置にある蓋板51
を、開口32のy方向幅+余裕代=Aなる距離分蓋板5
1を開駆動するに必要なステップ数Bの分、パルスモー
タ55を、蓋板51の開駆動方向に回転付勢する。
成する「プリントサイクル」9を実行する。すなわち、
画像形成のプロセス制御を行う。ここでの1回の「プリ
ントサイクル」9は、原稿一枚、コピー一枚のコピーの
とき、または、パソコンからの1枚のプリントアウトの
指示であったときには、1枚の画像を形成するが、原稿
が複数枚および又はコピー設定数が複数枚のとき、もし
くは、パソコンから複数枚のプリントアウトの指示であ
ったときには、2枚の画像を形成する。
トサイクル」9で一枚の画像を形成したときには、レジ
スタnのデータを1だけ大きい数をあらわすものに更新
し、2枚の画像を形成したときには、レジスタnのデー
タを2だけ大きい数をあらわすものに更新する(ステッ
プ10)。そして、プリントスタート指示とともに与え
られたプリント枚数(設定数)の画像形成を終えたかを
チエックして(ステップ11)、終わっていないと再度
「プリントサイクル」9に進むが、終わっていると、蓋
板51を閉じる(ステツプ12)。具体的には、ステッ
プ数Bの分、パルスモータ55を、蓋板51の閉駆動方
向に回転付勢する。
クルを設定して(ステップ13)、「入力読取り」5に
戻る。なお、その後、何ら入力がなくエンドサイクルが
終了すると、メインコントローラ40は、エンドサイク
ルを停止して、それから所定時間後に、省電力待機モー
ドに進む。
1の開閉制御により、画像形成を開始する直前に蓋板5
1が、開口32を全開とする退避位置に駆動され、指定
数の画像形成を終えると、蓋板51が、開口32を全閉
とする閉位置に駆動される。プリントサイクルに一旦進
入してからエンドサイクルが終了するまでは、感光体ド
ラム12は継続して回転しているので、開口32が開い
ていても、一部の感光体領域のみが定常的に開口32内
の雰囲気にさらされることはない。感光体ドラム12が
停止している間は常に、蓋板51が開口32を閉じてい
る。
器を帯電チャージャに使用した複写機(imagio
DA325T改造機)を、高温,高湿度環境下に設置し
た。そして約2,000枚のコピーを行った。作成後、複写
機を停止し、高温,高湿度環境下で一晩休止させ、翌朝
動作を再開したところ、コピー画像に像流れと言われる
現象が観察された。
と反応し、硝酸または硝酸塩の化合物(HNO3、NH4
NO3など)に変化し、感光体上に降り積もったためだ
と考えられる。この硝酸,硝酸塩の化合物は低湿では絶
縁体だが、高湿になると感光体表面の抵抗を低下させ
る。すなわち、感光体表面に電荷を与えても、感光体表
面が電荷をその場所に維持できないため、静電潜像が壊
されてしまう。このため像流れが生じると考えられる。 <実験2>次に、<実験1>と同じく約2、000枚のコピ
ーを行った。作成後、複写機を停止し、コロナ放電器の
シールドケースの下端にシート状の活性炭素を貼り付け
てシールドケースの開口部全体を閉じて、高温,高湿度
環境下で一晩休止させた。翌朝、前日に貼り付けたシー
ト状の活性炭素をはがし、複写動作を再開したところ、
コピー画像に像流れと言われる現象は観察されなかっ
た。
た。ただし、シート状の活性炭素をコロナ帯電装置のシ
ールドケースの開口部全体に貼り付ける替わりに、アル
ミの薄い板を貼り付けた。翌朝、前日に貼り付けたアル
ミ板をはがし、動作を再開したところ、コピー画像に像
流れと言われる現象は観察されなかった。貼り付けてい
たアルミ板の、放電電極側に対抗していた面を見ると、
白い物質が薄く付着していた。この付着物は、手でこす
ると簡単に剥がれてしまった。<実験2>で用いた活性
炭素シートの場合は、表面を手でこすっても、何も剥が
れ落ちてこなかった。
にシールドケース開口部を閉じることにより、硝酸また
は硝酸塩の化合物が、感光体上に降り積もるのを阻止す
ることができる。これにより、放電生成物が、感光体等
に及ぼす悪影響を防止できるとともに、環境への悪影響
を抑制することができる。放電生成物の一つである硝
酸、硝酸塩による感光体表面への付着が抑制され、これ
により帯電ムラ、感光体上での画像流れが防止できる。
表面の削り取りが不要となり、押し当圧低減によってブ
レード劣化が遅く寿命が長くなる。押し当て圧が強いこ
とによる、トナーの感光体への固着がなくなる。経時に
よる感光体厚さの減少がなくなり、プロセスコントロー
ル負荷の低減,感光体寿命の長期化が可能となる。
ンチャージャのみならず、転写チャージャ,紙分離チャ
ージャ,及び感光体除電チャージャにも同様に用いるこ
とができる。
示し上述のように説明したが、多くの変形および改良な
らびに他の用途への使用が可能である。したがって、本
発明の権利は、上述の実施例のみに限定されるものでは
なく、特許請求の範囲の各請求項によって規定された範
囲に入る変形および改良ならびに使用態様の全てに及
ぶ。
機構の概要を示す縦断面図である。
であり、(a)は一部を破断して示す斜視図、(b)は
複写機の手前側から面板を通して見る方向の正面図であ
る。
すブロック図である。
形成制御の概要を示すフローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】開口があるケースおよびその内部に設置さ
れ高電圧放電によりイオンを生じる電極を含む放電器、
および、前記開口を開閉する手段、を備えるイオン発生
装置。 - 【請求項2】前記開閉する手段は、前記開口を閉じるた
めの蓋部材、および、該蓋部材を前記開口を閉じる閉位
置と前記開口から退避した退避位置に駆動する手段、を
含む請求項1記載のイオン発生装置。 - 【請求項3】更に、イオンを発生するために前記放電器
に高電圧を印加するときには前記駆動手段を介して前記
蓋部材を退避位置に駆動し、高電圧の印加を停止してい
るときは前記蓋部材を前記閉位置に駆動しておく制御手
段、を備える請求項2記載のイオン発生装置。 - 【請求項4】前記蓋部材は、多孔質材である請求項2記
載のイオン発生装置。 - 【請求項5】前記蓋部材は、活性炭素材である請求項2
記載のイオン発生装置。 - 【請求項6】感光体,前記開口が該感光体に対向した、
請求項1乃至5のいずれかのイオン発生装置,前記感光
体の、該イオン発生器によって荷電された面に露光によ
り静電潜像を形成する露光手段、および、該静電潜像を
可視像に現像する手段、を備える画像形成装置。
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---|---|---|---|
JP2000084000A JP4251424B2 (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | イオン発生装置および画像形成装置 |
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JP2000084000A JP4251424B2 (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | イオン発生装置および画像形成装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001267039A true JP2001267039A (ja) | 2001-09-28 |
JP4251424B2 JP4251424B2 (ja) | 2009-04-08 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010101947A (ja) * | 2008-10-21 | 2010-05-06 | Ricoh Co Ltd | 帯電装置および画像形成装置 |
-
2000
- 2000-03-24 JP JP2000084000A patent/JP4251424B2/ja not_active Expired - Fee Related
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